JP2004056734A - 車載無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載無線LAN装置において、車両が走行状態であっても、通信を確実に行うことができるようにする。
【解決手段】車両が走行中の場合には、制御部14が、OFDM変復調部13に対して、QPSK方式或いはBPSK方式のいずれか一方を用いてデジタル変調させることになる。このため、良好な通信状態が得られる変調方式を見つけるために、64QAM方式、16QAM方式、QPSK方式、BPSK方式の順で受信状態の判定を行う場合に比べて、QPSK方式或いはBPSK方式を選択する迄に要する時間を短くできる為、良好な通信状態が得られる変調方式を見つけるための時間を少なくすることができ、本来行うべき通信を確実に行うことができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変調方式を変えることのできる車載無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、5GHz帯の通信信号を用いる無線LAN装置では、送信信号をデジタル変調するのに用いるデジタル変調方式を、相手先の通信端末からの受信状態に応じて変えて伝送速度を変えるものが実現化されている。
【0003】
このものにおいて、最初は、図3に示すように、デジタル変調方式として、BPSK方式、QPSK方式、16QAM方式、64QAM方式のうち、伝送速度の速い方の64QAM方式を選択し、この選択した64QAM方式で送信信号をデジタル変調するとともに、そのデジタル変調された送信信号をOFDM変調して相手先の通信端末に送信する(ステップ100)。ここで、相手先の通信端末が、この送信信号を受信すると、64QAM方式を用いてOFDM信号を生成して返信する。
【0004】
その後、無線LAN装置が、相手先の通信端末から返信されたOFDM信号を受信すると、このOFDM信号の受信状態が良好か否かを判定する(ステップ101)。当該受信状態が良好であることを判定したときには、64QAM方式を用いることを継続するものの、当該受信状態が悪いことを判定したとき、64QAM方式に比べて伝送速度の遅い方の16QAM方式を用いてOFDM信号を生成して相手先の通信端末に送信する(ステップ102)。
【0005】
その後、無線LAN装置が、16QAM方式を用いて生成されたOFDM信号を相手先の通信端末から受信すると、OFDM信号の受信状態が良好か否かを判定する(ステップ103)。受信状態が良好であることを判定したときには、16QAM方式を用いることを継続するものの、受信状態が悪いことを判定したときには、16QAM方式に比べて伝送速度の遅い方のQPSK方式を用いてOFDM信号を生成して相手先の通信端末に送信する(ステップ104)。
【0006】
以上のように、各種のデジタル変調方式の個々を用いてOFDM信号を送信してその送信毎に相手先の通信端末からの受信状態を判定し(ステップ104〜107)、この受信状態が悪いことを判定したときには、デジタル変調方式を変更して伝送速度を遅くする。このことにより、無線LAN装置と相手先の通信端末との間の通信環境が変化しても、安定した通信状態を得られるようにしている。
【0007】
しかし、本発明者は、このような無線LAN装置を車両に搭載して、路上機との無線通信に用いることについて検討した。例えば、車両の走行状態で無線LAN装置が無線通信を行う場合、静止状態で無線通信を行う場合に比べて、劣化するため、伝送速度を遅くする必要で、BPSK方式或いはQPSK方式を用いることが必要であると考えられる。
【0008】
従って、路上機による通信エリアが狭く、その狭い通信エリアを車両が高速で通過する場合であっても、良好な通信状態が得られる変調方式を見つけるために、上述のごとく、64QAM方式、16QAM方式、QPSK方式、BPSK方式の順で受信状態の判定を行うと、この判定だけで時間がかかる。このため、実際に必要な情報を取得するための通信に使用できる時間が少なくなり、本来行うべき通信を確実に行うことができない場合が有る。
【0009】
本発明は、上記点に鑑み、車両が走行状態であっても、通信を確実に行うことができるようにした車載無線通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、複数種のデジタル変調方式のうちいずれか1つのデジタル変調方式を用いて、送信信号をデジタル変調してI、Q信号を生成する変調手段(13)と、変調手段で生成されるI、Q信号を直交変調して変調信号を送信する送信手段(12)とを有し、変調手段で用いられるデジタル変調方式を変えることにより変調信号の伝送速度を変える車載無線通信装置であって、車両が走行中であるか否かを判定する判定手段(201、204)と、車両が走行中であることを判定手段が判定したとき、複数種のデジタル変調方式のうち伝送速度の遅い方のデジタル変調方式を選択して、この選択されたデジタル変調方式を用いて送信信号をデジタル変調させるように変調手段を制御する制御手段(206)と、を有することを特徴とする。
【0011】
これにより、車両が走行中の場合には、複数種のデジタル変調方式のうち伝送速度の遅い方のデジタル変調方式を選択してこの選択されたデジタル変調方式を用いて送信信号を変調させるように変調手段を制御する。このため、各デジタル変調方式に亘り受信状態を判定する場合に比べて、良好な通信状態が得られるデジタル変調方式を見つけるための時間を少なくすることができ、無駄な時間を省くことができる為、本来行うべき通信を確実に行うことができる。
【0012】
ここで、請求項2に記載の発明のように、制御手段が変調手段を制御した後、選択されたデジタル変調方式を用いてデジタル変調された信号を他の通信端末から受信する受信手段と、受信された信号の受信状態が所定レベル未満か否かを判定する状態判定手段(207)と、受信された信号の受信状態が所定レベル未満であることを状態判定手段が判定したとき、複数種のデジタル変調方式のうち選択されたデジタル変調方式に比べて伝送速度の遅い方のデジタル変調方式を選択して、この選択されたデジタル変調方式を用いて送信信号をデジタル変調させるように変調手段を制御する選択制御手段(208)と、を有するようにしてもよい。
【0013】
なお、請求項3に記載の発明のように、車両が走行中であることを判定手段が判定したとき、制御手段が、伝送速度の遅い方の変調方式としてQPSK方式およびBPSK方式のうちいずれか一方を選択するようにしてもよい。
【0014】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の第1実施形態に係る車載無線LAN装置の構成を示す。
【0016】
図1において、車載無線LAN装置は、ナビゲーション装置20と路上機との間で無線通信を行うもので、アンテナ11、高周波モジュール12、OFDM変復調部13および制御部14から構成されている。
【0017】
アンテナ11は、相手の通信端末からの受信OFDM信号を電波を媒体として受信するとともに、送信OFDM信号を電波を媒体として送信する。また、高周波モジュール12は、受信OFDM信号に対してダウンコンバート処理、直交復調処理を施してその処理信号Id、Qdを出力するとともに、OFDM変復調部12から出力される信号Ia、Qaを直交変調、アップコンバートして送信OFDM信号(変調信号)を生成する。
【0018】
OFDM変復調部13は、アナログ/デジタル変換器(ADC)、デジタル/アナログ変換器(DAC)を含んで構成され、高周波モジュール12からの処理信号Id、Qdをデジタル信号に変換するとともにそのデジタル信号に対してOFDM復調処理、デジタル復調処理(例えば、OFDM−QPSK復調等)などを施す。また、OFDM変復調部13は、送信信号に対して、OFDM変調処理、デジタル変調処理(例えば、OFDM−QPSK変調等)、アナログ/デジタル変換処理などを施して信号Ia、Qaを生成する。
【0019】
制御部14は、マイクロコンピュータを備えており、マイクロコンピュータは、後述するように、OFDM変復調部13で用いられるデジタル変調方式を選択するための処理、およびOFDM変復調部13で用いられるデジタル変調方式を制限するための処理を実行する。また、ナビゲーション装置20は、現在地から目的地までの最適経路を設定するとともに、最適経路を道路地図上で表示させることにより経路案内を行う。さらに、車速検出装置21は、車両のタイヤの回転などに基づいて車速を検出し、シフト状態検出装置22は、自動変速機のレンジ位置を検出する。
【0020】
次に、本実施形態の作動について説明する。例えば、制御部14が、相手先の通信機(例えば、路上機)から地図データを取得するように、ナビゲーション装置20から指令を受けた場合には、制御部14が、相手先の通信機に対して地図データを要求するための要求信号を送信するための処理を実行する。
【0021】
ここで、制御部14は、要求信号の送信に用いられる変調方式の選択のために、図2に示すフローチャートに従って変調方式切換処理を実行する。
【0022】
先ず、BPSK方式、QPSK方式、16QAM方式、64QAM方式のうち、伝送速度の速い方の64QAM方式を選択してOFDM変復調部13に対し64QAM方式を用いてデジタル変調処理を行わせるように指令する(ステップ200)。
【0023】
これに伴い、OFDM変復調部13が、要求信号に対して、64QAM方式を用いたデジタル変調処理、OFDM変調処理、デジタル/アナログ変換処理などを施して信号Ia、Qaを生成する。このため、高周波モジュール12が、信号Ia、Qaを直交変調、アップコンバートして送信OFDM信号を生成してアンテナ11から送信させる。なお、送信OFDM信号のヘッダ部分には、64QAM方式を用いた旨を示す情報が含まれている。
【0024】
次に、車速検出装置20およびシフト状態検出装置21の出力に基づいて、車両が走行中であるか否かを判定する(ステップ201)。このとき、“パーキングレンジ”に設定されて、かつ、車速が“20km/h”未満である場合には、車両が停止中であるとしてNOと判定する。
【0025】
その後、アンテナ11が、64QAM方式を用いてデジタル変調された受信OFDM信号を、相手先の通信端末(他の通信端末)から受信すると、受信OFDM信号は高周波モジュール12を通してOFDM変復調部13に送られる。すると、OFDM変復調部13が、高周波モジュール12の出力に対して、アナログ/デジタル変換処理、OFDM復調処理、64QAM復調処理などを施す。
【0026】
ここで、制御部13が、OFDM変復調部13の出力信号に対して、パリティチェック処理、誤り訂正処理、CRCチェック処理などを施す。パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていないことを判定したときには、ステップ202でYESと判定してステップ200に移行するため、引き続き、デジタル変調方式として64QAM方式が用いられることになる。
【0027】
ここで、受信OFDM信号内に、例えば、要求信号に該当する道路地図データが含まれている場合には、制御部13が、OFDM変復調部13からの出力信号に基づき道路地図データを取得してナビゲーション装置20に出力することができる。
【0028】
また、制御部13が、OFDM変復調部13の出力信号に対して、パリティチェック処理、誤り訂正処理、CRCチェック処理などを施した結果、パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていることを判定したときには、64QAM方式を用いた通信が不良であるとしてステップ202でNOと判定する。
【0029】
この場合、OFDM変復調部13に対し16QAM方式を用いてデジタル変調処理を行わせるように指令する(ステップ203)。これに伴い、OFDM変復調部13が、要求信号に対して、16QAM方式を用いたデジタル変調処理、OFDM変調処理、デジタル/アナログ変換処理などを施して信号Ia、Qaを生成する。
【0030】
このため、高周波モジュール12が、信号Ia、Qaを基づいて、直交変調、アップコンバートして送信OFDM信号を生成してアンテナ11から送信させる。なお、送信OFDM信号のヘッダ部分には、16QAM方式を用いた旨を示す情報が含まれている。
【0031】
次に、車速検出装置20およびシフト状態検出装置21の出力に基づいて、車両が停止中であることを判定すると(ステップ204)、16QAM方式を用いた通信が良好であるか否かを判定する(ステップ205)。
【0032】
例えば、アンテナ11が、16QAM方式でデジタル変調された受信OFDM信号を相手先の通信端末(他の通信端末)から受信すると、受信OFDM信号は高周波モジュール12を通してOFDM変復調部13に送られる。すると、OFDM変復調部13が、高周波モジュール12の出力に対して、アナログ/デジタル変換処理、OFDM復調処理、16QAM復調処理などを施す。
【0033】
ここで、制御部13が、OFDM変復調部13の出力信号に対して、パリティチェック処理、誤り訂正処理、CRCチェック処理などを施す。パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていないことを判定したときには、ステップ205でYESと判定してステップ210に移行する。
【0034】
ステップ210においては、ステップ205にてYESと連続的に判定された回数をカウントして、このカウント数に基づき、16QAM方式から64QAM方式に変更するべきか否かを判定する。
【0035】
ここで、カウント数が所定回数以上の場合には、16QAM方式から64QAM方式に変更するべきであるとして、YESと判定して、ステップ200に移行する。また、カウント数が所定回数未満ならば、16QAM方式を継続するとしてNOと判定して、ステップ203に移行する。さらに、ステップ205において、パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていることを判定したときには、NOと判定してステップ206に移行することになる。
【0036】
ここで、OFDM変復調部13に対しQPSK方式を用いてデジタル変調処理を行わせるように指令する(ステップ206)。これに伴い、OFDM変復調部13が、要求信号に対して、QPSK方式を用いたデジタル変調処理、OFDM変調処理、アナログ/デジタル変換処理などを施して信号Ia、Qaを生成する。このため、高周波モジュール12が、信号Ia、Qaを基づいて送信OFDM信号を生成してアンテナ11から送信させる。
【0037】
次に、アンテナ11が、QPSK方式でデジタル変調された受信OFDM信号を相手先の通信端末(他の通信端末)から受信すると(受信手段)、受信OFDM信号は高周波モジュール12を通してOFDM変復調部13に送られる。すると、OFDM変復調部13が、高周波モジュール12の出力に対して、アナログ/デジタル変換処理、OFDM復調処理、QPSK復調処理などを施す。
【0038】
次に、制御部13が、OFDM変復調部13の出力信号に対して、パリティチェック処理、誤り訂正処理、CRCチェック処理などを施して、パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていないことを判定したときには、QPSK方式を用いた通信が良好であるとして、ステップ207でYESと判定してステップ212に移行する。ここで、車速検出装置20およびシフト状態検出装置21の出力に基づいて、車両が停止中であるとしてNOと判定すると、ステップ211に進む。
【0039】
ステップ211においては、ステップ207にてYESと判定された回数をカウントして、このカウント数に基づき、QPSK方式から64QAM方式に変更するべきか否かを判定する。
【0040】
カウント数がが所定回数以上のとき、QPSK方式から64QAM方式に変更するべきであるとして、ステップ211でYESと判定して、ステップ200に移行する。また、カウント数が所定回数未満ならばNOと判定して、ステップ206に移行するため、引き続き、デジタル変調方式としてQPSK方式が用いられることになる。さらに、ステップ207において、パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていることを判定したときには、NOと判定してステップ208に移行する。
【0041】
ここで、OFDM変復調部13に対しBPSK方式を用いてデジタル変調処理を行わせるように指令する。これに伴い、OFDM変復調部13が、要求信号に対して、BPSK方式を用いたデジタル変調処理、OFDM変復処理、アナログ/デジタル変換処理などを施して信号Ia、Qaを生成する。このため、高周波モジュール12が、信号Ia、Qaを基づいて送信OFDM信号を生成してアンテナ11から送信させる。
【0042】
その後、アンテナ11が、BPSK方式でデジタル変調された受信OFDM信号を相手先の通信端末(他の通信端末)から受信すると(受信手段)、受信OFDM信号は高周波モジュール12を通してOFDM変復調部13に送られる。すると、OFDM変復調部13が、高周波モジュール12の出力に対して、アナログ/デジタル変換処理、OFDM復調処理、BPSK復調処理などを施す。
【0043】
これに伴い、制御部13が、OFDM変復調部13の出力信号に対して、パリティチェック処理、誤り訂正処理、CRCチェック処理などを施して、パリティチェック処理およびCRCチェック処理のうちいずれかでエラーが生じていないことを判定したときには、BPSK方式を用いた通信が良好であるとして、ステップ209でYESと判定してステップ214に移行する。
【0044】
ステップ214においては、ステップ209にてYESと連続的に判定された回数をカウントして、カウント数に基づき、BPSK方式から変調方式を変更するべきか否かを判定する。
【0045】
ここで、カウント数が所定回数未満ならばNOと判定して、ステップ208に移行するため、引き続き、デジタル変調方式として、BPSK方式が用いられることになる。また、ステップ214において、カウント数が所定回数以上のときYESと判定して、ステップ213に移行する。ここで、車速検出装置20およびシフト状態検出装置21の出力に基づいて、車両が停止中であるとしてNOと判定すると、ステップ200に進むため、64QAM方式が用いられることになる。
【0046】
以上のように、車両が停止状態であるときには、相手先の通信端末からの通信状態に応じて、64QAM方式、16QAM方式、QPSK方式、BPSK方式の順で、通信が良好か否かを判定しこの判定に基づき変調方式を選択することになる。
【0047】
しかし、例えば、64QAM指令処理(ステップ200)を処理後において、“ドライブレンジ”に設定され、かつ、車速が“20km/h”以上である場合には、車速検出装置20およびシフト状態検出装置21の出力に基づき、ステップ201とNOと判定する。この場合、ステップ206に移行するため、OFDM変復調部13に対し、16QAM方式ではなく、QPSK方式を用いるように指令する。
【0048】
また、16QAM指令処理(ステップ203)を処理後において、ステップ204で走行中であることを判定した場合、ステップ206に移行して、OFDM変復調部13に対し、16QAM方式ではなく、QPSK方式を用いるように指令する。さらに、通信良好判定処理(ステップ207)、或いは、方式変更判定処理(ステップ214)でYESと判定後にて、ステップ202で車両が走行中であることを判定した場合には、ステップ206に移行する。
【0049】
以上説明したように本実施形態によれば、車両が走行中であることを判定すると、制御部13が、QPSK指令処理(ステップ203)を実行するため、OFDM変復調部13が、各変調方式のうち遅い方の変調方式(QPSK方式)を用いてデジタル変調することになる。
【0050】
このため、車両走行時にておいて良好な通信状態が得られる変調方式を見つけるために、64QAM方式、16QAM方式、QPSK方式、BPSK方式の順で受信状態の判定を行う場合に比べて、QPSK方式或いはBPSK方式を選択する迄に要する時間を短くできる為、良好な通信状態が得られる変調方式を見つけるための時間を少なくすることができ、本来行うべき通信を確実に行うことができる。
【0051】
さらに、上記実施形態では、通信状態が良好であることを判定した後、ステップ211(或いは、ステップ213、214)、デジタル変調方式を変更するべきか否かを判定するのに、通信状態が良好であるとしてYESと判定された回数をカウントして、カウント数を用いた例を示したが、通信状態が良好であるとしてYESと判定してからNOと判定されることなく、所定期間以上経過したときに、デジタル変調方式を変更するようにしてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、車載無線通信装置として、車載無線LAN装置を用いた例を示したが、デジタル変調方式を変更できるものであるならば、各種の車載無線通信装置を用いてもよい。
【0053】
さらに、上記実施形態では、車載無線LAN装置としてはナビゲーション装置20と相手先の通信端末との間で無線通信を行うものを示したが、これに限るものではなく、各種の無線通信に用いてもよい。
【0054】
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、高周波モジュール12が送信手段に相当し、OFDM変復調部13が変調手段に相当し、ステップ201の処理部が判定手段に相当し、ステップ206、208の処理部が制御手段に相当し、ステップ207の処理部が状態判定手段に相当し、ステップ204の処理が選択制御手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車載無線LAN装置の構成を示す図を示す
【図2】車載無線LAN装置の作動を示すフローチャートである。
【図3】従来の無線LAN装置の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…高周波モジュール、13…OFDM変復調部、
14…制御部。

Claims (3)

  1. 複数種のデジタル変調方式のうちいずれか1つのデジタル変調方式を用いて、送信信号をデジタル変調してI、Q信号を生成する変調手段(13)と、
    前記変調手段で生成されるI、Q信号を直交変調して変調信号を送信する送信手段(12)とを有し、前記変調手段で用いられるデジタル変調方式を変えることにより前記変調信号の伝送速度を変える車載無線通信装置であって、
    車両が走行中であるか否かを判定する判定手段(201、204)と、
    前記車両が走行中であることを前記判定手段が判定したとき、前記複数種のデジタル変調方式のうち伝送速度の遅い方のデジタル変調方式を選択して、この選択されたデジタル変調方式を用いて前記送信信号をデジタル変調させるように前記変調手段を制御する制御手段(206)と、を有することを特徴とする車載無線通信装置。
  2. 前記制御手段が前記変調手段を制御した後、前記選択されたデジタル変調方式を用いてデジタル変調された信号を他の通信端末から受信する受信手段と、
    前記受信された信号の受信状態が所定レベル未満か否かを判定する状態判定手段(207)と、
    前記受信された信号の受信状態が所定レベル未満であることを前記状態判定手段が判定したとき、前記複数種のデジタル変調方式のうち前記選択されたデジタル変調方式に比べて伝送速度の遅い方のデジタル変調方式を選択して、この選択されたデジタル変調方式を用いて前記送信信号をデジタル変調させるように前記変調手段を制御する選択制御手段(208)と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車載無線通信装置。
  3. 前記車両が走行中であることを前記判定手段が判定したとき、前記制御手段が、前記伝送速度の遅い方の変調方式としてQPSK方式およびBPSK方式のうちいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の車載無線通信装置。
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