JP2004053211A - 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫 - Google Patents

棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2004053211A
JP2004053211A JP2002214431A JP2002214431A JP2004053211A JP 2004053211 A JP2004053211 A JP 2004053211A JP 2002214431 A JP2002214431 A JP 2002214431A JP 2002214431 A JP2002214431 A JP 2002214431A JP 2004053211 A JP2004053211 A JP 2004053211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
container
movable rail
arm
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002214431A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Arai
新居 邦男
Tomoyasu Saeki
佐伯 友康
Toshimasa Imaizumi
今泉 利正
Makoto Oikawa
及川 誠
Kazuaki Aino
合野 一彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002214431A priority Critical patent/JP2004053211A/ja
Priority to CNA038122472A priority patent/CN1656349A/zh
Priority to PCT/JP2003/005025 priority patent/WO2003091643A1/ja
Priority to KR1020047017122A priority patent/KR100684413B1/ko
Priority to US10/512,556 priority patent/US7338142B2/en
Priority to TW092109630A priority patent/TWI229180B/zh
Priority to CNU032727925U priority patent/CN2740976Y/zh
Publication of JP2004053211A publication Critical patent/JP2004053211A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/04Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by conveyors

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】貯蔵室内における設置が高い位置であっても、簡単で軽い操作で棚高さ位置を上下移動できるようにして使い勝手を良好にするとともに、下方の棚への影響を排除して有効容積効率を向上した棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】固定レールと、可動レール8と、可動レールに回動自在に軸支したアーム9,10と、両側のアーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、可動レール8で前方移動し、アーム9,10の回動で棚容器を上下移動可能とした棚装置において、アーム9,10の軸支部9b、10bを下方に配置し、アーム上部の作用点9a、10aで棚受けと棚容器の上部を保持して下方の軸支部を支点として下方回動するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は棚装置に係り、冷蔵庫の貯蔵室に設けた食品載置棚や容器、食器棚、あるいは台所や倉庫などの収納棚において、特に前後および上下位置を変更できる棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば冷蔵庫や台所収納棚は食生活の多様化とともに収納量も大形化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫においては、収納内容積が400リットルを越えるクラスが主流になっており、冷蔵庫本体の外形高さ寸法は180cm程度になるとともに、幅寸法や奥行き寸法も大きくなる傾向にある。
【0003】
これに伴って、冷蔵室や野菜室など各貯蔵室の収納容積も拡大しているが、各貯蔵室の配置としては、図18に示すように、本体(51)の上部に最も使用頻度が多く貯蔵物収納容積の大きい冷蔵室(52)を設置し、その下部に野菜室(53)や冷凍室(54)を設置している。前記冷蔵室(52)は、その前面開口部に一側を枢支した扉(56)により前記開口を開閉自在に閉塞しており、野菜室(53)と冷凍室(54)は、収納物の出し入れ操作の利便性から扉の貯蔵室側に容器を取り付けた引出し式としている。
【0004】
そして前記冷蔵室(52)には、室内を上下複数段に区分する載置棚(55)を設置し、それぞれの載置棚に食品貯蔵物を載置収納するように構成している。
【0005】
しかしながら、前述したごとく、冷蔵庫本体の高さが180cm程度となり、冷蔵室(52)が本体上部に配置されているため、冷蔵室における最上段棚(55)の底面位置は床面から約160cmの高さとなり、奥行き寸法も深いことから、身長の低い人にとって、最上段の棚(55)への食品の収納や取出し作業は困難となることが多いばかりでなく収納状態の確認もしにくいものであり、特にその棚奥部については非常に使い難いスペースとなっていた。
【0006】
これに対して、冷蔵室最上部の棚を前後への2分割構成とし、棚が前面にあって奥部が使い難い場合は前後の棚を奥方で重合し、使用者の手が届きやすいようにした構成があり、また冷蔵室最上段の棚ではないが、特開2001−50648公報に示されるように載置棚位置を上下方向の自由な位置に調整できる構成が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の前後2分割の棚構成の場合、棚としての使い勝手を良好にするためには、使用可能な棚スペースが半減することになり、また、前記特開2001−50648公報に示された冷蔵庫における上下可動棚は、棚を上下させるものであるが、下方移動させた場合は下方の棚の載置物に当接する可能性が大きく、下方の棚への食品収納ができなくなる問題があった。
【0008】
本発明は上記点を考慮してなされたもので、貯蔵室内における設置が高い位置であっても、簡単で軽い操作で棚高さ位置を上下移動できるようにして使い勝手を良好にするとともに、下方の棚への影響を排除して有効容積効率を向上した棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の棚装置の発明は、収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、アームの軸支部を下方に配置し、アームの上部で棚受けおよび棚容器の上部を保持して下方の軸支部を支点として下方回動するようにしたことを特徴としたものであり、請求項2の発明は、アームの軸支部を下方に配置してこの軸支部にバネを配設し、アームに上方および後方への回動力を付勢するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、簡単な操作で確実に水平および上下移動できる棚容器を得ることができ、通常高い位置にある棚装置であっても収納品を取り出し易く、また収納し易くできるものであり、使い勝手を良好にすることができるとともに、アームの上部で棚受けおよび棚容器の上部を保持し、下方の軸支部を支点として下方回動することでアームの上部は下端となり、棚容器の上下落差寸法を大きくすることができ、アームが回動時に棚容器の上面などに突出することがなく無効スペースをなくすことができる。また、請求項2によれば、棚容器の急激な下方移動を防止して適当な操作力で引き下ろすことができるとともに、収納物が多く重い状態でも軽い力で棚容器を上昇させることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、アームに棚容器が降下して停止する際の緩衝用ダンパーを取り付けるとともに、棚容器上昇用のバネの付勢力をダンパーの緩衝力より小さくしたことを特徴とするものであり、無負荷時の棚容器の下降に力を要することなく、また重負荷時に棚容器が急降下することを防ぐことができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、棚支えの支持部に対して棚容器を棚固定具で着脱自在に保持したことを特徴とし、請求項5記載の発明は、棚固定具を棚支えの係止部に係合して回動自在となし、棚容器に対しては凹凸係合で係止することにより棚容器を棚支えから着脱自在としたことを特徴としたものであり、棚容器を着脱自在として清掃や修理交換を容易とし、また棚固定具を棚支え部に残る構成として固定具が紛失することを防ぐ効果がある。
【0013】
請求項6記載の発明は、両側の棚支えに固着してこれを連結する補強枠を前方に張り出して棚容器の前端と係合する受け部を形成したことを特徴とし、棚容器自体に補強構造を施すことなく容易に補強支持することができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、上方後部に収納した状態における棚容器背面側に左右のアーム間を連結する後枠を配設したことを特徴とするものであり、棚容器の引き出しや挿入の際の移動時における棚機構部のちぐはぐな左右の動きを防ぐことができ、円滑な移動作用を行うことができるとともに、後枠が棚機構部の回転動作の支障とならず、棚容器を前方下部に回動した際に載置食品の収納取り出しに影響を与えることがない。
【0015】
請求項8記載の発明は、棚容器の開口に棚ガードを配設し、ガード部を棚容器の上面、あるいは前面位置に移動自在に配置するようにしたことを特徴とし、前面配置によって飲料缶などは倒れや落下を防ぐことができ、また上面配置では前面の解放により収納や取り出し作業の容易化とともに、収納食品が貯蔵室天井に接触しないよう高さゲージとして利用することができる。
【0016】
請求項9記載の発明は、棚容器の前面は、中央部を前面に膨出させてラウンド形状にしたことを特徴とするものであり、棚容器を降下させた際に、冷蔵庫の開口部から前方に突出する前端部と冷蔵室扉を90度に開いたときの内側ポケット部とが干渉することを防止することができる。デザイン的にも向上させることができる。
【0017】
請求項10記載の発明は、棚機構により前方へ移動し且つ降下して保持される棚容器を冷蔵庫の貯蔵室内に設けた棚装置において、下降状態にある棚容器の底面位置を冷蔵庫本体の設置床面から140〜155cmの高さ位置に設定したことを特徴とするものであり、この構成により、棚容器の底面を冷蔵庫の主な使用者である女性の目線の位置に合わせることで、収納食品の状態を充分に視認でき、楽に収納取り出しをおこなうことができる。
【0018】
請求項11記載の発明は、下降状態にある棚容器の後部とその後方に位置する直下の棚の前端とが干渉しないように所定の間隙を形成したことを特徴とするものであり、棚容器を引き下ろす際に、下降した棚容器の後部とその後方に位置する直下の棚の前端との干渉を防いで、支えとして直下の棚を把持している一方の手指が降下した棚容器との間に挟まれることを防ぐことができる。
【0019】
請求項12記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の棚装置を冷蔵室の最上段の棚部に配置したことを特徴とするものであり、冷蔵室最上段の棚の使い勝手を良好にした冷蔵庫を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。図1は、冷蔵庫本体(1)の上部に配設した冷蔵室(2)の最上部を示す斜視図であり、この冷蔵室や図示しない冷凍室ほかの貯蔵室は外箱(3)の内側に断熱材を介して設けた内箱(4)により形成されている。
【0021】
冷蔵室(2)は、従来と同様に冷蔵庫本体(1)の最上部に配置されており、その背面に設けた図示しない冷却器で生成した冷気をファンによって室内に導入し冷却する構成であり、室内は載置棚(5)によって複数の収納部に区分し、冷蔵食品の貯蔵空間を形成している。
【0022】
(6)は、冷蔵室(2)内の最上部に全幅に亙って設置した棚容器であり、周壁を設けて容器状に形成するとともに前面は低壁にして上下に大きく開口させている。背壁は立ち上がり壁をやや低くして、背面に設けた前記ファンからの冷却空気を容器内に導入し易くしているが、冷気ダクトを冷蔵室(2)の背壁から天井面に延長し、上面からの冷気吹き出しにより冷却効率を向上させてもよく、内箱(4)の左右側壁の上部に奥行き方向に亙って水平に配置した固定レール(7)内を摺動する可動レール(8)のベース面に軸支した、詳細を図4に示す前アーム(9)、後アーム(10)、および図5に示す棚支え(11)により前後移動とともに上下回動自在に保持されている。
【0023】
以下、棚容器(6)の前後および上下可動構成について詳細に説明する。図1の庫内側から棚機構部をみた状態である図2に示すように、固定レール(7)は冷蔵室(2)の上部の所定高さ位置に奥行き方向に亙って配設されており、棚容器(6)の奥行きは、閉扉の際に冷蔵室前面開口における扉(12)の内側ポケット部(13)が近年の収納量増大傾向によって室内側に相当量突出していることから前記冷蔵室(2)の奥行き寸法の半分程度に設定している。
【0024】
図3に示すように、断面コ字状の固定レール(7)内には、外側上辺部に取り付けた2個の滑車(13)(図14参照)により水平方向に摺動する可動レール(8)を設け、この可動レール(8)のベース面の下方内側には前記前アーム(9)および後アーム(10)を離間してその下部を回動自在に軸支し、この前アーム(9)と後アーム(10)の先端の近接する2つの作用点(9a)(10a)で軸着することにより、棚支え(11)を前後アームの回動に沿って平行移動可能に保持している。
【0025】
この作用点(9a)(10a)は、図5に示すごとく、前記軸支部(9b)(10b)の垂直上方部より約15度後方に位置させており、前方への回動時には一旦上昇したのち下方回動するようにしている。
【0026】
各棚機能部品の分解状態を示した図6から理解されるように、冷蔵室の両側壁部に位置する前記棚支え(11)間には、水平の棚載置面を形成した棚受け(15)をねじ固定し、この棚受け(15)とともに棚支え(11)に固着され、前方に張り出して枠状に湾曲させた金属ワイヤからなる補強枠(16)によって、棚容器自体に補強構造を施すことなく容器を補強支持するようにして、棚容器(6)の収納載置部を形成し、棚容器(6)を載置して、固定レール(7)上を前後方向に移動し、前後アーム(9)(10)によって水平状態を保持したまま上下回動可能に配置している。
【0027】
上記実施例においては、棚機構部品の組立作業および運搬行程の関係上、棚支え(11)と棚受け(15)とを別部材で形成し、後に結合するようにしたが、あらかじめこれらを一部品として前後アーム(9)(10)に取り付けるようにしてもよい。
【0028】
そして、可動レール(8)の上部には、前記前後アーム(9)(10)の回動を制御するとともに、可動レール(8)が固定レール(7)の最前端位置まで移動した際には、前後アーム(9)(10)の回動を許容し、前後アームとともに棚支え(11)を移動して、棚支えと棚受け(15)に載置した棚容器(6)を下方へ移動可能にするストッパー(17)を回動自在に軸支している。
【0029】
ストッパー(17)は、図3により明確に記されているように、扇形をなして周縁に水平状態から円弧状に移行するリンク溝(17a)を設けており、このリンク溝(17a)に後レール(10)から外側に突設させたガイドピン(18)を摺動自在に係合させることで、後レール(10)の回転とともに軸支部(17b)を支点として回動するようにしており、軸支部(17b)の近傍に形成した突出部(17c)を固定レール(7)の上面に係合させて可動レール(8)とともに移動させ、また固定レール(7)の前端面と係合して可動レール(8)の後方への移動を規制するようにしている。
【0030】
前記につき、可動レール(8)の水平移動中は、図7に示すように、前記突出部(17c)を固定レール(7)の上面に当接させることでストッパー(17)の回動は阻止されており、これにより後アーム(10)および前アーム(9)は回動しないため、可動レール(8)の前方移動中における棚容器(6)の下方回動は阻止されている。これは前方移動途中で棚容器(6)が降下すると下段の棚(5)上の食品と接触し損壊させることを防ぐためである。
【0031】
可動レール(8)が固定レール(7)の最前端部に至って停止した際は、ストッパーの突出部(17c)が固定レール(7)の前端上部から外れるため、ストッパー(17)は回転動作が許容されて下方へ回転することになり、前後アーム(9)(10)の下方回動も許容されて棚容器(6)の下方への移動が可能となる。
【0032】
ストッパー(17)の回転の結果、棚容器(6)の前方下降状態の斜視図である図8および同側面図である図9に示すように、突出部(17c)は軸支部(17b)を支点として固定レール(7)の前端縁に係止するように形成され、可動レール(8)の後方への水平移動を阻止して棚容器(6)が下方位置から直接後方に摺動しないようにしている。これも上記と同様に棚容器(6)が下方位置から直接後方移動した場合の後方に位置する棚上の食品との接触を防止するためである。
【0033】
突出部(17c)は上記のように作用するが、突出部に滑車(17d)を設けることにより、固定レール(7)上面との当接時の摺動を円滑におこなうことができる。
【0034】
図4およびその組立図である図10に示すように、通常の設置状態で下方に位置する後アーム(10)の軸支部(10b)には、渦巻きバネ(20)を取り付ける。渦巻きバネ(20)は、板バネを螺旋状に巻き付けたもので、支軸(19)に設けたスリット(19a)を利用してその中心部を係止し、バネ外周の端部(20a)を後アーム下辺の鍔部(10c)にねじ固定することで、後アーム(10)の前方への回動に対して戻る方向、すなわち後アームに上方および後方への回動力を付勢するようにしている。
【0035】
このとき、前後アーム(9)(10)の上部位置で棚受け(11)および棚容器(6)の上部を保持し、下方の軸支部(9b)(10b)を支点として下方回動することでアームの作用点(9a)(10a)である上部は軸支部の下方となり棚容器の上下落差寸法を大きくすることができる。上記構成により、アーム(9)(10)は、回動時に棚容器の上面などに突出することがないので、アームを回動するための無効スペースをなくすことができる。
【0036】
この渦巻きバネ(20)は、比較的幅寸法を有するが、棚容器(6)の成形型の抜き勾配による棚機構部の下方デッドスペース部に配設することで棚容器の容積効率を向上でき、使用者が棚容器(6)を前方下方へ回動するときは棚容器機構の重量による下降速度を抑制し、逆に後方上部へ上昇させる際には、棚容器(6)に対して上昇力を付与して、持ち上げのための負荷を軽減するように作用するものであり、バネ力を1〜5kgに設定している。
【0037】
本実施例においては、一般女性に昇降操作のための付与力をアンケート調査した結果、下降のための許容付与力を棚上に食品を載せない無負荷状態で約30Nとし、最下降部からの上昇力は、通常での最大載置量である3kgの負荷を載置した状態で許容値である約30Nになるように調整しており、したがって、通常の負荷が載置されている場合は、30N以下の許容値以内で作動できるようにしている。
【0038】
バネは、通常のコイルバネでも使用可能であるが、上記の渦巻きバネ(20)であれば、上段後部から前方下降部まで、後アーム(10)として約110〜115度の回転動作であっても、コイルバネのように金属バネ同士がこすれて摩耗や異音を発生させることがない。
【0039】
前記渦巻きバネ(20)を取り付けた前後アーム(9)(10)内面の棚容器(6)側には、図6に示す渦巻きバネ(20)部を覆うスプリングカバー(21)を取り付ける。このスプリングカバー(21)は、棚容器(6)の下方移動時に外面に露出することになる前記渦巻きバネ(20)などの棚機構部を覆って外面意匠を向上させるとともに、使用者がバネ部などで手指を挟まれたりしないように保護するものである。
【0040】
前後アーム(9)(10)を連結固定する前記棚支え(11)は、このスプリングカバー(21)を介して内面側に設けられるものであり、前記したごとく、棚支え(11)の両側下面間に棚受け(15)をねじで固着するとともに補強枠(16)を共締めし、さらに、上記棚機能部品の組立状態図である図11に示すように、両側の後アーム(10)の下部後端間を後枠(22)で連結することで、棚容器(6)の収納保持部を形成している。
【0041】
後枠(22)の取り付け位置は、棚機構部の回転動作の支障とならず、棚容器(6)を前方下部に回動した際に載置食品の収納取り出しに影響を与えない場所とするため、上方後部に収納した状態における棚容器(6)の背面側に配置されている。
【0042】
棚容器(6)は、上記状態で棚支え機構部の間に配設され、前端下縁を補強枠(16)に嵌入させるとともに底面を棚受け(15)で支持し、上側縁部を棚固定具(23)により棚支え(11)の上面に着脱自在に係止される。
【0043】
この棚固定具(23)は、図6や図11に示すように、棚支え(11)の上端切欠き部に形成した支持部(11a)に軸(23a)を嵌入して取り付け、支持部の下方に穿設した透孔(11b)に係合する係止突起(23b)によって棚容器(6)の周縁上部を係止して保持するものであり、棚容器(6)を取り外したときも棚固定具(23)は棚支えの支持部(11a)に保持されるようにしている。棚容器(6)の着脱については、ねじまたはファスナー固定でも可能であるが、上記構成であれば、固定具が紛失するおそれがない。
【0044】
図12に示すように、棚容器(6)を前方に引き出し下降させた状態では、棚容器(6)の前端下方位置と前後アーム(9)(10)の作用点(9a)(10a)とを結ぶ直線を、前記前後アームの軸支点(9b)(10b)と各作用点とを結ぶ各直線に対して、それぞれ下方へ10度以上の交差角度AおよびBを有して配置する。
【0045】
このように配置すると、例えば10kg程度の負荷を載置した棚容器(6)が下方にある状態で、前端の取手部を持って矢印の方向に棚容器を持ち上げようとした場合に、棚容器の手前のみが持ち上がって奥方が上がらず、さらにストッパーの突出部(17c)の固定レール(7)への当接によって、後方への移動もできない状況を回避することができ、渦巻きバネ(20)の上方への付勢力と併せて比較的軽い力で棚容器(6)をスムーズに上昇させることができる。
【0046】
勿論前記交差角度A、Bは大きい程、また、前後アームの作用点(10a)(10b)の位置も前方にある程持ち上げ効果は大きくなるが、前方への延出や幅寸法の拡大による棚容器の収納容積も必要であり、実験の結果、上記角度以上であれば有効であることを確認した。
【0047】
また、後アーム(10)の外面側には棚容器(6)の下降停止時の緩衝用としてオイルダンパー(25)を固着しており、前方移動後の棚容器(6)が最大下降位置に到達した際には、図11を外方からみた状態である図13、および図9に示すように、後アーム(10)の回動とともにオイルダンパー(25)の先端のゴムブッシュが可動アーム(8)の上端に柔軟に当接して回動を停止するようにしている。
【0048】
前記オイルダンパー(25)は、筒状体内にオイルを封入したものであり、棚容器(6)の最下降点より10〜70mmの範囲で衝撃吸収作用を得るように構成しており、前記棚容器上昇用の渦巻きバネ(20)の付勢力よりダンパー(25)の緩衝力の方を大きくしている。これは、バネ(20)の付勢力が大きすぎると無負荷時の棚容器の下降に力を要し、バネ力が小さ過ぎると重負荷時に棚容器が急降下することを防ぐものであり、本実施例では、渦巻きバネ(20)の付勢力を2kgにするとともに、オイルダンパー(25)の緩衝力を3kgに設定している。
【0049】
また、本実施例では、ピストン式オイルダンパーを採用しているが、衝撃を吸収するものであれば、ピストン式エアーダンパーや、ロータリー式のエアダンパーを採用してもよく、棚容器(6)の下降停止時の衝撃および衝接音を軽減するものであればよい。
【0050】
さらに、前記オイルダンパー(25)の先端に図示しないマグネットを固着すれば、棚容器(6)が最下降の位置で後アーム(10)が可動アーム(8)の上面にマグネットを介して吸着することになり、後アーム(10)が後方へ回動して棚容器(6)が不用意に上昇することを防ぐことができる。
【0051】
また棚容器(6)の前面は、中央部を前面に膨出させてラウンド形状にする。棚容器(6)を降下させた際には、図14に示すように、その前端部が冷蔵庫(1)の開口部から前方に突出するが、冷蔵室扉(12)を90度に開いたときは内側ポケット部(13)が棚容器の前方に位置することになり、干渉するおそれがあるため、前面をラウンド形状にして対抗面を円弧状に曲成することにより、双方の干渉をさけるようにしている。
【0052】
ラウンド形状により前端中央部を手掛けとすれば、順手方向となるため、棚容器(6)を引き出し、また降下させる動作として力が入り易く操作性が向上するものであり、デザイン的にも向上させることができる。
【0053】
また前記したように、棚容器(6)の背壁高さをやや低くしたことにより、冷気の導入効果のみならず、棚容器を棚機構部から取り外す際には、容器部を若干持ち上げ手前に引き出すことで容易に取り外すことができる。
【0054】
棚容器(6)の上面開口部分には、棚ガード(27)を配設している。棚ガード(27)は、図15に示すように、棚容器の全幅に亙るガード部(27a)とその両端から棚容器両側の内面に折れ曲がる支持部(27b)とからなるコ字状をなしており、容器側壁内面の前方部分に設けたL字状凹溝(6a)に支持部(27b)から外方に突出する係合突起(27c)を係合させ、溝内を摺動することにより、ガード部(27a)を棚容器の前面、あるいは図16に示す上面位置に配置できるようにしている。
【0055】
棚容器(6)の前面は広く開口させており、前縁は低いことから、この部分に飲料缶(26)などを載置すると、前述の要領で棚容器(6)を移動させた際に、その振動などで飲料缶が倒れ、あるいは落下するおそれがあるが、棚ガード(27)を回動して前面に配置しておけばこれを防ぐことができ、その際のガード上面高さを底面から80〜90mm程度に設定すれば、横倒しに載置したペットボトル上にさらに他の収納物を載置しても保持することができる。
【0056】
また、棚ガード(27)を上面に設置すれば、前面が大きく解放するため、収納物の収納や取り出し作業が容易になるものであり、さらに、棚容器(6)は回動して上部奥方に収納するものであるため、その際に収納食品が貯蔵室の天井に接触しないよう、ガード部(27a)を高さゲージとして利用することができる。
【0057】
また、上記構成からあきらかなように、本実施例では、固定レール(7)や可動レール(8)に対して、前後アーム(9)(10)、棚支え(11)や棚受け(15)、ストッパー(17)などの棚機構部は、支点や作用点、回動関係機構を考慮することによって、棚容器(6)が通常の後方上部位置にある場合だけでなく、前面下方に引き下げ移動した際にも、通常の上方後部位置における下方投影空間の棚容器(6)底面より下方に突出させない機構としている。この構成により、棚容器の下降移動に際しても、棚機構部はほとんど下方に突出せず、よって下方の棚上の載置食品に接触したり、引き落としたりするなどの悪影響を及ぼすことがない。
【0058】
そして、上記のように構成した棚機構部品は、その可動レール(8)部分を固定レール(7)のコ字状溝内に前方から挿入して配置させ、しかる後、固定レール(7)の前方開口を前ストッパー(7a)で封止することで冷蔵室(2)内に設置されるものである。
【0059】
上記のごとく、前ストッパー(7a)は、前後のアーム(9)(10)、棚受け(11)、ストッパー(17)などを一体に組み立てた棚機構部の可動レール(8)を、固定レール(7)内に収納配置した後に、固定レール(7)の前端開口に固定されるものであるが、棚容器(6)の引き出し時には、可動レール(8)の滑車(13)がこの前ストッパーに衝接し衝撃音を発する。本実施例では、これを緩和するため、固定レール(7)への取り付け部をゴムなどの弾性材料で形成しており、この構成によって滑車(13)の前ストッパー(7a)への衝撃力を緩和して音の発生を抑えている。
【0060】
次に、本発明の動作について説明する。冷蔵室(2)が閉扉状態にある通常の棚容器(6)の載置状態(図1の状態)においては、可動レール(8)は固定レール(7)内の最奥部にあり、それとともに前後アーム(9)(10)も立設状態で可動レール(8)の後部に位置し、棚容器(6)は室内最上段の奥部に位置して保持されている。
【0061】
食品(26)の収納や載置食品の取出しのために棚容器(6)を下方移動する場合は、棚容器(6)の前端を使用者が把持して前方へ引き出せば、可動レール(8)が滑車(13)によって固定レール(7)内を摺動し、滑車(13)に支持された状態で奥行き寸法の2/3程度前方に移動する。(図7の状態)
この状態においては、可動レール(8)に取り付けられた円弧状のストッパー(17)は、突出部(17c)が固定レール(7)の上面に位置しているため回転が阻止され、ガイドピン(18)がリンク溝(17a)内を移動できず、したがって後アーム(10)も回動せず棚容器(6)も下方移動はしない。
【0062】
そして可動レール(8)が最前端に至り、ストッパー(17)の突出部(17c)が固定レール(7)の前端から外れたときに、ストッパー(17)の回動とともに、前アーム(9)および後アーム(10)の回転が可能となる。このとき、後アーム(10)に固着したガイドピン(18)はリンク溝(17a)の水平部分にあり、アームの作用点は前方への引っ張り力に対して当初は上方向に作用することから、引き下ろし動作としては抵抗となるため、棚容器(6)は前方に移動していることから、この状態で収納品(26)の収納取り出し作業をおこなってもよい。
【0063】
さらに収納作業性を向上するため、前方下方に棚容器を移動する場合は、引き続き、棚容器(6)の前端縁を把持して斜め下方へ引き下ろす。
【0064】
前記により、ストッパー(17)の回動とともに、前アーム(9)および後アーム(10)はより下方への回転が可能となっており、各アーム(9)(10)は軸支部(9b)(10b)を支点として下方へ回動し、それぞれの作用点(9a)(10a)を連結係合した棚支え(11)により、棚支え(11)および棚受け(15)上の棚容器(6)は水平状態を保持したまま棚一段分下方の冷蔵庫本体開口部の前方まで降下する。(図8の状態)
この最下降位置における棚容器(6)の底面位置は、140〜155cmに設定した。これは冷蔵庫の主な使用者である女性の平均身長が158cmであることから、その目線の位置に合わせることで収納食品の状態を充分に視認でき、楽に収納取り出しができるようにしたものである。
【0065】
このとき、棚容器(6)および棚保持機構は載置食品の重さを含めて相当な重量にあるが、渦巻きバネ(20)の上方への付勢力により、比較的軽い負荷力で降下させることができる。
【0066】
この下降の中途段階においては、前記ストッパー(17)の突出部(17c)は後アーム(10)によるガイドピン(18)の回動により固定レール(7)の前端縁に係止状態にあり、万一使用者が棚容器(6)を奥方へ押し込もうとしてもストッパー作用により後方移動することはない。
【0067】
そして、さらに棚容器(6)を降下させた場合は、後アーム(10)に固着したオイルダンパー(25)先端のゴムブッシュが前方に移動している可動レール(8)の上面に当接し、衝撃を吸収して騒音を発することなく、棚容器(6)のそれ以上の下降を阻止し定位置に保持するものである。
【0068】
図17に示すように、棚容器(6)が最下降位置にあるときは、その後方に位置する直下の棚(5)の前端面との間に約15〜25cmの隙間Cを形成するようにしている。これは、棚容器を引き下ろす際に、下降した棚容器(6)の後部とその後方に位置する直下の棚(5)の前端との干渉を防ぐのみでなく、支えとして直下の棚(5)を把持している一方の手指が降下した棚容器(6)との間に挟まれたり、前端とともに後端を支えている手指が直下棚との間に挟まれることを防ぐためであり、この隙間を確保するために、さらに棚容器(6)の背壁下部に面取りあるいは曲面(28)を形成してもよい。
【0069】
下方位置にある棚容器(6)を上部位置に戻す場合は、下降動作と逆に棚容器の前端を把持して斜め上方へ持ち上げれば、前述した各アーム(9)(10)の軸支点と作用点、および棚容器の前端部との関係寸法と渦巻きバネ(20)の付勢力により、軽い力の付与のみで棚容器(6)を上昇させることができる。この上昇途中においては、ストッパー(17)の突出部は固定レール(7)の前端に係合しているため可動レール(8)を奥方に押し込むことなく上昇させることができ、後方移動による下部棚上の載置食品と接触するようなことはない。
【0070】
棚容器(6)が上昇すれば、突出部(17c)と固定レール(7)との係合は外れるため可動レール(8)の後方摺動は可能となり、押し込むことで棚容器を所定の後方位置に収納することができる。
【0071】
上記および棚容器(6)の引き出し時においては、棚機構部品が複数組合わさっており、それぞれが可動構造であるため、棚容器の引き出しや挿入の際の移動時に左右の動きがちぐはぐになって移動が困難になる可能性があるが、本実施例においては、前述のごとく、棚容器(6)の保持に直接関係している左右両側の後アーム(10)の下部後端間を後枠(22)で連結しているため、組立体としての機構部全体のちぐはぐな動きを抑えることができ、円滑な移動作用を行うことができる。
【0072】
上記実施例において、本発明構成を家庭用冷蔵庫における棚装置として採用する場合は、棚容器を冷蔵室内の全幅に亙って設けるだけでなく、冷蔵室内を幅方向に亙って一乃至複数の仕切板で区分し、その個々に対して上記棚装置を取り付け、棚容器が上下移動できるようにしてもよい。
【0073】
なお、上記実施形態については、冷蔵庫における載置棚に採用した例によって説明したが、本発明はこれに限るものではなく、一般容器や食器の摺動棚、あるいは台所の収納装置や倉庫などの棚構成として採用しても良いことにはもちろんである。また、棚容器についても容器状ではなく下方における載置棚と同様の平板状の棚であっても何ら差し支えなく、採用位置も最上段でなくともよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な操作で確実に水平および上下移動できる棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫を得ることができ、通常高い位置にある棚装置であっても収納品を取り出し易く、また収納し易くできるものであり、使い勝手を良好にすることができるとともに、アームの上部で棚受けおよび棚容器の上部を保持し、下方の軸支部を支点として下方回動することでアームの上部は下端となり、棚容器の上下落差寸法を大きくすることができ、アームが回動時に棚容器の上面などに突出することがなく無効スペースをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す冷蔵室内の一部切欠斜視図である。
【図2】図1における冷蔵室内の棚機構部を示す斜視図である。
【図3】図2の可動レールとストッパーを示す詳細斜視図である。
【図4】可動レールに対する前アームと後アームとの関係分解図である。
【図5】前後アームと棚支えとの組立状態図である。
【図6】図2に示す棚機構部品の関係分解図である。
【図7】図1と同一部分の可動レールの引き出し状態を示す斜視図である。
【図8】図1と同一部分の棚容器の前方降下状態を示す斜視図である。
【図9】図8における棚機構部と棚容器の側面図である。
【図10】後アームに対する渦巻きバネの取り付け状態を示す斜視図である。
【図11】図6に示す棚機構部の組み合わせ図である。
【図12】降下状態での棚容器とアームとの関係を示す側面図である。
【図13】図11の裏面側を示す斜視図である。
【図14】降下状態の棚容器と扉ポケットとの関係を示す平面図である。
【図15】棚容器における棚ガードを示す斜視図である。
【図16】図15の棚ガードを上面に配置した状態を示す斜視図である。
【図17】降下状態での棚容器と下段の棚との関係を示す側断面図である。
【図18】一般の冷蔵庫を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体    2…冷蔵室      5…載置棚
6…棚容器      6a…L字状凹溝   7…固定レール
7a…前ストッパー  8…可動レール    9…前アーム
10…後アーム     9a、10a…作用点  9b、10b…軸支部
10c…鍔部      11…棚支え      15…棚受け
16…補強枠      17…ストッパー    17a…リンク溝
17b…軸支部     17c…突出部     17d…滑車
18…ガイドピン    19…支軸       19a…スリット
20…渦巻きバネ    20a…端部      21…スプリングカバー
22…後枠       23…棚固定具     23a…軸
23b…係止突起    25…オイルダンパー  26…収納品
27…棚ガード     27a…ガード部    27b…支持部
27c…係合突起    28…曲面

Claims (12)

  1. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、アームの軸支部を下方に配置し、アームの上部で棚受けおよび棚容器の上部を保持し、下方の軸支部を支点として下方回動するようにしたことを特徴とする棚装置。
  2. アームの軸支部を下方に配置してこの軸支部にバネを配設し、アームに上方および後方への回動力を付勢するようにしたことを特徴とする請求項1記載の棚装置。
  3. アームに棚容器が降下して停止する際の緩衝用ダンパーを取り付けるとともに、棚容器上昇用のバネの付勢力をダンパーの緩衝力より小さくしたことを特徴とする請求項2記載の棚装置。
  4. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、棚支えの支持部に対して棚容器を棚固定具で着脱自在に保持したことを特徴とする棚装置。
  5. 棚固定具は棚支えの係止部に係合して回動自在となし、棚容器に対しては凹凸係合で係止することにより棚容器を棚支えから着脱自在としたことを特徴とする請求項4記載の棚装置。
  6. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、両側の棚支えに固着してこれを連結する補強枠を前方に張り出して棚容器の前端と係合する受け部を形成したことを特徴とする棚装置。
  7. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、上方後部に収納した状態における棚容器背面側に左右のアーム間を連結する後枠を配設したことを特徴とする棚装置。
  8. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、棚容器の開口に棚ガードを配設し、ガード部を棚容器の上面、あるいは前面位置に移動自在に配置するようにしたことを特徴とする棚装置。
  9. 収納部側面に配置した固定レールと、固定レール内を水平方向に摺動する可動レールと、可動レールに回動自在に軸支したアームと、両側の前記アーム間を連結する棚支えと、この棚支えに載置された棚容器とからなり、前記可動レールにより前方移動し、アームの回動により棚容器を水平状態を保持して上下移動可能とした棚装置において、棚容器の前面は、中央部を前面に膨出させてラウンド形状にしたことを特徴とする棚装置。
  10. 棚機構により前方へ移動し且つ降下して保持される棚容器を冷蔵庫の貯蔵室内に設けた棚装置において、下降状態にある棚容器の底面位置を冷蔵庫本体の設置床面から140〜155cmの高さ位置に設定したことを特徴とする棚装置。
  11. 棚機構により前方へ移動し且つ降下して保持される棚容器を冷蔵庫の貯蔵室内に設けた棚装置において、下降状態にある棚容器の後部とその後方に位置する直下の棚の前端とが干渉しないように所定の間隙を形成したことを特徴とする棚装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の棚装置を冷蔵室の最上段の棚部に配置したことを特徴とする冷蔵庫。
JP2002214431A 2002-04-25 2002-07-23 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫 Withdrawn JP2004053211A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002214431A JP2004053211A (ja) 2002-07-23 2002-07-23 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫
CNA038122472A CN1656349A (zh) 2002-04-25 2003-04-18 棚架装置及具有该棚架装置的冰箱
PCT/JP2003/005025 WO2003091643A1 (fr) 2002-04-25 2003-04-18 Element de rayonnage et refrigerateur pourvu dudit element
KR1020047017122A KR100684413B1 (ko) 2002-04-25 2003-04-18 선반장치와 그 선반장치를 구비한 냉장고
US10/512,556 US7338142B2 (en) 2002-04-25 2003-04-18 Shelving unit and refrigerator having the same
TW092109630A TWI229180B (en) 2002-04-25 2003-04-24 Shelving unit and refrigerator having the same
CNU032727925U CN2740976Y (zh) 2002-07-23 2003-07-23 搁板装置及其具有该搁板装置的冰箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002214431A JP2004053211A (ja) 2002-07-23 2002-07-23 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004053211A true JP2004053211A (ja) 2004-02-19

Family

ID=31936758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002214431A Withdrawn JP2004053211A (ja) 2002-04-25 2002-07-23 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2004053211A (ja)
CN (1) CN2740976Y (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195477A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社ダイドー 物置棚構造

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008019417A1 (de) * 2008-04-17 2009-10-22 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kältegerät mit schnellmontierbarem Auszugssystem
CN102384629B (zh) * 2010-08-30 2015-09-30 博西华家用电器有限公司 冷藏设备及搁物装置
EP2489967B1 (en) * 2011-02-18 2019-08-28 Electrolux Home Products Corporation N.V. Refrigerating appliance

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195477A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社ダイドー 物置棚構造
JP7054533B2 (ja) 2019-05-31 2022-04-14 株式会社ダイドー 物置棚構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN2740976Y (zh) 2005-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003091643A1 (fr) Element de rayonnage et refrigerateur pourvu dudit element
KR101618128B1 (ko) 냉장고
US7731314B2 (en) Door assembly and refrigerator using the same
US8002367B2 (en) Food refrigerator
CN101421573B (zh) 冰箱
US7527343B2 (en) Refrigerator having basket lift apparatus
KR102579883B1 (ko) 냉장고
US20060043849A1 (en) Refrigerator having basket lift apparatus
US20130119845A1 (en) Refrigerator
JPWO2006006707A1 (ja) 扉装置および冷蔵庫
EP3653979A1 (en) Refrigerator
KR102583877B1 (ko) 냉장고
JP2004053211A (ja) 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫
JP2003322465A (ja) 冷蔵庫
JP4229659B2 (ja) 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004053210A (ja) 棚装置、およびその棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004293911A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004077070A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004298218A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2005192650A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2006162229A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004301458A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2005006969A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2005007077A (ja) 棚装置、および棚装置を備えた冷蔵庫
JP2004293910A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20061214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761