JP2004051020A - 鉄道車両下部の着雪防止除去方法およびその装置 - Google Patents

鉄道車両下部の着雪防止除去方法およびその装置 Download PDF

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岸部 正
Hirofumi Kikuchi
菊地 弘文
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Abstract

【課題】短時間内に簡単な処置を施すことにより鉄道車両下部に対する冬季における着雪を防止、除去する。
【解決手段】停車または低速走行している車両の両外側から、内部スプレイ手段3および表面スプレイ手段4にノズルからこの車両の下部および下部内方に向けて着雪防止剤あるいは圧縮空気を噴射して着雪を防止するとともに着雪を除去する。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冬季における鉄道車両下部に対する着雪防止ならびに着雪除去を行う着雪防止除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雪地方での冬季の列車走行においては、屋根を始めとする車両全体への積雪の除去が古来問題となっているが、とりわけ車両下部、特に台車周りの着雪はブレーキの作動やばね系への影響による安全性低下や乗り心地の悪化を伴うだけに深刻であり、着雪防止ならびに着雪除去に多大の人力が投入されている。具体的な問題点を挙げると、
1)目視により点検する下周り機器について、着雪のために確認できない部分が生じる
2)走行中の着雪が積層され、走行風によって冷却されて氷結し、振動によって剥離し、落下した氷塊が跳ね返って列車の窓ガラスを破損する
3)前記の氷塊が分岐器通過の際の振動で運悪くトングレールの隙間に落下すると、切換え不能によるポイント故障を引き起こす
4)台車の空気ばねの表面部分や高さ調整弁等に着雪して固まり、空気ばねのばね性能を損ねる
5)ブレーキ機構の周辺に着雪して固まり、ブレーキ作用に支障を及ぼす
などの問題点が指摘され、それぞれの事故例も報告されている。
【0003】
こうした問題点に対処するため、運転中の列車については停車駅において着雪を棒で突いたり、高圧の温水をホースで噴射したり、留置車両に対しては留置車庫内に数十台の温風ヒータを設置して長時間かけて着雪を溶かしたりしているのが現状である。このため膨大な人件費や燃料費が必要なばかりでなく、車両の下回り部分を誤って損傷するケースも発生している。
【0004】
車両の下周り機器は、機関車、電車、気動車などの車両の種類によってもいろいろであるが、代表的な例として台車の平面図を図19に、側面図を図20に示す。
台車にも動力の有無、ブレーキの形式、台車の構造等でさまざまな種類があるが、この図は最近の車両によく採用されている軸梁式のボルスタレス台車を示し、枕ばねはダイレクトマウントの空気ばね、ディスクブレーキを備えた無動力台車で、9は台車、91は台車枠、92は車輪、93は軸箱、94は枕ばね、95はブレーキシステム、Cは台車の上の車体、Rはレールである。このうち着雪を防止したい個所としては軸受箱93(上部の軸ばねを含む)周辺、枕ばね周辺、そして台車内部のブレーキシステム95周辺であるが、ブレーキディスク表面には薬液がかからないようにする必要がある。
【0005】
なお、着雪防止対策として、車両の下周りを撥水性の塗料で塗装することも考えられるが、車両の下周りにはブレーキシュー、ブレーキディスク、車輪踏面、モータ通気口等、塗装してはいけない部分があり、また多数の機器、配管、配線が入り組んでいて人手による塗装作業は手間がかかり、かつ塗膜が完全に乾燥していないと却って着雪しやすいから、定期整備等の長期の工場入場の際でないと施工できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題点を解消し、短時間内に簡単な処置を施すことによって日常的な着雪を防止し、またかりに多少着雪しても容易にこれを除去できるようにした鉄道車両下部の着雪防止除去方法、ならびその装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の鉄道車両下部の着雪防止方法は、停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて着雪防止剤を噴射して着雪を防止することを特徴とするものであり、本発明の鉄道車両下部の着雪除去方法は、停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて圧縮空気を噴射して着雪を除去することを特徴とするものであり、また本発明の鉄道車両下部の着雪防止除去方法は、停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて着雪防止剤を噴射して着雪を防止するとともに圧縮空気を噴射して着雪を除去することを特徴とするものである。
【0008】
あるいはさらに上記の着雪防止方法に加えて鉄道車両下部上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータを取り付けて着雪を除去することを特徴とする鉄道車両下部の着雪除去方法である。
本発明の鉄道車両下部の着雪防止除去装置は、停車または低速走行している鉄道車両と平行してその両外側を移動可能な走行装置を有するフレームと、前記鉄道車両に接近したことを検知する接近検知手段と、前記鉄道車両の下部内方に向けて伸長可能な伸縮アームを介して前記フレームに取り付けられた内部スプレイ手段と、前記鉄道車両の下部に向けて固定アームを介して前記フレームに取り付けられた表面スプレイ手段と、前記内部スプレイ手段および表面スプレイ手段から着雪防止剤または圧縮空気を噴射する薬剤空気供給手段とからなるものであり、望ましくは前記内部スプレイ手段が、水平軸周りに回転して噴射方向を変更可能な、前記水平軸に対して直角方向の回転ノズルを有する前記の鉄道車両下部の着雪防止除去装置であり、あるいはまた前記内部スプレイ手段が、前記鉄道車両の下部内方に向けた水平方向のエアノズルを有する前記の鉄道車両下部の着雪防止除去装置であり、さらに前記内部スプレイ手段が、前記回転ノズルに連動して前記エアノズルをふさぐことのできるふさぎ板を有する前記の鉄道車両下部の着雪防止除去装置である。
【0009】
あるいはまた鉄道車両下部上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータを着脱自在に取り付けた上記の鉄道車両下部の着雪防止除去装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、始発駅の側線等の本線以外の列車の待機場所において、予め車両の両外側から車両下部および下部内方に向けて着雪防止効果のある薬液(以下「薬液」あるいは「着雪防止剤」という)を噴射して雪や塵埃の付着を防止するとともに、走行後の列車の対しては再度前記の待機場所等に入れて車両の両外側から車両下部および下部内方に向けて圧縮空気を噴射するようにしたので、前記着雪防止剤の効果と相まって容易に着雪を除去することができる。
【0011】
さらに車両下部に予め着雪防止剤を塗布し、あるいは車両下部上面の平坦な部分に電気式面状ヒータを取り付けて加熱した状態で圧縮空気を噴射するようにすることによって一層容易に着雪を除去することができる。
使用する着雪防止剤は、即乾性で粘着性がなく、金属に対して付着力が強く撥水効果のある薬剤であり、たとえばフッ素系の塗料やフッ素系のコーティング剤等が好ましい。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の鉄道車両下部の着雪防止除去装置(以下単に「着雪防止除去装置」と略すことがある)の実施例の片側分を示す平面図、図2は同じく実施例の片側分を図1のAA方向から見た側面図、図3は同じく実施例の片側分をレール方向から見た正面図で、1はフレーム、2はフレーム1の走行手段で21は車両用のレールの外側にこれと平行に設けられたフレーム1のための走行レール、22は走行ローラ、23は走行モータである。
【0013】
本発明の着雪防止除去装置は車両の両側に別れ、同調して作動するが機械的には両側は連結されていないので、走行レール21および走行ローラ22は装置が転倒せずに走行できるよう、水平ローラ、縦ローラ等を適宜組み合わせたものとしてもよい。
3は車両下部内方に向けて着雪防止剤や圧縮空気を噴射する内部スプレイ手段、31はスプレイユニット、32は先端にスプレイユニット31を取り付けたパンタグラフ状の伸縮アーム、33はこの伸縮アーム32を伸縮させる伸縮シリンダ、4は車両下部表面に向けて着雪防止剤や圧縮空気を噴射する表面スプレイ手段、41はスプレイノズル、42はこれを取り付けた固定アーム、51は薬液空気供給手段5のうちの薬液を収容するタンク、52はこれを送り出すポンプ、62は電気配線のツナギ箱、7は本発明の着雪防止除去装置が対象である鉄道車両に接近したことを検知する接近検知手段、71は接近センサ、73はこれを出入りさせる伸縮シリンダである。ポンプ52としては、例えば圧縮空気によって駆動されるエアポンプなどが好適である。
【0014】
本発明の着雪防止除去装置における圧縮空気源として、付近の工場エアをつなぎ込むか、別途コンプレッサを用意することが必要である。
また図4は1組の内部スプレイ手段3および表面スプレイ手段4について、伸縮アーム32を伸ばした状態で示した部分平面図で、53は薬液空気供給手段5のうちのホース、61は電気系統のうちのケーブルである。
【0015】
つづいて鉄道車両下部の着雪防止除去の具体例として、図19、20で例示した台車の着雪を防止、除去する場合を説明する。図5は実施例の着雪防止除去装置が車両の下部の台車に合わせた位置に停止している状態を示す平面図、図6は側面図、図7は正面図である。接近検知手段7で台車の位置を検知し、これに合わせて停止した着雪防止除去装置において、内部スプレイ手段3の伸縮アーム31が所定位置まで伸びてスプレイユニット31がブレーキシステム95付近にあり、一方表面スプレイ手段4のスプレイノズル41は軸箱93を覆う位置にある。固定アーム42は、伸縮動作を行わないという意味であって、対象となる台車のホイールベースや軸ばね高さ等に合わせてフレーム1に対して適宜取付け位置を調整することは任意である。また台車の表面に位置する空気ばねに対するスプレイもこの表面スプレイ手段4によって行うことができる。
【0016】
追って説明するように、内部スプレイ手段3のスプレイユニット31および表面スプレイ手段4のスプレイノズル41からは着雪防止剤が噴射されて車両下部表面に付着し、着雪を防止するとともに、多少着雪してもこれを圧縮空気により容易に除去することができる。
つぎに内部スプレイ手段3のスプレイユニット31の機能の詳細について図8ないし図11により説明する。図8はスプレイユニット31を示す側面図、図9は同じく正面図、図10はスプレイユニット31の水平方向断面図、図11は図10におけるBB矢視による部分側面図である。スプレイユニット31は、水平軸周りに回転して噴射方向を変更可能な前記水平軸に対して直角方向の回転ノズル312 を有し、例えば図8に示した角度の範囲で上下左右に向けて薬液を噴射できる。一方このスプレイユニット31には、図10に示すように車両の下部内方に向けた水平方向のエアノズル316 もある。
【0017】
311 は水平方向のエアノズル316 からのスプレイが必要以上に飛散するのを防止するノズルカバー、313 は回転ノズル312 を回転させるステッピングモータ、314 はその表面にかぶせた耐寒カバー、315 はホース53との接続部に挿入されたロータリージョイント、317 はエアノズル316 の出口に設けられた可動式のふさぎ板、318 は一端にふさぎ板316 を取り付けたアーム、318aはこのアーム318 を垂直姿勢に付勢するコイルばね、319 はアーム318 の他端に設けられたローラ、316aは回転ノズル312 が下向きになったときにその出口をふさぐ固定の下部ふさぎ板である。
【0018】
ホース53からは圧縮空気と薬液の両方が送られてくるが、中間の電磁弁の切換えにより、薬液、あるいは圧縮空気のいずれかが噴出するようにする。ステッピングモータ313 で回転ノズル312 を回転させることにより、図8に矢印で示した角度の範囲においては、薬液が回転ノズル312 から水平軸に対して半径方向に噴出する。この間、水平方向のエアノズル316 はふさぎ板317 によってふさがれているので、水平方向には薬液が噴出しない。
【0019】
回転ノズル312 が下向きに移動して図11の実線で示した位置に到達すると、回転ノズル312 がローラ319 に接触し、アーム318 を介してふさぎ板317 を回転移動させるのでエアノズル316 が開き、圧縮空気または薬液が水平方向に噴出できる状態となる。ここで電磁弁を切り換えて圧縮空気が噴出するようにする。回転ノズル312 が真下向きのときは今度は回転ノズル312 が下部ふさぎ板316aによってふさがれ、回転ノズル312 からの圧縮空気の噴出が止まる。
【0020】
図12は以上説明した圧縮空気と薬液の噴出経路、電気信号経路を示す配管配線系統図で、SV1 、SV2 、SV3 、SV4 、SV5 はそれぞれポンプ52回転、薬液噴射、伸縮アーム伸縮、伸縮アーム伸縮ロック、接近検知装置アーム伸縮の切換用電磁弁である。すなわち前記の圧縮空気と薬液の噴出を切り換える電磁弁は図12におけるSV2 である。
【0021】
図13は車両下部に対して着雪防止材を噴射する場合の手順を示すフローチャート、図14は同じく車両下部に対して圧縮空気を噴射して着雪を除去する場合の手順を示すフローチャートである。台車の例でいえば1両当たりの2基の台車について、また連結された列車の場合編成の各車両についてこのフローを繰り返すわけであるが、1か所当たりのスプレイ時間はせいぜい数秒であり、所定回数作業を繰り返しても全体の作業時間はわずかである。また対象となる車両が完全に停止していなくても、本発明の着雪防止除去装置が車両に同調して走行すれば、低速運転のまま作業を行うことも可能である。
【0022】
なお対象となる鉄道車両はレールRによって移動可能であり、また本発明の着雪防止除去装置も専用の走行レール21によって移動可能であるから、いずれか一方を移動させ、接近を検知することによって作業を開始することができるが、例えば鉄道車両が長編成であれば、着雪防止除去装置の移動範囲を限定し、自走、あるいは入換機関車の使用により、1両毎に車両を順次移動させて作業を行うようにし、噴射される薬液のしぶきや滴下、落下する着雪の処理等を限られた範囲の場所で行うようにすることが望ましい。
【0023】
さらに、台車上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータを着脱自在に取り付けることにより、着雪を一層容易に除去することができる。その例を図面により説明する。図15は台車枠91の上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータ8を着脱自在に取り付けた状態を示す台車枠の部分断面図、図16は面状ヒータ8を取り外し状態で示す平面図で、81は面状ヒータ8の本体部分である発熱マット、82はこれを台車枠91に着脱自在に取り付ける取り付けベルト、83はバックル、84は発熱マット81の下面に台車枠91との間に挿入される絶縁ゴム、85は発熱マット81を発熱させる電気配線である。
【0024】
発熱マット81はポリエチレン樹脂シートに電熱線を埋め込んだもので、床暖房用等に市販されており、任意の平面形状にカットして使用できる。必要箇所に直接貼り付けてもよいが、溶接部の亀裂検査等の台車のメンテナンスを考慮すればこの例のようにベルト等で着脱自在に取り付けることが望ましい。また、台車枠にはアース不良等によって架線電圧がかかる危険があるから、安全のため発熱マット81と台車枠91との間に絶縁ゴム84を挿入することが望ましく、脱落防止のため発熱マット81下面に接着剤で貼り付けるのがよい。発熱マット81の表面に前記の着雪防止剤が噴射されていれば着雪除去はさらに容易である。
【0025】
さきに図19、図20で示した台車に面状ヒータ8を取り付けた例を図17、図18に示す。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な作業によって鉄道車両下部に対する着雪を防止し、多少の着雪があってもこれを容易に除去できることにより、冬季の車両走行における車両下部に対する着雪の被害を軽減することができるという、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の片側分を示す平面図である。
【図2】図1のAA方向から見た側面図である。
【図3】本発明の実施例の片側分をレール方向から見た正面図である。
【図4】本発明の実施例の表面スプレイ手段を示す部分平面図である。
【図5】本発明に実施例の使用状態を示す平面図である。
【図6】本発明に実施例の使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明に実施例の使用状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施例におけるスプレイユニットを示す側面図である。
【図9】本発明の実施例におけるスプレイユニットを示す正面図である。
【図10】本発明の実施例におけるスプレイユニットの水平方向断面図である。
【図11】図10におけるBB矢視による部分側面図である。
【図12】本発明の実施例における配管配線系統図である。
【図13】本発明の実施例における着雪防止剤を噴射する場合のフローチャートである。
【図14】本発明の実施例における圧縮空気を噴射する場合のフローチャートである。
【図15】本発明の実施例における面状ヒータを取り付けた一例を示す台車の部分断面図である。
【図16】本発明の実施例における面状ヒータの一例を示す平面図である。
【図17】本発明の実施例における面状ヒータを取り付けた台車の一例を示す平面図である。
【図18】本発明の実施例における面状ヒータを取り付けた台車の一例を示す側面図である。
【図19】本発明に係わる台車の一例を示す平面図である。
【図20】本発明に係わる台車の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1  フレーム
2  走行手段
3  内部スプレイ手段
4  表面スプレイ手段
5  薬液空気供給手段
6  電気系統
7   接近検知手段
8  面状ヒータ
9  台車
21  走行レール
22  走行ローラ
23  走行モータ
31  スプレイユニット
32  伸縮アーム
33  伸縮シリンダ
41  スプレイノズル
42  固定アーム
51  タンク
52  ポンプ
53  ホース
61  ケーブル
62  ツナギ箱
71  検知センサ
72  アーム
73  伸縮シリンダ
81  発熱マット
82  取り付けベルト
83  バックル
84  絶縁ゴム
85  電気配線
91   台車枠
92  車輪
93  軸箱
94  枕ばね
95  ブレーキシステム
311  ノズルカバー
312  回転ノズル
313  ステッピングモータ
314  耐寒カバー
315  ロータリージョイント
316  エアノズル
317  ふさぎ板
317a 下部ふさぎ板
318  アーム
318a コイルばね
319  ローラ
C  車体
R  レール

Claims (9)

  1. 停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて着雪防止剤を噴射して着雪を防止することを特徴とする鉄道車両下部の着雪防止方法。
  2. 停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて圧縮空気を噴射して着雪を除去することを特徴とする鉄道車両下部の着雪除去方法。
  3. 停車または低速走行している鉄道車両の両外側から、この車両の下部および下部内方に向けて着雪防止剤を噴射して着雪を防止するとともに圧縮空気を噴射して着雪を除去することを特徴とする鉄道車両下部の着雪防止除去方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の着雪防止方法に加えて鉄道車両下部上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータを取り付けて着雪を除去することを特徴とする鉄道車両下部の着雪除去方法。
  5. 停車または低速走行している鉄道車両と平行してその両外側を移動可能な走行装置を有するフレーム(1)と、前記鉄道車両に接近したことを検知する接近検知手段(7)と、前記鉄道車両の下部内方に向けて伸長可能な伸縮アーム(32)を介して前記フレーム(1)に取り付けられた内部スプレイ手段(3)と、前記鉄道車両の下部に向けて固定アーム(42)を介して前記フレーム(1)に取り付けられた表面スプレイ手段(4)と、前記内部スプレイ手段(3)および表面スプレイ手段(4)から着雪防止剤または圧縮空気を噴射する薬剤空気供給手段(5)とからなる鉄道車両下部の着雪防止除去装置。
  6. 前記内部スプレイ手段(3)が、水平軸周りに回転して噴射方向を変更可能な、前記水平軸に対して直角方向の回転ノズル(312 )を有する請求項5に記載の鉄道車両下部の着雪防止除去装置。
  7. 前記内部スプレイ手段(3)が、前記鉄道車両の下部内方に向けた水平方向のエアノズル(316 )を有する請求項6に記載の鉄道車両下部の着雪防止除去装置。
  8. 前記内部スプレイ手段(3)が、前記回転ノズル(312 )に連動して前記エアノズル(316 )をふさぐことのできるふさぎ板(317 )を有する請求項7に記載の鉄道車両下部の着雪防止除去装置。
  9. 鉄道車両下部上面の平坦な部分に電気式の面状ヒータ(8)を着脱自在に取り付けた請求項5ないし8のいずれかに記載の鉄道車両下部の着雪防止除去装置。
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