JP2004050346A - 回転式罫書き針を備えた罫書き装置 - Google Patents

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石村 功
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Abstract

【課題】常に同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描ける罫書き装置を提供する。
【解決手段】罫書きすべき板材9に対して走行させ得る罫書き針7を、回転装置12の先端に保持して回転させ得るようにする。罫書き針7として、先端に超硬チップの付いた汎用のペンシル形罫書き針を使用する。罫書きすべき板材9への罫書き針7の押圧力を、罫書き作業中において常に一定ならしめる。前記押圧力を調整することで、描かれる線の太さを変え得るようにする。
【効果】罫書きすべき板材への罫書き針7の押圧力を調整することで、描かれる線の太さを変えられるので、各種の材質の板材に対応可能であり、いつまでも同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。また、長寿命化と入手容易化を図ることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼板や非鉄金属製の板材の表面に加工姿を罫書きするための罫書き装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼板や非鉄金属製の板材を加工するに際して、その表面に加工姿を罫書きする工程がある。この工程では罫書き装置が用いられる。
従来の罫書き装置においては、図4に示すように、罫書きすべき板材9に対して縦横に走行させ得るマーキング用ペンをペンホルダー13で保持しつつ、同図の図面符号21aから21bで示すように、マーキング用ペンを板材9の表面に垂直に押し付け、インクによりマーキングを行っていた。そして、マーキング用ペンの押圧力は、ペンホルダー13とこれが取り付けられているブラケット14のそれぞれの自重により得ていた。
【0003】
また、他の方法として、前記マーキング用ペンの代わりに、図5に示すような金属製の罫書き針7’を金具22を介してホルダー13に固定し、板材9の表面に垂直に押し付けて罫書きを行なっていた。そして、マーキング用ペンの押圧力は、図4に示す場合と同じく、ペンホルダー13とこれが取り付けられているブラケット14のそれぞれの自重により得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示すマーキング用ペンによるマーキング方法では、次工程で板材9をガス切断する際に、冷却水により板材9の表面にマーキングされたインクの線が流され、線が消えてしまう状態が生じ、目的を達成できない。また、マーキングされた線が2mm程度と太くなるために罫書き精度が悪くなり、細部のマーキングや接近したマーキングでは、線が重なって判定できなくなる欠点があった。
【0005】
図5に示す罫書き針7’を固定する方法では、罫書き針7’が通常ホルダー13に固定されているため、図6(a)に示すように、矢印A方向に板材9上を移動させる時、イで示すように引っ掛かってロで示すように針飛び現象が発生し、板材9上に連続した線を描くことができない。
【0006】
一方、図6(b)に示すように、罫書き針7’を傾斜させて固定した場合には、矢印B方向に罫書き針7’が移動する時は針飛び現象は防止できるが、矢印C方向に罫書き針7’が移動する時は板材9の表面に罫書き針7’の針先を押し込む力が発生し、その反動でホルダー13、ブラケット14の自重と逆方向に罫書き針7’が逃げ、前述の垂直方向に罫書き針7’を固定した場合より顕著に針飛び現象が発生し、全く使用できないという致命的なことが起こる。時には、罫書き針7’が折損し、ホルダーの故障につながることがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような欠点を解消することを目的とするものであって、罫書きすべき板材9に対して走行させ得るように罫書き針7を備え、この罫書き針7を回転装置12の先端に保持して回転させ得るようにしたことを特徴とするものである。このような構成とすることにより、板材9の表面に好ましい太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。マーキングペン方式のように、インクの補充、ペンの交換が不要となり、線の消滅も無く、罫書き作業能率が大幅に向上する。
【0008】
罫書き針7として、先端に超硬チップの付いた汎用のペンシル形罫書き針を使用することが望ましい。このようにすると、針先の太さが変わりにくいため、いつまでも同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。長寿命化と入手容易化を図ることができる。
【0009】
罫書きすべき板材9への罫書き針7の押圧力を、罫書き作業中において常に一定ならしめておくことが望ましい。このようにすると、常に同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。
【0010】
罫書きすべき板材9への罫書き針7の押圧力を調整することで、描かれる線の太さを変え得るようにしておくことが望ましい。このようにすると、各種の材質の板材9に対応可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について、図1〜図3に基いて説明する。
図1は、本発明による罫書き装置を備えた自動罫書き装置の一例を示す概略正面図、図2は、図1に示す自動罫書き装置の概略平面図、図3は、図1のA−A部分から見た本発明による罫書き装置の一例を示す拡大側面図である。ここに示す自動罫書き装置は、図1のX軸方向と図2のY軸方向の2軸自動制御を行うことができるものである。左右一対の受架台1a,1bで支受されている左右一対のレール2a,2b上に走行フレーム3を直交するごとく上架し、この走行フレーム3が前記レール2a,2b上を図2のY方向に走行するようにしてある。一方、前記走行フレーム3にレール5が固定してあり、このレール5上をキャリッジ4が図1のX方向に走行するようにしてある。
【0012】
このキャリッジ4には、本発明による罫書き装置6が装着されている。この罫書き装置6には、罫書き針7が保持されており、定盤8に上載された板材9の上面に任意の図形を罫書くことができる。操作盤10に内蔵された入力パネル面のキーボードにて任意の図形を描き、コンピュータのCRT画面に表示させ、自動制御によりX−Y方向に作動させ得るようになっている。
【0013】
そして、図3に示すように、前記罫書き装置6をブラケット11で保持し、それをキャリッジ4に固定し、レール5,5上を図1のX方向に移動できるようにしてある。図1では図面符号7で、図3では図面符号7a,7bで示す罫書き針は、回転装置12の先端部に保持されており、高速回転する。回転装置12には、通常、モータを使用することができる。また、その回転数を10000〜20000rpmとすることができる。
【0014】
前記回転装置12はホルダー13、ブラケット14、上下移動板15により保持されており、ベース16に沿って取り付けられているガイドレール17に沿って回転装置12を親シリンダー18により上下動させることができる。ここには、親シリンダー18がエアシリンダーである場合を例示する。
親シリンダー18の先端にはピン20により子シリンダー19が連結されている。親シリンダー18、子シリンダー19は、いずれも単独で上下方向に作動させることができる。例えば、親シリンダー18のストロークを200mm、子シリンダー19のストロークを40mmとすることができる。
【0015】
次に、ここに例示する罫書き装置を備えた自動罫書き装置による罫書き作業の動作を説明する。
(1) 作動前において、親シリンダー18、子シリンダー19は、待機位置で共に上昇している。この場合の罫書き針の位置を、図3に図面符号7aで示す。
(2) 作動開始指令により、親シリンダー18が待機位置から下降する。この時、罫書き針7はまだ板材9には接触していない。
(3) 子シリンダー19の圧力を抜き、ホルダー13、ブラケット14、上下移動板15のそれぞれの自重により罫書き針7を下降させ、針先端を板材9に接触させる。この場合の罫書き針の位置を、図3に図面符号7bで示す。
(4) 回転装置12を回転させる。回転装置12の先端部に保持されている罫書き針7bは、図3の矢印D方向に回転する。
(5) 操作盤10のCRT画面に表示させた任意の図形を板材9の上に罫書く。
(6) 動作終了指令により、親シリンダー18、子シリンダー19を同時に上昇させ、待機状態とする。
【0016】
この場合において、罫書き針7の板材9への接触圧力(押圧力)は、子シリンダー19の空気圧力を調整することにより行うことができるが、通常は、自重のみで作業する場合が多い。非鉄金属製の板材であって特に軟質材を加工する場合には、前記接触圧力(押圧力)を調整することを行っている。
なお、前記回転装置12として用いるモータは、電動式、エアー式のいずれでも良く、また、子シリンダー19に代えてバネを使用しても良い。
【0017】
【実施例】
先端に超硬チップの付いた汎用のペンシル形罫書き針を、鋼板の表面に垂直に押し付けて罫書き線を描く場合の具体的な数値を、一例として挙げる。
罫書き針7の押圧力:自重のみで1.0kgf
罫書き針7の回転数:10000〜20000rpmの範囲内
この条件で罫書き作業を行った場合、太さ0.3mm以下の極めて良好な罫書き線を描くことができた。針飛び現象も全く起こらなかった。針の寿命も1日連続8時間運転に換算して500時間以上となり、従来の固定形のものに比べて1.5倍の長寿命化を図ることができた。
【0018】
なお、図4、図5に示す従来の罫書き装置も、マーキング用ペン21a,21b(図4の場合)や罫書き針7’(図5の場合)を保持している部分が本発明の罫書き装置6の場合と異なるだけで、他の部分については図3に例示したものと基本的には変わらない。従って、両者に共通する部材については、図4、図5においても図3に示す図面符号をそのまま使用した。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、板材の表面に好ましい太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、針先の太さが変わりにくいため、いつまでも同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。長寿命化と入手容易化を図ることができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、常に同じ太さの罫書き線を連続して鮮明に描くことができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、罫書きすべき板材への罫書き針の押圧力を調整することで、描かれる線の太さを変えられるので、各種の材質の板材に対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による罫書き装置を備えた自動罫書き装置の一例を示す概略正面図である。
【図2】図1に示す自動罫書き装置の概略平面図である。
【図3】図1のA−A部分から見た本発明による罫書き装置の一例を示す拡大側面図である。
【図4】従来のマーキングペン方式による罫書き作業を説明するための側面図である。
【図5】従来の罫書き針方式による罫書き作業を説明するための側面図である。
【図6】従来の罫書き針方式の欠点を示す説明図である。
【符号の説明】
6…罫書き装置、7,7a,7b…罫書き針、9…板材、12…回転装置、13…ホルダー、14…ブラケット、18…親シリンダー、19…子シリンダー。

Claims (4)

  1. 罫書きすべき板材9に対して走行させ得るように罫書き針7を備え、この罫書き針7を回転装置12の先端に保持して回転させ得るようにしたことを特徴とする回転式罫書き針を備えた罫書き装置。
  2. 罫書き針7として、先端に超硬チップの付いた汎用のペンシル形罫書き針を使用することを特徴とする請求項1記載の回転式罫書き針を備えた罫書き装置。
  3. 罫書きすべき板材9への罫書き針7の押圧力を、罫書き作業中において常に一定ならしめたことを特徴とする請求項1記載の回転式罫書き針を備えた罫書き装置。
  4. 罫書きすべき板材9への罫書き針7の押圧力を調整することで、描かれる線の太さを変え得るようにしたことを特徴とする請求項3記載の回転式罫書き針を備えた罫書き装置。
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