JP2004050308A - 切削工具、ホルダー及びスローアウェイチップ - Google Patents

切削工具、ホルダー及びスローアウェイチップ Download PDF

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Abstract

【課題】ホルダーに、クランプ穴付きのスローアウェイチップをクランプネジをねじ込むことで取付けてなる切削工具で、小径の加工を可能とする。
【解決手段】ホルダー11のチップ取付け用凹部中をホルダーの軸線G1が通るように同凹部を設ける。チップ30は、同凹部に位置決めされるクランプ用部位31と、その側部から一体でホルダー11の先端面18より突出する突出部41のあるものとし、突出部41に複数の切れ刃43を設けた。クランプ用部位31を、チップ取付け用凹部に位置決めし、チップ30をクランプネジ51をねじ込むことで取付けたとき、ホルダー11の軸線G1と、突出部41の軸線G2を一致させた。この切削工具では、切れ刃43の外径は、クランプネジ51の太さに関係なく小さくできるから、強度に支障のない範囲でその小径化ができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座ぐり用や穴あけ用の切削工具、及びそれをなすスローアウェイチップを取付けるためのホルダー、及びそのスローアウェイチップ(以下、スローアウェイチップ又は単にチップともいう)に関する。詳しくは、工作物に回転を与えて、その回転中心に軸線方向に送りを与えて座ぐり加工や穴あけ加工をする切削工具、或いは、定置された工作物に、回転と送りを与えて座ぐり加工や穴あけ加工をする切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の座ぐり用や穴あけ用の切削工具(以下、単に工具ともいう)の一例として、軸状をなすホルダー(工具本体)の先端に、2枚のクランプ穴付きのスローアウェイチップを取付けてなるものがある。このものは、自動旋盤の例えば刃物台に、チップを取付けた(固定した)ホルダーを固定し、回転する工作物(被削材)の回転中心を軸線として工具の軸線を押し付けて必要な加工(例えばボルト穴の開口端の座ぐり)をしていた。
【0003】
このような切削工具(以下、単に工具ともいう)をなすホルダーにクランプされるクランプ穴付きのスローアウェイチップは、通常、板状で四角形或いは平行四辺形などの多角形をなし、その板主面(クランプ用部位)の略中央に厚さ方向に貫通するクランプ穴が設けられている。一方、ホルダーのチップ取付け用凹部のチップ座面にはネジ穴が設けられており、チップ取付け用凹部に、クランプ用部位をなすスローアウェイチップそのものを配置して、クランプネジをクランプ穴に通してネジ穴にねじ込むことで、そのチップをクランプする構成とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなクランプ穴付きのチップとホルダーを含んでなる構成の切削工具による座ぐりや穴あけ(以下、座ぐりともいう)においては、小さい穴の加工には、その構成上、自ずと限界があり、せいぜい直径10mmが最小の加工径とされていた。これは次の理由による。この種の切削工具においてチップの取付けはクランプネジによるねじ込みによっている。一方、1枚のチップの底切れ刃の幅(略半径方向の長さ)は、そのクランプネジの外径ないしその頭部の直径(外径)より大きいものとしないといけない。したがって、例えばクランプネジの頭部の外径が5mmと、強度上からして最小径のクランプネジを使用する場合でも、底切れ刃の幅は、5mm以上必要となる。
【0005】
このように従来のホルダーとクランプ穴付きのチップとを含んでなる構成の座ぐり用の切削工具においては、使用されるスローアウェイチップそのものがクランプ用部位をなしている。このため、そのチップの取付け上の制約により、底切れ刃の幅は、5mmが最小であり、したがって、加工径は直径で略10mmが最小とされていた。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、ホルダーに、クランプ穴付きのチップをクランプネジをねじ込むことで取付けてなる切削工具で、φ10mm未満の座ぐり等の穴加工を可能としたものを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、クランプ穴付きのスローアウェイチップを該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって取付ける構成のチップ取付け用凹部を一箇所、先端において先端面側と外周面側に開口して有するホルダーの前記チップ取付け用凹部に、前記スローアウェイチップをねじ込み方式によって取付けてなる切削工具であって、
前記ホルダーのチップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えており、
前記スローアウェイチップは、前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えており、
該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、
該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えており、
該スローアウェイチップの該クランプ用部位を、前記ホルダーの前記チップ取付け用凹部に配置し、前記底面を前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めするとともに、前記クランプ穴に前記クランプネジを挿通して前記ねじ穴にねじ込むことによって、該スローアウェイチップを前記ホルダーのチップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付けてなることを特徴とする切削工具である。
【0008】
本発明では、切削工具をなすチップにおける切れ刃を、クランプネジを挿通してホルダーのチップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付けるためのねじ穴のあるクランプ用部位でなく、これから延びる前記突出部に設けたため、切れ刃の外径は、クランプネジに関係なく小さくできる。したがって、強度に支障のない範囲で切れ刃を小径とできることから、クランプ穴付きのチップとホルダーを含んでなる構成の切削工具であるものの、十分に小さい径の穴加工のできる切削工具となすことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記ホルダーをその先端から軸線方向に見たとき、前記チップ取付け用凹部における前記横壁面が、前記チップ座面から立ち上がる方向に向って、前記チップ取付け用凹部内の空間の幅を狭めるよう形成されており、該横壁面が、前記スローアウェイチップを、前記チップ座面から立ち上がる方向への動きを規制していることを特徴とする請求項1に記載の切削工具である。
【0010】
請求項1に記載の切削工具では、基本的に、回転する工作物に、その工具には軸線方向の送りのみを与えて加工するか、定置された工作物に、切削工具に回転と軸線方向の送りを与えて加工するか、のいずれかであり、したがって、相対回転切削となる。このため、本発明の切削工具では、該クランプ用部位のうちのホルダーの軸線を挟むいずれか一側が、切削抵抗によって浮き上がる力を受ける。そこで、請求項2に記載の発明のように構成しておき、切削抵抗で浮き上がる力を受けるクランプ用部位の一側の横側面の一部又は全体が、該横壁面にて前記スローアウェイチップを、前記チップ座面から立ち上がる方向への動きを規制するようにすることで、切削抵抗による浮き上がり力に抗することができるため、チップの安定した取付けを得ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項1又は2に記載の切削工具である。
【0012】
請求項4に記載の発明は、クランプ穴付きのスローアウェイチップを該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって取付ける構成のチップ取付け用凹部を一箇所、先端において先端面側と外周面側に開口して有するホルダーであって、前記チップ取付け用凹部に前記スローアウェイチップをねじ込み方式によって取付けて切削工具をなすものにおいて、
前記チップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えており、
前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えてなるスローアウェイチップであって、
該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えてなるスローアウェイチップの該クランプ用部位を、前記チップ取付け用凹部に配置し、前記底面を前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めするとともに、前記クランプ穴に前記クランプネジを挿通して前記ねじ穴にねじ込むことによって、該スローアウェイチップを前記チップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付ける構成とされたことを特徴とするホルダーである。
【0013】
このようなホルダーによれば、請求項7に記載のスローアウェイチップを前記チップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付けることで、切れ刃の外径をクランプネジに関係なく小さくできる請求項1に記載の切削工具となすことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、前記ホルダーをその先端から軸線方向に見たとき、前記チップ取付け用凹部における前記横壁面が、前記チップ座面から立ち上がる方向に向って、前記チップ取付け用凹部内の空間の幅を狭めるよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載のホルダーである。
【0015】
請求項5に記載のホルダーによれば、該横壁面によって、前記スローアウェイチップを、前記チップ座面から立ち上がる方向への動きを規制するようにできるため、請求項2に記載の切削工具を得ることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項4又は5に記載のホルダーである。
【0017】
請求項7に記載の発明は、該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって、ホルダーの先端において先端面側と外周面側に開口するチップ取付け用凹部に取付けられるクランプ穴付きのスローアウェイチップであって、
前記ホルダーのチップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えてなるものであり、
該スローアウェイチップは、前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えており、
該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、
該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えていることを特徴とするスローアウェイチップである。
【0018】
このようなスローアウェイチップによれば、これを請求項4に記載のホルダーのチップ取付け用凹部に取付けることで、請求項1に記載の切削工具となすことができる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、前記突出部をその先端から軸線方向に見たとき、前記横側面に、前記底面から立ち上がる方向に向って、前記クランプ用部位の幅を狭める傾斜面を備えていることを特徴とする請求項7に記載のスローアウェイチップである。
【0020】
このようなスローアウェイチップによれば、これを請求項5に記載のホルダーのチップ取付け用凹部に取付けることで、請求項2に記載の切削工具となすことができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項7又は8に記載のスローアウェイチップである。
【0022】
【発明の実施の形態】
さて次に、このような切削工具、ホルダー及びスローアウェイチップの実施形態例について図1〜8を参照して詳細に説明する。図中、1は切削工具であり、クランプ穴付きのスローアウェイチップ30を、ホルダー11の先端のチップ取付け用凹部14にねじ込み方式によって取付けて構成されたものである。
【0023】
ここで、ホルダー11は、図示しない自動盤の刃物台への固定部をなす平行軸状シャンク13と、その先端のチップ取付け用凹部14を形成する大径部15とからなっている。平行軸状シャンク13は、丸棒状のものとされ、その円断面をなす外周面に軸方向から見て等角度(90度)間隔で四箇所、軸方向に延びる面取り16が付けられたものとされている。
【0024】
一方、大径部15は、平行軸状シャンク13と同軸をなす大径の円柱部を、先端寄り部位の一側を、先端側から見て、1/2円近く割円状に切り欠いてなるものである。そして、チップ取付け用凹部14は、ホルダー11の先端において、先端面18側と外周面15a側に開口するように、大径部15の平坦部20において形成されている。ただし、チップ取付け用凹部14は、それを開口側から見ると(図1、図4参照)略四角形(略正方形)をなしている。そして、このチップ取付け用凹部14は、その凹部内の空間の略中央をホルダー11の軸線G1が通るように形成されている。
【0025】
このチップ取付け用凹部14は、ホルダー11の軸線G1を挟み、大径部15の平坦部20と平行な平面からなるチップ座面22を備えている。このチップ座面22はスローアウェイチップ30を着座させるところであり、その略中央にクランプネジ51のねじ込み用のねじ穴23が設けられている。またチップ座面22の周囲には壁面を備えている。この壁面は、軸線G1の後端側にスローアウェイチップをチップ座面22に着座させた際において、ホルダー11の軸線G1方向後端側の位置決め(拘束)をする後壁面25を備えている。また、開口側から見て、軸線G1に平行な横壁面26、27を備えている。ただし、図4における上側の横壁面26はホルダー11の外周面方向横側の位置決めをするためのものであるが、図4における下側の横壁面27は位置決めに寄与しないものであり、チップ30とは間隔が保持されるように設定されている(図1、図3参照)。
【0026】
また、後壁面25のうちの開口側寄り部位が、チップ取付け用凹部14内の空間の幅を狭めるようにその空間側へ若干突出しており、その突出部がチップ座面22から立ち上がる方向に、同空間の幅を狭めるように傾斜する傾斜面(アンダーカット)25aとされている(図5参照)。また、位置決めをする横壁面26のうちの開口側寄り部位も、チップ取付け用凹部14内の空間の幅を狭めるようにその空間側へ若干突出しており、その突出部がチップ座面22から立ち上がる方向に、同空間の幅を狭めるように傾斜する傾斜面26aとされている(図6参照)。これは、次の作用をさせるためである。切削時には、チップ30の一側(本形態では図1の上側)が切削抵抗によってチップ座面22からの浮き上がる方向に力を受ける。このため、次記するスローアウェイチップ30におけるクランプ用部位31の側部(図1の上側及び右側)をここに入り込ませるようにして、その浮き上がり(クランプネジの破断)を防止するようにしたものである。なお、位置決めをなす横壁面26のうちの後壁面25寄り部位には逃げ部28が凹設されており、後壁面25のうちの位置決めをなさない横壁面26寄り部位にも逃げ部29が凹設されている。
【0027】
一方、スローアウェイチップ30は、例えば、超硬合金製とされ、平面視(図1、図7参照)、略正方形で一定厚さの板状をなすクランプ用部位31と、その板周面をなす一側部32の中央から一体で、その底面33と平行に突出して延びる突出部41を備えている。クランプ用部位31は、チップ取付け用凹部14のチップ座面22に着座する底面33と、後壁面25に位置決めされる後側面34と、横壁面26に位置決めされる横側面35とを備えている。なお、図1下側の横側面36は位置決めには寄与しない。そして、クランプ用部位31の底面33と表面37とは平坦に形成されており、表面37のほぼ中央にはクランプ穴38をその板厚方向に貫通して備えている。ただし、クランプ穴38の表面37側の開口は、クランプネジ51を沈頭方式で挿通できるよう、サラモミ状に座ぐられている。そして、突出部41は、これをホルダー11の先端面18から突出させてクランプ用部位31をチップ取付け用凹部14に位置決めして取り付けた際に、その突出部41の軸線G2とホルダー11の軸線G1とが一致するように形成されている。なお、位置決めは、このようにクランプ用部位31をチップ取付け用凹部14に配置した状態において、クランプネジ51をクランプ穴38に挿通してねじ穴23にねじ込むことで行われるように構成されている。すなわち、このようにねじ込むことで、チップ30がチップ座面22上で後壁面25と横壁面26側とに少し引き込まれ、その下で、締め付けることで軸線G1、G2相互が一致するように設定されている。
【0028】
また、本形態では、クランプ用部位31の後側面34と横側面35における表面37寄り部位が、底面33から立ち上がる方向に向って、クランプ用部位31の幅を狭める傾斜面34a、35aをなしている。本形態では、クランプ用部位31の厚さ(側面の高さ)は、チップ取付け用凹部14の深さ(壁面の高さ)より、やや大きめに設定されている。しかして、チップ30をそのクランプ用部位31を介してチップ取付け用凹部14に配置して取付けた状態において、この後側面34の傾斜面34aは後壁面25の傾斜面25aに当接し、横側面35の傾斜面35aは横壁面26の傾斜面26aに当接するように設定されている。そして、チップ30を取り付けた際には、その後側面34の傾斜面34aは後壁面25の傾斜面25aにて浮き上がりが防止され、横側面35の傾斜面35aは横壁面26の傾斜面26aにて浮き上がりが防止されるように構成されている。なお、本形態では、突出部41はその厚さがクランプ用部位31と同じで、表面37側から見た幅がそれより狭く形成されている。そして、突出部41の先端部には、その軸線G2回りに工作物を相対的に回転させることで、同工作物を切削可能に形成された2枚の切れ刃(直径8.0mmの座ぐり用切れ刃)43、43を先端面側から見て点対称的に備えている。なお、突出部41の突出量は8.0mmとされている。またクランプ用部位31は、これを表面37から見たときの二辺がそれぞれ12mm、12mmで、厚さが6.0mmとされている。また、クランプ穴38は、例えばM4のクランプネジが沈頭方式で挿通できるように形成されている。
【0029】
しかして、本形態の切削工具1は、このようなスローアウェイチップ30を、その突出部41をホルダー11の先端面18から突出させるようにして、そのクランプ用部位31を、ホルダー11のチップ取付け用凹部14に配置する。そして、クランプ穴38からクランプネジ51を挿通し、ネジ穴23にねじ込む。こうしてチップ30をホルダー11に取付ける(固定する)ことで、ホルダー11の軸線G1に、突出部41に形成された2枚の切れ刃43の軸線G2が一致する切削工具1をなしている。
【0030】
このような本形態の切削工具1においては、ホルダー11とクランプ穴38付きのチップ30を含んでなる切削工具であるが、切れ刃43が、ホルダー11への取り付け部をなすクランプ用部位31とは別に形成された、その突出部41に形成されている。そして、そのクランプ用部位31のクランプ穴38からクランプネジ51を挿通して、ネジ穴23にねじ込むことで、チップ30をホルダー11に取付けたものである。しかも、ホルダー11の軸線G1と突出部41及び切れ刃43の軸線G2とが一致するものである。したがって、ホルダー11とクランプ穴38付きのチップ30とを含んでなる切削工具であるが、切れ刃43の外径は、クランプネジ51の頭部の外径とは無関係に小さくすることができる。このため、突出部41及びそれに形成された切れ刃43の外径は、強度及び切り屑排出等の切削上の支障のない限りにおいて小さくできる。かくして、従来は、加工が困難とされていた10mm未満の座ぐり加工用の切削工具としても問題なく用いることができる。
【0031】
加えて本形態では、工作物に相対回転して切削が行われる際に、切削抵抗によってチップ30において浮き上がろうとする側の横側面35の側(本形態では図7の上側)が、チップ取付け用凹部14をなす後壁面25及び横壁面26の傾斜面25a、26aにて、チップ座面22側に押え付けられるように規制されている。このため、安定したチップの固定が得られるという効果もある。すなわち、本形態では1本のクランプネジ51によってチップ30を固定している構造であるが、クランプネジ51に過大な引張り応力が作用しない構成とされているため、切削抵抗が大きい工作物の加工にも使用できる。なお、本形態では、定置された工作物に対し、ホルダー11を先端面18側から見たとき、ホルダー11が相対的に左回転することで切削するものとして具体化している。
【0032】
また、本形態の切削工具1は、ホルダー11を例えば図示しない自動盤の刃物台に固定し、工作物に回転を付与して切り込むものとしている。しかし、ホルダー11の軸線G1周りの回転によって、チップ30に作用する遠心力による問題が発生しない限り、定置された工作物に対し、切削工具1に回転を与えて加工をする形態の切削に用いることもできる。
【0033】
本発明の切削工具、それをなすホルダー及びチップの具体的形状、さらにチップにおける突出部の切れ刃の枚数、形状(構造)は、前記実施形態のものに限定されるものではなく、適宜に設計変更して具体化できる。例えば、ホルダーについては、それを面取り付きの円断面のストレートシャンクのものとして具体化したが、円断面のテーパーシャンクとしても具体化できるし、四角断面のストレートシャンクとしても具体化できる。ホルダーは、加工機械への取付けに合わせて形成すればよい。また、チップ取付け用凹部についても、チップを位置決めして取付けることのできるものであればよい。したがって、チップのクランプ用部位の形状に合わせて設定すればよい。
【0034】
また、チップについては、その突出部の突出量は加工穴などの深さに応じて設定すればよい。そして、先端の切れ刃の径についても、加工径の大さに応じて適宜のものとすることができる。さらに、切れ刃の種類についても、座ぐり用切れ刃に限定されるものではなく、加工に応じたものとすればよい。さらに、チップのクランプ用部位の形状については、チップ取付け用凹部に位置決めして取付けることのできるものであればよい。すなわち、チップ取付け用凹部に位置決めして取付けることのできるものである限り、その形状に制限があるものではない。また、上記においては、1本のクランプネジでチップを取り付ける構造としたが、複数のクランプネジでチップを取り付ける構造としても具体化できる。さらに、工作物の硬度や被削性によって、チップの浮き上がりの問題(クランプネジの破断の問題)の問題のない軽切削に用いるだけであれば、前記形態のようにチップの浮き上がりを規制する構造としなくてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明においては、切削工具をなすチップにおける切れ刃を、ホルダーのチップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付けるねじ穴のあるクランプ用部位でなく、このクランプ用部位から延びる突出部に設けたものである。このため、切れ刃の外径は、クランプネジに関係なく突出部を細くすることで小さくできるから、強度に支障のない範囲で切れ刃を小径とできる。すなわち、本発明においては、クランプ穴付きのチップとホルダーを含んでなる構成の切削工具であるものの、φ10mm未満といった十分に小さい径の座グリなどの穴加工に用いることのできる切削工具となすことができる。
【0036】
そして、本発明のホルダー及びチップによれば、前記した効果のある本発明の切削工具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切削工具の実施形態例をチップ取付け用凹部側から見た図、及びその要部拡大図。
【図2】図1の切削工具の中央横破断面要部拡大図。
【図3】図1の切削工具をホルダーの先端面側から見た拡大図。
【図4】図1の切削工具をなすホルダーをチップ取付け用凹部側から見た要部拡大図。
【図5】ホルダーの中央横破断面要部拡大図を含む切削工具の分解図。
【図6】図1の切削工具をなすホルダーの先端面側から見た中央横破断面要部拡大図。
【図7】図1の切削工具をなすスローアウェイチップの正面図。
【図8】図1の切削工具をなすスローアウェイチップの左側面。
【符号の説明】
1 切削工具
11 ホルダー
14 チップ取付け用凹部
18 ホルダーの先端面
22 チップ座面
23 クランプネジ挿通用のねじ穴
25 チップ取付け用凹部の後壁面
25a チップ取付け用凹部における後壁面の傾斜面
26 チップ取付け用凹部の横壁面
26a チップ取付け用凹部における横壁面の傾斜面
30 スローアウェイチップ
31 クランプ用部位
32 先端側を向く該クランプ用部位の側部
33 スローアウェイチップの底面
34 スローアウェイチップの後側面
35 スローアウェイチップの横側面
35a スローアウェイチップの横側面における傾斜面
38 クランプ穴
41 突出部
43 突出部の先端の切れ刃
51 クランプネジ
G1 ホルダーの軸線
G2 突出部の軸線

Claims (9)

  1. クランプ穴付きのスローアウェイチップを該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって取付ける構成のチップ取付け用凹部を一箇所、先端において先端面側と外周面側に開口して有するホルダーの前記チップ取付け用凹部に、前記スローアウェイチップをねじ込み方式によって取付けてなる切削工具であって、
    前記ホルダーのチップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えており、
    前記スローアウェイチップは、前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えており、
    該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
    該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、
    該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えており、
    該スローアウェイチップの該クランプ用部位を、前記ホルダーの前記チップ取付け用凹部に配置し、前記底面を前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めするとともに、前記クランプ穴に前記クランプネジを挿通して前記ねじ穴にねじ込むことによって、該スローアウェイチップを前記ホルダーのチップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付けてなることを特徴とする切削工具。
  2. 前記ホルダーをその先端から軸線方向に見たとき、前記チップ取付け用凹部における前記横壁面が、前記チップ座面から立ち上がる方向に向って、前記チップ取付け用凹部内の空間の幅を狭めるよう形成されており、該横壁面が、前記スローアウェイチップを、前記チップ座面から立ち上がる方向への動きを規制していることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. クランプ穴付きのスローアウェイチップを該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって取付ける構成のチップ取付け用凹部を一箇所、先端において先端面側と外周面側に開口して有するホルダーであって、前記チップ取付け用凹部に前記スローアウェイチップをねじ込み方式によって取付けて切削工具をなすものにおいて、
    前記チップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えており、
    前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えてなるスローアウェイチップであって、
    該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
    該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えてなるスローアウェイチップの該クランプ用部位を、前記チップ取付け用凹部に配置し、前記底面を前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めするとともに、前記クランプ穴に前記クランプネジを挿通して前記ねじ穴にねじ込むことによって、該スローアウェイチップを前記チップ取付け用凹部にねじ込み方式によって取付ける構成とされたことを特徴とするホルダー。
  5. 前記ホルダーをその先端から軸線方向に見たとき、前記チップ取付け用凹部における前記横壁面が、前記チップ座面から立ち上がる方向に向って、前記チップ取付け用凹部内の空間の幅を狭めるよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載のホルダー。
  6. 前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項4又は5に記載のホルダー。
  7. 該クランプ穴にクランプネジを挿通してねじ込み方式によって、ホルダーの先端において先端面側と外周面側に開口するチップ取付け用凹部に取付けられるクランプ穴付きのスローアウェイチップであって、
    前記ホルダーのチップ取付け用凹部は、その凹部内の空間にホルダーの軸線が通り、しかも前記スローアウェイチップを着座させる、クランプネジ挿通用のねじ穴のあるチップ座面と、該チップ座面の周囲に壁面を備えるとともに、該壁面は、該スローアウェイチップを該チップ座面に着座させた際において、ホルダーの軸線方向後端側の位置決めをする後壁面と、ホルダーの外周面方向横側の位置決めをする横壁面とを備えてなるものであり、
    該スローアウェイチップは、前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座する底面と、前記後壁面に位置決めされる後側面と、前記横壁面に位置決めされる横側面とを有するクランプ用部位を備えており、
    該クランプ用部位には、前記チップ取付け用凹部に位置決めされた際において、そのチップ座面のねじ穴に対応する位置にクランプ穴を備えており、
    該クランプ用部位を、その底面を前記チップ取付け用凹部の前記チップ座面に着座させるとともに、前記後側面を前記後壁面に当接させ、しかも前記横側面を前記横壁面に当接させて位置決めした際において先端側を向く該クランプ用部位の側部に、該側部から一体でホルダーの先端面より突出して延び、かつ軸線が前記ホルダーの軸線と一致する突出部を備えているとともに、
    該突出部の先端部には、該突出部の軸線回りに工作物を相対的に回転させることで切削可能に形成された複数の切れ刃を備えていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  8. 前記突出部をその先端から軸線方向に見たとき、前記横側面に、前記底面から立ち上がる方向に向って、前記クランプ用部位の幅を狭める傾斜面を備えていることを特徴とする請求項7に記載のスローアウェイチップ。
  9. 前記複数の切れ刃が、座ぐり用切れ刃であることを特徴とする請求項7又は8に記載のスローアウェイチップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038387A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Sumitomo Electric Hardmetal Corp スローアウェイチップ
JP2016078227A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 張 新添 面取りブレードおよび面取りカッター

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