JP2004048261A - 画像通信システム - Google Patents

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Shinichi Hirano
平野 晋一
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Abstract

【課題】先に接続完了した端末に対して相手端末と同じ画像符号化方式の固定パターンデータを送信することで、正常に画像データを送信する。
【解決手段】制御部11は各プロトコルの制御と画像符号変換制御を行う。制御プロトコル部12はH.242とH.245のプロトコル処理を行う。多重分離プロトコル部13は制御プロトコルのデータと画像データを多重して端末2および端末3に送信する、あるいは画像データを受信し制御プロトコルのデータと画像データに分離する。画像符号変換部14は画像データの符号化方式の変換を行う。固定パターン格納部15は端末2に適合したH.261の画像符号化方式の固定パターンデータを格納する。固定パターン格納部16は端末3に適合したMPEG4の画像符号化方式の固定パターンデータを格納する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像通信システムに関し、特に異なる画像符号化方式を持つ端末間で画像データを変換する画像通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、異なる画像符号化方式を持つ端末−端末間で符号化された画像データを変換する場合に、画像符号変換装置を使用する。
【0003】
例えば、端末Aは画像符号化方式H.261を持ち、端末Bは画像符号化方式MPEG4を持つ場合、2つの端末を接続するためには画像符号変換装置が必要となる。画像符号変換装置は、端末Aまたは端末Bからみると、それぞれ同じ多重分離プロトコル、制御プロトコル、画像符号化方式を持つ一つの端末である。
【0004】
そのため、端末A−画像変換装置、端末B−画像変換装置の各々が独立で接続手順を行うことになる。接続後に端末AからのH.261で符号化した画像データをMPEG4の符号化方式に変換し端末Bへ送信する。同様に端末BからのMPEG4で符号化した画像データをH.261の符号化方式に変換し端末Aに送信する。
【0005】
通常、画像データは制御プロトコルのデータと一緒に多重分離プロトコルによって多重して送信する。
【0006】
接続開始から接続後の通信状態となる間に、画像符号変換装置では接続を両端末側でそれぞれ行うため、接続タイミングが異なる場合がある。特に制御プロトコルが異なると接続タイミングの差は顕著となる。
【0007】
一般には、画像符号変換装置において接続タイミングが異なると次のような問題点がある。
【0008】
先に接続した端末に対して画像符号変換装置から送信する画像データが無いため、端末側では不正な符号化データとして認識してしまう。端末の設計に依るが、端末は不正な画像データを連続で受信すると正常な通信ができていないと判断し切断手順を行うので、音声だけの通信に移行するような動作が行われる。このため両端末の接続手順が完了するまで、先に接続した端末に対して画像符号変換装置から正常な画像データを送信できない状態が生じる。
【0009】
使用する多重分離プロトコルの規格によっては、画像データを送信するための領域が固定で割り付けられている場合があり、画像データが無い状態で送信すると端末側では不正な符号化データとして認識してしまうからである。
【0010】
例えば、端末A側で多重分離プロトコルであるH.221が使用されている場合、画像データを送信するための領域は固定で割り付けられているため、このような問題が発生することになる。
【0011】
このような技術の一例として、特開平6−125539号公報記載の「画像符号化装置」や特開2000−78558号公報記載の「映像情報配信システム、映像情報配信方法及び記録媒体」が知られている。
【0012】
この「画像符号化装置」の公報では、H.261方式、JPEG方式と云う2つの異なる符号化モードを、同一の符号化装置でプログラムの入れ替える技術が記載されている。
【0013】
また、「映像情報配信システム、映像情報配信方法及び記録媒体」の公報では、特性の異なる2つのネットワークをまたがる映像情報配信システムとして、配送サーバの中に画像フォーマット1で送信された画像を一旦伸長し、さらにその画像を画像フォーマット2で圧縮する技術が記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の画像通信システムは、先に接続した端末に対して画像符号変換装置から送信する画像データが無いので、両端末の接続手順が完了するまで先に接続した端末に対して画像符号変換装置から正常な画像データを送信できないという欠点を有している。
【0015】
また、使用する多重分離プロトコルの規格によっては、画像データを送信するための領域が固定で割り付けられている場合があり、画像データが無い状態で送信すると端末側では不正な画像データとして認識してしまうので、正常な通信ができていないと判断し通信を切断するという欠点を有している。
【0016】
さらにまた、通信中のプログラムの入れ替えは送信の中断や受信データの破棄の可能性があり、画像の伸長・圧縮処理は複雑になるという欠点を有している。
【0017】
本発明の目的は、先に接続完了した端末に対して相手端末と同じ画像符号化方式の固定パターンデータを送信することで、正常に画像データを送信する画像通信システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の画像通信システムは、
相手端末と同じ画像符号化方式の固定パターンデータとして、第1の端末に対してはH.261の画像符号化方式に従った固定パターンデータを、第2の端末にはMPEG(Moving Picture Experts Group)の画像符号化方式に従った固定パターンデータを各々保存し、先に接続完了した端末に対してこの端末に対応する固定パターンデータを送信することで、先に接続した端末に対して正常な画像データを送信することを特徴としている。
【0019】
本発明の第2の画像通信システムは、
画像符号変換装置と、これに接続する第1の映像符号化方式の端末及び第2の映像符号化方式の端末とであって、
前記画像符号変換装置は、
プロトコルの制御と画像符号変換制御を行う制御部と;
複数のプロトコル処理を行う制御プロトコル部と;
制御プロトコルデータと画像データを多重して前記第1の映像符号化方式の端末及び前記第2の映像符号化方式の端末に送信し、前記第1の映像符号化方式の端末及び前記第2の映像符号化方式の端末から画像データを受信し、前記制御プロトコルデータと前記画像データに分離する多重分離プロトコル部と;
前記画像データの符号化方式の変換を行う画像符号変換部と;
前記第1の映像符号化方式の端末に適合した映像符号化方式の固定パターンデータを格納する第1の固定パターン格納部と;
前記第2の映像符号化方式の端末に適合した映像符号化方式の固定パターンデータを格納する第2の固定パターン格納部と;
を有していることを特徴としている。
【0020】
本発明の第3の画像通信システムは、前記第2の画像通信システムにおいて、前記第1の映像符号化方式の端末がH.261方式の端末であり、前記第2の映像符号化方式の端末がMPEG(Moving Picture Experts Group)方式の端末であることを特徴としている。
【0021】
本発明の第4の画像通信システムは、前記第2または第3の画像通信システムにおいて、
前記制御プロトコル部が行う複数のプロトコル処理が、
H.242とH.245のプロトコル処理であることを特徴としている。
【0022】
本発明の第5の画像通信システムは、前記第2の画像通信システムにおいて、
前記制御部は、
接続処理の開始、切断処理の開始を判断し、同時に前記接続処理に合わせて前記制御プロトコル部、前記多重分離プロトコル部及び前記画像符号変換部に動作指示を行うことを特徴としている。
【0023】
本発明の第6の画像通信システムは、前記第2または第5の画像通信システムにおいて、
前記制御プロトコル部は、
前記第1及び第2の映像符号化方式の端末との接続、切断の手順をそれぞれの制御プロトコルの規格に従い処理し、接続、切断の完了を前記制御部に通知することを特徴としている。
【0024】
本発明の第7の画像通信システムは、前記第2、第5または第6の画像通信システムにおいて、
前記多重分離プロトコル部は、
前記画像データと前記制御データとを多重し、前記第1及び第2の映像符号化方式の端末に送信し、受信したデータを前記画像データと前記制御プロトコルデータとに分離し、各々のデータを前記画像符号変換部と前記制御プロトコル部に送出することを特徴としている。
【0025】
本発明の第8の画像通信システムは、前記第2、5、6又は第7の画像通信システムにおいて、
前記画像符号変換部は、
画像データを前記多重分離プロトコル部で分離された前記第1及び第2の映像符号化方式の端末の符号化方式に各々変換し、前記第1の映像符号化方式の端末に対してはH.261からMPEG変換を、前記第2の映像符号化方式の端末に対してはMPEGからH.261変換を行い、これら符号変換したデータは前記多重分離プロトコル部に送出されることを特徴としている。
【0026】
本発明の第9の画像通信システムは、前記第2、5、6、7又は第8の画像通信システムにおいて、
前記第1の固定パターン格納部は、
前記第1の映像符号化方式の端末の持つH.261符号化方式に従った画像データの固定パターンデータを有し、前記多重分離プロトコル部に前記固定パターンデータを送出することを特徴としている。
【0027】
本発明の第10の画像通信システムは、前記第2、5、6、7、8又は第9の画像通信システムにおいて、
前記第2の固定パターン格納部は、
前記第2の映像符号化方式の端末の持つMPEG符号化方式に従った画像データの固定パターンデータを有し、前記多重分離プロトコル部に前記固定パターンデータを送出することを特徴としている。
【0028】
本発明の第11の画像通信システムは、前記第2の画像通信システムにおいて、
前記画像符号変換装置が、
異なる画像符号化方式を持つ端末間で画像データを変換する際に、接続時のシーケンスは、異なるプロトコルにより前記第1の映像符号化方式の端末と前記画像符号変換装置間並びに前記第2の映像符号化方式の端末と前記画像符号変換装置間でそれぞれ独立に行われることを特徴としている。
【0029】
本発明の第12の画像通信システムは、前記第1〜11の画像通信システムにおいて、
画像通信システムをテレビ局放送網に適用したことを特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0031】
図1は本発明の画像通信システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0032】
図1に示す本実施の形態は、画像符号変換装置1と、これに接続するH.261方式の端末2と、MPEG4方式の端末3とから構成される。
【0033】
なお、画像符号変換装置1は、各プロトコルの制御と画像符号変換制御を行う制御部11と、H.242とH.245のプロトコル処理を行う制御プロトコル部12と、制御プロトコルのデータと画像データを多重して端末2および端末3に送信する、あるいは端末2および端末3からの画像データを受信し制御プロトコルのデータと画像データに分離する多重分離プロトコル部13と、画像データの符号化方式の変換を行う画像符号変換部14と、端末2に適合したH.261の画像符号化方式の固定パターンデータを格納する固定パターン格納部15と、端末3に適合したMPEG4の画像符号化方式の固定パターンデータを格納する固定パターン格納部16とを有している。
【0034】
なお、映像符号化の国際標準方式は代表的なものとして、MPEG(Moving Picture Experts Group)1,2が規格化されており、MPEG2に続く映像符号化方式の国際標準としてはMPEG4が規格化されている。
【0035】
次に動作を説明する。
【0036】
制御部11は、接続処理の開始、切断処理の開始を判断し実行する。同時に制御部11の処理に合わせて制御プロトコル部12、多重分離プロトコル部13、画像符号変換部14に動作指示を行う。
【0037】
制御プロトコル部12は、端末2,3との接続、切断の手順をそれぞれの制御プロトコルの規格(図1では、ITU−T勧告H.242,H.245を例として採用している)に従い処理し、接続、切断の完了を制御部11に通知する。
【0038】
多重分離プロトコル部13は、画像データと制御プロトコルデータを多重し、相手の端末2、端末3に送信する。また、受信したデータを画像データと制御プロトコルデータに分離し、各々のデータを画像符号変換部14と制御プロトコル部12に送出する。多重分離の処理は多重分離プロトコルの規格に従う(図1では、ITU−T勧告H.221,H.223を例として採用している)。
【0039】
画像符号変換部14は、多重分離プロトコル部13で分離された相手の端末2および端末3の画像データの符号化方式に変換する。端末2に対してはH.261→MPEG4変換を、端末3に対してはMPEG4→H.261変換を行うことになる。これら符号変換したデータは多重分離プロトコル部13に送出される。
【0040】
固定パターン格納部15は、端末2の持つH.261符号化方式に従った画像データの固定パターンを持ち、多重分離プロトコル部13にデータを送出する。
【0041】
固定パターン格納部16は、端末3の持つMPEG4符号化方式に従った画像データの固定パターンを持ち、多重分離プロトコル部13にデータを送出する。
【0042】
画像符号変換装置1において最上位機能は制御部11になる。そのため、制御プロトコル部12は制御部11からの指示で動作しその結果を制御部11に通知する。端末2接続通知、端末3接続通知は、制御プロトコル部12から制御部11へのイベントとなる。
【0043】
画像符号変換装置1は、最終的には異なるプロトコルの端末2と端末3とを通信させるのが目的であるが、プロトコルが異なるために接続時のシーケンスは端末2−画像符号変換装置1間、端末3−画像符号変換装置1間でそれぞれ独立に行われる。
【0044】
この接続のシーケンスを制御するのが制御プロトコル部12であり、端末2、端末3と同じプロトコルの機能をそれぞれ搭載している。
【0045】
図2は図1の制御部の通信状態遷移を示す図である。
【0046】
図2の状態遷移表は、その上位の制御部11について示したものである。
【0047】
まず、状態遷移表の各イベントについて簡単に説明すると、「接続開始指示」とは、画像符号変換装置1を制御する他の装置からの指示を示している。他の装置とは、例えば呼(call)を管理している装置で、端末2が発信し、端末3が着信側となる場合やその反対の場合である。このような呼に関する制御は画像符号変換装置1では行わない。
【0048】
「接続開始指示」により、端末2と端末3に対してそれぞれ接続シーケンスを流す。この段階では、端末2−画像符号変換装置1、端末3−画像変換装置1の間はともに接続シーケンスが流れている状態で、どちらも接続状態とは云えずIDLE状態として接続中になる。
【0049】
「端末2接続通知」は、端末2−画像符号変換装置1間で接続シーケンスが完了し通信可能となった状態で、その結果を制御プロトコル部12が制御部11に通知するイベントであり、制御部11では端末2−画像符号変換装置1が接続状態になったというイベントとして通信中を認識する。
【0050】
このとき、端末3−画像符号変換装置1がすでに接続完了状態(端末3接続通知を制御部11に通知している状態)であれば、端末2と端末3は画像符号変換装置1を介して通信可能な状態にある。
【0051】
しかし、端末3−画像符号変換装置1がまだ接続待ち状態の接続中(端末3接続通知を制御部11に通知していない状態)では、端末2−画像符号変換装置1が接続状態になっても端末3側が接続されていないので、端末2−端末3間で通信はできない。この場合、端末3は接続待ち状態の接続中である。
【0052】
接続中とは接続シーケンスが流れている状態で、接続するための動作をしている状態を意味し、実質は「接続待ち」の状態を示す。
【0053】
この時点で、端末2側に対して画像データとして固定パターンを送出することにより、端末2側の画像のプロトコルに通信相手である端末3が正常に動いていると認識させるところが特徴である。つまり端末3側が接続完了し、制御部11に端末3接続通知を通知するまでの間、ダミーの固定パターンを選出し送出する動作が特徴的なプロセスとなる。
【0054】
端末3接続通知についても、端末2と端末3を読み替えることで上述と同じ動作となるので、ここでは説明を省略する。
【0055】
つまり、接続中というのは、端末2−画像符号変換装置1間、端末3−画像符号変換装置3間ともに制御プロトコルによる接続シーケンスが流れている状態であるが、両方とも接続が完了していない状態を示す。
【0056】
端末2接続中というのは端末2−画像符号変換装置1が接続されていない状態で、端末3接続中というのはその逆で端末3−画像符号変換装置1が接続されていない状態を示す。
【0057】
図3は画像通信システムの端末2の接続動作を示すフローチャートである。
【0058】
図4は画像通信システムの端末3の接続動作を示すフローチャートである。
【0059】
次に、図1、図2、図3および図4を参照して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。
【0060】
まず、画像符号変換装置1の制御部11より制御プロトコル部12に接続指示が出力されると、制御プロトコル部12は端末2および端末3に対してそれぞれの接続手順を実行する。端末2との接続が完了すると、制御プロトコル部12は制御部11に対して端末2の接続通知を行う。
【0061】
制御部11は図3に示すフローチャートの処理を開始する。
【0062】
まず、制御部11が管理している通信状態の判定を行う(ステップA1)。
【0063】
通信状態が端末2に接続中である場合は、通信状態を端末3接続中に変更する(ステップA2)。次に、多重分離プロトコル部13に固定パターン送信指示を行う(ステップA3)。
【0064】
多重分離プロトコル部13は、制御部11の固定パターン送信指示により、固定パターン格納部15に格納されている固定パターンの符号化された画像データを制御プロトコルデータと共に多重し、端末2に送信を開始する。通信状態が端末2接続完了である場合は、通信状態を通信中に変更する(ステップA4)。
【0065】
次に、多重分離プロトコル部13に、画像符号変換データ送信指示を行う(ステップA5)。多重分離プロトコル部13は、制御部11の画像符号変換データ送信指示により、画像符号変換部14で符号変換されたデータを制御プロトコルデータと共に多重し、端末2に送信を開始する。
【0066】
端末2との接続が完了すると、同様に、制御プロトコル部12は制御部11に対して端末3接続通知を行う。
【0067】
制御部11は図4に示すフローチャートの処理を開始する。
【0068】
まず、制御部11が管理している通信状態の判定を行う(ステップB1)。
【0069】
通信状態が端末3と接続中である場合は、通信状態を端末2接続中に変更する(ステップB2)。次に、多重分離プロトコル部13に固定パターン送信指示を行う(ステップB3)。
【0070】
多重分離プロトコル部13は、制御部11の固定パターン送信指示により、固定パターン格納部16に格納されている固定パターンの符号化された画像データを制御プロトコルデータと共に多重し、端末3に送信を開始する。
【0071】
通信状態が端末3に対して接続完了である場合は、通信状態を通信中に変更する(ステップB4)。次に、多重分離プロトコル部13に、画像符号変換データ送信指示を行う(ステップB5)。多重分離プロトコル部13は、制御部11の画像符号変換データ送信指示により、画像符号変換部14で符号変換されたデータを制御プロトコルデータと共に多重し、端末3に送信を開始する。
【0072】
次に、端末2が先に接続する場合の画像データの流れについて説明する。
【0073】
制御部11は制御プロトコル部12に接続指示を出す。制御プロトコル部12は、端末2との接続をH.242プロトコルに従い実行する。同時に端末3との接続をH.245プロトコルに従い実行する。
【0074】
まず、端末2との接続が完了すると制御プロトコル部12は、制御部11に端末2の接続通知を行う。
【0075】
制御部11は図3の制御部フローチャートに従い動作する。通信状態を判断し(ステップA1)、接続中であるので通信状態を端末3接続中に変更する(ステップA2)。
【0076】
次に、多重分離プロトコル部13に固定パターン送信指示を行う(ステップA3)。多重分離プロトコル部13は、制御部11の固定パターン送信指示により、固定パターン格納部15に格納されている固定パターンの符号化された画像データを、制御プロトコルデータと共に多重し端末2に送信を開始する。このときの画像データの流れを図5に示す。
【0077】
図5は端末3接続中の画像データの流れを示す図である。
【0078】
なお、図5において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0079】
端末2に送信する画像データは、H.261符号化方式で符号化した固定パターン格納部15のデータである。端末2から受信したデータは、多重分離プロトコル部13から画像符号変換部14にデータが転送される。画像符号変換部14は、画像データの符号化方式をH.261からMPEG4に変換し、端末3側の画像データとして多重分離プロトコル部13に渡す。しかし、端末3側は接続中(接続待ち状態)であるので、変換した画像データは多重しない。
【0080】
端末3の接続が完了すると制御プロトコル部12は、制御部11に端末3接続通知を行う。
【0081】
次に、制御部11は図4の制御部フローチャートに従い動作する。
【0082】
通信状態を判断し(ステップB1)、端末3に接続完了であるので通信状態を通信中に変更する(ステップB4)。次に、多重分離プロトコル部13に画像符号変換データ送信指示を行う(ステップB5)。多重分離プロトコル部13は、制御部11の画像符号変換データ送信指示により、固定パターン格納部16の画像データの多重を終了し、その代わりに画像符号変換部14でMPEG4からH.261に変換された画像データの多重を行う。
【0083】
このときの画像データの流れを図6に示す。
【0084】
図6は通信中の画像データの流れを示す図である。
【0085】
なお、図6において図1に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0086】
図6で示す画像データの流れが画像符号変換装置1としての正常な通信状態である。図5及び図6について簡単に説明すると、図5は図2の状態遷移での端末3接続完了待ちで、端末3側がまだ接続されていない状態を示している。状態遷移としては、「IDLE」→「接続中」→「端末3接続完了待ち」→「通信中」となる。「端末3接続完了待ち」の状態を図5で示し、通信中の状態を図6で示している。
【0087】
状態遷移は2つのパターンが考えられ、以下に示す。
【0088】
▲1▼端末2が先に接続完了する場合で、例ではH.261の固定パターン送出時に、
「IDLE」→「接続中」→「端末3接続完了待ち」→「通信中」(図5で示したパターン)となる。
【0089】
▲2▼端末3が先に接続完了する場合で、例ではMPEG4の固定パターン送出時に、
「IDLE」→「接続中」→「端末2接続完了待ち」→「通信中」 となる。
【0090】
H.261、MPEG4は画像のプロトコルで、ITU−T等の規格で様々なパターンが考えられている。制御プロトコル、多重分離プロトコルも同様にいろいろパターンがあるが、組み合わせに制限がある。
【0091】
上述の通り本発明は、画像符号変換装置1において、先に接続完了した端末に正常な画像データを送信できるものである。
【0092】
固定パターン格納部に、それぞれの相手端末と同じ画像符号化方式の固定パターンデータを保存し(端末Aに対してはH.261、端末BにはMPEG4の画像符号化方式に従った固定パターンデータを保存する)、先に接続完了した端末に対してこの固定パターンデータを送信することで、先に接続した端末に正常な画像データを送信することを可能とする。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像通信システムは、画像符号変換装置と端末の接続待ち時に、2つの端末の画像符号変換装置との接続タイミングが異なった場合、先に接続した端末に対してもう一方の端末が接続できるまでの間、格納部の固定パターンデータを送信することができるので、接続完了時に正常に符号化された画像データを送信できるという効果を有している。
【0094】
また、多重分離プロトコルの種類により画像データの領域が固定的に存在する場合(例えばH.221プロトコル)、画像符号変換装置は送信するデータが無いと空の状態で送信し、そのデータを受信する端末では不正な画像データと認識してしまうが、画像データ領域を空で送信することは無いので端末に接続できるという効果を有している。
【0095】
さらにまた、多重分離プロトコルの種類により画像データの領域が固定的に存在しない場合(例えばH.223プロトコル)、画像符号変換装置は送信する画像データが無いと制御プロトコルのデータのみ多重して送信するため、端末では分離処理をしても画像データは存在しないが、常に端末の持つ符号化方式に合わせた画像データを送信できるので端末に接続できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像通信システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の通信状態遷移を示す図である。
【図3】画像通信システムの端末2の接続動作を示すフローチャートである。
【図4】画像通信システムの端末3の接続動作を示すフローチャートである。
【図5】端末3接続中の画像データの流れを示す図である。
【図6】通信中の画像データの流れを示す図である。
【符号の説明】
1  画像符号変換装置
2  端末
3  端末
11  制御部
12  制御プロトコル部
13  多重分離プロトコル部
14  画像符号変換部
15  固定パターン格納部
16  固定パターン格納部

Claims (12)

  1. 相手端末と同じ画像符号化方式の固定パターンデータとして、第1の端末に対してはH.261の画像符号化方式に従った固定パターンデータを、第2の端末にはMPEG(Moving Picture Experts Group)の画像符号化方式に従った固定パターンデータを各々保存し、先に接続完了した端末に対してこの端末に対応する固定パターンデータを送信することで、先に接続した端末に対して正常な画像データを送信することを特徴とする画像通信システム。
  2. 画像符号変換装置と、これに接続する第1の映像符号化方式の端末及び第2の映像符号化方式の端末とであって、
    前記画像符号変換装置は、
    プロトコルの制御と画像符号変換制御を行う制御部と;
    複数のプロトコル処理を行う制御プロトコル部と;
    制御プロトコルデータと画像データを多重して前記第1の映像符号化方式の端末及び前記第2の映像符号化方式の端末に送信し、前記第1の映像符号化方式の端末及び前記第2の映像符号化方式の端末から画像データを受信し、前記制御プロトコルデータと前記画像データに分離する多重分離プロトコル部と;
    前記画像データの符号化方式の変換を行う画像符号変換部と;
    前記第1の映像符号化方式の端末に適合した映像符号化方式の固定パターンデータを格納する第1の固定パターン格納部と;
    前記第2の映像符号化方式の端末に適合した映像符号化方式の固定パターンデータを格納する第2の固定パターン格納部と;
    を有していることを特徴とする画像通信システム。
  3. 前記第1の映像符号化方式の端末がH.261方式の端末であり、前記第2の映像符号化方式の端末がMPEG(Moving Picture Experts Group)方式の端末であることを特徴とする請求項2記載の画像通信システム。
  4. 前記制御プロトコル部が行う複数のプロトコル処理が、
    H.242とH.245のプロトコル処理であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の画像通信システム。
  5. 前記制御部は、
    接続処理の開始、切断処理の開始を判断し、同時に前記接続処理に合わせて前記制御プロトコル部、前記多重分離プロトコル部及び前記画像符号変換部に動作指示を行うことを特徴とする請求項2記載の画像通信システム。
  6. 前記制御プロトコル部は、
    前記第1及び第2の映像符号化方式の端末との接続、切断の手順をそれぞれの制御プロトコルの規格に従い処理し、接続、切断の完了を前記制御部に通知することを特徴とする請求項2又は請求項5記載の画像通信システム。
  7. 前記多重分離プロトコル部は、
    前記画像データと前記制御データとを多重し、前記第1及び第2の映像符号化方式の端末に送信し、受信したデータを前記画像データと前記制御プロトコルデータとに分離し、各々のデータを前記画像符号変換部と前記制御プロトコル部に送出することを特徴とする請求項2、5又は6記載の画像通信システム。
  8. 前記画像符号変換部は、
    画像データを前記多重分離プロトコル部で分離された前記第1及び第2の映像符号化方式の端末の符号化方式に各々変換し、前記第1の映像符号化方式の端末に対してはH.261からMPEG変換を、前記第2の映像符号化方式の端末に対してはMPEGからH.261変換を行い、これら符号変換したデータは前記多重分離プロトコル部に送出されることを特徴とする請求項2、5、6又は7記載の画像通信システム。
  9. 前記第1の固定パターン格納部は、
    前記第1の映像符号化方式の端末の持つH.261符号化方式に従った画像データの固定パターンデータを有し、前記多重分離プロトコル部に前記固定パターンデータを送出することを特徴とする請求項2、5、6、7又は8記載の画像通信システム。
  10. 前記第2の固定パターン格納部は、
    前記第2の映像符号化方式の端末の持つMPEG符号化方式に従った画像データの固定パターンデータを有し、前記多重分離プロトコル部に前記固定パターンデータを送出することを特徴とする請求項2、5、6、7、8又は9記載の画像通信システム。
  11. 前記画像符号変換装置が、
    異なる画像符号化方式を持つ端末間で画像データを変換する際に、接続時のシーケンスは、異なるプロトコルにより前記第1の映像符号化方式の端末と前記画像符号変換装置間並びに前記第2の映像符号化方式の端末と前記画像符号変換装置間でそれぞれ独立に行われることを特徴とする請求項2記載の画像通信システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像通信システムを、テレビ局放送網に適用したことを特徴とする放送システム。
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