JP2004047458A - エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL素子の損傷を受けるのを防止すると共に、また放熱性を向上して、温度上昇による素子特性の劣化を防止する。
【解決手段】表面に有機EL素子を備えたデバイスガラス基板1と、このデバイス基板1とシール樹脂4を用いて貼り合わされた封止ガラス基板5と、封止ガラス基板5の表面に形成された乾燥剤層8と、を具備する有機ELパネルにおいて、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層8との間に熱伝導性スペーサ9を設けた。また、ポケット部6を含む封止ガラス基板5の表面には、熱伝導層7を形成した。熱伝導層7は、クロム層やアルミニウム層等の金属層を蒸着あるいはスパッタにより形成することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレクトロルミネッセンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro Luminescence:以下、「有機EL」と称する。)素子を用いた有機EL表示装置が、CRTやLCDに代わる表示装置として注目されている。
【0003】
一般に、有機EL素子は湿気に弱いため、有機EL表示パネルでは、乾燥剤が塗布された金属キャップやガラスキャップで蓋をして、湿気の浸入を防止していた。図5はそのような従来例のEL表示パネルの構造を示す断面図である。デバイスガラス基板100は、その表面に多数の有機EL素子(不図示)が形成された表示領域を有している。そして、表示領域の全面は有機EL素子のカソード層101によって被覆されている。カソード層101は例えばアルミニウム層で形成されている。また、デバイスガラス基板100の裏面には偏向板102が装着されている。
【0004】
そして、上記構成のデバイスガラス基板100は、エポキシ樹脂等から成るシール樹脂103を用いて、封止ガラス基板104と貼り合わされている。封止ガラス基板104には、上記表示領域に対応した領域に凹部(以下、ポケット部105という)がエッチングによって形成され、このポケット部105に水分等の湿気を吸収するための乾燥剤層106が塗布されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の封止構造の有機ELパネルでは、外力により、デバイスガラス基板100あるいは、封止ガラス基板104に撓みが生じ、有機EL素子が乾燥剤層106に接触し、カソード層101やその下層の有機発光材料層が損傷を受けるおそれがあった。
【0006】
また、有機EL素子は自発光素子であり、発光時に発熱する。すると、有機EL素子が形成されたガラス基板の温度が上昇する。ところが、上記従来の封止構造では放熱性が悪いために、温度上昇が急激に起こり、例えば60°C以上に温度が上昇すると、有機EL素子の発光有機材料の劣化が起こり、その寿命が低下してしまうという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、第1の絶縁性基板と、前記絶縁性基板の表面に形成されたエレクトロルミネッセンス素子と、前記第1の絶縁性基板の表面に対向して貼り合わされた第2の絶縁性基板と、前記第2の絶縁性基板の前記第1の絶縁性基板に対向する面に形成された乾燥剤層と、前記エレクトロルミネッセンス素子と前記乾燥剤層との間隙に挿入された複数のスペーサと、を有することを特徴とする。
【0008】
係る構成によれば、エレクトロルミネッセンス素子と乾燥剤層との間隙に複数のスペーサを挿入したので、エレクトロルミネッセンス素子と乾燥剤層とが接触して、エレクトロルミネッセンス素子(カソード層を含む)の損傷が防止される。また、スペーサに熱伝導性を持たせることで、エレクトロルミネッセンス素子が発生する熱を外部に放熱する作用が得られ、これによりエレクトロルミネッセンス素子の劣化を防止することもできる。
【0009】
また上記構成に加えて、前記第2の絶縁性基板の表面に熱伝導層が形成され、該熱伝導層上に前記乾燥剤層が形成されていることを特徴とする。係る構成によれば、エレクトロルミネッセンス素子からの熱は、熱伝導性を有するスペーサ及び熱伝導層を介して、第2の絶縁性基板側へすみやかに放熱される。これによりエレクトロルミネッセンス素子の温度上昇が抑制され、素子特性の劣化が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態に係るエレクトロルミネッセンス装置を示す平面図である。図2は、図1におけるA−A線における断面図である。
【0012】
デバイスガラス基板1は、その表面に多数の有機EL素子(不図示)が形成された表示領域を有している。その厚みは、0.7mm程度である。この表示領域は、複数の画素がマトリクス状に配置され、各画素毎に有機EL素子が配置されている。そのような画素の詳細な構造については後述する。
【0013】
そして、表示領域の全面は有機EL素子のカソード層2によって被覆されている。カソード層2は例えばアルミニウム層で形成されている。また、デバイスガラス基板1の裏面には偏向板3が装着されている。
【0014】
上記構成のデバイスガラス基板1は、エポキシ樹脂等から成るシール樹脂4を用いて、封止ガラス基板5と貼り合わされている。封止ガラス基板5の厚みは、0.7mm程度である。封止ガラス基板5には、上記表示領域に対応した領域に凹部(以下、ポケット部6という)がエッチングによって形成されている。ポケット部6の深さは、0.3mm程度である。
【0015】
そして、ポケット部6を含む封止ガラス基板5の表面には、熱伝導層7が形成されている。熱伝導層7は、クロム層やアルミニウム層等の金属層を蒸着あるいはスパッタにより形成することができる。その厚みは、クロム層の場合で100μm程度が好ましい。
【0016】
前記シール樹脂4は封止ガラス基板5のポケット部6の周辺部とデバイスガラス基板1の端部との間に挟まれるように形成され、両基板を接着し、封止している。
【0017】
熱伝導層7上のポケット部6には、水分等の湿気を吸収するための乾燥剤層8が塗布されている。乾燥剤層8は例えば、粉末状の酸化カルシウムや酸化バリウム等、及び接着剤として樹脂を溶剤に溶かした状態にして、ポケット部6の底部に塗布し、更にUV照射や加熱処理を行うことで硬化させることで形成される。
【0018】
そして、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層8との間の間隙に、複数の熱伝導性スペーサ9が挿入されている。熱伝導性スペーサ9の材料としては、金属が好ましいが、特に軟らかい金属が好ましく、例えばインジウムが適している。また、複数の熱伝導性スペーサ9の形状は球状であることが好ましい。
【0019】
複数の熱伝導性スペーサ9は、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層8との間に嵌入されていてもよいし、遊嵌されていてもよい。すなわち、複数の熱伝導性スペーサ9は、貼り合わされたデバイスガラス基板1あるいは封止ガラス基板5に外力が加わった時に、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層8との間隔を保つと共に、外力から有機EL素子を保護するための緩衝材として機能すればよい。
【0020】
上記構成によれば、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層との間に複数の熱伝導性スペーサ9を設けたので、有機EL素子と乾燥剤層8とが接触して、有機EL素子(カソード層2を含む)の損傷が防止される。また、複数の熱伝導性スペーサ9は、有機EL素子が発生する熱を外部に放熱する作用があるので、有機EL素子の劣化を防止することもできる。
【0021】
また、封止ガラス基板5に熱伝導層7を設けたので、有機EL素子からの熱はカソード層2、熱伝導性スペーサ9、熱伝導層7を経由して、封止ガラス基板5の側へすみやかに放熱される。これにより有機EL素子の温度上昇が抑制され、素子特性の劣化が防止される。
【0022】
なお、上記実施形態において、ポケット部6を設けた上で、さらに熱伝導性スペーサ9を設ける構造を示した。ポケット部6を設けたことにより、有機EL素子と乾燥剤層8との間隔が広くなり、両者がより接触しにくくなる利点がある。しかし、本発明はこれに限られず、ポケット部6を設けずに、複数の熱伝導性スペーサ9のみを設けてもよい。
【0023】
また、複数の熱伝導性スペーサ9及び熱伝導層7を設けることにより、放熱性が高まるが、熱伝導層7を設けず、複数の熱伝導性スペーサ9のみを形成した構造でも、ある程度の放熱性の向上が期待できる。
【0024】
また上記実施形態では、デバイスガラス基板1と封止ガラス基板5とがシール樹脂4によって封止されているが、シール樹脂4を用いずに封止することもできる。例えば、デバイスガラス基板1と封止ガラス基板5とが互いに接着される部分をレーザー照射により加熱溶融させ、その状態で両基板を溶着し、その後両基板が冷却されることで固着される。この場合、デバイスガラス基板1と封止ガラス基板5の中、少なくとも一方の基板が加熱溶融されていれば、他方の基板と接着することができる。また、デバイスガラス基板1あるいは封止ガラス基板5を加熱溶融するのではなく、それらの基板の間に加熱によって溶融する部材を挿入し、これを加熱溶融することで、両基板を間接的に溶着することも可能である。
【0025】
また、複数の熱伝導性スペーサ9に限らず、その代わりに、熱伝導性の低い材料、例えば非金属から成る複数のスペーサを利用しても、スペーサとしての効果が得られる。すなわち、貼り合わされたデバイスガラス基板1あるいは封止ガラス基板5に外力が加わった時に、有機EL素子のカソード層2と乾燥剤層8との間隔を保つと共に、外力から有機EL素子を保護するという効果が得られる。
【0026】
次に、上記実施の形態に共通に適用されるEL表示装置の表示画素の構成例について説明する。
【0027】
図3に有機EL表示装置の表示画素付近を示す平面図を示し、図4(a)に図3中のA−A線に沿った断面図を示し、図4(b)に図3中のB−B線に沿った断面図を示す。
【0028】
図3及び図4に示すように、ゲート信号線51とドレイン信号線52とに囲まれた領域に表示画素115が形成されており、マトリクス状に配置されている。
【0029】
この表示画素115には、自発光素子である有機EL素子60と、この有機EL素子60に電流を供給するタイミングを制御するスイッチング用TFT30と、有機EL素子60に電流を供給する駆動用TFT40と、保持容量とが配置されている。なお、有機EL素子60は、第1の電極であるアノード層61と、発光材料からなる発光素子層と、第2の電極であるカソード層65とから成っている。
【0030】
即ち、両信号線51,52の交点付近にはスイッチング用TFTである第1のTFT30が備えられており、そのTFT30のソース33sは保持容量電極線54との間で容量をなす容量電極55を兼ねるとともに、EL素子駆動用TFTである第2のTFT40のゲート41に接続されており、第2のTFT40のソース43sは有機EL素子60のアノード層61に接続され、他方のドレイン43dは有機EL素子60に供給される電流源である駆動電源線53に接続されている。
【0031】
また、ゲート信号線51と並行に保持容量電極線54が配置されている。この保持容量電極線54はクロム等から成っており、ゲート絶縁膜12を介してTFT30のソース33sと接続された容量電極55との間で電荷を蓄積して容量を成している。この保持容量56は、第2のTFT40のゲート電極41に印加される電圧を保持するために設けられている。
【0032】
図4に示すように、有機EL表示装置は、ガラスや合成樹脂などから成る基板又は導電性を有する基板あるいは半導体基板等の基板10上に、TFT及び有機EL素子を順に積層形成して成る。ただし、基板10として導電性を有する基板及び半導体基板を用いる場合には、これらの基板10上にSiOやSiNなどの絶縁膜を形成した上に第1、第2のTFT及び有機EL素子を形成する。いずれのTFTともに、ゲート電極がゲート絶縁膜を介して能動層の上方にあるいわゆるトップゲート構造である。ただし、トップゲート構造に限らず、ゲート電極上に能動層が重なる、いわゆるボトムゲート構造でもよい。
【0033】
まず、スイッチング用TFTである第1のTFT30について説明する。
【0034】
図4(a)に示すように、石英ガラス、無アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、非晶質シリコン膜(以下、「a−Si膜」と称する。)をCVD法等にて成膜し、そのa−Si膜にレーザ光を照射して溶融再結晶化させて多結晶シリコン膜(以下、「p−Si膜」と称する。)とし、これを能動層33とする。その上に、SiO膜、SiN膜の単層あるいは積層体をゲート絶縁膜12として形成する。更にその上に、Cr、Moなどの高融点金属からなるゲート電極31を兼ねたゲート信号線51及びAlから成るドレイン信号線52を備えており、有機EL素子の駆動電源でありAlから成る駆動電源線53が配置されている。
【0035】
そして、ゲート絶縁膜12及び能動層33上の全面には、SiO膜、SiN膜及びSiO膜の順に積層された層間絶縁膜15が形成されており、ドレイン33dに対応して設けたコンタクトホールにAl等の金属を充填したドレイン電極36が設けられ、更に全面に有機樹脂から成り表面を平坦にする平坦化絶縁膜17が形成されている。
【0036】
次に、有機EL素子の駆動用TFTである第2のTFT40について説明する。図4(b)に示すように、石英ガラス、無アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、a−Si膜にレーザ光を照射して多結晶化してなる能動層43、ゲート絶縁膜12、及びCr、Moなどの高融点金属からなるゲート電極41が順に形成されており、その能動層43には、チャネル43cと、このチャネル43cの両側にソース43s及びドレイン43dが設けられている。そして、ゲート絶縁膜12及び能動層43上の全面に、SiO膜、SiN膜及びSiO膜の順に積層された層間絶縁膜15を形成し、ドレイン43dに対応して設けたコンタクトホールにAl等の金属を充填して駆動電源に接続された駆動電源線53が配置されている。更に全面に例えば有機樹脂から成り表面を平坦にする平坦化絶縁膜17を備えている。そして、その平坦化絶縁膜17のソース43sに対応した位置にコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを介してソース43sとコンタクトしたITOから成る透明電極、即ち有機EL素子のアノード層61を平坦化絶縁膜17上に設けている。このアノード層61は各表示画素ごとに島状に分離形成されている。
【0037】
有機EL素子60は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極から成るアノード層61、MTDATA(4,4−bis(3−methylphenylphenylamino)biphenyl)から成る第1ホール輸送層、TPD(4,4,4−tris(3−methylphenylphenylamino)
triphenylanine)からなる第2ホール輸送層から成るホール輸送層62、キナクリドン(Quinacridone)誘導体を含むBebq2(10−ベンゾ〔h〕キノリノール−ベリリウム錯体)から成る発光層63、及びBebq2から成る電子輸送層64、マグネシウム・インジウム合金もしくはアルミニウム、もしくはアルミニウム合金から成るカソード層65が、この順番で積層形成された構造である。
【0038】
有機EL素子60は、アノード層61から注入されたホールと、カソード層65から注入された電子とが発光層の内部で再結合し、発光層を形成する有機分子を励起して励起子が生じる。この励起子が放射失活する過程で発光層から光が放たれ、この光が透明なアノード層61から透明絶縁基板を介して外部へ放出されて発光する。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、エレクトロルミネッセンス素子と乾燥剤層との間に複数のスペーサを設けたので、エレクトロルミネッセンス素子と乾燥剤層とが接触して、エレクトロルミネッセンス素子(カソード層を含む)の損傷が防止される。また係る複数のスペーサは、熱伝導性を有していれば、エレクトロルミネッセンス素子が発生する熱を外部に放熱する作用が生じるので、エレクトロルミネッセンス素子の劣化を防止することもできる。
【0040】
また上記構成に加えて、前記第2の絶縁性基板の表面に熱伝導層が形成され、該熱伝導層上に前記乾燥剤層が形成されているので、エレクトロルミネッセンス素子からの熱は、複数の熱伝導性のスペーサ及び熱伝導層を介して、第2の絶縁性基板側へすみやかに放熱される。これにより、エレクトロルミネッセンス素子の温度上昇が抑制され、素子特性の劣化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレクトロルミネッセンス表示装置の平面図である。
【図2】図1のA−A’線における断面図である。
【図3】有機EL表示装置の表示画素付近を示す平面図である。
【図4】有機EL表示装置の表示画素の断面図である。
【図5】従来例に係るエレクトロルミネッセンス装置の断面図である。
【符号の説明】
1 デバイスガラス基板  2 カソード層      3 偏向板
4 シール樹脂      5 封止ガラス基板    6 ポケット部
7 熱伝導層       8 乾燥剤層       9 熱伝導性スペーサ
10 絶縁性基板     12 ゲート絶縁膜    15 層間絶縁膜
17 平坦化絶縁膜    30 スイッチング用TFT
31 ゲート電極     32 ゲート絶縁膜    33 能動層
36 ドレイン電極    40 駆動用TFT    41 ゲート電極
43 能動層       51 ゲート信号線    52 ドレイン信号線
53 駆動電源線     54 保持容量電極線   55 容量電極
56 保持容量      60 有機EL素子    61 アノード層
62 ホール輸送層    63 発光層       64 電子輸送層
65 カソード層     100 デバイスガラス基板
101 カソード層    102 偏向板      103 シール樹脂
104 封止ガラス基板  105 ポケット部    106 乾燥剤層
115 表示画素

Claims (11)

  1. 第1の絶縁性基板と、
    前記第1の絶縁性基板の表面に形成されたエレクトロルミネッセンス素子と、
    前記第1の絶縁性基板の表面に対向して貼り合わされた第2の絶縁性基板と、前記第2の絶縁性基板の前記第1の絶縁性基板に対向する面に形成された乾燥剤層と、
    前記エレクトロルミネッセンス素子と前記乾燥剤層との間隙に挿入された複数のスペーサと、を有することを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置。
  2. 前記複数のスペーサは、熱伝導性を有することを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  3. 前記複数のスペーサは、金属から成ることを特徴とする請求項2記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  4. 前記複数のスペーサは、インジウムから成ることを特徴とする請求項3記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  5. 前記複数のスペーサは、移動自在に挿入されたことを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  6. 前記複数のスペーサは、球状であることを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  7. 前記第2の絶縁性基板の表面に熱伝導層が形成され、この熱伝導層上に前記乾燥剤層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  8. 前記第2の絶縁性基板の表面に凹部が形成され、この凹部に前記熱伝導層が形成されていることを特徴とする請求項7記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  9. 前記熱伝導層は、クロム層あるいはアルミニウム層であることを特徴とする請求項7記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  10. 前記第1の絶縁性基板と前記第2の絶縁性基板とはシール樹脂を用いて貼り合わされていることを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  11. 前記第1の絶縁性基板と前記第2の絶縁性基板とは互いに溶着されていることを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
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