JP2004044749A

JP2004044749A - Plunger stopper made of resin for ratchet type tensioner

Info

Publication number: JP2004044749A
Application number: JP2002205622A
Authority: JP
Inventors: Toyonaga Saito; 斉藤　豊永; Yoshio Kurokawa; 黒川　善夫
Original assignee: Tsubakimoto Chain Co
Current assignee: Tsubakimoto Chain Co
Priority date: 2002-07-15
Filing date: 2002-07-15
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2022-07-15
Also published as: JP3883192B2; KR100491373B1; KR20040007250A

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a plunger stopper made of resins in which a pull-out operation of the plunger stopper can be simply achieved without damaging a ratchet mechanism of a ratchet type tnesioner and the rushing out of the plunger can be simply prevented in attaching work of the tensioner to an engine block and in attaching/detaching work of a chain or the like. <P>SOLUTION: The plunger stopper 10 made of resins is for temporarily stopping the rushing-out of the plunger 23 by being used for the ratchet type tensioner 20. A torsional torque absorption part 13 to absorb the torsional torque generated to a lug piece is formed between a forked stopping piece 11 inserted so as to be clamped between a housing body 22 and a ratchet claw body 24, in a state of straddling a spring 25 for the ratchet claw body in a recessed groove 22A and the lug piece 12 extended from the stopping piece 11 and protruded to the outside of the housing body 22. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属するの技術分野】
本発明は、車両用エンジンのタイミングベルト、タイミングチェーン等に適正な張力を付与するラチェット式テンショナの付属品に関し、特に、ラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するためのプランジャ制止具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
エンジンのクランクシャフトとカムシャフトとの間で回転を伝達するタイミングベルトまたはタイミングチェーンの走行時に生じる振動を抑止し、かつ、適正な張力を維持するためのラチェット式テンショナは、ハウジング本体から突出するプランジャがエンジン本体側に揺動自在に軸支されているテンショナレバーの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テンショナレバーのシュー面がチェーン弛み側に摺動接触して張力を付加する構成となっている。
【０００３】
そこで、図１３に示すように、ハウジング本体３２内でプランジャ用ばね３６により付勢されて外部に出没自在に突出するプランジャ３３と、ハウジング本体３２に設けられたラチェット爪体の軸３４Ａにより揺動自在に軸支されてラチェット爪体用ばね３８で付勢されたラチェット爪体３４とを有する従来のラチェット式テンショナは、ハウジング本体３２の外側に突出したラチェット爪体の軸３４Ａの端部に固着された外部プレート３７を備えており、このラチェット式テンショナ３１を出荷したり、エンジンブロックに取り付ける場合には、ラチェット歯３３Ｂとラチェット爪３４Ｂとを係合させた状態で、図１３に示すように、ストッパーピン３９を外部プレート３７のピン挿入孔３７Ａに差し込むと同時に、ストッパーピン３９をハウジング本体３２の外壁端面３２Ａに当接させたり、図１５に示すように、ストッパーピン３９をハウジング本体３２に穿孔したストッパー孔周壁３２Ｂに当接させて、プランジャ３３がハウジング本体３２から飛び出さないように保持してエンジンブロックに取り付けた後、ストッパーピン３９を取り外すようになっている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
【特許文献１】
特許第３２２６０３７号公報（第２頁、図５乃至図１０）
【０００５】
しかし、このような従来のラチェット式テンショナ３１は、ハウジング本体３２にストッパーピン３９を挿入するための穴あけ加工やラチェット爪体３４を強制的に揺動させるための外部プレート３７を必要とするばかりでなく、外部プレート３７を軸３４に固着する加工工程を必要とするため、製造負担や製造コストが嵩むばかりでなく、ストッパーピン３９を外部プレート３７のピン挿入孔３７Ａに差し込んでハウジング本体３２からのプランジャ３３の飛び出しを回避する場合、ハウジング本体３２とエンジンブロック側との間隙が少ないとストッパーピン３９がエンジンブロック側に接触干渉してストッパーピン３９の抜き差しが困難になるので、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業や、チェーンを取り外したり、取り付けたりする作業などを簡単に行うことができないという問題があった。
【０００６】
そこで、上述したような問題を解決するために、本出願人が開発して既に特許出願したラチェット式テンショナ４０のプランジャ制止具４１として、図１６乃至図１７に示すようなラチェット式テンショナ４０のハウジング本体４２に形成された凹溝４２Ａ内のラチェット爪体用ばね４５に跨がった状態でハウジング本体４２とラチェット爪体４４との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片４１Ａと該制止片４１Ａからハウジング本体４２の外部に延びて突起する摘まみ片４１Ｂとを備えたものがある。ここで、図１６乃至図１７に示す符号４３は、ハウジング本体４２から出没自在に突出するプランジャであり、符号４３Ａは、プランジャ４３の外周面に刻設されたラチェット歯であり、符号４２Ｂは、ハウジング本体４２をエンジンブロックに取り付けるための取付孔である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような本出願人が開発したラチェット式テンショナ４０のプランジャ制止具４１は、図１８に示すように、摘まみ片４１Ｂを差し込まれた状態から捩るように引き抜くと、この摘まみ片４１Ｂから一体に構成された二股状の制止片４１Ａがラチェット爪体用ばね４５を捻り込んだ挟持状態となり、制止片４１Ａをラチェット爪体用ばね４５とともに引っ張り上げてラチェット機構を損傷させてしまう恐れがあり、プランジャ制止具４０の引き抜き操作を簡便に達成するための工夫を強いられていた。
【０００８】
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の課題を解消するものであって、ラチェット式テンショナのラチェット機構を損傷させることなく、プランジャ制止具の引き抜き操作を簡便に達成することができるとともに、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などにおけるプランジャの飛び出しを簡便に防止することができるラチェット式テンショナのプランジャ制止具を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体内に、該ハウジング本体からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャと、該プランジャに向けて開口するハウジング本体の凹溝内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体と、該ラチェット爪体をプランジャ外周面のラチェット歯と係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばねとで構成されるラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するために、前記凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と該制止片からハウジング本体の外部に延びて突起する摘まみ片とを備えた樹脂製プランジャ制止具において、前記摘まみ片に生じる捩れトルクを吸収する捩れトルク吸収部位が少なくとも摘まみ片と制止片との間に形成されている。
【００１０】
なお、本発明で云うところの「捩れトルク吸収部位」の具体的な形態については、摘まみ片、若しくは、制止片の形態に起因する剛性よりも小さな剛性を持って摘まみ片から制止片への捩りトルク伝達を大幅に抑制することができる形態であれば、直線状のもの、曲線状のもの、あるいはこれらを組み合わせたものなど如何なる形態であっても差し支えない。
【００１１】
【作用】
本発明に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、プランジャの飛び出しを一時的に制止しようとする際に、人手などで摘まみ片を把持しながら、この摘まみ片から延びる二股状の制止片を、ハウジング本体の凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入することによって、制止片がラチェット爪体とラチェット歯との係合状態を強制的に持続してラチェット爪体の揺動を阻止するので、プランジャがハウジング本体からばね付勢されて飛び出そうとしてもこの飛び出しを完全に制止する。
【００１２】
また、プランジャの制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片を引っ張り上げてこの摘まみ片と一体に構成されている制止片がラチェット爪体用ばねを損傷させることなく、ハウジング本体の凹溝内から抜き取られることによって、ハウジング本体からばね付勢されて前進突出しようとするプランジャの自由な動きを許容する。すなわち、摘まみ片の捩れトルクを吸収する捩れトルク吸収部位が少なくとも摘まみ片と制止片との間に形成されていることによって、プランジャ制止具の摘まみ片を捩るように引き抜いた場合であっても、摘まみ片と制止片との間に形成された捩れ吸収部位がこのような捩れを吸収して制止片への伝搬を遮断することができるため、二股状の制止片がラチェット爪体用ばね近傍からスムーズに引き上げられる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態である実施例を図１乃至図１２に基づいて説明する。
まず、図１に示すように、本発明の樹脂製プランジャ制止具１０をプランジャの一時的な制止手段として適用するラチェット式テンショナ２０は、図示していない車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体２２内に、該ハウジング本体２２からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャ２３と、該プランジャ２３に向けて開口するハウジング本体２２の凹溝２２Ａ内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体２４と、該ラチェット爪体２４をプランジャ外周面のラチェット歯２３Ａと係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばね２５とを備えて、車両用エンジンのタイミングベルト、タイミングチェーン等に適正な張力を付与するようになっている。
なお、図１における２２Ｂは、ハウジング本体２２をエンジンに取り付けるための取付孔である。また、このようなラチェット式テンショナ２０は、前述した従来のラチェット式テンショナ４１と基本的なテンショナ機能が変わらないので、その詳細構造、作動、機能等については説明を省略する。
【００１４】
そこで、本発明の一実施例である樹脂製プランジャ制止具１０は、上述したようなラチェット式テンショナ２０におけるプランジャ２３の飛び出しを一時的に制止するために使用するものであって、以下に詳しく説明する。
本実施例の樹脂製プランジャ制止具１０は、ラチェット式テンショナ２０における凹溝２２Ａ内のラチェット爪体用ばね２５に跨がった状態でハウジング本体２２とラチェット爪体２４との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片１１と、この制止片１１から延びてハウジング本体２２の外部に突起する摘まみ片１２とで一体に構成されている。
【００１５】
また、図２に示すように、本実施例の樹脂製プランジャ制止具１０は、制止片１１の外股間隔Ｗ１が凹溝２２Ａの溝幅Ｗ２よりやや大きくなっていることによって、二股状の制止片１１をその外股間隔Ｗ１を押し縮めてハウジング本体２２とラチェット爪体２４との間に挿入するため、ばね付勢されたプランジャが押し戻されてハウジング本体２２とラチェット爪体２４との間で発生させた制止片１１の挟持力が解消しても、挿入された制止片１１と凹溝２２Ａとの間に溝幅方向の拡幅力が働き、制止片１１をハウジング本体２２の凹溝２２Ａ内から意図的に抜き取らない限り、制止片１１の抜け落ちを完全に阻止することができるようになっている。
【００１６】
他方、前記制止片１１の内股間隔については、ラチェット爪体用ばね２５の外径よりやや大きくなっており、制止片１１を凹溝２２Ａ内に差し込む際に、制止片１１がラチェット爪体用ばね２５に跨がった状態となり、差し込みの障害とならないようになっている。
なお、図３における仮想線は、ハウジング本体２２における凹溝２２Ａの輪郭を示している。また、プランジャ制止具１０の素材については、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂などの合成樹脂を採用することが成型負担、成型コストなどの点からより好ましい。
【００１７】
そして、本実施例の樹脂製プランジャ制止具１０が最も特徴とするのは、前述した摘まみ片１２を捩るように引き抜いた際に生じる摘まみ片１２の捩れトルクを吸収する捩れトルク吸収部位１３が摘まみ片１２と制止片１１との間に形成されていることであり、摘まみ片１２を捩るように引き抜いた場合に、この捩れトルク吸収部位１３がこのような捩れトルクを吸収して制止片１１への伝搬を遮断して、挿入された制止片１１をラチェット爪体用ばね２５近傍からスムーズに引き上げることができるようになっている。
【００１８】
このようにして、ラチェット式テンショナ２０におけるプランジャ２３の飛び出しを一時的に制止しようとする際に、人手などで摘まみ片１２を把持しながら、この摘まみ片１２から延びる二股状の制止片１１を、ハウジング本体２２の凹溝２２Ａ内のラチェット爪体用ばね２５に跨がった状態でハウジング本体２２とラチェット爪体２４との間で挟持されるように挿入することによって、制止片１１がラチェット爪体２４とラチェット歯２３Ａとの係合状態を強制的に持続してラチェット爪体２４の揺動を阻止するので、プランジャ２３がハウジング本体２２からばね付勢されて飛び出そうとしても、この飛び出しを完全に制止することができ、他方、プランジャ２３の制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片１２を捩るように引っ張り上げて制止片１１をハウジング本体２２の凹溝２２Ａ内から抜き取っても、捩れトルク吸収部位１３がこのような捩れトルクを吸収して制止片１１への伝搬を遮断するため、制止片１１がラチェット爪体用ばね２５を捻り込んだ挟持状態になってラチェット機構に不具合を生じるような恐れもなく、ラチェット爪体用ばね２５近傍からスムーズに引き上げられる。
【００１９】
以上のようにして得られた本実施例の樹脂製プランジャ制止具１０は、従来のようなハウジング本体３２にストッパーピン３９を挿入するための穴あけ加工やラチェット爪体３４を強制的に揺動させるための外部プレート３７を必要としないばかりでなく、外部プレート３７を軸３４に固着する加工工程を必要とすることなく、プランジャ２３の飛び出しを簡便に制止することができ、プランジャ２３の制止状態を解除する際に制止片１１をラチェット爪体用ばね２５近傍からスムーズに引き上げることができるため、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などをラチェット爪体用ばね２５などからなるラチェット機構を損傷することなく、簡便に達成することができ、しかも、テンショナ自体の製造負担と製造コストを大幅に軽減することができるなど、その効果は甚大である。
【００２０】
つぎに、図３乃至図１２は、本実施例の樹脂製プランジャ制止具１０における変形例を示したものである。すなわち、図３乃至図４に示す樹脂製プランジャ制止具１０は、摘まみ片１２の形状を変形させたものである。図５乃至図７に示す樹脂製プランジャ制止具１０は、捩れトルク吸収部位１３の形状を変形させたものである。図８乃至図１２に示す樹脂製プランジャ制止具１０は、摘まみ片１２を捩れトルク吸収部位１３と同様に線状体で構成することによって、摘まみ片を差し込まれた状態から捩るように引き抜いた場合であっても、摘まみ片１２自体に捩りトルクを極力発生させないようにしたものである。
【００２１】
なお、前述した捩れトルク吸収部位１３の具体的な形態については、摘まみ片１２、若しくは、制止片１１の形態に起因する剛性よりも小さな剛性を持って摘まみ片１２から制止片１１への捩りトルク伝達を大幅に抑制することができる形態であれば、図１乃至図１２に示した以外の形態であっても何ら差し支えない。
【００２２】
上述した実施例では、ラチェット式テンショナとして油圧タイプのテンショナ２０に適用した場合について説明したが、本発明のプランジャ制止具１０は、これ以外に、バックラッシュのないノーバックタイプのラチェット式テンショナ等にも適用することができる。
【００２３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るラチェット式テンショナの樹脂製プランジャ制止具は、ラチェット式テンショナのハウジング本体に形成された凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と、該制止片から延びてハウジング本体の外部に突起する摘まみ片とを備えたことによって、プランジャの飛び出しを制止しようとする際に、摘まみ片から延びる制止片がラチェット爪体とラチェット歯との係合状態を強制的に持続してラチェット爪体の揺動を阻止するため、プランジャの飛び出しを完全に制止することができ、他方、プランジャの制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片を引っ張り上げて制止片をハウジングの凹溝内から抜き取ってプランジャの自由な動きを許容することができるので、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などを簡便に達成することができ、しかも、従来のような外部プレート３７からなるプランジャ飛び出し制止手段をハウジング本体３２に固着するための穴あけ加工や軸３４を必要とすることがないので、テンショナ自体の製造負担と製造コストを大幅に軽減することができる。
【００２４】
また、摘まみ片から延びる制止片をハウジング本体の凹溝内に挿入するように構成したことによって、従来のようなハウジング本体３２とエンジンブロック側との間隙が少なくストッパーピン３９がエンジンブロック側に接触干渉してストッパーピン３９の抜き差しが困難なテンショナ設置環境であっても、制止片を簡便に抜き差しできるため、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業や、チェーンを取り外し作業などを簡単に行うことができる。
【００２５】
そして、摘まみ片の捩れトルクを吸収する捩れトルク吸収部位が少なくとも摘まみ片と制止片との間に形成されていることによって、摘まみ片を差し込まれた状態から捩るように引き抜いた場合であっても、摘まみ片と制止片との間に形成された捩れ吸収部位がこのような捩れを吸収して二股状の制止片への伝搬を遮断することができるため、制止片がラチェット爪体用ばねを捻り込んだ挟持状態になってラチェット機構に不具合を生じるような恐れもなく、挿入された制止片をラチェット爪体用ばね近傍からスムーズに引き上げることができるので、プランジャ制止具の引き抜き操作を簡便に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明であるラチェット式テンショナの樹脂製プランジャ制止具の使用態様を示した説明図。
【図２】本発明による樹脂製プランジャ制止具の拡大図。
【図３】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第１変形例を示した図。
【図４】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第２変形例を示した図。
【図５】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第３変形例を示した図。
【図６】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第４変形例を示した図。
【図７】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第５変形例を示した図。
【図８】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第６変形例を示した図。
【図９】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第７変形例を示した図。
【図１０】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第８変形例を示した図。
【図１１】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第９変形例を示した図。
【図１２】本発明である樹脂製プランジャ制止具の第１０変形例を示した図。
【図１３】第１の従来例であるラチェット式テンショナを示した斜視図。
【図１４】第２の従来例であるラチェット式テンショナを示した平面図。
【図１５】図１４に示したラチェット式テンショナの側断面図。
【図１６】第３の従来例であるラチェット式テンショナを示した斜視図。
【図１７】図１６に示したラチェット式テンショナの側断面図。
【図１８】図１６のラチェット式テンショナにおけるプランジャ制止具の引き抜き状態を示した要部拡大図。
【符号の説明】
１０　　・・・　プランジャ制止具
１１　　・・・　制止片
１２　　・・・　摘まみ片
１３　　・・・　捩れトルク吸収部位
２０　　・・・　ラチェット式テンショナ
２２　　・・・　ハウジング本体
２２Ａ　・・・　凹溝
２２Ｂ　・・・　取付孔
２３　　・・・　プランジャ
２３Ａ　・・・　ラチェット歯
２４　　・・・　ラチェット爪体
２５　　・・・　ラチェット爪体用ばね
３７　　・・・　外部プレート
３９　　・・・　ストッパーピン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an accessory of a ratchet type tensioner for applying an appropriate tension to a timing belt, a timing chain, and the like of a vehicle engine, and more particularly, to a plunger restraint for temporarily stopping the plunger from popping out using the ratchet type tensioner. About the tool.
[0002]
[Prior art]
A ratchet-type tensioner for suppressing vibration generated during traveling of a timing belt or a timing chain that transmits rotation between a crankshaft and a camshaft of an engine and maintaining proper tension is a plunger projecting from a housing body. Presses the back surface near the swinging end of the tensioner lever that is pivotally supported on the engine body side, so that the shoe surface of the tensioner lever slides on the slack side of the chain to apply tension. Has become.
[0003]
Therefore, as shown in FIG. 13, the plunger 33 is urged by a plunger spring 36 in the housing body 32 and protrudes to the outside so as to protrude and retract, and the ratchet pawl body shaft 34A provided in the housing body 32 swings. A conventional ratchet-type tensioner having a ratchet pawl body 34 freely supported and urged by a ratchet pawl spring 38 is fixed to an end of a shaft 34A of the ratchet pawl body protruding outside the housing body 32. When the ratchet type tensioner 31 is shipped or mounted on an engine block, the ratchet type tensioner 31 is engaged with the ratchet teeth 33B and the ratchet claws 34B as shown in FIG. At the same time, the stopper pin 39 is inserted into the pin insertion hole 37A of the outer plate 37, and the stopper pin 39 is The plunger 33 does not protrude from the housing main body 32 by abutting against the outer wall end surface 32A of the housing main body 32 or the stopper pin 39 against the stopper hole peripheral wall 32B formed in the housing main body 32 as shown in FIG. After being held as described above and attached to the engine block, the stopper pin 39 is removed (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3226037 (page 2, FIGS. 5 to 10)
[0005]
However, such a conventional ratchet type tensioner 31 only requires an external plate 37 for making a hole for inserting the stopper pin 39 into the housing body 32 and for forcibly swinging the ratchet claw body 34. In addition, since a processing step of fixing the outer plate 37 to the shaft 34 is required, not only the manufacturing burden and manufacturing cost are increased, but also the stopper pins 39 are inserted into the pin insertion holes 37A of the outer plate 37 so that the When the plunger 33 is prevented from popping out, if the gap between the housing main body 32 and the engine block side is small, the stopper pin 39 contacts and interferes with the engine block side, making it difficult to insert and remove the stopper pin 39. For mounting work, removing and attaching chains There is a problem that can not be easily performed, such as work or.
[0006]
Therefore, in order to solve the above-described problem, as a plunger stopper 41 of the ratchet type tensioner 40 developed by the present applicant and already applied for a patent, a housing of the ratchet type tensioner 40 as shown in FIGS. A bifurcated stop piece 41A inserted so as to be sandwiched between the housing body 42 and the ratchet claw body 44 in a state of straddling the ratchet claw body spring 45 in the concave groove 42A formed in the main body 42; There is a knob provided with a knob 41B extending from the stopper 41A to the outside of the housing body 42 and projecting. Here, reference numeral 43 shown in FIGS. 16 and 17 is a plunger that protrudes and retracts from the housing body 42, reference numeral 43A is a ratchet tooth engraved on the outer peripheral surface of the plunger 43, and reference numeral 42B is A mounting hole for mounting the housing body 42 to the engine block.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIG. 18, the plunger stopper 41 of the ratchet type tensioner 40 developed by the present applicant is pulled out of the state where the knob 41B is inserted and twisted, as shown in FIG. There is a danger that the fork-shaped stopping piece 41A integrally formed from above will be in a sandwiching state in which the ratchet claw spring 45 is screwed, and the stopping piece 41A will be pulled up together with the ratchet claw body spring 45 to damage the ratchet mechanism. In this case, a contrivance has been made to easily perform the pull-out operation of the plunger stopper 40.
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to solve the above-described problems of the related art, and it is possible to easily achieve a pull-out operation of a plunger stopper without damaging a ratchet mechanism of a ratchet type tensioner. In addition, an object of the present invention is to provide a ratchet type tensioner plunger stopper which can easily prevent the plunger from popping out in the operation of attaching the tensioner to the engine block, attaching and removing the chain, and the like.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a housing body attached to a vehicle engine block, a plunger which is spring-biased from the housing body and projects forward to the outside, and a housing body which opens toward the plunger. And a ratchet pawl body which is arranged in the concave groove and swings in a pivotally supported state, and a ratchet pawl body spring which urges the ratchet pawl body to engage with the ratchet teeth on the outer peripheral surface of the plunger. In order to temporarily stop the plunger from popping out using the ratchet type tensioner, the plunger is sandwiched between the housing body and the ratchet pawl while straddling the ratchet pawl spring in the concave groove. A resin plunger stopper having a bifurcated stop piece inserted into the housing and a knob piece extending from the stop piece to the outside of the housing body and projecting therefrom. The knob piece twist to absorb torque generated in torsion torque absorption site is formed at least between the knob piece with stop pieces.
[0010]
Note that the specific form of the “torsion torque absorbing portion” in the present invention is as follows. Any form, such as a linear form, a curved form, or a combination thereof, may be used as long as the form can greatly reduce the torsional torque transmission.
[0011]
[Action]
The plunger stopper of the ratchet type tensioner according to the present invention, when trying to temporarily stop the plunger from popping out, while holding the knob by hand or the like, while holding the knob with a forked-shaped stopper extending from the knob. By inserting the bracket so as to be sandwiched between the housing body and the ratchet claw body in a state of straddling the spring for the ratchet claw body in the concave groove of the housing body, the stopping piece is formed with the ratchet claw body and the ratchet teeth. Is forcibly maintained to prevent the ratchet claw body from swinging, so that even if the plunger is spring-biased from the housing body and tries to jump out, the jumping out is completely stopped.
[0012]
Also, when releasing the stopped state of the plunger, the knob is pulled up by hand or the like so that the locking piece integrally formed with the knob does not damage the ratchet pawl spring, and the housing body is not damaged. Of the plunger which is spring-biased from the housing body to allow the plunger to protrude forward. That is, when the torsion torque absorbing portion for absorbing the torsional torque of the knob is formed at least between the knob and the stopper, the knob of the plunger stopper is pulled out to twist. However, since the torsion absorbing portion formed between the gripping piece and the stopping piece can absorb such torsion and block the propagation to the stopping piece, the bifurcated stopping piece has a ratchet claw body. Can be smoothly pulled up from the vicinity of the spring.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An example which is an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
First, as shown in FIG. 1, a ratchet type tensioner 20 that applies the resin plunger stopper 10 of the present invention as a temporary stopper for a plunger includes a housing main body 22 attached to a vehicle engine block (not shown). A plunger 23 which is spring-biased from the housing body 22 and protrudes to the outside, and a ratchet claw arranged in the concave groove 22A of the housing body 22 which opens toward the plunger 23 and swings in a pivotally supported state. Body 24 and a ratchet pawl spring 25 for urging the ratchet pawl 24 into engagement with the ratchet teeth 23A on the outer peripheral surface of the plunger, and is suitable for a timing belt, a timing chain, etc. of a vehicle engine. It is designed to apply a great tension.
In addition, 22B in FIG. 1 is a mounting hole for mounting the housing main body 22 to the engine. Further, since the basic tensioner function of such a ratchet type tensioner 20 is the same as that of the conventional ratchet type tensioner 41 described above, the description of the detailed structure, operation, function, and the like will be omitted.
[0014]
Therefore, the resin plunger stopper 10 according to one embodiment of the present invention is used to temporarily prevent the plunger 23 from jumping out of the ratchet type tensioner 20 as described above, and will be described in detail below. I do.
The resin-made plunger stopper 10 of this embodiment is sandwiched between the housing body 22 and the ratchet pawl 24 while straddling the ratchet pawl spring 25 in the concave groove 22A of the ratchet type tensioner 20. Is integrally formed with a forked stopper 11 inserted as described above, and a knob 12 extending from the stopper 11 and protruding outside the housing body 22.
[0015]
As shown in FIG. 2, the resin plunger stopper 10 of this embodiment has a bifurcated restraint because the outer crotch interval W1 of the stopper piece 11 is slightly larger than the groove width W2 of the concave groove 22A. Since the piece 11 is inserted between the housing body 22 and the ratchet pawl 24 by compressing the outer crotch interval W1, the spring-biased plunger is pushed back to move the plunger between the housing body 22 and the ratchet pawl 24. Even if the generated holding force of the stopping piece 11 is released, a widening force in the groove width direction acts between the inserted stopping piece 11 and the concave groove 22A, and the stopping piece 11 is moved into the concave groove 22A of the housing body 22. As long as it is not intentionally pulled out of the stopper 11, the stopper 11 can be completely prevented from falling off.
[0016]
On the other hand, the inner crotch interval of the stop piece 11 is slightly larger than the outer diameter of the ratchet pawl spring 25, and when the stop piece 11 is inserted into the concave groove 22A, the ratchet pawl spring is used. 25, so that it does not become an obstacle for insertion.
Note that the phantom line in FIG. 3 indicates the outline of the concave groove 22 </ b> A in the housing main body 22. As for the material of the plunger stopper 10, it is more preferable to adopt a synthetic resin such as a polyamide resin and a polyacetal resin from the viewpoint of a molding burden and a molding cost.
[0017]
The most characteristic feature of the resin plunger stopper 10 of the present embodiment is that the torsion torque absorbing portion 13 absorbs the torsion torque of the knob 12 generated when the knob 12 is pulled out to twist. Is formed between the knob piece 12 and the stop piece 11, and when the knob piece 12 is pulled out so as to be twisted, the torsional torque absorbing portion 13 absorbs such torsional torque. The propagation to the stop piece 11 is blocked, and the inserted stop piece 11 can be smoothly pulled up from the vicinity of the ratchet pawl spring 25.
[0018]
In this way, when trying to temporarily stop the plunger 23 from jumping out of the ratchet type tensioner 20, the fork-shaped stopping piece 11 extending from the holding piece 12 while holding the holding piece 12 by hand or the like. Is inserted between the housing main body 22 and the ratchet claw body 24 in a state of straddling the ratchet claw body spring 25 in the concave groove 22A of the housing main body 22 so that the stopping piece 11 is Since the engagement state between the ratchet pawl 24 and the ratchet teeth 23A is forcibly maintained to prevent the ratchet pawl 24 from swinging, even if the plunger 23 is spring-biased from the housing body 22 and tries to fly out, The pop-out can be completely stopped. On the other hand, when releasing the stopped state of the plunger 23, the knob 12 is pulled by hand or the like to twist. Even if the stop piece 11 is pulled out from the recessed groove 22A of the housing body 22, the torsion torque absorbing portion 13 absorbs such a torsional torque and blocks the propagation to the stop piece 11, so that the stop piece 11 is ratcheted. The ratchet mechanism 25 is smoothly pulled up from the vicinity of the ratchet pawl spring 25 without the possibility of causing the ratchet mechanism to be in a pinched state in which the pawl spring 25 is twisted and causing a failure in the ratchet mechanism.
[0019]
The resin-made plunger stopper 10 of the present embodiment obtained as described above is formed by a conventional boring process for inserting the stopper pin 39 into the housing body 32 and the ratchet pawl body 34 is forcibly swung. Not only does not require an external plate 37, but also does not require a processing step of fixing the external plate 37 to the shaft 34, the protrusion of the plunger 23 can be easily prevented, and the stopped state of the plunger 23 can be reduced. When releasing, the stopping piece 11 can be smoothly pulled up from the vicinity of the ratchet pawl spring 25, so that the operation of attaching the tensioner to the engine block, attaching the chain, and removing the ratchet can be performed by the ratchet mechanism including the ratchet pawl spring 25 or the like. Can be easily achieved without damaging the tensioner itself. Etc. can be greatly reduced granulation burden and manufacturing costs, the effect is significant.
[0020]
Next, FIGS. 3 to 12 show modified examples of the resin plunger stopper 10 of this embodiment. That is, the resin plunger stopper 10 shown in FIGS. 3 and 4 is obtained by deforming the shape of the knob 12. The resin plunger stopper 10 shown in FIGS. 5 to 7 is obtained by deforming the shape of the torsional torque absorbing portion 13. In the resin plunger stopper 10 shown in FIGS. 8 to 12, the knob 12 is formed of a linear body in the same manner as the torsion torque absorbing portion 13, so that the knob is pulled out from the inserted state. Even in such a case, the twisting torque is not generated as much as possible on the knob piece 12 itself.
[0021]
In addition, regarding the specific form of the torsional torque absorbing portion 13 described above, the gripping piece 12 or the gripping piece 12 from the gripping piece 12 to the restraining piece 11 is less rigid than the rigidity due to the shape of the restraining piece 11. As long as the torsion torque transmission can be largely suppressed, any other forms than those shown in FIGS. 1 to 12 may be used.
[0022]
In the above-described embodiment, the case where the ratchet type tensioner is applied to the hydraulic type tensioner 20 has been described. However, the plunger stopper 10 of the present invention is also applicable to a no-back type ratchet type tensioner having no backlash. Can also be applied.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, the resin plunger stopper of the ratchet type tensioner according to the present invention, the ratchet type tensioner and the housing main body in a state of straddling the spring for the ratchet claw body in the concave groove formed in the housing main body of the ratchet type tensioner. By providing a bifurcated stop piece inserted so as to be sandwiched between the ratchet claw body and a knob piece extending from the stop piece and projecting to the outside of the housing body, the plunger is prevented from popping out. In this case, the stop piece extending from the knob piece forcibly keeps the engagement state between the ratchet claw body and the ratchet teeth to prevent the ratchet claw body from swinging, so that the protrusion of the plunger is completely stopped. On the other hand, when releasing the restraining state of the plunger, pull the knob piece by hand or the like and pull the restraining piece out of the groove of the housing. Since the free movement of the lancer can be allowed, the work of attaching the tensioner to the engine block, the work of attaching and detaching the chain, and the like can be easily achieved. Since there is no need for drilling or a shaft 34 for fixing the means to the housing body 32, the manufacturing burden and manufacturing cost of the tensioner itself can be greatly reduced.
[0024]
In addition, since the stopper piece extending from the knob piece is inserted into the concave groove of the housing body, the gap between the housing body 32 and the engine block side as in the related art is small, and the stopper pin 39 is moved to the engine block side. Even in a tensioner installation environment where it is difficult to insert and remove the stopper pin 39 due to contact interference, the stopper can be easily inserted and removed, so that the operation of attaching the tensioner to the engine block and removing the chain can be easily performed. .
[0025]
And, since the torsion torque absorbing portion for absorbing the torsional torque of the knob piece is formed at least between the knob piece and the stop piece, the knob is pulled out from the inserted state so as to twist. Even if there is, the torsion absorbing portion formed between the knob piece and the stop piece can absorb such torsion and block propagation to the forked stop piece, so that the stop piece has a ratchet claw. The inserted stopper can be pulled up smoothly from the vicinity of the ratchet pawl spring without causing the ratchet mechanism to malfunction due to the pinching state in which the body spring is screwed in, so pull out the plunger stopper. The operation can be easily achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a usage mode of a resin plunger stopper of a ratchet type tensioner according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 3 is a view showing a first modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 4 is a view showing a second modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 5 is a view showing a third modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 6 is a view showing a fourth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 7 is a view showing a fifth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 8 is a view showing a sixth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 9 is a view showing a seventh modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 10 is a view showing an eighth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 11 is a view showing a ninth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 12 is a view showing a tenth modification of the resin plunger stopper according to the present invention.
FIG. 13 is a perspective view showing a ratchet type tensioner as a first conventional example.
FIG. 14 is a plan view showing a ratchet type tensioner as a second conventional example.
FIG. 15 is a side sectional view of the ratchet type tensioner shown in FIG. 14;
FIG. 16 is a perspective view showing a ratchet type tensioner as a third conventional example.
FIG. 17 is a side sectional view of the ratchet type tensioner shown in FIG. 16;
FIG. 18 is an enlarged view of a main part of the ratchet type tensioner of FIG. 16, showing a state in which the plunger stopper is pulled out.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Plunger stopper 11 ... Restriction piece 12 ... Knob piece 13 ... Torsion torque absorbing part 20 ... Ratchet type tensioner 22 ... Housing body 22A ... Recessed groove 22B ... · Mounting hole 23 ··· Plunger 23A ··· Ratchet teeth 24 ··· Ratchet claw body 25 ··· Spring 37 for ratchet claw body ··· External plate 39 ··· Stopper pin

Claims

車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体内に、該ハウジング本体からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャと、該プランジャに向けて開口するハウジング本体の凹溝内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体と、該ラチェット爪体をプランジャ外周面のラチェット歯と係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばねとで構成されるラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するために、前記凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と該制止片からハウジング本体の外部に延びて突起する摘まみ片とを備えた樹脂製プランジャ制止具において、
前記摘まみ片に生じる捩れトルクを吸収する捩れトルク吸収部位が、少なくとも、摘まみ片と制止片との間に形成されていることを特徴とするラチェット式テンショナの樹脂製プランジャ制止具。A plunger, which is spring-biased from the housing main body and protrudes outward, is provided in a housing main body attached to the vehicle engine block, and a plunger which is disposed in a concave groove of the housing main body opening toward the plunger. Using a ratchet-type tensioner composed of a swinging ratchet claw body and a ratchet claw spring for urging the ratchet claw body into engagement with the ratchet teeth on the outer peripheral surface of the plunger, the plunger is temporarily ejected. Bifurcated stop piece which is inserted so as to be sandwiched between the housing body and the ratchet pawl while straddling the ratchet pawl body spring in the concave groove, and the stop piece. And a knob protruding from the housing body to protrude from the housing body.
A resin plunger stopper for a ratchet type tensioner, wherein a torsion torque absorbing portion for absorbing the torsional torque generated in the knob piece is formed at least between the knob piece and the stopper piece.