JP2004044383A - 建築用化粧板 - Google Patents

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Masaaki Arai
新井 政哲
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Abstract

【課題】 デザイン性、歩行性に優れる化粧床板として好適な建築用化粧板を提供する。
【解決手段】 木質基板5上に化粧単板6が貼着された化粧板が、その上縁に沿って前記化粧単板6から前記木質基板5の上層に及ぶように、かつ、その垂直断面形状が外方に突出する曲面形状Rとなるように切除されているとともに、前記曲面形状が横長の楕円形状に近い建築用化粧板。
【選択図】 図2

Description

 本発明は、建築用化粧板、とくには、化粧床板、さらにはそれらが組み合わされて構成される化粧床材に供される建築用化粧板に関する。
 一般住宅、マンション等における木質フロアの形成は、表面に木目を有する短冊状のフロアーピースを床構造体上に敷設して行う場合が多い。上記のフロアーピースは全体をムク材よりなる構成とすると非常に高価となるので、通常は合板等の表面に突板(化粧単板)を貼着した化粧床板により形成している。
 そして、この種の化粧床板はその上縁が斜めにカットされ、敷設された際には隣接する化粧床板間には断面V型の溝が形成されるようになっている(特許文献1参照)。
実開平2−21231号公報
 しかしながら上記のように隣接する化粧床板間にV型の溝が形成されるものでは、どうしても立体感の豊かな柔らか味のあるフロアーが形成できず、また、床板上縁の角の存在により歩行感が悪いという問題点があった。
 上記の立体感をより大きくするためには、溝をより深くすることが考えられるが、溝を深くするように床板を深くカットするとツキ板の下層の合板にまで深くカットが及び、その部分が溝の底で黒く目立ってデザイン性が損なわれることとなった。合板にまで深くカットが至らないようにツキ板として厚いものを使用することが考えられるが、その場合はコストが高くなり、また、溝をあまり深く形成するのは、歩行感をさらに低下させることとなった。
 本発明は、上記のような点に着目してなされたものであり、デザイン性、歩行性に優れる化粧床板として好適な建築用化粧板を提供することを目的とする。
 本発明の建築用化粧板は、木質基板上に化粧単板が貼着された化粧板が、その上縁に沿って前記化粧単板から前記木質基板の上層に及ぶように、かつ、その垂直断面形状が外方に突出する曲面形状となるように切除されているとともに、前記曲面形状が横長の楕円形状に近いことを特徴とする。
 本発明の建築用化粧板によれば、化粧板が上縁において垂直断面形状が外方に突出する曲面形状となるように切除されているとともに、その曲面形状が横長の楕円形状に近いので、立体感が有り、平面形状において切除部分に露呈する木質基板部分の幅の切除幅全体に対する割合が小さくて木質基板部分が目につきにくい建築用化粧板が得られるとともに、平面構成においてその曲面形状部分が平面的に大きな幅を持つことになって、柔らか味のある立体感が増大され、木質基板部分もさらに目につきにくいものとなる。また、化粧板の上縁の垂直断面形状が横長の楕円形状に近いことにより、化粧単板の上縁において上面とつながる曲面形状が緩やかなものとなっているので、化粧単板の上面が平面視(床の上を歩く居住者が上方から化粧板を眺めた場合)において幅広く見えるとともに踏み面としてもその上面が幅広いものとなり、デザイン性が良いとともに、足踏み時の感触も良いものとなる。
 本発明の建築用化粧板によれば、立体感が有り、切除面において木質基板部分が目につきにくいデザイン性に優れる床板や壁板に好適な建築用化粧材が得られる。とくに、上記のように化粧単板の下層の木質基板が目につきにくい構成とされることで、化粧単板として薄いものを用いることができ、これによりコスト高となることなくデザイン性に優れる建築用化粧板が得られるようになる。しかもさらに、柔らか味のある立体感が増大され、切除面において木質基板部分がさらに目につきにくいデザイン性に優れる床板や壁板に好適な建築用化粧板が安価に得られるようになる。
 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
 図1は本発明の化粧床材の端面構成を、図2はその要部の拡大構成をそれぞれ示す。化粧床材1は、基材2上に複数の短冊状の化粧床板(建築用化粧板)3が、その長手方向が隣接されるとともに、端部が突き合わされるように配置されて構成される。上記基材2としては、合板やパーティクルボード、中質繊維板等が通常用いられる。
 化粧床板3は、合板(木質基板)5上に化粧単板(0.6mm厚)6が貼着されて構成される化粧板が、その4辺の上縁aから側縁bに沿って化粧単板6から合板5の上層に位置する甲板(1.2mm厚)8の中間高さに及ぶように、かつ、その垂直断面形状が外方に突出する曲面形状Rとなるように切除された構成とされている。上記合板5に代えてパーティクルボード、中質繊維板等を用いてもよい。
 上記曲面形状Rの断面は、図1および図2に示すように、横長の楕円形状に近く、その下部における立ち上がり角度Aが上部における立ち上がり角度Aより大きくなるように設計されている。
 曲面形状Rの形成は、図3に示すように直接に曲面形状Rを備えるカッター10により切除して行ってもよく、図4に示すように直線形状のカッター11で斜めにカットした後にニックセルダー12で研磨して行ってもよく、さらに、図5に示すように、金型13を用いてプレス成形して行ってもよい。
 また、切除により露出する甲板8面は、ワイピング塗装に先立って、サンディングシーラーや、化粧単板6の切除面と同じ色に色合わせされたエナメル等がハケ、スプレーまたはロール等で塗布されたり、転写印刷されたり、化粧シートが貼着されて面処理がなされ、これにより甲板8が殆ど目に触れないように構成されている。
 そして、化粧床板3は、上記のような立ち上がり角度に特徴がある曲面形状Rを持つ構成により、その平面構成において曲面形状R部分が平面的に大きな幅Wを持つこととなり、これにより化粧床材1としては形成される溝Mがそれほど深くなくとも柔らか味のある立体感が得られ、また、上縁aに角部が全く存在しないので、歩行感も良好なものとなる。
 さらに、露呈する甲板8の平面的位置における側縁bとの幅Wの割合は全体幅Wに対して非常に小さくなり、その小さくなった部分に面処理が施されていることで殆ど甲板8部分が目に触れない構成とされて、デザイン性が高められている。上記のWとWの比W/Wは、「3」以上が好ましく、とくに「5」以上とされることでよりデザイン性が高められる。なお、上記甲板8の露呈幅Wは、従来における上縁aを斜めにカットするだけの場合の露呈する甲板8の幅Wに比して、大幅に減少されている。
 また、上記のように露呈する甲板8の幅Wが目に触れない構成とされることで、上縁の切除深さが甲板8にまで及ぶことが許されるので、化粧単板6として薄いものを用いることができ、その結果、コストを高くすることなく立体感があってデザイン性に優れるとともに、歩行感の良い化粧床板3、化粧床材1が得られる。
 上記の実施例では化粧床材について説明したが、この発明の建築用化粧板は壁材等として用いても、十分にデザイン的に優れたものが得られ、また、化粧床板の上縁への曲面形状の形成は、全周に及ぶものでも、適宜の辺に限られるものでもよい。
 また、上記の実施例では化粧床材として基材上に化粧床板が取り付けられた構成のものを示したが、基材が用いられない直貼りタイプのものとされてもよく、その構成のものを図6、図7を参照して説明する。
 図6はその化粧床材20の平面構成を示し、化粧床材20は、図7にも示すように、ポリエチレン、ポリウレタン等の独立発泡樹脂シートや繊維マットよりなる下地材21上にそれぞれの化粧床板22が接合固定されて構成されている。化粧床板22それぞれの接合固定は、一方の化粧床板22の側縁に突出形成された雄ざね24が他方の化粧床板22の相対する側縁に凹み形成された雌ざね26に嵌合され、その下部にホットメルト樹脂27が充填されることにより行われ、このような構成により化粧床板22それぞれの接合部分に可とう性が得られる構成とされている。そして、得られた化粧床材20は全体として、一方側の段状の側縁と一方側の長手方向の側縁とに連続して雄ざね30を、他方側の段状の側縁と他方側の長手方向の側縁とに連続して雌ざね31をそれぞれ備え、他の化粧床板20と接合使用できる構成とされている。
本発明の化粧床材の実施例端面構成図。 本発明の化粧床材の要部拡大断面図。 本発明の化粧床板の製造法の説明図。 本発明の化粧床板の異なる製造法の説明図。 本発明の化粧床板のさらに異なる製造法の説明図。 本発明の化粧床材の他の実施例の平面図。 図6に示すもののX−X位置の部分断面図。
符号の説明
1  化粧床材
3  化粧床板(建築用化粧板)
5  合板(木質基板)
6  化粧単板
R  曲面形状
a  上縁
b  側縁

Claims (1)

  1.  木質基板上に化粧単板が貼着された化粧板が、その上縁に沿って前記化粧単板から前記木質基板の上層に及ぶように、かつ、その垂直断面形状が外方に突出する曲面形状となるように切除されているとともに、前記曲面形状が横長の楕円形状に近いことを特徴とする建築用化粧板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1798359A2 (de) 2005-12-16 2007-06-20 Kronotec Ag Langpaneel mit Quernut und Bausatz hieraus
JP2020190121A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 株式会社Lixil 木目調部材及び木目調建具、並びに木目調壁構造

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