JP2004042240A - モンキーレンチ - Google Patents

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JP2004042240A
JP2004042240A JP2002238644A JP2002238644A JP2004042240A JP 2004042240 A JP2004042240 A JP 2004042240A JP 2002238644 A JP2002238644 A JP 2002238644A JP 2002238644 A JP2002238644 A JP 2002238644A JP 2004042240 A JP2004042240 A JP 2004042240A
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JP
Japan
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monkey wrench
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wrench
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handle
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JP2002238644A
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Inventor
Kunihiro Yoshizaki
吉崎 国広
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YOSHIMATSU KK
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YOSHIMATSU KK
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Abstract

【課題】従来のモンキーレンチが欠点として有する角項目の代表例となっている大きな構造の割に顎の間口幅が持つ不具合やガタつき、ハンドルの構造などを総合的に是正し実用的な製品を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、間口の中心を下顎側へシフトさせ使用頻度の大きい間口構造とすると共に、ガタつき防止機能を装備し、ハンドル構造を人間工学に則ったS字型とする事で従来のモンキーレンチが飛躍的にレベルの高い製品へ向上させたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モンキーレンチの構造及び形態に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来のモンキーレンチは上顎と下顎の間口幅をゼロから設定位置までの範囲で変更する構造であり、その機能のために下顎のベースが本体内に長幅で保持されている。そしてモンキーレンチの力を効果的に働かせる事を目的として本体から約30度の角度でハンドルが伸びている。
【0003】上記に記載の間口幅において設定位置としているのは、最大幅はモンキーレンチの種類(大きさ)によって変わるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モンキーレンチは口径の異なる複数のレンチを一本で実現する事を目的として作られているため本体が極めて大きくなってしまうのであるが、その図体の割に小さいボルトにも大きいボルト使い出が悪くなっているのが実情である。
【0005】例えば小さなボルトを回す例では、口径が1センチ以下のものを回すためのレンチは相当に小さいのである。従って図体が大きいモンキーレンチは全く使い出が悪くこのようなボルトに使用される事はほとんどないのが実情である。
【0006】逆に大きなボルトを回す例では、今度は図体が大きい割に驚く程最大幅が小さくこれもまた全く使い出の悪い構造となっているのである。
【0007】これはモンキーレンチの現実的な使われ方を考慮せずに設計されている事が最も大きな要因であり、構造的に避けられない欠点とばかりは云えないのである。
【0008】そしてモンキーレンチの重大な問題としてあそびによるガタが生じる事で、このガタがモンキーレンチの信頼性を大きく損なう原因となっているのである。この問題を解決する技術も存在するが、精密な装置が求められると共に高度な本体が要求されるため高価であり特に大型のモンキーレンチにはそぐわないものとなっている。
【0009】また、本体とハンドルの方向に30度の角度を設けられ、力学的に最も効果的に力が働く設計をなされているのであるが、長く伸びたハンドルの先端では結果的に本体の延長軸から離れ過ぎる形態となるのである。従って大型になるほど人間工学的には使いにくいものとなってしまうのである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明は上記従来事情を鑑みてなされたものであって、請求項1に記載の第一の発明により、上顎と下顎の最少間口と最大間口の中心ポイントを下顎側に移動させた構造としたものである。この意味する所は間口最小とした場合隙間が残る事であり、間口最大とした場合はその隙間分広くなる事を示している。
【0011】従ってモンキーレンチ本体の強度配分も下顎側にシフトする必要があり形状も変化する事になる。これはモンキーレンチの大きさに合致させた最も使用頻度の高い間口幅に設定する新しい間口形態である。
【0012】請求項2に記載の第二の発明では、モンキーレンチの宿命的課題であるガタを比較的簡単安価に防止する新方式を提供するものである。これはバネ受けされたボールが平ギアを伴った支持ベース内に埋め込まれたもので、常時支持ベースの上顎側を持ち上げる働きをなすものである
【0013】従って下顎の最上部が常に広げられる形態となるために、この状態のまま顎の並びを平行とすれば結果的にガタが生じない事になる。このように単純な装置であるがモンキーレンチの操作性と信頼性を一気に向上させる極めて効果的な機能である。
【0014】請求項3に記載の第三の発明は、従来のモンキーレンチのハンドルは全てストレート構造をなしていたため大型になるほど長くなるハンドルが本体軸の延長線上から大きく離れ人間工学的には不具合となってしまう欠点を補う形状的な技術で、ハンドルをS字カーブ構造としたものである。
【0015】従って理想角度を保ちつつもS字構造によって本体との距離を適正に修正するもので、モンキーレンチの機能を十分に引き出すと共に、その機能美が更なる完成度を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のモンキーレンチが目的とする所は、従来品が構造的に少々問題はあるがこんな便利な使い方が出来るというものであったが、本発明では便利なのは当然であって、構造的な不具合や欠点は出来る限り是正し信頼出来る実用品を提供する事にある。
【0017】従って従来の欠点を補う技術を取り入れたので価格は高いとか、精密構造とし精度は向上したが強度は落ちるなどでは意味がないのである。
【0018】請求項1の発明はモンキーレンチの現実的な使用内容を吟味した場合には当然なされるべき構造であって、意味のない機能を省き、それによって重要な機能は追加されるという技術革新の原点ともいうべき発明である。
【0018】請求項2の発明のガタ防止方式においては、製造過程や技術に特別な作業が全くないのみならず、高い実用性と信頼性を持った堅牢な作りである事から従来のモンキーレンチに即座に導入可能な技術である。
【0019】請求項3の発明についても、例えばS字形状のハンドル(柄)は他の製品に取り入れられている技術の可能性も考えられるが、モンキーレンチのハンドルには同類製品は一切ないのである。
【0020】以上の発明のように実際の製品に即座に取り入れる事が可能となる技術が重要であって、特別な部材を用いたり特別な新技術を取り入れなければ実現しない発明では大手企業のみが独占可能となる問題が生じるのである。
【0021】
【実施例】実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明のモンキーレンチ全体Aの形状を示す平面図であり、図2に従来品の全体図を載せているのでその比較によって本発明の意図を理解しやすいものとし、図例では両方共最大間口の状態としている。
【0022】図1では本体の強度バランスが下顎側に振り向けられている事とハンドルのS字構造によってその効果を視覚的に表しているのである。
【0023】図3はガタつき防止機能を説明する部分的な拡大図である。下顎BはベースCが本体内の受け溝Dに受けられてスライド可動をなしている。ベースの端C−1の下部にホールが設けられ、バネC−3と金属ボールC−2が填め込まれ本体の受け溝Dに支持される形態である。
【0024】従って本体の受け溝Dと金属ボールC−2は互いに反発しあっている事になるため、僅かな隙間を常に片方に振り向ける形態となるのである。これがガタつき防止の仕組みであって簡単な原理を応用したものである。
【0025】
【効果】これまで説明したように各請求項に記載した発明によって従来のモンキーレンチが有する不具合が一掃されると共に、あらゆる寸法のレンチを揃える必要がないという事が最大の魅力であった本来の目的を実効性を持って達成するものである。
【0026】そして本発明のガタつき防止方式はその操作性、信頼性、確実性の全てに最高位の機能を発揮するものであり、モンキーレンチの存在価値を格段に高める発明である。
【0027】また、本発明のモンキーレンチが外観の主要な形態となるハンドルがS字形状をなしているという大きな特長があり、全体の機能美が新型モンキーレンチの高性能を表すものとなっている。これは技術者の工具の更なる発展を奮起し、技術革新の可能性を示す重要な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモンキーレンチ全体の側面図である。
【図2】従来のモンキーレンチを示す。
【図3】本発明のガタつき防止の説明図である。
【符号の説明】
A:本体
A−1:上顎
A−2:本体延長部
A−3:ハンドル(柄)
B:下顎
C:下顎を支持するベース
C−1:ベース端
C−2:金属ボール
C−3:バネ
D:本体の受け溝

Claims (3)

  1. 本体と一体の上顎と本体内にベースが支持されてスライド可動をなす下顎によって構成されるモンキーレンチであって、上顎形態を従来のまま最小間口と最大間口の中心ポイントを下顎側に移動させた形態とした事を特長とするモンキーレンチ。
  2. 下顎を支えるベース部の上顎側先端下部にバネ受けされた金属ボールを埋め込み、本体とベースの間に生じる隙間が金属ボール位置で最大に保たれる形態をなしている事を特長とするモンキーレンチ。
  3. モンキーレンチの柄となるハンドル形状を緩やかなS字カーブをなした構造とした事を特長とするモンキーレンチ。
JP2002238644A 2002-07-15 2002-07-15 モンキーレンチ Pending JP2004042240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI503209B (zh) * 2010-04-30 2015-10-11 Lobtex Co Ltd 活動扳手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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