JP2004040706A - 電話によるデジタル録音図書の配信システムおよび電話によるデジタル録音図書の配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル録音図書を迅速且つ安価にユーザに提供することができ、またこのような図書を再生するための視聴機本体をユーザ側で用意する必要が無く、ユーザ側の負担を軽減したデジタル録音図書の配信システム及び方法を提供する。
【解決手段】文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段20と、公衆回線網10に接続され、公衆回線網10から入力される電話機14のトーン信号に基づいて、記憶手段20内のデジタル録音図書データを、電話機14に対して音声データとして送信するように制御する制御手段18とを有するCTIサーバ12を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段20と、公衆回線網10に接続され、公衆回線網10から入力される電話機14のトーン信号に基づいて、記憶手段20内のデジタル録音図書データを、電話機14に対して音声データとして送信するように制御する制御手段18とを有するCTIサーバ12を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DAISY規格等のデジタル形式の音声で図書の内容が録音されたデジタル録音図書を、電話機から聴くことができる、電話によるデジタル録音図書の配信システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
目の不自由な人たちが読書を楽しむことが出来るように、本に記載されている文章情報を音声でデジタル録音したDAISY(Digital Accessible Information SYstem)規格によるデジタル録音図書が従来から知られている。
かかるDAISY規格によるデジタル録音図書は、CD(Compact Disc)などの記録媒体に録音され、ユーザが所有しているCDを聴くことにより、図書を音声で楽しむことができるのである。
このようなDAISY規格によるデジタル録音図書は、かつてのカセットテープなどの録音図書とは異なり、章ごとやページごとに迅速な検索が可能であり、非常に利用しやすいものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなCD等に録音されたデジタル録音図書を使用したいと欲するユーザは、店舗に出向いてこのようなデジタル録音図書を購入するかあるいは通信販売で購入する必要がある。
しかし、従来はこのような方法でしかデジタル録音図書を入手できなかったので、特に目が不自由なユーザにあっては欲しい図書を購入するためにわざわざ店に出向いたり、通信販売等で注文をするのは非常に手間がかかる作業であるという課題があった。
【0004】
また、CD等のメディアを発送する場合にあっては、梱包したり発送したりする手間、およびメディアそのもののコストなどがあって、デジタル録音図書自体が高額なものとなり、デジタル録音図書を入手するにはユーザにとっては大きな負担となっているという課題があった。
さらに、CD等のメディアを発送する場合にあっては、ユーザが聴きたいと欲してから注文し、発送することとなるので、ユーザが待つ時間が必要であり、ユーザの要求に迅速に答えることが要求されているという課題があった。
【0005】
さらに、このようなCD等のメディアを再生可能な視聴機(再生装置)を入手しなくては再生ができなかったので、ユーザにとって金銭的に大きな負担となっていた。また視聴機が図書館等でレンタルされるものであるとしても、それを借りるためには結局図書館等へ出向かなくてはならなかった。
【0006】
すなわち、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、デジタル録音図書を迅速且つ安価にユーザに提供することができ、またこのような図書を再生するための視聴機本体をユーザ側で用意する必要が無く、ユーザ側の負担を軽減したデジタル録音図書の配信システム及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明にかかる電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバを備えることを特徴としている。
この構成を採用することによって、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0008】
また、公衆回線網に接続された電話機と、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される前記電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバとを備えることを特徴とする。
この構成によっても、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0009】
電話によるデジタル録音図書の配信方法によれば、ユーザが、公衆回線網に接続された電話機から、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段を有するCTIサーバへ電話をかけるステップと、該電話機からの電話を受けたCTIサーバが、該電話機に対して音声ガイダンスを送信するステップと、ユーザが、該音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、メニュー選択を行なうステップと、CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたメニューを動作し、該選択されたメニューの音声ガイダンスを送信するステップと、ユーザが、該選択したメニューの音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、デジタル録音図書データの再生動作を行なうステップと、CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたデジタル録音図書データの再生動作を行なうステップとを含むことを特徴としている。
【0010】
このような方法によれば、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、公衆回線に接続されている電話機を操作し、CTIサーバに記憶されているデジタル録音図書を電話機で再生することができる。再生動作も電話機で操作することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明のシステムの全体構成について図1に基づいて説明する。
本実施形態によるデジタル録音図書配信システムでは、公衆回線10に接続されたCTIサーバ12、公衆回線10に接続されているユーザの所有する電話機14とから構成されている。
図1で細い矢印はトーン信号等の各信号、太い矢印はデータの流れを示している。
【0012】
なお、ここでは電話機14は1台しか記載していないが、本システムを利用しようとするユーザの数だけ公衆回線10に接続されているものとする。
電話機14としては、プッシュ回線に接続されたプッシュホン式の電話機である必要がある。プッシュホンのプッシュボタンを操作することで動作指示をCTIサーバに向けて、トーン信号によって行なうためである。
また、電話機14は、オンフック状態で相手方の音声がスピーカから出力されるような構造になっているものが好ましい。送信されてきたデジタル音声図書を受話器をおいて聴くことができるようにするためである。
【0013】
CTIサーバ12について説明する。
CTI(Computer Telephony Integration)サーバ12は、公衆回線10に接続され、トーン信号をサーバ内の制御手段18への信号へ変換可能なCTIボード16と、CTIボード16に接続され、CTIボード16で変換されたトーン信号に基づいてユーザの電話機14に対してデジタル録音図書の再生動作について制御する制御手段18と、デジタル録音図書が複数記憶されているハードディスクドライブ等の記憶手段20と、該記憶手段20のデジタル録音図書を再生する再生手段22とを備えている。
【0014】
CTIボード16は、サーバシステムと公衆回線とを接続して統合するためにサーバシステムのインターフェイスボードとして取付けられている。これによりサーバシステムがCTIサーバ12として構成される。
制御手段18は、CPU等の処理装置11とハードディスクやROM等のメモリ13とを有し、処理装置11が予めメモリ13等に記憶されていた制御プログラムを読み出し、該制御プログラムに基づいてCTIサーバ全体の動作を統括制御する。また、制御手段18内のメモリ13内には、電話機14に対して操作を指示する音声ガイダンス用の音声(後述する接続用音声ガイダンスを含む)が予め記憶されている。制御手段18は、動作に応じてメモリ13内から対応する音声ガイダンス用の音声を抽出して電話機14へ送信するようにする。
【0015】
再生手段22は、デジタルデータを音声データに再生する再生ソフトウェアである。再生ソフトウェアは予めハードディスク等の記憶手段(図示せず)内に記憶されている。再生手段22は、記憶手段20内に記憶されていたデジタルデータを、制御手段の指示(コマンド)に基づいて読み出し、これをPCMデータとして制御手段18へ出力するように設けられている。
【0016】
なお、上述した制御手段18の動作と、電話機14の操作方法を合わせて、図2に示す状態遷移図に基づいて説明する。
制御手段18に電話機14が接続されると(起動処理(a))、メニュー選択モード(b)に入り、案内用の音声ガイダンス機能が作動し、メニューのガイダンスを音声で電話機14に送信する。
次に、制御手段18は、音声ガイダンスに基づいて電話機14から入力されたトーン信号によって、該当する動作メニューを選択して作動する。選択される動作メニューの中には、メニュー選択、音量/速度調整、ホームポジションの3つがある。
【0017】
メニュー選択モード(b)における電話機14の操作について説明すると、「0」〜「9」までの各ボタンが所定のデジタル録音図書への直接ジャンプであり、「*」ボタンが入力数字のキャンセルまたはメニューのガイダンスへの復帰である。
「#」ボタンは入力数字の確定およびメニュー選択実行である。その他、2つ以上の所定のボタンを同時に押すことによって、速度や音量調節等のセットアップモード(e)へ移行することができる。
【0018】
セットアップモード(e)は、電話機14側で速度調整と音量調整を行なうモードであり、制御手段18は、入力してきたトーン信号に基づいて電話機14へ送信する音声信号の速度または音量を調整する。
セットアップモード(e)における電話機14の操作について説明すると、「1」と「3」ボタンが速度調整であり、「4」と「6」ボタンが音量調整である。各ボタンを1回押す毎に所定の速度または音量が増加または減少する。
【0019】
メニュー選択モード(b)において、ユーザによって各ボタンが押されて所定のデジタル録音図書への直接ジャンプが行なわれると、制御手段18は十字モード(c)に移行し、選択されたデジタル録音図書の再生動作の制御を行なう。
制御手段18への再生動作の指示は、電話機14のプッシュボタンの操作により入力されるトーン信号である。
【0020】
十字モード(c)における、電話機14の操作の例を説明する。
まず、「2」、「4」、「6」および「8」ボタンがナビゲーションであり、それぞれ、前の見出しに戻る、次ぎの見出しへ進む、上の階層へ移動、下の階層へ移動などの各動作を指示する。
「5」ボタンが現在再生位置の見出しを再生し、「0」ボタンが停止/再生を交互に行なう。「7」と「9」ボタンがそれぞれ、1つ前または先のフレーズへ巻き戻しまたは早送りを行い、「1」と「3」ボタンはそれぞれ再生中は速度調整、停止中は音量調整を行なう。
その他に、「*」を2回おすことでメニュー選択モード(b)へ戻り、「#」ボタンがページモード(d)へ移行する動作を行なう。
【0021】
ページモード(d)を説明する。
制御手段18は、十字モード(c)からページモード(d)へ移行すると、選択されているデジタル録音図書のページを選択できる。ただし、ページが存在しないデジタル録音図書もあるので、かかるデジタル録音図書を選択している場合には、ページモード(d)への移行はできない。
【0022】
ページモード(d)における電話機14の操作の例について説明する。
「0」〜「9」ボタンがジャンプ先のページを直接指定することができる。
「*」ボタンが入力数字のキャンセルまたはメニューのガイダンスへの復帰である。「#」ボタンは入力数字の確定および選択したページへのジャンプ実行である。
【0023】
なお、ユーザが各モード(a)〜(e)を終了させるには、電話機14をオフフックにする。オフフックすることによって電話機14との接続が終了したことを検出した制御手段18は、現在実施中の各モード(a)〜(e)を終了させる終了処理(f)を行なう。
【0024】
このように、制御手段18は、起動から各モード(a)〜(d)に遷移することにより、操作するためのスイッチ、ボタン類が少ない通常の電話機14からの入力によっても簡単な操作でデジタル録音図書の再生動作をすることができる。
【0025】
以下、図3に基づいて、本発明によるデジタル録音図書の配信方法について説明する。なお、電話機14の操作の詳細については上述したので、ここでは説明を省略する。
まずステップS100では、ユーザが電話機14を操作し、CTIサーバ12へ電話をかける。
次のステップS200で電話機14から着信したCTIサーバ12は、ステップS202において接続してきた電話機14に向けてIDおよびパスワードを入力するように促すための接続用音声ガイダンスを送信する。具体的には、着信を確認した制御手段18が、メモリ13内に予め記憶されている対応する接続用音声ガイダンスをメモリ13内から抽出してCTIボード16を介して送信する。
【0026】
ステップS102で、CTIサーバ12から送信されてきたIDおよびパスワードを入力する接続用音声ガイダンスを聞いたユーザは、接続用音声ガイダンスの指示に従ってIDおよびパスワードを入力する。入力は電話機のプッシュボタンを押すことで行なわれる。
IDおよびパスワードは、トーン信号としてCTIサーバ12に送信される。CTIサーバ12の制御手段18は、予めメモリ13内に記憶してあるユーザ名と比較し、接続してきたユーザが正規のユーザであるかどうか確認する。
制御手段18は、接続してきたユーザが正規に登録されたユーザであることを認識した場合には、ステップS204において、メモリ13内に予め記憶してあった音声ガイダンスを電話機14へ送信する。
【0027】
ステップS104では、ユーザが音声ガイダンスに基づいて視聴の操作をする。この操作の具体的な例は、制御手段18の動作および電話機14の操作として上述したもの(図2に示す)ものと同様であるので、ここでは説明を省略する。ステップS206では、CTIサーバ12の再生手段22が入力したトーン信号に基づいてデジタル録音図書の再生動作を行なう。再生手段22は、該当するデジタル録音図書を記憶手段20から読み出し、音声として再生する。
再生されたデジタル録音図書は電話機14へ送信され、ステップS106においてユーザが視聴する。
【0028】
ステップS108では、所定のデジタル録音図書の視聴が終了したら、ユーザがデジタル録音図書の視聴を終了するか否かを判断している。終了する場合には電話機14をオフフックにすればよい。終了しない場合にはステップS104へ戻って、別のデジタル録音図書の視聴を行なうべく電話機の操作をする。
【0029】
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができるので、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0031】
請求項2記載の電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0032】
請求項3記載の電話によるデジタル録音図書の配信方法によれば、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、公衆回線に接続されている電話機を操作し、CTIサーバに記憶されているデジタル録音図書を電話機で再生することができる。再生動作も電話機で操作することができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電話によるデジタル録音図書配信システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】CTIサーバの制御手段の動作および電話機の操作について説明する状態遷移図である。
【図3】本発明に係る電話によるデジタル録音図書の配信方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 公衆回線
11 処理装置
12 CTIサーバ
13 メモリ
14 電話機
16 CTIボード
18 制御手段
20 記憶手段
22 再生手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、DAISY規格等のデジタル形式の音声で図書の内容が録音されたデジタル録音図書を、電話機から聴くことができる、電話によるデジタル録音図書の配信システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
目の不自由な人たちが読書を楽しむことが出来るように、本に記載されている文章情報を音声でデジタル録音したDAISY(Digital Accessible Information SYstem)規格によるデジタル録音図書が従来から知られている。
かかるDAISY規格によるデジタル録音図書は、CD(Compact Disc)などの記録媒体に録音され、ユーザが所有しているCDを聴くことにより、図書を音声で楽しむことができるのである。
このようなDAISY規格によるデジタル録音図書は、かつてのカセットテープなどの録音図書とは異なり、章ごとやページごとに迅速な検索が可能であり、非常に利用しやすいものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなCD等に録音されたデジタル録音図書を使用したいと欲するユーザは、店舗に出向いてこのようなデジタル録音図書を購入するかあるいは通信販売で購入する必要がある。
しかし、従来はこのような方法でしかデジタル録音図書を入手できなかったので、特に目が不自由なユーザにあっては欲しい図書を購入するためにわざわざ店に出向いたり、通信販売等で注文をするのは非常に手間がかかる作業であるという課題があった。
【0004】
また、CD等のメディアを発送する場合にあっては、梱包したり発送したりする手間、およびメディアそのもののコストなどがあって、デジタル録音図書自体が高額なものとなり、デジタル録音図書を入手するにはユーザにとっては大きな負担となっているという課題があった。
さらに、CD等のメディアを発送する場合にあっては、ユーザが聴きたいと欲してから注文し、発送することとなるので、ユーザが待つ時間が必要であり、ユーザの要求に迅速に答えることが要求されているという課題があった。
【0005】
さらに、このようなCD等のメディアを再生可能な視聴機(再生装置)を入手しなくては再生ができなかったので、ユーザにとって金銭的に大きな負担となっていた。また視聴機が図書館等でレンタルされるものであるとしても、それを借りるためには結局図書館等へ出向かなくてはならなかった。
【0006】
すなわち、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、デジタル録音図書を迅速且つ安価にユーザに提供することができ、またこのような図書を再生するための視聴機本体をユーザ側で用意する必要が無く、ユーザ側の負担を軽減したデジタル録音図書の配信システム及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明にかかる電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバを備えることを特徴としている。
この構成を採用することによって、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0008】
また、公衆回線網に接続された電話機と、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される前記電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバとを備えることを特徴とする。
この構成によっても、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0009】
電話によるデジタル録音図書の配信方法によれば、ユーザが、公衆回線網に接続された電話機から、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段を有するCTIサーバへ電話をかけるステップと、該電話機からの電話を受けたCTIサーバが、該電話機に対して音声ガイダンスを送信するステップと、ユーザが、該音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、メニュー選択を行なうステップと、CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたメニューを動作し、該選択されたメニューの音声ガイダンスを送信するステップと、ユーザが、該選択したメニューの音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、デジタル録音図書データの再生動作を行なうステップと、CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたデジタル録音図書データの再生動作を行なうステップとを含むことを特徴としている。
【0010】
このような方法によれば、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、公衆回線に接続されている電話機を操作し、CTIサーバに記憶されているデジタル録音図書を電話機で再生することができる。再生動作も電話機で操作することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明のシステムの全体構成について図1に基づいて説明する。
本実施形態によるデジタル録音図書配信システムでは、公衆回線10に接続されたCTIサーバ12、公衆回線10に接続されているユーザの所有する電話機14とから構成されている。
図1で細い矢印はトーン信号等の各信号、太い矢印はデータの流れを示している。
【0012】
なお、ここでは電話機14は1台しか記載していないが、本システムを利用しようとするユーザの数だけ公衆回線10に接続されているものとする。
電話機14としては、プッシュ回線に接続されたプッシュホン式の電話機である必要がある。プッシュホンのプッシュボタンを操作することで動作指示をCTIサーバに向けて、トーン信号によって行なうためである。
また、電話機14は、オンフック状態で相手方の音声がスピーカから出力されるような構造になっているものが好ましい。送信されてきたデジタル音声図書を受話器をおいて聴くことができるようにするためである。
【0013】
CTIサーバ12について説明する。
CTI(Computer Telephony Integration)サーバ12は、公衆回線10に接続され、トーン信号をサーバ内の制御手段18への信号へ変換可能なCTIボード16と、CTIボード16に接続され、CTIボード16で変換されたトーン信号に基づいてユーザの電話機14に対してデジタル録音図書の再生動作について制御する制御手段18と、デジタル録音図書が複数記憶されているハードディスクドライブ等の記憶手段20と、該記憶手段20のデジタル録音図書を再生する再生手段22とを備えている。
【0014】
CTIボード16は、サーバシステムと公衆回線とを接続して統合するためにサーバシステムのインターフェイスボードとして取付けられている。これによりサーバシステムがCTIサーバ12として構成される。
制御手段18は、CPU等の処理装置11とハードディスクやROM等のメモリ13とを有し、処理装置11が予めメモリ13等に記憶されていた制御プログラムを読み出し、該制御プログラムに基づいてCTIサーバ全体の動作を統括制御する。また、制御手段18内のメモリ13内には、電話機14に対して操作を指示する音声ガイダンス用の音声(後述する接続用音声ガイダンスを含む)が予め記憶されている。制御手段18は、動作に応じてメモリ13内から対応する音声ガイダンス用の音声を抽出して電話機14へ送信するようにする。
【0015】
再生手段22は、デジタルデータを音声データに再生する再生ソフトウェアである。再生ソフトウェアは予めハードディスク等の記憶手段(図示せず)内に記憶されている。再生手段22は、記憶手段20内に記憶されていたデジタルデータを、制御手段の指示(コマンド)に基づいて読み出し、これをPCMデータとして制御手段18へ出力するように設けられている。
【0016】
なお、上述した制御手段18の動作と、電話機14の操作方法を合わせて、図2に示す状態遷移図に基づいて説明する。
制御手段18に電話機14が接続されると(起動処理(a))、メニュー選択モード(b)に入り、案内用の音声ガイダンス機能が作動し、メニューのガイダンスを音声で電話機14に送信する。
次に、制御手段18は、音声ガイダンスに基づいて電話機14から入力されたトーン信号によって、該当する動作メニューを選択して作動する。選択される動作メニューの中には、メニュー選択、音量/速度調整、ホームポジションの3つがある。
【0017】
メニュー選択モード(b)における電話機14の操作について説明すると、「0」〜「9」までの各ボタンが所定のデジタル録音図書への直接ジャンプであり、「*」ボタンが入力数字のキャンセルまたはメニューのガイダンスへの復帰である。
「#」ボタンは入力数字の確定およびメニュー選択実行である。その他、2つ以上の所定のボタンを同時に押すことによって、速度や音量調節等のセットアップモード(e)へ移行することができる。
【0018】
セットアップモード(e)は、電話機14側で速度調整と音量調整を行なうモードであり、制御手段18は、入力してきたトーン信号に基づいて電話機14へ送信する音声信号の速度または音量を調整する。
セットアップモード(e)における電話機14の操作について説明すると、「1」と「3」ボタンが速度調整であり、「4」と「6」ボタンが音量調整である。各ボタンを1回押す毎に所定の速度または音量が増加または減少する。
【0019】
メニュー選択モード(b)において、ユーザによって各ボタンが押されて所定のデジタル録音図書への直接ジャンプが行なわれると、制御手段18は十字モード(c)に移行し、選択されたデジタル録音図書の再生動作の制御を行なう。
制御手段18への再生動作の指示は、電話機14のプッシュボタンの操作により入力されるトーン信号である。
【0020】
十字モード(c)における、電話機14の操作の例を説明する。
まず、「2」、「4」、「6」および「8」ボタンがナビゲーションであり、それぞれ、前の見出しに戻る、次ぎの見出しへ進む、上の階層へ移動、下の階層へ移動などの各動作を指示する。
「5」ボタンが現在再生位置の見出しを再生し、「0」ボタンが停止/再生を交互に行なう。「7」と「9」ボタンがそれぞれ、1つ前または先のフレーズへ巻き戻しまたは早送りを行い、「1」と「3」ボタンはそれぞれ再生中は速度調整、停止中は音量調整を行なう。
その他に、「*」を2回おすことでメニュー選択モード(b)へ戻り、「#」ボタンがページモード(d)へ移行する動作を行なう。
【0021】
ページモード(d)を説明する。
制御手段18は、十字モード(c)からページモード(d)へ移行すると、選択されているデジタル録音図書のページを選択できる。ただし、ページが存在しないデジタル録音図書もあるので、かかるデジタル録音図書を選択している場合には、ページモード(d)への移行はできない。
【0022】
ページモード(d)における電話機14の操作の例について説明する。
「0」〜「9」ボタンがジャンプ先のページを直接指定することができる。
「*」ボタンが入力数字のキャンセルまたはメニューのガイダンスへの復帰である。「#」ボタンは入力数字の確定および選択したページへのジャンプ実行である。
【0023】
なお、ユーザが各モード(a)〜(e)を終了させるには、電話機14をオフフックにする。オフフックすることによって電話機14との接続が終了したことを検出した制御手段18は、現在実施中の各モード(a)〜(e)を終了させる終了処理(f)を行なう。
【0024】
このように、制御手段18は、起動から各モード(a)〜(d)に遷移することにより、操作するためのスイッチ、ボタン類が少ない通常の電話機14からの入力によっても簡単な操作でデジタル録音図書の再生動作をすることができる。
【0025】
以下、図3に基づいて、本発明によるデジタル録音図書の配信方法について説明する。なお、電話機14の操作の詳細については上述したので、ここでは説明を省略する。
まずステップS100では、ユーザが電話機14を操作し、CTIサーバ12へ電話をかける。
次のステップS200で電話機14から着信したCTIサーバ12は、ステップS202において接続してきた電話機14に向けてIDおよびパスワードを入力するように促すための接続用音声ガイダンスを送信する。具体的には、着信を確認した制御手段18が、メモリ13内に予め記憶されている対応する接続用音声ガイダンスをメモリ13内から抽出してCTIボード16を介して送信する。
【0026】
ステップS102で、CTIサーバ12から送信されてきたIDおよびパスワードを入力する接続用音声ガイダンスを聞いたユーザは、接続用音声ガイダンスの指示に従ってIDおよびパスワードを入力する。入力は電話機のプッシュボタンを押すことで行なわれる。
IDおよびパスワードは、トーン信号としてCTIサーバ12に送信される。CTIサーバ12の制御手段18は、予めメモリ13内に記憶してあるユーザ名と比較し、接続してきたユーザが正規のユーザであるかどうか確認する。
制御手段18は、接続してきたユーザが正規に登録されたユーザであることを認識した場合には、ステップS204において、メモリ13内に予め記憶してあった音声ガイダンスを電話機14へ送信する。
【0027】
ステップS104では、ユーザが音声ガイダンスに基づいて視聴の操作をする。この操作の具体的な例は、制御手段18の動作および電話機14の操作として上述したもの(図2に示す)ものと同様であるので、ここでは説明を省略する。ステップS206では、CTIサーバ12の再生手段22が入力したトーン信号に基づいてデジタル録音図書の再生動作を行なう。再生手段22は、該当するデジタル録音図書を記憶手段20から読み出し、音声として再生する。
再生されたデジタル録音図書は電話機14へ送信され、ステップS106においてユーザが視聴する。
【0028】
ステップS108では、所定のデジタル録音図書の視聴が終了したら、ユーザがデジタル録音図書の視聴を終了するか否かを判断している。終了する場合には電話機14をオフフックにすればよい。終了しない場合にはステップS104へ戻って、別のデジタル録音図書の視聴を行なうべく電話機の操作をする。
【0029】
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができるので、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0031】
請求項2記載の電話によるデジタル録音図書の配信システムによれば、電話機からCTIサーバを直接操作してCTIサーバ内のデジタル録音図書を直接電話機から聴くことができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【0032】
請求項3記載の電話によるデジタル録音図書の配信方法によれば、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、公衆回線に接続されている電話機を操作し、CTIサーバに記憶されているデジタル録音図書を電話機で再生することができる。再生動作も電話機で操作することができる。このため、デジタル録音図書を聴こうとするユーザは、デジタル録音図書を迅速且つ容易に入手可能であり、また視聴機も入手しなくともユーザが従来から通常所有している設備でデジタル録音図書を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電話によるデジタル録音図書配信システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】CTIサーバの制御手段の動作および電話機の操作について説明する状態遷移図である。
【図3】本発明に係る電話によるデジタル録音図書の配信方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 公衆回線
11 処理装置
12 CTIサーバ
13 メモリ
14 電話機
16 CTIボード
18 制御手段
20 記憶手段
22 再生手段
Claims (3)
- 文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、
公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバを備えることを特徴とする電話によるデジタル録音図書の配信システム。 - 公衆回線網に接続された電話機と、
文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段と、公衆回線網に接続され、該公衆回線網から入力される前記電話機のトーン信号に基づいて、前記記憶手段内のデジタル録音図書データを、前記電話機に対して音声データとして送信するように制御する制御手段とを有するCTIサーバとを備えることを特徴とする電話によるデジタル録音図書の配信システム。 - ユーザが、公衆回線網に接続された電話機から、文章情報を音声で再生可能なデジタル録音図書データを予め記憶した記憶手段を有するCTIサーバへ電話をかけるステップと、
該電話機からの電話を受けたCTIサーバが、該電話機に対して音声ガイダンスを送信するステップと、
ユーザが、該音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、メニュー選択を行なうステップと、
CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたメニューを動作し、該選択されたメニューの音声ガイダンスを送信するステップと、
ユーザが、該選択したメニューの音声ガイダンスに基づいてプッシュボタンを押下し、デジタル録音図書データの再生動作を行なうステップと、
CTIサーバが、該ユーザのプッシュボタンの押下により送信されてきたトーン信号に基づいて選択されたデジタル録音図書データの再生動作を行なうステップとを含むことを特徴とする電話によるデジタル録音図書の配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198524A JP2004040706A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 電話によるデジタル録音図書の配信システムおよび電話によるデジタル録音図書の配信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002198524A JP2004040706A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 電話によるデジタル録音図書の配信システムおよび電話によるデジタル録音図書の配信方法 |
Publications (1)
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JP2004040706A true JP2004040706A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31705950
Family Applications (1)
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JP2002198524A Pending JP2004040706A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 電話によるデジタル録音図書の配信システムおよび電話によるデジタル録音図書の配信方法 |
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JP (1) | JP2004040706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5621911B2 (ja) * | 2011-03-17 | 2014-11-12 | 富士通株式会社 | 回線接続装置、回線接続方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002198524A patent/JP2004040706A/ja active Pending
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