JP2004040491A - 映像通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、使い勝手を向上し得る。
【解決手段】本発明は、カメラ付携帯電話機1において、ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況によって撮像距離L1及びL2が異なる場合に、ズーム倍率ZMを変更することによってCCDカメラ8の画角Ang2でユーザの顔を最適に撮像する際、当該CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じてスピーカ6から出力されている音量出力レベルを音量補正値VCを用いて補正することにより、撮像距離L2にかかわらずスピーカ6から出力される通話相手の音声を聞き取り易くでき、かくして使い勝手を向上し得る。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明は、カメラ付携帯電話機1において、ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況によって撮像距離L1及びL2が異なる場合に、ズーム倍率ZMを変更することによってCCDカメラ8の画角Ang2でユーザの顔を最適に撮像する際、当該CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じてスピーカ6から出力されている音量出力レベルを音量補正値VCを用いて補正することにより、撮像距離L2にかかわらずスピーカ6から出力される通話相手の音声を聞き取り易くでき、かくして使い勝手を向上し得る。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は映像通信装置に関し、例えばカメラ付携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報技術の発展に伴って、携帯電話機本体の所定部位にCCD(ChargeCoupled Device)カメラを備えたカメラ付携帯電話機が製品化されている。
【0003】
カメラ付携帯電話機においては、映像音声通信モード時、撮像部によって被写体を撮像することにより得られた映像信号を、音声信号とともに通話相手に送信し得るようになされている。
【0004】
またカメラ付携帯電話機は、通話相手から送信された映像信号及び音声信号を受信したときには、その映像信号に基づく映像を表示部に表示させ得ると共に、その音声信号に基づく音声をスピーカから出力し得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる構成のカメラ付携帯電話機においては、映像音声通信モード時、ユーザ自身の顔を撮像しながら通話相手と通話する場合、当該カメラ付携帯電話機とユーザの顔との距離が当該ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況に応じて変化することにより、当該距離によってはスピーカから出力される通話相手の音声が聞き取り難く、使い勝手が悪いという問題があつた。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上し得る映像通信装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、 撮像対象を撮像して送信する映像通信装置において、ズーム機能を有する撮像手段と、音声を集音する集音手段又は音声を通知する通知手段の少なくとも一方を有し、撮像手段のズーム倍率の変更に応じて音声の音量レベルを制御する制御手段とを設けるようにした。
【0008】
従って、映像通信装置では、当該映像通信装置とユーザとの距離が変化する場合でも煩雑な操作を行うことなく当該距離に応じた最適な音量レベルで音声を集音又は通知することにより、当該ユーザと映像通信装置との距離にかかわらず良好な集音や通知を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
図1において、1は全体として本発明によるカメラ付携帯電話機を示し、第1の筐体(以下、これを上側筐体と呼ぶ)2と第2の筐体(以下、これを下側筐体と呼ぶ)3とがヒンジ部4を介して折り畳み可能に形成されている。
【0011】
上側筐体2には、上側右部に送受信用のアンテナ5が引出し及び収縮可能な状態で取り付けられているとともに、上側中央部に通知手段としてのスピーカ6が設けられており、当該スピーカ6を介して通話相手の音声等を出力する。
【0012】
また、上側筐体2の正面には、スピーカ6の下側に例えばLCD(Liquid Crystal Display)でなる表示部7が設けられており、当該表示部7を介して各種機能に対応したメニュー、電波の受信状態、電池残量、発信履歴、着信履歴、電子メール文及び簡易ホームページ等のあらゆる情報を表示する。
【0013】
一方、下側筐体3には、その正面下部に集音手段としてのマイクロフォン9が設けられており、当該マイクロフォン9によって通話時のユーザの音声を集音する。
【0014】
また、下側筐体3には、その正面中央に「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、終話キー、電子メールキー及びズームキー等の複数の操作キーと、回動操作及び押下操作自在なジョグダイヤルとによって構成された操作部10が設けられており、操作部10の操作によりメニュー項目選択、発呼処理、映像音声通信やデータ通信等の種々の処理を実行するようになされている。
【0015】
かかる構成に加えてカメラ付携帯電話機1においては、撮像倍率を電子的に可変するディジタルズーム機能を有するCCDカメラ8がヒンジ部4に設けられており、操作部10のズームキー(図示せず)を介してズーム倍率が変更されることにより、当該CCDカメラ8によって撮像対象をユーザ任意の倍率で撮像して表示部7に表示し得るようになされている。
【0016】
因みにディジタルズームは、CCDカメラ8によって撮像された映像の一部を情報量はそのままに拡大することにより撮像倍率を可変するものであり、拡大した結果映像は粗くなるものの、光学ズームに比してズーム用のレンズを設ける必要がなく、CCDカメラ8を簡易な構造とし得る。
【0017】
この場合、カメラ付携帯電話機1は、CCDカメラ8のズーム倍率を変更してズーム・アップ又はズーム・ダウンすることにより、ユーザの顔をクローズ・アップ又はロング・ショットした映像を表示部7に表示するようになされている。
【0018】
かくしてカメラ付携帯電話機1は、CCDカメラ8によって撮像されている映像を表示部7に表示させることにより、音声とともに映像の通信を行う映像音声通信モード時に通話相手の他のカメラ付携帯電話機で表示される映像をユーザ自身に対して確認させ得るようになされている。
【0019】
実際上、図2に示すように、カメラ付携帯電話機1においては、当該カメラ付携帯電話機1の各種機能を統括的に制御するCPU(Central Procrssing Unit)20に対して、BUS30を介してROM(Read Only Memoly)21、RAM(Randam Access Memory)22、表示部7、CCDカメラ8、送受信部23、信号処理部24、操作部10及びパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続してデータ通信を行うための外部インターフェース25が接続されているとともに、当該信号処理部24にスピーカ6及びマイクロフォン9が接続された構成を有する。
【0020】
そしてカメラ付携帯電話機1においては、ROM21に音量調整処理プログラムや各種アプリケーションプログラムが格納されており、CPU20がこれらの各種アプリケーションプログラムを適宜読み出してRAM22上で実行することにより、各種機能を実現するようになされている。
【0021】
CPU20は、音声のみの通信を行う音声通信モード時、操作部10を介して通話相手の電話番号や発呼要求等からなる音声通信命令が与えられると、当該音声通信命令に従って基地局(図示せず)を介して通話相手の電話機(図示せず)との回線を接続することにより通話状態を確保する。
【0022】
この際、CPU20は、マイクロフォン9によって集音した音声信号を信号処理部24に送出し、当該信号処理部24によってディジタル変換処理、誤り訂正処理及び変調処理を順次施すことにより音声データを得、これを送受信部23によって周波数変換処理及びアナログ変換処理を順次施すことにより送信信号としてアンテナ5を介して通話相手に送信する。
【0023】
またCPU20は、通話相手の電話機からアンテナ5を介して受信した受信信号を送受信部23で取り込み、当該送受信部23によって所定の周波数変換処理及びディジタル変換処理を順次施すことにより音声データを得、これを信号処理部24により復調処理、誤り検出処理及びアナログ変換処理を順次施し、その結果得られた音声信号をスピーカ6を介して出力する。
【0024】
これに対してCPU20は、映像音声通信モード時、操作部10を介して通話相手の電話番号や発呼要求等からなる映像音声通信命令が与えられると、CCDカメラ8に対して電源供給を行うことにより動作状態とする。
【0025】
この状態においてCPU20は、映像音声通信命令に従って基地局を介して通話相手である他のカメラ付携帯電話機(図示せず)との回線を接続することにより通話状態を確保する。
【0026】
CPU20は、マイクロフォン9によって集音された音声から得られた音声信号と、CCDカメラ8によって撮像されたユーザの顔の映像から得られた映像信号とを信号処理部24に送出し、当該信号処理部24によってディジタル変換処理、誤り訂正処理及び変調処理を順次施すことにより音声データ及び映像データを得、これを送受信部23によって周波数変換処理及びアナログ変換処理を順次施すことにより送信信号としてアンテナ5を介して通話相手に送信する。
【0027】
これにより通話相手の他のカメラ付携帯電話機では、スピーカからユーザの音声が出力されるとともに、カメラ付携帯電話機1のCCDカメラ8で撮像された映像が表示部に表示されるようになされている。
【0028】
またCPU20は、通話相手の他のカメラ付携帯電話機からアンテナ5を介して受信した受信信号を送受信部23で取り込み、当該送受信部23によって周波数変換処理及びディジタル変換処理を施すことにより音声データ及び映像データを得、これらに信号処理部24により復調処理、誤り検出処理及びアナログ変換処理を順次施し、その結果得られる音声信号をスピーカ6から出力するとともに映像信号を表示部7に送出する。
【0029】
これによりスピーカ6は信号処理部24から与えられた音声信号に基づく通話相手の音声を出力し、表示部7は信号処理部24から与えられた映像信号に基づく通話相手の映像を表示する。
【0030】
このときCPU20は、後述する音量補正値テーブルT100に基づき映像音声通信モードの初期設定として、CCDカメラ8のズーム倍率を2倍に初期設定することにより、当該CCDカメラ8によって被写体を2倍にクローズ・アップした映像を表示部7に表示し得るようになされている。
【0031】
これに加えてCPU20は、音量補正値テーブルT100に基づき映像音声通信モードの初期設定として、信号処理部24を制御し、操作部10の受話音量調節キーによってユーザが設定したスピーカ6の音量出力レベル(以下、これを基準音量出力レベルと呼ぶ)を当該音量出力レベルの補正値(以下、これを音量補正値と呼ぶ)の分(例えば+3[dB])だけ増加させることによりスピーカ6からの音量出力レベルを引き上げ、当該スピーカ6から出力される音声を上げるようになされている。
【0032】
これによりカメラ付携帯電話機1は、映像音声通信モードでは音声通信モード時に比してユーザの耳元がスピーカ6から離れているものの、イヤホン等を用いることなく当該スピーカ6からの音声を当該ユーザに対して十分に聞かせるようになされている。
【0033】
実際上、ROM21には、図3に示すように音量補正値テーブルT100が格納されており、当該音量補正値テーブルT100はCCDカメラ8のズーム倍率ZMが5段階のズームレベルLEに分けられており、当該ズーム倍率ZMに対してそれぞれ音量補正値VCが対応付けられて記憶されている。
【0034】
すなわちズームレベルLEのレベル「1」では、ズーム倍率ZMが1倍に設定されているとともに、当該ズーム倍率ZMに対する音声補正値VCとして+1[dB]が対応付けられている。
【0035】
同様にズームレベルLEのレベル「2」、レベル「3」(初期設定)、レベル「4」及びレベル「5」では、ズーム倍率ZMが1.5倍、2倍、2.5倍及び3倍にそれぞれ設定されており、当該ズーム倍率ZMに対してそれぞれ音量補正値VCとして+2[dB]、+3[dB]、+4[dB]及び+5[dB]が対応付けられている。
【0036】
これによりカメラ付携帯電話機1は、操作部10に設けられたズームキーが押下されることによりCCDカメラ8のズーム倍率ZMがユーザ所望の倍率に変更されると、音量補正値テーブルT100に基づいて、当該ズーム倍率ZMにそれぞれ対応付けられた音量補正値VCの分だけ基準音量出力レベルを増加させることにより、当該ズーム倍率ZMに応じて補正された音量出力レベルに自動的に変更し得るようになされている。
【0037】
例えばカメラ付携帯電話機1は、音声通信モードから映像音声通信モード時に移行すると、初期設定値としてズームレベルLEがレベル「3」(図3)に自動的に設定されることにより、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを2倍に設定する。
【0038】
そしてカメラ付携帯電話機1は、図4(A)及び(B)に示すように、CCDカメラ8によって撮像した映像を表示部7の映像画面100内に表示するとともに、通話相手のカメラ付携帯電話機へ送信する。
【0039】
ここで映像画面100には、CCDカメラ8で撮像しているユーザ自身の映像が主表示領域100Aに表示されるとともに、他のカメラ付携帯電話機で撮像している通話相手の映像が画面左下に設けられた副表示領域100Bに表示されるようになされている。
【0040】
因みに映像画面100においては、ユーザの好みに応じて主表示領域100Aと副表示領域100Bとに表示された映像を入れ換えることにより、当該主表示領域100Aに通話相手の映像を表示させるとともに、副表示領域100Bにユーザ自身の映像を表示させることもできる。
【0041】
このときカメラ付携帯電話機1においては、ユーザの好みや体格、周囲の状況等によってカメラ付携帯電話機1とユーザの顔との距離(以下、これを撮像距離と呼ぶ)が異なることから、図4(A)に示すように撮像距離L1が短い場合、CCDカメラ8の画角Ang1ではユーザの顔を過大に撮像してしまうこともある。
【0042】
またカメラ付携帯電話機1においては、図4(B)に示すように撮像距離L2が長い場合、CCDカメラ8の画角Ang1ではユーザの顔を過小に撮像してしまうこともある。
【0043】
このためカメラ付携帯電話機1は、例えば撮像距離L2においてユーザの顔を過小に撮像している場合、ズームキーを介してズーム倍率を変更するとことにより、図4(C)に示すように、変更されたCCDカメラ8の画角Ang2でユーザの顔を最適な大きさで撮像するように調節し得るようになされている。
【0044】
このときカメラ付携帯電話機1は、音量補正値テーブルT100に基づいて、ズーム倍率ZMに対応した音量補正値VCを読み出し、当該音量補正値VC(例えば+4[dB])の分だけ基準音量出力レベルを増加させることにより、当該スピーカ6から出力される音声出力レベルがレベル「3」に比して上がるようになさている。
【0045】
かくして、カメラ付携帯電話機1は、ユーザの好みや体格等によって撮像距離Lが異なる場合でも、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じてスピーカ6からの音量出力レベルを補正することにより、撮像距離Lにおいて最適な音量出力レベルで通話相手の音声をスピーカ6から出力し、ユーザに十分に聞かせるようになされている。
【0046】
次にカメラ付携帯電話機1の音量調整処理手順について図5に示すフローチャートを用いて以下説明する。
【0047】
実際上、カメラ付携帯電話機1は電源が投入されると、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。
【0048】
ステップSP1においてカメラ付携帯電話機1のCPU20は、操作部10を介して映像音声通信モード移行命令が与えられ、音声通信モードから映像音声通信モードに移行したか否かを判断し、肯定結果を得るまで待ち受ける。
【0049】
ここで肯定結果を得ると、このことは映像音声通信モードに移行したことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP2へ移る。
【0050】
ステップSP2においてCPU20は、CCDカメラ8に電源を投入するとともに、音量補正値テーブルT100の初期設定値レベル「3」に基づいてCCDカメラ8のズーム倍率を2倍に設定するとともにスピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VC(+3[dB])の分だけ増加させ、次のステップSP3へ移る。
【0051】
ステップSP3においてCPU20は、操作部10のズームキーが押下されることによりズーム倍率を上げるズーム・アップ命令が与えられたか否かを判断する。
【0052】
ここで肯定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されたことによりズーム・アップ命令が与えられたことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP4へ移る。
【0053】
ステップSP4においてCPU20は、ズームレベルLE(図3)が最大レベル「5」であるか否かを判断する。
【0054】
ここで肯定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最大レベル「5」であること、すなわちこれ以上ズーム・アップし得ないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0055】
これに対してステップSP4で否定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最大レベル「5」ではなくズームレベルLEを1つ上げ得ること、すなわちズーム・アップすることにより、ユーザの顔をクローズ・アップした映像を表示部7に表示し得ることを表しており、このときCPU20は、次のステップSP5へ移る。
【0056】
ステップSP5においてCPU20は、ズームレベルLEを1つ上げるとともに、音量補正値テーブルT100に基づき、1つ上げたズームレベルLEに対応付けられたズーム倍率ZM及び音量補正値VCを読み出し(例えばレベル「3」からレベル「4」に上がった場合、ズーム倍率ZMは2.5倍、音量補正値は+4[dB]となる)、次のステップSP6へ移る。
【0057】
ステップSP6においてCPU20は、ステップSP5で読み出したズーム倍率ZM及び音量補正値VCに応じて、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを上げることによりクローズ・アップした映像を表示部7に表示させるとともに、スピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ増加させることにより音量出力レベルを引き上げて当該スピーカ6から出力される音声を上げた後、次のステップSP7へ移る。
【0058】
これに対してステップSP3で否定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されずズーム・アップ命令が与えられていないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP8へ移る。
【0059】
ステップSP8においてCPU20は、操作部10のズームキーが押下されることによりズーム・ダウン命令が与えられたか否かを判断する。
【0060】
ここで否定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されずズーム・アップ命令及びズーム・ダウン命令のいずれも与えられていないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0061】
これに対してステップSP8で肯定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されたことによりズーム・ダウン命令が与えられたことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP9へ移る。
【0062】
ステップSP9においてCPU20は、ズームレベルLE(図3)が最小レベル「1」であるか否かを判断する。
【0063】
ここで肯定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最小レベル「1」であること、すなわちこれ以上ズーム・ダウンし得ないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0064】
これに対してステップSP9で否定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最小レベル「1」ではなくズームレベルLEを1つ下げ得ること、すなわちズーム・ダウンすることにより、ユーザの顔をロング・ショットした映像を表示部7に表示し得ることを表しており、このときCPU20は、次のステップSP10へ移る。
【0065】
ステップSP10においてCPU20は、ズームレベルLEを1つ下げるとともに、音量補正値テーブルT100に基づき、当該1つ下げたズームレベルLEに対応付けられたズーム倍率ZM及び音量補正値VCを読み出し(例えばレベル「3」からレベル「2」に下がった場合、ズーム倍率ZMは1.5倍、音量補正値は+2[dB]となる)、次のステップSP11へ移る。
【0066】
ステップSP11においてCPU20は、ステップSP10で読み出したズーム倍率ZM及び音量補正値VCに応じて、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを下げることによりロング・ショットさせた映像を表示部7に表示させるとともに、ステップSP8でズーム・ダウンする前のズームレベルLEよりも小さい音量補正値VCの分だけスピーカ6の基準音量出力レベルを増加させることにより音量出力レベルを引き下げて当該スピーカ6から出力される音声を下げた後、次のステップSP7へ移る。
【0067】
ステップSP7においてCPU20は、操作部10を介して映像音声通信モード終了命令が与えられ、映像音声通信モードから音声通信モードに移行したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、CPU20は再びステップSP3へ戻り上述した処理を繰り返す。
【0068】
これに対してステップSP7で肯定結果が得られると、このことは操作部10を介して映像音声通信モード終了命令が与えられ、映像音声通信モードから音声通信モードに移行したことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP12へ移り音量調整処理手順を終了する。
【0069】
以上の構成において、カメラ付携帯電話機1では、CCDカメラ8のズーム倍率ZMが変更されることによりズーム・アップ又はズーム・ダウンし、ユーザの顔がクローズ・アップ又はロング・ショットされた映像を表示部7に表示する。
【0070】
このときカメラ付携帯電話機1は、音量補正値テーブルT100に基づいて、変更されたズーム倍率ZMに対応付けられた音量補正値VCの分だけ基準音量出力レベルを補正することにより、スピーカ6から出力される音量出力レベルを自動的に変更できる。
【0071】
これによりカメラ付携帯電話機1では、ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況等によって撮像距離Lが異なる場合でも、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じて音量出力レベルを補正することにより、当該撮像距離Lに応じた最適な音量出力レベルで通話相手の音声をスピーカ6を介してユーザに聞かせることができる。
【0072】
またカメラ付携帯電話機1では、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じて音量出力レベルを補正することにより、ユーザがスピーカ6から出力される通話相手の音声が聞こえなくなるか否かを気にせずに、CCDカメラ8のディジタルズーム機能を利用してユーザの好みの撮像距離Lにカメラ付携帯電話機1を変位させることができる。
【0073】
さらにカメラ付携帯電話機1は、音声通信モードから映像音声通信モードへ移行すると、音量補正値テーブルT100に基づいてスピーカ6から出力されている基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ増加させ、再び映像音声通信モードから音声通信モードへ移行すると、スピーカ6から出力されている音量出力レベルを基準音量出力レベルに低減させることにより、音声通信モード時に例えば3GPP(3rd Generetion Partnership Project)等により策定されている通常の電話機として使用する際の最大音量出力レベルの規格を満たすことができるとともに、映像音声通信モードでは音声通信モード時に比してユーザの耳元がスピーカ6から離れているものの、イヤホン等を用いることなく当該スピーカ6からの音声を当該ユーザに対して十分に聞かせることができる。
【0074】
以上の構成によれば、カメラ付携帯電話機1では、撮像距離Lがユーザの好みや体格、或いは周囲の状況等に応じて変化した場合であっても、スピーカ6から出力されている音量出力レベルを、ズームレベルLEに対応付けられた音量補正値VCを基に最適な音量出力レベルに補正することにより、撮像距離Lにかかわらずスピーカ6から出力される通話相手の音声を聞き取り易くでき、かくして使い勝手を向上し得る。
【0075】
なお上述の実施の形態においては、撮像距離Lに応じてユーザがズームキーを介してズーム倍率ZMを変更することにより、表示部7に当該ユーザの顔を最適な大きさで表示させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像距離Lに応じてCPU20がCCDカメラ8を介して被写体であるユーザの顔の輪郭を判別し、当該判別した輪郭を基にユーザの顔がCCDカメラの画角内に入るようにズーム倍率ZMを自動で制御することにより、表示部7に当該ユーザの顔を最適な大きさで表示させるようにしても良い。
【0076】
この場合、カメラ付携帯電話機1ではCPU20の制御により自動で変更されたズーム倍率ZMに応じて基準音量出力レベルを増加させることにより、ユーザに対して受話音量調節キーの他、ズームキーについても押下させることなく通話相手が望むであろう最適な映像を得ることができ、かくして一段と使い勝手を向上し得る。
【0077】
また上述の実施の形態においては、ズーム倍率ZMに応じてスピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ補正させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ズーム倍率ZMに応じてマイクロフォン9によるユーザの音声を集音する音量入力レベルを補正させるようにしても良く、この場合、撮像距離Lが長くなりカメラ付携帯電話機1がユーザから離れた場合であっても集音感度を補正させることができる。
【0078】
さらに上述の実施の形態においては、ズーム機能を有する撮像手段として、ディジタルズーム機能を有するCCDカメラ8を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光学ズーム機能を有するCCDカメラのように他の種久の撮像手段を適用するようにしても良い。
【0079】
さらに上述の実施の形態においては、音量補正値テーブルT100により予め定められた音量補正値VCがズーム倍率ZMに対応付けられている場合について述べたが本発明はこれに限らず、操作部10を介してユーザが設定した数値を音量補正値VCとしてズーム倍率ZMに対応付けるようにしても良い。
【0080】
さらに上述の実施の形態においては、制御手段として、CPU20を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロプロセッサ等の他の種々の制御手段を適用するようにしても良い。
【0081】
さらに上述の実施の形態においては、ズーム制御手段として、CPU20を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロプロセッサ等の他の種々の制御手段を適用するようにしても良い。
【0082】
さらに上述の実施の形態においては、本発明の映像通信装置として、カメラ付携帯電話機1を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、家庭内やテレビ会議システムに用いるテレビ電話機及びインターフォン等この他種々の映像通信装置を適用するようにしても良い。
【0083】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、映像通信装置とユーザとの距離が変化する場合でも煩雑な操作を行うことなく当該距離に応じた最適な音量レベルで音声を集音又は通知することにより、当該ユーザと映像通信装置との距離にかかわらず良好な集音や通知を行うことができ、かくして使い勝手を向上し得る映像通信装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラ付携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図2】カメラ付携帯電話機の回路構成を示すブロツク図である。
【図3】音量補正値テーブルの構成を示す略線図である。
【図4】CCDカメラによる撮像の様子を示す略線図である。
【図5】音量調整処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……カメラ付携帯電話機、6……スピーカ、7……表示部、8……CCDカメラ、9……マイクロフォン、10……操作部、20……CPU、21……ROM、22……RAM、23……送受信部、24……信号処理部、30……BUS。
【発明の属する技術分野】
本発明は映像通信装置に関し、例えばカメラ付携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報技術の発展に伴って、携帯電話機本体の所定部位にCCD(ChargeCoupled Device)カメラを備えたカメラ付携帯電話機が製品化されている。
【0003】
カメラ付携帯電話機においては、映像音声通信モード時、撮像部によって被写体を撮像することにより得られた映像信号を、音声信号とともに通話相手に送信し得るようになされている。
【0004】
またカメラ付携帯電話機は、通話相手から送信された映像信号及び音声信号を受信したときには、その映像信号に基づく映像を表示部に表示させ得ると共に、その音声信号に基づく音声をスピーカから出力し得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる構成のカメラ付携帯電話機においては、映像音声通信モード時、ユーザ自身の顔を撮像しながら通話相手と通話する場合、当該カメラ付携帯電話機とユーザの顔との距離が当該ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況に応じて変化することにより、当該距離によってはスピーカから出力される通話相手の音声が聞き取り難く、使い勝手が悪いという問題があつた。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上し得る映像通信装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、 撮像対象を撮像して送信する映像通信装置において、ズーム機能を有する撮像手段と、音声を集音する集音手段又は音声を通知する通知手段の少なくとも一方を有し、撮像手段のズーム倍率の変更に応じて音声の音量レベルを制御する制御手段とを設けるようにした。
【0008】
従って、映像通信装置では、当該映像通信装置とユーザとの距離が変化する場合でも煩雑な操作を行うことなく当該距離に応じた最適な音量レベルで音声を集音又は通知することにより、当該ユーザと映像通信装置との距離にかかわらず良好な集音や通知を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
図1において、1は全体として本発明によるカメラ付携帯電話機を示し、第1の筐体(以下、これを上側筐体と呼ぶ)2と第2の筐体(以下、これを下側筐体と呼ぶ)3とがヒンジ部4を介して折り畳み可能に形成されている。
【0011】
上側筐体2には、上側右部に送受信用のアンテナ5が引出し及び収縮可能な状態で取り付けられているとともに、上側中央部に通知手段としてのスピーカ6が設けられており、当該スピーカ6を介して通話相手の音声等を出力する。
【0012】
また、上側筐体2の正面には、スピーカ6の下側に例えばLCD(Liquid Crystal Display)でなる表示部7が設けられており、当該表示部7を介して各種機能に対応したメニュー、電波の受信状態、電池残量、発信履歴、着信履歴、電子メール文及び簡易ホームページ等のあらゆる情報を表示する。
【0013】
一方、下側筐体3には、その正面下部に集音手段としてのマイクロフォン9が設けられており、当該マイクロフォン9によって通話時のユーザの音声を集音する。
【0014】
また、下側筐体3には、その正面中央に「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、終話キー、電子メールキー及びズームキー等の複数の操作キーと、回動操作及び押下操作自在なジョグダイヤルとによって構成された操作部10が設けられており、操作部10の操作によりメニュー項目選択、発呼処理、映像音声通信やデータ通信等の種々の処理を実行するようになされている。
【0015】
かかる構成に加えてカメラ付携帯電話機1においては、撮像倍率を電子的に可変するディジタルズーム機能を有するCCDカメラ8がヒンジ部4に設けられており、操作部10のズームキー(図示せず)を介してズーム倍率が変更されることにより、当該CCDカメラ8によって撮像対象をユーザ任意の倍率で撮像して表示部7に表示し得るようになされている。
【0016】
因みにディジタルズームは、CCDカメラ8によって撮像された映像の一部を情報量はそのままに拡大することにより撮像倍率を可変するものであり、拡大した結果映像は粗くなるものの、光学ズームに比してズーム用のレンズを設ける必要がなく、CCDカメラ8を簡易な構造とし得る。
【0017】
この場合、カメラ付携帯電話機1は、CCDカメラ8のズーム倍率を変更してズーム・アップ又はズーム・ダウンすることにより、ユーザの顔をクローズ・アップ又はロング・ショットした映像を表示部7に表示するようになされている。
【0018】
かくしてカメラ付携帯電話機1は、CCDカメラ8によって撮像されている映像を表示部7に表示させることにより、音声とともに映像の通信を行う映像音声通信モード時に通話相手の他のカメラ付携帯電話機で表示される映像をユーザ自身に対して確認させ得るようになされている。
【0019】
実際上、図2に示すように、カメラ付携帯電話機1においては、当該カメラ付携帯電話機1の各種機能を統括的に制御するCPU(Central Procrssing Unit)20に対して、BUS30を介してROM(Read Only Memoly)21、RAM(Randam Access Memory)22、表示部7、CCDカメラ8、送受信部23、信号処理部24、操作部10及びパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続してデータ通信を行うための外部インターフェース25が接続されているとともに、当該信号処理部24にスピーカ6及びマイクロフォン9が接続された構成を有する。
【0020】
そしてカメラ付携帯電話機1においては、ROM21に音量調整処理プログラムや各種アプリケーションプログラムが格納されており、CPU20がこれらの各種アプリケーションプログラムを適宜読み出してRAM22上で実行することにより、各種機能を実現するようになされている。
【0021】
CPU20は、音声のみの通信を行う音声通信モード時、操作部10を介して通話相手の電話番号や発呼要求等からなる音声通信命令が与えられると、当該音声通信命令に従って基地局(図示せず)を介して通話相手の電話機(図示せず)との回線を接続することにより通話状態を確保する。
【0022】
この際、CPU20は、マイクロフォン9によって集音した音声信号を信号処理部24に送出し、当該信号処理部24によってディジタル変換処理、誤り訂正処理及び変調処理を順次施すことにより音声データを得、これを送受信部23によって周波数変換処理及びアナログ変換処理を順次施すことにより送信信号としてアンテナ5を介して通話相手に送信する。
【0023】
またCPU20は、通話相手の電話機からアンテナ5を介して受信した受信信号を送受信部23で取り込み、当該送受信部23によって所定の周波数変換処理及びディジタル変換処理を順次施すことにより音声データを得、これを信号処理部24により復調処理、誤り検出処理及びアナログ変換処理を順次施し、その結果得られた音声信号をスピーカ6を介して出力する。
【0024】
これに対してCPU20は、映像音声通信モード時、操作部10を介して通話相手の電話番号や発呼要求等からなる映像音声通信命令が与えられると、CCDカメラ8に対して電源供給を行うことにより動作状態とする。
【0025】
この状態においてCPU20は、映像音声通信命令に従って基地局を介して通話相手である他のカメラ付携帯電話機(図示せず)との回線を接続することにより通話状態を確保する。
【0026】
CPU20は、マイクロフォン9によって集音された音声から得られた音声信号と、CCDカメラ8によって撮像されたユーザの顔の映像から得られた映像信号とを信号処理部24に送出し、当該信号処理部24によってディジタル変換処理、誤り訂正処理及び変調処理を順次施すことにより音声データ及び映像データを得、これを送受信部23によって周波数変換処理及びアナログ変換処理を順次施すことにより送信信号としてアンテナ5を介して通話相手に送信する。
【0027】
これにより通話相手の他のカメラ付携帯電話機では、スピーカからユーザの音声が出力されるとともに、カメラ付携帯電話機1のCCDカメラ8で撮像された映像が表示部に表示されるようになされている。
【0028】
またCPU20は、通話相手の他のカメラ付携帯電話機からアンテナ5を介して受信した受信信号を送受信部23で取り込み、当該送受信部23によって周波数変換処理及びディジタル変換処理を施すことにより音声データ及び映像データを得、これらに信号処理部24により復調処理、誤り検出処理及びアナログ変換処理を順次施し、その結果得られる音声信号をスピーカ6から出力するとともに映像信号を表示部7に送出する。
【0029】
これによりスピーカ6は信号処理部24から与えられた音声信号に基づく通話相手の音声を出力し、表示部7は信号処理部24から与えられた映像信号に基づく通話相手の映像を表示する。
【0030】
このときCPU20は、後述する音量補正値テーブルT100に基づき映像音声通信モードの初期設定として、CCDカメラ8のズーム倍率を2倍に初期設定することにより、当該CCDカメラ8によって被写体を2倍にクローズ・アップした映像を表示部7に表示し得るようになされている。
【0031】
これに加えてCPU20は、音量補正値テーブルT100に基づき映像音声通信モードの初期設定として、信号処理部24を制御し、操作部10の受話音量調節キーによってユーザが設定したスピーカ6の音量出力レベル(以下、これを基準音量出力レベルと呼ぶ)を当該音量出力レベルの補正値(以下、これを音量補正値と呼ぶ)の分(例えば+3[dB])だけ増加させることによりスピーカ6からの音量出力レベルを引き上げ、当該スピーカ6から出力される音声を上げるようになされている。
【0032】
これによりカメラ付携帯電話機1は、映像音声通信モードでは音声通信モード時に比してユーザの耳元がスピーカ6から離れているものの、イヤホン等を用いることなく当該スピーカ6からの音声を当該ユーザに対して十分に聞かせるようになされている。
【0033】
実際上、ROM21には、図3に示すように音量補正値テーブルT100が格納されており、当該音量補正値テーブルT100はCCDカメラ8のズーム倍率ZMが5段階のズームレベルLEに分けられており、当該ズーム倍率ZMに対してそれぞれ音量補正値VCが対応付けられて記憶されている。
【0034】
すなわちズームレベルLEのレベル「1」では、ズーム倍率ZMが1倍に設定されているとともに、当該ズーム倍率ZMに対する音声補正値VCとして+1[dB]が対応付けられている。
【0035】
同様にズームレベルLEのレベル「2」、レベル「3」(初期設定)、レベル「4」及びレベル「5」では、ズーム倍率ZMが1.5倍、2倍、2.5倍及び3倍にそれぞれ設定されており、当該ズーム倍率ZMに対してそれぞれ音量補正値VCとして+2[dB]、+3[dB]、+4[dB]及び+5[dB]が対応付けられている。
【0036】
これによりカメラ付携帯電話機1は、操作部10に設けられたズームキーが押下されることによりCCDカメラ8のズーム倍率ZMがユーザ所望の倍率に変更されると、音量補正値テーブルT100に基づいて、当該ズーム倍率ZMにそれぞれ対応付けられた音量補正値VCの分だけ基準音量出力レベルを増加させることにより、当該ズーム倍率ZMに応じて補正された音量出力レベルに自動的に変更し得るようになされている。
【0037】
例えばカメラ付携帯電話機1は、音声通信モードから映像音声通信モード時に移行すると、初期設定値としてズームレベルLEがレベル「3」(図3)に自動的に設定されることにより、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを2倍に設定する。
【0038】
そしてカメラ付携帯電話機1は、図4(A)及び(B)に示すように、CCDカメラ8によって撮像した映像を表示部7の映像画面100内に表示するとともに、通話相手のカメラ付携帯電話機へ送信する。
【0039】
ここで映像画面100には、CCDカメラ8で撮像しているユーザ自身の映像が主表示領域100Aに表示されるとともに、他のカメラ付携帯電話機で撮像している通話相手の映像が画面左下に設けられた副表示領域100Bに表示されるようになされている。
【0040】
因みに映像画面100においては、ユーザの好みに応じて主表示領域100Aと副表示領域100Bとに表示された映像を入れ換えることにより、当該主表示領域100Aに通話相手の映像を表示させるとともに、副表示領域100Bにユーザ自身の映像を表示させることもできる。
【0041】
このときカメラ付携帯電話機1においては、ユーザの好みや体格、周囲の状況等によってカメラ付携帯電話機1とユーザの顔との距離(以下、これを撮像距離と呼ぶ)が異なることから、図4(A)に示すように撮像距離L1が短い場合、CCDカメラ8の画角Ang1ではユーザの顔を過大に撮像してしまうこともある。
【0042】
またカメラ付携帯電話機1においては、図4(B)に示すように撮像距離L2が長い場合、CCDカメラ8の画角Ang1ではユーザの顔を過小に撮像してしまうこともある。
【0043】
このためカメラ付携帯電話機1は、例えば撮像距離L2においてユーザの顔を過小に撮像している場合、ズームキーを介してズーム倍率を変更するとことにより、図4(C)に示すように、変更されたCCDカメラ8の画角Ang2でユーザの顔を最適な大きさで撮像するように調節し得るようになされている。
【0044】
このときカメラ付携帯電話機1は、音量補正値テーブルT100に基づいて、ズーム倍率ZMに対応した音量補正値VCを読み出し、当該音量補正値VC(例えば+4[dB])の分だけ基準音量出力レベルを増加させることにより、当該スピーカ6から出力される音声出力レベルがレベル「3」に比して上がるようになさている。
【0045】
かくして、カメラ付携帯電話機1は、ユーザの好みや体格等によって撮像距離Lが異なる場合でも、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じてスピーカ6からの音量出力レベルを補正することにより、撮像距離Lにおいて最適な音量出力レベルで通話相手の音声をスピーカ6から出力し、ユーザに十分に聞かせるようになされている。
【0046】
次にカメラ付携帯電話機1の音量調整処理手順について図5に示すフローチャートを用いて以下説明する。
【0047】
実際上、カメラ付携帯電話機1は電源が投入されると、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。
【0048】
ステップSP1においてカメラ付携帯電話機1のCPU20は、操作部10を介して映像音声通信モード移行命令が与えられ、音声通信モードから映像音声通信モードに移行したか否かを判断し、肯定結果を得るまで待ち受ける。
【0049】
ここで肯定結果を得ると、このことは映像音声通信モードに移行したことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP2へ移る。
【0050】
ステップSP2においてCPU20は、CCDカメラ8に電源を投入するとともに、音量補正値テーブルT100の初期設定値レベル「3」に基づいてCCDカメラ8のズーム倍率を2倍に設定するとともにスピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VC(+3[dB])の分だけ増加させ、次のステップSP3へ移る。
【0051】
ステップSP3においてCPU20は、操作部10のズームキーが押下されることによりズーム倍率を上げるズーム・アップ命令が与えられたか否かを判断する。
【0052】
ここで肯定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されたことによりズーム・アップ命令が与えられたことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP4へ移る。
【0053】
ステップSP4においてCPU20は、ズームレベルLE(図3)が最大レベル「5」であるか否かを判断する。
【0054】
ここで肯定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最大レベル「5」であること、すなわちこれ以上ズーム・アップし得ないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0055】
これに対してステップSP4で否定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最大レベル「5」ではなくズームレベルLEを1つ上げ得ること、すなわちズーム・アップすることにより、ユーザの顔をクローズ・アップした映像を表示部7に表示し得ることを表しており、このときCPU20は、次のステップSP5へ移る。
【0056】
ステップSP5においてCPU20は、ズームレベルLEを1つ上げるとともに、音量補正値テーブルT100に基づき、1つ上げたズームレベルLEに対応付けられたズーム倍率ZM及び音量補正値VCを読み出し(例えばレベル「3」からレベル「4」に上がった場合、ズーム倍率ZMは2.5倍、音量補正値は+4[dB]となる)、次のステップSP6へ移る。
【0057】
ステップSP6においてCPU20は、ステップSP5で読み出したズーム倍率ZM及び音量補正値VCに応じて、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを上げることによりクローズ・アップした映像を表示部7に表示させるとともに、スピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ増加させることにより音量出力レベルを引き上げて当該スピーカ6から出力される音声を上げた後、次のステップSP7へ移る。
【0058】
これに対してステップSP3で否定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されずズーム・アップ命令が与えられていないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP8へ移る。
【0059】
ステップSP8においてCPU20は、操作部10のズームキーが押下されることによりズーム・ダウン命令が与えられたか否かを判断する。
【0060】
ここで否定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されずズーム・アップ命令及びズーム・ダウン命令のいずれも与えられていないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0061】
これに対してステップSP8で肯定結果が得られると、このことは操作部10のズームキーが押下されたことによりズーム・ダウン命令が与えられたことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP9へ移る。
【0062】
ステップSP9においてCPU20は、ズームレベルLE(図3)が最小レベル「1」であるか否かを判断する。
【0063】
ここで肯定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最小レベル「1」であること、すなわちこれ以上ズーム・ダウンし得ないことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP7へ移る。
【0064】
これに対してステップSP9で否定結果が得られると、このことはズームレベルLEが最小レベル「1」ではなくズームレベルLEを1つ下げ得ること、すなわちズーム・ダウンすることにより、ユーザの顔をロング・ショットした映像を表示部7に表示し得ることを表しており、このときCPU20は、次のステップSP10へ移る。
【0065】
ステップSP10においてCPU20は、ズームレベルLEを1つ下げるとともに、音量補正値テーブルT100に基づき、当該1つ下げたズームレベルLEに対応付けられたズーム倍率ZM及び音量補正値VCを読み出し(例えばレベル「3」からレベル「2」に下がった場合、ズーム倍率ZMは1.5倍、音量補正値は+2[dB]となる)、次のステップSP11へ移る。
【0066】
ステップSP11においてCPU20は、ステップSP10で読み出したズーム倍率ZM及び音量補正値VCに応じて、CCDカメラ8のズーム倍率ZMを下げることによりロング・ショットさせた映像を表示部7に表示させるとともに、ステップSP8でズーム・ダウンする前のズームレベルLEよりも小さい音量補正値VCの分だけスピーカ6の基準音量出力レベルを増加させることにより音量出力レベルを引き下げて当該スピーカ6から出力される音声を下げた後、次のステップSP7へ移る。
【0067】
ステップSP7においてCPU20は、操作部10を介して映像音声通信モード終了命令が与えられ、映像音声通信モードから音声通信モードに移行したか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、CPU20は再びステップSP3へ戻り上述した処理を繰り返す。
【0068】
これに対してステップSP7で肯定結果が得られると、このことは操作部10を介して映像音声通信モード終了命令が与えられ、映像音声通信モードから音声通信モードに移行したことを表しており、このときCPU20は、次のステップSP12へ移り音量調整処理手順を終了する。
【0069】
以上の構成において、カメラ付携帯電話機1では、CCDカメラ8のズーム倍率ZMが変更されることによりズーム・アップ又はズーム・ダウンし、ユーザの顔がクローズ・アップ又はロング・ショットされた映像を表示部7に表示する。
【0070】
このときカメラ付携帯電話機1は、音量補正値テーブルT100に基づいて、変更されたズーム倍率ZMに対応付けられた音量補正値VCの分だけ基準音量出力レベルを補正することにより、スピーカ6から出力される音量出力レベルを自動的に変更できる。
【0071】
これによりカメラ付携帯電話機1では、ユーザの好みや体格、或いは周囲の状況等によって撮像距離Lが異なる場合でも、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じて音量出力レベルを補正することにより、当該撮像距離Lに応じた最適な音量出力レベルで通話相手の音声をスピーカ6を介してユーザに聞かせることができる。
【0072】
またカメラ付携帯電話機1では、CCDカメラ8のズーム倍率ZMに応じて音量出力レベルを補正することにより、ユーザがスピーカ6から出力される通話相手の音声が聞こえなくなるか否かを気にせずに、CCDカメラ8のディジタルズーム機能を利用してユーザの好みの撮像距離Lにカメラ付携帯電話機1を変位させることができる。
【0073】
さらにカメラ付携帯電話機1は、音声通信モードから映像音声通信モードへ移行すると、音量補正値テーブルT100に基づいてスピーカ6から出力されている基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ増加させ、再び映像音声通信モードから音声通信モードへ移行すると、スピーカ6から出力されている音量出力レベルを基準音量出力レベルに低減させることにより、音声通信モード時に例えば3GPP(3rd Generetion Partnership Project)等により策定されている通常の電話機として使用する際の最大音量出力レベルの規格を満たすことができるとともに、映像音声通信モードでは音声通信モード時に比してユーザの耳元がスピーカ6から離れているものの、イヤホン等を用いることなく当該スピーカ6からの音声を当該ユーザに対して十分に聞かせることができる。
【0074】
以上の構成によれば、カメラ付携帯電話機1では、撮像距離Lがユーザの好みや体格、或いは周囲の状況等に応じて変化した場合であっても、スピーカ6から出力されている音量出力レベルを、ズームレベルLEに対応付けられた音量補正値VCを基に最適な音量出力レベルに補正することにより、撮像距離Lにかかわらずスピーカ6から出力される通話相手の音声を聞き取り易くでき、かくして使い勝手を向上し得る。
【0075】
なお上述の実施の形態においては、撮像距離Lに応じてユーザがズームキーを介してズーム倍率ZMを変更することにより、表示部7に当該ユーザの顔を最適な大きさで表示させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像距離Lに応じてCPU20がCCDカメラ8を介して被写体であるユーザの顔の輪郭を判別し、当該判別した輪郭を基にユーザの顔がCCDカメラの画角内に入るようにズーム倍率ZMを自動で制御することにより、表示部7に当該ユーザの顔を最適な大きさで表示させるようにしても良い。
【0076】
この場合、カメラ付携帯電話機1ではCPU20の制御により自動で変更されたズーム倍率ZMに応じて基準音量出力レベルを増加させることにより、ユーザに対して受話音量調節キーの他、ズームキーについても押下させることなく通話相手が望むであろう最適な映像を得ることができ、かくして一段と使い勝手を向上し得る。
【0077】
また上述の実施の形態においては、ズーム倍率ZMに応じてスピーカ6の基準音量出力レベルを音量補正値VCの分だけ補正させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ズーム倍率ZMに応じてマイクロフォン9によるユーザの音声を集音する音量入力レベルを補正させるようにしても良く、この場合、撮像距離Lが長くなりカメラ付携帯電話機1がユーザから離れた場合であっても集音感度を補正させることができる。
【0078】
さらに上述の実施の形態においては、ズーム機能を有する撮像手段として、ディジタルズーム機能を有するCCDカメラ8を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光学ズーム機能を有するCCDカメラのように他の種久の撮像手段を適用するようにしても良い。
【0079】
さらに上述の実施の形態においては、音量補正値テーブルT100により予め定められた音量補正値VCがズーム倍率ZMに対応付けられている場合について述べたが本発明はこれに限らず、操作部10を介してユーザが設定した数値を音量補正値VCとしてズーム倍率ZMに対応付けるようにしても良い。
【0080】
さらに上述の実施の形態においては、制御手段として、CPU20を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロプロセッサ等の他の種々の制御手段を適用するようにしても良い。
【0081】
さらに上述の実施の形態においては、ズーム制御手段として、CPU20を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロプロセッサ等の他の種々の制御手段を適用するようにしても良い。
【0082】
さらに上述の実施の形態においては、本発明の映像通信装置として、カメラ付携帯電話機1を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、家庭内やテレビ会議システムに用いるテレビ電話機及びインターフォン等この他種々の映像通信装置を適用するようにしても良い。
【0083】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、映像通信装置とユーザとの距離が変化する場合でも煩雑な操作を行うことなく当該距離に応じた最適な音量レベルで音声を集音又は通知することにより、当該ユーザと映像通信装置との距離にかかわらず良好な集音や通知を行うことができ、かくして使い勝手を向上し得る映像通信装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラ付携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図2】カメラ付携帯電話機の回路構成を示すブロツク図である。
【図3】音量補正値テーブルの構成を示す略線図である。
【図4】CCDカメラによる撮像の様子を示す略線図である。
【図5】音量調整処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……カメラ付携帯電話機、6……スピーカ、7……表示部、8……CCDカメラ、9……マイクロフォン、10……操作部、20……CPU、21……ROM、22……RAM、23……送受信部、24……信号処理部、30……BUS。
Claims (5)
- 撮像対象を撮像して送信する映像通信装置において、
ズーム機能を有する撮像手段と、
音声を集音する集音手段又は音声を通知する通知手段の少なくとも一方を有し、上記撮像手段のズーム倍率の変更に応じて上記音声の音量レベルを制御する制御手段と
を具えることを特徴とする映像通信装置。 - 上記制御手段は、
上記撮像手段のズーム倍率の変更に応じて、上記集音手段による上記音声を集音する音量入力レベルを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像通信装置。 - 上記制御手段は、
上記撮像手段のズーム倍率の変更に応じて、上記通知手段による上記音声を通知する音量出力レベルを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像通信装置。 - 上記撮像手段により人物の顔を撮像するとき、上記人物の顔のほぼ全体が上記撮像手段の撮像範囲に納まるように上記撮像手段のズーム倍率を制御するズーム制御手段を具え、
上記制御手段は、
上記ズーム制御手段により制御された上記撮像手段のズーム倍率の変更に応じて上記音声の音量レベルを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像通信装置。 - 上記制御手段は、
ユーザが設定した基準音量レベルを上記ズーム倍率の変更に応じて補正することにより、上記音声の音量レベルを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像通信装置。
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