JP2004040096A - 電磁遮蔽を有するケーシング - Google Patents
電磁遮蔽を有するケーシング Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004040096A JP2004040096A JP2003181358A JP2003181358A JP2004040096A JP 2004040096 A JP2004040096 A JP 2004040096A JP 2003181358 A JP2003181358 A JP 2003181358A JP 2003181358 A JP2003181358 A JP 2003181358A JP 2004040096 A JP2004040096 A JP 2004040096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- contact
- low
- notch
- casing according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K5/00—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
- H05K5/0004—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus comprising several parts forming a closed casing
- H05K5/0013—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus comprising several parts forming a closed casing assembled by resilient members
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
- H05K9/0007—Casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
【課題】少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて取り付けの煩雑さを低減し,ひいては取り付け過程の確実性を向上させること。
【解決手段】少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて、このケーシングが、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有し、これらのケーシング部分がその当接領域において低インピーダンスの電気的接合部を有するようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて、このケーシングが、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有し、これらのケーシング部分がその当接領域において低インピーダンスの電気的接合部を有するようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングに関し、ここでこのケーシングは、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有する。
【0002】
図1には、ここでは詳しく示していない電気的部材を含むことが可能な、電磁遮蔽を有するケーシング10の詳細図が断面で示されている。これは従来技術から公知のとおりである。ケーシング10には、当接領域13において互いに当接するケーシング部分11と、ケーシング部分12とを有する。当接領域13には導電性のパッキング14が配置されている。導電性のパッキング14により、ケーシング10に配置される電気的部材と、ケーシング10の外側の周囲との間の電磁気的な相互作用を低減または除去する。それは、互いに当接するケーシング部分11および12の当接領域13におけるすきまは、ケーシングの電磁遮蔽に関して弱い個所を形成するからである。しかしながら従来技術から公知のこのパッキング14において不利であるのは、ケーシング11と12との間にパッキングを挿入するために必要になる付加的な取り付けコストである。すなわちパッキング14は、ケーシング10を作製する際の付加的なコスト要因なのである。パッキング14の挿入は、このパッキング14が手動または自動のいずれで挿入されるかに関係なく付加的に時間を浪費するため、パッキング14の取り付けは、ケーシング10の全体的な作製の流れに不利であり、しかも部材の数が多い際には殊に不利である。パッキング14の挿入は、ケーシング10の作製時にある種の不安定要因でもある。なぜならば殊にパッキング14を自動でケーシング部分11と12との間に挿入する際に、例えば部材11と12との間にパッキング14が不正確に配置されることによって障害が発生し得るからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式のケーシングにおいて、取り付けの煩雑さを低減し,ひいては取り付け過程の確実性を向上させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明により、少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて、このケーシングが、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有し、これらのケーシング部分がその当接領域において低インピーダンスの電気的接合部を有することによって解決される。
【0005】
【発明の実施の形態および利点】
本発明にしたがい、低インピーダンスの電気的接合部を有する、ケーシング部分間の当接領域を構成することによって、今後は導電性のパッキングを完全に省略することが可能である。これにより、これまではパッキングを挿入しなければならなかった作製ステップがなくなるため、全体的に取り付けの煩雑さが低減され、殊に部材数が多い際には取り付け時間および取り付けコストに有利である。今後はケーシングの取り付けの際に、より少ない部材を取り付ければよく、導電性のパッキングの不正確な配置もなくなるため、本発明のケーシングにより、これからは取り付け過程の確実性が格段に向上するのである。ケーシングの材料の厚さ(Matrialstaerke)に応じて種々異なる遮蔽の減衰度が得られる。
【0006】
ケーシングの材料の厚さと、使用される材料とに応じて、遮蔽の減衰度を変えることができる。
【0007】
ケーシング部分が、周囲を取り囲む縁部全体にわたって当接する場合、周囲を取り囲む電気的コンタクトが2つのケーシング部分の間で実現される。
【0008】
電磁遮蔽に関して殊に効果的であるのは、低インピーダンスの電気的接合部であり、この接合部が、互いに接するケーシング部分間の少なくとも1つの圧接個所として構成される場合である。なぜならば圧接の際には、互いに接するケーシング部分間のすきまは最小だからである。
【0009】
互いに接するケーシング部分間のすきまが生じてしまうおそれをさらに低減するため、ケーシング部分のうちの一方が、当接領域に沿って延在する切り欠き部を有することが可能であり、この切り欠き部には、当接領域に沿って延在する、他方のケーシング部分の突出部が係合する。この際に上記の切り欠き部の縁部および/または突出部は曲がることができる。縁部および/または突出が曲がることによって2つのケーシング部分を組み立てる際に切り欠き部の縁部と、この切り欠き部に係合する突出部との最適な圧接(Druckkontakt)を保証することが可能である。それはこの場合に切り欠き部の縁部と、突出部とが弾性的に互いに押しつけ合うからである。さらに、縁部および/または突出部が、低インピーダンスの電気的接合部の領域において傾斜部を有する場合、低インピーダンスの電気的接合部の領域における圧接はさらに強化される。
【0010】
有利には互いに当接するケーシング部分の低インピーダンスの接合部は、平坦および/または線状および/または点状に構成することができる。
【0011】
点状に構成される接合部は、突起状の***部として殊に簡単に形成することができる。
【0012】
ケーシング部分、殊に低インピーダンスの電気的接合部の形状が極めて多様であるという点については、ケーシングを金属および/または導電性のプラスチックおよび/またはメタライゼーションされたプラスチックから作製することができる。上記の原材料を選択する際には、ケーシングはつねに電磁遮蔽作用を有する。
【0013】
【実施例】
以下では実施例を添付の図面に基づき詳しく説明する。
【0014】
図2には、ケーシング部分21とケーシング部分22とを有する電磁遮蔽されたケーシング20が示されている。ケーシング20には、電気的部材が装着された基板23が配置されている。ケーシング部分21は、切り欠き部24を有しており、この切り欠き部にケーシング部22の突出部25が、ケーシング20を組み立てる際に係合する。切り欠き部24は、2つの縁部26および27によって構成されており、ここで縁部26および27は、使用した材料に応じて曲げが可能であり、その端部領域において傾斜部28および29を有する。突出部25も同様に曲げることができ、ここで突出部25の曲げを保証するため、切り欠き部200が設けられている。突出部25も、縁部27と同じ傾斜部29を有する。縁部26および27の曲げおよび突出部25の曲げにより、また傾斜部28および29により、ケーシング部21と22とを組み立てる際に、ケーシング部21と22と間で最適な圧接が形成されるため、本発明の低インピーダンスの電気的接合部と、ひいてはケーシングの遮蔽効果とを、ケーシング部21と22との間の接続領域部においても保証することができる。例えばアルミニウムダイカストから作製可能なケーシング部21および22は、ケーシング部21および22の許容差が最大の際にもそれらの取り付けができるように設計される。しかしながら傾斜部28および29の領域では許容差を設計して、ケーシング部21と22とを組み立てる際につねに圧接が生じるようにする。組み立てられた状態では、ケーシング外側の縁部26およびケーシング内側の縁部27は曲がっている。突出部25が切り欠き部24に係合することによって、縁部26および27と、突出部25とが重なるため、傾斜部28および29の領域に空隙がある場合であっても、確実な電磁遮蔽が保証され、その際にこのケーシング領域において遮蔽のための付加的な手段は不要である。切り欠き部24には、パッキング、例えばシリコンパッキングを挿入して、埃、水しぶきなどがケーシング内部に浸入することを回避することが可能である。縁部26および27は、下方に長く引き伸ばされるため、切り欠き部24に挿入されるパッキングにより、電磁遮蔽が損なわれることはない。有利には低インピーダンスの電気的接合部は、傾斜部28および29の領域において線状または点状(図3参照)に構成することができるが、また面状に構成することも可能である。低インピーダンスの電気的接合部を点状に構成する際には、この電気的接合部は、ケーシング部分30と31との間の当接領域33において、例えば円錐または円錐台の形状を有する突起状の***部32として構成される。上記の切り欠き部200によって,突出部25の曲げが可能になるだけでなく、ケーシング部分22を作製する際に、通常は完全には回避することができない丸みを有するのがつねであるコーナ領域が発生してしまうことがない。これが回避されない場合、これらの丸みによって阻止されてしまうのは、基板23がケーシング20の内側まで完全に当接できることである。さらにコーナ領域におけるこれらの丸みによって制限されてしまうのは、基板23が完璧にケーシング底部に載置されることである。すなわち切り欠き部200により、コーナ領域における丸みが除去され、これにより、基板23はケーシング20の内側に当接することができ、またケーシング底部に完璧に載置されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術から公知のケーシングの詳細な断面図である。
【図2】本発明のケーシングの第1実施形態の詳細な断面図である。
【図3】当接領域において互いに当接する2つのケーシング部分の第2実施形態の詳細図である。
【符号の説明】
10 ケーシング
11,12 ケーシング部分
13,14 パッキング
20 ケーシング
21 ケーシング部分
23 基板
24 切り欠き部
25 突出部
26,27 縁部
28,29 傾斜部
200 切り欠き部
30,31 ケーシング部分
32 突起状の***部
33 当接領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングに関し、ここでこのケーシングは、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有する。
【0002】
図1には、ここでは詳しく示していない電気的部材を含むことが可能な、電磁遮蔽を有するケーシング10の詳細図が断面で示されている。これは従来技術から公知のとおりである。ケーシング10には、当接領域13において互いに当接するケーシング部分11と、ケーシング部分12とを有する。当接領域13には導電性のパッキング14が配置されている。導電性のパッキング14により、ケーシング10に配置される電気的部材と、ケーシング10の外側の周囲との間の電磁気的な相互作用を低減または除去する。それは、互いに当接するケーシング部分11および12の当接領域13におけるすきまは、ケーシングの電磁遮蔽に関して弱い個所を形成するからである。しかしながら従来技術から公知のこのパッキング14において不利であるのは、ケーシング11と12との間にパッキングを挿入するために必要になる付加的な取り付けコストである。すなわちパッキング14は、ケーシング10を作製する際の付加的なコスト要因なのである。パッキング14の挿入は、このパッキング14が手動または自動のいずれで挿入されるかに関係なく付加的に時間を浪費するため、パッキング14の取り付けは、ケーシング10の全体的な作製の流れに不利であり、しかも部材の数が多い際には殊に不利である。パッキング14の挿入は、ケーシング10の作製時にある種の不安定要因でもある。なぜならば殊にパッキング14を自動でケーシング部分11と12との間に挿入する際に、例えば部材11と12との間にパッキング14が不正確に配置されることによって障害が発生し得るからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式のケーシングにおいて、取り付けの煩雑さを低減し,ひいては取り付け過程の確実性を向上させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明により、少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて、このケーシングが、当接領域において互いに当接する少なくとも2つのケーシング部分を有し、これらのケーシング部分がその当接領域において低インピーダンスの電気的接合部を有することによって解決される。
【0005】
【発明の実施の形態および利点】
本発明にしたがい、低インピーダンスの電気的接合部を有する、ケーシング部分間の当接領域を構成することによって、今後は導電性のパッキングを完全に省略することが可能である。これにより、これまではパッキングを挿入しなければならなかった作製ステップがなくなるため、全体的に取り付けの煩雑さが低減され、殊に部材数が多い際には取り付け時間および取り付けコストに有利である。今後はケーシングの取り付けの際に、より少ない部材を取り付ければよく、導電性のパッキングの不正確な配置もなくなるため、本発明のケーシングにより、これからは取り付け過程の確実性が格段に向上するのである。ケーシングの材料の厚さ(Matrialstaerke)に応じて種々異なる遮蔽の減衰度が得られる。
【0006】
ケーシングの材料の厚さと、使用される材料とに応じて、遮蔽の減衰度を変えることができる。
【0007】
ケーシング部分が、周囲を取り囲む縁部全体にわたって当接する場合、周囲を取り囲む電気的コンタクトが2つのケーシング部分の間で実現される。
【0008】
電磁遮蔽に関して殊に効果的であるのは、低インピーダンスの電気的接合部であり、この接合部が、互いに接するケーシング部分間の少なくとも1つの圧接個所として構成される場合である。なぜならば圧接の際には、互いに接するケーシング部分間のすきまは最小だからである。
【0009】
互いに接するケーシング部分間のすきまが生じてしまうおそれをさらに低減するため、ケーシング部分のうちの一方が、当接領域に沿って延在する切り欠き部を有することが可能であり、この切り欠き部には、当接領域に沿って延在する、他方のケーシング部分の突出部が係合する。この際に上記の切り欠き部の縁部および/または突出部は曲がることができる。縁部および/または突出が曲がることによって2つのケーシング部分を組み立てる際に切り欠き部の縁部と、この切り欠き部に係合する突出部との最適な圧接(Druckkontakt)を保証することが可能である。それはこの場合に切り欠き部の縁部と、突出部とが弾性的に互いに押しつけ合うからである。さらに、縁部および/または突出部が、低インピーダンスの電気的接合部の領域において傾斜部を有する場合、低インピーダンスの電気的接合部の領域における圧接はさらに強化される。
【0010】
有利には互いに当接するケーシング部分の低インピーダンスの接合部は、平坦および/または線状および/または点状に構成することができる。
【0011】
点状に構成される接合部は、突起状の***部として殊に簡単に形成することができる。
【0012】
ケーシング部分、殊に低インピーダンスの電気的接合部の形状が極めて多様であるという点については、ケーシングを金属および/または導電性のプラスチックおよび/またはメタライゼーションされたプラスチックから作製することができる。上記の原材料を選択する際には、ケーシングはつねに電磁遮蔽作用を有する。
【0013】
【実施例】
以下では実施例を添付の図面に基づき詳しく説明する。
【0014】
図2には、ケーシング部分21とケーシング部分22とを有する電磁遮蔽されたケーシング20が示されている。ケーシング20には、電気的部材が装着された基板23が配置されている。ケーシング部分21は、切り欠き部24を有しており、この切り欠き部にケーシング部22の突出部25が、ケーシング20を組み立てる際に係合する。切り欠き部24は、2つの縁部26および27によって構成されており、ここで縁部26および27は、使用した材料に応じて曲げが可能であり、その端部領域において傾斜部28および29を有する。突出部25も同様に曲げることができ、ここで突出部25の曲げを保証するため、切り欠き部200が設けられている。突出部25も、縁部27と同じ傾斜部29を有する。縁部26および27の曲げおよび突出部25の曲げにより、また傾斜部28および29により、ケーシング部21と22とを組み立てる際に、ケーシング部21と22と間で最適な圧接が形成されるため、本発明の低インピーダンスの電気的接合部と、ひいてはケーシングの遮蔽効果とを、ケーシング部21と22との間の接続領域部においても保証することができる。例えばアルミニウムダイカストから作製可能なケーシング部21および22は、ケーシング部21および22の許容差が最大の際にもそれらの取り付けができるように設計される。しかしながら傾斜部28および29の領域では許容差を設計して、ケーシング部21と22とを組み立てる際につねに圧接が生じるようにする。組み立てられた状態では、ケーシング外側の縁部26およびケーシング内側の縁部27は曲がっている。突出部25が切り欠き部24に係合することによって、縁部26および27と、突出部25とが重なるため、傾斜部28および29の領域に空隙がある場合であっても、確実な電磁遮蔽が保証され、その際にこのケーシング領域において遮蔽のための付加的な手段は不要である。切り欠き部24には、パッキング、例えばシリコンパッキングを挿入して、埃、水しぶきなどがケーシング内部に浸入することを回避することが可能である。縁部26および27は、下方に長く引き伸ばされるため、切り欠き部24に挿入されるパッキングにより、電磁遮蔽が損なわれることはない。有利には低インピーダンスの電気的接合部は、傾斜部28および29の領域において線状または点状(図3参照)に構成することができるが、また面状に構成することも可能である。低インピーダンスの電気的接合部を点状に構成する際には、この電気的接合部は、ケーシング部分30と31との間の当接領域33において、例えば円錐または円錐台の形状を有する突起状の***部32として構成される。上記の切り欠き部200によって,突出部25の曲げが可能になるだけでなく、ケーシング部分22を作製する際に、通常は完全には回避することができない丸みを有するのがつねであるコーナ領域が発生してしまうことがない。これが回避されない場合、これらの丸みによって阻止されてしまうのは、基板23がケーシング20の内側まで完全に当接できることである。さらにコーナ領域におけるこれらの丸みによって制限されてしまうのは、基板23が完璧にケーシング底部に載置されることである。すなわち切り欠き部200により、コーナ領域における丸みが除去され、これにより、基板23はケーシング20の内側に当接することができ、またケーシング底部に完璧に載置されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術から公知のケーシングの詳細な断面図である。
【図2】本発明のケーシングの第1実施形態の詳細な断面図である。
【図3】当接領域において互いに当接する2つのケーシング部分の第2実施形態の詳細図である。
【符号の説明】
10 ケーシング
11,12 ケーシング部分
13,14 パッキング
20 ケーシング
21 ケーシング部分
23 基板
24 切り欠き部
25 突出部
26,27 縁部
28,29 傾斜部
200 切り欠き部
30,31 ケーシング部分
32 突起状の***部
33 当接領域
Claims (11)
- 少なくとも1つの電気的部材を収容するための、電磁遮蔽を有するケーシング(20)であって、
該ケーシング(20)は、当接領域(33)にて互いに当接するケーシング部分(21,22,30,31)を有する形式の、電磁遮蔽を有するケーシングにおいて、
前記ケーシング部分(21,22,30,31)が、前記当接領域(33)にて低インピーダンスの電気的接合部を有することを特徴とする、
電磁遮蔽を有するケーシング。 - 前記ケーシング部分(21,22,30,31)は、周囲を取り囲む縁部全体にわたって互いに当接する、
請求項1に記載のケーシング。 - 前記の低インピーダンスの電気的接合部は、互いに接するケーシング(21,22,30,31)間の少なくとも1つの圧接個所として構成されている、
請求項1または2に記載のケーシング。 - 前記のケーシング部分のうちの一方(21)は、当接領域に沿って延在する切り欠き部(24)を有しており、
該切り欠き部に他方のケーシング部分(22)の、当接領域に沿って延在する突出部(25)が係合する、
請求項3に記載のケーシング。 - 前記切り欠き部(24)の縁部(26,27)は曲げることができる、
請求項4に記載のケーシング。 - 前記突出部(25)は曲げることができる、
請求項4または5に記載のケーシング。 - 前記の縁部(26,27)および/または突出部(25)は、低インピーダンスの電気的接合部の領域に傾斜部(28,29)を有する、
請求項4から6までのいずれか1項に記載のケーシング。 - 前記の低インピーダンスの電気的接合部は、互いに当接するケーシング部分(21,22)間で面状および/または線状に構成される、
請求項1から7までのいずれか1項に記載のケーシング。 - 前記の低インピーダンスの電気的接合部は、互いに当接するケーシング部分(21,22,30,31)間で点状に構成される、
請求項1から7までのいずれか1項に記載のケーシング。 - 前記の点状に構成される接合部は、突起状の***部(32)として形成される、
請求項9に記載のケーシング。 - 前記ケーシング(20)は、金属および/または導電性のプラスチックおよび/またはメタライゼーションされたプラスチックから作製される、
請求項1から10までのいずれか1項に記載のケーシング。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10228980A DE10228980B4 (de) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | Gehäuse mit einer elektromagnetischen Abschirmung |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004040096A true JP2004040096A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=29795923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003181358A Pending JP2004040096A (ja) | 2002-06-28 | 2003-06-25 | 電磁遮蔽を有するケーシング |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004040096A (ja) |
DE (1) | DE10228980B4 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007036161A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Tdk Corp | 電源装置、筐体および台座 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010068388A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Funai Electric Co Ltd | 電子機器のキャビネット |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE7115306U (de) * | 1971-04-21 | 1971-10-14 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Funkstorstrahlungssicher abgedichte tes Gehäuse |
DE4405408C1 (de) * | 1994-02-21 | 1995-05-04 | Rolec Gehaeusesysteme Rose & R | Metallgehäuse für den Einbau elektronischer Bauteile |
US5565656A (en) * | 1994-11-30 | 1996-10-15 | Lucent Technologies Inc. | Self-fastening EMI shielding enclosures |
-
2002
- 2002-06-28 DE DE10228980A patent/DE10228980B4/de not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003181358A patent/JP2004040096A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007036161A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Tdk Corp | 電源装置、筐体および台座 |
JP4608383B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-01-12 | Tdk株式会社 | 電源装置、筐体および台座 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10228980B4 (de) | 2006-08-10 |
DE10228980A1 (de) | 2004-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7077696B2 (en) | Connector which can easily be mounted to an object and provided with EMI protection | |
JP2008146870A (ja) | 回路基板用電気コネクタ | |
US11303070B2 (en) | Connector and outer conductor | |
US6297967B1 (en) | Self-securing RF screened housing | |
US20180175560A1 (en) | Electrical connector with intimate side arms extending from metallic shell and integrally formed within insulative shell | |
KR200145803Y1 (ko) | 커넥터 | |
JP3016128U (ja) | シールド付コネクタ | |
JP2018181404A (ja) | 電気コネクタ | |
JP5286374B2 (ja) | モールドコイルおよびモールドコイルを用いた電磁弁 | |
KR100300448B1 (ko) | 금속외피를갖는전기커넥터 | |
JP2004040096A (ja) | 電磁遮蔽を有するケーシング | |
JP2002298984A (ja) | コネクタ | |
CN107069263A (zh) | 连接器 | |
JP2000340305A (ja) | 外部インターフェースコネクタの接地構造 | |
JP2001043914A (ja) | 基板用コネクタ | |
JPH09134761A (ja) | コネクタ | |
JP2006100234A (ja) | コネクタ | |
JPH11329598A (ja) | シールド型コネクタ組立体 | |
JPH07335327A (ja) | シールドコネクタ用接地ばね金具及びその製造方法 | |
JP2005327981A (ja) | 電子機器装置の板金筐体構造 | |
JP2553975Y2 (ja) | コネクタの固定構造 | |
JP2003179379A (ja) | 筐体付き回路基板におけるシールドケースの設置構造 | |
JP3443173B2 (ja) | シールドケース | |
JP4961452B2 (ja) | 金属板部材のランス構造 | |
JPH071741Y2 (ja) | F型コネクタ取付構体 |