JP2004039411A - 真空遮断器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】真空遮断器の真空バルブ11に並列に転流装置20が接続されている。転流装置20はコンデンサ21、リアクトル22および転流電流始動用スイッチ24が直列に接続され、更にこれと並列に工ネルギー吸収装置として非線形抵抗素子であるアレスタ23が接続されて構成されている。コンデンサ容量を1000μF以上でリアクトルを3μH以上とし、共振周波数を1000Hz以上2000Hz未満とし、且つコンデンサとリアクトルおよび転流電流始動用スイッチを投入した状態での直列の回路抵抗を20mΩ以下とし、エネルギー吸収装置の動作電圧(1mA流れ始める電圧値)を系統の定格電圧の1.5倍〜2.5倍とした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は真空遮断器に係り、特に電流遮断時に遮断電流に転流装置からの転流電流を重畳させて遮断するようにした遮断性能を安定化させた真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年真空遮断器が多方面で使用されている。真空バルブを用いた真空遮断器の遮断では、電流が零にならなければ電流遮断ができない点がある。このため直流電流の場合では、真空バルブに並列に接続した転流装置により遮断電流に対して高周波電流を重畳し、強制的に電流零点を形成して電流を遮断する方式が行われている。
【0003】
気中遮断器の場合では、接点を開いて電流を遮断する時、数干V以上の非常に高いアーク電圧になり、このアーク電圧の影響で電流が限流され遮断を行うことができる。この気中遮断器では、接点に消費されるエネルギー、つまり電流とアーク電圧の積は非常に大きく、従って遮断を行ったことによる接点の劣化が大きいことが知られている。
【0004】
そのため、メンテナンスなどを頻繁に行う必要があり、さらに、気中でアークを出して遮断するため、遮断時には大きな遮断音が発生し、環境的な問題も出て来ている。このような気中遮断器に比べて真空遮断器を用いた場合では、アーク電圧は数十Vであり、接点間で消費するエネルギーは気中遮断器の百分の一程度に低減される。このため接点の損傷は少なく長寿命にすることができる。
【0005】
さらに、互いに接離する接点が真空容器内に配置されているため、アークは真空容器内で処理される。これによって、アークの飛散による影響や、遮断時の遮断音も大幅に軽減でき、環境に適していると言える。これらの背景から直流を遮断する場合でも真空バルブを使用した真空遮断器が用いられる様になって来ている。
【0006】
また、交流電流において高速に遮断を行う場合にも、前述の様な真空バルブに並列に接続した転流装置を用いる場合が出てきている。これにより、半導体式の遮断器(GTO遮断器)に近い遮断時間での遮断を行わせることが可能で、半導体式に比べ真空遮断器は、定格電流通電時のエネルギーロスが低減でき省エネ化が図れる。
【0007】
この様に真空遮断器は、直流電流を遮断する場合や、非常に高速で電流遮断を行う場合等に幅広く使用する様になってきた。このような使用の場合には、従来の交流で使用していた真空遮断器に対して、前述のように真空バルブに並列に転流装置を接続する必要がある。
【0008】
ところで、転流装置を真空バルブに並列に接続した場合、転流装置からの重畳電流で電流零点を作ることから、電流零点での電流勾配が遮断性能に大きく影響する。また遮断状態時の真空バルブ電極間のアークは、プラズマ状態になっている。
【0009】
電流遮断に向け電流が減衰して行くに従って、電極間のプラズマは減少し、理想的には電流零点でプラズマが電極間から全て拡散して電極間の環境が真空状態になれば、電流遮断後に電極間に加わる回復電圧に対して十分な絶縁耐力があるため確実に遮断が完了する。
【0010】
真空遮断器ではこのプラズマの拡散速度が速く、高い電流勾配でも遮断が可能である。然しながら、電流勾配が大きすぎると電流零点で拡散できない残留プラズマが増加し、この結果、遮断に失敗する場合が出てくる恐れがある。この様に転流装置を用いる場合には、転流電流の電流勾配条件が重要であることが知られている。
【0011】
一方、転流電流で電流零点を作り遮断する方式では、強制的に電流を遮断することから、回路のインダクタンス分に残留するエネルギーを放出する必要があり、エネルギー放出のため遮断する真空バルブと並列に非線型抵抗などのエネルギー吸収装置を接続する必要がある。
【0012】
この種技術として、特開平3−67429号公報に記載された車両搭載の直流高速遮断器が知られている。これによれば転流回路の振動周波数が2kHz以上で、転流電流を5、000A以上とし、且つ転流インダクタンスを1μH以上とする事が示されている。
【0013】
しかし、この条件を地上の軌電回路に使用される直流高速真空遮断器に適用する場合には、大電流遮断時の電流勾配が大きくなり遮断できない場合が考えられる。
【0014】
即ち、軌電用遮断器の場合、事故電流の検出電流値(気中遮断器の一般的名称では目盛値)が12、000Aであり、定格の遮断電流、目盛値で遮断器が動作し電流が遮断するまでの期間での最大電流値、は25,000Aとなる。これは事故電流の検出から遮断までの時間が数msあり、その電流上昇率が3×106A/sであるため遮断点での電流が大きな値となる。
【0015】
この様な大電流を遮断する場合には、真空バルブの電極間のアーク形態が、ア一クに対して自己ピンチ力が働き集中してしまい、電極の極部的な損傷を引き起こす恐れがあるためで、10,000A程度以下の拡散している状態に比べ、遮断できる電流勾配が小さくなる。
【0016】
従って、10,000A程度を越える大電流遮断の場合でも安定して電流を遮断するためには、転流電流が重畳して流れる電流の電流零点付近の電流勾配を低減する必要がある。
【0017】
転流電流を重畳した電流の電流零点付近での電流勾配を小さくする手法としては、図3に示す回路が知られている。図3において、真空遮断器の真空バルブ11に直列に過飽和リアクトル15が接続され、この直列回路に並列に転流装置20が接続されている。
【0018】
転流装置20はコンデンサ21、リアクトル22および転流電流始動用スイッチ24が直列に接続され、この直列回路と並列に工ネルギー吸収装置としてのアレスタ23が接続されている。コンデンサ21は図示していない充電装置により充電された状態とする。
【0019】
このように真空遮断器に流れる遮断電流と転流電流が重畳する部分に過飽和リアクトル15を接続する方法である。この方法によれば真空バルブ11の電流零点付近では過飽和リアクトル15のリアクトル分が増加し、電流零点での電流勾配を小さくすることができる。
【0020】
電流を遮断する場合、まず真空バルブ11を開極し、その後に転流電流始動用スイッチ24を投入する。これにより、コンデンサ21に充電されていた電荷は、遮断電流と逆方向の転流電流となって真空バルブ11に流れる。この重畳電流により電流零点を作り電流遮断を行う。
【0021】
この時の電流波形を図4に示す。遮断電流と転流電流の重畳電流波形図(a)と、転流電流だけ流した場合の電流波形図(b)を示す。重畳電流は電流零点付近で電流勾配が小さくなっている。転流電流だけを見ると電流ピーク付近のA部分が過飽和リアクトル15の効果のある部分である。
【0022】
しかし、転流装置20側ではコンデンサ21の放電を開始する転流電流始動用スイッチ24に流れる転流電流の電流零点に対しては電流勾配を低減する効果は期待できない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
この様な構成であると過飽和リアクトル15を通常の電流を通電する部分に取付ける必要があることから、通常の電流を通電している時にも過飽和リアクトル15による損失がある。
【0024】
また、電流遮断による回路のリアクタンス分の残留エネルギーを放出するための工ネルギー吸収装置として非線形抵抗素子であるアレスタ23を接続しているが、アレスタ23の制限電圧は、この制限電圧が高すぎると回路で発生する電圧によりアレスタ以外の部分で放電を起こす可能性がある。また、制限電圧が低すぎるとアレスタ23の動作頻度が増加し、アレスタ23の寿命を低減してしまうことになる。
【0025】
さらに、転流電流を流すためのコンデンサ21は充電電圧を高くした方が同一の転流電流を流すためには容量を小さく出来るが、アレスタ23ヘの分流などを考慮する必要がある。そして、充電電圧を低くするとコンデンサ21の容量を増加させる必要があると共に、アレスタ23の制限電圧がコンデンサ21の両端に印加されるためコンデンサ21の許容電圧によってはコンデンサ21の劣化を早めることにつながる。
【0026】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、転流装置を用いた真空遮断器において、遮断性能を安定化させ、信頼性の高い損失の小さな真空遮断器を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明による真空遮断器によれば、真空バルブに並列に転流装置を接続し、電流遮断時に遮断電流に転流装置から転流電流を重畳して電流零点を作り電流を遮断する真空遮断器において、前記転流装置をコンデンサとリアクトルおよび充電装置により充電されるコンデンサの充電された電荷を放電する転流電流始動用スイッチを直列に接続した回路に並列にエネルギー吸収素子を接続して構成し、前記転流装置のコンデンサ容量を1000μF以上でリアクトルを3μH以上とし、共振周波数を1000Hz以上2000Hz未満とし、且つ転流装置のコンデンサとリアクトルおよび転流電流始動用スイッチを投入した状態での直列の回路抵抗を20mΩ以下とし、エネルギー吸収装置の動作電圧(1mA流れ始める電圧値)を系統の定格電圧の1.5倍〜2.5倍とした事を特徴とする。
【0028】
これにより転流装置の小型化を図ることができ、エネルギー吸収装置の寿命を延ばすことができ、また重畳電流の電流零点での電流勾配を200A/μs以下とすることができ安定した遮断を行わせることができる。
【0029】
また本発明による真空遮断器によれば、真空バルブに並列に転流装置を接続し、電流遮断時に遮断電流に転流装置から転流電流を重畳して電流零点を作り電流を遮断する真空遮断器において、前記転流装置をコンデンサとリアクトルおよび充電装置により充電されるコンデンサの充電された電荷を放電する転流電流始動用スイッチを直列に接続した回路に並列にエネルギー吸収素子を接続して構成して成り、前記転流装置のコンデンサ充電電圧をエネルギー吸収素子の動作電圧より低くし、且つ系統の定格電圧より高くした事を特徴とする。
【0030】
これにより、コンデンサの寿命劣化を低減でき、安定した遮断を行わせることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1に示す。図1において、真空遮断器の真空バルブ11に並列に転流装置20が接続されている。転流装置20はコンデンサ21、リアクトル22および転流電流始動用スイッチ24が直列に接続され、更にこれと並列に工ネルギー吸収装置として非線形抵抗素子であるアレスタ23が接続されて構成されている。コンデンサ21は図示していない充電装置により充電される。
【0032】
電流を遮断する場合、まず真空バルブ11を開極し、その後に転流電流始動用スイッチ24を投入する。これにより、コンデンサ21に充電されていた電荷は、遮断電流と逆方向の転流電流となって真空バルブ11に流れる。この重畳電流により電流零点を作り電流遮断を行う。
【0033】
ここで転流電流の周波数と電流勾配の関係を図2に示す。大電流遮断領域である20kA遮断において共振周波数を2kHz未満にする事により電流勾配を200A/μs以下に抑えることができる。またコンデンサ21の容量は1,000μF以上でリアクトル22を3mH以上とするのが転流装置20の縮小化の点からも適切である。
【0034】
本発明での実施例としてコンデンサ容量1,200μF、リアクトルを15μHとした。これによって、推定短絡電流50kA、直流電流の上昇率を3×106A/s、目盛値12,000Aの条件で、転流電流と遮断電流の重畳電流の電流零点での電流勾配を200A/μs以下とすることができ、問題無く遮断をする事ができた。
【0035】
転流装置20に浮遊のインダクタンス分以外にリアクトル22を挿入する事により、製造状態による浮遊のインダクタンス分の変動による影響を無くす事ができ、安定した性能の転流装置を製造する事ができる。
【0036】
また、転流電流の共振周波数を1kHzより小さくするためにはコンデンサ21およびリアクトル22を大きくする必要があることから、転流装置20が大型化し得策ではない。
【0037】
さらにコンデンサ21とリアクトル22および転流電流開始用スイッチ24の投入状態での回路抵抗を20mΩするのが良く、本発明の実施例として10mΩとした。これにより転流電流の減衰を低減できた。その結果、直流電流を逆方向に13,200A流した条件でも問題無く遮断する事ができた。
【0038】
また、エネルギー吸収素子に使用しているアレスタ23の制限電圧(アレスタに1mA流れる電圧値)を、系統の定格電圧の1.5〜2.5倍の範囲に設定する。本発明の実施例では系統の定格電圧1,500Vに対してアレスタの制限電圧を2,500Vとした。
【0039】
これにより遮断時のアレスタの最大発生電圧を4,000V以下に制限でき、アレスタ以外の部分での絶縁破壊など無く問題無い遮断をする事ができた。アレスタ23の制限電圧を系統の定格電圧の1.5倍以上にする事により、小電流開閉などの条件ではアレスタの動作は無くアレスタの寿命を伸ばすことができる。
そして、制限電圧の最大を2.5倍以下にすることにより、アレスタ以外の部分の絶縁破壊もなく安定した遮断をすることができる。
【0040】
転流装置20のコンデンサ21の充電電圧は、前述のアレスタ23の制限電圧より低く、且つ系統の定格電圧以上とすることにより、安定した転流電流を遮断器の真空バルブ11に重畳することができ、コンデンサ21の寿命劣化を低減することができる。
【0041】
本発明の実施例では系統の定格電圧1,500V、アレスタの制限電圧2.500Vに対してコンデンサ21の充電電圧を2,300Vとした。これにより、転流電流のアレスタ23側への分流も無く安定した転流電流を真空バルブ11に重畳することができた。
【0042】
尚、使用した真空バルブ11の接点材料は、導電成分としてCuまたはAgを使用し、耐弧成分としてCr、W、Mo、Tiおよびその炭化物の少なくても一種を含む合金からなる材料を使用した。
【0043】
このような接点材料構成であれば、高蒸気圧材などが含有されている材料に比べ、遮断電流の単位電荷量あたりの接点からの中性金属蒸気および金属プラズマの発生量を小さくでき、また遮断電流の電流勾配が従来より大きな条件でも遮断が可能であった。そのため、転流電流の電流周波数を高くでき、小さな転流装置にすることができる利点がある。
【0044】
本発明の実施例として接点材料としてCuCr合金を使用した。これにより、高い遮断性能を得ることができた。
【0045】
【発明の効果】
本発明の真空遮断器によれば、転流装置の転流電流を安定化させ、遮断性能を安定化できると供に、小形化が可能である。さらに転流装置の劣化を低減でき長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図。
【図2】転流電流の周波数と電流勾配の関係を示す説明図。
【図3】従来の真空遮断器を示す回路図。
【図4】(a)、(b) 図3の真空遮断器における重畳電流波形図と転流電流波形図。
【符号の説明】
11・・・真空バルブ
15・・・過飽和リアクトル
20・・・転流装置
21・・・コンデンサ
22・・・リアクトル
23・・・アレスタ
24・・・転流電流始動スイッチ
Claims (5)
- 真空バルブに並列に転流装置を接続し、電流遮断時に遮断電流に転流装置から転流電流を重畳して電流零点を作り電流を遮断する真空遮断器において、前記転流装置をコンデンサとリアクトルおよび充電装置により充電されるコンデンサの充電された電荷を放電する転流電流始動用スイッチを直列に接続した回路に並列にエネルギー吸収素子を接続して構成し、前記転流装置のコンデンサ容量を1000μF以上でリアクトルを3μH以上とし、共振周波数を1000Hz以上2000Hz未満とし、且つ転流装置のコンデンサとリアクトルおよび転流電流始動用スイッチを投入した状態での直列の回路抵抗を20mΩ以下とし、エネルギー吸収装置の動作電圧(1mA流れ始める電圧値)を系統の定格電圧の1.5倍〜2.5倍とした事を特徴とする真空遮断器。
- エネルギー吸収装置が非線型抵抗素子である請求項1に記載の真空遮断器。
- 真空バルブに並列に転流装置を接続し、電流遮断時に遮断電流に転流装置から転流電流を重畳して電流零点を作り電流を遮断する真空遮断器において、前記転流装置をコンデンサとリアクトルおよび充電装置により充電されるコンデンサの充電された電荷を放電する転流電流始動用スイッチを直列に接続した回路に並列にエネルギー吸収素子を接続して構成して成り、前記転流装置のコンデンサ充電電圧をエネルギー吸収素子の動作電圧より低くし、且つ系統の定格電圧より高くした事を特徴とする真空遮断器。
- 真空バルブは、その接点材料が導電成分としてCuまたはAgを使用し、耐弧成分としてCr、W、Mo、Tiおよびその炭化物の少なくても一種を含む合金からなる事を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の真空遮断器。
- 真空バルブの接点材料がCuCr合金である事を特徴とする請求項4に記載の真空遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002194104A JP2004039411A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 真空遮断器 |
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Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2004039411A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012195121A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Fuji Electric Co Ltd | 回路遮断器 |
CN108987173A (zh) * | 2018-10-17 | 2018-12-11 | 宁夏晟晏实业集团能源循环经济有限公司 | 一种用于35kv高压真空开关的防击穿装置 |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002194104A patent/JP2004039411A/ja active Pending
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CN108987173A (zh) * | 2018-10-17 | 2018-12-11 | 宁夏晟晏实业集团能源循环经济有限公司 | 一种用于35kv高压真空开关的防击穿装置 |
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