JP2018533835A - 電流の強制振動を用いた、高電圧dcネットワーク用の回路遮断器 - Google Patents

電流の強制振動を用いた、高電圧dcネットワーク用の回路遮断器 Download PDF

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Abstract

本発明は、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク用の回路遮断装置であって、回路遮断装置は、ネットワークラインに挿入された機械的回路遮断器(S1)を有する分岐路(A−A’)と、これに並列に接続された、第1に、サージアレスタ(5)の分岐路と、第2に、第1コンデンサバンク(C)とメークスイッチ(S2)とインダクタの直列接続部と、を備える回路遮断装置に関する。本発明によれば、回路遮断装置は、ネットワーク電圧に接続された少なくとも1つの抵抗分圧器(Rs)であって、コンデンサバンクを充電するようにコンデンサバンク(C)に並列に接続された低電圧段(R1s)を有する抵抗分圧器(Rs)を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、回路遮断装置の一般的な技術分野に関する。本発明は、具体的には、回路遮断装置であって、該回路遮断装置が挿入されている負荷時の電気回路(en charge du circuit electrique dans lequel ils sont interposes)を開くように設計された回路遮断装置の一般的な技術分野に関する。より正確には、本発明は、振動電流の強制注入を用いた、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク用の回路遮断装置に関する。
本発明は、特に、マルチポイント高電圧直流電流(HVDC)ネットワークまたはマルチポイント中間電圧直流電流(MVDC)ネットワークを保護する技術分野に有利に適用される。本発明の回路遮断装置によれば、上記ネットワークで故障が発生した場合に、ネットワークを、関連付けられた交流電流/直流電流(AC/DC)コンバータとともに保護できる。
DCネットワークおよびDCコンバータに基づくマルチポイントDCネットワークの発展に伴い、DC回路遮断装置は、安定、安全かつ信頼できる動作を可能にするキーエレメントになっている。
ACネットワークでは、電流は各サイクルでゼロを2回クロスし、AC電流回路遮断器は電流を遮断するために元来の電流のゼロクロスを利用する。DCネットワークでは、直流電流には元来のゼロクロスがなく、電流の遮断はより複雑である。
DCネットワークの技術水準では、DC故障電流を直接的に遮断するために、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBTs)に基づいたパワーエレクトロニクスシステムを利用することが知られている。そのようなシステムによれば電流を素早く遮断できるが、そのソリューションでは、非常に高コストとなり、通常動作時には大きな導電損失が生じる。
他の知られたソリューションは、“ハイブリッド”または“メカトロニクス”と呼ばれており、第1に、超高速機械的断路器に電子パワーデバイスが直列に接続された主分岐路と、第2に、並列に、電子パワーデバイスと、を備える。故障が発生すると、主分岐路の電子パワーデバイスが電流を遮断し、機械的断路器が開かれる。電流は並列分岐路へと切り替わり、これにより故障が除去される。このソリューションには、導電損失が低減するという利点と非常に素早い遮断という利点がある。しかし、このソリューションは、直列および並列に接続された複数のデバイスを必要とし、複雑な制御を必要とする。
また、国際公開第2012/100831号により、ネットワークラインに挿入された機械的回路遮断器を有する1つの分岐路と、これに並列に接続された、サージアレスタと、メークスイッチとインダクタと負電圧で事前に充電されたキャパシタとの直列接続部と、を備えた、HVDCネットワーク用の回路遮断装置が知られている。故障電流が発生すると、メークスイッチは、機械的回路遮断器の分岐路における電流の流れを低減させ止めるために、電流をコンデンサの分岐路へと切り替える。
また、故障電流をそれがゼロクロスを示すときに除去できる機械的回路遮断器を用いる他のソリューションが知られている。しかし、DCネットワークでは、故障電流はゼロクロスを示さないため、そのような機械的回路遮断器は、故障電流がゼロクロスを示すことが人為的になされ得るように、振動電流を注入するための回路に関連付けられる。典型的には、機械的回路遮断器は、第1コンデンサバンク、メークスイッチおよびインダクタを含む直列接続部に、並列に接続されている。故障電流が発生すると、メークスイッチは、機械的回路遮断器を有する分岐路を通じて流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、コンデンサバンクをインダクタを通じて放電させる。
刊行物AORC Technical Meeting 2014, B4-1120, Mitsubishiの“HVDC breakers for HVDC grid applications”に記載されている変形実施形態では、AC源が、コンデンサバンクを充電するために用いられる。そのソリューションは、高コストである。なぜなら、それは、補助電源と、ネットワーク電圧で動作するメークスイッチ(サイリスタのスタック、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、または、プラズマ制御スパークギャップ)と、の使用を必要とするためである。
同様に、刊行物IEEE Transactions on Power Apparatus Systems, Hitachi, 1985の“Development and interrupting tests on 250 kV 8kA HVDC circuit breaker”は、メークスイッチがネットワーク電圧でも動作するように、コンデンサバンクをネットワークによってネットワーク電圧へと充電することを提案している。
コンデンサバンクを充電するための回路が記載されていない中国特許出願公開第10333785号明細書は、やはりネットワーク電圧で動作する、駆動制御を伴う複数の電子パワーデバイスを用いることを提供する。
本発明は、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク用の回路遮断装置であって、該装置は振動電流を注入するための回路に関連付けられた機械的回路遮断器を用い、該回路遮断装置は、補助電圧源の使用を必要とせず、一方、様々な電気的要素がネットワーク電圧で動作することを必要としないように設計された、回路遮断装置を提案することによって、上述の欠点を緩和することを目的とする。
上記目的を達成するために、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク用の回路遮断装置は、ネットワークラインに挿入された機械的回路遮断器を有する分岐路と、これに並列に接続された、第1に、サージアレスタの分岐路と、第2に、第1コンデンサバンクとメークスイッチとインダクタの直列接続部と、を備え、メークスイッチは、故障電流(courant de defaut)が発生したときに、機械的回路遮断器の分岐路を流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、コンデンサバンクをインダクタを通じて放電させる。
本発明では、回路遮断装置は、ネットワーク電圧に接続された少なくとも1つの抵抗分圧器であって、コンデンサバンクを充電するためにコンデンサバンクに並列に接続された低電圧段を有する抵抗分圧器を含む。
本発明の回路遮断装置は、さらに、以下の特徴の1つおよび/または複数を組み合わせて備えている:
・第1抵抗分圧器は、コンデンサバンクと協働して、100ミリ秒(ms)未満の充電時定数を示す;
・第1抵抗分圧器は、高電圧段と低電圧段の間で0.05〜0.25の範囲にある比を示す;
・ネットワーク電圧に接続された第2抵抗分圧器であって、コンデンサバンクに並列に接続された低電圧段を有する第2抵抗分圧器、第1抵抗分圧器の低電圧段の抵抗は、第2抵抗分圧器の低電圧段の抵抗よりも小さく、第1抵抗分圧器の分圧比は、第2抵抗分圧器の分圧比と同じであり、第1抵抗分圧器の複数の段には、第1にコンデンサバンクが急速に充電されるように閉じられ、第2に第2抵抗分圧器によりコンデンサバンクの電荷を維持できるように充電後に開かれる、複数の被制御スイッチが設けられている(comportant);
・第1抵抗分圧器の低電圧段に並列に接続され、第1コンデンサバンクのキャパシタンスと同じキャパシタンスを示す、第2コンデンサバンクを有する分岐路、第1コンデンサバンクおよび第2コンデンサバンクの各々は、それぞれの被制御スイッチに直列に接続されており、これらの被制御スイッチの一方は、故障電流が発生すると、関連付けられたコンデンサバンクが放電されて機械的回路遮断器の分岐路を通って流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられ、これらの被制御スイッチの他方は、故障がある状態での再投入がなされると(en cas de reenclenchement sur defaut)、関連付けられたコンデンサバンクが放電されて機械的回路遮断器の分岐路を流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられる;
・故障電流の除去後に、コンデンサバンクを放電するためのシステム;
・コンデンサバンクを放電するためのシステムとしての、第1抵抗分圧器の複数の被制御スイッチおよび第1抵抗分圧器の高電圧段、それらの被制御スイッチは、コンデンサバンクが放電されるように閉じられる、および
・メークスイッチおよび遮断スイッチ用の制御回路であって、第1に、機械的回路遮断器を開いた後に、交流電流を生成するようにメークスイッチを素早く閉じ、第2に、次の回路遮断動作への準備が整うようコンデンサバンクの電荷を再度初期化するように、遮断スイッチを開く、制御回路。
本発明の実施形態を非限定的な例として示す添付図面を参照する以下の記載から、様々な他の特徴が明らかとなる。
図1は、本発明に係る回路遮断装置の回路図である。 図2は、2つの抵抗分圧器を含む、本発明の回路遮断装置の第1変形実施形態の図である。 図3Aは、図2に示す回路遮断装置のコンデンサバンクを充電するステップを示す図である。 図3Bは、図3Aのステップにおける回路遮断装置のコンデンサバンクの充電電圧の波形を示し、ネットワークラインを流れる電流の波形を示す。 図4Aは、コンデンサバンクの電荷を維持するステップを示す回路遮断装置の図である。 図4Bは、図4Aのステップにおける回路遮断装置のコンデンサバンクの充電電圧の波形を示す。 図5Aは、故障電流が発生したときの回路遮断装置を示す図である。 図5Bは、故障電流が発生したときのネットワーク電流の波形と、コンデンサバンクの充電電圧の波形と、を示す。 図6Aは、回路遮断装置の機械的回路遮断器を開くステップを示す、回路遮断装置の図である。 図6Bは、故障電流が発生したときのネットワーク電流の波形と、コンデンサバンクの充電電圧の波形と、を示す。 図7Aは、振動電流を形成するようにコンデンサバンクを放電するステップを示す、回路遮断装置の図である。 図7Bは、図7Aに示す放電ステップに対応し、ネットワーク電流の波形と、コンデンサバンクの充電電圧の波形と、を示す。 図8Aは、コンデンサバンクの再初期化が可能となるようにコンデンサバンクを放電する第1段階を示す、回路遮断装置の図である。 図8Bは、図8Aに示す放電ステップに対応し、コンデンサバンクの電圧の波形を示す。 図9Aは、コンデンサバンクの再初期化が可能となるようにコンデンサバンクを放電する第2段階を示す、回路遮断装置の図である。 図9Bは、図9Aに示す放電ステップに対応し、コンデンサバンクの電圧の波形を示す。 図10は、2つのコンデンサバンクを含む、本発明の回路遮断装置の第2変形実施形態の図である。
図面、特に図1から理解できるように、本発明の主題は、振動電流の強制注入(injection forcee)を伴う、高電圧または中間電圧のDCネットワーク2用の回路遮断装置1に関する。本発明の回路遮断装置1によれば、そのようなネットワークで故障が発生した場合に、そのネットワークとそれに関連付けられたAC/DCコンバータとを保護できる。典型的には、回路遮断装置1は、上記コンバータのDCコンセントとDCネットワークの間に配置される。図面では、DCネットワーク2は、点Aと点A’の間に回路遮断装置1が挿入されているラインによって表されている。それは、一方側では負荷抵抗Rcを備え、他方側ではDC源Vdを備える。
本発明の回路遮断装置1は、DCネットワークライン2に挿入された機械的回路遮断器S1を有する分岐路A−A’を備える。“機械的回路遮断器”S1という用語は、絶縁流体が充填されている密封容器内または10-5ミリバール(mbar)未満の高真空の密封容器内に能動的な回路遮断部材が収容されている装置を指すために用いられている。そのような流体は、気体であってもよく、一般的かつ非限定的には六フッ化硫黄(SF6)であってもよいが、液体または油も用いられる。この絶縁および電流遮断の媒体は、その絶縁性を目的に選ばれ、具体的には同等の圧力の乾燥空気よりも大きい絶縁耐力を有するように選ばれ、またその電流を遮断する能力を目的に選ばれる。
分岐路A−A’に並列に、第1コンデンサバンクCとメークスイッチ(enclencheur)S2とインダクタL1との直列接続部が接続されている。メークスイッチS2は、故障電流の発生時において機械的回路遮断器S1を含む分岐路を流れる電流においてゼロクロスが生成されるようにメークスイッチS2がインダクタを通じてコンデンサバンクCを放電させるという態様で、制御回路(図示していない)の制御下で開閉される。
本発明に係る回路遮断装置1は、少なくとも第1抵抗分圧器Rsを通じて、AC/DCコンバータまたは図1の例に示されているように高電圧ラインによって、コンデンサバンクCを充電できるように設計されている。分圧器は、コンデンサバンクCに並列に接続された低電圧段R1sと、高電圧段R2sと、を有する。この抵抗分圧器の分圧比(ratio de division)を適切に選択することにより、数十キロボルト(kv)のバンク充電電圧での動作が可能となり、これにより(ネットワーク電圧すなわち320kVdcで継続的に動作することがなく)その寿命が長くなる。この回路では、メークスイッチS2は、低電圧すなわちコンデンサバンクの充電電圧で動作し、これにより、被制御スパークギャップ(eclateur commande)、サイリスタのスタックまたは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBTs)が低コストで利用可能となる。
回路遮断装置1の上流では、遮断スイッチS3が、DC源と点Aの間に直列に接続されている。遮断スイッチS3は、以下で説明するように、コンデンサバンクCの放電に適している。
有利な実施形態の特徴によれば、第1抵抗分圧器Rsにおける高電圧段R2sと低電圧段R1sの間の分圧比は、0.05〜0.25の範囲にある。典型的には、高電圧段R2sの抵抗は1.5メガオーム(MΩ)〜10MΩの範囲にあり、低電圧段R1sの抵抗は0.1MΩ〜2.5MΩの範囲にある。
最後に、分岐路A−A’にやはり並列に、サージアレスタの分岐路(branche a parafoudre)5が設けられている。この分岐路は、サージアレスタ5すなわち任意の知られたタイプのサージ電圧に対する保護を実現する装置を備える。サージアレスタ5は、コンデンサバンクCの端子間の最大サージ電圧および機械的回路遮断器S1の最大サージ電圧を規定するとともに機械的回路遮断器S1による回路遮断後にネットワークからエネルギーを吸収するように、設けられている。
図2に、本発明に係る回路遮断装置1の第1変形実施形態であって、ネットワーク電圧に接続された第1抵抗分圧器Rsと、やはりネットワーク電圧に接続された第2抵抗分圧器Rλと、を有するものを示す。第1抵抗分圧器Rsは、コンデンサバンクCを急速に充電するのに用いられ、ごく短い期間において高い損失を示す。第2抵抗分圧器Rλは、コンデンサバンクCの電荷が持続的に維持されるように第1抵抗分圧器の振る舞いを引き継ぐ(prendre le relais)のに用いられ、持続的な低い損失を示す。
第1抵抗分圧器RsおよびコンデンサバンクCは、協働して、100ミリ秒(ms)未満の充電時定数を示す。
第1抵抗分圧器Rsは、低電圧段R1sと高電圧段R2sとを有する。低電圧段R1sは、コンデンサバンクを充電するために、コンデンサバンクCに並列に接続されている。低電圧段R1sには、以下で詳細に説明する機能を発揮する被制御スイッチT1sが直列に設けられている(comporte)。高電圧段R2sは、電気的グラウンドに接続されている。高電圧段R2sには、以下で詳細に説明する機能を発揮する被制御スイッチT2sが直列に設けられている。被制御スイッチT1sおよびT2sは、回路遮断装置1に関連付けられた制御回路の制御下で開閉される。
第2抵抗分圧器Rλは、低電圧段R1λと高電圧段R2λとを有する。低電圧段R1λは、コンデンサバンクを充電するために、コンデンサバンクCに並列に接続されている。高電圧段R2λは、電気的グラウンドに接続されている。
有利な実施形態の特徴によれば、第1抵抗分圧器Rsの低電圧段R1sの抵抗は、第2抵抗分圧器Rλの低電圧段R1λの抵抗よりも小さい。有利な実施形態の他の特徴によれば、第1抵抗分圧器Rsの分圧比は、第2抵抗分圧器Rλの分圧比と同じである。上述のように、各抵抗分圧器RsおよびRλの分圧比は、0.05〜0.25の範囲にある。典型的には、第1抵抗分圧器Rsでは、低電圧段R1sの電気抵抗は1キロオーム(kΩ)〜100kΩの範囲にあり、高電圧段R2sの電気抵抗は20kΩ〜400kΩの範囲にある。
図3A−3B〜9A−9Bに、図2に示す回路遮断装置1の動作の主たるステップを示す。
図3A−3Bに示す第1ステップは、コンデンサバンクCの急速充電に関する。この目的で、機械的回路遮断器S1が閉じられ、メークスイッチS2は開かれている。回路遮断装置1に直列に接続されている遮断スイッチS3が閉じられていることに留意されたい。第1抵抗分圧器Rsの被制御スイッチT1sおよびT2sは、第1抵抗分圧器Rsを通じたコンデンサバンクCの急速充電がなされるように、閉じられている。コンデンサバンクCの充電電圧の波形は、図3BのグラフT1によって示されている。図3Bはまた、ネットワークラインを流れる電流の波形すなわち機械的回路遮断器S1を通って流れる電流の波形を示す(グラフI1)。
図4A−4Bに示す第2ステップは、低い損失でコンデンサバンクCの電荷を持続的な値に維持することに関する。この目的で、機械的回路遮断器S1は閉じられたままでありメークスイッチS2は開かれたままの状態で、第1抵抗分圧器Rsの被制御スイッチT1sおよびT2sは開かれている。回路遮断装置1に直列に接続されている遮断スイッチS3が閉じられていることに留意されたい。
被制御スイッチT1sおよびT2sは、第1抵抗分圧器RsをコンデンサバンクCの端子から切り離し第2抵抗分圧器RλをコンデンサバンクCの端子に接続することが可能となるように、開かれている。被制御スイッチT1sおよびT2sはコンデンサバンクが完全に充電される前に開位置をとるよう制御され、その結果、第2抵抗分圧器Rλを用いることでコンデンサバンクCの充電が終了することになる。コンデンサバンクCの充電電圧の波形は図4BのグラフT2によって示されており、図4Bは、第1抵抗分圧器Rsと第2抵抗分圧器Rλの間の充電の切り替わりを点Aで示している。こうして、第2抵抗分圧器Rλは、持続的な低い損失を示しつつ、コンデンサバンクCの電荷を持続的に維持するよう振る舞う。
図5A−5Bに示す続くステップは、ネットワークラインにおける故障電流Idの発生を示している。この故障電流の発生により、コンデンサバンクの充電グラフを示す図5BのグラフT3から把握できるように、コンデンサバンクの容量(capacite electrique)が減少している。大きい抵抗を示す高電圧段R2λがこの故障電流が発生している期間におけるコンデンサバンクの放電を制限するのに適していることに留意されたい。
故障電流が発生した後に、図6A−6Bに示すように、保護回路からの制御指令によって、機械的回路遮断器S1は、制御され、開く。従来の態様で、機械的回路遮断器S1で電気アークが発生する。以下で説明するように、コンデンサバンクは、故障電流が発生したときに直ちにその電荷を放電するわけではない。これは、高電圧段R2λの大きな抵抗によるものである。
続くステップが、図7A−7Bに示される。図7A−7Bでは、コンデンサバンクCが機械的回路遮断器S1に放電することが示されている。この目的で、機械的回路遮断器S1を通る故障電流に重畳される高周波振動電流が生成されるように、コンデンサバンクがインダクタL1および機械的回路遮断器S1によって形成される回路に放電できるようメークスイッチS2が閉じられている。当然ながら、このようにして生成された振動電流は、除去されるべき故障電流に比べて大きい第1ピーク値を示す必要がある。
振動電流Ipの振幅は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
振動電流の周波数は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
分圧器によって消費される電力は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
分圧器毎の電流は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
コンデンサバンクの端子間電圧は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
充電時定数は、以下のとおりである:
Figure 2018533835
振動電圧および振動電流の大きさを規定することにより、抵抗分圧器Rs,Rλの抵抗の値、インダクタンスL1の値およびコンデンサバンクのキャパシタンスの値を定めることができる。
例えば、故障電流の値が16キロアンペア(kA)である場合、振動電流のピーク値が20kAに達するように回路遮断装置の要素が選択される。
機械的回路遮断器S1を通る電流が、機械的回路遮断器S1がそのような故障電流を除去できるようにゼロクロスを示すことが理解され得る。機械的回路遮断器S1は、ネットワークの分岐路A−A’を開にする。
機械的回路遮断器S1を含む分岐路が開にされると、電流は、その分岐路を迂回し、インダクタL1およびコンデンサバンクCによって形成された回路を通ることができる。コンデンサバンクは、ネットワークによって充電され、図7BのグラフT4により示されるように、その電圧は上昇する。
ただし、サージアレスタ5がコンデンサバンクCの端子に接続されていることに留意されたい。サージアレスタ5は、コンデンサバンクの電圧のピークをある値に制限し、その結果、電流は、コンデンサバンクCを通って流れずその代わりにサージアレスタ5を含む分岐路を通って流れることになる。コンデンサバンクの電圧は、実質的に、ネットワークの電圧に落ち着く。サージアレスタ5は、電流を流してエネルギーを吸収し、ラインの電流はゼロになる(図7Bの電流のグラフI4)。本発明に係る回路遮断装置1は、故障電流を除去する遮断動作を行う。
以下の動作は、コンデンサバンクCの放電であって、コンデンサバンクが再度初期化され得るようにコンデンサバンクCの電圧がネットワークの電圧値に達するすなわちコンデンサバンクCの電圧が所望の振動放電電流を生成する値に達するというものである。
図8A−8Bおよび図9A−9Bは、上記のコンデンサバンクCの放電の動作であって、2段階で行われるものを示す。第1に、第2抵抗分圧器Rλの時定数でコンデンサバンクCが放電されるように、遮断スイッチS3が開かれる(図8A)。コンデンサバンクの電圧をプロットする図8BのグラフT5から把握できるように、第2抵抗分圧器Rλの時定数は比較的長く放電の速度は比較的遅いことを思い出されたい。
その後、図9Aに示すように、被制御スイッチT1sおよびT2sは、第1抵抗分圧器RsをコンデンサバンクCの端子に接続するように、閉じられる。このため、コンデンサバンクCは、第1抵抗分圧器Rsの時定数で放電する。コンデンサバンクの電圧をプロットする図9BのグラフT6から把握できるように、第1抵抗分圧器Rsの時定数は比較的短く放電の速度は比較的速いことを思い出されたい。グラフT6の点Pは、第2抵抗分圧器Rλを通じた放電から第1抵抗分圧器Rsを通じた放電への切り替わりに対応する。
故障電流の除去が完了し、コンデンサバンクCの放電が完了した後にあるいはコンデンサバンクCの放電中に(Une fois le courant de defaut elimine et le banc de condensateurs C decharge ou en cours de decharge)、機械的回路遮断器S1と機械的回路遮断器S1に直列に接続された遮断スイッチS3とを閉じる前に、メークスイッチS2が開かれる。図3Aおよび3Bを参照して説明されるように、コンデンサバンクCは急速に充電され、被制御スイッチT1sおよびT2sを開くことによりコンデンサバンクCの電荷を維持できる(図4A−4B)。
コンデンサバンクの充電後には、本発明の回路遮断装置1は、故障電流が発生すると直ぐに同様の回路遮断動作を実行する準備が再度整った状態となる。上述のいくつかステップが繰り返される。
上述の記載から、本発明の回路遮断装置1は補助電圧源を必要とせず、これによりその信頼性は高まりそのコストは低減することが理解され得る。さらに、コンデンサバンクの充電電圧は、数十kVの値に達し、これはネットワークの持続値から非常に離れており、このためコンデンサバンクのエージングに有利である(ce qui favorise le vieillissement du banc de condensateurs)。同様に、メークスイッチS2もまた、回路遮断段階においても、ネットワークの電圧ではなく数十kVの電圧で動作する。このため、メークスイッチS2は、低コストにでき、例えば“ファストトリガード”もしくは“被制御”スパークギャップ(英語ではトリガードギャップ)、サイリスタのスタック、または、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBTs)のスタックにより形成できる。
図10に、本発明に係る回路遮断装置1の第2変形実施形態であって、非常に短い時間のインターバル、典型的には100ms未満、で実行される2つの連続した回路遮断動作を可能にするものを示す。図に示す変形実施形態では、回路遮断装置1は、図1に示す例における抵抗分圧器Rsを1つしか有さないが、それは、第1コンデンサバンクCに並列に設けられた第2コンデンサバンクC1を有する。第2コンデンサバンクC1は、抵抗分圧器Rsの低電圧段R1sに並列に接続されており、第1コンデンサバンクCのキャパシタンスと同じキャパシタンスを示す。第1および第2コンデンサバンクの各々は、それぞれの被制御スイッチTc,Tc1に直列に接続されている。
この第2変形実施形態の動作は、原理的には、図3A〜9Aを参照して詳細に説明した第1変形例の動作と同じである。1つの相違点は、単一の抵抗分圧器Rsを通じてあるいは2つの並列の抵抗分圧器RsおよびRλを通じて、2つのコンデンサバンクの充電が同時に実行される点である。さらに、第1故障電流が発生すると、第1コンデンサバンクの被制御スイッチTcは、第1コンデンサバンクが放電されて機械的回路遮断器の分岐路を通って流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられる。回路遮断装置を再投入したとき(Lors du re-enclenchement du disjoncteur)、故障がまだ残っていると、機械的回路遮断器S1は、再度開かれ、第2コンデンサバンクC1に直列に接続されている被制御スイッチTc1は、第2コンデンサバンクが放電されて機械的回路遮断器を含む分岐路を通って流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられる。
本発明の回路遮断装置1によれば、高電圧ネットワークまたはコンバータを利用して、少なくとも1つの抵抗分圧器を通じてシンプルに少なくとも1つのコンデンサバンクを充電できる。この点、図1に示す例では、メークスイッチS2および高電圧段R2sはネットワーク側に位置し、一方、図示の他の実施形態では、メークスイッチS2および高電圧段R2sはコンバータ側に位置することに留意されたい。当然ながら、メークスイッチS2および高電圧段R2sは、コンバータ側またはネットワーク側のどちらに位置していてもよい。
本発明の回路遮断装置1は、メークスイッチS2用および遮断スイッチS3用の制御回路を含み、その回路は、任意の適した方式で構成できる。一般的には、制御回路は、第1に、機械的回路遮断器S1を開いた後に、振動電流を生成するように、メークスイッチS2を素早く閉じ、第2に、次の回路遮断動作への準備が整うようコンデンサバンクの電荷を再度初期化するように、回路遮断装置1に直列に接続された遮断スイッチS3を開く役割を担う。この制御回路はまた、故障電流の除去が完了しコンデンサバンクが放電されると、メークスイッチS2を開き、回路遮断装置1に直列に接続された遮断スイッチS3閉じる役割を担う。
本発明は、説明したおよび図示した例に限定されない。なぜなら、発明の範囲を超えることなく様々な改変を加えることができるためである。

Claims (8)

  1. 高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク用の回路遮断装置であって、前記回路遮断装置は、ネットワークラインに挿入された機械的回路遮断器(S1)を有する分岐路(A−A’)と、これに並列に接続された、第1に、サージアレスタ(5)の分岐路と、第2に、第1コンデンサバンク(C)とメークスイッチ(S2)とインダクタ(L1)の直列接続部と、を備え、前記メークスイッチ(S2)は、故障電流が発生したときに、振動電流が生成されて前記機械的回路遮断器の分岐路を流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、前記コンデンサバンクを前記インダクタ(L1)を通じて放電させ、前記回路遮断装置は、ネットワーク電圧に接続された少なくとも1つの抵抗分圧器(Rs)であって、前記コンデンサバンクを充電するために前記コンデンサバンク(C)に並列に接続された低電圧段(R1s)を有する抵抗分圧器(Rs)を含むことを特徴とする、回路遮断装置。
  2. 前記第1抵抗分圧器(Rs)は、前記コンデンサバンクと協働して、100ms未満の充電時定数を示すことを特徴とする、請求項1に記載の回路遮断装置。
  3. 前記第1抵抗分圧器(Rs)は、高電圧段(R2s)と前記低電圧段(R1s)の間で0.05〜0.25の範囲にある比を示すことを特徴とする、請求項1または2に記載の回路遮断装置。
  4. 前記ネットワーク電圧に接続された第2抵抗分圧器(Rλ)であって、前記コンデンサバンク(C)に並列に接続された低電圧段(R1λ)を有する第2抵抗分圧器(Rλ)を含み、前記第1抵抗分圧器(Rs)の前記低電圧段(R1λ)の抵抗は、前記第2抵抗分圧器(Rλ)の前記低電圧段(R1λ)の抵抗よりも小さく、前記第1抵抗分圧器(Rs)の分圧比は、前記第2抵抗分圧器(Rλ)の分圧比と同じであり、前記第1抵抗分圧器(Rs)の複数の前記段には、第1に前記コンデンサバンクが急速に充電されるように閉じられ、第2に前記第2抵抗分圧器(Rλ)により前記コンデンサバンクの電荷を維持できるように充電後に開かれる、複数の被制御スイッチ(T1s,T2s)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路遮断装置。
  5. 前記第1抵抗分圧器の前記低電圧段(R1s)に並列に接続され、前記第1コンデンサバンク(C)のキャパシタンスと同じキャパシタンスを示す、第2コンデンサバンク(C1)を有する分岐路を含み、前記第1コンデンサバンクおよび前記第2コンデンサバンク(C,C1)の各々は、それぞれの被制御スイッチ(Tc,Tc1)に直列に接続されており、これらの被制御スイッチの一方は、故障電流が発生すると、関連付けられた前記コンデンサバンクが放電されて前記機械的回路遮断器の分岐路を通って流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられ、これらの被制御スイッチの他方は、故障がある状態での再投入がなされると、関連付けられた前記コンデンサバンクが放電されて前記機械的回路遮断器の分岐路を流れる電流におけるゼロクロスが生成されるように、閉じられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路遮断装置。
  6. 故障電流の除去後に、前記コンデンサバンクを放電するためのシステムを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路遮断装置。
  7. 前記コンデンサバンクを放電するためのシステムとしての、前記第1抵抗分圧器の複数の前記被制御スイッチ(T1s,T2s)および前記第1抵抗分圧器の高電圧段を含み、これらの被制御スイッチは、前記コンデンサバンクが放電されるように閉じられることを特徴とする、請求項6に記載の回路遮断装置。
  8. 前記メークスイッチ(S2)および遮断スイッチ(S3)用の制御回路であって、第1に、前記機械的回路遮断器(S1)を開いた後に、振動電流を生成するように前記メークスイッチ(S2)を素早く閉じ、第2に、次の回路遮断動作への準備が整うよう前記コンデンサバンクの電荷を再度初期化するように、前記遮断スイッチ(S3)を開く、制御回路を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回路遮断装置。
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