JP2004038695A - 到着時間予測方法および到着時間予測プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、到着時間予測方法および到着時間予測プログラムに関し、移動体の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くし、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金を実現することを目的とする。
【解決手段】現在地、目的地および移勤時間に影響を与える属性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、算出した予測値と、移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップとを有する到着時間予測方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】現在地、目的地および移勤時間に影響を与える属性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、算出した予測値と、移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップとを有する到着時間予測方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法および到着時間予測プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に搭載したカーナビ上に地図を表示し、当該地図上で目的地を設定すると、自動的にルートを選択して当該地図上にそのルートを表示すると共に、ルート距離、法定速度などの静的な値を用いて目的地に到着する時間を表示していた。
【0003】
また、システム側で設けたセンサで道路状況を観測し、当該観測データをもとに、ユーザからの問い合わせに応じて目的地に到着する時間を予測し、端末側に通知し、画面上に表示していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の場合には、静的な速度値で目的地まで到着できれば、正確に到着時間を予測できるが、目的地に到着する途中で、繁華街を通過したり、混雑する交差点を通過したりする場合には大幅に到着時間が遅れてしまうなどの交通状況に対応した到着時間を予測できないという問題があった。
【0005】
また、上述した後者の場合には、システム側で固定点に設けたセンサの交通状況しか判明しなく、センサのない地域が目的地のときは到着予測時間が大幅にずれてしまうと共に、有料サービスの場合には到着時間(予測値)が大幅にずれても料金負担が発生してしまい、提供する価値に見合った課金をしていないという問題もあった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するた、移動体の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くし、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
図1において、情報センタ1は、移動体2の現在地から目的地までにかかる予測値を算出して提供したりなどするものである。
【0009】
端末装置3は、移動体2と一緒に移動し、情報センタ1と通信して現在地から目的地に到着するまでにかかる予測値を表示したりなどするものである。
【0010】
次に、動作を説明する。
移動体2と一緒に移動する端末装置3から現在地および目的地を受信した情報センタ1は外部記憶装置5上のデータベースを参照し、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、当該取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出して端末装置2に通知し、端末装置2が目的地に到着したときにその旨の通知を受け、算出した予測値と目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するようにしている。
【0011】
この際、現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照し、該当移動実績情報を取り出し、当該取り出した移動実績情報をもとに目的地に到着する予測値を再算出し、もしくは、前記事象の発生のために余計に掛かる時間を当該予測した目的地までの予測時間に加算し、目的地に到着する予測値を再算出し、端末装置3に通知するようにしている。
【0012】
また、再算出した予測値が移動体の目的地に到着したときの実績値あるいは当初の予測値との差異をもとに課金するようにしている。
【0013】
また、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くするようにしている。従って、移動体2の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くすることにより、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金を実現することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図11を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、情報センタ1は、移動体2の現在地から目的地までにかかる予測値を算出して提供したりなどするものであって、ここでは、情報処理装置4および外部記憶装置5などから構成されるものである。
【0016】
情報処理装置4は、プログラムに従い各種処理を実行するものであって、例えば後述する図2,3の情報センタ1を構成する11ないし22,23ないし25などから構成されるものである。
【0017】
外部記憶装置5は、各種データ(図2、図3の各種DBなど)およびプログラム(図2、図3の情報センタ1で各種処理を実行するプログラム)を記憶するものである。
【0018】
移動体2は、サービス利用者、情報提供者が搭乗する自動者、車両、および歩行する人や無人で走行する無人走行車などの移動体であって、端末装置3とともに移動するものである。
【0019】
端末装置3は、現在地と目的地を情報センタ1に通知し、到着する予測値を取得して表示したりなどするものであって、後述する図2、図3の31ないし43などから構成されるものである。
【0020】
移動路7は、移動体2が移動する移動路(例えば道路など)である。
図2は、本発明の1実施例構成図を示す。これは、図1の情報センタ1および端末装置3の1実施例構成図を示す。
【0021】
図2において、情報センタ1は、移動体2に搭載された端末装置3との間で無線ネットワーク6を介して相互に通信し、現在地から目的地に到着する予測値を提供したり、予測値の価値に見合った課金したりなどするものであり、11ないし22などから構成されるものである。
【0022】
情報受信手段11は、無線ネットワーク6を介して複数の端末装置3から情報を受信するものである。
【0023】
到着時間予測手段12は、現在地から目的地に到着する時間を予測するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0024】
経路別移動時間DB13は、移動体2が搭載する端末装置3の移動情報を受信して蓄積したものであって、ここでは、経路別(例えば道路のルート別)に移動に要した時間を蓄積したものである(図7参照)。
【0025】
提供情報管理DB作成手段14は、情報センタ1から端末装置3に提供した到着予測時間などを提供情報管理DB15(図6参照)に登録して管理するものである。
【0026】
提供情報管理DB15は、情報センタ1から端末装置3に提供した到着予測時間などを登録したものである(図6参照)。
【0027】
予測/実績比較手段16は、現在地から目的地に到着する予測した予測値と、実際に目的地に到着した実績値とを比較するものである。
【0028】
課金情報作成手段17は、予測値と実績値とを比較し、差異が大きくなると課金を低くした課金情報を算出するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0029】
課金情報管理DB18は、課金情報を登録して管理するものである(図10参照)。
【0030】
情報送信手段19は、無線ネットワーク6を介して複数の端末装置3に情報を送信するものである。
【0031】
実績情報分類、判定手段20は、端末装置3から受信した実績情報(ルートの移動に要した時間、属性(曜日、時刻など))を分類、判定するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0032】
経路別移動時間DB作成手段22は、実績情報分類、判定手段20で実績情報を分類、判定した結果をもとに、経路別の移動時間DB13を作成、更新するものである。
【0033】
端末装置3は、移動体2と一緒に移動する端末装置であって、ここでは、31ないし43から構成されるものである。
【0034】
位置情報取得手段31は、現在の位置情報を取得するものであって、例えば公知のGPS(Global Positioning System)などから現在位置(経度、緯度情報)を取得するものである。
【0035】
経路検索手段32は、現在地から目的地設定手段34により設定された目的地までの経路を、地図DB33から検索するものである。
【0036】
地図DB33は、地図情報を登録したものであって、利用者に地図を表示して目的地などを指定させたり、現在地から目的地までの経路を探索したりなどするためのものである。
【0037】
目的地設定手段34は、目的地を設定するものであって、例えば地図を表示して利用者から目的地を指定させ、当該指定された目的地の座標(例えば経度、緯度)を取り出したりなどするものである。
【0038】
ID登録手段35は、利用者のIDなどを登録するものである。
時刻情報取得手段36は、現在の時刻情報を取得するものである。
【0039】
移動実績情報記録手段37は、移動体2に搭載した端末装置3の移動実績情報(時刻と座標(経度、緯度)など)を記録するものである。
【0040】
目的地到着判定手段38は、目的地に到着したことを判定するものである。
情報表示手段40は、各種情報を表示するものである。
【0041】
ポイント蓄積手段41は、ポイントを蓄積するものである。
情報送信手段42は、無線ネットワークを介して情報センタ1に情報を送信するものである。
【0042】
情報受信手段43は、無線ネットワークを介して情報センタ1から情報を受信するものである。
【0043】
図3は、本発明の他の実施例構成図を示す。これは、図2の端末装置3を構成する経路検索手段32、地図DB33により現在地から目的地までの経路を探索していたのを、図3の情報センタ1を構成する経路検索手段23、地図DB24により現在地から目的地までの経路を探索するようにしたものであり、他は同一であり、動作も同一であるので、説明は省略する。
【0044】
次に、図4から図11を用いて図1から図3の構成の動作を順次詳細に説明する。
【0045】
図4は、本発明の動作説明フローチャート(端末装置)を示す。
図4において、S1で、現在地を計測する。これは、公知のGPSなどを用いて移動体2に搭載した端末装置3の現在地(経度、緯度)を計測する。
【0046】
S2で、目的地を設定する。これは、例えば端末装置3のディスプレイに地図を表示し、当該地図上で目的地の位置を指定し、当該指定された位置の座標(経度、緯度)を目的地として設定する。
【0047】
S3で、現在地、目的地を送信する。これにより、当該送信された▲1▼の情報(現在地、目的地)は、後述する図5の情報センタ1の▲1▼のS21で受信される。
【0048】
S4で、経路情報、到着予測時間情報を受信する。これは、S3の▲1▼で情報センタ1に送信したことに対応して、情報センタ1から▲2▼の情報(経路情報、到着予測時間情報)を受信する。
【0049】
S5で、予測不可事象発生通知を受信したか判別する。これは、情報センタ1から現在地から目的地までの経路上に、予測不可事象発生通知(例えば事故による渋滞)を受信したか判別する。YESの場合には、S6に進む。NOの場合には、S8に進む。
【0050】
S6で、S5のYESで出発地(あるいは情報センタ1に通知した直前の地点)から目的地までの経路上で、予測不可事象発生(例えば事故による渋滞発生)と判明したので、現在地を計測する。
【0051】
S7で、現在地を情報センタ1に送信する。これにより、▲4▼の情報(現在地の情報)を情報センタ1に送信し、後述する図5の▲4▼のS27で情報センタ1で受信され、新たな経路検索および到着予測時間が算出されて、S4の経路情報および到着予測時間情報として受信され、予測不可事象発生の地点を避けた迂回経路とその到着予測時間情報が再算出されて端末装置3で受信し、当該新たな経路に切り替え、新たな到着予測時間に到着すると更新することが可能となる。
【0052】
S8で、S5のNOで予測不可事象発生通知なしと判明したので、移動実績情報(時刻、緯度、経度)を記録する。
【0053】
S9で、目的地に到着か判別する。YESの場合には、S10に進む。NOの場合には、S5に戻り繰り返す。
【0054】
S10で、到着時間を算出する。これは、S9のYESで目的地に到着したと判明したので、当該到着したときの時刻を取り出す。
【0055】
S11で、到着時間情報を送信する。
S12で、移動実績情報(時刻、経度、緯度)を送信する。
【0056】
S13で、インセンティブ情報を受信する。これは、情報センタ1に移動実績情報(時刻、経度、緯度など)を送信したことに対応して、当該移動実績情報の価値に見合ったインセンティブ情報を受信する(図8など参照)。
【0057】
S14で、課金情報を受信する。これは、予測値と実績値との差異が大きい程、安くした課金情報を情報センタ1から受信する(図9など参照)。
【0058】
以上によって、移動体2に搭載した端末装置3が現在地と目的地を情報センタ1に送信すると、経路および予測時間を蓄積した経路別移動時間DB13を検索して予測値を算出して返信を受けて受信したり、目的地に到着したときに到着時間などを情報センタ1に送信すると、当該情報に対する価値に見合ったインセンティブ情報が返信されて受信したり、更に、予測値と実績値との差異が大きい程、安くした価値に見合った課金情報が返信されて受信したりすることが可能となる。この際、目的地に向かっている最中に、予測不可事象(例えば事故による渋滞)が発生したときは、現在地から目的地まで迂回経路を検索してその通知を受けて当該新たな経路で目的地に向かって走行でき、目的地に到着したときに到着時間などを情報センタ1に送信すると、当該情報に対する価値に見合ったインセンティブ情報が返信されて受信したり、更に、再予測値(あるいは当初の予測値)と実績値との差異が大きい程、安くした価値に見合った課金情報が返信し受信したりすることが可能となる。
【0059】
次に、図5のフローチャートの順番に従い、情報センタ1における動作を詳細に説明する。
【0060】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(情報センタ)を示す。
図5において、S21で、現在地、目的地を受信する。これは、既述した図4のS3の▲1▼で送信された、端末装置3の現在地、設定された目的地の情報(経度、緯度)を受信する。
【0061】
S22で、経路を探索する。これは、S21で受信した端末装置3の現在地から目的地に向かう経路を地図上で探索する。
【0062】
S23で、到着時間を算出、管理する。これは、S22で探索した現在地から目的地までの経路について、後述する図7の蓄積した経路別移動時間DB13を参照して属性(曜日、時間帯など)が一致あるいは可及的に一致する、当該目的地までの経路の過去の実績(時間)を当該経路分について抽出し、平均化などの統計処理により、目的地に到着する時間(予測値)を算出し、および算出した情報を,後述する図6の提供情報管理DB15に登録して管理する。
【0063】
S24で、経路情報、到着予測時間情報を端末装置3に送信する。
S25で、予測不可の事象の発生か判別する。これは、S24で送信した経路情報(現在地から目的地までの経路などの情報)中の経路上で何らかの予測不可の事象(例えば交通事故による渋滞)についての有無を判別する(例えば、交通情報センタ等の外部機関から情報入手する)。YESの場合には、S26に進む。NOの場合には、S28に進む。
【0064】
S26で、S25のYESで現在地から目的地に向かう経路上で予測不可事象発生と判明したので、予測不可事象発生を該当端末装置3に通知する。
【0065】
S27で、S26の通知に対応して、該当端末装置3から現在地を受信する。そして、S22に戻り、予測不可事象発生の該当場所を避けた迂回経路について、S27で受信した現在地から目的地に向かう経路を再探索し、S23で到着時間を再算出し、S24で新たな経路情報、再到着予測時間情報を端末装置3に送信し、S25を繰り返す。これらS25のYES,S26,S27,S22からS25により、予測不可事象発生時には、その迂回経路と再予測値を算出して端末装置3に送信し、予測不可事象の個所を迂回した経路とその予測値を動的に算出して送信して更新することが可能となる。
【0066】
S28で、S25のNOで予測不可事象発生なしと判明したので、到着時間情報(実績)を受信か判別する。これは、端末装置3から目的地に到着した旨と、その到着時間情報(実績)を受信する。
【0067】
S29で、移動実績情報を受信する。これは、端末装置3から移動実績情報を受信する。
【0068】
S30で、移動実績情報を分類、蓄積する。これは、S29で受信した端末装置3の移動実績情報について経路別に分類し、後述する図7の経路別移動時間DB13に蓄積する。
【0069】
S31で、インセンティブを決定する。これは、S30で分類して経路別移動時間DB13に蓄積した移動実績情報について、例えば後述する図8のインセンティブテーブルを参照し、インセンティブを決定(例えば蓄積した実績数が少ない程、ポイント数の大きなインセンティブを決定)し、移動実績情報について価値に見合ったインセンティブを決定する。
【0070】
S32で、インセンティブ情報を端末装置3に送信する。
S33で、予測/実績を比較する。これは、予測値と、実際に走行した実測値とを比較し、その差異を求める。
【0071】
S34で、課金を決定する。これは、S33で求めた予測値と実測値との差異が大きい程、安くした課金を決定する。例えば後述する図9の課金テーブルに示すように、予測と実績の差異が+5%以内のときは1,000円、+5から+20%以内のときは800円というように、差異が大きくなる程、安くした課金を決定(予測の価値に見合った課金を決定)する。
【0072】
S35で、課金情報を端末装置3に送信する。
S36で、インセンティブ(ポイント)、課金を管理する。これは、S31で決定したインセンティブおよびS34で決定した課金について、後述する図10の課金情報管理DB18に登録して管理する。そして、締め日になったときに、ユーザID毎に集計して過不足分を精算し、必要に応じて請求書をユーザに送付したり、請求額がマイナス(移動実績情報に対するインセンティブが多かった場合)には預かり金額として管理したりなどする。
【0073】
以上によって、情報センタ1側では、端末装置3から現在地と目的地の通知を受けると、最適な経路と、図7の経路別移動時間DB13を参照して属性(曜日、時間帯など)に一致あるいは可及的に近い経路情報をもとに予測値を算出し、端末装置3に経路と予測値を通知し、目的地に到着したと通知を受けたときに予測値の差異が大きい程、安くした課金を決定および実績情報の通知を受けて図7の経路別移動時間DB13に蓄積すると共に価値に見合ったインセンティブを決定し、これら課金およびインセンティブを図10の課金情報管理DB18に登録して管理し、締め日に集計して精算などすることが可能となる。
【0074】
図6は、本発明の提供情報管理DB例を示す。図示の提供情報管理DB15は、既述した図5のS23で端末装置3に送信(提供)したときに当該提供した情報として、図示の下記を登録して管理するものである。
【0075】
・ユーザID:
・情報提供日時:
・現在地:緯度、経度
・目的地:緯度、経度
・その他:
以上のように、情報センタ1がユーザIDに対応づけて端末装置3に提供したときの日時、現在地、目的地に関する情報を管理することが可能となる。
【0076】
図7は、本発明の経路別移動時間DB例を示す。図示の経路別移動時間DB13は、既述した図5のS23で現在地から目的地に向かう経路について、属性(方向、時間帯、曜日、天候、車種、特殊日(月末の平日、給料支払日など)などの属性)に一致、あるいは可及的に一致する属性の過去の蓄積した経路(ここでは、道路区間)の移動実績時間を取り出すことを繰り返し、累積して現在地から目的地までの経路に要する移動時間の予測値を算出するためのものであり、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0077】
・道路区間:
・属性:
・方向:
・時間帯:
・曜日:
・車種:
・特殊日:
・移動実績時間:
・その他:
図8は、本発明のインセンティブテーブル例を示す。図示のインセンティブテーブルは、経路移動情報の価値に見合ったインセンティブ(ポイント)を決定するためのテーブルであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0078】
・実績(情報数):
・インセンティブ(ポイント):
・その他:
ここで、実績(情報数)は:既述した図7の経路別移動情報DB13に登録(蓄積)されている経路別(道路区分別)の情報数であって、情報数が少ないほど、当該経路移動時間情報の価値が高いのでインセンティブ(ポイント)を高くしたものである。例えば実績(情報数)が0のときはインセンティブ”10000”、実績(情報数)が10000以上はインセンティブ”10”である。
【0079】
以上のように、利用者が端末装置3から実績の移動情報を情報センタ1に通知したときに、情報センタ1ではインセンティブテーブルを参照し、移動情報の経路別(例えば道路区分別)の蓄積されている情報数が少ないほど、当該移動情報の価値が高いとして大きなインセンティブ(ポイント)を決定するようにしている。
【0080】
図9は、本発明の課金テーブル例を示す。図示の課金テーブルは、現在地から目的地までの予測値と実績値との差異により課金するものであって、差異が小さい程、予測値の価値が高いとして高い課金を決定するようにしている。例えば予測値が実績値の+5%以内のときは1000円、+30%超過は100円と課金を決定している。
【0081】
以上のように、課金テーブルを参照して予測値が実績値と比較して差異が小さくなる程、当該予測値の価値が高いとして高い課金を決定することが可能となる。
【0082】
図10は、本発明の課金情報管理DB例を示す。図示の課金情報管理DB18は、ユーザID毎に課金情報を登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0083】
・ユーザID:
・利用回数:
・課金(円):
・インセンティブ(ポイント):
・請求金額(円):
・その他:
ここで、ユーザIDは現在地から目的地までの予測値のサービスの提供を受けるユーザのIDである。利用回数はサービスの利用した回数である。課金(円)は、サービスに対して既述した図9の課金テーブルで決定された課金であって、予測値が実績値に近いほど、高い課金である。インセンティブ(ポイント)はユーザが情報センタ1に通知した、経路の移動時間情報に対して、既述した図8のインセンティブテーブルを参照して決定された、価値に見合ったインセンティブである。請求金額は、サービスを利用した課金から、インセンティブに対応する金額を減算した金額である。ここでは、インセンティブの利用料金への換算は、10ポイント=1円としている。
【0084】
図11は、本発明の説明図(課金)を示す。
図11の(a)は、概念説明図を示す。ここで、左端の出発点Aから目的地Bに向けて移動し、経路上で事故が発生した場合の様子を示す。
【0085】
図11の(b)は、経路上で事故発生時の課金の設定方法1の例を示す。この設定方法1の場合には、図示のように、経路上で事故が発生したので、経路(距離もしくは所要時間)の中央で、値引率を大きく、両端へいくに従い値引率を小さく設定する(図11の(a)値引率のカーブ参照)。
【0086】
図11の(c)は、経路上で事故発生時の課金の設定方法2の例を示す。この設定方法2の場合には、図示のように、図11の(a)の出発地Aでの予測到着時間と現在地A’での予測到着時間の差異が大きい程、経路上で事故が発生したときの値引率を大きく設定する(図11の(d)参照)。例えば出発地Aでの予測到着時間(予測値)と、現在地A’での予測到着時間との差異が15分以内のときは割引率5%、1時間超過のときは割引率50%と決定する。
【0087】
(付記1)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法において、
現在地、目的地および移勤時間に影響を与える属性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
を有する到着時間予測方法。
【0088】
(付記2)
前記属性情報は移動方向、時間帯、曜日、天候、車種または特殊日の少なくともいずれか1つであることを特徴とする付記1記載の到着時間予測方法。
【0089】
(付記3)
前記現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照して該当移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに目的地に到着する予測値を再算出することを特徴とする付記1または2記載の到着時間予測方法。
【0090】
(付記4)
前記現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照して該当移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに前記事象の発生のために余計にかかる時間を算出して当初予測した目的地までの所用時間に加算し、目的地に到着する予測値を再算出することを特徴とする付記1または2記載の到着時間予測方法。
【0091】
(付記5)
前記再算出した予測値と、移動体が目的地に到着したときの実績値または当初の予測値との差異をもとに課金することを特徴とする付記3または4記載の到着時間予測方法。
【0092】
(付記6)
前記予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くすることを特徴とする付記1からの5いずれかに記載の到着時間予測方法。
【0093】
(付記7)
前記再算出した予測値と、当初の予測値との差異が大きい程、課金を低くすることを特徴とする付記3から5のいずれかに記載の到着時間予測方法。
【0094】
(付記8)
前記予測できない事象が発生したと判明した場合に、発生した時点での移動体の位置により課金を変え、前記経路の中央で課金を最も低くすることを特徴とする付記3から5のいずれかに記載の到着時間予測方法。
【0095】
(付記9)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法において、
現在地、目的地および移動時間に影響を与える属性を指定するステップと、
移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに算出された現在地から目的地に到着する予測値を受信するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに算出された課金通知を受信するステップと
を有する到着時間予測方法。
【0096】
(付記10)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金するステップをコンピュータに実行させるための到着時間予測プログラムにおいて、
現在地、目的地および移動時間に影響を与える庸性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
をコンピュータに実行させる到着時間予測プログラム。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動体2の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くする構成を採用しているため、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金やインセンティブを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の1実施例構成図である。
【図3】本発明の他の実施例構成図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(端末装置)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(情報センタ)である。
【図6】本発明の提供情報管理DB例である。
【図7】本発明の経路別移動時間DB例である。
【図8】本発明のインセンティブテーブル例である。
【図9】本発明の課金テーブル例である。
【図10】本発明の課金情報管理DB例である。
【図11】本発明の説明図(課金)である。
【符号の説明】
1:情報センタ
11:情報受信手段
12:到着時間予測手段
13:経路別移動時間DB
14:提供情報管理DB作成手段
15:提供情報管理DB
16:予測/実績比較手段
17:課金情報作成手段
18:課金情報管理DB
19:情報送信手段
20:実績情報分類、判定手段
21:インセンティブ決定手段
22:経路別移動時間DB作成手段
23:経路検索手段
24:地図DB
25:到着時間予測手段
2:移動体
3:端末装置
31:位置情報取得手段
32:経路検索手段
33:地図DB
34:目的地設定手段
35:ID登録手段
36:時刻情報取得手段
37:移動実績情報記録手段
38:目的地到着判定手段
39:到着時間算出手段
4:情報処理装置
40:ポイント蓄積手段
42:情報送信手段
43:情報受信手段
5:外部記憶装置
6:無線ネットワーク
7:移動路
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法および到着時間予測プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に搭載したカーナビ上に地図を表示し、当該地図上で目的地を設定すると、自動的にルートを選択して当該地図上にそのルートを表示すると共に、ルート距離、法定速度などの静的な値を用いて目的地に到着する時間を表示していた。
【0003】
また、システム側で設けたセンサで道路状況を観測し、当該観測データをもとに、ユーザからの問い合わせに応じて目的地に到着する時間を予測し、端末側に通知し、画面上に表示していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の場合には、静的な速度値で目的地まで到着できれば、正確に到着時間を予測できるが、目的地に到着する途中で、繁華街を通過したり、混雑する交差点を通過したりする場合には大幅に到着時間が遅れてしまうなどの交通状況に対応した到着時間を予測できないという問題があった。
【0005】
また、上述した後者の場合には、システム側で固定点に設けたセンサの交通状況しか判明しなく、センサのない地域が目的地のときは到着予測時間が大幅にずれてしまうと共に、有料サービスの場合には到着時間(予測値)が大幅にずれても料金負担が発生してしまい、提供する価値に見合った課金をしていないという問題もあった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するた、移動体の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くし、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
図1において、情報センタ1は、移動体2の現在地から目的地までにかかる予測値を算出して提供したりなどするものである。
【0009】
端末装置3は、移動体2と一緒に移動し、情報センタ1と通信して現在地から目的地に到着するまでにかかる予測値を表示したりなどするものである。
【0010】
次に、動作を説明する。
移動体2と一緒に移動する端末装置3から現在地および目的地を受信した情報センタ1は外部記憶装置5上のデータベースを参照し、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、当該取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出して端末装置2に通知し、端末装置2が目的地に到着したときにその旨の通知を受け、算出した予測値と目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するようにしている。
【0011】
この際、現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照し、該当移動実績情報を取り出し、当該取り出した移動実績情報をもとに目的地に到着する予測値を再算出し、もしくは、前記事象の発生のために余計に掛かる時間を当該予測した目的地までの予測時間に加算し、目的地に到着する予測値を再算出し、端末装置3に通知するようにしている。
【0012】
また、再算出した予測値が移動体の目的地に到着したときの実績値あるいは当初の予測値との差異をもとに課金するようにしている。
【0013】
また、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くするようにしている。従って、移動体2の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くすることにより、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金を実現することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図11を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、情報センタ1は、移動体2の現在地から目的地までにかかる予測値を算出して提供したりなどするものであって、ここでは、情報処理装置4および外部記憶装置5などから構成されるものである。
【0016】
情報処理装置4は、プログラムに従い各種処理を実行するものであって、例えば後述する図2,3の情報センタ1を構成する11ないし22,23ないし25などから構成されるものである。
【0017】
外部記憶装置5は、各種データ(図2、図3の各種DBなど)およびプログラム(図2、図3の情報センタ1で各種処理を実行するプログラム)を記憶するものである。
【0018】
移動体2は、サービス利用者、情報提供者が搭乗する自動者、車両、および歩行する人や無人で走行する無人走行車などの移動体であって、端末装置3とともに移動するものである。
【0019】
端末装置3は、現在地と目的地を情報センタ1に通知し、到着する予測値を取得して表示したりなどするものであって、後述する図2、図3の31ないし43などから構成されるものである。
【0020】
移動路7は、移動体2が移動する移動路(例えば道路など)である。
図2は、本発明の1実施例構成図を示す。これは、図1の情報センタ1および端末装置3の1実施例構成図を示す。
【0021】
図2において、情報センタ1は、移動体2に搭載された端末装置3との間で無線ネットワーク6を介して相互に通信し、現在地から目的地に到着する予測値を提供したり、予測値の価値に見合った課金したりなどするものであり、11ないし22などから構成されるものである。
【0022】
情報受信手段11は、無線ネットワーク6を介して複数の端末装置3から情報を受信するものである。
【0023】
到着時間予測手段12は、現在地から目的地に到着する時間を予測するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0024】
経路別移動時間DB13は、移動体2が搭載する端末装置3の移動情報を受信して蓄積したものであって、ここでは、経路別(例えば道路のルート別)に移動に要した時間を蓄積したものである(図7参照)。
【0025】
提供情報管理DB作成手段14は、情報センタ1から端末装置3に提供した到着予測時間などを提供情報管理DB15(図6参照)に登録して管理するものである。
【0026】
提供情報管理DB15は、情報センタ1から端末装置3に提供した到着予測時間などを登録したものである(図6参照)。
【0027】
予測/実績比較手段16は、現在地から目的地に到着する予測した予測値と、実際に目的地に到着した実績値とを比較するものである。
【0028】
課金情報作成手段17は、予測値と実績値とを比較し、差異が大きくなると課金を低くした課金情報を算出するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0029】
課金情報管理DB18は、課金情報を登録して管理するものである(図10参照)。
【0030】
情報送信手段19は、無線ネットワーク6を介して複数の端末装置3に情報を送信するものである。
【0031】
実績情報分類、判定手段20は、端末装置3から受信した実績情報(ルートの移動に要した時間、属性(曜日、時刻など))を分類、判定するものである(図4から図11を用いて後述する)。
【0032】
経路別移動時間DB作成手段22は、実績情報分類、判定手段20で実績情報を分類、判定した結果をもとに、経路別の移動時間DB13を作成、更新するものである。
【0033】
端末装置3は、移動体2と一緒に移動する端末装置であって、ここでは、31ないし43から構成されるものである。
【0034】
位置情報取得手段31は、現在の位置情報を取得するものであって、例えば公知のGPS(Global Positioning System)などから現在位置(経度、緯度情報)を取得するものである。
【0035】
経路検索手段32は、現在地から目的地設定手段34により設定された目的地までの経路を、地図DB33から検索するものである。
【0036】
地図DB33は、地図情報を登録したものであって、利用者に地図を表示して目的地などを指定させたり、現在地から目的地までの経路を探索したりなどするためのものである。
【0037】
目的地設定手段34は、目的地を設定するものであって、例えば地図を表示して利用者から目的地を指定させ、当該指定された目的地の座標(例えば経度、緯度)を取り出したりなどするものである。
【0038】
ID登録手段35は、利用者のIDなどを登録するものである。
時刻情報取得手段36は、現在の時刻情報を取得するものである。
【0039】
移動実績情報記録手段37は、移動体2に搭載した端末装置3の移動実績情報(時刻と座標(経度、緯度)など)を記録するものである。
【0040】
目的地到着判定手段38は、目的地に到着したことを判定するものである。
情報表示手段40は、各種情報を表示するものである。
【0041】
ポイント蓄積手段41は、ポイントを蓄積するものである。
情報送信手段42は、無線ネットワークを介して情報センタ1に情報を送信するものである。
【0042】
情報受信手段43は、無線ネットワークを介して情報センタ1から情報を受信するものである。
【0043】
図3は、本発明の他の実施例構成図を示す。これは、図2の端末装置3を構成する経路検索手段32、地図DB33により現在地から目的地までの経路を探索していたのを、図3の情報センタ1を構成する経路検索手段23、地図DB24により現在地から目的地までの経路を探索するようにしたものであり、他は同一であり、動作も同一であるので、説明は省略する。
【0044】
次に、図4から図11を用いて図1から図3の構成の動作を順次詳細に説明する。
【0045】
図4は、本発明の動作説明フローチャート(端末装置)を示す。
図4において、S1で、現在地を計測する。これは、公知のGPSなどを用いて移動体2に搭載した端末装置3の現在地(経度、緯度)を計測する。
【0046】
S2で、目的地を設定する。これは、例えば端末装置3のディスプレイに地図を表示し、当該地図上で目的地の位置を指定し、当該指定された位置の座標(経度、緯度)を目的地として設定する。
【0047】
S3で、現在地、目的地を送信する。これにより、当該送信された▲1▼の情報(現在地、目的地)は、後述する図5の情報センタ1の▲1▼のS21で受信される。
【0048】
S4で、経路情報、到着予測時間情報を受信する。これは、S3の▲1▼で情報センタ1に送信したことに対応して、情報センタ1から▲2▼の情報(経路情報、到着予測時間情報)を受信する。
【0049】
S5で、予測不可事象発生通知を受信したか判別する。これは、情報センタ1から現在地から目的地までの経路上に、予測不可事象発生通知(例えば事故による渋滞)を受信したか判別する。YESの場合には、S6に進む。NOの場合には、S8に進む。
【0050】
S6で、S5のYESで出発地(あるいは情報センタ1に通知した直前の地点)から目的地までの経路上で、予測不可事象発生(例えば事故による渋滞発生)と判明したので、現在地を計測する。
【0051】
S7で、現在地を情報センタ1に送信する。これにより、▲4▼の情報(現在地の情報)を情報センタ1に送信し、後述する図5の▲4▼のS27で情報センタ1で受信され、新たな経路検索および到着予測時間が算出されて、S4の経路情報および到着予測時間情報として受信され、予測不可事象発生の地点を避けた迂回経路とその到着予測時間情報が再算出されて端末装置3で受信し、当該新たな経路に切り替え、新たな到着予測時間に到着すると更新することが可能となる。
【0052】
S8で、S5のNOで予測不可事象発生通知なしと判明したので、移動実績情報(時刻、緯度、経度)を記録する。
【0053】
S9で、目的地に到着か判別する。YESの場合には、S10に進む。NOの場合には、S5に戻り繰り返す。
【0054】
S10で、到着時間を算出する。これは、S9のYESで目的地に到着したと判明したので、当該到着したときの時刻を取り出す。
【0055】
S11で、到着時間情報を送信する。
S12で、移動実績情報(時刻、経度、緯度)を送信する。
【0056】
S13で、インセンティブ情報を受信する。これは、情報センタ1に移動実績情報(時刻、経度、緯度など)を送信したことに対応して、当該移動実績情報の価値に見合ったインセンティブ情報を受信する(図8など参照)。
【0057】
S14で、課金情報を受信する。これは、予測値と実績値との差異が大きい程、安くした課金情報を情報センタ1から受信する(図9など参照)。
【0058】
以上によって、移動体2に搭載した端末装置3が現在地と目的地を情報センタ1に送信すると、経路および予測時間を蓄積した経路別移動時間DB13を検索して予測値を算出して返信を受けて受信したり、目的地に到着したときに到着時間などを情報センタ1に送信すると、当該情報に対する価値に見合ったインセンティブ情報が返信されて受信したり、更に、予測値と実績値との差異が大きい程、安くした価値に見合った課金情報が返信されて受信したりすることが可能となる。この際、目的地に向かっている最中に、予測不可事象(例えば事故による渋滞)が発生したときは、現在地から目的地まで迂回経路を検索してその通知を受けて当該新たな経路で目的地に向かって走行でき、目的地に到着したときに到着時間などを情報センタ1に送信すると、当該情報に対する価値に見合ったインセンティブ情報が返信されて受信したり、更に、再予測値(あるいは当初の予測値)と実績値との差異が大きい程、安くした価値に見合った課金情報が返信し受信したりすることが可能となる。
【0059】
次に、図5のフローチャートの順番に従い、情報センタ1における動作を詳細に説明する。
【0060】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(情報センタ)を示す。
図5において、S21で、現在地、目的地を受信する。これは、既述した図4のS3の▲1▼で送信された、端末装置3の現在地、設定された目的地の情報(経度、緯度)を受信する。
【0061】
S22で、経路を探索する。これは、S21で受信した端末装置3の現在地から目的地に向かう経路を地図上で探索する。
【0062】
S23で、到着時間を算出、管理する。これは、S22で探索した現在地から目的地までの経路について、後述する図7の蓄積した経路別移動時間DB13を参照して属性(曜日、時間帯など)が一致あるいは可及的に一致する、当該目的地までの経路の過去の実績(時間)を当該経路分について抽出し、平均化などの統計処理により、目的地に到着する時間(予測値)を算出し、および算出した情報を,後述する図6の提供情報管理DB15に登録して管理する。
【0063】
S24で、経路情報、到着予測時間情報を端末装置3に送信する。
S25で、予測不可の事象の発生か判別する。これは、S24で送信した経路情報(現在地から目的地までの経路などの情報)中の経路上で何らかの予測不可の事象(例えば交通事故による渋滞)についての有無を判別する(例えば、交通情報センタ等の外部機関から情報入手する)。YESの場合には、S26に進む。NOの場合には、S28に進む。
【0064】
S26で、S25のYESで現在地から目的地に向かう経路上で予測不可事象発生と判明したので、予測不可事象発生を該当端末装置3に通知する。
【0065】
S27で、S26の通知に対応して、該当端末装置3から現在地を受信する。そして、S22に戻り、予測不可事象発生の該当場所を避けた迂回経路について、S27で受信した現在地から目的地に向かう経路を再探索し、S23で到着時間を再算出し、S24で新たな経路情報、再到着予測時間情報を端末装置3に送信し、S25を繰り返す。これらS25のYES,S26,S27,S22からS25により、予測不可事象発生時には、その迂回経路と再予測値を算出して端末装置3に送信し、予測不可事象の個所を迂回した経路とその予測値を動的に算出して送信して更新することが可能となる。
【0066】
S28で、S25のNOで予測不可事象発生なしと判明したので、到着時間情報(実績)を受信か判別する。これは、端末装置3から目的地に到着した旨と、その到着時間情報(実績)を受信する。
【0067】
S29で、移動実績情報を受信する。これは、端末装置3から移動実績情報を受信する。
【0068】
S30で、移動実績情報を分類、蓄積する。これは、S29で受信した端末装置3の移動実績情報について経路別に分類し、後述する図7の経路別移動時間DB13に蓄積する。
【0069】
S31で、インセンティブを決定する。これは、S30で分類して経路別移動時間DB13に蓄積した移動実績情報について、例えば後述する図8のインセンティブテーブルを参照し、インセンティブを決定(例えば蓄積した実績数が少ない程、ポイント数の大きなインセンティブを決定)し、移動実績情報について価値に見合ったインセンティブを決定する。
【0070】
S32で、インセンティブ情報を端末装置3に送信する。
S33で、予測/実績を比較する。これは、予測値と、実際に走行した実測値とを比較し、その差異を求める。
【0071】
S34で、課金を決定する。これは、S33で求めた予測値と実測値との差異が大きい程、安くした課金を決定する。例えば後述する図9の課金テーブルに示すように、予測と実績の差異が+5%以内のときは1,000円、+5から+20%以内のときは800円というように、差異が大きくなる程、安くした課金を決定(予測の価値に見合った課金を決定)する。
【0072】
S35で、課金情報を端末装置3に送信する。
S36で、インセンティブ(ポイント)、課金を管理する。これは、S31で決定したインセンティブおよびS34で決定した課金について、後述する図10の課金情報管理DB18に登録して管理する。そして、締め日になったときに、ユーザID毎に集計して過不足分を精算し、必要に応じて請求書をユーザに送付したり、請求額がマイナス(移動実績情報に対するインセンティブが多かった場合)には預かり金額として管理したりなどする。
【0073】
以上によって、情報センタ1側では、端末装置3から現在地と目的地の通知を受けると、最適な経路と、図7の経路別移動時間DB13を参照して属性(曜日、時間帯など)に一致あるいは可及的に近い経路情報をもとに予測値を算出し、端末装置3に経路と予測値を通知し、目的地に到着したと通知を受けたときに予測値の差異が大きい程、安くした課金を決定および実績情報の通知を受けて図7の経路別移動時間DB13に蓄積すると共に価値に見合ったインセンティブを決定し、これら課金およびインセンティブを図10の課金情報管理DB18に登録して管理し、締め日に集計して精算などすることが可能となる。
【0074】
図6は、本発明の提供情報管理DB例を示す。図示の提供情報管理DB15は、既述した図5のS23で端末装置3に送信(提供)したときに当該提供した情報として、図示の下記を登録して管理するものである。
【0075】
・ユーザID:
・情報提供日時:
・現在地:緯度、経度
・目的地:緯度、経度
・その他:
以上のように、情報センタ1がユーザIDに対応づけて端末装置3に提供したときの日時、現在地、目的地に関する情報を管理することが可能となる。
【0076】
図7は、本発明の経路別移動時間DB例を示す。図示の経路別移動時間DB13は、既述した図5のS23で現在地から目的地に向かう経路について、属性(方向、時間帯、曜日、天候、車種、特殊日(月末の平日、給料支払日など)などの属性)に一致、あるいは可及的に一致する属性の過去の蓄積した経路(ここでは、道路区間)の移動実績時間を取り出すことを繰り返し、累積して現在地から目的地までの経路に要する移動時間の予測値を算出するためのものであり、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0077】
・道路区間:
・属性:
・方向:
・時間帯:
・曜日:
・車種:
・特殊日:
・移動実績時間:
・その他:
図8は、本発明のインセンティブテーブル例を示す。図示のインセンティブテーブルは、経路移動情報の価値に見合ったインセンティブ(ポイント)を決定するためのテーブルであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0078】
・実績(情報数):
・インセンティブ(ポイント):
・その他:
ここで、実績(情報数)は:既述した図7の経路別移動情報DB13に登録(蓄積)されている経路別(道路区分別)の情報数であって、情報数が少ないほど、当該経路移動時間情報の価値が高いのでインセンティブ(ポイント)を高くしたものである。例えば実績(情報数)が0のときはインセンティブ”10000”、実績(情報数)が10000以上はインセンティブ”10”である。
【0079】
以上のように、利用者が端末装置3から実績の移動情報を情報センタ1に通知したときに、情報センタ1ではインセンティブテーブルを参照し、移動情報の経路別(例えば道路区分別)の蓄積されている情報数が少ないほど、当該移動情報の価値が高いとして大きなインセンティブ(ポイント)を決定するようにしている。
【0080】
図9は、本発明の課金テーブル例を示す。図示の課金テーブルは、現在地から目的地までの予測値と実績値との差異により課金するものであって、差異が小さい程、予測値の価値が高いとして高い課金を決定するようにしている。例えば予測値が実績値の+5%以内のときは1000円、+30%超過は100円と課金を決定している。
【0081】
以上のように、課金テーブルを参照して予測値が実績値と比較して差異が小さくなる程、当該予測値の価値が高いとして高い課金を決定することが可能となる。
【0082】
図10は、本発明の課金情報管理DB例を示す。図示の課金情報管理DB18は、ユーザID毎に課金情報を登録して管理するものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0083】
・ユーザID:
・利用回数:
・課金(円):
・インセンティブ(ポイント):
・請求金額(円):
・その他:
ここで、ユーザIDは現在地から目的地までの予測値のサービスの提供を受けるユーザのIDである。利用回数はサービスの利用した回数である。課金(円)は、サービスに対して既述した図9の課金テーブルで決定された課金であって、予測値が実績値に近いほど、高い課金である。インセンティブ(ポイント)はユーザが情報センタ1に通知した、経路の移動時間情報に対して、既述した図8のインセンティブテーブルを参照して決定された、価値に見合ったインセンティブである。請求金額は、サービスを利用した課金から、インセンティブに対応する金額を減算した金額である。ここでは、インセンティブの利用料金への換算は、10ポイント=1円としている。
【0084】
図11は、本発明の説明図(課金)を示す。
図11の(a)は、概念説明図を示す。ここで、左端の出発点Aから目的地Bに向けて移動し、経路上で事故が発生した場合の様子を示す。
【0085】
図11の(b)は、経路上で事故発生時の課金の設定方法1の例を示す。この設定方法1の場合には、図示のように、経路上で事故が発生したので、経路(距離もしくは所要時間)の中央で、値引率を大きく、両端へいくに従い値引率を小さく設定する(図11の(a)値引率のカーブ参照)。
【0086】
図11の(c)は、経路上で事故発生時の課金の設定方法2の例を示す。この設定方法2の場合には、図示のように、図11の(a)の出発地Aでの予測到着時間と現在地A’での予測到着時間の差異が大きい程、経路上で事故が発生したときの値引率を大きく設定する(図11の(d)参照)。例えば出発地Aでの予測到着時間(予測値)と、現在地A’での予測到着時間との差異が15分以内のときは割引率5%、1時間超過のときは割引率50%と決定する。
【0087】
(付記1)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法において、
現在地、目的地および移勤時間に影響を与える属性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
を有する到着時間予測方法。
【0088】
(付記2)
前記属性情報は移動方向、時間帯、曜日、天候、車種または特殊日の少なくともいずれか1つであることを特徴とする付記1記載の到着時間予測方法。
【0089】
(付記3)
前記現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照して該当移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに目的地に到着する予測値を再算出することを特徴とする付記1または2記載の到着時間予測方法。
【0090】
(付記4)
前記現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照して該当移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに前記事象の発生のために余計にかかる時間を算出して当初予測した目的地までの所用時間に加算し、目的地に到着する予測値を再算出することを特徴とする付記1または2記載の到着時間予測方法。
【0091】
(付記5)
前記再算出した予測値と、移動体が目的地に到着したときの実績値または当初の予測値との差異をもとに課金することを特徴とする付記3または4記載の到着時間予測方法。
【0092】
(付記6)
前記予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くすることを特徴とする付記1からの5いずれかに記載の到着時間予測方法。
【0093】
(付記7)
前記再算出した予測値と、当初の予測値との差異が大きい程、課金を低くすることを特徴とする付記3から5のいずれかに記載の到着時間予測方法。
【0094】
(付記8)
前記予測できない事象が発生したと判明した場合に、発生した時点での移動体の位置により課金を変え、前記経路の中央で課金を最も低くすることを特徴とする付記3から5のいずれかに記載の到着時間予測方法。
【0095】
(付記9)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法において、
現在地、目的地および移動時間に影響を与える属性を指定するステップと、
移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに算出された現在地から目的地に到着する予測値を受信するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに算出された課金通知を受信するステップと
を有する到着時間予測方法。
【0096】
(付記10)
移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金するステップをコンピュータに実行させるための到着時間予測プログラムにおいて、
現在地、目的地および移動時間に影響を与える庸性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
をコンピュータに実行させる到着時間予測プログラム。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動体2の移動実績情報と通過した曜日、時間帯などの属性を収集し、当該収集した移動体実績情報と属性をもとに目的地に到着する予測値を算出して提供すると共に、予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くする構成を採用しているため、目的地への正確な予測値を提供すると共に価値に見合った課金やインセンティブを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の1実施例構成図である。
【図3】本発明の他の実施例構成図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(端末装置)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(情報センタ)である。
【図6】本発明の提供情報管理DB例である。
【図7】本発明の経路別移動時間DB例である。
【図8】本発明のインセンティブテーブル例である。
【図9】本発明の課金テーブル例である。
【図10】本発明の課金情報管理DB例である。
【図11】本発明の説明図(課金)である。
【符号の説明】
1:情報センタ
11:情報受信手段
12:到着時間予測手段
13:経路別移動時間DB
14:提供情報管理DB作成手段
15:提供情報管理DB
16:予測/実績比較手段
17:課金情報作成手段
18:課金情報管理DB
19:情報送信手段
20:実績情報分類、判定手段
21:インセンティブ決定手段
22:経路別移動時間DB作成手段
23:経路検索手段
24:地図DB
25:到着時間予測手段
2:移動体
3:端末装置
31:位置情報取得手段
32:経路検索手段
33:地図DB
34:目的地設定手段
35:ID登録手段
36:時刻情報取得手段
37:移動実績情報記録手段
38:目的地到着判定手段
39:到着時間算出手段
4:情報処理装置
40:ポイント蓄積手段
42:情報送信手段
43:情報受信手段
5:外部記憶装置
6:無線ネットワーク
7:移動路
Claims (5)
- 移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金する到着時間予測方法において、
現在地、目的地および移勤時間に影響を与える属性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
を有する到着時間予測方法。 - 前記現在地から目的地に移動する経路中に、予測できない事象が発生したと判明した場合に、前記事象の発生地点を迂回する経路に関し、前記データベースを参照して該当移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに目的地に到着する予測値を再算出することを特徴とする請求項1記載の到着時間予測方法。
- 前記予測値と実績値との差異が大きい程、課金を低くすることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の到着時間予測方法。
- 前記予測できない事象が発生したと判明した場合に、発生した時点での移動体の位置により課金を変え、前記経路の中央で課金を最も低くすることを特徴とする請求項2記載の到着時間予測方法。
- 移動体が目的地に到着する到着時間を予測し、前記移動体に到着時間情報を提供するのに対して課金するステップをコンピュータに実行させるための到着時間予測プログラムにおいて、
現在地、目的地および移動時間に影響を与える庸性が指定されると、移動体から通知された移動実績情報と移動時間に影響を与える属性情報が蓄積されたデータベースを参照して、前記指定された属性で現在地から目的地への経路に該当する移動実績情報を取り出し、取り出した移動実績情報をもとに現在地から目的地に到着する予測値を算出するステップと、
前記算出した予測値と、前記移動体の目的地に到着したときの実績値との差異をもとに課金するステップと
をコンピュータに実行させる到着時間予測プログラム。
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