JP2004036130A - 落橋防止装置 - Google Patents

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Hiroyuki Sakurai
桜井 弘幸
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Abstract

【課題】弾性緩衝材自体の材料強度を高めて許容支圧応力の著しい増大を図り、全体構造の簡単化、小型化、軽量化並びにコストダウンを実現しながら、大地震等の衝撃的な圧縮荷重に対し高い吸収性能を安定よく維持できるようにする。
【解決手段】橋桁の端部近傍側壁面に固定されたブラケット1の荷重受け板3に固定保持される弾性緩衝材4として、ゴム弾性体4a中に短繊維4b…を混練してシート状に形成された短繊維補強ゴム4Aの複数枚を、各短繊維補強ゴム4Aの繊維4b…の配向方向が周方向で等分配置されるように互いに配向角度を付けて積層した構造に構成したものを使用する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震等の外力が加わった場合に橋桁が橋脚や橋台等の下部構造物から落下することを防止するように構成されている落橋防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の落橋防止装置として従来より次のような構成のものが知られている。その一つは、図4及び図5に示すように、橋脚や橋台等の下部構造物21上に載架された鉄鋼製、鉄筋コンクリート製あるいはプレストレスコンクリート製の橋桁22Aの端部近傍の側壁面に固定されたブラケット1と、このブラケット1の前面側に固定された二つ割り形式のケーブルガイド2と、このケーブルガイド2の背面側に位置するブラケット1の荷重受け板3に固定保持された弾性緩衝材4と、この弾性緩衝材4、ブラケット1の荷重受け板3及びケーブルガイド2の中央部を貫通して隣接する橋桁22Bの端部近傍の側壁面側に固定のブラケット1間に亘り架設されたPC鋼等の連結ケーブル5と、この連結ケーブル5の端部に固定されたストッパー6と弾性緩衝材4の間に介在されたスプリング7等とを具備してなり、上記弾性緩衝材4は、クロロプレンゴムなどの弾性ゴム単体から構成されている。
【0003】
上記構成の落橋防止装置20においては、橋桁22A,22Bの温度変化に伴う伸縮及び地震等の外力が作用した場合の橋桁22A,22Bの相対移動をスプリング7の圧縮変位によって吸収する一方、大地震等によって橋桁22A,22Bが大きく移動することに伴いスプリング7が最大限にまで弾性的に縮小され剛体化された状態で連結ケーブル5を介してブラケット1の荷重受け板3に作用する衝撃的な圧縮荷重を弾性緩衝材4の圧縮変形により吸収する。これによって、衝撃荷重がブラケット1や連結ケーブル5に加わることを緩和し、落橋しようとする橋桁22A,22Bを連結ケーブル5で連結支持して下部構造物21からの脱落を防止する。
【0004】
他の一つは、例えば特開平11−61740号公報、特開平10−131123号公報、特開2000−220111号公報等に開示されているように、上記の図5に示す落橋防止装置20と同様な構成要素を備えたものを基本構成とし、これに加えて、弾性ゴム単体からなる弾性緩衝材をブラケットに固定されたシリンダ(筒状部材)内に収容させるとともに、そのシリンダ内にスプリングを介して作用する圧縮荷重を弾性緩衝材に伝達するピストン状の支圧板を摺動自在に嵌合保持させて弾性緩衝材をシリンダ及び支圧板により密閉するように構成したものであり、このような構成の落橋防止装置の場合は、衝撃的な圧縮荷重を受けたとき、弾性緩衝材が支圧板で密閉されることで、この弾性緩衝材の許容支圧応力を高めて小さな断面積の弾性緩衝材で衝撃的な圧縮荷重を支持して所定の落橋防止機能を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の落橋防止装置のうち、図5に示したような構成を有する前者のものでは、弾性緩衝材4を構成する弾性ゴム単体の材料強度が連結ケーブル5に比べて非常に小さく、この弾性緩衝材4で連結ケーブル5と同等な強度を負担させるためには弾性緩衝材4の受圧面積を大きく設定する必要があり、その結果、弾性緩衝材4自体が大径化するのみならず、周辺部材、例えば弾性緩衝材4を固定保持する荷重受け板3を有するブラケット1等も大きくしなければならないことから、落橋防止装置20全体が大型化、重量化して、該装置20の施工作業を複雑化するとともに、コストが嵩み、さらに、大地震等による衝撃的な圧縮荷重の負担によって弾性緩衝材4が永久変形して塑性化され、以降の衝撃的圧縮荷重に対して高い吸収性能を安定よく発揮させることができないという問題がある。
【0006】
一方、シリンダ及び支圧板を付加した構成を有する後者のものでは、大きな衝撃的圧縮荷重を受けたとき、弾性緩衝材を密閉することで、この弾性緩衝材の許容支圧応力を高めることが可能であり、その分だけ弾性緩衝材の断面積を縮小して前者のものに比べて落橋装置全体の小型化、軽量化が図れ、かつ、施工作業の容易化及びコストダウンが図れるという利点を有している。しかしながら、この後者の落橋防止装置においても、弾性緩衝材はあくまでもクロロプレンゴム等の弾性ゴム単体であるから、弾性緩衝材自体の材料強度が小さく、それに伴い許容支圧応力も低い。そのため、衝撃的な圧縮荷重が作用したときの弾性緩衝材の密閉化による許容支圧応力の増大を見込んだとしても、この弾性緩衝材の断面積の縮小度合は僅かであり、また、弾性緩衝材の他にシリンダ及び支圧板等を付加する必要があることも相俟って、装置全体の構造が複雑になるとともに、小型化、軽量化並びにコストダウンにも自ずと限界があった。
【0007】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、弾性緩衝材自体の材料強度を高めることで許容支圧応力の著しい増大を図り、全体構造を簡単にし、かつ、小型化、軽量化並びにコストダウンを実現しながら、大地震等による衝撃的な圧縮荷重に対して高い吸収性能、ひいては落橋防止機能を常に安定よく維持することができる落橋防止装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る落橋防止装置は、橋桁の端部近傍の側壁面に固定されたブラケットと、このブラケットの荷重受け板に固定保持された弾性緩衝材と、この弾性緩衝材及びブラケットの荷重受け板の中央部を貫通して隣接する橋桁側に固定のブラケット間に亘り架設された連結ケーブルと、この連結ケーブルの端部に固定されたストッパーと弾性緩衝材の間に介在されたスプリングとを具備してなる落橋防止装置であって、
上記弾性緩衝材は、ゴム弾性体中に短繊維を混練してシート状に形成された短繊維補強ゴムの複数枚を、各短繊維補強ゴムの繊維の配向方向が周方向で等分配置されるように互いに配向角度を付けて積層した構造に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成の本発明によれば、複数枚の短繊維補強ゴムが積層された構造の弾性緩衝材を使用することにより、弾性ゴム単体のものに比べて弾性緩衝材の材料強度(耐力)が高められて圧縮荷重に対するエネルギー吸収能力の向上が図れるとともに、シリンダ及び支圧板等を付加しなくても弾性緩衝材自体の許容支圧応力の増大を図ることが可能となる。これによって、連結ケーブルと同等な強度を負担させるために必要な弾性緩衝材の受圧面積が小さくてすみ、その分だけ弾性緩衝材の断面積を縮小することが可能で、落橋装置全体の構造の簡単化と共に小型化、軽量化が図れ、それに伴って施工作業の容易化及びコストダウンも図れる。また、弾性緩衝材を構成する複数枚の短繊維補強ゴムが、それらの繊維の配向方向が周方向で等分配置されるように互いに配向角度を付けて積層された構造であるから、大地震等による衝撃的な圧縮荷重の負担によって弾性緩衝材が永久変形して塑性化されたり、繊維の破損により降伏点に達したりすることがなく、予想される最大圧縮荷重のもとでも極めて高い耐力を維持するだけでなく、弾性緩衝材が全体的にほぼ均等に圧縮変形して偏り変形や局部的な歪みの発生がなく、常に一定の支圧面積を確保することが可能となり、これによって、地震等のように繰り返し作用する衝撃圧縮荷重に対しても常に高いエネルギー吸収性能、ひいては落橋防止機能を安定よく発揮させることが可能である。
【0010】
上記構成の落橋防止装置において、上記積層構造の弾性緩衝材を構成する複数枚の短繊維補強ゴムの配向角度は、該弾性緩衝材の積層加工面(製造面)を考慮すると、請求項2に記載のように、上下に隣接する短繊維補強ゴム間で90°もしくは45°に設定されていることが好ましいが、エネルギー吸収性能の保持面から考慮すると、複数枚の短繊維補強ゴムをそれらの繊維の配向方向が放射状に等分配置されるように、{360/N(短繊維補強ゴムの積層数)}の角度単位でずらせて積層することが特に好ましい。
【0011】
また、本発明において、請求項3に記載のように、積層構造の弾性緩衝材の露出面全体を耐候性ゴムで被覆することによって、長年月に亘り風雨に晒され、かつ、激しい温度変化に見舞われる条件下で設置使用される弾性緩衝材、特にゴムの劣化等を防いで長年月経過後においても所定の落橋防止機能を確実に発揮させることができる。
【0012】
さらに、本発明において、弾性緩衝材は、請求項4に記載のように、少なくとも三枚以上の短繊維補強ゴムの積層構造に構成されていることが望ましい。これは短繊維補強ゴムが二枚以下の場合は、この短繊維補強ゴムに反り等が発生して受圧面積が微妙に変化して性能が低下する可能性があるが、三枚以上の積層構造とすることによって、反り等の発生を防いで性能を長期間に亘り安定よく保持することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る落橋防止装置の要部の縦断面図であり、同図において、1〜3及び5〜7の符号を付した構成要素は、図5に示した従来の落橋防止装置における構成要素と全く同一のものであるため、それら構成要素についての詳しい説明は省略する。また、図1に示す落橋防止装置10の使用態様も図4と同様であるため、ここでは図示を省略する。
【0014】
本発明に係る落橋防止装置10における弾性緩衝材4は、図2に明示するように、天然ゴムからなるゴム弾性体4a中に、例えばポリエステルやナイロンなど長さが3〜30mm程度、好ましくは3〜15mmの合成短繊維4b…を混練して厚さtが3〜20mm程度、好ましくは5〜10mmのシート状に形成された短繊維補強ゴム4Aの複数枚(図面上では、9枚で示すが、3枚以上であればよい)を、各短繊維補強ゴム4Aの短繊維4b…の配向方向が周方向で等分に配置されるように、上下に隣接する短繊維補強ゴム4A,4A間で90°もしくは45°の配向角度を付けて積層した構造に構成されている。
【0015】
上記積層構造の弾性緩衝材4の露出面全体、すなわち、積層方向の上下面、外周面及び連結ケーブル5が貫通する中央の貫通孔4Bの内周面は、クロロプレンゴム等の耐候性に優れたカバーゴム8で被覆されている。
【0016】
上記のような短繊維補強ゴム4Aの積層構造から構成された弾性緩衝材4を使用してなる本発明に係る落橋防止装置10においては、弾性緩衝材4自体の材料強度(耐力)が弾性ゴム単体のものに比べて高められて圧縮荷重に対するエネルギー吸収能力が向上するとともに、シリンダ及び支圧板等を用いなくても弾性緩衝材4自体の許容支圧応力を増大することが可能である。これによって、連結ケーブル5と同等な強度を負担させるために必要となる弾性緩衝材4の受圧面積が小さくてすみ、その分だけ弾性緩衝材4の断面積を縮小することが可能となり、落橋装置10全体の構造の簡単化と共に小型化、軽量化が図れ、それに伴って施工作業の容易化及びコストダウンも図れる。
【0017】
また、弾性緩衝材4を構成する複数枚の短繊維補強ゴム4Aが、各繊維4b…の配向方向が周方向で等分に配置されるように互いに配向角度を付けて積層された構造であるから、大地震等によって衝撃的な圧縮荷重を負担したとしても弾性緩衝材4の短繊維補強ゴム4Aが永久変形して塑性化されたり、短繊維4b…の破損により降伏点に達したりすることがなく、予想される最大圧縮荷重のもとでも極めて高い破壊強度(耐力)を維持するとともに、弾性緩衝材4が全体的にほぼ均等に圧縮変形して偏り変形や局部的な歪みの発生もなく、常に一定の支圧面積を確保する。これによって、地震等のように繰り返し作用する衝撃圧縮荷重に対しても常に高いエネルギー吸収性能、ひいては落橋防止機能を安定よく発揮させることが可能である。
【0018】
さらに、本発明に係る落橋防止装置10では、弾性緩衝材4の露出面全体が耐候性ゴム8で被覆されているので、長年月に亘り風雨に晒され、かつ、激しい温度変化に見舞われる条件下での設置使用に際しても、弾性緩衝材4の特にゴム弾性体4aの劣化等を防いで長年月経過後に地震等により大きな圧縮荷重が衝撃的に作用した場合も高いエネルギー吸収性能を発揮させて所定の落橋防止機能を確保することができる。
【0019】
【実験例】
図5に示すように、弾性ゴム単体からなる弾性緩衝材を用いた従来品に対応する比較例と、図2に示すように、短繊維補強ゴムの複数枚を上下に隣接する短繊維補強ゴム間で繊維配向方向に90°の角度を付けて積層した構造の弾性緩衝材を用いた本発明品に対応する実施例1,2とを試作し、これら各弾性緩衝材の設計値諸元を表1に示すように設定した上で、比較例及び実施例1,2それぞれの弾性緩衝材の性能試験を行った。
【0020】
【表1】
Figure 2004036130
【0021】
性能試験は、最大荷重2000kNの2軸試験機を用いての圧縮試験であり、圧縮変形量は30mm、加振周波数は0.05Hzとする。この圧縮試験による結果、比較例及び実施例1,2それぞれのばね定数及び耐力は表2に示すとおりであり、また、比較例及び実施例1,2それぞれの荷重−変位特性は、図3に示すとおりであった。
【0022】
【表2】
Figure 2004036130
【0023】
表2及び図3からも明らかなように、実施例1は、変形量が29mmに至るまでは比較例よりも高い荷重を示し、30mmの変形量では比較例の荷重が実施例1よりも上まわることが確認された。実施例2は、変形量が30mmに至るまで比較例に比べて若干高い荷重を示すが、比較例に近い荷重−変位特性を有することが確認された。
また、実施例1,2共に耐力は330kN以上であり、連結ケーブルの引張荷重の(2/3)以上の耐力を有し、かつ、繊維の破損を原因とする降伏点は30mmの変形量に達するまで確認されない。
【0024】
以上の実験結果から、短繊維補強ゴムの積層構造を用いた実施例1,2の弾性緩衝材では、連結ケーブルの引張荷重の(2/3)以上で比較例と同等の耐力を有しつつも、比較例の許容支圧応力18.0N/mm2 に対して10N/mm2(155%)増大した許容支圧応力を28.0N/mm2 とでき、比較例に比べて弾性緩衝材を約65%程度の小径化が可能であることを確認できた。
【0025】
【発明の効果】
以上要するに、本発明は、複数枚の短繊維補強ゴムの積層構造の弾性緩衝材を使用することにより、弾性緩衝材の材料強度(耐力)を高めて弾性ゴム単体のものに比べて弾性緩衝材自体の許容支圧応力の著しい増大を図ることができ、これによって、連結ケーブルと同等な強度を負担させるために必要な弾性緩衝材の受圧面積、ひいては断面積の縮小を可能にして、落橋装置全体の構造の簡単化と共に小型化、軽量化並びに施工作業の容易化及びコストダウンを実現することができる。それでいて、弾性緩衝材を構成する複数枚の短繊維補強ゴムをそれらの繊維の配向方向が周方向で等分配置されるように互いに配向角度を付けて積層した構造としているので、大地震等による衝撃的な圧縮荷重の負担によっても弾性緩衝材が永久変形して塑性化したり、繊維の破損により降伏点に達したりすることがなく、予想される最大圧縮荷重のもとでも極めて高い耐力を維持するだけでなく、弾性緩衝材が全体的にほぼ均等に圧縮変形して偏り変形や局部的な歪みの発生もなく、常に一定の支圧面積を確保させて地震等のような繰り返し衝撃圧縮荷重に対しても常に高いエネルギー吸収性能、ひいては落橋防止機能を安定よく発揮させることができるという効果を奏する。
【0026】
特に、請求項3のように、積層構造の弾性緩衝材の露出面全体を耐候性ゴムで被覆する構成を採用することによって、長年月に亘り風雨に晒され、かつ、激しい温度変化に見舞われる条件下で設置使用される弾性緩衝材のゴムの劣化等を防いで長年月経過後においても所定の落橋防止機能を確実に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る落橋防止装置の要部の縦断面図である。
【図2】同上落橋防止装置における弾性緩衝材の拡大縦断面図である。
【図3】圧縮性能試験結果の一つである荷重−変位特性図である。
【図4】落橋防止装置の施工状態を説明する部分断面図である。
【図5】従来の落橋防止装置の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット
3 荷重受け板
4 弾性緩衝材
4a ゴム弾性体
4b 短繊維
4A 短繊維補強ゴム
5 連結ケーブル
6 ストッパー
7 スプリング
8 耐候性カバーゴム
10 落橋防止装置

Claims (4)

  1. 橋桁の端部近傍の側壁面に固定されたブラケットと、このブラケットの荷重受け板に固定保持された弾性緩衝材と、この弾性緩衝材及びブラケットの荷重受け板の中央部を貫通して隣接する橋桁側に固定のブラケット間に亘り架設された連結ケーブルと、この連結ケーブルの端部に固定されたストッパーと弾性緩衝材の間に介在されたスプリングとを具備してなる落橋防止装置であって、
    上記弾性緩衝材は、ゴム弾性体中に短繊維を混練してシート状に形成された短繊維補強ゴムの複数枚を、各短繊維補強ゴムの繊維の配向方向が周方向で等分配置されるように互いに配向角度を付けて積層した構造に構成されていることを特徴とする落橋防止装置。
  2. 上記積層構造の弾性緩衝材を構成する複数枚の短繊維補強ゴムの配向角度が、上下に隣接する短繊維補強ゴム間で90°もしくは45°に設定されている請求項1に記載の落橋防止装置。
  3. 上記積層構造の弾性緩衝材の露出面全体が、耐候性ゴムで被覆されている請求項1または2に記載の落橋防止装置。
  4. 上記弾性緩衝材は、少なくとも三枚以上の短繊維補強ゴムの積層構造に構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の落橋防止装置。
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