JP2004034941A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォームホイールの軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部の変形を確実に防止すること。
【解決手段】ウォームホイール30は、金属製の芯金31を備えており、この芯金31は、操舵軸を嵌合するボス部32と、ボス部32の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部33と、鍔状部33の外径側で若干厚肉の外周縁部34とからなっている。インジェクション成形により、芯金31の外周縁部34の外径側に、噛合歯36を有する樹脂製のリム部35と、鍔状部33の側面側に、樹脂製のカバー部37とが一体的に形成してある。樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してある。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操舵軸に嵌合する金属製の芯金の外径側に、噛合歯を有する樹脂製のリム部を被冠したウォームホイールを備えた電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置では、補助操舵トルクとなる電動モータの回転出力を歯車装置により減速して操舵軸に伝達し、ステアリングホイールに印加した操舵力を補助して、車輪を転舵するようになっている。
【0003】
このような電動パワーステアリング装置においては、ハウジング内に設けた動力伝達機構(減速機)を用いて、電動モータの回転を減速しつつ操舵軸に動力を伝達している。
【0004】
この動力伝達機構(減速機)として、ウォームギヤ機構を用いた電動パワーステアリング装置においては、電動モータの駆動軸側のウォームに、操舵軸側のウォームホイールが噛合してある。
【0005】
このウォームホイールは、例えば、図7(a)に示すように、中実円筒状で金属製の芯金aの内径側に、操舵軸を嵌合するようにしてあり、芯金aの外径側には、廻り止め部bが設けてあり、この芯金aの外径側に、合成樹脂製のリム部cが形成してある。このリム部cに、ウォームとの噛合歯dが形成してある。
【0006】
その製造に際しては、ディスクゲートeに保持した金属製の芯金aの外径側と、図示しない金型との間に樹脂を充填して、樹脂製のリム部cをインジェクション成形している。このように、金属製の芯金aの外径側に、合成樹脂製のリム部cが被冠してあるのは、減速機のバックラッシュに起因するウォームとウォームホイールの噛合歯同士の衝突音(ラトル音)を低減するためである。
【0007】
ウォームとウォームホイールの噛合歯のモジュールが大きくなり、その噛合歯の歯数が多くなってくると、芯金aは、その外径が大きくなり、中実円筒状で金属製であると、その重量の増大を招来するといったことがある。
【0008】
このようなことから、図7(b)に示すように、芯金aの内径側には、操舵軸を嵌合するボス部fを形成する一方、このボス部fの外径側には、肉抜きを行って薄肉化した鍔状部gが形成してあり、この鍔状部gの外径側には、若干厚肉の外周縁部hが形成してある。
【0009】
インジェクション成形の際には、図7(b)に示すように、中心金型jと、中間金型kと、外周金型mを配置し、これら金型k,m内に樹脂を充填している。
【0010】
これにより、ボス部fの外径側と鍔状部gの側面側に、リム部cと一体的な樹脂製のカバー部pが形成してある。このように、樹脂製のカバー部pは、リム部cから鍔状部gの側面を通ってボス部fの外径側にまで延在してある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7(b)に示す薄肉化したウォームホイールでは、金属製のボス部fの厚みが比較的薄い一方、このボス部fの外径側にも、樹脂製のカバー部pが被覆してあることから、インジェクション成形の際、樹脂成形圧力により、金属製のボス部fがその内径に向けて若干変形し、その結果、金属製のボス部fに、操舵軸を嵌合する作業が困難になるといったことがある。
【0012】
なお、特開2001−206230号公報の図6では、インジェクション成形により、芯金の外周縁部の外径側に、噛合歯を有する樹脂製のリム部と、鍔状部の側面側に、樹脂製のカバー部とが一体的に形成してあるが、樹脂製のカバー部は、その内径端部をテーパ形状に形成していない。
【0013】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、ウォームホイールの軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部の変形を確実に防止することができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、補助操舵トルクとなる電動モータの回転出力をウォームとウォームホイールを介して減速して操舵軸に伝達し、ステアリングホイールに印加した操舵力を補助して、車輪を転舵する電動パワーステアリング装置において、
前記ウォームホイールは、前記操舵軸を嵌合するボス部と、当該ボス部の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部と、当該鍔状部の外径側で若干厚肉の外周縁部とからなる金属製の芯金を備え、
インジェクション成形により、前記芯金の外周縁部の外径側に、噛合歯を有する樹脂製のリム部と、前記鍔状部の側面側に、樹脂製のカバー部とを一体的に形成し、
当該樹脂製のカバー部は、その内径端部が前記ボス部の外径側にまで延在することなく、前記鍔状部の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあることを特徴とする。
【0015】
このように、本発明によれば、樹脂製のカバー部は、その内径端部が前記ボス部の外径側にまで延在することなく、前記鍔状部の側面で止端してある。そのため、インジェクション成形の際、樹脂成形圧力により、金属製のボス部がその内径に向けて変形することがない。また、金属製の芯金では、ボス部の外径側に、肉抜きを行って薄肉化した鍔状部が形成してある。従って、ウォームホイールの軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部の変形を確実に防止することができる。
【0016】
また、樹脂製のカバー部は、その内径端部がテーパ形状に形成してあるため、インジェクション成形後、ウォームホイールを成形金型から容易に離型することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
【0018】
(ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置)
図1は、本発明のピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置の部分切欠き正面図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。
【0019】
図1に示すように、ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置では、ギヤボックス1内に、ラック2が車幅方向移動自在に設けてあり、その両端部には、一対のタイロッド3(一方のみ図示)が連結してある。
【0020】
図2に示すように、その上端を図示しないステアリングホイールに中間シャフトや自在継手等を介して連結した中空の入力軸4が回転自在に支持してある。
【0021】
入力軸4の車両前方側には、出力軸5が連結してある。この出力軸5は、車両前方側では、ラック2に噛合するピニオン軸になっている。なお、出力軸5(ピニオン軸)は、一対の軸受6,7を介して支持してある。
【0022】
出力軸5(ピニオン軸)では、その車両後方側に、トーションバー8の基端部が圧入固定してあり、トーションバー8は、中空に形成した入力軸4の内部を延在して、その先端部が入力軸4の端部に固定ピン9により固定してある。
【0023】
入力軸4の車両前方側には、トルクセンサー検出用の溝10が形成してあり、これらの溝10の径方向外方には、トルクセンサーが配置してある。トルクセンサーは、検出用の複数の窓を有するスリーブ11を備えており、スリーブ11の径方向外方に、コイル12や基板等が設けてある。
【0024】
出力軸5(ピニオン軸)には、電動モータ13(図1)の駆動軸のウォーム14に噛合したウォームホイール30が嵌合してある。
【0025】
ラック2は、筒状のラックガイド15を介してコイルスプリング16により、ピニオン軸5(出力軸)に押圧付勢してある。
【0026】
従って、運転者がステアリングホイール(図示略)を操舵することにより発生した操舵力は、入力軸4、トーションバー8、出力軸5(ピニオン軸)、ラック2を介して、タイロッド3に伝達され、図示しない車輪が転舵される。また、電動モータ13の回転力は、そのウォーム14及びウォームホイール30を介して出力軸5(ピニオン軸)に伝達されて、電動モータ13の回転力及び回転方向を適宜制御することにより、出力軸5(ピニオン軸)に適切な操舵補助トルクが付与できるようになっている。
【0027】
次に、より詳細には、操舵系が直進状態にあり、操舵トルクが零であるものとすると、入力軸4及び出力軸5(ピニオン軸)間には、相対回転は生じない。従って、入力軸4とスリーブ11との間にも、相対回転は生じない。
【0028】
これに対し、ステアリングホイールを操舵して入力軸4に回転力が生じると、その回転力は、トーションバー8を介して出力軸5(ピニオン軸)に伝達される。
【0029】
このとき、出力軸5(ピニオン軸)には、転舵輪及び路面間の摩擦力やラックアンドピニオン式ステアリング装置のギアの噛み合い等の摩擦力に応じた抵抗力が生じるため、入力軸4及び出力軸5(ピニオン軸)間には、トーションバー8が捩じれることによって、出力軸5(ピニオン軸)が遅れる相対回転が発生し、入力軸4及びスリーブ11間にも、相対回転が生じる。その相対回転の方向及び量は、ステアリングホイールの操舵方向や発生している操舵トルクに応じて決まる。
【0030】
入力軸4及びスリーブ11間に、相対回転が生じると、この相対回転に応じて、コイル12の自己インダクタンスが変化し、操舵トルクの方向及び大きさに従ってリニアに変化する。
【0031】
モータ制御回路内のトルク演算部が、差動アンプの出力に基づいて操舵トルクを求め、モータ駆動部が、その操舵トルクの方向及び大きさに応じた駆動電流を電動モータ13(図1)に供給する。すると、電動モータ13には、操舵系に発生している操舵トルクの方向及び大きさに応じた回転力が発生し、その回転力がウォーム14及びウォームホイール30を介して出力軸5(ピニオン軸)に伝達され、出力軸5(ピニオン軸)に操舵補助トルクが付与され、操舵トルクが減少して、運転者の負担が軽減される。
【0032】
(コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置)
図3は、本発明のコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置の断面図である。
【0033】
コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置では、出力軸20は、中空に形成してあり、その内部には、トーションバー21が延在してある。トーションバー21の車両前方側端部は、固定ピン22により出力軸20に固定してあり、トーションバー21の車両後方側端部は、図示しないが、ステアリングホイールが取付けてあるステアリングシャフトに固定してある。出力軸20の車両前方側の径方向外方には、詳細に図示しないトルクセンサー(ポテンシオメータ)23が設けてある。
【0034】
出力軸20の車両前方側端部は、図示しないが、自在継手や中間シャフトを介してギヤボックスに連結してある。
【0035】
出力軸20には、電動モータ24の駆動軸のウォーム25に噛合したウォームホイール30が嵌合してある。
【0036】
このコラムアシスト式の場合にも、運転者がステアリングホイール(図示略)を操舵することにより発生した操舵力は、トーションバー21、出力軸20、ラック2を介して伝達され、図示しない車輪が転舵される。また、電動モータ24の回転力は、そのウォーム25及びウォームホイール30を介して出力軸20に伝達されて、電動モータの回転力及び回転方向を適宜制御することにより、出力軸20に適切な操舵補助トルクが付与できるようになっている。
【0037】
(第1実施の形態)
図4は、本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【0038】
ウォームホイール30は、金属製の芯金31を備えており、この芯金31は、操舵軸を嵌合するボス部32と、ボス部32の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部33と、鍔状部33の外径側で若干厚肉の外周縁部34とからなっている。芯金31の全体的な断面形状は、略L字状になっている。
【0039】
インジェクション成形により、芯金31の外周縁部34の外径側に、噛合歯36を有する樹脂製のリム部35と、鍔状部33の側面側に、樹脂製のカバー部37とが一体的に形成してある。
【0040】
このインジェクション成形の際には、芯金31をディスクゲート40に保持し、中心金型41と、中間金型42と、外周金型43を配置し、これら金型42,43内に樹脂を充填している。
【0041】
本実施の形態では、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してある。
【0042】
本実施の形態によれば、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してある。そのため、インジェクション成形の際、樹脂成形圧力により、金属製のボス部32がその内径に向けて変形することがない。また、金属製の芯金31では、ボス部32の外径側に、肉抜きを行って薄肉化した鍔状部33が形成してある。従って、ウォームホイール30の軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部32の変形を確実に防止することができる。
【0043】
また、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がテーパ形状に形成してあるため、インジェクション成形後、ウォームホイール30を成形金型41〜43から容易に離型することができる。
【0044】
さらに、金属製のボス部32と、金型41,42との間には、隙間が設けてあり、金属製のボス部32は、樹脂成形圧力をより受け難くしてある。
【0045】
また、樹脂成形圧力による芯金の曲げ力をより小さくするため、隙間を設けないようにしても良い。他の実施の形態でも同様である。
【0046】
さらに、金属製のボス部32の周囲まで合成樹脂を流し込まないため、樹脂量を削減することができ、製造コストを低減することができる。
【0047】
(第2実施の形態)
図5(a)(b)は、夫々、本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【0048】
図5(a)の例では、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあり、しかも、内径端部38は、凹曲面状のテーパ形状に形成してある。これにより、インジェクション成形後、ウォームホイール30の離型作業をより一層容易にしている。
【0049】
図5(b)の例では、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあり、しかも、内径端部38は、凸曲面状のテーパ形状に形成してある。これにより、インジェクション成形後、ウォームホイール30の離型作業をより一層容易にしている。
【0050】
(第3実施の形態)
図6(a)(b)は、夫々、本発明の第3実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【0051】
図6(a)の例では、芯金31は、操舵軸を嵌合するボス部32と、ボス部32の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部33と、鍔状部33の外径側で若干厚肉の外周縁部34とからなっている。芯金31の全体的な断面形状は、ボス部32の中央から鍔状部33立設してあると共に、外周縁部34も中央に位置し、全体的には、左右対称になっている。
【0052】
また、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあり、しかも、内径端部38は、直線状のテーパ形状に形成してある。
【0053】
さらに、カバー部37の反対側では、外面をテーパ形状にした厚肉部39が設けてある。
【0054】
この場合にも、ウォームホイール30の軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部32の変形を確実に防止することができる。
【0055】
図6(b)の例では、芯金31は、操舵軸を嵌合するボス部32と、ボス部32の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部33と、鍔状部33の外径側で若干厚肉の外周縁部34とからなっている。芯金31の全体的な断面形状は、図4及び図5の第1及び第2実施の形態に対して、左右対称的になっている。
【0056】
また、樹脂製のカバー部37は、その内径端部38がボス部32の外径側にまで延在することなく、鍔状部33の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあり、しかも、内径端部38は、直線状のテーパ形状に形成してある。
【0057】
さらに、カバー部37の反対側では、外面をテーパ形状にした厚肉部39が設けてある。
【0058】
この場合にも、ウォームホイール30の軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部32の変形を確実に防止することができる。
【0059】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、樹脂製のカバー部は、その内径端部が前記ボス部の外径側にまで延在することなく、前記鍔状部の側面で止端してある。そのため、インジェクション成形の際、樹脂成形圧力により、金属製のボス部がその内径に向けて変形することがない。また、金属製の芯金では、ボス部の外径側に、肉抜きを行って薄肉化した鍔状部が形成してある。従って、ウォームホイールの軽量化を図りつつ、インジェクション成形の際における金属製のボス部の変形を確実に防止することができる。
【0061】
また、樹脂製のカバー部は、その内径端部がテーパ形状に形成してあるため、インジェクション成形後、ウォームホイールを成形金型から容易に離型することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置の部分切欠き正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明のコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置の断面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【図5】(a)(b)は、夫々、本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【図6】(a)(b)は、夫々、本発明の第3実施の形態に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【図7】(a)(b)は、夫々、従来に係る電動パワーステアリング装置に装着するウォームホイールの断面図である。
【符号の説明】
1 ギヤボックス
2 ラック
3 タイロッド
4 入力軸
5 出力軸(ピニオン軸)
6,7 軸受
8 トーションバー
9 固定ピン
10 トルクセンサー検出用の溝
11 スリーブ
12 コイル
13 電動モータ
14 ウォーム
15 ラックガイド
16 コイルスプリング
20 出力軸
21 トーションバー
22 固定ピン
23 トルクセンサー
24 電動モータ
25 ウォーム
30 ウォームホイール
31 金属製の芯金
32 ボス部
33 鍔状部
34 外周縁部
35 リム部
36 噛合歯
37 樹脂製のカバー部
38 内径端部
39 厚肉部
40 ディスクゲート
41 中心金型
42 中間金型
43 外周金型

Claims (1)

  1. 補助操舵トルクとなる電動モータの回転出力をウォームとウォームホイールを介して減速して操舵軸に伝達し、ステアリングホイールに印加した操舵力を補助して、車輪を転舵する電動パワーステアリング装置において、
    前記ウォームホイールは、前記操舵軸を嵌合するボス部と、当該ボス部の外径側で肉抜きを行って薄肉化した鍔状部と、当該鍔状部の外径側で若干厚肉の外周縁部とからなる金属製の芯金を備え、
    インジェクション成形により、前記芯金の外周縁部の外径側に、噛合歯を有する樹脂製のリム部と、前記鍔状部の側面側に、樹脂製のカバー部とを一体的に形成し、
    当該樹脂製のカバー部は、その内径端部が前記ボス部の外径側にまで延在することなく、前記鍔状部の側面で止端してあり、且つ、テーパ形状に形成してあることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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