JP2004034765A

JP2004034765A - Occupant restraining device

Info

Publication number: JP2004034765A
Application number: JP2002191929A
Authority: JP
Inventors: Koji Ikeda; 池田　康二; Fumitoshi Yasuhara; 安原　文俊; Fumiharu Ochiai; 落合　史治
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2002-07-01
Filing date: 2002-07-01
Publication date: 2004-02-05
Anticipated expiration: 2022-07-01
Also published as: JP3966776B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To softly restrain an occupant by an air bag developing in a curtain shape along an internal surface of a side part of a cabin. <P>SOLUTION: The air bag 18 is expanded by gas generated by an inflator 33 at the time of a collision of a vehicle to develop in the curtain shape along the internal surface of the side part of the cabin. Since vent holes 31 and 32 to discharge gas from an expansion part 29 of the air bag 18 are opened downward at a lower edge of the air bag 18, a situation in which the expansion part 29 is too firmly expanded to softly restrain the occupant can be surely avoided, a gas discharge function can be surely exerted by preventing the vent holes 31 and 32 from being closed by a vehicle body and the occupant, and gas discharged from the vent holes 31 and 32 can be prevented from directly hitting occupants D and P. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
かかる乗員拘束装置は、例えば、特開２０００−３３８４７号公報、特開平１１−２３５９６５号公報により公知である。この種の乗員拘束装置のエアバッグはガスの供給を受けて膨張する膨張部を備えており、この膨張部を車室の側部内面に沿って展開させて乗員を拘束するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の乗員拘束装置のエアバッグはベントホールを備えていないため、インフレータからガスの供給を受けたエアバッグが固く膨張してしまい、乗員を柔らかく拘束できなくなる可能性があった。
【０００４】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグで乗員を柔らかく拘束できるようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載された発明によれば、車体のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、エアバッグの膨張部にベントホールを設けたことを特徴とする乗員拘束装置が提案される。
【０００６】
上記構成によれば、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグの膨張部にベントホールを設けたので、ベントホールの作用でエアバッグが過剰に固く膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができる。
【０００７】
また請求項２に記載された発明によれば、請求項１の構成に加えて、ベントホールをエアバッグの外周に開口させたことを特徴とする乗員拘束装置が提案される。
【０００８】
上記構成によれば、ガスを排出するベントホールをエアバッグの外周に開口させたので、そのベントホールが車体や乗員によって塞がれるのを防止してガス排出機能を確実に発揮させることができ、しかもベントホールから排出されるガスが乗員に直接当たるのを防止することができる。
【０００９】
また請求項３に記載された発明によれば、車体のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、エアバッグは乗員の保護エリアに対応する位置に膨張部を備えており、膨張部からガスを排出するベントホールを保護エリアから外れた位置に開口させたことを特徴とする乗員拘束装置が提案される。
【００１０】
上記構成によれば、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグの膨張部からガスを排出するベントホールを乗員の保護エリアから外れた位置に開口させたので、ベントホールの作用でエアバッグが過剰に固く膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができるだけでなく、保護エリアに位置する乗員にベントホールから排出されるガスが直接当たるのを防止することができる。
【００１１】
尚、実施例の前部保護エリア２６および後部保護エリア２７は本発明の保護エリアをに対応し、実施例の前部ベントホール３１および後部ベントホール３２は本発明のベントホールに対応する。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１３】
図１〜図５は本発明の第１実施例を示すもので、図１は自動車の車室内部に乗員拘束装置のエアバッグが展開した状態を示す図、図２はエアバッグが展開した乗員拘束装置の拡大図、図３は図２の部分拡大図、図４は図３の４−４線断面図、図５は図３の５−５線断面図である。
【００１４】
図１に示すように、車両の車体側面にはフロントピラー１１およびセンターピラー１２間にフロントドア１３が取り付けられるドア開口部１４が形成され、センターピラー１２およびリヤピラー１５間にリヤドア１６が取り付けられるドア開口部１７が形成される。フロントピラー１１の上端とリヤピラー１５の上端とを接続するように車体前後方向に延びるルーフサイドレール（図示せず）はフロントドア１３およびリヤドア１６のドア開口部１４，１７の上縁を区画しており、このルーフサイドレールに沿って乗員拘束装置Ｃが設けられる。尚、乗員拘束装置Ｃは、実質的に同一構造のものが車体の左右両側にそれぞれ設けられているが、以下その代表として車体の右側に設けられたものについて説明する。
【００１５】
車両の側面衝突時あるいはロールオーバー時に所定値以上の加速度が検出されると、車体の内部側面、即ちフロントピラー１１、センターピラー１２、リヤピラー１５、フロントドア１３のドアガラス１３ａおよびリヤドア１６のドアガラス１６ａと、フロントシートおよびリヤシートに座った乗員との間に遮るように、乗員拘束装置Ｃのエアバッグ１８がドア開口部１４，１７の上縁から下向きにカーテン状に展開する。
【００１６】
図２〜図５に示すように、車体前後方向に延びるエアバッグ１８は略同一形状の第１基布２１および第２基布２２を２重に重ね合わせて外周部を縫製２３し、かつその内側を所定のパターンに縫製２４したものであり、第１、第２基布２１，２２を縫製２３，２４した部分にはガスの漏れを防ぐためのシール材２５が挟持される。エアバッグ１８は、フロントシートの乗員Ｄの頭部を保護するための前部保護エリア２６と、リヤシートの乗員Ｐの頭部を保護するための後部保護エリア２７と、前部保護エリア２６および後部保護エリア２７間に挟まれた非膨張部２８とを備える。
【００１７】
前部保護エリア２６および後部保護エリア２７には、内側の縫製２４によって複数の膨張部２９…が相互に連通するように形成されており、それら複数の膨張部２９…はエアバッグ１８の上縁に沿って前後方向に延びる上部連通路３０に連通する。前部保護エリア２６の下縁においてシール材２５および縫製２３，２４が一部途切れており、そこに下向きに開口する前部ベントホール３１が形成され、同様に後部保護エリア２７の下縁においてシール材２５および縫製２３，２４が一部途切れており、そこに下向きに開口する後部ベントホール３２が形成される。
【００１８】
リヤピラー１５の内部に収納されたインフレータ３３から前方に延びるガス供給パイプ３４の前部は上部連通路３０内に挿入され、ガス供給パイプ３４の先端と、その中間部外周に形成した開口３４ａ…とから噴出するガスが、上部連通路３０から各膨張部２９…に分配される。
【００１９】
図１に示すように、前部側突センサ４１および後部側突センサ４２が電子制御ユニット４３に接続されており、電子制御ユニット４３が両側突センサ４１，４２からの信号に基づいて車両の側面衝突（あるいは車両のロールオーバー）を検知すると、エアバッグ１８を展開すべくインフレータ３３に作動信号を出力する。
【００２０】
次に、上記構成を備えた第１実施例の作用について説明する。
【００２１】
前部側突センサ４１および後部側突センサ４２によって車両の側面衝突やロールオーバーが検知されると電子制御ユニット４３からの指令でインフレータ３３が作動し、インフレータ３３内に蓄圧されていたガスがガス供給パイプ３４および上部連通路３０を経て前部保護エリア２６および後部保護エリア２７の膨張部２９…に流入する。その結果、折り畳み状態でルーフサイドレールに沿って収納されていたエアバッグ１８の膨張部２９…が膨張し、その圧力でルーフガーニッシュが下方に押し下げられて形成された開口を通して、エアバッグ１８が車室内に下向きに展開する。展開したエアバッグ１８の前部保護エリア２６はフロントシートの乗員Ｄと車室内壁との間に介在して乗員Ｄの頭部を保護し、後部保護エリア２７はリヤシートの乗員Ｐと車室内壁との間に介在して乗員Ｐの頭部を保護する。
【００２２】
このようにしてエアバッグ１８が展開した後、前部保護エリア２６の膨張部２９…内の余剰のガスは前部ベントホール３１から排出され、後部保護エリア２７の膨張部２９…内の余剰のガスは後部ベントホール３２から排出されるので、膨張部２９…が過剰に固く膨張して乗員を柔らかく拘束できなくなる事態を確実に回避することができる。このとき、前部ベントホール３１および後部ベントホール３２はエアバッグ１８の下縁に下向きに開口しているため、その前部ベントホール３１および後部ベントホール３２がフロントドア１３、センターピラー１５、リヤドア１６あるいは乗員Ｄ，Ｐによって閉塞されることがなく、余剰のガスを排出する機能を確実に発揮させることができ、しかも前部ベントホール３１および後部ベントホール３２から排出されたガスが乗員Ｄ，Ｐに直接当たることが防止される。またエアバッグ１８の第１、第２基布２１，２２にベントホールを形成すると、その周囲に環状の当て布を縫製して補強する必要があったが、本実施例によれば当て布が不要になって部品点数および加工工数の削減に寄与することができる。
【００２３】
次に、図６に基づいて本発明の第２実施例を説明する。
【００２４】
第２実施例は後部保護エリア２７に比べて膨張部２９…の容積が大きい前部保護エリア２６に２個の前部ベントホール３１，３１を形成したものである。これにより前部保護エリア２６の膨張部２９…からの余剰のガスの排出を一層確実に行うことができる。
【００２５】
次に、図７に基づいて本発明の第３実施例を説明する。
【００２６】
第３実施例は前部保護エリア２６および後部保護エリア２７の膨張部２９…を上下方向に平行に延びる筒状に形成し、その所定間隔毎の膨張部２９…の下端にそれぞれ４個の前部ベントホール３１…および２個の後部ベントホール３２…を形成したものである。この第３実施例によっても、前記第２実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【００２７】
次に、図８に基づいて本発明の第４実施例を説明する。
【００２８】
第４実施例は、前部保護エリア２６の前部ベントホール３１を、エアバッグ１８の非膨張部２８の前端に接する位置に設けるとともに、後部保護エリア２７の後部ベントホール３２を、エアバッグ１８の非膨張部２８の後端に接する位置に設けたものである。このように、前部ベントホール３１および後部ベントホール３２を前部保護エリア２６および後部保護エリア２７から外れた位置に開口させることで、そこから排出されるガスが乗員Ｄ，Ｐに直接当たるのを確実に防止することができる。勿論、本第４実施例の前部ベントホール３１および後部ベントホール３２はエアバッグ１８の下縁に下向きに開口しているため、第１実施例の作用効果も併せて達成することができる。
【００２９】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【００３０】
例えば、実施例ではベントホール３１，３２をエアバッグ１８の下縁に下向きに開口させているが、エアバッグ１８の任意の位置に任意の方向に開口させることができる。
【００３１】
また実施例では第１、第２基布２１，２２を縫製２３，２４してエアバッグ１８を構成しているが、それを接着やジャガード織り（シームレス）で構成することができる。
【００３２】
【発明の効果】
以上のように請求項１に記載された発明によれば、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグの膨張部にベントホールを設けたので、ベントホールの作用でエアバッグが過剰に固く膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができる。
【００３３】
また請求項２に記載された発明によれば、ガスを排出するベントホールをエアバッグの外周に開口させたので、そのベントホールが車体や乗員によって塞がれるのを防止してガス排出機能を確実に発揮させることができ、しかもベントホールから排出されるガスが乗員に直接当たるのを防止することができる。
【００３４】
また請求項３に記載された発明によれば、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグの膨張部からガスを排出するベントホールを乗員の保護エリアから外れた位置に開口させたので、ベントホールの作用でエアバッグが過剰に固く膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができるだけでなく、保護エリアに位置する乗員にベントホールから排出されるガスが直接当たるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の車室内部に乗員拘束装置のエアバッグが展開した状態を示す図
【図２】エアバッグが展開した乗員拘束装置の拡大図
【図３】図２の部分拡大図
【図４】図３の４−４線断面図
【図５】図３の５−５線断面図
【図６】本発明の第２実施例に係る、前記図２に対応する図
【図７】本発明の第３実施例に係る、前記図２に対応する図
【図８】本発明の第４実施例に係る、前記図２に対応する図
【符号の説明】
１４　　　　ドア開口部
１７　　　　ドア開口部
１８　　　　エアバッグ
２６　　　　前部保護エリア（保護エリア）
２７　　　　後部保護エリア（保護エリア）
２９　　　　膨張部
３１　　　　前部ベントホール
３２　　　　後部ベントホール
３３　　　　インフレータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a folded airbag along the upper edge of a door opening of a vehicle body, inflates the airbag with gas generated by an inflator upon collision of the vehicle, and curtains the airbag along a side inner surface of a vehicle compartment. The present invention relates to an occupant restraint device that is deployed in a shape.
[0002]
[Prior art]
Such an occupant restraint device is known, for example, from JP-A-2000-33847 and JP-A-11-235965. The airbag of this type of occupant restraint device has an inflatable portion that is inflated by receiving a supply of gas, and the inflatable portion is deployed along a side inner surface of the vehicle compartment to restrain the occupant. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the airbag of the above-mentioned conventional occupant restraint device does not have a vent hole, the airbag supplied with gas from the inflator may be inflated firmly, and the occupant may not be softly restrained.
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and has as its object to be able to softly restrain an occupant with an airbag that deploys in a curtain shape along the inner surface of the side of the vehicle compartment.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a folded airbag is arranged along the upper edge of a door opening of a vehicle body, and a gas generated by an inflator at the time of a vehicle collision is used. There is proposed an occupant restraint system in which a vent hole is provided in an inflated portion of an airbag in an occupant restraint device for inflating an airbag and deploying the airbag in a curtain shape along a side inner surface of a vehicle cabin.
[0006]
According to the above configuration, since the vent hole is provided in the inflated portion of the airbag which develops in a curtain shape along the inner surface of the side of the vehicle compartment, the airbag is prevented from being excessively inflated by the action of the vent hole. The passenger can be restrained softly.
[0007]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect, an occupant restraint device is proposed in which a vent hole is opened in the outer periphery of the airbag.
[0008]
According to the above configuration, since the vent hole for discharging the gas is opened at the outer periphery of the airbag, the vent hole can be prevented from being closed by the vehicle body or the occupant, and the gas discharging function can be reliably exhibited. Moreover, it is possible to prevent the gas discharged from the vent hole from directly hitting the occupant.
[0009]
According to the third aspect of the present invention, the folded airbag is disposed along the upper edge of the door opening of the vehicle body, and the airbag is inflated with a gas generated by the inflator at the time of collision of the vehicle to thereby inflate the vehicle. In an occupant restraint system that deploys in a curtain along the side inner surface of a room, an airbag is provided with an inflating portion at a position corresponding to the occupant's protection area, and a vent hole for discharging gas from the inflation portion is provided from the protection area. An occupant restraint device characterized by being opened at an off position is proposed.
[0010]
According to the above configuration, the vent hole that discharges gas from the inflated portion of the airbag that expands in a curtain shape along the side inner surface of the passenger compartment is opened at a position outside the protection area for the occupant. The function not only prevents the airbag from inflating excessively firmly but also restrains the occupant softly, and also prevents the gas discharged from the vent hole from directly hitting the occupant located in the protection area. .
[0011]
The front protected area 26 and the rear protected area 27 of the embodiment correspond to the protected area of the present invention, and the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 of the embodiment correspond to the vent hole of the present invention.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0013]
1 to 5 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a view showing a state in which an airbag of an occupant restraint device is deployed in a vehicle cabin, and FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. 2, FIG. 4 is a sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3, and FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 of FIG.
[0014]
As shown in FIG. 1, a door opening 14 in which a front door 13 is attached between a front pillar 11 and a center pillar 12 is formed on a side surface of a vehicle body, and a rear door 16 is attached between a center pillar 12 and a rear pillar 15. An opening 17 is formed. A roof side rail (not shown) extending in the vehicle front-rear direction so as to connect the upper end of the front pillar 11 and the upper end of the rear pillar 15 defines upper edges of the door openings 14 and 17 of the front door 13 and the rear door 16. The occupant restraint device C is provided along the roof side rail. The occupant restraint devices C having substantially the same structure are provided on both the left and right sides of the vehicle body, respectively. Hereinafter, representative devices provided on the right side of the vehicle body will be described.
[0015]
When an acceleration equal to or more than a predetermined value is detected at the time of a side collision or rollover of the vehicle, the inner side surfaces of the vehicle body, namely, the front pillar 11, the center pillar 12, the rear pillar 15, the door glass 13a of the front door 13, and the door glass of the rear door 16 are provided. The airbag 18 of the occupant restraint device C is deployed in a curtain shape downward from the upper edges of the door openings 14 and 17 so as to block between the front seat 16a and the occupant sitting on the front seat and the rear seat.
[0016]
As shown in FIGS. 2 to 5, the airbag 18 extending in the front-rear direction of the vehicle body overlaps a first base cloth 21 and a second base cloth 22 of substantially the same shape in double to sew the outer peripheral portion 23, and furthermore, The inside is sewn 24 in a predetermined pattern, and a seal member 25 for preventing gas leakage is sandwiched between the portions where the first and second base cloths 21 and 22 are sewn 23 and 24. The airbag 18 includes a front protection area 26 for protecting the head of the occupant D of the front seat, a rear protection area 27 for protecting the head of the occupant P of the rear seat, a front protection area 26 and a rear part. And a non-expandable portion 28 sandwiched between the protection areas 27.
[0017]
In the front protection area 26 and the rear protection area 27, a plurality of inflatable portions 29 are formed so as to communicate with each other by the inner sewing 24, and the plurality of inflatable portions 29 are formed on the upper edge of the airbag 18. Communicates with the upper communication passage 30 extending in the front-rear direction. At the lower edge of the front protection area 26, the sealing material 25 and the sewings 23 and 24 are partially interrupted, and a front vent hole 31 that opens downward is formed therein. The material 25 and the sewings 23 and 24 are partially interrupted, and a rear vent hole 32 that opens downward is formed therein.
[0018]
A front portion of a gas supply pipe 34 extending forward from an inflator 33 housed inside the rear pillar 15 is inserted into the upper communication passage 30, and includes a tip of the gas supply pipe 34 and an opening 34a formed on the outer periphery of an intermediate portion thereof. Are distributed from the upper communication passage 30 to each of the expansion portions 29.
[0019]
As shown in FIG. 1, a front side collision sensor 41 and a rear side collision sensor 42 are connected to an electronic control unit 43, and the electronic control unit 43 is connected to a side surface of the vehicle based on signals from both side collision sensors 41 and 42. When a collision (or rollover of the vehicle) is detected, an operation signal is output to the inflator 33 to deploy the airbag 18.
[0020]
Next, the operation of the first embodiment having the above configuration will be described.
[0021]
When the front side collision sensor 41 and the rear side collision sensor 42 detect a side collision or rollover of the vehicle, the inflator 33 is activated by a command from the electronic control unit 43, and the gas accumulated in the inflator 33 is discharged. Through the supply pipe 34 and the upper communication passage 30, the air flows into the inflatable portions 29 of the front protection area 26 and the rear protection area 27. As a result, the inflated portions 29 of the airbag 18 housed along the roof side rail in the folded state are inflated, and the pressure causes the roof garnish to be pushed downward, so that the airbag 18 is moved through the opening. Deploy downward into the room. The front protection area 26 of the deployed airbag 18 is interposed between the occupant D of the front seat and the vehicle interior wall to protect the head of the occupant D, and the rear protection area 27 is provided between the rear seat occupant P and the vehicle interior wall. To protect the head of the occupant P.
[0022]
After the airbag 18 is deployed in this manner, excess gas in the inflatable portions 29 of the front protection area 26 is exhausted from the front vent hole 31, and excess gas in the inflatable portions 29 of the rear protection area 27 is discharged. Since the gas is exhausted from the rear vent hole 32, it is possible to reliably avoid a situation in which the inflatable portions 29 are inflated excessively hard and the occupant cannot be restrained softly. At this time, since the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 are opened downward at the lower edge of the airbag 18, the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 are connected to the front door 13, the center pillar 15, and the rear door. 16 or the occupants D and P, it is possible to reliably exhibit the function of discharging the surplus gas, and the gas discharged from the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 is discharged by the occupants D and P. P is prevented from directly hitting. Further, when the vent holes are formed in the first and second base cloths 21 and 22 of the airbag 18, it is necessary to sew and reinforce an annular patch cloth around the perforations. It becomes unnecessary and can contribute to reduction of the number of parts and the number of processing steps.
[0023]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0024]
In the second embodiment, two front vent holes 31, 31 are formed in a front protection area 26 having a larger volume of the inflatable portions 29 than the rear protection area 27. As a result, the surplus gas can be more reliably discharged from the inflatable portions 29 of the front protection area 26.
[0025]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0026]
In the third embodiment, the expansion parts 29 of the front protection area 26 and the rear protection area 27 are formed in a cylindrical shape extending in the vertical direction, and four front ends are formed at the lower ends of the expansion parts 29 at predetermined intervals. And two rear vent holes 32 are formed. According to the third embodiment, the same operation and effect as those of the second embodiment can be achieved.
[0027]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0028]
In the fourth embodiment, the front vent hole 31 of the front protection area 26 is provided at a position in contact with the front end of the non-inflating portion 28 of the airbag 18, and the rear vent hole 32 of the rear protection area 27 is provided with the airbag 18. Is provided at a position in contact with the rear end of the non-expandable portion 28. As described above, by opening the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 at positions deviated from the front protection area 26 and the rear protection area 27, the gas discharged therefrom directly hits the occupants D and P. Can be reliably prevented. Of course, since the front vent hole 31 and the rear vent hole 32 of the fourth embodiment are opened downward at the lower edge of the airbag 18, the functions and effects of the first embodiment can also be achieved.
[0029]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail, various design changes can be made in the present invention without departing from the gist thereof.
[0030]
For example, in the embodiment, the vent holes 31, 32 are opened downward at the lower edge of the airbag 18, but they may be opened at any position of the airbag 18 in any direction.
[0031]
Further, in the embodiment, the airbag 18 is formed by sewing the first and second base cloths 21 and 22 and 23 and 24. However, the airbag 18 can be formed by bonding or jacquard weaving (seamless).
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the vent hole is provided in the inflatable portion of the airbag which develops in a curtain shape along the inner surface of the side of the vehicle compartment, the airbag is operated by the action of the vent hole. Can be prevented from excessively swelling, and the occupant can be softly restrained.
[0033]
According to the second aspect of the present invention, since the vent hole for discharging gas is opened at the outer periphery of the airbag, the vent hole is prevented from being closed by the vehicle body or the occupant, and the gas discharging function is achieved. The gas can be reliably exerted, and the gas discharged from the vent hole can be prevented from directly hitting the occupant.
[0034]
According to the third aspect of the present invention, the vent hole for discharging gas from the inflated portion of the airbag which deploys in a curtain shape along the inner side surface of the vehicle compartment is opened at a position outside the protection area for the occupant. The vent holes prevent the airbag from inflating excessively hard due to the action of the vent hole, which not only softens and restrains the occupant, but also directs the gas discharged from the vent hole to the occupant located in the protection area. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which an airbag of an occupant restraint device is deployed inside a vehicle cabin; FIG. 2 is an enlarged view of the occupant restraint device in which an airbag is deployed; FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. 4 is a sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3 FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 of FIG. 3 FIG. 6 is a view corresponding to FIG. FIG. 8 according to a third embodiment of the present invention, corresponding to FIG. 2; FIG. 8 is a diagram corresponding to FIG. 2, according to a fourth embodiment of the present invention.
14 Door opening 17 Door opening 18 Airbag 26 Front protection area (protection area)
27 Rear protection area (protection area)
29 inflatable part 31 front vent hole 32 rear vent hole 33 inflator

Claims

車体のドア開口部（１４，１７）の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグ（１８）を配置し、車両の衝突時にインフレータ（３３）が発生するガスでエアバッグ（１８）を膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、
エアバッグ（１８）の膨張部（２９）にベントホール（３１，３２）を設けたことを特徴とする乗員拘束装置。The folded airbag (18) is arranged along the upper edge of the door opening (14, 17) of the vehicle body, and the airbag (18) is inflated with gas generated by the inflator (33) at the time of collision of the vehicle. In an occupant restraint device deployed in a curtain shape along the inner surface of the side of the vehicle compartment,
An occupant restraint system, wherein a vent hole (31, 32) is provided in an inflating portion (29) of an airbag (18).

ベントホール（３１，３２）をエアバッグ（１８）の外周に開口させたことを特徴とする、請求項１に記載の乗員拘束装置。The occupant restraint system according to claim 1, wherein the vent holes (31, 32) are opened in the outer periphery of the airbag (18).

車体のドア開口部（１４，１７）の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグ（１８）を配置し、車両の衝突時にインフレータ（３３）が発生するガスでエアバッグ（１８）を膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、
エアバッグ（１８）は乗員の保護エリア（２６，２７）に対応する位置に膨張部（２９）を備えており、膨張部（２９）からガスを排出するベントホール（３１，３２）を保護エリア（２６，２７）から外れた位置に開口させたことを特徴とする乗員拘束装置。The folded airbag (18) is arranged along the upper edge of the door opening (14, 17) of the vehicle body, and the airbag (18) is inflated with gas generated by the inflator (33) at the time of collision of the vehicle. In an occupant restraint device deployed in a curtain shape along the inner surface of the side of the vehicle compartment,
The airbag (18) is provided with an inflatable portion (29) at a position corresponding to the occupant protection area (26, 27), and a vent hole (31, 32) for discharging gas from the inflatable portion (29) is provided in the protection area. An occupant restraint device characterized by being opened at a position deviating from (26, 27).