JP2004030963A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents

電球形蛍光ランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2004030963A
JP2004030963A JP2002181358A JP2002181358A JP2004030963A JP 2004030963 A JP2004030963 A JP 2004030963A JP 2002181358 A JP2002181358 A JP 2002181358A JP 2002181358 A JP2002181358 A JP 2002181358A JP 2004030963 A JP2004030963 A JP 2004030963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc tube
partition
bulb
fluorescent lamp
opening edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002181358A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Yasuda
安田 丈夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2002181358A priority Critical patent/JP2004030963A/ja
Publication of JP2004030963A publication Critical patent/JP2004030963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】グローブ14の開口縁部22を小径化し、小形化できる電球形蛍光ランプ11を提供する。
【解決手段】仕切体15に発光管16および点灯回路17を取り付け、口金13を有するカバー12に仕切体15およびグローブ14を取り付ける。仕切体15には、中央部28と外周部29との間に発光管16を取り付ける取付孔30を設け、中央部28を外周部29に対して発光管16側に突出させ、中央部28と外周部29との間に段差部31を設ける。グローブ14の開口縁部22を仕切体15の段差部31の外側に配置してカバー12に取り付ける。グローブ14の開口縁部22を仕切体15の外周に配置する場合に比べてそのグローブ14の開口縁部22を小径化し、電球形蛍光ランプ11を小形化する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小形化を図った電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電球形蛍光ランプは、例えば、特開平11−353911号公報に記載されているように、複数本の略U字形の管体を順次接続して屈曲形の放電路を有するバルブを形成するとともにこのバルブの両端に電極を封装した発光管を備え、この発光管の各バルブの端部を樹脂製の仕切板の取付孔に挿入して接着固定するとともに発光管に接続される点灯回路を搭載した回路基板を仕切体に保持し、この仕切体に保持した回路基板を口金を有する樹脂製のカバー内に収容して仕切体をカバーに取り付け、さらに、発光管を内包するグローブをカバーに取り付けることにより、E26型の口金を使用する白熱電球に近似した形状に形成している。
【0003】
そして、仕切体は、筒部およびこの筒部の一端に平板状に形成された仕切板を有し、仕切板の内側には発光管を挿入する取付孔を形成している。また、グローブは、発光管を挿入する開口部を有し、この開口部の縁部である開口縁部を仕切体の最大外径部である筒部の外側とカバーとの間に配置して接着剤にて接着固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の電球形蛍光ランプでは、E26型の口金を使用する白熱電球の外形寸法よりも高さおよび幅寸法がやや大きい形状の電球形蛍光ランプしか実現されておらず、白熱電球の外形寸法と略同等寸法の電球形蛍光ランプを実現するには至っていないため、グローブおよびカバーを含めた外囲器をさらに小形化する必要がある。一方、近年、E17型の口金を使用するミニクリプトンなどの小形の電球が普及していることに伴ない、電球形蛍光ランプのさらなる小形化の要請があり、それに応えるためには、発光管などとともにグローブおよびカバーを含めた外囲器を小形化する必要がある。
【0005】
しかしながら、従来の電球形蛍光ランプの構造では、グローブの開口縁部が仕切体の最大外径部である筒部の外側に配置されるため、グローブの開口縁部の外径寸法が仕切体によって制約され、グローブの小形化が十分に図れず、電球形蛍光ランプを小形化できない問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、グローブの開口縁部を小径化し、小形化できる電球形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、発光管と;発光管を点灯させる点灯回路と;発光管を取り付ける取付孔が設けられた仕切体と;点灯回路を収納し、仕切体が取り付けられたカバーと;カバーに取り付けられた口金と;発光管を挿入する開口部およびこの開口部の周縁の開口縁部を有し、開口縁部が発光管に対向してカバーに取り付けられたグローブと;を具備しているものである。
【0008】
そして、この構成では、グローブの開口縁部を発光管に対向させてカバーに取り付けたので、グローブの開口縁部を仕切体の外周に配置する場合に比べてそのグローブの開口縁部が小径化され、電球形蛍光ランプの小形化が可能になる。
【0009】
請求項2記載の電球形蛍光ランプは、発光管と;発光管を点灯させる点灯回路と;中央部および外周部を有し、これら中央部と外周部との間に発光管を取り付ける取付孔が設けられるとともに中央部が外周部に対して発光管側に突出する段差部が設けられた仕切体と;点灯回路を収納し、仕切体が取り付けられたカバーと;カバーに取り付けられた口金と;発光管を挿入する開口部およびこの開口部の周縁の開口縁部を有し、開口縁部が仕切体の段差部の外側に配置されてカバーに取り付けられたグローブと;を具備しているものである。
【0010】
そして、この構成では、仕切体の中央部と外周部との間に発光管を取り付ける取付孔を設けるとともに中央部が外周部に対して発光管側に突出する段差部を設け、この仕切体の段差部の外側にグローブの開口縁部を配置してカバーに取り付けたので、グローブの開口縁部を仕切体の外周に配置する場合に比べてそのグローブの開口縁部が小径化され、電球形蛍光ランプの小形化が可能になる。しかも、仕切体の中央部が外周部に対して発光管側に突出することで、仕切体の外周部側からの発光管の光取出効率が確保されるとともに、仕切体の中央部に対する発光管の挿入量が増加して接着固定による強度が確保される。
【0011】
請求項3記載の電球形蛍光ランプは、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプにおいて、グローブの開口縁部の端面が仕切体の外周部によって位置規制されたものである。
【0012】
そして、この構成では、グローブの開口縁部の端面を仕切体の外周部によって位置規制できるので、組立時のグローブの位置決めが容易になり、グローブの傾きの発生が防止される。
【0013】
請求項4記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプにおいて、グローブの開口縁部の内側が発光管によって位置規制されたものである。
【0014】
そして、この構成では、グローブの開口縁部の内側を発光管によって位置規制できるので、組立時のグローブの位置決めが容易になり、グローブの位置ずれの発生が防止される。
【0015】
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ランプにおいて、グローブの開口縁部と発光管とが接着剤にて接着されているものである。
【0016】
そして、この構成では、グローブの開口縁部と発光管とを接着剤にて接着したので、接着剤を通じて発光管の熱がグローブに効率よく伝達されて放熱される。
【0017】
請求項6記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし5いずれか一記載の電球形蛍光ランプにおいて、仕切体の取付孔に発光管の挿入位置を規制するストッパが設けられているものである。
【0018】
そして、この構成では、仕切体の取付孔に発光管の挿入位置を規制するストッパを設けたので、組立時の発光管と仕切体との位置決めが容易になり、これら発光管と仕切体との位置ずれの発生が防止される。
【0019】
請求項7記載の電球形蛍光ランプは、請求項1ないし6いずれか一記載の電球形蛍光ランプにおいて、仕切体の中央部が金属で、外周部が樹脂で設けられているものである。
【0020】
そして、この構成では、仕切体の中央部を金属で設けたので、発光管からの熱や紫外線による劣化の影響が防止されるとともに、仕切体からカバー側に効率よく熱が伝達されて、仕切体から点灯回路へ伝わる熱を抑制し、点灯回路の温度上昇が低減される。また、仕切体の外周部を樹脂で設けたので、点灯回路の保持やカバーへの取り付けが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図1ないし図6に一実施の形態を示し、図1は電球形蛍光ランプの断面図、図2は電球形蛍光ランプの一部を切り欠いた側面図、図3は電球形蛍光ランプの仕切体の正面図、図4は図3のA−A断面図、図5は電球形蛍光ランプの発光管の平面図、図6は電球形蛍光ランプの発光管および回路基板の展開図である。
【0023】
図1および図2において、11は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ11は、カバー12、口金13およびグローブ14を有する外囲器、仕切体15に取り付けられて外囲器内に収容される発光管16および点灯回路17を備えて電球形蛍光ランプ装置を構成している。そして、外囲器は、E17型の口金13を使用するミニクリプトンなどの小形白熱電球の規格寸法に近似する外形で、口金13からグローブ14までの高さ方向の寸法が75〜105mmであって本実施の形態では約81mm程度、グローブ14の最大直径部分に対応した幅方向の寸法が35〜45mmであって本実施の形態では約45mm程度に形成されている。そして、以下、カバー12の一端側つまり口金13側を上側、他端側つまりグローブ14および発光管16側を下側として説明する。
【0024】
カバー12は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの白色の耐熱性合成樹脂などにて、発光管16側の下方に拡開する略円筒状に形成されている。
【0025】
また、口金13は、エジソンタイプのE17型で、点灯回路17との配線後にカバー12の上端部に被せられ、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0026】
また、グローブ14は、透明あるいは光拡散性を有するガラスあるいは合成樹脂などの材質により、最大径が35〜45mmで、ミニクリプトンタイプの電球のガラス球の形状に近似した略球形に形成されている。グローブ14の一部に開口部21が形成され、この開口部21の周縁の開口縁部22がカバー12内に嵌合されて例えばシリコーン樹脂などの接着剤23により接着固定されている。このグローブ14の光拡散性は、乳白色とするか、グローブ14の内面または外面にサンドブラスト加工を施して形成しており、水平方向の配光分布の均一化を図ることができる。さらに、拡散膜などの別部材を組み合わせて輝度の均一性を向上することもでき、あるいはグローブ14自体を省略することもできる。
【0027】
また、仕切体15は、カバー12の下端の開口部内に嵌合して取り付けられるもので、仕切板部26およびこの仕切板部26の周縁に形成された環状部27を有し、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料にて一体成形されている。
【0028】
図1ないし図4に示すように、仕切体15の仕切板部26は、中央部28およびこの中央部28の周縁の外周部29を有し、これら中央部28と外周部29との間に発光管16が挿通して取り付けられる対の取付孔30が形成され、中央部28が外周部29に対して発光管16の先端側に突出されて中央部28と外周部29との間に段差部31が形成されている。各取付孔30は、発光管16の複数本の各バルブが挿入嵌合される複数のバルブ嵌合部32を有し、これら複数のバルブ嵌合部32が連通形成されている。環状部27の内面には各バルブ嵌合部32に対向して各バルブ嵌合部32に挿入される発光管16の各バルブの端部が当接して挿入位置を規制し位置決めする段状のストッパ33が形成されている。
【0029】
仕切体15の環状部27の外面はカバー12の内側に沿って当接嵌合可能に傾斜状に形成されており、環状部27の外面にはカバー12の内面に設けられた図示しない複数の係止爪に係合する複数の係止凹部34が形成され、環状部27の内面には点灯回路17の回路基板を保持する複数のリブ35が突設されている。
【0030】
仕切体15の取付孔30には発光管16が挿入され、例えばシリコーン樹脂などの接着剤23により接着固定されている。このとき、仕切体15の外周部29に対する発光管16の挿入量は浅く、仕切体15の外周部29側からの発光管16の光取出効率が確保され、また、仕切体15の中央部28に対する発光管16の挿入量は深く、仕切体15の中央部28に対する発光管16の挿入量が増加して接着剤23での接着による固定強度が確保される。
【0031】
また、図1、図2、図5および図6に示すように、発光管16は、ガラス製のバルブ体39を有し、このバルブ体39の内面に例えば3波長形の蛍光体が形成され、バルブ体39の内部にアルゴンなどの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入され、バルブ体39の両端に一対の電極40がピンチシールによって封装されている。
【0032】
バルブ体39は、少なくとも3本のU字形屈曲バルブ41,42,43を有し、これらU字形屈曲バルブ41,42,43がそのU字形をなす面が互いに平行に対向するように並設されて接続され、両側のU字形屈曲バルブ41,43で発光管16の対角線上に位置する各一端に一対の電極40が配置されている。
【0033】
各U字形屈曲バルブ41,42,43は、例えば、管外径dが5〜10mmで本実施の形態では約6.5mm程度、管内径が本実施の形態では約5.2mm程度のガラス製の断面略円筒状の管が、中間部で湾曲されて頂部を有する略U字状に形成されている。すなわち、各U字形屈曲バルブ41,42,43は、湾曲する屈曲部44と、この屈曲部44に連続する互いに平行な一対の直管部45とを備えている。中央のU字形屈曲バルブ42の高さH1は30〜45mm好ましくは35〜40mm、両側のU字形屈曲バルブ41,43の高さH2は25〜40mm好ましくは30〜35mm、かつH1>H2の関係を有している。中央のU字形屈曲バルブ42の高さH1および両端のU字形屈曲バルブ41,43の高さH2は、バルブ封止端部から屈曲部44の頂部までの長さを意味する。
【0034】
両側のU字形屈曲バルブ41,43の電極40が封装されない側の各端部と中央のU字形屈曲バルブ42の各端部とが連通管46で順次接続されて放電路長が120〜200mmの1本の連続した放電路47が形成されている。各連通管46は、各U字形屈曲バルブ41,42,43の接続する端部近傍を加熱溶融した後、吹き破ることによって形成された開口同士をつなぎ合わせて形成されている。
【0035】
各U字形屈曲バルブ41,42,43の各端部には、各U字形屈曲バルブ41,42,43の各端部を加熱溶融した後にピンチすることにより、つまりピンチシールにより封止されたピンチシール部48が形成されている。
【0036】
両側のU字形屈曲バルブ41,43で発光管16の両端に位置する各一端にピンチシールによって封装された各電極40は、フィラメントコイル51を有し、このフィラメントコイル51が一対(2本)の線状のウエルズ52に支持されている。各ウエルズ52は、例えば、両側のU字形屈曲バルブ41,43の端部にピンチシールによって封装されたジュメット線を介して、両側のU字形屈曲バルブ41,43の端部の外部に導出されて点灯回路17に接続されるワイヤ53に接続されている。
【0037】
両側のU字形屈曲バルブ41,43の電極40が封装されていない側の各端部、および中央のU字形屈曲バルブ42の一端には、ピンチシールによって封装されて排気管とも呼ばれる円筒状の細管54,55が連通状態に突設されている。これら各細管54,55は、バルブ体39の製造過程で溶断によって順次封止され、各細管54,55のうちの封止されていない一部を通じてバルブ体39内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、その各細管54,55のうちの封止されていない一部を溶断することによって封止される。
【0038】
中央のU字形屈曲バルブ42の細管55には、その細管55を封止する際にアマルガムとしての主アマルガム56が封入されている。この主アマルガム56は、ビスマス、インジウムおよび水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、バルブ体39内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム56としては、ビスマス、インジウムの他に、スズ、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、両端の各U字形屈曲バルブ41,43の電極40のウエルズ52には、主アマルガム56と同様の水銀蒸気圧特性を有する補助アマルガム57が取り付けられて封入されている。さらに、中央のU字形屈曲バルブ42の細管55が封装されていない側の端部には、主アマルガム56および補助アマルガム57と同様の水銀蒸気圧特性を有する補助アマルガム58がサポートワイヤ59によって封入されている。
【0039】
発光管16の各U字形屈曲バルブ41,42,43の各端部が仕切体15の各取付孔30に挿入されるとともに、仕切体15の内側から例えばシリコーン樹脂などの接着剤23が充填されることにより、各U字形屈曲バルブ41,42,43の端部と仕切体15とが互いに固定されている。このとき、仕切体15の外周部29に対する発光管16の挿入量は浅く、仕切体15の外周部29側からの発光管16の光取出効率が確保され、また、仕切体15の中央部28に対する発光管16の挿入量は深く、仕切体15の中央部28に対する発光管16の挿入量が増加して接着剤23での接着による固定強度が確保される。
【0040】
また、図5に示すように、管外径dが5〜10mmである3本のU字形屈曲バルブ41,42,43をそのU字形の面が互いに対向するように並設して接続された発光管16において、中央のU字形屈曲バルブ42のバルブ並設方向と交差する方向の幅寸法aが30〜35mmであり、発光管16のバルブ並設方向の幅寸法をb、両側のU字形屈曲バルブ41,43のバルブ並設方向と交差する方向の幅寸法をcとする。
【0041】
例えば、中央のU字形屈曲バルブ42の幅寸法aは約32mm程度、両側のU字形屈曲バルブ41,43の幅寸法cは約26mm程度、発光管16の幅寸法bは約26mm程度に形成されている。これら幅寸法に対応して、中央のU字形屈曲バルブ42の屈曲部44と端部との高さ方向の管長は約37mm程度、両側のU字形屈曲バルブ41,43の屈曲部44と各直管部45の端部との高さ方向の管長は約34mm程度に形成されている。このとき、両側のU字形屈曲バルブ41,43の端部が中央のU字形屈曲バルブ42の端部よりも仕切体15の周縁部に近接した配置となっている。
【0042】
中央のU字形屈曲バルブ42の高さH1が30〜45mm、両側のU字形屈曲バルブ41,43の高さH2が25〜40mm、かつH1>H2であるとともに、放電路長が120〜200mmである発光管16において、ランプ電力が7〜12Wで点灯したときの全光束が450lm以上、ランプ効率が45lm/W以上としたとき、bおよびcは、
0.9a≧b≧0.75a
0.9a≧c≧0.75a
となる関係を有しているのが、製造上有利であり、小形化の実現性においても好適である。
【0043】
このような数値関係で構成された発光管16は、水平方向の配光が均一になりやすいので、輝度むらが生じにくく、中央のU字形屈曲バルブ42の屈曲部44の曲率に沿って両側のU字形屈曲バルブ41,43の屈曲部44の頂部が段違い的に配置されるので、回転対称性にも優れている。さらに、このような屈曲部44の構成においては、図1および図2からも分かるように、先端が略球形状のグローブ14を被着した際に屈曲部44とグローブ14の内面との距離を略均等にすることが容易であり、輝度むらを抑えることができる。
【0044】
こうして、発光管16は、放電路長、管外径、蛍光体層、ガス種およびガス圧などを適宜考慮して、ランプ電力(発光管16の電極40間に入力される電力)が7〜12Wで点灯したときに、全光束が450lm以上、ランプ効率が45lm/W以上、より好ましくは50lm/W以上となるように構成されている。
【0045】
また、点灯回路17は、カバー12内に配置される略円板状の回路基板61を備え、この回路基板61の口金13側の一面、あるいは口金13側と発光管16側との両面に、複数の電気部品62が実装されて、発光管16を高周波点灯させるインバータ回路つまり高周波点灯回路が構成されている。回路基板61は、最大径が30〜40mmに小形化されたものであり、その中心が発光管16の中心と略一致するように仕切体15内に嵌合されて配置されている。仕切体15に嵌合される回路基板61は、仕切体15のリブ35に当接して位置決めされる。
【0046】
回路基板61の両面に電気部品62を実装する場合、口金13側には、比較的熱に弱く、大形の電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどの電気部品62が配置されるとともに、発光管16側には、比較的熱に強く、高さ寸法の小さい整流素子やダイオードブリッジなどのREC、トランジスタ、抵抗などのチップ状の電気部品62が配置される。
【0047】
回路基板61には、発光管16の主アマルガム56が封入された細管55が挿通される通孔63が形成され、回路基板61の上面側で細管55が挿通される通孔63の側部に電界効果トランジスタ(FET)などの複数のスイッチング素子64が配置されている。すなわち、細管55内の主アマルガム56と複数のスイッチング素子64とが接近して配置されるため、電球形蛍光ランプ11の始動時において、回路部品のなかで比較的早く発熱しやすいスイッチング素子64の熱で主アマルガム56が素早く暖められ、発光管16内の水銀蒸気圧が素早く増加し、光束の立ち上がり特性を改善できる。
【0048】
そして、電球形蛍光ランプ11の組立時において、仕切体15の取付孔30に発光管16の各バルブ41,42,43の端部を挿入し、仕切体15の内側から接着剤23を充填して仕切体15と発光管16とを接着固定する。このとき、仕切体15の取付孔30に発光管16の挿入位置を規制するストッパ33を設けたので、仕切体15と発光管16との位置決めを容易にでき、これら仕切体15と発光管16との位置ずれの発生を防止できる。また、仕切体15の中央部28が外周部29に対して発光管16側に突出することで、仕切体15の外周部29側からの発光管16の光取出効率を確保できるとともに、仕切体15の中央部28に対する発光管16の挿入量が増加して接着固定による強度の確保することができる。
【0049】
発光管16を取り付けるとともにこの発光管16と電気的に接続した回路基板61を取り付けた仕切体15をカバー12の開口部内に嵌合固定する。これにより、カバー12の開口縁部の内側に対して仕切板15の段差部31および発光管16の外面側が対向し、これらカバー12と仕切板15の段差部31および発光管16との間にグローブ14の開口縁部22を嵌合挿入する嵌合部66の空間が形成される。
【0050】
嵌合部66に接着剤23を充填し、開口部21を通じて発光管16を内包しながらグローブ14の開口縁部22を嵌合部66に嵌合挿入し、グローブ14の開口縁部22を接着剤23によって嵌合部66を構成するカバー12、仕切板15の段差部31および発光管16に対して接着固定する。このとき、グローブ14の開口縁部22の内側を仕切板15の段差部31および発光管16によって位置規制できるので、グローブ14の位置決めを容易にでき、グローブ14の位置ずれの発生を防止できる。また、グローブ14の開口縁部22の端面を仕切体15の外周部29に平行に当接させることによって位置規制できるので、グローブ14の位置決めを容易にでき、グローブ14の傾きの発生を防止できる。
【0051】
そして、仕切体15の中央部28と外周部29との間に発光管16を取り付ける取付孔30を設けるとともに中央部28が外周部29に対して発光管16側に突出する段差部31を設け、この仕切体15の段差部31の外側にグローブ14の開口縁部22を配置してカバー12に取り付けたので、グローブ14の開口縁部22を仕切体15の外周に配置する場合に比べてそのグローブ14の開口縁部22を小径化できる。そのため、電球形蛍光ランプ11は、E17型の口金13を使用する小形白熱電球と同等の光出力で、略同サイズの光源とすることができる。
【0052】
また、グローブ14の開口縁部22と発光管16とを接着剤23にて接着したので、接着剤23を通じて発光管16の熱をグローブ14に効率よく伝達して放熱できる。
【0053】
次に、図7および図8に他の実施の形態を示し、図7は電球形蛍光ランプの仕切体の正面図、図8は図7のB−B断面図である。
【0054】
仕切体15の中央部28には金属製の仕切板71を用い、この仕切板71を樹脂製の外周部29および環状部27に例えばインサート成形によって一体形成する。仕切板71には、例えばアルミニウムなどの熱伝導に優れた金属材料が用いられ、仕切板71の両側には各取付孔30に対応した形状に形成されている。
【0055】
このように、仕切体15の中央部28を金属製の仕切板71で構成したことにより、発光管16からの熱や紫外線による劣化の影響を防止できるとともに、仕切体15からカバー12側に効率よく熱を伝達し、仕切体15から点灯回路17へ伝わる熱を抑制し、点灯回路17の温度上昇を低減できる。また、仕切体15の外周部29を樹脂で設けたので、点灯回路17の回路基板61の保持やカバー12への取り付けができる。
【0056】
なお、グローブ14の開口縁部22を発光管16に直接対向させて、または接着剤23を介して対向させてカバー12に取り付けることでも、グローブ14の開口縁部22を仕切体15の外周に配置する場合に比べてそのグローブ14の開口縁部22を小径化でき、電球形蛍光ランプ11を小形化できる。この場合、仕切体15に段差部31を備えた方がグローブ14の開口縁部22を位置規制してカバー12に取り付けられる点で好ましいが、仕切体15に段差部31がなくても、グローブ14の開口縁部22をカバー12に取り付けることができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の電球形蛍光ランプによれば、グローブの開口縁部を発光管に対向させてカバーに取り付けたので、グローブの開口縁部を仕切体の外周に配置する場合に比べてそのグローブの開口縁部を小径化でき、電球形蛍光ランプを小形化できる。
【0058】
請求項2記載の電球形蛍光ランプによれば、仕切体の中央部と外周部との間に発光管を取り付ける取付孔を設けるとともに中央部が外周部に対して発光管側に突出する段差部を設け、この仕切体の段差部の外側にグローブの開口縁部を配置してカバーに取り付けたので、グローブの開口縁部を仕切体の外周に配置する場合に比べてそのグローブの開口縁部を小径化でき、電球形蛍光ランプを小形化できる。しかも、仕切体の中央部が外周部に対して発光管側に突出することで、仕切体の外周部側からの発光管の光取出効率を確保できるとともに、仕切体の中央部に対する発光管の挿入量が増加して接着固定による強度の確保することができる。
【0059】
請求項3記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、グローブの開口縁部の端面を仕切体の外周部によって位置規制できるので、組立時のグローブの位置決めを容易にでき、グローブの傾きの発生を防止できる。
【0060】
請求項4記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、グローブの開口縁部の内側を発光管によって位置規制できるので、組立時のグローブの位置決めを容易にでき、グローブの位置ずれの発生を防止できる。
【0061】
請求項5記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、グローブの開口縁部と発光管とを接着剤にて接着したので、接着剤を通じて発光管の熱をグローブに効率よく伝達して放熱できる。
【0062】
請求項6記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1ないし5いずれか一記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、仕切体の取付孔に発光管の挿入位置を規制するストッパを設けたので、組立時の発光管と仕切体との位置決めを容易にでき、これら発光管と仕切体との位置ずれの発生を防止できる。
【0063】
請求項7記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1ないし6いずれか一記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、仕切体の中央部を金属で設けたので、発光管からの熱や紫外線による劣化の影響を防止できるとともに、仕切体からカバー側に効率よく熱を伝達し、仕切体から点灯回路へ伝わる熱を抑制し、点灯回路の温度上昇を低減できる。また、仕切体の外周部を樹脂で設けたので、点灯回路の保持やカバーへの取り付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電球形蛍光ランプの断面図である。
【図2】同上電球形蛍光ランプの一部を切り欠いた側面図である。
【図3】同上電球形蛍光ランプの仕切体の正面図である。
【図4】同上図3のA−A断面図である。
【図5】同上電球形蛍光ランプの発光管の平面図である。
【図6】同上電球形蛍光ランプの発光管および回路基板の展開図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す電球形蛍光ランプの仕切体の正面図である。
【図8】同上図7のB−B断面図である。
【符号の説明】
11  電球形蛍光ランプ
12  カバー
13  口金
14  グローブ
15  仕切体
16  発光管
17  点灯回路
21  開口部
22  開口縁部
23  接着剤
28  中央部
29  外周部
30  取付孔
31  段差部
33  ストッパ

Claims (7)

  1. 発光管と;
    発光管を点灯させる点灯回路と;
    発光管を取り付ける取付孔が設けられた仕切体と;
    点灯回路を収納し、仕切体が取り付けられたカバーと;
    カバーに取り付けられた口金と;
    発光管を挿入する開口部およびこの開口部の周縁の開口縁部を有し、開口縁部が発光管に対向してカバーに取り付けられたグローブと;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 発光管と;
    発光管を点灯させる点灯回路と;
    中央部および外周部を有し、これら中央部と外周部との間に発光管を取り付ける取付孔が設けられるとともに中央部が外周部に対して発光管側に突出する段差部が設けられた仕切体と;
    点灯回路を収納し、仕切体が取り付けられたカバーと;
    カバーに取り付けられた口金と;
    発光管を挿入する開口部およびこの開口部の周縁の開口縁部を有し、開口縁部が仕切体の段差部の外側に配置されてカバーに取り付けられたグローブと;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  3. グローブの開口縁部の端面が仕切体の外周部によって位置規制された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. グローブの開口縁部の内側が発光管によって位置規制された
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプ。
  5. グローブの開口縁部と発光管とが接着剤にて接着されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の電球形蛍光ランプ。
  6. 仕切体の取付孔に発光管の挿入位置を規制するストッパが設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の電球形蛍光ランプ。
  7. 仕切体の中央部が金属で、外周部が樹脂で設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載の電球形蛍光ランプ。
JP2002181358A 2002-06-21 2002-06-21 電球形蛍光ランプ Pending JP2004030963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002181358A JP2004030963A (ja) 2002-06-21 2002-06-21 電球形蛍光ランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002181358A JP2004030963A (ja) 2002-06-21 2002-06-21 電球形蛍光ランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004030963A true JP2004030963A (ja) 2004-01-29

Family

ID=31178220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002181358A Pending JP2004030963A (ja) 2002-06-21 2002-06-21 電球形蛍光ランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004030963A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101446401B (zh) * 2007-11-27 2012-02-29 Nec照明株式会社 具有内置点灯电路的荧光灯及其制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101446401B (zh) * 2007-11-27 2012-02-29 Nec照明株式会社 具有内置点灯电路的荧光灯及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3599094B2 (ja) 放電ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP3753291B2 (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2004193053A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP4126527B2 (ja) 電球形蛍光ランプ
WO2007007653A1 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2004055293A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2004030963A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2000353403A (ja) 蛍光ランプ装置
JP3449412B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2003203607A (ja) 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP3846520B2 (ja) 電球形蛍光ランプ
JP3767680B2 (ja) 電球形蛍光ランプ
JP3861602B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP4310676B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明器具
JP2002231007A (ja) 蛍光ランプ装置および電球形蛍光ランプ
JPH1167149A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP3778278B2 (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2001243913A (ja) 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP2002231183A (ja) 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP2007250215A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2000048972A (ja) 蛍光ランプ装置
JP2003346505A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2000021208A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2007273264A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2009059611A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具