JP2004030812A - 出力装置、記録装置、出力方法、記録方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルコンテンツデータの不正拡散の防止
【解決手段】デジタルコンテンツデータを出力(再生又は送信)・記録する装置とデジタルコンテンツデータそのものに、それぞれ固有の識別情報(管理ID)を付する。即ち装置に対して機器識別情報を記憶させ、また各コンテンツデータに対してそれぞれデータ識別情報を付する。そして、或るコンテンツデータについて処理(再生、送信、記録)を行う際には、そのコンテンツデータについてのデータ識別情報(管理ID)と、その処理を行う機器に付された機器識別情報(管理ID)とが一致する等の対応がとれていなければ、処理を許可しないようにする。即ち、再生できない、又は送信できない、又は記録できないものとされる。一方、対応がとれていれば通常に処理を許可する。
【選択図】    図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出力装置、記録装置、出力方法、記録方法、該出力方法又は記録方法を実行させるプログラム、該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザーの所有するオーディオビジュアル機器として各種のものが普及しており、いわゆる音楽ソフトや映像ソフトを個人で楽しむことが一般化している。
例えばユーザーがCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などのディスク記録媒体に対応するオーディオシステムなどを所有し、パッケージメディアとして販売されている所望のCD、MD、DVD等を購入してコンテンツを再生させたり、或いは記録可能なメディアに自分の好みの選曲で録音を行うなどのことが行われている。
【0003】
また、オーディオビジュアル機器として、例えばハードディスクなどの大容量メディアを利用してオーディオデータファイルやビデオデータファイルを蓄積する記録再生装置が開発されている。
例えば記録再生装置は、CDなどのユーザーが所有するパッケージメディアに収録されている楽曲等のコンテンツを、その記録再生装置内のハードディスクなどにダビング記録(リッピング)する。記録再生装置では、HDD(ハードディスクドライブ)などの大容量の記憶媒体を用いることで、例えばユーザーが所有する多数のCD等における全楽曲などを記録再生システム内に格納しておくことができる。するとユーザーは任意に、音楽等をHDDから再生させたり、他の機器に対して送信出力することができるようになる。
【0004】
また、このような記録再生装置は、ネットワーク通信が可能とされ、外部サーバ(情報配信装置)と通信を行うことで、音楽等のコンテンツのダウンロードが可能とされる。つまり情報通信端末として機能する。
ダウンロードされたコンテンツもHDDに格納されることで、ユーザーは容易に音楽等を楽しむことができる。また他の機器に転送してコピーすることなどもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、音楽等の著作権保護が必要なコンテンツのダウンロードやコピーが容易に可能であることは、著作権保護が十分になされなくなる状況を発生させ、場合によっては重大なる著作権侵害をも引き起こす可能性がある。
このため、近年著作権保護の目的のためにコンテンツのコピーによる拡散を制限する各種の技術が提案されている。
【0006】
その1つにコンテンツにウォーターマークを挿入する手法が挙げられる。
即ちコンテンツデータにウォーターマークとして著作権管理情報を挿入し、その情報を元に再生・記録装置がコピーコントロールを行うものである。
しかしながらこの方式の欠点としては、ウォーターマークの挿入によりオリジナル情報が劣化してしまうことや、複製の世代コントロールは容易だが、世代が等しいものの拡散防止には困難が伴うこと、さらには機器へ処理負荷がかかることがあげられる。
【0007】
また、デジタルデータのチェックイン・チェックアウトによる管理を行う手法もある。
これはデジタルコンテンツの管理機器がその配布数量を管理することで複製の制限を行うものである。例えばコンテンツの複製権利として3回などを上限とする管理を行い、他の機器へ転送してコピーする際(チェックアウト)毎に、権利の値を−1する。一方、コピーした記録媒体から管理機器にコンテンツをムーブして元に戻す場合(チェックイン)、権利の値を+1する。このような管理により、コピーによるコンテンツの拡散は権利回数により制限される。
しかしながらこの方式の場合、データの再利用のためにはチェックアウトした機器にデータをチェックインし直す必要があり、作業が煩雑になる。またチェックイン・チェックアウトデータの事故的な破壊への対処の問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みて、コピーによるコンテンツの不正な拡散を防止する新規な手法を提案することを目的とする。
【0009】
本発明の出力装置は、機器識別情報を記憶する機器識別情報記憶手段と、記憶媒体に記憶されるデータを出力する出力手段と、上記データに対応するデータ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果に応じて上記出力手段による上記データの出力を許可する制御手段と、上記比較結果に基づいて上記制御手段により上記データの出力が許可されない場合に、操作入力に応じて、上記機器識別情報記憶手段に記憶される機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換える機器識別情報書換手段とを備える。
この場合、上記出力手段は、上記データを再生出力する。
又は、上記出力手段は、上記データを送信出力する。
上記制御手段は、上記比較結果に基づいて上記データの出力を許可しない場合に、上記機器識別情報書換手段によって上記機器識別情報が書き換えられることに応じて、上記データの出力を許可する。
上記機器識別情報は、機器固有の識別情報として発行され、上記機器識別情報記憶手段に記憶される。
上記制御手段は、上記データ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果として、一致が確認された場合に、上記出力手段による上記データの出力を許可する。
上記データ識別情報は、上記記憶媒体において各データに対応づけられてそれぞれ記憶されている。
【0010】
本発明の記録装置は、機器識別情報を記憶する機器識別情報記憶手段と、入力されたデータを記憶媒体に記録する記録手段と、上記データに対応するデータ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果に応じて上記記録手段による上記データの記録を許可する制御手段と、上記比較結果に基づいて上記制御手段により上記データの記録が許可されない場合に、操作入力に応じて、上記機器識別情報記憶手段に記憶される機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換える機器識別情報書換手段とを備える。
上記制御手段は、上記比較結果に基づいて上記データの記録を許可しない場合に、上記機器識別情報書換手段によって上記機器識別情報が書き換えられることに応じて、上記データの記録を許可する。
上記機器識別情報は、機器固有の識別情報として発行され、上記機器識別情報記憶手段に記憶される。
上記制御手段は、上記データ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果として、一致が確認された場合に、上記記録手段による上記データの記録を許可する。
上記データ識別情報は、上記データとともに入力される。
上記記録手段は、入力されたデータを上記記憶媒体に記録する際には、そのデータのデータ識別情報も、データに対応づけて上記記憶媒体に記録する。
【0011】
本発明の出力方法は、出力装置において記憶媒体に記憶されるデータを出力する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該出力装置に対応する機器識別情報とを比較し、比較結果に応じて上記データの出力を許可するとともに、比較結果により上記データの出力が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの出力を許可する。
本発明の記録方法は、記録装置において、入力されたデータを記憶媒体に記録する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該記録装置に対応する機器識別情報とを比較し、比較結果に応じて上記データの記録を許可するとともに、比較結果により上記データの記録が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの記録を許可する。
本発明のプログラムは、上記出力方法を実行させるプログラム、及び上記記録方法を実行させるプログラムである。
本発明の記録媒体は、これらのプログラムを記録した記録媒体である。
【0012】
以上のような本発明では、デジタルコンテンツデータを出力(再生又は送信)・記録する装置とデジタルコンテンツデータそのものに、それぞれ固有の識別情報を付する。即ち装置に対して機器識別情報を記憶させ、また各コンテンツデータに対してそれぞれデータ識別情報を付する。
そして、或るコンテンツデータについて処理(再生、送信、記録)を行う際には、そのコンテンツデータについてのデータ識別情報と、その処理を行う機器に付された機器識別情報とが一致する等の対応がとれていなければ、処理を許可しないようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について次の順序で説明していく。なお、実施の形態においてコンテンツサーバ3及び端末1は、コンテンツデータを送信したり再生を行うことで、本発明の出力装置に相当する。また端末1はコンテンツデータを記録することで、本発明の記録装置に相当する。例えば端末1は具体的には、データ通信可能な記録再生装置とされる。
1.コンテンツサーバと端末のネットワーク構成
2.コンテンツサーバの構成
3.端末の構成
4.端末のコンテンツ格納形態及び管理処理
5.管理ID統一処理
6.コンテンツサーバから端末へのダウンロード時の処理
7.端末から端末へのコピー時の処理(1)
8.端末から端末へのコピー時の処理(2)
9.まとめ及び変形例
【0014】
1.コンテンツサーバと端末のネットワーク構成
図1は本例のコンテンツサーバと端末のネットワーク構成を示すものである。
このネットワークシステムは、一般ユーザーが家庭などで用いる端末(記録再生装置)1と、端末1(1A、1B)に対して情報サービスを行う各種のサーバがネットワーク2を介して通信可能に接続されるシステムである。
ネットワーク2は公衆回線網としてもよいし、本システムのための専用回線網を構築してもよい。またCATV(Cable Television)、ワイヤレスコミュニケーション、衛星通信回線等でもよく、その通信形態或いは伝送路の形態は特に限定されない。
なお、端末1Aは、ユーザーAが所有する機器であるとし、また端末1BはユーザーBが所有する機器であるとする。
【0015】
一般ユーザーが使用する端末1(1A、1B)は、詳しくは後述するが、内部に大容量のデータファイル蓄積部(例えば図3のHDD31)を備えるとともに、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導体メモリカードなどのパッケージメディアのドライブ機能や、ネットワーク2を介したデータ入出力機能などを備える。例えば本例ではパッケージメディアのドライブ機能としてCDを再生する機能を有する例とする。
そして端末1では、CDから再生されたオーディオコンテンツや、ネットワーク2を介してダウンロードされたコンテンツを、それぞれコンテンツファイルとしてHDD等に格納していくことができるものとしている。
なお、本例では音楽コンテンツを例に挙げるが、本発明としては映像コンテンツ、テキストデータ、アプリケーションプログラム、ゲームソフトウエアなど、多様なコンテンツに対応可能とすることもできる。
【0016】
また端末1では、HDD等の蓄積部に格納したファイル(例えば音楽等を1曲単位で1つのファイルとして格納している)については、ユーザーが任意に再生させることや他の機器に送信出力することなどが可能となる。
例えば端末1Aを所有するユーザーAが、携帯装置4も所有していれば、端末1Aに蓄積したコンテンツデータを携帯装置にコピーすることもできる。
さらに、端末1Aと、端末1Bを接続して、端末1Aに蓄積したコンテンツデータを端末1Bにコピーすることも、場合によっては可能である。
【0017】
この端末1(1A,1B)は、ユーザーの家庭でのオーディオ機器としての使用に適するように、いわゆるラジカセ型の機器とされることが考えられる。もちろんコンポーネントタイプとしたり、或いはパーソナルコンピュータとしての機器であってもよい。
そして端末1には、ユーザーが各種操作を行うための各種の操作キーや操作つまみ、ジョグダイヤルと呼ばれる回動プッシュ式のキーなどが、機器前面パネルなどに設けられている。
またユーザーに対する出力部位として、再生音声等を出力するスピーカや、各種情報を表示出力する表示部が設けられる。
また、ユーザーが所有する光ディスク(例えばオーディオCD、CD−ROM、CD−R、CD−RWなど)を再生させたり、後述する内部のHDD等にデータ蓄積等を行うために、光ディスクを挿入する光ディスク挿入部が設けられる。
【0018】
このような端末1と通信可能なサーバとして、図1ではコンテンツサーバ3A、3Bを例示している。
もちろんネットワークを介して接続されるサーバの機能については多様であるが、本例では、コンテンツデータを端末1に対してコンテンツデータをダウンロード配信するコンテンツサーバであるとする。
【0019】
2.コンテンツサーバの構成
図2にコンテンツサーバ3の構成を示す。
CPU41は、起動されたプログラムに基づいてCD情報サーバ3の全体の制御、演算処理を行う。例えばネットワーク2を介した通信動作、オペレータに対する入出力動作、HDD4の制御、データ演算を行う。
CPU41はバス42を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
【0020】
メモリ部43はCPU41が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部43におけるROMには、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。メモリ部43におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。メモリ部43におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
【0021】
入力部45は、キーボード、マウス、タッチパネル、リモートコマンダー、その他の入力デバイスであって、CD情報サーバ3のオペレータが各種操作入力やデータ入力を行う。入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU41は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
【0022】
表示部47は、例えばCRTや液晶パネルなどの表示デバイスとされ、オペレータに対して各種情報表示を行う。
CPU41が各種動作状態や入力状態に応じて表示情報を表示処理部46に供給すると、表示処理部46は供給された表示データに基づいて表示部47に表示動作を実行させる。
【0023】
データベース管理部48は、CPU41の制御に基づいて、HDD4において構築されるコンテンツデータベースに対する書込・読出アクセス動作、検索動作等を実行する。
HDD4には、コンテンツデータベースとして、端末1にダウンロードするための各種のコンテンツデータ(音楽データ等)が格納されている。
【0024】
通信処理部49は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース50は、通信処理部49でエンコードされた送信データをネットワーク2を介して所定の機器に送信する。またネットワーク2を介して外部機器から送信されてきた信号を通信処理部49に受け渡す。
通信処理部49は受信した情報をCPU41に転送する。
【0025】
3.端末の構成
図3に端末1の構成を示す。
CPU21は、起動されたプログラムに基づいて端末1の全体の制御、演算処理を行う。例えばネットワーク2を介した通信動作、ユーザーに対する入出力動作、CDの再生やリッピング、HDD31へのコンテンツ格納や管理情報の作成・更新、HDD31に格納したコンテンツの再生や送信出力、データ演算等を行う。
CPU21はバス22を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
【0026】
メモリ部23はCPU21が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。図4には、メモリ部23におけるROM23a、RAM23b、フラッシュメモリ23cを示している。
メモリ部23におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。
メモリ部23におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、後述するが、端末1としての機器固有に付与された機器識別情報としての管理ID(Kd)が記憶される。
メモリ部23におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
【0027】
入力部25は、端末1の筐体に設けられた操作キーやジョグダイヤル、タッチパネル、リモートコマンダー、バーコードスキャナ、その他の入力デバイスであって、端末1のユーザーが各種操作入力やデータ入力を行う。キーボードやマウスが入力部25として設けられてもよい。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
なお、入力部25としてのデバイスの1つにタッチパネルが設けられる場合は、表示部27にいわゆるGUI(Graphical User Interface)として操作用の画像が表示されるとともに、その表示部24上の画像に対して指又は専用の入力ペン等が当てられることで、そのGUI画像に応じた操作入力が行われるように構成される。
【0028】
表示部27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、ユーザーに対して各種情報表示を行う。
CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいて表示部27に表示動作を実行させる。
例えばCD再生時、或いはHDD31に格納されたコンテンツの再生時には、トラックナンバ、演奏時間、動作状態、音量状態などが表示される。また再生するコンテンツに対応してCDタイトル情報が格納されていれば曲名、アーティスト名等の各種情報を表示することもできる。
またラジオ受信時には、受信周波数、音量状態などが表示される。
さらには上記各種サーバとの通信に応じて多様な表示が実行される。
【0029】
CDドライブ29は、光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等を備え、CD方式のディスク(CD−DA、CD−R、CD−RW等)に対する記録再生動作を行う。CDドライブ制御部28は、CDドライブ29におけるCDに対する再生動作、記録動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザーが入力部25からCD再生操作を行った場合は、CPU21はCDドライブ制御部28にCD再生を指示する。するとCDドライブ制御部28は、CDドライブ29に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。
CDドライブ29では、CDから読み出した信号に対してデコードを行い、再生データをCDドライブ制御部28を介してバス22に送出する。
この再生データはオーディオデータ処理部34においてイコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理が施され、スピーカ部35から出力される。
またCDドライブ29で再生されたデータは、データベース管理部30に転送され、所要のファイルエンコード処理を施されてHDD31にコンテンツファイルとして蓄積することもできる。
なお、公知のようにCDではその最内周側にTOCと呼ばれる管理情報が記録されており、CD再生時にはTOCに基づいてディスク上のトラック(コンテンツ)のアクセスを行う。従ってCDドライブ制御部28は、CDが装填された際にはCDドライブ29にTOC読出を指示し、読み出されたTOCデータを得ることで、CDの再生制御が可能となる。
【0030】
チューナ部37は、例えばAM・FMラジオチューナとされ、CPU21の制御に基づいて、アンテナ36で受信された放送信号を復調する。もちろんテレビチューナや衛星放送チューナ、デジタル放送チューナなどとしてのチューナでもよい。
復調された放送音声信号は、オーディオデータ処理部34において所要の処理が施され、スピーカ部35から放送音声として出力される。
【0031】
外部インターフェース38は、当該端末1と外部機器をデータ通信可能に接続するためのインターフェース部である。例えばUSB、IEEE1394などの通信方式による周辺機器とのインターフェースとされる。
端末1内で処理されるデジタルコンテンツデータ、例えばCDドライブ29で再生されたデータやHDD31から再生されたデータは、外部インターフェース38を介して接続された外部機器に送信出力することができる。
また外部機器から送信されてきたデジタルコンテンツデータをHDD31に格納することもできる。
【0032】
データベース管理部30は、CPU41の制御に基づいて例えばHDD31に対してコンテンツファイルや、コンテンツファイルを管理する管理ファイルの書込・読出アクセス動作を実行する。
例えばCDドライブ29で再生されたコンテンツや、外部のサーバからダウンロードされたコンテンツを、コンテンツファイルとしてHDD31に蓄積するとともに、その管理ファイルを書込/更新する。
またデータベース管理部30は、CPU21の指示に応じて、所定のコンテンツファイルを読み出してオーディオデータ処理部34に転送し、スピーカ部35から音声出力させることもできる。
また外部インターフェース38に転送して外部機器に送信出力させたり、或いは外部インターフェース38によって受信されたデジタルコンテンツデータをHDD31に格納する処理も行う。
なお、もちろんHDD31は、このようにコンテンツファイルのデータベースとして用いられるだけでなく、CPU21で起動されるアプリケーションプログラムや各種データ等の格納領域として利用されてもよい。
【0033】
通信処理部32は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース33は、通信処理部32でエンコードされた送信データをネットワーク2を介して所定の機器、例えば上記各種サーバ装置に送信する。またネットワーク2を介して上記コンテンツサーバ等の外部機器から送信されてきた信号を通信処理部34に受け渡す。
通信処理部34は受信した情報をCPU21に転送する。
特にコンテンツデータのダウンロードの際には、CPU21は通信処理部32によって受信したコンテンツデータをデータベース管理部30に転送し、HDD31に格納させる。
【0034】
なお、端末1の構成は、この図3の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。
例えば各種記録媒体に対応するように、DVDドライブ、MDドライブ、テープドライブなどが設けられるようにしてもよい。
またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVD再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子等が設けられてもよい。
またPCMCIAスロット、メモリカードスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
【0035】
4.端末のコンテンツ格納形態及び管理処理
本例において、デジタルコンテンツデータの不正な拡散の防止は、デジタルコンテンツデータを取り扱う機器が機器識別情報としての管理ID(Kd)を保持し、さらに機器間で送受信するデジタルコンテンツデータ自身にも、データ識別情報としての管理ID(Kc)を付加するようにし、管理IDが一致しない機器でコンテンツデータを使用できなくすることにより実現するものである。
【0036】
このため、端末1A、1B、或いは携帯装置4などの機器には、それぞれ機器に固有の管理ID(Kd)が記憶される。
端末1に記憶される管理ID(Kd)は、図4に示すようにフラッシュメモリ23cに記憶される。従って管理ID(Kd)は、書換可能とされる。なお管理ID(Kd)は、HDD31など他の記憶領域に記憶されても良い。
【0037】
管理ID(Kd)の発行形態は多様に考えられる。
例えば端末1等の機器の製造メーカーが、製造する機器単体毎に固有のIDコードを発行し、出荷前にフラッシュメモリ23cに記憶させておく。
また、メーカーが正規登録を行ったユーザー個々に対してメモリカードやディスクなどの記録媒体、或いはネットワーク通信などによって管理IDを提供し、端末1等において記憶されるようにしてもよい。
或いは、端末1のユーザーが、コンテンツサーバ3等に対して正規なユーザとして適正な登録を行い、それに応じてコンテンツサーバ3等が固有のIDコードを発行し、端末1に送信することで、端末1でそのIDコードを管理ID(Kd)として記憶するようにしてもよい。
さらには、機器の初期設定時などにおいて、端末1等の機器自体が乱数などによりIDコードを生成し、それを管理ID(Kd)として記憶してもよい。
【0038】
一方、端末1においてHDD31に格納されるコンテンツデータのそれぞれにも管理ID(Kc)が付される。
図5に、コンテンツデータ(C1,C2,C3・・・)のそれぞれに対応して管理ID(Kc1、Kc2、Kc3・・・)が記憶されている状態を示している。
コンテンツデータが外部機器(例えばコンテンツサーバ3や他の端末)から供給される際には、管理ID(Kc)も供給される。当該供給されたコンテンツデータをHDD31に格納する際には、管理ID(Kc)もコンテンツデータと関連づけられて記憶される。
通常の状態では、フラッシュメモリ23cに記憶された機器に対応する管理ID(Kd)と、HDD31に格納された各コンテンツデータに対応する管理ID(Kc)は、同一のコード値となる。
【0039】
またCD等から再生したコンテンツデータをHDD31に格納する場合は、そのコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)が存在しないが、その場合、例えばCPU31は機器に対応する管理ID(Kd)の値を、当該コンテンツデータに対する管理ID(Kc)として発生させ、記憶させる。
なお、HDD31に格納しようとするコンテンツデータに管理IDが付されていない場合についての処理方式は多様に考えられ、それらは後述する。
【0040】
またHDD31に格納しているコンテンツデータを外部機器に送信出力する場合は、対応する管理ID(Kc)も同時に送信するものとされる。
【0041】
各コンテンツに対応する管理ID(Kc)の記憶形態は多様に考えられる。
例えば管理ID(Kc)をコンテンツデータファイルのヘッダに組み込んだり、データを構成するフレームなど単位毎に挿入するなど、コンテンツデータファイル内に記憶させることが考えられる。
或いは、コンテンツデータを管理する管理ファイルにおいて、各コンテンツデータに対応する管理ID(Kc)を記憶してもよい。
また、管理ID(Kc)は、HDD31に格納するほか、フラッシュメモリ23cなどの他の記憶部に記憶させてもよい。
どのような形態であれ、1つのコンテンツデータに対して1つの管理ID(Kc)が対応づけられる状態であればよい。
【0042】
端末1がHDD31に格納したコンテンツデータに対する処理を行う際の、CPU21による基本的な管理処理を図6に示す。
入力部25によるユーザーの操作によって、HDD31に格納されたコンテンツデータに関する処理要求が発生した場合、CPU21は、当該要求された処理を実行する前に、図6の処理を行って実行可否を判断する。コンテンツデータに関する処理とは、例えばコンテンツデータをオーディオデータ処理部34に転送しての再生出力や、コンテンツデータを外部インターフェース38又は通信処理部32へ転送しての送信出力がある。さらにはコンテンツデータをCDドライブ制御部28に転送してCD−Rへ記録するなど、他のメディア(CD−R、DVD−R、MD、メモリカード等)への記録もある。
【0043】
これらのようにHDD31に格納したコンテンツデータに対する処理要求が発生したら、CPU21は図6のステップF101からF102に進み、まず処理対象のコンテンツデータに対応して記憶されている管理ID(Kc)を読み込む。
続いてステップF103で、フラッシュメモリ23cに記憶してある管理ID(Kd)と、コンテンツデータに対応する管理ID(Kc)を比較する。
ここで、管理ID(Kd)と管理ID(Kc)が一致した場合は、ステップF104からF105に進んで、処理実行許可とする。その場合、CPU21は続いて要求された処理のための制御を実行することになる。
一方、管理ID(Kd)と管理ID(Kc)が一致しなかった場合は、ステップF104からF106に進んで、処理実行を不許可とする。その場合、CPU21は要求された処理をキャンセルする。つまりユーザーの操作に応じた再生等の動作は実行されないものとなる。
【0044】
このように端末1においては、まず基本的に、HDD31に格納した各コンテンツデータについては、コンテンツデータに対応する管理ID(Kc)が、端末1自体に対応する管理ID(Kd)と一致することを条件として、再生や送信、或いは他のメディアへの記録などの処理が許可されるものとなる。
【0045】
今、ユーザーが、コンテンツサーバ3からのダウンロードや、CDからのリッピングにより、HDD31にコンテンツデータC1・・・Cnを蓄積させたとする。
ユーザーがこれらのコンテンツデータC1・・・Cnを正規に入手した場合は、図7(a)に示すように、コンテンツデータC1・・・Cnにそれぞれ対応する管理ID(Kc1)・・・(Kcn)は、値が「X」とされ、これは装置自体に付された管理ID(Kd)の値「X」と一致する。
従って、コンテンツデータC1・・・Cnのどれについても、図6の管理処理によっては処理実行許可されることになり、ユーザーは自由にコンテンツデータを扱うことができる。
【0046】
一方、詳しくは後述するが、上記図7(a)の状態から更に、コンテンツデータの不正拡散とされるおそれのある手法(ユーザーの私的複製の権利を越える範囲でのコピーなど)で或るコンテンツデータC(n+1)を入力し、HDD31に格納しようとした場合は、蓄積した全てのデータを使用不能とすることと引き替えにHDD31への格納が許可される。
この場合、当該入力されるコンテンツデータC(n+1)の管理ID(Kc(n+1))の値は「X」とは異なる「Y」とされており、この場合、装置の管理ID(Kd)を書き換えることを条件として、HDD31への記録が許可される。
すると、図7(b)のように、装置の管理ID(Kd)=「Y」となる。この場合、コンテンツデータC(n+1)については、管理ID(Kc(n+1))の値が「Y」であるため、コンテンツデータC(n+1)の再生等の処理は図6の処理によって許可される。ところが、それまで蓄積していたコンテンツデータC1・・・Cnについては、管理ID(Kc)=「X」であり、管理ID(Kd)と一致しないものとなる。従って、その後は、コンテンツデータC1・・・Cnについては図6の処理によって再生等の処理が不許可となる。
【0047】
つまり本例では、正規な使用の範囲、例えばユーザーの個人的な使用の範囲ではコンテンツデータの記録、再生、送信などの処理は許可される。
例えばサーバからの正規のダウンロード、ユーザーの所有する複数の機器間でのコピーなどが行われる際には、管理ID(Kd)と処理されるコンテンツデータの管理ID(Kc)は一致した状態が保たれるようにしている。
【0048】
一方、そのような正規な使用の範囲を超える場合は、管理ID(Kd)と処理されるコンテンツデータの管理ID(Kc)が異なることで、基本的には処理(記録、再生、送信)が実行されることが禁止される。
但し、機器の管理ID(Kc)を書き換えることを条件として、そのコンテンツデータの処理(記録、再生、送信)が許可される。この場合、過去に蓄積されていたコンテンツデータについては、以降、処理が禁止される状態となる。
【0049】
5.管理ID統一処理
上述のように、コンテンツデータについては、その管理ID(Kc)が機器の管理ID(Kd)と一致することで、その機器において再生等の処理可能となる。ここで、ユーザーが自分の所有する機器において任意にコンテンツデータをコピーし、その複数の機器においてコンテンツデータを再生/送信させるためには、その各機器において管理ID(Kd)が同一であることが必要となる。
例えば上記したように管理ID(Kd)は、出荷時にメーカサイドで記憶されたり、外部サーバが発行して特定の機器に送信して記憶させるなどの方式で、機器に記憶されるものであるため、ユーザーが所有する各機器においては、管理IDの値が異なっていることが通常考えられる。
【0050】
例えば図1において、ユーザーAは端末1Aと携帯装置4を所有しているものとしたが、このユーザーAにとっては、端末1AにおいてHDD4に格納したコンテンツデータを携帯装置4にコピーして、外出先などで再生を楽しみたいという要望がある。
著作権保護を必要とするコンテンツであっても、ユーザーの個人的な使用の範囲では複製は許されるべきものであり、またそれができなければユーザーの使用性を悪化させてしまう。そして上記した本例の基本的なコンテンツ管理処理に鑑みれば、ユーザーが私的複製の権利を享受するためには、ユーザー個人が所有する複数の機器において管理ID(Kd)が同一とされればよいこととなる。
【0051】
このため端末1、及び端末1に接続してコンテンツ複製可能な機器においては、図8に示すような管理ID統一処理が可能とされる。
端末1Aと携帯装置4の例で説明する。携帯端末4は、例えば内蔵するHDD、フラッシュメモリ、或いは可搬性のディスク、メモリカードなどの記録媒体に対してコンテンツデータを記録再生できる機器であり、また、内部に管理ID(Kd)を記憶し、図6のコンテンツ管理処理が行われる機器であるとする。
【0052】
ユーザAは、端末1Aと携帯装置4を接続して管理ID(Kd)の統一処理を指示する。
図8は端末1AのCPU21による処理とする。
【0053】
ユーザーAが、端末1Aの入力部25から管理ID統一処理を実行させる操作を行うと、CPU21は図8のステップF201からF202に進み、まず外部インターフェース38を介した機器の接続チェックを行う。
この場合、例えば携帯装置4等の機器が接続されデータ通信可能な状態にあるか否かチェックを行うと共に、接続された機器が管理ID統一処理の対象となる機器であるかの機器種別のチェックも行う。即ち端末1との間でコンテンツデータの入出力を実行できる機器であるかのチェックである。
【0054】
機器が接続されていない場合、もしくが接続されているがその機器が管理ID統一処理の対象となる機器ではない場合、ステップF203からエラー終了とする。
チェックOKであればステップF203からF204に進み、接続された機器(携帯装置4)に対して管理ID(Kd)を送信すべくリクエストを行い、これに応じて携帯装置4から送信されてくる管理ID(Kd)を読み込む。
そしてステップF205で、携帯装置4の管理ID(Kd)と、当該端末1のフラッシュメモリ23cに記憶してある管理ID(Kd)を比較し、一致するか否かを確認する。
一致していれば、既に管理ID(Kd)は統一されているため、処理を終える。一致していなければ、ステップF206に進み、表示部27において、ユーザーに管理ID(Kd)の選択を求める表示を実行する。
つまり、端末1の管理ID(Kd)と、携帯装置4の管理ID(Kd)のうち、両機器をどちらの管理ID(Kd)で統一するかをユーザに選択させる。
【0055】
ユーザーはどちらの管理ID(Kd)に統一するかを決めて選択操作を行う。選択操作があったらCPU21の処理はステップF207からF208に進み、選択に応じた警告メッセージを表示する。
例えば、ユーザーが携帯装置4側の管理ID(Kd)を選択したとすると、端末1の管理ID(Kd)を携帯装置4の管理ID(Kd)と同一値に書き換えることになるが、すると、上記図7の説明からも理解されるように、それまで端末1のHDD31に格納されていたコンテンツデータが使用不能となる。
逆に、ユーザーが端末1側の管理ID(Kd)を選択したとすると、携帯装置41の管理ID(Kd)を端末1の管理ID(Kd)と同一値に書き換えることになり、その場合、携帯装置4側で例えばHDDやフラッシュメモリなどに蓄積していたコンテンツデータが使用不能となる。
これらのことをユーザーに対する警告として提示する。
【0056】
ユーザーは、警告メッセージを見て、警告内容が望むものではないと考える場合はキャンセル操作を行う。その場合、管理ID一処理はステップF209からキャンセル終了とされる。
一方、警告メッセージの内容を了承できる場合は、ユーザーはOK確認の操作を行う。すると、CPU21の処理はステップF209からF210に進み、上記ステップF207でのユーザーの選択に基づいた管理ID更新を実行する。
例えばユーザーが端末1側の管理ID(Kd)への統一を選択していた場合は、接続されている携帯装置4に対して管理ID(Kd)を更新する指示を送り、携帯装置4の管理ID(Kd)を書き換えさせる。
またユーザが携帯装置4側の管理ID(Kd)への統一を選択していた場合は、端末1のフラッシュメモリ23cに記憶された管理ID(Kd)の値を、携帯装置4から受信した管理ID(Kd)の値に更新する。
【0057】
このような管理ID統一処理が行われることで、ユーザーが個人で所有する機器の間においては、各機器に付された管理ID(Kd)が同一値に統一されることになり、例えば端末1から携帯装置4にコンテンツデータをコピーし、携帯装置4で再生させるといったような使用が可能となる。
また上記警告メッセージのように、管理ID(Kd)が書き換えられた側の機器では、過去に蓄積していたコンテンツデータが使用不能となるが、例えば端末1を有するユーザが、携帯装置4を購入した時点で携帯装置4の管理ID(Kd)を端末1の管理ID(Kd)と同一値に更新するようにすれば、使用不能となるコンテンツデータは存在しないため、問題はない。
【0058】
このような管理ID統一処理は、各機器が何らかのユーザー識別子としての情報を備えるのであれば、ユーザー識別子が同一の機器間でのみ、実行可能とすれば、ユーザー個人の所有する範囲の機器でのみ、コンテンツデータを自由に使用できるという環境を構築できる。
一方、特に管理ID統一処理の実行に制限を付さないことも考えられる。例えば図1のユーザーAの所有する端末1Aと、ユーザーBの所有する端末1Bの間で管理ID統一処理を実行することも制限しない。
その場合、例えば端末1Bの管理ID(Kd)が端末1Aと同一値に更新することで、端末1A、1B間でコピー等が可能となってしまうが、統一した時点で、過去にユーザーBが端末1Bに蓄積(所有)していたコンテンツデータが全て使用不能となってしまうため、ユーザーBは統一処理実行に際して大きな選択を求められるものとなり、軽々しく実行できないためである。
【0059】
6.コンテンツサーバから端末へのダウンロード時の処理
端末1がコンテンツサーバ3に対してコンテンツデータのダウンロードを要求した場合の処理について、図9,図10で説明する。
ダウンロードを行う場合は、サーバ4と端末1の間で正当なダウンロードとされるか否かの認証処理が行われる。
ここで、正当なダウンロードの定義は、多様に考えられるが、例えばユーザーが所定の登録や料金支払い契約を行うこと、及び、端末1が上述した管理IDを用いたコンテンツ管理を行う機器であることなどを正当性の条件としてもよい。
【0060】
図9には、端末1とコンテンツサーバ4の通信処理を示す。
図9(a)に示すように、端末1は通信処理部32,ネットワークインターフェース33により、コンテンツサーバ4に対して通信を確立し、所望のコンテンツデータについてのダウンロード要求を行う(S1)。
コンテンツサーバ4と端末1の間では、ダウンロード要求発生に応じた認証処理が行われる(S2)。
ここで認証OKであったとすると、コンテンツサーバ4は端末1に対して、その端末1に記憶されている管理ID(Kd)の送信を要求する(S3)。
端末1のCPU21は、当該要求に応じて、フラッシュメモリ23cに記憶されている管理ID(Kd)をコンテンツサーバ4に送信する処理を行う(S4)。
コンテンツサーバ4は、管理ID(Kd)を受信したら、要求されたコンテンツデータのダウンロードのための送信を実行するが、このとき、端末1から送信されてきた管理ID(Kd)の値を、そのまま当該ダウンロードされるコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)としてセットし、コンテンツデータとともに管理ID(Kc)を送信する(S5)。
端末1では、コンテンツデータ及びコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)の受信処理を行う(S6)。
【0061】
一方、図9(b)は正当なダウンロードと認められなかった場合を示している。
即ちダウンロード要求(S1)に基づいてコンテンツサーバ4と端末1の間で認証処理が行われ、認証結果がNGとなった場合である(S11)。
この場合コンテンツサーバ4は、コンテンツデータに対応する管理ID(Kc)を、任意の値、例えば乱数などにより発生させ(S12)、端末1に対してコンテンツデータ及び管理ID(Kc)を送信する(S5)。
端末1では、コンテンツデータ及びコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)の受信処理を行う(S6)。
【0062】
この図9(a)(b)からわかるように、正当なダウンロードの場合は、端末1には、その端末1の管理ID(Kd)と同一値の管理ID(Kc)が付されてコンテンツデータが送信されてくることになる。一方、正当性が認められなかった場合は、コンテンツデータとともに送信されてくる管理ID(Kc)は、端末1の管理ID(Kd)とは異なる値となっている。
【0063】
このようにしてコンテンツサーバ4からコンテンツデータ及び管理ID(Kc)が送信されてきた場合の、端末1のコンテンツ受信処理(S6)としてCPU21が実行する処理を図10に示す。
【0064】
CPU21は、ステップF301としてコンテンツサーバ4からコンテンツデータ及び管理ID(Kc)を受信したら、ステップF302で、受信した管理ID(Kc)と、フラッシュメモリ23cに記憶されている管理ID(Kd)を比較する。
管理ID(Kc)と管理ID(Kd)が一致していれば、ステップF303からF308に進み、送信されてきたコンテンツデータ及び管理ID(Kc)をHDD31に格納する処理を行う。つまり図5に示したようにコンテンツデータに対して管理ID(Kc)が対応づけられる状態に格納し、これによってダウンロードを完了する。
このような処理は、図9(a)のように正当なダウンロードの場合となる。そしてその場合、ダウンロードされたコンテンツデータを「Cn」とすると、例えばHDD31に格納されたコンテンツデータ及び管理ID(Kcn)の状態は図7(a)のようになる。つまり、今回ダウンロードしたコンテンツデータについては、管理ID(Kcn)は、過去に蓄積されていたコンテンツデータC1,C2・・・と同様に、端末1の管理ID(Kd)と同一の値とされており、従って今回ダウンロードしたコンテンツデータCnは、過去に蓄積されていたコンテンツデータC1,C2・・・とともに、端末1において自由に使用できることになる。
【0065】
一方、図10のステップF303で管理ID(Kc)と管理ID(Kd)が一致しない場合とは、図9(b)のように認証で正当性が認められなかった場合である。
このとき処理はステップF303からF304に進み、CPU21は表示部27に、端末1の管理ID(Kd)を書き換えてもよいか否かを選択させるメッセージを表示する。但し、実際にはユーザーは管理IDについて意識していないことが考えられるため「このダウンロードを実行すると、現在格納されている音楽データなどが再生できなくなります。よろしいですか?」などというように、使用上の警告メッセージを表示すればよい。
ユーザーは、これを望まないのであれば、「NO」の意思表示の操作入力を行うものとなるが、するとCPU21はステップF305で管理ID(Kd)の書換の意志は無いと判断してステップF306に進み、コンテンツサーバ4からのダウンロードをキャンセルする処理を行う。つまり受信した(或いは受信中・受信直前)のコンテンツデータをHDD31に格納する処理を実行しない。
【0066】
ところが、上記警告メッセージに対してユーザーが了承する操作を行った場合は、CPU21はステップF305で管理ID(Kd)の書換をユーザーが了承したと判断してステップF307に進み、フラッシュメモリ23cに記憶されている管理ID(Kd)の値を、コンテンツサーバ4から送信されてきた管理ID(Kc)と同一の値に書き換える。そしてステップF308に進み、送信されてきたコンテンツデータ及び管理ID(Kc)をHDD31に格納する処理を行う。このときも図5に示したようにコンテンツデータに対して管理ID(Kc)が対応づけられる状態に格納し、これによってダウンロードを完了する。
【0067】
この場合、端末1の管理ID(Kd)が書き換えられてダウンロードが許可されるものとなる。ダウンロードされたコンテンツデータを「C(n+1)」とすると、例えばHDD31に格納されたコンテンツデータ及び管理ID(Kc(n+1))の状態は図7(b)のようになる。つまり、今回ダウンロードしたコンテンツデータについては、管理ID(Kc(n+1))は、過去に蓄積されていたコンテンツデータC1,C2・・・Cnの管理ID(Kc1,Kc2・・・Kcn)とは異なる値になる。また端末1の管理ID(Kd)は、今回ダウンロードしたコンテンツデータC(n+1)の管理ID(Kc(n+1))と同一の値に更新される。
従って、当該端末1において、今回ダウンロードしたコンテンツデータC(n+1)は、自由に使用できるが、それと引き替えに、過去に蓄積されていたコンテンツデータC1,C2・・・Cnが使用できないものとなる。
【0068】
以上の説明からわかるように本例では、コンテンツサーバ4からコンテンツデータのダウンロードを行う場合においては、以下のように処理される。
・正当なダウンロードと認められた場合は、通常にダウンロード可能とされ、端末1では過去に蓄積していたコンテンツデータとともに、ダウンロードしたコンテンツデータを自由に使用できる。
・正当なダウンロードと認められない場合、ユーザーが過去に蓄積していたコンテンツデータを無駄にしたくなければ、ダウンロードがキャンセルされる。
・正当なダウンロードと認められない場合であっても、ユーザーが過去に蓄積していたコンテンツデータを無駄にすることを引き替えとして、ダウンロードが実行され、以降はそのダウンロードしたコンテンツデータのみを使用できるものとなる。
【0069】
このような処理により、通常、ユーザーは正当なダウンロードのみを行うように自分を制限することになる。これによって無制限なダウンロードによるコンテンツデータの拡散が防止される。
【0070】
7.端末から端末へのコピー時の処理(1)
次に、端末1Aから端末1Bなどというように、ユーザーサイドの機器間でのコンテンツデータのコピーを行う場合の処理例(1)を述べる。
これは、例えば端末1Aが、端末1Bに対するコンテンツサーバとして機能するものとなる。
【0071】
図11に端末1A、1Bなど、端末1Aと外部機器の間の通信処理を示す。図11において外部装置とは、例えば端末1Bや、或いは携帯装置4などである。
【0072】
端末1Aと外部機器(端末1Bや携帯装置4)は、それぞれ外部インターフェース38を介して接続される。或いはネットワークインターフェース33によってネットワーク2を介して通信接続されてもよい。
例えばまず、外部機器から端末1Aに所望のコンテンツデータのコピー要求が発生する(S21a)。或いは、このように最初にコピー要求を端末1Bから発生させるのではなく、端末1Aのユーザーの操作によって、端末1Aが接続された外部機器に対してコンテンツデータの送信を実行する場合(S21b)であってもよい。
【0073】
端末1B等の外部機器からの要求、又は端末1Aでの操作に応じて、端末1Aが外部機器に対してコンテンツデータを送信出力する場合には、送信するコンテンツデータに対応して記憶されている管理ID(Kc)を読み出す(S22)。この時点で、まず端末1A自体の動作として、上記図6の処理により送信処理の可否が判断される。
そして当該コンテンツデータが端末1Aで使用できるコンテンツデータである場合は、コンテンツデータ、及びそのコンテンツデータに対応して記憶されている管理ID(Kc)を送信出力する。
複数のコンテンツデータを送信する場合には、その各コンテンツデータについてそれぞれ管理ID(Kc)をチェックして送信可否を判断し、OKであれば送信する。
【0074】
つまり実際には端末1Aは、接続された相手の機器の種別や、或いは要求内容、操作内容に関わらず、端末1Aで使用可能なコンテンツデータを送信出力するときは、そのコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)も同時に送信するものとなる。
【0075】
一方、端末1B等の外部機器は、コンテンツデータ及び管理ID(Kc)が送信されてきたら、コンテンツ受信処理を行う(S6)。
この処理は、上記図10と同様の処理となる。
【0076】
従って、端末1Aから外部機器にコンテンツデータのコピーを行う場合においては、以下のように処理される。
・外部機器が端末1Bであって、端末1Aと端末1Bの所有者(ユーザーA、B)が異なれば、各端末1A、1Bに記憶された管理ID(Kd)の値が異なる。そして端末1Aからは、端末1Aの管理ID(Kd)と同一の管理ID(Kc)とされたコンテンツデータのみが送信出力できる。従って、ユーザーBの所有する端末1Bにおいて、端末1Aから送信されてきたコンテンツデータの管理ID(Kc)は端末1Bの管理ID(Kd)とは異なる値であるため、ユーザーBが過去に端末1Bに蓄積していたコンテンツデータを無駄にしたくなければ、端末1Aから送信されてきたコンテンツデータのコピーはできないものとなる。
・一方、端末1BのユーザーBが、過去に端末1Bに蓄積していたコンテンツデータを無駄にすることを引き替えとしてよいと考えれば、端末1Aから送信されてきたコンテンツデータをコピーでき、以降はそのコピーしたコンテンツデータのみを使用できるものとなる。
・外部機器がユーザーAが所有する携帯装置4であって、ユーザーAが端末1Aから携帯装置4にコンテンツデータを送信して携帯装置4内のHDDあるいはフラッシュメモリ等にコピーしようとする場合において、携帯装置4と端末1Aが上述した管理ID統一処理によって同一の管理ID(Kd)とされているのであれば無条件にコピーでき、携帯装置4においてコピーしたコンテンツデータを自由に使用できる。
【0077】
従って、ユーザーサイドの機器間のコピーにおいて、他人が所有する機器からのコピーは、そのユーザーが自身で制限するものとなり、これによって無制限なコピーによるコンテンツデータの拡散が防止される。
【0078】
8.端末から端末へのコピー時の処理(2)
次に、同じく端末1Aから端末1Bなどというように、ユーザーサイドの機器間でのコンテンツデータのコピーを行う場合の処理例(2)を述べる。
これも、例えば端末1Aが、端末1B等の外部機器に対するコンテンツサーバとして機能するものとなる。
【0079】
図12に端末1Aと外部機器(端末1Bや携帯装置4)間の通信処理を示す。端末1Aと外部機器は、それぞれ外部インターフェース38を介して接続される。或いはネットワークインターフェース33によってネットワーク2を介して通信接続されてもよい。
例えばまず、端末1B等の外部機器から端末1Aに所望のコンテンツデータのコピー要求が発生する(S21)。
或いは図示していないが、このように最初にコピー要求を外部機器から発生させるのではなく、端末1Aのユーザーの操作によって、端末1Aが接続された外部機器に対してコンテンツデータの送信を実行する通知を行うものであってもよい。
【0080】
次に端末1Aは外部機器に対して、外部機器に記憶されている管理ID(Kd)を要求し(S31)、外部機器側は要求に応じて管理ID(Kd)を端末1Aに送信する(S32)。
端末1AのCPU21は、端末1B等の外部機器の管理ID(Kd)を受信したら、コンテンツ送信処理(S33)を行い、要求をキャンセルするか、送信を実行するかを判断する。
要求キャンセルとする場合は、要求されたコンテンツデータの送信は実行されない。つまりコンテンツデータを端末1Bにコピーさせない。
送信を実行する場合は、コンテンツデータ及びコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)を送信する(S35)。その場合、外部機器側では、送信されてきたコンテンツデータ及び管理ID(Kc)を対応させてHDD等に格納する処理を行う(S36)。つまりコンテンツデータのコピーが行われる。
【0081】
コンテンツ送信処理(S33)として端末1AのCPU21が実行する処理を図13に示す。
上記の(S22)(S23)の通信により外部機器の管理ID(Kd)を受信したら、CPU21はステップF401として、端末1Aに記憶された管理ID(Kd)と、外部機器から送信されてきた管理ID(Kd)を比較する。
【0082】
両機器の管理ID(Kd)が一致していれば、ステップF402からF408に進み、要求されたコンテンツデータ及びそのコンテンツデータの管理ID(Kc)を外部機器に送信する処理を行う(図12のS35)。
【0083】
一方、ステップF402で両機器の管理ID(Kd)が一致しない場合には、CPU21の処理はステップF402からF403に進み、CPU21は表示部27に、端末1Aの管理ID(Kd)を書き換えてもよいか否かを選択させるメッセージを表示する。この場合も、実際にはユーザーは管理IDについて意識していないことが考えられるため「このデータ送信(コピー)を実行すると、現在格納されている音楽データなどが再生できなくなります。よろしいですか?」などというように、使用上の警告メッセージを表示すればよい。
ユーザーは、これを望まないのであれば、「NO」の意思表示の操作入力を行うものとなるが、するとCPU21はステップF404で管理ID(Kd)の書換の意志は無いと判断してステップF405に進み、外部機器からのコンテンツデータ要求をキャンセルする。つまり要求されたコンテンツデータを送信する処理を実行しない。
【0084】
ところが、上記警告メッセージに対してユーザーAが了承する操作を行った場合は、CPU21はステップF404で管理ID(Kd)の書換をユーザーが了承したと判断してステップF406に進み、フラッシュメモリ23cに記憶されている管理ID(Kd)の値を、外部機器から送信されてきた管理ID(Kd)と同一の値に書き換える。
さらにステップF407で、要求されたコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)も、外部機器から送信されてきた管理ID(Kd)と同一の値に書き換える。
そしてステップF408に進み、コンテンツデータ及び管理ID(Kc)を外部機器に送信する処理を行う。
【0085】
このような処理により、端末1Aから外部機器にコンテンツデータのコピーを行う場合においては、以下のように処理される。
・外部機器が端末1Bであって、端末1Aと端末1Bの所有者(ユーザーA、B)が異なれば、各端末1A、1Bに記憶された管理ID(Kd)の値が異なる。このとき送信側の端末1Aでは、両機器の管理ID(Kd)が異なることから、ユーザAに対して、端末1Aの管理ID(Kd)を書き換えてしまってよいか(つまり格納されたコンテンツデータを使用不能にしてしまってよいか)どうかを尋ね、ユーザーAがそれを了承しなければ、送信出力は実行されない。つまり端末1Bへのコピーは実行されない。
・一方、ユーザAが、端末1Aの管理ID(Kd)を書き換えてよい(つまり端末1Aに格納されたコンテンツデータを使用不能にしてよい)とした場合は、端末1Aの管理ID(Kd)及び送信するコンテンツデータに対応する管理ID(Kc)を、端末1Bの管理ID(Kd)と同一値に書き換えた上で、送信出力を実行する。端末1B側では、端末1Bの管理ID(Kd)と同一値の管理ID(Kc)とされたコンテンツデータが送信されてくるため、それをHDDに格納すればよい。その場合、当該コピーしたコンテンツデータの管理ID(Kc)は端末1Bの管理ID(Kd)と一致するため、使用可能となる。もちろん送信側である端末1Aは、送信と引き替えに、蓄積していたコンテンツデータが使用不能となる。
・外部機器がユーザーAが所有する携帯装置4であって、ユーザーAが端末1Aから携帯装置4にコンテンツデータを送信して携帯装置4内のHDDあるいはフラッシュメモリ等にコピーしようとする場合において、携帯装置4と端末1Aが上述した管理ID統一処理によって同一の管理ID(Kd)とされているのであれば無条件にコピーでき、携帯装置4においてコピーしたコンテンツデータを自由に使用できる。
【0086】
従って、ユーザーサイドの機器間のコピーにおいて、他人が所有する機器に対してのコピーは、その送信しようとするユーザーが自身で制限するものとなり、これによって無制限なコピーによるコンテンツデータの拡散が防止される。
【0087】
なお、この処理例2では送信側の機器(端末1A)において、蓄積したコンテンツデータを使用不能とすることを条件として端末1Bへの送信を許可する。
一方、上述した処理例1では受信側の機器(端末1B)において、蓄積したコンテンツデータを使用不能とすることを条件として端末1Aからのコンテンツデータの記録を許可する。
この両方の処理を実行し、送信側、受信側の両方で、コピーする対象のコンテンツデータを除いて、他のコンテンツデータを使用不能とすることをコピー許可の条件とする例も考えられる。
【0088】
9.まとめ及び変形例
以上のように本実施の形態では、
・端末1においては、端末1の管理ID(Kd)と同一の管理ID(Kc)とされたコンテンツデータを処理(記録、再生、送信)できる。
・認証されないダウンロード、或いは管理ID(Kd)が異なる機器間でのコピーの場合は、コンテンツデータを受信する側の機器(或いは送信する側の機器)において、それまで保有しているコンテンツデータが使用不能となることを引き替えに、ダウンロード又はコピーが許可される。
・正当認証されたダウンロード、及び管理ID(Kd)が統一されたユーザー個人の範囲での機器間でのコピーは、制限されない。
【0089】
これによって、正当な範囲ではユーザーの使用性は向上し、ユーザに無駄な手間もかからない。一方、コンテンツデータのダウンロードやコピーはユーザー自身の利害が考慮されて自発的に制限されるものとなり、コピーされたコンテンツデータが拡散されない。
【0090】
このような実施の形態の方式を実現する装置、システム構成や処理動作例としては多様に考えられる。
【0091】
図6や図10の処理において管理ID(Kd)と管理ID(Kc)の一致を確認するが、装置に付される管理ID(Kd)と、コンテンツデータに付される管理ID(Kc)は、同一値としなくても、互いに対応関係がわかるデータとされていればよい。例えば一方の値に対して関数演算を行うことで、他方の値に一致するものとしたり、両方の値を用いた演算で特定の判別値が得られるような識別情報コードとしてもよい。
【0092】
機器に対して付加される管理ID(Kd)は、フラッシュメモリ23c等の機器内部のメモリに記憶される他、メモリカードなどのメディアに記録されても良い。例えばメーカーやサーバが、ユーザに対して管理ID(Kd)を記録したメモリカードを発行する。端末1などの機器にはメモリカードスロットを設け、上記メモリカードが装着されていることで、端末1等が、管理ID(Kd)を認識できるようにしても良い。
【0093】
また、管理ID(Kc)が付されていないコンテンツデータについての扱いについては、各種考えられる。
例えば端末1においてCD等からリッピングしたコンテンツデータでは、管理ID(Kc)は存在しないが、そのようなコンテンツデータは、再生のみは可能であるが、送信出力は実行できないような処理が考えられる。
或いは、リッピング時に、そのコンテンツデータについて、管理ID(Kd)と同一値の管理ID(Kc)を生成して、上述した図6などのように処理してもよい。
また、コンテンツサーバからのダウンロードであって、そのコンテンツサーバがコンテンツデータとともに管理ID(Kc)を送信してこないものであった場合は、▲1▼ダウンロードを禁止する、▲2▼端末の管理ID(Kd)と同一の管理ID(Kc)を付してダウンロードデータを記録する、▲3▼端末の管理ID(Kd)を書き換え、蓄積されたコンテンツデータを使用不能とすることを引き替えにダウンロードデータの記録を許可する、など各種の処理が考えられる。
【0094】
また本発明において記録、再生、送信などの処理されるコンテンツデータは、音楽コンテンツに限らず、動画、静止画、テキスト、プログラムその他の如何なるコンテンツを対象としても適用できる。
【0095】
本発明のプログラムは、端末1やコンテンツサーバ4において上記してきた各種処理を実行させるためのプログラムであり、情報処理装置を本発明の出力装置、記録装置として実現したり、記録再生装置の処理プログラムとして採用することで、その記録再生装置を本発明の出力装置、記録装置として実現できる。
さらに、そのような本発明のプログラムが記録された本発明の記録媒体によれば、本発明の動作の実現するプログラムの提供が容易となり、機器設計やシステム構築に好適である。
【0096】
本発明のプログラムは、パーソナルコンピュータ等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPU内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また本発明のプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
【0097】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明では、デジタルコンテンツデータを出力(再生又は送信)・記録する装置とデジタルコンテンツデータそのものに、それぞれ固有の識別情報(管理ID)を付する。即ち装置に対して機器識別情報を記憶させ、また各コンテンツデータに対してそれぞれデータ識別情報を付する。
そして、或るコンテンツデータについて処理(再生、送信、記録)を行う際には、そのコンテンツデータについてのデータ識別情報(管理ID)と、その処理を行う機器に付された機器識別情報(管理ID)とが一致する等の対応がとれていなければ、処理を許可しないようにする。即ち、再生できない、又は送信できない、又は記録できないものとされる。一方、対応がとれていれば通常に処理を許可する。
これにより、デジタルコンテンツデータはユーザーの所有するハードウエア群(出力装置や記録装置)と結びつくことになり、ユーザーの通常の使用上の便利さを損なうことなく、不正な拡散を防止することができる。
また、このようなデジタルコンテンツデータの不正な拡散を防止する機能は、ユーザーの正規な使用上では何ら制限はないため、ユーザーに新たな操作負担をかけるといったこともない。
【0098】
また、データ識別情報(管理ID)と、その処理を行う機器に付された機器識別情報(管理ID)の比較結果に基づいてデータの出力を許可しない場合においては、機器識別情報が書き換えられることに応じて、データの処理(再生、送信、記録)を許可するようにしている。
機器識別情報を書き換えれば、機器識別情報と、それまで機器に蓄積されていたコンテンツデータのデータ識別情報との対応がとれなくなる。つまり機器識別情報を書き換えるということはそれまで機器に蓄積されていたコンテンツデータについて再生等の処理を不能とすることを意味する。そして、機器識別情報の書換はユーザーの操作入力に基づいて行われるものである。従って、ユーザーが、蓄積されたコンテンツデータが使用できなくなることに同意した場合のみは、再生、送信、記録等を実行できるものとしている。
これにより、ユーザーがコンテンツデータのコピー等を行おうとする際に、その制限となるとともに、ユーザーがデータの損失を覚悟する場合は処理可能とすることで、場合に応じて柔軟な対応を可能とするものとなる。
【0099】
本発明のプログラム、又はそのプログラムを記録した記録媒体によれば、上記の効果を得ることができる出力装置、記録装置を実現することができる。また本発明を広く提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の端末とサーバのネットワーク接続状態の説明図である。
【図2】実施の形態のコンテンツサーバのブロック図である。
【図3】実施の形態の端末のブロック図である。
【図4】実施の形態の端末に記憶される管理IDの説明図である。
【図5】実施の形態の端末のコンテンツデータ格納形態の説明図である。
【図6】実施の形態の端末のコンテンツ管理処理のフローチャートである。
【図7】実施の形態の端末の管理IDの状態遷移の説明図である。
【図8】実施の形態の端末側での管理ID統一処理のフローチャートである。
【図9】実施の形態のコンテンツダウンロード時の処理の説明図である。
【図10】実施の形態のコンテンツ受信側の端末の処理のフローチャートである。
【図11】実施の形態の端末間でのコンテンツコピー時の処理の説明図である。
【図12】実施の形態の端末間でのコンテンツコピー時の処理の説明図である。
【図13】実施の形態のコンテンツ送信側の端末の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A,1B 端末、2 ネットワーク、3,3A,3B コンテンツサーバ、4 携帯装置、21,41 CPU、22,42 バス、23,43 メモリ部、24,44 入力処理部、25,45 入力部、26,46 表示処理部、27 LCD、28 CDドライブ制御部、29 CDドライブ、30,48データベース管理部、31 HDD、32,49 通信処理部、33,50 ネットワークインターフェース、34 オーディオデータ処理部、35 スピーカ部、38 外部インターフェース、47 表示部

Claims (19)

  1. 機器識別情報を記憶する機器識別情報記憶手段と、
    記憶媒体に記憶されるデータを出力する出力手段と、
    上記データに対応するデータ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果に応じて上記出力手段による上記データの出力を許可する制御手段と、
    上記比較結果に基づいて上記制御手段により上記データの出力が許可されない場合に、操作入力に応じて、上記機器識別情報記憶手段に記憶される機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換える機器識別情報書換手段と、
    を備えることを特徴とする出力装置。
  2. 上記出力手段は、上記データを再生出力することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 上記出力手段は、上記データを送信出力することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  4. 上記制御手段は、上記比較結果に基づいて上記データの出力を許可しない場合に、上記機器識別情報書換手段によって上記機器識別情報が書き換えられることに応じて、上記データの出力を許可することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  5. 上記機器識別情報は、機器固有の識別情報として発行され、上記機器識別情報記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  6. 上記制御手段は、上記データ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果として、一致が確認された場合に、上記出力手段による上記データの出力を許可することを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  7. 上記データ識別情報は、上記記憶媒体において各データに対応づけられてそれぞれ記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  8. 機器識別情報を記憶する機器識別情報記憶手段と、
    入力されたデータを記憶媒体に記録する記録手段と、
    上記データに対応するデータ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果に応じて上記記録手段による上記データの記録を許可する制御手段と、
    上記比較結果に基づいて上記制御手段により上記データの記録が許可されない場合に、操作入力に応じて、上記機器識別情報記憶手段に記憶される機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換える機器識別情報書換手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  9. 上記制御手段は、上記比較結果に基づいて上記データの記録を許可しない場合に、上記機器識別情報書換手段によって上記機器識別情報が書き換えられることに応じて、上記データの記録を許可することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 上記機器識別情報は、機器固有の識別情報として発行され、上記機器識別情報記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  11. 上記制御手段は、上記データ識別情報と、上記機器識別情報との比較結果として、一致が確認された場合に、上記記録手段による上記データの記録を許可することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  12. 上記データ識別情報は、上記データとともに入力されることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  13. 上記記録手段は、入力されたデータを上記記憶媒体に記録する際には、そのデータのデータ識別情報も、データに対応づけて上記記憶媒体に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  14. 出力装置において記憶媒体に記憶されるデータを出力する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該出力装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの出力を許可するとともに、
    比較結果により上記データの出力が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの出力を許可することを特徴とする出力方法。
  15. 記録装置において、入力されたデータを記憶媒体に記録する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該記録装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの記録を許可するとともに、
    比較結果により上記データの記録が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの記録を許可することを特徴とする記録方法。
  16. 出力装置において記憶媒体に記憶されるデータを出力する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該出力装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの出力を許可するとともに、
    比較結果により上記データの出力が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの出力を許可する処理を実行させるプログラム。
  17. 記録装置において、入力されたデータを記憶媒体に記録する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該記録装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの記録を許可するとともに、
    比較結果により上記データの記録が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの記録を許可する処理を実行させるプログラム。
  18. 出力装置において記憶媒体に記憶されるデータを出力する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該出力装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの出力を許可するとともに、
    比較結果により上記データの出力が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの出力を許可する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体。
  19. 記録装置において、入力されたデータを記憶媒体に記録する際に、上記データに対応するデータ識別情報と、当該記録装置に対応する機器識別情報とを比較し、
    比較結果に応じて上記データの記録を許可するとともに、
    比較結果により上記データの記録が許可されない場合は、操作入力に応じて、上記機器識別情報を、上記データ識別情報に対応する機器識別情報に書き換えることで上記データの記録を許可する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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