JP2004030463A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、本体とともに携行することに適したキーボードを備える携帯型の電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、本体2とキーボード3とカバー4とタッチパネル5と表示画面7とを備える。タッチパネル5と表示画面7は、本体2に組み込まれる。タッチパネル5は、表示画面7に積層されて表示画面7に表示された情報と関連付けられた入力操作ができる。キーボード3は、キー9が複数配置されており、本体2に外部接続されている。カバー4には、本体2とキーボード3とが着脱可能に取付けられる。キーボード3は、スペースキー9sが配置される行とファンクションキー9fが配置される行との間に、スペースキー9s及びファンクションキー9f以外のキー9によって構成されるキー9の行を少なくとも5行有する。
【選択図】 図1
【解決手段】電子機器1は、本体2とキーボード3とカバー4とタッチパネル5と表示画面7とを備える。タッチパネル5と表示画面7は、本体2に組み込まれる。タッチパネル5は、表示画面7に積層されて表示画面7に表示された情報と関連付けられた入力操作ができる。キーボード3は、キー9が複数配置されており、本体2に外部接続されている。カバー4には、本体2とキーボード3とが着脱可能に取付けられる。キーボード3は、スペースキー9sが配置される行とファンクションキー9fが配置される行との間に、スペースキー9s及びファンクションキー9f以外のキー9によって構成されるキー9の行を少なくとも5行有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カバー部材で包んで携帯される本体とキーボードとを備える携帯型の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報を処理する携帯型の電子機器には、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以降、ノート型PCとする)やPDA(Personal Digital Assistant)など様々な形態がある。ノート型PCは、情報を表示する表示画面と情報を入力するキーボードを備えている。ノート型PCは、表示画面とキーボードとがヒンジで連結されており、ヒンジ部で折畳まれて携行される。PDAは、表示画面とこの表示画面の表面に積層されたタッチパネルを備えており、このタッチパネルから入力を行う。
【0003】
ノート型PCは、キーボードを備えているので文字情報を素早く入力する場合に適している。PDAは、タッチパネルを備えているので情報の検索など選択的な入力操作を素早く行うことに適している。
【0004】
ところが、ノート型PCは、PDAと比較して表示画面が大きいが、キーボードによる入力による操作が必須であるため、携行しながらの操作が困難である。これとは逆に、PDAは、表示画面に表示される情報に対してペンなどで入力するため、携行したまま片手で操作できるものの、表示画面がノート型PCと比較して小さいので、一度に表示できる情報が限られてしまう。
【0005】
そこで、より多くの情報を一度に表示できるように、PDAよりも一回り大きい表示画面を備え、かつ、携行時の操作性に優れるペン入力が可能な携帯型の電子機器が求められている。PDAよりも大きい表示画面を備え、かつ、ペン入力できる携帯型の電子機器の適度な大きさとして、いわゆるバイブルサイズのシステム手帳、具体的にはA5判のシステム手帳サイズ程度の大きさの電子機器が検討されている。
【0006】
近年この種の電子機器として、ノート型PCと同等の処理能力を備え、かつ、ペンによって操作が可能なタブレットPCと呼ばれる分野が確立しつつある。このタブレットPCは、本体が表示画面とタッチパネルを備えた平板形状をしており、本体からキーボードを外部接続によって切り離せるようにし、携行中にタッチパネルで入力操作できるとともに、携帯した先でキーボードを外部接続することで、ノート型PCと同様に文字入力できることが期待される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この電子機器において、タッチパネルを使って入力する場合、キーボードは、本体から取外し多状態で、本体とともに携行されることが予想されることから、本体とほぼ同じ大きさであることが望ましい。しかしながら、通常のキーピッチではA5判の範囲内に収まらない。また、A5判の範囲に収めようとするとキーピッチが狭くなりすぎて、円滑なキー入力操作が妨げられる。PDA用のキーボードには、従来のキーピッチを確保するために、折畳めるように構成したキーボードがあるが、構造が複雑で高価である。
【0008】
また、本体とキーボードを分けて携行する場合、携行中に本体とキーボードとが互いに接触したり、タッチパネルやキーボードのキーが損傷したりする恐れがある。
【0009】
そこで、本発明は、本体とともに携行することに適したキーボードを備える携帯型の電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、表示手段と、この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、表示手段とタッチパネルが組み込まれる本体と、この本体と外部接続されるキーボードと、本体とキーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材とを備える。そして、キーボードは、スペースキーが配置される行とファンクションキーが配置される行との間に、スペースキー及びファンクションキー以外のキーによって構成されるキーの行を少なくとも5行有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る一実施形態について、携帯型の電子機器1を一例に図1から図7を参照して説明する。電子機器1を机上に展開して使用する状態を図1に示す。この電子機器1は、本体2とキーボード3とカバー(カバー部材)4とを備えている。本体2は、角部に丸みを帯びた方形で、ほぼA5判の大きさの前面2aにタッチパネル5と複数の操作ボタン6とが露出している。タッチパネル5の直ぐ内側には、表示手段である表示画面7が配置されている。タッチパネル5は、表示画面7の表示と関連付けられて入力操作ができるように設けられている。本体2の外周側面2bには、外部接続ポート8や記憶媒体用の差込口(図示せず)が各種設けられている。本体2の背面とカバー4との間にスタンド(図示せず)が取付けられており、複数段階に本体2を起した状態で保持することができる。また、本体2の内部には、電子回路を構成するCPUや電子部品などが実装された回路基板を備えている。
【0012】
キーボード3は、本体2とほぼ同じ大きさ、すなわちほぼA5判の大きさで、文字情報を入力する入力用のキー9を多数備えている。これらのキー9を囲むようにキーボード3の上面3aには、手前側3bを除く両側部3cと本体2に近い奥側3dとの3方にキー9の高さよりも高く突出する凸部材としてプロテクタ10が設けられている。このプロテクタ10は、例えばゴム、ウレタン、シリコーン樹脂などの弾力性を有した部材でできている。奥側3dには、本体2の側面2bに設けられた外部接続ポート8の一つに刺し込まれるコネクタ11が取付けられた接続コード12が露出している。
【0013】
キーボード3の各キー9の配置の一例を図2に示す。このキーボード3は、スペースキー9sが配置された行からファンクションキー9fが配置された行までキー9の行数が7行、すなわち、スペースキー9sが配置された行とファンクションキー9fが配置された行との間に、他のキーの行が5行ある。つまり、従来のキーボードが6行であるのに対し、このキーボード3は、1行多い構成である。本実施形態におけるキーボード3において、この1行は、キー入力のしやすさを考慮して従来のローマ字のキーと数字キー9nの配列をそのままとし、一般にキーボードの右端側に配置されて視認しながら打鍵されるキーをファンクションキー9fの行と数字キー9nの行との間に配置された構成である。
【0014】
したがって、操作性を考慮して、他のキーを配置してもよいし、キー全体の配置構成を行ってもよい。このキーボード3は、キーボード3の幅を小さくする場合に、幅を小さくした分に応じてキーピッチも狭くするのではなく、1行に配置されるキー9の数を減らすとともにキー9の行を増やして配置することで対応している。
【0015】
このように、スペースキー9sからファンクションキー9fまでの間を7行にすることによって、各キーの横方向のピッチを極端に狭くすることなく、A5判の範囲内に従来のキーボードのキーと同じ数のキーを配置することが可能である。したがって、キーボード3のキー入力による操作性を低下させることはない。また、従来のキーボードと同じ数のキーを配置しているので、従来のノート型PCと同等のキー入力操作を行うことが可能である。
【0016】
図3に示すように、キーボード3の上ケース13aには、キー9の周りを囲うように3方向にスリット13cが設けられている。そして、プロテクタ(凸部材)10は、図3に示すように、キーボード3の上ケース13aと下ケース13bとの間に挟まれ、スリット13cから一部が突出するように形成されている。この場合、スリット13cから突出するプロテクタ10の先端部を結ぶ平面を越えてキー9及びキーボード3の上面3aが突出しない構成となっている。つまり、プロテクタ10が、キーボード3の上面3aから最も突出している。したがって、図4に示すように、キーボード3のキー9が露出する面である上面3a側を本体2の前面2aに合わせるようにキーボード3と本体2とを重ねても、タッチパネル5、本体2の外装、キーボード3の外装、およびキー9などを傷めることがない。なお、プロテクタ10は、本体2とキーボード3とを重ね合わせたときに本体2の前面2aとキーボード3の上面3aが直接触れなければ、両側部3cのみに設けられていてもよい。
【0017】
図5に示すように、キーボード3の下面3eに設けられたマウント部3fには、カバー4とキーボード3を固定する係止部の一実施例として、係止片14がねじ15で固定されている。カバー4には、係止片14がちょうど差込める大きさのポケット16が設けられている。このポケット16に係止片14を差込んでキーボード3をカバー4に固定する。係止片14は、カバー4の中央から外側に向かって差込まれるので、キーボード3がカバー4から脱落することはない。また、係止片14がちょうど差込まれる大きさにポケット16が設けられているので、本体2に対して、キーボード3がずれ難い。なお、ポケット16の代わりに、係止片14を差込めるように設けられたバンドでもよい。
【0018】
下面3eの四隅には、マウント部3fに取付けた係止片14よりも突出する脚部17が設けられている。この脚部17を備えることで、キーボード3は、カバー4から取り出して使用する場合でも、がたつくことなく安定した状態で使用することができる。
【0019】
また、図6に示すように、係止部の他の実施例として、スナップを用いてカバー4にキーボード3を固定してもよい。スナップは、ポスト18aが中央に形成されたスタッド18と、このポスト18aをチャッキングするソケット19を備える。図6においては、スタッド18がキーボード3の底面3eの四隅に取付けられ、各スタッド18に対応させてソケット19がカバー4に取付けられている。スタッド18がキーボード3に取付けられているので、キーボード3をカバー4から取外して使用する場合、各ポスト18aが脚部の代わりとなり、がたつくことがない。このようにすると、係止部と脚部を兼ね備えることができる。また、キーボード3とカバー4がスナップで固定されているので、着脱が容易であるとともに、携行中に脱落することがない。
【0020】
なお、図6において、キーボード3にスタッド18を取付け、カバー4にソケット19を取付けたが、逆であってもよい。このとき、ソケット19をキーボード3に少し、又は完全に埋没させるように取付けることにより、キーボード3全体の厚さを薄くすることが可能である。
【0021】
カバー4は、例えば革、合成皮革、布、などの柔軟な部材でできており、本体2とキーボード3とを重ねた状態(閉じた状態)でその外側を包む十分な大きさを有している。また、カバー4を閉じた状態で携行中に不用意に開かないように、背表紙から遠い両端部をまたいで止め具を取付けるとよい。
【0022】
以上のように構成された電子機器1は、図7に示すように、携行しながらペン20で入力ができるとともに、図1に示すように、机上においてノート型PCのように使用することもできる。
【0023】
電子機器を持ち運ぶ場合、図4のように本体2の前面2aとキーボード3の上面3aとが向き合うようにカバー4を折りたたむ。この場合、キーボード3からプロテクタ10が突出しているので、直接本体2とキーボード3とが接触することはない。したがって、電子機器1を携行する場合、タッチパネル5やキー9が保護される。
【0024】
この電子機器1のキーボード3は、コネクタ11を外部接続ポート8から取外すことで切り離すことができる。したがって、キーボード3を必要としない場合は、本体2のみを携行し、使用することも可能である。また、キーボード3は、本体2とほぼ同じ大きさであるので、本体2とともに携行しやすいとともに、スペースキー9sからファンクションキー9fまでキー9を7行に配置する構成としたことにより、キーピッチが狭くならず、容易に文字入力操作を行うことができる。
【0025】
以上、詳述した実施形態によれば、電子機器本体とともに携行することに適したキーボードを備えた携帯型の電子機器を提供することが可能である。なお、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、実施段階において、その要旨を逸脱しない範囲において種々に変形可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、本体とともに携行することに適したキーボードを備えた携帯型の電子機器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の電子機器を机上に展開した状態を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器のキーボードを示す平面図。
【図3】図1のキーボードを示す分解組立図。
【図4】図1の電子機器の閉じた状態を示す側面図。
【図5】図1の電子機器を示す分解斜視図。
【図6】図1の電子機器のキーボードとカバーの係合部の他の実施例を示す斜視図。
【図7】図1の電子機器を携行して使用する状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電子機器
2…本体
3…キーボード
4…カバー(カバー部材)
5…タッチパネル
7…表示画面(表示手段)
9…キー
9f…ファンクションキー
9n…数字キー
9s…スペースキー
10…プロテクタ
14…係止片(係合部)
16…ポケット(係合部)
18…スタッド(係合部)
19…ソケット(係合部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、カバー部材で包んで携帯される本体とキーボードとを備える携帯型の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報を処理する携帯型の電子機器には、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以降、ノート型PCとする)やPDA(Personal Digital Assistant)など様々な形態がある。ノート型PCは、情報を表示する表示画面と情報を入力するキーボードを備えている。ノート型PCは、表示画面とキーボードとがヒンジで連結されており、ヒンジ部で折畳まれて携行される。PDAは、表示画面とこの表示画面の表面に積層されたタッチパネルを備えており、このタッチパネルから入力を行う。
【0003】
ノート型PCは、キーボードを備えているので文字情報を素早く入力する場合に適している。PDAは、タッチパネルを備えているので情報の検索など選択的な入力操作を素早く行うことに適している。
【0004】
ところが、ノート型PCは、PDAと比較して表示画面が大きいが、キーボードによる入力による操作が必須であるため、携行しながらの操作が困難である。これとは逆に、PDAは、表示画面に表示される情報に対してペンなどで入力するため、携行したまま片手で操作できるものの、表示画面がノート型PCと比較して小さいので、一度に表示できる情報が限られてしまう。
【0005】
そこで、より多くの情報を一度に表示できるように、PDAよりも一回り大きい表示画面を備え、かつ、携行時の操作性に優れるペン入力が可能な携帯型の電子機器が求められている。PDAよりも大きい表示画面を備え、かつ、ペン入力できる携帯型の電子機器の適度な大きさとして、いわゆるバイブルサイズのシステム手帳、具体的にはA5判のシステム手帳サイズ程度の大きさの電子機器が検討されている。
【0006】
近年この種の電子機器として、ノート型PCと同等の処理能力を備え、かつ、ペンによって操作が可能なタブレットPCと呼ばれる分野が確立しつつある。このタブレットPCは、本体が表示画面とタッチパネルを備えた平板形状をしており、本体からキーボードを外部接続によって切り離せるようにし、携行中にタッチパネルで入力操作できるとともに、携帯した先でキーボードを外部接続することで、ノート型PCと同様に文字入力できることが期待される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この電子機器において、タッチパネルを使って入力する場合、キーボードは、本体から取外し多状態で、本体とともに携行されることが予想されることから、本体とほぼ同じ大きさであることが望ましい。しかしながら、通常のキーピッチではA5判の範囲内に収まらない。また、A5判の範囲に収めようとするとキーピッチが狭くなりすぎて、円滑なキー入力操作が妨げられる。PDA用のキーボードには、従来のキーピッチを確保するために、折畳めるように構成したキーボードがあるが、構造が複雑で高価である。
【0008】
また、本体とキーボードを分けて携行する場合、携行中に本体とキーボードとが互いに接触したり、タッチパネルやキーボードのキーが損傷したりする恐れがある。
【0009】
そこで、本発明は、本体とともに携行することに適したキーボードを備える携帯型の電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、表示手段と、この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、表示手段とタッチパネルが組み込まれる本体と、この本体と外部接続されるキーボードと、本体とキーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材とを備える。そして、キーボードは、スペースキーが配置される行とファンクションキーが配置される行との間に、スペースキー及びファンクションキー以外のキーによって構成されるキーの行を少なくとも5行有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る一実施形態について、携帯型の電子機器1を一例に図1から図7を参照して説明する。電子機器1を机上に展開して使用する状態を図1に示す。この電子機器1は、本体2とキーボード3とカバー(カバー部材)4とを備えている。本体2は、角部に丸みを帯びた方形で、ほぼA5判の大きさの前面2aにタッチパネル5と複数の操作ボタン6とが露出している。タッチパネル5の直ぐ内側には、表示手段である表示画面7が配置されている。タッチパネル5は、表示画面7の表示と関連付けられて入力操作ができるように設けられている。本体2の外周側面2bには、外部接続ポート8や記憶媒体用の差込口(図示せず)が各種設けられている。本体2の背面とカバー4との間にスタンド(図示せず)が取付けられており、複数段階に本体2を起した状態で保持することができる。また、本体2の内部には、電子回路を構成するCPUや電子部品などが実装された回路基板を備えている。
【0012】
キーボード3は、本体2とほぼ同じ大きさ、すなわちほぼA5判の大きさで、文字情報を入力する入力用のキー9を多数備えている。これらのキー9を囲むようにキーボード3の上面3aには、手前側3bを除く両側部3cと本体2に近い奥側3dとの3方にキー9の高さよりも高く突出する凸部材としてプロテクタ10が設けられている。このプロテクタ10は、例えばゴム、ウレタン、シリコーン樹脂などの弾力性を有した部材でできている。奥側3dには、本体2の側面2bに設けられた外部接続ポート8の一つに刺し込まれるコネクタ11が取付けられた接続コード12が露出している。
【0013】
キーボード3の各キー9の配置の一例を図2に示す。このキーボード3は、スペースキー9sが配置された行からファンクションキー9fが配置された行までキー9の行数が7行、すなわち、スペースキー9sが配置された行とファンクションキー9fが配置された行との間に、他のキーの行が5行ある。つまり、従来のキーボードが6行であるのに対し、このキーボード3は、1行多い構成である。本実施形態におけるキーボード3において、この1行は、キー入力のしやすさを考慮して従来のローマ字のキーと数字キー9nの配列をそのままとし、一般にキーボードの右端側に配置されて視認しながら打鍵されるキーをファンクションキー9fの行と数字キー9nの行との間に配置された構成である。
【0014】
したがって、操作性を考慮して、他のキーを配置してもよいし、キー全体の配置構成を行ってもよい。このキーボード3は、キーボード3の幅を小さくする場合に、幅を小さくした分に応じてキーピッチも狭くするのではなく、1行に配置されるキー9の数を減らすとともにキー9の行を増やして配置することで対応している。
【0015】
このように、スペースキー9sからファンクションキー9fまでの間を7行にすることによって、各キーの横方向のピッチを極端に狭くすることなく、A5判の範囲内に従来のキーボードのキーと同じ数のキーを配置することが可能である。したがって、キーボード3のキー入力による操作性を低下させることはない。また、従来のキーボードと同じ数のキーを配置しているので、従来のノート型PCと同等のキー入力操作を行うことが可能である。
【0016】
図3に示すように、キーボード3の上ケース13aには、キー9の周りを囲うように3方向にスリット13cが設けられている。そして、プロテクタ(凸部材)10は、図3に示すように、キーボード3の上ケース13aと下ケース13bとの間に挟まれ、スリット13cから一部が突出するように形成されている。この場合、スリット13cから突出するプロテクタ10の先端部を結ぶ平面を越えてキー9及びキーボード3の上面3aが突出しない構成となっている。つまり、プロテクタ10が、キーボード3の上面3aから最も突出している。したがって、図4に示すように、キーボード3のキー9が露出する面である上面3a側を本体2の前面2aに合わせるようにキーボード3と本体2とを重ねても、タッチパネル5、本体2の外装、キーボード3の外装、およびキー9などを傷めることがない。なお、プロテクタ10は、本体2とキーボード3とを重ね合わせたときに本体2の前面2aとキーボード3の上面3aが直接触れなければ、両側部3cのみに設けられていてもよい。
【0017】
図5に示すように、キーボード3の下面3eに設けられたマウント部3fには、カバー4とキーボード3を固定する係止部の一実施例として、係止片14がねじ15で固定されている。カバー4には、係止片14がちょうど差込める大きさのポケット16が設けられている。このポケット16に係止片14を差込んでキーボード3をカバー4に固定する。係止片14は、カバー4の中央から外側に向かって差込まれるので、キーボード3がカバー4から脱落することはない。また、係止片14がちょうど差込まれる大きさにポケット16が設けられているので、本体2に対して、キーボード3がずれ難い。なお、ポケット16の代わりに、係止片14を差込めるように設けられたバンドでもよい。
【0018】
下面3eの四隅には、マウント部3fに取付けた係止片14よりも突出する脚部17が設けられている。この脚部17を備えることで、キーボード3は、カバー4から取り出して使用する場合でも、がたつくことなく安定した状態で使用することができる。
【0019】
また、図6に示すように、係止部の他の実施例として、スナップを用いてカバー4にキーボード3を固定してもよい。スナップは、ポスト18aが中央に形成されたスタッド18と、このポスト18aをチャッキングするソケット19を備える。図6においては、スタッド18がキーボード3の底面3eの四隅に取付けられ、各スタッド18に対応させてソケット19がカバー4に取付けられている。スタッド18がキーボード3に取付けられているので、キーボード3をカバー4から取外して使用する場合、各ポスト18aが脚部の代わりとなり、がたつくことがない。このようにすると、係止部と脚部を兼ね備えることができる。また、キーボード3とカバー4がスナップで固定されているので、着脱が容易であるとともに、携行中に脱落することがない。
【0020】
なお、図6において、キーボード3にスタッド18を取付け、カバー4にソケット19を取付けたが、逆であってもよい。このとき、ソケット19をキーボード3に少し、又は完全に埋没させるように取付けることにより、キーボード3全体の厚さを薄くすることが可能である。
【0021】
カバー4は、例えば革、合成皮革、布、などの柔軟な部材でできており、本体2とキーボード3とを重ねた状態(閉じた状態)でその外側を包む十分な大きさを有している。また、カバー4を閉じた状態で携行中に不用意に開かないように、背表紙から遠い両端部をまたいで止め具を取付けるとよい。
【0022】
以上のように構成された電子機器1は、図7に示すように、携行しながらペン20で入力ができるとともに、図1に示すように、机上においてノート型PCのように使用することもできる。
【0023】
電子機器を持ち運ぶ場合、図4のように本体2の前面2aとキーボード3の上面3aとが向き合うようにカバー4を折りたたむ。この場合、キーボード3からプロテクタ10が突出しているので、直接本体2とキーボード3とが接触することはない。したがって、電子機器1を携行する場合、タッチパネル5やキー9が保護される。
【0024】
この電子機器1のキーボード3は、コネクタ11を外部接続ポート8から取外すことで切り離すことができる。したがって、キーボード3を必要としない場合は、本体2のみを携行し、使用することも可能である。また、キーボード3は、本体2とほぼ同じ大きさであるので、本体2とともに携行しやすいとともに、スペースキー9sからファンクションキー9fまでキー9を7行に配置する構成としたことにより、キーピッチが狭くならず、容易に文字入力操作を行うことができる。
【0025】
以上、詳述した実施形態によれば、電子機器本体とともに携行することに適したキーボードを備えた携帯型の電子機器を提供することが可能である。なお、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、実施段階において、その要旨を逸脱しない範囲において種々に変形可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、本体とともに携行することに適したキーボードを備えた携帯型の電子機器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の電子機器を机上に展開した状態を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器のキーボードを示す平面図。
【図3】図1のキーボードを示す分解組立図。
【図4】図1の電子機器の閉じた状態を示す側面図。
【図5】図1の電子機器を示す分解斜視図。
【図6】図1の電子機器のキーボードとカバーの係合部の他の実施例を示す斜視図。
【図7】図1の電子機器を携行して使用する状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電子機器
2…本体
3…キーボード
4…カバー(カバー部材)
5…タッチパネル
7…表示画面(表示手段)
9…キー
9f…ファンクションキー
9n…数字キー
9s…スペースキー
10…プロテクタ
14…係止片(係合部)
16…ポケット(係合部)
18…スタッド(係合部)
19…ソケット(係合部)
Claims (9)
- 表示手段と、
この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、
前記表示手段と前記タッチパネルが組み込まれる本体と、
この本体と外部接続されるキーボードと、
前記本体と前記キーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材とを備え、
前記キーボードは、スペースキーが配置される行とファンクションキーが配置される行との間に、前記スペースキー及び前記ファンクションキー以外のキーによって構成されるキーの行を少なくとも5行有することを特徴とする電子機器。 - 表示手段と、
この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、
前記表示手段と前記タッチパネルが組み込まれる本体と、
この本体と外部接続されるキーボードと、
前記本体と前記キーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材とを備え、
前記キーボードは、数字キーが配置される行とファンクションキーが配置される行との間に、前記数字キーおよび前記ファンクションキー以外のキーによって構成されるキーの行を少なくとも1行有することを特徴とする電子機器。 - 表示手段と、
この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、
前記表示手段と前記タッチパネルが組み込まれる本体と、
この本体と外部接続されるキーボードと、
前記本体と前記キーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材とを備え、
前記キーボードは、キーが配置された範囲を囲う少なくとも3方に、前記キーの高さより高い凸部材が設けられていることを特徴とする電子機器。 - 前記凸部材は、弾力性を有した部材でできていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 表示手段と、
この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、
前記表示手段と前記タッチパネルが組み込まれる本体と、
この本体と外部接続されるキーボードと、
前記本体と前記キーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材と、
前記キーボードのキーが露出する面の背面と前記カバー部材の内側とを係止する係合部と
を備えることを特徴とする電子機器。 - 前記係止部は、前記キーボードの背面に取付けられる係止片と、前記カバー部材に設けられて前記係止片が差込まれるポケットとを備えることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
- 前記係止部は、前記キーボードの背面の四隅と前記カバー部材との間に設けられるスナップであることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
- 前記スナップは、中央に突起を備えたスタッドと、この突起と係止するソケットを備え、前記スタッドは、前記キーボードの下面側に取付けられ、前記ソケットは、前記カバー部材の前記スタッドに対応する位置に取付けられることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
- 表示手段と、
この表示手段に積層されて前記表示手段に表示された情報と関連付けられた入力が行われるタッチパネルと、
前記表示手段と前記タッチパネルが組み込まれる本体と、
前記キーボードに配置される複数のキーの内、スペースキーが配置される行とファンクションキーが配置される行との間に前記スペースキー及び前記ファンクションキー以外のキーによって構成される少なくとも5行のキーが配置され、前記キーが配置された範囲を囲う少なくとも3方に前記キーの高さより高い凸部材が設けられ、前記キーが露出する面の背面に係止片が取付けられて前記本体と外部接続されるキーボードと、
前記係止片が差し込まれるポケットが設けられて前記本体と前記キーボードとが着脱可能に取付けられるカバー部材と
を備えることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2002188621A JP2004030463A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 電子機器 |
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2002
- 2002-06-27 JP JP2002188621A patent/JP2004030463A/ja not_active Abandoned
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