JP2004030169A - 印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム - Google Patents
印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004030169A JP2004030169A JP2002184663A JP2002184663A JP2004030169A JP 2004030169 A JP2004030169 A JP 2004030169A JP 2002184663 A JP2002184663 A JP 2002184663A JP 2002184663 A JP2002184663 A JP 2002184663A JP 2004030169 A JP2004030169 A JP 2004030169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- document
- color
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/32—Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
- H04N1/333—Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor
- H04N1/3333—Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor during transmission, input or output of the picture signal; within a single document or page
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/0077—Types of the still picture apparatus
- H04N2201/0082—Image hardcopy reproducer
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/32—Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
- H04N2201/333—Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor
- H04N2201/33307—Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor of a particular mode
- H04N2201/33378—Type or format of data, e.g. colour or B/W, halftone or binary, computer image file or facsimile data
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】データサイズ、印刷時の性能、印刷データの管理に優れた印刷データの保存技術を提供する。
【解決手段】印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、上記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、上記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、印刷対象文書の印刷内容を上記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、上記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、上記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、印刷対象文書の印刷内容を上記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷データの形式に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットへの接続環境の整備に伴い、プリンタがIPP(Internet Printing Protocol)に代表されるネットワークとの双方向通信が可能なプロトコルをサポートするようになった。このようなプロトコルにより、プリンタがインターネット等のネットワーク上の印刷対象にアクセスする機能を有するようになっている。
【0003】
これらのプリンタでは、パーソナルコンピュータからプリンタへ印刷データを送信し、印刷を行う従来の機能の他に、プリンタが直接サーバと通信し、印刷可能なデータを取得し、印刷する機能を有するものがある。ここで、印刷可能なデータとは、プリンタにそのデータを投入することによりそのまま印刷されるデータであり、プリンタが外部の機器に接続されるときのインターフェース仕様にしたがったデータである。
【0004】
そのような印刷可能なデータをサーバ上に置く運用とすることで、例えば、装置の取扱説明書やカタログ、仕様書類など複数ページから成り、紙文書として使用する機会の多い文書データの印刷効率の向上を図ることができる。
【0005】
また、このような印刷可能なデータは、既に 印刷可能な形式となっていることから、文書を作成したアプリケーションソフトが不用となる、改ざんがしにくくなるなどの管理上の利点も大きい。
【0006】
しかし、サーバ上に保存する印刷データは、後から印刷利用を行う特性から全ページ分のデータを保存しておくことが望まれる。また、サーバ上に印刷可能なデータを保存する場合、印刷するプリンタの特性に合わせた形式で保存しておく必要がある。
【0007】
また、例えば、近年のカラー対応プリンタの普及に伴い、作成される文書もカラー化の傾向がある。そのため、印刷可能なデータを保存する場合には、プリンタの特性に合わせカラー用データとモノクロ用データの2種類のデータを保存することが考えられる。
【0008】
そして、プリンタからの印刷にあたっては、印刷するプリンタの特性に合わせ、1つの文書に対するカラープリンタ向けのデータ(カラーデータと呼ぶ)とモノクロプリンタ向けのデータ(これをモノクロデータと呼ぶ)の2種類からいずれかを選択し、印刷すればよい。あるいは、カラーデータのみをサーバに用意し、データを受信したプリンタでモノクロに変換し印刷することも考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような運用の場合、1文書に対応する印刷可能なデータの容量が多くなる問題がある。また、カラーデータのみをサーバに保存する運用では、常に容量の大きなデータが通信回線上を流れるため、通信回線への負荷が大きくなり、通信コストが大きくなる問題がある。また、印刷を行うまでに時間がかかってしまう不便さも問題として発生する。
【0010】
また、カラーとモノクロの2種類の印刷データを保存する場合、それぞれで独立したデータファイルが必要となり、印刷に必要なデータを選択するためには両方のファイル名を常にペアで管理する必要があり、ファイル管理の面での負荷も大きくなる。
【0011】
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、データサイズ、印刷時の性能、印刷データの管理に優れた印刷データの保存技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、
上記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、
上記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、
印刷対象文書の印刷内容を上記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える。
【0013】
ここで、所定部分とは、例えば、文書の1ページ、文書の区切り記号から次の区切り記号まで、文書の章、節等をいう。このように、本装置は、印刷データを第1の印刷仕様データ、第2の印刷仕様データ、および、所定部分ごとの印刷内容という機能ごとのデータ要素に分割して記録する。
【0014】
好ましくは、上記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するものでもよい。
【0015】
このように、本装置は、単色の印刷対象文書について、多色の印刷内容に相当するデータを節約する。
【0016】
好ましくは、上記装置は、多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換する手段と、
印刷内容を印刷装置に転送する手段とをさらに備え、
上記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、上記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、上記変換する手段は、その多色の印刷内容を単色に変換するものでもよい。
【0017】
このように、本装置は、印刷装置が多色の印刷をできない場合に、多色の印刷対象文書を単色に変換して、その印刷装置に送信する。このため、印刷装置側で単色に変換する場合に比べて、送信されるデータ量を低減できる。
【0018】
好ましくは、上記装置は、上記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定する手段と、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送する手段とをさらに備えてもよい。このように、本装置によれば、更新された部分のみを抜き出して印刷できる。
【0019】
本発明の上記いずれかの構成要素をコンピュータのプログラムまたはデータ構造として実現してもよい。本発明は、コンピュータその他の装置、機械等が上記いずれかの処理を実行する方法であってもよい。また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等に、以上のいずれかの機能、ステップ、または処理を実現させるプログラムまたはデータ構造であってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムまたはデータ構造をコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0021】
《第1実施形態》
以下、本発明の第1実施形態に係る情報システムを図1から図9の図面に基いて説明する。
【0022】
図1は第1実施形態に係る情報システムのシステム構成図であり、図2は、図1に示したサーバ1に保存されている印刷データをプリンタ3に印刷させるためのデータ選択の手順を示す図であり、図3は、本情報システムにおける印刷データの構成を示す図であり、図4は、図3に示した共通フォーマット部のデータ構造を示す図であり、図5は、図3に示したページヘッダ部のデータ構造を示す図であり、図6は、カラーデータを単色データ(モノクロデータという)に変換するカラーモノクロ変換処理の例を示す図であり、図7から図9は、第1実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【0023】
<機能概要>
図1に、本情報システムのシステム構成図を示す。この情報システムは、パーソナルコンピュータ2、プリンタ3およびサーバ1をネットワークで接続して構成される。
【0024】
サーバ1およびパーソナルコンピュータ2は、通信基板を搭載した一般的なコンピュータであり、その構成要素については広く知られているので、その説明を省略する。
【0025】
また、プリンタ3についても、ネットワークとの通信機能を有する一般的なものである。したがって、本実施形態において、プリンタの印刷方式そのものに限定はなく、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、感熱式等様々なタイプのものをプリンタ3として使用できる。
【0026】
本情報システムでは、サーバ1には予め、プリンタ3にそのまま入力可能なデータ形式の印刷データを保存しておく。プリンタ3にそのまま入力可能なデータとは、データ形式を変換することなくプリンタ3が読み取ることができるデータをいい、プリンタ3の入力インターフェース仕様により規定されるデータをいう。
【0027】
図1に示すように、サーバ1には、そのような印刷データが複数保存される(印刷データ1〜N)。また、本情報システムでは、各印刷データ(1〜N)に対応して、管理データ(1〜N)が保持される。管理データは、例えば、印刷データの更新履歴などを保持する。
【0028】
本情報システムのユーザは、パーソナルコンピュータ2を通じてプリンタ3にアクセスし、印刷データを指定して(例えば、印刷データKを指定)、印刷の実行を指示する。すると、プリンタ3は、ネットワークを通じてサーバ1にアクセスし、指定された印刷データKを読み出し印刷する。このように、本情報システムでは、サーバ1に蓄積されている印刷データがネットワークを通して直接プリンタ3に転送され、印刷される。
【0029】
図2は、パーソナルコンピュータ2に表示されるプリンタ3の操作画面31と、その操作画面を操作したときの処理概要を示す図である。このプリンタ3は、ウェブサーバの機能を有しており、パーソナルコンピュータ2に図2に示した画面31を提供する。
【0030】
この画面31は、印刷対象指定部32、印刷データ色指定部33および印刷ページ指定部34を有している。印刷対象指定部32には、URL(Uniform Resource Locator)により、印刷対象の印刷データの格納先およびファイル名が設定される。
【0031】
印刷データ色指定部33は、カラーおよびモノクロのラベルが付されたラジオボタンからなり、カラー印刷するかモノクロ印刷するかが指定される。印刷ページ指定部34には、印刷データのうちの印刷対象ページが指定される。
【0032】
このような設定の後、印刷の実行が指示されると、プリンタ3はサーバ1へ指定された印刷データを要求する。この時点では、印刷を指示したパーソナルコンピュータ2とプリンタ3との接続は切断されている。
【0033】
これに対し、印刷データを保存しているサーバ1は、プリンタ3からの要求により印刷データを構築する。今、ここでは、印刷データ色:カラー、印刷ページ:2〜nページが指定されたものとする。
【0034】
その場合、サーバ1は、第1ページ目のデータを抜き、2〜nの各ページ(P1〜Pn)からカラーデータを取り出し、これをプリンタ3へ送信する。また、モノクロデータのみのページについては、サーバ1は、モノクロページを取り出すようにすればよい。
【0035】
プリンタ3は、サーバ2より送信されたデータを受信し、印刷処理を行う。なお、印刷部数については、部数情報をプリンタに送信し印刷させてもよいし、指定部数分だけ繰り返して印刷データを作成してもよく、プリンタの特性に合わせデータを作成すればよい。
【0036】
<データ構造>
図3に、印刷データの構成を示す。図3のように、本情報システムは、印刷データの形式を機能ごとのデータ要素に分割し、サーバ1に蓄積する。すなわち、サーバ1に保存する印刷データは、ドキュメント共通フォーマット部(図3の(1))とページヘッダ部(図3の(2))と圧縮されたビットマップデータ部(図3の(3))を有する。
【0037】
ドキュメント共通フォーマット部には印刷部数や給紙口の情報など印刷データに共通のデータが含まれる。また、ページヘッダ部には用紙サイズなど、1つのページ内で共通の情報が含まれる。これら情報は印刷時にそのまま使用してもよいし、印刷時に再構成して印刷を行っても構わない。
【0038】
ビットマップデータ部は、印刷対象ページの描画情報である。ビットマップデータ部は、例えば、<(印刷データの)縦方向画素数><横方向画素数><縦方向画素寸法><横方向画素寸法><画素データの並び>のように構成される。
【0039】
本実施形態において、印刷データの元となる印刷対象文書がカラー情報を持っている場合には、<画素データの並び>には、カラー用の画素データの並びと、モノクロ用の画素データの並びの双方が保持される。
【0040】
カラー用の画素データの並びは、CMYK各々の色プレーンにおいてオンかオフかを指定する4ビットの組み合わせからなる。この画素データの並びをカラーデータ、またはカラービットマップという。
【0041】
また、モノクロ用の画素データの並びは、K情報に対するオンまたはオフを指定するビット列であり、これをモノクロデータ、またはモノクロビットマップという。
【0042】
本情報システムのサーバ1は、印刷時に指定される印刷形式(カラー印刷か否か)、またはプリンタ3の特性にしたがい、適したデータ(カラーデータまたはモノクロデータ)をビットマップデータ部に割り当てた印刷データをプリンタ3へ送信する。なお、モノクロデータのみしか存在しない場合、そのビットマップデータ部には、1つのデータをカラー用、モノクロ用共通で利用する(モノクロデータを保持すればよく、カラーデータは不要となる)。
【0043】
図4に、共通フォーマット部のデータ構造を示す。本実施形態においては、共通フォーマット部は、共通フォーマット部を示す識別子(図4の”@com”)、印刷部数の指定、プリンタの給紙口の指定(どの給紙口から用紙を供給するかの指定)、登録ユーザ名およびフォーマット部の終端記号(図4の<CR><LF>)を有する。このように、共通フォーマット部は、印刷対象の文書の1回の印刷において共通の情報を含む。
【0044】
図5に、ページヘッダ部のデータ構造を示す。本実施形態においては、ページヘッダ部は、ページヘッダ部を示す識別子(図5の”@SET”)、ページ番号、用紙サイズの指定、解像度の指定、印刷用紙種類の指定、当該ページに保持しているビットマップデータにカラーデータがあるか、モノクロデータがあるかの識別情報(図5のCOLORまたはMONO)、およびページヘッダ部の終端記号(図5の<CR><LF>)を有する。このように、共通フォーマット部は、印刷対象の1つのページ内で共通の情報を含む。
【0045】
<カラー=>モノクロ変換>
本情報システムでは、サーバ1上でカラーデータからモノクロデータを作り出す機能を有する。
【0046】
図6に、その場合のデータ変換の方法を示す。このような方法としては、図6のようにCMYK各1bitのデータからグレーデータへ擬似的な変換(図6では簡易変換と表示)を行い、これにディザ処理を行い、モノクロ1bitのデータを作成する方法などがある。
【0047】
図6の簡易変換では、例えば、CMYKの各々のプレーンにおけるオンとオフとを指定する4ビットの数値が、グレーデータの濃度を示す数値に変換される。このような変換は、例えば、1画素のYMCKに対応するビットパターンをグレーデータに対応するビットパターンに変換する変換テーブルまたは変換式を組み込んだプログラムの処理により実現できる。
【0048】
また、ディザ処理とは、グレーデータを2次元のドットパターンの組み合わせで表現する処理をいう。このような処理により、最終的には黒色を指定するドットパターンの組み合わせからなるモノクロデータが作成される。
【0049】
<作用>
図7から図9に、本情報システムにおける印刷時の処理手順を示す。本実施形態では、印刷時には、ユーザがパーソナルコンピュータ2からプリンタ3にアクセスし、印刷を指令する。これにより、印刷データの要求がプリンタ3からサーバ1に送信され、図7の処理が開始する。その場合、ユーザは、印刷データ(印刷対象のファイル)、カラー/モノクロの別、印刷開始ページ、印刷終了ページ等を指定する。
【0050】
この処理では、サーバ1は、まず、プリンタ3から指定データ(ユーザがプリンタ3に指定した印刷データ)が存在するか否かを判定する(S1)。そして、指定された印刷データが存在しない場合、サーバ1は、プリンタ3にデータなしのメッセージを送信する。これにより、プリンタ3は、ユーザのパーソナルコンピュータ2にデータなしのエラーメッセージを送信する。このエラーメッセージは、例えば、パーソナルコンピュータ2のメッセージキュー、または、履歴情報に蓄積される。ユーザがパーソナルコンピュータ2上で印刷状態、または、印刷履歴を表示すると、そのエラーメッセージが表示される(S2)。
【0051】
一方、S1の判定で指定データが存在する場合、次に、サーバ1は、指定された印刷形式がカラーか否かを判定する。そして、指定された印刷形式がカラーの場合、サーバ1は、制御を図8のS10へ進める。一方、指定された印刷形式がモノクロの場合、サーバ1は、制御を図9のS20へ進める。
【0052】
図8に、カラー印刷が指定された場合の処理を示す。この処理では、サーバ1は、現在の印刷ページ(これを指定ページという)を管理する変数に印刷開始ページのページ番号を設定する(S10)。
【0053】
次に、サーバ1は、指定ページにカラービットマップが存在するか否かを判定する(S11)。カラービットマップの存在の有無は、ページヘッダ部の情報(図5の「カラーかモノクロかの識別」)により判定される。
【0054】
指定ページにカラービットマップが存在する場合、カラーのページであるので、サーバ1は、印刷データからカラーデータ(図3参照)を抽出する(S12)。一方、指定ページにカラービットマップが存在しない場合、指定ページはモノクロページであるので、サーバ1は、モノクロデータ(図3参照)を抽出する(S13)。
【0055】
次に、サーバ1は、指定ページが印刷終了ページに達したか否かを判定する(S14)。指定ページがまだ印刷終了ページに達していない場合、サーバ1は、指定ページを1だけインクリメントし、制御をS11に戻す。一方、指定ページが印刷終了ぺージに達した場合、サーバ1は、抽出した印刷データをプリンタ3に送信する(S16)。
【0056】
図9に、図7のS3でモノクロ印刷が指定された場合の処理を示す。この処理においても、サーバ1は、まず、指定ページを管理する変数に印刷開始ページを設定する(S20)。
【0057】
次に、サーバ1は、指定ページにモノクロビットマップが存在するか否かを判定する(S21)。指定ページにモノクロビットマップが存在する場合、モノクロのページであるので、サーバ1は、印刷データからモノクロデータを抽出する(S22)。
【0058】
一方、指定ページにモノクロビットマップが存在しない場合、指定ページはカラーページであるので、サーバ1は、カラーデータを抽出する(S23)。次に、サーバ1は、カラーデータをそのまま送信可能か否かを判定する(S24)。カラーデータをそのまま送信可能な場合とは、プリンタ3側において、カラービットマップからモノクロビットマップへの変換機能を有する場合をいう。プリンタ3がそのような変換機能を有するか否かの情報は、例えば、プリンタ3からサーバ1に印刷データを要求するときに、引き渡すようにすればよい。
【0059】
そして、カラーデータをそのまま送信可能である場合、サーバ1は、制御をS26に進める。一方、カラーデータをそのまま送信可能でない場合、サーバ1は、カラーデータをモノクロデータに変換し(S25)、制御をS26に進める。
【0060】
そして、サーバ1は、指定ページが印刷終了ページに達したか否かを判定する(S26)。指定ページがまだ印刷終了ページに達していない場合、サーバ1は、指定ページを1だけインクリメントし(S27)、制御をS21に戻す。一方、指定ページが印刷終了ページに達した場合、サーバ1は、抽出した印刷データをプリンタ3に送信する(S28)。これにより、プリンタ3は、送信された印刷データを印刷する。
【0061】
以上述べたように、本情報システムによれば、サーバ1は、1つの文書に対する1回の印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部およびビットマップデータ部に分けて保持する。また、ビットマップデータ部には、カラー印刷用のデータとモノクロ印刷用のデータを保持する。このため、サーバ1に印刷データを蓄積した状態で、カラー印刷とモノクロ印刷のいずれをも選択して印刷できる。
【0062】
また、印刷データには、1つの共通フォーマット部および1つのページヘッダ部に対してカラーデータとモノクロデータが保持されるので、カラーデータとモノクロデータを個別に格納する従来の方法に比較して、共通フォーマット部および1つのページヘッダ部を共通化し、データ量を削減できる。また、このような印刷データの形式によれば、カラーデータのファイルとモノクロデータのファイルを対にして管理する必要がなく、ファイル管理の負担が少なくなる。
【0063】
また、本実施形態では、カラーデータしか保持していない状態でモノクロ印刷が指定された場合、サーバ1がカラーデータからモノクロデータへの変換を実行し、そのモノクロデータをプリンタ3に転送する。したがって、プリンタ3でカラーデータからモノクロデータに変換する場合に比較して、ネットワーク上を転送されるデータ量を低減することができる。
【0064】
<変形例>
上記実施形態では、パーソナルコンピュータ2からよりプリンタ3に対し、印刷するデータファイルの場所、ファイル名、印刷形式(カラー印刷か否か)、印刷するページを指示した。また、印刷するデータをURL形式で場所とファイルの指定をした。しかし、本発明の実施は、そのような指定手順に限定されるものではなく、サポートするプロトコルにより、他の指定方法によっても構わない。また、カラー印刷の指示については、印刷に使用するプリンタの種類に基づき自動に決定するようにしてもよい。
【0065】
上記実施形態では、印刷対象のページがカラーの文書であったとき、その印刷データとしてカラーデータとモノクロデータの双方を保持した。しかし、これに代えて、カラーの文書に対応する印刷データとしてカラーデータを保持し、モノクロの文書に対応する印刷データにはモノクロデータを保持するようにしてもよい。そして、カラーのデータをモノクロ印刷する場合には、図9のS25に示したようにカラーからモノクロに変換した後印刷するようにすればよい。このようにすることで、さらにサーバ1に保持するデータ量を低減することができる。
【0066】
上記実施形態では、印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部および各ページ毎のビットマップ部に分割した。しかし、本発明の実施は、このようなデータ構成には限定されない。例えば、ページ以外の部分ごとにヘッダ情報を設けてもよい。例えば、複数ページの集合、ページとは直接関係しない文書の区切り情報(文章の区切り、章、節)ごとにヘッダ情報を設けるようにしてもよい。
【0067】
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態を図10および図11の図面に基づいて説明する。図10は、印刷対象の文書が更新されたときの印刷データの差し替え処理の概念を示す図であり、図11は、本実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。
【0068】
上記第1実施形態では、印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部およびビットマップ部に分離してサーバ1に保存しておき、これらのデータを直接プリンタに送信して印刷する情報システムについて説明した。
【0069】
本実施形態では、文書が更新された後、その文書の印刷データをサーバ1に蓄積する際に、更新前の文書に対する印刷文書の変更ページを差し替えて更新後の文書に対応する印刷データを作成する機能を説明する。他の構成および作用は第1実施形態の場合と同様である。そこで、同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0070】
図10に、印刷データの差し替え処理の概念を示す。この処理では、例えば、更新履歴を保持する文書作成プログラムにおいて、その文書作成プログラムの印刷モジュールが更新履歴を参照して、更新ページのみの印刷データを作成する。
【0071】
そして、パーソナルコンピュータ2(文書作成プログラム)が更新ページのデータのみをサーバ1へ登録するようにすれば、必要最低限のデータのみをサーバ1へ送るだけで済む。
【0072】
また、サーバ1は、印刷データごとに更新ページの履歴を保持するにしてもよい。例えば、各ページごとの最終更新日時、各ページごとのチェックサム、あるいは、更新されたページについて更新前ページとの差分等を保持するようにすればよい。
【0073】
このような履歴は、例えば、図1に示したように、印刷データ(1〜N)に対応する管理データ(1〜N)に記録すればよい。このような変更履歴の管理を保持することにより、サーバ1において、印刷データの状態で、データベース機能を併せて提供することも可能となる。また、そのような履歴情報に基づき、更新されたページだけを抜き出して印刷する機能(更新されたページだけをサーバ1から印刷装置3を送信する機能)を提供するようにしてもよい。
【0074】
<変形例>
上記実施形態では、パーソナルコンピュータ2等の文書作成プログラムが更新された文書から更新ページを抽出し、そのページの印刷データを作成する例を説明した。しかし、本発明の実施は、そのような構成には限定されない。例えば、印刷データの各ページが更新されたか否かをサーバ1が判定し、更新されたページのみをプリンタで印刷するようにしてもよい。
【0075】
図11は、そのようなページごとの更新の有無を判断し、印刷ページのみをプリンタ3に送信するサーバ1の処理を示すフローチャートである。この処理では、まず、サーバ1が差し替え用データを受信する(S40)。
【0076】
そして、サーバ1は、第nページ(n=1、2、...)について、保存済みのビットマップと受信したビットマップとを比較する。そして、サーバ1は、そのページのビットマップに変更があったか否かを判定する(S42)。
【0077】
そのページのビットマップに変更があった場合、そのビットマップデータを差し替える(S43)。さらに、そのページを保存する(S44)。
【0078】
次に、サーバ1は、受信した全ページをチェックしたか否かを判定する(S45)。そして、すべてのページをチェックしていない場合、ページ番号nを1だけインクリメントする(S46)。その後、サーバ1は、制御をS41に戻す。
【0079】
一方、すべての受信データをチェックした場合、S44の処理で保存しておいたデータをプリンタ3に送信する(S47)。
【0080】
以上のような処理により、サーバ1は、パーソナルコンピュータ3等で編集された文書のうち、更新されたページのみをプリンタ3に送信し、印刷させることができる。
【0081】
《実施形態の効果》
本実施形態の情報システムでは、指定、または使用するプリンタの機能に応じた最適なデータをプリンタへ送信することが可能であり、運用時の通信量低減にも貢献する。さらに、本実施形態に示した印刷データのデータ構造によれば、サーバ1上に必要となるデータ容量を低減させることが可能になる。また、このデータ構造によれば、例えば、カラーデータのファイルとモノクロデータのファイルを対応づけて管理する必要がなく、ファイル管理が容易になる。
【0082】
また、データをページ分割して保持していることから、分割せずにデータを保持している場合に比べ、印刷ページ指定時の処理に対してもサーバ処理に負荷をかけずに対応できる。さらに、サーバ1上のデータを更新する場合も、更新のあったページのみのデータを差し替えることが可能であり、データ管理の効率の向上にも寄与することができる。
【0083】
《コンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の装置、機械等に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0084】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0085】
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0086】
《搬送波に具現化されたデータ通信》
また、上記プログラムは、コンピュータその他の装置、機械等のハードディスクやメモリに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータに配布することができる。この場合、プログラムは、搬送波によって具現化されたデータ通信信号として、通信媒体を伝送される。そして、その配布を受けたコンピュータ等に上記機能を提供させることができる。
【0087】
ここで通信媒体としては、有線通信媒体、例えば、同軸ケーブルおよびツイストペアケーブルを含む金属ケーブル類、光通信ケーブル等、または、無線通信媒体例えば、衛星通信、地上波無線通信等のいずれでもよい。
【0088】
また、搬送波は、データ通信信号を変調するための電磁波または光である。ただし、搬送波は、直流信号でもよい。この場合、データ通信信号は、搬送波がないベースバンド波形になる。したがって、搬送波に具現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバンド信号と変調されていないベースバンド信号(電圧0の直流信号を搬送波とした場合に相当)のいずれでもよい。
【0089】
《その他》
さらに、本実施の形態は以下の発明を開示する。
(付記1) 印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える装置。(1)
(付記2) 前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する付記1に記載の装置。(2)
(付記3) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換する手段と、
印刷内容を印刷装置に転送する手段とをさらに備え、
前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、前記変換する手段は、その多色の印刷内容を単色に変換する付記1に記載の装置。(3)
(付記4) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定する手段と、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送する手段とをさらに備える付記1に記載の装置。(4)
(付記5) コンピュータを、印刷装置に印刷対象文書を印刷させるための印刷データを管理する装置として機能させるデータ構造であり、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の印刷処理と通じて共通の動作を規定する第1の印刷仕様データと、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の所定部分に共通の動作を規定する第2の印刷仕様データと、
前記印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容データとを備えるデータ構造。(5)
(付記6) 前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する付記5に記載のデータ構造。(6)
(付記7) 前記第2の印刷仕様データは、当該所定部分の印刷内容が多色か単色か、または両方を保持しているかを示す情報を有し、前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷装置が多色の印刷をできない場合に多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換させる付記5に記載のデータ構造。(7)
(付記8) コンピュータが、印刷対象文書の印刷データを管理する方法であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行する方法。(8)
(付記9) 前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容および単色の印刷内容を記録するステップと、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するステップとを有する付記8に記載の方法。
(付記10) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換するステップと、
印刷内容を印刷装置に転送するステップとをさらに実行し、
前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録するステップを有し、
前記変換するステップは、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合にその多色の印刷内容を単色に変換するステップを有する付記8に記載の方法。
(付記11) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定するステップと、
更新後の印刷対象文書の印刷データに対して、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷するステップとをさらに実行する付記8に記載の方法。
(付記12) コンピュータに、印刷対象文書の印刷データを管理させるプログラムであり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行させるプログラム。(9)
(付記13) 前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容および単色の印刷内容を記録するステップと、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するステップとを有する付記12に記載のプログラム。
(付記14) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換するステップと、
印刷内容を印刷装置に転送するステップとをさらに実行させ、
前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録するステップを有し、
前記変換するステップにおいては、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、その多色の印刷内容が単色に変換される付記12に記載のプログラム。
(付記15) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定するステップと、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送するステップとをさらに実行する付記12に記載のプログラム。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データサイズ、印刷時の性能、印刷データの管理に優れた印刷データの保存技術を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報システムのシステム構成図
【図2】印刷データを印刷させるためのデータ選択の手順を示す図
【図3】印刷データの構成を示す図
【図4】共通フォーマット部のデータ構造を示す図
【図5】ページヘッダ部のデータ構造を示す図
【図6】カラーデータを単色データに変換するカラーモノクロ変換処理の例を示す図
【図7】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(1)
【図8】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(2)
【図9】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(3)
【図10】印刷対象の文書が更新されたときの印刷データの差し替え処理の概念を示す図
【図11】第2実施形態における印刷処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 サーバ
2 パーソナルコンピュータ
3 プリンタ
31 パーソナルコンピュータ2に表示されるプリンタ3の操作画面
32 印刷対象指定部
33 印刷データ色指定部
34 印刷ページ指定部
P1−Pn 第1ページ−第nページの印刷データ
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷データの形式に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットへの接続環境の整備に伴い、プリンタがIPP(Internet Printing Protocol)に代表されるネットワークとの双方向通信が可能なプロトコルをサポートするようになった。このようなプロトコルにより、プリンタがインターネット等のネットワーク上の印刷対象にアクセスする機能を有するようになっている。
【0003】
これらのプリンタでは、パーソナルコンピュータからプリンタへ印刷データを送信し、印刷を行う従来の機能の他に、プリンタが直接サーバと通信し、印刷可能なデータを取得し、印刷する機能を有するものがある。ここで、印刷可能なデータとは、プリンタにそのデータを投入することによりそのまま印刷されるデータであり、プリンタが外部の機器に接続されるときのインターフェース仕様にしたがったデータである。
【0004】
そのような印刷可能なデータをサーバ上に置く運用とすることで、例えば、装置の取扱説明書やカタログ、仕様書類など複数ページから成り、紙文書として使用する機会の多い文書データの印刷効率の向上を図ることができる。
【0005】
また、このような印刷可能なデータは、既に 印刷可能な形式となっていることから、文書を作成したアプリケーションソフトが不用となる、改ざんがしにくくなるなどの管理上の利点も大きい。
【0006】
しかし、サーバ上に保存する印刷データは、後から印刷利用を行う特性から全ページ分のデータを保存しておくことが望まれる。また、サーバ上に印刷可能なデータを保存する場合、印刷するプリンタの特性に合わせた形式で保存しておく必要がある。
【0007】
また、例えば、近年のカラー対応プリンタの普及に伴い、作成される文書もカラー化の傾向がある。そのため、印刷可能なデータを保存する場合には、プリンタの特性に合わせカラー用データとモノクロ用データの2種類のデータを保存することが考えられる。
【0008】
そして、プリンタからの印刷にあたっては、印刷するプリンタの特性に合わせ、1つの文書に対するカラープリンタ向けのデータ(カラーデータと呼ぶ)とモノクロプリンタ向けのデータ(これをモノクロデータと呼ぶ)の2種類からいずれかを選択し、印刷すればよい。あるいは、カラーデータのみをサーバに用意し、データを受信したプリンタでモノクロに変換し印刷することも考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような運用の場合、1文書に対応する印刷可能なデータの容量が多くなる問題がある。また、カラーデータのみをサーバに保存する運用では、常に容量の大きなデータが通信回線上を流れるため、通信回線への負荷が大きくなり、通信コストが大きくなる問題がある。また、印刷を行うまでに時間がかかってしまう不便さも問題として発生する。
【0010】
また、カラーとモノクロの2種類の印刷データを保存する場合、それぞれで独立したデータファイルが必要となり、印刷に必要なデータを選択するためには両方のファイル名を常にペアで管理する必要があり、ファイル管理の面での負荷も大きくなる。
【0011】
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、データサイズ、印刷時の性能、印刷データの管理に優れた印刷データの保存技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、
上記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、
上記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、
印刷対象文書の印刷内容を上記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える。
【0013】
ここで、所定部分とは、例えば、文書の1ページ、文書の区切り記号から次の区切り記号まで、文書の章、節等をいう。このように、本装置は、印刷データを第1の印刷仕様データ、第2の印刷仕様データ、および、所定部分ごとの印刷内容という機能ごとのデータ要素に分割して記録する。
【0014】
好ましくは、上記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するものでもよい。
【0015】
このように、本装置は、単色の印刷対象文書について、多色の印刷内容に相当するデータを節約する。
【0016】
好ましくは、上記装置は、多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換する手段と、
印刷内容を印刷装置に転送する手段とをさらに備え、
上記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、上記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、上記変換する手段は、その多色の印刷内容を単色に変換するものでもよい。
【0017】
このように、本装置は、印刷装置が多色の印刷をできない場合に、多色の印刷対象文書を単色に変換して、その印刷装置に送信する。このため、印刷装置側で単色に変換する場合に比べて、送信されるデータ量を低減できる。
【0018】
好ましくは、上記装置は、上記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定する手段と、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送する手段とをさらに備えてもよい。このように、本装置によれば、更新された部分のみを抜き出して印刷できる。
【0019】
本発明の上記いずれかの構成要素をコンピュータのプログラムまたはデータ構造として実現してもよい。本発明は、コンピュータその他の装置、機械等が上記いずれかの処理を実行する方法であってもよい。また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等に、以上のいずれかの機能、ステップ、または処理を実現させるプログラムまたはデータ構造であってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムまたはデータ構造をコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0021】
《第1実施形態》
以下、本発明の第1実施形態に係る情報システムを図1から図9の図面に基いて説明する。
【0022】
図1は第1実施形態に係る情報システムのシステム構成図であり、図2は、図1に示したサーバ1に保存されている印刷データをプリンタ3に印刷させるためのデータ選択の手順を示す図であり、図3は、本情報システムにおける印刷データの構成を示す図であり、図4は、図3に示した共通フォーマット部のデータ構造を示す図であり、図5は、図3に示したページヘッダ部のデータ構造を示す図であり、図6は、カラーデータを単色データ(モノクロデータという)に変換するカラーモノクロ変換処理の例を示す図であり、図7から図9は、第1実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【0023】
<機能概要>
図1に、本情報システムのシステム構成図を示す。この情報システムは、パーソナルコンピュータ2、プリンタ3およびサーバ1をネットワークで接続して構成される。
【0024】
サーバ1およびパーソナルコンピュータ2は、通信基板を搭載した一般的なコンピュータであり、その構成要素については広く知られているので、その説明を省略する。
【0025】
また、プリンタ3についても、ネットワークとの通信機能を有する一般的なものである。したがって、本実施形態において、プリンタの印刷方式そのものに限定はなく、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、感熱式等様々なタイプのものをプリンタ3として使用できる。
【0026】
本情報システムでは、サーバ1には予め、プリンタ3にそのまま入力可能なデータ形式の印刷データを保存しておく。プリンタ3にそのまま入力可能なデータとは、データ形式を変換することなくプリンタ3が読み取ることができるデータをいい、プリンタ3の入力インターフェース仕様により規定されるデータをいう。
【0027】
図1に示すように、サーバ1には、そのような印刷データが複数保存される(印刷データ1〜N)。また、本情報システムでは、各印刷データ(1〜N)に対応して、管理データ(1〜N)が保持される。管理データは、例えば、印刷データの更新履歴などを保持する。
【0028】
本情報システムのユーザは、パーソナルコンピュータ2を通じてプリンタ3にアクセスし、印刷データを指定して(例えば、印刷データKを指定)、印刷の実行を指示する。すると、プリンタ3は、ネットワークを通じてサーバ1にアクセスし、指定された印刷データKを読み出し印刷する。このように、本情報システムでは、サーバ1に蓄積されている印刷データがネットワークを通して直接プリンタ3に転送され、印刷される。
【0029】
図2は、パーソナルコンピュータ2に表示されるプリンタ3の操作画面31と、その操作画面を操作したときの処理概要を示す図である。このプリンタ3は、ウェブサーバの機能を有しており、パーソナルコンピュータ2に図2に示した画面31を提供する。
【0030】
この画面31は、印刷対象指定部32、印刷データ色指定部33および印刷ページ指定部34を有している。印刷対象指定部32には、URL(Uniform Resource Locator)により、印刷対象の印刷データの格納先およびファイル名が設定される。
【0031】
印刷データ色指定部33は、カラーおよびモノクロのラベルが付されたラジオボタンからなり、カラー印刷するかモノクロ印刷するかが指定される。印刷ページ指定部34には、印刷データのうちの印刷対象ページが指定される。
【0032】
このような設定の後、印刷の実行が指示されると、プリンタ3はサーバ1へ指定された印刷データを要求する。この時点では、印刷を指示したパーソナルコンピュータ2とプリンタ3との接続は切断されている。
【0033】
これに対し、印刷データを保存しているサーバ1は、プリンタ3からの要求により印刷データを構築する。今、ここでは、印刷データ色:カラー、印刷ページ:2〜nページが指定されたものとする。
【0034】
その場合、サーバ1は、第1ページ目のデータを抜き、2〜nの各ページ(P1〜Pn)からカラーデータを取り出し、これをプリンタ3へ送信する。また、モノクロデータのみのページについては、サーバ1は、モノクロページを取り出すようにすればよい。
【0035】
プリンタ3は、サーバ2より送信されたデータを受信し、印刷処理を行う。なお、印刷部数については、部数情報をプリンタに送信し印刷させてもよいし、指定部数分だけ繰り返して印刷データを作成してもよく、プリンタの特性に合わせデータを作成すればよい。
【0036】
<データ構造>
図3に、印刷データの構成を示す。図3のように、本情報システムは、印刷データの形式を機能ごとのデータ要素に分割し、サーバ1に蓄積する。すなわち、サーバ1に保存する印刷データは、ドキュメント共通フォーマット部(図3の(1))とページヘッダ部(図3の(2))と圧縮されたビットマップデータ部(図3の(3))を有する。
【0037】
ドキュメント共通フォーマット部には印刷部数や給紙口の情報など印刷データに共通のデータが含まれる。また、ページヘッダ部には用紙サイズなど、1つのページ内で共通の情報が含まれる。これら情報は印刷時にそのまま使用してもよいし、印刷時に再構成して印刷を行っても構わない。
【0038】
ビットマップデータ部は、印刷対象ページの描画情報である。ビットマップデータ部は、例えば、<(印刷データの)縦方向画素数><横方向画素数><縦方向画素寸法><横方向画素寸法><画素データの並び>のように構成される。
【0039】
本実施形態において、印刷データの元となる印刷対象文書がカラー情報を持っている場合には、<画素データの並び>には、カラー用の画素データの並びと、モノクロ用の画素データの並びの双方が保持される。
【0040】
カラー用の画素データの並びは、CMYK各々の色プレーンにおいてオンかオフかを指定する4ビットの組み合わせからなる。この画素データの並びをカラーデータ、またはカラービットマップという。
【0041】
また、モノクロ用の画素データの並びは、K情報に対するオンまたはオフを指定するビット列であり、これをモノクロデータ、またはモノクロビットマップという。
【0042】
本情報システムのサーバ1は、印刷時に指定される印刷形式(カラー印刷か否か)、またはプリンタ3の特性にしたがい、適したデータ(カラーデータまたはモノクロデータ)をビットマップデータ部に割り当てた印刷データをプリンタ3へ送信する。なお、モノクロデータのみしか存在しない場合、そのビットマップデータ部には、1つのデータをカラー用、モノクロ用共通で利用する(モノクロデータを保持すればよく、カラーデータは不要となる)。
【0043】
図4に、共通フォーマット部のデータ構造を示す。本実施形態においては、共通フォーマット部は、共通フォーマット部を示す識別子(図4の”@com”)、印刷部数の指定、プリンタの給紙口の指定(どの給紙口から用紙を供給するかの指定)、登録ユーザ名およびフォーマット部の終端記号(図4の<CR><LF>)を有する。このように、共通フォーマット部は、印刷対象の文書の1回の印刷において共通の情報を含む。
【0044】
図5に、ページヘッダ部のデータ構造を示す。本実施形態においては、ページヘッダ部は、ページヘッダ部を示す識別子(図5の”@SET”)、ページ番号、用紙サイズの指定、解像度の指定、印刷用紙種類の指定、当該ページに保持しているビットマップデータにカラーデータがあるか、モノクロデータがあるかの識別情報(図5のCOLORまたはMONO)、およびページヘッダ部の終端記号(図5の<CR><LF>)を有する。このように、共通フォーマット部は、印刷対象の1つのページ内で共通の情報を含む。
【0045】
<カラー=>モノクロ変換>
本情報システムでは、サーバ1上でカラーデータからモノクロデータを作り出す機能を有する。
【0046】
図6に、その場合のデータ変換の方法を示す。このような方法としては、図6のようにCMYK各1bitのデータからグレーデータへ擬似的な変換(図6では簡易変換と表示)を行い、これにディザ処理を行い、モノクロ1bitのデータを作成する方法などがある。
【0047】
図6の簡易変換では、例えば、CMYKの各々のプレーンにおけるオンとオフとを指定する4ビットの数値が、グレーデータの濃度を示す数値に変換される。このような変換は、例えば、1画素のYMCKに対応するビットパターンをグレーデータに対応するビットパターンに変換する変換テーブルまたは変換式を組み込んだプログラムの処理により実現できる。
【0048】
また、ディザ処理とは、グレーデータを2次元のドットパターンの組み合わせで表現する処理をいう。このような処理により、最終的には黒色を指定するドットパターンの組み合わせからなるモノクロデータが作成される。
【0049】
<作用>
図7から図9に、本情報システムにおける印刷時の処理手順を示す。本実施形態では、印刷時には、ユーザがパーソナルコンピュータ2からプリンタ3にアクセスし、印刷を指令する。これにより、印刷データの要求がプリンタ3からサーバ1に送信され、図7の処理が開始する。その場合、ユーザは、印刷データ(印刷対象のファイル)、カラー/モノクロの別、印刷開始ページ、印刷終了ページ等を指定する。
【0050】
この処理では、サーバ1は、まず、プリンタ3から指定データ(ユーザがプリンタ3に指定した印刷データ)が存在するか否かを判定する(S1)。そして、指定された印刷データが存在しない場合、サーバ1は、プリンタ3にデータなしのメッセージを送信する。これにより、プリンタ3は、ユーザのパーソナルコンピュータ2にデータなしのエラーメッセージを送信する。このエラーメッセージは、例えば、パーソナルコンピュータ2のメッセージキュー、または、履歴情報に蓄積される。ユーザがパーソナルコンピュータ2上で印刷状態、または、印刷履歴を表示すると、そのエラーメッセージが表示される(S2)。
【0051】
一方、S1の判定で指定データが存在する場合、次に、サーバ1は、指定された印刷形式がカラーか否かを判定する。そして、指定された印刷形式がカラーの場合、サーバ1は、制御を図8のS10へ進める。一方、指定された印刷形式がモノクロの場合、サーバ1は、制御を図9のS20へ進める。
【0052】
図8に、カラー印刷が指定された場合の処理を示す。この処理では、サーバ1は、現在の印刷ページ(これを指定ページという)を管理する変数に印刷開始ページのページ番号を設定する(S10)。
【0053】
次に、サーバ1は、指定ページにカラービットマップが存在するか否かを判定する(S11)。カラービットマップの存在の有無は、ページヘッダ部の情報(図5の「カラーかモノクロかの識別」)により判定される。
【0054】
指定ページにカラービットマップが存在する場合、カラーのページであるので、サーバ1は、印刷データからカラーデータ(図3参照)を抽出する(S12)。一方、指定ページにカラービットマップが存在しない場合、指定ページはモノクロページであるので、サーバ1は、モノクロデータ(図3参照)を抽出する(S13)。
【0055】
次に、サーバ1は、指定ページが印刷終了ページに達したか否かを判定する(S14)。指定ページがまだ印刷終了ページに達していない場合、サーバ1は、指定ページを1だけインクリメントし、制御をS11に戻す。一方、指定ページが印刷終了ぺージに達した場合、サーバ1は、抽出した印刷データをプリンタ3に送信する(S16)。
【0056】
図9に、図7のS3でモノクロ印刷が指定された場合の処理を示す。この処理においても、サーバ1は、まず、指定ページを管理する変数に印刷開始ページを設定する(S20)。
【0057】
次に、サーバ1は、指定ページにモノクロビットマップが存在するか否かを判定する(S21)。指定ページにモノクロビットマップが存在する場合、モノクロのページであるので、サーバ1は、印刷データからモノクロデータを抽出する(S22)。
【0058】
一方、指定ページにモノクロビットマップが存在しない場合、指定ページはカラーページであるので、サーバ1は、カラーデータを抽出する(S23)。次に、サーバ1は、カラーデータをそのまま送信可能か否かを判定する(S24)。カラーデータをそのまま送信可能な場合とは、プリンタ3側において、カラービットマップからモノクロビットマップへの変換機能を有する場合をいう。プリンタ3がそのような変換機能を有するか否かの情報は、例えば、プリンタ3からサーバ1に印刷データを要求するときに、引き渡すようにすればよい。
【0059】
そして、カラーデータをそのまま送信可能である場合、サーバ1は、制御をS26に進める。一方、カラーデータをそのまま送信可能でない場合、サーバ1は、カラーデータをモノクロデータに変換し(S25)、制御をS26に進める。
【0060】
そして、サーバ1は、指定ページが印刷終了ページに達したか否かを判定する(S26)。指定ページがまだ印刷終了ページに達していない場合、サーバ1は、指定ページを1だけインクリメントし(S27)、制御をS21に戻す。一方、指定ページが印刷終了ページに達した場合、サーバ1は、抽出した印刷データをプリンタ3に送信する(S28)。これにより、プリンタ3は、送信された印刷データを印刷する。
【0061】
以上述べたように、本情報システムによれば、サーバ1は、1つの文書に対する1回の印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部およびビットマップデータ部に分けて保持する。また、ビットマップデータ部には、カラー印刷用のデータとモノクロ印刷用のデータを保持する。このため、サーバ1に印刷データを蓄積した状態で、カラー印刷とモノクロ印刷のいずれをも選択して印刷できる。
【0062】
また、印刷データには、1つの共通フォーマット部および1つのページヘッダ部に対してカラーデータとモノクロデータが保持されるので、カラーデータとモノクロデータを個別に格納する従来の方法に比較して、共通フォーマット部および1つのページヘッダ部を共通化し、データ量を削減できる。また、このような印刷データの形式によれば、カラーデータのファイルとモノクロデータのファイルを対にして管理する必要がなく、ファイル管理の負担が少なくなる。
【0063】
また、本実施形態では、カラーデータしか保持していない状態でモノクロ印刷が指定された場合、サーバ1がカラーデータからモノクロデータへの変換を実行し、そのモノクロデータをプリンタ3に転送する。したがって、プリンタ3でカラーデータからモノクロデータに変換する場合に比較して、ネットワーク上を転送されるデータ量を低減することができる。
【0064】
<変形例>
上記実施形態では、パーソナルコンピュータ2からよりプリンタ3に対し、印刷するデータファイルの場所、ファイル名、印刷形式(カラー印刷か否か)、印刷するページを指示した。また、印刷するデータをURL形式で場所とファイルの指定をした。しかし、本発明の実施は、そのような指定手順に限定されるものではなく、サポートするプロトコルにより、他の指定方法によっても構わない。また、カラー印刷の指示については、印刷に使用するプリンタの種類に基づき自動に決定するようにしてもよい。
【0065】
上記実施形態では、印刷対象のページがカラーの文書であったとき、その印刷データとしてカラーデータとモノクロデータの双方を保持した。しかし、これに代えて、カラーの文書に対応する印刷データとしてカラーデータを保持し、モノクロの文書に対応する印刷データにはモノクロデータを保持するようにしてもよい。そして、カラーのデータをモノクロ印刷する場合には、図9のS25に示したようにカラーからモノクロに変換した後印刷するようにすればよい。このようにすることで、さらにサーバ1に保持するデータ量を低減することができる。
【0066】
上記実施形態では、印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部および各ページ毎のビットマップ部に分割した。しかし、本発明の実施は、このようなデータ構成には限定されない。例えば、ページ以外の部分ごとにヘッダ情報を設けてもよい。例えば、複数ページの集合、ページとは直接関係しない文書の区切り情報(文章の区切り、章、節)ごとにヘッダ情報を設けるようにしてもよい。
【0067】
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態を図10および図11の図面に基づいて説明する。図10は、印刷対象の文書が更新されたときの印刷データの差し替え処理の概念を示す図であり、図11は、本実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。
【0068】
上記第1実施形態では、印刷データを共通フォーマット部、ページヘッダ部およびビットマップ部に分離してサーバ1に保存しておき、これらのデータを直接プリンタに送信して印刷する情報システムについて説明した。
【0069】
本実施形態では、文書が更新された後、その文書の印刷データをサーバ1に蓄積する際に、更新前の文書に対する印刷文書の変更ページを差し替えて更新後の文書に対応する印刷データを作成する機能を説明する。他の構成および作用は第1実施形態の場合と同様である。そこで、同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0070】
図10に、印刷データの差し替え処理の概念を示す。この処理では、例えば、更新履歴を保持する文書作成プログラムにおいて、その文書作成プログラムの印刷モジュールが更新履歴を参照して、更新ページのみの印刷データを作成する。
【0071】
そして、パーソナルコンピュータ2(文書作成プログラム)が更新ページのデータのみをサーバ1へ登録するようにすれば、必要最低限のデータのみをサーバ1へ送るだけで済む。
【0072】
また、サーバ1は、印刷データごとに更新ページの履歴を保持するにしてもよい。例えば、各ページごとの最終更新日時、各ページごとのチェックサム、あるいは、更新されたページについて更新前ページとの差分等を保持するようにすればよい。
【0073】
このような履歴は、例えば、図1に示したように、印刷データ(1〜N)に対応する管理データ(1〜N)に記録すればよい。このような変更履歴の管理を保持することにより、サーバ1において、印刷データの状態で、データベース機能を併せて提供することも可能となる。また、そのような履歴情報に基づき、更新されたページだけを抜き出して印刷する機能(更新されたページだけをサーバ1から印刷装置3を送信する機能)を提供するようにしてもよい。
【0074】
<変形例>
上記実施形態では、パーソナルコンピュータ2等の文書作成プログラムが更新された文書から更新ページを抽出し、そのページの印刷データを作成する例を説明した。しかし、本発明の実施は、そのような構成には限定されない。例えば、印刷データの各ページが更新されたか否かをサーバ1が判定し、更新されたページのみをプリンタで印刷するようにしてもよい。
【0075】
図11は、そのようなページごとの更新の有無を判断し、印刷ページのみをプリンタ3に送信するサーバ1の処理を示すフローチャートである。この処理では、まず、サーバ1が差し替え用データを受信する(S40)。
【0076】
そして、サーバ1は、第nページ(n=1、2、...)について、保存済みのビットマップと受信したビットマップとを比較する。そして、サーバ1は、そのページのビットマップに変更があったか否かを判定する(S42)。
【0077】
そのページのビットマップに変更があった場合、そのビットマップデータを差し替える(S43)。さらに、そのページを保存する(S44)。
【0078】
次に、サーバ1は、受信した全ページをチェックしたか否かを判定する(S45)。そして、すべてのページをチェックしていない場合、ページ番号nを1だけインクリメントする(S46)。その後、サーバ1は、制御をS41に戻す。
【0079】
一方、すべての受信データをチェックした場合、S44の処理で保存しておいたデータをプリンタ3に送信する(S47)。
【0080】
以上のような処理により、サーバ1は、パーソナルコンピュータ3等で編集された文書のうち、更新されたページのみをプリンタ3に送信し、印刷させることができる。
【0081】
《実施形態の効果》
本実施形態の情報システムでは、指定、または使用するプリンタの機能に応じた最適なデータをプリンタへ送信することが可能であり、運用時の通信量低減にも貢献する。さらに、本実施形態に示した印刷データのデータ構造によれば、サーバ1上に必要となるデータ容量を低減させることが可能になる。また、このデータ構造によれば、例えば、カラーデータのファイルとモノクロデータのファイルを対応づけて管理する必要がなく、ファイル管理が容易になる。
【0082】
また、データをページ分割して保持していることから、分割せずにデータを保持している場合に比べ、印刷ページ指定時の処理に対してもサーバ処理に負荷をかけずに対応できる。さらに、サーバ1上のデータを更新する場合も、更新のあったページのみのデータを差し替えることが可能であり、データ管理の効率の向上にも寄与することができる。
【0083】
《コンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の装置、機械等に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0084】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0085】
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0086】
《搬送波に具現化されたデータ通信》
また、上記プログラムは、コンピュータその他の装置、機械等のハードディスクやメモリに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータに配布することができる。この場合、プログラムは、搬送波によって具現化されたデータ通信信号として、通信媒体を伝送される。そして、その配布を受けたコンピュータ等に上記機能を提供させることができる。
【0087】
ここで通信媒体としては、有線通信媒体、例えば、同軸ケーブルおよびツイストペアケーブルを含む金属ケーブル類、光通信ケーブル等、または、無線通信媒体例えば、衛星通信、地上波無線通信等のいずれでもよい。
【0088】
また、搬送波は、データ通信信号を変調するための電磁波または光である。ただし、搬送波は、直流信号でもよい。この場合、データ通信信号は、搬送波がないベースバンド波形になる。したがって、搬送波に具現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバンド信号と変調されていないベースバンド信号(電圧0の直流信号を搬送波とした場合に相当)のいずれでもよい。
【0089】
《その他》
さらに、本実施の形態は以下の発明を開示する。
(付記1) 印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える装置。(1)
(付記2) 前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する付記1に記載の装置。(2)
(付記3) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換する手段と、
印刷内容を印刷装置に転送する手段とをさらに備え、
前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、前記変換する手段は、その多色の印刷内容を単色に変換する付記1に記載の装置。(3)
(付記4) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定する手段と、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送する手段とをさらに備える付記1に記載の装置。(4)
(付記5) コンピュータを、印刷装置に印刷対象文書を印刷させるための印刷データを管理する装置として機能させるデータ構造であり、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の印刷処理と通じて共通の動作を規定する第1の印刷仕様データと、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の所定部分に共通の動作を規定する第2の印刷仕様データと、
前記印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容データとを備えるデータ構造。(5)
(付記6) 前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する付記5に記載のデータ構造。(6)
(付記7) 前記第2の印刷仕様データは、当該所定部分の印刷内容が多色か単色か、または両方を保持しているかを示す情報を有し、前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷装置が多色の印刷をできない場合に多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換させる付記5に記載のデータ構造。(7)
(付記8) コンピュータが、印刷対象文書の印刷データを管理する方法であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行する方法。(8)
(付記9) 前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容および単色の印刷内容を記録するステップと、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するステップとを有する付記8に記載の方法。
(付記10) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換するステップと、
印刷内容を印刷装置に転送するステップとをさらに実行し、
前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録するステップを有し、
前記変換するステップは、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合にその多色の印刷内容を単色に変換するステップを有する付記8に記載の方法。
(付記11) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定するステップと、
更新後の印刷対象文書の印刷データに対して、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷するステップとをさらに実行する付記8に記載の方法。
(付記12) コンピュータに、印刷対象文書の印刷データを管理させるプログラムであり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行させるプログラム。(9)
(付記13) 前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容および単色の印刷内容を記録するステップと、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録するステップとを有する付記12に記載のプログラム。
(付記14) 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換するステップと、
印刷内容を印刷装置に転送するステップとをさらに実行させ、
前記印刷内容記録ステップは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録するステップを有し、
前記変換するステップにおいては、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、その多色の印刷内容が単色に変換される付記12に記載のプログラム。
(付記15) 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定するステップと、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して記録しているデータ部分と置き換え、置き換えたことを記録・管理すると共に、印刷装置に転送するステップとをさらに実行する付記12に記載のプログラム。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データサイズ、印刷時の性能、印刷データの管理に優れた印刷データの保存技術を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報システムのシステム構成図
【図2】印刷データを印刷させるためのデータ選択の手順を示す図
【図3】印刷データの構成を示す図
【図4】共通フォーマット部のデータ構造を示す図
【図5】ページヘッダ部のデータ構造を示す図
【図6】カラーデータを単色データに変換するカラーモノクロ変換処理の例を示す図
【図7】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(1)
【図8】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(2)
【図9】第1実施形態における処理手順を示すフローチャート(3)
【図10】印刷対象の文書が更新されたときの印刷データの差し替え処理の概念を示す図
【図11】第2実施形態における印刷処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 サーバ
2 パーソナルコンピュータ
3 プリンタ
31 パーソナルコンピュータ2に表示されるプリンタ3の操作画面
32 印刷対象指定部
33 印刷データ色指定部
34 印刷ページ指定部
P1−Pn 第1ページ−第nページの印刷データ
Claims (9)
- 印刷対象文書の印刷データを管理する装置であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録する手段と、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録する手段と、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録手段とを備える装置。 - 前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する請求項1に記載の装置。
- 多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換する手段と、
印刷内容を印刷装置に転送する手段とをさらに備え、
前記印刷内容記録手段は、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷対象文書が多色の印刷内容を含み、前記印刷装置が多色の印刷をできない場合に、前記変換する手段は、その多色の印刷内容を単色に変換する請求項1に記載の装置。 - 前記所定部分ごとに印刷内容の更新の有無を判定する手段と、
更新後の印刷対象文書の印刷データから、更新部分を抜き出して印刷装置に転送する手段とをさらに備える請求項1に記載の装置。 - コンピュータを、印刷装置に印刷対象文書を印刷させるための印刷データを管理する装置として機能させるデータ構造であり、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の印刷処理と通じて共通の動作を規定する第1の印刷仕様データと、
前記印刷装置に対して、前記印刷対象文書の所定部分に共通の動作を規定する第2の印刷仕様データと、
前記印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容データとを備えるデータ構造。 - 前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容と単色の印刷内容とを記録し、単色の印刷対象文書に対して単色の印刷内容を記録する請求項5に記載のデータ構造。
- 前記第2の印刷仕様データは、当該所定部分の印刷内容が多色か単色か、または両方を保持しているかを示す情報を有し、前記印刷内容データは、多色の印刷対象文書に対して多色の印刷内容を記録し、印刷装置が多色の印刷をできない場合に多色の印刷内容を単色の印刷内容に変換させる請求項5に記載のデータ構造。
- コンピュータが、印刷対象文書の印刷データを管理する方法であり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行する方法。 - コンピュータに、印刷対象文書の印刷データを管理させるプログラムであり、
前記印刷対象文書において共通の第1の印刷仕様データを記録するステップと、
前記印刷対象文書の所定部分において共通の第2の印刷仕様データを記録するステップと、
印刷対象文書の印刷内容を前記所定部分ごとに記録する印刷内容記録ステップとを実行させるプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184663A JP2004030169A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム |
US10/340,701 US20030234948A1 (en) | 2002-06-25 | 2003-01-13 | Print data management system, data structure thereof, method thereof and program thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184663A JP2004030169A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004030169A true JP2004030169A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=29728363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002184663A Pending JP2004030169A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030234948A1 (ja) |
JP (1) | JP2004030169A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123544A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Seiko Epson Corporation | 印刷システム、posシステム、接続デバイス、印刷システムの制御方法およびそのプログラム |
JP2007304326A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Canon Inc | 印刷装置及び印刷方法 |
JP2008198094A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Nec Fielding Ltd | 電子承認システムおよび当該システムを用いた電子承認方法 |
JP2010012622A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Canon Inc | 印刷装置及びその制御方法、並びに制御プログラム |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050097347A1 (en) * | 2003-11-03 | 2005-05-05 | Josephsen Mark M. | Printer security key management |
JP2006093917A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像読取装置および画像処理装置、画像形成装置 |
JP4164488B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2008-10-15 | キヤノン株式会社 | 情報漏洩抑止方法及びそれを実現する情報処理装置とドライバプログラム |
JP4557778B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2010-10-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び前記画像形成装置を含むアーカイブシステムとその制御方法 |
KR100754184B1 (ko) * | 2005-10-18 | 2007-09-03 | 삼성전자주식회사 | 인쇄 데이터의 표준 데이터 포맷 |
JP4997814B2 (ja) * | 2006-04-11 | 2012-08-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷装置 |
JP4282698B2 (ja) * | 2006-08-15 | 2009-06-24 | シャープ株式会社 | 印刷データ処理システム、印刷装置 |
US8144349B2 (en) * | 2007-01-11 | 2012-03-27 | Eicoh Company, Ltd. | Distributing printed documents |
KR101219427B1 (ko) * | 2007-10-10 | 2013-01-11 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치, 이에 연결된 호스트장치 및 그 화상처리방법 |
JP5618444B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2014-11-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 印刷システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3849326B2 (ja) * | 1998-11-12 | 2006-11-22 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像処理装置 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184663A patent/JP2004030169A/ja active Pending
-
2003
- 2003-01-13 US US10/340,701 patent/US20030234948A1/en not_active Abandoned
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123544A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Seiko Epson Corporation | 印刷システム、posシステム、接続デバイス、印刷システムの制御方法およびそのプログラム |
JPWO2006123544A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2008-12-25 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷システム、posシステム、接続デバイス、印刷システムの制御方法およびそのプログラム |
JP4710903B2 (ja) * | 2005-05-17 | 2011-06-29 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷システム、posシステム、接続デバイス、印刷システムの制御方法およびそのプログラム |
JP2007304326A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Canon Inc | 印刷装置及び印刷方法 |
US8374522B2 (en) | 2006-05-11 | 2013-02-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and printing method |
JP2008198094A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Nec Fielding Ltd | 電子承認システムおよび当該システムを用いた電子承認方法 |
JP2010012622A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Canon Inc | 印刷装置及びその制御方法、並びに制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20030234948A1 (en) | 2003-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4443679B2 (ja) | プリントシステム | |
EP0930757B1 (en) | Data transfer utilizing preview data | |
JP4541579B2 (ja) | 印刷システム、ネットワークインターフェース装置、印刷装置、データ提供方法及び記憶媒体 | |
US20050024677A1 (en) | Network print system, and information processing apparatus and its control method | |
US20100201996A1 (en) | Wireless printing device for wireles data output | |
JP2004030169A (ja) | 印刷データを管理する装置、データ構造、方法、およびプログラム | |
JP4141182B2 (ja) | 情報処理装置と情報処理方法並びにコンピュータ・ソフトウエア | |
CN104717395B (zh) | 打印服务提供装置和打印*** | |
JP2000172469A (ja) | 印刷設定情報の自動表示方法 | |
US8780392B2 (en) | Client apparatus, control method therefor, and bookbinding system | |
US8194269B2 (en) | Image forming method and system using XHTML-print data | |
JP2008310816A (ja) | 複数のマークアップ・ページ・データをコンパクトに表現するシステムおよび方法 | |
JP2001251525A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びデバイスドライバプログラムを格納した記憶媒体 | |
JP2005182253A (ja) | Asp印刷サービスシステム、方法、およびaspサーバー装置 | |
JP4995001B2 (ja) | 画像処理装置、情報処理装置、ログ処理方法、方法、プログラム | |
JP3619195B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読取可能な記憶媒体 | |
JPH1166051A (ja) | 電子文書のファイリング方法および装置 | |
JP4704508B2 (ja) | プリンタシステム | |
JP2000330734A (ja) | ネットワークプリント方法および該方法を用いたネットワークプリントシステム | |
JP3814371B2 (ja) | 情報処理装置及びその方法 | |
JP3639616B2 (ja) | 画像処理方法及び装置及びシステム | |
JPH1139165A (ja) | 機器機能変更方法およびネットワーク接続機器および機器管理サーバ | |
JP4019900B2 (ja) | プリントサーバ | |
JPH09218763A (ja) | 印刷処理システム | |
JP2005071240A (ja) | 印刷データ作成装置および印刷装置ならびに印刷システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070619 |