JP2004029991A - ファイル処理プログラムおよびファイル処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ファイル名の変更や、ファイルの削除、移動あるいは複製(コピー)を行なうファイル処理装置等に関し、関連ファイルが存在する場合に、管理用の新たなファイルを増やすことなく、関連ファイルについても整合性を持たせた上でファイル名の変更、ファイルの移動、複製、削除の処理を行なう。
【解決手段】例えばファイル名を変更するにあたっては、自分のファイル(処理対象ファイル)のファイル名を変更するとともに、関連ファイルのタグに記録された、その処理対象ファイルのファイル名を変更する。
【選択図】    図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファイル名の変更や、ファイルの削除、移動あるいは複製(コピー)を行なうファイル処理装置およびプログラムを実行する、コンピュータ等の情報処理装置内で実行されその情報処理装置をファイル処理装置として動作させるファイル処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、PCと略記することがある)のユーザは、そのPC内の様々なファイルについて、ファイルに対する名前の変更、移動、複製、削除等の処理を行なっている。
【0003】
ここで、近年、デジタルスチルカメラ(以下、DSCと略記することがある)が急速に普及しつつあり、DSCでの撮影により得られた静止画ファイルをPCに取り込んで、その静止画ファイルに名前を付けたり、移動、複製、削除やその他の処理を行なうことが広まってきている。このDSCで得られる静止画ファイルには、その静止画ファイルを得るための撮影を行なったときの状況などを音声で録音した音声ファイルが対応づけられていることがある。このような静止画ファイルと音声ファイルを対応づける、DCSに適合したファイルとしては、一般にExif形式のファイルが用いられる。
【0004】
ここで、Exifについて説明しておく。
【0005】
ExifはExchangeab1e Image File Formatの略であって、JEIDA(日本電子工業振興協会)で規格された画像フォーマットであり、既存の汎用画像フォーマットTIFFとJPEGをべースにしてデジタルカメラ向けの固有情報と運用規定を追加したものである。Version2.1への改訂において、音声ファイルに関する規定が追加されている。
【0006】
Exif形式の画像ファイルは実データである画像データ部とその画像データに関する各種情報を記述できるヘッダ情報部とからなる。このヘッダ情報部において情報を記述するフィールドはタグと呼ばれ、Exif形式の画像ファイルには関連する音声ファイルのファイル名を記述するタグが存在する。また、
Exif形式の音声ファイルは、ヘッダ情報部と実データ部という前述と同様のファイル構造で、関連する画像ファイルのファイル名を記述するタグが存在する。
【0007】
尚、http://it.jeita.or.jp/jhistory/document/standard/exif_jap/jeida49jap.htmに規格書が公開されている。
【0008】
従来、PCでは、ファイルの名前の変更や、ファイルの移動、複製、削除等の処理自体は一般に広く行なわれているが、それらの処理は、上記のExif形式のファイルのように関連するファイルがリンクしている場合にその関連するファイルについても整合した処理を行なうものではなく、関連するファイルが存在するか否かはユーザ自身が把握していて、ファイルの処理自体はユーザの操作に応じて各ファイルそれぞれについて行なわれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Exif形式のファイルのように関連ファイルが存在するかも知れないような場合であっても各ファイルについて独立にのみ処理を行なう必要があると、関連ファイルを同時に処理しなければならないことを知っている、かなり高いレベルのユーザでないと正しいファイル処理を行なうことができず、あいはレベルの高いユーザであっても関連ファイルの処理をうっかりと忘れると関連するファイルどうしの整合とされなくなってしまい、その後の保存や処理に支障を来たすおそれもある。
【0010】
ファイルの名前の変更に関しては、HTMLファイルの作成ソフトウェアであるマイクロソフト社のFrontPage(商標)では、あるHTMLファイル内にリンク先として記述されたHTMLファイル、静止画ファイルなどのファイル名の変更を受けて、そのHTMLファイル内のリンクの記述も連動して変更することが行なわれている。
【0011】
しかしながら、この技術は静止画ファイルなどのファイル名を変更したときにHTMLファイル内のリンクの記述が連動して変更されるという一方通行のものであって、例えばExif形式の静止画ファイルと音声ファイルのように、互いに関連する複数のファイルのうちのどのファイルの名前を変更したときであっても、そのファイル名の変更を関連する残りのファイルに反映させる必要がある場合に適用することはできない。
【0012】
また、特開平9−288606号公報には、ファイルの移動、ファイル名の変更、削除等があったときに、そのファイルを、そのファイルにリンクが張られているファイルとの間のリンク関係を維持することを目的とし、それらのファイル以外にそれら双方のファイルのリンクの状態を追跡して管理する追跡ファイルを設け、ファイル名の変更や移動等があったときにその追跡ファイル内の情報を書き換えるという技術が提案されている。
【0013】
しかしながら、この公報にて提案された技術は、リンク状態の管理のために追跡ファイルという新たなファイルを必要とし、その分、広い記憶領域が必要となり、また、ファイル構造が複雑となってしまうため関連する複数のファイルに何らかの連携した処理を行なわせようとしたときの処理速度の低下を招くことになる。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑み、関連ファイルが存在する場合に、管理用の新たなファイルを増やすことなく、関連ファイルについても整合性を持たせた上でファイル名の変更、ファイルの移動、複製、削除等の処理を行なうファイル処理プログラム、およびファイル処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のファイル処理プログラムのうちのファイル名の変更を担う第1のファイル処理プログラムは、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルのファイル名変更処理を行なうファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、所望の処理対象ファイルのファイル名の変更を操作に応じて指示するファイル名変更指示部と、
ファイル名変更指示部による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、その処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、該処理対象ファイルが格納されているフォルダに格納されているファイルのうち、該処理対象ファイルを関連ファイルとして該処理対象ファイルのファイル名を記録しているタグを含むファイルの該タグを上記新たなファイル名に書き替えるファイル名書替処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とする。
【0016】
本発明の第1のファイル処理プログラムは、ファイル名を変更するにあたり、自分のファイル(処理対象ファイル)のファイル名を変更するとともに、関連ファイルのタグに記録された、その処理対象ファイルのファイル名を変更するものであるため、ファイル名の変更が関連ファイルにも整合性を持って反映され、それらのファイル間の関連性がそのまま保持される。
【0017】
ここで、上記ファイル名書替処理部は、処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替えるものであってもよいが、好ましくは、上記ファイル名書替処理部は、処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索して該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替えるものであることが好ましい。
【0018】
尚、上記特定ファイル構造を有するファイルは、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれるものであってもよく、また、上記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであってもよい。
【0019】
Exif形式のファイルを例に挙げると、Exif形式のファイルの場合は、タグに関連ファイルのファイル名を1つのみ記録できるようになっている。したがって、Exif形式のファイルの場合、タグに関連ファイルのファイル名が記録されているときに関連ファイルが2つ以上存在する可能性がある。
【0020】
ただし、通常は、静止画ファイル名に対して関連する音声ファイルは1つのみであり、このように制限を加えた場合あるいはタグに複数の関連ファイルのファイル名を自由に記録することができる規格を創設した場合などは、そのタグに記録されたファイル名から関連ファイルを特定し、ファイル名の変更をその特定した関連ファイルに反映させてもよい。あるいはタグには関連ファイルのファイル名を1つのみ記録でき、かつ関連ファイルが複数存在する可能性があるときに、タグに関連ファイルのファイル名が記録されていることから関連ファイルが存在することのみを知り、どのファイルが関連ファイルであるかという点については、ファイル名を変更をしようとしているファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダ内の各ファイルのタグを検索し、今回タグをそのファイル名で変更しようとしているファイルの変更前のファイル名が記録されたファイルを検出し、このようにして検出したファイルを関連ファイルとしてファイル名の変更をその関連ファイルに反映させることが望ましい。
【0021】
尚、Exif形式の場合、タグに関連ファイルのファイル名が記録されたファイル(処理対象ファイル)について、その後、その関連ファイルが削除されても、その処理対象ファイルのタグには、その関連ファイルのファイル名が残ったままとなっている。すなわち、タグに関連ファイルのファイル名が記録されていることをもって関連ファイルが必ず存在するという保証はなく、関連ファイルの存在が推定される、というレベルにとどまる。
【0022】
ここで、上記特定ファイル構造を有するファイルは、タグに記録される関連ファイルのファイル名の記録形式が定められたものであって、上記ファイル名変更指示部は、処理対象ファイルのファイル名を、その記録形式に則った入力操作のみ受け付けるものであってもよい。
【0023】
Exif形式のファイルの場合、そのタグに記録される関連ファイルのファイル名は文字の種類や文字数等の記録形式(例えば英文字何文字数字何文字、合計何文字等)が定められている。例えばこのように、タグに記録されている関連ファイルのファイル名の記録形式が定まっている場合に、その記録形式に則った入力操作のみ受け付けてファイル名を変更することにより、ユーザの知識レベルがその記録形式の正しい理解に達していない場合であっても、その記録形式に則った正しいファイル名を入力することができる。
【0024】
また、本発明のファイル処理プログラムのうちの第2のファイル処理プログラムは、ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、その情報処理装置を、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、その処理対象ファイルに対して処理を実行するとともにその処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とする。
【0025】
本発明の第2のファイル処理プログラムは、処理対象ファイルに対する処理に連動してその処理と同内容の処理を関連ファイルに実行するもので、連動して同内容の処理を行うことによりそれらのファイルの関連性が保持される。
【0026】
ここで、上記第2のファイル処理プログラムにおいて、
上記処理対象ファイルはファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルであって、
上記ファイル処理部は、処理対象ファイルが格納されているフォルダに格納されているファイルのうちのその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルをその処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして上記処理を実行するものであってもよい。
【0027】
この場合に、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルに対して上記処理を実行するものであってもよく、あるいは、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルに対して上記処理を実行するものであってもよい。
【0028】
尚、上記第2のファイル処理プログラムにおける上記特定ファイル構造を有するファイルは、上述の第1のファイル処理プログラムと同様、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれるものであってもよく、また、上記第2のファイル処理プログラムにおける上記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであってもよい。
【0029】
ここで、本発明の第2のファイル処理プログラムは、上記情報処理装置を、さらに、
上記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、その処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記処理と同内容の処理を実行するか否かを操作者に質問する処理質問部と、
処理質問部による質問を受けた操作者の操作に応じて関連ファイルに対する前記処理の実行可否を指示する可否指示部とを備えたファイル処理装置として動作させるファイル処理プログラムであって、
上記ファイル処理部は、可否指示部による許可を受けて関連ファイルに対する上記処理を実行するものであることが好ましい。
【0030】
このように、あるファイル(処理対象ファイル)の処理が指示されたときに、関連ファイルにも処理を実行するか、あるいは関連ファイルには処理は実行せずに元のまま残しておくかをユーザに選択させる機能を持たせると、ユーザのファイル処理の自由度が増すことになる。
【0031】
ここで、上記第2のファイル処理プログラムにおける処理対象ファイルに対する処理はその処理対象ファイルの削除であり、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルとともに、関連ファイルを削除するものであってもよく、あるいは、上記第2のファイル処理プログラムにおける処理対象ファイルに対する処理はその処理対象ファイルの移動であり、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルを上記操作で指定されるフォルダに移動するとともに関連ファイルをそのフォルダに移動するものであってもよく、あるいは、上記第2のファイル処理プログラムにおける処理対象ファイルに対する処理はその処理対象ファイルの複製であり、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルを上記操作で指定されるフォルダに複製するとともに関連ファイルをそのフォルダに複製するものであってもよい。
【0032】
また、本発明のファイル処理プログラムのうちの第3のファイル処理プログラムは、ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、その情報処理装置を、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、その処理対象ファイルに対して処理を実行するとともにその処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とする。
【0033】
本発明の第3のファイル処理プログラムは、処理対象ファイルに対する処理に連動してその処理とは異なる内容の処理を関連ファイルに対し実行するものである。例えば、もとのフォルダから他のフォルダに処理対象ファイルを移動させたときに元のフォルダに存在している関連ファイルを削除することで元フォルダ内における残りのファイルの関連性が保持され、例えば元のフォルダから他のフォルダに処理対象ファイルを移動させたときに元のフォルダに存在している関連ファイルを処理対象ファイルの移動先のファイルに複写することで、移動先のフォルダでのフォルダ間の関連性が保持される。
【0034】
ここで、上記第3のファイル処理プログラムにおいて、
上記処理対象ファイルはファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルであって、
上記ファイル処理部は、処理対象ファイルが格納されているフォルダに格納されているファイルのうちのその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルをその処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして上記所定内容の処理を実行するものであってもよい。
【0035】
この場合に、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルに対して上記所定内容の処理を実行するものであってもよく、あるいは、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルに対して上記所定内容の処理を実行するものであってもよい。
【0036】
尚、上記第3のファイル処理プログラムにおける上記特定ファイル構造を有するファイルは、上述の第1のファイル処理プログラムや第2のファイル処理プログラムと同様、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれるものであってもよく、また、上記第3のファイル処理プログラムにおける上記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであってもよい。
【0037】
ここで、本発明の第3のファイル処理プログラムは、前記情報処理装置を、さらに、
ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、その処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記所定内容の処理を実行するか否かを操作者に質問する処理質間部と、
処理質間部による質問を受けた操作者の操作に応じて関連ファイルに対する所定内容の実行可否を指示する可否指示部とを備えたファイル処理装置として動作させるファイル処理プログラムであって、
上記ファイル処理部は、可否指示部による許可を受けて関連ファイルに対する上記所定内容の処理を実行するものであることが好ましい。
【0038】
このように、あるファイル(処理対象ファイル)の処理が指示されたときに、関連ファイルにも処理を実行するか、あるいは関連ファイルには処理は実行せずに元のまま残しておくかをユーザに選択させる機能を持たせると、ユーザのファイル処理の自由度が増すことになる。
【0039】
ここで、上記第3のファイル処理プログラムにおける処理対象ファイルに対する処理はその処理対象ファイルの移動であり、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルを上記操作で指定されるフォルダに移動するとともに上記所定内容の処理として関連ファイルを削除するものであってもよく、あるいは、上記第3のファイル処理プログラムにおける処理対象ファイルに対する処理はその処理対象ファイルの移動であり、上記ファイル処理部は、処理対象ファイルを上記操作で指定されるフォルダに移動するとともに上記所定内容の処理として関連ファイルをそのフォルダに複製するものであってもよい。
【0040】
また、本発明のファイル処理装置のうちの第1のファイル処理装置は、
ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルのファイル名変更処理を行なうファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルのファイル名の変更を操作に応じて指示するファイル名変更指示部と、
ファイル名変更指示部による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、該処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、該処理対象ファイルが格納されているフォルダに格納されているファイルのうち、該処理対象ファイルを関連ファイルとしてその処理対象ファイルのファイル名を記録しているタグを含むファイルの該タグを上記新たなファイル名に書き替えるファイル名書替処理部とを備えたことを特徴とする。
【0041】
また、本発明のファイル処理装置のうちの第2のファイル処理装置は、
ファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともにその処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とする。
【0042】
また、本発明のファイル処理装置のうちの第3のファイル処理装置は、
ファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、その処理対象ファイルに対して処理を実行するとともにその処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して上記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とする。
【0043】
ここで、本発明第1、第2、および第3のファイル処理装置には、上述の第1、第2、および第3のファイル処理プログラムがそれぞれ情報処理装置内で実行されたときに実現する様々な態様のファイル処理装置全てが含まれる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0045】
図1は、本発明の一実施形態としてのファイル処理装置が構築されるパーソナルコンピュータ(PC)を示す図である。
【0046】
このPC100には、デジタルスチルカメラ(DSC)700がUSBケーブル200で着脱自在に接続され、DSC700での撮影や録音により得られた、Exif形式の静止画ファイルや音声ファイルがPC100にローディングされ、PC上で様々な処理が行なわれるようになっている。
【0047】
このPC100は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に画像や文字列を表示する表示部102、PC100に利用者の指示を入力するためのキーボード103、表示画面102a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウスを備えている。
【0048】
本体部101は、さらに外観上、フレキシブルディスク(図示せず)、CD−ROM700が装填されるFD装填口101a、CD−ROM装填口101bを有しており、それらの内部には、それらの装填口101a,101bから装填されたフレキシブルディスク(FD)やCD−ROM700をドライブしてアクセスするFDドライブやCD−ROMドライブも内蔵されている。
【0049】
図2は、図1に示した外観を有するコンピュータのハードウェア構成図である。
【0050】
このハードウェア構成図には、CPU111、RAM112、ハードディスクコントローラ113、FDドライブ114、CD−ROMドライブ115、マウスコントローラ116、キーボードコントローラ117、ディスプレイコントローラ118、およびUSBボード119が示されており、それらはバス110で相互に接続されている。
【0051】
FDドライブ114、CD−ROMドライブ115は、図1を参照して説明したように、それぞれFD装填口101aおよびCD−ROM装填口101bから装填されたFD710、CD−ROM700をアクセスするものである。USBボード119はUSBケーブル200を介してDSC700に着脱自在に接続され、DSC700からのExif形式の静止画ファイルや音声ファイルのローディングを受ける役割りを担っている。
【0052】
また、図2には、ハードディスクコントローラ113によりアクセスされるハードディスク120、マウスコントローラ116により制御されるマウス104、キーボードコントローラ117により制御されるキーボード103、およびディスプレイコントローラ118により制御されるCRTディスプレイ102も示されている。
【0053】
図3は、本発明のファイル処理プログラムの一実施形態を示す模式図である。
【0054】
図3に示すファイル処理プログラム400は、CD−ROM300に格納されており、このファイル処理プログラムは、ファイル名変更指示部411、ファイル名書替処理部412、ファイル削除指示部421、ファイル削除処理部422、削除処理質問部423、削除可否指示部424、ファイル移動指示部431、ファイル移動関連処理部432、移動関連処理質問部433、移動関連可否指示部434、ファイル複製指示部441、ファイル複製処理部442、複製処理質問部443、および複製可否指示部444から構成されている。
【0055】
ここで、このファイル処理プログラム400を構成する各部411〜444のうち、ファイル削除指示部421、ファイル移動指示部431、およびファイル複製指示部441は、いずれも本発明にいうファイル処理指示部の各一例に相当し、ファイル削除処理部422、ファイル移動関連処理部432、およびファイル複製処理部442は、いずれも本発明にいうファイル処理部の各一例に相当する。さらに、このファイル処理プログラム400を構成する各部411〜444のうち、削除処理質問部423、移動関連処理質問部433、および複製処理質問部443は、いずれも本発明にいう処理質問部の各一例に相当し、削除可否指示部424、移動関連可否指示部434、および複製可否指示部444は、いずれも本発明にいう可否指示部の各一例に相当する。
【0056】
このファイル処理プログラム400を構成する各部の作用は、図4に示すファイル処理装置500を構成する各部の作用と行わせて説明する。
【0057】
この図3に示すファイル処理プログラム400は、CD−ROM200に格納されており、このCD−ROM300が図1に示すPC100のCD−ROM装填口101bから装填されて図2のCD−ROMドライブ115によりアクセスされることにより、そこに格納されたファイル処理プログラム400がPC100にアップロードされる。PC100にアップロードされたファイル処理プログラム400はそのPC100のハードディスク120に格納され、実行にあたっては、そのハードディスク120内のファイル処理プログラム400が読み出されてRAM112に展開され、CPU111で実行される。
【0058】
尚、図3では、CD−ROM300に格納された状態のファイル処理プログラム400を示したが、本発明のファイル処理プログラム400はCD−ROMに格納される必要はなく、他の可搬型記憶媒体(例えば図2に示すFD310)に格納されていてPC100にアップロードされてもよく、あるいは、図1、図2に示すPC100をインターネット等の通信網に接続しておき、ファイル処理プログラム400はその通信網を経由してPC100にローディングされてもよく、あるいはそのPC100のハードディスク120にあらかじめ格納されていてもよく、最終的にPC100で実行されるものであればよい。
【0059】
図4は、本発明のファイル処理装置の一実施形態の機能構成ブロック図である。この図4のファイル処理装置500は、図1、図2に示すPC100内で図3のファイル処理プログラム400が実行されることにより、PC100内に実現される。
【0060】
図4に示すファイル処理装置500は、ファイル名変更指示部511、ファイル名書替処理部512、ファイル削除指示部521、ファイル削除処理部522、削除処理質問部523、削除可否指示部524、ファイル移動指示部531、ファイル移動関連処理部532、移動関連処理質問部533、移動関連可否指示部534、ファイル複製指示部541、ファイル複製処理部542、複製処理質問部543、および複製可否指示部544から構成されている。これらファイル名変更指示部511、ファイル名書替処理部512、ファイル削除指示部521、ファイル削除処理部522、削除処理質問部523、削除可否指示部524、ファイル移動指示部531、ファイル移動関連処理部532、移動関連処理質問部533、移動関連可否指示部534、ファイル複製指示部541、ファイル複製処理部542、複製処理質問部543、および複製可否指示部544は、図3に示すファイル処理プログラム400の、それぞれ、ファイル名変更指示部411、ファイル名書替処理部412、ファイル削除指示部421、ファイル削除処理部422、削除処理質問部423、削除可否指示部424、ファイル移動指示部431、ファイル移動関連処理部432、移動関連処理質問部433、移動関連可否指示部434、ファイル複製指示部441、ファイル複製処理部442、複製処理質問部443、および複製可否指示部444に対応するが、図4のファイル処理装置500を構成する各部は、いずれも、図1、図2に示すPC100のハードウェアと、そのPC内で動作するオペレーティングシステム(OS)と、さらに、そのOS上で実行されるアプリケーションプログラムとしての、図3に示すファイル処理プログラム500との複合で構成されるのに対し、図3に示すファイル処理プログラム400を構成する各部は、これらの複合のうちのアプリケーションプログラムの部分のみで構成されている。図3のファイル処理プログラム400を構成する各部の、そのファイル処理プログラムがPC100内で実行されたときの各作用は、図4のファイル処理装置500を構成する各部の各作用と同一であり、以下では、図4のファイル処理装置500を構成する各部の各作用を説明することで、図3のファイル処理プログラム400を構成する各部の各作用の説明を兼ねるものとする。
【0061】
図4のファイル処理装置400を構成するファイル名変更指示部511およびファイル名書替処理部512は、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納された、関連するファイルのファイル名が記録されるタグを含み、そのタグに自分以外のファイルのファイル名が記録されることによってそのファイル名を持つ関連ファイルの存在が推定される特定ファイル構造(本実施形態ではExif形式に則ったファイル構造)を有するファイルのファイル名変更処理を行なう構成部分であり、それらファイル名変更指示部511およびファイル名書替処理部512のうちのファイル名変更指示部511は、所望の処理対象ファイルのファイル名変更を操作に応じて指示するものである。また、それらファイル名変更指示部511およびファイル名書替処理部512のうちのファイル名書替処理部512は、ファイル名変更指示部511による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、その処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、その処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのうちのその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルのタグに記録されている処理対象ファイルのファイル名を、その処理対象ファイルの新たなファイル名に書き替えるものである。
【0062】
ここで、ファイル名書替処理部512は、処理対象ファイルのタグに記録されていたファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替える態様と、処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含む関連ファイルを検出し、このようにして検出した関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替える態様とが存在する。
【0063】
尚、本実施形態では、上記のように、Exif形式のファイルを処理対象としており、したがって本実施形態で取り扱うファイルには静止画ファイルおよび音声ファイルが存在し、静止画ファイルの場合は、そのファイルに含まれるタグに音声ファイルのファイル名が記録され、音声ファイルの場合にはそのファイルに含まれるタグに静止画ファイルのファイル名が記録される。
【0064】
また、上記の特定ファイル構造を有するファイルは、自分のファイルに付されたタグに高々1つの関連ファイルのファイル名が記録されるものである。すなわあちタグには関連ファイルのファイル名が記録されないか、あるいは、関連ファイルのファイル名が記録される場合であってもファイル名が1つだけ記録される。
【0065】
さらに、本実施形態で取り扱われるExif形式のファイルは、そのタグに記録される関連ファイルのファイル名の記録形式が定められており、ファイル名変更指示部511は、処理対象ファイルのファイル名の、その記録形式に則った入力操作を受け付ける。
【0066】
ファイル名変更指示部511およびファイル名書替処理部512の具体例については後述することとし、ここでは、図4のファイル処理装置500の各ブロックの概要説明を行なう。
【0067】
図4のファイル処理装置500を構成するファイル削除指示部521、ファイル削除処理部522、削除処理質問部523および削除可否指示部524は、ファイルの削除処理を行なう構成部分である。ここで、ファイル削除指示部521は、所望の処理対象ファイルの削除を操作に応じて指示し、ファイル削除処理部522は、ファイル削除指示部521による処理対象ファイルの削除の指示を受けて、その処理対象ファイルを削除するとともにその処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルを削除する。図4に示す本発明の一実施形態としてのファイル処理装置500は、ファイルの削除処理に関しても、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納された、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが付されそのタグに自分以外のファイルのファイル名が記録されることによってそのファイル名を持つ関連ファイルの存在が推定される特定ファイル構造(本実施形態ではExif形式のファイル構造)を有するファイルの削除処理を行なうものであり、ファイル削除処理部522は、ファイル削除指示部521による処理対象ファイルの削除の指示を受けて、その処理対象ファイルを削除するとともに、その処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのうちのその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが付されたファイルをその処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして削除する。
【0068】
また、ファイル削除処理部522は、ファイル名書替処理部512と同様、処理対象ファイルのタグに記録されていたファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルを削除する第1の態様と、処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含む関連ファイルを検出し、そのようにして検出した関連ファイルを削除する第2の態様とが存在する。
【0069】
また、図4のファイル処理装置500の、ファイル削除処理を担う構成のうちの、削除処理質問部523は、ファイル削除指示部521による処理対象ファイルの削除の指示を受けて、その処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルを削除するか否かを操作者に質問し、削除可否指示部524は、削除処理質問部523による質問を受けた操作者の操作に応じて関連ファイルの削除の可否を指示するものである。したがって、ファイル削除処理部522では、ファイル削除指示部521による処理対象ファイルの削除の指示を受けて、その処理対象ファイルが削除されるとともに、削除可否指示部524による関連ファイルの削除の許可を受けて、その関連ファイルが削除される。
【0070】
図4のファイル処理装置500を構成する、ファイル移動指示部531、ファイル移動関連処理部532、移動関連処理質問部533および移動関連可否指示部534は、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納されたファイルの、別のフォルダへの移動処理を行なう構成部分である。
【0071】
ここで、このファイル移動の構成部分のうちのファイル移動指示部531は、所望の処理対象ファイルの、別のフォルダへの移動を操作に応じて指示し、ファイル移動関連処理部532は、ファイル移動指示部531による処理対象ファイルの移動の指示を受けて、その処理対象ファイルを移動先のフォルダに移動させるとともに、その処理対象ファイルにリンクが張られている、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されている関連ファイルを、その処理対象ファイルの移動先のフォルダと同一のフォルダに移動させ、あるいはその関連ファイルを削除し、あるいはその関連ファイルを、その処理対象ファイルの移動先のフォルダと同一のフォルダに複製する。
【0072】
また、図4に示すファイル処理装置500は、ファイルの移動処理に関しても、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納された、関連するファイルのファイル名が記録されるタグを含みそのタグに自分以外のファイルのファイル名が記録されることによってそのファイル名を持つ関連ファイルの存在が推定されるExif形式のファイル構造を有するファイルの移動処理を行なうものであって、ファイル移動関連処理部532は、ファイル移動指示部531による処理対象ファイルの移動の指示を受けて、処理対象ファイルを移動させるとともに、その処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのうちの処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルをその処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして移動削除/複製するものである。
【0073】
また、ファイル移動関連処理部532は、ファイル名書替処理部512、ファイル削除処理部522と同様、処理対象ファイルのタグに記録されていたファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちのその関連ファイルを移動させる第1の態様と、処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含む関連ファイルを検出し、そのようにして検出した関連ファイルを移動させる第2の態様とが存在する。
【0074】
また、図4に示すファイル処理装置500の、ファイル移動処理を担う構成部分のうちの、移動関連処理質問部533は、ファイル移動指示部531による処理対象ファイルの移動の指示を受けて、その処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルを移動/削除/複製するか否かを操作者に質問し、移動関連可否指示部534は移動処理関連質問部533による質問を受けた操作者の操作に応じて関連ファイルの移動の可否を指示する。
【0075】
したがって、ファイル移動関連処理部532は、ファイル移動指示部531による処理対象ファイルの移動の指示を受けてその処理対象ファイルを移動させるとともに、移動関連可否指示部534による関連ファイルの移動/削除/複製の許可を受けてその関連ファイルを移動/削除/複製する。
【0076】
また、図4のファイル処理装置500を構成するファイル複製指示部541、ファイル複製処理部542、複製処理質問部543および複製可否指示部544は、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納されたファイルの、別のフォルダへの複製処理を行なう構成部分である。
【0077】
ここで、ファイル複製指示部541は、所望の処理対象ファイルの、別のフォルダへの複製を操作に応じて指示し、ファイル複製処理部542は、ファイル複製指示部541による処理対象ファイルの複製の指示を受けて、その処理対象ファイルを複製先のフォルダに複製するとともに、その処理対象ファイルにリンクが張られている、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されている関連ファイルをその処理対象ファイルの複製先のフォルダと同一のフォルダに複製する。
【0078】
また、図4に示すファイル処理装置は、ファイルの複製処理に関しても、ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納された、関連するファイルのファイル名が記録されるタグを含みそのタグに自分以外のファイルのファイル名が記録されることによってそのファイル名を持つ関連ファイルの存在が推定されるExif形式のファイル構造を有するファイルの複製処理を行なうものであリ、したがって、ファイル複製処理部542は、ファイル複製指示部541による処理対象ファイルの複製の指示を受けて、処理対象ファイルを複製するとともに、その処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのうちのその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルをその処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして複製する。
【0079】
また、ファイル複製処理部542は、ファイル名書替処理部512、ファイル削除処理部522、およびファイル移動関連処理部532と同様、処理対象ファイルのタグに記録されていたファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちの関連ファイルを複製する第1の態様と、処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていた場合に、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索してその処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含む関連ファイルを検出し、そのようにして検出した関連ファイルを複製する第2の態様とを有する。
【0080】
また、図4に示すファイル処理装置500の、ファイル複製処理を担う構成のうちの、複製処理質問部543は、ファイル複製指示部541による処理対象ファイルの複製の指示を受けて、その処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルを複製するか否かを操作者に質問し、複製可否指示部544は、複製処理質問部543による質問を受けた操作者の操作に応じて関連ファイルの複製の可否を指示する。したがって、ファイル複製処理部542は、ファイル複製指示部541による処理対象ファイルの複製の指示を受けてその処理対象ファイルを複製するとともに、複製可否指示部544による関連ファイルの複製の許可を受けてその関連ファイルを複製する。
【0081】
図5は、Exif形式のファイルに含まれるタグの一例を示す図である。ここに示す例は、Exif形式の静止画ファイルのタグの一例である。
【0082】
このタグが付された静止画ファイルは、DSC700(図1、図2参照)による撮影により得られた静止画ファイルであり、このタグには、各種の撮影条件等に加え、最下行に、関連音声ファイルのファイル名「DSCN0001.WAV」が記録されている。Exif形式の音声ファイルの場合は、この欄に関連静止画ファイルのファイル名が記録される。
【0083】
図6は、Exif形式のファイルに関するDCF規格に定められた命令規約を示す図である。
【0084】
ここでは、「DCFファイル」は、「ROOT」フォルダ内の、「¥DCIM」フォルダ内の、さらに「¥DCFディレクトリ」フォルダ内に格納されており、DCF(Design rule for Camera File system)規格では、「DCFディレクトリ」は、「半角数字3桁(100〜999)+半角英数大文字3字」で表現すべきことが規定されており、「DCFファイル」のファイル名は、「半角英数大文字4字+半角数字4桁(0001〜9999)+”.”+拡張子(JPG:静止画ファイルの場合、WAV:音声ファイルの場合)と規定されている。
【0085】
DCFはDSCおよび関連機器における画像ファイルおよび画像に関連するファイルの記録、再生など取り扱いに関する仕様を規定したものであり、JEIDAで制定された規格である(前掲の、http://it.jeita.or.jp/jhistory/document/standard/exif_jap/jeida49jap.htm 参照)。
【0086】
図7は、静止画ファイルおよび音声ファイルに含まれるタグに記録された関連ファイルのファイル名の対応関係の一例を示す図である。
【0087】
Exif形式のファイルの場合、そのファイルに含まれるタグ(図5参照)には、関連ファイルのファイル名を高々1つのみ記録することができ、関連ファイルが複数存在することを許した場合であっても、そのタグに複数の関連ファイルのファイル名を記録することはできない。
【0088】
図7は、複数の関連ファイルが存在する場合の一例であり、関連ファイルが複数存在すると、図7に示すようなリンク構造となる。すなわち、ファイル名「DSCP0001.JPG」の静止画ファイルのタグには、関連音声ファイルのファイル名「DSCS0001.WAV」が記録されており、一方、ファイル名「DSC0001.WAV」の音声ファイルのタグには関連静止画ファイルのファイル名「DSCP0001.JPG」が記録されている。ここまでは、ファイル名「DSCP0001.JPG」の静止画ファイルとファイル名「DSCS0001.WAV」の音声ファイルが一対一で関連づけられている場合と同様である。ファイル名「DSCP0001.JPG」の静止画ファイルに、ファイル名「DSCS0001.WAV」の関連音声ファイルのほか、さらにファイル名「DSCS0002.WAV」の関連音声ファイルおよびファイル名「DSCS0003.WAV」の関連音声ファイルが存在するときは、ファイル名「DSCP0001.JPG」の静止画ファイルにはそれらの関連音声ファイルのファイル名「DSCS0002.WAV」および「DSCS0003.WAV」は記録されずに、それらの関連音声ファイルのタグにのみ「DSCP0001.JPG」と記録される。したがって、図7に示す構造の場合、ファイル名「DSCP0001.JPG」の静止画ファイルのタグを参照しても、関連音声ファイル全てを知ることはできないことになる。
【0089】
図8は、図1、図2に示すPC100の表示画面上に表示された、ファイル処理画面を示す図である。
【0090】
このファイル処理画面上部には「名前変更」、「削除」、「移動」、「複製」の4つのボタンがあり、その下の右側には、複数のフォルダ内のファイル名がツリー構造で表示され、その右側にはここで着目しているフォルダ内の各静止画ファイルにより表わされるサムネイル画像一覧が表示されている。各サムネイル画像の下にはその静止画ファイルに名付けられたファイル名の表示欄が示されている。
【0091】
ユーザは、マウス操作により、フォルダのツリー表示あるいはサムネイル画像一覧の中から所望の処理対象ファイルを選択することができ、いずれかのファイルを処理対象ファイルとして選択して、さらに上部の「名前変更」、「削除」、「移動」および「複製」のうちのいずれかのボタンをマウスクリックすると、その選択した処理対象ファイルに関し、マウスクリックにより指示した処理が行なわれる。
【0092】
尚、サムネイル画像一覧の中からいずれかのサムネイル画像をマウスクリックしたときは、そのサムネイル画像に相当する画像が記録された静止画ファイルが選択されるが、フォルダのツリー表示の中からいずれかのファイルとマウスクリックにより選択するときは静止画ファイルだけでなく、音声ファイルを選択することも可能である。ただしここでは、静止画ファイルが選択されるものとして説明を続ける。
【0093】
図9は、名前変更処理ルーチンを示す図である。
【0094】
上記のようにして静止画ファイルを選択し「名前変更」ボタンがマウスクリックされると、図9に示す名前変更処理ルーチンが起動される。
【0095】
この図9の名前変更処理が起動されると、先ず、その選択された静止画ファイル処理対象ファイルがExif形式のファイルであるか否かが判定される(ステップa1)。ここではExif形式のファイルを処理対象としており、Exif形式以外の形式のファイルであったときは、警告ダイアログが表示される(ステップa12)。
【0096】
図10は、警告ダイアログの一例を示す図である。「OK」ボタンをマウスクリックするとこの警告ダイアルログは画面上から削除される。
【0097】
図9のステップa1でExif形式のファイルであると判定されると、今度は、その処理対象ファイルのタグ(図5参照)が参照され、そのタグ内に関連ファイルのファイル名が記録されているか否かが判定される(ステップa2)。そのタグ内に関連ファイルのファイル名が記録されていたときはステップa3に進み、その処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダ内にその処理対象フォルダに関連する関連ファイルが存在するか否かが判定される。
【0098】
ここでは、このステップa3の関連ファイルが存在するか否かの判定処理について2つの態様を説明する。
【0099】
第1の態様は、静止画ファイルと音声ファイルが一対一でのみ関連しており、一対複数の対応が許されない場合の処理態様である。
【0100】
このときは、処理対象ファイルのタグに記録された関連ファイルのファイル名が参照され、そこにファイル名が記録されていたときは、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダ内からそのファイル名を持ったファイルをさがし出し、そのファイルが関連ファイルとして認識される。
【0101】
第2の態様は、図7に示すように、一対複数の対応関係を許容する場合の処理態様である。
【0102】
このときは、処理対象ファイルのタグに関連ファイルのファイル名が記録されていることが確認されると、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一フォルダ内に格納されたファイルのタグが1つずつ検索され、その処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグをさがし出す。その処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルは1つとは限らない。このようにして見つけ出された、処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルが関連ファイルであると認識される。
【0103】
図9のステップa3を具体的に上記の第1の態様のように構成するか第2の態様のように構成するかは、一対一の対応関係のみ許容するか、一対複数の対応関係を許容するかによって決定される。
【0104】
上記の第1の態様あるいは第2の態様により、同一フォルダ内に関連ファイルが存在することが確認されると、ステップa4に進み、ファイル名入力用のダイアログが表示される。
【0105】
図11は、ステップa4で表示されるファイル名入力ダイアログを示す図である。
【0106】
ここでは、静止画ファイルが選択されていることから、ファイル名は、「英数字4文字+数字4桁+.JPG」の記録形式でのみ、入力することができ、それ以外の形式では入力できないようになっている(図9のステップa6)。これにより、ファイル名の変更に関しDCF規格準拠の形式が保持されることになる。
【0107】
図11の画面上でファイル名が入力されると(ステップa5)、ファイル名が正しく入力されたか否かがチェックされ(ステップa6)、正しい記録形式のファイル名が入力されるとその処理対象ファイルのファイル名が変更され(ステップa7)、さらに関連ファイルのタグ中のファイル名も、その新たに入力された処理対象ファイルのファイル名に変更される(ステップa8)。
【0108】
ステップa2で処理対象ファイルのタグ内に関連ファイルのファイル名が記録されていないことが認識されたとき、あるいはその処理対象ファイルのタグ内には関連ファイルのファイル名が記録されていたにもかかわらず、その処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダには実際には関連ファイルが存在しなかったときは、ステップa9に進み、ここでもファイル名入力用のダイアログが表示される。タグ内に関連ファイルのファイル名が記録されていても関連ファイルが実際には存在しない状態は、後述するファイルの移動や削除により生じ得る。
【0109】
図12は、図9のステップa9で表示されるファイル名入力ダイアログを示す図である。
【0110】
ここには、図9のステップa4(図11)の場合とは異なり、ファイル名を自由に記入することができる。ステップa4(図11)でファイル名の記録形式を厳格に定める必要があるのは、図9のステップa8で関連ファイルのタグ中のファイル名を変更した結果、ファイル名のメモリ容量が変化するのを防止するためであり、関連ファイルが存在しないときはファイル名を自由に変更してもかまわないからである。
【0111】
図12のファイル名変更ダイアルログ上で新たなファイル名が記入されて「OK」ボタンがマウスクリックされると(ステップa10)、その処理対象ファイルのファイル名が変更される(ステップa11)。
【0112】
図13は、ファイル削除処理ルーチンを示す図である。
【0113】
図8の画面上で所望の処理対象ファイルを選択して「削除」ボタンをクリックすると、図13に示すファイル削除処理ルーチンが起動される。
【0114】
ステップb1,b2,b3およびステップb9は、図9に示す名前変更処理ルーチンのステップa1,a2,a3およびステップa12とそれぞれ同一であり、重複説明は省略する。
【0115】
ステップb4では削除確認用ダイアログが表示される。
【0116】
図14は、ステップb4において表示される削除確認用ダイアログを示す図である。
【0117】
ここでは、前述したように静止画ファイルが処理対象ファイルとして選択されたときを例に挙げて説明しており、図14の削除確認用ダイアログには、処理対象ファイル(静止画ファイル)にファイル名「SONG0002.WAV」の関連音声ファイルが存在することが示されている。「はい」ボタンをクリックするとその関連ファイルも処理対象ファイルと一緒に削除することの指示として認識され、「いいえ」ボタンをクリックすると処理対象ファイルは削除するものの、その関連ファイルについては、削除せずにそのまま残すという指示として認識される(図13ステップb5)。
【0118】
関連ファイルも削除することが指示されると、ステップb6に進み処理対象ファイルが削除され、ステップb7に進んで関連ファイルも削除される。一方、関連ファイルは削除せずにそのまま据え置くことが指示されると、ステップb8に進み、処理対象ファイルのみが削除される。
【0119】
図15はファイル移動処理ルーチンを示す図である。
【0120】
図8の画面上で所望の処理対象ファイルを選択して「移動」ボタンをクリックすると、図15に示すファイル移動処理ルーチンが起動される。
【0121】
ステップc1,c2,c3およびステップc9は、図9に示す名前変更処理ルーチンのステップa1,a2,a3およびステップa12とそれぞれ同一であり、重複説明は省略する。
【0122】
ステップc4では移動関連確認用ダイアログが表示される。
【0123】
図16は、ステップc4において表示される移動関連確認用ダイアログを示す図である。
【0124】
ここでは、前述したように静止画ファイルが処理対象ファイルとして選択されたときを例に挙げて説明しており、図16の移動関連確認用ダイアログには、処理対象ファイル(静止画ファイル)にファイル名「SONG0002.WAV」の関連音声ファイルが存在することが示されており、さらに、その関連音声ファイルを処理対象ファイルともに移動すること、関連音声ファイルについては削除すること、関連音声ファイルについては処理対象ファイルの移動先のフォルダに複製すること、および関連音声ファイルについては特に何もせず今のまま元のフォルダに残しておくこと、のいずれかを選択するためのボタンが表示されている。
【0125】
図15のステップc5では、図16のダイアログ中のどのボタンがクリックされたかが認識される。「移動する」ボタン、「削除する」ボタン、「複製する」ボタン、および「今のまま残す」ボタンがクリックされると、それぞれ、図15のステップc6,c8,c10,c12に進み、これらのステップのうちのいずれのステップにおいても、処理対象ファイルが、マウスのドラッグアンドドロップ操作により移動先のフォルダに移動され、さらに、「移動する」ボタンがクリックされたときはステップc7に進んで、関連ファイルも、その処理対象ファイルの移動先のフォルダと同一のフォルダに移動される。あるいは、「削除する」ボタンがクリックされたときは、ステップc9に進んで関連ファイルが削除される。あるいは、「複製する」ボタンがクリックされたときは、ステップc11に進んで、関連ファイルに関しては、処理対象ファイルの移動先のフォルダと同一のフォルダに複製される。この結果、関連ファイルは元のフォルダと処理対象ファイルの移動先のフォルダとの双方に存在することになる。ただし元のフォルダ内の関連ファイルは、処理対象ファイルの移動に伴ってその処理対象ファイルとのリンクは切れることになる。
【0126】
また、図16のダイアログ画面上で「今のまま残す」ボタンがクリックされると、ステップc12における、処理対象ファイルの移動処理のみが行なわれ、関連ファイルについては何も処理せずに元のフォルダ内に残される。
【0127】
図17は、ファイル複製処理ルーチンを示す図である。
【0128】
図8の画面上で所望の処理対象ファイルを選択して「複製」ボタンをクリックすると、図17に示すファイル複製処理ルーチンが起動される。
【0129】
ステップd1,d2,d3およびステップd9は、図9に示す名前変更処理ルーチンのステップa1,a2,a3およびステップa12とそれぞれ同一であり、重複説明は省略する。
【0130】
ステップd4では複製確認用ダイアログが表示される。
【0131】
図18は、ステップd4において表示される複製確認用ダイアログを示す図である。
【0132】
ここでは、前述したように静止画ファイルが処理対象ファイルとして選択されたときを例に挙げて説明しており、図18の複製確認用ダイアログには、処理対象ファイル(静止画ファイル)にファイル名「SONG0002.WAV」の関連音声ファイルが存在することが示されている。「はい」ボタンをクリックするとその関連ファイルも処理対象ファイルと一緒に複製することの指示として認識され、「いいえ」ボタンをクリックすると、処理対象ファイルは複製されるものの、関連ファイルについては複製せずにそのまま残すという指示として認識される(図17ステップd5)。
【0133】
関連ファイルも複製することが指示されると、ステップd6に進み、ドラッグアンドドロップ処理により、処理対象ファイルが新たなフォルダに複製され、ステップd7に進んで関連ファイルもその同じフォルダに複製される。一方、関連ファイルは複製せずにそのまま据え置くことが指示されると、ステップd8に進み、マウスのドラッグアンドドロップ操作により、新たなフォルダに処理対象ファイルのみが複製される。
【0134】
尚、ここでは、静止画ファイルを処理対象ファイルとして選択した場合について説明したが音声ファイルを処理対象ファイルとして選択した場合は静止画ファイルが関連ファイルとなり、同様の処理が行なわれる。
【0135】
また、上記実施形態では、処理対象ファイルを移動するにあたり、関連ファイルは移動、削除、複製、あるいは関連ファイルについては何もせずにそのまま残すことの中から選択するように構成したが、移動するか否かのみを選択し、あるいは削除するか否かのみを選択し、あるいは複製するか否かのみを選択するように構成してもよい。
【0136】
さらには、ここでは処理対象ファイルの削除、移動、あるいは複製の際の関連ファイルの処理をユーザに委ねたが、ユーザに委ねることなく、関連ファイルの処理を一義的に決めてもよい。すなわち、処理対象ファイルを削除するときは関連ファイルも削除し、処理対象ファイルを移動するときは関連ファイルも移動し、処理対象ファイルを複製するときは関連ファイルも複製してもよい。あるいは、処理対象ファイルを移動するときは関連ファイルについては一律に削除し、あるいは一律に複製してもよい。
【0137】
尚、本実施形態においては、本発明に関する全ての機能部がPC100で実現され、本発明の全ての処理が実行できるよう説明をしている。
【0138】
しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、それらのうちの一部の処理がPC100で実行されるようその処理に必要な機能部のみ、すなわちその機能部を実現するための処理を実行するプログラムのみを提供するものであってもよい。
【0139】
また、本実施形態においては、PC100上で動作するオペレーティングシステムとして例えばマイクロソフト社のMS−Windows(登録商標)のような、実ファイルとは別個の管理情報(ファイル名や実ファイルの格納アドレスなど)で実ファイルを管理するファイルシステムを有するものを想定している。また、DSC700はDCF規格に準拠し、そのDSC700で撮影や録音され該DSCで生成・格納されるファイルもこのファイルシステムの管理配下になるものである。さらに、本発明のプログラムはこのファイルシステムを有するオペレーティングシステム上で動作するものである。
【0140】
本発明のプログラムでのファイル操作において、ファイル名の変更を指示すると、ファイルシステムではファイルの実体に変更を行うことなく前述の管理情報のファイル名だけを変更する処理が実行される。また、ファイルの削除、複写を指示すると、ファイルの実体に対して指定の処理内容が実行されると共にそれに応じて管理情報が変更される。また、ファイルの移動を指示すると、ファイルが同媒体内のフォルダ間で移動される場合にはファイルの実体に変更を行うことなく管理情報の格納アドレスだけを変更する処理が実行され、別媒体間での移動操作の場合にはファイルの実体が指定の媒体およびフォルダに移動する処理と管理情報の格納アドレスを変更する処理とが実行される。
【0141】
さらに、本実施形態では、処理対象ファイルとその処理対象ファイルに関連づけられた関連ファイルとの双方がExifファイルであることを前提にした説明を行なっているが、処理対象ファイルがExifファイルであればよく、さらには、Exifファイルに限定されるものでもなく、関連ファイルのファイル名を記録可能なフィールドを備える同様のファイル構造であれば必ずしもExif規格に準拠していなくてもよい。
【0142】
以下本発明の各種実施態様を付記する。
【0143】
(付記1) ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルのファイル名変更処理を行うファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
前記情報処理装置を、
所望の処理対象ファイルのファイル名の変更を操作に応じて指示するファイル名変更指示部と、
前記ファイル名変更指示部による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、該処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、該処理対象ファイルが格納されている前記フォルダに格納されているファイルのうち、該処理対象ファイルを関連ファイルとして該処理対象ファイルのファイル名を記録しているタグを含むファイルの該タグを前記新たなファイル名に書き替えるファイル名書替処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
【0144】
(付記2) 前記ファイル名書替処理部は、前記処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、該処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちの該関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替えるものであることを特徴とする付記1記載のファイル処理プログラム。
【0145】
(付記3) 前記ファイル名書替処理部は、前記処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索して該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルのタグに記録されているファイル名を書き替えるものであることを特徴とする付記1記載のファイル処理プログラム。
【0146】
(付記4) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれることを特徴とする付記1記載のファイル処理プログラム。
【0147】
(付記5) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであることを特徴とする付記1記載のファイル処理プログラム。
【0148】
(付記6) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、タグに記録される関連ファイルのファイル名の記録形式が定められたものであって、前記ファイル名変更指示部は、前記処理対象ファイルのファイル名を、前記記録形式に則った入力操作のみ受け付けるものであることを特徴とする付記1記載のファイル処理プログラム。
【0149】
(付記7) ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
前記情報処理装置を、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
【0150】
(付記8) 前記処理対象ファイルはファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルであって、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルが格納されている前記フォルダに格納されているファイルのうちの該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルを該処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして前記処理を実行するものであることを特徴とする付記7記載のファイル処理プログラム。
【0151】
(付記9) 前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、該処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちの該関連ファイルに対して前記処理を実行するものであることを特徴とする付記8記載のファイル処理プログラム。
【0152】
(付記10) 前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索して該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルに対して前記処理を実行するものであることを特徴とする付記8記載のファイル処理プログラム。
【0153】
(付記11) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれることを特徴とする付記8記載のファイル処理プログラム。
【0154】
(付記12) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであることを特徴とする付記8記載のファイル処理プログラム。
【0155】
(付記13) 前記ファイル処理プログラムは、前記情報処理装置を、さらに、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と同内容の処理を実行するか否かを操作者に質問する処理質問部と、
前記処理質問部による質問を受けた操作者の操作に応じて前記関連ファイルに対する前記処理の実行可否を指示する可否指示部とを備えたファイル処理装置として動作させるファイル処理プログラムであって、
前記ファイル処理部は、前記可否指示部による許可を受けて前記関連ファイルに対する前記処理を実行するものであることを特徴とする付記7記載のファイル処理プログラム。
【0156】
(付記14) 前記処理対象ファイルに対する処理は該処理対象ファイルの削除であり、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルとともに、前記関連ファイルを削除するものであることを特徴とする付記7記載のファイル処理プログラム。
【0157】
(付記15) 前記処理対象ファイルに対する処理は該処理対象ファイルの移動であり、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルを前記操作で指定されるフォルダに移動するとともに、前記関連ファイルを該フォルダに移動するものであることを特徴とする付記7記載のファイル処理プログラム。
【0158】
(付記16) 前記処理対象ファイルに対する処理は該処理対象ファイルの複製であり、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルを前記操作で指定されるフォルダに複製するとともに、前記関連ファイルを該フォルダに複製するものであることを特徴とする付記7記載のファイル処理プログラム。
【0159】
(付記17) ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
前記情報処理装置を、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
【0160】
(付記18) 前記処理対象ファイルはファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルであって、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルが格納されている前記フォルダに格納されているファイルのうちの該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグを含むファイルを該処理対象ファイルにリンクが張られた関連ファイルとして前記所定内容の処理を実行するものであることを特徴とする付記17記載のファイル処理プログラム。
【0161】
(付記19) 前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルのタグに記録されているファイル名に基づいて関連ファイルを特定し、該処理対象ファイルが格納されたフォルダと同一のフォルダに格納されたファイルのうちの該関連ファイルに対して前記所定内容の処理を実行するものであることを特徴とする付記18記載のファイル処理プログラム。
【0162】
(付記20) 前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルが格納されているフォルダと同一のフォルダに格納されているファイルのタグを検索して該処理対象ファイルのファイル名が記録されたタグが含まれる関連ファイルを検出し、検出した関連ファイルに対して前記所定内容の処理を実行するものであることを特徴とする付記18記載のファイル処理プログラム。
【0163】
(付記21) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、静止画ファイルおよび音声ファイルであって、静止画ファイルには音声ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれ、音声ファイルには静止画ファイルのファイル名が記録されるタグが含まれることを特徴とする付記18記載のファイル処理プログラム。
【0164】
(付記22) 前記特定ファイル構造を有するファイルは、唯一の関連ファイルのファイル名が記録されるタグを含むものであることを特徴とする付記18記載のファイル処理プログラム。
【0165】
(付記23) 前記ファイル処理プログラムは、前記情報処理装置を、さらに、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記所定内容の処理を実行するか否かを操作者に質問する処理質間部と、
前記処理質間部による質問を受けた操作者の操作に応じて前記関連ファイルに対する前記所定内容の実行可否を指示する可否指示部とを備えたファイル処理装置として動作させるファイル処理プログラムであって、
前記ファイル処理部は、前記可否指示部による許可を受けて前記関連ファイルに対する前記所定内容の処理を実行するものであることを特徴とする付記17記載のファイル処理プログラム。
【0166】
(付記24) 前記処理対象ファイルに対する処理は該処理対象ファイルの移動であり、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルを前記操作で指定されるフォルダに移動するとともに、前記所定内容の処理として前記関連ファイルを削除するものであることを特徴とする付記17記載のファイル処理プログラム。
【0167】
(付記25) 前記処理対象ファイルに対する処理は該処理対象ファイルの移動であり、
前記ファイル処理部は、前記処理対象ファイルを前記操作で指定されるフォルダに移動するとともに、前記所定内容の処理として前記関連ファイルを該フォルダに複製するものであることを特徴とする付記17記載のファイル処理プログラム。
【0168】
(付記26) ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルのファイル名変更処理を行なうファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルのファイル名の変更を操作に応じて指示するファイル名変更指示部と、
前記ファイル名変更指示部による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、該処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、該処理対象ファイルが格納されている前記フォルダに格納されているファイルのうち、該処理対象ファイルを関連ファイルとして該処理対象ファイルのファイル名を記録しているタグを含むファイルの該タグを前記新たなファイル名に書き替えるファイル名書替処理部とを備えたことを特徴とするファイル処理装置。
【0169】
(付記27) ファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とするファイル処理装置。
【0170】
(付記28) ファイル処理装置であって、
所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とするファイル処理装置。
【0171】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、関連ファイルが存在する場合に、管理用の新たなファイルを増やすことなく、関連ファイルについても整合性を持たせた上でファイルの変更、ファイルの移動、複製、削除等の処理が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのファイル処理装置が構築されるパーソナルコンピュータ(PC)を示す図である。
【図2】図1に示した外観を有するPCのハードウェア構成図である。
【図3】本発明のファイル処理プログラムの一実施形態を示す模式図である。
【図4】本発明のファイル処理装置の一実施形態の機能構成ブロック図である。
【図5】Exif形式のファイルに含まれるタグの一例を示す図である。
【図6】Exif形式のファイルに関するDCF規格に定められた命令規約を示す図である。
【図7】静止画ファイルおよび音声ファイルに含まれるタグに記録された関連ファイルのファイル名の対応関係の一例を示す図である。
【図8】ファイル処理画面を示す図である。
【図9】名前変更処理ルーチンを示す図である。
【図10】警告ダイアログの一例を示す図である。
【図11】ファイル名入力ダイアログを示す図である。
【図12】ファイル名入力ダイアログを示す図である。
【図13】ファイル削除処理ルーチンを示す図である。
【図14】削除確認用ダイアログを示す図である。
【図15】ファイル移動処理ルーチンを示す図である。
【図16】削除確認用ダイアログを示す図である。
【図17】ファイル複製処理ルーチンを示す図である。
【図18】複製確認用ダイアログを示す図である。
【符号の説明】
100 PC
300 CD−ROM
400 ファイル処理プログラム
411 ファイル名変更指示部
412 ファイル名書替処理部
421 ファイル削除指示部
422 ファイル削除処理部
423 削除処理質問部
424 削除可否指示部
431 ファイル移動指示部
432 ファイル移動関連処理部
433 移動関連処理質問部
434 移動関連可否指示部
441 ファイル複製指示部
442 ファイル複製処理部
443 複製処理質問部
444 複製可否指示部
500 ファイル処理装置
511 ファイル名変更指示部
512 ファイル名書替処理部
521 ファイル削除指示部
522 ファイル削除処理部
523 削除処理質問部
524 削除可否指示部
531 ファイル移動指示部
532 ファイル移動関連処理部
533 移動関連処理質問部
534 移動関連可否指示部
541 ファイル複製表示部
542 ファイル複製処理部
543 複製処理質問部
544 複製可否指示部

Claims (5)

  1. ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
    前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
  2. ファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
    前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
  3. ファイルの格納領域として定義されたフォルダ内に格納され、関連するファイルのファイル名が記録されるタグが含まれる特定ファイル構造を有するファイルのファイル名変更処理を行うファイル処理装置として情報処理装置を動作させるファイル処理プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    所望の処理対象ファイルのファイル名の変更を操作に応じて指示するファイル名変更指示部と、
    前記ファイル名変更指示部による処理対象ファイルのファイル名変更指示を受けて、該処理対象ファイルのファイル名を新たなファイル名に書き替えるとともに、該処理対象ファイルが格納されている前記フォルダに格納されているファイルのうち該処理対象ファイルを関連ファイルとして該処理対象ファイルのファイル名を記録しているタグを含むファイルの該タグを前記新たなファイル名に書き替えるファイル名書替処理部とを備えたファイル処理装置として動作させることを特徴とするファイル処理プログラム。
  4. ファイル処理装置であって、
    所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
    前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と同内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とするファイル処理装置。
  5. ファイル処理装置であって、
    所望の処理対象ファイルに対する処理を操作に応じて指示するファイル処理指示部と、
    前記ファイル処理指示部による処理対象ファイルに対する処理の指示を受けて、該処理対象ファイルに対して処理を実行するとともに該処理対象ファイルにリンクが張られている関連ファイルに対して前記処理と異なる所定内容の処理を実行するファイル処理部とを備えたことを特徴とするファイル処理装置。
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