JP2004028985A - 生検試料処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生検試料を組織から取り出し、かつ試料ホルダへ移送する生検試料処理装置は、a)案内部材15;b)平板状の試料受容小板5を運搬するための、案内部材上で摺動可能かつ交換可能なスライダ21;c)生検試料3を受容する試料受容空間を有し、スライダ上において交換可能な試料受容小板;及びd)生検試料を前記生検針1の試料受容部から試料受容小板の試料受容空間へ移し替えるための複数の装置を導入するための少なくとも1つの鉛直方向延在孔を有し、案内部材上で摺動可能かつ交換可能な試料移替装置を有する。
【選択図】 図10
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生検試料の処理装置、及び該装置の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
生物学的試料に対する現代の電子顕微鏡検査では、凍結によって固定された試料を用いることがますます多くなっている(凍結固定法:Kryofixation)。凍結は、試料がガラス化するように、即ち冷却時に試料を凝離してしまうような氷が生じないように、行なわれなければならない。ここに、凝離(Segregation)とは、試料が、純粋な水(氷の結晶)と、当該氷の結晶の析出過程中に濃縮分離(溶解)された物質とに分離されることをいう。ガラス化の際、水は、その液体(時)の配置(関係)で固定される。即ち、生物学的試料の全ての構成成分は、固定化過程中、その位置が変更されず、そのため生きている材料のその固定の時点における瞬間構造固定試料(スナップショット:Momentaufnahme)が作成される。ガラス化は、生物学的システムでは迅速なプロセスである。それには、通常、数100,000K/sの凍結速度が必要とされる。これほど大きな凍結速度は、物理学的理由から、非常に薄い試料(厚さ:20μm未満)によってのみ達成される。ガラス化に必要とされる臨界凍結速度は、試料を2000barの圧力下で凍結すると、100分の1に低減することができる。いわゆる高圧凍結法(例えば、非特許文献1参照)では、凡そ200μmの厚さの生物学的試料がガラス化される。しかし、直径が1.2〜3mmで厚さが200μmの試料を作成することは困難である。凍結するための例えば組織片のような生物学的試料を調製するために多くの時間を費やすと、高圧凍結法の利点は減殺される。
【0003】
非常に小さな組織片を迅速に調製する試みが幾つか知られている(例えば、非特許文献2、3参照)。例えば、シモーニ(Shimoni)等は、小さな金属製毛細管(内径200μmの金製小筒)を組織内に打ち込んだ。しかしながら、この(打ち込まれた)毛細管を組織内で見つけ出すのは時間がかかり、凍結された試料の取扱いも困難である。また、ホーエンベルク(Hohenberg)等(1996年)は、部分的に特別の目的のために適合化された購入可能なマイクロ生検針によって、0.2〜0.25mm×0.4mm×4〜8mmの大きさの組織試料を実験動物から取り出した。
【0004】
生きている組織からマイクロ生検試料を取り出すための商業的に入手可能な装置は、針を持ち上げるバネ機構(ピストル:Pistole)を有する(例えばPro−MagTM, Manan Medical Products, Inc., Northbrook IL 60062, USA)。この生検針は、それ自身、生検材料を受容するための長さ8〜16mm、深さ0.3〜2mmの試料受容部を有する大きな槍状部材(ランス:Lanze)(直径0.6〜3mm)から構成されている(上記非特許文献2、図1D、134/135頁参照)。この槍状部材では、一方の端部は先鋭化されており、他方の端部は係合装置を有している。この槍状部材は、それ自身、該槍状部材の外径に適合する内径を有する薄壁中空針によって包囲されており、槍状部材と中空針とは互いに対し摺動可能に構成されている。この中空針では、一方の端部にナイフが、他方の端部に係合装置が配されている。
【0005】
中空針と該中空針に差し込まれている槍状部材は、係合装置によってピストル内に固定されるので、生検材料を取り出す際には以下のようなメカニズムが作動する。即ち、まず、ピストル内に装填されている針が組織内に案内され、中空針は、槍状部材の尖端のみを突出させる。次いで、バネ機構が作動する。これによって、まず、槍状部材が組織内に更に突き進み、そのため、(槍状部材の)試料受容部は最早中空針によって包囲されない状態になる。そして組織は試料受容部内に入り込み、その瞬間、バネ機構によって、中空針はナイフと共に摺動して再び試料受容部上に至る。このため、試料受容部内にある組織の部分は切断される。そして、中空針は、槍状部材と共に組織から引き戻され、外側の中空針が再び槍状部材に対して後退し、切り取られた(組織)試料は、(外部から)接近可能となる。
【0006】
その際得られる生検試料は、例えば以下のような大きさを持つ。即ち、高さ200〜250μm、幅400μm、長さ4〜8mmである(上記非特許文献2、135頁参照)。このような試料は、適切な切断装置(安全カミソリの刃、メス等)によって手動で小さくされ、適切な大きさに切断され、ピンセット又は他の適切な器具によって前述の高圧凍結装置の試料(受容)小板内に移されていた。
【0007】
【非特許文献1】
Studer et al., Journal of Microscopy, 179 (1995), p.321−332
【非特許文献2】
Hohenberg H. et al., Journal of Microscopy, 183 (1996), p.133−139
【非特許文献3】
Shimoni E. et al., Journal of Microscopy, 192 (1998), p.236−247
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような手動ないし手作業による高圧凍結法のための生検試料の調製(方法)には、より大きな(数)量の試料に対して、特に型どおりのルーチン作業(Routinebetrieb)に対して、この調製方法を不適切なものと思わさせる一連の重大な欠点がある。例えば、生検試料切除と凍結過程開始との間の所要時間は凡そ40秒かかるとの報告がある(上記非特許文献2、135頁参照)。しかしながら、経験によれば、これは非常に楽天的な時間であることが示されている。この所要時間は、とりわけ、例えば筋肉細胞のようなその超微細構造が急速に変化する細胞の瞬間構造固定試料(スナップショット:Momentaufnahmen)を作成しなければならないような場合には、あまりに長過ぎるように思われる。生検試料の手動操作の更なる欠点は、組織試料はゼリー状の粘性を有しその大きさも小さいため、組織試料を確実に手動操作することは著しく困難なので、調製の結果物(調製試料)の再現性は小さく、欠陥のある調製試料の発生率は相当なものとなることである。このことは、また、一般的な費用の観点から望ましくないというだけではなく、とりわけ次のような場合には許容し難いことでもある。即ち、患者/被検者又は実験動物を顧慮しなければならず、それゆえ生検材料の取り出しを無制限に何度も繰り返し行なってはならないような場合、例えば生きている心筋から試料を取り出すような場合である。そして、生検材料の手動操作の最大の欠点は、この手動操作は、経験上、かなり長期に亘って訓練を受けた後でさえも欠陥のない又は少なくとも何とか使用に耐える試料を作成できるような者は、そもそも研究所の技術部員の中でも一握りしかいないというほど、実行することが困難であるということである。そのため、手動調製による調製試料は再現性が悪く、上記市販の凍結装置の利用者は、手動的であれ自動的であれ、試料調製に対し水準を遥かに超える才能を持つ人員を幸運にも採用できることだけが頼りである。
【0009】
それゆえ、本発明の課題は、試料調製速度を著しく大きくし(組織の取り出しと凍結開始との間の所要時間を30秒未満にする)、それによって被検対象の瞬間構造固定試料(スナップショット)の質を改善することである。本発明の更なる課題は、手動ないし手作業による試料調製の場合と比べて、試料調製の確実性と再現性を改善することである。そして、本発明のこの更なる課題は、手動ないし手作業による試料調製の場合と比べて、操作者に対する手動的及び自動的(操作に関する)要求を小さくすること、即ち、試料調製の際の操作技術的経過を容易にし、それによって平均的な訓練を受けかつ平均的な才能を有する技術員でも欠陥のない試料を調製できるようにすることにもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の一視点によれば、請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。即ち、本発明の生検試料処理装置は、a)案内部材;b)平板状の試料受容小板を運搬するための、前記案内部材上で摺動可能かつ交換可能なスライダ;c)生検試料を受容する試料受容空間を有し、前記スライダ上において交換可能な試料受容小板;及びd)生検試料を生検針の試料受容部から前記試料受容小板の試料受容空間へ移し替えるための(複数の)装置を導入するための少なくとも1つの鉛直方向延在孔(縦孔)を有し、前記案内部材上で摺動可能かつ交換可能な試料移替装置を有することを特徴とする(形態1・基本構成)。なお、生検針は、既知のものでもよく、また、試料ホルダ(Probenhalter)も同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を示すが、これらは従属請求項の対象でもある。
(2)上記生検試料処理装置において、前記試料受容小板が、円形形状を有するか、又は該試料受容小板の輪郭が、前記スライダの小板受容部の相応の角部に適合する少なくとも1つの角部を有することが好ましい(形態2)。
(3)上記生検試料処理装置において、前記平板状の試料受容小板を運搬する摺動可能かつ交換可能なスライダは、平板状の棒状部材、該棒状部材の一端部に形成される小板受容部、該棒状部材の長手軸方向に延在する鉛直スリット、該棒状部材の下面に形成される係止突起、及び該棒状部材の上面に形成される突起状の柄部材を有することが好ましい(形態3)。
(4)上記生検試料処理装置において、前記小板受容部は、前記棒状部材において最大で220°の広がりを有する円弧を形成するか、又は前記小板受容部は、前記棒状部材において、前記試料受容小板の相応の角部(複数)に適合する角部(複数)を有することが好ましい(形態4)。
(5)上記生検試料処理装置において、前記案内部材は、少なくとも1つの直方体状構造要素から構成され、該構造要素は、その上面に、スライダを受容する長手軸方向に延在する長手溝と、試料移替装置を受容する横断軸方向に延在する横溝とを有すると共に、前記案内部材の前記構造要素は、前記長手溝の底部に前記スライダの係止突起を受容するよう該長手溝の一部分に亘って延在する更なる案内溝と、前記横溝の底部に(それ自体既知の構造で可)試料ホルダを受容するよう鉛直方向に延在する中空円筒状凹部と、その上面に該構造要素と常時結合する小板とを有し、前記小板は、前記長手溝の一部分をその上方において被覆し、かつ生検試料を移し替える前に生検針を案内するよう作動することが好ましい(形態5)。
(6)上記生検試料処理装置において、前記試料移替装置は、a)上部部材としての構造要素;b)下部部材としての構造要素;c)前記上部部材の鉛直方向に延在する縦孔に常時嵌合し、かつ前記下部部材の鉛直方向に延在する縦孔に摺動可能かつ交換可能に嵌合する、突起を有する円柱状部材;d)前記円柱状部材の周囲に延在し、かつ前記上部部材と前記下部部材との間に配置される短い渦巻きバネ;及びe)前記上部部材内を水平方向に延在するスリットを有し、f)前記上部部材は、前記スリットを介して、ネジ結合器によって前記下部部材に結合され、g)かくして前記上部部材と前記下部部材とは、前記渦巻きバネの弾性力に抗して前記円柱状部材の長手軸方向に互いに対し摺動可能に構成されることが好ましい(形態6)。
(7)上記生検試料処理装置において、前記試料移替装置は、1つの構造要素から構成され、該構造要素は、注射器の前方部分を受容すると共に該構造要素全体に亘って鉛直方向に貫通して延在するほぼ中空シリンダ状の貫通孔と、該構造要素の下部に該構造要素のほぼ長手軸方向に延在し切り欠き形成された段状部(段差部)とを有することが好ましい(形態7)。
【0012】
本発明の装置は、生検材料の調製速度を著しく大きくすることができる。即ち、マイクロ生検針の刺し込みから凍結過程終了までに測定される試料取り出し時間を最大でも30秒に抑えることができる。調製の結果物(調製試料)の確実性(信頼性)及び再現性は著しく高められ、欠陥試料の生成は実際上完全に排除される。本発明の装置は、試料調製の際の作業過程を単純化することにより、平均的な訓練しか受けておらずかつ手動(手作業による)操作に関し平均的な能力しかない人でも試料の調製を確実に実行することができるようにする。
【0013】
本発明の更なる一実施形態では、生検針は、既知の構造を有し、例えば、深さ0.2〜0.3mm、長さ1.0〜5.0mmの範囲の大きさの長手軸方向に延在する凹部を有する。
【0014】
本発明の更なる一実施形態では、試料受容小板(プレパラート小板)は、金属材料、好ましくは銅、真鍮、チタン、アルミニウム、又はこれらの合金で製造される。また、試料受容小板は、金属材料からなる構造要素(ブロック状部材ないし形材:Formstueck)並びに当該構造要素と常時結合する金属膜ないし箔(Metallfolie)を有することも可能である。
【0015】
本発明の更なる一実施形態では、試料受容小板は、好ましくは以下のような大きさの最大値を有する:直径6.2mm、厚さ(a)5mm、スリット(11)の長さ5mm。
【0016】
本発明の装置により以下の作動が可能となる。即ち、空の試料受容小板が第一位置(位置I)に位置するスライダに嵌め込まれ、試料ホルダが案内部材の(中空円筒状)凹部に嵌め込まれ、このスライダが案内部材の(長手)溝内を(案内部材の)中央部に(近い方に)位置する案内溝の(係止突起との)当接部(第二位置、位置II)に至るまで摺動され、試料移替装置が案内部材の(横)溝に嵌め込まれ、生検試料を有する生検針が試料受容小板の試料受容空間の鉛直方向上方に固定され、生検試料が試料受容小板の試料受容空間へ導入され、試料移替装置が再び構造要素(案内部材)の(横)溝から除去され、スライダが生検試料で充填された試料受容小板と共に(案内部材の)(長手)溝内を(案内部材の)中央部から離れて位置する(遠い方の)案内溝の(係止突起との)当接部(第三位置、位置III)に至るまで摺動され、試料受容小板が構造要素(案内部材)の(中空円筒状)凹部に嵌合するそれ自体既知の試料ホルダにネジ込(押圧)運動を介したそれ自体既知の態様で固定される。
【0017】
本発明の更なる一実施形態では、生検試料を有する生検針を、以下のようにして、試料受容小板の試料受容空間の鉛直方向上方で固定することができる。まず、生検針を小板の側壁に緩く(軽く)当接する。そして、構造要素(試料移替装置)を摺動することによって試料受容小板と小板の側壁(側端面)と構造要素(試料移替装置)の下面の段状部との間の溝内で挟持する。
【0018】
生検試料を有する生検針は、予め設けられた(形成された)中空空間へ装填することによっても、試料受容小板の試料受容空間の鉛直方向上方で固定することができる。この場合、当該予め設けられた中空空間は、試料受容小板と小板の側壁(側端面)と構造要素(試料移替装置)の下面の段状部によって形成される。
【0019】
本発明の一展開形態では、生検試料を、構造要素(試料移替装置)の円柱状部材の下方への鉛直方向運動によって、試料受容小板の試料受容空間内へ移し替えることが可能である。なお、上記生検試料を生検針の試料受容部から前記試料受容小板の試料受容空間へ移し替えるための(複数の)装置としては、同様の機能を有する他の機構でもよく、上記円柱状部材や移行部材に限られず、他の部材を用いることができる。
【0020】
また、生検試料は、試料移替装置の鉛直方向延在孔(縦孔)を介して液体を噴き付けることによっても試料受容小板の試料受容空間へ移し替えることができる。この場合、過剰の噴射液体は、(複数の)溝を介して構造要素(ないし本発明の装置)から流出する。
【0021】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、特許請求の範囲に付した図面参照符号は、発明の理解の容易化のために付したのであって、本発明を図示の態様に限定することを意図しない。また、以下の実施例も発明の理解の容易化のためのものであって、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な修正・変更等を排除することも意図しない。なお、この点に関しては、出願から補正・訂正後まで同様に当てはまる。
【0022】
本発明の装置には、各図に部分的にのみ示した生検針が含まれる。この生検針は、市場出入手可能な製品(例えば、Pro−MagTM, Manan Medical Products, Inc., Northbrook IL 60062, USA参照)と比べると生検試料を受容するための試料受容部(切欠部:Ausnehmung)は遥かにより小さく構成されている。この試料受容部は、例えば、深さが0.2〜0.3mmで、長さはたったの1.2mmである。この大きさは、得られる生検試料の体積に等しいが、同時に試料受容小板の試料受容空間の体積にも相当する。針は生検ピストルに強く固定されているため、生検材料のための試料受容部を有する内部槍状部材は、生検ピストルに対し非可動的に構成されている。
【0023】
図1に、本発明の装置により生検試料を移し替えるための2つの例を示した。まず、生検針1の空の試料受容部2に生検試料3を充填する。次に、この生検試料で充填された針を試料受容小板5の試料受容空間4に対して調心する。そして、ぴったり正確に嵌り込むよう(passgenau)形成された突起7を有する円柱状構造要素6を前進させることにより、この生検試料を試料受容部2から試料受容空間4へ移し替える(図1(a)参照)。
【0024】
図1(b)に、液体の噴き付けによって生検試料3を生検針1の試料受容部2から試料受容空間4へ移し替えることができる様子を示した。市場で入手可能な注射器8には、注射器8と試料受容部2とを接続する移行部材9が配設される。この移行部材9は、上端部に注射器8を受容するための中空空間を有する。また、移行部材9は、その横断面が生検針1の試料受容部2の形状に適合するように、その下面が形成される。注射器8のピストンを摺動することにより、液体(緩衝液、1−ヘキサデカン等)の噴流(の圧力)によって、生検試料は試料受容小板5の試料受容空間4へ押しこまれる。
【0025】
図2(a)〜図2(f)に、他の図と比べて拡大して描いた種々の試料受容小板5を示した。試料受容小板5は、熱良導性材料、例えばとりわけ銅、真鍮、チタン、アルミニウム等の金属(或いはこれらの合金)から製造され、スリット(図2(f)では円形断面凹部)として形成される試料受容空間4を有する。例えば建築業で使用されるような比較的柔らかい銅板から製造される小板がとりわけ目的に適うことが分かっている。或いは、これら試料受容小板は、図2に示した円形断面形状の代わりに、他の幾何学的形状を有することも可能である。その場合、スライダ21の小板受容部22(切欠)の形状(図4参照)は、これに応じて適合化すべきである。試料受容小板5が円形断面形状以外の形状を取る場合、試料受容小板5及び試料受容空間4の幾何学的配向を、スライダ21の小板受容部(切欠き)22に対応して予め決めておくことができるという付加的な利点が得られる。試料受容小板5のスリット幅b(図2(a)参照)は、クリティカルな(重要な)意義を有する。該幅bは0.3mmを超えるべきではないだろう。a>2bの場合(aは、試料受容小板5の厚さ;図2(a)参照)、bは0.2mmを超えるべきではないだろう。試料受容空間4は、製造技術上の理由から、(スリットの)端部がそれぞれ半円形状で終端することが目的に適うが、他の幾何学的形状を取ることも可能である。試料受容小板の機械的特性並びに圧力及び熱技術上の特性、同様に、凍結されるべき生物試料の当該各特性は、目的に適う寸法の範囲を規定する。提案した試料受容小板に関して言えば、合目的的な寸法は、a=0.3〜5mm、L=0.3〜5mm(Lは、スリットの長さ(図2(a)参照))、上述の通りb=0.2〜0.3mmである。直径dは、少なくともL+0.6mmでなければならいが、最大でもL+2mmに留めるべきであろう。一例として使用された試料受容小板は、例えば次のような寸法を持つ:a=0.6mm、b=0.3mm、L=1.2mm、及びd=3mm。以下の形態上の変形例は、目的に適うものであることが分かっている。
【0026】
図2(a)の例は、試料受容空間4を有する金属製円板である。この形状は、単純かつ安価に製造可能という利点があるが、試料の粘稠度(コンシステンシー:Konsistenz)に応じて、場合によっては試料移替装置から試料ホルダへ移し替える際に当該試料が失われる可能性があるという欠点もある。
【0027】
図2(b)及び(c)の例は、スリット状の凹部を有する金属製円板であり、該凹部は、(その底部が)反対側の面(当該円板のスリットが開口している面と反対側の面)まであと0.05〜0.1mmのところにまで達している。中央孔11(図2(b))又は2つの端孔12(図2(c))のところで該凹部は貫通されている。これらの変形例は、移し替えの際に試料が喪失することがないという利点がある。
【0028】
図2(d)及び(e)の例は、図2(b)及び(c)の例と同様の幾何学的形状を有する金属製円板であるが、常時結合する2つの部材からそれぞれ構成されている。これらの変形例は、図2(a)の小板が、(図2(b)及び(c)の孔に)対応する孔11ないし12を有する金属製膜(シート)13と結合(例えば適切な接着剤による貼り付け)することによって製造される。
【0029】
図2(f)の例の小板は、図2(b)の小板にほぼ対応する。この小板はスリット状凹部の代わりに、円形断面凹部14を有する。このような形態の試料受容小板は、凍結技術上、図2(a)〜(e)の小板ほど良好なものと思われてはいないが、製造に関しては、費用上明らかに有利である。
【0030】
図3に一例として示した形態の案内部材は、直方体状の構造要素15から構成される。構造要素(ブロック状部材)15は、滑らかな表面と、凍結技術で使用される液剤(例えば1−ヘキサデカン、緩衝液、炭化水素溶液等)に対する化学的耐性とを有する材料から作られる。このような案内部材の目的に適う材料としては、とりわけアルミニウム合金等の金属合金、又は例えばPOM(ポリオキシメチレン)等のプラスチックが挙げられる。この構造要素15は、図示で上方を向いた表面に長手軸方向の全長に亘って通して延在する溝(長手溝)16を有する。この長手溝16には、スライダ(棒状部材)21を受容しかつ長手溝16内でスライダ21を位置決めし、所定の長さと位置を有する第二の案内溝17が形成されている。上記構造要素15の上向表面には、中空円筒状凹部19によって試料ホルダ39を受容かつ正確に位置決めし並びに試料移替装置26(図5参照)を正確に位置決めする(長手溝16より深さが)より深い横軸方向に延在する溝(横溝)18が、長手溝16に対し直交して延在する。横溝18によって分断された長手溝16のより短い方の部分は、構造要素15の上向表面に常時(永続的に)取り付けられる小板20によって(上方において部分的に)覆われ、(本装置に)差し込まれた生検針1の正確な位置決めを可能にする所定の中空空間を形成する。
【0031】
上記案内部材15は、生検試料を受容するための適切な位置に試料受容小板5をセットし、次いで生検試料をこの試料受容小板5内で受容し、該試料で充填された試料受容小板5を適正な試料ホルダへ移送するよう作動する。
【0032】
図4に拡大して描いたスライダ21は、適正な材料、好ましくは構造要素15と同じ材料(例えばPOM)からなる直方体状の棒状部材から構成される。スライダ21は、構造要素15の長手溝16内で容易に手動で(手作業で)摺動され得るように寸法取られる(構成される)。このスライダ21は、その一方の端部に、凡そ220°の(広がりを持つ)円弧状に切り欠き形成された小板受容部22を有し、該小板受容部22は、試料受容小板5の寸法に適合する寸法を有し、長手溝16内で摺動するよう該試料受容小板5を受容することができる。この小板受容部22は、使用される試料受容小板5の幾何学的形状に応じて円弧以外の形状に形成することも可能である。このため、スライダ21における試料受容小板5及び試料受容空間4の配向は、利用者の希望に応じて予め決めておくことができる。このスライダ21は、更に、試料受容小板5内へ移し替えられた生検試料3(を有する試料受容小板5)を適切な試料ホルダ39へ装填することを可能にする、長手軸方向に延在する鉛直スリット23を有する。スライダ21の(図示の)下面の係止突起24は、案内溝17内において、スライダ21を位置決めするよう作動する。係止突起24の横溝18の方向を向いた(に近い方の)端部は、生検針1から試料受容小板5への生検試料3の移し替えの位置を規定し、係止突起24の他方の端部(横溝18に遠い方の端部)は、試料受容小板5を適切な試料ホルダ39内で固定することができるようなスライダ21の位置を規定する。柄部材25は、スライダ21を手動で操作するためのハンドグリップとして作動する。
【0033】
試料移替装置は、生検試料の移し替え工程の全期間(全過程)に亘って光学的に観察・制御することができるよう透明なプラスチックから製造されることが好ましい。図5の例では、この試料移替装置26は、上部部材27、下部部材31、及び複数の付属部材から組み立てられる。上部部材27は、2つの直方体状構造要素から構成され、鉛直方向に延在する中空円筒状の縦孔28と、水平方向に延在するスリット29とを有する。円柱状部材6(図1(a)参照)は、上部部材27の縦孔28に挿入され、常時該構造要素27と結合する。円柱状部材6は、生検針1の試料受容部2の輪郭に適合しかつ円柱状部材6の(図示で)下面に非対称的に配設ないし形成される突起7を有する。
【0034】
上部部材と下部部材とから試料移替装置を組み立てる場合、まず、円柱状部材6の上部部材27から突き出た部分に短い渦巻きバネ36を嵌め込む。そして、円柱状部材6を下部部材31の縦孔33に挿入する。円柱状部材6は、この縦孔33内では自由に(円滑に)摺動することができる。
【0035】
上部部材である構造要素27は、この上部部材を貫通して水平方向に延在するスリット29を通過し、下部部材31の水平方向に延在する(雌)ネジ穴部32に強く螺着する(雄)ネジ部材30によって、下部部材である構造要素31と運動可能に結合する。構造要素31の脚部34は、それ自身、案内部材15の横溝18に嵌まり込み、組み立てられた試料移替装置26を全体として当該横溝18内で制御可能に摺動させることを可能にする。
【0036】
縦孔33を有する構造要素31たる下部部材には、(その底面に)(段の)高さが生検針の直径に適合する段状部(ないし段差部)35が形成される。この段状部35は、まず小板20(図3参照)の側端面に弱く(軽く)当接された生検針1を、段状部35と小板20の当該側端面との間で挟持し、よって試料受容小板5の上方の所望の位置で位置決めするよう作用する。或いは、試料受容小板5上の予め設定ないし形成された中空空間へ生検針を挿入することも可能である。そのような中空空間を形成するには、例えば、まず中空円筒状凹部19に嵌め込まれた試料ホルダ39のフレーム40へ構造要素31を接近させ、よって段状部35と小板20の上記側端面とから、生検針1がぴったり正確に嵌り込むような(適合的な)中空空間を形成することによっても可能である。
【0037】
構造要素27及び31の鉛直方向の相対運動により、生検針1から試料受容小板5への生検試料3の移し替えが行なわれる(図1(a)参照)。
【0038】
上述のような複数の部材から組み立てられる実施例の代わりに、図6に示したような1つの部材から構成される試料移替装置(ワンピース試料移替装置)を使用することも可能である。ワンピース試料移替装置は、機械力に感受性の(即ち、弱い)生検試料に対し、硬い円柱状部材6を作用させるのではなく、液体を噴射することにより、試料受容小板5へ移し替えるよう作動する。このようなワンピース試料移替装置は、鉛直方向に延在する貫通孔38を有する構造要素37から構成される。この貫通孔38は、その形状が、例えば図1(b)の移行部材9に適合し、生検針1から試料受容小板5へ生検試料3を噴き込む間、注射器8を受容するよう作動する。この構造要素37もまた(図示で)その下面に段状部35を有し、該段状部35は、小板20と共に生検針1を挟持するよう作動するか、或いは、上述の通り、生検針1をあとから挿入することができるような(予め形成される)中空空間形成の一端を担う。
【0039】
上記ワンピース試料移替装置37は、例えば脳組織試料のような機械力に感受性の(即ち、弱い)試料の移し替えに主として利用される。過剰の(余った)噴射液体は、この方法態様では、2つの溝16及び18を介して本発明の装置から流れ去る。
【0040】
図7〜図9に、本発明の装置の使用方法の例を示した。
【0041】
図7に示した、第一ステップでは、試料ホルダ39は、案内部材15の長手溝16と中空円筒状凹部19とに嵌め込まれる。試料ホルダとしては、例えば、高圧凍結装置用の製品(製品情報:Nr. 16 50 02 2000年12月ライカミクロジュステムス ゲーエムベーハー (Leica EM PACT))。この試料ホルダ(試料容器支持装置)39は、以下の要素を有する。包囲フレーム40は、他の要素を受容する機械的フレームとして作動する。このフレーム40の縦軸では、(雄)ネジ要素41が、対応する(雌)ネジ部に螺合される。(雄)ネジ要素41は、フレーム40(の内部空間内)へ突出するその端部に、ダイヤモンドシール(密閉)面(部材)(Diamantdichtflaeche)42(これに関しては、特願2001−391608;特開2002−277365参照)を有し、試料受容小板5を確実に挟持するよう作動する。フレーム40の(雌)ネジ部と向かい合う面には、試料受容小板5のための支持部材43が配設され、該支持部材43は、それ自身、凍結過程中高圧を伝達する圧力伝達要素と結合する。フレーム40の中空シリンダとして構成される延長部材44及び45は、高圧凍結装置に試料ホルダを固定するよう作動し、延長部材45は、更に、生検試料の移し替え作業中、試料ホルダを案内部材15の中空円筒状凹部19にぴったりと正確に嵌るように(passgenau)固定するよう作動する。
【0042】
ここで、スライダ21を空の試料受容小板5と共に案内部材15の長手溝16に嵌め込み、係止突起24を案内部材15の外側エッジに当接させ(図10(b)の位置I参照)、空の試料受容小板5を小板受容部22へ装填する。そして、空の試料受容小板5を有するスライダ21を上記長手溝16内で摺動し、案内溝17の横溝18に隣接する(に近い方の)端部に係止突起24を当接させる(図10(b)及び図10(c)の位置II参照)。このとき、試料受容小板5は、所定の位置に配置し、生検試料を受容する準備ができている。
【0043】
ところで、生検試料の組織からの取り出しは、商業的に入手可能なマイクロ生検装置によって行なわれる。この場合、生検針の槍状部材の上述の方法と比べると小さい(試料)受容部を使用すると、組織に針を刺し込むとき、槍状部材の目的に適合的な先端と(試料)受容部は、中空針の切断の前に、しっかりと固定的に位置決めされることが明らかとなっている。これによって、(試料)受容部は、上述の方法(上記非特許文献2、135頁参照)とは異なり、組織内で極めて正確に位置決めすることができる。槍状部材を比較的ゆっくりと前進させることにより、組織は、商業的に入手可能な装置とは異なり、槍状部材の(試料)受容部(切欠)をよりよくかつより容易に充填することができる。このようにして小さい(試料)受容部に収容された組織を切断するために、中空針は、それ自体既知の方法によって、槍状部材を覆った状態で押し進められる。そして、針は組織から引き抜かれ、生検試料3は、中空針を引き戻すことによって再び開放される。
【0044】
生検針1の試料受容部2内の生検試料3は、小板20の側端面に沿って予め定められた(所定の)深さで押込まれ、試料受容小板5の試料受容空間4の上方に正確に配置される(図8参照)。ここで、試料移替装置26又は37(図9には試料移替装置26についてのみ示した)を案内部材15の横溝18に嵌め込んで摺動し、構造要素31の下面の段状部35によって、生検針1を小板20の側端面に押し付け挟持する。このようにして、生検針1の試料受容部2は、受容の準備をして待ち構えている試料受容小板5の試料受容空間4上に正確に位置決めされる。
【0045】
図10(a)〜図10(g)に、生検針1から試料受容小板5へ、更に試料ホルダ39への生検試料3の移し替えの一例を示した(これら各図は、横溝18の中心を通り長手軸方向に沿って切断した断面図である)。
【0046】
試料受容小板5をスライダ21へ装填するために、スライダ21は、長手溝16の横溝18から離隔した(遠い方の)端部に配置される。このとき、係止突起24は、案内部材15の上部エッジ(図中右端)を乗り越えて突出し、案内部材15と係合する(位置I)(図10(a))。
【0047】
ここで、試料ホルダ39を横溝18ないし中空円筒状凹部19に嵌め込む(図10(b))。
【0048】
そして、スライダ21を、係止突起24の試料ホルダ39のより近くに位置する当接部(が案内溝17の試料ホルダ39のより近くに位置する当接部)に当接するまで摺動し(位置II)、試料受容小板5が部分的に小板20(不図示)の下方に位置するようにする。ここで、生検試料3で充填された生検針1を、小板20の側端面に緩く(軽く)当接させ、生検試料3を試料受容小板5の試料受容空間4の上方に正確に配置させる。長手溝16の長手軸における生検試料3の正確な位置は、例えば、以下のようにして定めることができる。即ち、内部に生検針1が固定されている生検ピストル(不図示)を、本装置の所定の当接部、例えば基底プレート(不図示)の外部エッジまで案内することによって定める(図10(c))。或いは、その代わりに、長手溝16の長手軸における生検試料3のこのような(正確な)位置は、生検針1の先端部を、例えば構造要素31内の、又は試料ホルダ39の側壁際の所定の当接部にまで案内することによって定めることも可能である。
【0049】
試料移替装置31ないし37を横溝18内で試料ホルダ39のフレーム40の側面に当接するまで摺動することにより、生検試料3を有する生検針1を、試料移替装置と小板20の側端面との間で固定することができる。或いは、その代わりに、生検針1を、予め形成された中空空間内へ挿入することも可能である。そのような中空空間は、例えば、上記ステップの内、最後の2つのステップを入れ替えることによって形成することが可能である。即ち、まず、試料受容小板5を位置IIに配置(位置決め)してから、横溝18に試料移替装置を嵌め込んで摺動し、構造要素31ないし37の側面を試料ホルダ39のフレーム40の側面に当接させる。そして、そのようにして試料受容小板5、構造要素31ないし37の段状部及び小板20の側端面の間に形成された中空空間に生検針1を挿入するのである。次いで、生検試料3は、円柱状部材6の鉛直方向運動により、生検針1から試料受容小板5(の試料受容空間4)内へ移される(図10(d))。
【0050】
次に、スライダ21は、係止突起24の試料ホルダ39からより遠くに位置する当接部が案内溝17の試料ホルダ39からより遠くに位置する当接部に当接するまで摺動される(位置III)。かくして、生検試料3で充填された試料受容小板5は、試料ホルダ39内の適切な位置に配置され、(雄)ネジ要素41によって挟持される(図10(e))。
【0051】
最後に、スライダ21は、長手溝16の(試料ホルダ39から)より遠くに位置する端部にあるその開始(初期)位置へ引き戻され、係止突起24は、位置IIIから案内部材15の外部エッジにある開始位置Iへ再び引き戻される(図10(f)及び図10(g))。かくして、試料ホルダ39は、挟持された試料受容小板5と共にマニピュレータに固定され、横溝18及び中空円筒状凹部19からの取り出し、並びに生検試料の凍結作業が可能となる。
【0052】
図11(a)〜図11(e)に、生検針1の導入及び生検針1から試料受容小板5への生検試料3の移し替えの様子を、案内部材15の(横)断面にて示し、及び2つの構造要素27及び31から組み立てられる試料移替装置の一例を示した。
【0053】
生検針1は、所定に位置において、図11の紙面に対し垂直方向に、構造要素15の上面に持続的に配設されかつそれ自身によって試料受容小板5を部分的に覆う小板20の側端面に当接するよう押込まれる(図11(a))。
【0054】
生検針1を固定するために、2つの構造要素27及び31とから組み立てられる試料移替装置は、横溝18に嵌め込まれ、そして構造要素31の下面の切り欠き形成された段状部35が生検針1に当接するまで、生検針1の方向に向って更に摺動される。かくして、生検針1は、段状部35、小板20の側端面及び試料受容小板5の間に挟持され、当該位置で固定される。このとき、円柱状部材6の突起7は、生検試料3によって充填された生検針1の試料受容部2の鉛直方向上方に位置する(図11(b))。
【0055】
或いは、その代わりに、生検針1を、予め形成された中空空間へ挿入することも可能である。そのような中空空間は、例えば、上記生検針挟持工程の最後の2つのステップを入れ替えることに形成することができる。即ち、まず、試料受容小板5を位置IIに位置決め(配置)した後、試料移替装置を横溝18に嵌め込み、構造要素31ないし37の側面が試料ホルダ39のフレーム40の側面に当接するまで摺動する。次いで、そのようにして形成された試料受容小板5、構造要素31ないし37の段状部及び小板20の側端面の間の中空空間へ生検針1を挿入するのである。
【0056】
ここで、円柱状部材6を有する構造要素27を、図11に示した矢印A−Aに応じて、鉛直方向下方に手動で摺動する。この鉛直方向の運動によって、円柱状部材6の突起7は、生検試料3を生検針1の試料受容部2から予め準備されていた試料受容小板5の試料受容空間4へ押し込む。この鉛直方向運動の際には、構造要素27及び31の間に配設された渦巻きバネ38の弾性力は、克服されるべきである(当該弾性力によって該鉛直方向運動は阻止されない)(図11(c))。
【0057】
ここで、構造要素27に印加されている力を除去すると、円柱状部材6は、渦巻きバネ36の弾性力によって、再びその開始(初期)位置へ押し戻される。かくして、空になった生検針1は、再びその長手軸方向に運動可能となり、(本装置から)引き抜くことができるようになる(図11(d))。
【0058】
最後に、2つの構造要素27及び31から組み立てられる試料移替装置26は、最も好ましくは、その長手軸回りに回転されて、案内部材15から除去される。そして、生検試料3で充填された試料受容小板は、試料ホルダ39の方向へ摺動することができるようになり、該試料ホルダ39の中で挟持されることが可能となる。構造要素31の下面及び円柱状部材6の突起7を洗浄し、次に行なうべき試料の移し替えの準備をする(図11(e))。
【発明の効果】
本発明の独立請求項1(基本構成)により,所定の課題として掲げた効果が上述の通り達成される。即ち、本発明の生検試料処理装置により、試料調製速度を著しく大きくし、それによって被検対象の瞬間構造固定試料(スナップショット)の質を改善することが可能となる。更に、手動ないし手作業による試料調製の場合と比べて、試料調製の確実性と再現性が改善される。更に、手動ないし手作業による試料調製の場合と比べて、操作者に対する手動的及び自動的(操作に関する)要求を小さくすること、即ち、試料調製の際の操作技術的経過を容易にし、それによって平均的な訓練を受けかつ平均的な才能を有する技術員でも欠陥のない試料を調製することが可能となる。
更に、各従属請求項により、付加的な効果がそれぞれ達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】生検試料を生検針の試料受容部から試料受容小板の試料受容空間へ移し替えるための2つの原理。
【図2】試料受容小板の複数の例。
【図3】案内部材。
【図4】試料受容小板の装填/非装填状態にあるスライダ。
【図5】複数の部材から組み立てられた試料移替装置。
【図6】1つの部材から構成された試料移替装置。
【図7】空の試料受容小板が装填されたスライダと試料ホルダとが嵌め込まれた案内部材(待機状態)。
【図8】生検試料で充填された生検針がセット(装填)された案内部材。
【図9】生検針と試料移替装置がセット(装填)された案内部材。生検試料を生検針から試料受容小板及び試料ホルダへ移送するために必要な(各部材の)運動は矢印で模式的に示されている。
【図10】生検試料の移送の各段階を示した案内部材の縦(鉛直)断面図。
【図11】生検試料の移送の各段階を示した案内部材の横断面図。
Claims (7)
- 生検試料を、マイクロ生検針によって組織から取り出し、かつ試料ホルダへ移送する生検試料処理装置において、
a)案内部材(15);
b)平板状の試料受容小板(5)を運搬するための、前記案内部材(15)上で摺動可能かつ交換可能なスライダ(21);
c)生検試料(3)を受容する試料受容空間(4)を有し、前記スライダ(21)上において交換可能な試料受容小板(5);及び
d)生検試料(3)を前記生検針(1)の試料受容部(2)から前記試料受容小板(5)の試料受容空間(4)へ移し替えるための装置を導入するための少なくとも1つの鉛直方向延在孔を有し、前記案内部材(15)上で摺動可能かつ交換可能な試料移替装置
を有すること
を特徴とする生検試料処理装置。 - 前記試料受容小板(5)は、円形形状を有するか、又は該試料受容小板(5)の輪郭は、前記スライダ(21)の小板受容部(22)の相応の角部に適合する少なくとも1つの角部を有すること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記平板状の試料受容小板(5)を運搬する摺動可能かつ交換可能なスライダは、平板状の棒状部材(21)、該棒状部材(21)の一端部に形成される小板受容部(22)、該棒状部材(21)の長手軸方向に延在する鉛直スリット(23)、該棒状部材(21)の下面に形成される係止突起(24)、及び該棒状部材(21)の上面に形成される突起状の柄部材(25)を有すること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記小板受容部(22)は、前記棒状部材(21)において最大で220°の広がりを有する円弧を形成するか、又は前記小板受容部(22)は、前記棒状部材(21)において、前記試料受容小板(5)の相応の角部(複数)に適合する角部(複数)を有すること
を特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 前記案内部材(15)は、少なくとも1つの直方体状構造要素から構成され、該構造要素は、その上面に、スライダ(21)を受容する長手軸方向に延在する長手溝(16)と、試料移替装置を受容する横断軸方向に延在する横溝(18)とを有すると共に、
前記案内部材(15)の前記構造要素は、前記長手溝(16)の底部に前記スライダ(21)の係止突起(24)を受容するよう該長手溝(16)の一部分に亘って延在する更なる案内溝(17)と、前記横溝(18)の底部に試料ホルダ(39)を受容するよう鉛直方向に延在する中空円筒状凹部(19)と、その上面に該構造要素と常時結合する小板(20)とを有し、
前記小板(20)は、前記長手溝(16)の一部分をその上方において被覆し、かつ生検試料(3)を移し替える前に生検針(1)を案内するよう作動すること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記試料移替装置は、
a) 上部部材としての構造要素(27);
b) 下部部材としての構造要素(31);
c) 前記上部部材(27)の鉛直方向に延在する縦孔(28)に常時嵌合し、かつ前記下部部材(31)の鉛直方向に延在する縦孔(33)に摺動可能かつ交換可能に嵌合する、突起(7)を有する円柱状部材(6);
d) 前記円柱状部材(6)の周囲に延在し、かつ前記上部部材(27)と前記下部部材(31)との間に配置される短い渦巻きバネ(36);及び
e) 前記上部部材(27)内を水平方向に延在するスリット(29)
を有し、
f) 前記上部部材(27)は、前記スリット(29)を介して、ネジ結合器(30)によって前記下部部材(31)に結合され、
g) かくして前記上部部材(27)と前記下部部材(31)とは、前記渦巻きバネ(36)の弾性力に抗して前記円柱状部材(6)の長手軸方向に互いに対し摺動可能に構成されること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。 - 前記試料移替装置は、1つの構造要素(37)から構成され、該構造要素(37)は、注射器の前方部分(8)を受容すると共に該構造要素(37)全体に亘って鉛直方向に貫通して延在するほぼ中空シリンダ状の貫通孔(38)と、該構造要素(37)の下部に該構造要素(37)のほぼ長手軸方向に延在し切り欠き形成された段状部(35)とを有すること
を特徴とする請求項1に記載の処理装置。
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