JP2004027516A - 複合トラスセグメントおよびそれを使用した吊りケーブル併用トラス橋ならびにその構築方法 - Google Patents

複合トラスセグメントおよびそれを使用した吊りケーブル併用トラス橋ならびにその構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トラス桁を吊ケーブルで補剛した構造形式の吊りケーブル併用トラス橋、およびその施工方法ならびに複合トラスセグメントを提供する。
【解決手段】上弦材1を兼ねる上床版2と、これに橋軸方向の接合用のボルト孔20を有する鉛直材3,5を備えたトラス構造の腹材を介して一体に設けられた下弦材6とによりユニット化されていると共に、吊りケーブル用のサドル11を備えている複合トラスセグメント10を使用して、橋台13間に渡って張架された吊りケーブル12に、前記多数の複合トラスセグメント10における吊りケーブル用のサドル11が前記吊りケーブル12に載置され、かつ橋軸方向に隣り合う複合トラスセグメント10における鉛直材3,5相互が接合されて、複合トラス桁23が構成され、さらに複合トラス桁23が吊りケーブル12より支持されている。
【選択図】図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラス桁を吊ケーブルで補剛した構造形式の吊りケーブル併用トラス橋およびその施工方法ならびにこれらに使用される複合トラスセグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、橋梁としては、吊りケーブルを使用した吊橋、またはトラス橋、あるいは特開平2001−182016号公報にも記載されている吊りケーブルを利用したトラス構造橋が知られている。
【0003】
一般的に橋梁構造形式としての、吊橋では、振動および垂れが大きく、吊床版式橋梁および上路式吊床版橋では、前記の吊橋ほどではないが、やはり振動および垂れが問題となる。
【0004】
一方、トラス橋では、構高が高くトラスが大きくなり、剛性が大きい利点があるが、施工コストも高くなり、周囲の景観が損なわれると言う問題もある。
【0005】
また、施工場所を考慮すると、山岳地帯の橋梁では、中間橋脚を施工するための工事用道路の工費が多大となる場合には、単径間の橋梁が選定され、この単径間の橋梁形式としては、例えば、鋼ニールセンローゼ橋や両端固定有ヒンジPCラーメン橋などが採用されているが、前者の鋼ニールセンローゼ橋の構造形式は、架設のためにケーブルクレーンを用いなければならず、橋梁後背の地形条件によっては架設が困難となる場合がある。また、後者の両端固定有ヒンジPCラーメン橋の構造形式は、クリープによる変形が過大となり使用性が損なわれる場合がある。
【0006】
さらに、最近では上路式PC吊床版橋が提案されているが、死荷重および活荷重ともに吊床版の張力で負担することから、支間が長くなると下部構造に作用する水平力が過大となり、また、鉛直材に支持された上床版が過度に横揺れする場合がある。
【0007】
橋梁施工形式としては、トラス構造の橋梁を架設する一般的な方法としては、支保工を組立て、その上にトラス構造を施工する方法がある。また、支保工を設けないで、橋脚または橋台より張出し架設方法により施工される場合もある。
【0008】
さらに、ケーブルを利用したトラス橋としては、特開平2001−182016号公報にも記載されているように、橋台間に張り渡したケーブル上に下床版、斜材となる側面三角形状のユニットを懸垂架設した後、上床版を架設する曲弦トラス橋の構築方法も知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平2001−182016号公報に示された曲弦トラス橋の場合には、側面三角形状のユニットおよび上床版を別個に架設する必要があり、側面三角形状のユニット相互間および上床版相互間を場所打ちコンクリートにより接合するようになるので、施工が煩雑であり、工期も長くなり施工コストが高くなるという問題がある。
【0010】
本発明は、吊りケーブル併用トラス橋に使用することができるユニット化された複合トラスセグメントを提供することを目的とする。可能な例えば、山岳地帯等における単径間の橋梁として、複合トラス単純桁等のトラス桁を吊ケーブルで補剛した構造形式の吊りケーブル併用トラス橋、およびその施工方法ならびに複合トラスセグメントを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、前記のユニット化された複合トラスセグメントを使用して、施工が容易で、短工期で施工可能な吊りケーブル併用トラス橋およびその施工方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を有利に解決するために、本発明における請求項1の複合トラスセグメントにおいては、吊りケーブル併用トラス橋22に使用される複合トラスセグメント10であって、前記複合トラスセグメント10は、上弦材1を兼ねる上床版2と、これに橋軸方向の接合用の鉛直材3,5を備えたトラス構造の腹材Aを介して一体に設けられた下弦材4,6とによりユニット化されていると共に、吊りケーブル用のサドル11を備えていることを特徴とする。
【0013】
また請求項2の発明においては、請求項1に記載の複合トラスセグメントにおいて、前記腹材Aは、橋軸方向に間隔をおいて配置された鉛直材3,5とこれらの鉛直材3,5の間に配置されている斜材7とにより構成され、前記鉛直材3,5には、橋軸方向に隣合う複合トラスセングメント10相互を接合するためのボルト孔20が、鉛直材3,5の上下方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする。
【0014】
さらに請求項3の発明においては、請求項1または2に記載の複合トラスセグメントにおいて、上弦材1を兼ねるコンクリート製上床版2の下部における橋軸直角方向の両側における橋軸方向に間隔をおいた両端部に、それぞれ鉛直材3,5の上部が固定され、橋軸直角方向の一側部における前記各鉛直材3に渡って下弦材4が配置されて固定され、かつ橋軸直角方向の他側部における前記各鉛直材5の下部に渡って下弦材6が配置されて固定され、前記コンクリート製上床版2における橋軸直角方向の両側と、鉛直材3(5)および下弦材4(6)とにより囲まれた部分に斜材7が配置されて固定されて、かつ橋軸直角方向に対向する鉛直材3,5に、サドル支持部材9が架設固定され、前記サドル支持部材9の下部に、吊りケーブル12に載置される吊りケーブル用のサドル11が固定されていることを特徴とする。
【0015】
さらにまた、請求項4の吊りケーブル併用トラス橋においては、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の複合トラスセグメントが使用されて、橋台13間に渡って張架された吊りケーブル12に、前記多数の複合トラスセグメント10における吊りケーブル用のサドル11が前記吊りケーブル12に載置され、かつ橋軸方向に隣り合う複合トラスセグメント10における鉛直材3,5相互が接合されて、複合トラス桁23が構成され、さらに複合トラス桁23が前記吊りケーブル12より支持されて、吊りケーブル12とトラス桁23とにより荷重を分配負担させていることを特徴とする。
【0016】
さらにまた、請求項5の吊りケーブル併用トラス橋においては、請求項4に記載の吊りケーブル併用トラス橋22において、複合トラス桁23の両端部に吊りケーブル12が定着されていると共に、橋台13側の吊りケーブル12の緊張力が開放されて、自碇式とされていることを特徴とする。
【0017】
なおまた、請求項6の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法においては、橋台13間に渡って複数本の吊りケーブル12を張架した後、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合トラスセグメント10を順次前記吊りケーブル12に載置して、複合トラスセグメント10を順次送り出し、送り出された橋軸方向に隣り合う各複合トラスセグメント10における端部鉛直材相互を高張力ボルト21により接合して複合トラス桁23を構築する共に複合トラス桁端部を橋台13に載置し、かつ吊りケーブル12より支持された複合トラス桁23を構築することを特徴とする。
【0018】
また、請求項7の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法においては、請求項6の吊りケーブル併用トラス橋22を構築した後、複合トラス桁23の両端部に前記吊りケーブル12を定着すると共に、前記橋台13に係合する吊りケーブル端部の緊張力を開放して、橋台13に作用している吊りケーブル12の反力を開放することを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項8の発明においては、請求項6の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法において、橋台13部分の前記吊りケーブル12を切断することなく残し、吊りケーブル併用トラス橋22を使用後に、吊りケーブル併用トラス橋の構築方法とは逆の手順により、吊りケーブル併用トラス橋を分解撤去可能にされていることを特徴とする。
さらに、請求項8の発明においては、請求項7の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法において、橋台13部分の前記吊りケーブル12を切断することなく残し、吊りケーブル併用トラス橋22を使用後に、前記橋台13部分の吊りケーブル12を緊張させて橋台13に定着し、吊りケーブル併用トラス橋の構築方法とは逆の手順により、吊りケーブル併用トラス橋を分解撤去可能にされていることを特徴とする。
【0020】
本発明によると、次のような作用・効果を有する。
1.従来のようなトラスを併用しない吊橋などでは、振動が大きくまた垂れの問題があるが、吊りケーブルにトラス桁を併用することでトラス桁の特性である高い剛性により、吊り橋の振動および垂れを抑制し、上床版上を車両の通行上も、前記の問題のない道路として利用することができる吊りケーブル併用トラス橋とすることができる。
2.吊ケーブルとトラス桁を併用することにより、トラス桁の構高の高さを小さくすることができ、吊りケーブル併用トラス橋の築造コストを低減することができ、コストダウンになる。
3.平板状のコンクリート製下床版を使用しないで、これに代わって、直線状の下弦材を使用しているので、吊りケーブル併用トラス橋の自重の軽減になる。
4.上床版、斜材および鉛直材、下弦材をユニットにした構造が簡単な複合トラスセグメントとし、これを架設することで工期の短縮、およびコストダウンにつながる。
6.吊りケーブル併用トラス橋を、例えば施工手順とは逆の手順等により、簡単に撤去でき仮設道路として有利である。
7.吊りケーブルを端部付近で、トラス桁に定着すると共に、橋台側の吊りケーブルの緊張を開放させて、自碇式にすることにより本設の橋梁としても利用できる。(吊ケーブルを橋台(アバット)に定着ささせ、橋台(アバット)はグラウンドアンカーなどでアンカーさせて釣り合っているが、長い間アンカーさせておくと、少しずつアンカー力が弱くなる。そこで、吊りケーブルの橋台(アバットヘの定着を切り、橋梁に定着させる。これを自碇という。)
8.本発明の場合には、吊りケーブルの反力体としての橋台にアンカーを取らせたままで吊りケーブル併用トラス橋を使用する場合(他碇式の吊りケーブル併用トラス橋とする場合)と、橋台(必要に応じグランドアンカー)に作用している反力を開放し、橋体(トラス桁)に定着させる自碇式とする場合の2つの方式どちらでも可能であり、また他碇式から自碇式に(または自碇式から他碇式に)2つの方式間においての変更も可能であり、自碇式にするか、他碇式にするか、使用条件に応じて適宜選択することができる。また、自碇式にすると、本設の吊りケーブル併用トラス橋として有利であり、他碇式にすると、後に撤去が容易であるだけに、仮設の吊りケーブル併用トラス橋として有利である。また、他碇式または自碇式のいずれの場合も、使用条件等により、本設または仮設の吊りケーブル併用トラス橋とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
まず、本発明の第1実施形態の吊りケーブル併用トラス橋に使用される複合トラスセグメント10の形態について、図5〜図7を参照して説明すると、上弦材1を兼ねる鉄筋コンクリート製の上床版2の下部における橋軸直角方向の両側における橋軸方向の両端部に、それぞれ鋼管製の鉛直材3,5の上部が埋め込み固定され、かつ橋軸直角方向の一側部における前記各鉛直材3の下部に渡って、橋軸方向に延長する下弦材4が配置されて固定され、かつ橋軸直角方向の他側部における前記各鉛直材5の下部に渡って、橋軸方向に延長する下弦材6が配置されて固定され、前記コンクリート製の上床版2の橋軸直角方向の両側の下部と、鉛直材3(5)または下弦材4(6)とにより囲まれた部分に一対の斜材7が逆V字状に配置されて、前記上床版2および鉛直材3(5)または下弦材4(6)に斜材7の上下部が固定され、かつ橋軸直角方向に対向する橋軸方向一端側の鉛直材3,5および橋軸方向他端側の鉛直材3,5に、鋼管製のサドル支持部材8,9が架設されてボルトまたは溶接により固定され、前記サドル支持部材8,9の下部に、吊りケーブルに載置される複数(図示の場合は6つ)の下向き開口溝形のサドル11が橋軸直角方向に間隔をおいて配置されて固定されている。前記の鉛直材3(5)および斜材7により腹材Aが構成されている。
複合トラスセグメント10における同一垂直面状に配置されている鉛直材3(5)と斜材7または下弦材4(6)の固定には、これらがコンクリート製の場合には、アンカーボルト等が使用され、鋼製の場合には、ボルトまたは溶接等の手段による。
【0022】
前記複合トラスセグメント10における橋軸方向の前部の鉛直材3,5および後部の鉛直材3,5に取り付けられるサドル支持部材8,9の取付位置は、複合トラスセグメント10が設置される吊りケーブルの曲線に沿ったレベルに予め取付られて、サドル支持部材8,9の取り付け位置によりサドル11のレベルが決まる。図5、図6、図7に示す形態の複合トラスセグメント10は、それぞれ、図3に示す築造途中の状態および図9に示す完成した吊りケーブル併用トラス橋おける、中間部、端部、中央部付近に位置する複合トラスセグメント10の形態を代表して示している。
【0023】
前記サドル11の橋軸方向に延長する断面円弧状の凹溝11aの内周面には、吊りケーブルとの摩擦を小さくするために、断面円弧状の四フッ化エチレン板が介在設置され、前記凹溝11a下面の橋軸方向に曲線状等のポリエチレン管の損傷が防止される。
【0024】
なお、鉛直材3,5とサドル支持部材8,9に固定された斜材等の補強材31によりサドル支持部材8,9は補強されている。また、前記複合トラスセグメント10の端部の適宜の位置には、図示を省略するが、複合トラスセグメント10を牽引用のロープにより牽引するための、固定式または着脱式の連結部が設けられる。
【0025】
前記の各複合トラスセグメント10は、施工現場付近において組立て構築されるとよく、予め工場または現場付近において、プレキャスト製上床版2、鋼管製またはプレキャストコンクリート製の鉛直材3,5、下弦材4,6を製作して、これらの部材を搬送してボルト接合等により組み立てるようにするとよい。また、既に築造された橋軸方向に隣り合う複合トラスセグメント10端面相互の接合面を一致させるために、現場付近において、図4に示すよう、既築造の複合トラスセグメント10(10A)の端面(特に上床版2)を型枠等として利用し、新規の複合トラスセグメント10(10B)(特に上床版2は、接合に有利なマッチキャストコンクリート版とするとよい)を築造した後、既築造の複合トラスセグメント10を、クレーン等より搬送する工程を繰り返して、すべての複合トラスセグメント10を構築するようにするとよい。前記下弦材4をコンクリート製とする場合には、後記の吊りケーブル併用トラス橋22を築造した場合に、後死荷重や活荷重等による張力を低減させるために、前記下弦材4内に橋軸方向にPC鋼材を埋め込み固定し、そのPC鋼材によりプレストレスを導入するようにするとよい。
【0026】
次に、前記の複合トラスセグメント10を使用して、本発明の吊りケーブル併用トラス橋およびその構築方法について、代表形態としての第1実施形態に基づいて説明する。第2〜4実施形態については、相違する部分を主に説明する。
まず、図1(a)に示すように、反力支承部となるアバットとしての間隔をおいて対向する橋台13を、複数のグランドアンカー14により地盤15にアンカーすると共に、各橋台13に、吊りケーブルの端部を挿通するための複数(図示の場合は6つ)の鋼製等のケーシング管16を、橋軸直角方向に間隔をおいて埋め込み固定すると共に橋軸方向に橋台13を貫通するように埋め込み固定する。
【0027】
次いで、図2に示すように、各橋台13に橋軸直角方向に複数のウインチ17,18を設けると共に、各ウインチ17,18のドラムに渡って鋼製ロープ等の支持線19を配置し、複数(図示の場合は6本)のプレハブケーブルからなる吊りケーブル12の先端側12aをそれぞれ、一方の橋台13におけるケーシング管16に挿通すると共に、図2に2点差線で示すように、各吊りケーブル12の先端部を前記支持線19により支持させながら、ウインチ17,18を駆動して前記支持線19をウインチ18のドラムに巻き取りながら各吊りケーブル12を繰り出し、各橋台13に各吊りケーブル12の端部を橋台13の背面側で、ジャッキ等により吊りケーブル12を予め設定された緊張した状態で、公知の吊りケーブル挿通用スリーブおよび楔を使用した楔式定着具等により吊りケーブル12を定着して、橋台13間に各吊りケーブル12を架設(張架)する。吊りケーブル12には、プレハブケーブルを使用することで、鋼製ケーシング管等からなる外套管16内へのグラウト作業が省略できる。
【0028】
次いで、図3に示すように、予め、施工現場付近において製作された図5〜図7の代表形態で示す端部側の複合トラスセグメント10(図6に示す形態)から順に、一方の橋台13(13a)側からクレーン等(図示を省略した)により複合トラスセグメント10を前記6本の吊りケーブル12に吊降ろして、各サドル11下面に四フッ化エチレン板等を介在させて、吊りケーブル12に載置すると共に、複合トラスセグメント10の連結部に連結させた牽引ロープ等により、他方の橋台13(13b)に向って移動させ、他方の橋台13(13b)まで到達させる。なお、端部側の複合トラスセグメント10の端部は、適宜、橋台13上の支承装置をレベルアップして係合載置させる。なお、図中符号30は足場である。
【0029】
以下、順に複合トラスセグメント10を、クレーン等により、吊りケーブル12に搬送載置し、図3に示すように、一方の橋台13(13A)から他方の橋台13(13B)に向って吊りケーブル12に乗せた複合トラスセグメント10を順次、牽引して送り出し、既に配置された複合トラスセグメント10の端面に合致させるように所定の位置に送り出し、所定の位置に送りだされた複合トラスセグメント10を、図8に示すように、隣接する複合トラスセグメント10における鉛直材3相互をこれらの上下方向に間隔をおいて設けられた各ボルト挿通孔20に渡って高張力ボルト21を挿通して、この高張力ボルト21により接合して、高張力ボルト21でせん断力を伝達させる構造とされている。高張力ボルトとしては、摩擦接合式あるいは打ち込み式高力ボルトを使用した接合としてもよい。
【0030】
以下、複合トラスセグメント10を、順次吊りケーブル12に載置して送り出し、所定の位置に配置した後、高張力ボルト21により接合し、最後の複合トラスセグメント10を吊りケーブル12に載置すると共に、高張力ボルト21により既設の複合トラスセグメント10に接合し、また、後端部側の複合トラスセグメント10の端部は、適宜、橋台13上の支承装置(図示を省略した)をレベルアップして係合載置させる。そして、図9に示すように、トラス桁23を構築すると共に、各吊りケーブル12を橋梁完成系の主ケーブルとして利用して、これらの吊りケーブル12によりトラス桁23を支持した、吊りケーブル併用トラス橋22を構築する。なお、トラス桁23を構築した後、適宜の時期に上床版2の上面に、道路用舗装が設けられる。
このように、ユニット化された複合トラスセグメント10を使用しているので、作業の省力化および工期の短縮が可能となっている。
なお、複合トラスセグメント10相互を高張力ボルト21で接合する場合、前記のように複合トラスセグメント10を順次接合してもよいが、3〜4ユニットの複合トラスセグメント10を直列にした状態で、最初の第1と第2の複合トラスセグメント10相互を高張力ボルト21により接合するようにすると、隣り合う複合トラスセグメント10のずれ、および開きがなく、比較的容易に複合トラスセグメント10相互を高張力ボルト21で接合することができる。また、隣り合う複合トラスセグメント10のずれ、および開きがないようにするために、全ての複合トラスセグメント10を吊りケーブル12に架設した後、隣り合う複合トラスセグメント10相互を高張力ボルト21により接合するようにしてもよい。したがって、鉛直材3(5)に設けるボルト挿通孔20の位置は、例えば、全ての複合トラスセグメント10が吊りケーブル12に載置された状態で、隣合う複合トラスセグメント10相互のボルト挿通孔20の位置ずれがないように、予め設定するとよい。
【0031】
なお、複合トラスセグメント10におけるコンクリート製上床版2(上弦材1)には、後死荷重により自動的に圧縮力が導入されるようになるが、場合によっては、コンクリート製上床版2内にPC鋼材を橋軸方向に配置し、そのPC鋼材により上床版2にプレストレスを導入するようにしてもよい。
【0032】
また、この吊りケーブル併用トラス橋22の構造は、複合トラス単純桁を吊りケーブルで補剛した構造形式で、吊りケーブル12を併用しないトラス桁だけの一般の複合トラス橋の構高がL/10〜L/8程度(ただし、Lは、吊りケーブル12による吊り支間である。)であるが、本発明の吊りケーブル併用トラス橋22の構高を、L/20程度とすることが可能になり、鉛直材3,5および斜材7等の部材を短尺部材にすることができる。なお、この吊りケーブル併用トラス橋22の形式では、死荷重は主として吊りケーブル12で支持し、活荷重は主としてトラス桁23の剛性で分担する構造とされている。このように、吊りケーブル12とトラス桁とにより荷重を分配負担させている構造とされていることを特徴としている。
【0033】
また、吊りケーブル12とトラス桁23を併用しているので、トラスの高い剛性により、上床版2上を車両の通行の可能な橋梁とすることができ、またトラス桁23を吊りケーブル12により支持する構造であるので、トラス桁23によりそのサドル11に係合する吊りケーブル12の挙動も安定させることができる。また、吊りケーブル12の端部を切断することなく、残しておくことにより、前記の吊りケーブル併用トラス橋22の構築手順とは、例えば、逆手順により、容易に吊りケーブル併用トラス橋22を解体撤去させることができる。
【0034】
また、吊りケーブル12を、そのまま橋梁完成系の主ケーブルとして使用されているので、吊りケーブル12と橋梁完成系の主ケーブルとを別個にする場合に比べて、使用材料の削減することができる。
【0035】
前記実施形態の吊りケーブル併用トラス橋23では、吊りケーブル12を橋台13に定着した状態としているが、図15に示すように、吊りケーブル12の端部をトラス桁23の端部の定着部29に定着し、橋台13側の吊りケーブル12の緊張状態を開放し、吊りケーブル12の反力体としての橋台13を開放して、自碇式とし、橋台13上の支承装置に載置され係合された本設の吊りケーブル併用トラス橋22としてもよい。この場合、必要に応じ、橋台13側のグランドアンカー14の緊張を開放してもよい。このようにトラス桁23の端部に定着するために、例えば、図10に示すように、各橋台側の端部に位置する複合トラスセグメント10の鉛直材3,5に渡って、予めまたは後付けにより鋼製定着板24を架設して定着部29とし、吊りケーブル12を各橋台13の手前においてトラス桁23に、例えば公知の吊りケーブル挿通用スリーブおよび楔を使用した楔式定着具により定着すればよい。
【0036】
<第2実施形態>
図11には、前記吊りケーブル併用トラス橋の構築方法と同様に構築された吊りケーブル併用トラス橋22の第2実施形態が示されている。この実施形態では、トラス桁23の端部側に位置する複数の複合トラスセグメント10における、吊りケーブル12よりも下側に位置する鉛直材3,5および斜材7を短くして、トラス桁23の端部側の構高寸法を小さくした形態であり、その他の構成および変形形態は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0037】
このようにトラス桁23の端部側の複合トラスセグメント10の鋼材使用量を低く抑え、景観に合うようにしてもよい。
【0038】
<第3実施形態>
図13には、前記吊りケーブル併用トラス橋の構築方法と同様に構築された吊りケーブル併用トラス橋22の第3実施形態が示されている。トラス部分の構高を吊りケーブル12のサグよりも小さくすることも可能とした形態であり、下弦材格点部より吊りケーブル偏心用の下部鉛直材25,26を取り付け、複合トラスセグメント10を吊りケーブル12により支持させた形態である。さらに説明すると、この実施形態では、トラス桁23の中間部に位置する複数の複合トラスセグメント10を、図12に示すような形態のものを使用している。この複合トラスセグメント10では、各鉛直材3,5の下方延長上に、下弦材4,6の格点部下面に、4本の鋼管製部材からなる下部鉛直材25,26の上部を溶接またはボルトにより固定し、対向する前記下部鉛直材25,26の所定のレベルに、予めサドル支持部材8,9を溶接またはボルトにより固定し、前記サドル支持部材8,9に前記と同様に6つのサドル11を設けた形態である。
【0039】
このように、トラス桁23の構高を一定にして、下部鉛直材25,26により、吊りケーブル12をトラス桁23から偏心させるための偏心用鉛直材としてもよい。その他の構成および変形形態は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0040】
<第4実施形態>
図14には、前記吊りケーブル併用トラス橋の構築方法と同様に構築された吊りケーブル併用トラス橋22の第4実施形態が示されている。この実施形態では、図7に示すような形態の複合トラスセグメント10がトラス桁23の全長に渡って使用された形態である。だだし、鉛直材3,5および斜材7の長さ寸法はトラス桁23の全長に渡って対称的に変化していると共に、下弦材4,6を必要に応じ直線状の下弦材から円弧状の下弦材にしている。そして、トラス桁23の全長に渡ってトラス桁23の構高を曲線状に変化させた形態である。その他の構成および変形形態は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0041】
この実施形態のように、構高をトラス桁23の中央部で高くし、トラス桁23の全長に渡って変化させてもよい。前記第1実施形態から第4実施形態のように、適宜トラス桁23の構高を低くしたり、高くするようにしてもよく、一般的に、トラス桁23の構高を高くした場合には、トラスのような構造特性が支配的になり、トラス桁23の構高を低くして吊ケーブル12を大偏心とした場合には、吊構造としての構造特性が支配的となる。トラス桁23の構高は、周囲の自然景色との景観性、吊りケーブル併用トラス橋23のたわみ、振動、疲労などに対する観点から決定すればよい
【0042】
なお、前記実施形態1〜4のように、ユニット化された複合トラスセグメント10を使用し、上床版2が順次連続されて橋面が築造され、吊りケーブル併用トラス橋22が築造されていくので、橋面上での作業を減らせることから、従来のように、架設用足場などの架設材の使用も少なくすむ。
【0043】
また、前記複合トラスセグメント10において、下弦材4,6は引張部材となるため座屈の可能性はないが、載荷条件によっては下弦材4,6が圧縮状態となる可能性があるため、場合によっては、複合トラスセグメント10のねじれ剛性の増加、下弦材4,6の座屈防止のために、下弦材4,6の格点部に座屈防止のために横繋ぎ材を取り付けてもよい。
【0044】
なお、複合トラスセグメント10を吊りケーブル12に架設する場合、前記実施形態では、一方の橋台13から他方の橋台13に向って複合トラスセグメント10を牽引するようにしたが、複合トラスセグメント10を両橋台13から吊りケーブル12の中央部に牽引搬送して、吊りケーブル12の中央部から各橋台13に向って架設するようにしてもよい。また、図16に示すように、対向する両方の橋台13から吊りケーブル12の中央部に向って、順次、複合トラスセグメント10を吊りケーブル12に架設して、隣り合う複合トラスセグメント10における鉛直材3(5)相互を高張力ボルトにより結合し、複合トラスセグメント10上を走行する各クレーン27により複合トラスセグメント10を吊り下げ搬送して、吊りケーブル12に架設するようにしてもよい。このように両橋台13側から複合トラスセグメント10を吊りケーブル12に架設施工するようにすると、さらに短工期で、吊りケーブル併用トラス橋を構築することができ、施工コストを低減することができる。
【0045】
前記実施形態の複合トラスセグメントを使用して吊りケーブル併用トラス橋およびその構築方法の特徴を列挙すると、下記のようなことが言える。
▲1▼複合トラス桁23は、上弦材1を兼ねるコンクリート製上床版2、鋼製部材またはコンクリート部材の下弦材4,6、斜材7および鉛直材3,5の腹材Aから構成されている多数の複合トラスセグメント10の結合体から構成されている。
▲2▼吊ケーブル12には、プレハブケーブルを使用することで、グラウト作業が省略できる。
▲3▼トラス桁23の架設は、橋軸方向に分割した複合トラスセグメント10を吊ケーブル12上に載せ、送り出し架設することができる。
▲4▼複合トラスセグメント10は、予め工場または現場において製作された、プレキャストコンクリート製上床版2、下弦材4,6および腹材Aを現場で、容易に組立ててユニットに構築することができる。
▲5▼複合トラスセグメント10の接合(特にコンクリート部材)は、マッチキャスト構造とされており、下弦材4,6は,後死荷重や活荷重等による張力を低減させるために、PC鋼材によりプレストレスを導入するとよい。
▲6▼コンクリート上床版2(上弦材1)には、後死荷重により自動的に圧縮力が導入されるが、場合によっては、PC鋼材によりプレストレスを導入するようにしてもよい。
▲7▼複合トラスセグメントの接合面の鉛直材3,5は、HTボルト(高張力ボルト)でせん断力を伝達させる構造とする。
▲8▼単径間の鋼トラス橋22の構高は、一般にL/10〜L/8であるが、本発明の構造形式は、L/20程度とすることも可能となり、景観的に優れる。
▲9▼橋梁(吊りケーブル併用トラス橋22)が不要となった場合には、吊ケーブル12を利用して、容易に吊りケーブル併用トラス橋22の撤去が可能である。
【0046】
前記各実施形態において、仮設または本設の吊りケーブル併用トラス橋22を解体撤去する場合には、各吊りケーブル12の橋台13側を緊張した状態で定着されている状態から、順次端部側の複合トラスセグメント10とこれに結合されている複合トラスセグメント10における鉛直材3相互および鉛直材5相互を接合している高張力ボルト21を取り外した後、端部側の複合トラスセグメント10をクレーン等により、撤去し、以下、順次、複合トラスセグメント10相互を接合している高張力ボルト21を取り外し、分離された複合トラスセグメント10を橋台13側に、ウインチ等によりロープ等の条体を介して引き寄せて、クレーン等により複合トラスセグメント10を吊りケーブル12から取り除くようにする。複合トラスセグメント10を撤去した後、各橋台13に複数のウインチ17,18を設置した後、これらのドラムに各支持線19を張り渡して、一方の橋台13における各ケーシング管16から引き抜いた各吊りケーブル12の端部を前記支持線19に係止保持させて、前記ウインチ17(18)を駆動して、他方の橋台13側に搬送し、撤去することができる。このように前記の吊りケーブル併用トラス橋22の構築方法とは、逆の手順より、容易に吊りケーブル併用トラス橋22を解体撤去することができる。
【0047】
前記実施形態のようにすると、ユニット化された複合トラスセグメントを使用して、例えば、山岳地帯等における単径間の橋梁として、複合トラス単純桁等のトラス桁を吊ケーブルで補剛した構造形式の吊りケーブル併用トラス橋を容易に施工して、短工期で構築することができる。
【0048】
前記各実施形態に示すように、本発明の場合には、吊りケーブル12の反力体としての橋台13にアンカーを取らせたままで吊りケーブル併用トラス橋22を使用する場合(他碇式の吊りケーブル併用トラス橋とする場合)と、橋台13(必要に応じグランドアンカー14)に作用している反力を開放し、橋体(トラス桁23)に定着させる自碇式とする場合の2つの方式どちらでも可能であり、また他碇式から自碇式に(または自碇式から他碇式に)2つの方式間においての変更も可能であり、自碇式にするか、他碇式にするか、使用条件に応じて適宜選択するとよい。また、自碇式にすると、本設の吊りケーブル併用トラス橋として有利であり、他碇式にすると、後に撤去が容易であるだけに、仮設の吊りケーブル併用トラス橋として有利である。また、他碇式または自碇式のいずれの場合も、使用条件等により、本設または仮設の吊りケーブル併用トラス橋としてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を有する。
1.従来のようなトラスを併用しない吊橋などでは、振動が大きくまた垂れの問題があるが、吊りケーブルにトラス桁を併用することでトラス桁の特性である高い剛性により、吊り橋の振動および垂れを抑制し、上床版上を車両の通行上も、前記の問題のない道路として利用することができる吊りケーブル併用トラス橋とすることができる。
2.吊ケーブルとトラス桁を併用することにより、トラス桁の構高の高さを小さくすることができ、吊りケーブル併用トラス橋の築造コストを低減することができ、コストダウンになる。
3.平板状のコンクリート製下床版を使用しないで、これに代わって、直線状の下弦材を使用しているので、吊りケーブル併用トラス橋の自重の軽減になる。
4.上床版、斜材および鉛直材、下弦材をユニットにした構造が簡単な複合トラスセグメントとされ、これを架設することで工期の短縮、およびコストダウンにつながる。
6.吊りケーブル併用トラス橋を、例えば施工手順とは逆の手順により、簡単に撤去でき仮設道路として有利である。
7.吊りケーブルを端部付近で、トラス桁に定着すると共に、橋台側の吊りケーブルの緊張を開放させて、自碇式にすることにより本設の橋梁としても利用できる。(吊ケーブルを橋台(アバット)に定着ささせ、橋台(アバット)はグラウンドアンカーなどでアンカーさせて釣り合っているが、長い間アンカーさせておくと、少しずつアンカー力が弱くなる。そこで、吊りケーブルの橋台(アバットヘの定着を切り、橋梁に定着させる。これを自碇という。)
8.本発明の場合には、吊りケーブルの反力体としての橋台にアンカーを取らせたままで吊りケーブル併用トラス橋を使用する場合(他碇式の吊りケーブル併用トラス橋とする場合)と、橋台(必要に応じグランドアンカー)に作用している反力を開放し、橋体(トラス桁)に定着させる自碇式とする場合の2つの方式どちらでも可能であり、また他碇式から自碇式に(または自碇式から他碇式に)2つの方式間においての変更も可能であり、自碇式にするか、他碇式にするか、使用条件に応じて適宜選択することができる。また、自碇式にすると、本設の吊りケーブル併用トラス橋として有利であり、他碇式にすると、後に撤去が容易であるだけに、仮設の吊りケーブル併用トラス橋として有利である。また、他碇式または自碇式のいずれの場合も、使用条件等により、本設または仮設の吊りケーブル併用トラス橋とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は間隔をおいて対向する橋台をグランドアンカーにより地盤にアンカーすると共に、各橋台に吊りケーブルの端部を挿通するためのケーシング管を埋め込み固定されている状態を示す概略側面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す図である。
【図2】図1(a)の状態から各橋台にウインチを設けると共に、各ウインチに渡って支持線を配置し、一方のウインチから他方ウインチに向って吊りケーブルを繰り出し、橋台間に吊りケーブルを架設した状態を示す概略側面図である。
【図3】吊りケーブルを架設した後、一方の橋台から他方の橋台に向って吊りケーブルに乗せた複合トラスセグメントを順次送り出し、送り出された複合トラスセグメントを接合している状態を示す概略側面図である。
【図4】現場において既設の複合トラスセグメントの端部を型枠として利用して、新設の複合トラスセグメントを構築している状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の複合トラスセグメントの第1形態を示すものであって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明の複合トラスセグメントの第2形態を示すものであって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】本発明の複合トラスセグメントの第3形態を示すものであって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図8】橋軸方向に隣合う複合トラスセグメント相互の接合部を示す側面図である。
【図9】本発明における第1実施形態の吊りケーブル併用トラス橋を示す概略側面図である。
【図10】複合トラス桁の端部に吊りケーブルを定着する場合の端部の複合トラスセグメント付近を示す側面図である。
【図11】本発明における第2実施形態の吊りケーブル併用トラス橋を示す概略側面図である。
【図12】本発明の複合トラスセグメントの第4形態を示すものであって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図13】本発明における第2実施形態の吊りケーブル併用トラス橋を示す概略側面図である。
【図14】(a)は本発明における第3実施形態の吊りケーブル併用トラス橋を示す概略側面図、(b)はその一部を拡大して示す図である。
【図15】複合トラス桁に吊りケーブルを定着させると共に、橋台側の吊りケーブルの緊張を開放して、自碇式の吊りケーブル併用トラス橋とした形態を示す概略側面図である。
【図16】複合トラスセグメントを各橋台から吊りケーブルの中央部に向って架設している状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 上弦材
2 上床版
3 鉛直材
4 下弦材
5 鉛直材
6 下弦材
7 斜材
8 サドル支持部材
9 サドル支持部材
10 複合トラスセグメント
11 サドル
12 吊りケーブル
13 橋台
14 グランドアンカー
15 地盤
16 外套管
17 ウインチ
18 ウインチ
19 支持線
20 ボルト挿通孔
21 高張力ボルト
22 吊りケーブル併用トラス橋
23 トラス桁
24 定着板
25 下部鉛直材
26 下部鉛直材
27 クレーン
29 定着部
30 足場
31 補強材

Claims (9)

  1. 吊りケーブル併用トラス橋に使用される複合トラスセグメントであって、前記複合トラスセグメントは、上弦材を兼ねる上床版と、これに橋軸方向の接合用の鉛直材を備えたトラス構造の腹材を介して一体に設けられた下弦材とによりユニット化されていると共に、吊りケーブル用のサドルを備えていることを特徴とする複合トラスセグメント。
  2. 前記腹材は、橋軸方向に間隔をおいて配置された鉛直材とこれらの鉛直材の間に配置されている斜材とにより構成され、前記鉛直材には、橋軸方向に隣合う複合トラスセングメント相互を接合するためのボルト孔が、鉛直材の上下方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の複合トラスセグメント。
  3. 上弦材を兼ねるコンクリート製上床版の下部における橋軸直角方向の両側における橋軸方向に間隔をおいた両端部に、それぞれ鉛直材の上部が固定され、橋軸直角方向の一側部における前記各鉛直材に渡って下弦材が配置されて固定され、かつ橋軸直角方向の他側部における前記各鉛直材の下部に渡って下弦材が配置されて固定され、前記コンクリート製上床版における橋軸直角方向の両側と、鉛直材および下弦材とにより囲まれた部分に斜材が配置されて固定されて、かつ橋軸直角方向に対向する鉛直材に、サドル支持部材が架設固定され、前記サドル支持部材の下部に、吊りケーブルに載置される吊りケーブル用のサドルが固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の複合トラスセグメント。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の複合トラスセグメントが使用されて、橋台間に渡って張架された吊りケーブルに、前記多数の複合トラスセグメントにおける吊りケーブル用のサドルが前記吊りケーブルに載置され、かつ橋軸方向に隣り合う複合トラスセグメントにおける鉛直材相互が接合されて、複合トラス桁が構成され、さらに複合トラス桁が吊りケーブルより支持されて、吊りケーブルとトラス桁とにより荷重を分配負担させていることを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋。
  5. 請求項4に記載の吊りケーブル併用トラス橋において、複合トラス桁の両端部に吊りケーブルが定着されていると共に、橋台側の吊りケーブルの緊張力が開放されて、自碇式とされていることを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋。
  6. 橋台間に渡って複数本の吊りケーブルを張架した後、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合トラスセグメントを順次前記ケーブルに載置して、複合トラスセグメントを順次送り出し、送り出された橋軸方向に隣り合う各複合トラスセグメントにおける端部鉛直材相互を高張力ボルトにより接合して複合トラス桁を構築する共に複合トラス桁端部を橋台に載置し、かつ吊りケーブルより支持された複合トラス桁を構築することを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋の構築方法。
  7. 請求項6の吊りケーブル併用トラス橋を構築した後、複合トラス桁の両端部に前記吊りケーブルを定着すると共に、前記橋台に係合する吊りケーブル端部の緊張力を開放して、橋台に作用している吊りケーブルの反力を開放することを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋の構築方法。
  8. 請求項6の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法において、橋台部分の前記吊りケーブルを切断することなく残し、吊りケーブル併用トラス橋を使用後に、吊りケーブル併用トラス橋の構築方法とは逆の手順により、吊りケーブル併用トラス橋を分解撤去可能にされていることを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋の構築方法。
  9. 請求項7の吊りケーブル併用トラス橋の構築方法において、橋台部分の前記吊りケーブルを切断することなく残し、吊りケーブル併用トラス橋を使用後に、前記橋台部分の吊りケーブルを緊張させて橋台に定着し、吊りケーブル併用トラス橋の構築方法とは逆の手順により、吊りケーブル併用トラス橋を分解撤去可能にされていることを特徴とする吊りケーブル併用トラス橋の構築方法。
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