JP2004026235A - 点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器を提供する。
【解決手段】天面4aまたは側面5aに形成された凹入部15内に点字16を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】天面4aまたは側面5aに形成された凹入部15内に点字16を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、飲料を収容したビンやボトルなどの包装用容器に、点字にて内容物などを表示した点字付きキャップを採用することにより、視覚障害者の誤認・誤飲を防止するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の点字付きキャップは、単にキャップの天面に点字をなす凸部を形成していたことから、
(1)輸送・積載中に点字付きキャップの天面が周囲にあるものとこすれて、点字が潰れたり傷ついたりする。
(2)前記点字付きキャップを有する包装用容器に包装フィルム等が被せられている場合には、その輸送・積載中に前記点字が包装フィルム等とこすれるなどして、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がある。
(3)例えば、包装用容器の口部を封じる際などの点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等で引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなる。
(4)キャップ天面に印刷をする場合、キャップ天面に設けられた前記凸部の存在により、印刷方法に制約を受けたり、印刷品質に悪影響が及ぶ場合がある。
(5)印刷や前記内容物充填工程などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまう。
などの問題が生じることとなる。
【0004】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の点字付きキャップは、天面または側面に形成された凹入部内に点字を設けた(請求項1)。
【0006】
上記の構成からなる点字付きキャップでは、前記凹入部を形成し、その内部に点字を設けるようにしてあることから、前記凹入部の存在によって点字の存在を強調でき、また、そのデザインによって、点字が設けられていない一般のキャップとの違いを視覚的に識別することが容易となる。そのため、例えば、アルコール飲料を収容する包装用容器のキャップとして前記点字付きキャップを用いた場合には、視覚障害者だけでなく、点字が読めない人や子供,老人にも注意を喚起し、ジュースとアルコール飲料とを間違えて引用するなどの事故を防止することができる。
【0007】
また、天面に形成された凹入部内に点字を設けてある点字付きキャップであって、前記凹入部は、平面視円形状であり、その中心が前記天面の中心と一致するように構成されているとしてもよい(請求項2)。この場合には、印刷の方向性が問題とならないことから、印刷方法に制約を受けることもほとんどなく、点字のないキャップに対して用いていた印刷方法によって印刷することも可能となる。
【0008】
また、前記点字をなす凸部の高さが、前記凹入部の深さ以下であるとしてもよい(請求項3)。この場合には、輸送・積載中に点字付きキャップの天面や側面が周囲にあるものとこすれても、前記凹入部を囲む部分によって、点字をなす各凸部が保護され、点字が潰れたり傷ついたりすることが防止される。また、前記点字付きキャップを有する包装用容器に包装フィルム等が被せられている場合に、その輸送・積載中に点字付きキャップの天面や側面が前記包装フィルム等とこすれても、前記凹入部を囲む部分の存在が、前記凸部と包装フィルム等とがこすれることを防止・制限するため、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がほとんどなくなる。
【0009】
さらに、上記従来の点字付きキャップでは、例えば、点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等に引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなっていたが、上記点字付きキャップでは、点字をなす凸部が凹入部よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、上記のような事故が起きるおそれがなく、また、上記のような事故を防ぐようにしたことにより、生産性が落ちるということもないのであり、ひいては、従来より用いていた生産設備をそのまま使用でき、設備改造費用が必要なく、低コストで実現することも可能となる。
【0010】
また、上記従来の点字付きキャップでは、印刷や前記キャップ高速搬送中などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまうという問題があったが、上記点字付きキャップでは、点字をなす凸部が凹入部よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、点字をなす凸部の高さを十分高くした状態としても、前記印刷や点字付きキャップの高速搬送を問題なく行うことができ、点字の認識を容易とし、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率を低くすることが可能となる。
【0011】
すなわち、上記の構成からなる本発明によれば、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップを提供することが可能となる。
【0012】
また、本発明の点字付きキャップは、合成樹脂製であり、前記点字をなす凸部が一体成形されているとしてもよい(請求項4)。
【0013】
本発明の包装用容器は、上記の構成からなる点字付きキャップで口部を封じてある(請求項5)。この場合には、上記点字付きキャップによって得られる効果と同様の効果を得られる包装用容器を提供することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る点字付きキャップDの構成を概略的に示す斜視図、図2は、包装用容器1の口部1aを封じた状態の前記点字付きキャップDの構成を概略的に示す縦断面図である。
点字付きキャップDは、包装用容器1の口部1aを封じるように構成されたものである。
【0015】
前記包装用容器1は、例えば、焼酎などのアルコール飲料を収容する広口(口径:36mm)のペットボトル容器である。なお、包装用容器1は、上記ペットボトル容器に限るものではない。
【0016】
そして、前記点字付きキャップDは、例えば、合成樹脂製でピルファープルーフタイプのキャップであり、それぞれが合成樹脂製のシェル2と、このシェル2内に挿入されて前記包装用容器1の口部1aを密封する中足付きのパッキン3とからなる。
【0017】
前記シェル2は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系の樹脂材料によって、例えばインジェクション成形されている。そして、シェル2は、平面視円形状の天壁4と、この天壁4の周縁から垂下されたスカート壁5と、このスカート壁5の下端に複数のブリッジ6,6…を介して連結されたタンパーエビデンスバンド(以下、TEバンドという)7と、このTEバンド7の下端から内方上向きに連設された係止部材8と、開栓時に密封用パッキン3を持ち上げるパッキン案内部9とを備えてなり、かつ、スカート壁5の内面部には、容器口部1aの外周面に形成された容器ねじ部10に螺着されるキャップねじ部11が形成されている。
【0018】
なお、本実施例では、キャップねじ部11の最上位部分(雌ねじのねじ山の上端部分)をパッキン案内部9としているが、天壁4とキャップねじ部11との間に、専用のパッキン案内部を形成してもよい。
【0019】
前記ブリッジ6は、例えば次のように形成されている。すなわち、インジェクション成形法等によってシェル2を成形する際に、スカート壁5とTEバンド7との間にわたって内面部側に、複数の連結片を周方向に所定間隔おきに形成しておき、この連結片に対応する部位の外面部に、連結片の一部を残して全周にわたるスリット6aをカッターにより形成し、この一部を残した連結片によってブリッジ6を形成しているのである。
【0020】
TEバンド7に連設の係止部材8は、開栓時において、容器口部1aのねじ部11よりも下部側に形成された環状突起12に、その上端が係止するもので、上端側が拡径方向に弾性変形可能に形成されており、閉栓時には拡径方向に弾性変形して環状突起12を乗り越え、この後、環状突起12の下方に係止可能な姿勢に弾性復帰するように構成されている。
【0021】
前記パッキン3は、容器口部1aの上端面に外周縁が密着する天板13と、この天板13の周縁部に垂下連設されて、閉栓時に容器口部1aの開口内に密封可能に嵌入される中足14とからなり、PEやPP等のオレフィン径の樹脂材料によって成形される。
【0022】
ここで、本実施例では、前記シェル2の天壁4の上面(以下、天面という)4aに凹入部15を形成し、この凹入部15内に点字16を設けてある。
【0023】
前記凹入部15は、平面視円形状であり、その中心が前記天面4aの中心と一致するように構成されている。また、凹入部15は、深さが0.5mm以上となるように形成される。
【0024】
前記点字16は、「おさけ」と3文字で表示するように構成されている。ここで、図3に示すように、各文字は、3行2列、計6か所に、凸部aを適宜に配置することによって形成されるのであり、一文字における凸部a,a間の距離は、1.5〜3.0mm(例えば2.3mm)となるように構成されており、また、隣り合う文字におけるそれぞれ同一位置にある凸部a,a間の距離は、4.5〜7.0mm(例えば6.1mm)となるように構成されている。なお、前記凸部aおよび凹入部15は、点字付きキャップDを構成するシェル2と一体成形されている。
【0025】
また、前記点字16を構成する凸部16aの高さが、前記凹入部15の深さ以下(好ましくは、凹入部15の深さより0.1mm以上小)となり、かつ0.3mm以上(好ましくは、0.4mm以上)となるように構成されている。例えば、図4(A)に示すように、前記凹入部15の深さが0.5mmである場合には、前記凸部aの高さを、0.3mmとしてもよいし、図4(B)に示すように、前記凸部aの高さを、0.4mmとしてもよい。また、図4(C)に示すように、前記凹入部15の深さが0.7mmである場合には、前記凸部aの高さを、0.5mmとすることができる。図4(A)〜(C)に示す凸部aは、全て径が1.4mmとなっているが、このような構成に限るものではない。
【0026】
上記の構成からなる点字付きキャップDでは、凹入部15内に点字16をなす凸部aを設け、凸部aの高さが、前記凹入部15の深さ以下となるようにしてあり、凸部aが凹入部15よりも外方に突出することがないことから、以下のような効果が得られる。
【0027】
すなわち、
(1)輸送・積載中に点字付きキャップDの天面4aが周囲にあるものとこすれても、前記凹入部15を囲む部分によって、点字16をなす各凸部aが保護され、点字が潰れたり傷ついたりすることが防止される。
【0028】
(2)前記点字付きキャップDを有する包装用容器1に包装フィルム等が被せられている場合に、その輸送・積載中に点字付きキャップDのシェル2の天面4aが前記包装フィルム等とこすれても、前記凹入部15を囲む部分の存在が、前記凸部aと包装フィルム等とがこすれることを防止・制限するため、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がほとんどなくなる。
【0029】
(3)上記従来の点字付きキャップでは、例えば、点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等に引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなっていたが、本実施例の点字付きキャップDでは、点字16をなす凸部aが凹入部15よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、上記のような事故が起きるおそれがなく、また、上記のような事故を防ぐようにしたことにより、生産性が落ちるということもないのであり、ひいては、従来より用いていた生産設備をそのまま使用でき、設備改造費用が必要なく、低コストで実現することも可能となる。
【0030】
(4)前記天面4aに設けられた前記凸部aが凹入部15よりも外方に突出しないように構成されており、かつ、前記凹入部15は、平面視円形状であり、その中心が前記天面4aの中心と一致するように構成されていることから、点字付きキャップDのシェル2の天面4aに印刷をする場合、印刷品質に悪影響が及ぶことがなく、また、印刷の方向性が問題とならないことから、印刷方法に制約を受けることもほとんどない。つまり、点字のないキャップに対して用いていた印刷方法によって印刷することが可能となる。
【0031】
(5)上記従来の点字付きキャップでは、印刷や前記キャップ高速搬送中などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまうという問題があったが、本実施例の点字付きキャップDでは、点字16をなす凸部aが凹入部15よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、点字16をなす凸部aの高さを十分高くした状態としても、前記印刷や点字付きキャップDの高速搬送を問題なく行うことができ、点字16の認識を容易とし、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率を低くすることが可能となる。
【0032】
(6)前記凹入部15を形成し、その内部に点字16を設けるようにしてあることから、前記凹入部15の存在によって点字16の存在を強調でき、また、そのデザインによって、点字が設けられていない一般のキャップとの違いを視覚的に識別することが容易となる。そのため、例えば、アルコール飲料を収容する包装用容器1のキャップとして前記点字付きキャップDを用いた場合には、視覚障害者だけでなく、点字が読めない人や子供,老人にも注意を喚起し、ジュースとアルコール飲料とを間違えて引用するなどの事故を防止することができる。
【0033】
なお、上記実施例では、前記凹入部15の中心が前記天面4aの中心と一致するように構成していたが、このような構成に限るものではなく、例えば、図5(A)に示すように、天面4aに設けられる凹入部15の中心が前記天面4aの中心と一致しないように配置されていてもよく、また、図5(B)に示すように、前記凹入部15を、平面視円形状ではなく平面視ほぼ長方形状またはほぼ楕円形状など、平面視において方向性のある形状を有するように構成してもよく、この場合には、視覚障害者による凹入部15内に設けられた点字16の認識がより容易に行われることとなる。
【0034】
また、上記実施例では、前記天面4aに形成された凹入部15内に点字16を設けていたが、このような構成に限るものではなく、例えば、図6(A)および(B)に示すように、点字付きキャップDの側面(すなわち、前記シェル2のスカート壁5の外周面)5aに前記凹入部15を形成し、この凹入部15内に前記点字16を設けるようにしてもよい。図6(A)には、前記凹入部15の側面視を長方形状にした場合について示している。
【0035】
上記の場合には、前記凹入部15が、点字付きキャップD(シェル2)を回動操作するときに役立つナール(滑り止め)としての機能を果たす(兼用する)こととなり、前記側面5aにおいて凹入部15以外の部分にナールを設ける必要がなくなるのである。
【0036】
なお、上記点字付きキャップDによって得られる効果は、点字付きキャップDによってその口部1aが封じられる包装用容器1によっても得られることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る点字付きキャップの構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】包装用容器の口部を封じた状態の前記点字付きキャップの構成を概略的に示す縦断面図である。
【図3】上記実施例における点字の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】(A)〜(C)は、それぞれ上記点字をなす凸部の例を概略的に示す説明図である。
【図5】(A)および(B)は、それぞれ上記実施例における凹入部の他の例を概略的に示す平面図である。
【図6】(A)および(B)は、上記実施例における凹入部の他の配置例を概略的に示す斜視図および部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
4a…天面、5a…側面、15…凹入部、16…点字、D…点字付きキャップ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、飲料を収容したビンやボトルなどの包装用容器に、点字にて内容物などを表示した点字付きキャップを採用することにより、視覚障害者の誤認・誤飲を防止するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の点字付きキャップは、単にキャップの天面に点字をなす凸部を形成していたことから、
(1)輸送・積載中に点字付きキャップの天面が周囲にあるものとこすれて、点字が潰れたり傷ついたりする。
(2)前記点字付きキャップを有する包装用容器に包装フィルム等が被せられている場合には、その輸送・積載中に前記点字が包装フィルム等とこすれるなどして、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がある。
(3)例えば、包装用容器の口部を封じる際などの点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等で引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなる。
(4)キャップ天面に印刷をする場合、キャップ天面に設けられた前記凸部の存在により、印刷方法に制約を受けたり、印刷品質に悪影響が及ぶ場合がある。
(5)印刷や前記内容物充填工程などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまう。
などの問題が生じることとなる。
【0004】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の点字付きキャップは、天面または側面に形成された凹入部内に点字を設けた(請求項1)。
【0006】
上記の構成からなる点字付きキャップでは、前記凹入部を形成し、その内部に点字を設けるようにしてあることから、前記凹入部の存在によって点字の存在を強調でき、また、そのデザインによって、点字が設けられていない一般のキャップとの違いを視覚的に識別することが容易となる。そのため、例えば、アルコール飲料を収容する包装用容器のキャップとして前記点字付きキャップを用いた場合には、視覚障害者だけでなく、点字が読めない人や子供,老人にも注意を喚起し、ジュースとアルコール飲料とを間違えて引用するなどの事故を防止することができる。
【0007】
また、天面に形成された凹入部内に点字を設けてある点字付きキャップであって、前記凹入部は、平面視円形状であり、その中心が前記天面の中心と一致するように構成されているとしてもよい(請求項2)。この場合には、印刷の方向性が問題とならないことから、印刷方法に制約を受けることもほとんどなく、点字のないキャップに対して用いていた印刷方法によって印刷することも可能となる。
【0008】
また、前記点字をなす凸部の高さが、前記凹入部の深さ以下であるとしてもよい(請求項3)。この場合には、輸送・積載中に点字付きキャップの天面や側面が周囲にあるものとこすれても、前記凹入部を囲む部分によって、点字をなす各凸部が保護され、点字が潰れたり傷ついたりすることが防止される。また、前記点字付きキャップを有する包装用容器に包装フィルム等が被せられている場合に、その輸送・積載中に点字付きキャップの天面や側面が前記包装フィルム等とこすれても、前記凹入部を囲む部分の存在が、前記凸部と包装フィルム等とがこすれることを防止・制限するため、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がほとんどなくなる。
【0009】
さらに、上記従来の点字付きキャップでは、例えば、点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等に引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなっていたが、上記点字付きキャップでは、点字をなす凸部が凹入部よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、上記のような事故が起きるおそれがなく、また、上記のような事故を防ぐようにしたことにより、生産性が落ちるということもないのであり、ひいては、従来より用いていた生産設備をそのまま使用でき、設備改造費用が必要なく、低コストで実現することも可能となる。
【0010】
また、上記従来の点字付きキャップでは、印刷や前記キャップ高速搬送中などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまうという問題があったが、上記点字付きキャップでは、点字をなす凸部が凹入部よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、点字をなす凸部の高さを十分高くした状態としても、前記印刷や点字付きキャップの高速搬送を問題なく行うことができ、点字の認識を容易とし、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率を低くすることが可能となる。
【0011】
すなわち、上記の構成からなる本発明によれば、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップを提供することが可能となる。
【0012】
また、本発明の点字付きキャップは、合成樹脂製であり、前記点字をなす凸部が一体成形されているとしてもよい(請求項4)。
【0013】
本発明の包装用容器は、上記の構成からなる点字付きキャップで口部を封じてある(請求項5)。この場合には、上記点字付きキャップによって得られる効果と同様の効果を得られる包装用容器を提供することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る点字付きキャップDの構成を概略的に示す斜視図、図2は、包装用容器1の口部1aを封じた状態の前記点字付きキャップDの構成を概略的に示す縦断面図である。
点字付きキャップDは、包装用容器1の口部1aを封じるように構成されたものである。
【0015】
前記包装用容器1は、例えば、焼酎などのアルコール飲料を収容する広口(口径:36mm)のペットボトル容器である。なお、包装用容器1は、上記ペットボトル容器に限るものではない。
【0016】
そして、前記点字付きキャップDは、例えば、合成樹脂製でピルファープルーフタイプのキャップであり、それぞれが合成樹脂製のシェル2と、このシェル2内に挿入されて前記包装用容器1の口部1aを密封する中足付きのパッキン3とからなる。
【0017】
前記シェル2は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系の樹脂材料によって、例えばインジェクション成形されている。そして、シェル2は、平面視円形状の天壁4と、この天壁4の周縁から垂下されたスカート壁5と、このスカート壁5の下端に複数のブリッジ6,6…を介して連結されたタンパーエビデンスバンド(以下、TEバンドという)7と、このTEバンド7の下端から内方上向きに連設された係止部材8と、開栓時に密封用パッキン3を持ち上げるパッキン案内部9とを備えてなり、かつ、スカート壁5の内面部には、容器口部1aの外周面に形成された容器ねじ部10に螺着されるキャップねじ部11が形成されている。
【0018】
なお、本実施例では、キャップねじ部11の最上位部分(雌ねじのねじ山の上端部分)をパッキン案内部9としているが、天壁4とキャップねじ部11との間に、専用のパッキン案内部を形成してもよい。
【0019】
前記ブリッジ6は、例えば次のように形成されている。すなわち、インジェクション成形法等によってシェル2を成形する際に、スカート壁5とTEバンド7との間にわたって内面部側に、複数の連結片を周方向に所定間隔おきに形成しておき、この連結片に対応する部位の外面部に、連結片の一部を残して全周にわたるスリット6aをカッターにより形成し、この一部を残した連結片によってブリッジ6を形成しているのである。
【0020】
TEバンド7に連設の係止部材8は、開栓時において、容器口部1aのねじ部11よりも下部側に形成された環状突起12に、その上端が係止するもので、上端側が拡径方向に弾性変形可能に形成されており、閉栓時には拡径方向に弾性変形して環状突起12を乗り越え、この後、環状突起12の下方に係止可能な姿勢に弾性復帰するように構成されている。
【0021】
前記パッキン3は、容器口部1aの上端面に外周縁が密着する天板13と、この天板13の周縁部に垂下連設されて、閉栓時に容器口部1aの開口内に密封可能に嵌入される中足14とからなり、PEやPP等のオレフィン径の樹脂材料によって成形される。
【0022】
ここで、本実施例では、前記シェル2の天壁4の上面(以下、天面という)4aに凹入部15を形成し、この凹入部15内に点字16を設けてある。
【0023】
前記凹入部15は、平面視円形状であり、その中心が前記天面4aの中心と一致するように構成されている。また、凹入部15は、深さが0.5mm以上となるように形成される。
【0024】
前記点字16は、「おさけ」と3文字で表示するように構成されている。ここで、図3に示すように、各文字は、3行2列、計6か所に、凸部aを適宜に配置することによって形成されるのであり、一文字における凸部a,a間の距離は、1.5〜3.0mm(例えば2.3mm)となるように構成されており、また、隣り合う文字におけるそれぞれ同一位置にある凸部a,a間の距離は、4.5〜7.0mm(例えば6.1mm)となるように構成されている。なお、前記凸部aおよび凹入部15は、点字付きキャップDを構成するシェル2と一体成形されている。
【0025】
また、前記点字16を構成する凸部16aの高さが、前記凹入部15の深さ以下(好ましくは、凹入部15の深さより0.1mm以上小)となり、かつ0.3mm以上(好ましくは、0.4mm以上)となるように構成されている。例えば、図4(A)に示すように、前記凹入部15の深さが0.5mmである場合には、前記凸部aの高さを、0.3mmとしてもよいし、図4(B)に示すように、前記凸部aの高さを、0.4mmとしてもよい。また、図4(C)に示すように、前記凹入部15の深さが0.7mmである場合には、前記凸部aの高さを、0.5mmとすることができる。図4(A)〜(C)に示す凸部aは、全て径が1.4mmとなっているが、このような構成に限るものではない。
【0026】
上記の構成からなる点字付きキャップDでは、凹入部15内に点字16をなす凸部aを設け、凸部aの高さが、前記凹入部15の深さ以下となるようにしてあり、凸部aが凹入部15よりも外方に突出することがないことから、以下のような効果が得られる。
【0027】
すなわち、
(1)輸送・積載中に点字付きキャップDの天面4aが周囲にあるものとこすれても、前記凹入部15を囲む部分によって、点字16をなす各凸部aが保護され、点字が潰れたり傷ついたりすることが防止される。
【0028】
(2)前記点字付きキャップDを有する包装用容器1に包装フィルム等が被せられている場合に、その輸送・積載中に点字付きキャップDのシェル2の天面4aが前記包装フィルム等とこすれても、前記凹入部15を囲む部分の存在が、前記凸部aと包装フィルム等とがこすれることを防止・制限するため、包装フィルム等が傷ついたり破れてしまう可能性がほとんどなくなる。
【0029】
(3)上記従来の点字付きキャップでは、例えば、点字付きキャップの高速搬送中に、点字をなす凸部が意図しない場所等に引っ掛かったり、また、点字が削れて破片・粉が生じるという事故が起きるおそれがあり、このような事故を防ぐために、前記搬送スピードを下げるなどすると、生産性が落ちることとなっていたが、本実施例の点字付きキャップDでは、点字16をなす凸部aが凹入部15よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、上記のような事故が起きるおそれがなく、また、上記のような事故を防ぐようにしたことにより、生産性が落ちるということもないのであり、ひいては、従来より用いていた生産設備をそのまま使用でき、設備改造費用が必要なく、低コストで実現することも可能となる。
【0030】
(4)前記天面4aに設けられた前記凸部aが凹入部15よりも外方に突出しないように構成されており、かつ、前記凹入部15は、平面視円形状であり、その中心が前記天面4aの中心と一致するように構成されていることから、点字付きキャップDのシェル2の天面4aに印刷をする場合、印刷品質に悪影響が及ぶことがなく、また、印刷の方向性が問題とならないことから、印刷方法に制約を受けることもほとんどない。つまり、点字のないキャップに対して用いていた印刷方法によって印刷することが可能となる。
【0031】
(5)上記従来の点字付きキャップでは、印刷や前記キャップ高速搬送中などにおいて問題が発生しない範囲で点字(凸部)を設けるには、点字の高さを低く設定しなければならず、点字の認識が困難となり、ひいては点字の存在そのものの認識もが困難となるため、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率が非常に高くなってしまうという問題があったが、本実施例の点字付きキャップDでは、点字16をなす凸部aが凹入部15よりも外方に突出しない状態となるように構成されていることから、点字16をなす凸部aの高さを十分高くした状態としても、前記印刷や点字付きキャップDの高速搬送を問題なく行うことができ、点字16の認識を容易とし、視覚障害者の誤認・誤飲の発生率を低くすることが可能となる。
【0032】
(6)前記凹入部15を形成し、その内部に点字16を設けるようにしてあることから、前記凹入部15の存在によって点字16の存在を強調でき、また、そのデザインによって、点字が設けられていない一般のキャップとの違いを視覚的に識別することが容易となる。そのため、例えば、アルコール飲料を収容する包装用容器1のキャップとして前記点字付きキャップDを用いた場合には、視覚障害者だけでなく、点字が読めない人や子供,老人にも注意を喚起し、ジュースとアルコール飲料とを間違えて引用するなどの事故を防止することができる。
【0033】
なお、上記実施例では、前記凹入部15の中心が前記天面4aの中心と一致するように構成していたが、このような構成に限るものではなく、例えば、図5(A)に示すように、天面4aに設けられる凹入部15の中心が前記天面4aの中心と一致しないように配置されていてもよく、また、図5(B)に示すように、前記凹入部15を、平面視円形状ではなく平面視ほぼ長方形状またはほぼ楕円形状など、平面視において方向性のある形状を有するように構成してもよく、この場合には、視覚障害者による凹入部15内に設けられた点字16の認識がより容易に行われることとなる。
【0034】
また、上記実施例では、前記天面4aに形成された凹入部15内に点字16を設けていたが、このような構成に限るものではなく、例えば、図6(A)および(B)に示すように、点字付きキャップDの側面(すなわち、前記シェル2のスカート壁5の外周面)5aに前記凹入部15を形成し、この凹入部15内に前記点字16を設けるようにしてもよい。図6(A)には、前記凹入部15の側面視を長方形状にした場合について示している。
【0035】
上記の場合には、前記凹入部15が、点字付きキャップD(シェル2)を回動操作するときに役立つナール(滑り止め)としての機能を果たす(兼用する)こととなり、前記側面5aにおいて凹入部15以外の部分にナールを設ける必要がなくなるのである。
【0036】
なお、上記点字付きキャップDによって得られる効果は、点字付きキャップDによってその口部1aが封じられる包装用容器1によっても得られることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、点字の認識を容易に行えるようにしつつ、点字の損傷を防止でき、さらに、点字の存在によって不都合の生じることがないようにした点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る点字付きキャップの構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】包装用容器の口部を封じた状態の前記点字付きキャップの構成を概略的に示す縦断面図である。
【図3】上記実施例における点字の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】(A)〜(C)は、それぞれ上記点字をなす凸部の例を概略的に示す説明図である。
【図5】(A)および(B)は、それぞれ上記実施例における凹入部の他の例を概略的に示す平面図である。
【図6】(A)および(B)は、上記実施例における凹入部の他の配置例を概略的に示す斜視図および部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
4a…天面、5a…側面、15…凹入部、16…点字、D…点字付きキャップ。
Claims (5)
- 天面または側面に形成された凹入部内に点字を設けたことを特徴とする点字付きキャップ。
- 天面に形成された凹入部内に点字を設けてある点字付きキャップであって、前記凹入部は、平面視円形状であり、その中心が前記天面の中心と一致するように構成されていることを特徴とする点字付きキャップ。
- 前記点字をなす凸部の高さが、前記凹入部の深さ以下である請求項1または2に記載の点字付きキャップ。
- 合成樹脂製であり、前記点字をなす凸部が一体成形されている請求項1〜3のいずれかに記載の点字付きキャップ。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の点字付きキャップで口部を封じてある包装用容器。
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---|---|---|---|
JP2002186059A JP2004026235A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器 |
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JP2002186059A Pending JP2004026235A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 点字付きキャップおよびこれを用いた包装用容器 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009040499A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Tawa Saiseki Kogyo Kk | 樹脂製キャップ |
WO2020262289A1 (ja) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 | 大和製罐株式会社 | キャップ及び容器 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002186059A patent/JP2004026235A/ja active Pending
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