JP2004025888A - 射出成形機の回転検出装置 - Google Patents

射出成形機の回転検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】射出用モータ及び計量用モータの回転を検出することができるようにする。
【解決手段】加熱シリンダと、スクリューと、回転自在に配設され、ロータが取り付けられた中空シャフトを備えた計量用モータ44と、中空シャフト内に配設された駆動軸と、前記計量用モータ44の後方において前記駆動軸に連結された射出用モータと、射出用モータ側に配設され、スクリューの位置を検出する第1のセンサと、前記スクリュー及び前記駆動軸の外径より外方に離れた位置に配設され、前記中空シャフトの回転を検出する第2のセンサとを有する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機の回転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出し、金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、金型装置を開いて成形品を取り出すようになっている。
【0003】
前記射出成形機は型締装置及び射出装置を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備え、型締用シリンダが可動プラテンを進退させることによって金型装置を接離させるようになっている。
【0004】
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、該スクリューを、前進させることによって射出ノズルから樹脂を射出し、回転させることによって樹脂の計量が行われる。
【0005】
ところで、電動式の射出成形機においては、射出用モータ及び計量用モータが配設され、射出用モータを駆動することによって発生させられた回転運動を直線運動に変換し、前記スクリューを前進させたり、計量用モータを駆動することによって前記スクリューを回転させ、それに伴って後退させるようにしている。
【0006】
そして、加熱シリンダ内におけるスクリューの位置を検出するために、前記射出用モータ及び計量用モータの各ロータが固定された棒状のロータシャフトの軸端にエンコーダ等の回転を検出するセンサが取り付けられ、該センサによって前記射出用モータ及び計量用モータの回転が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の射出成形機においては、ロータより内側に、前記スクリューを進退させるためのスプライン軸、ベアリングボックス、ボールねじ等を配設しようとすると、前記射出用モータ又は計量用モータを中空モータによって構成する必要が生じる。その場合、前記ロータを筒状のロータシャフトに固定するので、該ロータシャフトと同一軸上にセンサを取り付けることが困難になってしまう。
【0008】
したがって、前記射出用モータ及び計量用モータの回転を検出することができない。
【0009】
本発明は前記従来の射出成形機の問題点を解決して、射出用モータ及び計量用モータの回転を検出することができる射出成形機の回転検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の射出成形機の回転検出装置においては、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、ステータ、該ステータより径方向内方に配設されたロータ、及び回転自在に配設され、前記ロータが取り付けられた中空シャフトを備えた計量用モータと、前記中空シャフト内に配設された駆動軸と、前記計量用モータの後方において前記駆動軸に連結された射出用モータと、該射出用モータ側に配設され、前記スクリューの位置を検出する第1のセンサと、前記スクリュー及び前記駆動軸の外径より外方に離れた位置に配設され、前記中空シャフトの回転を検出する第2のセンサとを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施の形態における駆動部の要部断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す第1の断面図、図3は本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す第2の断面図である。
【0013】
図2において、12は加熱シリンダであり、該加熱シリンダ12は、前端(図において左端)に射出ノズル12aを有する。前記加熱シリンダ12内には、射出部材としてのスクリュー22が回転自在に、かつ、進退(図において左右方向に移動)自在に配設される。
【0014】
そして、該スクリュー22は、前端にスクリューヘッド22aを備え、前記加熱シリンダ12内を後方(図において右方)に延び、後端(図において右端)において後述される駆動部と連結される。また、前記スクリュー22の周囲には、螺(ら)旋状のフライト23が形成され、該フライト23によって溝26が形成される。
【0015】
そして、前記加熱シリンダ12における設定された箇所、すなわち、スクリュー22を加熱シリンダ12内における最も前方(図において左方)の位置に置いた状態において、前記溝26の後端部(図において右端部)に対応する箇所に樹脂供給口29が形成され、該樹脂供給口29にホッパ30が固定される。
【0016】
したがって、計量工程時に、前記駆動部を駆動して、前記スクリュー22を回転させながら後退させると、ホッパ30内のペレット状の樹脂33は、落下して加熱シリンダ12内に進入し、溝26内を前進(図において左方に移動)させられる。
【0017】
また、前記加熱シリンダ12の周囲には図示されないヒータが配設され、該ヒータによって加熱シリンダ12を加熱し、前記溝26内の樹脂33を溶融させることができるようになっている。したがって、スクリュー22を回転させ、それに伴って所定量だけ後退(図において右方に移動)させると、前記スクリューヘッド22aの前方に1ショット分の溶融させられた樹脂33が蓄えられる。
【0018】
次に、射出工程時に、前記駆動部を駆動して、スクリュー22を回転させることなく前進させると、前記スクリューヘッド22aの前方に蓄えられた樹脂33は、射出ノズル12aから射出され、図示されない金型装置のキャビティ空間に充填される。
【0019】
次に、駆動部について説明する。
【0020】
図3において、11は駆動部を包囲する駆動部ケースであり、該駆動部ケース11は加熱シリンダ12(図2)の後端に固定される。前記駆動部ケース11は、フロントカバー13、センタフレーム15、リヤカバー17、前記フロントカバー13とセンタフレーム15とを連結するフロントフレーム41、及び前記センタフレーム15とリヤカバー17とを連結するリヤフレーム42から成る。そして、前記フロントカバー13とフロントフレーム41とがボルトb1によって、フロントフレーム41とセンタフレーム15とがボルトb2によって、センタフレーム15とリヤフレーム42とがボルトb3によって、リヤフレーム42とリヤカバー17とがボルトb4によってそれぞれ固定される。
【0021】
また、前記駆動部ケース11の前方部(図において左方部)に中空モータとしての計量用モータ44が、後方部(図において右方部)に中空モータとしての射出用モータ45が、互いに同一軸上に、かつ、スクリュー22と同一軸上に配設される。前記計量用モータ44は前記フロントフレーム41に固定されたステータ46、及び該ステータ46より径方向内方に配設された環状のロータ47から成り、射出用モータ45は前記リヤフレーム42に固定されたステータ48、及び該ステータ48より径方向内方に配設された環状のロータ49から成る。
【0022】
前記ロータ47は、駆動部ケース11に対して回転自在に支持される。そのために、ロータ47に中空シャフトとしての筒状の第1のロータシャフト56が嵌(かん)入されて固定され、該第1のロータシャフト56の前端がベアリング51によってフロントカバー13に、後端がベアリング52によってセンタフレーム15にそれぞれ支持される。
【0023】
一方、前記ロータ49も駆動部ケース11に対して回転自在に支持される。そのために、ロータ49に中空シャフトとしての筒状の第2のロータシャフト57が嵌入されて固定され、該第2のロータシャフト57の前端がベアリング53によってセンタフレーム15に、後端がベアリング54によってリヤフレーム42にそれぞれ支持される。
【0024】
ところで、前記計量用モータ44において、ステータ46に所定の周波数の電流を供給することによって、スクリュー22を回転させることができる。そのために、前記第1のロータシャフト56の前方部の内周にスリーブ18が配設され、該スリーブ18の前端と前記第1のロータシャフト56の前端とがボルトb5によって固定される。また、前記スリーブ18の後端には、第1スプラインナット62がボルトb12によって固定され、前記第1スプラインナット62と第1スプライン軸63とがスプライン連結され、該第1スプライン軸63の前端に前記スクリュー22が固定される。この場合、前記第1スプラインナット62及び第1スプライン軸63によって第1の駆動力伝達手段が構成され、スリーブ18及び第1カップリング81の回転方向における相対的な運動が拘束され、軸方向における相対的な運動が許容される。なお、前記第1スプライン軸63は、スクリュー22のストロークに対応する長さを有する。
【0025】
したがって、前記計量用モータ44を駆動してロータ47を回転させると、該ロータ47の回転は、第1のロータシャフト56、スリーブ18、第1スプラインナット62及び第1スプライン軸63を介してスクリュー22に伝達され、該スクリュー22を回転させる。そして、前記溝26内を樹脂33が溶融させられながら前進し、樹脂33の前進に伴って発生する背圧によって、前記スクリュー22が後退させられる。
【0026】
このとき、第1スプラインナット62と第1スプライン軸63とがスプライン連結されているので、第1スプラインナット62に対して第1スプライン軸63は相対的に後退させられる。
【0027】
一方、前記射出用モータ45において、ステータ48に所定の周波数の電流を供給することによって、前記スクリュー22を回転させることなく前進させることができる。そのために、前記第2のロータシャフト57の後端に環状のベアリングリテーナ64が固定され、該ベアリングリテーナ64の内周にボールねじ軸65の第1軸部65aが嵌入されて固定される。そして、前記ボールねじ軸65は駆動部ケース11に対して回転自在に支持される。すなわち、ボールねじ軸65は、ベアリングリテーナ64を介してベアリング66及びスラストベアリング68によってリヤカバー17に対して支持される。なお、前記第1スプライン軸63及びボールねじ軸65によって駆動軸が構成される。
【0028】
そして、前記リヤカバー17には、環状の荷重計75を介して、リヤキャップ77がボルトb6によって固定され、前記ボールねじ軸65の第2軸部65bが、ベアリング67によってリヤキャップ77に対して支持される。該リヤキャップ77には、ブラケット86を介して絶対値パルスエンコーダ85が配設される。該絶対値パルスエンコーダ85は、前記第2軸部65bと連結されて第1のセンサとして機能し、ボールねじ軸65及び第2のロータシャフト57の回転、すなわち、射出用モータ45の回転を検出するとともに、スクリュー位置検出手段として機能し、前記ボールねじ軸65の回転に基づいてスクリュー22の位置を検出する。
【0029】
そして、前記第2のロータシャフト57内にボールナット69が進退自在に配設され、該ボールナット69とボールねじ軸65とを螺合させることによって運動方向変換手段が構成される。したがって、前記射出用モータ45を駆動してロータ49を回転させると、ロータ49の回転は、第2のロータシャフト57及びベアリングリテーナ64を介してボールねじ軸65に伝達され、運動方向変換手段によって回転運動が直線運動に変換され、ボールナット69が進退させられる。なお、前記ボールねじ軸65がボールナット69から抜けてしまうことがないように、前記ボールねじ軸65の前端にストッパ19がボルトb13によって固定される。
【0030】
また、前記ボールナット69がボールねじ軸65と共に回転することがないように、前記ボールナット69の前端にスリーブ状の第2スプライン軸71がボルトb11によって固定され、前記センタフレーム15に固定された第2スプラインナット76と第2スプライン軸71とがスプライン連結される。この場合、第2スプラインナット76及び第2スプライン軸71によって第2の駆動力伝達手段が構成され、ボールナット69の回転方向における相対的な運動が拘束され、軸方向における相対的な運動が許容される。なお、前記第2スプライン軸71は、スクリュー22のストロークに対応する長さを有する。
【0031】
そして、前記第2スプライン軸71の前端に前記ベアリングボックス72がボルトb7によって固定され、前記ベアリングボックス72内の前方にスラストベアリング73が、後方にベアリング74が配設される。この場合、ベアリングボックス72は、第1スプライン軸63及び第2スプライン軸71の軸方向における相対的な運動を拘束し、回転方向における相対的な運動を許容する。したがって、前記第1スプライン軸63は、スラストベアリング73及びベアリング74によって、第2スプライン軸71及びボールナット69に対して相対回転自在に支持される。
【0032】
また、前記第1スプライン軸63の前端には、前記第1カップリング81及び第2カップリング82を介して、スクリュー22の後端シャフト22bがボルトb8、b9によって固定される。前記第1カップリング81は、スクリュー22の進退に伴って前記スリーブ18内を摺(しゅう)動させられる。また、前記第1スプライン軸63の後端には、第1スプライン軸63の後退限位置において、前記ボルトb13のヘッドと干渉しないように凹部63aが形成される。したがって、射出装置の軸方向寸法を小さくすることができる。
【0033】
なお、84はスクリュー22及び第1スプライン軸63から外れた位置、すなわち、スクリュー22及び第1スプライン軸63の外径より外方に離れた位置に配設され、スクリュー22及び第1スプライン軸63との干渉を避けるように配設されたエンコーダであり、該エンコーダ84は、ギヤ列87を介して前記スリーブ18と連結され、第2のセンサとして機能し、前記スリーブ18及び第1のロータシャフトの回転、すなわち、計量用モータ44の回転を検出する。また、89は水冷ジャケットであり、該水冷ジャケット89は、ボルトb10によってフロントカバー13に固定され、加熱シリンダ12の後端からフロントカバー13に熱が伝達されるのを防止する。
【0034】
次に、前記構成の駆動部の動作について説明する。
【0035】
まず、射出工程において、射出用モータ45のステータ48に電流を供給すると、ロータ49が回転させられ、該ロータ49の回転が第2のロータシャフト57及びベアリングリテーナ64を介してボールねじ軸65に伝達され、該ボールねじ軸65が回転させられる。このとき、前記センタフレーム15に固定された第2スプラインナット76と第2スプライン軸71とがスプライン連結されているので、前記ボールナット69は回転しない。したがって、ボールナット69に推力が発生させられ、該ボールナット69は前進させられる。
【0036】
また、この間、計量用モータ44は駆動されず、ロータ47は停止状態にある。したがって、ボールナット69の前方に配設された第1スプライン軸63は、回転することなく前進させられ、前記スクリュー22を前進させる。
【0037】
このように、前記射出用モータ45によって発生させられた回転運動が、ボールねじ軸65及びボールナット69によって直線運動に変換される。その結果、前記スクリュー22の前方に蓄えられた樹脂33を射出ノズル12aから射出することができる。
【0038】
次に、計量工程において、計量用モータ44のステータ46に電流を供給すると、ロータ47が回転させられ、該ロータ47の回転が第1のロータシャフト56、スリーブ18、第1スプラインナット62及び第1スプライン軸63を介して前記スクリュー22に伝達され、スクリュー22が回転させられる。これに伴って、前記溝26内を樹脂33が溶融させられながら前進し、樹脂33の前進に伴って発生する背圧によって、前記スクリュー22が後退させられる。
【0039】
このとき、第1スプラインナット62と第1スプライン軸63とがスプライン連結されているので、第1スプラインナット62に対して第1スプライン軸63は相対的に後退させられる。
【0040】
そして、前記射出用モータ45は、計量される樹脂33の背圧を制御しながら駆動され、ロータ49はスクリュー22を後退させる方向に回転させられる。この場合、前記荷重計75によってスクリュー22等の軸方向に加わる荷重が検出され、該荷重に基づいて前記背圧を算出することができる。また、前記加熱シリンダ12内に図示されない圧力センサを配設し、該圧力センサによって加熱シリンダ12内の樹脂33の圧力を検出し、該圧力に基づいて前記背圧を算出することもできる。
【0041】
ところで、前記構成の射出成形機においては、ロータ47、49より内側に、前記スクリュー22を進退させるための第1スプライン軸63、第2スプライン軸71、ベアリングボックス72、ボールねじ軸65、ボールナット69等が配設され、前記射出用モータ44及び計量用モータ45は中空モータによって構成される。そして、ロータ47、49がそれぞれ筒状の第1、第2のロータシャフト56、57に固定されるので、第1、第2のロータシャフト56、57に直接センサを取り付けることが困難になってしまう。
【0042】
そこで、前述されたように、エンコーダ84をギヤ列87及びスリーブ18を介して第1のロータシャフト56と連結するようにしている。すなわち、前記第1のロータシャフト56の前端にスリーブ18がボルトb5によって固定され、前記スリーブ18の前端に回転伝動手段としての大径ギヤ91がボルトb21によって固定される。前記大径ギヤ91は、内部を第1スプライン軸63、第1カップリング81、第2カップリング82、後端シャフト22b等が通過することができるように、環状に形成される。
【0043】
そして、前記フロントカバー13に前記エンコーダ84が取り付けられ、該エンコーダ84と小径ギヤ92とが連結され、該小径ギヤ92と前記大径ギヤ91とが噛(し)合させられる。前記エンコーダ84は大径ギヤ91及び小径ギヤ92を介して第1のロータシャフト56の回転を検出する。なお、大径ギヤ91及び小径ギヤ92によってギヤ列87が構成される。
【0044】
したがって、第1のロータシャフト56と同一軸上にセンサを取り付けることなく、前記計量用モータ44の回転を検出することができる。
【0045】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0046】
図4は本発明の第2の実施の形態における駆動部の要部断面図である。
【0047】
この場合、中空シャフトとしての第1のロータシャフト56の前端(図において左端)にスリーブ18がボルトb5によって固定され、前記スリーブ18の前端に、外周に複数の図示されない歯が形成された回転子95がボルトb21によって固定される。前記回転子95は、内部を第1スプライン軸63、第1カップリング81、第2カップリング82、後端シャフト22b等が通過することができるように、環状に形成される。
【0048】
そして、前記フロントカバー13にセンサとしての非接触式の電磁ピックアップ96が取り付けられ、該電磁ピックアップ96は、前記回転子95の回転に伴う磁束の変化をとらえてスリーブ18の回転を検出し、第1のロータシャフト56の回転を検出する。
【0049】
したがって、第1のロータシャフト56にセンサを取り付けることなく、前記計量用モータ44の回転を検出することができる。
【0050】
また、電磁ピックアップ96は回転子95と接触することなく、前記計量用モータ44の回転を検出することができるので、回転の検出に伴って騒音が発生するのを防止することができる。
【0051】
本実施の形態においては、非接触式のセンサとして電磁ピックアップ96が使用されるが、該電磁ピックアップ96に代えてレゾルバを使用することもできる。この場合、前記スリーブ18の前端にロータが取り付けられるとともに、該ロータの径方向外方においてステータがフロントカバー13に取り付けられる。
【0052】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、射出成形機の回転検出装置においては、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、ステータ、該ステータより径方向内方に配設されたロータ、及び回転自在に配設され、前記ロータが取り付けられた中空シャフトを備えた計量用モータと、前記中空シャフト内に配設された駆動軸と、前記計量用モータの後方において前記駆動軸に連結された射出用モータと、該射出用モータ側に配設され、前記スクリューの位置を検出する第1のセンサと、前記スクリュー及び前記駆動軸の外径より外方に離れた位置に配設され、前記中空シャフトの回転を検出する第2のセンサとを有する。
【0054】
この場合、第1のセンサによって、駆動軸の回転を検出することができるだけでなく、前記駆動軸の回転に基づいてスクリューの位置を検出することができる。
【0055】
また、中空シャフトと同一軸上に第2のセンサを取り付けることなく、中空シャフトの回転を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における駆動部の要部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す第1の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す第2の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における駆動部の要部断面図である。
【符号の説明】
12  加熱シリンダ
22  スクリュー
44  計量用モータ
45  射出用モータ
46、48  ステータ
47、49  ロータ
56、57  第1、第2のロータシャフト
63  第1スプライン軸
65  ボールねじ軸
77  リヤキャップ
84  エンコーダ
85  絶対値パルスエンコーダ
91  大径ギヤ
96  電磁ピックアップ

Claims (5)

  1. (a)加熱シリンダと、
    (b)該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューと、
    (c)ステータ、該ステータより径方向内方に配設されたロータ、及び回転自在に配設され、前記ロータが取り付けられた中空シャフトを備えた計量用モータと、
    (d)前記中空シャフト内に配設された駆動軸と、
    (e)前記計量用モータの後方において前記駆動軸に連結された射出用モータと、
    (f)該射出用モータ側に配設され、前記スクリューの位置を検出する第1のセンサと、
    (g)前記スクリュー及び前記駆動軸の外径より外方に離れた位置に配設され、前記中空シャフトの回転を検出する第2のセンサとを有することを特徴とする射出成形機の回転検出装置。
  2. (a)前記射出用モータは、ステータ、該ステータより径方向内方に配設されたロータ、及び該ロータが取り付けられた中空シャフトを備え、
    (b)中空シャフトの回転が前記駆動軸に伝達される請求項1に記載の回転検出装置。
  3. (a)前記計量用モータの中空シャフトと前記第2のセンサとの間に配設され、内部を前記駆動軸が通過させられる環状の回転伝動手段を有する請求項1又は2に記載の回転検出装置。
  4. 前記計量用モータの中空シャフトと前記第2のセンサとの間に配設され、計量用モータのロータと共に回転し、かつ、内部を前記駆動軸が通過させられる環状の回転子を有する請求項1又は2に記載の回転検出装置。
  5. 前記第2のセンサは、非接触で計量用モータの中空シャフトの回転を検出する請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転検出装置。
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