JP2004023535A - 通信端末、通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法 - Google Patents
通信端末、通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】音声の録音が可能な通信端末、該通信端末を制御する通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法において、コストを上げたり通信端末の装置構成を複雑化することなくステレオ方式の録音を可能とする。
【解決手段】イヤホンマイク130が接続された際、制御部14は携帯電話100の内蔵マイク131lとイヤホンマイク130の外部マイク131rとを一対のステレオ方式のマイクに設定してステレオ録音する。この録音の際、制御部14は音声データを左右別々に(すなわち内蔵マイク131lから取り込んだ音声データと外部マイク131rから取り込んだ音声データとを別々に)ROM15に格納するので、当該ROM15に格納した音声データをステレオ方式で再生できる。
【選択図】 図1
【解決手段】イヤホンマイク130が接続された際、制御部14は携帯電話100の内蔵マイク131lとイヤホンマイク130の外部マイク131rとを一対のステレオ方式のマイクに設定してステレオ録音する。この録音の際、制御部14は音声データを左右別々に(すなわち内蔵マイク131lから取り込んだ音声データと外部マイク131rから取り込んだ音声データとを別々に)ROM15に格納するので、当該ROM15に格納した音声データをステレオ方式で再生できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信端末、通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、会話や音楽等の音声を録音したり再生できる携帯電話等の通信端末が普及している。このような通信端末で音声を録音する場合、通信端末のCPUは、音声信号を内蔵モノラルマイク或いは接続された外部マイク(例えば、ハンズフリーの為のイヤホンマイク等)を用いて取り込んでデジタルデータ(以下、音声データという)に変換した後、当該音声データを内蔵する不揮発メモリに保存(すなわち録音)する。また再生する際には、当該CPUは、当該不揮発メモリに保存された音声データを読み出して音声信号に変換した後、当該音声を内蔵モノラルスピーカから放音する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記通信端末のようなモノラル方式による録音ではステレオ方式に比べ臨場感に欠けており、正確な音声録音が困難となる。また、ステレオ方式で録音するには左右2チャンネルのマイクが必要となり、小型軽量化が望まれる携帯電話等の通信端末の装置構成が複雑化されると共にコスト高となる。
【0004】
本発明の課題は、音声の録音が可能な通信端末、該通信端末を制御する通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法において、コストを上げたり装置構成を複雑化することなくステレオ方式で録音が可能な通信端末、プログラム及び制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末において、前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
更に、前記第2のマイクの着脱状態を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記第2のマイクが装着されたと検出された場合には前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御するのが好ましい。
【0007】
更に、前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを読み出す音声データ読出手段を備えるのが好ましい。
【0008】
更に、前記音声データ読出手段は、
前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データのうち何れか一方を選択する選択入力に応じて、該第1或いは第2の音声データを読み出すのが好ましい。
【0009】
更に、前記音声データ読出手段により読み出された前記第1及び第2の音声データをモノラル用音声データに合成する合成手段を備えるのが好ましい。
【0010】
更に、前記合成手段は、
前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを、音声レベルの正負が互いに逆になるように合成するのが好ましい。
【0011】
更に、前記第1及び第2の音声データに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを判定する入力レベル判定手段と、
前記入力レベル判定手段により判定された前記第1及び第2のマイクの入力レベルが均等になるよう調整する入力レベル調整手段と、
を備えるのが好ましい。
【0012】
更に、前記第1及び第2のマイクの入力レベルを各々指定する入力レベル指定手段を備え、
前記入力レベル調整手段は、
前記第1及び第2のマイクの各入力レベルが指定された場合、当該指定された入力レベルに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを各々調整するのが好ましい。
【0013】
また上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御するコンピュータに、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御機能を実現させることを特徴とする。
【0014】
また上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御する通信端末制御方法において、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御ステップを含んだことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1及び図2を参照して本発明の実施の形態における携帯電話100について詳細に説明する。
【0016】
図1を参照して携帯電話100の内部構成を詳細に説明する。図1は、携帯電話100の主要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話100は、アンテナ11、RF12、SW13a、13b、内蔵マイク131l、内蔵左スピーカ133l、内蔵右スピーカ133r、制御部14、ROM15、KEY16、LCD(Liquid Crystal Display)17、LED(Light Emitting Diode)18及び接続検出器19等を備えて構成される。
【0017】
ここで制御部14は本発明の請求項に記載した制御手段、音声データ読出手段、合成手段、入力レベル判定手段及び入力レベル調整手段が有する機能を実現し、ROM15は音声データ記憶手段が有する機能を実現し、KEY16は入力レベル指定手段が有する機能を実現し、接続検出器19は検出手段が有する機能を実現し、内蔵マイク131lは第1のマイクが有する機能を実現し、外部マイク131rは第2のマイクが有する機能を実現する。
【0018】
また、携帯電話100にはイヤホンマイク130が接続されているものとする。イヤホンマイク130は、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rを備える。
【0019】
アンテナ11は、図示しない基地局から送信された無線信号を受信すると共に、携帯電話100のRF12から出力される信号を基地局に向け発信する。
【0020】
RF12は、増幅器、変調器、及び復調器を具備し、アンテナ11で受信した受信信号をこの増幅器で増幅し、復調器で復調して制御部14に出力する。また、制御部14から入力された送信信号をこの変調器で変調し、増幅器で増幅してアンテナ11に送信する。
【0021】
制御部14は、KEY16の備える各種操作キー(図示略)の押下による押下信号に応じて、通話用アプリケーションや録音・再生用アプリケーション(図2に示すフローチャート参照)等の各種アプリケーションを実行する。
【0022】
制御部14は、イヤホンマイク130が接続されている場合に(すなわち、イヤホンマイク130の接続が接続検出器19により検出された場合)上記録音・再生用アプリケーションプログラムを実行する際、ステレオ方式で録音する旨の指示がKEY16から入力されると、SW13aを制御して内蔵マイク131l及び外部マイク131rをそれぞれ左マイク及び右マイクに設定する。この場合制御部14は、録音をモノラル方式で行う旨の指示がKEY16から入力されると、内蔵マイク131lを使用停止して外部マイク131rからの入力のみを受け付けるようSW13aを制御する(以上、図2(a)に示すフローチャート及び後述する動作の説明参照)。
【0023】
なお、制御部14は、ステレオ方式で録音する旨の指示がKEY16から入力された際、内蔵マイク131lを右マイクに外部マイク131rを左マイクに設定するようにしても良い。また制御部14は、モノラル方式で録音する旨の指示がKEY16から入力された際、外部マイク131rを使用停止して内蔵マイク131lからの入力のみを受け付けるようにしても良いし、KEY16を介して入力される内蔵マイク131l及び外部マイク131rのうち何れのマイクを使用するかを指定する指示入力に基づいてマイクの選択を行うようにしても良い。
【0024】
制御部14は、A/D(Analog/Digital)変換部14a及びDSP(Digital Signal Processor)部14bを備える。A/D変換部14aは、内蔵マイク131l及び外部マイク131rからSW13aを介して取り込まれたアナログ音声信号(以下、音声信号という)をデジタル音声データ(以下、音声データという)に変換すると共に、DSP部14bから入力された音声データを音声信号に変換してSW13bを介して内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133r或いは外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに出力する。
【0025】
制御部14は、イヤホンマイク130が接続されていない場合(すなわち、イヤホンマイク130の接続が接続検出器19により検出されていない場合)、SW13bを制御してA/D変換部14aから出力された音声信号を内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rに出力し、イヤホンマイク130が接続されている場合、SW13bを制御してA/D変換部14aから出力された音声信号を外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに入力するよう制御する(以上、図2(b)に示すフローチャート及び後述する動作の説明参照)。
【0026】
なお制御部14は、イヤホンマイク130が接続されている場合でもKEY16から入力される指示に基づいて内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rに音声信号を出力するようにしても良い。
【0027】
制御部14は、着信があるか否かを監視し、着信があった場合にLED18を点灯或いは点滅させる。更に制御部14は、実行中のアプリケーションに係る各種表示情報をLCD17に表示させる。
【0028】
DSP部14bは、音声データ等のデジタルデータを高速処理する。特にこの場合、DSP部14bは音声データの圧縮/伸張処理を高速で行う。
【0029】
ROM15はフラッシュメモリ(flash memory)等の書き換え可能な不揮発メモリであって、携帯電話100の各種動作を制御する主制御プログラム、携帯電話100の有する各種アプリケーション用プログラム等(例えば、通話用アプリケーションや録音・再生用アプリケーションプログラム等)を格納する。またROM15は、左右のステレオ音声データを格納する。
【0030】
KEY16は、図示しないカーソルキー、オンフックキー、オフフックキー、テンキー等の各種操作キーを備える。またKEY16は、ステレオ方式で録音・再生するかモノラル方式で録音・再生するかを選択する為の選択キーを備える。
【0031】
LCD17は制御部14から出力される各種表示情報を表示し、LED18は着信が制御部14により検知された際に点滅してこの旨をユーザに報知する。
【0032】
接続検出器19は、携帯電話100にイヤホンマイク130が接続され、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rが利用可能な状態にあるか否かを検出し、この検出信号を制御部14に送信する。
【0033】
内蔵マイク131lはモノラル方式のマイクであり、入力された音声をアナログの音声信号に変換する。通信先に送信される或いは録音される音声はこの内蔵マイク131lを介して入力される。
【0034】
内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rは一対でステレオ方式のスピーカを構成し、通信先から送信された音声信号或いは再生された音声信号を外部に放音する。
【0035】
また、携帯電話100に接続されたイヤホンマイク130は、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rを備える。外部マイク131rはモノラル方式のマイクであるが、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rは一対でステレオ方式のスピーカを構成する。
【0036】
次に、図2を参照して携帯電話100の動作を説明する。図2(a)は、携帯電話100による録音処理を説明するフローチャートであり、図2(b)は再生処理を説明するフローチャートである。
【0037】
以下、携帯電話100にはイヤホンマイク130が接続されているものとする。
【0038】
まず録音処理について説明する。
KEY16からステレオ方式で録音する旨の指示が入力された場合(ステップS11;Yes)、制御部14はSW13aを制御して内蔵マイク131lを左マイクに外部マイク131rを右マイクに設定する(ステップS12)。
【0039】
ステップS12の後、制御部14は内蔵マイク131l及び外部マイク131rから音声信号を取り込むと(ステップS13)、A/D変換部14aを制御して当該取り込んだ音声信号(アナログ)を左右別々に音声データ(デジタル)に変換し(ステップS14)、次いでDSP部14bを制御して当該音声データを左右別々に圧縮した後(ステップS15)、当該圧縮後の音声データを左右別々にROM15に格納する(ステップS16)。
【0040】
ステップS11の段階で、KEY16からモノラル方式で録音する旨の指示が入力された場合(ステップS11;No)、制御部14はSW13aを制御して外部マイク131rからモノラルの音声信号を取り込み(ステップS17、ステップS18)、A/D変換部14aを制御して当該取り込んだモノラルの音声信号(アナログ)をモノラルの音声データ(デジタル)に変換し(ステップS19)、次いでDSP部14bを制御して当該モノラルの音声データを圧縮した後(ステップS20)、当該圧縮後のモノラルの音声データをROM15に格納する(ステップS21)。
【0041】
次いで再生処理について説明する。
KEY16から再生指示が入力されると、制御部14はROM15に左右別々に格納された音声データを読み出す(ステップS31)。次いでKEY16からステレオ方式で再生する旨の指示が入力された場合(ステップS32;Yes)、制御部14は、DSP部14bを制御して当該読み出した音声データを左右別々に伸張し(ステップS33)、次いでA/D変換部14aを制御して当該伸張した音声データを左右別々に音声信号に変換した後(ステップS34)、当該音声信号を左右別々に外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rにそれぞれ放音する(ステップS35)。
【0042】
ステップS32の段階で、KEY16からモノラル方式で再生する旨の指示が入力された場合(ステップS32;No)、制御部14は、DSP部14bを制御して当該読み出した音声データをモノラルの音声データに合成し(ステップS36)、当該モノラルの音声データを伸張する(ステップS37)。その後制御部14は、A/D変換部14aを制御して当該伸張後のモノラルの音声データをモノラルの音声信号に変換した後(ステップS38)、当該モノラルの音声信号を外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに共に放音する(ステップS35)。
【0043】
以上説明したように、本発明を適用した携帯電話100によれば、イヤホンマイク130が接続された際、制御部14は携帯電話100の内蔵マイク131lとイヤホンマイク130の外部マイク131rとを一対のステレオ方式のマイクに設定してステレオ録音する。この録音の際、制御部14は音声データを左右別々に(すなわち内蔵マイク131lから取り込んだ音声データと外部マイク131rから取り込んだ音声データとを別々に)ROM15に格納するので、当該ROM15に格納した音声データをステレオ方式で再生できる。
【0044】
従って、ステレオ方式用のマイクを新たに設けることなく、従来の内蔵マイク131lと外部マイク131rとを用いることによりステレオ方式の録音が可能となるので、携帯電話100の装置構成の複雑化及び高コスト化が回避できる。
【0045】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る通信端末の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態の携帯電話100の細部構成、及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】
内蔵マイク131lと外部マイク131rとを別々のチャンネルにして録音することにより、左右チャンネルの独立性をより鮮明にすることが可能となる。これにより単にステレオ録音の用途のみに限らず、種々の用途に応用することが可能となる。
【0047】
例えば、周囲の雑音が多い環境下で録音する場合、再生時には、内蔵マイク131l或いは外部マイク131rによって録音された音声のうち音質の良いほうを選択して再生する機能を備えるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、内蔵マイク131l或いは外部マイク131rによって録音された音声のうちでKEY16を介して選択入力された何れか一方の音声のみ再生する。
【0048】
また、会議における人の声を録音する場合等のように、携帯電話100本体とイヤホンマイク130を離隔させ、イヤホンマイク130の外部マイク131rで主に人の声を録音し、内蔵マイク131lで周囲の雑音を録音するようにし、再生時には、内蔵マイク131lで録音された当該周囲の雑音レベルを逆転させたものと外部マイク131rで録音された当該人の音声とを合成することにより、周囲の雑音を打ち消して会議における人の声をより鮮明に再生する機能を備えるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、内蔵マイク131lにより録音された音声データと外部マイク131rにより録音された音声データとを、音声レベルの正負(符号)が互いに逆転するように合成する機能を有する。
【0049】
また、本実施の形態では、録音をステレオ方式で行うかモノラル方式で行うかをKEY16から指定するようにしたが、これに限らず、イヤホンマイク130が接続されると自動的にステレオ方式で録音するよう設定されるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、接続検出器19によりイヤホンマイク130が接続された旨が検出されると、SW13aを制御して録音をステレオ形式で行う。すなわち、制御部14は、イヤホンマイク130が接続されると、内蔵マイク131lを左マイクに設定し、外部マイク131rを右マイクに設定する。また左右がこれと逆であっても良い。
【0050】
また、制御部14は、録音をステレオ方式で行うかモノラル方式で行うかの設定をROM15に記憶しておき、電源再投入時には、当該設定をROM15から読み出して録音するようにしても良い。
【0051】
また、制御部14は、実際に録音を行う前に内蔵マイク131l及び外部マイク131rの入力レベルを検出し、当該検出した入力レベルが互いに均等になるよう自動でレベル調整を行うレベル調整モードを起動するようにしても良い。
【0052】
また、制御部14は、上記レベル調整モードを起動すると、当該2つのマイクからの入力レベルをユーザによりマニュアル調整可能なGUI(Graphical User
Interface)を起動するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、通信端末の装置構成を複雑化することなく低コストで携帯電話等の通信端末にステレオ方式の録音が行えるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話の主要構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、本発明を適用した携帯電話による録音処理を説明するフローチャートであり、(b)は再生処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯電話
11 アンテナ
12 RF
130 イヤホンマイク
131l 内蔵マイク
131r 外部マイク
132l 外部左スピーカ
132r 外部右スピーカ
133l 内蔵左スピーカ
133r 内蔵右スピーカ
13a、13b SW
14 制御部
14a A/D変換部
14b DSP部
15 ROM
16 KEY
17 LCD
18 LED
19 接続検出器
【発明の属する技術分野】
本発明は通信端末、通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、会話や音楽等の音声を録音したり再生できる携帯電話等の通信端末が普及している。このような通信端末で音声を録音する場合、通信端末のCPUは、音声信号を内蔵モノラルマイク或いは接続された外部マイク(例えば、ハンズフリーの為のイヤホンマイク等)を用いて取り込んでデジタルデータ(以下、音声データという)に変換した後、当該音声データを内蔵する不揮発メモリに保存(すなわち録音)する。また再生する際には、当該CPUは、当該不揮発メモリに保存された音声データを読み出して音声信号に変換した後、当該音声を内蔵モノラルスピーカから放音する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記通信端末のようなモノラル方式による録音ではステレオ方式に比べ臨場感に欠けており、正確な音声録音が困難となる。また、ステレオ方式で録音するには左右2チャンネルのマイクが必要となり、小型軽量化が望まれる携帯電話等の通信端末の装置構成が複雑化されると共にコスト高となる。
【0004】
本発明の課題は、音声の録音が可能な通信端末、該通信端末を制御する通信端末制御プログラム及び通信端末制御方法において、コストを上げたり装置構成を複雑化することなくステレオ方式で録音が可能な通信端末、プログラム及び制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末において、前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
更に、前記第2のマイクの着脱状態を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記第2のマイクが装着されたと検出された場合には前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御するのが好ましい。
【0007】
更に、前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを読み出す音声データ読出手段を備えるのが好ましい。
【0008】
更に、前記音声データ読出手段は、
前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データのうち何れか一方を選択する選択入力に応じて、該第1或いは第2の音声データを読み出すのが好ましい。
【0009】
更に、前記音声データ読出手段により読み出された前記第1及び第2の音声データをモノラル用音声データに合成する合成手段を備えるのが好ましい。
【0010】
更に、前記合成手段は、
前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを、音声レベルの正負が互いに逆になるように合成するのが好ましい。
【0011】
更に、前記第1及び第2の音声データに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを判定する入力レベル判定手段と、
前記入力レベル判定手段により判定された前記第1及び第2のマイクの入力レベルが均等になるよう調整する入力レベル調整手段と、
を備えるのが好ましい。
【0012】
更に、前記第1及び第2のマイクの入力レベルを各々指定する入力レベル指定手段を備え、
前記入力レベル調整手段は、
前記第1及び第2のマイクの各入力レベルが指定された場合、当該指定された入力レベルに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを各々調整するのが好ましい。
【0013】
また上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御するコンピュータに、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御機能を実現させることを特徴とする。
【0014】
また上記課題を解決するため、本発明は、
第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御する通信端末制御方法において、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御ステップを含んだことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1及び図2を参照して本発明の実施の形態における携帯電話100について詳細に説明する。
【0016】
図1を参照して携帯電話100の内部構成を詳細に説明する。図1は、携帯電話100の主要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話100は、アンテナ11、RF12、SW13a、13b、内蔵マイク131l、内蔵左スピーカ133l、内蔵右スピーカ133r、制御部14、ROM15、KEY16、LCD(Liquid Crystal Display)17、LED(Light Emitting Diode)18及び接続検出器19等を備えて構成される。
【0017】
ここで制御部14は本発明の請求項に記載した制御手段、音声データ読出手段、合成手段、入力レベル判定手段及び入力レベル調整手段が有する機能を実現し、ROM15は音声データ記憶手段が有する機能を実現し、KEY16は入力レベル指定手段が有する機能を実現し、接続検出器19は検出手段が有する機能を実現し、内蔵マイク131lは第1のマイクが有する機能を実現し、外部マイク131rは第2のマイクが有する機能を実現する。
【0018】
また、携帯電話100にはイヤホンマイク130が接続されているものとする。イヤホンマイク130は、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rを備える。
【0019】
アンテナ11は、図示しない基地局から送信された無線信号を受信すると共に、携帯電話100のRF12から出力される信号を基地局に向け発信する。
【0020】
RF12は、増幅器、変調器、及び復調器を具備し、アンテナ11で受信した受信信号をこの増幅器で増幅し、復調器で復調して制御部14に出力する。また、制御部14から入力された送信信号をこの変調器で変調し、増幅器で増幅してアンテナ11に送信する。
【0021】
制御部14は、KEY16の備える各種操作キー(図示略)の押下による押下信号に応じて、通話用アプリケーションや録音・再生用アプリケーション(図2に示すフローチャート参照)等の各種アプリケーションを実行する。
【0022】
制御部14は、イヤホンマイク130が接続されている場合に(すなわち、イヤホンマイク130の接続が接続検出器19により検出された場合)上記録音・再生用アプリケーションプログラムを実行する際、ステレオ方式で録音する旨の指示がKEY16から入力されると、SW13aを制御して内蔵マイク131l及び外部マイク131rをそれぞれ左マイク及び右マイクに設定する。この場合制御部14は、録音をモノラル方式で行う旨の指示がKEY16から入力されると、内蔵マイク131lを使用停止して外部マイク131rからの入力のみを受け付けるようSW13aを制御する(以上、図2(a)に示すフローチャート及び後述する動作の説明参照)。
【0023】
なお、制御部14は、ステレオ方式で録音する旨の指示がKEY16から入力された際、内蔵マイク131lを右マイクに外部マイク131rを左マイクに設定するようにしても良い。また制御部14は、モノラル方式で録音する旨の指示がKEY16から入力された際、外部マイク131rを使用停止して内蔵マイク131lからの入力のみを受け付けるようにしても良いし、KEY16を介して入力される内蔵マイク131l及び外部マイク131rのうち何れのマイクを使用するかを指定する指示入力に基づいてマイクの選択を行うようにしても良い。
【0024】
制御部14は、A/D(Analog/Digital)変換部14a及びDSP(Digital Signal Processor)部14bを備える。A/D変換部14aは、内蔵マイク131l及び外部マイク131rからSW13aを介して取り込まれたアナログ音声信号(以下、音声信号という)をデジタル音声データ(以下、音声データという)に変換すると共に、DSP部14bから入力された音声データを音声信号に変換してSW13bを介して内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133r或いは外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに出力する。
【0025】
制御部14は、イヤホンマイク130が接続されていない場合(すなわち、イヤホンマイク130の接続が接続検出器19により検出されていない場合)、SW13bを制御してA/D変換部14aから出力された音声信号を内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rに出力し、イヤホンマイク130が接続されている場合、SW13bを制御してA/D変換部14aから出力された音声信号を外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに入力するよう制御する(以上、図2(b)に示すフローチャート及び後述する動作の説明参照)。
【0026】
なお制御部14は、イヤホンマイク130が接続されている場合でもKEY16から入力される指示に基づいて内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rに音声信号を出力するようにしても良い。
【0027】
制御部14は、着信があるか否かを監視し、着信があった場合にLED18を点灯或いは点滅させる。更に制御部14は、実行中のアプリケーションに係る各種表示情報をLCD17に表示させる。
【0028】
DSP部14bは、音声データ等のデジタルデータを高速処理する。特にこの場合、DSP部14bは音声データの圧縮/伸張処理を高速で行う。
【0029】
ROM15はフラッシュメモリ(flash memory)等の書き換え可能な不揮発メモリであって、携帯電話100の各種動作を制御する主制御プログラム、携帯電話100の有する各種アプリケーション用プログラム等(例えば、通話用アプリケーションや録音・再生用アプリケーションプログラム等)を格納する。またROM15は、左右のステレオ音声データを格納する。
【0030】
KEY16は、図示しないカーソルキー、オンフックキー、オフフックキー、テンキー等の各種操作キーを備える。またKEY16は、ステレオ方式で録音・再生するかモノラル方式で録音・再生するかを選択する為の選択キーを備える。
【0031】
LCD17は制御部14から出力される各種表示情報を表示し、LED18は着信が制御部14により検知された際に点滅してこの旨をユーザに報知する。
【0032】
接続検出器19は、携帯電話100にイヤホンマイク130が接続され、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rが利用可能な状態にあるか否かを検出し、この検出信号を制御部14に送信する。
【0033】
内蔵マイク131lはモノラル方式のマイクであり、入力された音声をアナログの音声信号に変換する。通信先に送信される或いは録音される音声はこの内蔵マイク131lを介して入力される。
【0034】
内蔵左スピーカ133l及び内蔵右スピーカ133rは一対でステレオ方式のスピーカを構成し、通信先から送信された音声信号或いは再生された音声信号を外部に放音する。
【0035】
また、携帯電話100に接続されたイヤホンマイク130は、外部マイク131r、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rを備える。外部マイク131rはモノラル方式のマイクであるが、外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rは一対でステレオ方式のスピーカを構成する。
【0036】
次に、図2を参照して携帯電話100の動作を説明する。図2(a)は、携帯電話100による録音処理を説明するフローチャートであり、図2(b)は再生処理を説明するフローチャートである。
【0037】
以下、携帯電話100にはイヤホンマイク130が接続されているものとする。
【0038】
まず録音処理について説明する。
KEY16からステレオ方式で録音する旨の指示が入力された場合(ステップS11;Yes)、制御部14はSW13aを制御して内蔵マイク131lを左マイクに外部マイク131rを右マイクに設定する(ステップS12)。
【0039】
ステップS12の後、制御部14は内蔵マイク131l及び外部マイク131rから音声信号を取り込むと(ステップS13)、A/D変換部14aを制御して当該取り込んだ音声信号(アナログ)を左右別々に音声データ(デジタル)に変換し(ステップS14)、次いでDSP部14bを制御して当該音声データを左右別々に圧縮した後(ステップS15)、当該圧縮後の音声データを左右別々にROM15に格納する(ステップS16)。
【0040】
ステップS11の段階で、KEY16からモノラル方式で録音する旨の指示が入力された場合(ステップS11;No)、制御部14はSW13aを制御して外部マイク131rからモノラルの音声信号を取り込み(ステップS17、ステップS18)、A/D変換部14aを制御して当該取り込んだモノラルの音声信号(アナログ)をモノラルの音声データ(デジタル)に変換し(ステップS19)、次いでDSP部14bを制御して当該モノラルの音声データを圧縮した後(ステップS20)、当該圧縮後のモノラルの音声データをROM15に格納する(ステップS21)。
【0041】
次いで再生処理について説明する。
KEY16から再生指示が入力されると、制御部14はROM15に左右別々に格納された音声データを読み出す(ステップS31)。次いでKEY16からステレオ方式で再生する旨の指示が入力された場合(ステップS32;Yes)、制御部14は、DSP部14bを制御して当該読み出した音声データを左右別々に伸張し(ステップS33)、次いでA/D変換部14aを制御して当該伸張した音声データを左右別々に音声信号に変換した後(ステップS34)、当該音声信号を左右別々に外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rにそれぞれ放音する(ステップS35)。
【0042】
ステップS32の段階で、KEY16からモノラル方式で再生する旨の指示が入力された場合(ステップS32;No)、制御部14は、DSP部14bを制御して当該読み出した音声データをモノラルの音声データに合成し(ステップS36)、当該モノラルの音声データを伸張する(ステップS37)。その後制御部14は、A/D変換部14aを制御して当該伸張後のモノラルの音声データをモノラルの音声信号に変換した後(ステップS38)、当該モノラルの音声信号を外部左スピーカ132l及び外部右スピーカ132rに共に放音する(ステップS35)。
【0043】
以上説明したように、本発明を適用した携帯電話100によれば、イヤホンマイク130が接続された際、制御部14は携帯電話100の内蔵マイク131lとイヤホンマイク130の外部マイク131rとを一対のステレオ方式のマイクに設定してステレオ録音する。この録音の際、制御部14は音声データを左右別々に(すなわち内蔵マイク131lから取り込んだ音声データと外部マイク131rから取り込んだ音声データとを別々に)ROM15に格納するので、当該ROM15に格納した音声データをステレオ方式で再生できる。
【0044】
従って、ステレオ方式用のマイクを新たに設けることなく、従来の内蔵マイク131lと外部マイク131rとを用いることによりステレオ方式の録音が可能となるので、携帯電話100の装置構成の複雑化及び高コスト化が回避できる。
【0045】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る通信端末の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態の携帯電話100の細部構成、及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】
内蔵マイク131lと外部マイク131rとを別々のチャンネルにして録音することにより、左右チャンネルの独立性をより鮮明にすることが可能となる。これにより単にステレオ録音の用途のみに限らず、種々の用途に応用することが可能となる。
【0047】
例えば、周囲の雑音が多い環境下で録音する場合、再生時には、内蔵マイク131l或いは外部マイク131rによって録音された音声のうち音質の良いほうを選択して再生する機能を備えるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、内蔵マイク131l或いは外部マイク131rによって録音された音声のうちでKEY16を介して選択入力された何れか一方の音声のみ再生する。
【0048】
また、会議における人の声を録音する場合等のように、携帯電話100本体とイヤホンマイク130を離隔させ、イヤホンマイク130の外部マイク131rで主に人の声を録音し、内蔵マイク131lで周囲の雑音を録音するようにし、再生時には、内蔵マイク131lで録音された当該周囲の雑音レベルを逆転させたものと外部マイク131rで録音された当該人の音声とを合成することにより、周囲の雑音を打ち消して会議における人の声をより鮮明に再生する機能を備えるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、内蔵マイク131lにより録音された音声データと外部マイク131rにより録音された音声データとを、音声レベルの正負(符号)が互いに逆転するように合成する機能を有する。
【0049】
また、本実施の形態では、録音をステレオ方式で行うかモノラル方式で行うかをKEY16から指定するようにしたが、これに限らず、イヤホンマイク130が接続されると自動的にステレオ方式で録音するよう設定されるようにしても良い。すなわちこの場合、制御部14は、接続検出器19によりイヤホンマイク130が接続された旨が検出されると、SW13aを制御して録音をステレオ形式で行う。すなわち、制御部14は、イヤホンマイク130が接続されると、内蔵マイク131lを左マイクに設定し、外部マイク131rを右マイクに設定する。また左右がこれと逆であっても良い。
【0050】
また、制御部14は、録音をステレオ方式で行うかモノラル方式で行うかの設定をROM15に記憶しておき、電源再投入時には、当該設定をROM15から読み出して録音するようにしても良い。
【0051】
また、制御部14は、実際に録音を行う前に内蔵マイク131l及び外部マイク131rの入力レベルを検出し、当該検出した入力レベルが互いに均等になるよう自動でレベル調整を行うレベル調整モードを起動するようにしても良い。
【0052】
また、制御部14は、上記レベル調整モードを起動すると、当該2つのマイクからの入力レベルをユーザによりマニュアル調整可能なGUI(Graphical User
Interface)を起動するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、通信端末の装置構成を複雑化することなく低コストで携帯電話等の通信端末にステレオ方式の録音が行えるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話の主要構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、本発明を適用した携帯電話による録音処理を説明するフローチャートであり、(b)は再生処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯電話
11 アンテナ
12 RF
130 イヤホンマイク
131l 内蔵マイク
131r 外部マイク
132l 外部左スピーカ
132r 外部右スピーカ
133l 内蔵左スピーカ
133r 内蔵右スピーカ
13a、13b SW
14 制御部
14a A/D変換部
14b DSP部
15 ROM
16 KEY
17 LCD
18 LED
19 接続検出器
Claims (10)
- 第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末において、前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする通信端末。
- 前記第2のマイクの着脱状態を検出する検出手段を備え、
前記制御手段は、
前記検出手段により前記第2のマイクが装着されたと検出された場合、前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末。 - 前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを読み出す音声データ読出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
- 前記音声データ読出手段は、
前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データのうち何れか一方を選択する選択入力に応じて、該第1或いは第2の音声データを読み出すことを特徴とする請求項3記載の通信端末。 - 前記音声データ読出手段により読み出された前記第1及び第2の音声データをモノラル用音声データに合成する合成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信端末。
- 前記合成手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された前記第1及び第2の音声データを、音声レベルの正負が互いに逆になるように合成することを特徴とする請求項5記載の通信端末。
- 前記第1及び第2の音声データに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを判定する入力レベル判定手段と、
前記入力レベル判定手段により判定された前記第1及び第2のマイクの入力レベルが均等になるよう調整する入力レベル調整手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の通信端末。 - 前記第1及び第2のマイクの入力レベルを各々指定する入力レベル指定手段を備え、
前記入力レベル調整手段は、
前記第1及び第2のマイクの各入力レベルが指定された場合、当該指定された入力レベルに基づいて該第1及び第2のマイクの入力レベルを各々調整することを特徴とする請求項7記載の通信端末。 - 第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御するコンピュータに、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御機能を実現させる為の通信端末制御プログラム。 - 第1のマイクを固定的に備え、第2のマイクを着脱自在に備え、該第1のマイクを介して取り込んだ第1の音声データと前記第2のマイクを介して取り込んだ第2の音声データとを記憶する音声データ記憶手段を備えた通信端末を制御する通信端末制御方法において、
前記第1及び第2の音声データを左右一対のステレオ用音声データとして前記音声データ記憶手段に記憶するよう制御する制御ステップを含んだことを特徴とする通信端末制御方法。
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