JP2004023082A - プリント基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のプリント基板では、特に雄コネクタ等の部品を実装する場合に、実装部品とプリント基板の部品実装面との間の間隔が狭いために、ランド間はんだブリッジやマイグレーションが発生する可能性がある。特に、雄コネクタ等の部品を実装した後は、上記はんだブリッジやマイグレーション等の不具合の発見が困難であり、はんだブリッジやマイグレーション対策が十分でない。
【解決手段】複数のスルーホール4と、複数のスルーホール4の両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホール4の一端に形成するランド5aの径とスルーホール4の他端に形成するランド5bの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面をレジスト6で被覆する。
【選択図】 図3
【解決手段】複数のスルーホール4と、複数のスルーホール4の両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホール4の一端に形成するランド5aの径とスルーホール4の他端に形成するランド5bの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面をレジスト6で被覆する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品等の実装部品が実装されるプリント基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、各種電子部品等の実装部品が実装されるプリント基板1は、絶縁基板2に形成された貫通孔3の内側にスルーホール4が形成されているとともにスルーホール4の両端側の基板面2a,2b上には同径寸法のランド5,5が形成されている。尚、このスルーホール4が形成されているものは両面プリント基板と呼ばれる。これら、スルーホール4及びランド5は、例えばはんだめっきや銅めっき等により形成されている。そしてランド5の部分を除いて基板面2a,2bがレジスト6で被覆されている。即ち、プリント基板1は、複数のスルーホール4と複数のスルーホール4の両端に形成されたランド5,5とを備え、各ランド5,5,…は基板面2a上や基板面2b上において互いに間隔を隔てて形成されており、この間隔を隔てて形成された各ランド5,5,…間にはレジスト6が塗布されたり印刷等されている。そして、部品実装面側からスルーホール4内に例えば実装部品としての雄コネクタ10のリードピン11を挿入し、はんだ12等により実装部品が実装される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプリント基板1は、部品実装面側の基板面2a上や基板面2b上において隣合う各ランド5,5,…の間隔が狭く、また、スルーホール4の両端側の基板面2a,2bに形成されるランド5,5の径は同寸法径に形成されているために次のような課題がある。はんだ12が乗るランド5の表面積が大きいため、はんだ付け作業においてはんだ12の使用量が多くなる。これにより、基板面2a上や基板面2b上において隣合う各ランド5,5,…間をはんだ12が橋絡するはんだブリッジが発生することがある。この各ランド5,5,…間においてはレジスト6が存在しており通常このレジスト6上にははんだ12が付かないのではんだブリッジが発生することは希であり、発生したとしても、はんだの状態を確認できる場合は取り除くことができる。しかし、特に上記雄コネクタ10を実装する場合は雄コネクタ10の側壁10aの下端を部品実装面に突き付けた状態ではんだ付け作業を行うが、この雄コネクタ10に接続される雌コネクタを収容接続する収容部10Aの底裏面10bと部品実装面との間の間隔が狭いために、部品実装面側に盛り上がったはんだが雄コネクタ10の底裏面10bに押されたり等してレジスト6上に流れ込んでしまって図4に示すようにはんだブリッジ13が発生する可能性がある。また、はんだブリッジ13が発生せずとも通電中に隣合うランド5,5,…間でマイグレーションによるショートが発生する可能性もある。上記雄コネクタ10等の場合、上記はんだブリッジやマイグレーション等の不具合の発見が困難であり、不具合が取り除かれていない実装不良のプリント基板を例えばパチンコ機の制御装置に搭載することによりパチンコ機の品質に問題を生じさせるといった事態が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプリント基板は、複数のスルーホールと、複数のスルーホールの両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホールの一端に形成されたランドの表面をレジストで被覆する。これにより、ランドの表面を被覆するレジスト上にはんだが付かないので、スルーホールの一端側における基板面側のはんだの盛り上がりを少なくできて、はんだの使用量を減らすことができ、さらには、上記基板面上において隣合う各ランド間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。尚、上記「ランド」とは、電子部品等の実装部品の接続又は取付けのために使用される導体パターンの一部分を言い、上記「レジスト」とは、はんだ付けに対して特定の領域を保護するために使用する耐熱性被覆材料等の被覆材料を言う。
また、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とを互いに異なる径に形成し、スルーホールの一端に形成されたランドの表面積を少なくすることで、このランドの表面に乗るはんだの量を少なくする。これにより、はんだの使用量を減らすことができ、スルーホールの一端側における基板面側においてはんだの盛り上がりを少なくでき、さらに、上記基板面上において隣合う各ランド間の沿面距離が長くなるので、上記基板面上において隣合う各ランド間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。
また、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホールの一端に形成されたランドの表面をレジストで被覆するようにした。
また、スルーホールの一端に形成されたランド側を部品実装面とし、スルーホールの一端に形成するランドの径をスルーホールの他端に形成するランドの径より小径とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。尚、図4の従来例と同一又は相当部分は同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1
実施形態1のプリント基板1Aは、図1に示すように、複数のスルーホール4,4…の一端に形成されたランド5,5…の表面をレジスト6で被覆した。ここでは、複数のスルーホール4,4…の一端側(図1におけるスルーホール4,4…の上端側)の面をプリント基板1Aの部品実装面として使用する場合について説明する。このプリント基板1Aの部品実装面に例えば雄コネクタ10の側壁10aの下端を突き付けた状態で、はんだフロー槽やはんだこてにより、スルーホール4の他端側(図1のプリント基板1Aの下面側、即ち、はんだ付け面側)よりはんだ付け作業を行う。すると、はんだ12はスルーホール4内を上昇するが、スルーホール4の一端に形成されているランド5の表面はレジスト6で覆われているために、はんだ12の上昇はスルーホール4の一端で止まり、また、スルーホール4の一端に形成されたランド5の表面を被覆しているレジスト6上にははんだ12が付かないので、部品実装面においてはんだ12の盛り上がりがなくなって、はんだ12の使用量を減らすことができ、また、レジスト6により、部品実装面側の基板面2a上において隣合うスルーホール4,4間の距離が長くなるので、スルーホール4,4間のレジスト6上においてはんだブリッジが発生するおそれは少なくなる。以上により、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5,5,…間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。従って、実装された状態で部品実装面との間の間隔が狭く、はんだブリッジやマイグレーション等の不具合の発見が困難な上記雄コネクタ10等の実装部品を実装する場合において、はんだブリッジやマイグレーションの発生自体を少なくできるので特に有意義である。
【0006】
実施形態2
実施形態2のプリント基板1Bは、図2に示すように、複数のスルーホール4において、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの径とスルーホール4の他端に形成されたランド5bの径とを互いに異なる径にして、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面積を少なくした。ここでも、複数のスルーホール4,4…の一端側の面をプリント基板1Bの部品実装面として使用する場合を説明する。例えば、部品実装面側に形成するランド5aの径を従来例及び実施形態1のランド5の径より小さくし、かつ、部品実装面と反対側のはんだ付け面側に形成するランド5bの径を従来例及び実施形態1のランド5の径と同じにすれば、部品実装面側に形成されたランド5aの表面積を従来例及び実施形態1のランド5に比べて小さくできる。この場合において、実施形態1と同様にはんだ付け作業を行うと、はんだ12は部品実装面側のランド5aの表面までまわるが、このランド5aの径はスルーホール4の他端に形成されたランド5bの径より小さいので、ランド5aの表面に乗るはんだの量は少なくなり、部品実装面においてはんだ12の盛り上がりを少なくできる。つまり、従来例及び実施形態1と比べてはんだの使用量を減らすことができる。また、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5a,5a,…間の沿面距離Hを長くできる。以上により、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5a,5a,…間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。特に実施形態1と同様に雄コネクタ10等の実装部品を実装する場合において、はんだブリッジやマイグレーションの発生自体を少なくできるので特に有意義である。
【0007】
実施形態3
実施形態3のプリント基板1Cは、図3に示すように、スルーホール4の一端に形成するランド5aの径とスルーホールの他端に形成するランド5bの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面をレジスト6で被覆するようにしたもので、例えば、図3のように、実施形態1と実施形態2の構成を組合せることにより、相乗効果が得られる。即ち、実施形態1では、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5,5…間の沿面距離は従来と同じだが、実施形態2の構成により沿面距離を長くでき、また、実施形態2では、実施形態1に比べて、部品実装面においてのはんだ12の盛り上がりを少なくできないが、実施形態1の構成により、はんだ12の盛り上がりをより少なくできる。従って、実施形態1と実施形態2に比べて、はんだブリッジやマイグレーション対策に、より効果的な優れたプリント基板1Cが得られる。
【0008】
尚、鉛が入っていないはんだを用いる場合にも同様に効果が得られる。
また、はんだ付け面側にも各実施形態の構成を採用してもよい。このようにすれば、はんだ付け面側のはんだブリッジの発生自体を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のプリント基板の断面図。
【図2】実施形態2のプリント基板の断面図。
【図3】実施形態3のプリント基板の断面図。
【図4】従来のプリント基板の断面図。
【符号の説明】
1A〜1C プリント基板、2a 部品実装面側の基板面、4 スルーホール、5,5a,5b ランド、6 レジスト、10 雄コネクタ(実装部品)、12 はんだ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品等の実装部品が実装されるプリント基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、各種電子部品等の実装部品が実装されるプリント基板1は、絶縁基板2に形成された貫通孔3の内側にスルーホール4が形成されているとともにスルーホール4の両端側の基板面2a,2b上には同径寸法のランド5,5が形成されている。尚、このスルーホール4が形成されているものは両面プリント基板と呼ばれる。これら、スルーホール4及びランド5は、例えばはんだめっきや銅めっき等により形成されている。そしてランド5の部分を除いて基板面2a,2bがレジスト6で被覆されている。即ち、プリント基板1は、複数のスルーホール4と複数のスルーホール4の両端に形成されたランド5,5とを備え、各ランド5,5,…は基板面2a上や基板面2b上において互いに間隔を隔てて形成されており、この間隔を隔てて形成された各ランド5,5,…間にはレジスト6が塗布されたり印刷等されている。そして、部品実装面側からスルーホール4内に例えば実装部品としての雄コネクタ10のリードピン11を挿入し、はんだ12等により実装部品が実装される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプリント基板1は、部品実装面側の基板面2a上や基板面2b上において隣合う各ランド5,5,…の間隔が狭く、また、スルーホール4の両端側の基板面2a,2bに形成されるランド5,5の径は同寸法径に形成されているために次のような課題がある。はんだ12が乗るランド5の表面積が大きいため、はんだ付け作業においてはんだ12の使用量が多くなる。これにより、基板面2a上や基板面2b上において隣合う各ランド5,5,…間をはんだ12が橋絡するはんだブリッジが発生することがある。この各ランド5,5,…間においてはレジスト6が存在しており通常このレジスト6上にははんだ12が付かないのではんだブリッジが発生することは希であり、発生したとしても、はんだの状態を確認できる場合は取り除くことができる。しかし、特に上記雄コネクタ10を実装する場合は雄コネクタ10の側壁10aの下端を部品実装面に突き付けた状態ではんだ付け作業を行うが、この雄コネクタ10に接続される雌コネクタを収容接続する収容部10Aの底裏面10bと部品実装面との間の間隔が狭いために、部品実装面側に盛り上がったはんだが雄コネクタ10の底裏面10bに押されたり等してレジスト6上に流れ込んでしまって図4に示すようにはんだブリッジ13が発生する可能性がある。また、はんだブリッジ13が発生せずとも通電中に隣合うランド5,5,…間でマイグレーションによるショートが発生する可能性もある。上記雄コネクタ10等の場合、上記はんだブリッジやマイグレーション等の不具合の発見が困難であり、不具合が取り除かれていない実装不良のプリント基板を例えばパチンコ機の制御装置に搭載することによりパチンコ機の品質に問題を生じさせるといった事態が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプリント基板は、複数のスルーホールと、複数のスルーホールの両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホールの一端に形成されたランドの表面をレジストで被覆する。これにより、ランドの表面を被覆するレジスト上にはんだが付かないので、スルーホールの一端側における基板面側のはんだの盛り上がりを少なくできて、はんだの使用量を減らすことができ、さらには、上記基板面上において隣合う各ランド間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。尚、上記「ランド」とは、電子部品等の実装部品の接続又は取付けのために使用される導体パターンの一部分を言い、上記「レジスト」とは、はんだ付けに対して特定の領域を保護するために使用する耐熱性被覆材料等の被覆材料を言う。
また、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とを互いに異なる径に形成し、スルーホールの一端に形成されたランドの表面積を少なくすることで、このランドの表面に乗るはんだの量を少なくする。これにより、はんだの使用量を減らすことができ、スルーホールの一端側における基板面側においてはんだの盛り上がりを少なくでき、さらに、上記基板面上において隣合う各ランド間の沿面距離が長くなるので、上記基板面上において隣合う各ランド間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。
また、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホールの一端に形成されたランドの表面をレジストで被覆するようにした。
また、スルーホールの一端に形成されたランド側を部品実装面とし、スルーホールの一端に形成するランドの径をスルーホールの他端に形成するランドの径より小径とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。尚、図4の従来例と同一又は相当部分は同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1
実施形態1のプリント基板1Aは、図1に示すように、複数のスルーホール4,4…の一端に形成されたランド5,5…の表面をレジスト6で被覆した。ここでは、複数のスルーホール4,4…の一端側(図1におけるスルーホール4,4…の上端側)の面をプリント基板1Aの部品実装面として使用する場合について説明する。このプリント基板1Aの部品実装面に例えば雄コネクタ10の側壁10aの下端を突き付けた状態で、はんだフロー槽やはんだこてにより、スルーホール4の他端側(図1のプリント基板1Aの下面側、即ち、はんだ付け面側)よりはんだ付け作業を行う。すると、はんだ12はスルーホール4内を上昇するが、スルーホール4の一端に形成されているランド5の表面はレジスト6で覆われているために、はんだ12の上昇はスルーホール4の一端で止まり、また、スルーホール4の一端に形成されたランド5の表面を被覆しているレジスト6上にははんだ12が付かないので、部品実装面においてはんだ12の盛り上がりがなくなって、はんだ12の使用量を減らすことができ、また、レジスト6により、部品実装面側の基板面2a上において隣合うスルーホール4,4間の距離が長くなるので、スルーホール4,4間のレジスト6上においてはんだブリッジが発生するおそれは少なくなる。以上により、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5,5,…間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。従って、実装された状態で部品実装面との間の間隔が狭く、はんだブリッジやマイグレーション等の不具合の発見が困難な上記雄コネクタ10等の実装部品を実装する場合において、はんだブリッジやマイグレーションの発生自体を少なくできるので特に有意義である。
【0006】
実施形態2
実施形態2のプリント基板1Bは、図2に示すように、複数のスルーホール4において、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの径とスルーホール4の他端に形成されたランド5bの径とを互いに異なる径にして、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面積を少なくした。ここでも、複数のスルーホール4,4…の一端側の面をプリント基板1Bの部品実装面として使用する場合を説明する。例えば、部品実装面側に形成するランド5aの径を従来例及び実施形態1のランド5の径より小さくし、かつ、部品実装面と反対側のはんだ付け面側に形成するランド5bの径を従来例及び実施形態1のランド5の径と同じにすれば、部品実装面側に形成されたランド5aの表面積を従来例及び実施形態1のランド5に比べて小さくできる。この場合において、実施形態1と同様にはんだ付け作業を行うと、はんだ12は部品実装面側のランド5aの表面までまわるが、このランド5aの径はスルーホール4の他端に形成されたランド5bの径より小さいので、ランド5aの表面に乗るはんだの量は少なくなり、部品実装面においてはんだ12の盛り上がりを少なくできる。つまり、従来例及び実施形態1と比べてはんだの使用量を減らすことができる。また、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5a,5a,…間の沿面距離Hを長くできる。以上により、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5a,5a,…間のはんだブリッジやマイグレーションの発生を少なくできる。特に実施形態1と同様に雄コネクタ10等の実装部品を実装する場合において、はんだブリッジやマイグレーションの発生自体を少なくできるので特に有意義である。
【0007】
実施形態3
実施形態3のプリント基板1Cは、図3に示すように、スルーホール4の一端に形成するランド5aの径とスルーホールの他端に形成するランド5bの径とを互いに異なる径に形成し、かつ、スルーホール4の一端に形成されたランド5aの表面をレジスト6で被覆するようにしたもので、例えば、図3のように、実施形態1と実施形態2の構成を組合せることにより、相乗効果が得られる。即ち、実施形態1では、部品実装面側の基板面2a上において隣合う各ランド5,5…間の沿面距離は従来と同じだが、実施形態2の構成により沿面距離を長くでき、また、実施形態2では、実施形態1に比べて、部品実装面においてのはんだ12の盛り上がりを少なくできないが、実施形態1の構成により、はんだ12の盛り上がりをより少なくできる。従って、実施形態1と実施形態2に比べて、はんだブリッジやマイグレーション対策に、より効果的な優れたプリント基板1Cが得られる。
【0008】
尚、鉛が入っていないはんだを用いる場合にも同様に効果が得られる。
また、はんだ付け面側にも各実施形態の構成を採用してもよい。このようにすれば、はんだ付け面側のはんだブリッジの発生自体を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のプリント基板の断面図。
【図2】実施形態2のプリント基板の断面図。
【図3】実施形態3のプリント基板の断面図。
【図4】従来のプリント基板の断面図。
【符号の説明】
1A〜1C プリント基板、2a 部品実装面側の基板面、4 スルーホール、5,5a,5b ランド、6 レジスト、10 雄コネクタ(実装部品)、12 はんだ。
Claims (4)
- 複数のスルーホールと、複数のスルーホールの両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホールの一端に形成されたランドの表面がレジストで被覆されていることを特徴とするプリント基板。
- 複数のスルーホールと、複数のスルーホールの両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とが互いに異なる径に形成されていることを特徴とするプリント基板。
- 複数のスルーホールと、複数のスルーホールの両端に形成されたランドとを備え、各ランドは基板面上において互いに間隔を隔てて形成されて成るプリント基板において、スルーホールの一端に形成されたランドの径とスルーホールの他端に形成されたランドの径とが互いに異なる径に形成されており、かつ、スルーホールの一端に形成されたランドの表面がレジストで被覆されていることを特徴とするプリント基板。
- スルーホールの一端に形成されたランド側を部品実装面とし、スルーホールの一端に形成されたランドの径はスルーホールの他端に形成されたランドの径より小径としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプリント基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002180559A JP2004023082A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | プリント基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002180559A JP2004023082A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | プリント基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004023082A true JP2004023082A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31177644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002180559A Pending JP2004023082A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | プリント基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004023082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104425436A (zh) * | 2013-09-04 | 2015-03-18 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置以及柔性电路基板 |
CN109792843A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-05-21 | 赛峰电子与防务公司 | 包括连接至pcb的模块的电子设备和包括这种设备的电子单元 |
-
2002
- 2002-06-20 JP JP2002180559A patent/JP2004023082A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104425436A (zh) * | 2013-09-04 | 2015-03-18 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置以及柔性电路基板 |
CN109792843A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-05-21 | 赛峰电子与防务公司 | 包括连接至pcb的模块的电子设备和包括这种设备的电子单元 |
CN109792843B (zh) * | 2016-09-30 | 2021-08-24 | 赛峰电子与防务公司 | 包括连接至pcb的模块的电子设备和包括该设备的电子单元 |
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Legal Events
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