JP2004018847A - シート状洗浄剤 - Google Patents

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Toshiyuki Kashiwai
柏井 利之
Ikuko Toki
土岐 育子
Takashi Sugiyama
椙山 崇
Yusuke Hara
原 雄介
Masahiro Sato
佐藤 政弘
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Abstract

【課題】貼って汚れを落とすシート状洗浄剤を提供。
【解決手段】大気中水分の吸収により汚れを除去する効果を有する洗浄有効成分をしみださせることを特徴とする、洗浄有効成分と多価アルコールと該多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマーを含むゲル状組成物のシート及び該ゲル状組成物を支持体に担持させたシートからなるシート状洗浄剤である。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は貼って汚れを落とすタイプの新しい洗浄剤で、貼付時には洗浄有効成分が手に付着せず、かつ、貼付後に洗浄有効成分がしみ出すことによって汚れ面に洗浄有効成分を長時間滞留させることを可能とし、優れた洗浄効果を発生させるシート状洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表面に付着した汚れは、洗浄剤を液状、霧状、あるいは、泡状の形態で使用し、界面活性剤や石鹸のような乳化作用や特に頑固な汚れに対しては研磨剤を用いて摩擦力で落とすという方法がとられている。さらに、これらの方法では濯ぎ時に大量の水を使用するために、その回収作業に手間がかかるという問題があった。また、汚染面としては、水平面、傾斜面、垂直面、天井面があり、水平面以外においては液だれが発生する等、充分な滞留時間が得られずに、洗浄の点で充分な効果が得られていなかった。また、水系洗浄剤の場合には水が蒸発することにより洗浄力が低下するという問題もあった。これらの問題点を解決するために洗浄有効成分が含浸されてなる洗浄用シートとしては、特開平2−84926号公報、特開平5−15481号公報、特開平10−272082号公報等が開示されている。
【0003】
これらの従来技術について説明すると、特開平2−84926号公報には、第一基体層と第二基体層との層間に存在する固体表面活性剤とからなり、水の存在下で汚れた表面を洗浄するのに適したふきとり物品が記載されている。しかしながら、被洗浄面に存在する水によって内部に保持されている固体界面活性剤を徐々に溶解させながら放出させるタイプのものであり、被洗浄面に水が存在しないと硬質表面を洗浄できないという欠点を有している。
【0004】
また、特開平5−15481号公報に超極細繊維や分割繊維等からなる除汚性繊維と吸液性繊維層とを有する清拭布に溶剤を含浸させた平滑面クリーナーが、また、特開平10−272082号公報には洗浄剤保持層と洗浄剤除放層とを備え、該洗浄剤保持層が該洗浄剤徐放層によって挟持されていることを特徴とする洗浄剤含浸用物品が開示されている。しかしながら、これらにおいては、いずれも手作業で行うことから、労力と時間がかかると共に、布などに含まれている洗浄有効成分が手に付着する等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記従来における諸問題を解決し、以下に示す目的、即ち、貼付時には洗浄有効成分が手に付着せずに使用でき、また、貼付後に適当量の洗浄有効成分をしみ出させ、かつ、汚染物質表面に長時間滞留させることにより、強力な洗浄効果を発生させるシート状洗浄剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明者らが鋭意検討を行った結果、ある特定の組成を有するシート状洗浄剤が、物質表面に貼付させて使用した際に洗浄有効成分を物質表面に長時間滞留させ、強力な洗浄効果を発生させた。更に、経時的変化によってもシート状洗浄剤の物質表面への粘着性が確保されるという知見を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。
<1> 洗浄有効成分と多価アルコールと該多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマーを含有したゲル状組成物のシート及び該ゲル状組成物を支持体表面に担持させたシートを汚れ表面に貼付した後に、該シート状洗浄剤が例えば大気中の水分を吸収することにより洗浄有効成分をしみ出させ、表面に付着した汚れを溶解させて除去すること、または、該ゲル中に包含させることにより、表面を清浄にすることを特徴とするシート状洗浄剤。
<2> 前記<1>に記載のゲル状組成物に水又は/及び無機電解質を含むことを特徴とするシート状洗浄剤。
<3> 前記<1>に記載の多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマーがヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸が含まれることを必須とする前記<1>、<2>に記載のシート状洗浄剤。
<4> ヒドロキシプロピルセルロースを3〜20重量%、水を3〜30重量%、洗浄有効成分を0.01〜30重量%、及び、多価アルコールを20〜94重量%含有することを特徴とする前記<1>乃至<3>記載のシート状洗浄剤。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
−シート状洗浄剤−
本発明のシート状洗浄剤は、洗浄有効成分、多価アルコール及び該多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマーを含むゲル状組成物のシートとするゲル状組成物を支持体に担持させたシートを貼付した後に、該シート状洗浄剤が大気中水分の吸収より、洗浄有効成分をしみ出させ、表面に付着した汚れを溶解させて除去しやすくすること、または、該シート状洗浄剤中に包含させることにより表面を清浄にすることを特徴とするシート状洗浄剤であり、頑固な汚れも落とすというこれまでにない新しいタイプの洗浄剤である。
【0009】
−洗浄有効成分−
洗浄有効成分としては界面活性剤やアルカリ剤等が挙げられる。
【0010】
[界面活性剤]
界面活性剤としては、汚染物質に対する洗浄効果があれば特に制限はなく、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および両性イオン界面活性剤を単独で使用してもよく、また、2種以上を併用してもよい。
【0011】
陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、N−アシルアミノ酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルペプチド等のカルボン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルナフタリンスルホン酸塩、ナフタリンスルホンサンの塩、メラミンスルホン酸の塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリンソーダ等のスルホン酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第2級高級アルコールエトキシサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニールエーテル硫酸塩、モノグリサルフェート脂肪酸アルキロールアマイド硫酸エステル塩等の硫酸エステル類、アルキルエーテル燐酸エステル塩、アルキル燐酸エステル塩等の燐酸エステル塩等が挙げられる。
【0012】
陽イオン界面活性剤としては、脂肪族アミン類、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩等が挙げられる。
【0013】
非イオン界面活性剤としては、エーテル型のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、アルキルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリコールエーテル、エーテルエステル型としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油及び硬化ヒマシ油、エステル型としては、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0014】
両性イオン界面活性剤としては、例えば、アミノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられる。
【0015】
このほか、含窒素型として、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサイド等がある。このほか、フッ素系界面活性剤、例えばフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチル燐酸エステルやポリオキシエチレンアリルグリシジルノニルフェニールエーテルの硫酸エステル塩等が用いられる。また市販のワックス剥離剤等も用いることができる。これらに加えて、金属類を捕捉して洗浄効果を増大させるエチレンジアミンテトラアセテート等のキレート剤を含有させることもできる。
【0016】
これら活性剤の中でも、シート状洗浄剤中への溶解性の点から非イオン界面活性剤が好ましく、中でもポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルが特に好ましい。
【0017】
[アルカリ剤]
アルカリ剤としては、洗浄剤組成物に通常使用されているものを使用でき、特に限定されるものではない。具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物もしくはこれらの酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム等の炭酸塩、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水素マグネシウム等の硫酸塩、第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等のリン酸塩、ケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩等の無機アルカリ金属塩;ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウム、グルタル酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩;アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類、トリエチルアミン等のアルキルアミン類、ジエチルアミノエタノール、モルホリン等の有機含窒素化合物等が挙げられる。
【0018】
これらのアルカリ剤の中でも、より好ましいものとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類がある。
【0019】
前記洗浄有効成分の、本発明のシート状洗浄剤における含有量としては0.01重量%〜30重量%である必要があり、好ましくは0.1重量%〜25重量%、更に好ましくは、0.5重量%〜20重量%である。
前記含有量が、0.01重量%未満であると、有効な洗浄力が得られない。一方、30重量%を超えると、ゲル形成が困難となる。
【0020】
−多価アルコール−
多価アルコールとしては、常温で液体であり、他の添加物と共にゲルを形成するものであれば特に制限はない。
【0021】
多価アルコールとしては、具体的には、1、3−ブタンジオール、イソプレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、硬化ヒマシ油(30E.O.)、ソルビトール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、及び、ポリグリセリン等が挙げられる。これらの中でも、1、3−ブタンジオール、イソプレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及び、ポリエチレングリコール、グリセリンが好ましく、特に、重量平均分子量が1000以下のポリエチレングリコールが最も好ましい。これらの多価アルコールは、1種単独で使用してもよく、また、2種以上を併用してもよい。
【0022】
前記多価アルコールの本発明のシート状洗浄剤における含有量としては、20〜95重量%が好ましく、30〜92重量%がより好ましく、40〜90重量%が更に好ましい。
前記含有量が、20重量%未満であると、良好なゲルが形成されず、一方、95重量%を超えると、該多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマー量が少なくなり、良好なゲルが形成されなくなる。
【0023】
−多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマー−
本発明で使用するポリマーは、シート状洗浄剤に配合されている多価アルコールに溶解又は膨潤するものであれば特に限定されない。ここで、溶解とは、ポリマーの1重量%多価アルコール溶液が均一になることを意味する。また膨潤とは、一定重量の多価アルコールと混合した場合に、ポリマーが多価アルコールを吸収して体積を増す状態をいい、このポリマーと多価アルコールとの混合物の重量が、混合前のポリマーの重量と比較して2倍以上である場合をいう。ポリマーは、多価アルコール類に溶解又は膨潤してゲル化するものが好ましい。
【0024】
本発明で使用するポリマーの具体例としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリ(メタ)アクリル酸、カルボキシビニルポリマー、無水マレイン酸共重合体、ポリ酢酸ビニル及びその共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、(メタ)アクリル酸(エステル)/(メタ)アクリル酸エステルコポリマー、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、ポリメトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート(n=2〜30)、ポリフェノキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート(n=2〜30)、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリメタクリル酸両性化物、アクリル酸−2−エチルヘキシル・ビニルピロリドン共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS、酢酸ビニル・クロトン酸コポリマー、N−ビニルアセトアミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上からなるポリマー及び/又は上記ポリマーの架橋体等が挙げられる。これらの中でもヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸からなる群から選ばれる1種又は2種からなるポリマー及び/又は上記ポリマーの架橋体等が好ましく、特に好ましくはヒドロキシプロピルセルロースである。
【0025】
前記ヒドロキシプロピルセルロースとしては、特に制限はないが、置換基であるヒドロキシプロピル基の置換度が20〜90%であるものが好ましい。具
Figure 2004018847
RCULES社製)等が挙げられる。ここで置換度とは、ヒドロキシプロピルセルロース重量に対する、エーテル化したヒドロキシプロピル基含有量の割合(重量%)を指す。置換度が高ければ、多価アルコール乃至水との相溶性が充分に得られるため好ましい。該置換度としては、前述の通り20〜90%が好ましく、50〜80%がより好ましい。
【0026】
前記ヒドロキシプロピルセルロースの本発明のシート状洗浄剤に対する含有量としては、3〜20重量%である必要があり、3〜18重量%が好ましく、3〜15重量%がより好ましい。
前記含有量が、3重量%未満であると、良好なゲルが形成されなくなり、一方20重量%を超えると、ゲルが硬くなり、洗浄有効成分を含む液体が良好にしみ出さず好ましくない。
【0027】
ポリアクリル酸は、多価アルコールに対する溶解性の点からは未中和品が好ましい。また、中和率が20モル%未満の部分中和ポリアクリル酸も使用可能である。
【0028】
前記(メタ)アクリル酸(エステル)/(メタ)アクリル酸エステルコポリマーとしては、例えば、メタクリル酸/アクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸メチル/アクリル酸エチルコポリマー、アクリル酸/アクリル酸オクチルコポリマー、及び、メタアクリル酸/アクリル酸n−ブチルコポリマー等が挙げられる。具体的には、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸オクタデシルコポリマーや、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸−2−エチルヘキシルコポリマー等の、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタインモノマーを主成分とするコポリマーである、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合体等が挙げられる。
【0029】
前記ポリ酢酸ビニルは、酢酸ビニルモノマーを主成分とするコポリマーであっても良い。例えば、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、酢酸ビニル/イタコン酸コポリマー等が挙げられる。
【0030】
前記ポリビニルアルコールとしては、例えば、ポリ酢酸ビニルの完全/部分ケン化物が挙げられる。
【0031】
前記アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーは、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー及びその加水分解物もしくはハーフエステルであっても良い。例えば、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーが挙げられる。
【0032】
前記ポリメトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート及びポリフェノキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートにおいて、メトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート及びフェノキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートに含まれるポリアルキレングリコール側鎖のエチレングリコール又はプロピレングリコールの付加モル数(n)は、例えば、n=2〜50、好ましくは、n=2〜23であることが好適である。また、このポリメトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート及びポリフェノキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートは、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等とのコポリマーであっても良い。
【0033】
本発明のポリマーの分子量は、良好なゲル形成性が得られる程度に高い方が好ましく、例えば、1万〜1000万、好ましくは10万〜500万である。
【0034】
−無機電解質−
また、表面に貼付後、しみ出しを発生させるまでの時間の短縮、さらにしみ出し量を増大させるために無機電解質を1種以上添加しても良い。
【0035】
前記無機電解質としては塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、炭酸アンモニウム、炭酸アルミニウム、酢酸アンモニウム、酢酸アルミニウム、リン酸、クエン酸等が挙げられる。これらの中でも好ましいものは塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、クエン酸であり、特に好ましくは塩化ナトリウムと塩化マグネシウムである。
【0036】
前記無機電解質を添加する場合、その添加量としては特に制限はなく、必ずしも溶解している必要はないが、洗浄有効成分を含む液体のしみ出し特性、ゲル物性等を損なわない程度が好ましい。具体的には0.1重量%〜15%が好ましく、更に好ましくは0.5重量%〜10%、より好ましくは1重量%〜8重量%である。
【0037】
−水−
前記水としては、特に制限はなく、精製水、イオン交換水、蒸留水、水道水等が挙げられる。水を配合することにより、洗浄有効成分を含む液体のしみ出しが促進される。また、しみ出し液の粘度を低下させる効果もある。
【0038】
前記水をシート状洗浄剤に添加する場合、その添加量としては特に制限はなく、洗浄有効成分を含む液体のしみ出し特性、ゲル物性等を損なわない程度が好ましい。具体的には1〜30重量%である必要があり、2〜25重量%が好ましく、3〜20重量%がより好ましい。
前記添加量が、1重量%未満であると、洗浄有効成分を含む液体が良好にしみ出さず、洗浄力が悪くなる。一方、30重量%を超えると、良好なゲルが形成されなくなる。
【0039】
−その他の添加物−
その他の添加物としてはシート状洗浄剤の洗浄性を高めるために研磨剤、溶剤、漂白剤、酵素などが挙げられる。
【0040】
研磨剤を添加することにより、しみ出し液が出た後、シート状洗浄剤で汚染部をこすることにより、頑固な汚れに対しても、より一層の洗浄効果を発生させることができる。研磨剤はゲルを構成する多価アルコールや水に不溶性の粒子であることが好ましいが、溶解するものでも良く、組成物中に存在する溶媒の溶解度よりも過剰に存在することによりシート状洗浄剤中に固形の研磨剤が存在するようにしても良い。
好適な研磨剤としては、粒子状のゼオライト類、方解石類、ドロマイト類、長石、シリカ類、ケイ酸塩類、他の炭酸塩類、アルミナ類、炭酸水素塩類、ホウ酸塩類、硫酸塩類、及びポリエチレン等の高分子量材料等が挙げられる。具体的には炭酸カルシウム(方解石として)、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの混合物(ドロマイトとして)、炭酸水素ナトリウム、硫酸カリウム、ゼオライト、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ等の無水アルミナ、ベーマイト、ギブサイト、バイヤライト、ノルストランダイト、ダイアスポア、トーダイト、アルミナゲル等のアルミナ水和物(「水酸化アルミニウム」と称することもできる)、長石、タルク、及びシリカ(二酸化珪素)である。無水アルミニウム酸化物、含水アルミニウム酸化物等を挙げることができ、方解石、長石、及びドロマイト、無水アルミナ、アルミナ水和物並びにそれらの混合物は特に好ましい。
【0041】
シート状洗浄剤に用いる研磨剤の硬度は特に限定されないが、モース硬度が2〜10のものが好ましく、4〜10がより好ましく、5〜10が更に好ましい。
【0042】
研磨剤の好ましい平均粒子径は、特に制限はないが、0.5〜400μmの範囲が好ましく、10〜200μmがより好ましい。この範囲内であれば、良好な洗浄効果と低い基材損傷性をうまく両立させることができる。
【0043】
研磨剤の配合量としては、シート状洗浄剤のゲル物性に悪影響を及ぼさない配合量であれば特に制限はないが、1〜60重量%が好ましく、2〜50重量%がより好ましく、3〜30重量%が特に好ましい。
【0044】
表面に付着した汚染物質を溶解させる効果を有する溶剤を添加するのも有効な手段である。配合量としては特に制限はなく、必ずしも溶解している必要はないが、洗浄有効成分を含む液体のしみ出し特性、ゲル物性等を損なわない程度が好ましい。
【0045】
上記溶剤としては、例えば、1、3−ジオキソラン−2オン誘導体、ブチルカルビトール等のアルキレングリコールエーテル、流動パラフィン、スクワレン、セタノール、セトステアリルアルコール、密ロウ、グリコール酸、オレイン酸エチル、トリメチルグリシン、スクワラン、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンオレエート、ジメチルポリシロキサン、イソパラフィン、及びステアリルジメチコン等が挙げられる。
【0046】
更に漂白剤を添加しても良い。配合量としては特に制限はなく、必ずしも溶解している必要はないが、洗浄有効成分を含む液体のしみ出し特性、ゲル物性等を損なわない程度が好ましい。
【0047】
上記漂白剤としてはペルオキシ化合物が挙げられる。具体的には遊離化合物、過酸化水素発生システム、ペルオキシ酸及びその塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。過酸化水素源としては、アルカリ金属の過酸化物、過酸化尿素のような有機過酸化物、無機過酸化物、例えばアルカリ金属過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、及び過硫酸塩が挙げられる。これらの化合物は1種で使用しても良いし、2種以上混合して使用しても良い。この中でも特に好ましいのは、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、及び過硫酸ナトリウムである。
【0048】
これらの化合物は、単独で又はペルオキシ酸前駆体と組み合わせて使用しても良い。このペルオキシ酸前駆体としては、過酸化水素及び遊離化合物と共に使用され、浴中で有機過酸を生成するものが挙げられる。具体的には、アシルフェノールスルホネート、アシルアルキルフェノールスルホネート、アシルフェノールカルボキシレート、アシル化クエン酸エステル、アシルアルキルフェノールカルボキシレート、芳香族二価カルボン酸と4級化アミンを有するアルコールとのエステル等のエステル類;ナトリウム−4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム−1−メチル−2−ベンゾイルオキシベンゼン−4−スルホネート、ナトリウムノナノイルオキシベンゼンカルボキシレート、ナトリウムデカノイルオキシベンゼンカルボキシレート、アセチルトリエチルシトレート、2−(4−メトキシカルボニルベンゾイルオキシ)−N、N、N−トリメチルエタンアミニウム、又はメトサルフェート等が挙げられる。
【0049】
また、アシルアミド類としては、N、N、N′、N′−テトラアセチルエチレンジアミン、第4級アンモニウム置換ペルオキシ前駆体としてN、N、N−トリメチルアンモニウムトルイルオキシベンゼンスルホネート等が挙げられる。
【0050】
また、汚染物質によっては酵素を配合することにより、より一層表面を清浄にすることができる。上記酵素の配合量はシート状洗浄剤のゲル物性を損なわなければ特に制限はない。
【0051】
上記酵素は汚染物質の除去に効果があり、シート状洗浄剤のゲル物性を損なわないものであれば特に制限はないが具体的には、アルカラーゼ(Alkalaze)、サビナーゼ(Savinase)、エスペラーゼ(Esperaze)、エバラーゼ(Everlase)、カンナーゼ(Kannase)、ターマミル(Termamyl)、デュラミル(Duramyl)(以上ノボ・ノルデイスク・バイオインダストリー社)マクサターゼ(Maxtaze)、マクサカル(Maxcal)、マキサペム(Maxapem)(以上ジェネンコア社)が挙げられる。
【0052】
以上、説明した成分のほか、ゲル物性に影響を与えない範囲内で色素、及び、香料等を適宜配合することができる。
【0053】
本発明のシート状洗浄剤に配合する各種ポリマーの重量平均分子量としては、特に制限はないが、良好なゲル形成性が得られる程度に高い方が好ましく、具体的には、1万〜1000万が好ましく、10万〜500万がより好ましい。
【0054】
[洗浄有効成分を含む液体のしみ出し]
本発明のシート状洗浄剤は、以上の組成を有するため、表面に接触し、大気中の水分を吸収することにより、洗浄有効成分を含む液体をしみ出させることができる。尚、本発明において、「洗浄有効成分を含む液体のしみ出し」に該当するか否かは、シート状洗浄剤を所定環境(25℃、湿度60%条件)で60分間、表面に接触させた後、しみ出し液が表面に残るかどうかで判断した。
また本発明において、「表面」とは、ステンレスやプラスチック等の硬表面及び衣料等の布地や壁紙、皮膚、毛髪等の軟表面をいう。
【0055】
[シート状洗浄剤]
本発明のシート状洗浄剤の態様としては、特に制限はないが、例えば、前記本発明のゲル組成物をシート状に展延した態様及び支持体上に塗布した態様等が挙げられる。
【0056】
前者の場合、シートの厚みとしては、0.01〜20mmが好ましく、0.1〜10mmがより好ましい。
【0057】
後者の場合において、支持体の単位面積当たりに塗布するシート状洗浄剤の量(g)としては、シート状洗浄剤の種類等にもよるが、0.01〜10g/cmが好ましく、0.05〜5g/cmがより好ましい。また、後者の場合において、シート状洗浄剤全体の、単位面積当たりの質量としては、0.03〜20g/cmが好ましく、0.05〜10g/cmがより好ましい。
【0058】
前記支持体としては、例えば、不織布、織布、編布、紙、及び、フィルム等が挙げられる。該支持体の素材としては、特に制限はなく、天然繊維、合成繊維等、いずれも使用可能である。天然繊維としては、例えば、木綿、麻、パルプ、羊毛、及び、絹等が一般的に挙げられる。合成繊維としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリウレタン繊維、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン溶剤紡糸されたレーヨン等、及び、これらの混合物等が挙げられる。また、不織布、織布、及び、編布等においては、開口部を大きくすることにより、支持体の存在感を少なくしても良い。前記フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、及び、軟質ポリオレフィン等が挙げられる。また、これらにシリコンコートやテフロン(R)コート等を施しても良い。
【0059】
[製造方法]
本発明のゲル状組成物の製造方法としては、特に制限はないが、所定量の洗浄有効成分、ポリマーおよびその他の添加物成分を多価アルコールまたは多価アルコールと水混合物に分散、溶解させた液を所定温度に加熱した混合機内に添加し、所定時間練合する方法等が挙げられる。前記混合機を加熱する際の所定温度としては、特に制限はないが、室温から160℃程度が好ましく、40〜140℃程度がより好ましく、50〜120℃程度が更に好ましい。また前記ポリマーやその他の成分等をゲル中に溶解させる際には、あらかじめ溶解促進のために加熱処理等を適宜行っても良い。
【0060】
前記ポリマーやその他成分等を多価アルコール類に更に好適に溶解させるために、加熱処理を行う場合、該加熱処理は、ポリマー及び多価アルコールの混合時に行っても良く、ポリマー及び多価アルコールを含むスラリーを、不織布等の支持体に塗布した後にオーブン等によって行っても良い。該加熱処理の加熱温度としては、室温〜160℃程度が好ましく、40〜140℃がより好ましく、50〜120℃程度が更に好ましい。
【0061】
[使用方法]
本発明のシート状洗浄剤を汚染面に貼付し、洗浄有効成分が配合されたしみ出し液を適量発生させたまま保持することにより、表面の汚染物を溶解、或いは軟化させることによって汚れを除去できる。その後、シート状洗浄剤自身やスポンジや布等で擦っても、また、水等をかけることによって洗い流すことも可能である。
【0062】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。
<洗浄力の評価方法>
シート状洗浄剤を汚染されたステンレス板、しみが付いた衣服、ファンデーション汚れが付着した皮膚に貼付し、洗浄力を評価した。実施例に示したゲル組成物を25℃、湿度60%条件下で30分汚染された表面に貼付した後、布で拭いたときの汚染物の状態を評価した。採点基準を表1に示す。また、組成中の各成分の配合量は以下重量%で示す。
Figure 2004018847
ゲルの作成法(実施例1〜18及び比較例1〜3)
<実施例1の作成法>
85℃に加熱した混合機内に、イソプレングリコール、PEG300の混合液中にヒドロキシプロピルセルロース、ドデシル硫酸ナトリウムを加えて攪拌させた分散液を投入し、60分間練合した。得られたゲルをシート状に展延させ、シート状洗浄剤を得た。
<実施例2〜18及び比較例1〜3の作成法>
実施例1の作成法に従って作成した。
【0063】
得られた各シート状洗浄剤を用い、実施例1〜6においては硬表面洗浄シート、実施例7〜12においては衣服しみ洗浄シート、実施例13〜18においては皮膚洗浄シートを作成した。また、実施例19〜24においては不織布に担持させた硬表面洗浄シート、衣服しみ洗浄シート、皮膚洗浄シートを作成した。各々の結果を表2、表3、表4、表5にそれぞれ示す。
【0064】
Figure 2004018847
ヒドロキシプロピルセルロースは日本曹達株式会社製、商品名:HPC−Hを使用した。ポリアクリル酸は日本純薬製、商品名:ジュリマー10SHPを使用した。ポリオキシエチレン(E.O.5)ラウリルエーテルは日本エマルジョン株式会社製、商品名:EMALEX703を使用した。アルミナは昭和電工株式会社製、商品名:UA−5605、平均一次粒径:50nmを使用した。
【0065】
Figure 2004018847
ヒドロキシプロピルセルロースはHERCULES社製、商品名:KLUCELを使用した。ポリビニルピロリドンはBASF製、商品名:コリドン90Fを用いた。ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテルは青木油脂工業株式会社製、商品名:WONDERSURF100を使用した。
【0066】
Figure 2004018847
ヒドロキシプロピルセルロースは日本曹達株式会社製、商品名:HPC−Mを使用した。ポリビニルアルコールは日本合成化学製、商品名:GH−17を使用した。モノオレイン酸POE(5)グリセリルは日光ケミカルズ株式会社製、商品名:NIKKOL TMGO−5を使用した。スクワレンは日光ケミカルズ社製、商品名NIKKOLスクワレンEXを使用した。流動パラフィンは関東化学株式会社製の試薬特級を使用した。
【0067】
[不織布に担持させた洗浄シート]
<実施例19の作成法>
85℃に加熱した混合機内に、イソプレングリコール、PEG300、水の混合液中にヒドロキシプロピルセルロース、ドデシルアンモニウムクロライド、モノエタノールアミンを加えて攪拌させた分散液を投入し、60分間練合した。得られたゲルを不織布上に展延させ、不織布に担持させたシート状洗浄剤を得た。各実施例において使用した不織布は表5中の○印を付したものとする。
<実施例20〜24の作成法>
実施例19の作成法に従って作成した。
【0068】
Figure 2004018847
ヒドロキシプロピルセルロースは日本曹達株式会社製、商品名:HPC−Hを使用した。ポリアクリル酸は日本純薬製、商品名:ジュリマー10SHPを使用した。ポリビニルピロリドンはBASF製、商品名:コリドン90Fを用いた。ポリビニルアルコールは日本合成化学製、商品名:GH−17を使用した。ポリオキシエチレン(E.O.5)ラウリルエーテルは日本エマルジョン株式会社製、商品名:EMALEX703を使用した。スクワレンは日光ケミカルズ社製、商品名NIKKOLスクワレンEXを使用した。不織布はHC−100、PC−100、PC−80はユニチャーム株式会社製を使用した。EL−8100Tは日本バイリーン社製を使用した。PT−65は国光製紙社製を使用した。
【0069】
Figure 2004018847
ヒドロキシプロピルセルロースは日本曹達株式会社製、商品名:HPC−Mを使用した。トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(30E.O.)は日本エマルジョン株式会社製、商品名:EMALEX GWIS−330EXを使用した。
【0070】
比較例1〜3では、ゲルが形成されなかったり、しみ出しが不充分で洗浄力がない等、好ましくない結果となった。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、貼付時には洗浄有効成分が手に付着せずに使用でき、また、貼付後に適当量の洗浄有効成分をしみ出させ、かつ、汚染物質表面に長時間滞留させることにより、強力な洗浄効果を有するシート状洗浄剤を提供することを目的とする。

Claims (3)

  1. 水分の吸収により汚れを除去する効果を有する洗浄有効成分をしみださせることを特徴とする、洗浄有効成分と多価アルコールと該多価アルコールに溶解又は膨潤するポリマーを含むゲル状組成物のシート及び該ゲル状組成物を支持体に担持させたシートからなるシート状洗浄剤。
  2. ゲル状組成物に、水又は/及び無機電解質を含有させることを特徴とする請求項1に記載のシート状洗浄剤。
  3. 多価アルコールに溶解または膨潤するポリマーとして、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のシート状洗浄剤。
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