JP2004016359A - ガイドワイヤ - Google Patents

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佐藤 英雄
Katsuji Fujimoto
藤本 勝治
Shunichi Uchino
内野 俊一
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Abstract

【課題】先端側の第1ワイヤと、基端側の第2ワイヤとの連結部の接合強度が高く、安全性に優れたガイドワイヤを提供すること。
【解決手段】ガイドワイヤ1は、第1ワイヤ3と、第2ワイヤ4とを有し、第1ワイヤ3の基端部には、横断面形状がほぼ半円形をなす第1切欠き部36が形成され、第2ワイヤ4の先端部には、横断面形状がほぼ半円形をなし、第1切欠き部36に対応した形状をなす第2切欠き部44が形成され、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った状態で、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4とが互いに連結されている。第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分は、管状部材61の内腔に挿通されており、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分の外周面と管状部材61の内周面との隙間には、固定材料(ろう材)62が充填されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガイドワイヤ、特に血管のような体腔内にカテーテルを導入する際に用いられるガイドワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガイドワイヤは、例えばPTCA術(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠状動脈血管形成術)のような、外科的手術が困難な部位の治療、または人体への低侵襲を目的とした治療や、心臓血管造影などの検査に用いられるカテーテルを誘導するのに使用される。PTCA術に用いられるガイドワイヤは、ガイドワイヤの先端をカテーテルの先端より突出させた状態にて、カテーテルと共に目的部位である血管狭窄部付近まで挿入され、カテーテルの先端部を血管狭窄部付近まで誘導する。
【0003】
血管は、複雑に湾曲しており、カテーテルを血管に挿入する際に用いるガイドワイヤには、適度の可撓性、基端部における操作を先端側に伝達するための押し込み性およびトルク伝達性(これらを総称して「操作性」という)、さらには耐キンク性(耐折れ曲がり性)等が要求される。それらの特性の内、適度の可撓性を得るための構造として、ガイドワイヤの細い先端芯材の回りに柔軟性を有する金属コイルを備えたものや、ガイドワイヤの芯材にNi−Ti等の超弾性線を用いたものがある。
【0004】
従来のガイドワイヤは、芯材が実質的に1種の材料から構成されており、ガイドワイヤの操作性を高めるために、比較的剛性の高い材料が用いられ、その影響としてガイドワイヤ先端部の柔軟性は失われている。また、ガイドワイヤの先端部の柔軟性を得るために、比較的剛性の低い材料を用いると、ガイドワイヤの基端側における操作性が失われる。このように、必要とされる可撓性および操作性を、1種の芯材で満たすことは困難とされていた。
【0005】
このような欠点を改良するため、例えば芯材にNi−Ti合金線を用い、その先端側と基端側とに異なった条件で熱処理を施し、先端部の柔軟性を高め、基端側の剛性を高めたガイドワイヤが提案されている。しかし、このような熱処理による柔軟性の制御には限界があり、先端部では十分な柔軟性が得られても、基端側では必ずしも満足する剛性が得られないことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、先端側の第1ワイヤと、基端側の第2ワイヤとの連結部の接合強度が高く、安全性に優れたガイドワイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。また、下記(9)〜(19)であるのが好ましい。
【0008】
(1) 線状の第1ワイヤと、前記第1ワイヤの基端側に連結された線状の第2ワイヤとを有するガイドワイヤであって、
前記第1ワイヤの基端部には、横断面形状がほぼ半円形をなす第1切欠き部が形成され、
前記第2ワイヤの先端部には、横断面形状がほぼ半円形をなし、前記第1切欠き部に対応した形状をなす第2切欠き部が形成され、
前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った状態で、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとが互いに連結されていることを特徴とするガイドワイヤ。
【0009】
(2) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外周を覆うように設けられ、両者を固定する固定手段を有する上記(1)に記載のガイドワイヤ。
【0010】
(3) 前記固定手段は、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分が内腔に挿通する管状部材と、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外周面と前記管状部材の内周面との隙間に充填された固定材料とを有する上記(2)に記載のガイドワイヤ。
【0011】
(4) 前記第1切欠き部の基端面および/または前記第2切欠き部の先端面は、長手方向に垂直な面に対し傾斜している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0012】
(5) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部との接合面には、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとを互いに離間させるように引っ張る力が作用したときに係合する係合部が形成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0013】
(6) 前記第1切欠き部の前記第2切欠き部に対する接合面には、基端側に第1凸部が形成され、先端側に第1凹部が形成されており、
前記第2切欠き部の前記第1切欠き部に対する接合面には、基端側に第2凹部が形成され、先端側に第2凸部が形成されており、
前記第1凸部が前記第2凹部に挿入し、前記第2凸部が前記第1凹部に挿入している上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0014】
(7) 線状の第1ワイヤと、前記第1ワイヤの基端側に連結された線状の第2ワイヤとを有するガイドワイヤであって、
前記第1ワイヤの基端部と、前記第2ワイヤの先端部とは、互いにねじり合わされた状態で結合していることを特徴とするガイドワイヤ。
【0015】
(8) 前記第1ワイヤの少なくとも基端が固定材料により前記第2ワイヤに固定され、前記第2ワイヤの少なくとも先端が固定材料により前記第1ワイヤに固定されている上記(7)に記載のガイドワイヤ。
【0016】
(9) 前記管状部材の外径は、前記第2ワイヤの主要部の外径とほぼ同じになっている上記(3)に記載のガイドワイヤ。
【0017】
(10) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とは、それぞれ、ほぼ半円柱状をなす部分を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0018】
(11) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の横断面形状は、ほぼ円形をなしている上記(1)ないし(6)、(9)、(10)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0019】
(12) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外径は、長手方向に沿ってほぼ一定になっている上記(1)ないし(6)、(9)ないし(11)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0020】
(13) 前記第1ワイヤは、前記第1切欠き部の先端側に、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分より外径が大きい拡径部を有する上記(1)ないし(6)、(9)ないし(12)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0021】
(14) 螺旋状のコイルを有し、前記第1ワイヤの前記拡径部より先端側の部分が前記コイルの内側に挿通している上記(13)に記載のガイドワイヤ。
【0022】
(15) 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外径は、前記第2ワイヤの主要部の外径より小さい上記(1)ないし(6)、(9)ないし(14)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0023】
(16) 前記第1ワイヤの構成材料と、前記第2ワイヤの構成材料とは、物理的特性または化学的特性が互いに異なるものである上記(1)ないし(15)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0024】
(17) 前記第1ワイヤの構成材料と、前記第2ワイヤの構成材料とは、弾性定数が互いに異なるものである上記(16)に記載のガイドワイヤ。
【0025】
(18) 螺旋状のコイルを有し、前記第1ワイヤの少なくとも先端側の部分が前記コイルの内側に挿通している上記(1)ないし(17)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0026】
(19) 前記第1ワイヤは、その外径が先端方向に向かって漸減するテーパ部を有する上記(1)ないし(18)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0028】
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図、図2は、図1に示すガイドワイヤにおける第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図、図3は、図1に示すガイドワイヤにおける連結前の第1切欠き部および第2切欠き部を示す斜視図である。なお、説明の都合上、図1および図2中の右側を「基端」、左側を「先端」という。
【0029】
図1に示すガイドワイヤ1は、カテーテルに挿入して用いられるカテーテル用ガイドワイヤであって、第1ワイヤ3と、第1ワイヤ3の基端側に連結された第2ワイヤ4と、螺旋状のコイル5と、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部を固定する固定手段6とを有している。ガイドワイヤ1の全長は、特に限定されないが、1700〜3000mmが好ましい。
【0030】
第1ワイヤ3は、可撓性を有する線材であって、本体部31と、本体部31の基端側に形成され、基端方向に向かって外径が漸増するテーパ部32と、テーパ部32の基端側に形成され、本体部31より外径の大きい拡径部33と、拡径部33の基端側に形成され、基端方向に向かって外径が漸減するテーパ部34と、テーパ部34の基端側に形成され拡径部33より外径の小さい細径部35と、細径部35の基端側に形成された第1切欠き部36とを有している。
【0031】
本体部31は、長手方向に沿って外径がほぼ一定の第1の部位311と、第1の部位311の基端側に形成され、長手方向に沿って外径がほぼ一定の第2の部位312と、第1の部位311の先端側に形成され、先端方向に向かって外径が漸減するテーパ部313と、第1の部位311と第2の部位312との間に形成され、先端方向に向かって外径が漸減するテーパ部314とで構成されている。この本体部31は、コイル5の内側のほぼ中心部に挿通されている。図示の構成では、本体部31は、コイル5の内面と非接触で挿通されている。
【0032】
第1ワイヤ3は、テーパ部313や、テーパ部314、テーパ部32を有することにより、第1ワイヤ3の剛性を先端方向に向かって徐々に減少させることができ、その結果、ガイドワイヤ1は、先端部に良好な柔軟性を得て、血管への追従性、安全性が向上すると共に、折れ曲がり等も防止することができる。
【0033】
また、本実施形態では、外径が比較的大きく剛性の高い拡径部33が形成されていることにより、第2ワイヤ4から伝達される力、例えばトルクや押し込みなどの力は、拡径部33を介して本体部31へ確実に伝達され、よって優れた挿入操作性が得られる。拡径部33の長さは、特に限定されないが10〜300mmが好ましい。
【0034】
第1ワイヤ3の構成材料は、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、超弾性合金などの各種金属材料、各種プラスティックを使用することができるが、超弾性合金であるのが好ましい。これにより、第1ワイヤ3の外径を比較的細径にしつつ、より優れた操作性および耐キンク性(耐折れ曲がり性)が得られる。
【0035】
超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのTi−Ni合金等のTi−Ni系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。このなかでも特に好ましいものは、上記のTi−Ni系合金である。
【0036】
第2ワイヤ4は、可撓性を有する線材であって、本体部41と、本体部41の先端側に形成され、先端方向に向かって外径が漸減するテーパ部42と、テーパ部42の先端側に形成され本体部41より外径が小さい細径部43と、細径部43の先端側に形成された第2切欠き部44とを有している。
【0037】
第2ワイヤ4の構成材料(素材)は、特に限定されず、各種金属材料、各種プラスティックを使用することができるが、ステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金等であるのが好ましい。これにより、第2ワイヤ4が剛性に優れたものとなり、その結果、ガイドワイヤ1は、押し込み性およびトルク伝達性が向上し、より優れた挿入操作性が得られる。
【0038】
また、本発明では、第1ワイヤ3を超弾性合金で構成し、第2ワイヤ4をステンレス鋼で構成することが特に好ましい。これにより、ガイドワイヤ1は、先端側での柔軟性と、基端側での剛性とが共に優れたものとなる。その結果、ガイドワイヤ1は、優れた押し込み性やトルク伝達性を得て良好な操作性を確保しつつ、先端側においては良好な柔軟性、復元性を得て血管への追従性、安全性が向上する。
【0039】
また、本発明では、第1ワイヤ3の構成材料と、第2ワイヤ4の構成材料とは、物理的特性または化学的特性が互いに異なるものであるのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1の先端側の部分と、ガイドワイヤ1の基端側の部分とで、それぞれの役割に応じて最適な特性を付与することができる。
【0040】
また、第1ワイヤ3の構成材料と、第2ワイヤ4の構成材料とは、弾性定数(縦弾性係数、横弾性係数)が互いに異なるもの、特に第2ワイヤ4の構成材料の弾性定数が第1ワイヤ3の構成材料の弾性定数より大きいものであるのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1は、先端側での柔軟性と、基端側での剛性とが共に優れたものとなる。その結果、ガイドワイヤ1は、優れた押し込み性やトルク伝達性を得て良好な操作性を確保しつつ、先端側においては良好な柔軟性、復元性を得て血管への追従性、安全性が向上する。
【0041】
第2ワイヤ4には、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁との接触により発生する摩擦を抑える処理が施されていることが好ましい。この処理として、本実施形態では、カテーテル内壁と接触する第2ワイヤ4の本体部41の表面に、カテーテル内壁の材質に対して摩擦係数が低い物質(例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂、シリコーン等)で構成された被膜7が設けられている。これにより、カテーテル内壁との摩擦が抑えられ、カテーテル内での第2ワイヤ4の操作性は、より良好なものとなる。なお、このような被膜7は、第1ワイヤ3の拡径部33の表面にも形成されていてもよい。
【0042】
コイル5は、好ましくは金属材料で構成されている。コイル5を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、Ni−Ti系合金のような超弾性合金、形状記憶合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれを含む合金が挙げられる。特に、貴金属のようなX線不透過材料で構成した場合には、ガイドワイヤ1にX線造影性が得られ、X線透視下で先端部の位置を確認しつつ生体内に挿入することができ、好ましい。また、コイル5は、その先端側と基端側とを異なる材料で構成しても良い。例えば、先端側をX線不透過材料のコイル、基端側をX線を比較的透過する材料(ステンレス鋼など)のコイルにて各々構成しても良い。なおコイル5の全長は特に限定されないが100〜500mmが好ましい。
【0043】
コイル5の基端部は、固定材料11により第1ワイヤ3のテーパ部32に固定されており、コイル5の中間部は、固定材料12により第1ワイヤ3の第1の部位311またはテーパ部313に固定されており、コイル5の先端部は、固定材料13により第1の部位311の先端部に固定されている。固定材料11、12および13は、例えば半田(ろう材)で構成されている。これらの固定方法は、固定材料によるものに限定されず、他の固定方法としては、溶接、接着剤による接着などが挙げられる。また、血管内壁の損傷を防止するために、固定材料13の先端面は、丸みを帯びているのが好ましい。
【0044】
なお、本実施形態の場合、コイル5は、線材の横断面が円形のものを用いているが、これに限らず、線材の断面が例えば楕円形、四角形(特に長方形)等のものであってもよい。
【0045】
また、コイル5の表面(特に外表面)は、その全体または一部が親水性材料または疎水性材料による被膜(図示せず)で覆われているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1の挿入をより円滑に行うことができる。
【0046】
被膜を構成する親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
【0047】
また、被膜を構成する疎水性材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂、シリコーン系の材料等が挙げられる。
【0048】
図2に示すように、このようなガイドワイヤ1では、第1ワイヤ3と、第2ワイヤ4とは、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った状態で、互いに連結されている。
【0049】
図3に示すように、第1切欠き部36は、横断面形状が半円形をなしている。また、第1切欠き部36は、長手方向に沿って横断面形状が実質的に一定になっている。すなわち、第1切欠き部36は、半円柱状をなしている。同様に、第2切欠き部44は、横断面形状が半円形をなすとともに、長手方向に沿って横断面形状が実質的に一定になっている。すなわち、第2切欠き部44は、半円柱状をなしている。第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った状態では、第1切欠き部36の接合面361と第2切欠き部44の接合面441とがほぼ接合(接触)する。
【0050】
本発明では、第1切欠き部36および第2切欠き部44が形成されていることにより、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部において、両者の接合面361、441の面積を大きく確保することができ、その結果、両者の接合(連結)強度を高くすることができる。これにより、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部の破損、損傷を確実に防止することができ、高い安全性が得られる。また、連結部の強度低下による弊害、例えば、連結部で折れ曲がりを生じたり、第2ワイヤ4からのトルク・押し込みの力が第1ワイヤ3に伝達されにくくなったりするような弊害が生じるのも確実に防止することができる。さらに、第1切欠き部36および第2切欠き部44を形成するための加工が比較的容易であり、ガイドワイヤ1の製造工程を複雑化することなく上記効果を達成することができる。
【0051】
第1切欠き部36と第2切欠き部44とは、互いに対応した形状になっており、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分の横断面形状は、ほぼ円形をなしている。これにより、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部では、周方向に均一な曲げ剛性が得られ、好ましい。
【0052】
また、本実施形態では、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分は、外径が長手方向に沿って一定になっており、円柱状をなしている。また、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分は、隣接する細径部35および細径部43と外径がほぼ同じになっている。
【0053】
なお、本発明では、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分は、外径が長手方向に沿って変化しているもの、例えばテーパ状になっているものであってもよい。
【0054】
第1切欠き部36および第2切欠き部44の(ガイドワイヤ1の長手方向の)形成長さは、特に限定されないが、3〜50mmであるのが好ましく、5〜10mmであるのがより好ましい。第1切欠き部36および第2切欠き部44の形成長さが前記範囲にあると、接合面361、441の面積を十分に確保してより高い接合強度が得られるとともに、第1切欠き部36および第2切欠き部44の加工や接合作業も容易に行うことができる。
【0055】
図2に示すように、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分の外周には、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部を固定する固定手段6が設けられている。
【0056】
固定手段6は、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分と、細径部35および細径部43とが内腔に挿通する管状部材(筒状部材)61と、第1切欠き部36、第2切欠き部44、細径部35および細径部43の外周面と管状部材61の内周面との隙間(固定材料充填空間)に充填された固定材料(ろう材)62とで構成されている。
【0057】
図示の構成では、第1切欠き部36および第2切欠き部44に加え、隣接する細径部35および細径部43も管状部材61の内側に位置している。これにより、より高い接合強度が得られる。
【0058】
この固定手段6では、円筒状の管状部材61を用いることにより、周方向に均一な曲げ剛性が得られるとともに、接合も容易な工程で行うことができる。管状部材61の構成材料としては、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、コバルト系合金、超弾性合金等の各種金属材料が好ましく用いられる。また、管状部材61の構成材料は、第1ワイヤ3または第2ワイヤ4の構成材料と同一または同種であるのが好ましい。これにより、接合強度をより高くすることができる。
【0059】
固定材料62としては、特に限定されないが、例えば、銀と錫との合金、錫と鉛との合金、金とニッケルとの合金、錫と鉛とニッケルとの合金が好適である。
【0060】
また、第1切欠き部36、第2切欠き部44の表面、さらには、細径部35および細径部43の表面には、金属薄膜が形成されていてもよい。これにより、接合強度をさらに高くすることができる。この金属薄膜の構成材料としては、例えば、ニッケル、銀、金、錫、パラジウムまたはこれらを含む合金が挙げられる。
【0061】
なお、本発明では、固定手段6は、図示のものに限らず、例えば第1切欠き部36および第2切欠き部44を単に覆うカバー部材や、樹脂の被覆層のようなものでもよい。また、固定手段を用いず、第1切欠き部36と第2切欠き部44との接合面(接合面361、441、第1切欠き部36の基端面362、第2切欠き部44の先端面442等)が例えば溶接、ろう接、接着剤など、接着による固定方法で固定されていてもよい。また、固定手段と、溶接、ろう接、接着剤など、接着による固定方法とを併用しても良い。
【0062】
また、本発明では、第1ワイヤ3の構成材料と第2ワイヤ4の構成材料との弾性定数が異なるものである場合、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分では、双方の材料の中間的な剛性が得られる。よって、第2ワイヤ4から第1ワイヤ3に緩やかに剛性を変化させることができる。
【0063】
第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部においては、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが重なり合った部分の外径は、第2ワイヤ4の本体部41(主要部)外径より小さいのが好ましい。また、管状部材61の外径は、第2ワイヤ4の本体部41(主要部)の外径とほぼ同じであるのが好ましい。このような構成により、ガイドワイヤ1は、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部の大径化を防止することができ、比較的細径のカテーテルに対しても使用することができる。
【0064】
<第2実施形態>
図4は、本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す縦断面図である。以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0065】
本実施形態のガイドワイヤ1’は、第1ワイヤ3に拡径部33が形成されておらず、本体部31の基端側に隣接して細径部35が形成されている。また、本体部31の第2の部位312の基端側には、外径が基端方向に向かって漸減するテーパ部315が形成されており、本体部31と細径部35とは、段差なく連続している。また、第1ワイヤ3のテーパ部315より先端側の部分は、コイル5により覆われており、コイル5の基端部とテーパ部315とは、固定材料11により固定されている。固定手段6とは、固定材料11に隣接して設けられている。
【0066】
本実施形態のガイドワイヤ1’は、上記の点以外は、前記第1実施形態と同様である。このように、本実施形態では、第1ワイヤ3の拡径部33がなく、第1ワイヤはコイル5に覆われて接触面積が少ないので、摺動抵抗が少なく操作性がより向上する。
【0067】
<第3実施形態>
図5は、本発明のガイドワイヤの第3実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図である。以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0068】
本実施形態は、第1切欠き部36の基端面362および第2切欠き部44の先端面442が、ガイドワイヤ1の長手方向(軸方向)に垂直な面に対し傾斜していること以外は前記第1実施形態と同様である。また、第1ワイヤの形態は前記第2実施形態と同じ構成としても構わない。
【0069】
すなわち、本実施形態では、基端面362は、接合面361に対し垂直ではなく、接合面361と基端面362とのなす角が鈍角になるように傾斜している。また、これに対応して、第2ワイヤ4における基端面362と接合する面も傾斜して形成されている。
【0070】
同様に、先端面442は、接合面441とのなす角が鈍角になるように傾斜している。また、これに対応して、第1ワイヤ3における先端面442と接合する面も傾斜して形成されている。なお、図5において基端面362、先端面442は直線的に傾斜しているよう図示しているが、曲線的に傾斜するものであってもよい。すなわち基端面362や先端面442は少なくとも一方が曲面をなすものも「傾斜」という。
【0071】
このような構成により、本実施形態では、接合面積がより増えるため接合強度が向上するという効果が得られる。また、傾斜を形成していることにより、第1ワイヤ3の構成材料と第2ワイヤ4の構成材料との弾性定数が異なるものである場合、剛性の変化を緩やかにできるという効果が得られる。
【0072】
<第4実施形態>
図6は、本発明のガイドワイヤの第4実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図である。以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0073】
本実施形態は、第1切欠き部36と第2切欠き部44との接合面に、係合部8が形成されていること以外は前記第3実施形態と同様である。
【0074】
この係合部8は、第1切欠き部36と第2切欠き部44とが以下に説明するように鉤状に係合することにより形成されている。第1切欠き部36の第2切欠き部44に対する接合面には、基端側に第1凸部363が形成され、この第1凸部363の先端側に隣接して第1凹部364が形成されている。また、第2切欠き部44の第1切欠き部36に対する接合面には、基端側に第2凹部443が形成され、この第2凹部443の先端側に隣接して第2凸部444が形成されている。そして、第1凸部363が第2凹部443に面しており(挿入しており)、第2凸部444が第1凹部364に面して(挿入して)いる。係合部8は、第1凸部363の先端面と第2凸部444の基端面とで形成されている。
【0075】
本実施形態では、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4とを互いに離間するように引っ張る力が作用した場合、両者が係合部8で係合する。これにより、両者の接合強度をより高くすることができる。
【0076】
なお、本実施形態では、第1切欠き部36の横断面形状は、第1凸部363において半円よりやや大きく、第1凹部364において半円よりやや小さくなっている。同様に、第2切欠き部44の横断面形状は、第2凸部444において半円よりやや大きく、第2凹部444において半円よりやや小さくなっている。このように、本発明では、第1切欠き部36および第2切欠き部44は、横断面形状がほぼ半円をなす部分を有するものであればよい。
【0077】
また、図示の構成では、第1凸部363、第1凹部364、第2凹部443、第2凸部444の断面形状は、台形状をなしているが、このような形状に限らず、例えば、長方形状、V字状などであってもよく、また、曲面を形成していても良い。さらに凹部および凸部の個数も2つ以上であってもよい。
【0078】
<第5実施形態>
図7は、本発明のガイドワイヤの第5実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す側面図である。以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0079】
本実施形態は、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
【0080】
本実施形態では、第1ワイヤ3の基端部37と、第2ワイヤ4の先端部45とがねじり合わされる(より合わされる)ことにより、両者が連結・結合している。すなわち、基端部37と、先端部45とは、螺旋状をなして互いに絡み合った状態になっている。
【0081】
第1ワイヤ3の基端371(基端部37の末端)は、例えば半田(ろう材)などの固定材料14により第2ワイヤ4に固定されている。同様に、第2ワイヤ4の先端451(先端部45の末端)は、例えば半田(ろう材)などの固定材料15により第2ワイヤ4に固定されている。なお、基端371、先端451の部分だけでなく、より広い範囲が固定材料14、15により固定されていても良い。
【0082】
図示の構成では、基端部37と、先端部45とは、隣接する部位より細径になっている。これにより、基端部37と先端部45とがねじり合わされた部分の外径は、隣接する部分とほぼ同じになっている。
【0083】
なお、第1ワイヤ3の基端部37が基端371に向って細くなっていても良い。また第2ワイヤ4の先端部45が先端451に向って細くなっていても良い。さらに、第1ワイヤ3の基端部37および第2ワイヤ4の先端部45がそれぞれ基端371および先端451に向って細くなっていても良い。
【0084】
本実施形態では、基端部37と先端部45とがねじり合わされ、互いに絡み合った状態になっていることにより、前述した実施形態と同様に、第1ワイヤ3と第2ワイヤ4との連結部の接合強度が高い。
【0085】
なお、本実施形態においても、連結部を固定する前記固定手段6等の固定手段が設けられていても良い。
【0086】
以上、本発明のガイドワイヤを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、先端側の第1ワイヤと、基端側の第2ワイヤとの構成材料や形状、寸法などの諸条件を適宜選択することにより、ガイドワイヤの先端部の柔軟性や曲げ特性を任意に設定することが可能となり、症例等に応じた最適の治療が可能となる。
【0088】
また、第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部の接合強度が高く、連結部の損傷、離脱等を確実に防止することができ、安全性に優れたガイドワイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すガイドワイヤにおける第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図1に示すガイドワイヤにおける連結前の第1切欠き部および第2切欠き部を示す斜視図である。
【図4】本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明のガイドワイヤの第3実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図である。
【図6】本発明のガイドワイヤの第4実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す縦断面図である。
【図7】本発明のガイドワイヤの第5実施形態における第1ワイヤと第2ワイヤとの連結部付近を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
1、1’   ガイドワイヤ
3      第1ワイヤ
31     本体部
311    第1の部位
312    第2の部位
313、314、315 テーパ部
32     テーパ部
33     拡径部
34     テーパ部
35     細径部
36     第1切欠き部
361    接合面
362    基端面
363    第1凸部
364    第1凹部
37     基端部
371    基端
4      第2ワイヤ
41     本体部
42     テーパ部
43     細径部
44     第2切欠き部
441    接合面
442    先端面
443    第2凹部
444    第2凸部
45     先端部
451    先端
5      コイル
6      固定手段
61     管状部材
62     固定材料
7      被膜
8      係合部
11、12、13、14、15 固定材料

Claims (8)

  1. 線状の第1ワイヤと、前記第1ワイヤの基端側に連結された線状の第2ワイヤとを有するガイドワイヤであって、
    前記第1ワイヤの基端部には、横断面形状がほぼ半円形をなす第1切欠き部が形成され、
    前記第2ワイヤの先端部には、横断面形状がほぼ半円形をなし、前記第1切欠き部に対応した形状をなす第2切欠き部が形成され、
    前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った状態で、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとが互いに連結されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外周を覆うように設けられ、両者を固定する固定手段を有する請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記固定手段は、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分が内腔に挿通する管状部材と、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部とが重なり合った部分の外周面と前記管状部材の内周面との隙間に充填された固定材料とを有する請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記第1切欠き部の基端面および/または前記第2切欠き部の先端面は、長手方向に垂直な面に対し傾斜している請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  5. 前記第1切欠き部と前記第2切欠き部との接合面には、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとを互いに離間させるように引っ張る力が作用したときに係合する係合部が形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  6. 前記第1切欠き部の前記第2切欠き部に対する接合面には、基端側に第1凸部が形成され、先端側に第1凹部が形成されており、
    前記第2切欠き部の前記第1切欠き部に対する接合面には、基端側に第2凹部が形成され、先端側に第2凸部が形成されており、
    前記第1凸部が前記第2凹部に挿入し、前記第2凸部が前記第1凹部に挿入している請求項1ないし5のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  7. 線状の第1ワイヤと、前記第1ワイヤの基端側に連結された線状の第2ワイヤとを有するガイドワイヤであって、
    前記第1ワイヤの基端部と、前記第2ワイヤの先端部とは、互いにねじり合わされた状態で結合していることを特徴とするガイドワイヤ。
  8. 前記第1ワイヤの少なくとも基端が固定材料により前記第2ワイヤに固定され、前記第2ワイヤの少なくとも先端が固定材料により前記第1ワイヤに固定されている請求項7に記載のガイドワイヤ。
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