JP2004015278A - 画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することが可能な画像表示装置の提供を目的とする。
【解決手段】ネットワーク3を介して複数の撮像装置2a〜2dから画像データを受信し、受信した複数の画像データを同時に表示手段11に表示し、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段14の移動を検出し、検出した入力手段14の移動状態に従って表示手段11上にポインタを移動させながら表示させ、ポインタの位置が表示手段11に表示された複数の画像データの位置のうち、一つの位置と一致している状態で、入力手段14の押下ボタンが押下されたことを検出した場合、その入力手段14が移動した検出結果に従って撮像装置2a〜2dの撮像位置を変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワーク3を介して複数の撮像装置2a〜2dから画像データを受信し、受信した複数の画像データを同時に表示手段11に表示し、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段14の移動を検出し、検出した入力手段14の移動状態に従って表示手段11上にポインタを移動させながら表示させ、ポインタの位置が表示手段11に表示された複数の画像データの位置のうち、一つの位置と一致している状態で、入力手段14の押下ボタンが押下されたことを検出した場合、その入力手段14が移動した検出結果に従って撮像装置2a〜2dの撮像位置を変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットなどのネットワークを介して撮像装置が撮像した画像データを、クライアントのコンピュータ装置のブラウザ手段(インターネットエクスプローラ等)によって表示することが可能になってきた。たとえば、WebサーバとCCD(電荷結合素子)などの撮像手段を有するLAN等のネットワークに接続可能なネットワークカメラなどが最近開発されている。
【0003】
このネットワークカメラは、ネットワークに接続された他のコンピュータ装置からHttpプロトコルに従ったアクセスを受信した場合、所定のWebページ情報(レイアウト表示データ;Htmlファイル)を、アクセスしたコンピュータ装置へ送信する。一方、このWebページを受信したコンピュータ装置は、ブラウザ手段によりそのWebページ情報の記述に従って表示手段に画像を表示する。この表示データには、ネットワークカメラに対する画像データの送信要求データも含まれている。ブラウザ手段は、その内容に従って画像データの送信要求をネットワークカメラに行い、その要求に対するネットワークカメラからの画像データをブラウザ手段により表示手段に表示する。
【0004】
また、ネットワークカメラは、撮像手段の撮像位置を遠隔的に操作できるように、表示データ上に撮像手段の撮像位置を変更するボタン(GUI;グラフィカルユーザインターフェース)を表示するような記述がされている。コンピュータ装置のブラウザ手段は、この記述内容に従って表示手段に撮像位置変更ボタン(上移動ボタン、下移動ボタン、右移動ボタン、左移動ボタン、ズームアップボタン、ズームダウンボタン等)を表示する。コンピュータ装置の利用者がマウスを使用してこのボタンをクリックすると、そのクリックされたボタンに対応するコマンド(例えば、上移動コマンド)がネットワークカメラに送信され、そのコマンドを受信したネットワークカメラは、撮像手段の撮像位置を変更する制御を行う。
【0005】
このようなネットワークカメラシステムにおいて、コンピュータ装置から一つのネットワークカメラにアクセスすることにより、複数のネットワークカメラの画像を表示することができるものが開発されている。このようなネットワークカメラシステムは、アクセスされたネットワークカメラから他のネットワークカメラの画像要求を送信するようにWebページに予め記述しておくことにより実現することができる。コンピュータ装置では、このWebページを受信することにより、各ネットワークの画像を同時に閲覧することが可能となる。また、各ネットワークカメラの撮像手段の撮像位置の変更は、表示手段に表示されている画像データのうち撮像位置を変更したいネットワークカメラの画像をマウス等で指定することにより行う。そして、指定されたネットワークカメラにアクセスさせ、指定されたネットワークカメラから上述のような撮像位置変更ボタンを含むWebページを受信することにより行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、複数のネットワークカメラによって撮像した画像を同時に一つの画面で表示することができるものの、各々のネットワークカメラの撮像手段の撮像位置を変更するためには、表示手段に表示されている画像をクリックし、クリックした画像に対応するネットワークカメラからのWebページを受信した後、さらに撮像位置変更ボタン等を操作しなければ、ネットワークカメラの撮像位置を変更することができず、操作が煩雑になるという課題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することが可能な画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置であって、ネットワークを介して撮像装置と種々のデータを送受信するインターフェイスと、受信した画像データを表示可能な表示手段と、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段と、この入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを表示させ、入力手段の押下ボタンが押下されたときのポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致した場合に、入力手段の移動の検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するようにしたものである。
【0009】
本発明によれば、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置であって、ネットワークを介して撮像装置と種々のデータを送受信するインターフェイスと、受信した画像データを表示可能な表示手段と、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段と、この入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを表示させ、入力手段の押下ボタンが押下されたときのポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致した場合に、入力手段の移動の検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信する制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置であり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、入力手段は、少なくとも上下左右キーなどの矢印キーを有するキーボードであり、制御手段は、入力手段の移動の検出を矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1記載の画像表示装置であり、マウスのような入力手段よりも矢印キーのほうが使用しやすいという操作者が、極めて容易に撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0012】
請求項3に記載の発明は、入力手段は、さらに回転および押下可能な回転押下手段を有し、制御手段は、回転押下手段が回転されたことを検出すると、撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1または2に記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して撮像装置のズーム位置を変更することができるという作用を有する。
【0013】
請求項4に記載の発明は、撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、制御手段は、回転押下手段が押下されたときに、撮像装置の録画再生機能を動作させる制御信号を送信するものである請求項3記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生機能を動作させることができるという作用を有する。
【0014】
請求項5に記載の発明は、撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、制御手段は、回転押下手段が押下されたときに、撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように録画再生手段を制御するものである請求項3記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生手段を動作させることができるとともに、撮像装置に録画再生機能を有していなくても容易に撮像装置から受信した画像データの録画再生をすることができるという作用を有する。
【0015】
請求項6記載の発明は、音声入力手段から入力された音声信号を言語として認識する音声認識手段を有し、制御手段は、音声認識手段で認識した情報に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1記載の画像表示装置であり、音声により容易に複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0016】
請求項7記載の発明は、入力手段を複数有し、制御手段は、選択されている入力手段に応じた表示を表示手段へ表示するものである請求項1記載の画像表示装置であり、撮像装置の撮像位置を変更する入力手段を、例えば、キーボードの矢印キーや音声入力をマウス入力のようなものと併用することにより、利用者の入力選択の自由度が増し、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0017】
請求項8に記載の発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する画像表示方法であって、前ットワークを介して複数の撮像装置から画像データを受信し、この受信した複数の画像データを同時に表示手段に表示し、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを移動させながら表示させ、ポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致している状態で、前入力手段の押下ボタンが押下されたことを検出した場合に、入力手段が移動した検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更することを特徴とする画像表示方法であり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0018】
請求項9に記載の発明は、入力手段の移動の検出を前記矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8記載の画像表示方法であり、マウスのような入力手段よりも矢印キーのほうが使用しやすいという操作者が、極めて容易に撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0019】
請求項10に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が回転されたことを検出すると、前記撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8または9に記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して撮像装置のズーム位置を変更することができるという作用を有する。
【0020】
請求項11に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように制御することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画機能を動作させることができるという作用を有する。
【0021】
請求項12に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置の録画再生機能を動作させることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生機能を動作させることができるとともに、撮像装置に録画再生機能を有していなくても容易に撮像装置から受信した画像データの録画再生をすることができるという作用を有する。
【0022】
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信する受信手段、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する表示手段、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した前記入力手段の移動状態に従って前記表示手段上にポインタを表示させ、前記入力手段の押下ボタンが押下されたときの前記ポインタの位置が、前記表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致するか否かを比較し、一致すると判断した画像データを撮像した撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を、その入力手段が移動した検出結果に従って前記撮像装置へ送信する制御手段、として機能させる画像表示プログラムであり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態を示す画像表示装置およびそのシステムの構成図である。
【0025】
図1において、画像表示装置1は、後述の撮像装置2a,2b,2c,2dの撮像画像を表示するとともに、撮像装置2a,2b,2c,2dの撮像位置を遠隔的な操作により変更可能なものである。撮像装置2a〜2dは、撮像位置を変更可能なものである。画像表示装置1と撮像装置2a〜2dとは、インターネットやLANなどのネットワーク3により接続される。以下、具体的に説明する。
【0026】
画像表示装置1のブラウザ手段10は、Webページを閲覧可能な汎用性の有るインターネットエクスプローラ(商標)やネットスケープナビゲータ(登録商標)などである。表示手段11は、ブラウザ手段10により生成される画像データやブラウザ手段10が撮像装置2a〜2dから受信したWebページや撮像画像を表示することができる。記憶手段12は、OSやアプリケーションプログラムなどを記憶する。ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)13は、ネットワーク3に接続するためのインターフェイスである。ネットワークI/F13は、有線LANインターフェイスに限らず、アナログ電話回線用インターフェイス、無線LANのインターフェイス、光通信用インターフェイス等の直接的または間接的にネットワークへ接続可能なインターフェイスを含む。入力手段14は、キーボード等である。矢印キー14aは、入力手段14の一部に構成される上キー、下キー、右キー、左キー等である。マウス14bは、入力手段14の一部であり、押下可能なスイッチ14b1,14b3と回転可能かつ押下可能な回転押下手段(ホイーリングキー)14b2を備える。制御手段15は、画像表示装置全体を制御する。
【0027】
撮像装置2a〜2dの撮像手段21は、画像を撮像する手段である。駆動手段22は、撮像手段21の撮像位置を変更する手段であり、パン、チルト、ズーム等の各種制御が可能である。画像入力手段23は、撮像手段21から撮像した画像データを入力する手段であり、入力した画像データを輝度(Y)と色差信号(Cb,Cr)に変換処理し、圧縮する。本実施の形態においては、JPEG形式のデータに変換する。カメラ制御手段24は、撮像手段21や駆動手段22に対し、パン、チルト、ズーム、明るさ調整等の各種制御命令を行う。記憶手段25は、画像入力手段23で生成した画像データ、プログラム、および画像表示装置1において表示するデータ(Htmlファイル)を蓄積する。コマンド解析手段26は、画像表示装置1から送信される撮像手段21の撮像位置の変更要求等を解析し、カメラ制御手段24によって駆動手段22や撮像手段21を動作させる。ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)27は、インターネットなどのネットワーク3と画像表示装置1との間で、プロトコルに従って送受信を行う手段である。制御手段30は、撮像装置全体を制御する。
【0028】
図2はである。以下、これらの図面を参照して、図1の画像表示装置の動作を具体的に説明する。
【0029】
まず、画像表示装置1のブラウザ手段10を起動し、撮像装置2aのネットワークアドレスにアクセスする。例えば、撮像装置2aのネットワークアドレス(IPアドレス)が210.252.131.237である場合、ブラウザ手段10により<http://210.252.131.237>を指定してアクセスすると、それを受けた撮像装置2aは記憶手段25から所定の表示データ(Htmlファイル)を送信する。この表示データは、画像表示装置1によって受信される(Step1)。
【0030】
表示データを受信した画像表示装置1のブラウザ手段10は、その表示データの記述内容に従い、表示手段11に画像を表示する(Step2)。表示データには、画面のレイアウト情報および画像データの格納位置等が記述されている。ブラウザ手段10は、レイアウト情報に従って画像を表示すると共に、画像データの格納位置を所定の装置に要求する。本実施形態においては、受信したHtmlファイルには、撮像装置2a〜2dの撮像した画像を表示手段11に表示することができるように、それぞれの撮像装置2a〜2dが撮像した画像データが格納されているそれぞれの記憶手段25における格納位置が記述されている。ブラウザ手段10は、この記述に従って、各撮像装置2a〜2dに対し、それぞれの撮像装置2a〜2dが撮像した画像データを送信するように要求する。
【0031】
この要求に対し、各撮像装置2a〜2dは、それぞれの記憶手段25に格納された画像データ(その要求があったときに撮像した画像データ)を、要求した画像表示装置1に対して送信する。送信された画像データは、画像表示装置1のブラウザ手段10によって受信され、その画像データを所定の伸張方式に従って伸張した後、所定の大きさの画面表示情報として、表示データに記載されている表示位置にそれぞれ表示する。このように表示された画面の例を、図3(a)に示す。図3(a)においては、撮像装置2aの撮像画像がカメラ1として、撮像装置2bの撮像画像がカメラ2として、撮像装置2cの撮像画像がカメラ3として、撮像装置2dの撮像画像がカメラ4として表示されている。
【0032】
次に、このように表示手段11に表示されている状態で、マウス14bを動かすと、表示手段11に表示されているポインタが画面上で移動し、カメラ1〜4の画像のうち、いずれかの画像表示領域内にポインタがあるときに、マウス14bのスイッチ14b1を押下すると(Step3)、制御手段15はポインタがある位置の画像に対応する撮像装置2a〜2dのいずれかを指定していると判断し、その情報(以下「撮像装置指定情報」と称す)を記憶手段12に記憶する(Step4)。通常、汎用のブラウザを用いてHtmlファイルに従った表示をするのみでは、このような動作をブラウザ手段10もしくは制御手段15にさせることはできない場合があるが、Javaアプリケーションプログラム(Javaアプレットを含む)等により実現可能である。すなわち、画像表示装置1が撮像装置2aにアクセスした時点で、撮像装置2aから表示データとともにJavaアプリケーション等も画像表示装置1に送信し、画像表示装置1がそれを受信することにより、このような動作を制御手段15の動作として行わせることが可能となり、また、その後、画像表示装置1のマウス14bのスイッチ14b1やホイーリングキー14b2の動作等に従って、所定の処理を行うことになる。
【0033】
マウス14bが、スイッチ14b1が押下された状態で移動した場合(Step5)、その動作を制御手段15が検出してその位置を記憶手段12に記憶するとともに、スイッチ14b1の押下が解除されたことを検出してその時点の位置を記憶する。そして、この2つの位置からマウス14bが移動した距離および方向を算出し(Step6)、記憶手段15に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、移動距離および方向を含む移動コマンドを送信する(Step7)。
【0034】
この移動コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが移動コマンドであることを解析し、カメラ制御手段24にそのコマンドおよび撮像手段21の移動距離および方向を送る。カメラ制御手段24は、受け取った情報に従って駆動手段22を動作させる。ここで、移動コマンドと共に画像データ送信コマンドが送信された場合や、画像表示装置1が受信した表示データに所定間隔で画像データを受信するように記載されている場合には、撮像手段21からズームした状態の画像データを画像入力手段23により所定のフォーマットに変換した後、画像表示装置1に対して送信する。
【0035】
画像データを受信した画像表示手段1のブラウザ手段10は、受信した画像データを表示手段11の所定位置に表示する。図3(b)は、このように移動コマンドにより撮像手段21の撮像位置を変更した後に、画像データを受け取った画像表示装置1の表示手段11が表示している例を示している。このように、画像表示装置1のマウス14bの操作により、“カメラ1”(撮像装置2a)の撮像位置が移動された(右に移動された)後の画像が表示される。
【0036】
なお、ここでは、スイッチ14b1が押下された状態でマウス14bが移動したときに、移動コマンドを送信することとしたが、スイッチ14b1が押下されていない状態でも、マウス14bの移動によりその移動距離および方向を算出し、移動コマンドを送信するようにしてもよい。あるいは、スイッチ14b1を押す必要があるかどうかを利用者の選択により設定することができるようにしてもよい。この場合には、スイッチ14b3を利用して、Javaアプリケーションの設定画面を表示させることによって、利用者に設定させるようにすることができる。
【0037】
また、マウス14bのホイーリングキー14b2が利用者により回転されたとき(Step8)、その回転を制御手段15が検出し、その回転動作がなくなったとき(例えば、最後に回転検出したときから1秒)に、回転した回転数から撮像装置2a〜2dに送信すべきズーム情報を算出する(Step9)。そして、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、Step9において算出した値を含むズームコマンドを送信する(Step10)。
【0038】
このコマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、駆動手段22のズーム機能を動作させる。ズームコマンドと共に画像データ送信コマンドが送信された場合や、画像表示装置1が受信した表示データに所定間隔で画像データを受信するように記載されている場合には、撮像手段21からのズームした状態の画像データを画像入力手段23により所定のフォーマットに変換した後、画像表示装置1に対して送信する。図3(c)は、このように移動コマンドにより撮像手段21のズーム位置を変更した後に、画像データを受け取った画像表示装置1の表示手段11が表示している例を示している。このように、画像表示装置1のマウス14bの操作により、“カメラ1”(撮像装置2a)のズーム位置が変更された(ズームアップされた)後の画像が表示される。
【0039】
また、ホイーリングキー14b2が押下された場合(Step11)、その押下されたことを制御手段15が検出し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、録画開始コマンドを送信する(Step12)。
【0040】
この録画開始コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが録画開始コマンドであることを解析し、撮像手段21が撮像する画像データを、画像入力手段23を介して、記憶手段25に逐次記憶する。このように、記憶手段25に画像データが逐次記憶されている状態において、ホイーリングキー14b2が押下された場合(Step13)、その押下されたことを制御手段15が検出し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、録画停止コマンドを送信する(Step14)。
【0041】
この録画停止コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが録画停止コマンドであることを解析し、上述の録画を停止する。なお、録画開始コマンドと録画停止コマンドは、同一のコマンドとしてもよい。録画した画像データの再生は、マウス14bのスイッチ14b3の押下や、ホイーリングキー14b2のダブルクリックにより、再生コマンドを制御手段15が生成し、撮像装置2a〜2dに対して送信することにより行われる。さらに、このコマンドにより撮像装置2a〜2dからの再生画像データを再生させた場合、ホイーリングキー14b2を上記ズーム動作のための回転とは逆回転させることにより、逆回転再生させるように撮像装置2a〜2dに要求することも可能である。
【0042】
なお、画像データ録画再生手段をJavaアプリケーションにより行うようにすることによって、画像表示装置1の記憶手段12に撮像装置2a〜2dからの画像データを記憶するようにでき、撮像装置2a〜2dが録画再生機能を有していない場合でも、画像表示装置1側で容易に画像データの録画再生機能を実現することができる。たとえば、ホイーリングキー14b2が押下されたときに、撮像装置2a〜2dから画像データが逐次送信されるように制御コマンドを画像表示装置1から送信し、撮像装置2a〜2dから送信される画像データをネットワークI/F13を介して受信し、記憶手段12に順次蓄積する。そして記憶手段12の記憶領域が満杯となったときや再度ホイーリングキー14b2が押下されたときに、蓄積を終了する。
【0043】
また、図2のフローチャートでは、撮像手段21のパン、チルト等の移動をマウス14bの移動等を検出することにより行うようにしたが、矢印キー14aで動作させるようにしてもよい。この場合には、上キー、下キー、右キー、左キーのいずれかが押下されたことを制御手段15が検出し、その検出したキーの種類(上キーか、下キーか、右キーか、左キーか)に基いて移動コマンドを生成し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、移動距離および方向を含む移動コマンドを送信するようにしてもよい。この移動コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが移動コマンドであることを解析し、カメラ制御手段24にそのコマンドおよび撮像手段21の移動距離および方向を送る。ここでは、撮像距離は移動コマンド1回につき所定距離(例えば10°)とし、移動方向は矢印キー14aの種類に基いて制御される。
【0044】
さらに、撮像手段21の撮像位置を、矢印キー14aだけでなく、同時にマウス14bからでも制御可能とすることにより、さらに使い勝手がよい画像表示装置1を実現することができる。また、画像表示装置1に音声入力手段(マイク等)およびこの音声入力手段から入力された音声信号を言語として認識する音声認識手段(DSP等)を加え、音声入力手段へ画像表示装置1の利用者が音声を入力することにより、その音声を音声認識手段により解析し、撮像手段21の撮像位置(パン、チルト、ズーム等)を制御する要求であれば、該当するコマンドを生成して撮像装置2a〜2dへ送信するようにしてもよく、また上述の矢印キー14aやマウス14b等と共に、いずれも動作可能となるように組合せるようにしてもよい。
【0045】
なお、マウス14bでの入力の場合においては、所定の範囲内の動作(例えば、上下左右の数十mmのマウスの動き)は無視するように、誤動作を防止するための範囲を設けるようにするようにしてもよい。
【0046】
上述の実施の形態では、表示手段11に表示されている画像の大きさや位置が変らない例を示したが、図4に示すように、指定した撮像装置2a〜2dの画像データが別画面として拡大し、さらにポップアップするようにしてもよい(図4(a)から(c)は、上述の図3(a)から(c)にそれぞれ対応する)。なお、この場合の動作は、指定した画像がポップアップということ以外は、上述の説明と重複するため、省略する。
【0047】
以上のように、マウス14bの操作により、極めて容易に見たい画像、すなわち所定撮像位置の画像やズームした画像等を閲覧することが可能となる。
【0048】
なお、本発明の実施の形態では、4つの撮像装置2a〜2dの画像を表示する例を示したが、特に撮像装置の数に制限されることはなく、2つの撮像装置の画像を表示する場合でも適用が可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち、所望の一つの撮像装置の撮像手段の撮像位置を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像表示装置およびそのシステムの構成図
【図2】図1の画像表示装置の動作を示すフローチャート
【図3】図1の画像表示装置の表示手段に表示される画面表示の第1の例を示す図
【図4】図1の画像表示装置の表示手段に表示される画面表示の第2の例を示す図
【符号の説明】
1 画像表示装置
2a,2b,2c,2d 撮像装置
3 ネットワーク
10 ブラウザ手段
11 表示手段
12 記憶手段
13 ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)
14 入力手段
14a 矢印キー
14b マウス
14b1,14b3 スイッチ
14b2 ホイーリングキー
15 制御手段
21 撮像手段
22 駆動手段
23 画像入力手段
24 カメラ制御手段
25 記憶手段
26 コマンド解析手段
27 ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)
30 制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットなどのネットワークを介して撮像装置が撮像した画像データを、クライアントのコンピュータ装置のブラウザ手段(インターネットエクスプローラ等)によって表示することが可能になってきた。たとえば、WebサーバとCCD(電荷結合素子)などの撮像手段を有するLAN等のネットワークに接続可能なネットワークカメラなどが最近開発されている。
【0003】
このネットワークカメラは、ネットワークに接続された他のコンピュータ装置からHttpプロトコルに従ったアクセスを受信した場合、所定のWebページ情報(レイアウト表示データ;Htmlファイル)を、アクセスしたコンピュータ装置へ送信する。一方、このWebページを受信したコンピュータ装置は、ブラウザ手段によりそのWebページ情報の記述に従って表示手段に画像を表示する。この表示データには、ネットワークカメラに対する画像データの送信要求データも含まれている。ブラウザ手段は、その内容に従って画像データの送信要求をネットワークカメラに行い、その要求に対するネットワークカメラからの画像データをブラウザ手段により表示手段に表示する。
【0004】
また、ネットワークカメラは、撮像手段の撮像位置を遠隔的に操作できるように、表示データ上に撮像手段の撮像位置を変更するボタン(GUI;グラフィカルユーザインターフェース)を表示するような記述がされている。コンピュータ装置のブラウザ手段は、この記述内容に従って表示手段に撮像位置変更ボタン(上移動ボタン、下移動ボタン、右移動ボタン、左移動ボタン、ズームアップボタン、ズームダウンボタン等)を表示する。コンピュータ装置の利用者がマウスを使用してこのボタンをクリックすると、そのクリックされたボタンに対応するコマンド(例えば、上移動コマンド)がネットワークカメラに送信され、そのコマンドを受信したネットワークカメラは、撮像手段の撮像位置を変更する制御を行う。
【0005】
このようなネットワークカメラシステムにおいて、コンピュータ装置から一つのネットワークカメラにアクセスすることにより、複数のネットワークカメラの画像を表示することができるものが開発されている。このようなネットワークカメラシステムは、アクセスされたネットワークカメラから他のネットワークカメラの画像要求を送信するようにWebページに予め記述しておくことにより実現することができる。コンピュータ装置では、このWebページを受信することにより、各ネットワークの画像を同時に閲覧することが可能となる。また、各ネットワークカメラの撮像手段の撮像位置の変更は、表示手段に表示されている画像データのうち撮像位置を変更したいネットワークカメラの画像をマウス等で指定することにより行う。そして、指定されたネットワークカメラにアクセスさせ、指定されたネットワークカメラから上述のような撮像位置変更ボタンを含むWebページを受信することにより行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、複数のネットワークカメラによって撮像した画像を同時に一つの画面で表示することができるものの、各々のネットワークカメラの撮像手段の撮像位置を変更するためには、表示手段に表示されている画像をクリックし、クリックした画像に対応するネットワークカメラからのWebページを受信した後、さらに撮像位置変更ボタン等を操作しなければ、ネットワークカメラの撮像位置を変更することができず、操作が煩雑になるという課題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することが可能な画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置であって、ネットワークを介して撮像装置と種々のデータを送受信するインターフェイスと、受信した画像データを表示可能な表示手段と、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段と、この入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを表示させ、入力手段の押下ボタンが押下されたときのポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致した場合に、入力手段の移動の検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するようにしたものである。
【0009】
本発明によれば、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置であって、ネットワークを介して撮像装置と種々のデータを送受信するインターフェイスと、受信した画像データを表示可能な表示手段と、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段と、この入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを表示させ、入力手段の押下ボタンが押下されたときのポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致した場合に、入力手段の移動の検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信する制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置であり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、入力手段は、少なくとも上下左右キーなどの矢印キーを有するキーボードであり、制御手段は、入力手段の移動の検出を矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1記載の画像表示装置であり、マウスのような入力手段よりも矢印キーのほうが使用しやすいという操作者が、極めて容易に撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0012】
請求項3に記載の発明は、入力手段は、さらに回転および押下可能な回転押下手段を有し、制御手段は、回転押下手段が回転されたことを検出すると、撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1または2に記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して撮像装置のズーム位置を変更することができるという作用を有する。
【0013】
請求項4に記載の発明は、撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、制御手段は、回転押下手段が押下されたときに、撮像装置の録画再生機能を動作させる制御信号を送信するものである請求項3記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生機能を動作させることができるという作用を有する。
【0014】
請求項5に記載の発明は、撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、制御手段は、回転押下手段が押下されたときに、撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように録画再生手段を制御するものである請求項3記載の画像表示装置であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生手段を動作させることができるとともに、撮像装置に録画再生機能を有していなくても容易に撮像装置から受信した画像データの録画再生をすることができるという作用を有する。
【0015】
請求項6記載の発明は、音声入力手段から入力された音声信号を言語として認識する音声認識手段を有し、制御手段は、音声認識手段で認識した情報に従って撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を撮像装置へ送信するものである請求項1記載の画像表示装置であり、音声により容易に複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0016】
請求項7記載の発明は、入力手段を複数有し、制御手段は、選択されている入力手段に応じた表示を表示手段へ表示するものである請求項1記載の画像表示装置であり、撮像装置の撮像位置を変更する入力手段を、例えば、キーボードの矢印キーや音声入力をマウス入力のようなものと併用することにより、利用者の入力選択の自由度が増し、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0017】
請求項8に記載の発明は、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する画像表示方法であって、前ットワークを介して複数の撮像装置から画像データを受信し、この受信した複数の画像データを同時に表示手段に表示し、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って表示手段上にポインタを移動させながら表示させ、ポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致している状態で、前入力手段の押下ボタンが押下されたことを検出した場合に、入力手段が移動した検出結果に従って撮像装置の撮像位置を変更することを特徴とする画像表示方法であり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0018】
請求項9に記載の発明は、入力手段の移動の検出を前記矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8記載の画像表示方法であり、マウスのような入力手段よりも矢印キーのほうが使用しやすいという操作者が、極めて容易に撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0019】
請求項10に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が回転されたことを検出すると、前記撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8または9に記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して撮像装置のズーム位置を変更することができるという作用を有する。
【0020】
請求項11に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように制御することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画機能を動作させることができるという作用を有する。
【0021】
請求項12に記載の発明は、前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置の録画再生機能を動作させることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の画像表示方法であり、例えばマウスのようにホイーリングキーを有する入力手段を利用して録画再生機能を動作させることができるとともに、撮像装置に録画再生機能を有していなくても容易に撮像装置から受信した画像データの録画再生をすることができるという作用を有する。
【0022】
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信する受信手段、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する表示手段、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した前記入力手段の移動状態に従って前記表示手段上にポインタを表示させ、前記入力手段の押下ボタンが押下されたときの前記ポインタの位置が、前記表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致するか否かを比較し、一致すると判断した画像データを撮像した撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を、その入力手段が移動した検出結果に従って前記撮像装置へ送信する制御手段、として機能させる画像表示プログラムであり、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち所望の一つの撮像装置の撮像位置を変更することができるという作用を有する。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態を示す画像表示装置およびそのシステムの構成図である。
【0025】
図1において、画像表示装置1は、後述の撮像装置2a,2b,2c,2dの撮像画像を表示するとともに、撮像装置2a,2b,2c,2dの撮像位置を遠隔的な操作により変更可能なものである。撮像装置2a〜2dは、撮像位置を変更可能なものである。画像表示装置1と撮像装置2a〜2dとは、インターネットやLANなどのネットワーク3により接続される。以下、具体的に説明する。
【0026】
画像表示装置1のブラウザ手段10は、Webページを閲覧可能な汎用性の有るインターネットエクスプローラ(商標)やネットスケープナビゲータ(登録商標)などである。表示手段11は、ブラウザ手段10により生成される画像データやブラウザ手段10が撮像装置2a〜2dから受信したWebページや撮像画像を表示することができる。記憶手段12は、OSやアプリケーションプログラムなどを記憶する。ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)13は、ネットワーク3に接続するためのインターフェイスである。ネットワークI/F13は、有線LANインターフェイスに限らず、アナログ電話回線用インターフェイス、無線LANのインターフェイス、光通信用インターフェイス等の直接的または間接的にネットワークへ接続可能なインターフェイスを含む。入力手段14は、キーボード等である。矢印キー14aは、入力手段14の一部に構成される上キー、下キー、右キー、左キー等である。マウス14bは、入力手段14の一部であり、押下可能なスイッチ14b1,14b3と回転可能かつ押下可能な回転押下手段(ホイーリングキー)14b2を備える。制御手段15は、画像表示装置全体を制御する。
【0027】
撮像装置2a〜2dの撮像手段21は、画像を撮像する手段である。駆動手段22は、撮像手段21の撮像位置を変更する手段であり、パン、チルト、ズーム等の各種制御が可能である。画像入力手段23は、撮像手段21から撮像した画像データを入力する手段であり、入力した画像データを輝度(Y)と色差信号(Cb,Cr)に変換処理し、圧縮する。本実施の形態においては、JPEG形式のデータに変換する。カメラ制御手段24は、撮像手段21や駆動手段22に対し、パン、チルト、ズーム、明るさ調整等の各種制御命令を行う。記憶手段25は、画像入力手段23で生成した画像データ、プログラム、および画像表示装置1において表示するデータ(Htmlファイル)を蓄積する。コマンド解析手段26は、画像表示装置1から送信される撮像手段21の撮像位置の変更要求等を解析し、カメラ制御手段24によって駆動手段22や撮像手段21を動作させる。ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)27は、インターネットなどのネットワーク3と画像表示装置1との間で、プロトコルに従って送受信を行う手段である。制御手段30は、撮像装置全体を制御する。
【0028】
図2はである。以下、これらの図面を参照して、図1の画像表示装置の動作を具体的に説明する。
【0029】
まず、画像表示装置1のブラウザ手段10を起動し、撮像装置2aのネットワークアドレスにアクセスする。例えば、撮像装置2aのネットワークアドレス(IPアドレス)が210.252.131.237である場合、ブラウザ手段10により<http://210.252.131.237>を指定してアクセスすると、それを受けた撮像装置2aは記憶手段25から所定の表示データ(Htmlファイル)を送信する。この表示データは、画像表示装置1によって受信される(Step1)。
【0030】
表示データを受信した画像表示装置1のブラウザ手段10は、その表示データの記述内容に従い、表示手段11に画像を表示する(Step2)。表示データには、画面のレイアウト情報および画像データの格納位置等が記述されている。ブラウザ手段10は、レイアウト情報に従って画像を表示すると共に、画像データの格納位置を所定の装置に要求する。本実施形態においては、受信したHtmlファイルには、撮像装置2a〜2dの撮像した画像を表示手段11に表示することができるように、それぞれの撮像装置2a〜2dが撮像した画像データが格納されているそれぞれの記憶手段25における格納位置が記述されている。ブラウザ手段10は、この記述に従って、各撮像装置2a〜2dに対し、それぞれの撮像装置2a〜2dが撮像した画像データを送信するように要求する。
【0031】
この要求に対し、各撮像装置2a〜2dは、それぞれの記憶手段25に格納された画像データ(その要求があったときに撮像した画像データ)を、要求した画像表示装置1に対して送信する。送信された画像データは、画像表示装置1のブラウザ手段10によって受信され、その画像データを所定の伸張方式に従って伸張した後、所定の大きさの画面表示情報として、表示データに記載されている表示位置にそれぞれ表示する。このように表示された画面の例を、図3(a)に示す。図3(a)においては、撮像装置2aの撮像画像がカメラ1として、撮像装置2bの撮像画像がカメラ2として、撮像装置2cの撮像画像がカメラ3として、撮像装置2dの撮像画像がカメラ4として表示されている。
【0032】
次に、このように表示手段11に表示されている状態で、マウス14bを動かすと、表示手段11に表示されているポインタが画面上で移動し、カメラ1〜4の画像のうち、いずれかの画像表示領域内にポインタがあるときに、マウス14bのスイッチ14b1を押下すると(Step3)、制御手段15はポインタがある位置の画像に対応する撮像装置2a〜2dのいずれかを指定していると判断し、その情報(以下「撮像装置指定情報」と称す)を記憶手段12に記憶する(Step4)。通常、汎用のブラウザを用いてHtmlファイルに従った表示をするのみでは、このような動作をブラウザ手段10もしくは制御手段15にさせることはできない場合があるが、Javaアプリケーションプログラム(Javaアプレットを含む)等により実現可能である。すなわち、画像表示装置1が撮像装置2aにアクセスした時点で、撮像装置2aから表示データとともにJavaアプリケーション等も画像表示装置1に送信し、画像表示装置1がそれを受信することにより、このような動作を制御手段15の動作として行わせることが可能となり、また、その後、画像表示装置1のマウス14bのスイッチ14b1やホイーリングキー14b2の動作等に従って、所定の処理を行うことになる。
【0033】
マウス14bが、スイッチ14b1が押下された状態で移動した場合(Step5)、その動作を制御手段15が検出してその位置を記憶手段12に記憶するとともに、スイッチ14b1の押下が解除されたことを検出してその時点の位置を記憶する。そして、この2つの位置からマウス14bが移動した距離および方向を算出し(Step6)、記憶手段15に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、移動距離および方向を含む移動コマンドを送信する(Step7)。
【0034】
この移動コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが移動コマンドであることを解析し、カメラ制御手段24にそのコマンドおよび撮像手段21の移動距離および方向を送る。カメラ制御手段24は、受け取った情報に従って駆動手段22を動作させる。ここで、移動コマンドと共に画像データ送信コマンドが送信された場合や、画像表示装置1が受信した表示データに所定間隔で画像データを受信するように記載されている場合には、撮像手段21からズームした状態の画像データを画像入力手段23により所定のフォーマットに変換した後、画像表示装置1に対して送信する。
【0035】
画像データを受信した画像表示手段1のブラウザ手段10は、受信した画像データを表示手段11の所定位置に表示する。図3(b)は、このように移動コマンドにより撮像手段21の撮像位置を変更した後に、画像データを受け取った画像表示装置1の表示手段11が表示している例を示している。このように、画像表示装置1のマウス14bの操作により、“カメラ1”(撮像装置2a)の撮像位置が移動された(右に移動された)後の画像が表示される。
【0036】
なお、ここでは、スイッチ14b1が押下された状態でマウス14bが移動したときに、移動コマンドを送信することとしたが、スイッチ14b1が押下されていない状態でも、マウス14bの移動によりその移動距離および方向を算出し、移動コマンドを送信するようにしてもよい。あるいは、スイッチ14b1を押す必要があるかどうかを利用者の選択により設定することができるようにしてもよい。この場合には、スイッチ14b3を利用して、Javaアプリケーションの設定画面を表示させることによって、利用者に設定させるようにすることができる。
【0037】
また、マウス14bのホイーリングキー14b2が利用者により回転されたとき(Step8)、その回転を制御手段15が検出し、その回転動作がなくなったとき(例えば、最後に回転検出したときから1秒)に、回転した回転数から撮像装置2a〜2dに送信すべきズーム情報を算出する(Step9)。そして、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、Step9において算出した値を含むズームコマンドを送信する(Step10)。
【0038】
このコマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、駆動手段22のズーム機能を動作させる。ズームコマンドと共に画像データ送信コマンドが送信された場合や、画像表示装置1が受信した表示データに所定間隔で画像データを受信するように記載されている場合には、撮像手段21からのズームした状態の画像データを画像入力手段23により所定のフォーマットに変換した後、画像表示装置1に対して送信する。図3(c)は、このように移動コマンドにより撮像手段21のズーム位置を変更した後に、画像データを受け取った画像表示装置1の表示手段11が表示している例を示している。このように、画像表示装置1のマウス14bの操作により、“カメラ1”(撮像装置2a)のズーム位置が変更された(ズームアップされた)後の画像が表示される。
【0039】
また、ホイーリングキー14b2が押下された場合(Step11)、その押下されたことを制御手段15が検出し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、録画開始コマンドを送信する(Step12)。
【0040】
この録画開始コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが録画開始コマンドであることを解析し、撮像手段21が撮像する画像データを、画像入力手段23を介して、記憶手段25に逐次記憶する。このように、記憶手段25に画像データが逐次記憶されている状態において、ホイーリングキー14b2が押下された場合(Step13)、その押下されたことを制御手段15が検出し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、録画停止コマンドを送信する(Step14)。
【0041】
この録画停止コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが録画停止コマンドであることを解析し、上述の録画を停止する。なお、録画開始コマンドと録画停止コマンドは、同一のコマンドとしてもよい。録画した画像データの再生は、マウス14bのスイッチ14b3の押下や、ホイーリングキー14b2のダブルクリックにより、再生コマンドを制御手段15が生成し、撮像装置2a〜2dに対して送信することにより行われる。さらに、このコマンドにより撮像装置2a〜2dからの再生画像データを再生させた場合、ホイーリングキー14b2を上記ズーム動作のための回転とは逆回転させることにより、逆回転再生させるように撮像装置2a〜2dに要求することも可能である。
【0042】
なお、画像データ録画再生手段をJavaアプリケーションにより行うようにすることによって、画像表示装置1の記憶手段12に撮像装置2a〜2dからの画像データを記憶するようにでき、撮像装置2a〜2dが録画再生機能を有していない場合でも、画像表示装置1側で容易に画像データの録画再生機能を実現することができる。たとえば、ホイーリングキー14b2が押下されたときに、撮像装置2a〜2dから画像データが逐次送信されるように制御コマンドを画像表示装置1から送信し、撮像装置2a〜2dから送信される画像データをネットワークI/F13を介して受信し、記憶手段12に順次蓄積する。そして記憶手段12の記憶領域が満杯となったときや再度ホイーリングキー14b2が押下されたときに、蓄積を終了する。
【0043】
また、図2のフローチャートでは、撮像手段21のパン、チルト等の移動をマウス14bの移動等を検出することにより行うようにしたが、矢印キー14aで動作させるようにしてもよい。この場合には、上キー、下キー、右キー、左キーのいずれかが押下されたことを制御手段15が検出し、その検出したキーの種類(上キーか、下キーか、右キーか、左キーか)に基いて移動コマンドを生成し、記憶手段12に記憶した撮像装置指定情報を取り出し、その情報に対応する撮像装置2a〜2dに対し、移動距離および方向を含む移動コマンドを送信するようにしてもよい。この移動コマンドを受信した撮像装置2a〜2dは、コマンド解析手段26によりそのコマンドが移動コマンドであることを解析し、カメラ制御手段24にそのコマンドおよび撮像手段21の移動距離および方向を送る。ここでは、撮像距離は移動コマンド1回につき所定距離(例えば10°)とし、移動方向は矢印キー14aの種類に基いて制御される。
【0044】
さらに、撮像手段21の撮像位置を、矢印キー14aだけでなく、同時にマウス14bからでも制御可能とすることにより、さらに使い勝手がよい画像表示装置1を実現することができる。また、画像表示装置1に音声入力手段(マイク等)およびこの音声入力手段から入力された音声信号を言語として認識する音声認識手段(DSP等)を加え、音声入力手段へ画像表示装置1の利用者が音声を入力することにより、その音声を音声認識手段により解析し、撮像手段21の撮像位置(パン、チルト、ズーム等)を制御する要求であれば、該当するコマンドを生成して撮像装置2a〜2dへ送信するようにしてもよく、また上述の矢印キー14aやマウス14b等と共に、いずれも動作可能となるように組合せるようにしてもよい。
【0045】
なお、マウス14bでの入力の場合においては、所定の範囲内の動作(例えば、上下左右の数十mmのマウスの動き)は無視するように、誤動作を防止するための範囲を設けるようにするようにしてもよい。
【0046】
上述の実施の形態では、表示手段11に表示されている画像の大きさや位置が変らない例を示したが、図4に示すように、指定した撮像装置2a〜2dの画像データが別画面として拡大し、さらにポップアップするようにしてもよい(図4(a)から(c)は、上述の図3(a)から(c)にそれぞれ対応する)。なお、この場合の動作は、指定した画像がポップアップということ以外は、上述の説明と重複するため、省略する。
【0047】
以上のように、マウス14bの操作により、極めて容易に見たい画像、すなわち所定撮像位置の画像やズームした画像等を閲覧することが可能となる。
【0048】
なお、本発明の実施の形態では、4つの撮像装置2a〜2dの画像を表示する例を示したが、特に撮像装置の数に制限されることはなく、2つの撮像装置の画像を表示する場合でも適用が可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、極めて簡単な操作で複数の撮像装置の画像を表示している状態から、複数の撮像装置のうち、所望の一つの撮像装置の撮像手段の撮像位置を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像表示装置およびそのシステムの構成図
【図2】図1の画像表示装置の動作を示すフローチャート
【図3】図1の画像表示装置の表示手段に表示される画面表示の第1の例を示す図
【図4】図1の画像表示装置の表示手段に表示される画面表示の第2の例を示す図
【符号の説明】
1 画像表示装置
2a,2b,2c,2d 撮像装置
3 ネットワーク
10 ブラウザ手段
11 表示手段
12 記憶手段
13 ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)
14 入力手段
14a 矢印キー
14b マウス
14b1,14b3 スイッチ
14b2 ホイーリングキー
15 制御手段
21 撮像手段
22 駆動手段
23 画像入力手段
24 カメラ制御手段
25 記憶手段
26 コマンド解析手段
27 ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)
30 制御手段
Claims (13)
- 撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示可能な画像表示装置であって、
前記ネットワークを介して前記撮像装置と種々のデータを送受信するインターフェイスと、
受信した画像データを表示可能な表示手段と、
少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段と、
この入力手段の移動を検出し、この検出した前記入力手段の移動状態に従って前記表示手段上にポインタを表示させ、前記入力手段の押下ボタンが押下されたときの前記ポインタの位置が、前記表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致した場合に、前記入力手段の移動の検出結果に従って前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記入力手段は、少なくとも上下左右キーなどの矢印キーを有するキーボードであり、前記制御手段は、前記入力手段の移動の検出を前記矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記入力手段は、さらに回転および押下可能な回転押下手段を有し、前記制御手段は、前記回転押下手段が回転されたことを検出すると、前記撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を前記撮像装置へ送信するものである請求項1または2に記載の画像表示装置。
- 前記撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、前記制御手段は、前記回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置の録画再生機能を動作させる制御信号を送信することを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
- 前記撮像装置からの画像データを録画し再生する録画再生手段を有し、前記制御手段は、前記回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように前記録画再生手段を制御することを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
- 音声入力手段から入力された音声信号を言語として認識する音声認識手段を有し、前記制御手段は、前記音声認識手段で認識した情報に従って前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記入力手段を複数有し、前記制御手段は、選択されている入力手段に応じた表示を前記表示手段へ表示することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信し、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する画像表示方法であって、
前記ネットワークを介して複数の撮像装置から画像データを受信し、この受信した複数の画像データを同時に表示手段に表示し、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した入力手段の移動状態に従って前記表示手段上にポインタを移動させながら表示させ、前記ポインタの位置が、表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致している状態で、前記入力手段の押下ボタンが押下されたことを検出した場合に、前記入力手段が移動した検出結果に従って前記撮像装置の撮像位置を変更することを特徴とする画像表示方法。 - 前記入力手段の移動の検出を前記矢印キーの押下の検出により行い、この検出結果に従って、前記撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8記載の画像表示方法。
- 前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が回転されたことを検出すると、前記撮像装置のズーム機能を動作させる制御信号を前記撮像装置へ送信することを特徴とする請求項8または9に記載の画像表示方法。
- 前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置からの画像データの録画を開始または終了するように制御することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の画像表示方法。
- 前記入力手段の回転および押下可能な回転押下手段が押下されたときに、前記撮像装置の録画再生機能を動作させることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の画像表示方法。
- コンピュータを、撮像位置を変更可能な複数の撮像装置からの画像データをネットワークを介して受信する受信手段、受信した画像データの情報を表示画面上に表示する表示手段、少なくとも1つの押下ボタンを有する入力手段の移動を検出し、この検出した前記入力手段の移動状態に従って前記表示手段上にポインタを表示させ、前記入力手段の押下ボタンが押下されたときの前記ポインタの位置が、前記表示手段に表示された複数の画像データの位置のうち、いずれか一つの位置と一致するか否かを比較し、一致すると判断した画像データを撮像した撮像装置の撮像位置を変更する制御信号を、その入力手段が移動した検出結果に従って前記撮像装置へ送信する制御手段、として機能させることを特徴とする画像表示プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002163923A JP2004015278A (ja) | 2002-06-05 | 2002-06-05 | 画像表示装置、画像表示方法および画像表示プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2004015278A true JP2004015278A (ja) | 2004-01-15 |
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ID=30432213
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004015278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115512534A (zh) * | 2019-05-21 | 2022-12-23 | 苹果公司 | 远程设备的发现和连接 |
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2002
- 2002-06-05 JP JP2002163923A patent/JP2004015278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115512534A (zh) * | 2019-05-21 | 2022-12-23 | 苹果公司 | 远程设备的发现和连接 |
CN115512534B (zh) * | 2019-05-21 | 2023-11-14 | 苹果公司 | 远程设备的发现和连接 |
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