JP2004010222A - Locking releasing device for elevator tie down device - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To enable release of a lock of a weight at a guide rail even when a vertical gap between the stopper and the weight of an elevator tie down device is narrow. <P>SOLUTION: A weight 12 to tightly stretch a compensation rope 4 by energizing downward a tension wheel 8 around which the compensation rope 4 is wound is locked at a pair of right and left guide rails 6 to guide elevation of the tension wheel 8 in emergency. Since a jack to release the locking for the guide rail 6 by pressing down the weight 12 is held by a horizontal beam-form stopper 21 formed that a cylinder element 22 is fixed between the upper parts of a pair of the guide rails 6 on both sides, only a ram 23 is present between a stopper 21 and the weight 12. This constitution enables pressing down of the weight 12 by using the jack even when a gap in a vertical direction between the stopper 21 and the weight 12 is narrow. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータタイダウン装置における張り車の支持体のガイドレールに対する係止を解除するための装置に関し、より詳しくは、ガイドレールに取り付けられたストッパと支持体との間に充分な隙間が無い場合であっても支持体のガイドレールに対する係止を容易に解除できるようにする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図９に示した釣瓶式のエレベータにおいては、巻上機のメインシーブ１にメインロープＲが巻き付けられるとともに、メインロープＲの両端に取り付けられた乗りかご２および釣合錘３がそれぞれ図示されないガイドレールによって案内されて昇降する。
また、乗りかご２および釣合錘３の下部にその両端部がそれぞれ連結された補償ロープ４は、乗りかご２と釣合錘３との間で垂下している。
【０００３】
ところで、例えば乗りかご２の降下速度が規定値を上回ると非常停止装置２ａが作動して乗りかご２は非常停止するが、釣合錘３は慣性力によって上昇を続けた後、今度は落下してメインロープＲに大きな衝撃力を作用させる。
そこで、このような釣合錘３の慣性力による上昇および落下を防止するために、エレベータ昇降路の底部にはタイダウン装置５が設けられている。
【０００４】
このタイダウン装置５の構造を図１０乃至図１２を参照して概説すると、左右一対の専用ガイドレール６と摺動自在に係合する案内部７ａによって案内されて昇降可能な支持枠７には、補償ロープ４が巻装された張り車８が回転自在に支持されている。
また、支持枠７の天板７ｂの上方にタイダウンばね９およびロッド１０によって支持された枠押さえ板１１の上面には、ウエート１２が固定されている。
これにより、支持枠７はウエート１２の重量によって下方に押し下げられるので、張り車８に巻装された補償ロープ４は下方に引っ張られて常にぴんと張った状態を保つ。
【０００５】
一方、乗りかご２が非常停止しても釣合錘３は慣性力によって上昇し続けようとするから、補償ロープ４はその乗りかご側は変位しないがその釣合錘３側が引き上げられる。
すると、張り車８および支持枠７もまた引き上げられるから、支持枠７の天板７ｂにその下端が固定されているロッド１０もまた上昇する。
これに対して、ウエート１２はその重量に起因する慣性力によってその位置に止まろうとするから、ロッド１０はウエート１２に対して相対的に上方に変位する。
これにより、ロッド１０の上端に設けられたブラケット１３にその一端が軸支されるとともにウエート１２の側面にその長手方向の中央部がピン１４によって揺動自在に軸支されているアーム１５が揺動し、その揺動端に取り付けられたローラ１６が下方に変位する。
これに伴い、ウエート１２の傾斜面１２ａとガイドレール６の側面との間にローラ１６が食い込むので、ウエート１２はガイドレール６に係止される。
【０００６】
ウエート１２がローラ１６によってガイドレール６に係止された後も、補償ロープ４によって引き上げられた支持枠７および張り車８は上昇し続ける。
すると、支持枠７の天板７ｂ上に設けられている衝撃吸収ばね１７が枠押さえ板１１の下面に設けられているストッパ１１ａに当接して上下方向に押し縮められるので、釣合錘３が上昇しようとするエネルギは衝撃吸収ばね１７の短縮によって吸収される。
これにより、釣合錘３の上昇が食い止められるから、その落下によってメインロープＲに衝撃力が作用することを防止できる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したエレベータのタイダウン装置５においては、エレベータの運転を正常状態に復帰させる際に、ガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除する必要がある。
そこで、図１２に示したように、左右一対のガイドレール６の上部間に水平梁状のストッパ１８を掛け渡して固定した後、ウエート１２の上面１２ｂに左右一対の油圧ジャッキ１９をそれぞれ載置する。
次いで、油圧配管１９ａを介して圧油を供給し、ラム１９ｂを上方に突出させてその先端を水平梁状ストッパ１８の下面に当接させる。
その後、さらに圧油を供給してラム１９ｂをさらに上方に突出させることによりウエート１２を下方に押し下げ、ローラ１６をウエート１２の傾斜面１２ａから離間させてガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除する。
【０００８】
しかしながら、水平梁状のストッパ１８とウエート１２との間に上下方向に充分な隙間が無い場合には両者間に油圧ジャッキ１９を介装することができない。この場合は、チェーンブロックを用いて枠押さえ板１１を引き下げたり、タイダウン装置５を現場で分解して係止を解除した後に再び組み立て直したりする必要があり、多くの労力と時間を費やしていた。
【０００９】
また、左右一対の油圧ジャッキ１９を単にウエート１２上に載置するだけであるから、油圧ジャッキ１９の姿勢が不安定である。
さらに、タイダウン装置５が大型の場合には、重い油圧ジャッキ１９をウエート１２上に載置する作業が困難である。
【００１０】
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、水平梁状のストッパ１８とウエート１２との間に上下方向に充分な隙間が無い場合であっても、ガイドレール６に対するウエート１２の係止を容易に解除することができるエレベータタイダウン装置５のための係止解除装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する請求項１に記載の手段は、エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記支持体の上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記支持体を押し下げるためのジャッキは、
前記ガイドレールの上部に固定したストッパに保持されるシリンダ本体と、
前記シリンダ本体に圧力流体が供給されると前記シリンダ本体から下方に突出して前記支持体を押し下げるラムと、を備えることを特徴としている。
【００１２】
すなわち、請求項１に記載した解除装置は、上述した従来技術の欄に記載されているエレベータのタイダウン装置のためのものである。
このとき、支持体（ウエート）を押し下げるジャッキのシリンダ本体がストッパに保持されており、ストッパと支持体との間の上下方向隙間内にはシリンダ本体が全く存在しないか若しくはその一部のみしか存在しないから、両者間の隙間が小さくとも両者間にジャッキを介装することができる。
また、従来技術のように係止解除作業の際に油圧ジャッキを支持体上に載置する作業が不要であり、かつ作業の際に油圧ジャッキが不安定となることもない。
【００１３】
また、上記の課題を解決する請求項３に記載の手段は、エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記補償ロープの上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記ガイドレールの上部に固定したストッパに回動自在に支持されるとともに前記支持体に当接するカム面を有したカム部材と、前記カム部材を回動させる回動手段と、を備えることを特徴としている。
【００１４】
すなわち、請求項３に記載した係止解除装置は、上述した従来技術の欄に記載されているエレベータのタイダウン装置のためのものである。
このとき、ストッパと支持体（ウエート）との間には油圧ジャッキではなくカム部材が介装されるから、両者間の隙間が小さくとも容易に支持体を押し下げることができる。
カム部材は、例えば水平方向に延びる回動軸に対し偏心して取り付けられた円板状に形成することができる。この場合、円板の外周面がカム面となるが、このカム面と回動軸の軸線との距離は円周方向の位置に応じて異なる。そこで、カム面のうち回動軸の軸線との距離が短い部分を最初に支持体の上面に当接させておき、次いでこの円板を回動軸の回りに徐々に回動させると、カム面のうち回動軸の軸線との距離が長い部分が支持体の上面に当接するようになるため、支持体を徐々に押し下げることができる。
これに対して、カム部材は、上下方向に延びる回動軸の回りに回動自在にストッパに軸支された、回動軸の軸線に対して傾斜して延びる下向きのカム面を有した円柱状に形成することもできる。この場合、カム面のうちストッパの下端からの距離が短い部分を最初に支持体の上面に当接させておき、次いでこの円柱を回動軸の回りに徐々に回動させると、カム面のうちストッパの下端からの距離が長い部分が支持体の上面に当接するようになるため、支持体を徐々に押し下げることができる。
また、このようなカム部材を回動させるための手段は、カム部材と一体に回動する回動軸に取り付けられて半径方向外側に延びるアーム部材と、このアーム部材の先端を押動する油圧シリンダとから構成することができる。
若しくは、カム部材と一体に回動する回動軸を回転駆動する油圧モータとすることもできる。
【００１５】
また、上記の課題を解決する請求項４に記載の手段は、エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記支持体の上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記支持体と上下方向に対向しつつ下方に向かって互いに末広がりに傾斜する左右一対のストッパ側傾斜面を有する、前記ガイドレールの上部に固定されたストッパと、
前記支持体上に水平に支持されたシリンダ本体と、
圧力流体が供給されると前記シリンダ本体から水平方向に突出する左右一対のラムと、
前記ストッパの左右一対のストッパ側傾斜面と摺動する摺動面をそれぞれ有する、前記左右一対のラムにそれぞれ取り付けられた摺動部材と、
を備えることを特徴としている。
【００１６】
すなわち、請求項４に記載した係止解除装置は、上述した従来技術の欄に記載されているエレベータのタイダウン装置のためのものである。
このとき、ストッパと支持体（ウエート）との間には上下方向にではなく水平方向に延びるシリンダ本体およびラムが配設されるから、両者間の隙間が小さくとも両者間にジャッキを介装することができる。
そして、左右一対のラムがシリンダ本体から水平方向に突出すると、左右一対のラムにそれぞれ取り付けられた摺動部材の摺動面がストッパに設けられた左右一対のストッパ側傾斜面とそれぞれ摺動する。
すると、左右一対のストッパ側傾斜面が下方に向かって互いに末広がりに傾斜していることにより、左右一対の摺動部材と左右一対のラムおよびシリンダ本体が下方に変位し、タイダウン装置の支持体を押し下げる。
また、左右一対の摺動部材と左右一対のラムおよびシリンダ本体は、左右一対のストッパ側傾斜面の間に保持されるので、係止を解除する作業の際に支持体上から脱落することがない。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図１乃至図８を参照し、本発明に係るエレベータタイダウン装置の係止解除装置の各実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、同一の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
【００１８】
第１実施形態
まず最初に図１乃至図４を参照し、第１実施形態の係止解除装置２０について詳細に説明する。
【００１９】
本第１実施形態の係止解除装置２０を用いる図１および図２に示したエレベータのタイダウン装置５は、図１０および図１１に示した従来のものと同一であるから、ここではその説明を省略する。
【００２０】
本第１実施形態の係止解除装置２０は、張り車８の昇降を案内する左右一対のガイドレール６の上部間に掛け渡された水平梁状のストッパ２１を備えている。このストッパ２１は、図４に示したように、鋼製の帯状厚板をコ字型に折り曲げた前後一対の部材２１ａ，２１ｂを対向させて左右一対のガイドレール６の案内部６ａを挟持するとともに、その両端部を複数のボルトナットＢによって左右一対のガイドレール６に固定したものである。
また、その長手方向の中間部には、次述する左右一対のシリンダ本体２２を挟装して保持するための湾曲部２１ｃが互いに対向するように各部材２１ａ，２１ｂに形成されている。
なお、このストッパ２１は、エレベータの通常運転の際にも左右一対のガイドレール６の上部間に掛け渡された残されるが、その上下方向位置はボルトナットＢを挿通するボルト孔６ｂを選択することにより調整可能である。
【００２１】
左右一対のシリンダ本体２２は、図１および図３に示したように水平梁状ストッパ２１の下面２１ｃよりも上方に位置するように、水平梁状ストッパ２１の各部材２１ａ，２１ｂ間に挟装されて複数のボルトナットＢにより締め付けられ保持される。
【００２２】
また、左右一対のシリンダ本体２２に対してそれぞれ上下方向に出没自在に嵌装された左右一対のラム２３は、配管２４を介してシリンダ本体２２に圧油（圧力流体）が供給されると下方に突出し、左右一対のウエート（支持体）１２をそれぞれ押し下げる。
すると、ウエート１２の傾斜面１２ａとガイドレール６の側面との間に食い込んでいるローラ（摩擦係合部材）１６が傾斜面１２ａの上部側に変位するので、ガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除することができる。
【００２３】
このとき、ストッパ２１に保持されているシリンダ本体２２がストッパ２１の下面２１ｃよりも上方に配設されているので、ストッパ２１ｃとウエート１２との上下方向隙間内には左右一対のラム２３のみが存在する。
これにより、ストッパ２１ｃとウエート１２との上下方向隙間が小さい場合でも、ウエート１２を押し下げてガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除することができる。
また、シリンダ本体２２がストッパ２１に保持されているから、従来のように係止解除作業の際に油圧ジャッキをウエート１２上に載置する作業が不要であり、かつ作業の際に油圧ジャッキが不安定となることもない。
【００２４】
さらに、本第１実施形態の係止解除装置２０の最大の特徴は、ストッパ２１に保持されたシリンダ本体２２からウエート１２に向かって下方にラム２３が突出していることである。
これにより、エレベータの乗りかごが非常停止した緊急時にタイダウン装置５がうまく作動せずにウエート１２が上昇し続けると、ウエート１２はラム２３の下端に当接する。
このとき、シリンダ本体２２とラム２３とにより油圧緩衝器を構成しておくと、ウエート１２の上昇をこの油圧緩衝器によって阻止することができるので、ガイドレール６に対してウエート１２を確実に係止することができる。
【００２５】
このような油圧緩衝器を構成するために、緊急時にウエート１２によって押し上げられたラム２３がシリンダ本体２２内に入り込むことによりシリンダ本体２２に蓄えられている圧油が外部に排出される経路の途中にオリフィスを設けておく。
なお、シリンダ本体２２に圧油を供給するための配管２４の途中には逆止弁を設けておけば良い。
【００２６】
第２実施形態
次に図５および図６を参照し、第２実施形態の係止解除装置３０について詳細に説明する。
なお、本第２実施形態の係止解除装置３０を用いるエレベータのタイダウン装置５もまた、図１０および図１１に示した従来のものと同一であるから、ここではその説明を省略する。
【００２７】
本第２実施形態の係止解除装置３０は、張り車８の昇降を案内する左右一対のガイドレール６の上端間に掛け渡された水平梁状のストッパ３１を備えている。このストッパ３１は、図６に示したように、鋼製の帯状厚板をコ字型に折り曲げた前後一対の部材３１ａ，３１ｂを対向させて左右一対のガイドレール６の案内部を挟持するとともに、複数のボルトナットＢによって左右一対のガイドレール６に固定したものである。
また、その長手方向の中間部は、上述した第１実施形態のストッパ２１とは異なり互いに平行に一直線状に延びている。
【００２８】
ストッパ３１を構成する各部材３１ａ，３１ｂの間の狭い隙間の内側には、左右対称に配設された一対の偏心カム（カム部材）３２が、ストッパ３１を前後方向（図５において図示する紙面に対して垂直な方向）に貫通する水平回動軸３３と一体に回動するように支持されている。
左右一対の偏心カム３２は鋼製の厚板から円形に形成したもので、その外周面がカム面となるが、このカム面と水平回動軸３３の軸線との距離は偏心カム３２の円周方向に徐々に変化する。
【００２９】
また、左右一対の水平回動軸３３の前後両端部には、この水平回動軸３３の軸線に対して半径方向外側に延びる揺動アーム３４の基端がそれぞれスプライン嵌合によって取り付けられている。
また、これらの揺動アーム３４の揺動端間に掛け渡されてそれぞれスプライン嵌合する左右一対の支軸３５には、左右方向に水平に延びるシリンダ本体３６の基端およびこのシリンダ本体３６から出没するラム３７の先端が、それぞれ相対回動自在に支持されている。
【００３０】
図５に示したように、左右一対の偏心カム３２は、その外周カム面のうち水平回動軸３３の軸線との距離が短い部分がウエート（支持体）１２の上面に当接している。
このとき、配管３８を介して圧油（圧力流体）をシリンダ本体３６に供給するとラム３７がシリンダ本体３６の内部に入り込むため、左右一対の偏心カム３２は図５中に示した矢印の方向に徐々に回動する。
すると、左右一対の偏心カム３２の外周カム面がウエート１２の上面上を摺動し、次第に水平回動軸３３の軸線との距離が長い部分がウエート１２の上面に当接するようになるので、左右一対のウエート１２を押し下げることができる。
【００３１】
すなわち、本第３実施形態の係止解除装置３０は、ストッパ３１とウエート１２との間に偏心カム３２を介装するものであるから、ストッパ３１とウエート１２との上下方向隙間が小さい場合でもウエート１２を押し下げてガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除することができる。
なお、ストッパ３１とウエート１２との上下方向隙間の寸法に合わせた左右一対の偏心カム３２の回動位置の調整および水平回動軸３３に対する揺動アーム３４の位置調整は、水平回動軸３３と揺動アーム３４との間のスプライン嵌合位置を調整することにより行えば良い。
【００３２】
第３実施形態
次に図７を参照し第３実施形態の係止解除装置４０について詳細に説明する。なお、本第３実施形態の係止解除装置４０を用いるエレベータのタイダウン装置５もまた、図１０および図１１に示した従来のものと同一であるから、ここではその説明を省略する。
【００３３】
本第３実施形態の係止解除装置４０は、張り車８の昇降を案内する左右一対のガイドレール６の上端間に掛け渡された水平梁状のストッパ４１を備えている。このストッパ４１は、前述した第２実施形態のストッパ３１と同様に鋼製の帯状厚板をコ字型に折り曲げた前後一対の部材を対向させて左右一対のガイドレール６の案内部を挟持するとともに、複数のボルトナットＢによって左右一対のガイドレール６に固定したものである。
また、その長手方向中間部の下端には台形状の切り欠きが凹設され、それによって左右一対のストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂが形成されている。
これらのストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂは、左右一対のウエート（支持体）１２と上下方向に対向しつつ下方に向かって互いに末広がりに、言い換えると図７に示したように正面から見たときにハ字形に傾斜して下方に延びている。
【００３４】
また、左右一対のウエート１２上には、シリンダ本体４２がその平板状の基台４２ａを介して載置されている。
シリンダ本体４２から水平方向に突出する左右一対のラム４３には、左右一対の摺動部材４４が取り付けられている。
そして、左右一対の摺動部材４４には、左右一対のストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂとそれぞれ摺動する摺動面４４ａ，４４ｂがそれぞれ設けられている。
【００３５】
配管４５を介してシリンダ本体４２に圧油が供給されると左右一対のラム４３がそれぞれ左右方向に水平に突出し、左右一対の摺動部材４４の摺動面４４ａ，４４ｂがそれぞれ左右一対のストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂに当接する。
この状態からシリンダ本体４２にさらに圧油を供給すると、左右一対の摺動部材４４は左右一対のストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂ上をそれぞれ下方に摺動するので、左右一対の摺動部材４４と左右一対のラム４３およびシリンダ本体４２が下方に変位し、左右一対のウエート１２を押し下げる。
【００３６】
すなわち、本第３実施形態の係止解除装置４０は、ストッパ４１と左右一対のウエート１２との間に水平方向に延びるシリンダ本体４２およびラム４３を配設するものであるから、ストッパ４１と左右一対のウエート１２との間の隙間が小さくとも、左右一対のウエート１２を確実に押し下げてガイドレール６に対する係止を解除することができる。
また、左右一対の摺動部材４４と左右一対のラム４３およびシリンダ本体４２が左右一対のストッパ側傾斜面４１ａ，４１ｂの間に保持されるので、ガイドレール６に対するウエート１２の係止を解除する作業の際にウエート１２上から脱落することがない。
【００３７】
第４実施形態
次に図８を参照し第４実施形態の係止解除装置５０について詳細に説明する。なお、本第４実施形態の係止解除装置５０を用いるエレベータのタイダウン装置５もまた、図１０および図１１に示した従来のものと同一であるから、ここではその説明を省略する。
【００３８】
本第４実施形態の係止解除装置５０は、張り車８の昇降を案内する左右一対のガイドレール６の上端間に掛け渡された水平梁状のストッパ５１を備えている。このストッパ５１は、前述した第３実施形態のストッパ４１とほぼ同一に形成されており、その長手方向中間部の下端には台形状の切り欠きが凹設され、それによって左右一対のストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂが形成されている。
これらのストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂは、左右一対のウエート（支持体）１２と上下方向に対向しつつ下方に向かって互いに末広がりに、言い換えると図８に示したように正面から見たときにハ字形に傾斜して下方に延びている。
【００３９】
また、ストッパ５１と左右一対のウエート１２との間には、シリンダ本体５２が水平に延びるように配設されている。
シリンダ本体５２から水平方向に突出する左右一対のラム５３には、くさび状に形成された左右一対の摺動部材５４が取り付けられている。
左右一対の摺動部材５４は、左右一対のストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂと、左右一対のウエート１２の上面に形成された左右一対のウエート側傾斜面（支持体側傾斜面）１２ｃ，１２ｄとにより挟持される。
左右一対のウエート側傾斜面１２ｃ，１２ｄは、左右一対のストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂと上下方向に対向しつつ上方に向かって互いに末広がりに、言い換えると図８に示したように正面から見たときに逆ハ字形に傾斜して上方に延びている。
【００４０】
配管５５を介してシリンダ本体５２に圧油が供給されると、左右一対のラム５３がそれぞれ左右方向に水平に突出するので、左右一対のラム５３にそれぞれ取り付けられた摺動部材５４は、左右一対のストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂと左右一対のウエート側傾斜面１２ｃ，１２ｄとの間に入り込み、左右一対のウエート１２を押し下げる。
このとき、左右一対のストッパ側傾斜面５１ａ，５１ｂと左右一対のウエート側傾斜面１２ｃ，１２ｄとがそれぞれなす角度が小さく、かつ摺動部材５４がくさび状に形成されているので、シリンダ本体５２が左右一対のラム５３を水平方向に突出させる力が小さくとも左右一対のウエート１２を容易に押し下げることができる。
これにより、シリンダ本体５２および左右一対のラム５３から構成される油圧ジャッキの容量が小さくて済むから、ストッパ５１と左右一対のウエート１２との間の上下方向隙間が小さい場合でも、ガイドレール６対する左右一対のウエート１２の係止を容易に解除することができる。
【００４１】
以上、本発明に係るエレベータタイダウン装置の係止解除装置の各実施形態施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した各実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施形態においては、シリンダ本体およびラムにより油圧ジャッキが構成されているが、シリンダ本体に供給する圧力流体を圧縮空気として空気圧ジャッキとすることもできる。
【００４２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、ストッパと張り車支持体との間に水平に延びるジャッキを配設するものであるから、ストッパと張り車支持体との間の上下方向の隙間が小さい場合であっても張り車支持体を押し下げて、張り車支持体のガイドレールに対する係止を容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態のロック解除装置を装着したエレベータ用タイダウン装置を示す正面図。
【図２】第１実施形態のロック解除装置を装着したエレベータ用タイダウン装置を示す側面図。
【図３】第１実施形態のロック解除装置を示す正面図。
【図４】第１実施形態のロック解除装置を示す要部破断平面図。
【図５】第２実施形態のロック解除装置を示す正面図。
【図６】第２実施形態のロック解除装置を示す要部破断平面図。
【図７】第３実施形態のロック解除装置を示す正面図。
【図８】第４実施形態のロック解除装置を示す正面図。
【図９】タイダウン装置を備えたエレベータを模式的に示す図。
【図１０】図９中に示したタイダウン装置を拡大して示す側面図。
【図１１】図１１中に示したロック部を拡大して示す図。
【図１２】従来のロック解除装置模式的に示す正面図。
【符号の説明】
１　メインシーブ
２　乗りかご
３　釣合錘
４　補償ロープ
５　タイダウン装置
６　ガイドレール
７　支持枠
８　張り車
９　タイダウンばね
１０　ロッド
１１　枠押さえ板
１２　ウエート（支持体）
１３　ブラケット
１４　ピン
１５　アーム
１６　ローラ（摩擦係合部材）
１７　衝撃吸収ばね
１８　ストッパ
１９　油圧ジャッキ
２０　第１実施形態の係止解除装置
２１　ストッパ
２２　シリンダ本体
２３　ラム
２４　配管
３０　第２実施形態の係止解除装置
３１　ストッパ
３２　偏心カム（カム部材）
３３　水平回動軸
３４　揺動アーム
３５　支軸
３６　シリンダ本体
３７　ラム
３８　配管
４０　第３実施形態の係止解除装置
４１　ストッパ
４２　シリンダ本体
４３　ラム
４４　摺動部材
４５　配管
５０　第４実施形態の係止解除装置
５１　ストッパ
５２　シリンダ本体
５３　ラム
５４　くさび状部材
５５　配管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a device for unlocking a support of a tensioner on a guide rail in an elevator tie-down device, and more specifically, a sufficient clearance is provided between a stopper attached to a guide rail and a support. The present invention relates to a technique for easily releasing the engagement of a support with a guide rail even when there is no support.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a fishing bottle type elevator shown in FIG. 9, a main rope R is wound around a main sheave 1 of a hoisting machine, and a car 2 and a counterweight 3 attached to both ends of the main rope R are illustrated. Ascending and descending guided by a guide rail that is not.
A compensating rope 4 having both ends connected to the lower part of the car 2 and the counterweight 3 hangs between the car 2 and the counterweight 3.
[0003]
By the way, for example, when the descending speed of the car 2 exceeds a specified value, the emergency stop device 2a is operated and the car 2 is stopped emergencyly, but the counterweight 3 continues to rise by the inertial force and then falls. To apply a large impact force to the main rope R.
Therefore, a tie-down device 5 is provided at the bottom of the elevator hoistway in order to prevent the counterweight 3 from rising and falling due to inertial force.
[0004]
The structure of the tie-down device 5 will be briefly described with reference to FIGS. 10 to 12. A support frame 7 which can be moved up and down by being guided by a guide portion 7 a slidably engaged with a pair of left and right dedicated guide rails 6 is provided. A tensioning sheave 8 on which a compensating rope 4 is wound is rotatably supported.
A weight 12 is fixed to the upper surface of a frame holding plate 11 supported by a tie-down spring 9 and a rod 10 above a top plate 7b of the support frame 7.
As a result, the support frame 7 is pushed down by the weight of the weight 12, so that the compensating rope 4 wound around the tension pulley 8 is pulled downward, and is always kept taut.
[0005]
On the other hand, even if the car 2 is stopped in an emergency, the counterweight 3 continues to rise due to the inertial force, so that the compensating rope 4 is not displaced on the side of the car, but the side of the counterweight 3 is raised.
Then, the tension wheel 8 and the support frame 7 are also pulled up, so that the rod 10 whose lower end is fixed to the top plate 7b of the support frame 7 also moves up.
On the other hand, the rod 12 is displaced upward relative to the weight 12 because the weight 12 tends to stop at that position due to the inertial force due to its weight.
Accordingly, an arm 15 whose one end is pivotally supported by the bracket 13 provided at the upper end of the rod 10 and whose center in the longitudinal direction is pivotally supported on the side surface of the weight 12 by the pin 14 is swung. Then, the roller 16 attached to the swing end is displaced downward.
Accordingly, the roller 16 bites between the inclined surface 12a of the weight 12 and the side surface of the guide rail 6, so that the weight 12 is locked to the guide rail 6.
[0006]
Even after the weight 12 is locked to the guide rail 6 by the roller 16, the support frame 7 and the pulley 8 pulled up by the compensating rope 4 continue to rise.
Then, the shock absorbing spring 17 provided on the top plate 7b of the support frame 7 comes into contact with the stopper 11a provided on the lower surface of the frame holding plate 11, and is compressed vertically, so that the counterweight 3 is moved. The energy to be raised is absorbed by the shortening of the shock absorbing spring 17.
As a result, the lifting of the counterweight 3 is prevented, so that it is possible to prevent an impact force from acting on the main rope R due to the fall.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the elevator tie-down device 5 described above, when the operation of the elevator is returned to a normal state, it is necessary to release the lock of the weight 12 with respect to the guide rail 6.
Therefore, as shown in FIG. 12, a pair of left and right hydraulic jacks 19 is placed on the upper surface 12b of the weight 12 after a horizontal beam-shaped stopper 18 is fixed between the upper portions of the pair of left and right guide rails 6. I do.
Then, pressure oil is supplied through the hydraulic pipe 19a, and the ram 19b is protruded upward so that the tip of the ram 19b contacts the lower surface of the horizontal beam stopper 18.
Thereafter, the pressurizing oil is further supplied to protrude the ram 19b further upward, thereby pushing down the weight 12 and separating the roller 16 from the inclined surface 12a of the weight 12, thereby releasing the engagement of the weight 12 with the guide rail 6. I do.
[0008]
However, if there is no sufficient vertical gap between the horizontal beam-shaped stopper 18 and the weight 12, the hydraulic jack 19 cannot be interposed between them. In this case, it is necessary to pull down the frame holding plate 11 using a chain block, disassemble the tie-down device 5 on site, release the lock, and then reassemble, and this consumes much labor and time. Was.
[0009]
In addition, since the pair of left and right hydraulic jacks 19 is simply placed on the weight 12, the posture of the hydraulic jack 19 is unstable.
Furthermore, when the tie-down device 5 is large, it is difficult to place the heavy hydraulic jack 19 on the weight 12.
[0010]
Therefore, an object of the present invention is to solve the above-described problems of the related art, and even if there is not a sufficient vertical gap between the horizontal beam-shaped stopper 18 and the weight 12, the guide rail 6 can be used. An object of the present invention is to provide an unlocking device for an elevator tie-down device 5 that can easily unlock the weight 12.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Means for solving the above-mentioned problem is that a compensating rope hanging between an elevator car and a counterweight is wound around a tension pulley arranged at a lower portion of a hoistway, and the emergency rope is used in an emergency. An upward displacement of the support is prevented by engaging a frictional engagement member between the support of the tensioning wheel and a guide rail for guiding the lift to lock the support to the guide rail. In a tie-down device, a device for releasing the lock of the support to the guide rail,
A jack for pushing down the support,
A cylinder body held by a stopper fixed to the upper part of the guide rail,
A ram that protrudes downward from the cylinder body when the pressurized fluid is supplied to the cylinder body and pushes down the support.
[0012]
That is, the release device described in claim 1 is for the elevator tie-down device described in the section of the related art described above.
At this time, the cylinder body of the jack that pushes down the support (weight) is held by the stopper, and the cylinder body does not exist at all or only partially exists in the vertical gap between the stopper and the support. Therefore, even if the gap between them is small, a jack can be interposed between them.
Further, the operation of placing the hydraulic jack on the support during the unlocking operation as in the prior art is unnecessary, and the hydraulic jack does not become unstable during the operation.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, a compensating rope hanging between an elevator car and a counterweight is wound around a tension pulley provided at a lower portion of a hoistway, and an emergency is performed. Occasionally, the upward displacement of the compensating rope is prevented by engaging a frictional engagement member between the support of the tension wheel and a guide rail for guiding the lifting and lowering of the tension rope, thereby locking the support to the guide rail. In a tie-down device for blocking, it is a device for releasing the lock of the support to the guide rail,
A cam member rotatably supported by a stopper fixed to an upper portion of the guide rail and having a cam surface that comes into contact with the support; and rotating means for rotating the cam member. And
[0014]
That is, the lock release device described in claim 3 is for the elevator tie-down device described in the section of the related art described above.
At this time, since a cam member, not a hydraulic jack, is interposed between the stopper and the support (weight), the support can be easily pushed down even if the gap between them is small.
The cam member can be formed, for example, in a disk shape attached eccentrically to a rotation shaft extending in the horizontal direction. In this case, the outer peripheral surface of the disk serves as the cam surface, and the distance between the cam surface and the axis of the rotation shaft differs depending on the position in the circumferential direction. Therefore, when a portion of the cam surface having a short distance from the axis of the rotating shaft is first brought into contact with the upper surface of the support, and then the disc is gradually rotated around the rotating shaft, Since a portion of the surface having a long distance from the axis of the rotating shaft comes into contact with the upper surface of the support, the support can be gradually pushed down.
On the other hand, the cam member is a circle having a downward cam surface which is supported by a stopper so as to be rotatable about a rotation shaft extending in the vertical direction and which extends obliquely with respect to the axis of the rotation shaft. It can also be formed in a column shape. In this case, a portion of the cam surface that is short from the lower end of the stopper is first brought into contact with the upper surface of the support, and then this cylinder is gradually rotated around the rotation axis, so that the cam surface has Of these, the portion that is longer from the lower end of the stopper comes into contact with the upper surface of the support, so that the support can be gradually pushed down.
Means for rotating such a cam member include an arm member attached to a rotating shaft that rotates integrally with the cam member and extending radially outward, and a hydraulic pressure that pushes the tip of the arm member. And a cylinder.
Alternatively, a hydraulic motor that rotationally drives a rotation shaft that rotates integrally with the cam member may be used.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, a compensating rope hanging between an elevator car and a counterweight is wound around a tension pulley provided at a lower portion of a hoistway, and an emergency is provided. Occasionally, the upward displacement of the support is prevented by engaging a frictional engagement member between the support of the tensioning wheel and a guide rail for guiding the lifting and lowering of the support to the guide rail. In a tie-down device for blocking, it is a device for releasing the lock of the support to the guide rail,
A stopper fixed to an upper portion of the guide rail, having a pair of left and right stopper-side inclined surfaces inclined downward and divergent toward each other while facing the support body in the up-down direction,
A cylinder body horizontally supported on the support,
A pair of left and right rams projecting horizontally from the cylinder body when a pressure fluid is supplied,
Sliding members respectively attached to the pair of left and right rams, each having a sliding surface that slides on a pair of left and right stopper side inclined surfaces of the stopper,
It is characterized by having.
[0016]
That is, the lock release device described in claim 4 is for the elevator tie-down device described in the section of the related art described above.
At this time, since the cylinder body and the ram extending in the horizontal direction, not in the vertical direction, are provided between the stopper and the support (weight), the jack is interposed between the two even if the gap between them is small. be able to.
When the pair of left and right rams protrude from the cylinder body in the horizontal direction, the sliding surfaces of the sliding members attached to the pair of left and right rams respectively slide with the pair of left and right stopper-side inclined surfaces provided on the stopper. .
Then, since the pair of left and right stopper-side inclined surfaces are inclined downward and divergently toward each other, the pair of left and right sliding members, the pair of left and right rams, and the cylinder body are displaced downward, and the support of the tie-down device is displaced. Press down.
In addition, since the pair of left and right sliding members, the pair of right and left rams, and the cylinder body are held between the pair of left and right stopper-side inclined surfaces, they can fall off from the support during the work of releasing the lock. Absent.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, with reference to FIG. 1 to FIG. 8, each embodiment of the lock release device of the elevator tie-down device according to the present invention will be described in detail.
In the following description, the same portions will be denoted by the same reference characters and description thereof will be omitted.
[0018]
First embodiment
First, the lock release device 20 according to the first embodiment will be described in detail with reference to FIGS.
[0019]
The elevator tie-down device 5 shown in FIGS. 1 and 2 that uses the lock release device 20 of the first embodiment is the same as the conventional tie-down device shown in FIGS. Is omitted.
[0020]
The lock release device 20 of the first embodiment includes a horizontal beam-shaped stopper 21 spanned between upper portions of a pair of left and right guide rails 6 for guiding the up and down movement of the tension sheave 8. As shown in FIG. 4, the stopper 21 sandwiches the guide portions 6a of the pair of left and right guide rails 6 by facing a pair of front and rear members 21a and 21b obtained by bending a steel band-shaped thick plate into a U-shape. At the same time, both ends are fixed to a pair of left and right guide rails 6 by a plurality of bolts and nuts B.
Further, a curved portion 21c for sandwiching and holding a pair of left and right cylinder bodies 22 described below is formed on each of the members 21a and 21b so as to face each other at an intermediate portion in the longitudinal direction.
The stopper 21 is left between the upper portions of the pair of left and right guide rails 6 even during the normal operation of the elevator. However, the vertical position of the stopper 21 selects the bolt hole 6b through which the bolt nut B is inserted. This can be adjusted.
[0021]
The pair of left and right cylinder bodies 22 are sandwiched between the members 21a and 21b of the horizontal beam stopper 21 so as to be positioned above the lower surface 21c of the horizontal beam stopper 21 as shown in FIGS. Then, it is tightened and held by a plurality of bolts and nuts B.
[0022]
When a pair of left and right rams 23 are fitted to the pair of left and right cylinder bodies 22 so as to be able to protrude and retract in the up and down direction, respectively, when pressure oil (pressure fluid) is supplied to the cylinder bodies 22 through the pipes 24, And push down the pair of right and left weights (supports) 12 respectively.
Then, the roller (frictional engagement member) 16 biting between the inclined surface 12a of the weight 12 and the side surface of the guide rail 6 is displaced to the upper side of the inclined surface 12a, so that the weight 12 is locked to the guide rail 6. Can be canceled.
[0023]
At this time, since the cylinder body 22 held by the stopper 21 is disposed above the lower surface 21 c of the stopper 21, only the pair of left and right rams 23 is provided in the vertical gap between the stopper 21 c and the weight 12. Exists.
Thus, even when the vertical gap between the stopper 21c and the weight 12 is small, the weight 12 can be pushed down to release the engagement of the weight 12 with the guide rail 6.
Further, since the cylinder body 22 is held by the stopper 21, it is not necessary to place the hydraulic jack on the weight 12 at the time of unlocking work as in the conventional case, and the hydraulic jack is not required at the time of work. No instability.
[0024]
Further, the most significant feature of the lock release device 20 of the first embodiment is that the ram 23 projects downward from the cylinder body 22 held by the stopper 21 toward the weight 12.
As a result, if the weight 12 continues to rise without the tie-down device 5 operating properly in an emergency when the elevator car stops in an emergency, the weight 12 contacts the lower end of the ram 23.
At this time, if the hydraulic shock absorber is constituted by the cylinder main body 22 and the ram 23, the lifting of the weight 12 can be prevented by the hydraulic shock absorber, so that the weight 12 is securely engaged with the guide rail 6. Can be stopped.
[0025]
In order to constitute such a hydraulic shock absorber, a ram 23 pushed up by the weight 12 in an emergency enters the cylinder main body 22 so that the pressure oil stored in the cylinder main body 22 is discharged to the outside in the middle of the path. An orifice is provided for
A check valve may be provided in the middle of the pipe 24 for supplying the pressure oil to the cylinder body 22.
[0026]
Second embodiment
Next, an unlocking device 30 according to a second embodiment will be described in detail with reference to FIGS.
The tie-down device 5 of the elevator using the unlocking device 30 of the second embodiment is also the same as the conventional tie-down device shown in FIGS. 10 and 11, and the description thereof is omitted here.
[0027]
The lock release device 30 of the second embodiment includes a horizontal beam-shaped stopper 31 spanned between upper ends of a pair of left and right guide rails 6 for guiding the up and down movement of the tension sheave 8. As shown in FIG. 6, the stopper 31 sandwiches the guide portions of the pair of left and right guide rails 6 by facing a pair of front and rear members 31 a and 31 b formed by bending a steel band-shaped thick plate into a U-shape. Are fixed to a pair of left and right guide rails 6 by a plurality of bolts and nuts B.
In addition, unlike the stopper 21 of the first embodiment described above, the intermediate portion in the longitudinal direction extends in a straight line in parallel with each other.
[0028]
A pair of eccentric cams (cam members) 32 disposed symmetrically in the left and right directions are arranged inside the narrow gap between the members 31a and 31b constituting the stopper 31 so that the stopper 31 moves in the front-rear direction (the paper surface shown in FIG. 5). (In a direction perpendicular to the horizontal direction), and is supported so as to rotate integrally with a horizontal rotation shaft 33 penetrating therethrough.
The pair of left and right eccentric cams 32 are formed in a circular shape from a steel thick plate, and the outer peripheral surface is a cam surface. The distance between this cam surface and the axis of the horizontal rotation shaft 33 is the circle of the eccentric cam 32. It changes gradually in the circumferential direction.
[0029]
A base end of a swing arm 34 extending radially outward with respect to the axis of the horizontal rotation shaft 33 is attached to each of the front and rear ends of the pair of left and right horizontal rotation shafts 33 by spline fitting. .
A pair of left and right support shafts 35, which are stretched between the swing ends of the swing arms 34 and are spline-fitted, respectively, have a base end of a cylinder body 36 extending horizontally in the left-right direction and the cylinder body 36. The tips of the rams 37 that protrude and retract are supported so as to be relatively rotatable.
[0030]
As shown in FIG. 5, in the pair of left and right eccentric cams 32, portions of the outer peripheral cam surfaces, which are short in distance from the axis of the horizontal rotation shaft 33, are in contact with the upper surface of the weight (support) 12.
At this time, when pressurized oil (pressure fluid) is supplied to the cylinder main body 36 through the pipe 38, the ram 37 enters the inside of the cylinder main body 36, so that the pair of left and right eccentric cams 32 move in the direction of the arrow shown in FIG. Rotate gradually.
Then, the outer peripheral cam surfaces of the pair of left and right eccentric cams 32 slide on the upper surface of the weight 12, and a portion having a longer distance from the axis of the horizontal rotation shaft 33 comes into contact with the upper surface of the weight 12. The pair of right and left weights 12 can be pushed down.
[0031]
That is, since the lock release device 30 of the third embodiment has the eccentric cam 32 interposed between the stopper 31 and the weight 12, even if the vertical gap between the stopper 31 and the weight 12 is small. The weight 12 can be pushed down to release the lock of the weight 12 with the guide rail 6.
Adjustment of the rotation position of the pair of left and right eccentric cams 32 and adjustment of the position of the swing arm 34 with respect to the horizontal rotation shaft 33 according to the size of the vertical gap between the stopper 31 and the weight 12 are performed by the horizontal rotation shaft 33. It may be performed by adjusting the spline fitting position between the swing arm 34 and the swing arm 34.
[0032]
Third embodiment
Next, an unlocking device 40 according to a third embodiment will be described in detail with reference to FIG. The elevator tie-down device 5 using the lock release device 40 according to the third embodiment is also the same as the conventional tie-down device shown in FIGS. 10 and 11, and the description thereof is omitted here.
[0033]
The lock release device 40 of the third embodiment includes a horizontal beam-shaped stopper 41 spanned between the upper ends of a pair of left and right guide rails 6 for guiding the up and down movement of the tension sheave 8. The stopper 41 sandwiches the guide portions of the pair of left and right guide rails 6 by facing a pair of front and rear members formed by bending a steel band-shaped thick plate into a U-shape like the stopper 31 of the second embodiment described above. In addition, it is fixed to a pair of left and right guide rails 6 by a plurality of bolts and nuts B.
A trapezoidal cutout is formed at the lower end of the middle portion in the longitudinal direction so as to form a pair of left and right stopper-side inclined surfaces 41a and 41b.
The stopper-side inclined surfaces 41a and 41b face the pair of left and right weights (supports) 12 and diverge downward from each other while facing up and down, in other words, when viewed from the front as shown in FIG. It is inclined downward in a C shape and extends downward.
[0034]
The cylinder body 42 is mounted on the pair of left and right weights 12 via the flat base 42a.
A pair of left and right sliding members 44 is attached to a pair of left and right rams 43 projecting horizontally from the cylinder body 42.
The pair of left and right sliding members 44 are provided with sliding surfaces 44a and 44b respectively sliding on the pair of left and right stopper-side inclined surfaces 41a and 41b.
[0035]
When the pressure oil is supplied to the cylinder body 42 via the pipe 45, the pair of left and right rams 43 project horizontally in the left and right direction, respectively, and the sliding surfaces 44a and 44b of the pair of left and right sliding members 44 respectively form the pair of left and right stoppers. It contacts the side inclined surfaces 41a and 41b.
When pressure oil is further supplied to the cylinder body 42 from this state, the pair of left and right sliding members 44 slide downward on the pair of left and right stopper-side inclined surfaces 41a and 41b, respectively. The pair of left and right rams 43 and the cylinder body 42 are displaced downward, and push down the pair of right and left weights 12.
[0036]
That is, since the lock release device 40 of the third embodiment has the cylinder body 42 and the ram 43 extending horizontally between the stopper 41 and the pair of right and left weights 12, the stopper 41 and the left and right Even if the gap between the pair of weights 12 is small, the pair of right and left weights 12 can be reliably pushed down to release the engagement with the guide rail 6.
Since the pair of left and right sliding members 44, the pair of right and left rams 43, and the cylinder body 42 are held between the pair of left and right stopper-side inclined surfaces 41a, 41b, the engagement of the weight 12 with the guide rail 6 is released. During the work, the weight 12 does not fall off.
[0037]
Fourth embodiment
Next, an unlocking device 50 according to a fourth embodiment will be described in detail with reference to FIG. The elevator tie-down device 5 using the lock release device 50 according to the fourth embodiment is also the same as the conventional tie-down device shown in FIGS. 10 and 11, and a description thereof will be omitted.
[0038]
The lock release device 50 of the fourth embodiment includes a horizontal beam-shaped stopper 51 spanned between upper ends of a pair of left and right guide rails 6 for guiding the up and down movement of the tension sheave 8. The stopper 51 is formed substantially the same as the stopper 41 of the above-described third embodiment. A trapezoidal notch is formed at the lower end of the intermediate portion in the longitudinal direction, so that a pair of left and right stopper-side inclinations is formed. Surfaces 51a and 51b are formed.
The stopper-side inclined surfaces 51a and 51b are opposed to the pair of left and right weights (supports) 12 and diverge downward from each other while facing up and down, in other words, when viewed from the front as shown in FIG. It is inclined downward in a C shape and extends downward.
[0039]
A cylinder body 52 is provided between the stopper 51 and the pair of left and right weights 12 so as to extend horizontally.
A pair of left and right sliding members 54 formed in a wedge shape are attached to a pair of left and right rams 53 projecting horizontally from the cylinder body 52.
The pair of left and right sliding members 54 includes a pair of left and right stopper-side inclined surfaces 51 a and 51 b and a pair of left and right weight-side inclined surfaces (support-side inclined surfaces) 12 c and 12 d formed on the upper surfaces of the pair of left and right weights 12. Be pinched.
The pair of left and right weight-side inclined surfaces 12c and 12d are divergent upward from each other while opposing the pair of left and right stopper-side inclined surfaces 51a and 51b in the vertical direction, in other words, viewed from the front as shown in FIG. Sometimes it is inclined upward in an inverted C shape and extends upward.
[0040]
When the pressure oil is supplied to the cylinder body 52 via the pipe 55, the pair of left and right rams 53 project horizontally in the left and right directions, respectively. It enters between the pair of stopper-side inclined surfaces 51a and 51b and the pair of left and right weight-side inclined surfaces 12c and 12d, and pushes down the pair of left and right weights 12.
At this time, the angle between the pair of left and right stopper-side inclined surfaces 51a, 51b and the pair of left and right weight-side inclined surfaces 12c, 12d is small, and the sliding member 54 is formed in a wedge shape. However, the pair of left and right weights 12 can be easily pushed down even if the force for horizontally projecting the pair of left and right rams 53 is small.
As a result, the capacity of the hydraulic jack composed of the cylinder body 52 and the pair of left and right rams 53 can be small, so that even if the vertical gap between the stopper 51 and the pair of left and right weights 12 is small, the guide rail 6 is opposed to the guide rail 6. The locking of the pair of right and left weights 12 can be easily released.
[0041]
As mentioned above, although each embodiment of the lock release device of the elevator tie-down apparatus which concerns on this invention was described in detail, this invention is not limited by each said embodiment, Various changes are possible. Needless to say.
For example, in each of the above-described embodiments, the hydraulic jack is constituted by the cylinder body and the ram.
[0042]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, since the present invention arranges the jack extending horizontally between the stopper and the sheave support, a vertical gap between the stopper and the sheave support is provided. Even if is small, it is possible to easily release the engagement of the tensioner support to the guide rail by pushing down the tensioner support.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an elevator tie-down device equipped with a lock release device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a side view showing an elevator tie-down device to which the unlocking device of the first embodiment is mounted.
FIG. 3 is a front view showing the lock release device of the first embodiment.
FIG. 4 is an essential part cutaway plan view showing the lock release device of the first embodiment.
FIG. 5 is a front view showing a lock release device according to a second embodiment.
FIG. 6 is an essential part cutaway plan view showing the lock release device of the second embodiment.
FIG. 7 is a front view showing a lock release device according to a third embodiment.
FIG. 8 is a front view showing a lock release device according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a diagram schematically showing an elevator provided with a tie-down device.
FIG. 10 is an enlarged side view showing the tie-down device shown in FIG. 9;
FIG. 11 is an enlarged view showing a lock unit shown in FIG. 11;
FIG. 12 is a front view schematically showing a conventional lock release device.
[Explanation of symbols]
1 Main sheave
2 basket
3 counterweight
4 Compensation rope
5 Tie-down device
6 Guide rail
7 Support frame
8 Tensioner
9 Tie-down spring
10 rod
11 Frame holding plate
12 weights (support)
13 Bracket
14 pin
15 arm
16 roller (friction engagement member)
17 Shock absorbing spring
18 Stopper
19 Hydraulic jack
20 Lock release device of first embodiment
21 Stopper
22 cylinder body
23 ram
24 Piping
30 Lock release device of second embodiment
31 Stopper
32 Eccentric cam (cam member)
33 horizontal rotation axis
34 Swing arm
35 spindle
36 cylinder body
37 ram
38 Piping
40 Lock release device of third embodiment
41 Stopper
42 cylinder body
43 ram
44 Sliding member
45 piping
50 Lock Release Device of Fourth Embodiment
51 Stopper
52 cylinder body
53 ram
54 wedge-shaped member
55 piping

Claims (5)

エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記支持体の上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記支持体を押し下げるためのジャッキは、
前記ガイドレールの上部に固定されたストッパに保持されるシリンダ本体と、
前記シリンダ本体に圧力流体が供給されると前記シリンダ本体から下方に突出して前記支持体を押し下げるラムと、
を備えることを特徴とするエレベータタイダウン装置の係止解除装置。A compensating rope hanging between the elevator car and the counterweight is wound around a tension pulley provided at the lower portion of the hoistway, and in the case of an emergency, the support of the tension pulley and a guide rail for guiding the lifting and lowering are provided. Locking the support to the guide rail in a tie-down device that prevents the upward displacement of the support by locking the support to the guide rail by engaging a frictional engagement member therebetween. Device for canceling,
A jack for pushing down the support,
A cylinder body held by a stopper fixed to the upper part of the guide rail,
A ram that protrudes downward from the cylinder body and presses down the support when pressure fluid is supplied to the cylinder body,
An unlocking device for an elevator tie-down device, comprising: 前記シリンダ本体および前記ラムは、前記支持体の上方への変位を緩衝する流体圧緩衝器を構成することを特徴とする請求項１に記載したエレベータタイダウン装置の係止解除装置。The lock release device for an elevator tie-down device according to claim 1, wherein the cylinder body and the ram form a fluid pressure buffer that buffers upward displacement of the support. エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記支持体の上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記ガイドレールの上部に固定されたストッパに回動自在に支持されるとともに前記支持体に当接するカム面を有したカム部材と、
前記カム部材を回動させる回動手段と、
を備えることを特徴とするエレベータタイダウン装置の係止解除装置。A compensating rope hanging between the elevator car and the counterweight is wound around a tension pulley provided at the lower portion of the hoistway, and in the case of an emergency, the support of the tension pulley and a guide rail for guiding the lifting and lowering are provided. Locking the support to the guide rail in a tie-down device that prevents the upward displacement of the support by locking the support to the guide rail by engaging a frictional engagement member therebetween. Device for canceling,
A cam member having a cam surface rotatably supported by a stopper fixed to an upper portion of the guide rail and abutting on the support,
Rotating means for rotating the cam member;
An unlocking device for an elevator tie-down device, comprising: エレベータの乗りかごと釣合錘との間で垂下する補償ロープを昇降路の下部に配設した張り車に巻装するとともに緊急時には前記張り車の支持体とその昇降を案内するガイドレールとの間に摩擦係合部材を噛み込ませて前記支持体を前記ガイドレールに係止することにより前記支持体の上方への変位を阻止するタイダウン装置における、前記支持体の前記ガイドレールに対する係止を解除するための装置であって、
前記支持体と上下方向に対向しつつ下方に向かって互いに末広がりに傾斜する左右一対のストッパ側傾斜面を有する、前記ガイドレールの上部に固定されたストッパと、
前記支持体上に水平に支持されたシリンダ本体と、
圧力流体が供給されると前記シリンダ本体から水平方向に突出する左右一対のラムと、
前記ストッパの左右一対のストッパ側傾斜面と摺動する摺動面をそれぞれ有する、前記左右一対のラムにそれぞれ取り付けられた摺動部材と、
を備えることを特徴とするエレベータタイダウン装置の係止解除装置。A compensating rope hanging between the elevator car and the counterweight is wound around a tension pulley provided at the lower portion of the hoistway, and in the case of an emergency, the support of the tension pulley and a guide rail for guiding the lifting and lowering are provided. Locking the support to the guide rail in a tie-down device that prevents the upward displacement of the support by locking the support to the guide rail by engaging a frictional engagement member therebetween. Device for canceling,
A stopper fixed to an upper portion of the guide rail, having a pair of left and right stopper-side inclined surfaces inclined downward and divergent toward each other while facing the support body in the up-down direction,
A cylinder body horizontally supported on the support,
A pair of left and right rams projecting horizontally from the cylinder body when a pressure fluid is supplied,
Sliding members respectively attached to the pair of left and right rams, each having a sliding surface that slides on a pair of left and right stopper side inclined surfaces of the stopper,
An unlocking device for an elevator tie-down device, comprising: 前記摺動部材は、前記ストッパの左右一対のストッパ側傾斜面とこれらのストッパ側傾斜面にそれぞれ上下方向に対向しつつ上方に向かって互いに末広がりに傾斜するように前記支持体に形成された左右一対の支持体側傾斜面との間に挿入される、くさび状部材として形成されることを特徴とする請求項４に記載したエレベータタイダウン装置の係止解除装置。The sliding member includes a pair of left and right stopper-side inclined surfaces of the stopper, and left and right formed on the support body so as to incline upward and divergently upward while opposing the stopper-side inclined surfaces in the vertical direction. The unlocking device for an elevator tie-down device according to claim 4, wherein the device is formed as a wedge-shaped member inserted between the pair of support-side inclined surfaces.

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