JP2004009538A - 包装体の製造方法およびそのための包装体の製造装置 - Google Patents

包装体の製造方法およびそのための包装体の製造装置 Download PDF

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渡 邊  宏 康
Akihiko Endo
遠 藤  昭 彦
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Tohcello Co Ltd
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Abstract

【課題】表面部と背面部との印刷の位置ずれもなく、確実に包装体を製造することが可能な包装体を提供する。
【解決手段】一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルム80を、一方の側端部80dと原反フィルム80の幅方向略中央部80eをそれぞれ、ヒートシール面が内側になるように、原反フィルム80の長さ方向に平行に内側に折り曲げるとともに、原反フィルム80の長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、表面部81とその両端のガゼット部82と側部ヒートシール予定部を形成し、原反フィルム80の幅方向略中央部80eの反転折り曲げ部80hを、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、重ね合わせて、背面部を形成し、原反フィルム80の重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、食品、化粧品、医療品などの様々な商品を密封包装するための包装体およびその製造方法ならびにそのための製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上記の各種の商品の密封包装する包装体として、商品を密封を包装して、小売店などにおいて顧客に商品の内容を外部から視認可能に構成してディスプレイ効果を発揮できるように、透明または半透明な合成樹脂フィルムからなる袋状の包装体が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開昭51−90675号公報、特開平11−48371号公報、特開平11−99572号公報では、図12に示したように、一方のエンドシール部102と、他方のエンドシール部予定部104と、二条の側部ヒートシール部106を有する袋状の包装体100であって、本体部108の両端部110がくの字形状に内側に折り曲げられて、いわゆるガゼット部112を形成した包装体100が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような包装体100を製造する方法としては、図13に示したように、一方の面がヒートシール性を有する本体部形成用原反フィルム200の両側端部202を、ヒートシール面204が内側になるように原反フィルムの長さ方向に平行に折り曲げるとともに、この折り曲げられた両端部206を、この折り曲げられたフィルム200のヒートシール面202が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、側部ヒートシール予定部208を形成している。
【0005】
そして、一方の面がヒートシール性を有する背面形成用原反フィルム210を、本体部形成用原反フィルム200を反転折り曲げすることにより形成された側部ヒートシール予定部208と、背面形成用原反フィルム210のヒートシール面212とが対面するように本体部形成用原反フィルム200上に供給した後、本体部形成用原反フィルム200の側部ヒートシール予定部208と、背面形成用原反フィルム210の側端部214とをヒートシールするようにしている。
【0006】
しかしながら、このような包装体の製造方法では、本体部形成用原反フィルム200上に背面形成用原反フィルム210を供給する必要がある。このため、例えば、これらのフィルムに印刷が施されている場合には、正確な位置に本体部形成用原反フィルム200上に背面形成用原反フィルム210を供給しなければ、印刷がずれて包装体が形成されてしまい、製品品質が低下することになる。
【0007】
このために、光電管などを用いて、正確に位置きめする方策もなされているが、複雑な制御が必要で、装置が煩雑化することになり、どうしてもフィルムを送給するローラの戻りなどの影響によって位置が微妙にすれてしまい、正確に本体部形成用原反フィルム200上に背面形成用原反フィルム210を供給することは困難で、印刷がずれて包装体が形成されてしまい、製品品質が低下するおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような現状に鑑み、一方のエンドシール部、他方のエンドシール部予定部および二条の側部ヒートシール部を有する包装体を簡単に製造することができるとともに、表面部と背面部との印刷の位置ずれもなく、確実に包装体を製造することが可能な包装体の製造方法およびそのための製造装置、ならびに包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の包装体の製造方法は、一方のエンドシール部、他方のエンドシール部予定部および二条の側部ヒートシール部を有する包装体を製造する製造方法であって、
一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルムを、一方の側端部と前記原反フィルムの幅方向略中央部をそれぞれ、ヒートシール面が内側になるように、原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げるとともに、
前記折り曲げられた側端部と幅方向略中央部を、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成し、
前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせて、背面部を形成し、
前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールし、
前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、前記ヒートシール部の外側の両端部分を切除し、
前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールすることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の包装体の製造装置は、一方のエンドシール部、他方のエンドシール部予定部および二条の側部ヒートシール部を有する包装体を製造する製造装置であって、
原反繰り出し部から連続的に繰り出され、一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルムを、一方の側端部と前記原反フィルムの幅方向略中央部をそれぞれ、ヒートシール面が内側になるように、原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げるとともに、
前記折り曲げられた側端部と幅方向略中央部を、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する表面部成形部と、
前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせて、背面部を形成する背面形成部と、
前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする側部ヒートシール形成部と、
前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、ヒートシール部の外側の両端部分を切除する耳部切除部と、
前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールするエンドシール形成部と、
前記側部ヒートシール形成部にて二条の側部ヒートシール部を熱圧着し、前記エンドシール形成部にてエンドシール部を熱圧着することにより形成された袋状物の連続体を個々の袋体毎に切断する切断部とを備えることを特徴とする。
【0011】
このように構成することによって、一枚の原反フィルムを用いるだけで、表面部と、その両端のガゼット部と、二条の側部ヒートシール部と、背面部とから構成される袋状の包装体を作製することができる。
従って、従来のように、表面部形成用原反フィルム上に背面形成用原反フィルムを供給する必要がないので、包装体を簡単に製造することができるとともに、表面部と背面部との印刷の位置ずれもなく、確実に包装体を製造することが可能である。
【0012】
このようにエンドシール形成部によって、前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールするので、袋状の包装体を作製することができる。
このように側部ヒートシール形成部にて二条の側部ヒートシール部を熱圧着し、エンドシール形成部にてエンドシール部を熱圧着することにより形成された袋状物の連続体を個々の袋体毎に切断することができるので、連続して大量に包装体を製造することができる。
【0013】
このように原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、ヒートシール部の外側の両端部分を切除するので、ヒートシール部の外側の余剰部分である両端部分を耳部切除部で切除することができ、製品の外観も良好である。
また、本発明の包装体の製造方法は、前記表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、前記原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、前記原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の包装体の製造装置は、前記表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、前記原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、前記原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うように構成されていることを特徴とする。
このようにすることによって、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げと、原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げを同時に行うよりもフィルムに皺が寄らずに、折り曲げすることができ、外観品質も良好となる。
【0015】
また、本発明の包装体の製造方法は、前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部の両端のガゼット部よりも外側の位置で行うことを特徴とする。
また、本発明の包装体の製造装置は、前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部の両端のガゼット部よりも外側の位置で行うように構成されていることを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、ヒートシールの際に、表面部の両端のガゼット部をヒートシールしてしまい、商品を収容する収容部分を構成する表面部の両端のガゼット部の容積が減少してしまうのが防止できるとともに、外観品質も良好となる。
また、本発明の包装体の製造装置は、前記表面部成形部が、
前記原反フィルムに上方よりテンションをかけるテンションローラと、
前記テンションローラの下流側に配設されたガイドプレート板であって、その両側部に内側に略くの字形状に屈曲形成された折り返し案内部を備えたガイドプレート板と、
前記ガイドプレート板の折り返し案内部に外方から嵌入状態で配置されるガゼット打ち込みプレート板であって、前記ガイドプレート板の折り返し案内部を前記原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が通過する際に、前記原反フィルムの側端部を折り返し案内部側に付勢することによって、前記ガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成するガゼット打ち込みプレート板とを備えることを特徴とする。
【0017】
このように構成することによって、テンションローラによってテンションがかけられた原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、ガイドプレート板の両側部に屈曲形成された折り返し案内部を通過する際に、ガゼット打ち込みプレート板によって折り返し案内部側に付勢されて、原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、ヒートシール面が内側になるように原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げられるとともに、この折り曲げられた原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられ、ガゼット部と二条の平行な側部ヒートシール予定部が連続的にしかも皺などが生じることなく確実に形成される。
【0018】
また、本発明の包装体の製造装置は、前記表面部成形部が、前記ガイドプレート板の折り返し案内部とガゼット打ち込みプレート板とを通過することによって形成された前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせるように、前記ガイドプレート板上に押し付けてくせ付け案内する案内部材を備えることを特徴とする。
【0019】
このように構成することによって、ガイドプレート板の折り返し案内部とガゼット打ち込みプレート板とを通過することによって形成された原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、案内部材によってくせつけ案内することによって、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように連続的にしかも皺などが生じることなく確実に重ね合わせることができる。
【0020】
さらに、本発明の包装体は、少なくとも片面がヒートシール性を有する一枚の積層フィルムを、折り畳むことにより形成された袋形状の包装体であって、
前記包装体の両側端部に形成された側部ヒートシール部と、
前記包装体の底部に形成された底部ヒートシール部と、
前記包装体の表面部の両側端部において、幅方向内方に相互に対向するように折曲状態で折り込まれたガゼット部とを備え、
前記包装体の袋状の物品収納部に物品を収容した際に、物品からの押圧力によって、前記ガゼット部の折り込み部が伸ばされて幅方向外方に膨出する際に、
前記ガゼット部の両端部が、前記包装体の側部ヒートシール部から幅方向外方に膨出しないように、
前記ガゼット部の折り込み部の両側端部が、前記包装体の側部ヒートシール部よりも、幅方向内方に位置するように折り込まれていることを特徴とする。
【0021】
このように得られた包装体は、一枚の原反フィルムを用いるだけで、表面部と、その両端のガゼット部と、二条の側部ヒートシール部と、背面部とから構成される袋状の包装体を作製することができる。
従って、従来のように、表面部形成用原反フィルム上に背面形成用原反フィルムを供給する必要がないので、簡単に製造することができるとともに、表面部と背面部との印刷の位置ずれもなく、皺の発生もなく外観も良好な包装体である。
【0022】
このように構成することによって、包装体の袋状の物品収納部に物品を収容した際に、物品からの押圧力によって、前記ガゼット部の折り込み部が伸ばされて幅方向外方に膨出する際に、
前記ガゼット部の両端部が、前記包装体の側部ヒートシール部から幅方向外方に膨出しないので、包装体の形状が崩れることがなく、物品を収容できるので、商品陳列の際などにおいて美観を損なうことがない。
【0023】
また、本発明では、原反フィルムまたは積層フィルムには、印刷が施されていることを特徴とする。
このようにすることによって、包装体としての商品価値が向上するとともに、上記のように印刷ずれをおこすことがなく、製品品質が低下することがなく、しかも、小売店などにおいて顧客に商品の内容などをアピールする効果に優れている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の包装体の製造装置全体の上面図、図2は、その側面図、図3は、本発明の包装体の製造装置全体の概略図である。
【0025】
図1及び図2において、1は、全体で本発明の包装体の製造装置を示しており、製造装置1は、原反繰り出し部10と、原反繰り出し部10の下流側に順に配設された、表面部成形部20、背面形成部30、側部ヒートシール形成部50、エンドシール形成部60、および切断部70を備えている。
なお、以下の実施例における「表面部」、「背面部」の用語は、説明の便宜上、包装体の片側をそれぞれ表すために使用したものであって、包装体の商品形態(商品を収納した状態)における「表面部」、「背面部」を表すものではなく、以下の実施例と逆の場合にも適用できるものである。
【0026】
原反繰り出し部10は、図3及び図4に示したように、ローラ状に巻かれ、一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルム80を巻装した原反ローラ11を備えており、この原反ローラ11から繰り出された原反フィルム80は、案内ローラ12a、12bで案内されて、原反繰り出しローラ13、13の間に供給されるようになっている。なお、図中、15は、原反ローラ11に巻装着された原反フィルム80の残量を検知して、残り少なくなった場合に、ブザーなどの警告を発するための検知ローラである。
【0027】
この原反繰り出しローラ13、13を介して送り出された原反フィルム80は、原反ダンサーローラ14aおよび、これに続く複数のローラ14b〜14eで張力などが調整された後、ガゼットくせ付きローラ16に送られるようになっている。
なお、この段階では、原反フィルム80は、図7に示すような長尺状のフィルムの状態である。次いで、このガゼットくせ付きローラ16を通過した原反フィルム80は、案内ローラ17、18で案内されて、表面部成形部20に送られるようになっている。
【0028】
この表面部成形部20では、図4及び図5に示したように、表面部成形部20に送られた原反フィルム80が、テンションローラ21、21を通過することによって、原反フィルム80に、上方よりテンションがかけられるようになっている。そして、テンションローラ21、21によって、テンションがかけられ原反フィルム80は、テンションローラ21の下流側に配設されたガイドプレート板22の下方を通過するようになっている。
【0029】
このガイドプレート板22は、ガイドプレート板基板22aと、ガイドプレート板基板22aの両側部に略くの字形状に内側に屈曲形成された折り返し案内板22b、22bからなる折り返し案内部22dを備えている。
また、ガイドプレート板22の折り返し案内部22dに外方から嵌入状態で配置されるガゼット打ち込みプレート板40を備えている。このガゼット打ち込みプレート板40は、図5に示したように、ガゼット打ち込みプレート板固定金具42によって、装置本体に固定されるようになっている。
【0030】
このように構成することによって、図5および図8に示したように、テンションローラ21、21によってテンションがかけられた原反フィルム80の一方の側端部80aと幅方向略中央部80bが、ガイドプレート板22の両側部に屈曲形成された折り返し案内部22dを通過する際に、ガゼット打ち込みプレート板40によって折り返し案内部側に付勢されて、原反フィルム80の一方の側端部80aと幅方向略中央部80bが、ヒートシール面80cが内側になるように原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げられる。
【0031】
これと同時に、図5および図9に示したように、この折り曲げられた原反フィルム80の一方の側端部80dと幅方向略中央部80eが、折り曲げられたフィルムのヒートシール面80fが上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられ、表面部81と、ガゼット部82と、二条の平行な側部ヒートシール予定部84が連続的にしかも皺などが生じることなく確実に形成される。
【0032】
そして、このように原反フィルム80の長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられた原反フィルム80の一方の側端部80gは、図4に示したように、L型寄せ金具23と、へら形状の当接部材24によって展延状態でガイドプレート板22および基台上に押し付けられた状態で下流側に配置されたアイロン装置27を通過するようになっている。
【0033】
一方、図5および図10に示したように、原反フィルム80の長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられた原反フィルム80の幅方向略中央部の反転折り曲げ部80hは、さらに、背面形成部30において、ヒートシール面80iが内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルム80の幅方向略中央部の折り曲げ部80hのヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部84に対面するとともに、原反フィルム80の他方の端部80jのヒートシール面が、原反フィルム80の一方の側端部80aに形成された側部ヒートシール予定部84に対面するように重ね合わせて、背面部86を形成するように案内される。
【0034】
すなわち、図4に示したように、背面形成部30では、原反フィルム80の長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられた原反フィルム80の幅方向略中央部の反転折り曲げ部80hおよび原反フィルム80の他方の端部80jは、案内部材を構成するL型寄せ金具23、案内ローラ25、へら形状の当接部材24、および案内ローラ26によって案内されるとともに、下流側に配置されたアイロン装置27を通過するようになっており、これによって、図4に示したように、くせ付けされて半折状態で案内され、背面部86を形成するように構成されている。
【0035】
なお、この場合、折り返し案内部22dと、ガゼット打ち込みプレート板40の位置を、両端部において同位置に配置して、表面部81とその両端のガゼット部82と側部ヒートシール予定部84を形成する際に、原反フィルム80の一方の側端部80aの折り曲げ、反転折り曲げと、原反フィルム80の幅方向略中央部80bの折り曲げ、反転折り曲げとを同時に行ってもよい。
【0036】
しかしながら、図示しないが、折り返し案内部22dと、ガゼット打ち込みプレート板40の位置を、両端部において前後に異なる位置になるように配置することによって、表面部81とその両端のガゼット部82と側部ヒートシール予定部84を形成する際に、原反フィルム80の一方の側端部80aの折り曲げ、反転折り曲げを、原反フィルム80の幅方向略中央部80bの折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うように構成するのが好ましい。
【0037】
このようにすることによって、表面部81とその両端のガゼット部82と側部ヒートシール予定部84を形成する際に、原反フィルム80の一方の側端部80aの折り曲げ、反転折り曲げと、原反フィルム80の幅方向略中央部80bの折り曲げ、反転折り曲げを同時に行うよりもフィルムに皺が寄らずに、折り曲げすることができ、外観品質も良好となる。
【0038】
なお、この場合、ガイドプレート板22に当接するL型寄せ金具、案内ローラ、当接部材などの配置、数なども適宜変更可能である。
また、原反フィルム80は、図7〜図10では、その上面がヒートシール性を有しており、この原反フィルム80の一方の側端部80a、幅方向略中央部80bを、上記のようにして二度折り返すことにより、二度折り返された折り返し部の上面がヒートシール性を有しており、この部分が、側部ヒートシール予定部84となる。
【0039】
上記のようにして、表面部成形部20において、二度折り返されて、ガゼット部82と側部ヒートシール予定部84が形成されるとともに、くせ付けされて半折状態で案内され、背面部86が形成された原反フィルム80は、図3および図6に示したように、アイロン装置27で軽く折り目付けされた後、中間繰り出しローラ28の間を通ることにより確実に賦形されるとともに、下流側に送られる。なお、29は中間ダンサーローラであり、賦形された原反フィルム80に必要なテンションを与えるものである。
【0040】
このようにアイロン装置27で軽く折り目付けされたフィルム80は、側部ヒートシール形成部50に送られるようになっている。この側部ヒートシール形成部50では、二本の平行に配置されたヒートシールバー51、51を間欠的にフィルムの送り速度と同期させて上下動することによって、原反フィルム80に形成された側部ヒートシール予定部84、84に背面部86の側端部86a、86bをヒートシールする。この際のヒートシール条件は適宜設定することができるが、通常は、温度120〜180℃、圧力0.5〜5Kg/cm、時間0.1〜10秒、回数1〜5回の範囲内に設定される。また、後述するエンドシール部のヒートシール条件よりも穏和な条件でヒートシールすることが好ましい。
【0041】
また、この場合、原反フィルム80の重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部84と背面部86とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部81の両端のガゼット部82よりも外側の位置で行うように構成するのが好ましい。
このように構成することによって、ヒートシールの際に、表面部81の両端のガゼット部82をヒートシールしてしまい、商品を収容する収容部分を構成する表面部の両端のガゼット部の容積が減少してしまうのが防止できるとともに、外観品質も良好となる。
【0042】
このように二条の側部ヒートシール部85、85を形成した後、このヒートシール部を冷却するために背面シール冷却板52,52を側部ヒートシール部に押当して側部ヒートシール部を冷却し、側部ヒートシール部85、85の接着を確実にする。このように側部ヒートシール部85、85を形成した後、耳部切除装置44によって、側部ヒートシール部85、85の外側の耳部分(余剰部分)87を切除するようになっている。なお、この切除した部分は、適宜回収してリサイクルすることが可能である。このように構成することによって、側部ヒートシール部85、85の外側の余剰部分である両端部分を耳部切除装置44で切除することができ、製品の外観も良好となる。
【0043】
このように耳部切除装置44によって、側部ヒートシール部85、85の外側の耳部分(余剰部分)87を切除されたフィルム80は、中央ゴムローラ53、定テンションローラ54間を通してフィルムに係る張力を一定範囲内に制御される。
この定テンションローラ54の下流側には、エンドシール形成部60が設けられており、このエンドシール形成部60には、フィルムの流れ方向とは直角にエンドシールバー61、61が配置されており、このエンドシールバー61を間欠的にフィルムの送り速度と同期させて上下動することによって、このエンドシールバー61で包装体の底部に相当する部分(図11において、このエンドシール部は83で示されている)をヒートシールするようになっている。このように、ヒートシールすることにより、エンドシール部83を形成した後、エンドシールバー61の下流に配置された底シール冷却板62を押し当ててヒートシールされたエンドシール部83を冷却し、エンドシール部83のヒートシールをより強固なものとするようになっている。
【0044】
なお、図中、エンドシールバー61と底シール冷却板62との対が、二組あるのは、フィルム厚が厚い場合に、エンドシール部83を二度ヒートシールしてそのシートヒールを強固なものにするためであり、適宜組み合わせて使用することができるようになっている。
また、底シール冷却板32の下流側には、駆動ゴムローラ64が備えられており、ヒートシールされ、連続した包装体を下流側に設けられたカッター70側に送り出すようになっている。このカッター70では、上記のようにして二条の側部ヒートシール部85、85を熱圧着し、さらにエンドシール部83を熱圧着することにより形成された袋状物の連続体が個々の袋体毎に切断されて、包装体120が製造され、荷受け台72上に載置された収容箱などに落下するようになっている。
【0045】
なお、本発明の装置で用いる原反フィルム80は、種々公知の熱可塑性樹脂、例えば、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチル・1−ペンテン、ポリブテンなど)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66、ポリメタキシレンアジパミドなど)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン重合体、ポリイミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アイオノマー、あるいはこれらの混合物などの熱可塑性樹脂からなる基材フィルムの片面に、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチル・ペンテン−1、オクテン−1などのα−オレフィンの単独若しくは共重合体、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(所謂「LLDPE」)、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレンランダム共重合体、ポリブテン、ポリ−4メチル・ペンテン−1、低結晶性あるいは非晶性のエチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン・ブテン−1ランダム共重合体などのポリオレフィンを単独若しくは2種以上の組成物、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)あるいはEVAとポリオレフィンとの組成物、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、アイオノマーなどの熱可塑性樹脂からなるヒートシール性を有する熱融着性フィルムが積層されてなるフィルムである。
【0046】
また、このような原反フィルムを構成する基材フィルムおよび熱融着性フィルムは、それぞれ一層であっても二層以上の多層であってもよい。
これらの基材フィルムとしては、得られる包装体の剛性、透明性などが優れる二軸延伸フィルム、特に、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルムが好ましい。一方、熱融着性フィルムとしては、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマーなどが、ヒートシール性、特に、透明性、低温ヒートシール性に優れているので好ましい。
【0047】
このような二軸延伸フィルムの片面に、低温ヒートシール性に優れた熱融着フィルムが積層されてなる原反フィルムが、剛性、引張強度などの機械的強度に優れ、かつ透明性を有し、低温ヒートシール性に優れるので、嵩高い、立体的な被包装材料(物品)を包装しても袋の形状が保たれ、被包装材料の視認性にも優れるので好ましい。
【0048】
また、本発明に係る原反フィルム80は、種々の公知の方法で製造することができる。例えば、基材フィルムの原料となる熱可塑性樹脂と、熱融着性フィルムとなる原料である熱可塑性樹脂とを、それぞれ別個の押出し機に投入して、多層ダイを用いて共押出しフィルムとした後、必要に応じて二軸延伸する方法、予め別個に得た基材フィルムと熱融着性フィルムとを積層する方法、あるいは予め得られた基材フィルムに、熱融着フィルムとなる原料である熱可塑性樹脂を押出しラミネートする方法などが挙げられる。
【0049】
さらに、基材フィルムと熱融着性フィルムとを積層する際には、予めフィルムの表面を、必要に応じて片面あるいは両面を、コロナ処理、火災処理などの表面処理をしてもよい。また、基材フィルムの表面をイミン、ウレタンなどの接着剤でアンカー処理してもよいし、無水マレイン酸変性ポリオレフィンを積層してもよいし、低密度ポリエチレンなどを用いてサンドラミしてもよい。
【0050】
また、本発明に係る基材フィルムには、さらにガスバリアー性を付与するために、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリエステル、塩化ビニリデン系重合体などのガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂からなる層が積層されていてもよいし、基材フィルムの片面に酸化アルミニウム、酸化亜鉛、二酸化ケイ素などの金属酸化物層が蒸着などにより積層されていてもよい。
【0051】
また、本発明に係る原反フィルム80は、好ましくは、印刷層を有してなるフィルムである。印刷された原反フィルムを得る方法としては、種々公知の方法を採用することができる。例えば、基材フィルムと熱融着性フィルムを積層した後、熱融着フィルム層と反対面に印刷する方法、予め基材フィルムに印刷した後、印刷面あるいは非印刷面に熱融着フィルムを積層する方法などが挙げられる。
【0052】
さらに、側部ヒートシール部85の幅としては、通常5〜30mm、好ましくは、7〜20mmの範囲にしておけば、このような側部ヒートシール部85によって得られる包装体の剛性が増し、物品を収納しても包装体の形状を保つことができる。
また、ガゼット折込部であるガゼット部82の幅は、被包装物である物品の容積に応じて、適宜選択して決定することができるが、通常7mm以上、好ましくは、10mm以上あると、嵩高い物品を容易に収納することができる。
【0053】
なお、上述した実施例では、下方に表面部81とガゼット部82を形成して、上方に背面部86を形成するように構成したが、上下を逆にして構成する場合にも適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、一枚の原反フィルムを用いるだけで、表面部と、その両端のガゼット部と、二条の側部ヒートシール部と、背面部とから構成される袋状の包装体を作製することができる。
従って、従来のように、表面部形成用原反フィルム上に背面形成用原反フィルムを供給する必要がないので、包装体を簡単に製造することができるとともに、表面部と背面部との印刷の位置ずれもなく、確実に包装体を製造することが可能である。
【0055】
また、本発明によれば、エンドシール形成部によって、前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールするので、袋状の包装体を作製することができる。
また、本発明によれば、側部ヒートシール形成部にて二条の側部ヒートシール部を熱圧着し、エンドシール形成部にてエンドシール部を熱圧着することにより形成された袋状物の連続体を個々の袋体毎に切断することができるので、連続して大量に包装体を製造することができる。
【0056】
また、本発明によれば、原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、ヒートシール部の外側の両端部分を切除するので、ヒートシール部の外側の余剰部分である両端部分を耳部切除部で切除することができ、製品の外観も良好である。
また、本発明によれば、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うので、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げと、原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げを同時に行うよりもフィルムに皺が寄らずに、折り曲げすることができ、外観品質も良好となる。
【0057】
また、本発明によれば、原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部の両端のガゼット部よりも外側の位置で行うので、ヒートシールの際に、表面部の両端のガゼット部をヒートシールしてしまい、商品を収容する収容部分を構成する表面部の両端のガゼット部の容積が減少してしまうのが防止できるとともに、外観品質も良好となる。
【0058】
また、本発明によれば、テンションローラによってテンションがかけられた原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、ガイドプレート板の両側部に屈曲形成された折り返し案内部を通過する際に、ガゼット打ち込みプレート板によって折り返し案内部側に付勢されて、原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、ヒートシール面が内側になるように原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げられるとともに、この折り曲げられた原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げられ、ガゼット部と二条の平行な側部ヒートシール予定部が連続的にしかも皺などが生じることなく確実に形成することができる。
【0059】
また、本発明によれば、ガイドプレート板の折り返し案内部とガゼット打ち込みプレート板とを通過することによって形成された原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、案内部材によってくせつけ案内することによって、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように連続的にしかも皺などが生じることなく確実に重ね合わせることができるなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の包装体の製造装置全体の上面図である。
【図2】図2は、本発明の包装体の製造装置全体の側面図である。
【図3】図3は、本発明の包装体の造装置全体を模式的に示す図である。
【図4】図4は、本発明の包装体の製造装置の原反繰り出し部10を示す部分拡大側面図である。
【図5】図5は、本発明の包装体の製造装置の表面部成形部20および背面形成部30を示す部分拡大斜視図である。
【図6】図6は、本発明の包装体の製造装置のアイロン装置部近傍を示す部分拡大側面図である。
【図7】図7は、図3の付番16における原反フィルムの形態を示す斜視図である。
【図8】図8は、図3の表面部成形部20で、最初に折り曲げられたフィルムの形態を示す斜視図である。
【図9】図9は、図3の表面部成形部20で、さらに折り曲げられたフィルムの形態を示す斜視図である。
【図10】図10は、図3の背面形成部30で原反フィルムが折り返して重ね合わせた状態を示す斜視図である。
【図11】図11は、図3のカッター70で切断された包装体の形態を示す斜視図である。
【図12】図12は、従来の包装体の斜視図である。
【図13】図13は、従来の包装体の製造方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1   製造装置
10 原反繰り出し部
11 原反ローラ
12a     案内ローラ
13 原反繰り出しローラ
14a原反ダンサーローラ
16 ガゼットくせ付きローラローラ
17 案内ローラ
20 表面部成形部
21 テンションローラ
22 ガイドプレート板
22a     ガイドプレート板基板
22b     折り返し案内板
22d     折り返し案内部
23 L型寄せ金具
24 当接部材
25 案内ローラ
26 案内ローラ
27 アイロン装置
28 中間繰り出しローラ
30 背面形成部
32 底シール冷却板
40 プレート板
42 プレート板固定金具
44 耳部切除装置
50 側部ヒートシール形成部
51 ヒートシールバー
52,52 背面シール冷却板
53 中央ゴムローラ
54 定テンションローラ
60 エンドシール形成部
61 エンドシールバー
62 底シール冷却板
64 駆動ゴムローラ
70 カッター
70 切断部
72 荷受け台
80 原反フィルム
80a     側端部
80b     幅方向略中央部
80c     ヒートシール面
80d     側端部
80e     幅方向略中央部
80f     ヒートシール面
80g     側端部
80h     反転折り曲げ部
80i     ヒートシール面
80j     端部
81 表面部
82 ガゼット部
83 エンドシール部
84 側部ヒートシール予定部
85 側部ヒートシール部
86a     側端部
86 背面部
100     包装体
102     エンドシール部
104     エンドシール部予定部
106     側部ヒートシール部
108     表面部
110     両端部
112     ガゼット部
120     包装体
200     表面部形成用原反フィルム
202     ヒートシール面
202     両側端部
204     ヒートシール面
206     両端部
208     側部ヒートシール予定部
210     背面形成用原反フィルム
212     ヒートシール面
214     側端部

Claims (13)

  1. 一方のエンドシール部、他方のエンドシール部予定部および二条の側部ヒートシール部を有する包装体を製造する製造方法であって、
    一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルムを、一方の側端部と前記原反フィルムの幅方向略中央部をそれぞれ、ヒートシール面が内側になるように、原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げるとともに、
    前記折り曲げられた側端部と幅方向略中央部を、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成し、
    前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせて、背面部を形成し、
    前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールし、
    前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、前記ヒートシール部の外側の両端部分を切除し、
    前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールすることを特徴とする包装体の製造方法。
  2. 前記表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、前記原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、前記原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うことを特徴とする請求項1に記載の包装体の製造方法。
  3. 前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部の両端のガゼット部よりも外側の位置で行うことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の包装体の製造方法。
  4. 前記原反フィルムには、印刷が施されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の包装体の製造方法。
  5. 一方のエンドシール部、他方のエンドシール部予定部および二条の側部ヒートシール部を有する包装体を製造する製造装置であって、
    原反繰り出し部から連続的に繰り出され、一方の面がヒートシール性を有する長尺状の原反フィルムを、一方の側端部と前記原反フィルムの幅方向略中央部をそれぞれ、ヒートシール面が内側になるように、原反フィルムの長さ方向に平行に内側に折り曲げるとともに、
    前記折り曲げられた側端部と幅方向略中央部を、折り曲げられたフィルムのヒートシール面が上面に位置するように、原反フィルムの長さ方向に平行に再度外側に反転折り曲げて、表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する表面部成形部と、
    前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせて、背面部を形成する背面形成部と、
    前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする側部ヒートシール形成部と、
    前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールした後、ヒートシール部の外側の両端部分を切除する耳部切除部と、
    前記フィルムの長手方向に対して直角方向にエンドシールするエンドシール形成部と、
    前記側部ヒートシール形成部にて二条の側部ヒートシール部を熱圧着し、前記エンドシール形成部にてエンドシール部を熱圧着することにより形成された袋状物の連続体を個々の袋体毎に切断する切断部とを備えることを特徴とする包装体の製造装置。
  6. 前記表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成する際に、前記原反フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、前記原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の包装体の製造装置。
  7. 前記原反フィルムの重ねあわされた二条の側部ヒートシール予定部と背面部とをフィルムの長手方向にヒートシールする際に、ヒートシールの位置を、表面部の両端のガゼット部よりも外側の位置で行うように構成されていることを特徴とする請求項5から6のいずれかに記載の包装体の製造装置。
  8. 前記表面部成形部が、
    前記原反フィルムに上方よりテンションをかけるテンションローラと、
    前記テンションローラの下流側に配設されたガイドプレート板であって、その両側部に内側に略くの字形状に屈曲形成された折り返し案内部を備えたガイドプレート板と、
    前記ガイドプレート板の折り返し案内部に外方から嵌入状態で配置されるガゼット打ち込みプレート板であって、前記ガイドプレート板の折り返し案内部を前記原反フィルムの一方の側端部と幅方向略中央部が通過する際に、前記原反フィルムの側端部を折り返し案内部側に付勢することによって、前記ガゼット部と側部ヒートシール予定部を形成するガゼット打ち込みプレート板とを備えることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の包装体の製造装置。
  9. 前記表面部成形部が、前記ガイドプレート板の折り返し案内部とガゼット打ち込みプレート板とを通過することによって形成された前記原反フィルムの幅方向略中央部の反転折り曲げ部を、さらに、ヒートシール面が内側になるように内側に折り曲げて、この原反フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ部のヒートシール面が、原反フィルムの幅方向略中央部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するとともに、原反フィルムの他方の端部のヒートシール面が、前記原反フィルムの一方の側端部に形成された側部ヒートシール予定部に対面するように重ね合わせるように、前記ガイドプレート板上に押し付けてくせ付け案内する案内部材を備えることを特徴とする請求項8に記載の包装体の製造装置。
  10. 前記原反フィルムには、印刷が施されていることを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の包装体の製造装置。
  11. 少なくとも片面がヒートシール性を有する一枚の積層フィルムを、折り畳むことにより形成された袋形状の包装体であって、
    前記包装体の両側端部に形成された側部ヒートシール部と、
    前記包装体の底部に形成された底部ヒートシール部と、
    前記包装体の表面部の両側端部において、幅方向内方に相互に対向するように折曲状態で折り込まれたガゼット部とを備え、
    前記包装体の袋状の物品収納部に物品を収容した際に、物品からの押圧力によって、前記ガゼット部の折り込み部が伸ばされて幅方向外方に膨出する際に、
    前記ガゼット部の両端部が、前記包装体の側部ヒートシール部から幅方向外方に膨出しないように、
    前記ガゼット部の折り込み部の両側端部が、前記包装体の側部ヒートシール部よりも、幅方向内方に位置するように折り込まれていることを特徴とする包装体。
  12. 前記表面部とその両端のガゼット部と側部ヒートシール部を形成する際に、前記積層フィルムの一方の側端部の折り曲げ、反転折り曲げを、前記積層フィルムの幅方向略中央部の折り曲げ、反転折り曲げよりも先行して行うことを特徴とする請求項11に記載の包装体。
  13. 前記積層フィルムには、印刷が施されていることを特徴とする請求項11から12のいずれかに記載の包装体。
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