JP2004005503A - Webサービス機能を有する画像形成装置 - Google Patents

Webサービス機能を有する画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004005503A
JP2004005503A JP2003081244A JP2003081244A JP2004005503A JP 2004005503 A JP2004005503 A JP 2004005503A JP 2003081244 A JP2003081244 A JP 2003081244A JP 2003081244 A JP2003081244 A JP 2003081244A JP 2004005503 A JP2004005503 A JP 2004005503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
web service
connection
web
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003081244A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsushima
松島 弘幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003081244A priority Critical patent/JP2004005503A/ja
Priority to CN200610172730.5A priority patent/CN1980247B/zh
Priority to CNB038015641A priority patent/CN100351818C/zh
Priority to EP03715406.9A priority patent/EP1489520B1/en
Priority to US10/490,978 priority patent/US7743162B2/en
Priority to PCT/JP2003/003651 priority patent/WO2003081443A1/ja
Publication of JP2004005503A publication Critical patent/JP2004005503A/ja
Priority to US12/771,330 priority patent/US8549162B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、夫々異なる画像形成処理を行う複数のアプリケーションを有し、Webサービスを提供するために必要な処理部を部品化し該複数のアプリケーションにて共有できる構成とすることによってWebサービスを提供するアプリケーションの開発及び追加を容易とする画像形成処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の課題は、メソッドに従った所定の処理を行う複数のメソッド処理手段と、処理要求に応じて、該処理要求で指定される上記メソッドに対応する上記メソッド処理手段に該処理要求を振り分けることによってWebサービスを実行するWebサービス実行手段を有する画像形成装置によって達成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、Webサービスを提供する画像形成処理装置に係り、詳しくは、Webサービスを提供するアプリケーションの開発及び追加を容易とする画像形成装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が一般的に知られている。このような複合型の画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応するアプリケーションを設け、アプリケーションの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、インターネットの発達と普及により、ネットワークを介して通信可能なプリンタ機能を有する上記従来の複合型画像形成装置は、ネットワークを介して機器と接続可能であるために、更にインターネットを介して行われる通信プロトコル、つまり、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信制御によって行われるWebサービスの提供が望まれるようになった。
【0004】
しかしながら、更に、HTTPによる通信制御に加え、HTTPのボディ部にXML(eXtensible Markup Language)等の汎用的な記述形式によるメッセージを記述して、接続される機器の対象範囲を拡大する傾向にあるなかで、上記従来の複合型画像形成装置では、画像形成に関する処理を実行する各アプリケーションがHTTPによる通信制御とXML等によってメッセージ交換を行うためには、各アプリケーションにHTTPによって指定されるメソッドの違いによる処理、及び、XMLの記述に関する処理を行わせる必要があった。従って、Webサービスに対応するアプリケーションを開発する開発者には、機能毎のプログラムの開発が必要とされていた。
【0005】
そこで、本発明の課題は、夫々異なる画像形成処理を行う複数のアプリケーションを有し、Webサービスを提供するために必要な処理部を部品化し該複数のアプリケーションにて共有できる構成とすることによってWebサービスを提供するアプリケーションの開発及び追加を容易とする画像形成処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、メソッドに従った所定の処理を行う複数のメソッド処理手段と、処理要求に応じて、該処理要求で指定される上記メソッドに対応する上記メソッド処理手段に該処理要求を振り分けることによってWebサービスを実行するWebサービス実行手段を有するように構成される。また、本発明は、請求項2に記載されるように、同一メソッドにおける処理を共有し、上記Webサービスとして画像形成に関する処理を行う複数のWebサービスアプリケーションを有するように構成することができる。
【0007】
このような画像形成装置では、メソッド毎に処理を部品化されるため、メソッド特有の処理を、複数のWebサービスアプリケーションによって共有することができる。
【0008】
更に、本発明は、請求項3に記載されるように、上記複数のメソッド処理手段の1つである第一メソッド処理手段は、所定記述形式によって記述された上記処理要求のボディ部を処理する記述処理手段を有し、上記記述処理手段による処理結果に基づいて、上記Webサービスアプリケーションが実行されるように構成することができる。
【0009】
このような画像形成装置では、記述処理手段(例えば、XML(eXtensible Markup Language)を処理する処理部)がWebサービスアプリケーションから独立して部品化されているため、Webサービスアプリケーションの開発者は、例えば、XMLの知識を必要とすることなく開発を行うことができる。
【0010】
また、本発明は、請求項4に記載されるように、上記複数のメソッド処理手段の1つである第一メソッド処理手段は、上記第一メソッド処理手段を指定する上記第一メソッドに関して、上記処理要求のボディ部の記述形式を指定するヘッダに応じた所定の処理を実行する複数の処理手段と、上記処理要求に指定されるコンテンツタイプに対応する上記処理手段に該処理要求を分配する第一分配処理手段とを有し、上記第一メソッドが上記処理要求によって指定されている場合、該処理要求が上記Webサービス実行手段によって上記第一分配処理手段に振り分けられ、上記第一分配処理手段によって、上記処理要求が上記ヘッダに対応する上記処理手段に分配され、該処理手段による処理結果に基づいて、上記Webサービスアプリケーションが実行されるように構成することができる。
【0011】
このような画像形成装置では、第一メソッドの処理がWebサービスアプリケーションから独立しているため、このメソッドに基づいて処理要求が振り分けられるWebサービスアプリケーションの開発において、コンテンツタイプに関する処理及び解析処理の開発を行う必要がない。例えば、上記第一メソッド処理部がPOSTメソッドに対応した処理部である場合、処理要求のヘッダに指定されるコンテンツタイプ「application/x−www−form−urlencoded」、「multipart/form−data」、「text/xml」毎の処理が部品化される。
【0012】
また、本発明は、請求項5に記載されるように、上記複数のメソッド処理手段の1つである第二メソッド処理手段は、上記第二メソッド処理手段を指定する上記第二メソッドに関して、上記Webサービスアプリケーションを特定する特定情報に基づいて、上記処理要求を該Webサービスアプリケーションに分配する第二分配処理手段を有し、上記第二メソッドが上記処理要求によって指定されている場合、該処理要求が上記Webサービス実行手段によって上記第二分配処理手段に振り分けられるように構成することができる。
【0013】
このような画像形成装置では、第二メソッドに関して、Webサービスアプリケーションを特定する特定情報(例えば、URL(Uniform resource Locator))に基づいて処理要求を該Webサービスアプリケーションに分配する分配処理がWebサービスアプリケーションから独立しているため、この第二メソッドに基づいて処理要求が振り分けられるWebサービスアプリケーションの開発において、分配処理に関する開発を行う必要がない。
【0014】
更に、本発明は、請求項6に記載されるように、Webを介して通信制御を行うWeb通信プロトコルデーモンと、該Web通信プロトコルデーモンとの接続によって生成され、該Web通信プロトコルデーモンと上記Webサービスアプリケーションとの間で行われる所定記憶領域からの受信データの読み込み及び該所定記憶領域への送信データの書き込みを制御する接続処理手段とを有するように構成することができる。
【0015】
このような画像形成装置では、Web通信プロトコルデーモン(例えば、HTTPデーモン)とWebサービスアプリケーションとの間に接続処理手段をもうけて、互いの処理を意識させないようにすることができる。
【0016】
また、本発明は、請求項7に記載されるように、接続通知をキューとして保持する接続通知キューと、上記接続通知キューを用いて、上記Webサービス実行手段と上記Web通信プロトコルデーモンとの接続を管理するWeb接続管理手段と、上記Web通信プロトコルデーモンから上記接続通知があったことを、上記Web通信プロトコルデーモンに代わって、上記Web接続管理手段へ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手段とを有し、上記Web接続管理手段は、上記Webサービス実行手段からの接続要求に応じて、上記Webサービスアプリケーションに代わって、上記接続通知キューから上記接続通知を取り出して、記Web通信プロトコルデーモンと接続するように構成することができる。
【0017】
このような画像形成装置では、Web接続管理手段(例えば、HTTP接続管理部)がWeb通信プロトコルデーモン(例えば、HTTPデーモン)とWebサービス実行手段(例えば、HTTPサービス実行部)とを接続する。
【0018】
更に、本発明は、請求項8に記載されるように、上記Web接続管理手段は、上記Web通信プロトコルデーモンと接続後、上記接続処理手段を生成し、上記Webサービス実行手段に上記接続に関する接続管理情報を通知し、上記Webサービス実行手段は、上記通知を受けて、上記処理要求を該処理要求で指定されるメソッドに対応する上記メソッド処理手段に振り分けるように構成することができる。
【0019】
このような画像形成装置では、Web接続管理手段(例えば、HTTP接続管理部)が接続処理手段(例えば、接続処理部)を生成し、Webサービス実行手段(例えば、HTTPサービス実行部)に接続管理情報を通知する。
【0020】
また、本発明は、請求項9に記載されるように、上記接続処理手段は、上記処理要求が振り分けられた上記メソッド処理部から処理通知を受信すると、上記Web通信プロトコルデーモンとの接続を切断するように構成することができる。更に、本発明は、請求項10に記載されるように、上記接続処理手段は、上記Webサービス実行手段に上記処理要求に応じた処理を終了したことを通知し、上記Webサービス実行手段は、上記Web接続管理手段に上記処理の終了を通知するように構成することができる。
【0021】
このような画像形成装置では、接続処理手段(例えば、接続処理部)がWebサービスアプリケーションに代わって、Web通信プロトコルデーモン(例えば、HTTPデーモン)との接続を切断する。
【0022】
また、本発明は、請求項11に記載されるように、上記画像形成処理で利用される複数のハードウェア資源を管理すると共に、上記複数のWebサービスアプリケーションからの利用要求に応じて、該複数のハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、該複数のWebサービスアプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0023】
このような画像形成装置では、Web通信プロトコルデーモンと複数のWebアプリケーションとの間で画像形成に関するデータを送受信すると共に、実行された複数のWebアプリケーションによって、複数のハードウェア資源へのアクセスをも実現することができる。
【0024】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、コンピュータに行なわせるための上記プログラムを記録した記録媒体とすることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
多種の画像形成機能を融合する本発明の実施の一形態に係る画像形成装置(以下、融合機と言う)は、例えば、図1に示すような機能構成を成す。図1は、本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【0027】
図1において、融合機1200は、プロッタ1201と、スキャナ1202と、その他ハードウェアリソース1203などを有するとともに、プラットフォーム1220とアプリケーション1230とから構成されるソフトウェア群1210と、融合機起動部1240とを備えている。
【0028】
融合機起動部1240は、癒合機1200の電源投入時に先ず始めに実行され、プラットフォーム1220やアプリケーション1230を起動する。
【0029】
プラットフォーム1220は、アプリケーション1230からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させる下記に示すコントロールサービス1250と、一または複数のハードウェア資源の管理をおこない、コントロールサービス1250からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャー(SRM(System Resource Manager)1223)と、OS(Operating System)1221とを有する。
【0030】
このコントロールサービス1250は、複数のサービスモジュールにより形成され、具体的には、SCS(System Control Service)1222と、ECS((Engine Control Service)1224と、MCS(Memory Control Service)1225と、OCS(Operation panel Control Service)1226と、FCS(FAX Control Service)1227と、NCS(Network Control Service)1228と、IMH(Imaging Memory Handler)1229とがある。なお、このプラットフォーム1220は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーションからの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェースを有する。
【0031】
OS1221は、UNIX(登録商標)などのオペレーティング・システムであり、プラットフォーム1220並びにアプリケーション1230の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。オープンソースのUNIX(登録商標)を用いることにより、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネットワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易となる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0032】
SRM1223は、SCS1222とともにシステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであり、スキャナやプロッタなどのエンジン部、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394I/F、RS232CI/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0033】
具体的には、このSRM1223は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるかどうか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングをおこない、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施するようにしてもよい。
【0034】
SCS1222は、アプリ管理(機能1)、操作部制御(機能2)、システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)(機能3)、LED表示(機能4)、リソース管理(機能5)、割り込みアプリ制御(機能6)等の複数の機能を行う。具体的には、アプリ管理(機能1)では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこなう。操作部制御(機能2)では、アプリの操作部使用権の排他制御をおこなう。システム画面表示(機能3)では、操作部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン部の状態に対応する警告画面の表示をおこなう。LED表示(機能4)では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこなう。リソース管理(機能5)では、アプリがECSを使ってジョブを実行するにあたって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスをおこなう。割り込みアプリ制御(機能6)では、特定のアプリを優先動作させるための制御及びサービスをおこなう。
【0035】
ECS1224は、プロッタ1201、スキャナ1202、その他ハードウェアリソース1203などのエンジン部を制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0036】
MCS1225は、メモリ制御をおこなうものであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などをおこなう。
【0037】
OCS1226は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理などをおこなう。
【0038】
FCS1227は、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を使ったファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信をおこなうためのAPI(Application Program Interface)を提供する。
【0039】
NCS1228は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介をおこなう。
【0040】
本実施例において、NCS1228は、複数のプロトコルのうちhttp(Hypertext Transfer Protocol)デーモンによって、インターネットを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で制御し、HTTPリクエストヘッダで指定される処理に必要な複数のWebサービスを関数コールによって起動し、その複数のWebサービスによる処理結果をHTTPレスポンスで該ネットワーク機器へ通知する。Webサービスは、例えば、XML(eXtensible Markup Language)によって記述されたメッセージに従って処理を行う。
【0041】
IMH1229は、イメージデータを仮想メモリ領域(ユーザー仮想空間)から物理メモリへマップする。プロセスの起動に応じて、システムコールを行ない、プロセス用の仮想メモリ領域をマップしたり、マップした仮想メモリ領域をプロセスの終了時に開放する処理等を行う。
【0042】
アプリケーション1230は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ1211と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ1212と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ1213と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ1214と、ネットファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ1215と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ1216と、配信用アプリケーションである配信アプリ1217と、実行した処理結果をWebサービスとして提供するWebサービスアプリ1218とを有する。各アプリケーション1211〜1218は、プラットフォーム1220上の各プロセスを利用して動作実行し得るため、画面制御、キー操作制御およびジョブ生成などをおこなう画面表示制御プログラムがその主体となる。なお、NCS1228により接続されたネットワークを介して新たなアプリケーションをネットワーク経由で搭載することもできる。また、各アプリケーションはアプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0043】
ここで、Webサービスアプリ1218とは、NCS1228によって通知されるHTTPリクエスト対応する処理を実行するアプリケーションであって、その処理結果は、HTTPレスポンスとしてNCS1228によってHTTPリクエストを行ったネットワーク機器へ提供される。
【0044】
このように、融合機1200は、各アプリで共通的に必要となる処理をプラットフォーム1220で一元的に処理する。
【0045】
次に、融合機1200のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、この融合機1200は、オペレーションパネル1310と、FCU(ファックスコントロールユニット)1320と、プロッタ1201、スキャナ1202及びその他ハードウェアで構成されるエンジン部1350と、コントローラ1300のASIC1301とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続した構成となる。FCU1320は、受信したファックスデータを格納するための不揮発性メモリ1321と、FCU1320内での時間を計測するためのRTC(Real Time Clock)1322とを有し、通常G3規格に従ってファックスデータの送受信を行う。FCU1320は、オプションとして更にG3規格とG4規格とを搭載しても良い。
【0046】
コントローラ1300は、ASIC1301にMEM−C1302、HDD(Hard Disk Drive)1303などを接続するとともに、このASIC1301とCPU1304とをCPUチップセットのNB1305を介して接続している。このように、NB1305を介して接続する理由は、CPU1304自体のインターフェイスが公開されていないためである。
【0047】
ここで、このASIC1301とNB1305は、単にPCIを介して接続されているのではなく、AGP1308を介して接続されている。このようにAGP1308を介して接続することとした理由は、この融合機1200がプラットフォーム1220やアプリケーション1230を形成する複数のプロセスを実行制御する関係上、これらを低速のPCIで接続したのでは、パフォーマンスが低下するからである。
【0048】
CPU1304は、融合機1200の全体制御をおこなうものであり、具体的には、OS1221上でプラットフォーム1220を形成するSCS1222、SRM1223、ECS1224、MCS1225、OCS1226、FCS1227、NCS1228をそれぞれプロセスとして起動して実行させるとともに、アプリケーション1230を形成するプリンタアプリ1211、コピーアプリ1212、ファックスアプリ1213、スキャナアプリ1214、ネットファイルアプリ1215、工程検査アプリ1216、配信アプリ1217、Webサービスアプリ1218を起動して実行させる。
【0049】
NB1305は、CPU1304とMEM−P1306、SB1307、ASIC1301とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1306は、融合機の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、MEM−C1302は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC1301は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
【0050】
NB1305は、PCIバスを介してSB1307と接続する他、ネットワーク通信を制御するNIC(Network Interface Card)1311と、パーソナルコンピュータと接続し大容量の画像データの送受信を可能とするUSB(Universal Serial Bus)1312及びIEEE13941313と、パラレルケーブルによって接続可能なセントロニクス1314と接続する。SB1307は、NB1305とROM、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。SB1307は、コントローラ1300での時間を計測するRTC(Real Time Clock)1323を有する。
【0051】
HDD1310は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージであり、オペレーションパネル1310は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示をおこなう操作部である。
【0052】
したがって、ASIC1301には、MEM−C1302を接続するためのRAMインターフェイスと、HDD1310を接続するためのハードディスクインターフェースが設けられ、これらの記憶部に対して画像データの入出力をおこなう場合には、入出力先がRAMインターフェイスまたはハードディスクインターフェースに切り替えられる。
【0053】
AGP1308は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェイスであり、システムメモリに高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
【0054】
上記機能構成及び上記ハードウェア構成に加えて、更に、NCS1228とアプリケーション1230との間で行われるデータ送受信に関する処理をシーケンス制御ライブラリとして共通化すると共に、Webサービス機能を実現する際には同様のいくつもの処理が行なわれるため、これら同様の処理を部品化して共通化する方法が考えられる。
【0055】
以下に、シーケンス制御ライブラリとして共通化した場合の基本構成について図3で説明する。図3は、アプリの開発及び追加を容易とする融合機の基本構成例を示す図である。図3中、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。図3において、アプリケーション1230とNCS1228とは、中間層としてのシーケンス制御ライブラリ100を介して、受信データ及び送信データの受け渡しを行う。ここでは、HTTPデーモン2によって通信制御される場合について説明する。他デーモンによる通信制御の場合においても同様に、シーケンス制御ライブラリ100が行う。
【0056】
アプリケーション1230は、データの送信方法を指定するメソッド毎に処理部を有し、例えば、POSTメソッドによる処理を行うPOSTメソッド処理部103と、GETメソッドによる処理を行うGETメソッド処理部104と、POSTメソッド及びGETメソッド以外のメソッドの処理を行うその他メソッド処理部199とを有する。各処理部103、104及び199では、メソッドに特有の解析処理を行うと共に、処理要求に従った処理を実行し、その処理結果をWebサービスとして提供する。
【0057】
シーケンス制御ライブラリ100は、HTTPに従った接続を管理するHTTP接続管理部101と、HTTPに従ってデータの送受信を行うことによってサービスを実行するHTTPサービス実行部102とを有する。
【0058】
HTTPサービス実行部102は、HTTPサービスの要求毎に接続が確立されるため、複数のHTTPサービス実行部102がスレッド(又はプロセス)として生成される。HTTPサービス実行部102は、HTTPヘッダで指定されるデータの送信方法を指定するメソッドに従ってGETメソッド処理部104、POSTメソッド処理部103、その他メソッド処理部199とに処理を振り分ける。
【0059】
NCS1228は、ネットワーク15を介してデータ送受信をHTTPに従って通信制御するHTTPデーモン2と、HTTPデーモン2からの接続及び切断の通知を受けると、HTTP接続管理部101との間で接続及び切断の処理を行う要求仲介デーモン7とを有する。
【0060】
HTTP接続管理部101は、要求仲介デーモン7から最初の接続通知を受けると、共有メモリ99の初期化を行い、可能な接続数分の受信バッファ97及び送信バッファ98を登録し、データ送受信可能な状態とする。また、この初期化によって、複数の接続要求を受付けることができ、接続毎にHTTPサービス実行部102がスレッドとして生成され、接続毎にHTTPサービスの提供を可能とする。
【0061】
例えば、HTTPデーモン2が同時に受けることのできる接続要求の最大数が3であるとすると、予め3つのスレッドを常駐させておくことで、処理性能を向上させることができる。一方、接続毎に1つのスレッドを生成し、処理が終了した時点で終了させることも可能である。
【0062】
アプリケーション1230の各処理部103、104及び199は、HTTPデーモン2及び要求仲介デーモン7と直接データのやり取りを行うのではなく、HTTPサービス実行部102から処理要求を受けて、処理結果を共有バッファ99を介してHTTPサービス実行部102に通知する。
【0063】
各処理部103、104及び199は、例えば、HTTPサービス実行部102からの処理要求を受信後に、処理の対象となる印刷データ(MB単位のデータ)を共有バッファ99から読み込み、処理要求に応じた処理を印刷データに行った処理結果を共有バッファ99に書き込んで、WebサービスとしてHTTPサービス実行部102を介して処理要求元に提供する。処理結果は、例えば、その印刷データに対して画像形成処理を行うことによって生成される画像データ(MB単位のデータ)、或いは、画像形成処理に関するステータスを示すステータス情報等である。
【0064】
つまり、アプリケーション1230の各処理部103、104及び199は、HTTPサービス実行部102によって処理要求が振り分け可能な処理部であれば良い。
【0065】
また、同様に、種々のアプリケーションの追加、つまり、メソッドに対応する処理部の融合機1200への追加をも容易に行うことができる。
【0066】
図3では、Webサービスを提供するためのメソッド毎に処理部を容易に追加することができる基本構成例について説明した。しかし、このようなメソッド毎の処理部では、同じメソッドであるが異なるWebサービスを提供する場合、Webサービスを行うための実際の処理を実行する前に必要となるメソッドに特有の処理をWebサービス毎に備える必要がある。メソッドに特有の処理を共通化することが考えられる。
【0067】
上記NCS1228とアプリケーション1230との間で行われるデータ送受信に関する処理をシーケンス制御ライブラリとして共通化すると共に、メソッドに特有の処理を共通化した場合の構成について図4で説明する。また、その処理フローについて図5及び図6で詳述する。
【0068】
図4は、アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第一構成例を示す図である。図4中、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。図4中、図3と同様の処理部には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0069】
図3に示す基本構成例との違いは、アプリケーション1230のPOSTメソッド処理部103において、Webサービスアプリ1218−1とWebサービスアプリ1218−2とが、POSTメソッドに特有のXMLによるメッセージの解析及びXMLによるメッセージの生成を行うXML処理部103−2と、XMLの解析及び生成に必要な部品を有するXML解析部103−3とを共有化した構成となっている点である。
【0070】
HTTPサービス実行部102からPOSTメソッド処理部103に処理が振り分けられると、POSTメソッド処理部103は、処理要求がXMLメッセージにて記述されている場合、一様に、XML処理部103−2にXMLメッセージの解析を行わせ、実際にWebサービスとして要求に応じた処理を行うWebサービスアプリ1218−1及び1218−2からの応答をXML処理部103−2によってXMLメッセージとして記述させる。XML処理部103−2は、必要に応じてXML解析部103−3を実行し、XMLメッセージの解析及び生成を行う。
【0071】
このような第一構成例では、各Webサービスアプリ1218−1及び1218−2はXMLメッセージの解析及び生成を行う必要がないため、開発者は、POSTメソッドによってWebサービスを実際に行う処理部分のみを開発すれば良いため、新たなWebサービスアプリの融合機1200への追加を容易に行うことができる。
【0072】
図4に示す第一構成例において、WebサービスとしてWebサービスアプリ1218が実行され、その処理結果がHTTPデーモン2に通知されるまでの処理フローについて図5及び図6にて説明する。図5及び図6は、図4の第一構成例における処理フローを示す図である。図5において、要求仲介デーモン7がHTTP接続管理部101に接続を通知すると(ステップS40)、HTTP接続管理部101は、接続通知キュー105にその通知を追加する(ステップS41)。HTTPサービス実行部102は、HTTP接続管理部101に対して接続の取得を要求する(ステップS42)。HTTP接続管理部101は、その要求に応じて、接続通知キュー105に対して通知の取得を要求し(ステップS43)、接続通知キュー105から接続通知を取得する(ステップS44)。
【0073】
HTTP接続管理部101は、接続通知キュー105から取得した接続通知に基づいて、HTTPデーモン2との接続を行う。また、HTTP接続管理部101は、接続管理情報を生成して接続処理部89に保存する(ステップS46)。接続処理部89は、HTTPサービス実行部102で行われる処理の一部である。一方、HTTP接続管理部101からの接続に応じて、HTTPデーモン2は、接続処理部89にHTTPヘッダ情報を保存する(ステップS47)。
【0074】
HTTP接続管理部101は、HTTPサービス実行部102に対して接続管理情報を通知し(ステップS48)、HTTPサービス実行部102は、接続管理情報がPOSTメソッドを指定している場合、POSTメソッド処理部103に対して処理の依頼を行う(ステップS49)。POSTメソッド処理部103は、Content−Typeとしてtext/xmlが指定されている場合、XMLメッセージの解析を行うためXML処理部103−2に対して処理を依頼する(ステップS50)。
【0075】
XML処理部103−2は、接続処理部89に対してデータの読み込みを要求する(ステップS51)。HTTPデーモン2は、受信バッファ97へ受信データを書き込んだことを接続処理部89に通知する(ステップS52)。接続処理部89は、受信データをXML処理部103−2に通知する(ステップS53)。
【0076】
XML処理部103−2は、受信データのうちXMLメッセージの部分をXML解析部103−3に対して解析を依頼する(ステップS54)。そして、XML処理部103−2は、XML解析部103−3に対して結果の取得を要求すると、XML解析部103−3は、XMLメッセージの構文を解析した結果として要素木をXML処理部103−2に通知する(ステップS56)。
【0077】
XML処理部103−2は、XML解析部103−3から通知された要素木によって処理をWebサービスアプリ1218に依頼する(ステップS57)。依頼に応じてWebサービスアプリ1218は、処理を実行し、その処理結果を要素木によってXML処理部103−2に通知する(ステップS58)。
【0078】
XML処理部103−2は、通知された要素木に基づいて、Webサービスアプリ1218による処理結果を接続管理部87にXMLで書き出すことによってXMLメッセージを生成する(ステップS59)。そして、接続処理部89は、XMLメッセージを送信バッファ98へ書き込んで、HTTPデーモン2へ送信バッファ98への書き込みを通知する(ステップS60)。
【0079】
また、XML処理部103−2は、終了通知を接続処理部89に対して行う(ステップS61)。その終了通知に応じて、接続処理部89は、HTTPデーモン2との接続の切断を行う(ステップS62)。更に、XML処理部103−2は、接続処理部89に処理終了を通知する(ステップS63)、接続処理部89は、HTTPサービス実行部102に処理終了を通知する(ステップS64)。そして、HTTPサービス実行部102は、処理が終了したことをHTTP接続管理部101に対して通知する(ステップS65)。
【0080】
上記処理フローにおいて、Webサービスアプリ1218は、ステップS57及びS58にてXML処理部103−2のみとで相互の処理が行われるだけである。このように、シーケンス制御ライブラリ100と、アプリケーション1230のPOSTメソッド処理部103内のXML処理部103−2及びXML解析部103−3等による部品化され共有化された処理部によって、新たなPOSTメソッドによるWebサービスアプリの開発を容易とすることができる。
【0081】
更に、共有メモリ99を用いた送受信データのやり取りを実現するシーケンス制御ライブラリで生成されるスレッドの構成について図7及び図8で説明する。図7及び図8は、シーケンス制御ライブラリのスレッド構成の例を示す図である。
【0082】
図7において、融合機1200が起動すると生成される初期化スレッド191は、仲介デーモン用クライアントスレッド192を生成する(ステップS61)。仲介デーモン用クライアントスレッド192は、HTTP接続管理部101の処理単位であって、HTTP接続管理部101として機能する。そして、初期化スレッド191は、要求仲介デーモン7にアプリケーションを登録する(ステップS62)。更に、初期化スレッド191は、HTTPサービス実行スレッド193を少なくとも1つ以上を生成する(ステップS63)。HTTPサービス実行スレッド193は、HTTPサービス実行部102の処理単位であって、HTTPサービス実行部102として機能する。
【0083】
仲介デーモン用クライアントスレッド192は、要求仲介デーモン7から接続通知を受けると(ステップS64)、接続通知キュー105に接続通知を追加して、HTTPサービス実行スレッド193の1つに接続を通知する(ステップS65)。接続通知を受けたHTTPサービス実行スレッド193は、HTTPデーモン用クライアントスレッド194を生成する(ステップS66)。HTTPサービス実行スレッド193は、HTTPデーモン2と接続する(ステップS67)。
【0084】
要求仲介デーモン7は、HTTPデーモン用クライアントスレッド194に対して受信バッファ97に受信データを書き込んだことを通知する(ステップS68)。そして、HTTPデーモン用クライアントスレッド194は、HTTPサービス実行スレッド193に受信データが書き込まれたことを通知する(ステップS69)。HTTPサービス実行スレッド193は、要求仲介デーモン7が書き込んだ受信データを受信バッファ97から読み出す(ステップS70)。
【0085】
HTTPサービス実行スレッド193は、送信データを送信バッファ98へ書き込んで、送信バッファへの書き込み通知を要求仲介デーモン7へ通知する(ステップS71)。要求仲介デーモン7は、送信バッファ98から送信データを取り出す(ステップS72)。HTTPサービス実行スレッド193は、要求仲介デーモン7との接続を切断する(ステップS73)。
【0086】
シーケンス制御ライブラリ100におけるスレッドの処理によって、共有メモリ99を使用することによる大量のデータのアクセスを可能とすると共に、アプリケーション1230に実装されたWebサービス機能を実際に行うWebサービスアプリ1218から切り離した処理として実現することができる。図4に示されるGETメソッド処理部104及びその他メソッド処理部199での実際にWebサービス機能を行うWebサービスアプリについても同様である。よって、Webサービス機能の開発者は、NCS1228とアプリケーション1230との間で行われるデータ送受信に関する処理フローについての知識を必要とすることなく、Webサービス機能の開発を行うことができる。
【0087】
図4に示す第一構成例では、POSTメソッドにてXMLメッセージによって処理の依頼及び応答を行う場合について説明したが、POSTメソッドには、コンテントタイプに応じた様々な処理形態がある。そのようなPOSTメソッドにおける処理形態毎に共通化した場合について図9で説明する。図9は、アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第二構成例を示す図である。図9中、図4と同様の処理部には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0088】
図9において、POSTメソッド処理部103は、図4に示される処理部103−2及び103−3と1218−1から1218−2に相当する処理部103−2及び103−3と1218−4に加えて、共通化される処理部として、コンテンツタイプに基づいて処理を分配するコンテントタイプ分配処理部113−1と、コンテンツタイプにFORMが指定された処理要求を解析するFORMデータ解析部113−2と、コンテンツタイプにマルチパートが指定された処理要求を解析するマルチパート解析部113−4とを有し、Webサービスの提供を行う処理部として、FORMで設定されたデータを実際に処理するWebサービスアプリ1218−3と、マルチパートによって指定されるデータファイルを実際にアップロードするための処理を行うWebサービスアプリ1218−5とを有する。
【0089】
コンテンツタイプ分配処理部113−1は、コンテンツタイプに「application/x−www−form−urlencoded」が指定されている場合、FORMデータ解析部113−2に処理要求を分配し、コンテンツタイプに「multipart/form−data」が指定されている場合、マルチパート解析部113−4に処理要求を分配し、コンテンツタイプに「text/xml」が指定されている場合、XML処理部103−2に処理要求を分配する。
【0090】
処理要求を分配されると、FORMデータ解析部113−2、マルチパート解析部113−4及びXML処理部103−2は、夫々処理の解析処理を行った後、処理要求に対応するWebサービスアプリ1218−3、1218−5、1218−4に対して処理を行わせる。
【0091】
このように、POSTメソッドで扱われるコンテンツタイプに応じた所定の解析処理を共有化することによって、開発者は、コンテンツタイプに応じた所定の解析処理に関する知識を必要とすることなく、新たなWebサービスアプリ1218の開発を行うことができ、また、融合機1200への新たなWebサービスアプリ1218の追加を容易に行うことができる。
【0092】
次に、GETメソッド処理部104において、GETメソッドに特有な処理を共有化する構成について図10で説明する。図10は、アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第三構成例を示す図である。図10中、図3と同様の処理部には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0093】
図10において、GETメソッド処理部104は、共通化される処理部として、Webサービスを特定するURL(Uniform resource Locator)に基づいて処理要求を分配するURL分配処理部104−1を有し、Webサービスの提供を行う処理部として、URLに対応する複数のWebサービスアプリ1218−6から1218−8を有する。
【0094】
このように、GETメソッドで扱われるURLの所定の解析処理を共有化することによって、開発者は、URLの所定の解析処理に関する知識を必要とすることなく、新たなWebサービスアプリ1218の開発を行うことができ、また、融合機1200への新たなWebサービスアプリ1218の追加を容易に行うことができる。
【0095】
また、融合機1200が図9に示すPOSTメソッド処理部103と、図10に示すGETメソッド処理部104とを有するように構成されることによって、POSTメソッド及びGETメソッドのいずれにおいても、Webサービスアプリ1218の開発及び追加を容易に行うことができる。
【0096】
本発明によれば、融合機1200がWebサービスを提供するために必要な処理部を部品化し複数のアプリケーションにて共有できる構成とすることができる。したがって、Webサービスの提供に必要な同じような機能をまとめて部品化され、実装されるアプリケーションによってそれら部品化された機能(処理部)を再利用することができるため、アプリケーションの開発及び融合機1200への該アプリケーションの追加を容易に行える。
【0097】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、Webサービスを提供するために必要な処理部を部品化し複数のアプリケーションにて共有できる構成であるため、Webサービスを提供するアプリケーションの開発を容易とする画像形成装置を提供することができる。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】アプリの開発及び追加を容易とする融合機の基本構成例を示す図である。
【図4】アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第一構成例を示す図である。
【図5】図10の第一構成例における処理フローを示す図である。
【図6】図10の第一構成例における処理フローを示す図である。
【図7】シーケンス制御ライブラリのスレッド構成の例を示す図である。
【図8】シーケンス制御ライブラリのスレッド構成の例を示す図である。
【図9】アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第二構成例を示す図である。
【図10】アプリの開発及び追加を容易とする融合機の第三構成例を示す図である。
【符号の説明】
2     httpデーモン
7     要求仲介デーモン
15    ネットワーク
100   シーケンス制御ライブラリ
101   HTTP接続管理部
102   HTTPサービス実行部
103   POSTメソッド処理部
103−2 XML処理部、 103−3 XML解析部
1218−1〜1218−8 Webサービスアプリ
104   GETメソッド処理部
113−1 コンテンツタイプ分配処理部
113−2 FORMデータ解析部
113−4 マルチパート解析部
1200  融合機、       1201  プロッタ、
1202  スキャナ、
1203  その他ハードウェアリソース、
1210  ソフトウェア群、
1230  アプリケーション、  1220  プラットフォーム、
1221  OS、        1222  SCS、
1223  SRM、       1224  ECS、
1225  MCS、       1226  OCS、
1227  FCS、       1228  NCS、
1229  IMH、       1240  融合機起動部、
1300  コントローラ、    1301  ASIC、
1302  MEM−C、     1303  HDD、
1304  CPU、       1305  NB、
1306  MEM−P、     1307  SB、
1308  AGP、       1310  オペレーションパネル、
1320  ファックスコントロールユニット
1311  NIC、       1312  USB、
1313  IEEE1394、  1314  セントロニクス、
1350  エンジン部

Claims (13)

  1. メソッドに従った所定の処理を行う複数のメソッド処理手段と、
    処理要求に応じて、該処理要求で指定される上記メソッドに対応する上記メソッド処理手段に該処理要求を振り分けることによってWebサービスを実行するWebサービス実行手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 同一メソッドにおける処理を共有し、上記Webサービスとして画像形成に関する処理を行う複数のWebサービスアプリケーションを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記複数のメソッド処理手段の1つである第一メソッド処理手段は、所定記述形式によって記述された上記処理要求のボディ部を処理する記述処理手段を有し、
    上記記述処理手段による処理結果に基づいて、上記Webサービスアプリケーションが実行されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 上記複数のメソッド処理手段の1つである第一メソッド処理手段は、
    上記第一メソッド処理手段を指定する上記第一メソッドに関して、上記処理要求のボディ部の記述形式を指定するヘッダに応じた所定の処理を実行する複数の処理手段と、
    上記処理要求に指定されるコンテンツタイプに対応する上記処理手段に該処理要求を分配する第一分配処理手段とを有し、
    上記第一メソッドが上記処理要求によって指定されている場合、該処理要求が上記Webサービス実行手段によって上記第一分配処理手段に振り分けられ、上記第一分配処理手段によって、上記処理要求が上記ヘッダに対応する上記処理手段に分配され、該処理手段による処理結果に基づいて、上記Webサービスアプリケーションが実行されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 上記複数のメソッド処理手段の1つである第二メソッド処理手段は、
    上記第二メソッド処理手段を指定する上記第二メソッドに関して、上記Webサービスアプリケーションを特定する特定情報に基づいて、上記処理要求を該Webサービスアプリケーションに分配する第二分配処理手段を有し、
    上記第二メソッドが上記処理要求によって指定されている場合、該処理要求が上記Webサービス実行手段によって上記第二分配処理手段に振り分けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. Webを介して通信制御を行うWeb通信プロトコルデーモンと、
    上記Web通信プロトコルデーモンとの接続によって生成され、該Web通信プロトコルデーモンと上記Webサービスアプリケーションとの間で行われる所定記憶領域からの受信データの読み込み及び該所定記憶領域への送信データの書き込みを制御する接続処理手段とを有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項記載の画像形成装置。
  7. 接続通知をキューとして保持する接続通知キューと、
    上記接続通知キューを用いて、上記Webサービス実行手段と上記Web通信プロトコルデーモンとの接続を管理するWeb接続管理手段と、
    上記Web通信プロトコルデーモンから上記接続通知があったことを、上記Web通信プロトコルデーモンに代わって、上記Web接続管理手段へ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手段とを有し、
    上記Web接続管理手段は、上記Webサービス実行手段からの接続要求に応じて、上記Webサービスアプリケーションに代わって、上記接続通知キューから上記接続通知を取り出して、記Web通信プロトコルデーモンと接続することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 上記Web接続管理手段は、上記Web通信プロトコルデーモンと接続後、上記接続処理手段を生成し、上記Webサービス実行手段に上記接続に関する接続管理情報を通知し、
    上記Webサービス実行手段は、上記通知を受けて、上記処理要求を該処理要求で指定されるメソッドに対応する上記メソッド処理手段に振り分けることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 上記接続処理手段は、上記処理要求が振り分けられた上記メソッド処理部から処理通知を受信すると、上記Web通信プロトコルデーモンとの接続を切断することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 上記接続処理手段は、上記Webサービス実行手段に上記処理要求に応じた処理を終了したことを通知し、
    上記Webサービス実行手段は、上記Web接続管理手段に上記処理の終了を通知することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 上記画像形成処理で利用される複数のハードウェア資源を管理すると共に、上記複数のWebサービスアプリケーションからの利用要求に応じて、該複数のハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    該複数のWebサービスアプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項記載の画像形成装置。
  12. コンピュータが、
    メソッドに従った所定の処理を行う複数のメソッド処理手順と、
    処理要求に応じて、該処理要求で指定される上記メソッドに対応する上記メソッド処理手順に該処理要求を振り分けることによってWebサービスを実行するWebサービス実行手順とを有することを特徴とする画像形成方法。
  13. コンピュータに、
    メソッドに従った所定の処理を行う複数のメソッド処理手順と、
    処理要求に応じて、該処理要求で指定される上記メソッドに対応する上記メソッド処理手順に該処理要求を振り分けることによってWebサービスを実行するWebサービス実行手順とを実行させるためのプログラム。
JP2003081244A 2002-03-25 2003-03-24 Webサービス機能を有する画像形成装置 Pending JP2004005503A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003081244A JP2004005503A (ja) 2002-03-25 2003-03-24 Webサービス機能を有する画像形成装置
CN200610172730.5A CN1980247B (zh) 2002-03-25 2003-03-25 具有万维网服务功能的图像形成装置及方法
CNB038015641A CN100351818C (zh) 2002-03-25 2003-03-25 具有万维网服务功能的图像形成装置
EP03715406.9A EP1489520B1 (en) 2002-03-25 2003-03-25 Image formation device having a web service function
US10/490,978 US7743162B2 (en) 2002-03-25 2003-03-25 Image forming apparatus, with connection request mediation, having web service functions
PCT/JP2003/003651 WO2003081443A1 (fr) 2002-03-25 2003-03-25 Dispositif de formation d'images comportant une fonction de service web
US12/771,330 US8549162B2 (en) 2002-03-25 2010-04-30 Image forming apparatus having web service functions

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002084552 2002-03-25
JP2002084554 2002-03-25
JP2002084553 2002-03-25
JP2003081244A JP2004005503A (ja) 2002-03-25 2003-03-24 Webサービス機能を有する画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004005503A true JP2004005503A (ja) 2004-01-08

Family

ID=30449503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003081244A Pending JP2004005503A (ja) 2002-03-25 2003-03-24 Webサービス機能を有する画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004005503A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181487A (ja) * 2006-12-21 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 装置とファシリティマネージャ内のディスカバリ機能の統合
JP2009065236A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Kyocera Mita Corp 情報処理装置
JP2011081768A (ja) * 2009-09-14 2011-04-21 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2013143641A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Ricoh Co Ltd ネットワーク通信装置
US9118621B2 (en) 2012-01-10 2015-08-25 Ricoh Company, Ltd. Network controller, method, and medium
EP3136702A1 (en) 2004-12-22 2017-03-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with integrated web browser for receiving screen data from an external server and an integrated web server for receiving an image processing execution request from said external server

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3136702A1 (en) 2004-12-22 2017-03-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with integrated web browser for receiving screen data from an external server and an integrated web server for receiving an image processing execution request from said external server
JP2008181487A (ja) * 2006-12-21 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 装置とファシリティマネージャ内のディスカバリ機能の統合
JP2009065236A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Kyocera Mita Corp 情報処理装置
JP2011081768A (ja) * 2009-09-14 2011-04-21 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2013143641A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Ricoh Co Ltd ネットワーク通信装置
US9118621B2 (en) 2012-01-10 2015-08-25 Ricoh Company, Ltd. Network controller, method, and medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1489520B1 (en) Image formation device having a web service function
JP5509754B2 (ja) ソフトウェア管理装置、ソフトウェア配信システム、インストール方法およびプログラム
JP4498770B2 (ja) データ配信する画像形成装置及びその画像形成装置からデータを取得する情報処理装置
ES2261882T3 (es) Aparato de formacion de imagenes y procedimiento de tratamiento de impresion.
US20090070864A1 (en) Image forming apparatus, image forming method, recording medium, and image forming system
JP5370439B2 (ja) 装置、要求処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2009255390A (ja) 画像形成装置、機能連携制御方法、及び機能連携制御プログラム
JP4291856B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2003296065A (ja) 画像形成装置
JP2004005503A (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4141209B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2004135323A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP3710789B2 (ja) 複数の通信プロトコルを有する画像形成装置
JP4291855B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4130108B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4136738B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4141210B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2006020341A (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4291854B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4130109B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4373692B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP3857654B2 (ja) 画像形成装置,ユーザ情報管理方法,ユーザ情報管理プログラムおよび記録媒体
JP2004303205A (ja) 外部装置によって蓄積文書情報を編集可能とする画像形成装置、文書サービス提供方法
JP2004005475A (ja) 画像形成装置および蓄積文書のサムネイル取得方法
JP2004272888A (ja) サービス提供装置、ユーザ端末装置、サービス提供方法、サービス利用方法、サービス提供プログラム、サービス利用プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607