JP2004005421A - 統合金融取引管理システム及びその管理方法 - Google Patents
統合金融取引管理システム及びその管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004005421A JP2004005421A JP2003029733A JP2003029733A JP2004005421A JP 2004005421 A JP2004005421 A JP 2004005421A JP 2003029733 A JP2003029733 A JP 2003029733A JP 2003029733 A JP2003029733 A JP 2003029733A JP 2004005421 A JP2004005421 A JP 2004005421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- financial
- account
- financial institution
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
【課題】多数の金融機関口座情報、顧客情報及び公課金納付者番号などが登録された1つのICチップを活用して多数の金融機関から入出金、口座振替、キャッシングサービス、公課金納付などの統合金融取引サービスの提供を受けられるようにした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供すること。
【解決手段】カード及び移動通信端末機などに内蔵または外付けされ、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などの登録を受けて各種金融取引を行うICチップと、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップに新規口座情報及び通帳記帳内訳を登録する窓口端末機及び自動化機器。及びこれらを管理するICチップ管理システムとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】カード及び移動通信端末機などに内蔵または外付けされ、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などの登録を受けて各種金融取引を行うICチップと、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップに新規口座情報及び通帳記帳内訳を登録する窓口端末機及び自動化機器。及びこれらを管理するICチップ管理システムとを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、統合金融取引管理システム及びその管理方法に関し、より詳細には、スマートカード(Smart Card)または移動通信端末機などに装着されたICチップ(Integrated Circuit Chip)に、顧客が取引している多数の金融機関口座情報を登録することにより、自動化機器またはインタフェース可能な各種端末機などを用いて多数の金融機関との取引を可能にした統合金融取引管理システム及びその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、顧客と金融機関との取引は、顧客が各金融機関発行の通帳またはキャッシュカードなどをもって営業店の窓口または自動化機器などを用いて該当金融機関の該当取引口座で入出金、口座振替、キャッシングサービス、取引内訳記帳などを行う単純な手続を有する。
【0003】
この際、各金融機関発行の通帳及びキャッシュカードは、その裏面のMS(Magnetic Stripe)トラックに顧客の金融情報を記録して使用するが、顧客は、取引している多数の金融機関と、各金融機関の口座別に発行された多数枚のMS通帳またはカードなどによって入出金、クレジット/直払購買決済、キャッシングサービスなどの取引サービスを受ける。
【0004】
このような通帳及びカードのMSトラックは、製造コストが低くて通帳及びカード発給による負担が少ないが、格納可能なデータの容量が極めて微々である。
このため、顧客は各金融機関から発行された多数枚の通帳及びカードを保管及び所持しなければならないので、使用が不便で紛失の危険が高い。また、財布紛失の際、携帯していた他のカード及び通帳を発給した金融機関に一々申告しなければならないという問題点がある。
【0005】
かかる問題点を解決するために、各金融機関は、電子通信技術及びインターネットなどのネットワーク技術を極力活用して金融機関間に、或いは金融機関と顧客との間にネットワークを構築し、金融共同網サービス、及びPCや電話機などを用いたファーム/ホームバンキング(Firm/Home Banking)サービスを提供する。
【0006】
別の場合は、各金融機関が取引口座によるカードを発行する過程において、一つのカードに他の取引口座、クレジットカード社と第2金融圏などの提携機関がそれぞれ提供するサービスを統合した提携カードを発給する。
【0007】
ところが、このようなネットワーク技術を活用したファーム/ホームバンキングサービスも、顧客が取引金融機関のホストに一々接続した後、該当取引口座から入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融サービスを受けなければならないもので、その過程が複雑であり、該当取引口座の口座番号を全て記憶しなければならないという不便さがある。
【0008】
また、各金融機関提供の提携カードも、一つのカードで多数の口座、またはクレジットカード社及び第2金融圏提供の金融サービスを受けることができるが、これはカードを発給する金融機関で任意的に顧客の同金融機関内の他の口座や、提携されたクレジットカード社のクレジットカード番号などを登録して発給する形を取る。
【0009】
従って、顧客は、前記提携カードに登録されていない他の金融機関の取引口座を用いるためには、依然として該当金融機関の口座番号を記憶し、或いは発給されたカードまたは通帳を保管及び所持しなければならないので、使用が不便であり、紛失のおそれも高いという問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、多数の金融機関口座情報、顧客情報及び公課金納付者番号などが登録された1つのICチップを活用して多数の金融機関から入出金、口座振替、キャッシングサービス、公課金納付などの統合金融取引サービスの提供を受けられるようにした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、カード及び移動通信端末機に装着されたICチップに、取引している多数の金融機関口座情報及び公課金納付者番号のうち顧客が必要とする金融口座番号及び納付者番号を直接登録させて利用可能とした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0012】
本発明のさらに他の目的は、比較的メモリ容量の大きいICチップを活用することにより、顧客情報及び口座情報が記録されているMSトラック付きの物理的な通帳及びカードの発給を代替することを可能とした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る統合金融取引管理システムは、カード及び移動通信端末機などに内蔵または外付けされ、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などの登録を受けて各種金融取引を行うICチップと、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップに新規口座情報及び通帳記帳内訳を登録する窓口端末機及び自動化機器と、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して、前記ICチップに登録された金融口座の通帳記帳内訳を記録及びディスプレイし、前記ディスプレイされた通帳記帳内訳をプリンタで印刷する電子通帳整理機と、前記ICチップと金融決済院との間で内部ネットワーク及び金融共同網を用いたデータインタフェースを介して公課金収納を代行する公課金収納自動化機器と、前記ICチップに登録されたカード社情報または直払口座情報によってクレジット/直払購買決済を行う加盟店端末機と、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機と内部ネットワークを介して接続され、前記ICチップに登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホストと、前記スマートカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされるICチップを発給し、発給された前記ICチップに登録されている多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを管理するICチップ管理システムとを備える。
【0014】
上記目的を達成するために、本発明に係る統合金融取引管理方法は、ICチップ管理システムでカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされる金融機関の口座情報が登録されたICチップを発給する段階と、窓口端末機及び自動化機器で、発給されたICチップに、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを登録する段階と、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機で、ICチップに登録された多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを用いて、顧客が調整した状況に応じて金融取引を行う段階と、前記金融取引が完了すると、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器でディスプレイ部に変更された顧客の金融機関口座情報を表示し、前記変更された金融機関口座情報をICチップに伝送する段階と、前記変更された口座情報が伝送されると、ICチップで変更されたICデータを格納する段階とを含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る統合金融取引管理システムの全体構成図である。
【0016】
まず、各図面の構成要素への参照符号の付加において、同一の構成要素に限っては例え他の図面上に表示されてもできる限り同一の符号を付する。
【0017】
本発明に係る統合金融取引管理システムは、図1に示すように、カード20及び移動通信端末機30などに内蔵または外付けされるICチップ10と、ICチップ10と金融機関200との間で金融取引を中継する窓口端末機40及び自動化機器60と、金融取引による変更された通帳記帳内訳をディスプレイ及び出力する電子通帳整理機50と、ICチップ10と金融決済院500との間で公課金収納を代行する公課金収納自動化機器70と、ICチップ10を用いたクレジット/直払購買決済を行う加盟店端末機80と、金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホスト220と、ICチップ10の登録事項を管理するICチップ管理システム230とを備える。
【0018】
また、統合金融取引管理システムは、前記ICチップ10と金融機関200との間でインターネット網120を介して口座振替、キャッシングサービス、電子マネー充填などの金融取引ができるようにパーソナルコンピュータなどに連結されるICチップリード/ライタ90をさらに備える。
【0019】
前記ICチップリード/ライタ90は、顧客のPCまたはインターネットを用いた金融取引が可能なその他の端末機などに連結され、ICチップ10に登録された顧客のデータの照会及びこれを用いた金融取引を可能にする。
【0020】
前記ICチップ10は、顧客と取引する特定の金融機関から発給するが、スマートカード20または携帯電話やPDAなどの移動通信端末機30などに内蔵または外付けすることができるように製作される。
【0021】
この際、前記ICチップ10は、比較的データ容量の大きい記憶手段を有することにより、顧客が取引する特定の金融機関の複数口座を格納することができるうえ、他の金融機関、例え銀行、カード社、投信社、証券社などの口座情報も格納可能であって、1つのICチップを用いて複数の金融機関の複数口座との取引及び取引内訳を格納することが可能である。
【0022】
従って、顧客は、一つのICチップ10が内蔵または外付けされたスマートカード20または移動通信端末機30の所持によって、取引する多数の金融機関の通帳及びカードを携帯しなくても、該当金融機関との入出金、口座振替、キャッシングサービス、取引内訳照会及び格納などの金融取引を、CD機またはATM機などの自動化機器60及び営業店の窓口端末機40を用いて行うことができる。
【0023】
また、前記ICチップ10には、顧客が取引している多数の金融機関口座情報だけでなく顧客情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを格納するとともに、顧客の生活に必要な健康保険、交通カード、小額カードなどの生活サービスを利用することが可能な付加サービス機能を記録することができる。
【0024】
前記ICチップ10は、スマートカード20などのクレジットカードに内蔵され、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80などといった外部端末機と接触方式によってデータインタフェースを行う接触式ICチップと、携帯電話やPDAなどの移動通信端末機30に内蔵または外付けされ或いはクレジットカードに内蔵され、外部端末機とRF(Radio Frequency)または赤外線(infrared)通信によってデータインタフェースを行う非接触式ICチップとに区分される。
【0025】
図2は図1のICチップと、窓口端末機及び自動化機器の内部構成図である。
【0026】
図2に示すように、前記ICチップ10は、ICデータに変換された口座情報及び金融取引による金融機関口座情報を格納する口座情報格納部11と、ICチップ内におけるデータを処理及び制御するマイクロプロセッサ部12と、ICチップ10内の全ての応用プログラムを管理するチップ運営体系13と、外部端末機とのデータインタフェースを行うインタフェース部14と、外部端末機とのRF通信によるデータインタフェースを行うRF通信部15とを備える。
【0027】
前記口座情報格納部11は、マイクロプロセッサ部12を介してICタイプに変換された実物通帳及びカードのMSトラックのデータと、後述の金融機関ホスト220から伝送された口座情報を格納し、登録された多数の金融口座の金融取引による通帳記帳内訳と公課金収納情報などを格納する。
【0028】
前記マイクロプロセッサ部12は、CD機またはATM機などの窓口端末機40及び自動化機器60から伝送される多数枚の実物通帳及びカードのMS(Magnetic Stripe)トラックのデータをICタイプに変換して口座情報格納部11に格納されるように制御する。
【0029】
前記インタフェース部14は、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80、ICチップリード/ライタ90などといった外部端末機と接触または非接触方式でデータインタフェースを行う。
【0030】
前記RF通信部15は、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80などのような外部端末機とRF通信を用いた非接触方式でデータインタフェースを行う。
【0031】
一方、前記営業店窓口端末機40及び自動化機器60は、図1及び図2に示すように、前記ICチップ10と金融機関200との間でデータインタフェースを通して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップ10に新規または他の金融機関の口座情報及び通帳記帳内訳を登録する。
【0032】
前記窓口端末機40及び自動化機器60は、図2に示すように、IC入出力部41、赤外線送受信部42、MSリーダ部43、ディスプレイ部44、主制御部45、MS口座情報格納部46、電子通帳処理部47、入出金取引部48、統合口座金融処理部49、内部ネットワークインタフェース部61及びインターネットインタフェース部62を備える。
【0033】
前記IC入出力部41及び赤外線送受信部42は、ICチップ10に格納されたICデータタイプの顧客情報及び金融機関口座情報を獲得して主制御部45に提供し、顧客の選択によって金融取引が行われて取引内訳が変動される金融口座の変動事項を前記ICチップ10に伝送する。
【0034】
前記MSリーダ部43は、多数の金融機関から発給された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得し、獲得された実物通帳及びカードのMSトラックの顧客情報及び口座情報をMS口座格納部46に格納する。
【0035】
前記MS口座格納部46は、格納されたMSトラックの顧客情報及び口座情報を前記IC入出力部41及び赤外線送受信部42に接触または非接触で接続されているICチップ10に移植する。
【0036】
前記電子通帳処理部47は、IC入出力部41及び赤外線送受信部42から獲得されたICチップ10に格納されている各口座の金融取引による通帳記帳内訳が格納、照会、印刷されるように制御する。
【0037】
前記入出金取引部48は、IC入出力部41、赤外線送受信部42及びMSリーダ部43から獲得された取引口座の入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を行う。
【0038】
前記内部ネットワークインタフェース部61は、各金融取引による金融機関とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワーク(LAN)100に接続する。
【0039】
そして、前記主制御部45は、ICチップ10を用いた金融取引を行うために各構成に必要な全体作動過程、及び顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。上述したような全ての金融取引過程及びMS情報移植過程はディスプレイ部44に表示される。
【0040】
図3は図1の電子通帳整理機の内部構成図である。
【0041】
図1及び図3を参照すると、前記電子通帳整理機50は、前記ICチップ10と金融機関200との間でデータインタフェースを通して、前記ICチップ10に登録された金融口座の通帳記帳内訳を記録及びディスプレイし、前記ディスプレイされた通帳記帳内訳をプリンタ部56によって印刷する。
【0042】
前記電子通帳整理機50は、図3に示すように、IC入出力部51、赤外線送受信部52、MSリーダ部53、ディスプレイ部54、電子通帳制御部55、プリンタ部56、内部ネットワークインタフェース部57及びインタネットインタフェース部58を備える。
【0043】
前記IC入出力部51及び赤外線送受信部52は、ICチップ10に格納されたICデータタイプの顧客情報及び金融機関口座情報を獲得して電子通帳制御部55に提供し、顧客の選択による該当金融口座の変動事項をICチップ10に伝送する。
【0044】
前記MSリーダ部53は、多数の金融機関から発給された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得し、獲得された実物通帳及びカードのMSトラックの顧客情報及び口座情報を電子通帳制御部55に伝送する。
【0045】
前記内部ネットワークインタフェース部57は、ICチップ10に登録された各口座の通帳記帳内訳の照会に必要な金融機関200とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワーク100に接続される。
【0046】
また、前記電子通帳制御部55は、ICチップ10に格納された各口座の金融取引及びMSリーダ部53を介して獲得された金融口座の通帳記帳内訳の格納、照会、印刷のために各構成に必要な全体作動過程、及び顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。
【0047】
上述したような各口座の金融取引による通帳記帳内訳はディスプレイ部54に表示され、表示された通帳記帳内訳はプリンタ部56によって印刷される。
【0048】
この際、前記窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50などの外部端末機には、インタネット上の金融業務を行うためにインタネット接続のためのインタネットインタフェース部58、62をさらに備える。
【0049】
一方、図4は図1の公課金収納自動化機器の内部構成図である。
【0050】
図1及び図4を参照すると、前記公課金収納自動化機器70は、ICチップ10と金融決済院500との間で金融共同網130を用いたデータインタフェースを通して、GIRO利用機関(図示せず)から与えた公課金を収納する。
【0051】
この際、前記公課金収納自動化機器70は、一般的なCD機及びATM機などの自動化機器60に機能がさらに加わった公課金収納自動化機器であるか、或いは前記自動化機器60に結合されず単に公課金収納機能のみを行う別途の端末機形態を有する自動化機器である。もし、前記公課金収納自動化機器が一般的なCD機及びATM機などの自動化機器60に結合された形態であれば、公課金収納機能を除いた残りの金融取引は、前記自動化機器60と同一である。
【0052】
前記公課金収納自動化機器70は、図4に示すように、IC入出力部71、赤外線送受信部72、MSリーダ部73、ディスプレイ部74、公課金収納制御部75及びネットワークインタフェース部76を備える。
【0053】
前記IC入出力部71及び赤外線送受信部72は、ICチップ10に格納された公課金納付者番号を獲得して公課金収納制御部75に提供する。この際、前記ICチップ10に公課金納付者番号を最初登録するためには、顧客がGIRO用紙に記載された公課金納付者番号を前記自動化機器60または公課金収納自動化機器70に入力する過程が必要であり、入力された公課金納付者番号はICチップ10に格納される。
【0054】
顧客は前記ディスプレイ部74に表示された表示内訳のうち決済を希望するGIRO利用機関を選択し、公課金納付取引をネットワークインタフェース部76を介して金融決済院500に要請する。
【0055】
前記ネットワークインタフェース部76は、金融共同網130を介して金融決済院500に接続し、GIRO利用機関から提供したICチップ10に登録されている顧客が納付すべき公課金納付内訳の提供を受ける。
【0056】
前記MSリーダ部73は、金融決済院500から提供する顧客の公課金納付内訳に基づいて公課金決済に必要な顧客のクレジットカード、直払カード、キャッシュカードのMSトラックに格納された情報を獲得する。
【0057】
前記ディスプレイ部74は、金融決済院500から提供する顧客の公課金納付内訳を表示する一方、前記ICチップ10から獲得した公課金納付者番号及びGIRO利用機関と、前記公課金収納に必要な全体作動過程を表示する。
【0058】
前記公課金収納制御部75は、顧客提示のスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされたICチップ10内の公課金納付者番号及びGIRO利用機関を前記IC入出力部71及び赤外線送受信部72を介して獲得してディスプレイ部74に表示する。
【0059】
また、前記公課金収納制御部75は、顧客の公課金納付のために各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。そして、前記MSリーダ部73を介して獲得された顧客のクレジット、キャッシュまたは直払カードのMSトラック情報に基づいてクレジット、キャッシュまたは直払などの方法、及び口座振替の方法で公課金納付処理を完了する。
【0060】
図5は図1の加盟店端末機の内部構成図である。
【0061】
図1及び図5を参照して説明すると、前記加盟店端末機80は、ICチップ10に登録されたカード社または直払口座情報を介してクレジット/直払購買が可能な加盟店に備えられた端末機である。
【0062】
前記加盟店端末機80は、図5に示すように、前記ICチップ10に対してリード/ライトを行うことが可能なIC入出力部81及び赤外線送受信部82を備える。
【0063】
前記加盟店端末機80は、顧客が提示したスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされたICチップ10内に登録されているカード社情報または直払口座情報を前記IC入出力部81及び赤外線送受信部82を介して獲得してディスプレイ部83に表示する。
【0064】
顧客は前記ディスプレイ部83に表示された表示内訳のうち決済を希望するカード社または直払口座情報を選択し、購買承認をVAN網110を介して金融機関200及びクレジットカード社のサーバ300に要請する。
【0065】
また、前記加盟店端末機80の加盟店決済制御部84は、ICチップ10に登録されたカード社または直払口座情報を介してクレジット/直払購買ができるように各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。
【0066】
前記金融機関200は、図1に示すように、前記ICチップ10、実物通帳及びカードなどを用いて窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50などの外部端末機を介した金融取引が行われる間、認証書を発給、格納及び管理する認証センタ240と、前記ICチップ10に登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホスト220と、前記ICチップ10の発給及び変動される登録事項を管理するICチップ管理システム230とを備える。
【0067】
前記金融機関ホスト220は、前記窓口端末機40、CD機またはATM機などの自動化機器60、電子通帳整理機50などの外部端末機と内部ネットワーク100を介して接続され、前記ICチップ10に登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する。
【0068】
前記ICチップ管理システム230は、スマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされるICチップ10を発給し、発給された前記ICチップ10に登録されている多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを管理する。また、前記ICチップ10が内蔵または外付けされたカード20及び移動通信端末機30の紛失申告の際、前記ICチップ10に登録された全ての金融機関口座の使用停止を制御する。
【0069】
次に、このような構成からなる統合金融取引管理システムを用いた統合金融取引管理方法を添付図に基づいて説明する。
【0070】
図6は本発明に係る統合金融取引管理方法の全体流れ図である。
【0071】
図6を参照すると、まず、金融機関200のICチップ管理システム230でスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされる金融機関の口座情報が登録されたICチップ10を発給する(S601)。
【0072】
この際、前記ICチップ10の新規発給は、従来の各金融機関における実物通帳及びカード発給過程と同一であり、単に実物通帳及びカード発給の代わりに顧客情報及び口座情報がICデータタイプで格納されたICチップ10を発給するのである。但し、ICチップ10がカードに内蔵される場合は、顧客情報及び口座情報が既存のMSトラックに格納され、ICチップ10には取引に必要な口座情報なしで顧客情報と金融取引に必要なソフトウェアのみ搭載されることも可能である。この場合、顧客はカード使用の際に既存の取引を従前と同様に用いることもできる。
【0073】
前記発給されたICチップ10の顧客情報及び口座情報は、ICチップ管理システム230に格納されて管理される。
【0074】
次いで、各金融機関200の金融機関ホスト220と内部ネットワーク100を介して接続された営業店の窓口端末機40、CD機やATM機などの自動化機器60及び公課金収納自動化機器70で、前記発給されたICチップ10に顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを登録する(S603)。
【0075】
図7は図6の多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号を登録する段階の詳細流れ図である。
【0076】
図7を参照すると、前記ICチップ10が内蔵または外付けされたスマートカード20及び移動通信端末機30を所持した顧客が前記ICチップ10に対して取引している他の金融口座を登録することを希望する場合、他の金融口座によって発給された実物通帳またはカードを前記窓口端末機40及び自動化機器60のMSリーダ部43に投入する。
【0077】
前記窓口端末機40及び自動化機器60のMSリーダ部43は、投入された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得する(S701)。
【0078】
前記MSリーダ部43を介して獲得されたMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報の提供を受けた主制御部45は、MS口座格納部46に獲得された顧客情報及び口座情報を記録及び格納する(S703)。
【0079】
そして、顧客によって発給されたICチップ10がIC入出力部41及び赤外線送受信部42に接続され、ICチップ10に登録された顧客情報及び口座情報が獲得されると、前記主制御部45は、MS口座格納部46に記録及び格納されたMSトラックの顧客情報及び口座情報を、接続されたICチップ10に移植する(S705)。
【0080】
前記MS口座格納部46から実物通帳及びカードの顧客情報及び口座情報の移植を受けたICチップ10のマイクロプロセッサ部12は、MSデータタイプの情報をICデータタイプに変換して口座情報格納部11に格納する(S707)。
【0081】
上述した登録過程によってICチップ10に情報移植が行われると、既存の実物通帳及びカードに格納された顧客情報及び口座情報は、内部ネットワークインターフェース61を介して金融機関200のICチップ管理システム230にも格納されて管理される。
【0082】
また、金融機関200の営業店窓口端末機40を介して新規口座を開設する場合には、物理的な通帳及びカードを発給することなく、既に発給されて使用されるスマートカード20及び移動通信端末機30に装着されたICチップ10に直接口座情報を登録することもできる。
【0083】
前記自動化機器60は、紛失、有効期間の経過などによって実物通帳及びカードの再発給事由が発生すると、最初開設の際に金融機関に提出した情報を変更することなく、通帳またはカードに限って前記金融機関ホスト220から通帳及びカード発給に必要な情報を受信し、顧客所持のICチップ10に直接登録することにより、実物通帳及びカード発給を代替する。
【0084】
一方、公課金納付者番号及び他の金融機関の口座番号登録は、MSトラック情報の格納とは異なり、顧客が自動化機器60及び公課金収納自動化機器70を介して公課金納付者番号及び他の口座番号を直接入力することにより行われる。
【0085】
前記ICチップ10に多数の金融機関口座情報、カード社及び公課金納付者番号登録が完了すると(S603)、前記窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70などといった外部端末機で、前記ICチップ10に登録された各情報を用いて、顧客が調整した状況に応じて様々な金融取引を行う(S605)。
【0086】
図8は図6の外部端末機を用いた金融取引を行う段階の詳細流れ図であって、前記窓口端末機40及び自動化機器60を用いた金融取引過程を例として説明する。
【0087】
図8を参照すると、前記窓口端末機40及び自動化機器60などのような外部端末機は、接続されたICチップ10に登録されている顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号などをIC入出力部41及び赤外線送受信部42を介して獲得する(S801)。
【0088】
次に、獲得されたICチップ10に登録されている顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号を、主制御部45は統合口座金融処理部49に格納し、ICチップ10に登録された多数の金融機関口座情報をディスプレイ部44に表示する(S803)。
【0089】
前記ディスプレイ部44を介して表示された金融機関の口座のうち顧客によって取引を希望する口座番号及び必要な取引内容が選択されると(S805)、前記選択された口座番号の該当金融機関ホスト220とのインタフェースを介して金融取引を要請する(S807)。
【0090】
この際、前記選択された口座番号が前記ICチップ10を発給した金融機関の口座番号ではない場合、インターネットインタフェース部62を介して金融共同網130またはインターネット網120を経て選択された金融機関ホストに取引を要請する。
【0091】
前記金融機関ホスト220は、窓口端末機40及び自動化機器60の内部ネットワークインタフェース部61を介して金融取引要請があれば、該当金融口座が取引可能な状態であることを確認し、窓口端末機40及び自動化機器60に提供する。
【0092】
前記該当金融口座が取引可能な状態であることが確認されると(S809)、前記窓口端末機40及び自動化機器60と金融機関ホスト200は内部ネットワーク100を介したインタフェースで顧客要請の金融取引を処理する(S811)。
【0093】
一方、金融取引を要請した該当金融口座が取引不可能な状態であることが確認されると(S809)、前記窓口端末機40及び自動化機器60の主制御部45はディスプレイ部44に取引不可事項を表示する(S813)。
【0094】
前記顧客要請の金融取引処理が完了すると、窓口端末機40及び自動化機器60は、変更された顧客の金融機関保有残高及び取引内訳などの口座情報を格納する(S815)。
【0095】
上述した過程によって金融取引遂行が完了すると(S605)、前記窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70は、それぞれのディスプレイ部44、54、73に変更された顧客の金融機関保有残高及び取引内訳などを表示し、前記変更された金融機関保有残高及び取引内訳などをICチップ10に伝送する(S607)。
【0096】
前記変更された取引内訳が伝送されると、前記ICチップ10は変更されたICデータを口座情報格納部11に格納する(S609)。
【0097】
この際、前記顧客要請の金融取引内容が通帳内訳照会及び電子通帳記帳の場合、前記窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50は、金融機関ホスト220から受信した通帳内訳を従来の実物通帳に記帳するのではなく、ICチップ10とのインタフェースを介して口座情報格納部11に記録する。従って、顧客は前記ICチップ10のメモリ容量が収容可能な範囲内で多数枚の通帳の記帳内訳を記録及び保管することができる。
【0098】
また、前記顧客要請の金融取引内容が公課金納付の場合、前記公課金収納自動化機器70は、ICチップ10に登録された公課金納付者番号を用いて公課金収納を行うことにより、従来の顧客による納付者番号の直接入力なしで公課金納付処理を行うことができる。従って、顧客は前記ICチップ10の所持のみで公課金GIRO用紙を携帯しなくてもよい。
【0099】
以上の説明は、本発明に係る統合金融取引管理システム及びその管理方法に対する一つの実施例に過ぎないもので、当分野で通常の知識を有する者であれば、誰でも様々な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神があると言えよう。
【0100】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る統合金融取引管理システム及びその管理方法は、次のような効果がある。
【0101】
一つ目、ICチップが内蔵または外付けされる1つのカードまたは移動通信端末機を所持し、顧客が取引している多数の金融機関から入出金、口座振替、キャッシングサービス、公課金納付などの統合金融取引サービスの提供を受けることにより、多数枚の通帳またはカードの保管及び所持による使用上の不便さと紛失の危険を最少化させることができる。
【0102】
二つ目、顧客情報及び口座情報が記録されているMSトラック付きの物理的な通帳及びカードの発給に代えて、金融機関ホストとのインタフェースを介して多数の金融口座取引内訳の記録及び格納が可能な電子通帳機能を行うICチップを使用することにより、実物通帳及びカード発給による金融機関の人力及び費用を節減することができる。
【0103】
三つ目、顧客がカード及び移動通信端末機に装着されたICチップに、取引している多数の金融機関口座情報及び公課金納付者番号のうち自分が必要とする金融口座番号及び納付者番号を直接登録させて利用することにより、より便利な金融取引サービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る統合金融取引管理システムの全体構成図である。
【図2】図1のICチップと、窓口端末機及び自動化機器の内部構成図である。
【図3】図1の電子通帳整理機の内部構成図である。
【図4】図1の公課金収納自動化機器の内部構成図である。
【図5】図1の加盟店端末機の内部構成図である。
【図6】本発明に係る統合金融取引管理方法の全体流れ図である。
【図7】図6の多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号を登録する段階の詳細流れ図である。
【図8】図6の外部端末機を用いた金融取引を行う段階の詳細流れ図である。
【符号の説明】
10 ICチップ
20 スマートカード
30 移動通信端末機
40 窓口端末機
50 電子通帳整理機
60 自動化機器
70 公課金収納自動化機器
80 加盟店端末機
100 内部ネットワーク
130 金融共同網
220 金融機関ホスト
230 ICチップ管理システム
500 金融決済院
【発明の属する技術分野】
本発明は、統合金融取引管理システム及びその管理方法に関し、より詳細には、スマートカード(Smart Card)または移動通信端末機などに装着されたICチップ(Integrated Circuit Chip)に、顧客が取引している多数の金融機関口座情報を登録することにより、自動化機器またはインタフェース可能な各種端末機などを用いて多数の金融機関との取引を可能にした統合金融取引管理システム及びその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、顧客と金融機関との取引は、顧客が各金融機関発行の通帳またはキャッシュカードなどをもって営業店の窓口または自動化機器などを用いて該当金融機関の該当取引口座で入出金、口座振替、キャッシングサービス、取引内訳記帳などを行う単純な手続を有する。
【0003】
この際、各金融機関発行の通帳及びキャッシュカードは、その裏面のMS(Magnetic Stripe)トラックに顧客の金融情報を記録して使用するが、顧客は、取引している多数の金融機関と、各金融機関の口座別に発行された多数枚のMS通帳またはカードなどによって入出金、クレジット/直払購買決済、キャッシングサービスなどの取引サービスを受ける。
【0004】
このような通帳及びカードのMSトラックは、製造コストが低くて通帳及びカード発給による負担が少ないが、格納可能なデータの容量が極めて微々である。
このため、顧客は各金融機関から発行された多数枚の通帳及びカードを保管及び所持しなければならないので、使用が不便で紛失の危険が高い。また、財布紛失の際、携帯していた他のカード及び通帳を発給した金融機関に一々申告しなければならないという問題点がある。
【0005】
かかる問題点を解決するために、各金融機関は、電子通信技術及びインターネットなどのネットワーク技術を極力活用して金融機関間に、或いは金融機関と顧客との間にネットワークを構築し、金融共同網サービス、及びPCや電話機などを用いたファーム/ホームバンキング(Firm/Home Banking)サービスを提供する。
【0006】
別の場合は、各金融機関が取引口座によるカードを発行する過程において、一つのカードに他の取引口座、クレジットカード社と第2金融圏などの提携機関がそれぞれ提供するサービスを統合した提携カードを発給する。
【0007】
ところが、このようなネットワーク技術を活用したファーム/ホームバンキングサービスも、顧客が取引金融機関のホストに一々接続した後、該当取引口座から入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融サービスを受けなければならないもので、その過程が複雑であり、該当取引口座の口座番号を全て記憶しなければならないという不便さがある。
【0008】
また、各金融機関提供の提携カードも、一つのカードで多数の口座、またはクレジットカード社及び第2金融圏提供の金融サービスを受けることができるが、これはカードを発給する金融機関で任意的に顧客の同金融機関内の他の口座や、提携されたクレジットカード社のクレジットカード番号などを登録して発給する形を取る。
【0009】
従って、顧客は、前記提携カードに登録されていない他の金融機関の取引口座を用いるためには、依然として該当金融機関の口座番号を記憶し、或いは発給されたカードまたは通帳を保管及び所持しなければならないので、使用が不便であり、紛失のおそれも高いという問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、多数の金融機関口座情報、顧客情報及び公課金納付者番号などが登録された1つのICチップを活用して多数の金融機関から入出金、口座振替、キャッシングサービス、公課金納付などの統合金融取引サービスの提供を受けられるようにした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、カード及び移動通信端末機に装着されたICチップに、取引している多数の金融機関口座情報及び公課金納付者番号のうち顧客が必要とする金融口座番号及び納付者番号を直接登録させて利用可能とした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0012】
本発明のさらに他の目的は、比較的メモリ容量の大きいICチップを活用することにより、顧客情報及び口座情報が記録されているMSトラック付きの物理的な通帳及びカードの発給を代替することを可能とした統合金融取引管理システム及びその管理方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る統合金融取引管理システムは、カード及び移動通信端末機などに内蔵または外付けされ、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などの登録を受けて各種金融取引を行うICチップと、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップに新規口座情報及び通帳記帳内訳を登録する窓口端末機及び自動化機器と、前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して、前記ICチップに登録された金融口座の通帳記帳内訳を記録及びディスプレイし、前記ディスプレイされた通帳記帳内訳をプリンタで印刷する電子通帳整理機と、前記ICチップと金融決済院との間で内部ネットワーク及び金融共同網を用いたデータインタフェースを介して公課金収納を代行する公課金収納自動化機器と、前記ICチップに登録されたカード社情報または直払口座情報によってクレジット/直払購買決済を行う加盟店端末機と、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機と内部ネットワークを介して接続され、前記ICチップに登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホストと、前記スマートカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされるICチップを発給し、発給された前記ICチップに登録されている多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを管理するICチップ管理システムとを備える。
【0014】
上記目的を達成するために、本発明に係る統合金融取引管理方法は、ICチップ管理システムでカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされる金融機関の口座情報が登録されたICチップを発給する段階と、窓口端末機及び自動化機器で、発給されたICチップに、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを登録する段階と、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機で、ICチップに登録された多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを用いて、顧客が調整した状況に応じて金融取引を行う段階と、前記金融取引が完了すると、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器でディスプレイ部に変更された顧客の金融機関口座情報を表示し、前記変更された金融機関口座情報をICチップに伝送する段階と、前記変更された口座情報が伝送されると、ICチップで変更されたICデータを格納する段階とを含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る統合金融取引管理システムの全体構成図である。
【0016】
まず、各図面の構成要素への参照符号の付加において、同一の構成要素に限っては例え他の図面上に表示されてもできる限り同一の符号を付する。
【0017】
本発明に係る統合金融取引管理システムは、図1に示すように、カード20及び移動通信端末機30などに内蔵または外付けされるICチップ10と、ICチップ10と金融機関200との間で金融取引を中継する窓口端末機40及び自動化機器60と、金融取引による変更された通帳記帳内訳をディスプレイ及び出力する電子通帳整理機50と、ICチップ10と金融決済院500との間で公課金収納を代行する公課金収納自動化機器70と、ICチップ10を用いたクレジット/直払購買決済を行う加盟店端末機80と、金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホスト220と、ICチップ10の登録事項を管理するICチップ管理システム230とを備える。
【0018】
また、統合金融取引管理システムは、前記ICチップ10と金融機関200との間でインターネット網120を介して口座振替、キャッシングサービス、電子マネー充填などの金融取引ができるようにパーソナルコンピュータなどに連結されるICチップリード/ライタ90をさらに備える。
【0019】
前記ICチップリード/ライタ90は、顧客のPCまたはインターネットを用いた金融取引が可能なその他の端末機などに連結され、ICチップ10に登録された顧客のデータの照会及びこれを用いた金融取引を可能にする。
【0020】
前記ICチップ10は、顧客と取引する特定の金融機関から発給するが、スマートカード20または携帯電話やPDAなどの移動通信端末機30などに内蔵または外付けすることができるように製作される。
【0021】
この際、前記ICチップ10は、比較的データ容量の大きい記憶手段を有することにより、顧客が取引する特定の金融機関の複数口座を格納することができるうえ、他の金融機関、例え銀行、カード社、投信社、証券社などの口座情報も格納可能であって、1つのICチップを用いて複数の金融機関の複数口座との取引及び取引内訳を格納することが可能である。
【0022】
従って、顧客は、一つのICチップ10が内蔵または外付けされたスマートカード20または移動通信端末機30の所持によって、取引する多数の金融機関の通帳及びカードを携帯しなくても、該当金融機関との入出金、口座振替、キャッシングサービス、取引内訳照会及び格納などの金融取引を、CD機またはATM機などの自動化機器60及び営業店の窓口端末機40を用いて行うことができる。
【0023】
また、前記ICチップ10には、顧客が取引している多数の金融機関口座情報だけでなく顧客情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを格納するとともに、顧客の生活に必要な健康保険、交通カード、小額カードなどの生活サービスを利用することが可能な付加サービス機能を記録することができる。
【0024】
前記ICチップ10は、スマートカード20などのクレジットカードに内蔵され、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80などといった外部端末機と接触方式によってデータインタフェースを行う接触式ICチップと、携帯電話やPDAなどの移動通信端末機30に内蔵または外付けされ或いはクレジットカードに内蔵され、外部端末機とRF(Radio Frequency)または赤外線(infrared)通信によってデータインタフェースを行う非接触式ICチップとに区分される。
【0025】
図2は図1のICチップと、窓口端末機及び自動化機器の内部構成図である。
【0026】
図2に示すように、前記ICチップ10は、ICデータに変換された口座情報及び金融取引による金融機関口座情報を格納する口座情報格納部11と、ICチップ内におけるデータを処理及び制御するマイクロプロセッサ部12と、ICチップ10内の全ての応用プログラムを管理するチップ運営体系13と、外部端末機とのデータインタフェースを行うインタフェース部14と、外部端末機とのRF通信によるデータインタフェースを行うRF通信部15とを備える。
【0027】
前記口座情報格納部11は、マイクロプロセッサ部12を介してICタイプに変換された実物通帳及びカードのMSトラックのデータと、後述の金融機関ホスト220から伝送された口座情報を格納し、登録された多数の金融口座の金融取引による通帳記帳内訳と公課金収納情報などを格納する。
【0028】
前記マイクロプロセッサ部12は、CD機またはATM機などの窓口端末機40及び自動化機器60から伝送される多数枚の実物通帳及びカードのMS(Magnetic Stripe)トラックのデータをICタイプに変換して口座情報格納部11に格納されるように制御する。
【0029】
前記インタフェース部14は、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80、ICチップリード/ライタ90などといった外部端末機と接触または非接触方式でデータインタフェースを行う。
【0030】
前記RF通信部15は、窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70、加盟店端末機80などのような外部端末機とRF通信を用いた非接触方式でデータインタフェースを行う。
【0031】
一方、前記営業店窓口端末機40及び自動化機器60は、図1及び図2に示すように、前記ICチップ10と金融機関200との間でデータインタフェースを通して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップ10に新規または他の金融機関の口座情報及び通帳記帳内訳を登録する。
【0032】
前記窓口端末機40及び自動化機器60は、図2に示すように、IC入出力部41、赤外線送受信部42、MSリーダ部43、ディスプレイ部44、主制御部45、MS口座情報格納部46、電子通帳処理部47、入出金取引部48、統合口座金融処理部49、内部ネットワークインタフェース部61及びインターネットインタフェース部62を備える。
【0033】
前記IC入出力部41及び赤外線送受信部42は、ICチップ10に格納されたICデータタイプの顧客情報及び金融機関口座情報を獲得して主制御部45に提供し、顧客の選択によって金融取引が行われて取引内訳が変動される金融口座の変動事項を前記ICチップ10に伝送する。
【0034】
前記MSリーダ部43は、多数の金融機関から発給された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得し、獲得された実物通帳及びカードのMSトラックの顧客情報及び口座情報をMS口座格納部46に格納する。
【0035】
前記MS口座格納部46は、格納されたMSトラックの顧客情報及び口座情報を前記IC入出力部41及び赤外線送受信部42に接触または非接触で接続されているICチップ10に移植する。
【0036】
前記電子通帳処理部47は、IC入出力部41及び赤外線送受信部42から獲得されたICチップ10に格納されている各口座の金融取引による通帳記帳内訳が格納、照会、印刷されるように制御する。
【0037】
前記入出金取引部48は、IC入出力部41、赤外線送受信部42及びMSリーダ部43から獲得された取引口座の入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を行う。
【0038】
前記内部ネットワークインタフェース部61は、各金融取引による金融機関とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワーク(LAN)100に接続する。
【0039】
そして、前記主制御部45は、ICチップ10を用いた金融取引を行うために各構成に必要な全体作動過程、及び顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。上述したような全ての金融取引過程及びMS情報移植過程はディスプレイ部44に表示される。
【0040】
図3は図1の電子通帳整理機の内部構成図である。
【0041】
図1及び図3を参照すると、前記電子通帳整理機50は、前記ICチップ10と金融機関200との間でデータインタフェースを通して、前記ICチップ10に登録された金融口座の通帳記帳内訳を記録及びディスプレイし、前記ディスプレイされた通帳記帳内訳をプリンタ部56によって印刷する。
【0042】
前記電子通帳整理機50は、図3に示すように、IC入出力部51、赤外線送受信部52、MSリーダ部53、ディスプレイ部54、電子通帳制御部55、プリンタ部56、内部ネットワークインタフェース部57及びインタネットインタフェース部58を備える。
【0043】
前記IC入出力部51及び赤外線送受信部52は、ICチップ10に格納されたICデータタイプの顧客情報及び金融機関口座情報を獲得して電子通帳制御部55に提供し、顧客の選択による該当金融口座の変動事項をICチップ10に伝送する。
【0044】
前記MSリーダ部53は、多数の金融機関から発給された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得し、獲得された実物通帳及びカードのMSトラックの顧客情報及び口座情報を電子通帳制御部55に伝送する。
【0045】
前記内部ネットワークインタフェース部57は、ICチップ10に登録された各口座の通帳記帳内訳の照会に必要な金融機関200とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワーク100に接続される。
【0046】
また、前記電子通帳制御部55は、ICチップ10に格納された各口座の金融取引及びMSリーダ部53を介して獲得された金融口座の通帳記帳内訳の格納、照会、印刷のために各構成に必要な全体作動過程、及び顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。
【0047】
上述したような各口座の金融取引による通帳記帳内訳はディスプレイ部54に表示され、表示された通帳記帳内訳はプリンタ部56によって印刷される。
【0048】
この際、前記窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50などの外部端末機には、インタネット上の金融業務を行うためにインタネット接続のためのインタネットインタフェース部58、62をさらに備える。
【0049】
一方、図4は図1の公課金収納自動化機器の内部構成図である。
【0050】
図1及び図4を参照すると、前記公課金収納自動化機器70は、ICチップ10と金融決済院500との間で金融共同網130を用いたデータインタフェースを通して、GIRO利用機関(図示せず)から与えた公課金を収納する。
【0051】
この際、前記公課金収納自動化機器70は、一般的なCD機及びATM機などの自動化機器60に機能がさらに加わった公課金収納自動化機器であるか、或いは前記自動化機器60に結合されず単に公課金収納機能のみを行う別途の端末機形態を有する自動化機器である。もし、前記公課金収納自動化機器が一般的なCD機及びATM機などの自動化機器60に結合された形態であれば、公課金収納機能を除いた残りの金融取引は、前記自動化機器60と同一である。
【0052】
前記公課金収納自動化機器70は、図4に示すように、IC入出力部71、赤外線送受信部72、MSリーダ部73、ディスプレイ部74、公課金収納制御部75及びネットワークインタフェース部76を備える。
【0053】
前記IC入出力部71及び赤外線送受信部72は、ICチップ10に格納された公課金納付者番号を獲得して公課金収納制御部75に提供する。この際、前記ICチップ10に公課金納付者番号を最初登録するためには、顧客がGIRO用紙に記載された公課金納付者番号を前記自動化機器60または公課金収納自動化機器70に入力する過程が必要であり、入力された公課金納付者番号はICチップ10に格納される。
【0054】
顧客は前記ディスプレイ部74に表示された表示内訳のうち決済を希望するGIRO利用機関を選択し、公課金納付取引をネットワークインタフェース部76を介して金融決済院500に要請する。
【0055】
前記ネットワークインタフェース部76は、金融共同網130を介して金融決済院500に接続し、GIRO利用機関から提供したICチップ10に登録されている顧客が納付すべき公課金納付内訳の提供を受ける。
【0056】
前記MSリーダ部73は、金融決済院500から提供する顧客の公課金納付内訳に基づいて公課金決済に必要な顧客のクレジットカード、直払カード、キャッシュカードのMSトラックに格納された情報を獲得する。
【0057】
前記ディスプレイ部74は、金融決済院500から提供する顧客の公課金納付内訳を表示する一方、前記ICチップ10から獲得した公課金納付者番号及びGIRO利用機関と、前記公課金収納に必要な全体作動過程を表示する。
【0058】
前記公課金収納制御部75は、顧客提示のスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされたICチップ10内の公課金納付者番号及びGIRO利用機関を前記IC入出力部71及び赤外線送受信部72を介して獲得してディスプレイ部74に表示する。
【0059】
また、前記公課金収納制御部75は、顧客の公課金納付のために各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。そして、前記MSリーダ部73を介して獲得された顧客のクレジット、キャッシュまたは直払カードのMSトラック情報に基づいてクレジット、キャッシュまたは直払などの方法、及び口座振替の方法で公課金納付処理を完了する。
【0060】
図5は図1の加盟店端末機の内部構成図である。
【0061】
図1及び図5を参照して説明すると、前記加盟店端末機80は、ICチップ10に登録されたカード社または直払口座情報を介してクレジット/直払購買が可能な加盟店に備えられた端末機である。
【0062】
前記加盟店端末機80は、図5に示すように、前記ICチップ10に対してリード/ライトを行うことが可能なIC入出力部81及び赤外線送受信部82を備える。
【0063】
前記加盟店端末機80は、顧客が提示したスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされたICチップ10内に登録されているカード社情報または直払口座情報を前記IC入出力部81及び赤外線送受信部82を介して獲得してディスプレイ部83に表示する。
【0064】
顧客は前記ディスプレイ部83に表示された表示内訳のうち決済を希望するカード社または直払口座情報を選択し、購買承認をVAN網110を介して金融機関200及びクレジットカード社のサーバ300に要請する。
【0065】
また、前記加盟店端末機80の加盟店決済制御部84は、ICチップ10に登録されたカード社または直払口座情報を介してクレジット/直払購買ができるように各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する。
【0066】
前記金融機関200は、図1に示すように、前記ICチップ10、実物通帳及びカードなどを用いて窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50などの外部端末機を介した金融取引が行われる間、認証書を発給、格納及び管理する認証センタ240と、前記ICチップ10に登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホスト220と、前記ICチップ10の発給及び変動される登録事項を管理するICチップ管理システム230とを備える。
【0067】
前記金融機関ホスト220は、前記窓口端末機40、CD機またはATM機などの自動化機器60、電子通帳整理機50などの外部端末機と内部ネットワーク100を介して接続され、前記ICチップ10に登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する。
【0068】
前記ICチップ管理システム230は、スマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされるICチップ10を発給し、発給された前記ICチップ10に登録されている多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを管理する。また、前記ICチップ10が内蔵または外付けされたカード20及び移動通信端末機30の紛失申告の際、前記ICチップ10に登録された全ての金融機関口座の使用停止を制御する。
【0069】
次に、このような構成からなる統合金融取引管理システムを用いた統合金融取引管理方法を添付図に基づいて説明する。
【0070】
図6は本発明に係る統合金融取引管理方法の全体流れ図である。
【0071】
図6を参照すると、まず、金融機関200のICチップ管理システム230でスマートカード20及び移動通信端末機30に内蔵または外付けされる金融機関の口座情報が登録されたICチップ10を発給する(S601)。
【0072】
この際、前記ICチップ10の新規発給は、従来の各金融機関における実物通帳及びカード発給過程と同一であり、単に実物通帳及びカード発給の代わりに顧客情報及び口座情報がICデータタイプで格納されたICチップ10を発給するのである。但し、ICチップ10がカードに内蔵される場合は、顧客情報及び口座情報が既存のMSトラックに格納され、ICチップ10には取引に必要な口座情報なしで顧客情報と金融取引に必要なソフトウェアのみ搭載されることも可能である。この場合、顧客はカード使用の際に既存の取引を従前と同様に用いることもできる。
【0073】
前記発給されたICチップ10の顧客情報及び口座情報は、ICチップ管理システム230に格納されて管理される。
【0074】
次いで、各金融機関200の金融機関ホスト220と内部ネットワーク100を介して接続された営業店の窓口端末機40、CD機やATM機などの自動化機器60及び公課金収納自動化機器70で、前記発給されたICチップ10に顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを登録する(S603)。
【0075】
図7は図6の多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号を登録する段階の詳細流れ図である。
【0076】
図7を参照すると、前記ICチップ10が内蔵または外付けされたスマートカード20及び移動通信端末機30を所持した顧客が前記ICチップ10に対して取引している他の金融口座を登録することを希望する場合、他の金融口座によって発給された実物通帳またはカードを前記窓口端末機40及び自動化機器60のMSリーダ部43に投入する。
【0077】
前記窓口端末機40及び自動化機器60のMSリーダ部43は、投入された実物通帳及びカードのMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報を獲得する(S701)。
【0078】
前記MSリーダ部43を介して獲得されたMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報の提供を受けた主制御部45は、MS口座格納部46に獲得された顧客情報及び口座情報を記録及び格納する(S703)。
【0079】
そして、顧客によって発給されたICチップ10がIC入出力部41及び赤外線送受信部42に接続され、ICチップ10に登録された顧客情報及び口座情報が獲得されると、前記主制御部45は、MS口座格納部46に記録及び格納されたMSトラックの顧客情報及び口座情報を、接続されたICチップ10に移植する(S705)。
【0080】
前記MS口座格納部46から実物通帳及びカードの顧客情報及び口座情報の移植を受けたICチップ10のマイクロプロセッサ部12は、MSデータタイプの情報をICデータタイプに変換して口座情報格納部11に格納する(S707)。
【0081】
上述した登録過程によってICチップ10に情報移植が行われると、既存の実物通帳及びカードに格納された顧客情報及び口座情報は、内部ネットワークインターフェース61を介して金融機関200のICチップ管理システム230にも格納されて管理される。
【0082】
また、金融機関200の営業店窓口端末機40を介して新規口座を開設する場合には、物理的な通帳及びカードを発給することなく、既に発給されて使用されるスマートカード20及び移動通信端末機30に装着されたICチップ10に直接口座情報を登録することもできる。
【0083】
前記自動化機器60は、紛失、有効期間の経過などによって実物通帳及びカードの再発給事由が発生すると、最初開設の際に金融機関に提出した情報を変更することなく、通帳またはカードに限って前記金融機関ホスト220から通帳及びカード発給に必要な情報を受信し、顧客所持のICチップ10に直接登録することにより、実物通帳及びカード発給を代替する。
【0084】
一方、公課金納付者番号及び他の金融機関の口座番号登録は、MSトラック情報の格納とは異なり、顧客が自動化機器60及び公課金収納自動化機器70を介して公課金納付者番号及び他の口座番号を直接入力することにより行われる。
【0085】
前記ICチップ10に多数の金融機関口座情報、カード社及び公課金納付者番号登録が完了すると(S603)、前記窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70などといった外部端末機で、前記ICチップ10に登録された各情報を用いて、顧客が調整した状況に応じて様々な金融取引を行う(S605)。
【0086】
図8は図6の外部端末機を用いた金融取引を行う段階の詳細流れ図であって、前記窓口端末機40及び自動化機器60を用いた金融取引過程を例として説明する。
【0087】
図8を参照すると、前記窓口端末機40及び自動化機器60などのような外部端末機は、接続されたICチップ10に登録されている顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号などをIC入出力部41及び赤外線送受信部42を介して獲得する(S801)。
【0088】
次に、獲得されたICチップ10に登録されている顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号を、主制御部45は統合口座金融処理部49に格納し、ICチップ10に登録された多数の金融機関口座情報をディスプレイ部44に表示する(S803)。
【0089】
前記ディスプレイ部44を介して表示された金融機関の口座のうち顧客によって取引を希望する口座番号及び必要な取引内容が選択されると(S805)、前記選択された口座番号の該当金融機関ホスト220とのインタフェースを介して金融取引を要請する(S807)。
【0090】
この際、前記選択された口座番号が前記ICチップ10を発給した金融機関の口座番号ではない場合、インターネットインタフェース部62を介して金融共同網130またはインターネット網120を経て選択された金融機関ホストに取引を要請する。
【0091】
前記金融機関ホスト220は、窓口端末機40及び自動化機器60の内部ネットワークインタフェース部61を介して金融取引要請があれば、該当金融口座が取引可能な状態であることを確認し、窓口端末機40及び自動化機器60に提供する。
【0092】
前記該当金融口座が取引可能な状態であることが確認されると(S809)、前記窓口端末機40及び自動化機器60と金融機関ホスト200は内部ネットワーク100を介したインタフェースで顧客要請の金融取引を処理する(S811)。
【0093】
一方、金融取引を要請した該当金融口座が取引不可能な状態であることが確認されると(S809)、前記窓口端末機40及び自動化機器60の主制御部45はディスプレイ部44に取引不可事項を表示する(S813)。
【0094】
前記顧客要請の金融取引処理が完了すると、窓口端末機40及び自動化機器60は、変更された顧客の金融機関保有残高及び取引内訳などの口座情報を格納する(S815)。
【0095】
上述した過程によって金融取引遂行が完了すると(S605)、前記窓口端末機40及び自動化機器60、電子通帳整理機50、公課金収納自動化機器70は、それぞれのディスプレイ部44、54、73に変更された顧客の金融機関保有残高及び取引内訳などを表示し、前記変更された金融機関保有残高及び取引内訳などをICチップ10に伝送する(S607)。
【0096】
前記変更された取引内訳が伝送されると、前記ICチップ10は変更されたICデータを口座情報格納部11に格納する(S609)。
【0097】
この際、前記顧客要請の金融取引内容が通帳内訳照会及び電子通帳記帳の場合、前記窓口端末機40及び自動化機器60と電子通帳整理機50は、金融機関ホスト220から受信した通帳内訳を従来の実物通帳に記帳するのではなく、ICチップ10とのインタフェースを介して口座情報格納部11に記録する。従って、顧客は前記ICチップ10のメモリ容量が収容可能な範囲内で多数枚の通帳の記帳内訳を記録及び保管することができる。
【0098】
また、前記顧客要請の金融取引内容が公課金納付の場合、前記公課金収納自動化機器70は、ICチップ10に登録された公課金納付者番号を用いて公課金収納を行うことにより、従来の顧客による納付者番号の直接入力なしで公課金納付処理を行うことができる。従って、顧客は前記ICチップ10の所持のみで公課金GIRO用紙を携帯しなくてもよい。
【0099】
以上の説明は、本発明に係る統合金融取引管理システム及びその管理方法に対する一つの実施例に過ぎないもので、当分野で通常の知識を有する者であれば、誰でも様々な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神があると言えよう。
【0100】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る統合金融取引管理システム及びその管理方法は、次のような効果がある。
【0101】
一つ目、ICチップが内蔵または外付けされる1つのカードまたは移動通信端末機を所持し、顧客が取引している多数の金融機関から入出金、口座振替、キャッシングサービス、公課金納付などの統合金融取引サービスの提供を受けることにより、多数枚の通帳またはカードの保管及び所持による使用上の不便さと紛失の危険を最少化させることができる。
【0102】
二つ目、顧客情報及び口座情報が記録されているMSトラック付きの物理的な通帳及びカードの発給に代えて、金融機関ホストとのインタフェースを介して多数の金融口座取引内訳の記録及び格納が可能な電子通帳機能を行うICチップを使用することにより、実物通帳及びカード発給による金融機関の人力及び費用を節減することができる。
【0103】
三つ目、顧客がカード及び移動通信端末機に装着されたICチップに、取引している多数の金融機関口座情報及び公課金納付者番号のうち自分が必要とする金融口座番号及び納付者番号を直接登録させて利用することにより、より便利な金融取引サービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る統合金融取引管理システムの全体構成図である。
【図2】図1のICチップと、窓口端末機及び自動化機器の内部構成図である。
【図3】図1の電子通帳整理機の内部構成図である。
【図4】図1の公課金収納自動化機器の内部構成図である。
【図5】図1の加盟店端末機の内部構成図である。
【図6】本発明に係る統合金融取引管理方法の全体流れ図である。
【図7】図6の多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号を登録する段階の詳細流れ図である。
【図8】図6の外部端末機を用いた金融取引を行う段階の詳細流れ図である。
【符号の説明】
10 ICチップ
20 スマートカード
30 移動通信端末機
40 窓口端末機
50 電子通帳整理機
60 自動化機器
70 公課金収納自動化機器
80 加盟店端末機
100 内部ネットワーク
130 金融共同網
220 金融機関ホスト
230 ICチップ管理システム
500 金融決済院
Claims (14)
- カード及び移動通信端末機などに内蔵または外付けされ、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などの登録を受けて各種金融取引を行うICチップと、
前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を中継し、前記ICチップに新規口座情報及び通帳記帳内訳を登録する窓口端末機及び自動化機器と、
前記ICチップと金融機関との間でデータインタフェースを介して前記ICチップに登録された金融口座の通帳記帳内訳を記録及びディスプレイし、前記ディスプレイされた通帳記帳内訳をプリンタで印刷する電子通帳整理機と、
前記ICチップと金融決済院との間で内部ネットワーク及び金融共同網を用いたデータインタフェースを介して公課金収納を代行する公課金収納自動化機器と、
前記ICチップに登録されたカード社情報または直払口座情報によってクレジット/直払購買決済を行う加盟店端末機と、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機と内部ネットワークを介して接続され、前記ICチップに登録された多数の金融機関口座による金融取引を制御する金融機関ホストと、
前記スマートカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされるICチップを発給し、発給された前記ICチップに登録されている多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを管理するICチップ管理システムとを備えることを特徴とする統合金融取引管理システム。 - 前記ICチップと金融機関との間でインターネット網を介して口座振替、キャッシングサービス、電子マネー充填などの金融取引ができるようにパーソナルコンピュータなどに連結されるICチップリード/ライタをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。
- 前記ICチップは、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器、加盟店端末機などの外部端末機との接触によってデータインタフェースを行う接触式ICチップと、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器、加盟店端末機などの外部端末機とRF(Radio Frequency)または赤外線通信でデータインタフェースを行う非接触式ICチップとに区分されることを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。 - 前記ICチップは、
前記窓口端末機及び自動化機器から伝送される多数枚の実物通帳及びカードのMS(Magnetic Stripe)トラックのデータをICタイプに変換し、ICチップ内におけるデータを制御及び処理するマイクロプロセッサ部と、
前記マイクロプロセッサ部を介してICタイプに変換されたMSトラックのデータと、前記金融機関ホストから伝送された金融取引による口座情報を格納する口座情報格納部と、
前記ICチップ内の全ての応用プログラムを管理するチップ運営体系と、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器、加盟店端末機などの外部端末機とデータインタフェースを行うインタフェース部と、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器、加盟店端末機などの外部端末機とRF通信によるデータインタフェースを行うRF通信部とを備えることを特徴とする請求項1または3記載の統合金融取引管理システム。 - 前記窓口端末機及び自動化機器は、
前記ICチップに格納された顧客情報及び金融機関口座情報を獲得し、各金融口座の変動事項をICチップに伝送するIC入出力部及び赤外線送受信部と、
実物通帳及びカードのMSトラックに格納された顧客情報及び口座情報を獲得するMSリーダ部と、
前記MSリーダ部から獲得された実物通帳及びカードのMSトラックの顧客情報及び口座情報を格納していて、前記ICチップに移植するMS口座格納部と、前記IC入出力部、赤外線送受信部及びMSリーダ部から獲得された取引口座の入出金、口座振替、キャッシングサービスなどの金融取引を行う入出金取引部と、
前記IC入出力部及び赤外線送受信部から獲得されたICチップに格納されている各口座の金融取引による通帳記帳内訳が格納、照会、印刷されるように制御する電子通帳処理部と、
前記各金融取引による金融機関とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワークに接続する内部ネットワークインタフェース部と、
前記構成による全ての金融取引過程及びMS情報移植過程を表示するディスプレイ部と、
前記ICチップを用いた金融取引遂行のために各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する主制御部とを備えることを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。 - 前記電子通帳整理機は、
前記ICチップに格納された顧客情報及び金融機関口座情報を獲得し、各金融口座の変動事項をICチップに伝送するIC入出力部及び赤外線送受信部と、
実物通帳及びカードのMSトラックに格納された顧客情報及び口座情報を獲得するMSリーダ部と、
前記各口座の通帳記帳内訳の照会に必要な金融機関とのインタフェースのために金融機関の内部ネットワークに接続する内部ネットワークインタフェース部と、
前記ICチップに格納された各口座の金融取引による通帳記帳内訳を表示するディスプレイ部と、
前記IC入出力部、赤外線送受信部及びMSリーダ部を介して獲得された各口座の金融取引による通帳記帳内訳の格納、照会、印刷のために各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する電子通帳制御部とを備えることを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。 - 前記公課金収納自動化機器は、
前記ICチップに登録された公課金納付者番号及びGIRO利用機関の情報を獲得するIC入出力部及び赤外線送受信部と、
公課金収納に必要な金融決済院とのインタフェースのために金融共同網に接続するネットワークインタフェース部と、
前記ICチップから獲得した公課金納付者番号及びGIRO利用機関、前記金融決済院から提供する顧客の公課金納付内訳及び公課金収納に必要な全体作動過程を表示するディスプレイ部と、
前記金融決済院から提供する顧客の公課金納付内訳に基づいて公課金決済に必要なクレジットカード、直払カード、キャッシュカードのMSトラックに格納された情報を獲得するMSリーダ部と、
前記顧客の公課金納付取引のために各構成に必要な全体作動過程を制御し、顧客が調整した状況に応じて必要な作動を制御する公課金収納制御部とを備えることを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。 - 前記ICチップ管理システムは、
前記ICチップが内蔵または外付けされたカード及び移動通信端末機の紛失申告の際、前記ICチップに登録された全ての金融機関口座の使用停止を制御することを特徴とする請求項1記載の統合金融取引管理システム。 - 前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機などの外部端末機は、
インターネット上の金融業務を行うためにインターネット接続のためのインターネットインタフェース部をさらに備えることを特徴とする請求項5または6記載の統合金融取引管理システム。 - ICチップ管理システムでカード及び移動通信端末機に内蔵または外付けされる金融機関の口座情報が登録されたICチップを発給する段階と、
窓口端末機及び自動化機器で、発給されたICチップに、顧客が取引している多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを登録する段階と、
前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器などの外部端末機で、ICチップに登録された多数の金融機関口座情報、カード社情報及び公課金納付者番号などを用いて、顧客が調整した状況に応じて金融取引を行う段階と、
前記金融取引が完了すると、前記窓口端末機及び自動化機器、電子通帳整理機、公課金収納自動化機器でディスプレイ部に変更された顧客の金融機関口座情報を表示し、前記変更された金融機関口座情報をICチップに伝送する段階と、
前記変更された口座情報が伝送されると、ICチップで変更されたICデータを格納する段階とを含むことを特徴とする統合金融取引管理方法。 - 前記窓口端末機及び自動化機器で、顧客が取引している多数の金融機関口座情報をICチップに登録する段階は、
MSリーダ部を介して、実物通帳及びカードのMSトラックに格納された顧客情報及び口座情報を獲得する過程と、
前記獲得されたMSトラックに格納されている顧客情報及び口座情報をMS口座記憶部に記録及び格納する過程と、
前記MS口座格納部に格納された顧客情報及び口座情報を、前記ICチップ管理システムを介して発給されて現在IC入出力部及び赤外線送受信部に接続されたICチップに移植する過程と、
前記顧客情報及び口座情報の伝送を受けたICチップがMSデータをICデータに変換して口座情報格納部に格納する過程とを含むことを特徴とする請求項10記載の統合金融取引管理方法。 - 前記外部端末機で顧客が調整した状況に応じて金融取引を行う段階は、
外部端末機に接続されたICチップに登録されている顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号などをIC入出力部及び赤外線送受信部を介して獲得する過程と、
前記獲得されたICチップに登録された顧客情報、金融機関口座情報及び公課金納付者番号を格納し、ICチップに登録されている多数の金融機関口座情報をディスプレイ部に表示する過程と、
前記表示された金融機関の口座のうち取引を希望する口座番号及び必要な取引内容が顧客によって選択されると、前記選択された口座番号の該当金融機関ホストとのインタフェースを介して金融取引を要請する過程と、
前記金融機関ホストを介して要請された金融取引が取引可能状態であることが確認されると、顧客要請の金融取引を処理する過程と、
前記金融取引処理が完了すると、変更された顧客の金融機関口座情報を格納する過程とを含むことを特徴とする請求項10記載の統合金融取引管理方法。 - 前記ICチップに新しい実物通帳MSデータ、公課金納付者番号などが登録されると、前記ICチップに登録された金融機関口座番号及び納付者番号などをICチップ管理システムにインタフェースを介して登録する過程をさらに含むことを特徴とする請求項11記載の統合金融取引管理方法。
- 前記選択された口座番号の該当金融機関ホストとのインタフェースを介して金融取引を要請する過程において、
前記選択された口座番号が前記ICチップを発給した金融機関の口座番号ではない場合、インターネットインタフェース部を介して金融共同網またはインターネット網を経て選択された金融機関ホストに取引を要請することを特徴とする請求項12記載の統合金融取引管理方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1020020011628A KR20020030052A (ko) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 공동거래 고객카드 및 고객카드 금융거래 자동화기기 |
KR1020020061036A KR20030072193A (ko) | 2002-03-05 | 2002-10-07 | 통합 금융거래 관리 시스템 및 그 관리 방법 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004005421A true JP2004005421A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30447712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003029733A Pending JP2004005421A (ja) | 2002-03-05 | 2003-02-06 | 統合金融取引管理システム及びその管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004005421A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1717746A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | NEC Corporation | Payment system, paying method and program |
JP2007537506A (ja) * | 2004-04-05 | 2007-12-20 | ペイジー コーポレーション ビー.ヴイ. | 価値保存機器として機能する1つの共通の携帯機器を使用して、異なる複数の決済システムにまたがる非接触式決済取引を容易にするシステム及び方法 |
-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029733A patent/JP2004005421A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007537506A (ja) * | 2004-04-05 | 2007-12-20 | ペイジー コーポレーション ビー.ヴイ. | 価値保存機器として機能する1つの共通の携帯機器を使用して、異なる複数の決済システムにまたがる非接触式決済取引を容易にするシステム及び方法 |
EP1717746A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | NEC Corporation | Payment system, paying method and program |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8271382B2 (en) | Systems and methods of introducing and receiving information across a computer network | |
US7613655B2 (en) | Value transfer systems and methods | |
US20160048818A1 (en) | Cash payment for remote transactions | |
US20040015451A1 (en) | Method for conducting financial transactions utilizing infrared data communications | |
US20070131760A1 (en) | Electronically Refunding Change from a Purchase Transaction | |
CN101271565A (zh) | 基于网络对外币通银行卡数据进行处理的***及方法 | |
KR20110021491A (ko) | 휴대폰을 이용한 선불 가상계좌 서비스 방법 및 시스템 | |
KR20090085495A (ko) | 상거래상에서의 거스름돈 적립 및 활용 방법 | |
US7309003B2 (en) | Credit card account payment systems and methods | |
US7703672B2 (en) | Electronic money management system, electronic money management method and computer program | |
JP5073886B2 (ja) | オンライン金融取引をリアルタイムで処理する方法 | |
KR20030072193A (ko) | 통합 금융거래 관리 시스템 및 그 관리 방법 | |
KR20060057796A (ko) | 휴대폰 간 직접 가치 이전 방법 및 시스템 | |
KR101079859B1 (ko) | 통합 결제관리 서비스 제공 시스템 및 그 방법 | |
JP2004005421A (ja) | 統合金融取引管理システム及びその管理方法 | |
KR20030067017A (ko) | 전자용돈화폐 발행 및 거래시스템과 그 방법 | |
KR100471942B1 (ko) | 복합형 카드와 카드정보 등록 제어시스템 | |
KR20060063026A (ko) | 지불 및 충전 동시 통합 처리에 의한 선불가치수단 간 가치 이전 방법 및 시스템 | |
KR100750434B1 (ko) | 은행에서의 신용카드를 이용한 환전처리 방법 및 시스템과이를 위한 프로그램을 기록한 것을 특징으로 하는 컴퓨터로판독 가능한 기록매체 | |
KR100907766B1 (ko) | 실시간 환율을 적용한 거래 시스템 및 방법 | |
JP4915039B2 (ja) | キャッシュアウト機能と連動したポイントサービスシステム | |
KR100451664B1 (ko) | 구매전용카드를 이용한 회계장부 자동 생성 시스템 및 방법 | |
KR20010112504A (ko) | 서버 컴퓨터를 통해 영업관리를 지원하는 신용 거래방법과 시스템 및 그 방법이 저장된 기록매체 | |
JP2000040100A (ja) | 購買情報管理システム | |
JP2003178245A (ja) | 電子マネー利用履歴管理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050704 |