JP2004005338A - 個人認証装置、販売管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機の個人認証用のプログラムを用いることによって、現金、カード、携帯電話機による暗証番号入力などを不要としながら、物品購入を可能とする。
【解決手段】ウエブサーバ17からダウンロードした個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた光をシリアルパルス列として出力可能な携帯電話機5と、シリアルパルス列を入力して読み取り可能な読取アダプタ7と、個人情報を登録して読み取られたシリアルパルス列に応じて個人認証を行う認証サーバ9とよりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ウエブサーバ17からダウンロードした個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた光をシリアルパルス列として出力可能な携帯電話機5と、シリアルパルス列を入力して読み取り可能な読取アダプタ7と、個人情報を登録して読み取られたシリアルパルス列に応じて個人認証を行う認証サーバ9とよりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲーム機や自動販売機などにおいて現金を持たずに購入する際などに個人認証を行う個人認証装置、及び個人認証に基づいて物品などの販売を行う販売管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、例えば特開平8−87655号公報に記載されたようなものがある。この従来の装置は、利用者が自動販売機から物品の購入を行う際、ICカードが挿入された携帯電話機を用いて自動販売機などにおいて物品の購入を行うようにしたものである。従って、現金を持たずに物品の購入を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、物品購入の際に行う個人情報は、ICカードに記録されている個人情報に基づいて行われるため、ICカードを所持していなければ商品を購入することができないという問題がある。
【0004】
これに対し、特開2002−56443には、現金やカードを用いることなく物品の購入を行うことのできる商品販売システムが記載されている。この商品販売システムでは、自動販売機から物品を購入するに際して、購入のたびに携帯電話機を操作して暗証番号等をネットワークを介し販売センター端末に送出する必要がある。このため操作が煩雑であると共に、携帯電話機によるネットワーク通信ができないときには、個人認証ができないばかりか物品の購入もできないという問題がある。
【0005】
本発明は、物品を購入しようとするときにカードなどを用いることなく簡単に個人認証ができる個人認証装置、及び現金やカードなどを用いることなく物品を購入することができる販売管理装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力可能な携帯手段と、前記信号を入力して該信号を読み取り可能な読取手段と、前記個人情報を登録して前記読み取られた信号に応じて個人認証を行う認証手段とよりなることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の個人認証装置であって、前記信号は、光、音、振動、赤外線の何れか又は組み合わせであることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の個人認証装置であって、前記携帯手段は、通信機能を備えた移動体通信端末であることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載の個人認証装置であって、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成する管理用手段を備え、前記移動体通信端末は、前記個人認証用のプログラムを前記管理用手段からダウンロードすることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の個人認証装置を備え、前記読取手段を、物品、情報などの対象を販売する販売手段に設け、前記販売手段は、前記認証手段による個人認証に応じて前記物品、情報などの対象を販売可能とすることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1の発明では、携帯手段によって個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力することができる。読取手段では、前記個人情報に応じた信号を入力して、該信号を読み取ることができる。認証手段では、前記個人情報を登録して、前記読み取られた信号に応じて個人認証を行うことができる。従って、個人認証用のプログラムを用いることにより、携帯手段によって暗証番号等を入力することなく個人認証を行うことができる。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記信号は光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせであるため、個人認証用のプログラムを用いて個人情報に応じた光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせの信号を携帯手段によって出力し、この光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせの信号を読取手段により読み取り、個人認証を行うことができる。
【0013】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記携帯手段は、通信機能を備えた移動体通信端末であるため、移動体通信端末によって通常の通信を行うことができると共に、移動体通信端末から出力可能な光、音、振動、赤外線を個人認証用の信号として利用することができる。従って、ICカードなどを用いることなく移動体通信端末によって個人認証を簡単に行うことができる。
【0014】
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、管理用手段は、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成することができる。前記移動体通信端末は、前記個人認証用のプログラムを前記管理用手段からダウンロードすることができる。従って、移動体通信端末により、個人認証用のプログラムを管理用手段からダウンロードするだけでその後の個人認証を行うことができる。
【0015】
請求項5の発明では、請求項1〜4の何れかの個人認証装置を備え、前記読取手段を物品情報などの販売対象を販売する販売手段に設け、前記販売手段は前記認証手段による個人認証に応じて前記販売対象の販売を行うことができる。従って、個人認証用のプログラムを用いて個人認証を行い、販売手段から物品、情報などの販売対象を購入することができる。携帯手段が移動体通信端末である場合には、個人認証用のプログラムを管理用手段からダウンロードするだけでその後の個人認証を行い、物品、情報などの販売対象を簡単に購入することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係り、個人認証装置を備えた販売管理装置のシステム構成図である。図1のように、個人認証装置1が、販売管理装置3に備えられている。
【0017】
前記個人認証装置1は、携帯電話機5と、読取アダプタ7と、認証サーバ9とを備えている。前記携帯電話機5は、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力可能な携帯手段を構成している。この携帯電話機5は、本実施形態において通信機能を備えた移動体通信端末として構成されている。
【0018】
前記個人認証用のプログラムとしては、本実施形態においてJava(登録商標)アプリケーションプログラムであり、前記携帯電話機5は、Java(登録商標)アプリケーションプログラムをダウンロードにより実行可能とするブラウザを備えている。
【0019】
前記個人情報に応じた信号としては、光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせである。本実施形態においては、前記信号を光とし、前記携帯電話機5に光発信部11が設けられている。
【0020】
但し、携帯電話機5に特別の光発信部11を設けることなく、携帯電話機5に備えられているバックライトのオンオフ制御、画面のモノクロ反転などによって光の信号を発し、この信号を読み取る構成にすることもできる。また、前記信号が音である場合には、携帯電話機5の着信音を発するスピーカの発信音を制御し、前記信号が振動である場合には、同着信マナー用のバイブレータの振動を制御、前記信号が赤外線である場合には、携帯電話機5の赤外線ポートから発する赤外線信号を制御する構成にすることもできる。これら携帯電話機5から着信、その他のために出力可能な光、音、振動、赤外線を個人認証用の信号として利用することで、個人認証用の特別な出力手段を設ける必要が無く、一般的な携帯電話機をそのまま利用することができ、構造を簡単にすることができる。
【0021】
前記読取アダプタ7は、前記信号を入力して該信号を読み取り可能な読取手段を構成している。この読取アダプタ7は、ゲーム機13に設けられている。前記読取アダプタ7は、本実施形態において前記携帯電話機5の光発信部11側を差し込む構成となっている。この差し込みによって光発信部11から発せられた光信号を後述するフォトダイオードによって受信する構成となっている。
【0022】
なお、前記読取アダプタ7は、前記信号が音である場合、携帯電話機5が発する音信号をマイクによって受信し、前記信号が振動である場合、携帯電話機5が発する振動を圧力センサによって受信し、前記信号が赤外線である場合、携帯電話機5が発する赤外線を赤外線受信ポートによって受信し、前記信号が光、音、振動、赤外線の何れかの組み合わせである場合、フォトダイオード、マイク、圧力センサ、赤外線受信ポートの組み合わせにより受信する。
【0023】
前記読取アダプタ7には、ランプ15が設けられている。このランプ15は、個人認証にエラーが生じたときに点滅して該エラーを表示する。
【0024】
前記販売管理装置3は、本実施形態において管理用手段としてウェブサーバ17を備えている。このウェブサーバ17は、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成する。
【0025】
前記携帯電話機5は、通信によって移動体通信網19、インターネット21を介して前記ウェブサーバ17に接続することができ、該ウェブサーバ17から前記個人認証用のプログラムをダウンロードすることができる。
【0026】
前記ウェブサーバ17で作成される個人認証用のプログラムは、ユーザ登録による個人情報、例えば電話番号、パスワード等に基づいて作成される。
【0027】
前記認証サーバ9は、前記ウェブサーバ17に接続されており、前記読取アダプタ7によって読み取られた信号に応じて個人認証を行う。従って、認証サーバ9にはデータベースサーバ23が接続されている。このデータベースサーバ23には、前記ユーザ登録によって個人情報である電話番号、パスワード、決済方法などが登録されている。決済方法としては、各種カードによるクレジット決済、現金決済、銀行決済などの方法が選択され登録されている。
【0028】
前記販売管理装置3としては、前記個人認証装置1の他に前記ゲーム機13、パーソナルコンピュータ25、機械管理サーバ27、課金サーバ29を備えている。
【0029】
前記ゲーム機13は、物品、情報などの販売対象を販売する販売手段を構成し、本実施形態において画面31上に情報としてゲーム情報を表示する構成となっている。このゲーム機13では、画面31に表示されたゲーム情報によりレバー33を操作してゲームを行うことができる。
【0030】
前記ゲーム機13には、無線通信端末35が設けられている。この無線通信端末35によりパーソナルコンピュータ25側の無線通信端末37と無線通信を行うことができる。
【0031】
前記パーソナルコンピュータ25は、前記機械管理サーバ27に接続されている。この機械管理サーバ27には、前記ゲーム機13の機械番号に応じた個別料金テーブルなどが記憶されている。前記ゲーム機13が複数台あるときは、各ゲーム機13の機械番号毎に前記個別料金テーブルなどが記憶されている。この機械管理サーバ27は、前記認証サーバ9と、課金サーバ29とに接続されている。
【0032】
前記課金サーバ29は、前記認証サーバ9にも接続されている。この課金サーバ29は、前記ゲーム機13の使用に応じた課金を行う。この課金サーバの課金の結果により、決済会社が請求書をユーザに送付する。請求書送付の結果、前記のようにクレジット決済、現金決済、銀行決済などが行われる。
【0033】
前記読取アダプタ7には、図2のようにフォトダイオード39が設けられている。このフォトダイオード39の出力信号は、増幅回路41、波形整形回路43を介してMPU45に入力される。このMPU45からは、無線端末35を介して信号が出力される。
【0034】
図3は、個人認証用のデータ列を示している。すなわち個人認証用のプログラムにより認証情報として、例えば「54356」に応じたシリアルパルス列として発せられた光がフォトダイオード39に入力され、前記増幅回路41、波形整形回路43、MPU45により図3のようなデータ列として出力される。
【0035】
すなわち図1において、データベースサーバ23にユーザ登録が行われている場合、携帯電話機5の操作によって移動体通信網19、インターネット21を介してウェブサーバ17にアクセスし、該ウェブサーバ17から認証情報の組み込まれた個人認証用のプログラムをダウンロードする。
【0036】
ユーザが、例えばゲーム機13でゲームを行う場合、読取アダプタ7に前記携帯電話機5を差し込み、光発信部11から発せられる光信号を読み取らせる。光信号は前記図2のようにフォトダイオード39で受信され、無線端末35から個人認証用のデータ列情報が出力される。このデータ列情報は、無線端末37を介してパーソナルコンピュータ25に入力され、該パーソナルコンピュータ25から機械管理サーバ27へ入力される。
【0037】
前記機械管理サーバ27からは認証サーバ9へ出力され、該認証サーバ9ではデータベースサーバ23に登録された個人情報を用いて個人認証を行う。この個人認証の結果、認証が行われた場合には、認証サーバ9から機械管理サーバ27及び課金サーバ29へ出力が行われる。
【0038】
前記機械管理サーバ27では、パーソナルコンピュータ25へ出力が行われ、パーソナルコンピュータ25では無線通信端末37から認証結果が出力される。この認証結果は無線通信端末35で受信され、ゲーム機13はゲーム可能な待機状態となる。
【0039】
従って、ユーザがスタートボタンを押すことなどによって、画面31にゲーム情報を表示させ、レバー33の操作によってゲームを行うことができる。
【0040】
前記認証サーバ9によって個人認証が行われないときには、同様にして無線通信端末35が認証結果を入力し、読取アダプタ7のランプ15が点滅し、認証が行われなかったことをユーザに知らせる。
【0041】
前記ゲーム機13がゲーム可能な待機状態となった場合、時間がカウントされ無線通信端末35,37、パーソナルコンピュータ25を介して機械管理サーバ27に出力される。機械管理サーバ27では、機械番号に応じた料金設定テーブルと使用時間などを課金サーバ29に出力し、課金サーバ29はゲーム機13毎に、使用時間に応じた課金を行う。課金の結果、前記のようにして決済会社が請求書をユーザに送付する。
【0042】
図4,図5は、本発明の一実施形態に係るフローチャートを示している。図4はユーザ登録に係るフローチャート、図5は購入手続きに係るフローチャートである。
【0043】
まず、ユーザ登録に際しては、図4のフローチャートが実行される。ステップS1では、「ホームページアクセス」の処理が実行される。このステップS1では、ユーザが携帯電話機5を操作することによってゲーム機13の管理者のホームページにアクセスする。このアクセスの結果、ステップS2へ移行し、携帯電話機5の画面に登録画面が表示される。
【0044】
ステップS3では、携帯電話機5の操作により登録画面上で「個人情報登録、決済方法選択」の処理を行う。この処理では、個人情報として住所、氏名、電話番号、パスワードの入力、各種カードによる決済、現金決済の選択などが行われる。
【0045】
ステップS4では、前記個人情報の入力結果が、前記データベースサーバ23へ送られ、該データベースサーバ23において個人情報が登録される。
【0046】
この登録の結果、ステップS5では、「ウェブサーバでプログラム作成」の処理が実行され、ウェブサーバ17において前記個人情報に応じて個人認証用のプログラムの作成が行われる。
【0047】
ウェブサーバ17によって前記プログラムが作成された後、前記携帯電話機5によって前記ウェブサーバ17にアクセスすることで、ステップS6の「ウェブサーバから携帯電話にプログラムダウンロード」の処理が実行される。この処理により、前記のように携帯電話機5に個人認証用のプログラムがダウンロードされる。
【0048】
このように携帯電話機5に個人認証用のプログラムがダウンロードされた後、図5のフローチャートのように購入手続きを行うことができる。まず、図5のステップS7では、ユーザの操作によって「携帯電話プログラム起動」の処理が実行される。この処理によって、個人認証用のプログラムが起動されると、携帯電話機5の光発信部11から認証情報を組み込んだ光信号がシリアルパルス列として出力される。
【0049】
次いで、携帯電話機5を読取アダプタ7に差し込んで、ステップS8の「光リーダにより認証情報読取」の処理を実行する。この処理によって、前記光発信部11から発せられる認証情報としての光信号が読取アダプタ7のフォトダイオード39によって読み取られる。
【0050】
ステップS9では、「ゲームPOS無線端末よりホスト転送」の処理が実行され、前記無線通信端末35から無線通信端末37を介しパーソナルコンピュータ25にデータ列が入力される。
【0051】
ステップS10では、「ゲーム機料金サーバ情報伝送」の処理が実行され、機械管理サーバ27がパーソナルコンピュータ25から前記データ列情報を受けることによって課金サーバ25に機械番号に応じた個別料金テーブル情報及びデータ列情報が転送される。
【0052】
ステップS11では、「認証サーバ転送」の処理が実行され、機械管理サーバ27から認証サーバ9へ前記データ列情報が転送される。
【0053】
ステップS12では、前記認証サーバ9において「認証されたか否か」の処理が実行される。認証サーバ9において個人認証が行われた場合(YES)には、ステップS13へ移行し、「ゲームPOS無線端末にゲームスタート出力」の処理が実行される。この処理により、機械管理サーバ27、パーソナルコンピュータ25、無線通信端末37,35を介してゲーム機13にゲームスタートの信号が出力され、ゲーム機13は前記ゲーム可能な待機状態となる。
【0054】
ゲーム機13にゲームスタート信号が出力されると、時間カウントが行われ、無線通信端末35,37、パーソナルコンピュータ25、機械管理サーバ27を介して前記課金サーバ29へ入力され、ステップS15において「課金サーバ課金」の処理が実行される。この処理によって課金サーバ29は、ゲーム機13の時間カウントに応じた課金を行う。この課金の結果、決済会社がユーザへ適時請求書を発送する。
【0055】
前記ステップS12において認証が行われなかった場合(NO)、ステップS16へ移行し、「ゲームPOS無線端末にNG信号出力」の処理が実行される。この処理により、認証サーバ9から機械管理サーバ27、パーソナルコンピュータ25、無線通信端末37,35を介してNG信号がゲーム機13へ入力される。このゲーム機13への入力によって、ステップS17のように「光リーダNGランプ点滅」の処理が実行され、読取アダプタ7のランプ15が点滅し、ユーザに個人認証が行われなかったことを知らせる。
【0056】
このようにして本実施形態において、携帯電話機5の操作によって個人認証用のプログラムをダウンロードし、該携帯電話機5を用いてゲーム機13によって簡単にゲームを楽しむことができる。しかも、携帯電話機5によって個人認証用のプログラムをダウンロードした後は、携帯電話機5による通信を特に行わなくてもゲーム機13によるゲームを楽しむことができる。
【0057】
従って、ゲーム機13によってゲームを楽しむ場合には、現金、カード、さらには携帯電話機5による暗証番号の入力などが一切不要となり、手軽にゲームを楽しむことができる。
【0058】
なお本実施形態では、前記ウェブサーバ17から携帯電話機5に個人認証用のプログラムをダウンロードしたが、その他の管理用手段から個人認証用のプログラムダウンロードすることもできる。携帯電話機5の購入時にあらかじめ個人認証用のプログラムを組み込むことも可能である。
【0059】
前記携帯手段は、個人認証用のプログラムを備えているものであれば必ずしも通話機能を備える携帯電話機5に限らず、通話機能を有さない携帯端末として構成することもできる。何れにしても、携帯手段としては個人認証用のカードのような機能を奏する。
【0060】
前記販売手段は、ゲーム機13に限るものではない。例えば種々の自動販売機などとして構成し、販売対象を物品として構成することもできる。
【0061】
前記個人認証装置1としては、前記販売管理装置3に組み込まれるものに限らず、例えば読取手段を建物のドア、車両のドア、金庫の扉など種々のドアに備え、ドア開錠システムとして用いることも可能である。
【0062】
前記個人認証装置1は、その他個人認証が必要なあらゆる手段に適用することができる。
【0063】
前記インターネット21は、他のネットワークに代えることもできる。
【0064】
図6、図7は、他の実施形態に係り、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号として赤外線信号を用いる場合のものであり、図6は携帯手段である折り畳み形式の一対の携帯電話5Aの斜視図、図7は読取手段である読取アダプタ7Aの斜視図である。
【0065】
図6では各携帯電話5Aが折り畳みを開き、背中合わせで対向配置されている。この図6のようには各携帯電話5Aには、赤外線ポート47が設けられている。但し、図6では、背中合わせで示された一対の携帯電話5Aの内、奥側の携帯電話5Aの赤外線ポート47のみ見えている。各携帯電話5Aは、赤外線ポート47相互間で赤外線通信によりデータの送受信が行えるようになっている。
【0066】
図7の読取アダプタ7Aは、例えば前記読取アダプタ7に代えて前記販売手段としてのゲーム機13に取り付けられる。読取アダプタ7Aには前記携帯電話5Aを安定して保持させる保持凹部49が設けられている。保持凹部49内底部51には前記携帯電話5Aの収納状態のアンテナ53を収容する穴部55が設けられている。読取アダプタ7Aの上部中央には赤外線ポート57が設けられている。この赤外線ポート57に前記携帯電話5Aの赤外線ポート47から発せられる前記認証情報としての赤外線信号が受信される構成となっている。また、赤外線ポート57と赤外線ポート47との相互間では、赤外線通信によりデータの送受信が行えるようになっている。読取アダプタ7Aには、その他個人認証にエラーが生じたときに点滅して該エラーを表示するランプ15が前記同様に設けられている。
【0067】
そして、図1のゲーム機13でゲームをするに際しては、前記読取アダプタ7に代えて取り付けられた読取アダプタ7Aの保持凹部49に携帯電話5Aを保持させ、読取アダプタ7Aの赤外線ポート57に携帯電話5Aの赤外線ポート47を対向させる。この状態で、赤外線ポート47,57間の通信距離は、通信可能な範囲となる。前記携帯電話5Aが保持凹部49内に保持されるとき、携帯電話5Aのアンテナ53は穴部55内に差し込まれ、安定する。
【0068】
このような保持状態で前記携帯電話機5Aの赤外線ポート47から発せられる前記認証情報としての赤外線信号が読取アダプタ7Aの赤外線ポート57で受信される。
【0069】
すなわち、かかる構成においても前記同様に携帯電話機5Aの操作によって個人認証用のプログラムをダウンロードし、該携帯電話機5Aを用いてゲーム機13によって簡単にゲームを楽しむことができる。
【0070】
また、赤外線ポート57と赤外線ポート47との相互間で、赤外線通信によりデータの送受信を行うことで、ゲーム機13の課金情報、ゲームコンテンツの最新情報、その他ゲーム機情報等を携帯電話5Aのディスプレイ59に表示させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、個人認証装置を備えた販売管理装置のシステム構成図である。
【図2】一実施形態に係り、信号読取処理のブロック図である。
【図3】一実施形態に係り、データ出力信号の一例を示す説明図である。
【図4】一実施形態に係り、ユーザ登録のフローチャートである。
【図5】一実施形態に係り、購入手続きのフローチャートである。
【図6】他の実施形態に係り、携帯手段である折り畳み形式の一対の携帯電話の斜視図である。
【図7】他の実施形態に係り、読取手段である読取アダプタの斜視図である。
【符号の説明】
1 個人認証装置
3 販売管理装置
5,5A 携帯電話機(携帯手段、移動体通信端末)
7,7A 読取アダプタ(読取手段)
9 認証サーバ(認証手段)
13 ゲーム機(販売手段)
17 ウェブサーバ(管理用手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲーム機や自動販売機などにおいて現金を持たずに購入する際などに個人認証を行う個人認証装置、及び個人認証に基づいて物品などの販売を行う販売管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、例えば特開平8−87655号公報に記載されたようなものがある。この従来の装置は、利用者が自動販売機から物品の購入を行う際、ICカードが挿入された携帯電話機を用いて自動販売機などにおいて物品の購入を行うようにしたものである。従って、現金を持たずに物品の購入を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、物品購入の際に行う個人情報は、ICカードに記録されている個人情報に基づいて行われるため、ICカードを所持していなければ商品を購入することができないという問題がある。
【0004】
これに対し、特開2002−56443には、現金やカードを用いることなく物品の購入を行うことのできる商品販売システムが記載されている。この商品販売システムでは、自動販売機から物品を購入するに際して、購入のたびに携帯電話機を操作して暗証番号等をネットワークを介し販売センター端末に送出する必要がある。このため操作が煩雑であると共に、携帯電話機によるネットワーク通信ができないときには、個人認証ができないばかりか物品の購入もできないという問題がある。
【0005】
本発明は、物品を購入しようとするときにカードなどを用いることなく簡単に個人認証ができる個人認証装置、及び現金やカードなどを用いることなく物品を購入することができる販売管理装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力可能な携帯手段と、前記信号を入力して該信号を読み取り可能な読取手段と、前記個人情報を登録して前記読み取られた信号に応じて個人認証を行う認証手段とよりなることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の個人認証装置であって、前記信号は、光、音、振動、赤外線の何れか又は組み合わせであることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の個人認証装置であって、前記携帯手段は、通信機能を備えた移動体通信端末であることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載の個人認証装置であって、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成する管理用手段を備え、前記移動体通信端末は、前記個人認証用のプログラムを前記管理用手段からダウンロードすることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の個人認証装置を備え、前記読取手段を、物品、情報などの対象を販売する販売手段に設け、前記販売手段は、前記認証手段による個人認証に応じて前記物品、情報などの対象を販売可能とすることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1の発明では、携帯手段によって個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力することができる。読取手段では、前記個人情報に応じた信号を入力して、該信号を読み取ることができる。認証手段では、前記個人情報を登録して、前記読み取られた信号に応じて個人認証を行うことができる。従って、個人認証用のプログラムを用いることにより、携帯手段によって暗証番号等を入力することなく個人認証を行うことができる。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記信号は光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせであるため、個人認証用のプログラムを用いて個人情報に応じた光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせの信号を携帯手段によって出力し、この光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせの信号を読取手段により読み取り、個人認証を行うことができる。
【0013】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記携帯手段は、通信機能を備えた移動体通信端末であるため、移動体通信端末によって通常の通信を行うことができると共に、移動体通信端末から出力可能な光、音、振動、赤外線を個人認証用の信号として利用することができる。従って、ICカードなどを用いることなく移動体通信端末によって個人認証を簡単に行うことができる。
【0014】
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、管理用手段は、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成することができる。前記移動体通信端末は、前記個人認証用のプログラムを前記管理用手段からダウンロードすることができる。従って、移動体通信端末により、個人認証用のプログラムを管理用手段からダウンロードするだけでその後の個人認証を行うことができる。
【0015】
請求項5の発明では、請求項1〜4の何れかの個人認証装置を備え、前記読取手段を物品情報などの販売対象を販売する販売手段に設け、前記販売手段は前記認証手段による個人認証に応じて前記販売対象の販売を行うことができる。従って、個人認証用のプログラムを用いて個人認証を行い、販売手段から物品、情報などの販売対象を購入することができる。携帯手段が移動体通信端末である場合には、個人認証用のプログラムを管理用手段からダウンロードするだけでその後の個人認証を行い、物品、情報などの販売対象を簡単に購入することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係り、個人認証装置を備えた販売管理装置のシステム構成図である。図1のように、個人認証装置1が、販売管理装置3に備えられている。
【0017】
前記個人認証装置1は、携帯電話機5と、読取アダプタ7と、認証サーバ9とを備えている。前記携帯電話機5は、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力可能な携帯手段を構成している。この携帯電話機5は、本実施形態において通信機能を備えた移動体通信端末として構成されている。
【0018】
前記個人認証用のプログラムとしては、本実施形態においてJava(登録商標)アプリケーションプログラムであり、前記携帯電話機5は、Java(登録商標)アプリケーションプログラムをダウンロードにより実行可能とするブラウザを備えている。
【0019】
前記個人情報に応じた信号としては、光、音、振動、赤外線の少なくとも何れか又は組み合わせである。本実施形態においては、前記信号を光とし、前記携帯電話機5に光発信部11が設けられている。
【0020】
但し、携帯電話機5に特別の光発信部11を設けることなく、携帯電話機5に備えられているバックライトのオンオフ制御、画面のモノクロ反転などによって光の信号を発し、この信号を読み取る構成にすることもできる。また、前記信号が音である場合には、携帯電話機5の着信音を発するスピーカの発信音を制御し、前記信号が振動である場合には、同着信マナー用のバイブレータの振動を制御、前記信号が赤外線である場合には、携帯電話機5の赤外線ポートから発する赤外線信号を制御する構成にすることもできる。これら携帯電話機5から着信、その他のために出力可能な光、音、振動、赤外線を個人認証用の信号として利用することで、個人認証用の特別な出力手段を設ける必要が無く、一般的な携帯電話機をそのまま利用することができ、構造を簡単にすることができる。
【0021】
前記読取アダプタ7は、前記信号を入力して該信号を読み取り可能な読取手段を構成している。この読取アダプタ7は、ゲーム機13に設けられている。前記読取アダプタ7は、本実施形態において前記携帯電話機5の光発信部11側を差し込む構成となっている。この差し込みによって光発信部11から発せられた光信号を後述するフォトダイオードによって受信する構成となっている。
【0022】
なお、前記読取アダプタ7は、前記信号が音である場合、携帯電話機5が発する音信号をマイクによって受信し、前記信号が振動である場合、携帯電話機5が発する振動を圧力センサによって受信し、前記信号が赤外線である場合、携帯電話機5が発する赤外線を赤外線受信ポートによって受信し、前記信号が光、音、振動、赤外線の何れかの組み合わせである場合、フォトダイオード、マイク、圧力センサ、赤外線受信ポートの組み合わせにより受信する。
【0023】
前記読取アダプタ7には、ランプ15が設けられている。このランプ15は、個人認証にエラーが生じたときに点滅して該エラーを表示する。
【0024】
前記販売管理装置3は、本実施形態において管理用手段としてウェブサーバ17を備えている。このウェブサーバ17は、前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成する。
【0025】
前記携帯電話機5は、通信によって移動体通信網19、インターネット21を介して前記ウェブサーバ17に接続することができ、該ウェブサーバ17から前記個人認証用のプログラムをダウンロードすることができる。
【0026】
前記ウェブサーバ17で作成される個人認証用のプログラムは、ユーザ登録による個人情報、例えば電話番号、パスワード等に基づいて作成される。
【0027】
前記認証サーバ9は、前記ウェブサーバ17に接続されており、前記読取アダプタ7によって読み取られた信号に応じて個人認証を行う。従って、認証サーバ9にはデータベースサーバ23が接続されている。このデータベースサーバ23には、前記ユーザ登録によって個人情報である電話番号、パスワード、決済方法などが登録されている。決済方法としては、各種カードによるクレジット決済、現金決済、銀行決済などの方法が選択され登録されている。
【0028】
前記販売管理装置3としては、前記個人認証装置1の他に前記ゲーム機13、パーソナルコンピュータ25、機械管理サーバ27、課金サーバ29を備えている。
【0029】
前記ゲーム機13は、物品、情報などの販売対象を販売する販売手段を構成し、本実施形態において画面31上に情報としてゲーム情報を表示する構成となっている。このゲーム機13では、画面31に表示されたゲーム情報によりレバー33を操作してゲームを行うことができる。
【0030】
前記ゲーム機13には、無線通信端末35が設けられている。この無線通信端末35によりパーソナルコンピュータ25側の無線通信端末37と無線通信を行うことができる。
【0031】
前記パーソナルコンピュータ25は、前記機械管理サーバ27に接続されている。この機械管理サーバ27には、前記ゲーム機13の機械番号に応じた個別料金テーブルなどが記憶されている。前記ゲーム機13が複数台あるときは、各ゲーム機13の機械番号毎に前記個別料金テーブルなどが記憶されている。この機械管理サーバ27は、前記認証サーバ9と、課金サーバ29とに接続されている。
【0032】
前記課金サーバ29は、前記認証サーバ9にも接続されている。この課金サーバ29は、前記ゲーム機13の使用に応じた課金を行う。この課金サーバの課金の結果により、決済会社が請求書をユーザに送付する。請求書送付の結果、前記のようにクレジット決済、現金決済、銀行決済などが行われる。
【0033】
前記読取アダプタ7には、図2のようにフォトダイオード39が設けられている。このフォトダイオード39の出力信号は、増幅回路41、波形整形回路43を介してMPU45に入力される。このMPU45からは、無線端末35を介して信号が出力される。
【0034】
図3は、個人認証用のデータ列を示している。すなわち個人認証用のプログラムにより認証情報として、例えば「54356」に応じたシリアルパルス列として発せられた光がフォトダイオード39に入力され、前記増幅回路41、波形整形回路43、MPU45により図3のようなデータ列として出力される。
【0035】
すなわち図1において、データベースサーバ23にユーザ登録が行われている場合、携帯電話機5の操作によって移動体通信網19、インターネット21を介してウェブサーバ17にアクセスし、該ウェブサーバ17から認証情報の組み込まれた個人認証用のプログラムをダウンロードする。
【0036】
ユーザが、例えばゲーム機13でゲームを行う場合、読取アダプタ7に前記携帯電話機5を差し込み、光発信部11から発せられる光信号を読み取らせる。光信号は前記図2のようにフォトダイオード39で受信され、無線端末35から個人認証用のデータ列情報が出力される。このデータ列情報は、無線端末37を介してパーソナルコンピュータ25に入力され、該パーソナルコンピュータ25から機械管理サーバ27へ入力される。
【0037】
前記機械管理サーバ27からは認証サーバ9へ出力され、該認証サーバ9ではデータベースサーバ23に登録された個人情報を用いて個人認証を行う。この個人認証の結果、認証が行われた場合には、認証サーバ9から機械管理サーバ27及び課金サーバ29へ出力が行われる。
【0038】
前記機械管理サーバ27では、パーソナルコンピュータ25へ出力が行われ、パーソナルコンピュータ25では無線通信端末37から認証結果が出力される。この認証結果は無線通信端末35で受信され、ゲーム機13はゲーム可能な待機状態となる。
【0039】
従って、ユーザがスタートボタンを押すことなどによって、画面31にゲーム情報を表示させ、レバー33の操作によってゲームを行うことができる。
【0040】
前記認証サーバ9によって個人認証が行われないときには、同様にして無線通信端末35が認証結果を入力し、読取アダプタ7のランプ15が点滅し、認証が行われなかったことをユーザに知らせる。
【0041】
前記ゲーム機13がゲーム可能な待機状態となった場合、時間がカウントされ無線通信端末35,37、パーソナルコンピュータ25を介して機械管理サーバ27に出力される。機械管理サーバ27では、機械番号に応じた料金設定テーブルと使用時間などを課金サーバ29に出力し、課金サーバ29はゲーム機13毎に、使用時間に応じた課金を行う。課金の結果、前記のようにして決済会社が請求書をユーザに送付する。
【0042】
図4,図5は、本発明の一実施形態に係るフローチャートを示している。図4はユーザ登録に係るフローチャート、図5は購入手続きに係るフローチャートである。
【0043】
まず、ユーザ登録に際しては、図4のフローチャートが実行される。ステップS1では、「ホームページアクセス」の処理が実行される。このステップS1では、ユーザが携帯電話機5を操作することによってゲーム機13の管理者のホームページにアクセスする。このアクセスの結果、ステップS2へ移行し、携帯電話機5の画面に登録画面が表示される。
【0044】
ステップS3では、携帯電話機5の操作により登録画面上で「個人情報登録、決済方法選択」の処理を行う。この処理では、個人情報として住所、氏名、電話番号、パスワードの入力、各種カードによる決済、現金決済の選択などが行われる。
【0045】
ステップS4では、前記個人情報の入力結果が、前記データベースサーバ23へ送られ、該データベースサーバ23において個人情報が登録される。
【0046】
この登録の結果、ステップS5では、「ウェブサーバでプログラム作成」の処理が実行され、ウェブサーバ17において前記個人情報に応じて個人認証用のプログラムの作成が行われる。
【0047】
ウェブサーバ17によって前記プログラムが作成された後、前記携帯電話機5によって前記ウェブサーバ17にアクセスすることで、ステップS6の「ウェブサーバから携帯電話にプログラムダウンロード」の処理が実行される。この処理により、前記のように携帯電話機5に個人認証用のプログラムがダウンロードされる。
【0048】
このように携帯電話機5に個人認証用のプログラムがダウンロードされた後、図5のフローチャートのように購入手続きを行うことができる。まず、図5のステップS7では、ユーザの操作によって「携帯電話プログラム起動」の処理が実行される。この処理によって、個人認証用のプログラムが起動されると、携帯電話機5の光発信部11から認証情報を組み込んだ光信号がシリアルパルス列として出力される。
【0049】
次いで、携帯電話機5を読取アダプタ7に差し込んで、ステップS8の「光リーダにより認証情報読取」の処理を実行する。この処理によって、前記光発信部11から発せられる認証情報としての光信号が読取アダプタ7のフォトダイオード39によって読み取られる。
【0050】
ステップS9では、「ゲームPOS無線端末よりホスト転送」の処理が実行され、前記無線通信端末35から無線通信端末37を介しパーソナルコンピュータ25にデータ列が入力される。
【0051】
ステップS10では、「ゲーム機料金サーバ情報伝送」の処理が実行され、機械管理サーバ27がパーソナルコンピュータ25から前記データ列情報を受けることによって課金サーバ25に機械番号に応じた個別料金テーブル情報及びデータ列情報が転送される。
【0052】
ステップS11では、「認証サーバ転送」の処理が実行され、機械管理サーバ27から認証サーバ9へ前記データ列情報が転送される。
【0053】
ステップS12では、前記認証サーバ9において「認証されたか否か」の処理が実行される。認証サーバ9において個人認証が行われた場合(YES)には、ステップS13へ移行し、「ゲームPOS無線端末にゲームスタート出力」の処理が実行される。この処理により、機械管理サーバ27、パーソナルコンピュータ25、無線通信端末37,35を介してゲーム機13にゲームスタートの信号が出力され、ゲーム機13は前記ゲーム可能な待機状態となる。
【0054】
ゲーム機13にゲームスタート信号が出力されると、時間カウントが行われ、無線通信端末35,37、パーソナルコンピュータ25、機械管理サーバ27を介して前記課金サーバ29へ入力され、ステップS15において「課金サーバ課金」の処理が実行される。この処理によって課金サーバ29は、ゲーム機13の時間カウントに応じた課金を行う。この課金の結果、決済会社がユーザへ適時請求書を発送する。
【0055】
前記ステップS12において認証が行われなかった場合(NO)、ステップS16へ移行し、「ゲームPOS無線端末にNG信号出力」の処理が実行される。この処理により、認証サーバ9から機械管理サーバ27、パーソナルコンピュータ25、無線通信端末37,35を介してNG信号がゲーム機13へ入力される。このゲーム機13への入力によって、ステップS17のように「光リーダNGランプ点滅」の処理が実行され、読取アダプタ7のランプ15が点滅し、ユーザに個人認証が行われなかったことを知らせる。
【0056】
このようにして本実施形態において、携帯電話機5の操作によって個人認証用のプログラムをダウンロードし、該携帯電話機5を用いてゲーム機13によって簡単にゲームを楽しむことができる。しかも、携帯電話機5によって個人認証用のプログラムをダウンロードした後は、携帯電話機5による通信を特に行わなくてもゲーム機13によるゲームを楽しむことができる。
【0057】
従って、ゲーム機13によってゲームを楽しむ場合には、現金、カード、さらには携帯電話機5による暗証番号の入力などが一切不要となり、手軽にゲームを楽しむことができる。
【0058】
なお本実施形態では、前記ウェブサーバ17から携帯電話機5に個人認証用のプログラムをダウンロードしたが、その他の管理用手段から個人認証用のプログラムダウンロードすることもできる。携帯電話機5の購入時にあらかじめ個人認証用のプログラムを組み込むことも可能である。
【0059】
前記携帯手段は、個人認証用のプログラムを備えているものであれば必ずしも通話機能を備える携帯電話機5に限らず、通話機能を有さない携帯端末として構成することもできる。何れにしても、携帯手段としては個人認証用のカードのような機能を奏する。
【0060】
前記販売手段は、ゲーム機13に限るものではない。例えば種々の自動販売機などとして構成し、販売対象を物品として構成することもできる。
【0061】
前記個人認証装置1としては、前記販売管理装置3に組み込まれるものに限らず、例えば読取手段を建物のドア、車両のドア、金庫の扉など種々のドアに備え、ドア開錠システムとして用いることも可能である。
【0062】
前記個人認証装置1は、その他個人認証が必要なあらゆる手段に適用することができる。
【0063】
前記インターネット21は、他のネットワークに代えることもできる。
【0064】
図6、図7は、他の実施形態に係り、個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号として赤外線信号を用いる場合のものであり、図6は携帯手段である折り畳み形式の一対の携帯電話5Aの斜視図、図7は読取手段である読取アダプタ7Aの斜視図である。
【0065】
図6では各携帯電話5Aが折り畳みを開き、背中合わせで対向配置されている。この図6のようには各携帯電話5Aには、赤外線ポート47が設けられている。但し、図6では、背中合わせで示された一対の携帯電話5Aの内、奥側の携帯電話5Aの赤外線ポート47のみ見えている。各携帯電話5Aは、赤外線ポート47相互間で赤外線通信によりデータの送受信が行えるようになっている。
【0066】
図7の読取アダプタ7Aは、例えば前記読取アダプタ7に代えて前記販売手段としてのゲーム機13に取り付けられる。読取アダプタ7Aには前記携帯電話5Aを安定して保持させる保持凹部49が設けられている。保持凹部49内底部51には前記携帯電話5Aの収納状態のアンテナ53を収容する穴部55が設けられている。読取アダプタ7Aの上部中央には赤外線ポート57が設けられている。この赤外線ポート57に前記携帯電話5Aの赤外線ポート47から発せられる前記認証情報としての赤外線信号が受信される構成となっている。また、赤外線ポート57と赤外線ポート47との相互間では、赤外線通信によりデータの送受信が行えるようになっている。読取アダプタ7Aには、その他個人認証にエラーが生じたときに点滅して該エラーを表示するランプ15が前記同様に設けられている。
【0067】
そして、図1のゲーム機13でゲームをするに際しては、前記読取アダプタ7に代えて取り付けられた読取アダプタ7Aの保持凹部49に携帯電話5Aを保持させ、読取アダプタ7Aの赤外線ポート57に携帯電話5Aの赤外線ポート47を対向させる。この状態で、赤外線ポート47,57間の通信距離は、通信可能な範囲となる。前記携帯電話5Aが保持凹部49内に保持されるとき、携帯電話5Aのアンテナ53は穴部55内に差し込まれ、安定する。
【0068】
このような保持状態で前記携帯電話機5Aの赤外線ポート47から発せられる前記認証情報としての赤外線信号が読取アダプタ7Aの赤外線ポート57で受信される。
【0069】
すなわち、かかる構成においても前記同様に携帯電話機5Aの操作によって個人認証用のプログラムをダウンロードし、該携帯電話機5Aを用いてゲーム機13によって簡単にゲームを楽しむことができる。
【0070】
また、赤外線ポート57と赤外線ポート47との相互間で、赤外線通信によりデータの送受信を行うことで、ゲーム機13の課金情報、ゲームコンテンツの最新情報、その他ゲーム機情報等を携帯電話5Aのディスプレイ59に表示させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、個人認証装置を備えた販売管理装置のシステム構成図である。
【図2】一実施形態に係り、信号読取処理のブロック図である。
【図3】一実施形態に係り、データ出力信号の一例を示す説明図である。
【図4】一実施形態に係り、ユーザ登録のフローチャートである。
【図5】一実施形態に係り、購入手続きのフローチャートである。
【図6】他の実施形態に係り、携帯手段である折り畳み形式の一対の携帯電話の斜視図である。
【図7】他の実施形態に係り、読取手段である読取アダプタの斜視図である。
【符号の説明】
1 個人認証装置
3 販売管理装置
5,5A 携帯電話機(携帯手段、移動体通信端末)
7,7A 読取アダプタ(読取手段)
9 認証サーバ(認証手段)
13 ゲーム機(販売手段)
17 ウェブサーバ(管理用手段)
Claims (5)
- 個人認証用のプログラムにより個人情報に応じた信号を出力可能な携帯手段と、
前記信号を入力して該信号を読み取り可能な読取手段と、
前記個人情報を登録して前記読み取られた信号に応じて個人認証を行う認証手段とよりなることを特徴とする個人認証装置。 - 請求項1記載の個人認証装置であって、
前記信号は、光、音、振動、赤外線の何れか又は組み合わせであることを特徴とする個人認証装置。 - 請求項1又は2記載の個人認証装置であって、
前記携帯手段は、通信機能を備えた移動体通信端末であることを特徴とする個人認証装置。 - 請求項3記載の個人認証装置であって、
前記個人情報に応じて前記個人認証用のプログラムを作成する管理用手段を備え、
前記移動体通信端末は、前記個人認証用のプログラムを前記管理用手段からダウンロードすることを特徴とする個人認証装置。 - 請求項1〜4の何れかに記載の個人認証装置を備え、
前記読取手段を、物品、情報などの対象を販売する販売手段に設け、
前記販売手段は、前記認証手段による個人認証に応じて前記物品、情報などの対象を販売可能とすることを特徴とする販売管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215423A JP2004005338A (ja) | 2002-03-27 | 2002-07-24 | 個人認証装置、販売管理装置 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2002087429 | 2002-03-27 | ||
JP2002215423A JP2004005338A (ja) | 2002-03-27 | 2002-07-24 | 個人認証装置、販売管理装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004005338A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018233A1 (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-15 | Ebank Corporation | 口座開設方法 |
US7997834B2 (en) * | 2005-07-25 | 2011-08-16 | Mitsubishi Materials Corporation | Radius end mill and cutting method |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215423A patent/JP2004005338A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7997834B2 (en) * | 2005-07-25 | 2011-08-16 | Mitsubishi Materials Corporation | Radius end mill and cutting method |
WO2007018233A1 (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-15 | Ebank Corporation | 口座開設方法 |
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