JP2004004949A - 光合分波器及び光入出力部 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成が簡単で、かつ光ファイバの配列精度が高く、屈折率を含めた結合系との整合性の高い光入出力部を有する光合分波器を提供する。
【解決手段】回折格子と、レンズと、回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部3を備え、光入出力部3は、透明基台73と第1の光導波路53及び第2の光導波路63と、光ファイバ4とを備え、第1及び第2の光導波路53、63が透明基台73の一方の面に形成され、光ファイバ4が透明基台73の一方の面に対向した面に配置され、光ファイバ4から出射された光が、レンズ及び回折格子により波長分散され、それぞれ第1及び第2の光導波路53、63に入射するようにされ、波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路53、63と光ファイバ4とが選択的に光学結合されている。
【選択図】 図7
【解決手段】回折格子と、レンズと、回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部3を備え、光入出力部3は、透明基台73と第1の光導波路53及び第2の光導波路63と、光ファイバ4とを備え、第1及び第2の光導波路53、63が透明基台73の一方の面に形成され、光ファイバ4が透明基台73の一方の面に対向した面に配置され、光ファイバ4から出射された光が、レンズ及び回折格子により波長分散され、それぞれ第1及び第2の光導波路53、63に入射するようにされ、波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路53、63と光ファイバ4とが選択的に光学結合されている。
【選択図】 図7
Description
本発明は波長多重通信や双方向伝送に用いる光合分波器に関するものである。
近年、情報の高度化と多様化につれ、光伝送システムの大容量化が要求されると共に、リクエスト型の伝送が実現されつつある。双方向の映像及びデータの送受信のため、波長多重伝送を用いて伝送容量を増大させる方法が、既存の光ファイバを用いた光伝送システムを拡張する上で有効である。限られた波長帯域で多数の波長の光を多重するために、例えば特許文献1に示されているように、入出力光ファイバを2次元に配列し、多重光の入出力を行う光ファイバと波長分離された光の入出力を行う光ファイバを、互いに漏れ込みがないように空間的に別々に配置する構成が提案されている。また、光ファイバの配列精度を高めるために、光の入出力部分として光ファイバを配列したシリコン基板とLN(LiNO3)導波路基板を組み合わせる構成も提案されている(例えば、「ジェー.リプソン,ダブリュー.ジェー.ミンフォード,イー.ジェー.マーフィー,ティー.シー.ライス,アール.エー.リンケ アンド ジー.ティー.ハーヴェイ:ア シックス−チャンネル ウェーブレングス マルチプレックサー アンド デマルチプレックサー フォー シングル モード システムズ.アイイーイーイー ジャーナル オブ ライトウェーブ テクノロジー.ボル.エルティー3.エヌオー5.ピー1159(1985)[J.Lipson, W.J.Minford, E.J.Murphy, T.C.Rice, R.A.Linke, and G.T.Harvey: A Six-Channel Wavelength Multiplexer and Demultiplexer for Single Mode Systems. IEEE Journal of Lightwave Technology. Vol.LT-3.No.5.P.1159(1985)])。
特開平3−239207号公報
しかしながら、前者の場合、特許文献1では、光ファイバアレイの高精度な配列についての具体的構成について言及していない。一方、後者の場合、シリコン基板とLN基板という異種の基板間での接合を用いるため、屈折率の整合をとることができない。また、配列基板の材料が高価であり、加工には結晶方位を合わせた選択的エッチングや拡散・注入工程及び高精度の切削加工を必要とし、量産性が低く、加工精度のばらつきにより歩留まりが悪いという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、構成が簡単で、かつ光ファイバの配列精度が高く、屈折率を含めた結合系との整合性の高い光入出力部を有する光合分波器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の光合分波器は、回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部を備え、前記光入出力部は、透明基台と第1の光導波路及び第2の光導波路と、光ファイバとを備え、前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記光ファイバが前記透明基台の前記一方の面に対向した面に配置され、前記光ファイバから出射された光が、前記レンズ及び前記回折格子により波長分散され、それぞれ前記第1及び第2の光導波路に入射するようにされ、前記波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路と前記光ファイバとが選択的に光学結合されたものである。
また、本発明の別の光合分波器は、回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部を備え、前記光入出力部は、透明基台と第1の光導波路、第2の光導波路および第3の光導波路とを備え、前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記第3の光導波路が前記透明基台の他方の面に形成され、前記第3の光導波路から出射された光が、前記レンズ及び前記回折格子により波長分散され、それぞれ前記第1及び第2の光導波路に入射するようにされ、前記波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路と前記第3の光導波路とが選択的に光学結合されたものである。
上記構成において、透明基台の一方の端面での導波路間隔と他方の端面での導波路間隔が異なることが好ましい。
また、上記構成において、透明基台のレンズ側端面での導波路間隔が非レンズ側端面での導波路間隔よりも狭いことが好ましい。
また、上記構成において、透明基台上の導波路間隔が狭くなっている部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部が設けられていることが好ましい。
また、上記構成において、透明基台は、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものであることが好ましい。
または、上記構成において、透明基台は、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光導波路を形成するための溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものであることが好ましい。
また、上記構成において、透明基台は、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成されていることが好ましい。
また、上記構成において、レンズ側端面において、光導波路がその延長線上で一点に交差するように配置されていることが好ましい。
また、上記構成において、光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面は、光の導波方向に垂直な面に対し傾斜しており、その表面は鏡面化されていることが好ましい。
また、上記構成において、光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面に反射防止膜を設けることが好ましい。
また、本発明の光入出力部は、透明基台と第1、第2、第3の光導波路とを備え、前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記第3の光導波路が前記透明基台の他方の面に形成され、透明基台の一方の端面での第1および第2の光導波路の導波路間隔と他方の端面での導波路間隔が異なるものである。
以上のように、本発明の光合分波器によれば、光導波路と透明基台とが一体的に形成されるため、加工工程を簡素化することができる。また、入出力部が光ファイバを備えることとしたので、透明基台上の光導波路を形成する面が1面のみとなり、透明基台の加工工程を簡素化することができる。
また、本発明の別の光合波器によれば、各光導波路の位置調整を不要とすることができる。
また、透明基台の一方の端面での導波路間隔と他方の端面での導波路間隔を異ならせることにより、任意の受光素子や光伝送装置を使用することができる。
また、透明基台のレンズ側端面での導波路間隔を非レンズ側端面での導波路間隔よりも狭くすることにより、回折格子により分離される波長帯域幅を狭くすることができると共に、光合分波器に結合する光ファイバ等の結合スペースを確保することができる。
また、透明基台上の導波路間隔が狭くなっている部分沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部を設けることにより、導波光の漏れ込みを抑制することができる。
また、透明基台を、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものとするか、または、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光導波路を形成するための溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものとすることにより、光導波路と透明基台とが一体的に形成され、加工工程を簡素化することができる。
また、透明基台を、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成することにより、光導波路の形成を容易にすることができる。
また、レンズ側端面において、光導波路をその延長線上で一点に交差するように配置することにより、入射角のずれによる結合効率の変動を抑制することができる。
また、光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面を、光の導波方向に垂直な面に対し傾斜させ、その表面を鏡面化することにより、反射戻り光や光学系内での多重反射光を抑制することができ、光合分波器での歪や雑音を低減することができる。
また、光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面に反射防止膜を設けることにより、さらに反射戻り光や光学系内での多重反射光を抑制することができ、光合分波器での歪や雑音を低減することができる。
(第1の実施例)
本発明の光合分波器の好適な第1の実施例を、図1から図3を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1の実施例における光合分波器の構成図を示す斜視図、図2は第1の実施例の光合分波器における光入出力部3の構成を示す正面図、図3はその斜視図である。
本発明の光合分波器の好適な第1の実施例を、図1から図3を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1の実施例における光合分波器の構成図を示す斜視図、図2は第1の実施例の光合分波器における光入出力部3の構成を示す正面図、図3はその斜視図である。
図1に示すように、例えば3本の入出力光ファイバ4、5及び6は、例えば頂角60度のV字溝7aを有する配列基台7及び押え板8により密着して保持され、光入出力部3を構成している。光入出力部3の前方にはレンズ2及び回折格子1が配置されている。図2に示すように、配列基台7のV字溝7aの頂角は60度である。また、各入出力光ファイバ4、5及び6は同じ外径を有しているため、下段の入出力光ファイバ4及び上段の入出力光ファイバ5及び6は互いに密着して配列される。また、図3に示すように、光入出力部3のレンズ側に位置し、入出力光ファイバ4、5及び6の入出力端面を含む入出力端面部12は、各入出力光ファイバ4、5及び6の配列方向に垂直な面に対して少なくとも7度以上傾斜し、その表面は鏡面化されている。
光入出力部3の入出力光ファイバ4から出射された波長多重光は、レンズ2を透過して回折格子1に入射し、格子溝1aに垂直な方向に波長分散される。波長分散光は、再びレンズ2を透過し、波長分散された光のうち特定の波長の光が波長分散方向に配列された入出力光ファイバ5及び6にそれぞれ入射する。その結果、波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する入出力光ファイバ4と5及び入出力光ファイバ4と6とがそれぞれ選択的に結合される。入出力光ファイバ5及び6の出力は、それぞれ波長分離されている。回折格子1に対する入出力光ファイバ5及び6の位置は、波長分散された光のうち前記特定の波長の光の波長分散方向と一致する。また、光入出力部3の入出力端面12の傾斜方向は、入出力光ファイバ5及び6の配列方向と垂直である。そのため、入出力光ファイバ4から各入出力光ファイバ5及び6への、レンズ2及び回折格子1を含む光路長はそれぞれ同じである。
上記第1の実施例によれば、配列基台7に設けられたV字溝7aに3本の入出力光ファイバ4、5及び6を重ね、配列した簡便な構成であり、V字溝7aの側面と各入出力光ファイバ4、5及び6の側面が密着し、配列精度の高い入出力光ファイバアレイが構成される。また、入出力光ファイバ4から各入出力光ファイバ5及び6への光路長が同じであるため、光ファイバ間の結合効率のばらつきが低減される。また、光入出力部3の入出力端面12を傾斜させ、さらに入出力端面12の表面を鏡面化したので、反射戻り光及び光学系内での多重反射光が抑制され、光合分波器での歪や雑音が低減される。
なお、上記第1の実施例では、配列基台7のV字溝7aの頂角を60度としたが、これに限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、上段の入出力光ファイバ51及び61のクラッド部分の一部又は全周にわたって一定の範囲を除去し、前記頂角60度よりも小さい頂角のV字溝71aを有する配列基台71を用いて、これらの入出力光ファイバ4、51及び61を配列保持するように構成してもよい。または、図5に示すように、入出力光ファイバ42、52及び62のクラッドの外径を研磨又はエッチングにより小さくし、クラッドの外周面に強度補強用の薄膜層4a、5a及び6aをそれぞれ設け、第1の参考例と同様の頂角60度のV字溝72aを有する(小型の)配列基台72に密着配列させるように構成してもよい。いずれの場合も、波長分離光が入出力される入出力光ファイバ51と61又は52と62の間隔を狭搾化することができ、それぞれの入出力光ファイバ51及び61又は52及び62において結合される波長帯域幅を変化させることなく、光合分波機能として波長分離できる間隔を狭くすることができる利点を持つ。また、クラッド径をそのままにし、金属等の薄膜層4a、5a及び6aを施すことにより、強度補強と共に光ファイバ間の漏れ込みを防ぐことができ、クロストークが改善される。
また、上記第1の実施例における配列基台7、71又は72の加工方法は特に限定されないが、基台形状の逆相形状を有する金型を用い、ガラス材料を注型成形したものを用いてもよい。この場合、配列基台7、71又は72の加工精度が良く、量産性に優れ、光ファイバ材料との整合性がよいので、機械的及び物理化学的な後処理加工を行いやすいという利点を有する。具体的な加工方法については後述する。
さらに、図6(a)に示すように、光入出力部3の入出力端面12に反射防止膜10を蒸着等により直接的に設けることにより、入出力端面12での反射戻り光及び多重反射光をさらに低減することができる。また、図6(b)に示すように、反射防止膜10を有する平板9を接着層11を介して入出力端面12に配置するように構成してもよい。後者の場合、上記反射戻り光及び多重反射光低減効果と共に、光ファイバアレイ部分を蒸着プロセスにおける高温にさらすことがなくなり、安定して反射防止膜10を設けることができる。なお、平板9の厚みと平板9の対向する面同士のくさび形状化により、対向面上で起こる多重反射光が光ファイバへ再結合をしないようにする必要がある。例えば、厚さ0.5mm、角度1度のくさび平板を用いた場合、シングルモード光ファイバでの再結合度を−55dB以下にすることができる。また、接着層11の屈折率を光ファイバの屈折率及び平板の屈折率に対してその屈折率差が0.03以内となるようにすれば、それらの間でのフレネル反射率を−40dB以下に抑えることができる。
(第2の実施例)
次に、本発明の光合分波器の好適な第2の実施例を、図7から図9を参照しつつ説明する。なお、第2の実施例は、光入出力部3の構成においてのみ上記第1の実施例と異なり、回折格子1及びレンズ2により行われる波長分離(光分波器)に関する動作は第1の実施例と同じである。従って、光入出力部3のみ図面を用いて説明する。
次に、本発明の光合分波器の好適な第2の実施例を、図7から図9を参照しつつ説明する。なお、第2の実施例は、光入出力部3の構成においてのみ上記第1の実施例と異なり、回折格子1及びレンズ2により行われる波長分離(光分波器)に関する動作は第1の実施例と同じである。従って、光入出力部3のみ図面を用いて説明する。
図7は第2の実施例の光合分波器の光入出力部3の構成を示す斜視図である。図7において、光導波路53及び63はガラス又は樹脂材料により、配列基台73上に一体的に形成されている。配列基台73は、光導波路53及び63の材料よりも屈折率の小さいガラス又は樹脂材料で形成され、V字溝73aが設けられている。光導波路53及び63の部分がコアに相当し、配列基台73の部分がクラッドに相当し、光伝送を行うことが可能となる。また、V字溝73aには入出力光ファイバ4が配置されている。配列基台73及び光導波路53及び63の上面にはバッファ層14が設けられている。配列基台73の入出力端面12は、配列基台73の上面又は底面に対する垂直面から傾斜しており、表面は鏡面化されている。また、入出力端面12上の光導波路53及び63の入出力端面15及び16の間隔は、通常の光ファイバを密着配列した間隔である125μmよりも狭く設定されている。配列基台73のもう一方の端面13上の光導波路53及び光導波路63の間隔は、その後に結合される任意の受光素子等に整合するような間隔に設定されている。すなわち、光導波路53及び63の間隔は、使用する受光素子等に応じて配列基台73を作製する際に任意に設定することができる。配列基台73のV字溝73aに配置された入出力光ファイバ4から出射された波長多重光は、図1に示すレンズ2及び回折格子1により波長分散され、波長分散光は再びレンズ2を透過し、それぞれ光導波路端面15及び16に入射する。その結果、波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する光導波路53又は63と入出力光ファイバ4とが選択的に結合され、波長分離される。
次に、配列基台73に対し光導波路53及び63が一体的に形成された光入出力部3の製造方法を、図8又は図9を用いて説明する。図8に示す第1の方法では、金型(図示せず)を用い、光導波路部分73b及びV字溝部分73aと共に配列基台73を一括成形する(手順a)。次に、配列基台73の光導波路部分73b側に高屈折材料22を埋め込み(手順b)、この高屈折材料を配列基台73の表面部分まで研磨等で除去し(手順c)、配列基台73上にバッファ層14を接合する(手順d)。このようにして得られた光導波路53及び63を含む配列基台73のV字溝73a内に入出力光ファイバ4を配置し、押さえ板8で固定する(手順e)。その結果、光入出力部3が完成される。一方、図9に示す第2の方法では、第1の方法と同様に金型を用い、光導波路部分73b及びV字溝部分73aと共に配列基台73を一括成形し(手順a)、その後熱処理等によりバッファ層14を接合し(手順b)、コア相当部分73bへの高屈折率材料22を充填する(手順c)。このようにして得られた光導波路53及び63を含む配列基台73のV字溝73a内に入出力光ファイバ4を配置し、押さえ板8で固定する(手順d)。
光導波路53と63の間隔が入出力端面12付近で狭くなると、互いの光導波路53及び63間で導波光の漏れ込みが起こる可能性がある。しかし、シングルモード光導波路の場合、導波路間隔を30μm以上にすれば、導波光の漏れ込みを−50dB以下にすることができる。また、図10に示すように、配列基台73の光導波路53と63の間に遮光層20を選択的に設けることにより、導波光の漏れ込みをさらに抑制することも可能である。この場合、遮光層20の形成工程を、配列基台73及び光導波路53及び63の作製工程に追加し、一括形成することができる。
また、上記第2の実施例では、配列基台73の片側に光導波路53及び63を形成しているが、図11に示すように、配列基台73の光導波路53及び63が設けられている面と対向する面に光導波路43を形成し、バッファ層23を設けた光入出力部を構成することもできる。これにより光入出力部自体を一括成形可能な集積化部分とすることができる。
以上のように、第2の実施例では、配列基台73と光導波路35及び63を一体化することにより、光入出力部3の量産性及び加工精度を向上させることができ、光合分波器として特性の均一化を図ることができる。さらに、配列基台73端面12及び光導波路35及び63の端面15及び16の鏡面化を同時に行うことが可能であるという利点をも有している。また、光導波路53と63との間隔を狭くすることができ、かつ光導波路の結合時におけるモードフィールド径等の整合性がよく結合効率の高い光合分波器を実現することができる。
(第1の参考例)
次に、本発明の光合分波器の好適な第1の参考例を、図12を参照しつつ説明する。図12は第1の参考例の光合分波器の光入出力部3の構成を示す斜視図である。なお、上記第1及び第2の実施例と同一の番号を伏した部材は実質的に同一であるため、その説明を省略する。また、説明の都合上、光入出力部3の入出力端面12側が紙面の奥になるように描いている。
次に、本発明の光合分波器の好適な第1の参考例を、図12を参照しつつ説明する。図12は第1の参考例の光合分波器の光入出力部3の構成を示す斜視図である。なお、上記第1及び第2の実施例と同一の番号を伏した部材は実質的に同一であるため、その説明を省略する。また、説明の都合上、光入出力部3の入出力端面12側が紙面の奥になるように描いている。
図12において、配列基台74の前半の上面には光導波路53及び63が設けられており、後半の上面にはV字溝17及び18が設けられている。また、配列基台74の底部にもV字溝74aが設けられている。入出力光ファイバ44、54及び64はそれぞれ、V字溝74a、17及び18上に載置される。また、入出力光ファイバ54及び64は、配列基台74の入出力光ファイバの側での端面19において光導波路53及び63の端面24及び25とそれぞれ結合される。
第1の参考例は、第1の実施例の上に、さらに導波路53及び63の端面24及び25と入出力光ファイバ54及び64とを結合するために、配列基台74の後半の上面にV字溝17及び18を設けたものである。V字溝17上に載置され固定された入出力光ファイバ54は、光導波路53とコア部分どうしが位置整合するように結合されている。同様に、V字溝18上に載置され固定された入出力光ファイバ64も、光導波路63とコア部分どうしが位置整合するように結合されている。
上記第1の参考例によれば、第1の実施例の効果に加え、光ファイバと光導波路とが低損失で結合された光入出力部を構成することができる。また、光導波路53及び63を含む配列基台74は一括成形可能であるため、入出力光ファイバ54及び64との整合性を維持しつつ、量産性に優れたものとなる。
光導波路と光ファイバとの結合部分については、図13(端面部分のみを特化して記載)に示すように、配列基台74の光ファイバ側の端面21を斜め鏡面化し、図14に示すように、端面を斜め研磨した光ファイバ56を端面21に付き当てるように配置するように構成してもよい。この場合、接合部分での反射戻り光が光ファイバ56及び光導波路53には再入射しない。端面21を斜め鏡面化することにより、成形過程において垂直な端面を形成するよりも硝材等の型抜きが容易になり、安定して作製が可能である。さらにレンズ側の光入出力端面12も作製時に斜め鏡面化することにより、光学系における反射戻り光を抑制することができる。また必要に応じてレンズ側入出力端面12に反射防止膜を施すことにより、反射戻り光を低減することができる。
(第2の参考例)
次に、本発明の光合分波器の好適な第2の参考例を、図15及び図16を参照しつつ説明する。図15は第2の参考例の光入出力部3の構成を示す斜視図であり、図16はその分解斜視図である。第2の参考例では、実質的に図11に示した光入出力部3と同一のものを、V字溝79aを有する第2の配列基台79に装着し、入出力光ファイバ44、54及び64をV字溝79a内に密着配置している。入出力光ファイバ44は光導波路43に、入出力光ファイバ54は光導波路53に、また入出力光ファイバ64は光導波路63に、それぞれ位置精度よく結合されている。
次に、本発明の光合分波器の好適な第2の参考例を、図15及び図16を参照しつつ説明する。図15は第2の参考例の光入出力部3の構成を示す斜視図であり、図16はその分解斜視図である。第2の参考例では、実質的に図11に示した光入出力部3と同一のものを、V字溝79aを有する第2の配列基台79に装着し、入出力光ファイバ44、54及び64をV字溝79a内に密着配置している。入出力光ファイバ44は光導波路43に、入出力光ファイバ54は光導波路53に、また入出力光ファイバ64は光導波路63に、それぞれ位置精度よく結合されている。
第2の配列基台79は、図16に示すように、別個に成形された光入出力部3を載置するための平坦部79bと、入出力光ファイバ44、54及び64を密着配置するためのV字溝部79aを有する。光入出力部3に一体的に形成された導波路43、53及び63の端面は、V字溝79aに密着配列された入出力光ファイバ44、54及び64のコアと整合する位置に設けられている。このように、V字溝79aにより3本の入出力光ファイバ44、54及び64を精度よく配列した第2の配列基台79と、成形時に導波路43、53及び63の間隔を規定して作製した配列基台73とを組み合わせることにより、総作製工程数を低減し、かつ汎用性の高い構成とすることができ、種々の仕様の異なる光合分波器においても、光入出力部の共用部位の多い構成とすることができる。
なお、上記各実施例では光分波器の動作について説明を行ったが、光合波器の動作は、上記光分波器の動作中光の進行方向を逆にすればよく、その説明を省略する。また、レンズ側の光導波路の配置に関しては、その光導波路端での光の出射方向の延長線上で一点に交差するようにすることが望ましい。その理由は、回折格子からの波長分離光は、それぞれ所望の波長の光が光導波路に入射し、結合される際、回折角の偏位に基づき入射角度の差異が生じる。具体例として、シングルモード導波路(モードフィールド径10μm)における入射角度のずれに対する結合効率の変動を、図17に示す。このように、入射角度のずれにより結合効率が変動し、これが各波長分離光における挿入損失のばらつきとなって現れる可能性がある。挿入損失のばらつきを低減するため、上記各光導波路配置構成が有効である。例えば、有効焦点距離5mmのレンズを用い光導波路間隔60μmで構成する場合、隣接する光導波路は出射端面からの延長線上で約0.7度の交差角で交わるようにすれば、結合損失変動分を最小にすることができる。
回折格子の配置に関しては、傾き角をリトロー角度又はブレーズ角度付近に設定すればよい。特に、好ましくは回折効率が高く偏光依存性が小さいフーリエ回折格子(例えば 飯田,萩原,朝倉:光通信システムに最適化した高い回折効率を有するホログラフィックフーリエ回折格子,アプライド オプティクス,31巻,15号,3015頁,1992年[M.Iida, K.Hagiwara, and H.Asakura:Holographic Fourier diffraction gratings with a high diffraction efficiency optimized for optical communication systems, Applied Optics, Vol.31, No.15, P.3015(1992)] に記載)を用いる。この場合、回折効率が無偏光で90%以上あり、かつ偏光依存性も5%以内と小さいため、低損失で偏光雑音の小さい構成とすることができる。
レンズとしては、単一非球面レンズや屈折率分布(GRIN)レンズを用いることにより、従来の球面組レンズに比べ光学系の小型化と共に、多重反射点を低減させることができる。さらに、回折格子を凹面格子又は曲面平面回折格子を用いることにより、レンズが不要な光学系を構成することができる。
また、上記各実施例では、2つの波長用の合分波器について述べたが、これに限らず3波以上の構成であってもよい。この場合、出力ファイバの本数は多重する数だけ必要となるが、V字溝に重ねて配列することにより、原理的に何本の出力ファイバであっても直線状に配列することができる。また光導波路については必要な波長の数の光導波路を増やして所望の間隔で形成すればよい。
1 :回折格子
1a:格子溝
2 :レンズ
3 :光入出力部
4 :入出力光ファイバ
4a:強度補償用薄膜層
5 :入出力光ファイバ
5a:強度補償用薄膜層
6 :入出力光ファイバ
6a:強度補償用薄膜層
7 :配列基台
7a:V字溝
8 :押さえ板
9 :平板
10 :反射防止膜
11 :接着層
12 :レンズ側端面
13 :非レンズ側端面
14 :バッファ層
15 :入出力端面
16 :入出力端面
17 :V字溝
18 :V字溝
19 :端面
20 :遮光層
21 :端面
22 :高屈折率材料
23 :バッファ層
24 :端面
25 :端面
42 :入出力光ファイバ
43 :光導波路
44 :入出力光ファイバ
51 :入出力光ファイバ
52 :入出力光ファイバ
53 :光導波路
54 :入出力光ファイバ
56 :入出力光ファイバ
61 :入出力光ファイバ
62 :入出力光ファイバ
63 :光導波路
64 :入出力光ファイバ
71 :配列基台
71a:V字溝
72 :配列基台
72a:V字溝
73 :配列基台
73a:V字溝
73b:コア相当部分
74 :配列基台
79 :配列基台
79a:V字溝
79b:平坦部
1a:格子溝
2 :レンズ
3 :光入出力部
4 :入出力光ファイバ
4a:強度補償用薄膜層
5 :入出力光ファイバ
5a:強度補償用薄膜層
6 :入出力光ファイバ
6a:強度補償用薄膜層
7 :配列基台
7a:V字溝
8 :押さえ板
9 :平板
10 :反射防止膜
11 :接着層
12 :レンズ側端面
13 :非レンズ側端面
14 :バッファ層
15 :入出力端面
16 :入出力端面
17 :V字溝
18 :V字溝
19 :端面
20 :遮光層
21 :端面
22 :高屈折率材料
23 :バッファ層
24 :端面
25 :端面
42 :入出力光ファイバ
43 :光導波路
44 :入出力光ファイバ
51 :入出力光ファイバ
52 :入出力光ファイバ
53 :光導波路
54 :入出力光ファイバ
56 :入出力光ファイバ
61 :入出力光ファイバ
62 :入出力光ファイバ
63 :光導波路
64 :入出力光ファイバ
71 :配列基台
71a:V字溝
72 :配列基台
72a:V字溝
73 :配列基台
73a:V字溝
73b:コア相当部分
74 :配列基台
79 :配列基台
79a:V字溝
79b:平坦部
Claims (14)
- 回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部を備え、
前記光入出力部は、透明基台と第1の光導波路及び第2の光導波路と、光ファイバとを備え、
前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記光ファイバが前記透明基台の前記一方の面に対向した面に配置され、前記光ファイバから出射された光が、前記レンズ及び前記回折格子により波長分散され、それぞれ前記第1及び第2の光導波路に入射するようにされ、前記波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路と前記光ファイバとが選択的に光学結合されていることを特徴とする光合分波器。 - 回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して光を入出力するための光入出力部を備え、
前記光入出力部は、透明基台と第1の光導波路、第2の光導波路および第3の光導波路とを備え、
前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記第3の光導波路が前記透明基台の他方の面に形成され、
前記第3の光導波路から出射された光が、前記レンズ及び前記回折格子により波長分散され、それぞれ前記第1及び第2の光導波路に入射するようにされ、前記波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する前記第1又は第2の光導波路と前記第3の光導波路とが選択的に光学結合されていることを特徴とする光合分波器。 - 透明基台の一方の端面での導波路間隔と他方の端面での導波路間隔が異なる請求項1又は2記載の光合分波器。
- 透明基台のレンズ側端面での導波路間隔が非レンズ側端面での導波路間隔よりも狭い請求項1又は2記載の光合分波器。
- 透明基台上の導波路間隔が狭くなっている部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部が設けられている請求項1又は2記載の光合分波器。
- 透明基台は、1つの平面上に形成された第1及び第2の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものである請求項1記載の光合分波器。
- 透明基台は、1つの平面上に形成された第1及び第2の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた第3の光導波路を形成するための溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものである請求項2記載の光合分波器。
- 透明基台は、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成されている請求項1又は2に記載の光合分波器。
- レンズ側端面において、光導波路がその延長線上で一点に交差するように配置されている請求項1から8のいずれかに記載の光合分波器。
- 光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面は、光の導波方向に垂直な面に対し傾斜しており、その表面は鏡面化されている請求項1又は2記載の光合分波器。
- 光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端面に反射防止膜を設けた請求項1又は2記載の光合分波器。
- 透明基台と第1の光導波路、第2の光導波路および第3の光導波路とを備え、
前記第1及び第2の光導波路が前記透明基台の一方の面に形成され、前記第3の光導波路が前記透明基台の他方の面に形成され、
透明基台の一方の端面での前記第1及び第2の光導波路の導波路間隔と他方の端面での導波路間隔が異なる光入出力部。 - 透明基台上の導波路間隔が狭くなっている部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部が設けられている請求項12記載の光入出力部。
- 透明基台は、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成されている請求項12に記載の光入出力部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003277763A JP2004004949A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 光合分波器及び光入出力部 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22456194A Division JPH0886932A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 光合分波器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004004949A true JP2004004949A (ja) | 2004-01-08 |
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JP2003277763A Withdrawn JP2004004949A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 光合分波器及び光入出力部 |
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- 2003-07-22 JP JP2003277763A patent/JP2004004949A/ja not_active Withdrawn
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041006 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060508 |