JP2004001953A - 車両用リフトの受台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両用リフトのスイングアームなどに装着されて、車両を保持する一方、その高さ調整が自在にできる受台を提供するものである。
【解決手段】かゝる本発明は、車両用リフトの車両保持部12に設置される外筒体310と、外筒体310の筒内の雌螺子部312に外周の雄螺子部321が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の中筒体320と、中筒体320の筒内に上下方向に摺動可能に挿入されると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる昇降支柱340と、昇降支柱340と中筒体320間に介装されて昇降支柱340を常時上向きに附勢する弾性体370とからなる車両用リフトの受台300Aにあり、これにより、その使用にあたって、作業者は、昇降支柱340を押し下げた状態で、車両のジャッキアップポイントなどの所望の点に位置合わせして離すのみでよく、迅速な作業性が得られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用リフトのスイングアームやテーブルボードなどの車両保持部に装着されて、車両を保持する一方、その高さ調整が自在にできるアタッチメントとしての受台に関するものである。
【0002】
車両用リフトとしては、既に種々の構造のものが提案されている。例えば左右のリフト部に一対のスイングアームがあって、これらの4本のスイングアームにより車両を昇降させる方式(スイングアーム方式)のものや、左右のリフト部に前後方向に延びる一対のテーブルボードがあって、このテーブルボードにより車両を昇降させる方式(ボード方式)のもの、或いは、テーブルボードに車両を車輪毎載せて昇降させる方式(ドライブオン方式)のもの、さらには、これらの幾つかを適宜組み合わせた方式(多用途方式)のものなどがある。
【0003】
一方、昇降させる対象の車両側にあっても、通常の乗用車タイプのものから、トラックタイプ、最近のRV車やワンボックスカータイプのものなど種々の構造のものがあり、これらに対応して車体底面構造も異なってくるため、上記種々の構造の車両用リフトを、適宜選定して使用する必要がある。
【0004】
いずれにしても、車両を自走によりドライブオンさせる以外には、スイングアームやテーブルボードを、車体底面側に位置させて、所望の点(ジャッキアップポイント)を支持し、また、その際高さ調整する必要が生じる場合もある。
このため、従来から、スイングアームやテーブルボードの車両支持点に高さ調整用の装置、例えば受台を設置することがよく行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の受台にあっては、例えば乗用車タイプの車両を例にとると、車両底面側の左右にあるサイドシルの前後のジャッキアップポイント部分(4箇所)に、受台の受け部をセッティングする必要あるが、このセッティングや各ポイント部分における高さ調整には多くの時間を要していた。
【0006】
つまり、図7に示すような、スイングアーム方式の車両用リフト10を用いて、乗用車タイプの車両20を昇降させるには、(1)先ず、左右のリフト部11,11に組み付けられたそれぞれ一対のスイングアーム12,12を、車両20底面側の4箇所のジャッキアップポイント部分に移動させる必要がある。
このとき、車両20が床面設置の場合だと、車両底面側が低く、作業者はしゃがむなどして、計4個の各スイングアーム12部分を順に回って、所定の場所に移動させなければならない。
【0007】
(2)しかも、受台30が、図8〜図9に示すような構造の場合、その受け部31の高さを、4箇所のジャッキアップポイント部分において適宜調整する必要がある。この高さ調整は、昇降支柱32の螺子部32aと雌螺子部を有するベース部材33との螺合により行われるため、受け部31を適宜回数回転させる必要がある。(3)そして、その際、図8に示すように、リフト部11を少しずつ上昇、下降させて受台30の受け部31に装着された硬質ゴムなどの保持部材34における保持溝34aが車両20側のサイドシル21に嵌合するように微調整する必要がある。この位置合わせも、作業者は、4箇所のジャッキアップポイント部分を順に回りながら行う必要がある。
【0008】
(4)この後、図9に示すように、リフト部11を少々上昇させて、上記保持溝34aとサイドシル21とが嵌合したことを確認した上で、車両20を持ち上げる必要がある。特に保持溝34aをサイドシル21に嵌合させるための微調整による位置決めや、保持溝34aとサイドシル21との嵌合の確認作業には多くの時間を要していた。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、受台の車両側との位置決めや支持のための係合が極めて簡単かつ迅速に行えるようにした受台を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車両用リフトの車両保持部に設置される外筒体と、当該外筒体の筒内の雌螺子部に外周の雄螺子部が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の中筒体と、当該中筒体の筒内に上下方向に摺動可能に挿入されると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる昇降支柱と、当該昇降支柱と前記中筒体間に介装されて前記昇降支柱を常時上向きに附勢する弾性体とからなることを特徴とする車両用リフトの受台にある。
【0011】
請求項2記載の本発明は、前記弾性体の上端側を、前記昇降支柱の下端から軸方向に穿った開口部に装着する一方、前記弾性体の下端側を、前記中筒体の下端に設けた底蓋で支持することを特徴とする請求項1記載の車両用リフトの受台にある。
【0012】
請求項3記載の本発明は、前記中筒体の筒内に、上下方向に縦溝を有すると共に下端に当該縦溝と連通した切欠係止部を有する筒型のスリーブを嵌合させる一方、前記昇降支柱の下端に、前記スリーブの縦溝及び切欠係止部に係合されるキー爪を有するキーリングを固着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用リフトの受台にある。
【0013】
請求項4記載の本発明は、車両用リフトの車両保持部に昇降可能に設置される外筒体と、当該外筒体の筒内の雌螺子部に外周の雄螺子部が嵌合されて上下方向に昇降可能とすると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる高さ調整用の昇降支柱と、前記車両用リフトの車両保持部の底面側に装着されて前記外筒体の底面側を塞ぐ蓋体と、当該蓋体と前記外筒体又は昇降支柱間に介装されて前記外筒体を常時上向きに附勢する弾性体とからなることを特徴とする車両用リフトの受台にある。
【0014】
請求項5記載の本発明は、前記弾性体の上端側を、前記外筒体の内側に設けた拡径筒部に装着する一方、前記弾性体の下端側を、前記蓋体で支持することを特徴とする請求項4記載の車両用リフトの受台にある。
【0015】
請求項6記載の本発明は、前記車両用リフトの車両保持部の貫通孔内に、上下方向に縦溝を有すると共に下端に当該縦溝と連通した切欠係止部を有する筒型のスリーブを嵌合させる一方、前記外筒体の下端に、前記スリーブの縦溝及び切欠係止部に係合されるキー爪を有するキーリングを固着させたことを特徴とする請求項4又は5記載の車両用リフトの受台にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明に係る車両用リフトの受台の一実施例を示したものである。この受台300Aは、使用するリフトは特に限定されないが、例えば上記図7に示した如き、スイングアーム方式のものに設置して使用される。
【0017】
この受台300Aにおいて、310はスイングアーム12の先端、即ち車両保持部12aの貫通孔13に設置される外筒体、320は外筒体310の筒内の雌螺子部312に外周の雄螺子部321が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の中筒体、330は中筒体320の上端に固着された操作摘まみ兼用の支持盤、340は中筒体320の筒内に上下方向に摺動可能に挿入されると共に、その上端が、概略U型プレートからなる受け部350及びこれに装着された硬質ゴムなどからなる保持部材360を介して車両の底面側に当接させられる昇降支柱、370は昇降支柱340と上記中筒体320間に介装されて、昇降支柱340を常時上向きに附勢するコイルスプリングなどの弾性体である。
【0018】
上記外筒体310は、上端側に拡径鍔部311を有するため、スイングアーム12の貫通孔13に上側から嵌め込むのみで、簡単に固定設置することができる。上記弾性体370は、その上端側を、昇降支柱340の下端から軸方向に穿った開口部341に挿入して装着する一方、その下端側は、中筒体320の下端に設けた底蓋332で支持されている。なお、底蓋332は図示のように螺子などの固定具323で固着してもよいが、螺子込み式などとすることもできる。
【0019】
上記昇降支柱340は、弾性体370により常時上向きに附勢される訳であるが、この固定は、例えば図2〜図3に示した如き、筒型のスリーブ380とキーリング390を用いることで行うことができる。
【0020】
つまり、中筒体320の筒内に、上下方向に縦溝381を有すると共に、下端にこの縦溝381と連通した切欠係止部382を有する筒型のスリーブ380を螺子込みなどにより嵌合させる一方、昇降支柱340の下端に、スリーブ380の縦溝381及び切欠係止部382に係合されるキー爪391を有するキーリング390をEリングなどの固定具392により固着させておけばよい。なお、キーリング390の内側の突起爪393は昇降支柱340側に係止される回り止め用の係止爪である。
【0021】
次に、この受台300Aの使用方法について説明する。
通常は、図1に示すように、弾性体370により昇降支柱340が常時上向きに飛び出た状態にして、スイングアーム12を車両底面側のジャッキアップポイント部分に移動させる。ジャッキアップポイント部分では、弾性体370の復元力に抗して、一旦受け部350を下向きに押し下げ、保持部材360の保持溝(図示省略)を車両側のサイドシル部分に位置合わせして、離すのみでよい。即ち押し下げを解除するだけでよい。
【0022】
そうすると、弾性体370の復元力により昇降支柱340が自動的に上昇するため、保持部材360の保持溝が自動的にかつ確実に車両側のサイドシル部分に嵌め込まれる。この操作は、ほぼワンタッチで行うことができる。他のジャッキアップポイント部分についても同様にして行えばよい。
【0023】
この後、リフトのリフト部を上昇させれば、車両を迅速に持ち上げることができる。このとき、車両の荷重が受け部350に負荷されるため、図4に示すように、昇降支柱340は降下し、受け部350の底面側が操作摘まみ兼用の支持盤330に当接する。これによって、受け部350、支持盤330、昇降支柱340、中筒体320及び外筒体310が一種の剛体として一体化するため、車両の底面側が安定して支持される。
【0024】
このリフト時、各受台300A部分の高さを調整するには、操作摘まみ兼用の支持盤330を適宜方向に回転させるのみでよい。支持盤330の回転により、外筒体310に対して中筒体320が昇降するため、支持盤330部分の高さが簡単かつ迅速に調整できる。
【0025】
リフトの不使用時などにおいて、弾性体370により上向きに飛び出た昇降支柱340を固定するには、図4の場合と同様、受台300Aの受け部350を下向きに押し下げ、この状態で、受け部350を少々回せばよい。
そうすると、キーリング390のキー爪391がスリーブ380の切欠係止部382に係合されるため、昇降支柱340が収縮状態で固定される。この操作(ロック操作)もほぼワンタッチ操作で行うことができる。なお、昇降支柱340の昇降時には、キーリング390のキー爪391がスリーブ380の縦溝381に位置するため、自由な昇降が可能である。ここで、弾性体370による昇降支柱340の昇降ストロークは、縦溝381の長さに規制される。
【0026】
図5〜図6は、本発明に係る車両用リフトの受台の他の実施例を示したものである。この受台3001Bも、基本的には上記受台3001Aと同様のものであるが、弾性体370により昇降支柱340だけでなく、外筒体310も一緒に上向きに附勢されるようにしてある。
【0027】
この受台300Bにおいて、310はスイングアーム12の先端、即ち車両保持部12aの貫通孔13に昇降可能に設置される外筒体、340は外筒体310の筒内の雌螺子部312に外周の雄螺子部342が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の昇降支柱、330は昇降支柱340の上端に固着された操作摘まみ兼用の支持盤、350は昇降支柱340の上端に固着された概略U型プレートからなる受け部、360はこれに装着された硬質ゴムなどからなる保持部材、370は外筒体310の筒内の中程から下方に向けて形成された拡径筒部313と上記スイングアーム12の先端、即ち車両保持部12aの底面側に装着されて外筒体310の底面側を塞ぐキャップ形状の蓋体410間に介装されて、昇降支柱340を常時上向きに附勢するコイルスプリングなどの弾性体である。
【0028】
上記外筒体310は、上端側に拡径鍔部311を有するため、スイングアーム12の貫通孔13に上側から嵌め込むのみで、簡単に固定設置することができる。上記キャップ形状の蓋体410は、その装着は特に限定されず、螺子などの固定具411で固着するとよい。
【0029】
上記昇降支柱340は、外筒体310と一緒に弾性体370により常時上向きに附勢される訳であるが、この固定は、上記受台3001Aの場合と同様、例えば上記図2〜図3に示した如き、筒型のスリーブ380とキーリング390を用いることで行うことができる。
【0030】
つまり、スイングアーム12の車両保持部12aの貫通孔13内に、上下方向に縦溝381を有すると共に、下端にこの縦溝381と連通した切欠係止部382を有する筒型のスリーブ380を螺子込みなどにより嵌合させる一方、外筒体310の下端に、スリーブ380の縦溝381及び切欠係止部382に係合されるキー爪391を有するキーリング390をEリングなどの固定具392により固着させておけばよい。なお、キーリング390の内側の突起爪393は外筒体310の側に係止される回り止め用の係止爪となる。また、スリーブ380とキーリング390の取り付け関係は、互いに逆にすることもできる。
【0031】
次に、この受台300Bの使用方法について説明する。
通常は、図5に示すように、弾性体370により昇降支柱340が外筒体310と一緒に常時上向きに飛び出た状態にして、スイングアーム12を車両底面側のジャッキアップポイント部分に移動させる。ジャッキアップポイント部分では、弾性体370の復元力に抗して、一旦受け部350を下向きに押し下げ、保持部材360の保持溝(図示省略)を車両側のサイドシル部分に位置合わせして、離すのみでよい。即ち押し下げを解除するだけでよい。
【0032】
そうすると、弾性体370の復元力により昇降支柱340が外筒体310と一緒に自動的に上昇するため、保持部材360の保持溝が自動的にかつ確実に車両側のサイドシル部分に嵌め込まれる。この操作も、ほぼワンタッチで行うことができる。他のジャッキアップポイント部分についても同様にして行えばよい。
【0033】
この後、リフトのリフト部を上昇させれば、車両を迅速に持ち上げることができる。このとき、車両の荷重が受け部350に負荷されるため、図6に示すように、昇降支柱340は外筒体310と一緒に降下し、受け部350の底面側が操作摘まみ兼用の支持盤330に当接する。これによって、受け部350、支持盤330、昇降支柱340及び外筒体310が一種の剛体として一体化するため、車両の底面側が安定して支持される。
【0034】
このリフト時、各受台300B部分の高さを調整するには、操作摘まみ兼用の支持盤330を適宜方向に回転させるのみでよい。支持盤330の回転により、外筒体310に対して昇降支柱340が昇降するため、支持盤330部分の高さが簡単かつ迅速に調整できる。
【0035】
リフトの不使用時などにおいて、弾性体370により上向きに飛び出た昇降支柱340を固定するには、図6の場合と同様、受台300Bの受け部350を下向きに押し下げ、この状態で、受け部350を少々回せばよい。
そうすると、キーリング390のキー爪391がスリーブ380の切欠係止部382に係合されるため、昇降支柱340が収縮状態で固定される。この操作(ロック操作)もほぼワンタッチ操作で行うことができる。なお、昇降支柱340の昇降時には、キーリング390のキー爪391がスリーブ380の縦溝381に位置するため、自由な昇降が可能である。ここでも、弾性体370による昇降支柱340の昇降ストロークは、縦溝381の長さに規制される。
【0036】
なお、上記実施例では、スイングアーム方式の車両用リフトに適用した場合であったが、本発明はこれに限定されず、その他のリフトにも勿論適用することができる。例えばボード方式のリフトに適用する場合には、テーブルボードの所定の部分(前後左右の4箇所)に受台300A〜300Bを直接設置するか、或いは、2枚の板状の補助プレートの前後に2個の受台300A〜300Bを設置し、この2枚の板状の補助プレートを、左右のテーブルボード間に渡して使用することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る車両用リフトの受台によると、次のような優れた効果が得られる。
【0038】
(1)先ず、請求項1又は4記載の本発明では、受台の昇降支柱が弾性体により常時上向きに附勢されているため、その使用にあたって、作業者は、昇降支柱を押し下げた状態で、車両のジャッキアップポイントなどの所望の点に位置合わせして離すのみでよい。つまり、ほぼワンタッチ操作で済み、迅速な作業性が得られる。しかも、一箇所について一度の操作で済む。したがって、従来の受台のように、リフトを小刻みに昇降させて行う、位置決めの微調整や保持溝との嵌合確認などのような面倒な作業は、完全に解消される。
【0039】
(2)また、請求項1又は4記載の本発明では、受台の外筒体に対する中筒体や昇降支柱の螺子構造による上下動によって、簡単かつ迅速にその高さを調整することができる。
【0040】
(3)請求項2又は5記載の本発明では、弾性体が、昇降支柱下端の開口部と中筒体下端の底蓋間や、外筒体内側の拡径筒部と蓋体間の間に収納されるため、大きなスペースを必要とせず、装置の大型化を招くこともなく、確実な動作が期待できる。
【0041】
(4)請求項3又は6記載の本発明では、縦溝と切欠係止部を有する筒型のスリーブとキー爪を有するキーリングからなるロック機構が組み込まれているため、不使用時などにおいて、弾性体により常時上向きに附勢されているフリー状態の受台の昇降支柱、又は昇降支柱と一緒の外筒体を収縮状態にして固定することができる。これにより、受台自体が邪魔になることもなく、高い安全性が得られる。しかも、そのロック操作も煩わしいことは全くなく、受台の昇降支柱部分を押し下げ、少々回転させるのみのワンタッチ操作で簡単かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用リフトの受台における昇降支柱がフリー状態の一実施例を示した部分縦断面図である。
【図2】図1の受台に組み込まれるロック機構用の筒型のスリーブの一例を示した側面図である。
【図3】図1の受台に組み込まれるロック機構用の筒型のキーリングの一例を示した平面図である。
【図4】図1の受台における昇降支柱が固定状態の一実施例を示した部分縦断面図である。
【図5】本発明に係る車両用リフトの受台における昇降支柱がフリー状態の他の実施例を示した部分縦断面図である。
【図6】図5の受台における昇降支柱が固定状態の他の実施例を示した部分縦断面図である。
【図7】スイングアーム方式の車両用リフトを示した斜視図である。
【図8】図7の車両用リフトに用いた従来の受台のセッティング過程を示した斜視図である。
【図9】図7の車両用リフトに用いた従来の受台のセッティング過程を示した斜視図である。
【符号の説明】
300A〜B     補助アタッチメント
12         スイングアーム
12a        車両保持部
13         貫通孔
310        外筒体
311        拡径鍔部
312        雌螺子部
313        拡径筒部
320        中筒体
321        雄螺子部
330        操作摘まみ兼用の支持盤
340        昇降支柱
341        開口部
342        雄螺子部
370        コイルスプリングなどの弾性体
380        筒型のスリーブ
381        縦溝
382        切欠係止部
390        キーリング
391        キー爪
410        蓋体

Claims (6)

  1. 車両用リフトの車両保持部に設置される外筒体と、当該外筒体の筒内の雌螺子部に外周の雄螺子部が嵌合されて上下方向に昇降可能とする高さ調整用の中筒体と、当該中筒体の筒内に上下方向に摺動可能に挿入されると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる昇降支柱と、当該昇降支柱と前記中筒体間に介装されて前記昇降支柱を常時上向きに附勢する弾性体とからなることを特徴とする車両用リフトの受台。
  2. 前記弾性体の上端側を、前記昇降支柱の下端から軸方向に穿った開口部に装着する一方、前記弾性体の下端側を、前記中筒体の下端に設けた底蓋で支持することを特徴とする請求項1記載の車両用リフトの受台。
  3. 前記中筒体の筒内に、上下方向に縦溝を有すると共に下端に当該縦溝と連通した切欠係止部を有する筒型のスリーブを嵌合させる一方、前記昇降支柱の下端に、前記スリーブの縦溝及び切欠係止部に係合されるキー爪を有するキーリングを固着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用リフトの受台。
  4. 車両用リフトの車両保持部に昇降可能に設置される外筒体と、当該外筒体の筒内の雌螺子部に外周の雄螺子部が嵌合されて上下方向に昇降可能とすると共に、その上端が直接又は間接的に搭載された車両側に当接させられる高さ調整用の昇降支柱と、前記車両用リフトの車両保持部の底面側に装着されて前記外筒体の底面側を塞ぐ蓋体と、当該蓋体と前記外筒体又は昇降支柱間に介装されて前記外筒体を常時上向きに附勢する弾性体とからなることを特徴とする車両用リフトの受台。
  5. 前記弾性体の上端側を、前記外筒体の内側に設けた拡径筒部に装着する一方、前記弾性体の下端側を、前記蓋体で支持することを特徴とする請求項4記載の車両用リフトの受台。
  6. 前記車両用リフトの車両保持部の貫通孔内に、上下方向に縦溝を有すると共に下端に当該縦溝と連通した切欠係止部を有する筒型のスリーブを嵌合させる一方、前記外筒体の下端に、前記スリーブの縦溝及び切欠係止部に係合されるキー爪を有するキーリングを固着させたことを特徴とする請求項4又は5記載の車両用リフトの受台。
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JP2007039217A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Altia Hashimoto Co Ltd 車両用リフトのアタッチメント
CN101804950A (zh) * 2010-05-06 2010-08-18 常熟通润汽车零部件股份有限公司 卧式千斤顶的托盘高度补偿装置
CN103990730A (zh) * 2014-05-30 2014-08-20 蒋旭东 一种数控折弯机用调节装置
CN104261298A (zh) * 2014-09-23 2015-01-07 马鞍山邦斯科自动化科技有限公司 一种举升机托举机构

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