JP2004000687A - 乳幼児キャリアのキャリア本体脱落防止機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】乳幼児キャリアにおいて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止する。
【解決手段】乳幼児を保持するためのキャリア本体2を有するベビーキャリア1において、キャリア本体2の背当て部5を子守者側に接近して保持させるための(第1の)ベルト部材20,20′および(第2の)ベルト部材9,9′と、各ベルト部材を締結するための互いに係脱自在な(第1の)バックル21,21′および(第2の)バックル10,10′と、バックル21,21′が挿通しかつ挿通後は係合し得る環状穴7a,7′aを有する脱落防止部材7,7′とを設ける。
【選択図】 図4
【解決手段】乳幼児を保持するためのキャリア本体2を有するベビーキャリア1において、キャリア本体2の背当て部5を子守者側に接近して保持させるための(第1の)ベルト部材20,20′および(第2の)ベルト部材9,9′と、各ベルト部材を締結するための互いに係脱自在な(第1の)バックル21,21′および(第2の)バックル10,10′と、バックル21,21′が挿通しかつ挿通後は係合し得る環状穴7a,7′aを有する脱落防止部材7,7′とを設ける。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳幼児を保持しつつ運搬するための乳幼児キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
乳幼児キャリアとして、たとえば特願平6−259302号公報に示すようなものが、本件出願人により提案されている。この乳幼児キャリアは、前当て部、股当て部および背当て部を一体に形成してなるキャリア本体を有し、前当て部の下端に取り付けられた肩掛けベルトのバックルが背当て部のバックルに係脱自在に係合することにより、キャリア本体が袋状に構成されて、該キャリア本体内に乳幼児が収容されて保持されるようになっている。
【0003】
このような乳幼児キャリアによれば、その組立ての際には、上記各バックルを係合させるだけでよく、またキャリア本体を組立状態から展開状態にする際には、上記各バックルを外すだけでよいので、取扱いが簡単である。
【0004】
しかしながら、その一方、組立状態において上記各バックルを外した場合には、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落することになるため、乳幼児キャリアの使用時には、このような事態を防止したいとする要請もある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、乳幼児キャリアにおいて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できるキャリア本体脱落防止機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、乳幼児を保持するためのキャリア本体を有する乳幼児キャリアにおいて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止するためのキャリア本体脱落防止機構であって、キャリア本体の背当て部を子守者側に接近して保持させるための第1および第2のベルト部材と、第1および第2のベルト部材を締結するための互いに係脱自在な第1および第2のバックルと、第1のバックルが挿通しかつ挿通後は第1のバックルが係合し得る環状穴を有する脱落防止部材とを備えている。
【0007】
請求項1の発明によれば、乳幼児キャリアの組立ての際において、第1および第2のバックルの締結時には、第1のバックルを脱落防止部材の環状穴に通してから、第1のバックルを第2のバックルに係合させる。
【0008】
これにより、第1のバックルが第2のバックルから外れた場合には、第1のバックルが脱落防止部材の環状穴と干渉し、その結果、第1のバックルが第2のバックルから離れて下方に脱落するのが防止されて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は本発明の一実施態様による脱落防止機構が採用されたベビーキャリア(乳幼児キャリア)を説明するための図であり、図1はベビーキャリアの展開状態の表面図、図2はその裏面図、図3は脱落防止機構の斜視拡大図、図4は脱落防止機構を構成する各バックルの係合前の状態を示す図または脱落防止機構の作動を説明するための図、図5はベビーキャリアの組立状態の正面図、図6はベビーキャリアの使用状態の一例を示す図である。
【0010】
図1および図2に示すように、ベビーキャリア1は、乳幼児の腹部、股部および背部をそれぞれ支持するための前当て部3、股当て部4および背当て部5を一体に連設して形成されたキャリア本体2を有している。
【0011】
前当て部3の左右両端には、下方に延びる一対のショルダーベルト6,6′が取り付けられている。各ショルダーベルト6,6′の先端には、ベルト部材11,11′を介してワンタッチバックル12,12′が取り付けられている。また各ショルダーベルト6,6′の前当て部側には、(第2の)ベルト部材9,9′を介してワンタッチバックル(第2のバックル)10,10′が取り付けられている。
【0012】
股当て部4の左右両側部には、両側方に延びるベルト部材15,15′を介してワンタッチバックル16,16′が取り付けられている。これらのワンタッチバックル16,16′は、ショルダーベルト6,6′のワンタッチバックル12,12′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0013】
背当て部5の左右両肩部には、乳幼児の体側部を支持するためのサイドサポート25,25′が斜め上方に張り出して設けられている。各サイドサポート25,25′には、(第1の)ベルト部材20,20′を介してワンタッチバックル(第1のバックル)21,21′が取り付けられている。各ワンタッチバックル21,21′は、ショルダーベルト6,6′の各ワンタッチバックル10,10′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0014】
各サイドサポート25,25′には係止ホック26,26′が取り付けられており、これらの係止ホック26,26′は、前当て部3の両側部に取り付けた係止ホック27,27′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0015】
背当て部5には、乳幼児の頭部を支持するためのヘッドサポート30が着脱自在に設けられている。ヘッドサポート30の両側部32,32′には、係止ホック33,33′が取り付けられている。これらの係止ホック33,33′は、ショルダーベルト6,6′に取り付けられた係止ホック19,19′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0016】
ショルダーベルト6,6′には、サイドサポート25,25′の各ワンタッチバックル21,21′がショルダーベルト6,6′の各ワンタッチバックル10,10′から離れて脱落するのを防止するための脱落防止部材7,7′が設けられている。
【0017】
脱落防止部材7,7′は、図3および図4に示すように、略D字状の環状部材であって、各ワンタッチバックル21,21′が挿通しかつ挿通後は係合し得る環状穴7a,7′aを有している。また脱落防止部材7,7′は、ショルダーベルト6,6′に取り付けられた各ベルト片8,8′に支持されている。なお、符号42,42′はそれぞれワンタッチバックル10,10′の操作部である。
【0018】
上述のように構成されたベビーキャリア1の組立ての際には、まず、ショルダーベルト6,6′を子守者の両肩に掛け、ショルダーベルト6,6′先端の各ワンタッチバックル12,12′をそれぞれベルト部材15,15′先端の各ワンタッチバックル16,16′に係合させる(図1,図2一点鎖線参照)。
【0019】
次に、乳幼児を抱いた状態で背当て部5を子守者側に引き寄せ、この状態から、サイドサポート25側のワンタッチバックル21をショルダーベルト6側の脱落防止部材7の環状穴7aに通した後(図4参照)、ワンタッチバックル21をワンタッチバックル10に係合させる。同様にして、サイドサポート25′側のワンタッチバックル21′をショルダーベルト6′側の脱落防止部材7′の環状穴7′aに通した後(図4参照)、ワンタッチバックル21′をワンタッチバックル10′に係合させる(図5参照)。
【0020】
このようにして、各ベルト部材9,20および9′,20′がそれぞれ締結されることにより、キャリア本体2の背当て部5が子守者側に接近して保持されて、キャリア本体2が袋状に組み立てられ(図5および図6参照)、キャリア本体2内で乳幼児が保持されることになる。なお、この場合には、さらに、サイドサポート25,25′の各係止ホック26,26′が、前当て部3の各係止ホック27,27′に係合しており、ヘッドサポート両側部32,32′の各係止ホック33,33′が、ショルダーベルト6,6′の各係止ホック19,19′に係合している。
【0021】
次に、この状態から、仮にワンタッチバックル21,21′がワンタッチバックル10,10′から外れたとする。このとき、図4に示すように、ワンタッチバックル21,21′は各脱落防止部材7,7′の環状穴7a,7′aと干渉し、これにより、ワンタッチバックル21,21′がワンタッチバックル10,10′から離れて下方に脱落するのが防止される。このようにして、ワンタッチバックル21,21′の非係合時に、キャリア本体2の背当て部5が子守者側から離れて下方に脱落するのを防止できる。
【0022】
なお、前記実施態様では、脱落防止部材7,7′がショルダーベルト6,6′に取り付けたベルト片8,8′に支持された例を示したが、本発明の適用はこのような脱落防止部材に限定されず、本発明は、図7および図8に示すような脱落防止部材にも同様に適用できる。なお、これらの図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示している。
【0023】
図7および図8に示すように、これらの脱落防止部材はいずれも、前記実施態様の脱落防止部材に相当する環状部7,7′に略コ字状の支持部29を一体に取り付けた形状を有している。そして、図7に示すものでは、支持部29が各ワンタッチバックル10,10′に直接取り付けられており、また図8に示すものでは、支持部29が、各ワンタッチバックル10,10′とともに各ベルト片9,9′に支持されている。
【0024】
これらの場合においても、前記実施態様と同様に、ワンタッチバックル21,21′の脱落を各環状部7,7′により防止でき、キャリア本体2の背当て部5がショルダーベルト6,6′から外れて子守者側から離れるのを確実に防止できる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1のバックルが挿通しかつ挿通後は第1のバックルが係合し得る環状穴を有する脱落防止部材を設けるようにしたので、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による脱落防止機構が採用されたベビーキャリアの展開状態の表面図である。
【図2】前記ベビーキャリアの裏面図である。
【図3】前記脱落防止機構の斜視拡大図である。
【図4】前記脱落防止機構を構成する各バックルの係合前の状態を示す図または前記脱落防止機構の作動を説明するための図である。
【図5】前記ベビーキャリアの組立状態の正面図である。
【図6】前記ベビーキャリアの使用状態の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施態様による脱落防止部材を示す図である。
【図8】本発明のさらに他の実施態様による脱落防止部材を示す図である。
【符号の説明】
1: ベビーキャリア
2: キャリア本体
5: 背当て部
7,7′: 脱落防止部材
9,9′: (第2の)ベルト部材
10,10′:ワンタッチバックル(第2のバックル)
20,20′:(第1の)ベルト部材
21,21′: ワンタッチバックル(第1のバックル)
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳幼児を保持しつつ運搬するための乳幼児キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
乳幼児キャリアとして、たとえば特願平6−259302号公報に示すようなものが、本件出願人により提案されている。この乳幼児キャリアは、前当て部、股当て部および背当て部を一体に形成してなるキャリア本体を有し、前当て部の下端に取り付けられた肩掛けベルトのバックルが背当て部のバックルに係脱自在に係合することにより、キャリア本体が袋状に構成されて、該キャリア本体内に乳幼児が収容されて保持されるようになっている。
【0003】
このような乳幼児キャリアによれば、その組立ての際には、上記各バックルを係合させるだけでよく、またキャリア本体を組立状態から展開状態にする際には、上記各バックルを外すだけでよいので、取扱いが簡単である。
【0004】
しかしながら、その一方、組立状態において上記各バックルを外した場合には、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落することになるため、乳幼児キャリアの使用時には、このような事態を防止したいとする要請もある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、乳幼児キャリアにおいて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できるキャリア本体脱落防止機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、乳幼児を保持するためのキャリア本体を有する乳幼児キャリアにおいて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止するためのキャリア本体脱落防止機構であって、キャリア本体の背当て部を子守者側に接近して保持させるための第1および第2のベルト部材と、第1および第2のベルト部材を締結するための互いに係脱自在な第1および第2のバックルと、第1のバックルが挿通しかつ挿通後は第1のバックルが係合し得る環状穴を有する脱落防止部材とを備えている。
【0007】
請求項1の発明によれば、乳幼児キャリアの組立ての際において、第1および第2のバックルの締結時には、第1のバックルを脱落防止部材の環状穴に通してから、第1のバックルを第2のバックルに係合させる。
【0008】
これにより、第1のバックルが第2のバックルから外れた場合には、第1のバックルが脱落防止部材の環状穴と干渉し、その結果、第1のバックルが第2のバックルから離れて下方に脱落するのが防止されて、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は本発明の一実施態様による脱落防止機構が採用されたベビーキャリア(乳幼児キャリア)を説明するための図であり、図1はベビーキャリアの展開状態の表面図、図2はその裏面図、図3は脱落防止機構の斜視拡大図、図4は脱落防止機構を構成する各バックルの係合前の状態を示す図または脱落防止機構の作動を説明するための図、図5はベビーキャリアの組立状態の正面図、図6はベビーキャリアの使用状態の一例を示す図である。
【0010】
図1および図2に示すように、ベビーキャリア1は、乳幼児の腹部、股部および背部をそれぞれ支持するための前当て部3、股当て部4および背当て部5を一体に連設して形成されたキャリア本体2を有している。
【0011】
前当て部3の左右両端には、下方に延びる一対のショルダーベルト6,6′が取り付けられている。各ショルダーベルト6,6′の先端には、ベルト部材11,11′を介してワンタッチバックル12,12′が取り付けられている。また各ショルダーベルト6,6′の前当て部側には、(第2の)ベルト部材9,9′を介してワンタッチバックル(第2のバックル)10,10′が取り付けられている。
【0012】
股当て部4の左右両側部には、両側方に延びるベルト部材15,15′を介してワンタッチバックル16,16′が取り付けられている。これらのワンタッチバックル16,16′は、ショルダーベルト6,6′のワンタッチバックル12,12′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0013】
背当て部5の左右両肩部には、乳幼児の体側部を支持するためのサイドサポート25,25′が斜め上方に張り出して設けられている。各サイドサポート25,25′には、(第1の)ベルト部材20,20′を介してワンタッチバックル(第1のバックル)21,21′が取り付けられている。各ワンタッチバックル21,21′は、ショルダーベルト6,6′の各ワンタッチバックル10,10′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0014】
各サイドサポート25,25′には係止ホック26,26′が取り付けられており、これらの係止ホック26,26′は、前当て部3の両側部に取り付けた係止ホック27,27′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0015】
背当て部5には、乳幼児の頭部を支持するためのヘッドサポート30が着脱自在に設けられている。ヘッドサポート30の両側部32,32′には、係止ホック33,33′が取り付けられている。これらの係止ホック33,33′は、ショルダーベルト6,6′に取り付けられた係止ホック19,19′に係脱自在に係合し得るようになっている。
【0016】
ショルダーベルト6,6′には、サイドサポート25,25′の各ワンタッチバックル21,21′がショルダーベルト6,6′の各ワンタッチバックル10,10′から離れて脱落するのを防止するための脱落防止部材7,7′が設けられている。
【0017】
脱落防止部材7,7′は、図3および図4に示すように、略D字状の環状部材であって、各ワンタッチバックル21,21′が挿通しかつ挿通後は係合し得る環状穴7a,7′aを有している。また脱落防止部材7,7′は、ショルダーベルト6,6′に取り付けられた各ベルト片8,8′に支持されている。なお、符号42,42′はそれぞれワンタッチバックル10,10′の操作部である。
【0018】
上述のように構成されたベビーキャリア1の組立ての際には、まず、ショルダーベルト6,6′を子守者の両肩に掛け、ショルダーベルト6,6′先端の各ワンタッチバックル12,12′をそれぞれベルト部材15,15′先端の各ワンタッチバックル16,16′に係合させる(図1,図2一点鎖線参照)。
【0019】
次に、乳幼児を抱いた状態で背当て部5を子守者側に引き寄せ、この状態から、サイドサポート25側のワンタッチバックル21をショルダーベルト6側の脱落防止部材7の環状穴7aに通した後(図4参照)、ワンタッチバックル21をワンタッチバックル10に係合させる。同様にして、サイドサポート25′側のワンタッチバックル21′をショルダーベルト6′側の脱落防止部材7′の環状穴7′aに通した後(図4参照)、ワンタッチバックル21′をワンタッチバックル10′に係合させる(図5参照)。
【0020】
このようにして、各ベルト部材9,20および9′,20′がそれぞれ締結されることにより、キャリア本体2の背当て部5が子守者側に接近して保持されて、キャリア本体2が袋状に組み立てられ(図5および図6参照)、キャリア本体2内で乳幼児が保持されることになる。なお、この場合には、さらに、サイドサポート25,25′の各係止ホック26,26′が、前当て部3の各係止ホック27,27′に係合しており、ヘッドサポート両側部32,32′の各係止ホック33,33′が、ショルダーベルト6,6′の各係止ホック19,19′に係合している。
【0021】
次に、この状態から、仮にワンタッチバックル21,21′がワンタッチバックル10,10′から外れたとする。このとき、図4に示すように、ワンタッチバックル21,21′は各脱落防止部材7,7′の環状穴7a,7′aと干渉し、これにより、ワンタッチバックル21,21′がワンタッチバックル10,10′から離れて下方に脱落するのが防止される。このようにして、ワンタッチバックル21,21′の非係合時に、キャリア本体2の背当て部5が子守者側から離れて下方に脱落するのを防止できる。
【0022】
なお、前記実施態様では、脱落防止部材7,7′がショルダーベルト6,6′に取り付けたベルト片8,8′に支持された例を示したが、本発明の適用はこのような脱落防止部材に限定されず、本発明は、図7および図8に示すような脱落防止部材にも同様に適用できる。なお、これらの図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示している。
【0023】
図7および図8に示すように、これらの脱落防止部材はいずれも、前記実施態様の脱落防止部材に相当する環状部7,7′に略コ字状の支持部29を一体に取り付けた形状を有している。そして、図7に示すものでは、支持部29が各ワンタッチバックル10,10′に直接取り付けられており、また図8に示すものでは、支持部29が、各ワンタッチバックル10,10′とともに各ベルト片9,9′に支持されている。
【0024】
これらの場合においても、前記実施態様と同様に、ワンタッチバックル21,21′の脱落を各環状部7,7′により防止でき、キャリア本体2の背当て部5がショルダーベルト6,6′から外れて子守者側から離れるのを確実に防止できる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1のバックルが挿通しかつ挿通後は第1のバックルが係合し得る環状穴を有する脱落防止部材を設けるようにしたので、キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による脱落防止機構が採用されたベビーキャリアの展開状態の表面図である。
【図2】前記ベビーキャリアの裏面図である。
【図3】前記脱落防止機構の斜視拡大図である。
【図4】前記脱落防止機構を構成する各バックルの係合前の状態を示す図または前記脱落防止機構の作動を説明するための図である。
【図5】前記ベビーキャリアの組立状態の正面図である。
【図6】前記ベビーキャリアの使用状態の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施態様による脱落防止部材を示す図である。
【図8】本発明のさらに他の実施態様による脱落防止部材を示す図である。
【符号の説明】
1: ベビーキャリア
2: キャリア本体
5: 背当て部
7,7′: 脱落防止部材
9,9′: (第2の)ベルト部材
10,10′:ワンタッチバックル(第2のバックル)
20,20′:(第1の)ベルト部材
21,21′: ワンタッチバックル(第1のバックル)
Claims (1)
- 乳幼児を保持するためのキャリア本体を有する乳幼児キャリアにおいて、前記キャリア本体の背当て部が子守者側から離れて脱落するのを防止するためのキャリア本体脱落防止機構であって、
前記キャリア本体の前記背当て部を子守者側に接近して保持させるための第1および第2のベルト部材と、
前記第1および第2のベルト部材を締結するための互いに係脱自在な第1および第2のバックルと、
前記第1のバックルが挿通しかつ挿通後は前記第1のバックルが係合し得る環状穴を有する脱落防止部材と、
を備えた乳幼児キャリアのキャリア本体脱落防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003203614A JP2004000687A (ja) | 1995-01-13 | 2003-07-30 | 乳幼児キャリアのキャリア本体脱落防止機構 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2137295 | 1995-01-13 | ||
JP2003203614A JP2004000687A (ja) | 1995-01-13 | 2003-07-30 | 乳幼児キャリアのキャリア本体脱落防止機構 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21284095A Division JP3523385B2 (ja) | 1994-09-28 | 1995-07-28 | 乳幼児キャリアおよびカバー付バックル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004000687A true JP2004000687A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30445308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003203614A Pending JP2004000687A (ja) | 1995-01-13 | 2003-07-30 | 乳幼児キャリアのキャリア本体脱落防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004000687A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1591045A1 (en) | 2004-04-30 | 2005-11-02 | YKK Corporation | Buckle and baby carrier using the same |
US8590757B2 (en) | 2003-09-10 | 2013-11-26 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Baby carrier |
US9185993B2 (en) | 2013-03-13 | 2015-11-17 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Child carrier |
US10426275B2 (en) | 2015-10-30 | 2019-10-01 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Adjustable child carrier |
US10736436B2 (en) | 2016-10-28 | 2020-08-11 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Adjustable child carrier with multiple carry orientations |
US11219317B2 (en) | 2018-11-26 | 2022-01-11 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Adjustable child carrier with enhanced freedom of movement |
US11805921B2 (en) | 2020-06-19 | 2023-11-07 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Adjustable child carrier with multiple carry orientations |
USD1010305S1 (en) | 2020-12-18 | 2024-01-09 | The Ergo Baby Carrier, Inc. | Child carrier |
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