JP2003535697A - 成形材矯正機 - Google Patents

成形材矯正機

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JP2003535697A
JP2003535697A JP2002503463A JP2002503463A JP2003535697A JP 2003535697 A JP2003535697 A JP 2003535697A JP 2002503463 A JP2002503463 A JP 2002503463A JP 2002503463 A JP2002503463 A JP 2002503463A JP 2003535697 A JP2003535697 A JP 2003535697A
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ハンス ゲオルク ハルトゥンク
ヴェルナー コールシュテッデ
マルクス ヴィレムス
ハンス・ユルゲン ライスマン
マンフレート リッフェルマン
ウルリヒ スヴェイェコフスキー
シュテファン エルンスト
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エスエムエス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D3/00Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts
    • B21D3/02Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers
    • B21D3/05Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers arranged on axes rectangular to the path of the work

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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 通過ラインの上方と下方において被矯正材料の搬送方向に複数の工具(11)を備え、この工具が駆動される互いに平行な矯正軸(8,9;21a,21b;22a,22b)に配置され、工具によって特に上側の矯正軸(2a,21b)が矯正隙間を調節するために調節可能である、圧延された形鋼のような成形材を矯正するための矯正機において、矯正軸(2a;21a,21b)が個別的に圧下可能であり、この矯正軸の両側に、矯正軸端部に作用する圧下手段(6,7;23a,23b)が付設され、矯正運転時に、少なくとも、駆動側Iから離れた操作側の圧下手段(6;23a)が、矯正力(F)と逆向きの力(F)によって付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、通過ラインの上方と下方において被矯正材料の搬送方向に複数の工
具を備え、この工具が駆動される互いに平行な矯正軸に配置され、工具によって
特に上側の矯正軸が矯正隙間を調節するために調節可能である、圧延された形鋼
のような成形材を矯正するための矯正機に関する。
【0002】 成形材、例えばH形鋼、U形鋼またはT形鋼が圧延後冷却床に達することによ
り、要求される断面形状からの多軸的なずれを除去する必要が生じる。この冷却
床では、成形材は冷却のために一般的に約60°Cの温度になる。その前に行わ
れる圧延プロセスと特に冷却によって、成形材は垂直方向と水平方向に反り、更
にその縦軸線回りにねじれる。その結果、圧延材の形状が不均一であると共に、
材料に残留応力が生じる。この残留応力は成形材を切断する際にはっきり判る。 成形材矯正機、特に肉厚の成形材にとって一般的である成形材矯正機を使用す
る場合、成形材がその若干の面で、矯正材料の上方と下方において搬送方向の通
過ライン内に配置された矯正ロールすなわち工具によって、交互の曲げ作用を受
けることにより、2軸の平面度が生じる。工具は一般的に、ブッシュに固定され
た矯正ディスクからなっている。この矯正ディスクはそれぞれ同じ軸線に沿って
設けられた矯正軸上に、予備調節されたピッチまたは所定の相互間隔で支承され
ている。交互の曲げ作用は理想的な場合には垂直方向と水平方向における真直度
を改善する。この場合、例えばH形鋼を矯正するために、形鋼フランジに内側か
ら接触し矯正軸によって支持された両矯正ディスクの少なくとも一方を軸方向に
調節し、これにより矯正ディスクの外形寸法またはチャンバ寸法を変更すること
が知られている(EP D1 0472 765参照) 。
【0003】 棒材、成形材または類似の圧延形鋼の場合の矯正結果が矯正機全体の強度に大
きく左右されるので、公知の成形材矯正機は、複数の部材からなる溶接構造のス
タンドまたは鋳造と溶接の組み合わせ構造のスタンドから構成されている。純溶
接構造として形成されたほとんどの矯正機は、2本の側方スタンドが下側と上側
のトラバースによって互いに連結されるように形成されている。鋳造と溶接の組
み合わせ構造として形成する場合には、頑丈な2個の鋳造鋼片が溶接によって互
いに連結されている。
【0004】 独国特許第2823526号明細書によって知られている矯正機の場合、棒材
料の通過方向において間隔をおいて並べて配置された両側方スタンドは、水平な
スタンドバーの端部に装着される直立した他のスタンドバーによって門形に形成
されている。一方、そこの外側に設けられた中間部材のC形の脚部材の端部がタ
イプレートによって互いに連結されている。この頑丈なスタンド構造の理由は、
閉鎖された系で矯正力を受け止めできるようにすることにある。従って、矯正精
度に対する要求が高まることによって、頑丈で高剛性のスタンド構造が必要とな
り、このスタンド構造のためには、部品の材料を多量に必要とし、コストがかか
る。この部品の機械的な加工はその大きさによって、どこでも使用されない大型
の高価な加工機械で行わなければならない。
【0005】 そこで、本発明の根底をなす課題は、簡単で軽量の構造であるにもかかわらず
、いろいろな成形材のための異なる矯正力に関係なく、フレームの弾性的な伸長
およびまたは矯正隙間拡張を低減することができ、矯正機に加えられる荷重、特
に軸受荷重を低減することができる、冒頭に述べた種類の矯正機を提供すること
である。
【0006】 この課題は本発明に従い、矯正軸が個別的に圧下可能であり、この矯正軸の両
側にそれぞれ、矯正軸端部に作用する圧下手段が付設され、矯正運転時に、少な
くとも、駆動側から離れた操作側の圧下手段が、矯正力と逆向きの力によって付
勢可能であることによって解決される。圧下手段は特に下側から、好ましくは個
別的に圧下可能な上側の矯正軸に作用する。これによって、上側矯正軸と下側矯
正軸の軸受チョックまたは軸受ユニットの間で短い距離で矯正力を受け止めるこ
とができる。なぜなら、軸受チョックから軸受チョックにあるいは軸受ユニット
から軸受ユニットに力を伝達する力伝達手段を設けることができるからである。
従って、閉鎖フレームが完全に省略可能であり、それに伴い機械重量が大幅に低
減される。充分に大きな剛性を有する閉鎖フレーム構造体によってもはや矯正力
を受け止める必要がないので、言わばフレームレスの成形材矯正機の本発明によ
る手段に基づいて、フレーム拡張が生じない。閉鎖フレーム構造として形成され
た公知の成形材矯正機は剛性が大きいにもかかわらず、各々のスタンドは、矯正
プロセスにとって不利なばね定数を有する。なぜなら、スタンドが荷重を受けて
ひずむからである。
【0007】 本発明の有利な実施形では、上側矯正軸またはこの上側矯正軸によって支持さ
れた工具の垂直圧下のために、圧下手段として油圧シリンダが使用される。これ
により、工具をやや開放した状態で、矯正すべき成形材を挿入することができ、
そして矯正プロセスの間矯正軸の調節を荷重を受けた状態でも行うことができる
。代替的な実施形では、電気機械式に付勢可能なスピンドルが圧下手段として使
用される。この場合、圧下は公知のごとくウォームギヤ装置によって行われる。
この場合しかし、荷重を受けた状態では調節を行うことができない。
【0008】 通常のごとく片持ち支承の矯正軸を備えた成形材矯正機の構造の場合には、発
生する矯正力を受け止めるために、本発明に従って、駆動側の圧下手段が圧縮荷
重を受け、工具側または操作側の圧下手段が引張り荷重を受ける。圧下スピンド
ルの場合には、歯面が逆向きの荷重を受ける。使用が有利な油圧シリンダの場合
には、工具側の油圧シリンダが駆動側の油圧シリンダよりも大きいことが提案さ
れる。これによって、異なるてこ比に基づいて生じる大きな力または小さな力を
考慮に入れることができる。
【0009】 スタンド無しのフレーム構造、すなわち閉鎖されていないフレーム構造を有す
る成形材矯正機の他の実施形の場合、工具は圧下手段の間で矯正軸に配置されて
いる。矯正軸が従来のように片持ち支承されている場合には、矯正力がスタンド
構造体およびトラバース構造体の外側で発生するが、矯正軸によって支持された
工具を両側で支承する場合には、下側矯正軸とこの下側矯正軸を受け止めるベー
スフレームを介して矯正力を良好に伝達することにより、所望な曲げ状態が達成
可能である。従って、矯正工具はほとんど互いに押し合わない。なぜなら、軸の
曲がりの大部分が片持ち支承部から除去されるため、矯正結果に不利な影響を与
えずに圧下寸法を維持することができるからである。工具を両側で使用すること
により、矯正軸支承部は片持ち支承部よりも小さくすることができ、中央の矯正
範囲のため、同じ大きさの油圧シリンダを使用することができる。
【0010】 工具を両側で使用する本発明の有利な実施形では、矯正軸が二分割されて形成
され、工具がサンドイッチ構造に形成され、駆動側の矯正軸部分がサンドイッチ
工具を介してタイロッドによって操作側の矯正軸部分に張設固定されている。こ
の場合、工具を含めて矯正軸のために、コンパクトなユニットが得られる。この
ユニットの場合、駆動側と操作側の矯正軸部分の間に、工具または矯正ディスク
を収容するためのブッシュが設けられている。これらの要素の確実な連結部とし
て、大きな予荷重をかけられた評判のよいサンドイッチ連結部が役立つ。このサ
ンドイッチ連結部は駆動トルクを伝達することができ、かつ予想される曲げ力を
受け止める働きをする。
【0011】 本発明のこの実施形の場合の非常に有利な提案によれば、操作側の矯正軸部分
の軸受チョックに連結された圧下手段が、直線的に移動可能なベースフレーム上
に配置され、このベースフレームが同時に、操作側の下側矯正軸部分のための軸
受ユニットを備えている。本発明に従って工具を両側で支承する場合、ベースフ
レームが摺動可能であることによって、成形材を異なるように矯正するときに工
具または矯正ディスクを短時間で行うことができる。なぜなら、操作側のベース
フレームを外に移動または摺動させた後で、矯正機が開放し、既存のすべての矯
正軸の工具に自由にアクセスできるからである。
【0012】 そこで、本発明の提案によれば、すべての工具を同時に収容するための手段を
備えた移動可能なマニピュレータが矯正軸に付設されている。これは床走行車両
またはクレーン車両であってもよい。この場合、交換トラバースは例えば工具を
掴むためのトングを備えることができる。それによって、トングマニピュレータ
は成形材交換の際に交換時間を短縮することができる。
【0013】 本発明の実施形では、駆動側の矯正軸端部または矯正軸部分のころがり軸受が
、油圧式軸方向調節ユニットのシリンダケーシングの、二つの部分からなるピス
トン内に配置されている。これにより、上側と下側の矯正軸の軸方向位置を遊び
のないように、互いに独立して固定保持することができる。
【0014】 本発明の他の詳細と効果は、特許請求の範囲と、図に示した本発明の実施の形
態の次の説明とから明らかである。 成形材(プロフィル)矯正機1は図1に従って4本の上側の矯正軸2aと、5
本の下側の矯正軸2bを備えている。下側の矯正軸2bは軸受チョック3に配置
されている。この軸受チョックは床支持体4に支持されている。一方、上側の矯
正軸2aは軸受チョック3内に配置されている。この軸受チョックは円筒状環5
(図2,3参照)を介して、床支持体4に支持された油圧シリンダ6または7に
支持されている。
【0015】 図3,4に詳しく示すように、上側と下側の矯正軸2aまたは2bの、駆動側
I寄りの端部8と、操作側または工具側II寄りの端部9は、軸受チョック3に
支持され、矯正軸軸2aまたは2bは、例えば熱間圧延されたH形鋼を矯正する
ために上側と下側の矯正ディスク10aまたは10bを備えた片持ち支承の工具
11を収容している。異なる成形材、異なる矯正ディスク直径および工具11ま
たは上側と下側の矯正ディスク10a,10bの摩耗に基づく高さの差を補償す
るために、本実施の形態(図1参照)では、成形材矯正機1全体が、基礎12に
固着された電気機械式調節または昇降装置13によって、床支持体4に作用する
スピンドル14を介して昇降可能に形成されている。
【0016】 上側と下側の各矯正軸2aまたは2bは駆動側Iに設けられたモータ15と、
中間に接続配置された歯車装置16を介して駆動可能である。更に、矯正軸2a
または2bの軸方向調節のための駆動装置17が配置されている。図1〜4に示
した、工具11を片持ち支承する矯正機1の構造の場合、上側の矯正軸2aの個
別的な圧下を可能にし、それによって圧下手段としての働きをする油圧シリンダ
6または7は、矢印18方向に作用する矯正力F(図3参照)を受け止めるた
めに異なるように負荷され、しかも操作側または工具側の油圧シリンダ6は矢印
19に従って引張り作用を受け、駆動側の油圧シリンダ7は矢印20に従って圧
縮作用を受ける。工具側の油圧シリンダ6にはそれぞれ上側のシリンダ室内にPmax 駆動側の油圧シリンダ7にはそれぞれの下側のシリンダ室内にPmax
生じる(図3参照)。圧下手段として油圧シリンダ6,7の代わりに圧下スピン
ドルが使用されるときには、圧下スピンドルの歯面が互いに負荷される。
【0017】 それぞれの上側の矯正軸2aの矯正軸端部8,9に下側から作用する油圧シリ
ンダ6,7に基づいて、矯正力(矢印18)が軸受ユニットの間で短い距離で受
け止められる。そのために、それぞれの軸受チョック3と隣接する油圧シリンダ
6との間の連結部として、力伝達手段40(例えばピン)が設けられている(図
2参照)。従って、従来の成形材矯正機の場合に必要であった閉鎖フレーム構造
または閉鎖スタンドシステムが不要である。矯正軸2aまたは2bをチョック3
内に配置するだけで充分である。油圧シリンダ6,7は異なる大きさに採寸され
ている。それによって、異なるてこ比に基づいて生じる大きな力または小さな力
が考慮されるので、工具側の油圧シリンダ6は駆動側の油圧シリンダ7よりも大
きくなっている。
【0018】 図5,6には、異なる構造の成形材矯正機、すなわち工具11を片持ち支承す
るのではなく両側支承する成形材矯正機のうち、上側と下側の矯正軸がそれぞれ
1個だけ詳細に示してある。この矯正軸は2個の矯正軸部分21a,21bまた
は22a,22b(図6の下側の矯正軸参照)からなっている。上側の矯正軸部
分21a,21bも下側の矯正軸部分22a,22bも、前述の実施の形態と完
全に一致して、軸受チョック3内に配置され、そして各々の下側の矯正軸部分2
2bは軸受ユニット103に配置されている。従って、この場合にも、閉鎖フレ
ーム構造または閉鎖スタンド構造が不要である。工具の両側に配置された、上側
の矯正軸部分21a,21bのチョック3は、駆動側Iでも操作側IIでも、圧
下手段としての働きをする油圧シリンダ23a,23bを介して支持されている
。この油圧シリンダはベースフレーム24または25を介して基礎12に支持さ
れている。この場合中央で作用する矯正力18は同様に最短距離で受け止められ
、連結された力伝達手段を介して支承部の間で短絡して更に伝達される。床支持
体または基礎は力を受けない。この場合、圧下シリンダまたは油圧シリンダ23
a,23bは両方共矢印19に従って引張り力Fを受ける。下側の矯正軸部分
22a,22bのための軸受ユニット103によって形成され、上側の矯正軸部
分21a,21bまたは22a,22bのために軸受チョック3を備えた操作側
のベースフレーム25は、基礎12上に移動可能に配置されている。すなわち、
成形材矯正機のこの構造の操作側IIは開放しているので、工具11に自由にア
クセス可能である。
【0019】 両矯正軸部分21a,21bまたは22a,22bからなる上側と下側の矯正
軸による工具11の両側支承は、両側で移動可能なベースフレーム25との相互
作用によって、工具11のサンドイッチ構造を可能にする。このサンドイッチ構
造体は同様に複数の部分からなり、組立てブッシュ26と、この組立てブッシュ
によって上側と下側から支持された矯正ディスク10a,10bから構成されて
いる。大きな予荷重をかけられた評判のよいサンドイッチ連結部はタイロッド2
7を含めて、上側と下側の矯正軸範囲において両矯正軸部分21a,21bまた
は22a,22bの構成要素と、矯正ディスク10aまたは10bを配置した(
図10も参照)ブッシュ26とからなる矯正軸ユニットを、工具と共に確実に連
結する働きをする。
【0020】 中央で矯正力が作用し、それによって両軸受チョック3に応力が均一に分配さ
れる、図5,6の成形材矯正機の実施の形態の場合の工具11の両側支承は、両
側に移動可能なベースフレーム25および工具11のサンドイッチ構造との相互
作用によって、工具11が摩耗したときあるいは矯正すべき他の成形材に取り替
えるときの交換を簡単にする。そのために、図8,9に概略的に示すように、矯
正機100に設けられたすべての工具11のためにトング28を備えたマニピュ
レータまたはトングマニピュレータ29を設けることができる。このマニピュレ
ータは本実施の形態で、上側に設けられたクレーン軌道31に沿ってクレーン車
のように移動するトラバースとして形成されている。すべての工具11またはブ
ッシュ26の同時交換、ひいては迅速な交換のためには、大きな予荷重をかけた
サンドイッチ連結部を取り外すだけでよい。それによって、その後マニピュレー
タのトング28は同時にすべてのブッシュ26または工具11を受け取ることが
できる。その後、可動のベースフレーム25は油圧で交換位置に移動させられる
。すなわち、矯正機100の操作側IIが開放される。この場合、マニピュレー
タ29は時間的にずらして追従作動し、自動的な交換を開始する。ブッシュ26
は使用済み矯正ディスク10aまたは10bと共に図8の位置32に降ろされ、
位置33に準備された新しい工具を受け取り、マニピュレータ29またはトラバ
ース30を移動させることによって矯正機100内のその位置にもたらされる。
可動のベースフレーム25が移動し、矯正機100が閉鎖され、サンドイッチ連
結部に荷重がかけられるとや否や、矯正機100は短い時間で再び運転準備され
る。この場合、交換すべき工具の準備は、クレーン軌道31の入口範囲に設けら
れた設置場所34で行うことができる。
【0021】 図7は二分割矯正軸の例における、油圧ユニットの形をした軸方向の矯正軸調
節装置の代替的な実施の形態を示している。駆動側Iの外側に位置する矯正軸部
分21aの端部には、シリンダケーシング35が形成されている。このシリンダ
ケーシングは2つの部分からなるピストン36a,36bを収容している。この
場合、両ピストン部分36a,36bは同時に、矯正軸部分21aのころがり軸
受37,38を含んでいる。図示していない制御可能な油圧ポートから、一方ま
たは他方のシリンダ室39aまたは39bを圧力付勢することにより、矯正軸部
分21aは軸方向に水平に摺動可能であり、それによって矯正軸の軸方向位置が
遊びのないように固定される。
【0022】 しかし、矯正機がどのような構造であろうとも、すなわち工具が片持ち支承さ
れていても両側で支承されていても、特に上側の矯正軸に下側から作用する圧下
手段(油圧シリンダまたは圧下スピンドル)は、少なくとも操作側の圧下手段に
矯正力と反対向きに力を加えることができる。これは、矯正力を最短距離で受け
止め、それによって矯正機の閉鎖されたフレーム構造またはスタンド構造が不要
となり、上記の重要な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 例えば9個のローラを有する矯正機として形成された成形材矯正機を、操作側
または工具側から見た図である。
【図2】 2本の下側矯正軸と1本の上側矯正軸を工具と共に示す図1の部分図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 工具の両側に矯正軸の支承部を有する成形材矯正機の他の実施の形態の上側の
矯正軸ユニットを通る部分断面を示す、図3の断面図に類似する断面図である。
【図6】 工具の両側に支承部を有する成形材矯正機の下側の矯正軸ユニットを通る部分
断面を示す、図4の断面図に類似する断面図である。
【図7】 図5,6の矯正機構造の油圧式軸方向調節装置を備えた駆動側の矯正軸の実施
の形態の部分断面図である。
【図8】 9個のローラを備えた成形材矯正機のすべての工具を同時に交換するためのマ
ニピュレータ装置の実施の形態の平面図である。
【図9】 図8のマニピュレータ装置を前側から見た図である。
【図10】 複数の部材からなる工具の縦断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年8月13日(2002.8.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィレムス マルクス ドイツ連邦共和国 デー・40699 エルク ラート カール・フォン・オシッツキー・ シュトラーセ 13 (72)発明者 ライスマン ハンス・ユルゲン ドイツ連邦共和国 デー・40489 デュッ セルドルフ ツェッペンハイマー ドルフ シュトラーセ 21 (72)発明者 リッフェルマン マンフレート ドイツ連邦共和国 デー・47445 モエル ス アム フェルトライン 6 (72)発明者 スヴェイェコフスキー ウルリヒ ドイツ連邦共和国 デー・42349 ヴッパ ータール シュヴァープハウゼン 59 (72)発明者 エルンスト シュテファン ドイツ連邦共和国 デー・47053 ドゥー イスブルク ムスフェルダーシュトラーセ 67

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過ラインの上方と下方において被矯正材料の搬送方向に複
    数の工具を備え、この工具が駆動される互いに平行な矯正軸に配置され、工具に
    よって特に上側の矯正軸が矯正隙間を調節するために調節可能である、圧延され
    た形鋼のような成形材を矯正するための矯正機において、矯正軸(2a;21a
    ,21b)が個別的に圧下可能であり、この矯正軸の両側にそれぞれ、矯正軸端
    部(8,9;21b)に作用する圧下手段(6,7;23a,23b)が付設さ
    れ、矯正運転時に、少なくとも、駆動側(I)から離れた操作側の圧下手段(6
    ;23a)が、矯正力(F)と逆向きの力(F)によって付勢可能であるこ
    とを特徴とする矯正機。
  2. 【請求項2】 圧下手段として油圧シリンダ(6,7;23a,23b)が
    使用されることを特徴とする請求項1記載の矯正機。
  3. 【請求項3】 圧下手段として、電気機械式に付勢可能なスピンドルが使用
    されることを特徴とする請求項1記載の矯正機。
  4. 【請求項4】 工具を支持する矯正軸端部が片持ち支承されている、請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の矯正機において、駆動側の圧下手段(7)が圧縮
    荷重を加えられ、工具側の圧下手段(6)が引張荷重を加えられることを特徴と
    する矯正機。
  5. 【請求項5】 圧下手段として油圧シリンダを備えた、請求項4記載の矯正
    機において、工具側の油圧シリンダ(6)が駆動側の油圧シリンダ(7)よりも
    大きいことを特徴とする矯正機。
  6. 【請求項6】 工具(11)が圧下手段(23a,23b)の間で矯正軸(
    21a,21b;22a,22b)上に配置されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の矯正機。
  7. 【請求項7】 矯正軸(21a,21b;22a,22b)が二分割されて
    形成され、工具(11)がサンドイッチ構造に形成され、駆動側の矯正軸部分(
    21a,22a)がサンドイッチ工具(11)を介してタイロッド(27)によ
    って操作側の矯正軸部分(21b,22b)に張設固定されていることを特徴と
    する請求項6記載の矯正機。
  8. 【請求項8】 操作側の矯正軸部分(21b,22b)の軸受チョック(3
    )に連結された圧下手段(23a)が、直線的に移動可能なベースフレーム(2
    5)上に配置され、このベースフレームが同時に、下側の矯正軸部分(22b)
    のための軸受ユニット(103)によって形成されていることを特徴とする請求
    項6または7記載の矯正機。
  9. 【請求項9】 駆動側の矯正軸端部または矯正軸部分(9;21a,22a
    )のころがり軸受(37,38)が、油圧式軸方向調節ユニットのシリンダケー
    シング(35)の、二つの部分(36a,36b)からなるピストン内に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の矯正機。
  10. 【請求項10】 すべての工具(11)を同時的に収容するための手段(2
    7)によって形成された移動可能なマニピュレータ(29)が矯正軸(21a,
    21b;22a,22b)に付設されていることを特徴とする請求項6〜9のい
    ずれか一つに記載の矯正機。
JP2002503463A 2000-06-21 2001-06-02 成形材矯正機 Pending JP2003535697A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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