JP2003531055A - 車両用の制動圧力調整装置 - Google Patents

車両用の制動圧力調整装置

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JP2003531055A
JP2003531055A JP2001576323A JP2001576323A JP2003531055A JP 2003531055 A JP2003531055 A JP 2003531055A JP 2001576323 A JP2001576323 A JP 2001576323A JP 2001576323 A JP2001576323 A JP 2001576323A JP 2003531055 A JP2003531055 A JP 2003531055A
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pressure
valve
braking
switching piston
brake
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シュトゥンペ、ヴェルナー
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Knorr Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
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Knorr Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/18Safety devices; Monitoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/66Electrical control in fluid-pressure brake systems
    • B60T13/68Electrical control in fluid-pressure brake systems by electrically-controlled valves
    • B60T13/683Electrical control in fluid-pressure brake systems by electrically-controlled valves in pneumatic systems or parts thereof

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、バックアップ弁の入力圧力と出力圧力とから生じ、上記バックアップ弁(5)の弁体(16)に作用しつつ生成した圧縮力を低減するという着想を基礎とする。上記弁体(16)は、第1切換ピストン側面と第2切換ピストン側面とを備える切換ピストンである。上記第1切換ピストン側面(17)には、作動ブレーキ弁圧力またはブレーキシリンダ圧力が与えられる。上記第2切換ピストン側面(18)には、第1部分面(22)上でブレーキシリンダ圧力が、第2部分面(21)上で作動ブレーキ弁圧力が与圧される。上記切換ピストンの上記両側面に作用する圧力は部分的に相殺される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載した、特に有用車両用の、車両用の制動
圧力調整装置に関するものである。
【0002】 欧州特許第0110119号明細書に開示された制動圧力調整装置は、電子制
動回路と空気圧式の非常制動回路とを備える。完全無欠(intact)な制動装置であ
るならば、純粋に電子制御による制動(brake control)が行われる。その場合、
運転者は作動ブレーキ弁を介して制動要件を設定すると共に、入口弁と排出弁と
をブレーキシリンダの衝突あるいは排気のために電気的に調節する。完全無欠な
制動エレクトロニクスにおいては、電気空気(electro-pneumatic)制御による磁
気弁が作動ブレーキ弁をブレーキシリンダに対して遮断する。この磁気弁は「バ
ックアップ弁」と称される場合があり、作動ブレーキ弁の空気出力とブレーキシ
リンダとの間に配置される。制動エレクトロニクスが停止すると、ブレーキシリ
ンダに圧力が供給される。
【0003】 予制御のために貯留圧力を投入し、再び外に排気する。その際、高圧であるた
め、機械的応力およびバックアップ弁の摩耗が極めて大きくなる。特に、ダイア
フラム弁については顕著に現れる。すなわち、作動ブレーキ弁によって調整され
た圧力はバックアップ弁の入力に当接し、バックアップ弁の出力にはブレーキシ
リンダ圧力が導通する。これら両方の圧力が等しいことは稀であるため、ブレー
キの解除に際して不所望に大きな膨張音が発生することがある。ASR機能(駆
動スリップ調節)を装備した車両の場合、ASR作動(engagement)では作動ブレ
ーキ弁圧力がゼロとなり得る。車両にABSシステムが搭載されている限り、A
BS作動では電気的に調節された圧力、すなわちブレーキシリンダ圧力はゼロと
なり得る。通常の制動圧力調整においても、多くの場合、調整が負荷に依存する
ために圧力が異なる。しかしながら、バックアップ弁は開放しないものとする。
【0004】 更に、欧州特許第0250738号明細書に記載された同様の制動圧力調整装
置が既知である。
【0005】 ドイツ特許第2757539号明細書には、4つの遮断要素を備える中圧制御
装置が記載されている。
【0006】 本発明の課題は、摩耗および騒音発生に係る改善を実現した制動圧力調整装置
を提供することである。
【0007】 この課題は、請求項1に記載された特徴部によって解決される。本発明の好適
な構成および実施形態は、従属請求項に記載したとおりである。
【0008】 本発明は、バックアップ弁の入力圧力と出力圧力とから生じ、バックアップ弁
の「スイッチ要素」および弁体に作用しつつ生成された圧縮力(pressure force)
を低減するという着想を基礎としている。
【0009】 生成した圧縮力を低減することにより、機械的応力が低減し、そのために耐用
寿命が向上する。更に、ブレーキを解除すると、バックアップ弁のシリンダ空間
およびいわゆる、「予制御室」からの騒音が低減する。したがって、付加的な消
音手段(noise damper)を不要とすることができる。更に、本発明においては、バ
ックアップのスイッチ・オン/オフにコンパクトな構造ユニットが可能となる。
【0010】 本発明によるバックアップ弁の弁体は、第1および第2切換ピストン側面を備
える切換ピストンである。第1切換ピストン側面には、作動ブレーキ弁圧力また
はブレーキシリンダ圧力が与えられる。第2切換ピストン側面には、第1部分面
上でブレーキシリンダ圧力が、第2部分面上で作動ブレーキ弁圧力が与えられる
。切換ピストンの両側面に作用する圧力は部分的に相殺される。従来技術に比較
して、切換ピストンに加わる有効圧縮力の低減が実現する。
【0011】 完全無欠な制動装置においては、バックアップ弁、すなわち切換ピストンがブ
レーキシリンダに対して作動ブレーキ弁を遮断する。その際、制動圧力は吸気弁
および排気弁を介して純粋に電気的に制御される。したがって、バックアップ弁
の入力には、作動ブレーキ弁圧力が当接し、出力には一時的に支配するブレーキ
シリンダ圧力が当接する。本発明によるバックアップ弁においては、完全無欠な
制動装置である場合、切換ピストンの第1側面には両圧力のうちの高圧が確実に
作用し、切換ピストンの他方の側面の部分面には両圧力のいずれかが作用する。
ここから生じて生成した圧縮力は、バックアップ弁の切換ピストンを弁座に抗し
て押圧する。すなわち、切換ピストンは作動ブレーキ弁圧力をブレーキシリンダ
に対して遮断する。
【0012】 制動の電子制御が停止ないし故障した場合、空圧による制動圧力の制御を可能
としなければならない。すなわち、作動ブレーキ弁圧力は、バックアップ弁を介
してブレーキシリンダに給送する必要がある。この場合、本発明においては、切
換ピストンの第1側面上に両圧力のうちの低圧が当接する。その結果、切換ピス
トンは確実に「給送」すると共に、作動ブレーキ弁とブレーキシリンダとの間の
加圧結合(pressure connection)を開放する。
【0013】 本発明の一実施形態において、圧力選択機構は高圧出力と低圧出力とを備える
。両方の圧力のうちのどちらが高圧であるかによって、作動ブレーキ弁圧力が高
圧出力に、ブレーキシリンダ圧力が低圧出力に導通するか、あるいはその逆とな
る。
【0014】 本発明の一実施形態においては、磁気弁が備えられる。この磁気弁は、電子制
御による作動ブレーキングに際して、すなわち完全無欠な制動エレクトロニクス
の場合、高圧出力を切換ピストンの第1側面に給送すると共に、制動エレクトロ
ニクスの故障に際しては低圧出力を切換ピストンの第1側面に給送する。この磁
気弁は、通電せずに(without current)開放した入力と、通電せずに閉鎖した入
力とを備える。その際、圧力選択機構により、通電せずに閉鎖した入力には高圧
が、通電せずに開放した入力には低圧が与えられる。
【0015】 磁気弁は、例えば、ばね予圧された磁気アンカを備える。この磁気アンカは、
励磁状態では圧力選択機構の低圧出力を、非励磁状態では高圧出力を切換ピスト
ンに対して遮断する。
【0016】 本発明の一実施形態において、圧力選択機構は高圧セレクト弁と低圧セレクト
弁とを備える。例えば、高圧セレクト弁は個別のボールを備えるボール弁とし、
圧力の大きさに応じて作動ブレーキ弁圧力あるいはブレーキシリンダ圧力を高圧
出力に給送することができる。低圧セレクト弁は、例えば、互いに結合した2つ
の球体を備えるボール弁とし、それらのボール弁の間に低圧出力を設ける。圧力
水準に応じて、2つの弁体のどちらかが両圧力のうちの高圧を遮断するため、常
に両圧力のうちの低圧が低圧出力に当接する。球状の弁体に代わり、他の弁体ま
たは制御要素を使用することも勿論可能である。
【0017】 それに代わるものとして、圧力選択機構は複数個の個別バルブから構成するこ
とも可能である。例えば、一群のダイアフラム弁を備え、これにより両方の入力
圧力から、すなわち作動ブレーキ弁圧力とブレーキシリンダ圧力とから高圧ない
し低圧を選択することができる。
【0018】 本発明の一実施形態において、圧力選択機構をバックアップ弁に、特に、バッ
クアップ弁の切換ピストンに一体化することができる。それにより、極めてコン
パクトな構造が実現可能となる。これに代わるものとして、分離した配置構成も
可能である。
【0019】 以下、本発明の実施形態について図面を参照して更に詳細に説明する。
【0020】 図1は、本発明の基礎を成す作動ブレーキ弁1を示す概略図である。作動ブレ
ーキ弁1には、貯留圧力容器2から貯留圧力が供給され、空気出力3と電気出力
4とを備える。空気出力3はバックアップ弁5と結合し、このバックアップ弁5
は空気管6を介してブレーキシリンダ7に接続する。
【0021】 貯留圧力容器2は、空気管8を介して吸気弁ないし入口弁9と結合する。入口
弁9は、ブレーキシリンダ7に制動圧力を与えるために備えられている。また、
ブレーキシリンダ7は、制動の解除を可能にする排出弁10と加圧結合する。入
口弁9と排出弁10とは、それぞれ電線11または12を介して作動ブレーキ弁
の電気出力4と結合すると共に、冒頭で述べた欧州特許第0110119号明細
書にも記載されているように、1つの共用バルブに一体化することが可能である
【0022】 完全無欠の制動装置においては、電気出力4ないし入口弁9および排出弁10
を介して制動圧力は純粋に電気的に制御される。その際、バックアップ弁5は閉
鎖位置を占めると共に、作動ブレーキ弁圧力をブレーキシリンダ圧力に対して遮
断する。制動エレクトロニクスの停止に際し、制動圧力はバックアップ弁5を介
して空圧制御される。バックアップ弁5は、空気出力3を介して制御され、空気
管13を介して貯留圧力が供給されることが可能となる。制動圧力は、空気出力
3を介して直接的に供給されることも可能である。バックアップ弁5と排出弁1
0とは、それぞれ通気孔(deaeration)14または15を備える。
【0023】 貯留空気の補助を伴う電気的な圧力制御に際し、バックアップ回路の遮断が実
行され、通気孔14に示されるように、大気中に排出される。
【0024】 図2は、図1に示したバックアップ弁5の第1実施形態を示している。バック
アップ弁5は、第1ピストン側面17と第2ピストン側面18とを有する切換ピ
ストン16を備える。切換ピストン16はシリンダハウジング19内で変位可能
である。図示の位置において、切換ピストン16は弁座20に当接する。シリン
ダハウジング19と弁座20とは、切換ピストン16の第2側面を円形面21と
環状面22とに「区分」する。導管23内に支配する作動ブレーキ弁圧力は円形
面21に導通する。それに対し、ブレーキシリンダ7と結合した空気管6内に支
配するブレーキシリンダ圧力BZは環状面22に導通する。
【0025】 更に、バックアップ弁5は圧力選択機構24と磁気弁25とを備える。
【0026】 圧力選択機構24は、高圧セレクト弁26と低圧セレクト弁27とを備える。
高圧セレクト弁26には、導管28を介して作動ブレーキ弁圧力BBVが供給さ
れると共に、導管29を介してブレーキシリンダ圧力BZが供給される。高圧セ
レクト弁26の弁体30は、両圧力のうちの高圧によって第1または第2バルブ
位置に押圧される。それにより、両圧力のうちの高圧は常に高圧出力26に当接
する。
【0027】 低圧セレクト弁27は、ロッド34を介して相互に結合した2つの弁体32、
33を備える。更に、第1バルブ空間35が備えられ、この第1バルブ空間は導
管29と、すなわちブレーキシリンダ7内に支配する圧力BZと結合する。また
、第2バルブ空間36が備えられ、この第2バルブ空間には、導管28を介して
作動ブレーキ弁圧力BBVが与圧される。両圧力のうちどちらの圧力が大きいか
によって、低圧セレクト弁27が第1バルブ位置または第2バルブ位置を占める
ことになる。
【0028】 両方の弁体32、33間に低圧出力37が備えられる。両圧力のうちの小さい
圧力が常に低圧出力37に当接する。
【0029】 圧力選択機構が2つの「ボール弁」から構成されている図示の実施形態に代わ
るものとして、他の弁体またはダイアフラム弁を備えることも可能である。以下
、さらに詳細に説明する。
【0030】 磁気弁25は3/2磁気弁とし、高圧出力31に結合した第1入力38と、低
圧出力37に結合した第2入力39とを備える。更に、ばね40によって予圧さ
れた磁気アンカ41を備える。この磁気アンカ41は、電磁石42により力を介
して変位可能とする。ここに図示した磁気弁25の通電しない基本位置において
は、磁気アンカ41が第1入力38を遮断する。低圧出力37は、第2入力39
を介して、連絡管43を第1ピストン側面に加圧結合させる。
【0031】 磁気弁25の励磁した、すなわち通電した状態では、磁気アンカ41が入力3
9を遮断する。この場合、入力38を介して与えられる高圧が第1ピストン側面
17に導通する。
【0032】 以下、機能方式について詳細に説明する。完全無欠の制動装置において、制動
圧力は入口弁9または排出弁10を介して純粋に電気的に制御される。導管23
または28に支配する作動ブレーキ弁圧力は、切換ピストン16により導管6に
対して遮断される。磁気弁25は励磁状態に置かれる。すなわち、磁気アンカ4
1は入力39が遮断された「下方の」位置を占める。切換ピストン17の第1側
面には、高圧セレクト弁によって選択された最大圧力が全面に与圧される。これ
は、下記のケースに区別される。
【0033】 1.作動ブレーキ弁圧力BBV>ブレーキシリンダ圧力BZ 作動ブレーキ弁圧力BBVは、高圧セレクト弁26の弁体30を「左方の」位
置へ押圧する。すなわち、高圧出力31または第1ピストン側面17には、作動
ブレーキ弁圧力BBVが導通する。更に、作動ブレーキ弁圧力BBVは、円形面
21に導通する。それに対し、環状面22には低いブレーキシリンダ圧力BZが
導通する。したがって、切換ピストン16に作用して生成される圧縮力は、環状
面22に乗じた作動ブレーキ弁圧力BBVから求められる。
【0034】 この場合、低圧セレクト弁27も同様に「左方」の位置を占める。すなわち、
ブレーキシリンダ圧力BZは、磁気アンカ41によって遮断された入力39に当
接する。
【0035】 2.作動ブレーキ弁圧力BBV<ブレーキシリンダ圧力BZ この場合、高圧セレクト弁26は「右方の」位置を占める。すなわち、導管6
に支配するブレーキシリンダ圧力BZは、高圧出力31または第1ピストン側面
17に導通する。低圧セレクト弁27は、同様に「右方の」位置を占める。すな
わち、低圧出力37または磁気アンカ41によって遮断された磁気弁25の入力
39には、導管23または28に支配する作動ブレーキ弁圧力BBVが導通する
【0036】 したがって、両方のケースにおいては、両圧力のうちの高圧が確実に第1ピス
トン側面17に当接する。切換ピストン16は図示の位置を占め、この位置では
作動ブレーキ弁圧力BBVがブレーキシリンダ圧力BZに対して遮断される。制
動エレクトロニクスが停止すると、磁気アンカ41は図2に示した「励磁しない
」、すなわち通電しない位置を占める。ばね40は、磁気アンカ41を「上方へ
」押圧すると共に、入力38を遮断する。この場合、両圧力のうちの低圧が切換
ピストン16の第1側面17に導通する。
【0037】 制動エレクトロニクスが停止した状態で運転者がブレーキペダルを作動すると
、作動ブレーキ弁圧力は導管23を介して供給される。この場合、作動ブレーキ
弁圧力は、ブレーキシリンダ圧力より大きい。したがって、切換ピストン16は
「上方へ」押圧される。すなわち、作動ブレーキ弁圧力は導管23または6を介
してブレーキシリンダ7に移行する。
【0038】 また、バックアップ弁5は、切換ピストン16によって作動ブレーキ弁とブレ
ーキシリンダとの間の空気路を監視する。正常運転において、すなわち制動圧力
が電子制御される際は、空気路が接続されない(disconnect、separate)。非常時
、すなわち電気的な圧力制御がなされない際は、作動ブレーキ弁を作動させると
、ブレーキシリンダ7に対する結合が開放される。第1ピストン側面に最大圧力
、すなわち作動ブレーキ弁圧力BBVまたはブレーキシリンダ圧力BZが当接し
、別のピストン側面18では部分面21に作動ブレーキ弁圧力BBVが、また部
分面22にブレーキシリンダ圧力BZが当接することにより、切換ピストン16
を用いた遮断が行われる。
【0039】 換言するならば、図2の実施形態においては、切替バルブ(alternating valve
)(最大値;OR機能)と連結バルブ(hook up valve)(最小値;AND機能)と
を備える。両バルブの一方の側面には作動ブレーキ弁の圧力が、他方の側面には
電気的に調節された圧力が供給される。それぞれの最大圧力および最小圧力は磁
気弁に供給される。磁気弁25によって、バックアップ弁の切換ピストンへの結
合が実現する。
【0040】 図2に示す切替バルブ(上方)において、一方の側面には作動ブレーキ弁の圧
力が、また他方の側面には電気的に調節された圧力が供給される。そのため、磁
気弁の一方の側面には常に最大システム圧力が導通する。最小システム圧力は、
対応するバルブ(下方)によって選択され、そこで最大圧力がバルブ部分を閉じ
ることにより、磁気弁の他方の側面に最小圧力が導通する。ボール弁の代わりに
、ダイアフラム弁を使用することも可能である。
【0041】 図3に示す実施形態においては、圧力選択機構24が第1ダイアフラム弁43
、第2ダイアフラム弁44、第3ダイアフラム弁45および第4ダイアフラム弁
46から構成される。この場合、バルブ43〜46は一体化した(one piece)ダ
イアフラム47を備える。導管28に支配する作動ブレーキ弁圧力BBVは、支
管48を介して第1ダイアフラム弁43に導通すると共に、支管49を介して第
4ダイアフラム弁46に導通する。更に、作動ブレーキ弁圧力は支管50、51
を介して第3ダイアフラム弁45に導通する。
【0042】 導管6は導管52と結合しており、導管52からは、第1ダイアフラム弁43
に向かう支管53と、第2ダイアフラム弁44から導かれた支管54とが分岐す
る。導管6または52は、導管55を介して第4ダイアフラム弁46と結合する
。したがって、図示のバルブ位置において、導管6、52、55、第4ダイアフ
ラム弁46および圧力選択機構24の高圧出力31には加圧結合が成立する。磁
気弁25の入力38にはブレーキシリンダ圧力BZが導通する。
【0043】 更に、作動ブレーキ弁圧力が支配する導管28から支管55が分岐する。この
支管55は、第3ダイアフラム弁45を介して導管56と圧力選択機構24の低
圧出力37とに接続する。したがって、作動ブレーキ弁圧力BBVは磁気弁25
の入力39に導通する。
【0044】 作動ブレーキ弁圧力BBVがブレーキシリンダ圧力より大きい場合、ダイアフ
ラム弁43〜46はそれぞれ別のバルブ位置へ移行する(図示せず)。作動ブレ
ーキ弁圧力BBVは、導管28、48を介して第1ダイアフラム弁43に到達す
ると共に、そこから支管57を介して高圧出力24に到達する。その際、第4ダ
イアフラム弁46は、高圧出力24を導管55に対して遮断する。
【0045】 それに対応して、ブレーキシリンダ圧力BZは、導管6と支管58とを介して
第2ダイアフラム弁44に達し、そこから支管59を介して低圧出力37に到達
する。
【0046】 図3に示す実施形態においては、最大/最小選択(同調(synchronization, ph
asing))に供する4つのバルブ要素43〜46を備える。バルブ要素43〜46
は、例えば、一方の側面で切換圧力(switching pressure)を受け、他方の側面で
は空気路の通過を制御する各1個の切換ダイアフラムから構成される。このバル
ブのうちの2つは、ブレーキシリンダチャネルによって、残りの2つのバルブは
作動ブレーキ弁チャネルによって制御される。これらのチャンネルは互いに論理
的に結合するので、最大/最小圧力に区分が生じる。
【0047】 換言するならば、図3は4つのスイッチ要素の論理結合による最小/最大選択
のための実施形態を示している。切換ダイアフラムのうちの2つは作動ブレーキ
弁圧力によって、残りの2つの切換ダイアフラムは電気的に制御された圧力によ
って切り換えられる。作動ブレーキ弁圧力が小さい場合、一方のスイッチ要素4
6で電気的に制御される大きな圧力のための開口が開放されると共に、磁気弁の
「最大側面」に導かれる。第2スイッチ要素45では、磁気弁の「最小側面」が
、低い作動ブレーキ弁圧力と結合する。スイッチ要素43、44は、電気的に制
御された高圧によって下方に位置する遷移部を閉鎖する。電気的に制御された圧
力が作動ブレーキ弁圧力より小さい場合、左と右とのスイッチ要素は各々の位置
(position, state)を代える。高い作動ブレーキ弁圧力は、磁気弁の「最大側面
」に供給され、「最小側面」は電気的に制御された圧力と結合する。
【0048】 図2および図3に示した実施形態においては、作動ブレーキ弁圧力またはブレ
ーキシリンダ圧力とからそれぞれ高圧を選択し、切換圧力として使用する。ここ
では、分離して配置された最大/最小セレクト弁が使用される。予制御は3/2
磁気弁によって行われる。
【0049】 それに対して、図4〜図10に示す実施形態においては、最大/最小セレクト
弁を切換ピストンに一体化する。それにより、ハウジング内で必要となる通風路
が減少する。更に、これらの実施形態においては、2/2磁気弁の使用で充分で
ある。
【0050】 図4に示す第1実施形態において、圧力選択機構は切換ピストン16に一体化
され、この切換ピストン16は、ここでは上方の切換ピストン半部16aと下方
の切換ピストン半部16bとから構成される。両方の切換ピストン半部16a、
16bの間に弾性ダイアフラム47を挟持し、このダイアフラム47は切換ピス
トン16から側方に突出すると共に、シリンダハウジング19と気密に結合する
。切換ピストン16およびダイアフラム47は、シリンダハウジング19を1つ
の上方のシリンダ空間60と、2つの下方のシリンダ空間61、62とに「分割
する」。シリンダ空間61は、図4に示した切換ピストン16の位置において、
円形面21によって制限(limit, restrict)されると共に、導管23へ移行する
。シリンダ空間62は、切換ピストン16の環状面22によって局限されると共
に、ブレーキシリンダ7と結合した空気管6へ移行する。
【0051】 切換ピストン16の詳細については、図5および図6の拡大図に関連して以下
に詳細に説明する。
【0052】 図4に示すように、磁気弁25は磁気アンカ41を備える。この磁気アンカ4
1は、図2に示す実施形態と同様に、ばね40により予圧される。磁気アンカ4
1の下側には、バルブタペット63が設けられる。励磁状態では、電磁石42が
ばね力に抗して磁気アンカ41を下方に引くと共に、バルブタペット63は切換
ピストン16の上側に設けた開口64を閉鎖する。図2および図3に示した実施
形態とは異なり、図4に示す磁気弁25は「片側で」作用する磁気弁である。
【0053】 図5は、図4に示した切換ピストン16の拡大図である。図4に示した切換ピ
ストンの位置に対応して、下方の切換ピストン半部16bは導管23の弁座20
に固着(attach)する。したがって、下方のシリンダ空間61には作動ブレーキ弁
圧力が支配する。それに対し、下方の環状シリンダ空間62にはブレーキシリン
ダ圧力が支配する(図4参照)。
【0054】 ここでは、4つのダイアフラム弁43〜46は切換ピストン16に一体化され
る。
【0055】 図5に示したダイアフラム弁43〜46の位置では、下方のシリンダ空間61
に支配する作動ブレーキ弁圧力が、環状シリンダ空間62に支配するブレーキシ
リンダ圧力よりも大きい。したがって、ダイアフラム弁43および45のダイア
フラムは下方の切換ピストン半部16bに、またダイアフラム弁44および46
のダイアフラム47は上方の切換ピストン半部16aに当接する。
【0056】 第1ダイアフラム弁43は、支管65を介して上方のシリンダ空間60と、支
管66を介して下方の環状シリンダ空間62と、また連絡管67を介して第2ダ
イアフラム弁44と加圧結合する。支管68は、両方のダイアフラム弁43、4
4を結合する導管から下方のシリンダ空間61へ導かれる。
【0057】 第2ダイアフラム弁44は、支管69を介して同様に下方のシリンダ空間61
と結合する。第2ダイアフラム弁44および第3ダイアフラム弁45は、連絡管
70を介して結合する。同様に連絡管70と加圧結合した開口64は、バルブタ
ペット63によって閉鎖される。すなわち、図5および図6において、磁気弁2
5(図4参照)は励磁状態にある。
【0058】 第3ダイアフラム弁45は、連絡管71を介して環状シリンダ空間62と、ま
た、支管72を介して第4ダイアフラム弁46と加圧結合する。更に、第3ダイ
アフラム弁45と環状シリンダ空間62との間に別の連絡管73を備える。
【0059】 第4ダイアフラム弁46は、支管72ないし連絡管71を介して環状シリンダ
空間62と加圧結合すると共に、別の連絡管74を介してシリンダ空間61内に
位置する。
【0060】 更に、支管75は第4ダイアフラム弁46から上方のシリンダ空間60へ導か
れる。
【0061】 磁気弁43〜46が図5に示した位置を占めると、上方のシリンダ空間60に
は作動ブレーキ弁圧力BBVが支配する。すなわち、下方のシリンダ空間61で
は、支管68、連絡管67、第1ダイアフラム弁43および支管65を介し、上
方のシリンダ空間60への加圧結合が成立する。それに対して、下方の環状シリ
ンダ空間62は、ダイアフラム弁43、44および45を介し、上方のシリンダ
空間に対して遮断される。
【0062】 図6に示す切換ピストン16において、ダイアフラム弁43〜46はそれぞれ
に別の位置を占めている。これらのバルブ位置は、下方のシリンダ空間62に支
配するブレーキシリンダ圧力BZが、下方のシリンダ空間61に支配する作動ブ
レーキ弁圧力BBVより大きい場合に成立する。この場合、上方のシリンダ空間
60には、両圧力のうちの高圧、すなわちブレーキシリンダ圧力が支配する。ま
た、図6に示したダイアフラム弁43〜46の位置においては、連絡管71、支
管72、ダイアフラム弁46および支管75を介して加圧結合が成立する。それ
に対し、シリンダ空間61は、ダイアフラム弁43〜45およびバルブタペット
63を介し、上方のシリンダ空間60に対して遮断される。
【0063】 図4〜図6に示した実施形態においても、完全無欠の制動エレクトロニクスの
場合、すなわち磁気弁25が励磁される場合、上方のシリンダ空間60内には常
に両圧力BBVまたはBZのうちの高圧が支配する。
【0064】 制御エレクトロニクスないし磁気弁25が停止すると、磁気アンカは図4に示
した基本位置に移行する。つまり、この場合には開口64は遮断されない。この
場合、ダイアフラム弁43〜46によって、上方のシリンダ空間には両圧力BB
VないしBZのうちの低圧が確実に支配する。ここでもまた、次の二つのケース
に区別される。
【0065】 作動ブレーキ弁圧力BBV>ブレーキシリンダ圧力BZ(図5) 磁気弁25が励磁されない場合、連絡管71、磁気弁45、連絡管70および
開放した開口64を介して、環状シリンダ空間62と上方のシリンダ空間60と
が加圧結合する。
【0066】 制動エレクトロニクスの停止に際し、シリンダ空間61を介した空圧の調節が
行われると、支管68、連絡管67、磁気弁43、支管65、上方のシリンダ空
間60、開口64、連絡管70、磁気弁45および連絡管71を介して、シリン
ダ空間61および62が加圧結合する。加えて、切換ピストン16は作動ブレー
キ弁圧力BBVによって上方へ押圧されるため、直接的に圧力空気(compressed
air)はシリンダ空間61から弁座20を介してシリンダ空間62に流入し、更に
ブレーキシリンダ7に流れることができる。
【0067】 作動ブレーキ弁圧力<ブレーキシリンダ圧力BZ(図6) 磁気弁25が励磁されないと、ここでは支管28、連絡管67、磁気弁44、
連絡管70および開口64を介して、シリンダ空間61と上方のシリンダ空間6
0とが加圧結合する。
【0068】 磁気弁45が励磁すると、つまり開口64がバルブタペット63によって閉鎖
されると、上方のシリンダ空間60には両圧力のうちの高圧が確実に支配する。
つまり、ピストン16は弁座20に対して下方へと押圧される。作動ブレーキ弁
を作動しない限り、制動エレクトロニクスが停止したとしても、導管23はブレ
ーキシリンダに対して確実に遮断される。
【0069】 4つのスイッチ要素43〜46には、一方の側面で「制御圧力」が加わる。各
スイッチ要素の他方の側面では、制御側面における圧力の大きさに応じて、1本
のチャンネルから別のチャンネルへの流出が許可または阻止される。スイッチ要
素は、一対として(pairwise)ブレーキシリンダ圧力BZないし作動ブレーキ弁圧
力BBVによって制御される。ブレーキシリンダ圧力BZが作動ブレーキ弁圧力
BBVより小さい場合(図5)、作動ブレーキ弁圧力BBVはスイッチ要素43
を介して制御室、すなわち切換ピストン16のシリンダ空間60へ流れる。中央
に配置した「最小チャンネル」、すなわち開口64、BZ圧力に対するスイッチ
要素44(左から3番目)を介して流出することは磁気弁によって阻止されるた
め、切換ピストン16は閉鎖位置に留まる。
【0070】 BZとBBVとの圧力比(BBV<BZ)が代わると、スイッチ要素46は切
換ピストン16の制御室60へBZ圧力を通過させる。スイッチ要素44を介し
て低いBBV圧力に結合するが、これは磁気弁によって中断されたままとなる。
【0071】 磁気弁が「最小チャンネル」、すなわち開口64を開放すると、切換ピストン
16の制御室60から圧力が流出し、高圧の作用は一体化したスイッチ要素43
〜46を備える切換ピストン16を上方へ変位させる。そのため、BBVとBZ
との間に結合が再び実現する。その場合に重要なのは、「最小チャンネル」を介
する方が、「最大チャンネル」のうちの1つを介するよりも多くの空気を切換ピ
ストンの制御室に流入させ得ることである。
【0072】 注意すべきことに、図5および図6に示したスイッチ要素、すなわちダイアフ
ラムは、図4に示すように、同時に切換ピストン16のダイアフラム部分である
ことも可能である。これに代わるものとして、スイッチ要素は個別の平板弁(pla
te valve)から構成することも可能である。
【0073】 図7は、図4〜図6に示したダイアフラム弁43〜46の可能な一配置を概略
的に示す。スイッチ要素ないしダイアフラム弁43、44は、図4〜図6に示す
ように互いに並立して配置するか、あるいは図7に示すように「回路上に」配置
することができる。
【0074】 図8および図9は、ダイアフラム弁43〜46の別の2つの回路変形例を概略
的に示している。
【0075】 図8は、当接する作動ブレーキ弁圧力BBVの最大/最小圧力またはブレーキ
シリンダ圧力BZの選択と、「最小」および「最大」のチャネリングとを示して
いる。
【0076】 図8に示すように、図4〜図6の実施形態とは異なり、低圧出力ないし高圧出
力は統合され、ここでは「最小」および「最大」として表示される。第1ダイア
フラム弁43は、2本の分離した導管75、76を介して作動ブレーキ弁圧力B
BVと結合する。更に、連絡管77を介して第2ダイアフラム弁44への加圧結
合が成立する。共用の連絡管77は、低圧出力78と加圧結合する。第2ダイア
フラム弁44から2本の分離した導管79、80がブレーキシリンダ圧力BZに
支配されたシリンダ空間に導かれる。第3ダイアフラム弁45は、導管81を介
してBBVと結合すると共に、導管82を介してBZと結合する。第3ダイアフ
ラム弁と第4ダイアフラム弁とは、高圧出力84が接続した連絡管83を介して
結合する。第4ダイアフラム弁46は導管85を介してBBVと加圧結合し、導
管86を介してBZと加圧結合する。
【0077】 これに対し、図9では「最小」チャンネルだけが集められており、これは機能
および切換ピストンへの一体化を充足する。個々の出力は部分的に統合される。
第1ダイアフラム弁43は、導管87、88を介してBBVまたはBZと結合す
る。更に、ダイアフラム弁43は高圧出力89を備える。第2ダイアフラム弁4
4は、導管90、91を介してBBVと結合する。更に、第2ダイアフラム弁4
4と第3ダイアフラム弁45との間に連絡管92を備え、この連絡管から共用の
低圧出力93が分岐する。更に、第3ダイアフラム弁45は、2本の分離した導
管94、95を介してBZと結合する。第4ダイアフラム弁46は、導管96を
介してBBVと結合すると共に、導管97を介してBZと結合する。更に、ダイ
アフラム弁46は高圧98を備える。
【0078】 図10は、切換ピストン16に一体化された圧力選択機構を備える別の実施形
態を示している。ここでも、高圧セレクト弁26と低圧セレクト弁27とを備え
る。高圧セレクト弁26は、図2と同様に弁体30を備え、低圧セレクト弁27
はロッド34を介して互いに結合した2つの弁体32、33を備える。高圧セレ
クト弁26は、導管99を介して環状シリンダ空間62と、また支管100を介
してシリンダ空間61と結合する。更に、高圧出力31が備えられ、この高圧出
力31は、上方のシリンダ空間60を高圧セレクト弁26に結合する。低圧セレ
クト弁27は、開口101を介してシリンダ空間61と、また導管102を介し
て環状シリンダ空間62と加圧結合する。更に、低圧セレクト弁27と上方のシ
リンダ空間60との間には、低圧出力37を介した加圧結合が成立する。図2の
実施形態と同様、ここでも2つのケースに区別される。
【0079】 作動ブレーキ弁圧力BBV>ブレーキシリンダ圧力BZ この場合、高圧セレクト弁26の弁体30は、導管99を遮断する。それによ
り、上方のシリンダ空間60とシリンダ空間61とは加圧結合する。すなわち、
上方のシリンダ空間には高い圧力BBVが支配する。
【0080】 BBV<BZ この場合、高圧セレクト弁は支管100を遮断する。つまり、導管99と高圧
セレクト弁26とを介し、環状シリンダ空間62と上方のシリンダ空間60とは
加圧結合する。
【0081】 更に、図4〜図6に示したダイアフラム弁の場合と同様に、切換ピストン16
の「スイッチ機能」も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制動圧力調整装置、特にバックアップ弁の配置を示す概
略図である。
【図2】 本発明のボール弁を備える第1実施形態を示す図である。
【図3】 ダイアフラム弁を備える実施形態を示す図である。
【図4】 切換ピストンに一体化した圧力選択機構を備える実施形態を示す
図である。
【図5】 第1圧力状態における図4のダイアフラム弁の位置を示す図であ
る。
【図6】 第2圧力状態における図4のダイアフラム弁の位置を示す図であ
る。
【図7】 図4〜図6のダイアフラム弁の配置を示す概略図である。
【図8】 別の実施形態を示す概略図である。
【図9】 更に別の実施形態を示す概略図である。
【図10】 切換ピストンに一体化したボール弁を備える実施形態を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 Moosacher Strasse 80, 80809 Muenchen, Ge rmany (72)発明者 シュトゥンペ、ヴェルナー ドイツ連邦共和国、70378 シュツットガ ルト、フィッシュライヘルヴェク 04 Fターム(参考) 3D048 BB31 BB43 CC23 CC49 EE12 HH26 HH38 HH61 HH75 HH77 QQ07 3D049 BB21 BB28 CC03 CC07 HH20 HH31 HH43 QQ04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に有用車両用の、車両用制動圧力調整装置であって、制動
    圧力バルブ(9、10)を制御するための電気出力(4)と空気出力(3)とを
    備える制動圧力を設定する作動ブレーキ弁(1)と、 ブレーキシリンダ(7)を与圧すると共に排気するための、前記作動ブレーキ
    弁(1)によって電気的に制御可能である吸気弁および/または排気弁(9;1
    0)と、 前記作動ブレーキ弁(1)の空気出力(3)と前記ブレーキシリンダ(7)と
    の間に接続され、制動圧力の電子制御に際して前記空気出力(3)を前記ブレー
    キシリンダ(7)に対して遮断すると共に、エレクトロニクスの停止に際して給
    送する制御弁(5)とを備え、 前記制御弁(5)は、ブレーキシリンダ圧力(BZ)と作動ブレーキ弁圧力(
    BBV)とが与圧される切換ピストン(16)を備え、 前記制御弁(5)に圧力選択機構(24)が対応され、該圧力選択機構は、高
    圧出力(31)と低圧出力(37)とを備え、前記2つの圧力(BZ、BBV)
    のうちの高圧または低圧が前記出力に導通すると共に、第1切換ピストン側面(
    17)には前記2つの圧力(BZ;BBV)の一方が正確に与圧され、第2切換
    ピストン側面(18)には部分面(21)上で作動ブレーキ弁圧力(BBV)が
    、別の部分面(22)上でブレーキシリンダ圧力(BZ)が与圧される制動圧力
    調整装置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁(5)には、磁気弁(25)が対応され、該磁気
    弁は、電子制御による作動ブレーキングに際して前記2つの圧力(BBV;BZ
    )のうちの高圧を、また制動エレクトロニクスの停止に際しては前記2つの圧力
    (BBV;BZ)のうちの低圧を前記第1切換ピストン側面(17)に給送する
    ことを特徴とする請求項1記載の制動圧力調整装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気弁(25)は、ばね予圧された(spring pre-stress
    ed)磁気アンカ(41)を備え、該磁気アンカは励磁状態では前記低圧出力(3
    7)を、非励磁状態では前記高圧出力(31)を遮断することを特徴とする請求
    項2記載の制動圧力調整装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力選択機構(24)は、前記切換ピストン(16)に
    一体化されることを特徴とする請求項1ないし3項のいずれか1項に記載の制動
    圧力調整装置。(図4〜図6、図10)
  5. 【請求項5】 前記圧力選択機構(24)は、前記切換ピストン(16)か
    ら分離させて配置されることを特徴とする請求項1ないし3項のいずれか1項に
    記載の制動圧力調整装置。(図2)
  6. 【請求項6】 前記圧力選択機構(24)は、高圧セレクト弁(26)と低
    圧セレクト弁(27)とから構成され、前記高圧セレクト弁(26)は、個別の
    弁体(30)を備え、前記2つの圧力(BBV、BZ)のうちの低圧を前記高圧
    出力(31)に対して遮断し、前記低圧セレクト弁(27)は、二重に作用する
    弁体(32、33、34)を備え、該弁体は前記2つの圧力のうちの高圧を前記
    低圧出力(37)に対して遮断することを特徴とする請求項1ないし5項のいず
    れか1項に記載の制動圧力調整装置。
  7. 【請求項7】 前記圧力選択機構(24)は、球状の弁体(30;32;3
    3)を備えることを特徴とする請求項1ないし6項のいずれか1項に記載の制動
    圧力調整装置。(図2)
  8. 【請求項8】 前記圧力選択機構(24)は、複数個のダイアフラム弁(4
    3〜46)から構成されることを特徴とする請求項1ないし7項のいずれか1項
    に記載の制動圧力調整装置。(図3〜図6)
  9. 【請求項9】 前記ダイアフラム弁(43〜46)は、一体化した(one pie
    ce)ダイアフラム(47)を備えることを特徴とする請求項8記載の制動圧力調
    整装置。
  10. 【請求項10】 前記切換ピストン(16)は、2つの切換ピストン半部(
    16a、16b)から構成され、該2つの半部間に前記ダイアフラム(47)を
    把持することを特徴とする請求項8または9に記載の制動圧力調整装置。(図4
    〜図6)
  11. 【請求項11】 前記ダイアフラム(47)は、側方で前記切換ピストン(
    16)から突出すると共に、該切換ピストン(16)を配置した前記制御弁(5
    )のハウジング(19)内面と圧密に結合されることを特徴とする請求項10記
    載の制動圧力調整装置。
  12. 【請求項12】 前記部分面(21、22)の一方は円形面であり、他方の
    前記部分面は環状面であることを特徴とする請求項1ないし11項のいずれか1
    項に記載の制動圧力調整装置。(図2、図4〜図6)
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