JP2003520628A - チューブ状のステント−移植片合成器具及び製造方法 - Google Patents

チューブ状のステント−移植片合成器具及び製造方法

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JP2003520628A JP2001519848A JP2001519848A JP2003520628A JP 2003520628 A JP2003520628 A JP 2003520628A JP 2001519848 A JP2001519848 A JP 2001519848A JP 2001519848 A JP2001519848 A JP 2001519848A JP 2003520628 A JP2003520628 A JP 2003520628A
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Abstract

(57)【要約】 ステント−移植片合成管腔用体内プロテーゼ器具は、細長い径方向に拡縮可能なチューブ状ステントと、ステントの外側表面に沿って配設されたPTFEステントカバーと、ステントの内側表面に沿って配設されたPTFEライナーを備えている。ステントカバーとステントライナーのうちの一方は、継ぎ目のない押出型チューブより形成され、前記カバーと前記ライナーのうちの他方は、細長いePTFEシートより形成されている。細長いシートは対向側の長手方向端部を備え、互いに接合してチューブ状構造物を形成する。ステントは、径方向の拡縮ができるように反対側の内側と外側の表面の間を延びる複数の開口区域を備え、ライナーとカバーがステントの開口区域を通じて互いに接合されている。ライナーとカバーは、接着剤によって前記区域を通じて接着により固着されてもよく、カバーとライナーはステントの開口区域を通じて互いに被覆されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に、人体脈管を修復及び/又は置換するために使用される、
ステント及び移植片構造物を備えたチューブ状の移植人工装具に関する。より詳
細には、本発明は、径方向に膨張可能なステントと、PTFEのシート及び押出
PTFEチューブの両方より形成された移植片とを備えた、複数層状のステント
−移植片合成器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の人体脈管の疾患治療のために各種の体内プロテーゼを用いることが広く
知られている。このような体内プロテーゼは、脈管系に見られるような遮断又は
閉塞された人体管腔を、修復したり、置換したり、又は、開口状態にしたりする
ために用いられる。 体内プロテーゼの1つのタイプは、一般的に、ステントと称されている。ステ
ントは、一般的に、長いチューブ状器具であり、生物学上適合性ある材料より形
成され、人体中の種々の管腔を開いたり補助したりすることに有用である。例え
ば、ステントは、脈管系、尿生殖路、胆管とともに、人体の各種の用途に用いら
れる。脈管用のステントは、種々の血管における閉塞症(stenosis)、
狭窄症(strictures)又は動脈瘤の治療に広く用いられるようになっ
てきている。これらの器具は、脈管内に移植され、脈管の収縮箇所や部分的に閉
塞されている箇所を開いたり及び/又は補強したりする。ステントは、しばしば
、移植片と関連して用いられることがあり、血管の弱まった箇所を通じる血液の
流れに追加の補助を与える。
【0003】 種々のステントの構成は、このような目的のために広く知られている。このよ
うなステント構成の共通の特徴は、ステントが細長いチューブ形状をしており、
ステントの径方向の膨張を許すように開口した区域が広がっていることにある。
一般的に、ステントは、端部で開口しており、膨張させられていない挿入径と該
膨張させられていない挿入径より大きい膨張させられた移植径の間で径方向に膨
張することができる。ステントの殆どは、形状に柔軟性があり、血管の曲がりく
ねった経路内に挿入され得るとともにその経路に適合するようになっている。一
般的に、ステントは、径方向に圧縮された状態で挿入され、それ自身の膨張メカ
ニズムによって又はバルーンカテーテルの使用によって膨張させられる。例えば
、ドッターの米国特許第4,503,569号;パルマッツの第4,733,6
65号;ヒルステッドの第4,856,561号;ギアントゥルコの4,580
,568号;ウォールステンの第4,732,152号;ビクトルの4,886
,062号には、種々のステント構成及び展開方法が開示されており、これらが
参考文献としてここに引用される。
【0004】 脈管系に一般的に用いられる他の移植体内プロテーゼは、脈管移植片である。
一般的に、移植片は、血管の損傷部分を修復したり置換したりするために用いら
れる。移植片は、細長いチューブ状の部材であり、十分な血管剛性を発揮して、
その移植片は損傷脈管の代わりとして機能することができる。移植片が十分に薄
く且つ適切な柔軟性を備えている場合、修復しようとする箇所の径より小さい径
にして、人体内部の部位において、人体脈管内に収縮して挿入される。次いで、
カテーテルのような管腔内への供給器具が用いられ、移植片が修復箇所内に移動
させられ、脈管の径と適合するように内側から移植片の径を膨張させる。この方
法では、移植片が脈管管腔内で新しい血液接触面を提供する。また、移植片は、
微孔性であり、移植片に沿って組織の内方への成長と細胞の内皮化を許す。これ
が、移植片の開存性を改良し、長期の治癒状態を提供する。 脈管の移植片は、合成繊維材料のような種々の材料より形成され得る。また、
移植片は、伸張させられたポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)のような
フッ素ポリマーにより形成され得る。ePTFEより形成された移植片は、血管
に必要な剛性を備え、しかも、節(nodes)と小繊維(fibrils)が互いに結合す
ることによって形成された微孔構造を提供し、この微孔構造が組織の内方への成
長と細胞の内皮化を促す。
【0005】 移植片として用いられるPTFEチューブ状構造物は、1つ又は2つの方法で
形成される。PTFEのチューブは、押出方法で形成されてもよい。PTFEの
押し出されたチューブは、次いで、伸張させられたPTFE(ePTFE)を形
成するように伸張及び加熱され、必要な節と小繊維の構造を提供する。ePTF
Eより形成された押出チューブは、血管剛性及び多孔性の特徴が正式に実証され
ており、また、十分な径方向強度も備えている。このような径方向強度は、ステ
ント/移植片合成器具を形成するために、押出PTFEチューブを径方向に膨張
可能なステントとの組合せで使用することを可能にする。しかし、押出方法は、
薄い壁のチューブを製造するには実用的でない。壁の厚みが薄くなるにしたがっ
て、取り扱い中に生成チューブが捻れたり、収縮したり、扁平したりするので、
自由押出による方法が困難になる。また、自由押出によると、医療用途に求めら
れる厳しい公差でチューブの内径を制御することが極めて困難である。
【0006】 また、チューブ状のPTFE構造物は、ePTFEのシートより形成されても
よい。このようなシートは、後でチューブ形状に形成され、ステント/移植片環
境で機能するステントに適用される。PTFEシートを用いると、従来の押出チ
ューブより壁の厚みが薄くなるようにシートを形成することができるという点で
有利である。このような薄い壁厚が、供給器具を用いることによって、ステント
/移植片合成器具を非常に容易に管腔内に移植することを可能にする。 ステントがそのステントの外側に沿ったPTFEカバーとステントの内側面に
沿って配設されたライナーとを備えている場合、この特徴は、ステント/移植片
合成器具の形態について特に重要である。したがって、これらの合成器具は、遮
断又は閉塞された脈管を開いた状態に維持するために用いられるステント、また
、損傷した脈管を修復したり置換したりするために用いられる移植片について有
利な効果を奏する。PTFEシートより形成されたチューブ構造を採用したこの
ような合成器具は、シートより形成することに由来する薄さゆえに非常に有用で
あるが、これらのシートは押出チューブが備えている径方向強度より劣ることに
なりかねない。したがって、血管内の最終部位に合成器具を供給及び展開するこ
とが必要なように、ステントを収縮したり膨張したりしなければならない場合、
シートより形成された内側ライナー及び外側カバーを維持することは困難である
【0007】 ePTFE体内プロテーゼを用いた例は、米国特許第5,700,285号、
第5,735,892号、第5,810,870号に開示されており、これらは
総てマイヤーズらによって発行されている。マイヤーズ特許のそれぞれは、ステ
ント−移植片合成器具を開示しており、この合成器具では、チューブ状で径方向
に拡縮可能なステントが、外側表面、管腔表面、及び、外側と管腔の一方又は両
方において多孔性ePTFEのチューブ状カバーを備えている。チューブ状カバ
ーのそれぞれは、その外側表面から管腔表面に沿って延びる長手方向の継ぎ目を
備えている。ePTFEの個々の薄いフィルムは、チューブ状カバーを形成する
ために用いられ、ステントを除いて結合されている厚みは約0.10mm未満で
ある。マイヤーズの器具は、フィルム自体の薄さを元に、管腔内への移植のため
のコンパクトな構造を提供する。
【0008】 他の例は、同一人に譲渡された、レンツらの米国特許第5,800,512号
に開示されている。レンツ特許は、移植可能な微孔性ePTFEチューブ状脈管
移植片を開示しており、この移植片は、第1のePTFEチューブとその周囲に
配設された第2のePTFEチューブを備えている。第1のePTFEチューブ
は、それに沿って細胞の内皮化を促すのに十分な多孔性を備えている。第2のe
PTFEチューブは、第1のチューブの径方向引張強度より増強された径方向引
張強度を備えている。これらが相俟って、チューブは、全体的に改良された径方
向引張強度を備え、改善された多孔性を与える移植片器具を提供する。
【0009】 上述の器具を利用した措置は、重大な外科的な介入の必要を未然に防止し、こ
のような措置に関連する危険を小さくする。しかし、径方向に膨張可能なステン
トと合成器具が協働できるように十分な径方向強度を発揮し、且つ、従来の管腔
内への供給器具によって管腔内への供給ができるように十分な薄さにした、ステ
ント−移植片合成器具を提供することが望ましい。 十分な径方向強度によって、生理学上の管腔内でステントが収縮及び膨張に抵
抗でき、十分な薄さによって、離れた外科部位からのステントの挿入、及び、そ
れに引き続き、径の小さな人体の脈管内への移動が可能となる。
【0010】 したがって、本発明の目的は、改良されたチューブ状−ステント移植片合成器
具を提供することである。 本発明の他の目的は、径方向に膨張可能なステントと協働するように、増強さ
れた径方向強度を備えた、ステント−移植片合成器具を提供することである。 本発明のさらなる目的は、十分な径方向の薄さを備え、カテーテルのような供
給器具によって管腔内への供給ができるような、ステント−移植片合成器具を提
供することである。 本発明のさらに他の目的は、外側のチューブ状PTFE層と、内側のチューブ
状PTFE層と、これらの間に配設された細長い径方向拡縮可能なチューブ状ス
テントを備え、前記カバー及び前記ライナーのうちの一方が継ぎ目のない押出チ
ューブより形成され、前記カバー及び前記ライナーのうちの他方がePTFEシ
ートより形成されている、ステント/移植片合成器具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
これらの目的及び他の目的を有効に達成するために、本発明は、内側PTFE
チューブ状構造物と前記内側PTFEチューブ状構造物の周りに位置付けられた
外側PTFEチューブ状構造物を備えた、合成ステント−移植片チューブ状人工
装具を提供する。径方向に膨張可能なステントは、内側及び外側PTFEチュー
ブ状構造物の間に挟挿されている。挟挿されたステントは、細長いワイヤーから
形成され、開口したチューブ形状内に複数の長手方向隙間を備えている。外側チ
ューブ状構造物及び内側チューブ状構造物のうちの一方は、押出PTFEチュー
ブであり、外側チューブ状構造物及び内側チューブ状構造物のうちの他方は、チ
ューブ状構造を形成するように互いに接合された長手方向縁部を備えた細長いP
TFEシートである。
【0012】 また、本発明のステント−移植片管腔用人工装具を製造する方法が提供される
。この方法は、第1のPTFEチューブ状構造物の成形を含んでおり、第1のP
TFEチューブ状構造物とは、押出PTFEチューブ又はチューブ形状のPTF
Eシートのうちの一方である。ステントは、前記第1のPTFEチューブ状構造
物の上で位置付けられ、そのステントは、細長いワイヤーより形成されたチュー
ブ形状である。次いで、押出PTFEチューブ又はPTFEシートのうちの他方
である第2のPTFE構造物が前記ステントの上に形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下は、本発明の好適実施形態の説明であり、説明中、同様の要素は同じ符号
が付されている。 本発明の好適実施形態の人工装具は、複数層の合成チューブ状構造物であり、
その構造物は、体内プロテーゼ又は脈管の組織片としての用途に特に適している
。特に、外側のチューブ状カバーは、内側のチューブ状ライナーの周りに配設さ
れており、これらの間にステントが配設されている。ステントは、細長いワイヤ
ーより形成されたチューブ状構造であり、開口する複数の長手方向隙間を備えて
いる。チューブ状カバー及びライナーのそれぞれは、優れた生物学上適合性を発
揮するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)より形成されている。さらに、
PTFEは、低い血栓形成性を持っているので、脈管用途に特に適している。押
出PTFEより形成されたチューブは、伸張させられたポリテトラフルオロエチ
レン(ePTFE)チューブを形成するように伸張させられ、ePTFEチュー
ブは、離間する節によって結合される細長い小繊維で形成される線維状態となる
。また、ePTFEは、チューブ状構造物を形成するように互いに接合される長
手方向縁部を備えた細長いシートより形成されてもよい。本発明では、内側ライ
ナー及び外側カバーのうちの一方が、例えば、ePTFEシートより形成され、
前記内側ライナー及び外側カバーのうちの他方が、ePTFEチューブよりなる
。ライナー及びカバーは、熱可塑性プラスチックの接着剤で互いに接合されても
、ステントの開口区域で互いに積層(laminated)されてもよい。
【0014】 本発明の改良されたチューブ状ステント−組織片合成器具10が、図1に示さ
れている。人工装具10は、細長い本体13を備えたチューブ状構造物である。
人工装具10は、外側のチューブ状カバー12、内側のチューブ状ライナー14
、及び、これらの間に位置付けられたチューブ状ステント17を備えている。こ
こに示されたステント17は、本発明で採用される複数のステント形状の一例に
すぎない。 本発明のステント−組織片合成器具はまず、押出PTFEチューブ又はPTF
Eシートのうちの一方よりなる、第1の内側のチューブ状ライナー14を形成す
ることによって構成される。次いで、ステント17が内側のチューブ状ライナー
14上に位置付けられる。次いで、外側のPTFEチューブ状カバー12がステ
ント17上に形成され、その外側のチューブ状カバーは押出PTFEチューブ又
はシートのうちの他方よりなる。PTFEチューブ状構造物は、押出チューブで
あろうと、巻き型のPTFEシートであろうと、好適な生物学的適合性を示す。
【0015】 ここに開示されるような本発明の好適実施形態では、チューブ状カバー12は
、押出PTFEであり、チューブ状ライナー14は、一対の長手方向縁部を備え
、チューブ形状を形成するように縁部同士が継ぎ目21で接合されるePTFE
シートである。押出後、カバー12として示されたタイプのチューブは伸張させ
られ、ePTFEチューブを形成する。このチューブは異なる工程パラメーター
(すなわち、速度、変形レベル、温度等)を用いて伸張させられ、所定の微孔構
造を生成する。製造された合成チューブの特別に設計された構造物は、強度と多
孔性についての性質を発揮し、その性質が人工装具10に長期の開存性及び良好
な治癒特性とともに、優れた径方向強度特性を与える。
【0016】 ここに、本発明の好適実施形態における改良されたチューブ状ステント−組織
片器具の個々の要素が説明される。図2、図3(a)及び図3(b)を参照する
と、ePTFEチューブ20は、細長い本体31と、それを貫通する長手方向軸
を備えている。細長い本体31は全体が円筒状であり、チューブ形状に成形され
ており、内径Di及び外径Doが本体の厚みを定めている。図3(a)に示され
るように、チューブ20は、本体31の長さに沿って均一な厚みで延びている。
図3(b)に示されるように、チューブ20の横断面は、その長さ方向のどの位
置においても、変化のない外径Doと変化のない内径Diを示している。 チューブ20は、チューブ状構造物を成形するチューブ押出用加熱筒(bar
rel)を介してPTFEの予備成形物と潤滑剤が押し出される、従来の押出方
法で形成される。潤滑剤は押出物から除去され、次いで、押出物はPTFEの融
点未満の温度で、チューブ状構造物の長手方向と平行な方向に引っ張ることで伸
張させられる。一般的には、チューブ状構造物は伸張比が2:1以上(最初の長
さの少なくとも2倍)で長手方向に伸張させられる。長手方向の伸張が完了した
後、次いで、チューブ状構造物は、PTFEポリマーのアモルファスロッキング
(amorphous−locking)が効果を生じるように加熱される。
【0017】 ここで図4及び図5を参照すると、ePTFEシートすなわちフィルム40が
示されている。シート40は、一対の長手方向縁部43及び対向縁部45を備え
、これらの間で実質的に平坦な本体49の領域を区画している。本体49は上面
42及び反対側の下面44を備え、それぞれの面は全体に滑らかでである。さら
に、本体49は、管腔内の供給器具を介して脈管内に(図1に示されている)人
工装具10の摘出に十分な厚みtによって形成されている。 次いで、シート40は、図5に示されるようなチューブ状構造物50に巻かれ
る。チューブ状構造物50は、マンドレルの周りにシート40を巻き、シートの
長手方向縁部を重ねて継ぎ目を形成することによって、形成されてもよい。継ぎ
目が形成された後、マンドレルは、シートの融点を越える温度に設定されたオー
ブン内に移される。縁部が互いに十分に接合するまで、マンドレルはオーブン内
に存置される。加熱後、マンドレルがオーブンから取り出され、冷却される。次
いで、マンドレルは、生成されたチューブ状組織片内から除去される。あるいは
、シート40の長手方向縁部43は、フッ化エチレンプロピレン(FEP)のよ
うな熱可塑性接着剤によって、短い積層部57を形成した継ぎ目55で互いに接
合されてもよい。
【0018】 チューブ状構造物50は、シート40の下面44に対応する外側表面54と、
上面42に対応する内側表面52を備えている。チューブ状構造物50は、両側
に開口端部を備えた、全体が細長い本体51を備えている。チューブ50の外径
Do及び内径Diは、シート40の厚みによって定められ、ここでDo−Di=
tである。 チューブ状構造物50が人工装具10の内側層を形成する場合、長手方向縁部
43を積層するように互いに接合する必要はない。このような実施形態(図示せ
ず)では、接着剤が長手方向縁部43の接触面に塗布され、その接着剤は縁部4
3同士が互いに接合するように十分に溶融される。
【0019】 現在のステント−移植片器具を製造する方法は、種々のタイプの機械によって
行れる多くの工程を有する。まず、PTFEの生(green)のチューブが、
上述したように従来の押出方法により形成される。PTFEは、チューブ状構造
物として押出チューブを出て、引っ張り前において、おおよそ170μ(±15
μ)の厚みを有する。チューブ状構造物の全長における厚みは完全に均一である
が、クリンプ加工のない状態では、構造物を通じての一貫した径方向強度はまだ
均一ではないと推定される。 生のチューブが押出された後、次いで、そのチューブはePTFEを形成する
ように伸張させられる。チューブは、押出チューブの直径に略等しいマンドレル
の周りに延展され、両端で掴まれる。チューブは、材料を軟化させるために50
0°Fの熱に曝され、500°Fで35cm/秒の速度で引っ張られる。次いで
、チューブは、部分的に660°Fで14分間加熱され、900%の長さ又は1
500%の長さにされる。チューブは65°Fで約5分間冷却され、次いで、室
温で約10分間冷却される。チューブは、マンドレルから外され、さらなる製造
及び使用のために検査及び調査される。
【0020】 チューブの厚みの測定は、複数の方法によってなされる。厚みを測定するため
の2つの優れた方法は、トウイング法(Thwing method)とスナッ
プ−ゲージ法(snap−gauge technique)であり、いずれも
当該分野で広く知られている。伸張の後、トウイング法を用いた外側チューブ(
1500%長さ)の厚みは約0.040mmであり、内側チューブ(900%長
さ)の厚みは約0.070mmである。スナップ−ゲージ法を用いた場合、外側
チューブの厚みは0.128mmであり、内側チューブの厚みは0.138mm
である。2つの方法によって製造された異なる生成物を知ることは、製造された
ステント−移植片人工装具の適用可能性を決定する上で重要である。
【0021】 ステントは、バルーンカテーテルのバルーンの外表面上に摩擦力で装着するよ
うにして取り付けられる。バルーンは少し膨らませられ、ステントが僅かに膨張
する。前述のように製造された外側チューブは、次いで、チューブの一端が飛び
出すようにカテーテル内に配置され、カテーテルの表面上でに折り畳まれる。次
いで、ステントを装着したバルーンは、内側にチューブを備えたカテーテル内に
挿入され、その後、バルーンは、ステントが膨張した形状を維持したまま収縮さ
せられる。2つの構成要素はカテーテル内にあるとき、内側チューブが径方向に
収縮されて、外側チューブを備えたステント内に挿入される。内側チューブは、
カテーテルの内側で広げられ(すなわち、ピンセット又はこれに類似する器具に
よって)、マンドレルがチューブ−ステント−チューブの組合物の中に配置され
て、内側チューブを円筒形状に矯正する。
【0022】 次いで、シリコンチューブのような熱収縮性チューブが全体構造物の上に配置
され、ePTFEテープが熱収縮性チューブの縁部を強固に取り巻くように用い
られる。次いで、チューブは昇圧状態で加熱されたオーブン内で熱収縮させられ
、チューブが構造物の外側表面と適合し、積層を生じる加熱工程が始まる。熱収
縮性チューブは、オーブンから取り出されて冷却される。PTFEチューブ(群
)の積層端部は、「スカロッピング」又は「ルーチング」として知られる工程に
よって、ステントの外形と一致するように切断される。
【0023】 多様なステントが用いられるが、図6は、体内プロテーゼ10の外側チューブ
12と内側チューブ14との間に適用される1つの特定のステントの斜視図を示
している。図6に示される特定のステントは、同一人に譲渡されたルドニックら
の米国特許第5,575,816号に詳細に記載されている。ステント70は、
螺旋状に巻かれたワイヤーより形成された管腔内に移植可能なステントである。
1つの金属製ワイヤー72の複数の巻線75は、好ましくはニチノール(Nit
inol)のような熱感応性材料からなっており、全体的に細長いチューブ形状
のステント70を提供し、人体の脈管内に移植された後、径方向に膨張可能であ
る。ステント70の複数の巻線75は、チューブ形状の表裏を通じる開口区域7
7を形成するとともに、貫通する中心開口通路79を形成している。螺旋状に巻
かれたワイヤー形状は、開存性及び柔軟性を確保するだけでなく、開口した区域
がそれを通じて2つのチューブ層を接合させる。本発明を参照してこの特定のス
テント構成が図示及び説明されたが、ここで予定される用途のために設計された
類似する構成のステントが利用されてもよい。
【0024】 本発明の1つの実施形態が図7に示されている。移植片−ステント合成器具1
00は、既に図4に関して図示及び説明されたようなチューブ形状のePTFE
シートを備えている。内側層110は、ステント70内への挿入のために十分な
厚みtを備えている。ステント70は、押出で伸張させられたPTFEより形成
されたチューブ120への挿入のために、既に図2に関して図示及び説明された
ような、対応する大きさと形状になっている。図8を参照すると、ステント70
の内側にシート110を設ける1つの効果は、シート110を接合する必要がな
いことであり、これによって、移植片の厚みを厚くすることになる積層部、すな
わち、継ぎ目を省略することができる。したがって、シート110は、長手方向
縁部143の間に隙間領域150が形成されたように図示され、縁部間の接合を
省略することができる。あるいは、ステント70へのチューブ構造物の挿入前に
、縁部143の接触表面に熱可塑性接着剤を用いて、縁部143を互いに固着さ
せてもよい。
【0025】 ここで図9を参照すると、本発明の好適実施形態が示されている。ステント−
移植片合成器具200は、内側チューブ構造物210と、外側チューブ構造物2
20と、これらの間のステント70を備えている。この実施形態では、内側チュ
ーブ構造物210は、既に説明され且つ図2に図示されたタイプの押出PTFE
チューブである。チューブ210は、ステント70のチューブ形状領域内に摺動
自在に配設されるようになっている。さらに、図10に示されるように、外側チ
ューブ構造物220は、積層された長手方向縁部243を有するePTFEシー
トであり、縁部は互いに固着されて継ぎ目217を形成する。チューブ状構造物
220の厚みは、内径Di及び外径Doによって定められ、カテーテルのような
管腔内への供給器具によって、人体の脈管内に器具200を供給できるようにす
るには十分である。 図9及び図10に示されたタイプの合成器具は、ステント70の表裏にチュー
ブを設けることによって形成され、管腔カバー210は前述のような従来の製造
方法によって形成され、ステント70内に摺動自在に配設される。チューブ21
0及びシート220の一方または両方は、その上に接着剤が設けられており、ス
テントの開口を通じるPTFE構造物の相互の接合ができ、同時に、PTFE構
造物の一方または両方とステント70との接合ができる。接着剤は、熱可塑性接
着剤であり、より好ましくは、FEPのような熱可塑性フッ素ポリマー接着剤で
ある。あるいは、PTFEの融点以上に加熱することによって、適切な熱的接合
が生じるように、2つのカバーが接合されてもよい。
【0026】 ステントは、内側PTFEチューブ層、外側PTFEチューブ層又は両方に接
合されてもよい。このような接合は、接着剤の有無に拘らず、生じることになる
。さらに、全長に亘って複数の開口した区域又は溝を有するステント(例えばワ
イヤーステント70)が、体内プロテーゼ10、器具100及び200に利用さ
れた場合、内側及び外側チューブ層はステントの前記区域を通じて互いに接着さ
れる。このような接合は、接着剤を用いることによって達成される。あるいは、
層の積層により、前記区域を通じてチューブ層が互いに直接接合されてもよい。
加熱は、このような接合を生じさせる1つの方法である。
【0027】 種々の変更及び改変は本発明において行われ得る。このような変更及び改変は
、添付の請求の範囲で画定される範囲内にあると認められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチューブ状ステント−移植片合成器具の好適実施形態の斜視図である
【図2】 図1の合成器具に用いられるタイプの細長い押出PTFEチューブの斜視図で
ある。
【図3】 図3(a)は、a−a線に沿った図2の細長い押出PTFEチューブの断面図
であり、図3(b)は、b−b線に沿った図2の細長い押出PTFEチューブの
横断面図であり、
【図4】 図1の合成器具に用いられるタイプのPTFEのシートの斜視図である。
【図5】 チューブ形状に形成された図4のPTFEのシートの斜視図である。
【図6】 本発明のステント−移植片合成器具に用いられるステントの一実施形態の側面
図である。
【図7】 本発明のステント−移植片合成器具の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】 図7に示された合成器具の横断面図である。
【図9】 本発明のステント−移植片合成器具の他の好適実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図10】 図9に示された合成器具の横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 パーソンズ ブルース エイ アメリカ合衆国 フロリダ州 33060 ポ ンポノ ビーチ サイプレス ロード 128 ナンバー 832 (72)発明者 キラリ ビル アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07444 ポンプトン プレインズ テュー ダー ドライヴ 3803 (72)発明者 ゴールズ エレン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10706 ハスティングス−オン−ハドソン サウ ス ドライヴ 32 (72)発明者 ヒル ジェイソン アメリカ合衆国 ミネソタ州 55443 ブ ルックリン パーク ドリュー アヴェニ ュー ノース 7333 Fターム(参考) 4C081 AC09 BA05 CA132 DA03 EA01 4C167 AA44 AA45 AA46 AA50 AA52 BB02 BB05 BB12 BB26 BB31 BB37 BB38 CC08 CC09 DD01 FF05 GG04 GG42 HH08

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向側に内側及び外側ステント表面を形成する、細長い径方
    向に拡縮可能なチューブ状ステントと、 前記ステントの前記外側表面に沿って配設されたPTFEステントカバーと、 前記ステントの前記内側表面に沿って配設されたPTFEステントライナーと
    、を備え、前記カバー及び前記ライナーのうちの一方が押出チューブより形成さ
    れ、 前記カバー及び前記ライナーのうちの他方がシートより形成されている、 腔内補綴用ステント−移植片合成器具。
  2. 【請求項2】 前記カバー及び前記ライナーが、節(nodes)と小繊維(fib
    rils)によって形成された多孔構造を備えたePTFEより形成されている、請
    求項1のステント−移植片合成器具。
  3. 【請求項3】 前記ライナーが、前記押出チューブより形成されている、請
    求項1のステント−移植片合成器具。
  4. 【請求項4】 前記ステントカバーが、前記押出チューブより形成されてい
    る、請求項1のステント−移植片合成器具。
  5. 【請求項5】 前記ステントライナーが、対向側に長手方向縁部を備えた継
    ぎ目のないシートより形成されている、請求項1のステント−移植片合成器具。
  6. 【請求項6】 前記カバーが、対向側に長手方向縁部を備えた細長いシート
    より形成され、前記縁部が接合されてチューブ状構造物を形成している、請求項
    1のステント−移植片合成器具。
  7. 【請求項7】 前記ステントが、前記径方向拡縮可能性を発揮するように前
    記対向側の内側及び外側表面の間を延びる複数の開口区域を備え、前記ライナー
    及び前記カバーが前記ステントの前記開口区域を通じて互いに固着されている、
    請求項1のステント−移植片合成器具。
  8. 【請求項8】 前記ライナー及び前記カバーが、接着により固着されている
    、請求項7のステント−移植片合成器具。
  9. 【請求項9】 前記ライナー及び前記カバーが、前記ステントの前記開口区
    域を通じて互いに積層(laminated)されている、請求項7のステント−移植片
    合成器具。
  10. 【請求項10】 円筒状ステント壁を有し、前記壁を通じて延びる開口区域
    を備え、ステントの径方向の膨張及び縮小を許すようになっている前記ステント
    と、 前記円筒状ステント壁に沿って、その内側及び外側壁面のうちの一方に形成さ
    れたPTFEシートと、 前記内側及び外側壁面のうちの他方と係合するように配設された押出PTFE
    チューブと、を備えた、 腔内チューブ状プロテーゼ。
  11. 【請求項11】 前記PTFEシートが、前記ステントの前記内側壁面に沿
    って形成されている、請求項11のチューブ状プロテーゼ。
  12. 【請求項12】 前記PTFEシートは継ぎ目がない、請求項11のチュー
    ブ状プロテーゼ。
  13. 【請求項13】 前記PTFEシートが、前記ステントの前記外側壁面に沿
    って形成されている、請求項10のチューブ状プロテーゼ。
  14. 【請求項14】 前記PTFEシートが、対向側に長手方向縁部を備えた細
    長い部材であり、前記縁部が接合されてチューブ状構造物を形成している、請求
    項10のチューブ状プロテーゼ。
  15. 【請求項15】 第1のPTFEチューブ状構造物を形成する段階と、 表裏に通じる複数の開口区域を備えたチューブ形状のステントを、前記第1の
    PTFE構造物の上に配設する段階と、 前記ステントの上に第2のPTFEチューブ状構造物を形成する段階と、 を備え、 前記第1及び第2のPTFEチューブ状構造物のうちの一方が継ぎ目のない押
    出チューブであり、前記第1及び第2のPTFEチューブ状構造物のうちの他方
    がシートより形成されている、ステント−移植片プロテーゼを形成する方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記ステントの前記開口区域を通じて前記第1の
    PTFEチューブ状構造物と前記第2のPTFEチューブ状構造物を固着する段
    階を含む、請求項15の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のPTFE構造物が、前記第2のPTFEチュー
    ブ構造物に接着によって固着される、請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1のPTFEチューブ状構造物及び前記第2のPT
    FEチューブ状構造物が、前記ステントの前記開口区域を通じて互いに積層され
    る、請求項16の方法。
  19. 【請求項19】 内側表面と外側表面からなる第1のPTFEチューブ状構
    造物を形成する段階と、 径方向に変形可能なチューブ状のステントを前記第1のチューブ状構造物の前
    記外側表面の周りで周方向に配設する段階と、 前記径方向に変形可能なチューブ状のステントの周りの外側に第2のPTFE
    チューブ状構造物を配設する段階と、 を備え、 前記第1及び第2のPTFEチューブ状構造物のうちの一方が継ぎ目のない押
    出チューブであり、前記第1及び第2のPTFEチューブ状構造物のうちの他方
    がシートより形成されている、ステント−移植片プロテーゼを形成する方法。
  20. 【請求項20】 前記ステントが、表裏に通じる複数の開口区域を備えたチ
    ューブ状壁を形成している、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 前記ステントの前記開口区域を通じて、前記第1のPTF
    Eチューブ状構造物が前記第2のPTFEチューブ状構造物に接着により固着さ
    れている、請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 前記ステントの前記開口区域を通じて、前記第1のPTF
    Eチューブ状構造物が前記第2のPTFEチューブ状構造物に接着により固着さ
    れている、請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 前記ステントの前記チューブ状壁が、対向側の内側及び外
    側表面を備え、前記第1のPTFEチューブ状構造物が前記ステントの前記内側
    表面に接着により固着され、前記第2のPTFEチューブ状構造物が前記ステン
    トの前記外側表面に接着により固着されている、請求項20の方法。
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