JP2003517622A - 虹彩の外観をオリーブグリーンに変化させるカラーコンタクトレンズ - Google Patents

虹彩の外観をオリーブグリーンに変化させるカラーコンタクトレンズ

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JP2003517622A
JP2003517622A JP2000569277A JP2000569277A JP2003517622A JP 2003517622 A JP2003517622 A JP 2003517622A JP 2000569277 A JP2000569277 A JP 2000569277A JP 2000569277 A JP2000569277 A JP 2000569277A JP 2003517622 A JP2003517622 A JP 2003517622A
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green
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オカンポ,ジェラルド
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ウェズリー ジェッセン コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 不透明でない瞳孔区分(20)、該瞳孔区分(20)をとり囲む虹彩区分(22)及び該虹彩区分(22)上の有色で不透明な断続的パターンを含んで成るカラーコンタクトレンズ(10)。該パターンは、普通に見ている人には識別できない要素をもつ。該パターンの要素は、きわめて自然な外観を付与しながら人目を引くオリーブグリーン色へと虹彩の色の外観に変更又は修正を加えることのできるコンタクトレンズ(10)を提供するような色をもつものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、カラーコンタクトレンズ,特に人間の眼に置かれたとき人間の眼の
虹彩部分が人目を引くオリーブグリーン色に見えるようにすることができるよう
に、人間の眼の虹彩部分に対応する不透明有色部分を有するカラーコンタクトレ
ンズに関する。
【0002】 発明の背景 長年にわたり、カラーコンタクトレンズを用いて人間の眼の色の外観を修正又
は変更する数多くの試みがなされてきており、その成功度はさまざまである。自
然な外観をもつ不透明なレンズを製造する試みについては、米国特許第3,53
6,386号、(Spivak);3,679,504号(Wichterle);3,712,71
8号(LeGrand)、4,460,523号(Neefe)、4,719,657号(Bawa)
、4,744,647号(Meshel et al.)、4,634,449号(Jenkins);欧
州特許公報第0309154号(Allergan)及び英国特許出願第2202540
A号(IGEL)に開示されている。
【0003】 その好ましい実施態様において有色の不透明ドットを有するコンタクトレンズ
を開示するKnapp(米国特許第4,582,402号)の中で記述されたカラーコ
ンタクトレンズが商業的な成功を収めた。Knappのレンズは、単純な1色印刷ド
ットパターンを用いて、単純でかつ製造が廉価なレンズにより自然な外観を提供
する。Knapp においては、ドットの断続的パターンは、虹彩を完全にカバーしな
いが、この発明は、普通に見ている人が見たときマスキング効果が連続した色の
外観を与えるほどに充分なドット密度を提供する。Knapp は、近づいてよく観察
してみると数多くの人の虹彩が複数の色を含んでいることがわかることから、異
なる色の異なるパターンを用いて印刷段階を1回以上反復することができるとい
うことをも開示している。この印刷パターンは絶対的に一様である必要はなく、
虹彩の微細構造の外観の変更又は修正の余地を与えている。現在商業的に成功し
ている1色のKnapp のレンズは、虹彩の構造を増強させるべく不規則なパターン
を配置されたドットを有する。しかしながら、Knapp の商業的レンズもKnappの
特許も、人の眼を人目を引くオリーブグリーン色に変えるように色とデザインが
組合わさったコンタクトレンズを開示も示唆もしていない。
【0004】 より自然に見えるレンズを作り出すためのその他の試みとしては、瞳孔部分の
周辺から虹彩部分の周辺まで放射する相互接続ラインのクラスタを開示するRawl
ingsに対する米国特許第5,120,121号が含まれる。さらに、欧州特許第0
472496A2号は、虹彩中に見られるラインを複製しようとするラインパタ
ーンをもつコンタクトレンズを示している。
【0005】 虹彩の色の外観を変更又は修正するカラーコンタクトレンズを作り出すための
数多くの試みがなされてきたが、これらのカラーコンタクトレンズのいずれも、
自然で人目をひくオリーブグリーン色に見えるようにコンタクト装用者の眼の外
観を変更又は修正することに取り組んではいない。
【0006】 発明の概要 本発明は、特殊な不透明のカラーコンタクトレンズが、レンズ装用者にとって
自然で人目を引くオリーブグリーン色の外観を達成することができるという驚く
べき発見に基づいている。既存のパターン及び異なるパターンの異なる色を用い
て得られる外観の既存のレンズに比べた改善は驚くべきことである。これまでの
カラーレンズとは異なり、本発明のレンズは、コンタクトレンズ装用者の虹彩の
色の外観に変更又は修正をひき起こしてそれらが人目を引くオリーブグリーン色
にみえるようにすることができる。
【0007】 本発明の1つの目的は、不透明でない瞳孔区分、前記瞳孔区分をとり囲む虹彩
区分及び前記虹彩区分全体上の有色で不透明な断続的パターンを伴うカラーコン
タクトレンズであって、前記パターンの要素が、普通に見ている人には識別でき
ないものであり、前記パターンの要素が、きわめて自然な外観をなおも付与しな
がら人目を引くオリーブグリーン色へとレンズ装用者の虹彩の色の外観に変更又
は修正を加えることのできるコンタクトレンズを提供するような色をもつもので
あるカラーコンタクトレンズを提供することにある。
【0008】 本発明のもう1つの目的は、不透明でない瞳孔区分、前記瞳孔区分をとり囲む
虹彩区分及びパターンの隙間内の相当な部分を不透明でない状態に残す虹彩区分
上の不透明な断続的パターンを伴うカラーコンタクトレンズであって、前記パタ
ーンが前記虹彩区分の面積の少なくとも約25パーセントをカバーし、前記パタ
ーンの要素が普通に見ている人には識別できないものであり、断続的パターンは
一様であっても一様でなくてもよく、前記パターンの要素が、きわめて自然な外
観をなおも付与しながら人目を引くオリーブグリーン色へとレンズ装用者の虹彩
の色の外観に変更又は修正を加えることのできるレンズを提供するような色をも
つものである、カラーコンタクトレンズを提供することにある。
【0009】 本発明のもう1つの目的は、不透明でない瞳孔区分、前記瞳孔区分をとり囲む
虹彩区分及びそのパターンの隙間内の相当な部分を不透明でない状態に残す虹彩
区分上の不透明な断続的パターンを伴うカラーコンタクトレンズであって、前記
パターンが前記虹彩区分の面積の少なくとも約25パーセントをカバーし、前記
パターンの要素が普通に見ている人には識別できないものであり、断続的パター
ンは、虹彩区分の外部及び内部周辺により少ないドットをもつ星炸裂パターンで
あるカラーコンタクトレンズを提供することにある。かくして、きわめて自然な
外観をなおも付与しながら人目を引くオリーブグリーン色へとレンズ装用者の虹
彩の色の外観に変更又は修正を加えることのできるレンズが提供される。
【0010】 本発明のもう1つの目的は、上述の及びそれに類似したコンタクトレンズを製
造するための印刷方法を提供することにある。
【0011】 本書で使用されるような「不透明でない」という語は、無色か又は半透明な彩
色で着色されているレンズの一部分を記述するように意図されたものである。
【0012】 「普通に見ている人」という語は、本発明のレンズを装用した人から約5フィ
ート離れて立っている正常な20−20の視力をもつ人物を意味するよう意図さ
れている。
【0013】 好ましい実施態様の詳細な説明 図1は、本発明に従ったコンタクトレンズ10を示す。これはレンズの中心に
不透明でない瞳孔区分20を有する。この瞳孔区分は、コンタクトレンズが眼の
上に置かれたときコンタクトレンズの瞳孔区分が眼の瞳孔と接触することになる
ように人の眼の瞳孔区分に対応している。コンタクトレンズ10は、瞳孔区分を
とり囲む環状虹彩区分22をも有している。この虹彩区分22は、コンタクトレ
ンズ10が人間の眼と接触して置かれたとき、虹彩区分22が眼の虹彩区分をカ
バーするような形で、人間の眼の虹彩区分に対応する。親水性レンズについては
、周辺区分(図示せず)が虹彩区分22をとり囲んでいる。図1に示されている
ように、有色で不透明な断続的パターンが全虹彩区分22の上にある。このパタ
ーンは、パターンの虹彩区分の相当な部分を不透明でない状態に残す。虹彩区分
22の不透明でない部分は図1では白く見え、実際のコンタクトレンズ上では透
明であるか又は不透明でなく見える。
【0014】 パターンの要素は好ましくはドットであり、特に好ましくは、図1に示されて
いるようなドットである。虹彩区分22のある部分は、その他の部分よりも低い
密度でドットでカバーされていてよい。この配置は、レンズ装用者の虹彩の構造
の外観を変更又は修正する。
【0015】 不透明パターンは、丸、矩形、六角形、細長などの規則的又は不規則な任意の
形状をもつドットで構成されていてよい。さらに、パターンの要素は、それらが
普通に見ている人には識別できないものであり、虹彩の少なくとも約25パーセ
ントをカバーしかつパターンの隙間内の虹彩区分の相当な部分を不透明でない状
態に残すかぎりにおいて、ドット以外の形を有することもできる。
【0016】 本発明の改良は、自然な外観を提供しながらレンズ装用者の虹彩の外観を人目
を引くオリーブグリーン色へと驚くほどに変更又は修正するカラーコンタクトレ
ンズにある。好ましい実施態様に従ってこの色を生み出すために、数多くの異な
るパターンのうちの1つでインキがコンタクトレンズに適用されレンズが眼に置
かれたときレンズ装用者の虹彩が人目を引くオリーブグリーン色を有することに
なるような形で緑色及び黄色の着色剤から成るインキペーストが組合わされる。
【0017】 好ましい実施態様において人目を引くオリーブグリーンの外観を生み出すのに
必要な着色剤は、乳酸エチル、結合剤溶液、PCNグリーン及び疎水性酸化鉄を
、それぞれ30%,62%,0.15%及び7.85%というおおよその(重量)
百分率で用いて作られる。これらの(及びその他の)成分を異なる百分率で用い
てなお人目を引くオリーブグリーン色を得ることも可能である。少なくとも約+
/−10%の範囲を利用することができる。
【0018】 あるいはまた、成分を適切に平衡化させてPCNグリーンの代りに酸化クロム
を使用することもできる。使用可能な共通の結合剤又は結合用重合体溶液は、Na
rducy et al に対する米国特許第4,963,159号に開示されている。標的粘
度は約50,000CPSである。これらのおおよその範囲を利用して好ましい
カラーインキを樹立することができるものの、コンタクトレンズ上に印刷された
とき本書で記述した本発明と同じ効果を提供するようなこれらの及びその他の成
分の変形形態を利用することも可能である。さらに、粘度について調整を行なう
べく結合剤及び乳酸エチルの百分率にも対応する調整を行ないながら、好みに応
じて顔料百分率又は配合量を増減することもできる。
【0019】 着色剤を製造するためには、成分(結合剤溶液を除く)を、ペーストを作るべ
く粉砕媒体と共にセラミックス製ジャー内に入れる。この場合、粉砕媒体は、使
用されている成分の重量にほぼ等しい合計重量をもつセラミックス製ボールで構
成されている。次に、セラミックス製ジャーをその側面を下にして置き、毎分約
35〜50回転で約26〜72時間転動させる。成分を転動させるのに使用され
る標準的な機械は、Cole-Parmer により製造された3層(段)ミルジャー(カタ
ログ番号04149−30)である。次にペーストを結合剤溶液と混合してイン
キつまり着色剤を作る。
【0020】 着色剤の標的重量が650グラムである場合には、乳酸エチルの標的重量はお
よそ195グラムでなくてはならず、結合剤溶液は約403グラムであるべきで
ある。PCNグリーンは約0.98グラムでなくてはならず、疎水性酸化鉄は約
51.02グラムでなくてはならない。
【0021】 一方、着色剤の標的重量が3000グラムである場合には、乳酸エチルの標的
重量はおよそ900グラムでなくてはならず、結合剤溶液は約1860グラム、
PCNグリーンは約4.5グラム、疎水性酸化鉄は約235.5グラムでなくては
ならない。
【0022】 以下で記述するように、着色剤がひとたび形成されると、これを数多くの異な
る要領でかつ数多くの異なるパターンでコンタクトレンズ上に印刷できる。着色
剤がコンタクトレンズ上に印刷される好ましいパターンは、図1に示されている
ような、かつ米国特許第4,582,402号、4,704,017号及び4,7
20,188号中でKnapp により最初に記述されたような、ドットのような色要
素を使用している。ドットは、一様であってもなくてもよく、また一緒になって
色のアイランド(島状部分)を形成していてもいなくてもよい。実際、色要素は
、それが普通に見ている人にとって識別できないものであり、虹彩の少なくとも
約25パーセントをカバーし、虹彩区分の相当な部分を不透明でない状態に残し
ているかぎり、ドットである必要はない。
【0023】 図2には代替的パターンが示されている。図2に示されたパターンは、虹彩区
分の外部及び内部周辺により少ないドットを有する星炸裂パターンで構成されて
いる。本発明を達成するには、本書に記述されているインキと共にその他のパタ
ーンを利用するこことが可能である。
【0024】 上述のパターンの各々は、上述のオリーブグリーン着色剤を用いてコンタクト
レンズ上に印刷されたとき、レンズ装用者のために虹彩の外観を人目を引くオリ
ーブグリーンへと変更又は修正することのできるレンズを提供する。
【0025】 上述の着色剤は、分光測光法によって測定されたときある一定の特性を有する
。かかる測定は、例えばMacbeth Color-Eye 3000といったような測定用計器
により行なうことができる。好ましい実施態様の測定は、鏡面コンポーネントが
内含された状態で、発光性D65、10度のオブザーバの下で行なわれた。
【0026】 行なうことのできる測定がさまざま存在するが、最も広く知られたもののうち
の2つは、マンセル色表示系及び国際照明委員会すなわちCIE表色系である。
【0027】 観察される表面の色は、照明のスペクトル品質、照明の方向、観察方向、環境
又は背景、表面から反射されうるあらゆる光の性質及び観察者の眼の適合の性質
及び状態によって左右される。標準的な観察条件は、わずかに曇った北方の空(
南半球では南方の空)からの日光又はこの照明人工的等価物つまりD65デイラ
イト光源により照明された供試体を観察することにあるだろう。Spectra LightR
II 及びSol Source といったような制御された人工的日光及びその他の共通の
照明源を提供する観察用ブースがGretag Macbethから入手可能である。光が自然
光よりもはるかに再現性の高いものであり、それらが室内で何時にでも標準的観
察条件を提供し、中立的な周囲環境を提供し、外来の光を排除することから、こ
れらの使用が勧められる。供試体は、その垂直線(表面に対し垂直な視覚ライン
)に沿って観察され、垂直線に対し45度を成して照明されるべきである。反転
した幾何学的配置、すなわち垂直に照明し45度で観察する配置で、同等の結果
を得ることが可能である。これらの条件は、米国材料試験協会(ASTM)から
の規準;すなわちD1729「不透明材料の色差の視覚的評価に関する標準的技
法」の中で記述されている。
【0028】 マンセル色票系を使用することによって、色を精確に特定し、色間の関係を示
すことができる。全ての色は3つの性質つまり属性すなわち色相、明度及びクロ
マを有する。マンセルは、これらの属性の各々について視覚的に一様な段階を伴
う数値的スケールを設定した。マンセルカラーブックは、これらのスケールに従
って配置された色票集を示す。各色票はこれらのスケールを用いて数値的に識別
される。任意の表面の色は、その色相、明度及びクロマにより識別できる。これ
らの属性には、H、V及びCの記号が与えられ、これらはマンセル表色法と呼ば
れるH V/C書式で記述される。マンセル表色法を用いると、各色はその他全
ての色と論理的関係をもつ。これは、色の選択における無限の創造的可能性なら
びに、これらの色の選択を精確に伝達する能力を開く。
【0029】 最初の属性である色相は、我々が赤と緑、青と黄色等々を区別する色の属性で
ある。色相には、赤、黄、緑、青、紫といった自然の順序が存在する。この系列
内の隣接する色の塗料を混合して1つの色からもう1つの色への連続的なバリエ
ーションを得ることができる。例えば、赤からオレンジ色を通って黄色までの全
ての色相を得るため任意の割合で赤と黄色を混合することができる。黄色と緑、
緑と青、青と紫、そして紫と赤についても同じことが言える。この系列は、出発
点まで戻り、従って図3に示されているように円の形にこれを配置することがで
きる(図3のカラーバージョンはマンセルのカラーブック内に見られる)。赤、
黄、緑、青及び紫、という主色相は、マンセルの円を周回して等間隔に置かれる
。5つの中間色相つまり黄−赤、緑−黄、青−緑、紫−青及び赤−紫が、全体で
10の色相を構成している。単純さを期して、10個の色相セクターを表わすの
に、R、YR、Y、GY、G、BG、B、PB、P及びRPという頭文字が用い
られている。
【0030】 図4に示されているように、色相円は、赤領域の始点をゼロとして、等しい視
覚的色相変化の100段階に任意に分割される。色相は、外側円に示されるよう
に0〜100の数字により識別できる。これは、統計的記録、目録作成及びコン
ピュータプログラミングのために有用でありうる。しかしながら、色相が色相セ
クター及びそのセクター内の10のスケールに基づく1段階によって識別される
場合、意味はより明白になる。例えば、赤セクターの中央にある色相は、5赤と
呼ばれ、5Rと書かれる。(ゼロ段階は使用されず、従って、10Rの色相が存
在するが0YRはない)。色相を識別するこの方法は、図4の内側円上に示され
ている。
【0031】 第2の属性、明度は、光の明るさを表わす。明度のスケールは、純黒の0から
純白の10までの範囲をもつ。黒、白及びその間の灰色は、無彩色と呼ばれる。
これらの色には色相がない。色相をもつ色は有彩色と呼ばれる。明度スケールは
有彩色にも無彩色にもあてはまる。
【0032】 第3の属性、クロマは、同じ明度の無彩色からの色の離脱度である。低クロマ
の色は、時として弱い色と呼ばれ、一方高クロマの色は、高彩度の、強い又はあ
ざやかな色といわれる。クロマのスケーリングは、視覚的に一様及びそれにきわ
めて近くなるよう意図されている。単位は任意である。このスケールは、無彩色
についてゼロから始まるが、スケールには任意の終りが全くない。新しい顔料が
入手可能となるにつれて、より高いクロマのマンセル色票が数多くの色相及び明
度について作られてきた。正常な反射材料のためのクロマスケールは、一部のケ
ースにおいて20を超える。螢光材料は、30といった高いクロマをもつ可能性
がある。
【0033】 有彩色のための完全なマンセル表色法は、HV/Cというように記号で書かれ
る。5Rの色相、6の明度及び14のクロマをもつあざやかな赤については、完
全表色法は5R6/14である。いずれかの属性についてより細かい分割が必要
とされる場合、小数が用いられる。例えば、5.3R6.1/14.4といったも
のである。
【0034】 無彩色についての表色法はNV/と書かれる。(無彩色のクロマはゼロである
が、表色法ではゼロを省くのが慣例である)。N1/という表色法は黒、ひじょ
うに暗い無彩色を表わし、一方N9/は白、つまりひじょうに明るい無彩色を表
わす。中間の灰色についての表色法はN5/である。
【0035】 本発明は、コンタクトレンズ上に印刷されるべきオリーブグリーンの着色剤か
ら成る。マンセル色票系の下で測定された場合、色相は0.68〜0.92の範囲
をもち、好ましい色相は0.8GYである。マンセル系に基づく明度は、4.06
〜5.50の範囲をもち、好ましい明度は4.78である。クロマは、マルセル系
に基づいて測定された場合、4.9〜6.7の範囲をもち、好ましいクロマは5.
8である。
【0036】 色を測定するもう1つの方法であるCIE表色系は、1931年にCIEが採
択した刺激−応答特性に基づく測色仕様系である。この系についての現行の推奨
事項は、米国規格局、ワシントン D.C. 20234から入手可能なCIE公報第
15(E−1.3.1)1971「国際照明委員会測色法公式勧告」という公式出
版物から得ることができる。
【0037】 CIE標準オブザーバは、明順応された場合の平均的な人の眼の等エネルギー
スペクトルに対する応答を表わすためCIEが採用したオブザーバデータである
。相反する規定のないかぎり、この用語は、2度の視界について1931年に採
用されたデータに適用される。1964年に採用された、時として1964オブ
ザーバと呼ばれるデータは、1931年のオブザーバ機能の2度の視界を除外す
る10度の環状視界について得られたものである。
【0038】 本発明における着色剤は、分光測光法によって測定可能である。CIEの測定
方法特にCIE1976色差等式に従うと:
【0039】
【数1】
【0040】 ここで、
【0041】
【数2】
【0042】 X、Y、及びZは、標本の3刺激値である。X0、Y0 及びZ0は、公称白の物
体の色刺激(発光体)の色を定義する。標本については△L=L*であり、標準
については−L* であり;標本について△a=a*、標準については−a*;標本
については△b=b*、標準については−b*である。
【0043】 本発明の着色剤を含有する2つのパネルは、オリーブ−ゴールド#1133−
67の標準を用いて、CIE表色系に従って分光測光法により測定された。オリ
ーブ−ゴールド標準は、L* について52.160、a* について−3.384、
* について32.585である。パネル#1についてのL* は52.142であ
ると測定され、一方a* 及びb* はそれぞれ−3.365及び32.564と測定
された。△Lは−0.018と、△a* は0.019と、△b* は−0.021と
測定され、△Eは0.034であった。パネル#2では、L* は52.018であ
るものと測定され、一方a* 及びb* はそれぞれ−3.265及び32.592
と測定され、△Lは−0.142と、△a* は0.118と、△b* は0.006
と測定され、△Eは0.185であった。図5は、波長に対する反射率の関係が
グラフになっている、パネル#1の分光測光法による測定値のグラフを示す。図
5は、約500ナノメートルで始まり約30反射単位で約560ナノメートルで
ピークに達し、次に約620ナノメートルで戻る反射率を示している。
【0044】 虹彩区分の不透明部分の製造は好ましくは、本書に参考として内含されている
Knapp に対する米国特許第4,582,402号の既知の印刷プロセス及び本書に
引例として内含されているRawling に対する米国特許第5,034,116号及び
5,116,112号の既知の印刷プロセスを用いてレンズに印刷することによっ
て達成される。一般に、目的とするパターンでくぼみを有するプレート又は版に
、所望の色調のインキが塗りつけられる。ドクターブレードを用いてブレード表
面をかき削ることによって余剰のインキを除去し、くぼみをインキで満たされた
状態に残す。プレートに対しシリコンゴムパッドをプレスしてくぼみからインキ
をとり出し、次にこれをレンズの表面にプレスしてパターンをレンズに転写する
。印刷されたパターンを次に硬化させてそれをレンズに付着させる。当然のこと
ながら、レンズの前方又は後方表面に印刷することが可能であるが、現在のとこ
ろ前方表面を印刷する方が好まれている。
【0045】 カラーコンタクトレンズを作るための本発明の方法は以下のとおりである。瞳
孔区分とこの瞳孔区分をとり囲む虹彩区分を少なくとも含む透明なコンタクトレ
ンズが提供される。
【0046】 レンズが親水性材料で構成されている場合、これは同様に、虹彩区分をとり囲
む周辺区分も有している。親水性材料については、以下に記述される段階は、未
水和状態の材料で実施される。好ましい親水性材料は、本書に引例として内含さ
れている米国特許第4,405,773号中にLoshaek によって開示されている。
【0047】 有色パターンは、いかなる方法でレンズの虹彩区分上に被着されてもよい。現
在好まれている方法は、以下で幾分か詳細に記述されているオフセットパッド印
刷によるものである。
【0048】 平坦な表面及び所望のドットパターンに対応する円形くぼみをもつプレート(
図示せず)が調製される。好ましい実施態様のパターンを作るためには、各くぼ
みは約0.1mmの直径及び約0.013mmの深さを有していなくてはならない。く
ぼみは、レンズの虹彩区分のものに対応する環状形状をカバーするように配置さ
れている。
【0049】 プレートは、アナログ又はデジタル集積回路を作るために周知のものである技
術により製造可能である。まず最初に、所望のパターンの約20倍のパターンが
調製される。次に、周知の写真技術を用いて、このパターンを、残りの部域より
も暗く着色されるべき部分をもつ正確な所望のサイズのパターンにまで縮小する
。露光すると非水溶性となるフォトレジスト材料によって平坦な表面をカバーす
る。このフォトレジスト材料をパターンでカバーし、露光させる。フォトレジス
トパターンの露光されていない部分を水洗してとり除き、結果として得られたプ
レートを、所要深さまでエッチングする。次にフォトレジスタ材料の残りの部分
を機械的に除去する。
【0050】 本発明に従った着色剤を、プレートの平坦な表面上に被着させ、ドクターグレ
ードを用いてパターンを横断してかきけずる。こうして平坦な表面から余剰のイ
ンキを除去しながらくぼみにインキが充てんされることになる。
【0051】 容易に剥離できるようシリコン油が含浸されたシリコンゴムで作られたパッド
をパターンに対しプレスし、インキをくぼみから取り除く。パッド上のインキを
粘着性を改善させるべくわずかに乾燥させ、その後、コンタクトレンズの前方表
面に対しプレスして、インキを虹彩区分上に所望のパターンに被着させる。当然
のことながら、パッドは、レンズの凸状前方表面全体にわたりフィットするよう
変形するのに充分な可とう性をもたなければならない。印刷されたパターンは、
絶対的に一様である必要はなく、虹彩の微細構造の外観の変更又は修正の余地を
与えている。
【0052】 次にレンズを眼に装着したときに遭遇することになる眼の流体に対する露呈下
で、レンズからの除去に対する耐性をもたせるように、被着されたパターンを処
理する。除去を防ぐ正確な方法は、レンズ及びパターンの構成材料により左右さ
れる。単にレンズを空気乾燥させるか又は加熱するだけで充分であるかもしれな
い。親水性レンズについては、Wichterie の米国特許第3,679,504号(本
書に引例として内含されている)の中で記述された不透明パターンをコーティン
グするための技術を使用することができる。
【0053】 本発明に従ったカラーコンタクトレンズを製造するための方法には、一般に、
本発明に従った着色剤の一部分を透明なコンタクトレンズの表面に塗布する工程
及びこの着色剤を眼の流体による除去に対し耐性あるものにする工程が含まれて
いる。印刷されたコンタクトレンズは、本発明の着色剤を伴う、不透明でない瞳
孔区分及びこの瞳孔区分をとり囲む虹彩区分を有することになる。
【0054】 本発明は、その微細構造の視覚化を可能にし自然な外観を提供しながら、虹彩
の色の外観を人目を引くオリーブグリーン色に変更又は修正することのできるコ
ンタクトレンズを提供するものであることがわかる。部品の機能及び配置におい
て、さまざまな変更を加えることが可能である。例示され記述されたものに代っ
て等価の手段を使用することもでき、また、添付の請求の範囲で規定されている
ような本発明の精神及び範囲から逸脱することなくある種の特徴をその他の特徴
とは独立して使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコンタクトレンズパターンを例示する。
【図2】 本発明の一代替実施態様によるコンタクトレンズパターンを例示する。
【図3】 マンセル色票系によるマンセル色相図の白黒バージョンを例示する。
【図4】 マンセル色票系によるマンセル色相呼称の白黒バージョンを例示する。
【図5】 CIE表色系による本発明で使用される着色剤の反射率と波長の関係を表わす
グラフを例示する。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月26日(2001.11.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間の虹彩の外観をオリーブグリーンに変えるため人間が装
    用するためのカラーコンタクトレンズにおいて、不透明でない瞳孔区分、前記瞳
    孔区分をとり囲む虹彩区分及びそのパターンの相当な部分を不透明でない状態に
    残す前記虹彩区分上の有色で不透明な断続的パターンを含んで成るコンタクトレ
    ンズであって、前記パターンが前記虹彩区分の面積の少なくとも約25%をカバ
    ーし、前記パターンの要素が普通に見ている人には識別できず、前記パターンが
    緑色及び黄色着色剤の要素で作られている、人間の眼の上に置かれたとき虹彩が
    オリーブグリーン色をもつように見えるカラーコンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 緑色着色剤が酸化クロム及びPCNグリーンから成る群から
    選択された成分を含み、黄色着色剤が疎水性酸化鉄を含んで成る、請求項1に記
    載のカラーコンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 緑色及び黄色着色剤が、約7.85重量パーセントの疎水性
    酸化鉄及び約0.15重量パーセントのPCNグリーンのインキペーストを含ん
    で成る、請求項2に記載のカラーコンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 人間の眼の上に置かれたとき、装用者の虹彩の外観を、褐色
    、青色、緑色、薄茶色又は灰色から成る群から選択された色から、虹彩がオリー
    ブグリーン色をもつように見えるまで変化させる、請求項3に記載のカラーコン
    タクトレンズ。
  5. 【請求項5】 マンセル色票系に基づいて測定されたとき約0.8GYの色
    相、約4.7Bの明度、及び約5.8のクロマを含む、請求項1に記載のカラーコ
    ンタクトレンズ。
  6. 【請求項6】 CIE表色系に基づいて測定されたとき約52.160のL*
    、約−3.384のa*及び約32.585のb*を含む、請求項1に記載のカラー
    コンタクトレンズ。
  7. 【請求項7】 分光測定法により測定されたとき、約520〜600ナノメ
    −トルの間で非標準反射率を含み、この反射率は約560ナノメートルの波長で
    約30.0の反射単位まで上昇する、請求項1に記載のカラーコンタクトレンズ
  8. 【請求項8】 断続的パターンがドットを含んで成る、請求項1に記載のカ
    ラーコンタクトレンズ。
  9. 【請求項9】 断続的パターンが一様でない、請求項8に記載のカラーコン
    タクトレンズ。
  10. 【請求項10】 不透明でない虹彩部分が無色である、請求項9に記載のカ
    ラーコンタクトレンズ。
  11. 【請求項11】 不透明でない虹彩部分が半透明に着色されている、請求項
    8に記載のカラーコンタクトレンズ。
  12. 【請求項12】 前記カラーコンタクトレンズが親水性である、請求項1〜
    11に記載のカラーコンタクトレンズ。
  13. 【請求項13】 人間の虹彩の外観をオリーブグリーンに変えるため人間が
    装用するためのカラーコンタクトレンズにおいて、不透明でない瞳孔区分、前記
    瞳孔区分をとり囲む虹彩区分及びそのパターンの相当な部分を不透明でない状態
    に残す前記虹彩区分上の有色で不透明な断続的パターンを含んで成るコンタクト
    レンズであって、前記パターンが前記虹彩区分の面積の少なくとも約25%をカ
    バーし、前記パターンの要素が普通に見ている人には識別できず、前記パターン
    が緑色及び黄色着色剤の要素で作られており、かくして着色剤が分光測定法で測
    定され波長対反射率としてグラフ作成された場合、そのグラフが約520〜約6
    00ナノメ−トルの間で反射率の上昇を表示し、ここで反射率は約520ナノメ
    ートルの波長での約12反射単位から約560ナノメートルの波長での約30反
    射単位まで上昇し、約600ナノメ−トルの波長での約15反射単位まで戻るよ
    うになっており、人間の眼の上に置かれたときの虹彩がオリーブグリーン色をも
    つように見えるカラーコンタクトレンズ。
  14. 【請求項14】 緑色着色剤が酸化クロム及びPCNグリーンから成る群か
    ら選択された成分を含み、黄色着色剤が疎水性酸化鉄を含んで成る、請求項13
    に記載のカラーコンタクトレンズ。
  15. 【請求項15】 緑色及び黄色着色剤が、約7.85重量パーセントの疎水
    性酸化鉄及び約0.15重量パーセントのPCNグリーンのインキペーストを含
    んで成る、請求項14に記載のカラーコンタクトレンズ。
  16. 【請求項16】 人間の眼の上に置かれたとき、装用者の虹彩の外観を、褐
    色、青色、緑色、薄茶色又は灰色から成る群から選択された色から、虹彩がオリ
    ーブグリーン色をもつように見えるまで変化させる、請求項15に記載のカラー
    コンタクトレンズ。
  17. 【請求項17】 マンセルカラーオーダーシステムに基づいて測定されたと
    き約0.8GYの色相、約4.7Bの明度、及び約5.8の彩度(クロマ)を含む
    、請求項13に記載のカラーコンタクトレンズ。
  18. 【請求項18】 CIE表色系に基づいて測定されたとき約52.160の
    L*、約−3.384のa*及び約32.585のb*を含む、請求項13記載のカ
    ラーコンタクトレンズ。
  19. 【請求項19】 断続的パターンがドットを含んで成る、請求項13に記載
    のカラーコンタクトレンズ。
  20. 【請求項20】 断続的パターンが一様でない、請求項19に記載のカラー
    コンタクトレンズ。
  21. 【請求項21】 不透明でない虹彩部分が無色である、請求項20に記載の
    カラーコンタクトレンズ。
  22. 【請求項22】 不透明でない虹彩部分が半透明に着色されている、請求項
    20に記載のカラーコンタクトレンズ。
  23. 【請求項23】 前記カラーコンタクトレンズが親水性である、請求項13
    〜22に記載のカラーコンタクトレンズ。
  24. 【請求項24】 人間の虹彩の外観をオリーブグリーンに変えるため人間が
    装用するように意図され、不透明でない瞳孔区分、前記瞳孔区分をとり囲む虹彩
    区分及びそのパターンの実値的部分を不透明でない状態に残す前記虹彩区分上の
    有色で不透明な断続的パターンを含んで成り、前記パターンが前記虹彩区分の面
    積の少なくとも約25%をカバーし、前記パターンの要素が普通に見ている人に
    は識別できず、前記パターンが緑色及び黄色着色剤の要素で作られている、人間
    の眼の上に置かれたとき虹彩がオリーブグリーン色をもつように見えるカラーコ
    ンタクトレンズを製造するための方法において、 a) 前記虹彩区分の上に断続的パターンに対応するくぼみをもつプレートを
    提供する工程、 b) 着色剤が分光測定法で測定され波長対反射率としてグラフ作成された場
    合、そのグラフが約520〜約600ナノメ−トルの間で反射率を表示し、ここ
    で反射率は約520ナノメートルの波長での約12反射単位から約560ナノメ
    ートルの波長での約30反射単位まで上昇し、約600ナノメ−トルの波長での
    約15反射単位まで戻ることになるような特徴をもつ緑色及び黄色の着色剤でく
    ぼみを充てんする工程、 c) プレートに対して可とう性パッドをプレスする工程、 d) コンタクトレンズの表面に対し可とう性パッドをプレスし、かくしてコ
    ンタクトレンズ上にパターンを印刷する工程、 e) 眼の流体による除去に対する耐性を着色剤に付与する工程、 を含んで成る製造方法。
  25. 【請求項25】 緑色着色剤が酸化クロム及びPCNグリーンから成る群か
    ら選択された成分を含み、黄色着色剤が疎水性酸化鉄を含んで成る、請求項24
    に記載のカラーコンタクトレンズ。
  26. 【請求項26】 人間の眼の上に置かれたとき、装用者の虹彩の外観を、褐
    色、青色、緑色、薄茶色又は灰色から成る群から選択された色から、虹彩がオリ
    ーブグリーン色をもつように見えるまで変化させる、請求項25に記載のカラー
    コンタクトレンズ。
  27. 【請求項27】 緑色及び黄色着色剤が、約7.85重量パーセントの疎水
    性酸化鉄及び約0.15重量パーセントのPCNグリーンのインキペーストを含
    んで成る、請求項26に記載のカラーコンタクトレンズ。
  28. 【請求項28】 着色剤要素がドットである、請求項27に記載のカラーコ
    ンタクトレンズ。
  29. 【請求項29】 着色剤要素が一様でない、請求項28に記載のカラーコン
    タクトレンズ。
  30. 【請求項30】 不透明でない虹彩部分が無色である、請求項29に記載の
    カラーコンタクトレンズ。
  31. 【請求項31】 不透明でない虹彩部分が半透明に着色されている、請求項
    29に記載のカラーコンタクトレンズ。
  32. 【請求項32】 前記カラーコンタクトレンズが親水性である、請求項24
    〜31のいずれか1項に記載のカラーコンタクトレンズ。
  33. 【請求項33】 不透明でない瞳孔区分、前記瞳孔区分をとり囲む虹彩区分
    及びそのパターンの相当な部分を不透明でない状態に残す前記虹彩区分上の有色
    で不透明な断続的パターンを有し、前記パターンが前記虹彩区分の面積の少なく
    とも約25%をカバーし、前記パターンの要素が普通に見ている人には識別でき
    ず、前記パターンが緑色及び黄色着色剤の要素で作られているコンタクトレンズ
    を用いて、人間の虹彩の色の外観をオリーブグリーンに変えるための方法におい
    て a)緑色及び黄色の要素で作られたパターンをもつコンタクトレンズを提供す
    る段階であって、前記着色剤が分光測光法で測定され波長対反射率としてグラフ
    作成された場合、そのグラフが約520〜約600ナノメートルの間の反射率を
    表示し、ここで反射率は約520ナノメートルの波長での約12反射単位から約
    520ナノメートルの波長での約30反射単位まで上昇し、約600ナノメート
    ルの波長での約15反射単位まで戻るようになっている工程、 b)人間の眼の上に前記コンタクトレンズを置き、かくしてこの眼の虹彩の外
    観をオリーブグリーン色に変える工程、 を含んで成る方法。
  34. 【請求項34】 緑色着色剤が酸化クロム及びPCNグリーンから成る群か
    ら選択された成分を含み、黄色着色剤が疎水性酸化鉄を含んで成る、請求項33
    に記載のカラーコンタクトレンズ。
  35. 【請求項35】 人間の眼の上置かれたとき、装用者の虹彩の外観を、褐色
    、青色、緑色、薄茶色又は灰色から成る群から選択された色から、虹彩がオリー
    ブグリーン色をもつように見えるまで変化させる、請求項34に記載のカラーコ
    ンタクトレンズ。
  36. 【請求項36】 緑色及び黄色着色剤が、約7.85重量パーセントの疎水
    性酸化鉄及び約0.15重量パーセントのPCNグリーンのインキペーストを含
    んで成る、請求項35に記載のカラーコンタクトレンズ。
  37. 【請求項37】 着色剤要素がドットである、請求項36に記載のカラーコ
    ンタクトレンズ。
  38. 【請求項38】 着色剤要素が一様でない、請求項37に記載のカラーコン
    タクトレンズ。
  39. 【請求項39】 不透明でない虹彩部分が無色である、請求項38に記載の
    カラーコンタクトレンズ。
  40. 【請求項40】 不透明でない虹彩部分が半透明に着色されている、請求項
    38に記載のカラーコンタクトレンズ。
  41. 【請求項41】 前記カラーコンタクトレンズが親水性である、請求項33
    〜40のいずれか1項に記載のカラーコンタクトレンズ。
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