JP2003516540A - オンライン毛細管電気泳動装置によるプロセスからサンプルを分析するための方法および毛細管電気泳動装置 - Google Patents

オンライン毛細管電気泳動装置によるプロセスからサンプルを分析するための方法および毛細管電気泳動装置

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JP2003516540A
JP2003516540A JP2001544016A JP2001544016A JP2003516540A JP 2003516540 A JP2003516540 A JP 2003516540A JP 2001544016 A JP2001544016 A JP 2001544016A JP 2001544016 A JP2001544016 A JP 2001544016A JP 2003516540 A JP2003516540 A JP 2003516540A
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セルメ、ティモ
シレン、ヘリ
ヴィルタネン、ラウノ
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バルティオン テクニッリネン トゥトキムスケスクス
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Abstract

(57)【要約】 本発明はサンプルがプロセスから取られることができ、毛細管電気泳動装置によってオンラインで分析される方法と、毛細管電気泳動装置に関するものであって、当該装置が、背景電解溶液を含む容器であって、単離毛細管(1)を介して互いに連通している容器と、電源に接続された電流電極(E)と、当該単離毛細管(1)の出口端部の実質的に近傍の検知器(4)ならびに当該装置の噴射側の1または2以上の溶液容器と、当該容器の少なくとも1つがサンプルコレクタであり、プロセスから流れてくるサンプルが収集され、当該装置の検知器側の1または2以上の溶液容器とを備え、前記単離毛細管(1)の端部が当該容器から種々の溶液に供給するために意図された毛細管ダクト(2、3)の下端から連続している膨張部(5、6)に設けられている。該膨張部が廃液ダクト(W1、W2)として廃液容器へと連続しており、該廃液容器は単離毛細管(1)の端部から離間されて設けられ、前記電流電極(E)の下流側端部の近傍の廃液ダクト(W1、W2)に設けられることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、毛細管電気泳動装置によるプロセスからサンプルを取ることができ
、オンラインで分析することができる方法および措置に関する。
【0002】 電気泳動は電気化学的方法であって、これによって荷電粒子、およびある特定
の方法によって荷電されていない粒子が、電解溶液中で単離される。当該粒子の
大きさは最小のイオンおよび分子からコロイド粒子までの範囲にわたる。当該粒
子の荷電および他の特性に依存して、粒子は電界内を異なる速度で移動する。
【0003】 毛細管電気泳動において、背景となる溶液が薄いチューブないしは毛細管内を
移動し、液体の粘性力が渦を防止する。毛細管内径は、通常、0.02〜1mm
の範囲である。電気泳動が自由溶液中で行なわれ、それによってキャリアに引き
起こされる干渉が除去される。また、電流によって発生された熱エネルギーを毛
細管から除去することは容易であり、よって単離をスピードアップする要因であ
る強い電界を使用することができる。
【0004】 毛細管電気泳動において、背景電解溶液を含む2つの容器が同一の溶液を含む
毛細管によって接続される。それぞれの容器には電極が設けられている。分析さ
れるべきサンプルは当該毛細管の上流側の端部における短い領域に置かれる。こ
の操作が毛細管の端部の領域およびサンプル領域における背景溶液の干渉および
歪を引き起こし、当該穂法の正確性を低減する。この操作は一方の容器から他方
の容器への毛細管の移送期間のために電流を切る必要があり、これが流れの条件
に変化を引き起こすかもしれない。もし背景溶液が流れているあいだに変化する
なら同じ不利な点が引き起こされる。
【0005】 電極で発生する反応は背景溶液容器中の溶液の成分を変化させ、この変化は毛
細館内を通過して、テストシリーズのパラメータにおける歪を引き起こす。
【0006】 数人の研究者が装置のオプションを提案しており、当該装置オプションによっ
て叙上の不利な点が一部解消され得る。ヴィルタネンによる「アクタ ポリテク
ニカ スカンジナヴィーカ、冶金学を含む化学シリーズ」、第123号(197
4年)、1〜67頁、電流がオンのあいだにサンプルの噴射を可能にする噴射技
術が1960年代初頭に使用された。ベルヘゲンらによる、「ジャーナル・オブ
・クロマトグラフィー」、第452号(1988年)、615〜622頁および
ゼアーらの米国特許第5,141,621号明細書は電流を切ることなくサンプ
ルの毛細管電気泳動装置への噴射のための装置を提供している。しかしながら、
これらの方法および装置は種々の電気泳動アプリケーションの理論的一様性によ
って提供される多くの可能性を利用するための手段を提供するものではない。
【0007】 フィンランド特許第103438号公報は、ある電気泳動アプリケーションの
実行がある初期条件と制限条件とを要する毛細管電気泳動装置を開示している。
毛細管電気泳動システムにおける制限条件の制御とは毛細管端部の近傍における
背景溶液の成分が制御されなければならないことを意味する。該フィンランド特
許によれば、この制御は、単離キャピラリーの端部を通過した新しい溶液の連続
ポンピング(pumping)によって実行される。これによって、電極反応において
形成された反応生成物の毛細管内への通過が防止される。背景溶液の高い消費を
回避するために、溶液ダクトの容積は最小限に小さくなければならない。本発明
による装置の設計は、この原理に基づいている。該フィンランド特許の装置の場
合、テスト条件は制限なく選択するkとができ、かつ作動中に変更することがで
きる。しかしながら、この構成には、プロセスと直接リンクできないという欠点
があるが、サンプルの供給は単離機能として実行されなければならない。
【0008】 サンプルの毛細管電気泳動装置内への供給のための新規な方法および装置であ
って、叙上の欠点が除去されることができ、当該装置を用いて毛細管のあらゆる
適用が容易に実行され得る方法および装置を提供することである。この目的を実
行するために、本発明は請求項1および9のキャラクタライジングクローズ(ch
aracterizing clause)において特徴づけられている。
【0009】 よって、本発明の方法および装置は、種々のプロセスのオンライン監視に適し
ている。言及され得る応用分野には、食品工業、森林および製紙工業、清浄水プ
ラント、および環境の状態を監視する種々のプロセスが含まれる。加えて、たと
えば看護および健康ケアにおける方法を使用することができる。本発明の装置は
、プロセスから独立した実験室においても適用することができる。
【0010】 本発明の特に有利な点は、実行される分析の速度、およびより高い信頼性であ
る。サンプルが蓄積または移送されるとき、イオンまたは化合物は望まれる形態
では残らないことがしばしば起こる。たとえば、酸化され、還元され、加水分解
され、沈殿し、錯体され(complexed)、塊状にされ(aggregated)、あるいは
完全に分解されるようになる。オンラインの方法および装置が使用されると、そ
のような問題が起こらず、結果はより信頼でき、プロセスの実状のより正確な画
像を提供する。
【0011】 そのうえさらに、本発明の方法および装置は容易に使用でき、経済的である。
なぜなら、サンプルおよび他の種々の溶液の量が僅かしか要求されないからであ
る。コンピュータによって当該装置を制御し得ることは当業者には明らかであり
、その場合、コンピュータは、たとえばプロセスの連続作動分析器として使用さ
れ得る。なぜなら、たとえば20秒の供給頻度でサンプル中に供給することがで
きるからである。そのうえさらに、本発明の装置は、超小型回路(microcircuit)
上にひじょうに小さく製造することができ、その場合、たとえば水サンプルの分
析のためのフィールド条件でも使用することができる。
【0012】 本発明の方法および装置は、つぎのとおりさらなる有利な点を有している。
【0013】 毛細管電気泳動技術(等電位集束、コロイド粒子の電気化学的クロマトグラフ
ィー、ゾーン電気泳動)が分析の単離の過程で変更され得る。
【0014】 溶媒が容易かつ迅速に変更され得る。
【0015】 毛細管は固相材料によって部分的に充填されてもよい。
【0016】 検体の単離の過程でフィールドを逆にすることができる。
【0017】 数個の毛細管が当該装置と互いにリンクすることができ、その場合サンプルは
数個の単離毛細管に同時に向けることができる。
【0018】 添付の図面を参照して本発明を以下に詳細に述べる。
【0019】 図1および2は本発明の一実施例にかかわる毛細管電気泳動装置の詳細を示し
ている。単離キャピラリー1の端部は、種々の溶液に供給し、毛細管として機能
するように意図された狭いダクト2および3の下端から連続している膨張部5お
よび6に設けられている。該膨張部の直径は約1〜10mmであることが好まし
い。当該膨張部5および6は、容器を空にするための廃液ダクトW1およびW2
として延びる。毛細管ダクト2および3の内径は0.02〜1.0mmであるこ
とが好ましく、0.1〜0.5mmであることがより好ましい。背景溶液として
使用されるべき電解溶液は容器(図示されていない)から当該毛細管ダクト2お
よび3を経由して単離毛細管1の両端をゆっくりと通過して廃液ダクトW1およ
びW2の下流側端部に設けられ、電源に接続された電流電極Eに向かって流れ、
最終的に当該廃液ダクトを経由してシステムから排出し、廃液容器7および8(
図2)を空にする。廃液容器は単離毛細管1の端部から離間して位置づけられて
おり、電流電極Eは廃液ダクトW1およびW2の下流側に位置づけられるのが好
ましい。これにより、電極上に形成された電解生成物の単離毛細管への通過が、
たとえば長尺の廃液ダクトにより防止される。単離毛細管1に要求された条件が
保持され、かつさらに電極の電解生成物の単離毛細管への通過が防止されるよう
に流量が調節される。
【0020】 毛細管1の供給側端部9は高さH1において設けられている。この高さH1は
膨張部5の底部から膨張部5の壁の噴射部までの距離であって、当該膨張部5の
壁は実質的に単離毛細管1の方に発散している。単離毛細管1の出口端部10は
、当該部分のために高さH2において設けられており、図1においては毛細管1
の供給側端部9の高さH1の位置の約10%であり、図2においては当該高さH
1の位置の約70%である。
【0021】 膨張部5の上部5はいかなる望まれる形状であってもよく、たとえば球状に均
整のとれた形状、円錐状に均整のとれた形状、または角状に均整のとれた形状で
あってもよい。
【0022】 溶液容器から流れる供給溶液はポンプにより独立するように置き換えることが
でき、種々の供給溶液の流量は独立して制御できる。電気泳動の実行が完了した
のち、容器に設けられた洗浄および平衡溶液は毛細管システムにより汲み上げる
ことができる。また、ポンプを廃液ダクトW2に設けることもでき、その場合吸
入原理にしたがって作用する。この場合、図においては、ポンプの代わりにバル
ブを使用することができ、吸入は吸入ポンプによって生成される。ポンプおよび
バルブの数は選択的であり、使用される適用にしたがって選択することができる
。高い精度の流量が要求されないのであれば、ポンプはすべてバルブに置き換え
てもよく、その場合流れは重力または溶液容器内に分布する超過圧力(overpres
sure)によって発生する。種々の溶液の供給に関する本発明の方法の種種の実施
例が図4〜6に示される。
【0023】 単離毛細管1の出口端部の実質的に近傍に検知器4が設けられており、毛細管
内で単離された粒子が当該検知器によって検知される。この検知は、たとえばサ
ンプルの吸収に基づいて実行される。装置全体の動作はマイクロプセッサによっ
て制御され得る。
【0024】 廃液ダクトW2にポンプを設けてもよい。この場合、該ポンプは吸入の原理に
したがって動作する。この場合、供給ポンプの代わりにバルブを使用することも
でき、当該吸入は廃液ダクトにおけるポンプによって生成される。ポンプおよび
バルブの数は選択的であり、使用される適用にしたがって選択することができる
。もし高い精度の流量が要求されないのであれば、全ポンプはバルブと置き換え
ることができ、その流れは重力または溶液容器内に分布する超過圧力によって発
生される。
【0025】 適切なポンプおよびバルブの使用によって、閉じられた毛細管電気泳動または
開放された毛細管電気泳動が実行され得るか、または予め算出された流量が生成
され得る。本発明の装置によって、作動中の単離毛細管のいずれかの端部から種
々の化学的勾配およびパルスを駆動することができる。
【0026】 もし電界がオンのあいだポンピングによってサンプル溶液が供給されるなら、
サンプルの制御可能な量は単離毛細管1内を移動する。噴射されるべきサンプル
の量は、ポンプ時間、電界および電気−浸透圧流量(electro-osmotic flow rat
e)を制御することによって決定される。
【0027】 電気−浸透圧流れはダクトシステムの検知側を閉鎖することによって全体的に
防止される。よって、ポンピングによりサンプルを噴射することによって純粋に
流体力学的な供給を選択するか、または電界による界面導電(electrokinetic)
噴射を選択することができる。噴射のタイプ、電界および流体力学的流といった
種々のパラメータの変形をすれば、本発明の装置によって数種類の異なる噴射方
法を生成することが容易にできる。
【0028】 図3aおよび3bは、本発明の一実施例の検知のための毛細管を収斂させる方
法を示している。図3bは図3aのB−B線断面図を示している。当該図は単離
毛細管を示しており、該毛細管は基準ピース11および12に固着され、該基準
ピースは互いに結合されている。単離毛細管1は収斂ピース25によって検知領
域23上に収斂される。収斂ピース25はバネ26によってガイドされる。収斂
ピース25によって、検知に使用される光線などが標準化された方法で単離毛細
管1に収斂され得る。
【0029】 図4は本発明の第1の実施例の装置を示している。当該装置は毛細管電気泳動
ユニット13を有しており、当該ユニットの供給側にサンプル供給システムとし
ての選択バルブ14が接続されている。ついで該選択バルブにサンプルループ1
5が接続されており、該サンプルループは適切な材料、好ましくは絶縁性材料か
ら製造される。プロセスからのサンプルはダクト16を経由して選択バルブ14
に供給される。このダクトとプロセスとの間に、好ましくは1または2以上のサ
ンプルコレクタが直列に設けられている。たとえば、濾別するかまたは希釈する
ためにサンプルコレクタに供給する前またはその後にサンプルを予め処理するこ
とができる。
【0030】 サンプルコレクタは、たとえば鋼、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
、シリコン、または他の不活性材料から製造されてもよい。溶液を輸送する構造
は、その部分について、材料に加工されたチューブまたは溝であってもよい。使
用される材料は、たとえばガラス、シリコン、種々のポリマーまたは金属であっ
てもよい。
【0031】 選択バルブ14には、電解溶液、および洗浄溶液、バランシング溶液(balanc
ing solution)などの種々の溶液がダクト17、18および19を経由してそれ
ぞれ供給され、当該ダクトは個々の溶液容器と連通している。ポンプ20は電解
溶液などの溶液の供給のために利用できる。加えて、廃液ダクト21と選択バル
ブ14とを接続することができる。よって、これらすべての液体の輸送のために
利用できるポンプがあり、噴射ポンプまたは吸入ポンプが、流量の変化および圧
力の変化によって設定される要求を満足する。
【0032】 選択バルブを通じて、一定量のサンプルまたは他の溶液をサンプルループ15
により供給することができる。選択バルブを通じて、サンプルループなしに溶液
を直接毛細管電気泳動に供給することもできる。よってサンプルループには、サ
ンプルの粘度にかかわらず一定量のサンプルを供給できるという利点がある。当
該サンプルループによって、サンプル収集段における毛細管電気泳動ユニット1
3からのサンプルの絶縁はもとより、毛細管電気泳動に必要な接地電位からの絶
縁が達成され得る。
【0033】 そのうえさらに、毛細管電気泳動ユニット13の出口側に、ポンプ22と、ダ
クト17、18および19を経由して電解溶液および他の溶液を供給するための
コネクションとを有する液体処理システムが接続される。
【0034】 記載された第1の実施例において、単離毛細管の両端での同一の圧力または僅
かな圧力差を使用することもでき、いずれの場合もサンプルの毛細管内への通液
を操作することができる。サンプル供給システムおよび液体処理システムの流量
と、溶液の量および圧力は、すべて互いにまたは別々に制御することができる。
【0035】 図5は第2の実施例にかかわる方法に対応した装置を示している。この実施例
には7つの平行なサンプルループを有しており、当該サンプルループは、選択バ
ルブと、電解溶液および他の溶液の供給システムとの間に位置づけられている。
サンプルは、選択バルブ14から直接的に毛細管電気泳動システムに供給される
。他の点では、当該装置は図4に示された装置に類似している。第2の実施例の
装置については、平行なサンプルループの助けにより種々の溶液の列を構成する
ことができ、該列は毛細管電気泳動ユニット内に供給される。単離毛細管の出口
端部にそのような一連のサンプルループを設けることもできる。
【0036】 図6は本発明の第3の実施例の装置を示している。当該装置は毛細管電気泳動
ユニット13を有しており、当該ユニットの供給側にはサンプル供給システムが
接続されており、該サンプル供給システム内にはプロセスからダクト16を経由
して供給され、このダクトとプロセスとの間に好ましくは1または2以上のサン
プルコレクタが直列に存在する。電解液をダクト17を経由してサンプル供給シ
ステム内に供給することもできる。該ユニット13の供給側には図4および5の
システムに類似した液体処理システムが接続されており、該液体処理システムに
よって、たとえば電解液17が該ユニット内に供給され得る。サンプル供給シス
テムおよび液体処理システムからの液体の流れは、単離毛細管の供給側端部に可
能な限り接近した点で結合されることが好ましい。当該装置の液体処理システム
は図4に示された装置の液体処理システムに類似していることが好ましい。
【0037】 よって本発明の方法および装置は、数個の異なる実施例を有している。望まれ
るとき、どの実施例の動作条件も選択でき、必要なら動作中に修正することもで
きる。
【0038】 本発明の装置が使用されるとき、種々の電気泳動の適用のために初期条件およ
び制限条件を選択し、実行することは容易である。そのうえさらに、電気泳動の
動作中に制限条件を変更することによって結合された方法を使用することができ
る。
【0039】 本発明のある適用を叙上のとおり述べた、本発明は、もちろん叙上の実施例に
限定されない。本発明の原理は特許請求の範囲の保護範囲内で変形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかわる毛細管電気泳動装置の詳細を示している。
【図2】 本発明の他の実施例にかかわる毛細管電気泳動装置の詳細を示している。
【図3a】 本発明の一実施例にかかわる検知のために毛細管を収斂する方法を示している
【図3b】 本発明の一実施例にかかわる検知のために毛細管を収斂する方法を示している
【図4】 本発明の第1の実施例にかかわる装置を示している。
【図5】 本発明の第2の実施例にかかわる装置を示している。
【図6】 本発明の第3の実施例にかかわる装置を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年2月13日(2002.2.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記ポンプがバルブと置き換えられ、前記毛細管ダクト(2
、3)における流れが重力によるか、または真空もしくは超過圧力によって生成
されてなることを特徴とする請求項記載の方法。
【請求項】 プロセスからサンプルを取ることができ、かつ当該サンプル
が毛細管電気泳動ユニットを有する毛細管電気泳動装置によってオンラインで分
析される毛細管電気泳動装置であって、 該毛細管電気泳動ユニットが、 単離毛細管(1)と、 電源に接続された電流電極(E)と、 前記単離毛細管(1)の出口端部(10)の実質的に近傍にある検知器(4) とを有し、 前記単離毛細管(1)の端部が毛細管ダクト(2、3)の下端から連続している
膨張部(5、6)に設けられ、当該膨張部が廃液容器へと至る廃液ダクト(W1
、W2)として連続し、当該廃液容器が単離毛細管から離間されて設けられてお
り、前記電流電極(E)が好ましくは廃液ダクト(W1、W2)の下流側の端部
近傍に設けられ、 当該サンプルがプロセスから溶液供給と同一のダクトを介してポンプによって直
接毛細管ダクト(2、3)内に供給され、ポンプを備え、該ポンプによって供給 溶液が選択され、流量が独立して制御されてなる ことを特徴とする毛細管電気泳動装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヴィルタネン、ラウノ フィンランド共和国、フィン−02150 エ スポー、ビオロギンクヤ 7 Fターム(参考) 2G052 AD26 AD46 CA04 CA12 CA35 CA36 CA39 GA22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスからサンプルを取ることができ、かつ当該サンプル
    が毛細管電気泳動ユニット(13)を有する毛細管電気泳動装置によってオンラ
    インで分析される方法であって、 前記毛細管電気泳動ユニットが、 単離毛細管(1)と、 電源に接続された電流電極(E)と、 前記単離毛細管(1)の出口端部(10)の実質的に近傍にある検知器(4) とを有し、 前記単離毛細管(1)の端部が毛細管ダクト(2、3)の下端から連続している
    膨張部(5、6)に設けられ、当該膨張部が廃液容器へと至る廃液ダクト(W1
    、W2)として連続し、当該廃液容器が単離毛細管から離間されて設けられてお
    り、前記電流電極(E)が好ましくは廃液ダクト(W1、W2)の下流側の端部
    近傍に設けられ、 当該サンプルがプロセスから溶液供給と同一のダクトを介してポンプによって直
    接毛細管ダクト(2、3)内に供給されてなる ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 端離毛細管(1)の供給端部(9)が実質的に高さH1に設
    けられ、当該高さh1が前記膨張部(5)の底部から前記膨張部(5)の壁の接
    合部までの距離であり、前記膨張部(5)の壁が単離毛細管(1)と実質的に平
    行であり、前記膨張部(5)の壁が単離毛細管(1)に対して末広がりであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記単離毛細管(1)の出口端部が高さH2において設けら
    れ、該高さが前記毛細管(1)の供給端部(9)の取付高さH1より実質的に小
    さいことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記単離毛細管(1)の出口端部(10)が高さH2におい
    て設けられ、該高さが前記毛細管(1)の供給端部(9)の取付高さH1の10
    〜85%であり、好ましくは20〜70%であることを特徴とする請求項3記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記膨張部(5、6)の直径が、好ましくは約1〜10mm
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記毛細管ダクト(2、3)および単離毛細管(1)の内径
    が0.02〜1.0mmであり、より好ましくは0.1〜0.5mmであること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポンプを追加的に備え、該ポンプによって供給用液が選択さ
    れ、かつ該供給溶液の流量が独立して制御されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポンプがバルブと置き換えられ、前記毛細管ダクト(2
    、3)における流れが重力によるか、または真空もしくは超過圧力によって生成
    されてなることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 プロセスからサンプルを取ることができ、かつ当該サンプル
    が毛細管電気泳動ユニットを有する毛細管電気泳動装置によってオンラインで分
    析される毛細管電気泳動装置であって、 該毛細管電気泳動ユニットが、 単離毛細管(1)と、 電源に接続された電流電極(E)と、 前記単離毛細管(1)の出口端部(10)の実質的に近傍にある検知器(4) とを有し、 前記単離毛細管(1)の端部が毛細管ダクト(2、3)の下端から連続している
    膨張部(5、6)に設けられ、当該膨張部が廃液容器へと至る廃液ダクト(W1
    、W2)として連続し、当該廃液容器が単離毛細管から離間されて設けられてお
    り、前記電流電極(E)が好ましくは廃液ダクト(W1、W2)の下流側の端部
    近傍に設けられ、 当該サンプルがプロセスから溶液供給と同一のダクトを介してポンプによって直
    接毛細管ダクト(2、3)内に供給されてなる ことを特徴とする毛細管電気泳動装置。
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