JP2003513259A - 可動測定プローブを備えた測定デバイス - Google Patents

可動測定プローブを備えた測定デバイス

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JP2003513259A
JP2003513259A JP2001534999A JP2001534999A JP2003513259A JP 2003513259 A JP2003513259 A JP 2003513259A JP 2001534999 A JP2001534999 A JP 2001534999A JP 2001534999 A JP2001534999 A JP 2001534999A JP 2003513259 A JP2003513259 A JP 2003513259A
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ヨハネス ヤンセン,アントニウス
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ブロックス,セオドルス ウィルヘルムス アントニウス コルネリス
ヨハネス ヤンセン,アントニウス
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    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、移動可能な測定プローブ(3)と、該測定プローブ(3)の位置データを提供すべく該測定プローブ(3)に連結されたセンサ(8、14)とを備える測定デバイス(1)に関する。測定プローブ(3)はコードもしくはワイヤ(11)を介し、コードもしくはワイヤ(11)の長さもしくは長さ変化を測定する第1センサ(14)、および、コードもしくはワイヤ(11)の角度もしくは角度変位を測定する第2センサ(8)に連結される。獲得された位置データは、グラフィック的に表され、且つ/又は、測定データに対応する製品を生成する為に自動機械的加工装置を駆動すべく使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、可動測定プローブと、該測定プローブの位置データを提供すべく該
測定プローブに連結されたセンサとを備えた測定デバイスに関する。
【0002】 この種の測定デバイスは米国特許出願第4,703,443号から公知であると共に、
測定テーブル上に載置された機械部品などの2次元または3次元の形状(shape)
もしくは輪郭(contour)を測定すべく使用され得る。
【0003】 この先行技術の測定デバイスは、測定テーブル上に回転可能に取付けられて長
さが変更され得るアームを備えている。該アームは、枢動的に相互接続された所
定個数の別体の要素から成る。また上記アームの自由端部には、同様に該アーム
に枢動的に接続された測定プローブが配設される。
【0004】 上記アームの実効長、すなわち、上記枢動点から、測定されるべき対象物と上
記測定プローブが接触する点までの長さを決定する目的で上記アームの全ての枢
動点には、相互に隣接して配設された要素間の角度を測定するポテンショメータ
などの角度変位センサが存在する。それ自体が既知である個々の要素の長さと、
該各要素間における測定角度に基づくと、単純な数学的計算により上記アームの
実効長が決定され得る。引き続き、直交座標系、球面座標系または円柱座標系に
基づき公知の数学式により、上記アームの長さおよび角度変位から、測定される
べき対象物の2次元または3次元の輪郭が決定され得る。
【0005】 上記アームの長さを決定すべく該アームの各枢動点には比較的に多数のセンサ
が存在することから、特にポテンショメータが使用されるときに上記アームは比
較的に脆弱で動作不良を起こしやすい。更に、上記アームの最大長は構造的理由
に依り必然的に制限されることから、この先行技術のデバイスは測定テーブル上
に載置され得る比較的に小寸の対象物の測定に対してのみ適している。
【0006】 故に本発明の目的は、測定テーブル上に載置されるべき小寸対象物ならびに室
内に配設された比較的に大寸の対象物を測定すべく設計された改良測定デバイス
を提供するにある。
【0007】 本発明に依ればこれは、上記測定プローブは、コードもしくはワイヤを介し、
該コードもしくはワイヤの長さもしくは長さ変化を測定する第1センサ、および
、該コードもしくはワイヤの角度もしくは角度変位を測定する第2センサに連結
されることで達成される。
【0008】 枢動可能アームを用いる代わりに、本発明に係る上記デバイスはコードもしく
はワイヤを用いることから、上記コードもしくはワイヤの長さもしくは長さ変化
を決定する上では単一センサで十分であると共に、殆ど動作不良とならない測定
デバイスが提供され得る。コードもしくはワイヤを用いると先行技術の枢動可能
アームの長さに関する本来的な制限も克服され、この結果、室内に配設される比
較的に大寸の対象物を測定することも可能となる。一例として、本発明に係る測
定デバイスの実用的実施例においては6メートル以上の長さを有するコードもし
くはワイヤにより測定が行われる。
【0009】 本発明に係る上記デバイスの実施例においては、測定プローブの位置の変化に
より引き起こされた上記コードの角度または角度変位の正確な決定を可能とすべ
く、上記第2センサは回転可能に支持された長寸アームに連結され、上記コード
もしくはワイヤは該アームの長手方向において該アームに係合する。
【0010】 本発明に係る測定デバイスの好適実施例において、上記アームは、第1端部に
て上記第2センサに連結され、且つ、第2自由端部には、上記コードもしくはワイ
ヤが貫通移動し得る如く該コードもしくはワイヤの太さに厳密に適合された開口
を備える。上記ワイヤと開口との間の間隙は、上記アームを可能な限り正確に上
記コードもしくはワイヤとの整列に維持すべく最小限とされねばならない。
【0011】 本発明に係る測定デバイスの実施例においては、特に2次元対象物を測定すべ
く、上記アームは仮想平面内で回転可能となる様式で支持される。測定された上
記アームの角度または角度変位と測定された上記コードもしくはワイヤの長さも
しくは長さ変化に基づき、上記測定プローブによりスキャンされた対象物の輪郭
は極座標系に基づく数学的計算により正確に決定され得る。
【0012】 斯かる測定の正確さは特に上記仮想平面内における上記アームの正確な回転に
より決定されることから、本発明に係る測定デバイスの別実施例のアームは、上
記支持点を越えて延在する該アームの第1端部が該アームを平衡化すべく適切な
形状とされる如き様式、または、所望の正確さにて上記仮想平面内で該アームを
平衡化する調節手段を上記端部が備え得る如き様式にて、該アームの第1端部か
ら一定距離だけ離間した点にて回転可能に支持される。
【0013】 本発明に係る測定デバイスの更に別の実施例において上記アームは、たとえば
該アームを揺動可能に支持すべく該アームの上記第1端部に取付けられた球面継
手により空間的に回転可能に支持される。この様に空間的に回転可能または揺動
可能なアームは、たとえば公知の球面座標系に基づき3次元対象物の輪郭を測定
するに適している。
【0014】 上記測定が実施され得る速度は特に、上記アームが上記コードもしくはワイヤ
の位置の変化に追随し得る速度に依存する。
【0015】 本発明の好適実施例において上記アームは、可能的始動モーメントすなわち軸
受を静止状態から回転させるに必要なモーメントが最小である精密軸受内に支持
される。
【0016】 本発明の更に別の実施例において上記アームはアルミニウムまたはプラスチッ
クなどの小さな比重を有する材料から作成されるが、上記アームは更に十分な機
械強度を保持し乍らも可能な限り少量の材料から成るべく設計される。
【0017】 上記測定プローブの位置の変化により引き起こされる上記コードもしくはワイ
ヤの長さもしくは長さ変化を正確に測定すべく、上記プローブの位置が決定され
るときに上記コードもしくはワイヤは十分に緊張される必要がある。
【0018】 本発明の実施例に依れば、再び測定操作の速度を高めるべく、上記第1センサ
は、スプリング張力の影響の下で上記コードもしくはワイヤの張設(wire tensio
ned)を維持する張設/巻上げ機構(tensioning and roll-up mechanism)であって
上記コードもしくはワイヤを自動的に巻上げる張設/巻上げ機構に連結される。
故に、上記コードもしくはワイヤの長さもしくは長さ変化を正確に決定し得るべ
く該コードもしくはワイヤは常に十分に張設されて測定が実施される。
【0019】 本発明に係る測定デバイスの好適実施例において、上記張設/巻上げ機構は、
上記コードもしくはワイヤの直径に適合した深度を有する螺旋溝を外面に備える
と共に回転可能に支持されたリールと、上記コードもしくはワイヤが上記リール
の上記螺旋溝に追随する如き様式で上記コードもしくはワイヤを案内すべく移動
可能に支持された案内輪とを備える。
【0020】 張設/巻上げ機構の該実施例は、上記リールに巻回されるときに上記コードも
しくはワイヤが盛り上がることで測定値にエラーが導入されることを防止する。
結局、上記コードもしくはワイヤの長さは上記リールの直径により決定されるが
、コードもしくはワイヤの層の盛り上がりはリールの直径の未知の変化に対応す
る。更に、上記コードもしくはワイヤは、数層のコードもしくはワイヤが次々と
重ねられる結果として該コードもしくはワイヤが巻回される間に平坦化(すなわ
ち扁平化)されるのが防止される。コードもしくはワイヤの斯かる平坦化(flatt
ening)は、長さ変化の決定における未知の変動に帰着し、故に未知の測定エラー
に帰着する。
【0021】 本発明の好適実施例において、上記測定プローブは長寸形状であると共に、該
測定プローブを保持するためのグリップと、該グリップに関して回転可能に支持
されたピン状端部であって上記コードもしくはワイヤが取付けられるピン状端部
とを備える。
【0022】 回転可能に支持されたピン形状端部に対して上記コードもしくはワイヤを取付
けることにより、上記測定プローブの位置決めの間において上記コードもしくは
ワイヤは常に該測定プローブの径方向に延在される。故に長さ測定(linear meas
urement)にはエラーが導入されない、と言うのも、上記ワイヤは上記測定プロー
ブの中央および/またはそのピン形状端部と整列していないからである。
【0023】 特に比較的に大寸の対象物を測定すべく上記コードもしくはワイヤが6メート
ル以上の長さを有し得る場合、可能な限り伸びの少ない材料が選択されねばなら
ない、と言うのも、コードの伸びは長さ測定の信頼性を落とすからである。本発
明の目的に対しては、パラライネ(paraleine)コードまたはパラライネ(paralein
e)ワイヤが十分に伸びに耐えることが明らかとなった。上記張設/巻上げ機構の
スプリング張力もまた、上記コードもしくはワイヤの不都合な伸びを引き起こさ
ない様に選択されるべきことは当然である。
【0024】 本発明の目的に適したセンサは、それ自体が実際に公知である。本発明の好適
実施例において上記各センサはパルス生成器の形態であり、使用の間に供給され
るパルス数は夫々、上記コードもしくはワイヤまたはそれに連結された上記アー
ムの長さ変化または角度変位に比例する。
【0025】 本発明に係る上記測定デバイスの各センサおよび回転可能アームはコンパクト
で携帯可能なハウジング内に収容され得ると共に、該ハウジングから測定プロー
ブおよびコードもしくはワイヤが出入りされ得る。上記ハウジングは夫々の対象
物を測定すべく、測定テーブル上に、または、室内の他の任意の箇所に載置され
得る。
【0026】 本発明の更に別の実施例において、デスク・コンピュータまたは携帯コンピュ
ータ(ラップトップ)などの既存のコンピュータ装置による上記測定デバイスの使
用を促進すべく、上記測定デバイスは、上記各センサに対して接続された処理デ
バイスであって該各センサにより供給された測定信号を上記測定プローブの位置
データへと処理すると共に該データをインタフェース上で利用可能とする処理デ
バイスにより特徴付けられる。上記インタフェースは好適には、コンピュータ周
辺装置により使用されるそれ自体が公知のRS232などの標準インタフェースであ
る。
【0027】 上記測定デバイスの最も完全な実施例において該測定デバイスは、上記インタ
フェースに接続されたデスク・コンピュータまたは携帯コンピュータなどの更な
る処理デバイスであって、獲得された上記位置データをグラフィック的に表すデ
バイスを駆動すべく該位置データを処理する適切なソフトウェア、および/また
は、上記位置データに対応する対象物を直接的に且つ自動的に生成する為に機械
的加工装置を駆動すべく該位置データを処理するソフトウェアを備えた更なる処
理デバイスから成る。この目的に適したグラフィック的デバイスもしくはプロッ
タおよび機械的加工装置は、当業界でそれ自体が公知である。
【0028】 故に本発明はまた、測定された位置データをグラフィック的に表す装置であっ
て、該処理装置に接続された上述の測定デバイスにより特徴付けられる処理装置
も提供する。
【0029】 本発明は更に、所定測定データに基づき対象物を自動的に生成する機械的加工
装置であって、上記処理装置に接続された上述の測定デバイスにより特徴付けら
れる機械的加工装置に関する。
【0030】 本発明に係る測定デバイスは、問題となる対象物の周縁部上の一個以上の点に
上記測定プローブを位置決めすると共に上記処理デバイスは上記各点に対応する
上記対象物の可能的輪郭を自動的に生成することにより、または、測定されるべ
き対象物の周縁部に沿って連続的に上記測定プローブを移動することにより、対
象物を測定すべく使用され得る。
【0031】 離散点における測定はたとえば、測定されるべき対象物がたとえば多角形など
のそれ自体が既知の形状を有する場合に実施され得る。斯かる対象物は、上記測
定プローブを各角隅部点に位置決めすることで迅速に測定され得る。複雑な形状
または精密測定の場合には、測定されるべき対象物の周縁部に沿って上記測定プ
ローブを移動することが好適である。
【0032】 本発明に係る測定デバイスの別実施例においては、当該頂部の中央にコードも
しくはワイヤが取付けられるべく枢動可能なボール状または球面状頂部を含む測
定プローブが提供される。この測定プローブはたとえばフレームなどが測定され
るべき場合に、測定されるべき対象物上の点に対し、該プローブの位置に無関係
に該プローブを先端接触(tip)する上で特に適している。
【0033】 較正の目的で上記測定プローブは対象物を測定するに先立ち基準点に位置され
、測定値は該基準点に関して較正される。
【0034】 本発明は更に、上述の測定デバイスにより対象物を測定する方法であって、測
定プローブを移動することで獲得されると共に上記コードまたはワイヤの長さ変
化および角度変化を表す測定データが、上記コードまたはワイヤが巻回されるリ
ールの半径補正、上記コードまたはワイヤに連結された上記測定アームの振動の
補償、測定点および線のフィルタリング、および測定プローブの測定ピンもしく
は測定頂部の寸法に関するオフセット補正、を含む補正操作を受ける方法に関す
る。
【0035】 本発明に係る上記測定デバイスによれば、十分の数ミリ程度で極めて正確にか
つ迅速に対象物を測定することが可能とされ、且つ、測定データは、測定済対象
物のグラフィック表示を提供するグラフィック装置もしくは製図装置に対し、且
つ/又は、たとえばDIN ISOコードなどに従い上記対象物を直接的に自動的に生
成する機械的加工装置に対して直接的に供給され得る。
【0036】 以下においては、本発明に係る測定デバイスが代表的実施例により更に詳細に
説明される。
【0037】 図1は、台形状のハウジング2と測定プローブ3とを備えた本発明に係る測定デ
バイス1の実施例を側面視で示している。精密玉軸受6内に回転可能に支持された
アーム5は、ハウジング2の上側に配設される。アーム5は、ハウジング2の上側表
面4に平行な仮想平面内において時計方向および反時計方向において360°±20°
の角度に亙り回転する。アーム5は、図示実施例においてはハウジング2の中央に
支持される。
【0038】 アーム5が回転可能に支持される支持点7は、上記仮想平面内におけるアーム5
の角度または角度変位を測定するセンサ8に接続される。上記測定プローブに接
続されたコードもしくはワイヤ11は、アーム5の自由端部9から延在する。
【0039】 コードもしくはワイヤ11はアーム5および支持点7を介し、付勢された事前設定
リール13を備える張設/巻上げ機構12まで延在し、コードもしくはワイヤ11は事
前設定リール13上に巻回される。リール13に対するスプリング張力は、コードも
しくはワイヤ11に対してハウジング2への方向における一定力を及ぼすべく作用
する。
【0040】 張設/巻上げ機構12に対してはリール13の角度変位を測定するセンサ14が接続
されるが、この角度変位は、測定プローブ3に対するコードもしくはワイヤ11の
長さ、または、上記ハウジングに向けたまたは該ハウジングから離間する測定プ
ローブ3の移動から帰着するコードもしくはワイヤ11の長さ変化を表している。
【0041】 破線15は、ハウジング2内に配置された給電および処理機器を概略的に示して
いる。
【0042】 図2は、図1に係る上記測定デバイスの台形ハウジング2の上側表面4を示す図
である。
【0043】 アーム5は支持点7の近傍にて広幅部分の形状とされ、且つ、アーム5の他端部1
0は、仮想平面内において該アーム5の精密平衡を達成するために一定距離に亙り
支持点7から離間する方向に延在する。端部10における上記アームの部分はその
重量に関し、上記ハウジングの上側表面4に平行な仮想平面内においてアーム5全
体が厳密に平衡に維持される如き寸法とされる。所望であればアーム5の端部10
は、該アーム5の精密均衡のための(不図示の)調節手段を備え得る。
【0044】 図3はアーム5の拡大側面図である。アーム5はその自由端部9にて開口16を備
え、該開口16をコードもしくはワイヤ11が貫通延伸する。開口16は好適には、コ
ードもしくはワイヤ11がリール13に巻回される前に該コードもしくはワイヤ11か
ら汚れが掻き落とされる如く構成される。アーム5は支持点7の近傍にて、コード
もしくはワイヤ11がアーム5の支持点7の中央を厳密に貫通延伸する如き様式で配
設された案内輪17を備える。
【0045】 測定プローブ3の移動から帰着するコードもしくはワイヤ11の角度または角度
変位を正確に測定すべく、アーム5は可能な限り上記コードもしくはワイヤと整
列することが重要である。これを達成すべく、開口16の直径はコードもしくはワ
イヤ11の直径に対して厳密に適合されねばならない。実用的実施例においては、
コードもしくはワイヤ11と開口16との間に0.1mm程度の間隙が使用される。アー
ム5の自由端部9に連結されると共に上記開口16が存在するプラスチック部材18を
使用することで、摩耗によりまたは開口16の拡大により引き起こされるアーム5
とコードもしくはワイヤ11との間の整列の偏差(deviation)は新たな部材18を装
着することで容易に克服され得る。
【0046】 アーム5の構造は可能な限り軽量とされるべきであるが、これは本発明に依れ
ば、アーム5をアルミニウムもしくはプラスチックなどの軽量材料で製造すると
共に必要な材料が最小限の量となる様に上記アームを設計することで達成される
。但し、上記アームとコードもしくはワイヤ11を整列すると共に、上記測定デバ
イスの上側表面4に平行な仮想平面内で可能な限り正確にアーム5を回転させるべ
く、該アームの長手方向においては十分な物理的剛性が保持されねばならない。
【0047】 本発明の実施例においてはアーム5の始動モーメントを更に可能な限り低く維
持すべく、それ自体が公知であると共に高い精度および正確さのためにボールお
よび軸受カップが選択された玉軸受などの精密軸受が使用される。更に、低粘着
力の潤滑油が使用される。これらの手段に依れば、始動モーメントすなわちアー
ム5を静止状態から回転させるに必要な力は0.03Ncm未満となる。特にコードもし
くはワイヤ11が長寸の場合、該コードもしくはワイヤ11の小さな角度変位を測定
するには小さな始動モーメントが必要とされる。本発明に係る測定デバイスの実
用的実施例において、アーム5は20〜30cmの長さを有する。
【0048】 図4は、本発明に係る測定デバイスの測定プローブ3の実施例を部分的に側面
でかつ部分的に断面で示している。測定プローブ3は長寸であると共に、該測定
プローブ3を保持するためのグリップ20と、該グリップ20に回転可能に支持され
た測定ピン21とを備える。
【0049】 この図において理解され得る如く測定ピン21は、シャフト23および玉軸受24を
介してグリップ20のボア25に係合するホルダ22内に取付けられる。好適には、示
された如く二重の玉軸受24が使用される。コードもしくはワイヤ11は、ホルダ22
および測定ピン21の近傍に取付けられる。
【0050】 対象物30の周縁部31上への測定プローブ3の位置決めを容易とし得るべく、測
定ピン21は一定長を有すべく設計され、且つ、測定ピン21に直交して延在する支
持表面26は、測定されるべき対象物30の表面32に該ピンを可能な限り直交して位
置決めすべく形成される。
【0051】 図5に概略的に示された如く、測定プローブ3のグリップ20に関して測定ピン2
1の軸受内への回転可能的な支持に依り、長手方向における測定プローブ3の枢動
から帰着する測定エラーを防止すべくコードもしくはワイヤ11が常に測定ピン21
に対する測定プローブ3の半径に依る直線内に在ることが確実とされる。このエ
ラーは、図5において破線29により示された如くコードもしくはワイヤ11が測定
プローブ3のグリップ20に固定的に接続された状況で生じ得る。線29は、上記コ
ードもしくはワイヤが測定プローブ3に対して固定的にすなわち枢動部材を介さ
ずに取付けられると共に測定プローブ3が長手方向における自身軸心の回りで枢
動され乍ら対象物に対して保持されたときにおける上記コードもしくはワイヤの
方向を示している。
【0052】 当業者であれば、コードもしくはワイヤ11は、特に該コードもしくはワイヤ11
が極めて長寸であるときに、長さにおける小さな変化を検出し得るべく伸び(str
etch)の少ない材料から作成されるべきことを理解し得よう。本発明のこの目的
に対する適切な特性は、伸びの少ないスチール・ワイヤ、および、たとえば所謂
るパラライネ(paraleine)コードが有することが明らかとなった。1mmの直径を有
するパラライネ(paraleine)コードもしくはワイヤは、1daNにては、3daNにては0
.4%および10daNにては0.9%の引張歪を有する。他のタイプのコードもしくはワ
イヤも勿論使用され得るものであり、張設/巻上げ機構12のスプリング張力は適
切に選択されねばならない。
【0053】 図6は、本発明に係る測定デバイスの測定プローブ33の別実施例の斜視図であ
る。測定プローブ33は、測定プローブ3と同様に長寸形状であると共に、測定プ
ローブ33を保持するグリップ34と、該グリップ34に回転可能に収容された測定ピ
ン35と、略々半円形のプラットフォーム36とを備える。半円形プラットフォーム
36の直径は、グリップ34の直径よりも大きい。測定ピン33の端部にてグリップ34
に対しては、測定ピン35およびプラットフォーム36の近傍に配設されるリング37
が回転可能に接続される。リング37は突起38を含み、該突起内にはたとえば挟持
によりコードもしくはワイヤ11が固定される。
【0054】 測定ピン35およびプラットフォーム36は、測定プローブ3に関して上述された
のと同一の様式でグリップ34内に支持され得る。筒状平軸受などの様に十分に精
密で本発明の目的に適した任意の形式の軸受が使用され得る。
【0055】 図5に関して説明された如く測定プローブ33のグリップ34に関する測定ピン35
、プラットフォーム36およびリング37の回転可能な支承に依り、コードもしくは
ワイヤ11が常に測定プローブ33のグリップ34の半径に依る直線内に在ることが確
実とされる。
【0056】 その半円形プラットフォーム36を備えた測定プローブ33は、プラットフォーム
36を対象物30の表面上に着座させ乍ら対象物30の輪郭の周縁部に沿って測定ピン
35を移動することで対象物30の輪郭を測定するのに特に適している。
【0057】 図7は、本発明に係る測定デバイスで使用される測定プローブ39の更に別の実
施例の概略的斜視図である。測定プローブ39は設計態様に関して測定プローブ33
と実質的に同一であるが、相違は、測定ピン35上に交換可能な帽子状測定ピン40
が嵌装されることである。
【0058】 図8は測定プローブ33を部分的に断面で且つ部分的に側面で示す概略図であり
、帽子状測定ピン40が明確に示されている。測定ピン40は丸形縁部を有する円形
ディスク41と丸形頂部を有する中央の長寸円筒状突起42とから成り、測定ピン35
が損傷するのを防止すべく特に粗面を有する対象物に沿った測定が企図される。
【0059】 測定プローブ39は此処でも特に対象物の輪郭測定に適しているが、該プローブ
は突起42のサイズにより定まる固定オフセットを有する。
【0060】 図9は、グリップ34内に回転可能に支持された球状頂部45を有する円錐状測定
ピン44を備える本発明に係る測定デバイスの測定プローブ43の更に別の実施例の
概略的斜視図である。球状頂部45はその一実施例において約3mmの直径を有し、
コードもしくはワイヤ11は正確に該球状頂部45の中央で終端する。測定プローブ
43は特に、たとえばドアフレームまたは窓フレームなどの測定されるべき対象物
の角隅部を測定する所謂る“ポインタ(pointer)”として使用されるに適してい
る。頂部45が回転可能に支持されるという事実に依り、グリップ34の位置は測定
に影響しない。
【0061】 測定されるべき対象物の特定形状に依存して、本発明に係る測定デバイスと共
に使用されるべく更なる測定プローブが開発され得るが、斯かるプローブは全て
本特許出願に包含されると見做される。
【0062】 図10は台形のハウジング54を備えた本発明に係る測定デバイス50の実施例を
示しており、該ハウジングの上側表面55上には揺動可能に支持されたアーム56が
配設される。
【0063】 図示実施例においてアーム56は、一端に球面継手57を備えている。
【0064】 球面継手57に対してはセンサ58が連結されるが、該センサ58はたとえば、湾曲
矢印51により示されたハウジング54の上側表面55に平行な仮想平面内、および、
湾曲矢印52により示された上側表面55に直交する仮想平面内などの、2つの自由
度でアーム56の回転を測定し得る。
【0065】 測定デバイス50は更に、矢印53により示された如く距離または距離変化を測定
すべくたとえば測定プローブ33などの様にコードもしくはワイヤ11に接続された
測定プローブと、センサ14を含む関連張設/巻上げ機構12、13とを備える。
【0066】 測定デバイス50に依れば、対象物の3次元輪郭が測定され得る。この場合にお
いても球面継手57の始動モーメントは可能な限り小さくされるべきであるが、こ
れは、上記で説明された如く使用される軸受部材と潤滑油とを慎重に選択するこ
とで達成され得る。
【0067】 測定デバイス1と同様に測定デバイス50は、たとえば測定テーブル上に載置さ
れる小寸対象物または所定空間内に存在する大寸対象物を測定する携帯可能で搬
送可能なユニットとして設計され得るという利点を有する。
【0068】 図11は、図1の張設/巻上げ機構12に関して上記で説明された如くコードも
しくはワイヤ11を巻回し且つ巻出す張設/巻上げ機構60の好適実施例の概略的斜
視図である。
【0069】 張設/巻上げ機構60は底部62を含む略々正方形のボックス状フレーム61を備え
、該フレームの各角隅部の近傍には、回転可能に支持された案内輪または案内ロ
ーラ63、64、65および66が配設される。案内輪63、64、65および66は、夫々の支
持シャフト70、71、72および73の方向に移動可能である。
【0070】 上記各案内輪間においてリール67が軸受内に回転可能に取付けられる。フレー
ム61は一側の近傍に開口68を備え、該開口は61から外側方向に延在する樋(とい)
69に接続する。コードもしくはワイヤ11は、樋69および開口68を介し、案内輪63
、64、65および66を介してリール67まで延在する。
【0071】 図示実施例においてはリール67の外面に溝74が存在するが、該溝の深度は、コ
ードもしくはワイヤ11の直径の変形を防止すべくコードもしくはワイヤ11の直径
に適合される。リール67は更に、スプリング張力の下でコードもしくはワイヤ11
を巻回し且つ巻出すべく(不図示の)スプリング手段を備える。張設/巻上げ機構
12の作用は次の通りである。
【0072】 開口68を介してフレーム61内に且つフレーム61外へ移動され得るコードもしく
はワイヤ11は、該コードもしくはワイヤ11がリール67の螺旋溝70に追随する様式
にて、支持シャフト70、71、72および73の長手方向に移動可能となるべく回転可
能に支持された案内輪63、64、65および66を介して案内される。これにより、リ
ール67に巻回されるときにコードもしくはワイヤ11が盛り上がることで測定値に
エラーが導入されることが防止される。結局、コードもしくはワイヤ11の長さは
リール67の回転度合いに基づき決定される。これは、リール67の厳密な直径が既
知であるべきことを意味する。実際、リール67上におけるコードもしくはワイヤ
11の層の盛り上がりはリール67の未知の直径変化に対応し、その結果、引張り出
された上記コードもしくはワイヤの長さはリール67の回転度合いから正確に決定
され得なくなる。
【0073】 張設/巻上げ機構60を使用することの別の利点は、数層のコードもしくはワイ
ヤ11が次々と重ねられる結果としてコードもしくはワイヤ11が巻回される間に平
坦化されるのを該張設/巻上げ機構60が防止することである。コードもしくはワ
イヤ11の平坦化(flattening)はその長さを決定する上での未知の偏差に繋がり、
故に未知の測定エラーに繋がる。
【0074】 本発明の目的に適した角度または角度変位を測定するセンサは、それ自体が実
際に公知である。この目的に対してはポテンショメータが使用され得るが、本発
明の好適実施例はパルス生成器の形態のセンサを採用する。これは、回転時に光
線を遮断するマークを備えると共に回転可能に配設されたディスクを使用する。
これにより生成されるパルスは該ディスクの回転度合いを表すことから、角度変
位または長さ変化は各マーク間の間隔に基づき容易に計算され得る。同様に、滑
り接触を採用したパルス生成器などの他の適切なパルス生成器も当然使用され得
る。但し本発明の目的に対しては、機械的摩擦の量が最小であるセンサを使用す
るのが望ましい。上記ハウジング内に配設された電気コンポーネント15は、各セ
ンサからの測定信号を上記測定プローブの位置データへと適切に変換することで
、本発明に係る上記測定デバイスにより獲得された位置データをグラフィック的
に表すたとえばプロッタまたは他の装置を駆動し、または、上記位置データに対
応する対象物を生成する機械的加工装置(machining apparatus)を駆動する。
【0075】 図12は、本発明に係る上記測定デバイスの電子コンポーネント15、ならびに
、デスク・コンピュータまたは携帯コンピュータ(ラップトップ)75および機械的
加工装置および/またはプロッタ76に対する該電子コンポーネントの接続の簡単
な電気ブロック図である。
【0076】 電子コンポーネント15はたとえばマイクロプロセッサの形態の処理デバイス80
を備えるが、該処理デバイス80に対しては、ディスプレイ・ユニット81(図2も
参照)と、たとえば交換可能なバッテリ形態の電源83(図2も参照)と、ON/OFFス
イッチ84と、無線遠隔制御により入力ユニット87と通信する無線送受信ユニット
88と、センサ8、14および58とが接続される。
【0077】 使用されるコードもしくはワイヤ11のタイプに依存し、その長さもまた温度お
よび湿度のレベルなどの周囲条件により影響される。これらの影響を補正すべく
、温度センサおよび湿度センサなどの適切なセンサ86が配備されると共に、処理
デバイス80は、算出されたコードもしくはワイヤ11の長さ変化を、測定された温
度および湿度レベルに依存して補正する適切なソフトウェアを含む。
【0078】 処理デバイス80は、センサ8、14、58から受信した信号を上記測定プローブか
らの位置データへと変換すると共に、好適にはたとえば形式RS232などの標準的
なコンピュータ・インタフェースであるインタフェース85上でこのデータを利用
可能とする。この目的に対して適切なソフトウェアはそれ自体が実際に公知であ
り、更なる説明は不要である。
【0079】 インタフェース85上で利用可能とされた上記位置データは、プロッタまたは加
工機械76を駆動する適切なソフトウェアを備えたデスク・コンピュータまたは携
帯コンピュータ75により処理され得る。上記測定データはまた所望であれば、業
務計画(logistic)、プロジェクト管理目的、購入などのために直接的に使用され
得る。この目的に対して適切なソフトウェアは、それ自体が市販されている。
【0080】 本発明に係る上記測定デバイスは、デスク・コンピュータもしくは携帯コンピ
ュータおよびグラフィックもしくはプロット装置および/または機械的加工装置
に対して接続されるべき別体的ユニットの形態とされ得るが、本発明はまた、デ
スク・コンピュータもしくは携帯コンピュータおよび上記測定デバイスの各機能
がひとつのユニットへと組合され、該ユニットがまた測定された対象物もしくは
製品の直接的な製造、プロジェクト管理、購入などのためにグラフィックもしく
はプロット装置ならびに機械的加工装置に一体化され得るという測定デバイスも
提供する。
【0081】 上記で論じられた本発明に係る測定デバイスは、たとえば、それ自体が既知の
多角形の角隅部点における対象物の周縁部上の離散点に測定プローブ3、43を位
置することで、または、測定されるべき輪郭もしくは周縁部を測定プローブ3、3
3、39により連続的に追随することで、対象物を測定するに適している。
【0082】 最初の場合には、測定されるべき対象物の特定点に測定プローブ3、43が位置
決めされたときに上記センサからの測定データを記憶する手段が配備されるが、
該手段はたとえば、電気的、放射線的、音響的もしくは光学的な手段により処理
デバイス80と通信する測定プローブ3上のプッシュ・ボタン27、または、処理デ
バイス80に対して登録コマンドを送信し得る別体の入力ユニット87である。
【0083】 連続的な輪郭測定のために処理デバイス80は、手動による測定プローブ3、33
、39の通常移動時における0.1mm程度の極めて小さな偏差を測定するに十分な速
度にて周期的にセンサ8、14、58をポーリングする。実用的実施例においては、
約2,000回測定/秒が実施される。
【0084】 精密な測定のためには、対象物の測定に先立ち測定の較正に対する基準点に上
記測定プローブを位置決めするのが好適である。
【0085】 較正および整列の目的と同様に、図1に示された測定デバイス1のハウジング2
は調節用脚部46および47を備える。上記調節用脚部によりハウジング1は、測定
されるべき対象物と共にたとえば水平方向または垂直方向に厳密に整列され得る
【0086】 本発明に係る上記測定デバイスの更に優れた実施例において、上記測定デバイ
スはたとえばレーザ制御式の整列システムなどの整列システム48を備える。上記
整列は、2次元平面内の測定に制限される測定デバイス1などの測定デバイスの
みに該当するのは明らかである。一方、図10に示された如く測定デバイス50は
必ずしも整列手段46、47、48を含む必要は無い、と言うのも、この測定デバイス
50は3次元測定に適しているからである。
【0087】 上記において説明された如く、処理デバイス80により処理されるべきデータ・
フローは、コードもしくはワイヤ11の長さとアーム5;48の角度変位に関するデ
ータから成る。このデータは、センサ8、14、58により未処理形態で提供される
。上記データの更なる処理としては、幾つかの処理および補正ステップが挙げら
れる。
【0088】 図13は、本発明に係る上記測定デバイスの実施例における処理デバイス80の
制御下での種々の処理および補正ステップを概略的に示している。ブロック“A
”、“B”および“C”は、相互に対応する箇所を表している。
【0089】 ブロック101すなわち“リール回転のカウンタ・パルスの読取り”は、本発明
の好適実施例においてはパルス生成器の形態であるセンサ14によるリール13、67
の回転度合いに基づくコードもしくはワイヤ11の長さの決定に関連する。ブロッ
ク102すなわち“リール回転の計算”にては、加算器/減算器の逐次的登録と、
完全一回転当たりのパルス数を表す定数とからリール13、67の回転の数もしくは
割合が決定される。巻出されたコードもしくはワイヤ11の長さは、リール13、67
の回転数に比例する。但し、コードもしくはワイヤ11の反曲点(point of inflec
tion)からリール13、67の接触点までの距離は一定でない。すなわちリール13、6
7に巻回されるワイヤが多くなるほど、この距離は大きくなる。上記ワイヤのこ
の付加的な(内部的)長さは、ブロック103すなわち“リール半径補正”にて補償
される。
【0090】 更に、測定デバイス1の場合、測定点はアーム5が回転する平面の外側に存する
こともある。高さの差、すなわち、アーム5が回転する平面と測定点を通り該平
面に平行な平面との間の距離は、ユーザにより入力される。この高さの差は、ブ
ロック104すなわち“高さ補正”により補償される。
【0091】 センサ8;58はアーム5;56の角度変位を決定すべく配備されるが、該センサも
またパルス生成器の形態である。この場合においてもパルスの個数は、ブロック
105すなわち“測定アーム回転のカウンタ・パルスの読取り”にて加算器/減算
器により記憶される。
【0092】 上記測定プローブが移動すると、コードもしくはワイヤ11は振動される。この
振動はアーム5;56の揺動移動に帰着することから、電位測定の不正確さに帰着
する。この揺動は動的に測定されると共に、測定値はブロック106すなわち“ア
ーム振動の補償”にて補正を行うために使用される。
【0093】 この様に極座標系において測定されて獲得されたデータは、ブロック107にて
直交座標に変換される。これが行われるのは、市販の処理用ソフトウェアが基本
的に直交座標系に基づくからである。この目的に対して適切な変換ソフトウェア
は、それ自体が実際に公知である。当業者であれば、上記結果を極座標系で処理
することで上記変換が当然に省略され得ることを理解し得よう。
【0094】 ブロック108および109は変換済データのフィルタリングを提供するが、ブロッ
ク108すなわち“点フィルタ”は十分に離間されていない連続的な測定点をフィ
ルタリングすべく作用する。所定許容誤差内で直線上に存在する連続的な点の場
合、中間点は同様にブロック109すなわち“線フィルタ”でフィルタリングされ
る。直線に基づく手法を用いる代わりに、短寸弧状部分に基づく手法を使用する
ことも可能である。
【0095】 測定ピン21、35、42または球状頂部45の有限直径の結果として、測定された輪
郭または位置は厳密な輪郭または位置では無く、上記測定ピンもしくは頂部の直
径の半分の距離だけ左右のいずれかに逸脱した輪郭である。故にユーザは、測定
されるべき輪郭または位置が上記測定デバイスの左右のいずれに位置決めされる
かを入力する必要がある。測定値は引き続き、ブロック110すなわち“オフセッ
ト補正”で補正される。
【0096】 ユーザは更にブロック111すなわち“回転および並進測定”において、上記測
定値が直交座標系においてどの様に位置決めされるべきかを表し得る。これはた
とえば、原点が最初の測定点なのか最後の測定点なのか、および、x軸はどの方
向に延在するかすなわち第1の測定点から第2の測定点へと且つ次の測定点へと延
在するのか、などである。
【0097】 測定の間、データは測定デバイスの主要記憶装置に記憶される。測定が完了し
て全ての操作が実施されたなら、この様に獲得されたデータはブロック112すな
わち“データ記憶”にて補助記憶装置に記憶される。
【0098】 拡大縮小および移動の後で測定データは、ブロック113すなわち“画面にデー
タを表示”にて、画面上に全ての測定点が表示され得る如き様式で画面81上に表
示される。
【0099】 上記測定デバイスから獲得されたデータを使用すべく、該測定デバイスはイン
タフェース85を介し、所謂るホスト・プログラムが実行されるパーソナルコンピ
ュータ、ラップトップ75または他のコンピュータなどのコンピュータへと接続さ
れ得る。このプログラムにより測定データは更に、ブロック114すなわち“ホス
ト・プログラムを有するPCにデータを“アップロード””における更なる処理の
ために処理デバイス76へと供給され得る。
【0100】 本発明は上記において本発明に係る測定デバイスの代表的実施例により説明さ
れたが、上記発明概念は添付の請求の範囲の有効範囲内において種々の手法で実
現され得ることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、2次元対象物を測定する本発明に係る測定デバイスの実施例の概略的
側面図である。
【図2】 図2は、図1のデバイスの概略的上平面図である。
【図3】 図3は、本発明に係るデバイスの一好適実施例においてアームおよびコードも
しくはワイヤが相互に係合する様式を概略的に示す拡大図である。
【図4】 図4は、本発明に係る測定プローブの好適実施例の概略的一部破断側面図であ
る。
【図5】 図5は、図4に係る測定プローブが使用された場合にコードもしくはワイヤが
該測定プローブに係合する様式を概略的に示す図である。
【図6】 図6は、本発明に係る測定プローブの好適実施例の斜視図である。
【図7】 図7は、本発明に係る測定プローブの好適実施例の斜視図である。
【図8】 図8は、本発明に係る測定プローブの好適実施例の概略的側面図である。
【図9】 図9は、本発明に係る測定プローブの好適実施例の斜視図である。
【図10】 図10は、3次元対象物を測定するに適した測定デバイスの実施例の概略的側
面図である。
【図11】 図11は、本発明に係る測定デバイスで使用される張設/巻上げ機構の好適実
施例の概略的斜視図である。
【図12】 図12は、本発明に係る測定デバイスの簡略化電気配線図である。
【図13】 図13は、本発明に係る測定デバイスの実施例における種々の処理および補正
ステップの概略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月26日(2001.11.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2F062 AA03 AA04 AA21 AA51 AA61 AA71 BC31 DD10 DD24 DD33 DD34 EE03 EE62 FF04 FF05 FF07 HH06 HH07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動測定プローブと、該測定プローブの位置データを提供す
    べく該測定プローブに連結されたセンサとを備えた測定デバイスにおいて、 上記測定プローブは、コードもしくはワイヤを介し、該コードもしくはワイヤ
    の長さもしくは長さ変化を測定する第1センサ、および、該コードもしくはワイ
    ヤの角度もしくは角度変位を測定する第2センサに連結されることを特徴とする
    、測定デバイス。
  2. 【請求項2】 前記第2センサは回転可能に支持された長寸アームに連結さ
    れ、前記コードもしくはワイヤは該アームの長手方向において該アームに係合す
    ることを特徴とする、請求項1記載の測定デバイス。
  3. 【請求項3】 前記アームは、第1端部にて前記第2センサに連結され、且つ
    、第2自由端部には、前記コードもしくはワイヤが貫通移動し得る開口であって
    該コードもしくはワイヤの太さに厳密に適合された開口を備えることを特徴とす
    る、請求項2記載の測定デバイス。
  4. 【請求項4】 前記アームは仮想平面内で回転可能となる様式で支持される
    ことを特徴とする、請求項2または3の何れかに記載の測定デバイス。
  5. 【請求項5】 前記アームは、前記仮想平面内で該アームを平衡化すべく該
    アームの第1端部から一定距離だけ離間した点にて回転可能に支持されることを
    特徴とする、請求項4記載の測定デバイス。
  6. 【請求項6】 前記アームは空間的に回転可能に支持されることを特徴とす
    る、請求項2または3の何れかに記載の測定デバイス。
  7. 【請求項7】 前記アームはその第1端部にて球面もしくはボールにより回
    転可能に支持されることを特徴とする、請求項6記載の測定デバイス。
  8. 【請求項8】 前記アームは可能な最小始動モーメント(smallest possible
    starting moment)を有する精密軸受内に支持されることを特徴とする、請求項
    2から7の何れかに記載の測定デバイス。
  9. 【請求項9】 前記アームは軽量材料から作成されることを特徴とする、請
    求項2から8の何れかに記載の測定デバイス。
  10. 【請求項10】 前記第1センサは、スプリング張力の影響の下で前記コー
    ドもしくはワイヤの張設を維持する張設/巻上げ機構であって上記コードもしく
    はワイヤを自動的に巻上げる張設/巻上げ機構に連結されることを特徴とする、
    請求項1から9の何れかに記載の測定デバイス。
  11. 【請求項11】 前記張設/巻上げ機構は、 前記コードもしくはワイヤの直径に適合した深度を有する螺旋溝を外面に備え
    ると共に回転可能に支持されたリールと、 上記コードもしくはワイヤが上記リールの上記螺旋溝に追随する如き様式で上
    記コードもしくはワイヤを案内すべく移動可能に支持された案内輪と、 を備えることを特徴とする、請求項10記載の測定デバイス。
  12. 【請求項12】 前記測定プローブは長寸形状であると共に、該測定プロー
    ブを保持するためのグリップと、該グリップに関して回転可能に支持されたピン
    状端部であって前記コードもしくはワイヤが取付けられるピン状端部とを備える
    ことを特徴とする、請求項1から11の何れかに記載の測定デバイス。
  13. 【請求項13】 前記測定プローブは長寸形状であると共に、該測定プロー
    ブを保持するためのグリップと、該グリップに関して回転可能に支持されたボー
    ル状または球面状頂部とを備え、該ボール状または球面状頂部の中心には前記コ
    ードもしくはワイヤが取付けられることを特徴とする、請求項1から11の何れ
    かに記載の測定デバイス。
  14. 【請求項14】 前記コードもしくはワイヤは、伸びの少ないスチール・ワ
    イヤ、パラライネ(paraleine)コードまたはパラライネ(paraleine)ワイヤなどの
    可能な限り伸びの少ない材料から作成されることを特徴とする、請求項1から1
    3の何れかに記載の測定デバイス。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2センサはパルス生成器として配置され、 使用の間に供給されるパルス数は夫々、前記コードもしくはワイヤの長さ変化
    および角度変位に比例することを特徴とする、請求項1から14の何れかに記載
    の測定デバイス。
  16. 【請求項16】 前記各センサに対して接続された処理デバイスであって該
    各センサにより供給された測定信号を前記測定プローブの位置データへと処理す
    ると共に該データをインタフェース上で利用可能とする処理デバイスにより特徴
    付けられる、請求項1から15の何れかに記載の測定デバイス。
  17. 【請求項17】 前記インタフェースに接続されたデスク・コンピュータま
    たは携帯コンピュータなどの更なる処理デバイスであって、獲得された前記位置
    データをグラフィック的に表すデバイスを駆動すべく該位置データを処理するソ
    フトウェアを備えた更なる処理デバイスにより特徴付けられる、請求項16記載
    の測定デバイス。
  18. 【請求項18】 前記インタフェースに接続されたデスク・コンピュータま
    たは携帯コンピュータなどの更なる処理デバイスであって、前記位置データに対
    応する対象物を生成する為に機械的加工装置を駆動すべく該位置データを処理す
    るソフトウェアを備えた更なる処理デバイスにより特徴付けられる、請求項16
    記載の測定デバイス。
  19. 【請求項19】 測定された位置データをグラフィック的に表すデバイスで
    あって、該デバイスに接続された請求項1から18の何れかに記載の測定デバイ
    スにより特徴付けられるデバイス。
  20. 【請求項20】 所定測定データに基づき対象物を自動的に生成する機械的
    加工装置であって、該機械的加工装置に接続された請求項1から18の何れかに
    記載の測定デバイスにより特徴付けられる機械的加工装置。
  21. 【請求項21】 請求項1から20の何れかに記載の測定デバイスにより対
    象物を測定する方法において、 前記測定プローブは、測定されるべき対象物の周縁部上の一個以上の点に位置
    決めされることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項1から21の何れかに記載の測定デバイスにより対
    象物を測定する方法において、 前記測定プローブは、測定されるべき対象物の周縁部に沿って移動されること
    を特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 対象物を測定するに先立ち前記測定プローブは測定値を較
    正するために基準点に位置決めされることを特徴とする、請求項21または22
    の何れかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 測定プローブを移動することで獲得されると共に前記コー
    ドもしくはワイヤの長さ変化および角度変化を表す測定データが、上記コードも
    しくはワイヤが巻回されるリールの半径補正、上記コードもしくはワイヤに連結
    された前記測定アームの振動の補償、測定点および線のフィルタリング、および
    測定プローブの測定ピンもしくは測定頂部の寸法に関するオフセット補正、を含
    む補正操作を受けることを特徴とする、請求項21、22または23の何れかに
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記測定データは直交座標系へと処理されることを特徴と
    する、請求項24記載の方法。
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