JP2003513152A - 攪拌前に加える起泡性製品を利用する洗浄法 - Google Patents

攪拌前に加える起泡性製品を利用する洗浄法

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JP2003513152A
JP2003513152A JP2001533936A JP2001533936A JP2003513152A JP 2003513152 A JP2003513152 A JP 2003513152A JP 2001533936 A JP2001533936 A JP 2001533936A JP 2001533936 A JP2001533936 A JP 2001533936A JP 2003513152 A JP2003513152 A JP 2003513152A
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エリン、メレディス、リリー
ジョーティ、バラダラジャン
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    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 本質上起泡性粒状物および洗剤マトリックスからなる粒状洗剤組成物を水に加えて粒状洗剤組成物約400ppm 〜約600000ppm を含む水性洗浄液を調製する初期工程を含む汚れた布類物品の洗濯法。起泡性粒状物は、アルカリ源および酸源を含み且つ粒状洗剤組成物と水との接触時にアルカリ源と酸源との間の反応は生じて起泡性ガスを製造する。第二工程においては、クリーニング有効量の洗浄液は、実質上乾燥状態の布類物品上に実質上一様且つ完全に分布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、起泡性(effervescent)粒子系を含有する洗濯洗剤組成物を利用す
る洗浄法に関する。
【0002】
【背景技術】
粒状または「乾燥」洗濯洗剤製品は、液体形の洗濯洗剤製品以上の多数の利点
を提供する。これらの利点としては、高められた処方能力および融通性、低コス
ト包装、高い製品安定性および優れた全クリーニングおよび単位コスト当たりの
機能性能が挙げられる。
【0003】 しかし、近年、液体洗剤組成物の人気は、主として粒状対応物と比較して液体
洗剤のより良い分散および溶解性能のため上がりつつある。これらの溶解および
分散上の利点は、典型的には粒状洗剤の溶解が不良である冷水状態で特に明らか
である。粒状洗剤の不良な溶解および分散性能については、多数の最近のトレン
ド、例えば、高密度のよりコンパクトな粒状洗剤(密度600g/リットル以上
を有する)へのシフト、他の別のビルダー物質でのホスフェートビルダーの徐々
の代替(環境にそれ程危険でないばかりではなく、ホスフェートビルダーより水
中でかなり低い可溶性であると主張されている)、および最後に自動洗濯機の洗
浄サイクルでより冷たい水温を使用する傾向によって更に妥協されてきた。
【0004】 粒状洗剤組成物は、他の不利も有する。例えば、自動洗濯機で使用する時には
、液体洗剤は、水と直ちに混合し始めて洗剤溶液を形成する。対照的に、粒状洗
剤は、水と容易には混合しないが、代わりに洗剤粒状物を水の容量全体にわたっ
て分散し且つ水での洗剤粒状物の溶解および混合を促進するためには洗濯機攪拌
機の作用によって供給される機械エネルギーにほんとど全く依存する。
【0005】 洗剤粒状物の分散および溶解を促進することが攪拌機の作用にほとんど完全に
依存していることは、少なくとも2つの理由で望ましくない。第一に、攪拌機の
作用によって分散され且つ溶解されるまで、粒状洗剤が洗浄または機能上の利益
を与えることができないので、それはクリーニングに利用できる時間を減少する
。洗剤溶液と被洗浄アイテムとの接触時間が最小限に短縮できる短いエネルギー
効率的洗浄サイクルで最大のクリーニング性能を与えるために洗剤の洗浄液への
迅速な放出を促進するニーズが増大しているので、このことは特に重要である。
【0006】 更に、洗剤の分散および溶解のための攪拌への依存は、望ましくない妥協をも
たらす。強攪拌は最良の可能な溶解および分散に必要であるが、強攪拌は被クリ
ーニング布帛および布類物品上に歪みも生じ且つ摩耗を増大することがある。追
加的に、通常の洗剤は溶解および分散のために攪拌に頼るので、洗濯機が水を正
に充填し始め且つ洗剤濃度が最高である時に得ることができる有意なクリーニン
グ上の利益は、失われる。更に、通常の洗浄法においては、十分な量の水を加え
た後に、ガーメントは、最小濃度水準でのみクリーニングされる。このことは、
十分な量の粒状洗剤を比較的少量の洗浄水に加える時に洗浄サイクルの初めに得
られる水の高濃度によって得ることができる利益を見落とす。
【0007】 前記のことを仮定して、洗浄水に易溶性であり、分散のために攪拌機への依存
を減少し且つ汚れた布帛物品が洗剤活性成分を含有する水溶液と接触している時
間の量を増大する結果、クリーニング性能を改善する粒状洗剤処方物の継続的ニ
ーズがある。従って、特殊に処方された洗剤製品を利用することによって粒状洗
剤製品の迅速な溶解および分散を促進するクリーニング法が提供されることが本
発明の利益である。更に、粒状製品のこの迅速な溶解および分散は、攪拌の激し
さに依存しない。
【0008】
【発明の開示】
起泡系の使用は、布帛および布類物品の洗濯法で優秀な溶解および分散性能を
有する粒状洗剤組成物を提供することが今や確認された。これらの粒状洗剤製品
が以下に詳述の方法に従って布帛および布類物品を洗濯するために使用される時
に、結果は、優れたクリーニング性能並びに他の望ましい属性(特に比較可能な
液体洗剤処方物と比較して製品での消費者の満足を大幅に高める)である。
【0009】 本発明の第一態様においては、本質上起泡性粒状物および洗剤マトリックスか
らなる粒状洗剤組成物は、本質上起泡性粒状物および洗剤マトリックスからなる
粒状洗剤組成物を水に加えて粒状洗剤組成物約400ppm 〜約600000ppm
を含む水性洗浄液を調製する初期工程を含む汚れた布類物品の洗濯法で利用され
る。起泡性粒状物は、アルカリ源および酸源を含み且つ粒状洗剤組成物と水との
接触時にアルカリ源と酸源との間の反応は生じて起泡性ガスを製造する。第二工
程においては、洗浄液は、実質上乾燥状態の布類物品上にクリーニング有効量の
洗浄液を実質上一様且つ完全に分布する。
【0010】 第二態様においては、粒状洗剤組成物は、汚れた布類物品の洗濯法で使用する
ための指図と一緒にパッケージに入れ、指図は水と、本質上起泡性粒状物および
洗剤マトリックスからなる粒状洗剤組成物とを混合して粒状洗剤組成物約400
ppm 〜約600000ppm を含む水性洗浄液を調製する第一工程を遂行し、次い
で、実質上乾燥状態の布類物品上にクリーニング有効量の洗浄液を実質上一様且
つ完全に分布することからなる。
【0011】 ここで使用するすべての部、%および比率は、特に断らない限り、重量%とし
て表現する。引用のすべての文書は、関連部分で、ここに参考文献として編入す
る。
【0012】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明は、起泡性成分を含有する粒状洗剤組成物を水性洗浄法(好ましくは通
常の自動洗濯機中で遂行する)で使用するための方法からなる。
【0013】 前記のように、起泡性成分を含有する特殊な粒状洗剤組成物を配合することに
よって、この方法(以下に詳述)は、他の粒状洗剤組成物によって与えられるも
のより優れているクリーニング性能を与える。この方法は水との接触時に容易に
溶解するこれらの粒状洗剤処方物を使用するので、方法および洗剤のクリーニン
グ上の利益は、機械的攪拌の必要なしに洗剤と水との接触時に直ちに開始する。
このように、この方法は洗剤組成物のクリーニング上の利益が入手できる時間(
多分数分だけ)増大するだけではなく、洗浄サイクルの初めに洗浄液中の洗剤の
濃度の一時的増大も生ずる(このことは洗浄液に浸漬される衣類および布帛アイ
テム上での洗剤のクリーニング上の利益を増大する)。
【0014】 前記機能上の利益および洗浄上の利益に加えて、起泡は、聴覚信号および視覚
信号も消費者に与えて洗剤組成物のクリーニング上の利益を指摘することがある
。視覚信号は、バブルの迅速な激しい形成および運動を包含してもよい一方、聴
覚信号は起泡から生ずる「ぱんという音を立てること」または「しゅっという音
を立てること」であろう。
【0015】 これらの粒状洗剤を使用してもよい方法は、今やより詳細に記載するであろう
。 方法の第一工程においては、消費者は、布帛の汚れ形成の程度および種類、汚
れの性状、布帛種類、布帛負荷および使用者のニーズに従う類似のことを含めて
各種の因子に応じて洗濯機の設定値を適合させる。次いで、消費者は、洗濯機を
作動し且つ洗浄法の第一サイクルは開始し、それによって入口を通して自動洗濯
機に流入し、次いで、自動洗濯機内に配置されたドラムに流入する。ここに記載
のクリーニング法は、このドラム内で生ずる。ドラムは、ドラムの中心に配置さ
れた実質上水平または実質上垂直の軸のいずれかで配置された回転攪拌機を有す
る。ドラムに注ぐ水の量は、被洗濯布類または布帛物品上に実質上一様且つ完全
に分布するのに少なくとも十分である量であるべきである。一般に、ドラムには
、水約45リットル〜約100リットルを充填するであろう。ここに教示のよう
な測定部分の粒状洗剤組成物は、タブに水を充填するのと同時に添加してもよい
。水および粒状洗剤組成物は、タブで混合して洗浄液を調製する。洗浄液は、こ
こに記載のような粒状洗剤組成物約400ppm 〜約600,000ppm を含むで
あろう。
【0016】 ドラムに水を充填し始め且つ起泡剤含有洗剤を水に加えて洗浄液の調製を開始
した後、布類および布帛物品は、洗浄液に加える。布類および布帛物品を加える
前に、ドラム中の水位が高さ約0.5cm、好ましくは約5cm、より好ましくは約
30cmインチ(ドラムのベースから測定して)に達するまで、消費者は待っても
よい。或いは、ドラム中の水位の高さを監視する代わりに、消費者は、起泡剤含
有洗剤をドラム中の水に加える5分以内、好ましくは30秒以内に布類および布
帛物品を加え始めてもよい。追加の水(消費者によって設定するような所定の最
大水準まで)は、布帛物品を加える時にドラムに流入する。好ましくは、布帛物
品のすべては、所定の最大水準前に洗浄液に加える。ドラムにこの最大水準に達
するのに十分な水を充填した後、水流は、停止し、次いで、機械エネルギーを回
転攪拌機によって洗浄液(およびこのように布類自体に間接的に)に付与する時
に「洗浄」サイクルは開始する。洗浄サイクルは、少なくとも約6分、典型的に
は約4分〜約12分続くべきである。
【0017】 それ程好ましくない態様においては、ドラムに水を最大の所定の水準まで充填
した後に、被クリーニング布類は、洗浄液に浸漬する。
【0018】 「洗浄」サイクルの終りに当たって、洗浄液は、洗浄タブから排水し、新鮮な
水はタブに加えて布類上に蓄積した洗剤泡および膜をすすぐ。次いで、この水は
、回転ドラムから除去し、できるだけ多くの過剰の水を除去するために、布類は
「スピン」サイクルに入ってもよく、それによって布類はドラムの高速回転によ
ってスピン乾燥できる。
【0019】 本発明に必要でないか必須ではないが、前処理法を使用してしみをガーメント
の汚れたエリアから除去する有効性を改善することが好ましい。この前処理法は
、前処理組成物を汚れたエリア上に適用し、次いで、穏やかなブラシ掛け運動を
適用して前処理組成物をガーメントの汚れたエリアの回りに分布することからな
る。次いで、前処理組成物は、汚れたエリアから水ですすぎ落としてもよく、ま
たはすすぎ落とさなくともよい。前処理組成物は、特殊に処方された洗剤前処理
組成物であってもよく、または消費者はここに教示の粒状組成物を水と混合し、
次いで、ペーストを汚れたエリアに直接適用するこよによって少量の前処理ペー
ストを施してもよい。
【0020】 また、本発明の粒状洗剤組成物は、低水洗浄法で使用するのに好適である。こ
のような方法は、最も典型的には、「高効率」自動洗濯機で見出される。低水洗
浄法においては、市販の洗濯機のすべてのサイクルで使用する洗浄水とすすぎ水
との合計量は、120リットル以下、好ましくは100リットル未満である。追
加的に、これらの低水洗浄法で使用する非水性液体洗剤組成物は、前記水溶液中
の濃度量約2000ppm 〜約10,000ppm で使用され、ここで洗浄法の個々
のサイクル時の水容量は約10リットル〜約35リットルである。一般に、洗浄
プロセス時に使用する水は、常時、約30℃以下の温度である。プロセス時の布
帛対水の重量比は、約1:1から約1:9であり且つ前記布帛は、約8分〜約1
6分の洗浄時間を受ける。
【0021】 また、ここに教示の方法および粒状洗剤組成物は、攪拌機なしの機械、例えば
、スペンデルに1985年11月26日発行の米国特許第4,555,019号
明細書(ここに参考文献として編入)に記載の横型機械で使用してもよい。これ
らの粒状洗剤および方法も好適である他の機械デザインは、パストリク等に19
94年9月13日発行の米国特許第5,345,637号明細書およびオイラー
等に1993年3月9日発行の米国特許第5,191,669号明細書に論じら
れている。
【0022】 例示の方法および装置の前記列挙および説明は、方法の範囲をこれらの特定の
方法態様に限定することを意味するのではないが、むしろ通常の広く使用されて
いる自動洗濯機において水性クリーニング法で使用するための方法を例示するた
めだけである。
【0023】 起泡性粒子 起泡性粒子は、起泡性粒子と水との接触時に起泡が生ずるように1種以上の起
泡性成分を含む。この起泡は、粒子が水と接触する時に放出すべき粒子のマトリ
ックスにトラップされるガスの結果としてであってもよく、またはより通常、水
との接触時に互いに反応してガスを製造する起泡性粒子に存在する2種以上の反
応体間で生ずる反応の結果である。
【0024】 起泡が2種以上の反応体の反応によって生ずる場合には、好ましくは、反応体
は、酸源およびアルカリ源によって与えられる。好適な酸源としては、固体有機
酸、鉱酸または無機酸、塩またはそれらの誘導体またはそれらの混合物が挙げら
れる。酸は、モノプロトン酸、ビプロトン酸またはトリプロトン酸であることが
好ましいことがある。このような酸としては、モノカルボン酸またはポリカルボ
ン酸、好ましくはクエン酸、アジピン酸、グルタル酸、3−ケトグルタル酸、シ
トラマル酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸が
挙げられる。このような酸は、好ましくは、酸形で使用される。また、誘導体と
しては、酸のエステルも挙げられる。好ましい酸としては、クエン酸およびリン
ゴ酸が挙げられる。クエン酸が、特に好ましい。
【0025】 酸源は、好ましくは、起泡性粒子に全粒子の0.1〜99重量%、好ましくは
3〜80重量%、より好ましくは10〜75重量%、最も好ましくは15〜70
重量%の量で存在する。好ましくは、酸源の少なくとも80重量%は、粒径約1
50μmから約1200μmまで、または1000μmまで、または710μm
までを有する。
【0026】 いかなるアルカリ源も、起泡性粒子で使用してもよい。カーボネートアルカリ
源、例えば、炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩および過炭酸塩、特にビカーボネ
ートおよび/またはカーボネートが特に好ましい。ここで使用するのに好ましい
カーボネートとしては、酸源と反応できる形で起泡性粒子に存在すべきであるカ
ーボネートおよび炭酸水素塩が挙げられる。それゆえ、一般に、アルカリ源は、
水溶性であるべきであり、または酸源との反応が起泡性粒子と水との接触時に容
易に生ずるように非常に微細な粒径を有しているべきである。アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の塩が、好適である。カリウム、リチウム、ナトリウムなど
の塩などの水溶性塩が好ましく、それらのうち炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウ
ムが特に好ましい。ここで使用するのに好適なビカーボネートとしては、重炭酸
のアルカリ金属塩、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げ
られ、それらのうち、重炭酸ナトリウムおよび重炭酸カリウムが好ましい。ビカ
ーボネートは、より秤量上有効であり、即ち、パリティ秤量においてビカーボネ
ートがカーボネートより大きいCO2 「溜め」であるので、カーボネートより好
ましいことがある。しかしながら、全洗剤処方物要件は、カーボネートによって
生ずるよりアルカリ性のpHを生じ、より有用な全洗剤処方物を与えてもよく、こ
のように起泡性粒状物におけるカーボネートまたはビカーボネートまたはそれら
の混合物の選択は、起泡性粒子を含む洗剤組成物が溶解される水性媒体で望まれ
るpHに依存することがある。例えば、比較的高いpHが水性媒体中で望まれる場合
には(例えば、9.5より高いpH)、カーボネート単独を使用するか、カーボネ
ートとビカーボネートとの組み合わせ(カーボネートの量はビカーボネートの量
より多い)を使用することが好ましいことがある(典型的にはカーボネート対ビ
カーボネートの重量比0.1〜10、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1
〜2で)。本発明の1つの態様においては、洗剤組成物がアルカリ源としてビカ
ーボネート単独を含む場合には、好ましくは、起泡性粒子は、クエン酸6重量%
超(場合によって他の酸源成分との混合物で)を追加的に含む。
【0027】 カーボネート源は、好ましくは、起泡性粒子に全粒子の0.1〜99重量%、
好ましくは30〜95重量%、より好ましくは45〜85重量%、最も好ましく
は起泡性粒子の50〜80重量%の量で存在する。好ましくは、カーボネート源
の少なくとも80重量%以上は、粒径約50μm〜約1200μm、一層好まし
くは150μm〜1000μmを有する。水性媒体における最適の起泡のために
は、起泡性粒子中の酸源対アルカリ源、好ましくはカーボネートおよび/または
ビカーボネートの重量比は、一般に、0.1〜10、好ましくは0.5〜2.5
、より好ましくは1〜2である。
【0028】 好ましくは、起泡性粒子は、全含水量(結合水分、即ち、結晶水と非結合水分
、即ち、遊離水分との両方を含めて)が起泡性粒子の0.1重量%未満であるよ
うに実質上無水である。より特に、起泡性成分が酸源とアルカリ源との両方を含
む場合には、好ましくは、起泡性粒子を調製するために使用する少なくとも酸源
は、全含水量0.1重量%未満、より好ましくは0.05重量%未満、最も好ま
しくは0.01重量%未満を有する。より好ましくは、アルカリ源も、全含水量
0.1重量%未満、より好ましくは0.05重量%未満、最も好ましくは0.0
1重量%未満を有する。
【0029】 好ましくは、起泡性粒子は、平均直径が0.001mm〜7mm、好ましくは2mm
未満であるような粒径を有する。直径測定は、粒状物の試料を各種の直径または
篩目の開きサイズを有する一連の篩上で多数の画分(典型的には5個の画分)に
篩分けすることによって測定できる。粒状物の平均直径サイズは、篩分けによっ
て得られた重量分率を篩の篩目の開きサイズに対してプロットすることによって
計算できる。平均粒径は、試料の50重量%が通過するであろう篩目の開きサイ
ズであると解釈される。
【0030】 起泡性粒子の嵩密度は、好ましくは500g/リットル〜1200g/リット
ル、より好ましくは700g/リットル〜1100g/リットルである。
【0031】 起泡性粒子は、場合によって、追加の成分を含んでもよい。一般に、起泡性粒
子は、粒子の50重量%以下、好ましくは35重量%以下、より好ましくは20
重量%以下または10重量%以下の1種以上の追加の成分を含む。ガス生成/放
出に寄与する成分のほかに追加の成分5重量%以下、一層好ましくは2重量%以
下を含む高活性粒子を有することが特に好ましいことがある。好適な追加の成分
は、後述の洗剤成分からなっていてもよい。界面活性剤または有機または無機ビ
ルダー成分、好ましくは水溶性であるもの、例えば、後述のものが、特に好適で
ある。
【0032】 本発明で使用する起泡性粒子は、好ましくは、ガス生成/放出に寄与する1種
以上の起泡性成分を追加の成分と混合して緊密な混合物を調製し、次いで、混合
物を造粒工程に付して粒子を形成することによって調製する。しかしながら、い
かなる造粒法も、完成起泡性粒子中で高活性量を維持するために使用してもよく
、造粒は好ましくは実質上遊離水分の混合物への添加なしに生ずるべきである。
好ましい凝集工程は、圧力凝集工程を施して凝集体混合物を調製した後、必要な
らば、造粒工程(凝集体を本発明の洗剤組成物で使用するための起泡性粒子に成
形する)を施すことからなる。
【0033】 好ましい圧力凝集法においては、起泡性成分および任意の追加の成分を含む実
質上乾燥混合物は、粒子をぴったりと一緒にさせる高い外力にさらすことによっ
て前記粒子の嵩質量を緻密化し且つ混合物中の成分間の結合機構を作る。事実、
圧力凝集は、一次固体起泡性粒子とこれらの起泡性粒子が依然として同定可能で
あり且つ特性の多く、例えば、水の存在下で一緒に反応して二酸化炭素を与える
能力を保持する構造物との間の粒子間結合の存在によって特徴づけられる凝集機
構を生ずる。
【0034】 本発明で使用するための起泡性粒子の好ましい製法と関連づけられる密度の増
大は、適用する圧力と厳密に関連する。典型的には、嵩密度は、圧力凝集を受け
る前に、起泡性原料、即ち、酸およびカーボネート源、および場合によってバイ
ンダーを含む混合物の密度から出発して200g/リットルまで、好ましくは1
0g/リットル〜150g/リットルに増大するであろう。
【0035】 圧力凝集は、適用する力の量によって分類できる異なる方法を使用して行って
もよい。ここで使用するのに好ましい方法は、ローラーコンパクト化である。こ
の方法においては、一緒に混合した後に、起泡性成分、好ましくは酸源およびア
ルカリ源および任意の追加の成分は、ロールの回転が混合物をコンパクト化シー
ト/フレークに変換するように圧力を前記混合物に適用する2個のコンパクト化
ロール間で強制的に処理する。次いで、このコンパクト化シート/フレークは、
破壊して起泡性粒子を形成する。
【0036】 ここで使用するための典型的なローラーコンパクターは、例えば、ホソカワ・
ベペックス株式会社から市販されているファルマパクター(Pharmapaktor)L2
00/50PR である。ローラーコンパクト化による圧力凝集工程時のプロセス
変数は、ローラー間の距離、供給速度、コンパクト化圧力およびロール速度であ
る。典型的な供給装置は、供給スクリューである。ロール間の距離は、典型的に
は、0.5cm〜10cm、好ましくは3〜7cm、より好ましくは4〜6cmである。
プレス力は、典型的には、20kN〜120kN、好ましくは30kN〜100kN、よ
り好ましくは50kN〜100kNである。典型的には、ロール速度は、1rpm 〜1
80rpm 、好ましくは2rpm 〜50rpm 、より好ましくは2rpm 〜35rpm であ
る。典型的には、供給速度は、1rpm 〜100rpm 、好ましくは5rpm 〜70rp
m 、より好ましくは8rpm 〜50rpm である。コンパクト化を行う温度は、臨界
的ではなく、典型的には0℃から40℃まで変化する。
【0037】 圧力凝集法によって製造されるシート/フレークは、粒子を形成するためにシ
ート/フレークの大きさを減少するのに好適な方法により、例えば、所要の長さ
を生ずるためにシート/フレークを切断、細断または破壊することにより起泡性
粒子に破壊し、必要ならば、粒子を円形にさせるための方法により、即ち、前記
のような直径サイズに従って円形または球状粒状物を得るための方法により処理
する。好ましい態様においては、ローラーコンパクト化工程後にシート/フレー
クを破壊するための1つの方法は、コンパクト化フレーク/シートをミル処理す
る方法である。ミル処理は、典型的には、ホソカワ・ベペックス株式会社から市
販されているフレーク・クラッシャー(Flake Crusher)FC200R で行っても
よい。
【0038】 起泡性粒子に必要とされる粒径に応じて、ミル処理物質は、更に篩分けしても
よい。乾燥起泡性粒状物のこのような篩分けは、例えば、市販のアルパイン・エ
アジェット・スクリーン(Alpine Airjet ScreenR )で行うことができる。
【0039】 洗剤マトリックス 本発明者等は、安定性および洗浄条件下で水中の起泡の最大の効能のためには
、単純には、臨界的である起泡性粒子の性質ではないことを見出した。このよう
に、洗剤マトリックス自体の注意深い選択および加工によって、改善された性質
が達成できる。このことは、起泡性粒子の溶解速度に悪影響を及ぼすことがある
バインダーを減少量で使用することを可能にし、または好ましくは全く省くこと
を可能にする。
【0040】 このように、本発明によれば、界面活性剤および任意の追加の洗剤成分を含む
予備調製洗剤マトリックス成分からなる洗剤マトリックスは、eRH 30%以下を
有する。好ましくは、eRH は、25%以下、より好ましくは20%以下、一層好
ましくは15%以下または12%以下、一層好ましくは10%以下である。eRH
は、塩化ナトリウムの希薄溶液を使用して1983年3月1日付けのロトロニッ
ク・ハイグロスコップ(Rotronic Hygroskop)アプリケーションリーフレット2
/ESpi/Sに記載のような製造業者の指図に従って校正されたロトロニック TM ・ハイグロスコップDTを使用して測定する。すべての測定は、25℃で行う
。 洗剤マトリックスの低いeRH は、起泡性粒子の安定性に対して驚異的な効果を
有する。理論によって制限しようとはしないが、これは洗剤マトリックスが水分
が起泡性粒子に寄与せず貯蔵時の起泡剤の放出をもたらさないだけではなく、加
えて貯蔵時に洗剤と接触する雰囲気からの水分が起泡性粒子の安定性に対して減
少された悪影響を有するように水分シンクとして作用するからであると考えられ
る。
【0041】 遊離含水量とeRH との間の直接の関連は必ずしもないが、好ましくは、洗剤マ
トリックスは、遊離含水量2重量%以下、好ましくは1重量%以下、一層好まし
くは0.5重量%以下または0.1重量%以下または0.05重量%以下を有す
る。この低い遊離含水量は、洗剤マトリックス中の成分の1つ、または1より多
くのもの、またはすべてを乾燥することによって達成してもよい。このように、
洗剤マトリックス成分および1種以上の任意の追加の成分は、乾燥前に予備混合
してもよく、または混合後に乾燥してもよい。次いで、追加の洗剤マトリックス
成分および/または任意の追加の成分は、追加の乾燥工程なしにこれらの予備乾
燥成分と合わせてもよい。しかしながら、洗剤マトリックス(起泡性粒子以外の
洗剤組成物中のすべての成分)の全eRH は、30%未満であるべきである。好ま
しくは、加えて、洗剤マトリックスの遊離含水量は、2重量%未満、一層好まし
くは1重量%未満または0.5重量%未満または0.01重量%未満であるべき
である。
【0042】 本発明の好ましい態様においては、洗剤マトリックス中の成分の少なくとも1
つは、過乾燥であり、即ち、洗剤マトリックス成分または任意の追加の洗剤成分
のいずれかの中の洗剤成分の1種以上に結合される水が除去されるような量に乾
燥されている。
【0043】 洗剤マトリックス成分 洗剤マトリックスは、洗剤マトリックス成分を含む。このような成分は、界面
活性剤および任意の追加の洗剤成分を含む粉末、粒子、フレークまたは他の固体
形の形であってもよい予備調製粒状物からなる。
【0044】 界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性
剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤またはそれらの混合物であってもよい。好
ましい洗剤マトリックス成分は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤およ
び/または陽イオン界面活性剤を含む。特に、陰イオン界面活性剤を含むマトリ
ックス成分が、特に好ましいことがある。好適な界面活性剤は、以下により詳細
に記載する。予備調製マトリックス成分の界面活性剤含量は、好ましくは、マト
リックス成分の5〜80重量%である。10%超、一層好ましくは30%超の量
の界面活性剤が、好ましいことがある。70%未満、一層好ましくは50%未満
の量の界面活性剤が、好ましいことがある。
【0045】 固体物質は、充填剤、例えば、サルフェート、特に硫酸ナトリウムであっても
よいが、より好ましくは少なくとも1種の洗剤成分、特にビルダーまたはアルカ
リ度成分、またはこのような成分の混合物を含む。好適な例としては、ホスフェ
ート、アルミノシリケート、結晶性層状シリケート、炭酸ナトリウムまたは無定
形シリケートが挙げられる。これらの物質は、より詳細に後述する。例えば、こ
れらの成分の各々(個々または混合物で)は、予備調製マトリックス成分の含量
の5重量%超、好ましくは10重量%超、一層好ましくは20重量%超の量で存
在してもよい。特に好ましいビルダー成分は、炭酸ナトリウムおよび/またはゼ
オライトである。ゼオライトAおよびゼオライトMAPは、両方とも好適である
【0046】 予備調製マトリックス成分は、好ましくは、有機ビルダー、例えば、ポリカル
ボン酸および/または塩、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸およ
びそれらの塩または高分子ポリカルボキシレート、例えば、アクリル酸またはマ
レイン酸をベースとする重合体またはそれらの共重合体も含む。このような成分
は、一般に、マトリックス成分にマトリックス成分の15重量%未満、好ましく
は10重量%未満の量で存在する。
【0047】 予備調製マトリックス成分で好ましい他の成分は、後述のようなキレート化剤
、例えば、ホスホネートキレート化剤NTA、DTPAおよびコハク酸誘導体キ
レート化剤である。これらの成分は、好ましくは、予備調製粒状成分にマトリッ
クス成分の5重量%未満、一層好ましくは2重量%未満の量で存在する。
【0048】 洗剤マトリックスは、1種以上の予備調製洗剤マトリックス成分を含んでもよ
い。好適な予備調製成分は、噴霧乾燥、凝集、マルメル化、押出またはコンパク
ト化(洗剤成分を合わせるための方法のすべては技術上周知である)によって調
製していてもよい。特に好ましい予備調製マトリックス成分は、噴霧乾燥法から
得られる粉末、凝集体および押出物である。噴霧乾燥粉末が、特に有用である。
例えば流動床において、例えば流動床凝集によって少なくとも1つの低剪断混合
工程に従って調製する洗剤マトリックス成分も、好ましい。
【0049】 このような予備調製洗剤マトリックス成分を調製するのに好適な噴霧乾燥法は
、例えば、EP−A第763594号明細書またはEP−A第437888号明
細書に記載されている。凝集体である洗剤マトリックス成分を調製するのに好適
な方法は、例えば、WO第93/25378号明細書、EP−A第367339
号明細書、EP−A第420317号明細書またはEP−A第506184号明
細書に記載されている。好適な中剪断〜低剪断ミキサーは、例えば、レジゲKM
(商標)(すき先)中速ミキサー、またはフカエ、ドラエス、シュギ製のミキ
サーまたは中剪断〜低剪断のみで混合する類似のブランドミキサーであってもよ
い。本発明で使用するのに好ましいミキサーであるレジゲKM(すき先)中速ミ
キサーは、数個のすき状ブレードが回りに取り付けられている中心に装着された
回転シャフトを有する横型中空静的シリンダーを具備する。好ましくは、シャフ
トは、約15rpm 〜約140rpm 、より好ましくは約80rpm 〜約120rpm の
速度で回転する。粉砕または微粉砕は、カッター(一般に大きさが回転シャフト
より小さく、好ましくは約3600rpm で操作する)によって達成する。本法で
使用するのに好適である性状が同様の他のミキサーとしては、レジゲすき先TM
キサーおよびドライス(DraisR )K−T160ミキサーが挙げられる。一般に、
本発明の方法においては、剪断は、レジゲKMミキサーによって生ずる剪断以下
であり、すきの先端速度は10m/秒未満、一層好ましくは8m/秒未満、一層
好ましくはそれ以下である。
【0050】 好ましくは、低速または中速ミキサーにおける各種の出発洗剤成分の平均滞留
時間は、好ましくは約0.1分〜約15分であり、最も好ましくは、滞留時間は
約0.5〜約5分である。このようにして、得られる洗剤凝集体の密度は、所望
の水準である。
【0051】 本発明で使用するのに好適な他のミキサーは、低剪断ミキサーまたは超低剪断
ミキサー、例えば、回転ボウルアグロメレーター、ドラムアグロメレーター、パ
ンアグロメレーターおよび流動床アグロメレーターである。
【0052】 流動床アグロメレーターが特に好ましい。典型的な流動床アグロメレーターは
、正圧または負圧のいずれかで0.4〜4m/秒の表面空気速度で操作する。入
口空気温度は、一般に、−10または5℃から250℃までである。しかしなが
ら、入口空気温度は、一般に、200℃未満、一層好ましくは150℃未満であ
る。押出によって洗剤マトリックス成分を調製するのに好適な方法は、例えば、
WO第91/02047号明細書に記載されている。
【0053】 洗剤マトリックスは、記載のような1種のみの予備調製成分からなっていても
よく、または前記のような成分の混合物、例えば、異なる噴霧乾燥粉末の混合物
または異なる凝集体の混合物などまたは凝集体と噴霧乾燥粉末と/または押出物
との組み合わせの混合物などからなっていてもよい。このような低いeRH を有す
る洗剤マトリックスを得るためには、洗剤マトリックス成分またはそれらの混合
物は、乾燥を受けて所要の低い含水量を与えるであろう。このような乾燥は、通
常の乾燥工程で与えてもよく、または通常の加工ルートを使用して通常である乾
燥より完全な乾燥の結果であってもよい。或いは、凝集体/噴霧乾燥粉末/押出
物などを好都合な装置によって乾燥する余分の乾燥工程は、施してもよい。好適
な例としては、乾燥オーブンおよび流動床乾燥機が挙げられる。例えば、乾燥オ
ーブンにおいては、洗剤マトリックス粉末は、コンベヤーまたは他の好都合な装
置上のこのような乾燥オーブンを通過してもよい。好ましくは、洗剤マトリック
ス成分中の遊離水分は、洗剤マトリックス成分の1重量%未満、より好ましくは
0.5重量%未満、一層好ましくは0.1重量%未満または0.05重量%未満
に乾燥するであろう。洗剤マトリックス成分の遊離含水量とeRH との間の直接の
関連は必ずしもなく、それゆえ特定の洗剤マトリックスのeRH は適当なeRH が達
成されることを保証するように慎重に考えなければならない。本発明の特に好ま
しい態様においては、洗剤マトリックス成分は、過乾燥する(即ち、成分の化学
成分の1種以上と自然に関連づけられる結合水の少なくとも若干は少なくとも部
分的に除去される)。
【0054】 特に好ましい洗剤マトリックス成分は、噴霧乾燥粉末である。
【0055】 追加の洗剤成分 前記のように、洗剤マトリックスは、1種以上の追加の洗剤成分を含んでもよ
い。これらは、洗剤原料からなっていてもよく、または固体粒状物を調製するた
めに少なくとも1種の洗剤成分を洗剤中で活性または不活性であってもよい他の
成分と共に加工することによって調製される予備調製粒状物であってもよい。粒
状成分が洗剤原料である場合には、いかなる粒状洗剤成分も好適である。これら
は、固体界面活性剤または石鹸、または水溶性または分散性高分子物質、酵素、
漂白成分、例えば、漂白活性化剤または漂白剤塩、例えば、ペルオキシ塩であっ
てもよい。これらの成分は、以下により詳細に論じる。
【0056】 後述の成分のいずれも、個々の固体粒状物として、または予備調製粒状物とし
て添加してもよい。これらの追加の洗剤成分は、必要ならば、乾燥工程を受けた
後に、洗剤マトリックスに配合しなければならない。乾燥工程が必要であるかど
うかは個々の追加の成分物質の形および配合量およびeRH (それらおよび洗剤マ
トリックス成分および他の成分が全洗剤マトリックス中で与える)に依存する。
最終洗剤マトリックスは、eRH 30%未満を有していなければならない。
【0057】 洗剤成分 界面活性剤 本発明で使用するのに好適な界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤クラスの界面活性剤であり、1
975年12月30日にローリンおよびホウリングに発行の米国特許第3,92
9,678号明細書に与えられている。更に他の例は、「界面活性剤および洗剤
」(シュワルツ、ペリーおよびバーチによる第I巻および第II巻)に与えられて
いる。好適な陽イオン界面活性剤のリストは、1981年3月31日にマーフィ
ーに発行の米国特許第4,259,217号明細書に与えられている。
【0058】 好ましくは、本発明の洗剤組成物およびこのような粒子を含む組成物は、追加
の陰イオン界面活性剤を含む。洗剤目的で有用な本質上いかなる陰イオン界面活
性剤も、洗剤組成物に配合できる。これらとしては、硫酸、スルホン酸、カルボ
ン酸およびサルコシンの塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、および置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノー
ルアミン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)の陰イオン界面活性剤が挙
げることができる。陰イオンサルフェートおよびスルホネート界面活性剤が、好
ましい。
【0059】 陰イオン界面活性剤は、洗剤マトリックス成分に25重量%未満、一層好まし
くは20重量%未満の量で存在してもよいが、粒子を含む最終洗剤組成物におい
ては、好ましくは0.1〜60重量%、より好ましくは1〜40重量%、最も好
ましくは5〜30重量%の量で存在する。
【0060】 他の陰イオン界面活性剤としては、陰イオンカルボキシレート界面活性剤、例
えば、アルキルエトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシポリカルボキ
シレートおよび石鹸(「アルキルカルボキシル」)、例えば、2−メチル−1−
ウンデカン酸、2−エチル−1−デカン酸、2−プロピル−1−ノナン酸、2−
ブチル−1−オクタン酸および2−ペンチル−1−ヘプタン酸の水溶性塩からな
る群から選ばれる水溶性メンバーが挙げられる。或る石鹸も、抑泡剤として包含
してもよい。他の好適な陰イオン界面活性剤は、式 R−CON(R1 )CH2 COOM(式中、RはC5 〜C17線状または分枝アルキルまたはアルケニル基で
あり、R1 はC1 〜C4 アルキル基であり、Mはアルカリ金属イオンである)の
アルカリ金属サルコシネートである。他の陰イオン界面活性剤としては、イセチ
オネート、例えば、アシルイセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウ
リドの脂肪酸アミド、アルキルスクシネートおよびスルホスクシネート、スルホ
コハク酸のモノエステル(特に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)、ス
ルホコハク酸のジエステル(特に飽和および不飽和C6 〜C14ジエステル)、N
−アシルサルコシネートが挙げられる。樹脂酸および水素添加樹脂酸、例えば、
ロジン、水素添加ロジン、およびタロー油に存在するかタロー油から誘導される
樹脂酸および水素添加樹脂酸も、好適である。
【0061】 ここで使用するのに好適な陰イオンサルフェート界面活性剤としては、線状お
よび分枝第一級および第二級アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェ
ート、脂肪オレオイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレン
オキシドエーテルサルフェート、C5 〜C17アシル−N−(C1 〜C4 アルキル
)および−N−(C1 〜C2 ヒドロキシアルキル)グルカミンサルフェート、お
よびアルキル多糖類のサルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフ
ェートが挙げられる(非イオン非硫酸化化合物はここに記載する)。アルキルサ
ルフェート界面活性剤は、好ましくは、線状および分枝第一級C10〜C18アルキ ルサルフェート、より好ましくはC11〜C15分枝鎖アルキルサルフェートおよび
12〜C14線状鎖アルキルサルフェートから選ばれる。アルキルエトキシサルフ
ェート界面活性剤は、好ましくは、1分子当たり0.5〜20モルのエチレンオ
キシドでエトキシ化されたC10〜C18アルキルサルフェートからなる群から選ば
れる。より好ましくは、アルキルエトキシサルフェート界面活性剤は、1分子当
たり0.5〜7モル、好ましくは1〜5モルのエチレンオキシドでエトキシ化さ
れたC11〜C18、最も好ましくはC11〜C15アルキルサルフェートである。
【0062】 好ましい界面活性剤組み合わせは、好ましいアルキルサルフェートおよび/ま
たはスルホネートとアルキルエトキシサルフェート界面活性剤との混合物(場合
によって陽イオン界面活性剤と共に)である。このような混合物は、PCT特許
出願第WO93/18124号明細書に開示されている。
【0063】 ここで使用するのに好適な陰イオンスルホネート界面活性剤としては、C5
20直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルエステルスルホン酸、C6 〜C 22 第一級または第二級アルカンスルホン酸、C6 〜C24オレフィンスルホン酸、
スルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスルホン酸、脂肪アシルグリ
セロールスルホン酸、脂肪オレイルグリセロールスルホン酸の塩、およびそれら
の混合物が挙げられる。
【0064】 本質上いかなるアルコキシ化非イオン界面活性剤または混合物も、ここで好適
である。エトキシ化非イオン界面活性剤およびプロポキシ化非イオン界面活性剤
が、好ましい。
【0065】 好ましいアルコキシ化界面活性剤は、アルキルフェノールの非イオン縮合物、
非イオンエトキシ化アルコール、非イオンエトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコ
ール、プロピレングリコールとの非イオンエトキシレート/プロポキシレート縮
合物、およびプロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物との非イオンエトキ
シレート縮合物の種類から選ぶことができる。
【0066】 脂肪族アルコールとアルキレンオキシド、特にエチレンオキシドおよび/また
はプロピレンオキシド1〜25モルとの縮合物は、ここで使用するのに特に好適
である。炭素数6〜22のアルキル基を有する直鎖または分枝第一級または第二
級アルコールとアルコール1モル当たり2〜10モルのエチレンオキシドとの縮
合物が、特に好ましい。
【0067】 ここで使用するのに好適なポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式 R2 CO
NR1 Z〔式中、R1 はH、C1 〜C4 ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル
、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ、プロポキシ、またはそれらの混合物、好
ましくはC1 〜C4 アルキルであり;R2 はC5 〜C31ヒドロカルビルであり;
Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線状ヒドロカルビル
鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアルコキシ化誘導体(好ま
しくはエトキシ化またはプロポキシ化)である〕を有するものである。Zは、好
ましくは、還元アミノ化反応において還元糖から誘導されるであろうし、より好
ましくはZはグリシチルである。
【0068】 炭素数6〜30の疎水基および1.3〜10個の糖単位を含有する多糖(例え
ば、ポリグリコシド)親水基を有するここで使用するのに好適なアルキル多糖類
は、1986年1月21日発行のレナドの米国特許第4,565,647号明細
書に開示されている。好ましいアルキルポリグリコシドは、式 R2 O(Cn 2nO)t (グリコシル)x (式中、R2 はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシルアルキル、ヒドロキ
シルアルキルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、そしてア
ルキル基は10〜18個の炭素原子を有し;nは2または3であり;tは0〜1
0であり;xは1.3〜8である) を有する。グリコシルは、好ましくはグルコースに由来する。
【0069】 ここで使用するのに好適な両性界面活性剤としては、アミンオキシド界面活性
剤およびアルキルアンホカルボン酸が挙げられる。好適なアミンオキシドとして
は、式 R3 (OR4 x O (R5 2 (式中、R3 は炭素数8〜26のアル
キル、ヒドロキシアルキル、アシルアミドプロピルおよびアルキルフェニル基ま
たはそれらの混合物から選ばれ;R4 は炭素数2〜3のアルキレンまたはヒドロ
キシアルキレン基またはそれらの混合物であり;xは0〜5、好ましくは0〜3
であり;各R5 は炭素数1〜3のアルキルまたはヒドロキシアルキル基または1
〜3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である)を有す
る化合物が挙げられる。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよびC10 〜18 アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが、好ましい。
【0070】 双性界面活性剤も、本発明に係る洗剤組成物に配合できる。これらの界面活性
剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級および第三級アミン
の誘導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムまたは第三級スルホ
ニウム化合物の誘導体と広く記載できる。ベタイン、例えば、C12〜18ジメチル
アンモニオヘキサノエートおよびC10〜18アシルアミドプロパン(またはエタン
)ジメチル(またはジエチル)ベタインおよびスルタイン界面活性剤は、ここで
使用する例示の双性界面活性剤である。
【0071】 ここで使用するのに好適な陽イオン界面活性剤としては、第四級アンモニウム
界面活性剤が挙げられる。好ましくは、第四級アンモニウム界面活性剤は、モノ
6 〜C16、好ましくはC6 〜C10N−アルキルまたはアルケニルアンモニウム
界面活性剤(残りのN位はメチル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピル
基で置換)である。モノアルコキシ化アミン界面活性剤およびビスアルコキシ化
アミン界面活性剤も、好ましい。
【0072】 コリンエステル界面活性剤などの陽イオンエステル界面活性剤は、例えば、米
国特許第4228042号明細書、第4239660号明細書および第4260
529号明細書に開示されており、陽イオンモノアルコキシ化アミン界面活性剤
も好適である。
【0073】 本発明の洗剤組成物中の陽イオンモノアルコキシ化アミン界面活性剤の量は、
一般に、0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜7重量%、最も好ましくは0
.3〜3.0重量%である。
【0074】 陽イオンビスアルコキシ化アミン界面活性剤は、例えば、
【化1】 (式中、R1 はC10〜C18ヒドロカルビルおよびそれらの混合物、好ましくはC 10 、C12、C14アルキルおよびそれらの混合物であり、Xは電荷バランスを与え
るための好都合な陰イオン、好ましくはクロリドである) の化合物も有用である。
【0075】 漂白活性化剤 本発明の洗剤組成物は、好ましくは、漂白活性化剤(好ましくは有機ペルオキ
シ酸漂白剤前駆物質を含む)を含む。組成物はここに定義のような少なくとも2
種のペルオキシ酸漂白剤前駆物質、好ましくは少なくとも1種の疎水性ペルオキ
シ酸漂白剤前駆物質および少なくとも1種の親水性ペルオキシ酸漂白剤前駆物質
を含むことが好ましいことがある。次いで、有機ペルオキシ酸の生成は、前駆物
質と過酸化水素源とのその場反応によって生ずる。漂白活性化剤は、代わりに、
または加えて予備生成ペルオキシ酸漂白剤からなっていてもよい。好ましくは、
漂白活性化剤は、別個の混合粒子として存在する。
【0076】 好ましくは、漂白活性化剤は、重量で平均粒径600μm〜1400μm、好
ましくは700μm〜1100μmを有する粒状成分に存在する。漂白活性化剤
を含む1種以上の成分の少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、一層
好ましくは少なくとも95%、一層好ましくは実質上100%は、粒径300μ
m〜1700μm、好ましくは425μm〜1400μmを有することが好まし
いことがある。好ましい疎水性ペルオキシ酸漂白剤前駆物質は、好ましくは、オ
キシベンゼンスルホネート基を有する化合物、好ましくはNOBS、DOBS、
LOBSおよび/またはNACA−OBSからなる。好ましい親水性ペルオキシ
酸漂白剤前駆物質は、好ましくは、TAEDからなる。
【0077】 ペルオキシ酸漂白剤前駆物質 ペルオキシ酸漂白剤前駆物質は、過加水分解反応において過酸化水素と反応し
てペルオキシ酸を生成する化合物である。一般に、ペルオキシ酸漂白剤前駆物質
は、X−C(O)−L(式中、Lは離脱基であり、過加水分解時に生成するペル
オキシ酸の構造が
【化2】 であるようにXは本質上いかなる官能性でもある)と表わしてもよい。
【0078】 本発明の目的で、疎水性ペルオキシ酸漂白剤前駆物質は、Xが炭素数少なくと
も6の基である前記式のペルオキシ酸を生成し且つ親水性ペルオキシ酸漂白剤前
駆物質は、Xが炭素数1〜5の基である前記式のペルオキシ酸漂白剤を生成する
。離脱基(以下L基)は、過加水分解反応が最適の時間枠(例えば、洗浄サイク
ル)内で生ずるように十分な程反応性でなければならない。しかしながら、Lが
余りに反応性であるならば、この活性化剤は、漂白組成物で使用するために安定
化することが困難であろう。好適なL基および好ましいL基は、出願番号09/
230,877号を有し且つ1999年2月1日に出願のホール等の同時係属出
願「洗剤組成物」(ここに参考文献として編入)により詳細に論じられている。
【0079】 ペルオキシ酸漂白剤前駆物質化合物は、好ましくは、最終洗剤組成物に0.5
〜30重量%、より好ましくは1〜15重量%、最も好ましくは1.5〜10重
量%の量で配合する。親水性漂白剤前駆物質対疎水性漂白剤前駆物質の比率は、
存在する時には、好ましくは10:1から1:10、より好ましくは5:1から
1:5、一層好ましくは3:1から1:3である。好適なペルオキシ酸漂白剤前
駆物質化合物は、典型的には、1個以上のN−またはO−アシル基を含有する。
前駆物質は、広範囲の種類から選ぶことができる。好適な種類としては、無水物
、エステル、イミド、ラクタム、およびイミダゾールのアシル化誘導体およびオ
キシムのアシル化誘導体が挙げられる。これらの種類の範囲内の有用な物質の例
は、英国特許第1586789号明細書に開示されている。好適なエステルは、
英国特許第836988号明細書、第864798号明細書、第1147871
号明細書、第2143231号明細書およびEP−A第0170386号明細書
に開示されている。
【0080】 アルキルペルカルボン酸漂白剤前駆物質は、過加水分解時にペルカルボン酸を
生成する。この種の好ましい前駆物質は、過加水分解時に過酢酸を与える。イミ
ド型の好ましいアルキルペルカルボン酸前駆物質化合物としては、アルキレン基
が1〜6個の炭素原子を有するN,N,N1 ,N1 −テトラアセチル化アルキレ
ンジアミン、特にアルキレン基が1、2および6個の炭素原子を有する化合物が
挙げられる。テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)が、親水性ペルオキ
シ酸漂白剤前駆物質として特に好ましい。他の好ましいアルキルペルカルボン酸
前駆物質としては、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム(イソ−NOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナト
リウム(NOBS)、アセトキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)およ
びペンタアセチルグルコースが挙げられる。
【0081】 アミド置換アルキルペルオキシ酸前駆物質化合物、例えば、下記の一般式
【化3】 (式中、R1 は炭素数約1〜約14のアリールまたはアルカリール基であり、R 2 は炭素数約1〜14のアルキレン、アリーレンおよびアルカリーレン基であり
、R5 はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリールまたはアルカリール基で
あり、Lは本質上いかなる離脱基でもあることができる) のものも、ここで好適である。R1 は、好ましくは、約6〜12個の炭素原子を
有する。R2 は、好ましくは、約4〜8個の炭素原子を有する。R1 は、分枝、
置換または両方を含有する直鎖または分枝アルキル、置換アリールまたはアルキ
ルアリールであってもよく且つ合成源または天然源のいずれか、例えば、タロー
脂肪から得てもよい。類似の構造変形は、R2 の場合に許容できる。R2 として
は、アルキル、アリールが挙げることができる(前記R2 は、ハロゲン、窒素、
硫黄および他の典型的な置換基または有機化合物も含有してもよい)。R5 は、
好ましくは、Hまたはメチルである。R1 およびR5 は、合計で18個より多い
炭素原子を有しているべきではない。この種のアミド置換漂白活性化剤化合物は
、EP−A第0170386号明細書に記載されている。R1 およびR5 は、窒
素および炭素原子と一緒に環構造を形成することが好ましいことがある。
【0082】 この種の漂白剤前駆物質の好ましい例としては、EP−A第0170386号
明細書に記載のような(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホ
ネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよび高
度に好ましい(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、お
よびそれらの混合物から選ばれるアミド置換ペルオキシ酸前駆物質化合物が挙げ
られる。他の好ましい漂白剤前駆物質化合物としては、出願番号09/230,
877号を有するホール等の同時係属出願「洗剤組成物」(上に編入)により詳
細に記載されている過安息香酸前駆物質および陽イオンペルオキシ酸前駆物質が
挙げられる。
【0083】 ペルオキシド源 無機ペルハイドレート塩は、好ましいペルオキシド源である。好ましくは、こ
れらの塩は、組成物の0.01〜50重量%、より好ましくは0.5〜30重量
%の量で存在する。
【0084】 無機ペルハイドレート塩の例としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、
過硫酸塩および過ケイ酸塩が挙げられる。一般に、これらの物質は、結晶化また
は流動床法によって製造する。無機ペルハイドレート塩は、通常、アルカリ金属
塩である。無機ペルハイドレート塩は、追加の保護なしに結晶性固体として配合
してもよい。しかしながら、或るペルハイドレート塩の場合には、このような粒
状組成物の好ましい実施は、粒状製品中のペルハイドレート塩により良い貯蔵安
定性を与える被覆形の物質を利用する。好適な被覆物は、無機塩、例えば、アル
カリ金属ケイ酸塩、炭酸塩またはホウ酸塩またはそれらの混合物、または有機物
質、例えば、ロウ、油または脂肪石鹸からなる。過ホウ酸ナトリウムは、好まし
いペルハイドレート塩であり且つ公称式 NaBO2 2 2 の1水和物または
4水和物NaBO2 2 2 ・3H2 Oの形であることができる。アルカリ金属
過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本発明の好ましいペルハイドレートである
。過炭酸ナトリウムは、2Na2 CO3 ・3H2 2 に対応する式を有する付加
化合物であり且つ結晶性固体として市販されている。ペルオキシモノ過硫酸カリ
ウムは、本発明の洗剤組成物で有用な別の無機ペルハイドレート塩である。
【0085】 キレート化剤 ここで使用するキレート化剤は、重金属イオンを封鎖する(キレート化する)
ように作用する洗剤成分を意味する。これらの成分は、カルシウム/マグネシウ
ムキレート化容量も有していてもよいが、優先的に鉄、マンガン、銅などの重金
属イオンを結合することに対して選択性を示す。キレート化剤は、一般に、最終
洗剤組成物に組成物または成分の0.005〜10重量%、好ましくは0.1〜
5重量%、より好ましくは0.25〜7.5重量%、最も好ましくは0.3〜2
重量%の合計量で存在するように洗剤マトリックス成分におよび/または乾式添
加追加洗剤成分として存在する。
【0086】 好適なキレート化剤としては、有機ホスホネート、例えば、アミノアルキレン
ポリ(アルキレンホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホ
ン酸塩、ニトリロトリメチレンホスホネート、好ましくはジエチレントリアミン
ペンタ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミントリ(メチレンホスホネー
ト)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)およびヒドロキ
シ−エチレン−1,1−ジホスホネート、1,1−ヒドロキシエタンジホスホン
酸および1,1−ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸が挙げられる。
【0087】 ここで使用するのに好適な他のキレート化剤としては、ニトリロ三酢酸および
ポリアミノカルボン酸、例えば、エチレンジアミノ四酢酸、エチレンジアミンジ
コハク酸、エチレンジアミンジグルタル酸、2−ヒドロキシプロピレンジアミン
ジコハク酸またはそれらの塩、およびEP−A第317,542号明細書および
EP−A第399,133号明細書に記載の2−ヒドロキシエチル二酢酸、グリ
セリルイミノ二酢酸などのイミノ二酢酸誘導体が挙げられる。EP−A第516
,102号明細書に記載のイミノ二酢酸−N−2−ヒドロキシプロピルスルホン
酸およびアスパラギン酸−N−カルボキシメチルN−2−ヒドロキシプロピル−
3−スルホン酸金属イオン封鎖剤も、ここで好適である。EP−A第509,3
82号明細書に記載のβ−アラニン−N,N′−二酢酸、アスパラギン酸−N,
N′−二酢酸、アスパラギン酸−N−一酢酸およびイミノジコハク酸金属イオン
封鎖剤も、好適である。EP−A第476,257号明細書は、好適なアミノを
ベースとする金属イオン封鎖剤を記載している。EP−A第510,331号明
細書は、コラーゲン、ケラチンまたはカゼインから誘導される好適な金属イオン
封鎖剤を記載している。EP−A第528,859号明細書は、好適なアルキル
イミノ二酢酸金属イオン封鎖剤を記載している。ジピコリン酸および2−ホスホ
ノブタン−1,2,4−トリカルボン酸も、好適である。グリシンアミド−N,
N′−ジコハク酸(GADS)、エチレンジアミン−N,N′−ジグルタル酸(
EDDG)および2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N′−ジコハク酸(
HPDDS)も、好適である。ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン
−N,N′−ジコハク酸(EDDS)および1,1−ヒドロキシエタンジホスホ
ン酸またはそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、ま
たは置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物が、特に好ましい。特に、アミ
ノまたはアミン基を含むキレート化剤は、漂白剤感受性であることがあり且つ本
発明の組成物で好適である。
【0088】 水溶性ビルダー化合物 本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水溶性ビルダー化合物(典型的には洗剤
組成物に1〜80重量%、好ましくは10〜60重量%、最も好ましくは15〜
40重量%の量で存在)を含有する。
【0089】 本発明の1つの好ましい洗剤組成物は、ホスフェート含有ビルダー物質を含む
(好ましくは0.5〜60重量%、より好ましくは5〜50重量%、より好まし
くは8〜40重量%の量で存在)。水溶性ホスフェートビルダーの好適な例は、
アルカリ金属トリポリリン酸塩、ナトリウム、カリウムおよびアンモニウムのピ
ロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムおよびアンモニウムのピロリン酸塩、ナ
トリウムおよびカリウムのオルトリン酸塩、重合度が約6〜21であるポリメタ
リン酸ナトリウム、およびフィチン酸の塩である。ホスフェート含有ビルダー物
質は、好ましくは、ピロリン酸四ナトリウムまたは一層好ましくは無水トリポリ
リン酸ナトリウムからなる。
【0090】 好適な水溶性ビルダー化合物としては、水溶性単量体ポリカルボキシレート、
またはそれらの酸形、単独重合体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの
塩(ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも
2個のカルボキシル基を含む)、ボレート、および前記のもののいずれかの混合
物が挙げられる。好適な水溶性ビルダーの更に他の例は、出願番号09/230
,877号を有するホール等の同時係属出願「洗剤組成物」(上に編入)により
詳細に論じられている。
【0091】 部分可溶性または不溶性ビルダー化合物 本発明の組成物は、洗剤マトリックス成分および/または任意の追加成分に存
在する部分可溶性または不溶性ビルダー化合物を含有してもよい。存在する場合
には、典型的には、それらは、洗剤組成物に0.5〜60重量%、好ましくは5
〜50重量%、最も好ましくは8〜40重量%の合計量で存在するであろう。大
部分水不溶性ビルダーの例としては、アルミノケイ酸ナトリウムが挙げられる。
前記のように、本発明の1態様においては、少量のみのアルミノシリケートビル
ダーが存在することが好ましいことがある。好適な部分可溶性または不溶性ビル
ダーは、出願番号09/230,877号を有するホール等の同時係属出願「洗
剤組成物」(上に編入)により詳細に開示されている。
【0092】 染料、香料、酵素、光学増白剤 本組成物の好ましい成分は、漂白剤感受性であることがある染料および染色粒
子またはスペックルである。ここで使用する染料は、色素または色素の水溶液ま
たは非水溶液であることができる。染料は、洗剤粒子またはスペックルの好適な
染色を得るための量の色素を含む水溶液(好ましくは染料溶液の量が前記のよう
に染色粒子の2重量%まで、より好ましくは0.5重量%までで得られるように
)であることが好ましいことがある。また、染料は、非水性担体物質、例えば、
非水性液体物質、例えば、非イオン界面活性剤と混合してもよい。場合によって
、染料は、他の成分、例えば、有機バインダー物質(非水性液体であってもよい
)も含む。色素は、いかなる好適な色素であることもできる。好適な色素の特定
例としては、E104−食品イエロー13(キノリンイエロー)、E110−食
品イエロー3(サンセットイエローFCF)、E131−食品ブルー5(パテン
トブルーV)、ウルトラマリーンブルー(商品名)、E133−食品ブルー2(
ブリリアントブルーFCF)、E140−天然グリーン3(クロロフィルおよび
クロロフィリン)、E141およびピグメントグリーン7(塩素化Cuフタロシ
アニン)が挙げられる。好ましい色素は、モナストラールブルーBVペースト(
商品名)および/またはピグマゾルグリーン(商品名)であってもよい。
【0093】 本発明の組成物の別の好ましい成分は、香料または香料組成物である。いかな
る香料組成物も、ここで使用できる。また、香料は、カプセル化してもよい。好
ましい香料は、低分子量揮発性成分、例えば、分子量150〜450、好ましく
は350を有するものを有する少なくとも1種の成分を含有する。好ましくは、
香料成分は、酸素含有官能基を含む。好ましい官能基は、アルデヒド、ケトン、
アルコールまたはエーテル官能基またはそれらの混合物である。
【0094】 本発明の粒子または組成物で有用な別の高度に好ましい成分は、1種以上の追
加の酵素である。好ましい追加の酵素物質としては、洗剤組成物に通常配合する
市販のリパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、中性およびアルカリ性プロテアーゼ
、セルラーゼ、エンドラーゼ、エステラーゼ、ペクチナーゼ、ラクターゼおよび
ペルオキシダーゼが挙げられる。好適な酵素は、米国特許第3,519,570
号明細書および第3,533,139号明細書に論じられている。好適な酵素種
および好ましい酵素種の更なる議論は、出願番号09/230,877号を有す
るホール等の同時係属出願「洗剤組成物」(上に編入)で見出すことができる。
【0095】 有機高分子成分 有機高分子化合物は、本発明の好ましい追加の成分であり且つ好ましくはバイ
ンダーとして作用することがある場合に洗剤マトリックス成分などの粒状成分の
成分として存在する。有機高分子化合物とは、洗剤組成物で分散剤、および再付
着防止剤および汚れ沈殿防止剤として常用されている本質上いかなる高分子有機
化合物、例えば、本発明の粘土凝集剤として記載の高分子量有機高分子化合物の
いずれか、例えば、本発明に係る第四級化エトキシ化(ポリ)アミン粘土−汚れ
除去/再付着防止剤をここで意味する。有機高分子化合物は、典型的には、本発
明の洗剤組成物に組成物または成分の0.01〜30重量%、好ましくは0.1
〜15重量%、最も好ましくは0.5〜10重量%の量で配合する。好適な有機
高分子成分の更なる例は、出願番号09/230,877号を有するホール等の
同時係属出願「洗剤組成物」(上に編入)で見出すことができる。
【0096】 編入の文献で論ずるものに加えて、ここで使用するための別の有機化合物(好
ましい粘土分散剤/再付着防止剤である)は、式
【化4】 〔式中、XはH、C1 〜C4 アルキルまたはヒドロキシアルキルエステルまたは
エーテル基、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる非イオン基であり、
aは0〜20、好ましくは0〜4であり(例えば、エチレン、プロピレン、ヘキ
サメチレン)、bは1または0であり;陽イオンモノアミン(b=0)の場合に
はnは少なくとも16であり、典型的範囲は20〜35であり;陽イオンジアミ
ンの場合には(b=1)nは少なくとも約12であり、典型的範囲は約12〜約
42である〕 のエトキシ化陽イオンモノアミンおよびジアミンであることができる。ここで使
用するための他の分散剤/再付着防止剤は、EP−B第011965号明細書お
よび米国特許第4,659,802号明細書および米国特許第4,664,84
8号明細書に記載されている。
【0097】 高分子染料移動抑制剤は、存在する時には、一般に、0.01%〜10%、好
ましくは0.05%〜0.5%の量であり且つ、好ましくは、ポリアミンN−オ
キシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体、
ポリビニルピロリドン重合体またはそれらの組み合わせから選ばれる(これらの
重合体は架橋重合体であることができる)。
【0098】 高分子防汚剤(以下「SRA」)は、場合によって、本成分または組成物で使
用できる。利用するならば、SRAは、一般に、0.01〜10.0重量%、典
型的には0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3.0重量%の量で使用される
であろう。好ましいSRAは、典型的には、ポリエステル、ナイロンなどの疎水
性繊維の表面を親水化するための親水性セグメントと、疎水性繊維上に付着し且
つ洗浄およびすすぎサイクルの完了を通して接着したままであり、それによって
親水性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメントとを有する。このこ
とは、SRAでの処理後に生ずるしみを後の洗浄法でより容易にクリーニングす
ることを可能にすることができる。好ましいSRAとしては、オリゴマーテレフ
タル酸エステル、典型的にはしばしばチタン(IV)アルコキシドなどの金属触媒
を使用しての少なくとも1つのエステル交換/オリゴマー化を包含する方法によ
って製造されるオリゴマーテレフタル酸エステルが挙げられる。このようなエス
テルは、勿論緻密に架橋された全構造を形成せずに1、2、3、4またはそれ以
上の位置を通してエステル構造に組込むことができる追加の単量体を使用して生
成してもよい。
【0099】 好適なSRAとして、例えば、J.J.シェイベルおよびE.P.ゴッセリン
クに1990年11月6日発行の米国特許第4,968,451号明細書に記載
されている。他のSRAとしては、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行
の米国特許第4,711,730号明細書の非イオン末端キャップ化1,2−プ
ロピレン/ポリオキシエチレンテレフタレートポリエステルが挙げられる。SR
Aの他の例としては、ゴッセリンクに1988年1月26日発行の米国特許第4
,721,580号明細書の部分および完全陰イオン末端キャップ化オリゴマー
エステル;ゴッセリンクに1987年10月27日発行の米国特許第4,702
,857号明細書の非イオンキャップ化ブロックポリエステルオリゴマー化合物
;およびマルドナド、ゴッセリンク等に1989年10月31日発行の米国特許
第4,877,896号明細書の陰イオン(特にスルホアロイル)末端キャップ
化テレフタル酸エステルが挙げられる。また、SRAとしては、エチレンテレフ
タレートまたはプロピレンテレフタレートとポリエチレンオキシドテレフタレー
トまたはポリプロピレンオキシドテレフタレートとの単純な共重合体ブロック(
ヘイズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230号明細書お
よびバサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,893,929号明細
書参照);ダウからのメトセル(METHOCEL)として入手できるヒドロキシエーテ
ルセルロース系重合体などのセルロース系誘導体;C1 〜C4 アルキルセルロー
スおよびC4 ヒドロキシアルキルセルロース(ニコル等に1976年12月28
日に発行の米国特許第4,000,093号明細書参照);およびアンヒドログ
ルコース単位当たりの平均置換度(メチル)約1.6〜約2.3および2%水溶
液として20℃で測定した溶液粘度約80〜約120センチポアズを有するメチ
ルセルロースエーテルが挙げられる。このような物質は、信越化学工業株式会社
製のメチルセルロースエーテルの商品名であるメトロース(METOLOSE)SM10
0およびメトロースSM200として入手できる。
【0100】 追加の種類のSRAとしては、ビオランド等の米国特許第4,201,824
号明細書およびラガッセ等の米国特許第4,240,918号明細書、タング等
の米国特許第4,525,524号明細書およびビオランド等の米国特許第4,
201,824号明細書に記載のものが挙げられる。
【0101】 抑泡系 本発明の洗剤組成物は、特に機械洗浄組成物で使用するように処方する時に、
組成物または成分の0.01〜15重量%、好ましくは0.02〜10重量%、
最も好ましくは0.05〜3重量%の量で存在する抑泡系を含んでもよい。ここ
で使用するのに好適な抑泡系は、本質上いかなる既知の消泡剤化合物、例えば、
シリコーン消泡剤化合物および2−アルキルアルカノール消泡剤化合物または石
鹸を含んでもよい。消泡剤化合物とは、ここで特に溶液の攪拌の存在下で、洗剤
組成物の溶液によって生ずる起泡または泡立てを低下するように作用する化合物
または化合物の混合物を意味する。出願番号09/230,877号を有するホ
ール等の同時係属出願「洗剤組成物」(上に編入)。
【0102】 高度に好ましい組成物は、有機酸、好ましくはクエン酸約2〜約10重量%を
含有する。また、好ましくは炭酸塩と組み合わせて、微量(例えば、約20重量
%以下)の中和剤、緩衝剤、相調整剤、ハイドロトロープ、酵素安定剤、ポリ酸
、泡調整剤、乳濁剤、酸化防止剤、殺細菌剤および染料、例えば、1981年8
月25日発行のバラット等への米国特許第4,285,841号明細書(ここに
参考文献として編入)に記載のものは存在できる。
【0103】 洗剤組成物は、追加成分として、塩素をベースとする漂白剤を包含できる。し
かしながら、本発明の洗剤組成物は固体であるので、塩素をベースとする大抵の
液体漂白剤はこれらの洗剤組成物に好適ではないであろうし且つ塩素をベースと
する粒状または粉末漂白剤のみが好適であろう。或いは、塩素をベースとする漂
白剤は、開始または洗浄プロセス時に使用者によって洗剤組成物に添加できる。
塩素をベースとする漂白剤は、次亜塩素酸塩種が水溶液で生成されるようなもの
である。次亜塩素酸塩イオンは、化学的には式 OCl- で表わされる。次亜塩
素酸塩種を水溶液中で生成する漂白剤としては、アルカリ金属およびアルカリ土
類金属の次亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩付加生成物、クロラミン、クロリミン、ク
ロラミド、およびクロリミドが挙げられる。特定例としては、次亜塩素酸ナトリ
ウム、次亜塩素酸カリウム、一塩基性次亜塩素酸カルシウム、二塩基性次亜塩素
酸マグネシウム、塩素化リン酸三ナトリウム12水和物、ジクロロイソシアヌル
酸カリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナト
リウム2水和物、トリクロロシアヌル酸、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチル
ヒダントイン、N−クロロスルファミド、クロラミンT、ジクロラミンT、クロ
ラミンBおよびジクロラミンBが挙げられる。本発明の組成物で使用するのに好
ましい漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、またはそれらの
混合物である。好ましい塩素をベースとする漂白剤は、トリクロサン(Triclosa
n)(商品名)であることができる。
【0104】 前記次亜塩素酸塩生成漂白剤の大部分は、固体または濃縮形に入手でき且つ本
発明の組成物の調製時に水に溶解する。前記物質の若干は、水溶液として入手で
きる。
【0105】 洗濯洗浄法 本発明の機械洗濯法は、典型的には、汚れた洗濯物を、本発明に係る有効量の
機械洗濯洗剤組成物が溶解または分与された洗濯機中の水性洗浄液で処理するこ
とからなる。有効量の洗剤組成物とは、通常の機械洗濯法で常用されている典型
的な製品量および洗浄液容量と同様に5〜65リットルの容量の洗浄液に溶解ま
たは分散された製品10g〜300gを意味する。好ましい洗濯機は、いわゆる
低充填機械であってもよい。
【0106】 好ましい使用態様においては、組成物は、硬質表面クリーニングまたは手洗い
に好適であるように処方する。別の好ましい態様においては、洗剤組成物は、汚
れた汚染布帛を前処理するかソーキングするために使用すべき前処理組成物また
はソーキング組成物である。
【0107】
【実施例】
下記の実施例は、例示の目的のみで提示し、特許請求の範囲の範囲の限定とは
決して解釈すべきではない。
【0108】 実施例で使用する略称 洗剤組成物において、略称成分同定は、下記の意味を有する。 LAS: 直鎖C11〜13アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム TAS: タローアルキル硫酸ナトリウム CxyAS: C1x〜C1yアルキル硫酸ナトリウム 分枝AS: WO第99/19454号明細書に記載のような分枝アルキル硫
酸ナトリウム C46SAS: C14〜C16第二級(2,3)アルキル硫酸ナトリウム CxyEzS: zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1x〜C1yアルキル硫
酸ナトリウム CxyEz: 平均zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1x〜C1y主として
線状の第一級アルコール QAS: R2 ・N+ (CH3 )2 (C2 H4 OH)(式中、R2 =C12〜C
14) QAS1: R2 ・N+ (CH3 )2 (C2 H4 OH)(式中、R2 =C8 〜
C11) APA: C8 〜C10アミドプロピルジメチルアミン 石鹸: タローとココナツ脂肪酸との80/20混合物に由来する線状アルキ
ルカルボン酸ナトリウム STS: トルエンスルホン酸ナトリウム CFAA: C12〜C14(ココ)アルキルN−メチルグルカミド TFAA: C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド TPKFA: C12〜C14トップト全カット脂肪酸 STPP: 無水トリポリリン酸ナトリウム TSPP: ピロリン酸四ナトリウム ゼオライトA: 一次粒径0.1〜10μm(無水基準で表現した重量)を有
する式 Na12(AlO2 SiO2 )12・27H2 Oの水和アルミノケイ酸ナト
リウム NaSKS−6: 式 δ−Na2 Si2 O5 の結晶性層状シリケート クエン酸: 無水クエン酸 ボレート: ホウ酸ナトリウム カーボネート: 無水炭酸ナトリウム:粒径200μm〜900μm ビカーボネート: 400μm〜1200μmの粒径分布を有する無水重炭酸
ナトリウム シリケート: 無定形ケイ酸ナトリウム(SiO2 :Na2 O=2.0:1) サルフェート: 無水硫酸ナトリウム 硫酸Mg: 無水硫酸マグネシウム サイトレート: 425μm〜850μmの粒径分布を有する活性86.4%
のクエン酸三ナトリウム2水和物 MA/AA: マレイン酸/アクリル酸1:4の共重合体、平均分子量約70
,000 MA/AA(1): マレイン酸/アクリル酸4:6の共重合体、平均分子量
約10,000 AA: 平均分子量4,500のポリアクリル酸ナトリウム重合体 CMC: カルボキシメチルセルロースナトリウム セルロースエーテル: 信越化学から入手できる重合度650を有するメチル
セルロースエーテル プロテアーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって商品名サビナーゼで
販売されている活性酵素3.3重量%を有するタンパク分解酵素 プロテアーゼI: ジェネンコア・インターナショナル・インコーポレーテッ
ドによって販売されているWO第95/10591号明細書に記載のような活性
酵素4重量%を有するタンパク分解酵素 アルカラーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって販売されている活性
酵素5.3重量%を有するタンパク分解酵素 セルラーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって商品名ケアザイムで販
売されている活性酵素0.23重量%を有するセルロース分解酵素 アミラーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって商品名ターマミル12
0Tで販売されている活性酵素1.6重量%を有するデンプン分解酵素 リパーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって商品名リポラーゼで販売
されている活性酵素2.0重量%を有する脂質分解酵素 リパーゼ(1): ノボ・インダストリーズA/Sによって商品名リポラーゼ
・ウルトラで販売されている活性酵素2.0重量%を有する脂質分解酵素 エンドラーゼ: ノボ・インダストリーズA/Sによって販売されている活性
酵素1.5重量%を有するエンドグルカナーゼ酵素 PB4: 公称式 NaBO2 ・3H2 O・H2 O2 の過ホウ酸ナトリウム4
水和物 PB1: 公称式 NaBO2 ・H2 O2 の無水過ホウ酸ナトリウム漂白剤 ペルカーボネート: 公称式 2Na2 CO3 ・3H2 O2 の過炭酸ナトリウ
ム NOBS: ナトリウム塩の形のノナノイルオキシベンゼンスルホネート NAC−OBS: (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネ
ート TAED: テトラアセチルエチレンジアミン DTPA: ジエチレントリアミン五酢酸 DTPMP: モンサントによって商品名デクエスト2060で市販されてい
るジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート) EDDS: エチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸、(S,S)異性体ナ
トリウム塩 光活性化漂白剤(1): デキストリン可溶性重合体にカプセル化されたスル
ホン化亜鉛フタロシアニン 光活性化漂白剤(2): デキストリン可溶性重合体にカプセル化されたスル
ホン化アルミノフタロシアニン 増白剤1: 4,4′−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム 増白剤2: 4,4′−ビス(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−
トリアジン−2−イル)アミノ)スチルベン−2:2′−ジスルホン酸二ナトリ
ウム HEDP: 1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 PEGx : 分子量x(典型的には4,000)を有するポリエチレングリコ
ール PEO: 平均分子量50,000を有するポリエチレンオキシド TEPAE: テトラエチレンペンタアミンエトキシレート PVI: 平均分子量20,000を有するポリビニルイミダゾール PVP: 平均分子量60,000を有するポリビニルピロリドン重合体 PVNO: 平均分子量50,000を有するポリビニルピリジンN−オキシ
ド重合体 PVPVI: ポリビニルピロリドンとビニルイミダゾールとの共重合体(平
均分子量20,000) QEA: ビス((C2 H5 O)(C2 H4 O)n )(CH3 )−N+ −C6
H12−N+ −(CH3 )ビス((C2 H5 O)−(C2 H4 O))n (式中、n
は20〜30である) SRP1: 陰イオン末端キャップ化ポリエステル SRP2: ジエトキシ化ポリ(1,2−プロピレンテレフタレート)短ブロ
ック重合体 PEI: 平均分子量1800および窒素当たり7個のエチレンオキシ残基の
平均エトキシ化度を有するポリエチレンイミン シリコーン消泡剤: 制泡剤対分散剤の比率10:1から100:1を有する
分散剤としてシロキサン−オキシアルキレン共重合体と共のポリジメチルシロキ
サン制泡剤 乳濁剤: BASF株式会社によって商品名リトロン(Lytron)621で販売
されている水をベースとするモノスチレンラテックス混合物 ロウ: パラフィンロウ HMEO: ヘキサメチレンジアミンテトラ(エチレンオキシド)24
【0109】 実施例I クエン酸64重量%/炭酸ナトリウム36重量%の組成を有するクエン酸と炭
酸ナトリウムとのバッチ2kgは、粒径200〜400μmを有するシトリクエ・
ベルゲからの無水クエン酸1280g(微細粒状等級:16/40)およびホソ
カワ・ミクロン空気分級ミル(ACM15)を使用してメジアン粒径5μmに予
備ミル処理された無水炭酸ナトリウム720g(ブルナー・モンドからのライト
ソーダ灰)をホソカワ・ミクロン「ナウタミックス(Nautamix)」DBY−5R
回転スクリューミキサー中で9(最大)の速度設定値で5分間混合することによ
って調製した。次いで、混合物をベペックス・コンパクト化ユニット(ロール直
径200mm、幅50mm)中でコンパクト化した。予備混合された粉末をコンパク
ト化ロール上の供給ホッパーに注いだ。供給ホッパーは、粉末をロールに供給す
る竪形スクリューを有する。コンパクト化力として既知のこれらの2つのロール
を一緒に押すために適用する力は、供給スクリュー速度を調整することによって
80kNに調整した。コンパクト化物質を破壊シートおよび非破壊波形シートの形
で捕集し、次いで、ホソカワ・ベペックスF200フレークブレーカー中で速度
設定値1でミル処理した。この装置は、1000μmの篩を有するロール加工ケ
ージからなる。
【0110】 次いで、フレークブレーカーによって製造された物質を篩サイズ355μmを
有する振動篩装置(レッシュモデルAST200)上に置いた。篩上に保持され
た物質は、メジアン粒径620μmを有する所望の完成粒子(以下の表中の起泡
性粒子A)であり且つ微粉を再循環のために取り出した。
【0111】 上で調製され且つ下記の組成物を有する洗剤組成物は、本発明の実施例である
成分 重量% NaLAS 3.11 NaBAS/AS 11.97 炭酸ナトリウム 19.69 硫酸ナトリウム 1.22 ゼオライトA 36.95 MA 4.40 SiO2 1.0 DTPA 0.69 C9 NOBS 1.90 PEG4000 1.82 ポリアクリレート 1.42 増白剤 0.11 香料 0.52 水 8.45 酵素 0.13 ビカーボネート 4.00 ペルカーボネート 2.54 抑泡剤 0.02 雑多な成分 残部(100%とする) 次いで、この組成物を下記の方法で使用した。ガーメントを通常のトップ装入
自動洗濯機に入れる。負荷が釣り合うことを保証するように注意を払うべきであ
る。
【0112】 工程1.中位の負荷を形成するのに十分な数のガーメントを選ぶ。次いで、源
、例えば、インキ、リップスチック、サラダドレッシング、えり汚れおよび他の
同様の源からのガーメント上のしみを前処理のために同定し、選ぶ。前処理の場
合には、ガーメントの局部的な汚れたエリアをペーパータオル上に配置し、水と
実施例Iの粒状製品との混合物約0.1〜5ml(しみの大きさに依存)を直接適
用することによって処理する(ガーメント上で穏やかに作用させる)。場合によ
って、過剰の液体製品は、冷たい水道水でしみをすすぎ落としてもよい。
【0113】 工程2.通常のトップ装入洗濯機を使用し、洗濯機設定値を設定する:中位の
水量(約17ガロン)、および水温およびガーメントの種類および色に適当な攪
拌設定値および汚れ形成度。洗濯機内のドラムに水を充填し始めるように洗濯機
を始動する。
【0114】 工程3.洗濯機にドラム内の水位を高さ2インチに上げるのに十分な量の水を
充填した時に、所定量の粒状洗剤を水に加えて洗浄液を調製する。洗剤組成物を
加える時に、洗浄液は、一時的最大濃度約10,000ppm に達するであろう。
洗濯機に水を充填することが完了した後に、洗剤の定常状態濃度は、約1100
ppm である。
【0115】 工程4.ガーメントを洗剤/水溶液(洗浄液)に加える。
【0116】 工程5.洗濯機がサイクルのすべてを完了した時に、ガーメントを洗濯機から
取り出す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/39 C11D 3/39 D06F 35/00 D06F 35/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 エリン、メレディス、リリー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 エリソン、アベニュ、818 (72)発明者 ジョーティ、バラダラジャン アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ケンネソー、ドライブ、7962 (72)発明者 ダーラ、ボーナー、ケットナッカー アメリカ合衆国ケンタッキー州、エッジウ ッド、メットキャルフ、ドライブ、517 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA21 BB05 BB08 BB19 CA02 GA01 GA11 GA22 GA28 4H003 AB19 AB27 BA10 BA27 DA01 DC01 EA02 EA16 EA20 EA28 EB08 EB13 EB22 EB30 EB32 EB36 EC01 ED02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)起泡性粒状物および洗剤マトリックスによって特徴づけられる粒状洗剤
    組成物を水に加えて、粒状洗剤組成物400ppm 〜600000ppm によって特
    徴づけられる水性洗浄液を調製し、ここで起泡性粒状物はアルカリ源および酸源
    によって特徴づけられ且つ粒状洗剤組成物と水との接触時にアルカリ源と酸源と
    の間の反応が生じて起泡性ガスを製造する、および (b)実質上乾燥状態の布類物品上にクリーニング有効量の洗浄液を実質上一
    様且つ完全に分布させ、工程(b)を工程(a)と同時または工程(a)の後に
    遂行する ことを特徴とする、汚れた布類物品を洗浄装置中で洗濯する方法。
  2. 【請求項2】 この方法が更に工程、 (c)布類物品を布類の表面上に十分な遊離水を生ずるのに十分な量の水です
    すいで、懸濁された汚れ、懸濁された洗浄液および懸濁された未溶解洗剤組成物
    によって特徴づけられるすすぎ液を形成する工程、および (d)すすぎ液を布類物品から分離する工程 によって特徴づけられる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 クリーニング有効量の洗浄液が、洗浄液を前記布類上に実質上一様且つ完全に
    分布させるのに少なくとも正に十分である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)の前に、この方法が更に工程、 (i )前処理溶液を布類物品の1つの局部的なエリアを覆うしみに直接適用す
    る工程、 (ii)工程(i )と同時に、機械的作用をしみに適用する工程、および (iii)場合によって、前処理溶液を布類物品の1つの局部的なエリアからすす
    ぎ落とす工程 によって特徴づけられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 洗剤マトリックスが、界面活性剤、ビルダーおよび酵素洗剤成分によって特徴
    づけられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酸源が有機酸、鉱酸または無機酸、その酸の塩、その酸の誘導体および塩、お
    よびそれらの混合物からなる群から選ばれ且つアルカリ源がカーボネート、ビカ
    ーボネート、セスキカーボネート、ペルカーボネートおよびそれらの混合物から
    なる群から選ばれる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 クリーニング有効量の洗浄液が45リットル〜100リットルである、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ドラムを洗浄装置内に配置し且つ工程(a)の水をドラムに導入し、 ドラム中の水位がドラムのベースから測定して高さ0.5cm、好ましくは5cm
    、より好ましくは30cmに達した後に工程(b)を開始する、 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 汚れた布類物品の洗濯法で使用するための指図との関連でパッケージ化された
    粒状洗剤組成物によって特徴づけられる製品であって、指図は (a)水と、起泡性粒状物および洗剤マトリックスによって特徴づけられる粒
    状洗剤組成物とを混合して、粒状洗剤組成物400ppm 〜600000ppm によ
    って特徴づけられる水性洗浄液を形成する工程、および (b)工程(a)の後に、実質上乾燥状態の布類物品上にクリーニング有効量
    の洗浄液を実質上一様且つ完全に分布させる工程 を含むことを特徴とする製品。
  10. 【請求項10】 起泡性粒状物がアルカリ源および酸源によって特徴づけられ且つ粒状洗剤組成
    物と水との接触時にアルカリ源と酸源との間の反応が生じて起泡性ガスを製造す
    る、請求項1〜9のいずれか1項に記載の製品。
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