JP2003512375A - Hiv逆転写酵素阻害剤としての縮合ナフチリジン - Google Patents

Hiv逆転写酵素阻害剤としての縮合ナフチリジン

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JP2003512375A JP2001531836A JP2001531836A JP2003512375A JP 2003512375 A JP2003512375 A JP 2003512375A JP 2001531836 A JP2001531836 A JP 2001531836A JP 2001531836 A JP2001531836 A JP 2001531836A JP 2003512375 A JP2003512375 A JP 2003512375A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、HIV逆転写酵素の阻害剤として有用な、式(I)の三環式化合物、その立体異性体、立体異性体混合物または薬剤として許容される塩に関し、さらに、これらを含む薬剤組成物および診断キット、ならびにウイルス感染症を治療するために、あるいは検定標準または試薬としてこれらを使用する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は一般に三環式化合物に関し、さらに、HIV逆転写酵素の阻害剤とし
て有用な三環式化合物、それを含む薬剤組成物および診断キット、ウイルス感染
症を治療するために、あるいは検定標準または試薬としてそれを使用する方法、
ならびにこのような三環式化合物を調製するための中間体およびプロセスに関す
る。
【0002】 (発明の背景) 異なる2つのレトロウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)1型(HIV
−1)または2型(HIV−2)が、免疫抑制性疾患である後天性免疫不全症候
群(AIDS)の病因であることが分かっている。HIV血清陽性の個体は始め
は無症候であるが、その後一般に、AIDSに続いてAIDS関連複合体(AR
C)を発症する。罹患した個体は激しい免疫抑制を示し、これによって最終的に
は命に関わる消耗性の日和見感染にかかりやすくなる。
【0003】 AIDSは、HIV−1またはHIV−2ウイルスが複雑な生活環をたどった
結果である。ビリオン生活環は、ビリオンの保護コート表面の糖タンパク質がリ
ンパ球細胞上のCD4糖タンパク質と結合することによって、宿主ヒトT−4リ
ンパ球免疫細胞にビリオン自体が付着することを含む。付着後、ビリオンは、そ
の糖タンパク質の外被を脱ぎ、宿主細胞膜内に侵入し、RNAを遊離させる。ビ
リオン酵素である逆転写酵素は、このRNAを一本鎖DNAに転写するプロセス
を指揮する。ウイルスRNAは分解され、第2のDNA鎖が生み出される。生み
出された二本鎖DNAはヒト細胞の遺伝子に組み込まれ、これらの遺伝子がウイ
ルスの繁殖に使用される。
【0004】 RNAポリメラーゼは、組み込まれたウイルスDNAをウイルスmRNAに転
写する。このウイルスRNAは、前駆物質であるgag−pol融合ポリタンパ
ク質に翻訳される。次いでこのポリタンパク質が、HIVプロテアーゼ酵素によ
って切断されて、成熟ウイルスタンパク質が生み出される。したがって、HIV
プロテアーゼは、完全な感染性を有するウイルスへとウイルス粒子を成熟させる
一連の切断イベントを調節する役割を担う。
【0005】 このウイルスは免疫系のT細胞に感染し殺すので、侵入したビリオンを殺す一
般的なヒト免疫系応答は負担を受ける。さらに、新しいビリオン粒子を作る際に
使用されるウイルス逆転写酵素の特異性はあまり高くなく、そのため誤転写が起
こって、ウイルスの保護外被の表面の糖タンパク質は絶えず変化する。この特異
性のなさは免疫系の有効性を低下させる。これは、ある1つの糖タンパク質に対
して特異的に生み出された抗体は、他の糖タンパク質に対しては無能であり、し
たがってウイルスと戦える抗体の数が減少するためである。ウイルスは増殖し続
け、免疫応答系は弱体化し続ける。治療を実施しなければほとんどの場合、HI
Vによって宿主の免疫系は消耗し、日和見感染の発生が可能になる。抗ウイルス
薬または免疫調節薬、あるいはその両方を投与しないと死亡する可能性がある。
【0006】 HIVの生活環には、抗ウイルス薬の可能な標的であると識別されている臨界
点が少なくとも3つある。(1)T−4リンパ球またはマクロファージ部位への
ビリオンの最初の付着、(2)ウイルスRNAのウイルスDNAへの転写(逆転
写酵素(RT))、および(3)HIVプロテアーゼによるgag−polタン
パク質の処理である。
【0007】 第2の臨界点であるウイルスRNAのウイルスDNAへの転写過程でのウイル
スの阻害は、AIDS治療で使用されている現行のいくつかの治療をもたらした
。ビリオン遺伝子はRNAにコード化されており、宿主細胞はDNAだけしか転
写しないので、ビリオンが繁殖するためにはこの転写が不可欠である。ウイルス
DNAの形成が完成しないよう逆転写酵素を妨害する薬剤を導入することによっ
て、HIV−1の複製を止めることができる。
【0008】 ウイルスの複製を妨害する、AIDSを治療するためのいくつかの化合物が既
に開発されている。例えば、3′−アジド−3′−デオキシチミジン(AZT)
、2′,3′−ジデオキシシチジン(ddC)、2′,3′−ジデオキシチミジ
ネン(d4T)、2′,3′−ジデオキシイノシン(ddI)、2′,3′−ジ
デオキシ−3′−チアシチジン(3TC)などのヌクレオシド類似体が、逆転写
酵素(RT)段階でHIV複製を止めるのにあるケースで比較的に有効であるこ
とが示されている。
【0009】 現在、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤(NNRTI)を発見しようと
活発な研究がおこなわれている。一例として、ある種のベンゾオキサジノンおよ
びキナゾリノンが、HIV逆転写酵素の阻害、HIV感染の予防または治療、お
よびAIDS治療に活性であることが分かっている。
【0010】 U.S.5874430には、HIV治療用のベンゾオキサジノン非ヌクレオ
シド逆転写酵素阻害剤が記載されている。U.S.5519021には、下式の
ベンゾオキサジノンである非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤が記載されている。
【0011】
【化7】
【0012】 上式で、Xはハロゲンであり、ZはOとすることができる。
【0013】 EP0530994およびWO93/04047には、式(A)のキナゾリノ
ンであるHIV逆転写酵素阻害剤が記載されている。
【0014】
【化8】
【0015】 上式で、Gは各種基であり、R3およびR4はH、ZはO、R2は、非置換のア
ルキル、非置換のアルケニル、非置換のアルキニル、非置換のシクロアルキル、
非置換の複素環、任意選択で置換されたアリール、R1は、置換されたアルキル
を含む各種基とすることができる。
【0016】 WO95/12583にも式AのHIV逆転写酵素阻害剤が記載されている。
この公開文献では、Gが各種基であり、R3およびR4はH、ZはOとすることが
でき、R2が、置換されたアルケニルまたは置換されたアルキニル、R1が、シク
ロアルキル、アルキニル、アルケニルまたはシアノである。WO95/1327
3には、WO95/12583の1つの化合物(S)−(−)−6−クロロ−4
−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−4((2−ピリジ)エチニル)−2(1
H)−キナゾリノンの不斉合成が示されている。
【0017】 以上に記載したようなキナゾリノンを合成する合成手順は以下の参照文献に詳
細に説明されている:Houpis他、Tetr.Lett.1994,35(
37)、6811〜6814、Tucker他、J.Med.chem.199
4、37、2437〜2444、Huffman他、J.Org.Chem.1
995、60、1590〜1594。
【0018】 DE4320347には下式のキナゾリノンが示されている。
【0019】
【化9】
【0020】 上式で、Rは、フェニル、炭素環または複素環である。この種の化合物は本発
明の一部とはみなされない。
【0021】 逆転写酵素阻害剤が現在うまくいっているといっても、与えられた阻害剤に対
してHIV患者が耐性を持つようになる可能性があることが分かっている。した
がって、HIV感染症とさらに戦うために追加の阻害剤を開発することが強く求
められている。
【0022】 (発明の概要) したがって本発明の目的は、新規の逆転写酵素阻害剤を提供することにある。
【0023】 本発明の他の目的は、HIV感染症の新規の治療方法であって、このような治
療を必要としている宿主に、治療上有効な量の本発明の少なくとも1種の化合物
または薬剤として許容されるその塩を投与することを含む方法を提供することに
ある。
【0024】 本発明の他の目的は、HIV感染症の新規の治療方法であって、治療を必要と
している宿主に、治療上有効な組合せの(a)本発明の1種の化合物と(b)H
IV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤から成る群から選択され
た1種または数種の化合物を投与することを含む方法を提供することにある。
【0025】 本発明の他の目的は、逆転写酵素阻害活性を有する薬剤組成物であって、薬剤
として許容される担体と、治療上有効な量の本発明の少なくとも1種の化合物ま
たは薬剤として許容されるその塩を含む薬剤組成物を提供することにある。
【0026】 本発明の他の目的は、治療に使用するための新規の三環式化合物を提供するこ
とにある。
【0027】 本発明の他の目的は、HIV感染症を治療するための薬剤の製造に対する新規
の三環式化合物の使用を提供することにある。
【0028】 以上の目的、および以下の詳細な説明を通じて明らかになるその他の目的は、
式(I)の化合物が、その任意の立体異性体、立体異性体の混合物、錯体、プロ
ドラッグまたは薬剤として許容される塩を含めて、有効な逆転写酵素阻害剤であ
るという本発明の発明者の発見によって達成された。
【0029】
【化10】
【0030】 ただし上式のR1、R2、R8、n、A、B、W、X、YおよびZは以下で定義
される。
【0031】 (好ましい実施形態の詳細な説明) [1]したがって第1の実施形態では本発明が、式(I)の新規の化合物、
【0032】
【化11】
【0033】 その立体異性体、立体異性体の混合物、錯体、プロドラッグ、または薬剤とし
て許容される塩を提供する。ただし上式で、 nは、0、1、2および3から選択され、 Aは、
【0034】
【化12】
【0035】 から選択された環であり、上式で、環Aの環窒素を任意選択でN−酸化物とする
ことができ、 前記環Aは0〜3個のBで置換され、前記置換基Bは、C1〜4アルキル、−O
H、C1〜4アルコキシ、−S−C1〜4アルキル、OCF3、CF3、F、Cl、B
r、I、−NO2、−CNおよび−NR55aの群から独立に選択され、 WはNまたはCR3、 XはNまたはCR3a、 YはNまたはCR3b、 ZはNまたはCR3cであり、 W、X、YおよびZのうちの2つがNである場合に、残りがN以外であり、 R1は、0〜7個のハロゲンで置換されたC1〜3アルキルおよび0〜5個のハ
ロゲンで置換されたシクロプロピルの群から選択され、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
HR2a2b、−O(CH22CHR2a2b、−OCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−OCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−OCHR2aC≡C−R2b、−S
2c、−SCHR2a2b、−SCH2CHR2a2b、−S(CH22CHR2a2 b 、−SCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−SCHR2aC(R2a)=(R2b 2 、−SCHR2aC≡C−R2b、−NR2a2c、−NHCHR2a2b、−NHC
2CHR2a2b、−NH(CH22CHR2a2b、−NHCHR2aC(R2a
=C(R2b2、−NHCHR2aC(R2a)=(R2b2および−NHCHR2a
≡C−R2bの群から選択され、 R2aは、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3の群
から選択され、 R2bはHまたはR2cであり、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜6 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜5アルケニル、0〜1個のR4
置換されたC2〜5アルキニル、0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロアルキ
ル、0〜2個のR3dで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSから選択さ
れた1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3dで置換された複素3〜6員環系
の群から選択され、 あるいは、基−NR2a2cが、0〜1個の炭素原子がOまたはNR5によって
置き換えられた4〜7員環状アミンを表し、 R3は、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、Cl
、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O)
7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210、−SO2NR55a、ならび
にO、NおよびSから選択された1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5〜6員
環の群から選択され、 R3aは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210、−SO2NR55a、なら
びにO、NおよびSから選択された1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5〜6
員環の群から選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 R3bは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−SO2NR55a
群から選択され、 あるいは、R3aとR3bが一体として−OCH2O−を形成し、 R3cは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−SO2NR55a
群から選択され、 あるいは、R3bとR3cが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3dは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
SO2NR55aの群から独立に選択され、 それぞれの事象で、R3eは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
SO2NR55aの群から独立に選択され、 R3fは、H、F、Cl、Br、I、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置
換された−O−C3〜10炭素環、−O(CO)−R13、−OS(O)21〜4アル
キル、−NR1212a、−C(O)R13、−NHC(O)R13、−NHSO210 および−SO2NR1212aの群から選択され、 R4は、H、F、Cl、Br、I、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置
換された−O−C3〜10炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
、0〜2個のR3eで置換されたC1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC 3〜10 炭素環、0〜5個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびS
から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3eで置換された複素5
〜10員環系の群から選択され、 R5およびR5aは、HおよびC1〜4アルキルの群から独立に選択され、 あるいは、R5とR5aが、それらが結合した窒素とともに、0〜1個のOまた
はN原子を含む5〜6員環を形成し、 R6は、H、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシおよびNR55aの群か
ら選択され、 R7は、H、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシの群から選択され、 R8は、H、(C1〜6アルキル)カルボニル、C1〜6アルコキシアルキル、(
1〜4アルコキシ)カルボニル、C6〜10アリールオキシアルキル、(C6〜10
リール)オキシカルボニル、(C6〜10アリール)メチルカルボニル、(C1〜4
アルキル)カルボニルオキシ(C1〜4アルコキシ)カルボニル、C6〜10アリー
ルカルボニルオキシ(C1〜4アルコキシ)カルボニル、C1〜6アルキルアミノカ
ルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニル(C1〜4アルコキシ)カルボニ
ル、および(NR55a置換C1〜6アルキル)カルボニルの群から選択され、 R10は、C1〜4アルキルおよびフェニルの群から選択され、 R11は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキルで置換
されたC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロア
ルキルから選択され、 R12およびR12aは、H、C1〜6アルキルおよびC3〜6シクロアルキルから独
立に選択され、 あるいは、R12とR12aが合体して4〜7員環を形成することができ、 R13は、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C2
〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−O−C2〜6アルケニル、−O−C2〜6
ルキニル、NR1212a、C3〜6炭素環および−O−C3〜6炭素環の群から選択
される。
【0036】 [2]他の実施形態では本発明が、上記式(I)の化合物を提供する。ただし
式(I)で、 R1は、1〜7個のハロゲンで置換されたC1〜3アルキルおよびシクロプロピ
ルの群から選択され、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
HR2a2b、−O(CH22CHR2a2b、−OCHR2aCH=HR2b、−OC
HR2aCH=CHR2c、−OCHR2aC≡CR2b、−NR2a2c、−SR2c、−
SCHR2a2b、−SCH2CHR2a2b、−CHR2aCH=CHR2b、−SC
HR2aCH=CHR2cおよび−SCHR2aC≡CR2bの群から選択され、 R2aは、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3の群
から選択され、 R2bはHまたはR2cであり、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜5 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜5アルケニル、0〜1個のR4
置換されたC2〜5アルキニル、0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロアルキ
ル、および0〜2個のR3dで置換されたフェニルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3およびR3aは、H、C1〜4アルキル、OH、C1〜4
ルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6、N
HC(O)R7、NHC(O)NR55a、ならびにO、NおよびSから選択され
た1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5〜6員環の群から独立に選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3bおよびR3cは、H、C1〜4アルキル、OH、C1〜4
ルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6、N
HC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され、 あるいは、R3aとR3bが一体として−OCH2O−を形成し、 R4は、H、Cl、F、−OH、−O−C1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置
換された−O−C3〜5炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
0〜2個のR3eで置換されたC1〜4アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC3
〜5炭素環、0〜5個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSか
ら選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3eで置換された複素5〜
6員環系の群から選択され、 R5およびR5aは、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6は、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
ら選択され、 R7は、CH3、C25、CH(CH32、OCH3、OC25およびOCH(
CH32の群から選択される。
【0037】 [3]他の実施形態では本発明がさらに、上記式(I)の化合物を提供する。
ただし式(I)で、 環Aは、
【0038】
【化13】
【0039】 から選択され、 R1は、CF3、C25、CHF2、CF2CH3およびシクロプロピルの群から
選択され、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
HR2a2b、−OCHR2aCH=CHR2b、−OCHR2aCH=CHR2c、−O
CHR2aC≡CR2bおよび−NR2a2cの群から選択され、 R2aは、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3から
選択され、 R2bはHまたはR2cであり、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜3 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜3アルケニル、0〜1個のR4
置換されたC2〜3アルキニル、および0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロ
アルキルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3、R3a、R3bおよびR3cは、H、C1〜3アルキル、O
H、C1〜3アルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、CN、C(O
)R6、NHC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され
、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3eは、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
、OCF3、F、Cl、−NR55a、−C(O)R6および−SO2NR55a
群から独立に選択され、 R3fは、H、F、Cl、Br、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置換さ
れた−O−シクロプロピル、0〜2個のR3eで置換された−O−シクロブチル、
0〜2個のR3eで置換された−O−フェニル、−O(CO)−R13、−OS(O
21〜4アルキル、−NR1212a、−C(O)R13、−NHC(O)R13、−
NHSO210および−SO2NR1212aの群から選択され、 R4は、H、Cl、F、−OH、−O−C1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置
換された−O−C3〜10炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
、0〜1個のR3eで置換されたC1〜4アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC 3〜5 炭素環、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSか
ら選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個のR3eで置換された複素5〜
6員環系の群から選択され、 R5およびR5aは、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6は、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
ら選択され、 R7は、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択され、 R11は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、CF3、CH2CF3、CH2CH2CF3、−CH2−シクロプロピルおよび
シクロプロピルから選択され、 R12およびR12aは、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル
、ペンチルおよびシクロプロピルから独立に選択され、 R13は、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシル、C1〜6ハロアルキル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポ
キシ、ブトキシ、NR1212a、シクロプロピル、シクロブチル、シクロプロポ
キシおよびシクロブトキシの群から選択される。
【0040】 [4]本発明の他の実施形態は、上記式(I)の化合物を含む。ただし式(I
)で、 R1は、CF3、CF2CH3またはCHF2であり、 R2は、−R2C、−OH、−CN、−OCH22b、−OCH2CH22b、−
OCH2CH=CHR2b、−OCH2C≡CR2bおよびNR2a2cの群から選択さ
れ、 R2bはHまたはR2cであり、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜3 アルキル、1つのR4で置換されたC2〜3アルケニル、および1つのR4で置
換されたC2〜3アルキニルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3、R3a、R3bおよびR3cは、H、C1〜3アルキル、O
H、C1〜3アルコキシ、F、Cl、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6
NHC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3eは、CH3、−OH、OCH3、OCF3、F、Clお
よび−NR55aの群から独立に選択され、 R3fは、H、F、Cl、−OH、−O−R11、−O(CO)−R13、−OS(
O)21〜4アルキル、−NR1212aおよび−NHC(O)NR1212aの群か
ら選択され、 R4は、H、Cl、F、CH3、CH2CH3、0〜1個のR3eで置換されたシク
ロプロピル、0〜1個のR3eで置換された1−メチル−シクロプロピル、0〜1
個のR3eで置換されたシクロブチル、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、な
らびにO、NおよびSから選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個のR 3e で置換された複素5〜6員環系から選択され、複素環系は、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、3−
チエニル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−イソオキサゾリル、2−イ
ミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびピペラジニルの
群から選択され、 R5およびR5aは、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6は、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
ら選択され、 R7は、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択される。
【0041】 [5]本発明の他の実施形態は、上記式(I)の化合物を含む。ただし式(I
)で、 nは0または1であり、 環Aは、任意選択でN−酸化物であり、 R1は、CF3、CHF2またはCF2CH3であり、 R2は、−R2c、−OR2c、−OH、−CN、−OCH22b、−OCH2CH22b、−OCH2C=C−R2b、−OCH2C≡C−R2b、−NR2a2c、−SR 2C 、−SCH22b、−SCH2CH22b、−SCH2CH=CHR2bおよび−S
CH2C≡CR2bの群から選択され、 R2bはHまたはR2cであり、 R2cは、0〜2個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたエ
チル、0〜2個のR4で置換されたプロピル、0〜2個のR4で置換されたエテニ
ル、0〜2個のR4で置換された1−プロペニル、0〜2個のR4で置換された2
−プロペニル、0〜2個のR4で置換されたエチニル、0〜2個のR4で置換され
た1−プロピニル、0〜2個のR4で置換された2−プロピニル、および0〜1
個のR3dで置換されたシクロプロピルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3eは、CH3、−OH、OCH3、OCF3、F、Clお
よび−NR55aの群から独立に選択され、 R3fは、H、F、Cl、−OH、−O−R11、−O(CO)−R13、−OS(
O)21〜4アルキル、−NR1212aおよび−NHC(O)NR1212aの群か
ら選択され、 R4は、H、Cl、F、CH3、CH2CH3、0〜1個のR3eで置換されたシク
ロプロピル、0〜1個のR3eで置換された1−メチル−シクロプロピル、0〜1
個のR3eで置換されたシクロブチル、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、な
らびにO、NおよびSから選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個のR 3e で置換された複素5〜6員環系から選択され、複素環系は、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、3−
チエニル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−イソオキサゾリル、2−イ
ミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびピペラジニルの
群から選択され、 R5およびR5aは、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6は、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
ら選択され、 R7は、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択され、 R8はHである。
【0042】 [6]本発明の他の実施形態は、上記式(I)の新規の化合物を含む。ただし
式(I)で、 nは0または1から選択され、 Aは、
【0043】
【化14】
【0044】 から選択され、 Bは、メチル、エチル、プロピル、−OH、Cl、Br、−S−CH3から選
択され、 WはCR3、 XはCR3a、 YはCR3a、 ZはNまたはCR3aであり、 R1は、CF3、CHF2およびCF2CH3から選択され、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCH2C=C−R2b、−OC
2C≡C−R2bおよび−NR2a2cから選択され、 R2aはH、 R2bはHであり、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたエ
チル、0〜3個のR4で置換されたプロピル、0〜3個のR4で置換されたi−プ
ロピル、0〜3個のR4で置換されたブチル、0〜2個のR4で置換された1−プ
ロペニル、0〜2個のR4で置換された2−プロペニル、0〜2個のR4で置換さ
れた1−プロピニル、0〜2個のR4で置換された2−プロピニルの群から選択
され、 R3はH、 R3aは、H、F、ClまたはBr、 R3bはH、 R3cはHであり、 それぞれの事象で、R3eは、H、メチル、エチル、−OH、C1〜4アルコキシ
、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
SO2NR55aの群から独立に選択され、 R3fは、H、F、Cl、OH、−OR11、−OSO2メチル、NR1212aおよ
び−NHC(O)NR55aから選択され、 R4は、H、F、−OH、−O−i−プロピル、−OS(O)2CH3、0〜1
個のR3eで置換されたシクロプロピル、0〜1個のR3eで置換されたシクロブチ
ル、フェニル、N−モルホリニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジニ
ル、N2−メチル−N1−ピペリジニル、N−ピペリジニル、N−ピロリジニル
およびNピペラジニルから選択され、 R8はHであり、 R11は、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、CH2シクロプロピ
ルおよびシクロプロピルから選択され、 R12およびR12aは、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピルおよびシ
クロプロピルから独立に選択される。
【0045】 [7]本発明の他の実施形態は、前記化合物が式(Ic)の化合物である化合
物を含む。
【0046】
【化15】
【0047】 [8]本発明の他の実施形態は、前記化合物が式(Id)の化合物である化合
物を含む。
【0048】
【化16】
【0049】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 環は、
【0050】
【化17】
【0051】 から選択され、 環Aは任意選択でN−酸化物である。
【0052】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 環は、
【0053】
【化18】
【0054】 から選択され、 環Aは任意選択でN−酸化物である。
【0055】 本発明の他の実施形態では、環Aが
【0056】
【化19】
【0057】 であると規定される。
【0058】 本発明の他の実施形態では、環Aが
【0059】
【化20】
【0060】 であると規定される。
【0061】 本発明の他の実施形態では、環Aが
【0062】
【化21】
【0063】 であると規定される。
【0064】 本発明の他の実施形態では、環中のNがN−酸化物であると規定される。
【0065】 本発明の他の実施形態では、環中のNがN−酸化物でないと規定される。
【0066】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 WはCR3、 XはCR3a、 YはCR3b、 ZはCR3cである。
【0067】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 WはCR3、 XはCR3a、 YはCR3bであり、 ZはNおよびCR3cから選択される。
【0068】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2B、−OCH2
CHR2a2b、−O(CH22CHR2a2b、−OCHR2aCH=CHR2b、−
OCHR2aCH=CHR2c、−OCHR2aC≡CR2b、−NR2a2c、−SR2c 、−SCHR2a2b、−SCH2CHR2a2b、−SCHR2aCH=CHR2b
−SCHR2aCH=CHR2cおよび−SCHR2aC≡CR2bの群から選択される
【0069】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2は、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
HR2a2b、−OCHR2aCH=CHR2b、−OCHR2aCH=CHR2c、−O
CHR2aC≡CR2bおよび−NR2a2cの群から選択される。
【0070】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2は、−R2c、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2CHR2a2b、−O
CHR2aCH=CHR2b、−OCHR2aCH=CHR2c、−OCHR2aC≡CR 2b および−NR2a2cの群から選択される。
【0071】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜5 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜5アルケニル、0〜1個のR4
置換されたC2〜5アルキニル、0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロアルキ
ル、および0〜2個のR3dで置換されたフェニルの群から選択される。
【0072】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2cは、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜3 アルキル、1つのR4で置換されたC2〜3アルケニル、および1つのR4で置
換されたC2〜3アルキニルの群から選択される。
【0073】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R2cは、0〜2個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたエ
チル、0〜2個のR4で置換されたプロピル、0〜2個のR4で置換されたエテニ
ル、0〜2個のR4で置換された1−プロペニル、0〜2個のR4で置換された2
−プロペニル、0〜2個のR4で置換されたエチニル、0〜2個のR4で置換され
た1−プロピニル、0〜2個のR4で置換された2−プロピニル、および0〜1
個のR3dで置換されたシクロプロピルの群から選択される。
【0074】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R4は、H、Cl、F、CH3、CH2CH3、0〜1個のR3eで置換されたシク
ロプロピル、0〜1個のR3eで置換された1−メチル−シクロプロピル、0〜1
個のR3eで置換されたシクロブチル、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、な
らびにO、NおよびSから選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個のR 3d で置換された複素5〜6員環系から選択され、複素環系は、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、3−
チエニル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−イソオキサゾリル、2−イ
ミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびピペラジニルの
群から選択される。
【0075】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R8はHである。
【0076】 本発明の他の実施形態は式(I)の化合物を含む。ただし式(I)で、 R4は、H、F、−OH、−O−i−プロピル、−OS(O)2CH3、0〜1
個のR3eで置換されたシクロプロピル、0〜1個のR3eで置換されたシクロブチ
ル、フェニル、N−モルホリニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル
、N2−メチル−N1ピペリジニル、N−ピペリジニル、N−ピロリジニルおよ
びN−ピペラジニルから選択される。
【0077】 [7]本発明の化合物は式(I)の化合物、その立体異性体、立体異性体混合
物、錯体、プロドラッグ、薬剤として許容される塩、またはN−酸化物を含む。
ただし式(I)の化合物は、 実施例、表1、表2、表3、表4の化合物、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(
トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロブチルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
チル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ヒドロキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロ
メチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−プロポキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(i−プロポキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ブチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチ
ル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(メトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
チル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5(S)−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5(R)−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、
【0078】 7−クロロ−5−(2−シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−5−
(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,10−ジヒド
ロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(プロパルゴキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチ
ル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5,10−ジヒ
ドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−ブチル)−2−メチル−5,10−ジヒドロ−5−(
トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピルエチル)−2−メチル−5,10−ジ
ヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(
メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(i−ブトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メチルチオ
)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メチルチ
オ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(2−ピリジルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メ
チルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(
トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(i−プロピルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリ
フルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、
【0079】 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)−5,10−ジヒドロ
−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(N−モルホリニルエチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−((1−メチルシクロプロピル)メトキシ)−5,10−ジ
ヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−オキシ)−5,1
0−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジ
ン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5
−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(メチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 (S)−7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 (R)−7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(シクロプロピルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(アリルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(フェニルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、
【0080】 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5,10−ジヒ
ドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−ブチル)−2−メチル−5,10−ジヒドロ−5−(
トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−2−メチル−5,10−ジヒド
ロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロブチルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(メトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
チル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 (S)−7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ
−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 (R)−7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ
−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N−ピペリジニルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N−ピロリジニルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−1−オキシ
)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]
キノリン、 7−クロロ−5−(プロプ−1−オキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリ
フルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノプロプ−1−イル)−5,10−
ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(3−ピリジニルメチル)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
リフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、
【0081】 7−クロロ−5−(アリルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
ロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(プロパルゴキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノエチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−アリールオキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジ
ヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−カルボニトリル、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−オール、 5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−プロプ−2−イニルオキシ−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−(1−メチル−シクロプロピルメトキシ)−5−トリフルオロメ
チル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド
、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エトキシ)−5−トリフルオロメチ
ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−イル)−イソプロピル−アミン、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−イル)−シクロブチルメチル−アミン、
【0082】 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エチル)−5−トリフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−シクロブチルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−フルオロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−イソプロピル−アミン、 5−シクロブチルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−2−オール、 7−クロロ−5−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−ブチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−
ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベ
ンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−オール、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−フルオロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5
,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3,7−ジクロロ−5−ペンチル−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、
【0083】 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
ド、 7−クロロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒド
ロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−ブチル−7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベ
ンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (S)3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフ
ルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−
オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−イル)−メタノール、 7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−フルオロ−5−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジ
ヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 メタンスルホン酸7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イルエステル、
【0084】 7−クロロ−5−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
][1,8]ナフチリジン−5−イル)−アセトニトリル、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−カルバルデヒド、 3−ブロモ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
ド、 5−ブチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−
ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−ジイソプロポキシメチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−イソプロポキシメチル−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−イソブチル−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−プロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (S)7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10
−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10
−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
[1,8]ナフチリジン−5−イル)−アセトアルデヒド、
【0085】 7−クロロ−5−(2,2−ジイソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロ
メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 2−(7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[
b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−エタノール、 7−クロロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−フルオロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオ
ロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキ
シド、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸tert−ブチルエステル、 (7−フルオロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸tert−ブチルエ
ステル、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−2−メチルスルファニル−5−ト
リフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−イソブトキシ−2−メチルスルファニル−5−トリフルオロ
メチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 5−ベンジルオキシ−7−クロロ−2−メチルスルファニル−5−トリフルオ
ロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−2−メチルスルファニル−5−(ピリジン−2−イルメトキシ)
−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノ
リン、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチ
ル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド
【0086】 5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−7−フ
ルオロ−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−7−フ
ルオロ−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
ド、 7−クロロ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−イソブトキシ−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−イソブトキシ−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ
−エチル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オ
キシド、 (S)7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ
−エチル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オ
キシド、 3−クロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチル−9
,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチル−9
,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン8−オキシド、 3,6−ジクロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチ
ル−9,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−イソブトキシ−10−トリフルオロメチル−9,10−ジ
ヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−イソブトキシ−10−トリフルオロメチル−9,10−ジ
ヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン8−オキシド、 7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5−イソプロポキシメチル−5,10−
ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、
【0087】 7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5−イソプロポキシメチル−5,10−
ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−1,5−ジヒドロ−5−(N−エチルアミノメチル)−5−(ト
リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピル−N−エチルアミ
ノメチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン
、 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−(アセトアミドメチル)7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(トリフ
ルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−メチルスルフォニルメチル)
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルアミドメチル)−5
−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルグアナジノメチル)
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 1,5−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−イソプロピルメチル)−5−(
トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシド)、 5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−7−フルオロ
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
シド)、 5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−7−フルオロ
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
シド)、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド)、 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド)、および 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド) から選択される。
【0088】 本発明の他の実施形態は、複素環AがN−酸化物である化合物である。
【0089】 本発明はさらに、薬剤として許容される担体と、治療上有効な量の式(I)の
化合物または薬剤として許容されるその塩を含む新規の薬剤組成物を提供する。
【0090】 本発明の化合物を含む組成物および使用方法は、本発明の化合物、その立体異
性体、その立体異性体の混合物、その錯体、その結晶、そのプロドラッグおよび
薬剤として許容されるその塩を含む組成物および使用方法を含む。
【0091】 他の実施形態では本発明が、HIV感染症の新規の治療方法であって、このよ
うな治療を必要としている宿主に、治療上有効な量の式(I)の化合物または薬
剤として許容されるその塩を投与することを含む方法を提供する。
【0092】 他の実施形態では本発明が、HIV感染症の新規の治療方法であって、治療を
必要としている宿主に、治療上有効な量の (a)式(I)の化合物、および (b)HIV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤から成る群か
ら選択された少なくとも1種の化合物 を組み合わせて投与することを含む方法を提供する。
【0093】 上記のHIV感染症治療法において有用な好ましい逆転写酵素阻害剤は、AZ
T、ddC、ddI、d4T、3TC、delavirdine、efavir
enz、nevirapine、Ro18,893、trovirdine、M
KC−442、HBY097、HBY1293、GW867、ACT、UC−7
81、UC−782、RD4−2025、MEN10979およびAG1549
(S1153)から選択される。上記のHIV感染症治療法において有用な好ま
しいプロテアーゼ阻害剤は、saquinavir、ritonavir、in
dinavir、amprenavir、nelfinavir、palina
vir、BMS−232623、GS3333、KNI−413、KNI−27
2、LG−71350、CGP−61755、PD173606、PD1772
98、PD178390、PD178392、U−140690およびABT−
378から選択される。
【0094】 他の実施形態では、逆転写酵素阻害剤が、AZT、efavirenzおよび
3TCから選択され、プロテアーゼ阻害剤が、saquinavir、rito
navir、nelfinavirおよびindinavirから選択される。
【0095】 他の実施形態では、逆転写酵素阻害剤がAZTである。
【0096】 他の実施形態では、プロテアーゼ阻害剤がindinavirである。
【0097】 他の実施形態では本発明が、HIV感染症の治療に有用な薬剤キットであって
、治療上有効な量の (a)式(I)の化合物、および (b)HIV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤から成る群か
ら選択された少なくとも1種の化合物 を1つまたは複数の滅菌容器内に含む薬剤キットを提供する。
【0098】 他の実施形態では本発明が、治療に使用するための新規の三環式化合物を提供
する。
【0099】 他の実施形態では本発明が、HIV感染症を治療するための薬剤の製造に対す
る新規の三環式化合物の使用を提供する。
【0100】 本発明は、その趣旨または必須の属性から逸脱することなく他の特定の形態と
して具体化することができる。本発明はさらに、本明細書に記載した本発明の好
ましい態様の全ての組合せを包含する。本発明の任意の実施形態を他の任意の実
施形態と結合して、本発明の追加の実施形態を記述することができることを理解
されたい。さらに、1つの実施形態の任意の要素を任意の実施形態の他の任意の
要素と組み合わせて、追加の実施形態を記述することができる。
【0101】 定義 本発明の化合物は、非対称に置換された炭素原子を含み、光学活性型またはラ
セミ型で単離可能であることが理解されよう。ラセミ型の分割または光学活性出
発物質からの合成などによって光学活性型を調製する方法は当業界でよく知られ
ている。特定の立体化学的性質または異性体型を具体的に指示しない限り、キラ
ル、ジアステレオマー、ラセミ型の全て、および構造の幾何異性体の全てを意図
する。
【0102】 本発明は、本発明の化合物で出現する原子の同位体全てを含むものとする。同
位体には、同一の原子数を有するが、質量数が異なる原子が含まれる。限定的で
はない一般的な例としては、水素の同位体にはトリチウムおよびジューテリウム
が含まれる。炭素の同位体にはC−13およびC−14が含まれる。
【0103】 本明細書では、以下の用語および表現は指示した意味を有する。
【0104】 本明細書では、「アルキル」とは特定数の炭素原子を有する枝分かれおよび直
鎖両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むものとする。例としては、「C1〜10アル
キル」または「C1〜C10アルキル」という用語は、C1、C2、C3、C4、C5
6、C7、C8、C9およびC10アルキル基を含むものとする。「C1〜4アルキル
」は、C1、C2、C3およびC4アルキル基を含むものとする。アルキル基の例に
は、限定はしないが、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルおよびs−ペンチルが含まれる。「
ハロアルキル」は、1個または複数のハロゲンで置換された特定数の炭素原子を
有する枝分かれおよび直鎖両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むものとする(たと
えば、−CVWで、V=1から3で、W=1から(2V+1)である。)ハロア
ルキルの例には、限定はしないが、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2
,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ペンタフ
ルオロエチル、およびペンタクロロエチルが含まれる。「アルコキシ」は、酸素
を橋渡しとして付着した指示した数の炭素原子を有する前記の通り定義したアル
キル基を表す。C1〜10アルコキシには、C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7
8、C9およびC10アルコキシ基が含まれるものとする。アルコキシの例には、
限定はしないが、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−
ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシおよびs−ペントキシ
が含まれる。「シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、またはシ
クロペンチルなどの飽和環基が含まれるものとする。C3〜7シクロアルキルには
、C3、C4、C5、C6、およびC7シクロアルキル基が含まれるものとする。「
アルケニル」には、エテニル、プロペニルなどのように、直鎖または枝分かれ構
造の炭化水素鎖および鎖の安定な部分で生じることが可能な1個または複数の不
飽和炭素−炭素結合が含まれるものとする。C2〜10アルケニルには、C2、C3
、C4、C5、C6、C7、C8、C9およびC10アルケニル基が含まれるものとする
。「アルキニル」は、エチニル、プロピニルなどのように、直鎖または枝分かれ
構造の炭化水素鎖および鎖の安定な部分で生じることが可能な1個または複数の
炭素−炭素3重結合が含まれるものとする。C2〜10アルキニルには、C2、C3
、C4、C5、C6、C7、C8、C9およびC10アルキニル基が含まれるものとする
【0105】 本明細書では、「ハロ」または「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモお
よびヨードのことである。「対イオン」は、クロリド、ブロミド、ヒドロキシド
、アセテート、サルフェートなど負に荷電した小種を表すために使用される。
【0106】 本明細書では、「アリール」または「芳香族残基」は、フェニルまたはナフチ
ルなど特定数の炭素原子を含む芳香族部分を意味するものとする。本明細書では
、「炭素環」または「炭素環残基」は、安定な3、4、5、6または7員単環ま
たは二環または7、8、9、10、11、12または13員二環または三環を意
味するもので、いずれも飽和、部分不飽和または芳香族であることが可能である
。このような炭素環の例には、限定はしないが、シクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチル、シクロオ
クチル、[3.3.0]ビシクロオクタン、[4.3.0]ビシクロノナン、[
4.4.0]ビシクロデカン、[2.2.2]ビシクロオクタン、フルオレニル
、フェニル、ナフチル、インダニル、アダマンチル、またはテトラヒドロナフチ
ルが含まれる。
【0107】 本明細書では、「複素環」または「複素環系」という用語は、飽和、部分不飽
和または不飽和(芳香族)であり、炭素原子およびN、OおよびSから成る群か
ら独立して選択された1、2、3または4個のヘテロ原子から成り、前記で定義
した複素環のいずれかがベンゼン環と縮合した二環を含めた安定な5、6または
7員単環または二環または複素7、8、9または10員二環を意味するものであ
る。窒素および硫黄のヘテロ原子は任意選択で酸化可能である。オキソ基はN−
オキシドを形成するための窒素ヘテロ原子上の置換基であることが可能である。
複素環は、安定な構造を生じるヘテロ原子または炭素原子で付属基に付着するこ
とが可能である。本明細書で記載した複素環は、生じる化合物が安定であれば、
炭素または窒素原子で置換されることが可能である。特記された場合、複素環中
の窒素は任意選択で4級化されることが可能である。複素環中のSおよびO原子
の全数が1を超えるとき、これらのヘテロ原子は互いに隣接しないことが好まし
い。複素環中のSおよびO原子の全数は1以下であることが好ましい。本明細書
では、「芳香族複素環系」という用語は、炭素原子およびN、OおよびSから成
る群から独立して選択された1、2、3または4個のヘテロ原子から成る安定な
5、6または7員単環または二環または複素7、8、9または10員二環式芳香
族環を意味するものである。芳香族複素環中のSおよびO原子の全数は1以下で
あることが好ましい。
【0108】 複素環の例には、限定はしないが、アクリジニル、アゾシニル、ベンズイミダ
ゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオ
キサゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズトリアゾリル、ベンズテトラゾリル、ベ
ンズイソオキサゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイミダゾリニル、カルバ
ゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シノ
リニル、デカヒドロキノリニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒ
ドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラン、5,10−ジヒドロベンゾ[b]
[1,8]ナフチルジニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダ
ゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドレニル、インドリニル、
インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソク
ロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリ
ニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、ナフチリジニル、オ
クタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル
、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4
−オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、ピ
リミジニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノ
チアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジ
ニル、ピペリジニル、ピペリドニル、4−ピペリドニル、ピペロニル、プテリジ
ニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラ
ゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリドチア
ゾール、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリミド[4,5−b]キノリ
ニル、ピロリジニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、
キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒ
ドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、6H−
1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チア
ジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チア
ントレニル、チアゾリル、チエニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、
チエノイミダゾリル、チオフェニル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル
、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリア
ゾリル、およびキサンテニルが含まれる。たとえば、前記の複素環を含む縮合環
およびスピロ化合物もまた含まれる。
【0109】 本明細書では、「HIV逆転写酵素阻害剤」は、HIV逆転写酵素(RT)の
ヌクレオシド阻害剤および非ヌクレオシド阻害剤の両者を意味するものとする。
ヌクレオチドRT阻害剤の例には、限定はしないが、AZT、ddC、ddI、
d4T、および3TCが含まれる。非ヌクレオチドRT阻害剤の例には、限定は
しないが、デラビルジン(Pharmacia and Upjohn U90
152S)、エファビレンツ(デュポン)、ネビラピン(Boehringer
Ingelheim)、Ro18893(Roche)、トロビルジン(Li
lly)、MKC−442(Triangle)、HBY097(Hoechs
t)、HBY1293(Hoechst)、GW867(Glaxo Well
come)、ACT(Korean Research Institute)
、UC−781(Rega Institute)、UC−782(Rega
Institute)、RD4−2025(Tosoh Co Ltd.)、M
EN10979(Menarini Farmaceutici)およびAG1
549(S1153;Agouron)が含まれる。
【0110】 本明細書では、「HIVプロテアーゼ阻害剤」は、HIVプロテアーゼを阻害
する化合物を意味するものとする。例には、限定はしないが、サキナビル(Ro
che、Ro31−8959)、リトナビル(Abbott、ABT−538)
、インジナビル(Merck、MK−639)、アンプレナビル(Vertex
/Glaxo Wellcome)、ネルフィナビル(Agouron、AG−
1343)、パリナビル(Boehringer Ingelheim)、BM
S−232623(Bristol−Myers Squibb)、GS333
3(Gilead Sciences)、KNI−413(Japan Ene
rgy)、KNI−272(Japan Energy)、LG−71350(
LG Chemical)、CGP−61755(Ciba−Geigy)、P
D173606(Parke Davis)、PD177298(Parke
Davis)、PD178390(Parke Davis)、PD17839
2(Parke Davis)、U−140690(Pharmacia an
d Upjohn)、およびABT−378が含まれる。さらに、WO93/0
7128、WO94/19329、WO94/22840、およびPCT出願番
号US96/03426で開示された環状プロテアーゼ阻害剤が例として含まれ
る。
【0111】 本明細書では、「薬剤として許容される塩」とは、親化合物がそれらの酸また
は塩基の塩を形成することによって変更された開示化合物の誘導体のことである
。薬剤として許容される塩の例には、限定はしないが、アミンなどの塩基残基の
無機酸塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸残基のアルカリ塩または有機塩が
含まれる。この薬剤として許容される塩には、たとえば非毒性無機酸または有機
酸から形成された親化合物の通常の非毒性塩または四級アンモニウム塩が含まれ
る。たとえば、このような通常の非毒性塩には、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸
、スルファミン酸、リン酸、および硝酸などの無機酸から得られた塩および、酢
酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモ酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン
酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2
−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エ
タンジスルホン酸、シュウ酸、およびイセチオン酸など有機酸から調製された塩
が含まれる。
【0112】 本発明の薬剤として許容される塩は、通常の化学的方法によって、塩基性また
は酸性部分を含む親化合物から合成することができる。一般に、このような塩は
これらの化合物の遊離酸または遊離塩基を、水中または有機溶媒中、またはこの
2種の混合液中で、化学量論的量の適切な塩基または酸と反応させることによっ
て調製することができる。一般にエーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロ
パノール、またはアセトニトリルなどの非水性溶媒が好ましい。適切な塩の例は
、その開示を本明細書に参考として援用した「Remington′s Pha
rmaceutical Sciences」17版、Mack Publis
hing Company、Easton、PA、1985、p.1418に認
められる。
【0113】 「薬剤として許容される」という表現は、本明細書では正当な医療判断の範囲
内で、合理的な損益比に応じて、過剰な毒性、炎症、アレルギー応答、またはそ
の他の問題または合併症を起こさずに、ヒトおよび動物の組織と接触して使用す
るのに適した化合物、材料、組成物、および/または剤形のことを示すために使
用する。
【0114】 プロドラッグは、医薬品の数多くの望ましい特性(たとえば、溶解性、生物学
的利用率、製造性など)を高めることが知られている。本発明の化合物は、プロ
ドラッグの形態で送達することが可能である。したがって、本発明は本発明でク
レームした化合物のプロドラッグ、同物の送達方法および同物を含む組成物を含
むものとする。「プロドラッグ」とは、このようなプロドラッグをほ乳類対象に
投与したとき、本発明の活性親薬剤をin vivoで放出する共有結合した担
体を含むものとする。本発明の化合物のプロドラッグは、化合物に存在する官能
基を、通常の操作で、またはin vivoにおいて、修飾物が切断されて親化
合物になるように修飾することによって調製する。プロドラッグには、本発明の
プロドラッグをほ乳類対象に投与したとき、切断されてそれぞれ遊離の水酸基ま
たは遊離のアミノ基またはスルフヒドリル基が形成される基に水酸基またはアミ
ノ基またはスルフヒドリル基が結合した本発明の化合物が含まれる。プロドラッ
グの例には、限定はしないが、本発明の化合物のアルコールおよびアミン官能基
の酢酸エステル、ギ酸エステルおよび安息香酸エステル誘導体などが含まれる。
8でのプロドラッグの例は、C1〜6アルキルカルボニル、C1〜6アルコキシ、
1〜4アルコキシカルボニル、C6〜10アリールオキシ、C6〜10アリールオキシ
カルボニル、C6〜10アリールメチルカルボニル、C1〜4アルキルカルボニルオ
キシC1〜4アルコキシカルボニル、C6〜10アリールカルボニルオキシC1〜4
ルコキシカルボニル、C1〜6アルキルアミノカルボニル、フェニルアミノカルボ
ニル、およびフェニルC1〜4アルコキシカルボニルである。
【0115】 「安定な化合物」および「安定な構造」とは、反応混合物から有用な程度の純
度に精製すること、および効果のある治療剤に製剤することに十分耐えられる丈
夫な化合物を意味する。本発明で考慮されるのは安定化化合物だけである。
【0116】 「置換された」とは、「置換された」という表現で示された原子上の1個また
は複数の水素が、示された通常の原子価が限度を超えず、置換によって安定化合
物がもたらされるという条件で、指定された基(類)から選択されたもので置換
されていることを意味する。置換基がケト基(すなわち、=O)のとき、原子上
の2水素が置換されている。
【0117】 「治療上有効な量」とは、宿主のHIV感染を阻害したり、HIVの感染の症
状を治療したりするために有効な本発明の化合物のみの量または他の活性成分と
組み合わせた本発明の化合物の量またはクレームした化合物の組み合わせの量を
含むものとする。この化合物の組合せは、相乗的組合せが好ましい。相乗作用は
、たとえばChou and Talalay、Adv.Enzyme Reg
ul.22:27〜55(1984)によって記載されているように、併用投与
したとき化合物の効果(この場合、HIV複製の阻害)が薬剤を単独投与したと
きの化合物の相加効果よりも上回るときに表れる。一般に、相乗効果は、化合物
の最適以下の濃度で最も明確に示される。相乗作用は、個々の成分に比較して組
合せの低い細胞毒性、増加した抗ウイルス効果、またはその他のいくつかの有効
作用に関することが可能である。
【0118】 合成法 本発明の化合物は、有機合成業界で当業者に周知のいくつかの方法で調製する
ことができる。本発明の化合物は、合成有機化学の業界で公知の合成方法、また
は当業者によって理解されるそれらの変法と共に以下に説明した方法を使用して
合成することができる。好ましい方法には、以下に説明した方法が含まれるが、
限定はされない。以下に引用した参考文献はそれぞれ、本明細書に参考として援
用する。以下のスキームでは、R1をCF3基として示すが、本発明で記載したR 1 基の1種であることが可能である。
【0119】 スキーム1
【0120】
【化22】
【0121】 スキーム1は、アリール/複素環アミンと2−クロロニコチン酸とを反応させ
て、PPAを使用して環化することができる2置換アミンAを形成することによ
ってBを形成することを示している。アミンを保護し、次にTBAFの存在下で
TMSCF3と反応させてDを形成し、塩基およびハロゲン化アルキルを使用し
てアルキル化して、次いで脱保護してFを得ることができる。
【0122】 スキーム2
【0123】
【化23】
【0124】 スキーム2は、DまたはFいずれかの芳香族化によって化合物Gを得ることを
示す。次に、化合物Gをグリニャール試薬による反応、あるいは有機金属化合物
試薬との反応によってアルキル化して、Hを得ることができる。
【0125】 必要であれば、ジアステレオマー物質の分割は、Thomas J.Tuck
er、et al.、J.Med.Chem.1994、37、2437〜24
44のようにカンボニッククロリド(camphonic chloride)
などの分割剤を使用して実現することができる。式(I)の不斉化合物はまた、
たとえば、Mark A.Huffman、et al、J.Org.Chem
.1995、60、1590〜1594のように、不斉触媒または不斉リガンド
を使用して直接合成することが可能である。
【0126】 本発明の他の特性は、本発明を例示するためであって限定するものではない以
下の例示的実施形態の説明の中で明らかとなるであろう。
【0127】 実施例 実施例に用いられる略語は、以下のように定義される:摂氏度については「℃
」、ダブレットについては「d」、ダブルダブレットについては「dd」、当量
または当量数については「eq」または「equiv」、グラムまたはグラム数
については「g」、ミリグラムまたはミリグラム数「mg」、ミリリットルまた
はミリリットル数については「mL」、水素または水素数については「H」、時
間または時間数については「hr」、マルチプレットについては「m」、モルに
ついては「M」、分または分数については「min」、メガヘルツについては「
MHz」、融点については「mp」、質量分析については「MS」、核磁気共鳴
分析については「nmr」または「NMR」、トリプレットについては「t」、
薄層クロマトグラフーについては「TLC」、カルボニルジイミダゾールについ
ては「CDI」、ジイソプロピルエチルアミンについては「DIEA」、ジイソ
プロピルエチルアミンについては「DIPEA」、ジメチルアミノピリジンにつ
いては「DMAP」、ジメトキシエタンについては「DME」、1−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩については「EDAC
」、水素化リチウムアルミニウムについては「LAH」、メタクロロ過安息香酸
については「MCPBA」、フッ化テトラブチルアンモニウムについては「TB
AF」、塩化t−ブチルジメチルシリルについては「TBS−Cl」、トリエチ
ルアミンについては「TEA」、ポリリン酸については「PPA」、塩化2−(
トリメチルシリル)エトキシメチルについては「SEM−Cl」、トリフルオロ
メチルトリメチルシランについては「TMS−CF3」、テトラヒドロフランに
ついては「THF」、ジメチルホルムアミドについては「DMF」、トリフルオ
ロ酢酸については「TFA」、N−クロロスクシンイミドについては「NCS」
、酢酸エチルについては「EtOAc」、およびリチウムジイソピルアミドにつ
いては「LDA」である。
【0128】 全反応は室温で窒素雰囲気下で行い、殆どのものは最適化しなかった。反応は
TLCにより追跡した。一晩行った反応は十分な時間それを行った。試薬は受領
したまま用いた。ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランおよびアセトニト
リルは、モレキュラーシーブスにより乾燥した。全て他の溶媒は試薬級であった
。エタノールおよびメタノールは無水であり、水は脱イオン化した。融点は、M
e1−Temp装置上で開放系のキャピラリー管内で測定し、補正はしていない
。カラムクロマトグラフィをフラッシュシリカゲルにより行った。上記のいかな
る条件に対する例外は、本文中に特に記載している。キラルHPLC分離は、>
99%EEで鏡像異性体を与えるキラルカラムを用いて行われた。
【0129】 以下の方法は、方法に従って合成スキームに示される。実施例は、特定の化合
物に関して記載しているが、同様の方法が、実施例の表に載せている他の化合物
を合成するのに使用される。
【0130】 実施例1 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(
トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法A.4−クロロアニリン(18.3g、144ミリモル)および2−クロ
ロニコチン酸(24.6g、144ミリモル)の混合物をトルエン(250mL
)中3時間還流した。反応液をヘキサンおよび飽和NaHCO3(200mLお
よび500mL)の混液に注ぎ入れ、30分間激しく攪拌した。ろ過により32
g(85%)の1が淡クリーム白色粉末として得られ、それをさらに精製するこ
となく用いた。
【0131】 方法B.PPA(35mL)中、1(30g、114ミリモル)の混合液を1
70℃で1.5時間攪拌した。反応液を1N NaOH(400mL)で希釈し
、pHを50%NaOHで2に調整し、次いでろ過した。固体ケーキを水(40
0mL)に再度懸濁し、pHを1N NaOHで8に調整した。ろ過により22
.8g(82%)の2が淡黄褐色粉末として得られ、それをさらに精製すること
なく用いた。
【0132】 方法C.2(8.31g、36.1ミリモル)とSEM−Cl(9.55mL
、54.2ミリモル)のDMF(100mL)中の混合物に、NaH(60%、
2.89g、72.3ミリモル)を加えた。一晩攪拌後、反応液を酢酸エチル(
200mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×200mL)と飽和NaCl(
50mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発した。残渣のクロマトグラ
フィ(ヘキサン/酢酸エチル、5〜10%)後、蒸発することによりクリーム色
の泡状物を得た。これをヘキサンから結晶化させ、9.02g(69%)の3を
クリーム白色の針状結晶として得た。
【0133】 方法D.3(7.84g、21.8ミリモル)とTMS−CF3(4.82m
L、32.7ミリモル)の冷THF(0℃、150mL)溶液に、TBAF(T
HF中1N、16.3mL)を加えた。10分間攪拌後、反応液を酢酸エチル(
100mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×150mL)と飽和NaCl(
50mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより赤褐色粉末
を得た。これをヘキサンから結晶化させ、8.09g(86%)の4を淡黄褐色
粉末として得た。
【0134】 方法E.4(4.00g、9.30ミリモル)とシクロプロピルメチルブロミ
ド(1.08mL、11.2ミリモル)のDMF(50mL)溶液に、NaH(
0.63g、15.7ミリモル)を加えた。一晩攪拌後、反応液を酢酸エチル(
100mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×70mL)と飽和NaCl(2
0mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより5が淡褐色の
粘稠オイルとして得られ、それをさらに精製することなく用いた。
【0135】 方法F.5(〜9.30ミリモル)とTFA(5mL)のジクロロメタン(4
0mL)溶液はガラス栓をして1時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(100m
L)で希釈し、飽和NaHCO3(3×70mL)と飽和NaCl(20mL)
とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発し褐色泡状物を得た。クロマトグラフ
ィ(ヘキサン/酢酸エチル、20%)後、蒸発することにより淡黄色の泡状物を
得た。これをヘキサンから結晶化させ、2.06g(ステップEとFを合わせて
63%)の6をクリーム白色の微細針状結晶として得た。
【0136】
【化24】
【0137】 実施例2 7−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン
の合成
【0138】
【化25】
【0139】 方法G.6(1.41g、3.98ミリモル)のTFA(14mL)溶液を一
晩攪拌した。反応液を減圧蒸発して、残渣をジクロロメタン(35mL)に溶解
して飽和NaHCO3(3×20mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、
乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより黄褐色の結晶性粉末を得た。これ
をヘキサンにて粉砕し、1.01g(90%)の7を淡黄褐色粉末として得た。
【0140】 実施例3 7−クロロ−5−(エトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
チル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法H.6(31mg、0.088ミリモル)とTHF(0.2mL)のエタ
ノール(3mL)溶液を4時間還流した。反応液を酢酸エチル(30mL)で希
釈し、飽和NaHCO3(3×25mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄
、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより白色粉末を得た。クロマトグラ
フィ(ヘキサン/酢酸エチル、20%)により白色粉末を得て、これをジクロロ
メタンとヘキサンから結晶化させ、18mg(63%)の8を白色結晶性粉末と
して得た。
【0141】 実施例4 7−クロロ−5−(n−ブチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロ
メチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法I.7(86mg、0.304ミリモル)のTHF(3mL)冷却(0℃
)溶液に、塩化ブチルマグネシウム(0.460mL、0.915ミリモル)を
加えた。10分間攪拌後、反応液を酢酸エチル(30mL)で希釈し、飽和Na
HCO3(3×25mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgS
4)、減圧蒸発することにより透明な褐色フィルムを得た。クロマトグラフィ
(ヘキサン/酢酸エチル、20%)により白色粉末を得て、これをヘキサンから
結晶化させ、24mg(23%)の9を白色結晶性粉末として得た。
【0142】 実施例5 7−クロロ−5−(エチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチ
ル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法J.7(30.0mg、0.106ミリモル)のベンゼン(3mL)冷却
(15℃)溶液に、ジエチル亜鉛(ヘキサン中1N、0.530mL)を加えた
。一晩攪拌後、反応液を酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和NaHCO3
3×15mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)、減
圧蒸発することにより淡褐色フィルムを得た。クロマトグラフィ(ヘキサン/酢
酸エチル、20%)により白色粉末を得て、これをヘキサンから結晶化させ、1
2mg(34%)の10を白色微細結晶性粉末として得た。
【0143】 方法K.3′(1.96g、4.80ミリモル、2−クロロニコチン酸の代わ
りに4−クロロ−2−メチルチオ−5−ピリミジンカルボン酸エチルを出発にル
ートA、BおよびCにより合成した)およびラネーニッケル(過剰)の混合物を
、エタノール(15mL)中30分間還流した。反応液をセライトを通してろ過
、減圧蒸発することにより黄色固体を得た。クロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸
エチル、20%)後、蒸発することにより580mg(33%)の3″を黄色粉
末として得た。
【0144】
【化26】
【0145】 実施例6 臭化シクロプロピルエチルマグネシウムの合成 方法L.シクロプロピル酢酸(5.0g、50ミリモル)のTHF(50mL
)冷却(0℃)溶液に、BH3.THF(THF中1N、70mL)を加えた。
一晩室温で攪拌後、反応液を水でクエンチした。これを酢酸エチル(50mL)
で希釈し、1N塩酸(3×30mL)および飽和NaCl(10mL)で洗浄、
乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより4.3gの11を無色オイルとし
て得られ、それをさらに精製することなく用いた。
【0146】 方法M.ジクロロメタン(140mL)中、11(4.3g、50ミリモル)
、I2(12.7g、50ミリモル)、Ph3P(13.1g、50ミリモル)お
よびイミダゾール(3.41g、50ミリモル)の混合液を2時間攪拌した。反
応液を減圧蒸発し、クロマトグラフィ(ヘキサン)後、蒸発することにより6.
3g(64%)の12を褐色オイルとして得た。
【0147】 方法N.12(0.245mL、1.06ミリモル)のTHF(5mL)冷却
(−78℃)溶液に、t−ブチルリチウム(1.25mL、2.13ミリモル)
を加えた。室温まで加温して1時間攪拌後、この溶液を再度冷却(−78℃に)
し、MgBr2(エーテル/ベンゼン中1N、1.06mL)を加えた。次に反
応液を室温まで温め、1時間攪拌して13の溶液を得た。
【0148】
【化27】
【0149】 実施例7 7−クロロ−5−(シクロプロピルメチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5
−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法O.7(50mg、0.177ミリモル)とシクロプロピルメチルアミン
(0.031mL、0.355ミリモル)のDMF(2mL)溶液を1時間攪拌
した。反応液を酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×15
mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発す
ることにより黄色フィルムを得た。クロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル、
30%)により白色粉末を得て、これをヘキサンから結晶化させ、26mg(4
2%)の14を白色結晶性粉末として得た。
【0150】 実施例8 7−クロロ−5−(フェニルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法P.7(50mg、0.177ミリモル)とアニリン(0.024mL、
0.266ミリモル)のDMF(3mL)溶液に、NaH(過剰)を加えた。1
5分間攪拌後、反応液を酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和NaHCO3
3×15mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)、減
圧蒸発することにより褐色フィルムを得た。クロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸
エチル、30%)により黄色フィルムを得て、これをヘキサンとジクロロメタン
から結晶化させ、27mg(41%)の15をクリーム白色の結晶性粉末として
得た。
【0151】 実施例9 7−クロロ−5−(3,3,3−トリフルオロプロポ−1−オキシ)−5,1
0−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジ
ンの合成 方法Q.7(50mg、0.177ミリモル)と3,3,3−トリフルオロプ
ロパノール(0.040mL、0.355ミリモル)のDMF(3mL)溶液に
、NaH(過剰)を加えた。15分間攪拌後、反応液を飽和NH4Clでクエン
チし、酢酸エチル(20mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×15mL)お
よび飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することに
より黄色フィルムを得た。これをヘキサンから結晶化させ、54mg(77%)
の16を黄褐色結晶性粉末として得た。
【0152】
【化28】
【0153】 実施例9a 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法R.2−ピコリン(5.0mL、51ミリモル)とLDA(50ミリモル
)のTHF(50mL)溶液を、窒素下−78℃で3時間攪拌した。アザアクリ
ジン7を加えて、反応液を−78℃で30分間攪拌し、次いで30分かけて室温
まで温めた。反応液を飽和NH4Clでクエンチし、酢酸エチル(50mL)で
希釈し、飽和NaHCO3(3×30mL)および飽和NaCl(5mL)で洗
浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発することにより褐色シロップを得た。クロマ
トグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン、40%)によりクリーム色フィルムを得て
、これをジクロロメタンとヘキサンから結晶化させ、645mg(20%)の1
9をクリーム白色の結晶性粉末として得た。
【0154】 実施例9b 3,7−ジクロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[
b][1,8]ナフチリジン−5−オールの合成 方法S;アザアクリジン水和物20(100mg、0.33ミリモル)および
NCS(49mg、0.37ミリモル)のイソプロパノール(5mL)溶液を窒
素下15分間還流した。反応液を酢酸エチル(20mL)で希釈し、1N塩酸(
3×10mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)、減
圧蒸発することにより黄色粉末を得た。ジクロロメタンから粉砕することにより
、102mg(92%)の3−クロロアザアクリジン21をクリーム白色の結晶
性粉末として得た。
【0155】
【化29】
【0156】 実施例10 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−1N−
オキソ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合
成 方法U.17(150mg、0.424ミリモル)とmCPBA(3−クロロ
過安息香酸)(91mg、0.424ミリモル)のジクロロメタン(3mL)溶
液を2時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(10mL)で希釈し、1N NaO
H(3×10mL)および飽和NaCl(5mL)で洗浄、乾燥(MgSO4
、減圧蒸発することにより褐色フィルムを得た。クロマトグラフィ(酢酸エチル
)により無色フィルムを得て、これをジクロロメタンとヘキサンから結晶化させ
、56mg(36%)の18をクリーム白色の結晶性粉末として得た。
【0157】
【化30】
【0158】 方法Z.キラルHPLC分離はキラルカラムを用いて実施し、>99%EEの
(R)および(S)の鏡像異性体を得た。
【0159】 実施例11 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−ジフルオロメチル−5,10
−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成(下記のスキーム5の
X=Cl) 方法AA:2−クロロ−3−ジフルオロアセチルピリジンの調製。マグネティ
ックスターラー、冷却浴、温度計、滴下ロート、セプタムおよび窒素導入口が具
備された1000mLの三口丸底フラスコに、ジイソプロピルアミン(20.2
g、30mL、d=0.722、0.21モル)およびTHF(200.0mL
)を入れた。この溶液を−20℃に冷却した。ヘキサン(2.5M、86mL、
0.20モル)中のn−ブチルリチウムを30分かけて加えた。反応混合物を−
20℃で30分間攪拌して−78℃に冷却した。2−クロロピリジン(11.3
g、9.4mL、0.1モル)を5分間かけて滴下により加え、反応混合物を−
78℃で4時間攪拌した。ジフルオロ酢酸エチル(24.8g、0.01モル)
を15分かけて滴下により加え、反応混合物を−78℃で攪拌した。2時間後、
反応混合物を飽和塩化アンモニウム液(100mL)でクエンチし、EtOAc
(2×200mL)で抽出した。合わせた有機液を飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)、濃縮し黄褐色オイルを得た。カラムクロマトグラフィ(SiO2、1
5〜30%EtOAc−ヘキサン、勾配溶離)により所望の物質23(11.6
g、61%)を黄褐色オイルとして得た。
【0160】 方法BB.2−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−3−ジフルオロアセチ
ルピリジンの調製:マグネティックスターラー、油浴、温度計、還流用冷却器お
よび窒素導入口が具備された100.0mLの丸底フラスコ中で、2−クロロ−
3−ジフルオロアセチルピリジン23(2.75g、14.4ミリモル)および
4−クロロアニリンを3%H2O−AcOHに溶解し、14時間加熱還流した。
反応混合物を冷却してロータリーエバポレーターにより濃縮した。得られた褐色
残渣を水で希釈し、NaHCO3で中和し、EtOAc(3×150mL)で抽
出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した。カラムクロマトグラ
フィ(SiO2、10%EtOAc−ヘキサン)により所望の物質24(2.1
5g、mp73〜74℃、53%収率)を黄色固体として得た。
【0161】 方法CC:4−アザ−7−クロロ−9−ジフルオロメチルアクリジンの調製。
マグネティックスターラーおよび窒素導入口が具備された50.0mLの丸底フ
ラスコに、濃H2SO4、次いで2−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−3−
ジフルオロアセチルピリジン(2.5g、8.8ミリモル)を15分かけて少し
ずつ加えた。反応混合物は、橙黄色の均一溶液となり、23℃で48時間攪拌し
た。反応液を氷(250g)でクエンチし、NaHCO3(30〜32g)で注
意深く中和した。クリーム色の沈殿物をろ過し、水で洗浄し、減圧乾燥して2.
3g(98%)の所望の生成物25(mp232〜233℃)を得て、これをさ
らに精製することなく用いた。
【0162】 方法DD:7−クロロ−9−シクロプロピルメトキシ−9−ジフルオロメチル
−4−アザアクリジンの調製。マグネティックスターラー、冷却浴および窒素導
入口が具備された250.0mLの丸底フラスコに、4−アザ−7−クロロ−9
−ジフルオロメチルアクリジン(2.0g、7.56ミリモル)、シクロプロピ
ルカルビノール(0.82g、11.4ミリモル、1.5当量)および無水DM
F(50mL)を入れた。クリーム色の懸濁液を窒素下−10℃に冷却し、Na
H(60%オイル分散)を10分かけて少しずつ加えた。反応混合物を0〜5℃
で3時間攪拌してから氷でクエンチした。生じた混合物をEtOAc(3×20
0mL)で抽出、飽和食塩水で洗浄、乾燥し濃縮した。カラムクロマトグラフィ
(SiO2、25%EtOAc−ヘキサン−1%Et3N)により1.4gの所望
の生成物26(mp83〜84℃、55%)をクリーム色固体として得た。
【0163】 スキーム5
【0164】
【化31】
【0165】 実施例12〜14は、実施例11に記載された方法に従って調製した: 実施例12 7−フルオロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−ジフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、900mg、mp137
〜138℃。
【0166】 実施例13 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エトキシ)−5−ジフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、274mg、m
p148〜149℃。
【0167】 実施例14 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−ジフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、17mg、mp204〜
205℃。
【0168】 実施例15 3−クロロ−7−フルオロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−ジフルオロメ
チル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法EE:28(800mg、2.38ミリモル)のイソプロパノール(16
mL)溶液をN−クロロスクシンイミド(316mg、2.38ミリモル)で処
理した。生じた懸濁液を90℃に加熱すると均一溶液となった。10分間加熱後
、新たに沈殿が形成された。反応を23℃に冷却して濃縮した。残渣をEtOA
cとH2Oとに分配し、水相をEtOAc(4×25mL)で抽出した。合わせ
た有機液を乾燥(Na2SO4)し、濃縮して黄色固体を得た。カラムクロマトグ
ラフィ(SiO2、65%EtOAc−ヘキサンから100%EtOAc、勾配
溶離)により所望の物質29(372mg、55%)を得た。
【0169】 実施例11の方法DDに示されるシクロプロピルカルビノールとの処理は、7
−フルオロ−2−クロロ−9−シクロプロピルメトキシ−9−ジフルオロメチル
−4−アザアクリジン(141mg、mp169〜170℃)を得た。
【0170】
【化32】
【0171】 実施例16 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−ジフルオロメチル−5,10
−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシドの合成 方法FF:マグネティックスターラーおよび窒素導入口が具備された10.0
mLの丸底フラスコに、7−フルオロ−9−シクロプロピルメトキシ−9−ジフ
ルオロメチル−4−アザアクリジン(1.4g、4.15ミリモル)および無水
CH2Cl2(50mL)を入れた。MCPBA(1.23g、4.64ミリモル
)を少量ずつ加え23℃で4時間攪拌した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、
NaHCO3液(3×100mL)、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し
た。濃縮により黄色残渣を得、カラムクロマトグラフィ(SiO2、1%Et3
−EtOAc)により精製して1.03gの7−クロロ−5−シクロプロピルメ
トキシ−5−ジフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]
ナフチリジン1−オキシド(mp185〜186℃、70%収率)を黄緑色固体
として得た。
【0172】 実施例17〜20は、実施例16に記載された方法に従って調製した: 実施例17 7−フルオロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−ジフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、102mg
、mp166〜167℃。
【0173】 実施例18 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エトキシ)−5−ジフルオロメチル
−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、1
64mg、mp175〜176℃。
【0174】 実施例19 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−ジフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、9.2mg
、mp210〜211℃。
【0175】 実施例20 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ)−5−ジフルオロメチル−
5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、84
mg、mp163〜164℃。
【0176】 実施例21 5−ブチル−7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベン
ゾ[b][1,8]ナフチリジンの合成 方法GG:7−クロロ−9−ジフルオロメチル−4−アザアクリジン(396
mg、1.5ミリモル)のTHF(10mL)溶液を窒素下−78℃に冷却した
。n−ブチルリチウムを15分かけて加え、反応混合液を−78℃で5時間攪拌
した。反応液を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、EtOAc(3×20mL)
で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥し濃縮した。カラムクロ
マトグラフィ(SiO2、10%EtOAc−ヘキサン−1%Et3N)により、
所望の物質5−t−ブチル−7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5,10−ジ
ヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(10mg、2.1%)を粘稠性
黄色オイルとして得た。
【0177】 実施例22は、実施例21に記載された方法に従って調製した: 実施例22 5−(2−シクロプロピルエチル)−7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5
,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、29mg、粘性オイ
ル、MS m/z 335.1122(M++H) C1818ClF22
【0178】 スキーム6
【0179】
【化33】
【0180】 実施例23および実施例24 7−クロロ−5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10
−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(37)および7−フルオロ−
5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10−ジヒドロベン
ゾ[b][1,8]ナフチリジン(38)の合成 方法HH 2−クロロ−3−(2,2−ジフルオロプロピオニル)ピリジン(
33)の調製:ジイソプロピルアミン(11.8mL、84.00ミリモル)の
無水THF(80mL)攪拌溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M、32
.mL、80.00ミリモル)を滴下して加えた。反応混合物を−20℃で30
分間攪拌して−78℃に冷却した。2−クロロピリジン(3.82mL、40.
00ミリモル)を滴下により加えた。生じた黄色液を−78℃で3時間20分攪
拌した。2,2−ジフルオロプロパン酸エチルを滴下により加えた。−78℃で
3時間40分後、反応を飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)でクエンチし
、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgS
4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(15%EtO
Ac−ヘキサン)により33(3.544g、86%収率)を黄色オイルとして
得た。
【0181】 2−フルオロ−3−(2,2−ジフルオロプロピオニル)ピリジン(34)を
、方法HHに記載された方法に従って調製した。
【0182】 2−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−3−(2,2−ジフルオロプロピ
オニル)ピリジン(35)の調製: 方法II:10:1AcOH−H2O(38.5mL)中、2−クロロ−3−
(2,2−ジフルオロプロピオニル)ピリジン(33)(3.190g、15.
52ミリモル)の濁った溶液に、4−クロロアニリン(3.000g、23.2
8ミリモル)を室温で加えた。反応混合液を21時間緩やかに加熱還流した。次
いで反応混合液を減圧濃縮した。その結果生じた褐色残渣をEtOAcで希釈し
、飽和NaHCO3水溶液(40mL)で中和し、EtOAc(2×)で抽出し
た。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮し
た。フラッシュクロマトグラフィ(10%EtOAc−ヘキサン)により35(
3.740g、81%収率)を黄色固体(m.p.85〜86℃)として得た。
【0183】 2−アミノ−N−(4−フルオロフェニル)−3−(2,2−ジフルオロプロ
ピオニル)ピリジン(36)を、方法IIに記載された方法に従って調製した。
【0184】 7−クロロ−5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10
−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(37)の調製: 方法JJ:2−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−3−(2,2−ジフル
オロプロピオニル)ピリジン(35)(190mg、0.640ミリモル)を濃
硫酸(1mL)で処理した。その結果生じた赤色均一溶液を室温で47.5時間
攪拌した。反応を飽和Na2CO3水溶液(15mL)でクエンチし、EtOAc
(3×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、
ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(50%EtOAc−ヘキサ
ン)により37(173mg、91%収率)を灰白色固体(m.p.188〜1
90℃)として得た。
【0185】 7−フルオロ−5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,1
0−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(38)を、方法JJに記載
された方法に従って調製した。
【0186】 実施例25 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,1−ジフルオロエ
チル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(39)の調
製: 方法KK:シクロプロピルメタノール(1.2mL、14.58ミリモル)中
、7−クロロ−5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10
−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(37)(173mg、0.5
83ミリモル)の攪拌懸濁液に、トリフルオロ酢酸(446μL、5.83ミリ
モル)を加えた。その結果生じた溶液を3時間15分加熱還流した。反応混合液
を減圧濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(40%EtOAc−ヘキサ
ン)により精製して、39(176mg、86%収率)を灰白色固体として得た
【0187】 実施例26 7−フルオロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,1−ジフルオロ
エチル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(40)を
、方法KKに記載された方法に従って調製した。
【0188】 実施例27 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,1−ジフルオロエ
チル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−1−N−オ
キシド(41)の調製: 方法LL:7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,1−ジ
フルオロエチル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(
39)(156mg、0.445ミリモル)の無水1,2−ジクロロエタン(2
mL)攪拌溶液に、過酢酸(酢酸中32重量%、122μL、0.579ミリモ
ル)を室温で加えた。室温15時間後、反応を1:1の10%Na223水/
飽和NaHCO3水溶液(10mL)でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出
した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮
した。フラッシュクロマトグラフィ(10%MeOH−CH2Cl2)により、4
1(160mg、98%収率)を淡黄色固体(m.p.65〜66℃)として得
た。
【0189】 実施例28 7−フルオロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(1,1−ジフルオロ
エチル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−1−N−
オキシド(42)を、方法LLに記載された方法に従って調製した。
【0190】 スキーム7
【0191】
【化34】
【0192】 実施例29 7−クロロ−5−シアノ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10−ジ
ヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(49)の調製: 方法MM:7−クロロ−5−ヒドロキシ−5−(1,1−ジフルオロエチル)
−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(37)(1.62
0g、5.393ミリモル)のトリフルオロ酢酸(11mL)溶液を16時間加
熱還流した。反応混合液を減圧濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(9
0%〜95%EtOAc−ヘキサン、勾配溶離)により精製して、47(1.4
60g、97%収率)を黄色固体(m.p.151〜153℃)として得た。
【0193】 7−フルオロ−5−(1,1−ジフルオロエチル)ベンゾ[b][1,8]ナ
フチリジン(48)を、方法MMに記載された方法に従って調製した。
【0194】 7−クロロ−5−シアノ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10−ジ
ヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(49)の調製: 方法NN:7−クロロ−9−(1,1−ジフルオロエチル)−4−アザアクリ
ジン(47)(1.440g、5.167ミリモル)の無水DMF(25mL)
攪拌溶液に、NaCN(533mg、10.334ミリモル)を室温で加えた。
室温15時間後、反応を1:1の飽和Na2CO3/水(50mL)でクエンチし
、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgS
4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(20%〜40
%EtOAc−ヘキサン、勾配溶離)により、49(1.106g、70%収率
)を黄色固体として得た。
【0195】 実施例30 7−フルオロ−5−シアノ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10−
ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(50)を、方法NNに記載され
た方法に従って調製した。
【0196】 7−クロロ−5−ホルミル−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10−
ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(51)の調製: 方法OO:7−クロロ−5−シアノ−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5
,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(49)(862mg、
2.820ミリモル)の無水メチレンクロリド(35mL)攪拌溶液に、−78
℃でDIBAL(CH2Cl2中1.0M、8.46mL)を滴下して加えた。−
50℃で3時間40分後、1N HCl(35mL)でクエンチし、EtOAc
(3×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、
ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(30%〜50%EtOAc
−ヘキサン、勾配溶離)により、51(706mg、81%収率)を黄色固体と
して得た。
【0197】 実施例32 7−フルオロ−5−ホルミル−5−(1,1−ジフルオロエチル)−5,10
−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(52)を、方法OOに記載さ
れた方法に従って調製した。
【0198】 実施例33 7−クロロ−5−ジイソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチル
)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(53)の調製: 方法PP:7−クロロ−5−ホルミル−5−(1,1−ジフルオロエチル)−
5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(51)(619mg
、2.005ミリモル)の無水オルトギ酸トリイソプロピル(30.0mL、1
34ミリモル)、無水イソプロパノール(10mL)および無水メチレンクロリ
ド(10mL)攪拌溶液に、p−TsOH・H2O(763mg、4.010ミ
リモル)を室温で加えた。室温18時間後、反応を飽和Na2CO3水(25mL
)でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水
で洗浄、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ
(30%〜40%EtOAc−ヘキサン、勾配溶離)により、53(400mg
、49%収率)が黄色固体として得られ、同時に出発原料の51(280mg)
を45%回収した。
【0199】 実施例34 7−フルオロ−5−ジイソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチ
ル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(54)を、方
法PPに記載された方法に従って調製した。
【0200】 実施例35 7−クロロ−5−イソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチル)
−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(55)の調製: 方法QQ:7−クロロ−5−ジイソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフル
オロエチル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(53
)(360mg、0.876ミリモル)の無水メチレンクロリド(4mL)攪拌
溶液に、トリフルオロ酢酸(8mL)とトリエチルシラン(6.0mL、36.
44モル)を室温で加えた。室温14時間後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣を
フラッシュクロマトグラフィ(30%〜40%EtOAc−ヘキサン、勾配溶離
)により精製し、55(248mg、80%収率)を黄色固体(m.p.148
〜149℃)として得た。
【0201】 実施例36 7−フルオロ−5−イソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチル
)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(56)を、方法
QQに記載された方法に従って調製した。
【0202】 実施例37 7−クロロ−5−イソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチル)
−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−1−N−オキシド
(57)の調製: 方法RR:7−クロロ−5−イソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオ
ロエチル)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(55)
(108mg、0.306ミリモル)のメチレンクロリド(3mL)攪拌溶液に
、MCPBA(77%最大、103mg、0.459ミリモル)を室温で加えた
。室温2時間15分後、反応を1:1の10%Na223水/飽和NaHCO3 水溶液(10mL)でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有
機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。フラッシュ
クロマトグラフィ(5%MeOH−CH2Cl2)により、57(102mg、9
0%収率)を淡黄色固体(m.p.56〜57℃)として得た。
【0203】 実施例38 7−フルオロ−5−イソプロポキシメチル−5−(1,1−ジフルオロエチル
)−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−1−N−オキシ
ド(58)を、方法RRに記載された方法に従って調製した。
【0204】 スキーム8
【0205】
【化35】
【0206】 スキーム9
【0207】
【化36】
【0208】 実施例38 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロベンゾ[b][
1,8]ナフチリジン−5−カルボニトリルの調製 方法SS:7(5.01g、18.8ミリモル)のDMF(80mL)溶液に
、KCN(1.47g、22.6ミリモル)を加えて、反応液を30分間攪拌し
た。反応液を酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(3
×60mL)と飽和NaCl(10mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧
蒸発した。残渣をヘキサンと酢酸エチルで粉砕し、5.06g(92%)の59
を黄褐色粉末として得た。
【0209】 実施例39 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロベンゾ[b][
1,8]ナフチリジン−5−カルボアルデヒドの調製 方法TT:59(4.81g、16.4ミリモル)のジクロロメタン(100
mL)冷却(−50℃)溶液に、DIBAL−H(ジクロロメタン中1N、49
.2mL、49.2ミリモル)を加えて、反応液を1時間攪拌した。反応液を注
意深くクエンチし、次いで1N塩酸により−50℃で加水分解した。反応液を酢
酸エチル(80mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(3×60mL)と飽
和NaCl(10mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発した。残渣を
ヘキサンと酢酸エチルで粉砕し、3.15g(65%)の60を黄褐色粉末とし
て得た。
【0210】 実施例40 5−ジイソプロポキシメチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製 方法UU;濃H2SO4(54mL、1.02ミリモル)を、60(302mg
、1.02ミリモル)およびオルトギ酸トリエトキシ(0.85mL、5.1ミ
リモル)のエタノール(3mL)溶液に加え、反応液を一晩攪拌した。反応液を
酢酸エチル(30mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×20mL)と飽和N
aCl(5mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発し61を黄色フィル
ムとして得た。残渣は、さらに精製することなく用いた。
【0211】 実施例41 7−フルオロ−5−イソプロポキシメチル−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製 方法VV;61(310mg、0.779ミリモル)のTFA(3mL)溶液
に、BH3・Me2S(0.219ml、2.34ミリモル)を滴下して加え、反
応液を一晩攪拌した。酢酸エチル(30mL)で希釈し、1N NAOH(3×
20mL)と飽和NaCl(5mL)とで洗浄し、乾燥(MgSO4)、減圧蒸
発して蜂蜜色のシロップを得た。残渣をメタノール(5mL)中HCl(ジオキ
サン中4N、1mL)と1時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(30mL)で希
釈し、飽和NaHCO3(3×20mL)と飽和NaCl(5mL)とで洗浄、
乾燥(MgSO4)、減圧蒸発し62を黄色泡状物として得た。残渣は、さらに
精製することなく用いた。
【0212】 実施例42 方法WW;ケタール63(85mg、0.198ミリモル)とトリエチルシラ
ン(0.320mL、1.98ミリモル)のジクロロメタン(0.3mL)溶液
に、TFA(0.6mL)を加え、反応を一晩攪拌した。反応液を酢酸エチル(
30mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3×20mL)と飽和NaCl(5m
L)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、減圧蒸発した。残渣のクロマトグラフィ(
ヘキサン/酢酸エチル、20%)により58mg(79%)の64(ヘキサン中
粉砕後)をクリーム白色粉末として得、並びに15mg(23%)の65(ヘキ
サン中粉砕後)白色粉末として得た。
【0213】 実施例43 7−クロロ−5−ピラゾール−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製 方法XX;65(682mg、2.17ミリモル)およびジイソプロピルアミ
ン(1.13mL、6.52ミリモル)のDMF(10mL)溶液に、塩化メタ
ンスルホニル(0.336mL、4.34ミリモル)を加え、反応液を2時間攪
拌した。反応液を酢酸エチル(30mL)で希釈し、1N HCl(3×20m
L)と飽和NaCl(5mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)、活性炭で澄明に
し減圧蒸発した。残渣のクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル、20%)に
より無色フィルムを得た。これをジクロロメタンとヘキサンで粉砕して688m
g(81%)の66を白色粉末として得た。
【0214】 方法YY;66(26mg、0.066ミリモル)、ピリゾール(22mg、
0.33ミリモル)および過剰のK2CO3のDMF(3mL)混合液を100℃
で6時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(30mL)で希釈し、飽和NaHCO 3 (3×20mL)と飽和NaCl(5mL)とで洗浄、乾燥(MgSO4)し減
圧蒸発した。残渣のクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル、30%)により
無色フィルムを得た。これをヘキサンで粉砕して12mg(50%)の67を白
色粉末として得た。
【0215】 スキーム10
【0216】
【化37】
【0217】 実施例44 3−クロロ−10−トリフルオロメチル−9、10−ジヒドロ−1,8,9−
トリアザ−アントラセン−10−オール 方法ZZ;2−アミノ−5−クロロピリジン(5g、38.89ミリモル)の
0℃に冷却したジクロロメタン(75mL)懸濁液に、一定の流量でトリエチル
アミン(9.7mL、70ミリモル)を加え、次いで塩化ピバロイル(7.2m
L、58.33ミリモル)を10分間かけて滴下により加えた。反応液を攪拌し
、1時間かけて室温まで温めた。反応液を飽和塩化アンモミウム(100mL)
でクエンチし、50%ジエチルエーテル−ヘキサン混液(2×200mL)で抽
出した。合わせた有機層を飽和食塩水(2×100mL)で洗浄し、MgSO4
で乾燥した。ろ過および濃縮により淡黄色オイルを生成し、これを50%ジエチ
ルエーテル−ヘキサン混液(100mL)に溶かし、シリカゲルプラグを通して
ろ過した。蒸発により8.6g(定量的)の71を灰白色固体として得られたが
、これをさらに精製することなく用いた。
【0218】 N−[5−クロロ−3−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジヒドロキシ
エチル)−2−ピリジル]−2,2−ジメチルプロパンアミドの合成 方法AAA;N−(5−クロロ−2−ピリジル)−2,2−ジメチルプロパン
アミド(2.5g、11.75ミリモル)のTHF(50mL)溶液に、−78
℃でt−ブチルリチウム(ペンタン中1.7M、15.2mL、25.85ミリ
モル)を10分かけて滴下により加えた。反応液を−78℃で3時間攪拌し、ト
リフルオロ酢酸エチル(4.2mL、35.25ミリモル)を滴下により加えた
。反応液を−78℃で15分間攪拌し、45分間かけて室温まで温めた。さらに
30分間室温で攪拌後、反応液を飽和塩化アンモミウム(100mL)を滴下に
より加えてクエンチし、ジエチルエーテル(150mL)と水(150mL)と
に分配した。有機層を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、ヘキサン(150m
L)で希釈した。一晩放置後、2.85g(78.5%)の灰白色の結晶72を
採取し減圧乾燥したが、さらに精製することなく用いた。
【0219】 1−(2−アミノ−5−クロロ−3−ピリジニル)−2,2,2−トリフルオ
ロエタノンの合成 方法BBB;N−[5−クロロ−3−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−
ジヒドロキシエチル)−2−ピリジル]−2,2−ジメチルプロパンアミド72
(1g、3.23ミリモル)を、6N HCl(12mL)とジメトキシエタン
(3mL)の混液に溶解し、110℃で2時間加熱した。室温に冷却後、反応混
合物を氷にあけて、NaHCO3を徐々に加えて塩基性にした。混合物を、酢酸
エチル中のジエチルエーテル50%混合液(2×50mL)で抽出し、合わせた
有機層を飽和食塩水(50mL)で洗浄、乾燥(MgSO4)した。濃縮により
0.66g(90%)の73を鮮やかな黄色固体として生成したが、これをさら
に精製することなく用いた。
【0220】 1−[5−クロロ−2−(トリチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,2,2
−トリフルオロエタノンの合成 方法CCC;1−(2−アミノ−5−クロロ−3−ピリジニル)−2,2,2
−トリフルオロエタノン(4.86g、21.69ミリモル)、トリフェニルメ
チルカルビノール(6.78g、26.02ミリモル)およびp−トルエンスル
ホン酸一水和物(0.41g、2.16ミリモル)を、Dean−Starkト
ラップおよび還流用冷却器の付いた200mL丸底フラスコ中でアセトニトリル
(75mL)に溶解した。16時間加熱還流後、反応混合物を冷却し、酢酸エチ
ル(100mL)で希釈した。有機層を、飽和NaHCO3(2×100mL)
と飽和食塩水(1×100mL)とで洗浄、濃縮した。クロマトグラフィ(Si
2、20%ジエチルエーテル−ヘキサン)により5.76g(57%)の74
を黄色固体として得た。
【0221】 1−(2−クロロ−3−ピリジニル)−1−[5−クロロ−2−(トリチルア
ミノ)−3−ピリジニル]−2,2,2−トリフルオロエタノールの合成 方法DDD;ジイソプロピルアミン(1.08mL、7.71ミリモル)のT
HF溶液を、温度が−65℃以下に保つように滴下してn−BuLi(ヘキサン
中2.5M、3.2mL、7.9ミリモル)と−78℃で処理した。−78℃で
1時間攪拌後、2−クロロピリジン(0.435mL、4.62ミリモル)を、
−70℃以下の温度を維持する速度で反応液に加えた。−78℃で3時間攪拌後
、1−[5−クロロ−2−(トリチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,2,2
−トリフルオロエタノン(1.8g、20mLTHF中3.82ミリモル)の溶
液を、温度が−70℃以上に上昇しないように滴下により反応液に加えた。反応
液を−78℃で1時間攪拌し、次いで90分かけて室温まで温めた。さらに30
分間攪拌後、反応液を飽和塩化アンモミウム(50mL)を滴下により加えてク
エンチし、酢酸エチル(150mL)と水(150mL)とに分配した。有機層
を飽和食塩水(100mL)で洗浄、MgSO4で乾燥、濃縮した。その結果生
じた固体のジエチルエーテル(100mL)による粉砕により、1.37g(6
1%)の75を褐色固体として得られたが、これをさらに精製することなく用い
た。
【0222】 3−クロロ−5−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
ピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジンの合成 方法EEE;1−(2−クロロ−3−ピリジニル)−1−[5−クロロ−2−
(トリチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,2,2−トリフルオロエタノール
(3.6g、6.2ミリモル)を、酢酸(36mL)と水(9mL)の混液に溶
解し、加熱還流した。24時間後、反応液を室温まで冷却し、氷にあけた。混合
物を、NaHCO3を徐々に加えて塩基性にし、酢酸エチル(2×75mL)で
抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(100mL)で洗浄、MgSO4で乾
燥、濃縮した。クロマトグラフィ(SiO2、40%酢酸エチル−ヘキサン)に
より1.22g(65.2%)の76を灰白色固体として得た。
【0223】 実施例45 3−クロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチル−9
,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセンの合成 方法FFF;3−クロロ−5−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン(50mg、0.1
66ミリモル)の濃H2SO4(1.5mL)溶液を室温で攪拌した。30分後、
反応混合液を激しく攪拌する飽和NaHCO3液に滴下して加え、酢酸エチル(
25mL)で抽出した。有機相を飽和食塩水(25mL)で洗浄、MgSO4
乾燥、濃縮して38.7mg(82.5%)の77を淡褐色固体として得、これ
をさらに精製することなく用いた。
【0224】 3−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(トリフルオロメチル)
−5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジンの合成 方法GGG;5−トリフルオロメチル−3−クロロピリド[2,3−b][1
,8]ナフチリジン(20mg、0.056ミリモル)のシクロプロピルメチル
アルコール(1.5mL)溶液を、トリフルオロ酢酸(14μL、0.18ミリ
モル)で処理し、90分間攪拌した。濃縮後、残渣を酢酸エチル(25mL)に
溶解し、飽和NaHCO3(25mL)と飽和食塩水(25mL)とで洗浄、M
gSO4で乾燥した。濃縮し次いでクロマトグラフィ(SiO2、20%酢酸エチ
ル−ヘキサン)により22mg(87.7%、mp188℃)の78を白色固体
として生成した。
【0225】 実施例46 3−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(トリフルオロメチル)
−5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン−9−N−
オキシドの合成 方法HHH;3−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−(トリフル
オロメチル)−5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジ
ン(0.02g、0.056ミリモル)のジクロロメタン(4mL)溶液を、m
−クロロ過安息香酸と一度に処理し、室温で4時間攪拌した。反応液を飽和Na
HCO3でクエンチし、ジクロロメタン(20mL)と水(20mL)とに分配
した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥した。濃縮とクロ
マトグラフィ(SiO2、60%酢酸エチル−ヘキサンから100%酢酸エチル
から5%メタノール−ジクロロメタン、勾配溶離)により12.5mg(60%
)の白色固体79を得た。
【0226】 実施例47 3−クロロ−5−(イソプロピルメトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−
5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン(10)の合
成は、方法GGGに記載された方法に従った(55mg、15%)。
【0227】 実施例48 3−クロロ−5−(イソプロピルメトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−
5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン−9−N−オ
キシド(11)の合成は、方法HHHに記載された方法に従った(35mg、8
2%)。
【0228】 スキーム11
【0229】
【化38】
【0230】 実施例49 3,7−ジクロロ−5−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジ
ヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジンの合成 方法III;3−クロロ−5−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
0−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン(0.23g、0.
76ミリモル)のn−BuOH(5mL)溶液に、N−クロロスクシンアミド(
0.11g、0.84ミリモル)を加え、反応液を120℃で1時間攪拌した。
反応液を室温まで冷却し、飽和NaHCO3にあけた。生じた混合物を酢酸エチ
ル(20mL)で抽出し、有機層を飽和食塩水(20mL)で洗浄、MgSO4
で乾燥した。濃縮とジエチルエーテルによる粉砕により、0.175g(68.
1%)の82を白色固体として生成した。
【0231】 実施例50 5−トリフルオロメチル−3,7−ジクロロピリド[2,3−b][1,8]
ナフチリジンの合成 方法JJJ;3,7−ジクロロ−5−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチル−
5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン(75mg、
0.223ミリモル)の濃H2SO4(2.0mL)溶液を70℃で1時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合液を激しく攪拌する飽和NaHCO3液に滴下して加
え、酢酸エチル(25mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(25mL)で洗
浄、MgSO4で乾燥、濃縮して85mg(21%)の83を淡褐色固体として
生成し、これをさらに精製することなく用いた。
【0232】 実施例50a 3,7−ジクロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5−トリフルオロメチ
ル−5,10−ジヒドロピリド[2,3−b][1,8]ナフチリジン(84)
の合成は、方法GGGに記載された方法に従った(10.5mg、57%)。
【0233】 スキーム12
【0234】
【化39】
【0235】 実施例51 7−クロロ−5−シアノ−5−(ジフルオロメチル)−5,10−ジヒドロベ
ンゾ[b][1,8]ナフチリジン(92)の調製: 方法KKK:7−クロロ−9−(ジフルオロメチル)−4−アザアクリジン(
91)(1.28g、4.84ミリモル)の無水DMF(30mL)の攪拌溶液
に、NaCN(711mg、14.51ミリモル)を室温で加えた。室温で15
時間後、反応液をH2O(150mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×)で抽
出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃
縮した。フラッシュクロマトグラフィ(SiO2、30%EtOAc−ヘキサン
)により92(747mg、53%収率)を褐色固体として得た。
【0236】 実施例52 7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−ホルミル−5,10−ジヒドロ
ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(93)の調製: 方法LLL;7−クロロ−5−シアノ−5−(ジフルオロメチル)−5,10
−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(92)(747mg、2.5
5ミリモル)の無水メチレンクロリド(40mL)攪拌溶液に、−78℃でDI
BAL(CH2Cl2中1.0M、7.67mL)を滴下により加えた。−50℃
で3時間後、反応を1.0N HCl(40mL)でクエンチし、酢酸エチル(
3×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄、Na2SO4で乾燥、ろ
過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(SiO2、30%EtOAc
−ヘキサン)により93(299mg、39%収率)を黄色固体として得た。
【0237】 実施例53 7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−ジイソプロポキシメチル−5,
10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(94)の調製: 方法MMM;7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−ホルミル−5,1
0−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(93)(294mg、1.
0ミリモル)の無水オルトギ酸トリイソプロピル(8.24mL、36.98ミ
リモル)と無水イソプロパンール(5mL)攪拌溶液に、室温でp−TsOH・
2O(380mg、2.0ミリモル)を加えた。室温で1.5時間後、反応を
減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(SiO2、30%EtOAc−ヘ
キサン)により94(132mg、34%収率)を黄色固体として得た。
【0238】 実施例54 7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−イソプロポキシメチル−5,1
0−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(95)の調製: 方法NNN;7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−ジイソプロポキシ
メチル−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(94)(5
0mg、0.13ミリモル)のトリフルオロ酢酸(2mL)攪拌溶液に、室温で
ボラン−メチルスルフィド複合体(36μL、0.38ミリモル)を加えた。室
温で14時間後、反応混合物を1.0N NaOH(40mL)でクエンチし、
EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥、ろ過し減
圧濃縮した。その結果得られた黄色残渣をMeOH(3mL)に溶かし、ジオキ
サン中の4N HCl(100μL)で酸性にし、室温で3時間攪拌した。この
溶液を飽和NaHCO3水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×)で抽
出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。残渣は、定
量的収量で95を与えた。
【0239】 実施例55 7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−イソプロポキシメチル−5,1
0−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−1−N−オキシド(96)
の調製: 方法OOO;7−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−5−イソプロポキシメ
チル−5,10−ジヒドロベンゾ[b][1,8]ナフチリジン(95)(44
mg、0.13ミリモル)のメチレンクロリド(3mL)攪拌溶液に、MCPB
A(77%最大、44mg、0.19ミリモル)を室温で加えた。室温16時間
後、反応を1:1の10%Na223水/飽和NaHCO3水溶液(10mL)
でクエンチし、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で
洗浄し、MgSO4で乾燥、ろ過し減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ
(5%MeOH−CH2Cl2)により、96(6mg、13%収率)を赤色オイ
ルとして得た。
【0240】
【化40】
【0241】 実施例56 7−クロロ−1,5−ジヒドロ−5−(N−エチルアミノメチル)−5−(ト
リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製 7(1.77g、6.26ミリモル)の乾燥アセトニトリル(20mL)溶液
に、ニトロメタン(6mL)次いでDBU(1.9mL、12.52ミリモル)
を加えた。この溶液を室温で2時間攪拌し、70℃に1時間加温した。反応液を
室温まで冷却し、飽和NH4ClにあけてEtOAcで抽出した。有機相をMg
SO4で乾燥し、ろ過して濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィ(2
0%酢酸エチル−ヘキサン)により精製して102(1.74g、81%収率)
を黄色泡状物の形態で得た。
【0242】 102(1.74g、5.06ミリモル)と塩化スズ二水和物(5.70g、
25.26ミリモル)のEtOH(6mL)中の混合物を60℃に加温した。次
に濃HCl(6mL)を加え、生じた溶液を60℃で30分間攪拌した。揮発物
を減圧留去し、残渣を1N NaOHによりpH12に調整した。この水相をE
tOAcで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮して1.38g(
87%)の103を淡ピンク色固体として単離し得た。
【0243】 アセトニトリル(2.5mL)中の第1級アミン103(100mg、0.3
2ミリモル)、ヨ−ドエタン(0.118mL、0.48ミリモル)およびK2
CO3(133mg、0.96ミリモル)の混合物を70℃で2時間加熱した。
反応混合物をH2Oにあけて、CH2Cl2で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥
、ろ過、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィ(50%EtOAc/
ヘキサン→5%MeOH/CH2Cl2)を用いて精製して46mg(42%、m
p142.3〜144.2℃)の104を得、これをEt2O溶液から徐々に蒸
発させて結晶化した。
【0244】 実施例57 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0245】
【化41】
【0246】 MeOH(1.6mL)中のアミン103(100mg、0.32ミリモル)
とアセトン(0.026mL、0.35ミリモル)混合物を0℃に冷却した。反
応混合物を氷酢酸の数滴の滴下によりpH4にすると、その添加により溶液とな
った。溶液を15分間攪拌後、NaCNBH4(22mg、0.34ミリモル)
を加えた。反応液を室温に温めながら3時間攪拌してから、徐々に飽和NaHC
3にあけた。EtOAcで抽出、次いでMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮して11
6mg(100%、mp182.2〜184.8℃)の105を白色泡状物の形
態で得られ、これをヘキサン溶液から徐々に蒸発させて結晶化した。
【0247】 実施例58 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピル−N−エチルアミ
ノメチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン
の調製
【0248】
【化42】
【0249】 MeOH(2.5mL)中の104(76mg、0.21ミリモル)とホルム
アルデヒド(37%水溶液、0.040mL)混合物を、0℃で数滴の氷酢酸を
添加することによりpH4に調整した。15分後、NaCNBH4(21mg、
0.32ミリモル)を加えて、反応混合液を徐々に室温に温めながら3時間攪拌
した。この溶液を飽和NaHCO3にあけて、MeOHを減圧留去し、残った水
相をCH2Cl2で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮して76m
g(99%、mp139.6〜141.2℃)の標題化合物が得られ、これをヘ
キサン溶液から徐々に蒸発させて結晶化した。
【0250】 実施例59 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0251】
【化43】
【0252】 104(110mg、0.32ミリモル)と過剰のアセトアルデヒドのMeO
H(3mL)溶液を、0℃で数滴の氷酢酸を添加することによりpH4に調整し
た。15分後、NaCNBH4(44mg、0.66ミリモル)を加えて、反応
混合液を室温に温めた。2時間後、反応混合物を飽和NaHCO3にあけてCH2 Cl2で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮して48mg(40%
、mp115〜117℃)の標題化合物が得られ、これをヘキサン溶液から徐々
に蒸発させて結晶化した。
【0253】 実施例60 5−(アセトアミドメチル)−7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(トリ
フルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0254】
【化44】
【0255】 103(60mg、0.19ミリモル)のピリジン(1mL)溶液に、室温で
無水酢酸(0.18mL、1.9ミリモル)を加えた。この溶液を2時間攪拌後
、水にあけてEtOAcで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮、
次いでヘプタンと共に濃縮した。粗製固体をCH2Cl2で洗浄して、45mg(
67%、mp271.6〜273.2℃)の標題化合物が無色の結晶形で得られ
た。
【0256】 実施例61 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−メチルスルホニルメチル)−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0257】
【化45】
【0258】 無水メタンスルホン酸(79mg、0.45ミリモル)を、アミン106(出
発物質として7−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)−1−アザアクリジン
を用いて実施例1の方法に従って調製した)とトリエチルアミン(0.146m
L、1.05ミリモル)のCH2Cl2溶液(2mL)に室温で加えた。1時間後
、反応混合物を水にあけてCH2Cl2で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、
ろ過、濃縮して、残渣をCH2Cl2からゆっくりと蒸発させ結晶化した。標題化
合物(47mg、33%、mp234.9〜237.4℃(d))を淡黄色結晶
形で得られた。
【0259】 実施例62 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルアミドメチル)−5
−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0260】
【化46】
【0261】 標題化合物(mp228.6〜229.4℃)を、無水スルホン酸の代わりに
塩化イソブチリルを用いて実施例61の方法に従って調製した。
【0262】 実施例63 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルグアナジノメチル)
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジンの調製
【0263】
【化47】
【0264】 アミン106(50mg、0.17ミリモル)とトリエチルアミン(0.24
mL、0.17ミリモル)のDMF(1mL)溶液に、室温でイソプロピルイソ
シアナート(0.017mL、0.17ミリモル)を加えた。1時間攪拌後、反
応混合物をH2OにあけてCH2Cl2で抽出した。溶液にするために、数滴のM
eOHを有機相に添加した。次にこの溶液をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮した
。残渣の固体をCH2Cl2で洗浄して、25mg(38%、mp273.2〜2
75.0℃)の純粋な標題化合物が白色固体形で得られた。
【0265】 実施例64 1,5−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−イソプロピルメチル)−5−(
トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシド)の
調製
【0266】
【化48】
【0267】 アミン106(1.0g、3.5ミリモル)のアセトニトリル(32mL)懸
濁液に、室温でNEt3(0.975mL、7.0ミリモル)、次いでBoc2
(0.885mL、3.9ミリモル)を加えた。この反応混合物を1.5時間攪
拌し、飽和NH4Clにあけた。水相をEtOAcで抽出した。有機相をMgS
4で乾燥、ろ過、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィ(50%E
tOAc/ヘキサン)により精製して1.0g(75%)の107を白色固体形
で得た。
【0268】 107(1.1g、2.3ミリモル)とMCPBA(1.1g、3.4ミリモ
ル)のCH2Cl2(15mL)溶液を室温で2時間攪拌した。次に反応混合物を
飽和NaHCO3にあけてCH2Cl2で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥、ろ
過、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィ(5%MeOH/CH2
2)により精製して906mg(79%)の108を褐色泡状形で得た。
【0269】 108(413mg、0.73ミリモル)のTFA(3mL)溶液を室温で1
時間攪拌した。TFAを減圧留去し、残渣を1N NaOHによりpH11に調
整した。水相をEtOAcで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮
して、218mg(95%)の109を淡褐色固体形で得た。
【0270】 アミン109(218mg、0.70ミリモル)とアセトン(0.56mL、
0.76ミリモル)のMeOH(3.5mL)溶液を、0℃で数滴の氷酢酸を添
加することによりpH4に調整した。15分後、NaCNBH4(48mg、0
.73ミリモル)を加えた。反応混合物を室温に温めて1.5時間攪拌し、その
後、混合物を飽和NaHCO3にあけた。MeOHを減圧留去し、残った水相を
EtOAcで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮して213mg
(86%、mp172.1〜173.6℃)の標題化合物が泡状形で得られ、こ
れをEt2O溶液から徐々に蒸発させて結晶化した。
【0271】 実施例65 5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−7−フルオロ
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
シド)の調製
【0272】
【化49】
【0273】 アミン109(60mg、0.19ミリモル)と過剰のアセトアルデヒドのM
eOH(1.0mL)溶液を、0℃で数滴の氷酢酸を添加することによりpH4
に調整した。15分後、NaCNBH4(26mg、0.42ミリモル)を加え
た。反応混合物を室温に温めて1.5時間攪拌し、その後、混合物を飽和NaH
CO3にあけた。MeOHを減圧留去し、残った水相をEtOAcで抽出した。
有機相をMgSO4で乾燥、ろ過、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラ
フィ(10%MeOH/Et2O)により精製して60mg(86%、mp16
6.9〜168.6℃)の標題化合物が得られ、これをEt2O溶液から徐々に
蒸発させて結晶化した。
【0274】 実施例66 5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−7−フルオロ
−5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
シド)の調製
【0275】
【化50】
【0276】 標題化合物(mp180.5〜182.2℃)を、アセトアルデヒドの代わり
に37%ホルムアルデヒドを用いて実施例65の方法により調製した。
【0277】 実施例67 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド)の調製
【0278】
【化51】
【0279】 標題化合物(mp169.9〜172.1℃)を、アミン106の代わりにア
ミン103を用いて実施例64の方法に従って調製した。
【0280】 実施例68 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド)の調製
【0281】
【化52】
【0282】 標題化合物(mp153.7〜155.4℃)を、実施例65に記載された方
法によりアミン110(出発物質としてアミン103を用いて実施例64の方法
に従って調製した)から調製した。
【0283】 実施例69 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−
5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
ド)の調製
【0284】
【化53】
【0285】 標題化合物(mp151.3〜153.5℃)を、実施例66の方法を用いて
110から調製した。
【0286】 以下の化合物は、上記方法を用いて合成し得る。
【0287】表1*
【0288】
【化54】
【0289】
【0290】
【表1】
【0291】
【0292】
【表2】
【0293】
【0294】
【表3】
【0295】
【表4】
【0296】表2*
【0297】
【化55】
【0298】
【0299】
【表5】
【0300】表3*
【0301】
【化56】
【0302】
【表6】
【0303】
【0304】
【表7】
【0305】
【表8】
【0306】表4*
【0307】
【化57】
【0308】
【0309】
【表9】
【0310】表5*
【0311】
【化58】
【0312】
【0313】
【表10】
【0314】 *他に特記しない限り、立体化学はラセミ体である(+/−)。
【0315】 表6に示された以下の化合物は、上記の方法を用いるか、または当業者に知ら
れた方法により作製できる。表の始めの各コア(a〜ff)は、表の各エントリ
ーと対となり得ることを意味する。例えば1例として、コアeはエントリー10
と組み合わせることができる。R3*に関する番号をコアaに示し、異なるコア構
造を通して同じものである。
【0316】表6
【0317】
【化59】
【0318】
【化60】
【0319】
【表11】
【0320】
【0321】
【表12】
【0322】
【表13】
【0323】
【表14】
【0324】
【表15】
【0325】
【表16】
【0326】
【0327】
【表17】
【0328】
【0329】
【表18】
【0330】
【0331】
【表19】
【0332】
【表20】
【0333】
【0334】
【表21】
【0335】
【表22】
【0336】
【表23】
【0337】
【表24】
【0338】
【表25】
【0339】
【表26】
【0340】
【表27】
【0341】
【表28】
【0342】
【表29】
【0343】
【0344】
【表30】
【0345】
【表31】
【0346】
【表32】
【0347】
【表33】
【0348】
【0349】
【表34】
【0350】
【表35】
【0351】
【表36】
【0352】
【表37】
【0353】
【表38】
【0354】
【表39】
【0355】
【表40】
【0356】
【表41】
【0357】
【表42】
【0358】
【0359】
【表43】
【0360】
【0361】
【表44】
【0362】
【表45】
【0363】
【表46】
【0364】
【表47】
【0365】
【0366】
【表48】
【0367】
【表49】
【0368】
【表50】
【0369】
【表51】
【0370】
【0371】
【表52】
【0372】
【0373】
【表53】
【0374】
【表54】
【0375】
【表55】
【0376】
【表56】
【0377】
【0378】
【表57】
【0379】
【表58】
【0380】
【表59】
【0381】
【表60】
【0382】
【0383】
【表61】
【0384】
【表62】
【0385】
【表63】
【0386】
【表64】
【0387】
【表65】
【0388】
【表66】
【0389】
【表67】
【0390】
【表68】
【0391】
【表69】
【0392】
【表70】
【0393】
【表71】
【0394】
【0395】
【表72】
【0396】
【表73】
【0397】 効用 本発明の化合物は逆転写酵素阻害活性およびHIV阻害効能を有する。式(I
)の化合物はHIV逆転写酵素阻害活性を有し、したがってHIV感染および関
連疾患を治療するための抗ウイルス薬として使用することができる。式(I)の
化合物はHIV逆転写酵素阻害活性を有し、HIV成長の阻害剤として有効であ
る。ウイルス成長または感染力を阻害する本発明の化合物の能力はウイルス成長
または感染力の標準的な検定で、例えば下記に記載の検定を使用して証明される
【0398】 本発明の式(I)の化合物はHIVを含むか、HIVにさらされることが予定
されているエクスビボサンプルでHIVを阻害するためにも使用することができ
る。したがって本発明の化合物は、HIVを含むか、あるいはHIVを含むかさ
らされたことが疑われる体液サンプル(例えば血清または***サンプル)中に存
在するHIVを阻害するために使用することができる。
【0399】 本発明により提供される化合物はウイルス複製および/またはHIV逆転写酵
素を阻害する薬剤の能力を決定するための試験または検定で、例えば薬剤学的研
究計画で標準または参照化合物として使用することもできる。したがって本発明
の化合物はこのような検定での対照または参照化合物として、精度管理標準とし
て使用することができる。本発明の化合物をこのような標準または参照化合物と
して使用するための市販用キットまたはコンテナに供給することができる。
【0400】 本発明の化合物はHIV逆転写酵素に対して特異性を示すので、本発明の化合
物を、HIV逆転写酵素を検出するための診断検定中の診断試薬として使用する
こともできる。したがって本発明の化合物による検定(例えばここで記載される
検定)での逆転写酵素活性の阻害はHIV逆転写酵素およびHIVウイルスの存
在を示している。
【0401】 ここで使用する「μg」はマイクログラムを意味し、「mg」はミリグラムを
示し、「g」はグラムを示し、「μL」はマイクロリットルを示し、「mL」は
ミリリットルを示し、「L」はリットルを示し、「nM」はナノモルを示し、「
μM」はマイクロモルを示し、「mM」はミリモルを示し、「M」はモルを示し
、「nm」はナノメーターを示す。「Sigma」はSigma−Aldric
h Corp.(St.Louis,MO)を示す。
【0402】 下記の検定で試験される化合物は、それらが≦10μMのKiを示す場合に活
性であるとみなされる。本発明の好ましい化合物は≦1μMのKiを有する。本
発明のさらに好ましい化合物は≦0.1μMのKiを有する。本発明のなおさら
に好ましい化合物は≦0.01μMのKiを有する。本発明のいっそうさらに好
ましい化合物は≦0.001μMのKiを有する。
【0403】 下記の方法を使用したところ、本発明の化合物の多くが≦10μMのKiを示
すことが判明し、したがって有効なHIV逆転写酵素阻害剤としての本発明の化
合物の効用が確認された。
【0404】 HIV RNA検定 DNAプラスミドおよびインビトロRNA転写 PTZ19RにクローンされたBH10(bp113〜1816)のギャグお
よびポル配列の両方を含むプラスミドpDAB72をErickson−Vii
tanen et al.AIDS Research and Human
Retroviruses 1989、5、577に従い調製した。このプラス
ミドをBam HIで線状化し、その後、T7 RNAポリメラーゼを有するR
iboprobe Gemini system II kit(Promeg
a)を使用してインビトロRNA転写を生じさせた。合成されたRNAをRNa
se free DNAse(Promega)、フェノール−クロロホルム抽
出およびエタノール沈殿を伴う処理により精製した。RNA転写を水中に溶かし
、−70℃で貯蔵した。RNAの濃度をA260から決定した。
【0405】 プローブ: Applied Biosystems(Foster City,CA)D
NAシンセサイザで、Cocuzza、Tet.Lett(1989,30,6
287)のビオチン−ホスホルアミダイト試薬を使用してビオチンをオリゴヌク
レオチドの5′末端基に添加することにより合成した後に、ビオチン化捕捉プロ
ーブをHPLCにより精製した。ギャグビオチン化捕捉プローブ(5−ビオチン
−CTAGCTCCCTGCTTGCCCATACTA3′)はHXB2のヌク
レオチド889〜912に対して相補的であり、ポルビオチン化捕捉プローブ(
5′−ビオチン−CCCTATCATTTTTGGTTTCCAT3′)はHX
B2のヌクレオチド2374〜2395に対して相補的である。
【0406】 レポータープローブとして使用されるアルカリフォスファターゼ複合オリゴヌ
クレオチドをSyngene(San Diego、CA.)により調製した。
ポルレポータープローブ(5′CTGTCTTACTTTGATAAAACCT
C3′)はHXB2のヌクレオチド2403〜2425に対して相補的であった
。ギャグレポータープローブ(5′CCCAGTATTTGTCTACAGCC
TTCT3′)はHXB2のヌクレオチド950〜973に対して相補的であっ
た。全てのヌクレオチド位置はGenetics Computer Grou
p Sequence Analysis Software Package
により読み出されるようなGenBank Genetic Sequence
Data Bankの位置である(Devereau Nucleic Ac
ids Research 1984、12、387)。レポータープローブを
2×SSC(0.3M NaCl、0.03Mクエン酸ナトリウム)、0.05
MトリスpH8.8、BSA1mg/mL中の0.5μMストックとして調製し
た。ビオチン化捕捉プローブを水中の100μMストックとして調製した。
【0407】 ストレプトアビジン被覆プレート: ストレプトアビジン被覆プレートはDuPont Biotechnolog
y Systems(Boston,MA)から入手した。
【0408】 細胞およびウイルスストック: MT−2およびMT−4細胞を、MT−2細胞ではウシ胎児結成(FCS)5
%、またはMT−4細胞ではFCS10%、L−グルタミン2mMおよびゲンタ
マイシン50μg/mL(全てGibcoから)で補足されたRPMI1640
中で維持した。HIV−1RFを同じ培地中のMT−4細胞中で増殖させた。M
T−4細胞の急性感染後約10日でウイルスストックを調製し、アリコットとし
て−70℃で貯蔵した。HIV−1(RF)ストックの感染力価は、MT−2細
胞でのプラーク検定(下記参照)による測定では1〜3×107PFU(プラー
ク形成単位)であった。感染のために使用されるウイルスストックの各アリコッ
トを1度だけ解凍した。
【0409】 抗ウイルス効能を評価するために、感染させる細胞を感染前に1日だけ継代培
養した。感染の日に、細胞をバルク感染では細胞5×105/mlで、RPMI
1640、FCS5%に、または微量定量プレートでの感染では2×106/m
lでFCS5%を有するダルベッコ変性イーグル培地に再懸濁させた。ウイルス
を添加し、培養を37℃で3日間続けた。
【0410】 HIV RNA検定: GED3Mまたは5M中の細胞溶解産物または精製RNAをGED5Mおよび
補足プローブと混合して、最終イソチオシアン酸グアニジウム濃度3Mおよび最
終ビオチンオリゴヌクレオチド濃度30nMにした。密閉Uボトム96ウェル組
織培養プレート(NuncまたはCostar)中でハイブリダイゼーションを
37℃で16〜20時間実施した。RNAハイブリダイゼーション反応を脱イオ
ン水で3倍に希釈して、最終イソチオシアン酸グアニジニウム濃度1Mにし、ア
リコット(150μL)をストレプトアビジン被覆微量定量プレートウェルに移
した。補足プローブおよび補足プローブRNAハイブリッドと固定化ストレプト
アビジンとの結合を室温で2時間継続させ、その後、プレートをDuPont
ELISAプレートウォッシュバッファーで6回洗った(リン酸緩衝食塩水(P
BS)、Tween20 0.05%)。洗ったストレプトアビジン被覆ウェル
中で、4×SSC、トリトンX−100 0.66%、脱イオンホルムアミド6
.66%、BSA1mg/mLおよびレポータープローブ5nMを含有するハイ
ブリダイゼーションカクテル120μLを添加することにより、捕捉プローブお
よびハイブリダイゼーションされた標的RNAの固定化複合体へのレポータープ
ローブの第2のハイブリダイゼーションを実施した。37℃で1時間のハイブリ
ダイゼーションの後に、プレートを再び6回洗った。緩衝液(ジエタノールアミ
ン2.5M、pH8.9(JBL Scientific)、MgCl210m
M、酢酸亜鉛二水和物5mMおよびN−ヒドロキシエチル−エチレン−ジアミン
−三酢酸5mM)中の0.2mMリン酸4−メチルウンベリフェリル100μL
を添加することにより、固定化されたアルカリフォスファターゼ活性を検出した
。プレートを37℃でインキュベーションした。365nMで励起するマイクロ
プレート蛍光測定器(Dynateck)を使用して、450nMでの蛍光を測
定した。
【0411】 HIV−1感染MT−2細胞でのマイクロプレートベースの化合物の評価: 評価すべき化合物をDMSOに溶かし、培養培地で希釈して、試験すべき最高
濃度の2倍に、最高DMSO濃度2%までにした。さらに培養培地への化合物の
3倍連続希釈をUボトム微量定量プレート(Nunc)中で直接行った。化合物
を希釈した後にMT−2細胞(50μL)を1ml当たり5×105(1ウェル
当たり1×105)の最終濃度まで添加した。細胞を化合物と共にCO2インキュ
ベーター中で37℃で30分間インキュベーションした。抗ウイルス力価を評価
するために、HIV−1(RF)ウイルスストック(50μL)の適切な稀釈液
を、細胞および試験化合物の稀釈液を含有する培養ウェルに添加した。各ウェル
の最終容量は200μLであった。1プレート当たり8ウェルを、ウイルスの代
わりに添加された培地50μLを用いて感染させないままにしたが、8ウェルは
抗ウイルス化合物の不在下に感染させた。化合物毒性を評価するために、平行プ
レートをウイルス感染を伴わずに培養した。
【0412】 CO2インキュベーター内部の加湿室中で37℃で3日間培養した後に、培地
25μL/ウェルを除く全てをHIV感染プレートから除去した。ビオチン化捕
捉プローブを含有する5M GED37マイクロLを固定化細胞および各ウェル
中の残りの培養液に添加して、GED3Mおよび補足プローブ30nMの最終濃
度にした。細胞溶解産物中のHIV RNAに対する補足プローブのハイブリダ
イゼーションを、プレートシーラー(Coster)でプレートをシーリングす
ることによりウイルス培養に使用したと同じマイクロプレートウェル中で実施し
、37℃のインキュベーター中で16〜20時間インキュベーションした。次い
で蒸留水を各ウェルに添加して、ハイブリダイゼーション反応を3倍に稀釈し、
この稀釈混合物150μLをストレプトアビジン被覆微量定量プレートに移した
。HIV RNAを前記のように定量した。既知量のpDAB72インビトロR
NA転写を溶解させた未感染細胞を含有するウェルに添加することにより得られ
た標準曲線を各微量定量プレートに描いて、感染の間に生じたウイルスRNAの
量を決定した。
【0413】 抗ウイルス活性に関する化合物の評価で使用されるウイルス接種物を標準化す
るために、0.2μg/mlのデオキシシチジン(ddC)でIC90値(HIV
RNAレベルを90%まで低下させるために必要な化合物濃度)が生じたウイ
ルスの稀釈液を選択した。この方法に従うと、ddCよりも高いおよび低い有効
性を有する他の抗ウイルス化合物のIC90値をHIV−1(RF)のいくつかの
ストックを使用して再現することができた。ウイルスのこの濃度は検定ウェル1
つ当たり〜3×105PFU(MT−2細胞でのプラーク検定により測定)に対
応し、典型的にはいずれのウイルス接種物でも達成可能な最大ウイルスRNAレ
ベル約75%をもたらした。HIV RNA検定のために、同じ培養プレート上
で感染させたが未処置の細胞からのネットシグナルに対するRNA検定でのネッ
トシグナル(未感染細胞サンプルからのシグナルを引いた感染細胞サンプルから
のシグナル)の低下パーセントからIC90値を決定した。個々の感染およびRN
A検定テストの妥当な性能を3つの判定基準に従い判定した。pDAB72イン
ビトロRNA転写2ngから生じたシグナルよりもウイルス感染が等しいか、ま
たはそれよりも高いRNA検定シグナルをもたらすことが必要である。各検定ラ
ンで決定されるddCでのIC90は0.1〜0.3μg/mLであるべきである
。最後に、有効な逆転写酵素阻害剤により生じたウイルスRNAのプラトーレベ
ルは阻害されていない感染で達成されるレベルの10%未満であるべきである。
IC90が20μM未満である場合にその化合物を活性であるとみなした。
【0414】 抗ウイルス力価試験のために、ウェルの単一行に対して2×濃度の化合物溶液
を初めに添加した後、微量定量プレート中での全ての操作をPerkin El
mer/Cetus ProPetteを使用して行った。
【0415】 タンパク結合および突然変異体耐性 臨床効能ポテンシャルに関してNNRTI化合物を同定するために、NNRT
Iの公知の結合部位でアミノ酸変化をもたらすHIVの野生型および突然変異体
に対する抗ウイルス効力を有する血漿タンパクの効果ならびに抗ウイルス効力の
測定を試験した。この試験のための合理的なストラテジーは次の2つを含む: 1.多くの薬剤が広く血漿タンパクに結合する。多くの薬剤ではヒト血漿、即
ちヒト血清アルブミン(HSA)またはα−1−酸グリコプロテイン(AAG)
の主要な成分に対する結合親和性は低いが、これらの主要な成分は高い濃度で血
液中に存在する。遊離または未結合薬剤のみが標的部位(すなわちHIV−1逆
転写酵素、HIV−1RT)との相互作用により、感染した細胞膜と交叉しうる
。したがって組織培養中での抗ウイルス効力を付加されたHSA+AAGの効果
はより厳密に、臨床設定で与えられる化合物の力価を反映する。高感度ウイルス
RNAベース検出法で測定されたウイルス複製を90%阻害するために必要な化
合物濃度をIC90と設定する。インビボ濃度(HSA45mg/ml、AAG
1mg/ml)を反映するHSAおよびAAGの存在またはその付加レベルでの
、試験化合物に関する明らかなIC90のフォールド増加を次いで算出する。フ
ォールド増加が低いほど、より多くの化合物が標的部位と相互作用しうる。
【0416】 2.感染した個体でのウイルス複製の高い割合とウイルスRTの低い適合度と
の組み合わせは感染した個体でHIV種の準−種または混合の発生をもたらす。
これらの種は多数の野生型種を含むが、HIVの突然変異体および所定の変異体
の割合はその相対適合性および複製割合を反映する。ウイルスRTのアミノ酸配
列に変化を有する変異体を含む突然変異体は感染した個体の準種に予め存在して
いるようなので、臨床設定で観察される全体的な力価は野生型HIV−1だけで
なく突然変異体も阻害する薬剤の能力を反映する。したがって我々は公知の遺伝
背景で、NNRTI結合に関与すると考えられる位置にアミノ酸置換をもたらす
HIV−1の突然変異体を作成し、これらの突然変異ウイルスの複製を阻害する
試験化合物の能力を測定した。高感度ウイルスRNAベース検出法で測定される
ような、ウイルス複製を90%阻害するために必要な化合物の濃度をIC90と
設定した。様々な変異体に対して高い活性を有する化合物を得ることが望ましい
【0417】 用量および処方物 活性薬剤と薬剤の活性部位との、即ちウイルス逆転写酵素との接触を哺乳動物
の体内でもたらす手段により、本発明の抗ウイルス化合物をウイルス感染の治療
のために投与することができる。薬剤で使用することができる慣用の方法で単独
治療薬として、または治療薬と組み合わせてこれらを投与することができる。こ
れらは単独で投与することもできるが、好ましくは選択された投与経路および標
準的な薬剤学的実施を基に選択された薬剤学的担体と共に投与する。
【0418】 投与用量は勿論、特定の薬剤の薬力学的特性およびそのモードおよび投与経路
;受容者の年齢、健康および体重;症状の性質および進行;併用療法の種類;治
療の頻度;ならびに所望の効果などの公知のファクターに応じて変動しうる。活
性成分の1日用量は体重1キログラム当たり約0.001から約1000ミリグ
ラムであると予期されるが、好ましい用量は約0.1から約30mg/kgであ
る。
【0419】 投与に適切な組成物の用量形は1単位当たり活性成分約1mgから約100m
gを含有する。これらの薬剤学的組成物では活性成分は通常、組成物の全質量に
対して約0.5〜95質量%の量で存在する。活性成分は経口的にはカプセル、
錠剤、粉末などの固体用量形で、またはエリキシル、シロップおよび懸濁液など
の液体用量形で投与することができる。無菌液体用量形で非経口的に投与するこ
ともできる。
【0420】 ゼラチンカプセルは活性成分ならびにラクトース、デンプン、セルロース誘導
体、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などの粉末担体を含有する。同様
の希釈剤を圧縮錠剤を製造するために使用することができる。錠剤もカプセルも
持続放出性製品として製造して、数時間に亙り薬剤を持続的に放出させることが
できる。圧縮錠剤を糖衣被覆またはフィルム被覆して、不快な味を隠し、雰囲気
から錠剤を保護するか、胃腸管での選択的崩壊のために腸溶被覆することができ
る。経口投与のための液体用量形は患者の容認度を高めるために着色剤および着
香剤を含有してよい。
【0421】 通常、水、適切な油、生理食塩水、水性デキストロース(グルコース)および
関連糖溶液ならびにプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールなどの
グリコールが非経口溶液のための適切な担体である。非経口投与のための溶液は
好ましくは、活性成分の水溶性塩、適切な安定剤および必要な場合には緩衝物質
を含有する。亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウムまたはアスコルビン酸な
どの抗酸化剤は単独でまたは組み合わせで、適切な安定剤である。クエン酸およ
びその塩ならびにナトリウムEDTAも使用される。加えて、非経口溶液は塩化
ベンザルコニウム、メチル−またはプロピル−パラベンおよびクロロブタノール
などの防腐剤を含有してよい。適切な薬剤担体はこの分野のRemington
′s Pharmaceutical Sciences、supra、a s
tandard reference textに記載されている。
【0422】 本発明の化合物を投与するための有効な薬剤用量形を次に詳述する: カプセル 本発明のカプセル処方物は通常の2ピース硬質ゼラチンカプセルにそれぞれ粉
末活性成分100mg、ラクトース150mg、セルロース50mgおよびステ
アリン酸マグネシウム6mgを充填することにより調製することができる。
【0423】 軟質ゼラチンカプセル 本発明の軟質ゼラチンカプセル処方物は次のように調製することができる。大
豆油、綿実油またはオリーブ油などの可消化油中の活性成分の混合物を調製し、
容積移送式ポンプを用いてゼラチン中に射出して、活性成分100mgを含有す
る軟質ゼラチンカプセルを形成することができる。カプセルを次いで洗浄し、乾
燥させる。
【0424】 錠剤 用量単位が活性成分100mg、コロイド状二酸化ケイ素0.2mg、ステア
リン酸マグネシウム5mg、微結晶セルロース275mg、デンプン11mgお
よびラクトース98.8mgであるように、本発明の錠剤処方物を慣用の方法で
調製することができる。適切な被覆を施与して、嗜好性を高めるかまたは吸収を
遅くすることができる。
【0425】 懸濁液 各5mlが微細に分散された活性成分25mg、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム200mg、安息香酸ナトリウム5mg、ソルビトール溶液1.0g
、U.S.P.、およびバニリン0.025mgを含有するように、水性懸濁液
処方物を経口投与のために調製することができる。
【0426】 注射可能液 活性成分1.5質量%をプロピレングリコールおよび水10容量%中で攪拌す
ることにより、注射により投与するために適切な非経口処方物を調製することが
できる。通常使用される技術により溶液を滅菌する。
【0427】 治療薬の組み合わせ投与 本発明は、HIV感染を治療するための方法を提供し、これはそれを必要とす
るホストに1個または複数の無菌コンテナ中の治療上有効な量の次の: (a)式(I)の化合物および (b)HIV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤からなる群か
ら選択される少なくとも1種の化合物を組み合わせて投与することを含む。
【0428】 この組み合わせ方法の各治療薬(即ち前記の成分(a)および(b))は相互
に独立に、前記のような別々の用量形で投与することができ、前記のような様々
な方法で投与することができる。次の記載では成分(b)とは、前記の薬剤1種
または複数を示している。成分(b)を含む各個別治療薬は相互に独立に前記の
ような別々の用量形で投与することができ、前記のような様々な方法で投与する
ことができる。
【0429】 本発明の組み合わせ方法の成分(a)および成分(b)を含む薬剤1種または
複数を組み合わせ製品として単一用量単位に一緒に処方することもできる(即ち
、1個のカプセル、錠剤、粉末または液体等に一緒に組み合わせて)。成分(a
)および(b)を1個の用量単位に一緒に処方しない場合には、成分(a)を成
分(b)と同時に投与するか、順番に;例えば本発明の成分(a)を先に投与し
、続いて成分(b)を投与するか、これらを逆の順番で投与することができる。
成分(b)が1種よりも多い薬剤を、例えば1種のRT阻害剤および1種のプロ
テアーゼ阻害剤を含有する場合、これらの薬剤を一緒にまたは順番に投与するこ
とができる。同時に投与しない場合には、好ましくは成分(a)および(b)の
投与を約1時間以内に行う。好ましくは、成分(a)および(b)の投与経路は
経口である。ここで使用する用語の経口薬、経口阻害剤、経口化合物などは経口
投与可能な化合物を意味している。成分(a)および成分(b)の両方を同じ経
路(すなわち例えば両方、経口で)または同じ用量形で投与することが好ましい
が、所望の場合にはこれらをそれぞれ、異なる経路または用量形で投与すること
もできる(例えば、組み合わせ方法の一方の成分を経口投与し、他方の成分を静
脈内投与することができる)。
【0430】 熟練した医療行為者には明らかなように本発明の組み合わせ療法の用量は、上
記のように特定の薬剤の薬力学的特性およびその投与モードおよび経路、受容者
の年齢、健康および体重、症状の性質および進行、併用療法の種類、治療の頻度
ならびに望ましい効果などの様々なファクターに応じて変動しうる。
【0431】 本発明の組み合わせ方法での成分(a)および(b)の適正な用量は熟練した
医療行為者によって、本発明の開示を基に簡単に確認されるであろう。通常の指
針では典型的な1日用量は各成分約100ミリグラムから約1.5グラムである
。成分(b)が1種より多い化合物を表している場合には、典型的な1日用量は
成分(b)の各薬剤当たり約100ミリグラムから約1.5グラムである。通常
の指針では、成分(a)および成分(b)の化合物を組み合わせて投与する場合
、組み合わせの相乗作用を考慮して、HIV感染を治療するための単一薬剤とし
て単独で投与される場合の成分の通常用量に比較して約70〜80%まで各成分
の用量を低減することができる。
【0432】 活性成分を単一用量単位に組み合わせるが、活性成分間の物理的接触は最小限
であるように、本発明の組み合わせ製品は処方することができる。例えば製品を
経口投与する場合、接触を最小限にするために、一方の活性成分を腸溶被覆する
ことができる。活性成分の一方を腸溶被覆することにより、組み合わされた活性
成分間の接触を最小限にすることができるだけでなく、これらの成分の一方が胃
で放出されず、腸で放出されるように、胃腸管でのこれらの成分の一方の放出を
調節することができる。経口投与が望ましい場合の本発明の別の実施形態は、胃
腸管を通しての持続放出をもたらし、さらに組み合わされた活性成分間の物理的
接触を最小限にする持続放出性材料で活性成分の一方が被覆されている組み合わ
せ製品を提供する。さらに、持続放出性成分は付加的に、この成分の放出が腸で
のみ生じるように腸溶性に被覆されていてよい。活性成分をさらに分離するため
のさらに他のアプローチは、一方の成分が持続放出性および/または腸溶性ポリ
マーで被覆されていて、他方の成分も低粘度のヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースなどのポリマーまたはこの分野で知られている他の適切な材料で被覆されて
いる組み合わせ製品の処方物を含む。ポリマー被覆は他の成分との相互作用に対
する付加的なバリアをもたらす。被覆または他の材料によって成分(a)と(b
)との間の接触が防止されている各処方物では、成分(b)の個々の薬剤間の接
触も防止されていてよい。
【0433】 一方の活性成分が腸溶被覆されている本発明の組み合わせ製品の用量形は、腸
溶被覆された成分および他の活性成分が一緒にブレンドされ、次いで錠剤に圧縮
されているような、または腸溶被覆された成分が1つの錠剤層に圧縮され、他の
活性成分が付加的な層に圧縮されているような錠剤形であってよい。付加的に、
2つの層をさらに分離するために1つまたは複数のプラシーボ層が、プラシーボ
層が活性成分の各層の間にあるように存在してもよい。加えて、本発明の用量形
は、一方の活性成分が錠剤に圧縮されているカプセルの形であるか、次いで腸溶
被覆される多数のマイクロ錠剤、粒子、顆粒または非ぺリル(non−peri
l)の形であるカプセルの形であってよい。これらの腸溶被覆されたマイクロ錠
剤、粒子、顆粒または非ぺリルを次いで、カプセルに充填するか、他の活性成分
の顆粒と共にカプセルに圧縮する。
【0434】 本発明の組み合わせ製品の成分間の接触を最小限にするこれらの、さらに他の
方法は、単一用量形で投与されるか、別の形ではあるが同時に、または同じ方法
で同時に投与されるかに関わらず、本発明の開示を基に当業者には容易に理解さ
れるであろう。
【0435】 1個または複数の無菌容器中に成分(a)の化合物および成分(b)の化合物
1種または複数を含む治療上有効な量の薬剤学的組成物を含有する、HIV感染
の治療に使用可能な薬力学キットも本発明の範囲内である。容器の滅菌は当業者
によく知られている慣用の滅菌方法を使用して実施することができる。成分(a
)および成分(b)は同じ無菌容器または別々の無菌容器に存在してよい。材料
の無菌容器は前記のように別々の容器を、または1個または複数の複数パート容
器を含んでよい。成分(a)および成分(b)は別々であるか、前記のように単
一の用量形または単位に物理的に組み合わされていてよい。さらにこのようなキ
ットは当業者には明らかなように、望ましい場合には、例えば1個または複数の
薬剤として許容される担体、成分を混合するための付加的なバイアルなどの1個
または複数の様々な慣用の薬剤キットコンポーネントを含んでよい。投与される
べき成分の量を示す装入物またはラベルなどの取り扱い説明書、投与の指針およ
び/または成分を混合するための指針がさらにキットに含まれていてよい。
【0436】 当業者には明らかなように前記の教示を考慮すると、本発明の数多くの変更お
よび変形が可能である。したがって請求項の範囲内で本発明を、ここに特に記し
たとは別なように実施することが可能であることは理解されるはずである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/7072 A61K 31/7072 A61P 31/18 A61P 31/18 43/00 111 43/00 111 C07D 471/14 101 C07D 471/14 101 102 102 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU ,BR,CA,CN,CZ,EE,HU,IL,IN, JP,KR,LT,LV,MX,NO,NZ,PL,R O,SG,SI,SK,TR,UA,VN,ZA (72)発明者 モナ パテル アメリカ合衆国 19810 デラウェア州 ウィルミントン バッキンガム グリーン スコッツ ウェイ 111 (72)発明者 ジェイムズ ディー.ロジャース アメリカ合衆国 19350 ペンシルベニア 州 ランデンバーグ ヒルサイド レーン 2 (72)発明者 ハイシェン ワン アメリカ合衆国 19808 デラウェア州 ウィルミントン オールド キャピトル トレイル 3314 アパートメント エーピ ージェイ9 (72)発明者 クリスティン エム.タービー アメリカ合衆国 19707 デラウェア州 ホッケシン スペンサー レーン 5 (72)発明者 ラジャゴパル バクサバットシャラム アメリカ合衆国 06405 コネチカット州 ブランフォード ビレッジ レーン 92 Fターム(参考) 4C065 AA04 AA18 BB09 BB11 CC05 CC06 CC09 DD02 DD03 DD04 EE02 EE03 HH01 HH02 HH09 JJ01 JJ02 JJ03 KK02 KK03 KK06 KK07 LL02 LL03 PP01 PP04 PP07 PP09 PP10 PP12 PP13 PP15 PP16 PP17 QQ01 QQ02 4C086 AA01 AA02 AA03 CB09 MA01 MA04 MA17 MA22 MA23 MA35 MA36 MA37 MA41 MA43 MA52 MA55 MA66 NA14 ZB33 ZC20 ZC55

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)の化合物、 【化1】 その立体異性体、立体異性体の混合物、または薬剤として許容される塩であっ
    て、上式で、 nが、0、1、2および3から選択され、 Aが、 【化2】 の群から選択された環であり、上式で、環Aの環窒素を任意選択でN−酸化物と
    することができ、 前記環Aが0〜3個のBで置換され、前記置換基Bが、C1〜4アルキル、−O
    H、C1〜4アルコキシ、−S−C1〜4アルキル、OCF3、CF3、F、Cl、B
    r、I、−NO2、−CNおよび−NR55aの群から独立に選択され、 WがNまたはCR3、 XがNまたはCR3a、 YがNまたはCR3b、 ZがNまたはCR3cであり、 W、X、YおよびZのうちの2つがNである場合に、残りがN以外であり、 R1が、0〜7個のハロゲンで置換されたC1〜3アルキルおよび0〜5個のハ
    ロゲンで置換されたシクロプロピルの群から選択され、 R2が、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
    HR2a2b、−O(CH22CHR2a2b、−OCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−OCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−OCHR2aC≡C−R2b、−S
    2c、−SCHR2a2b、−SCH2CHR2a2b、−S(CH22CHR2a2 b 、−SCHR2aC(R2a)=C(R2b2、−SCHR2aC(R2a)=(R2b 2 、−SCHR2aC≡C−R2b、−NR2a2c、−NHCHR2a2b、−NHC
    2CHR2a2b、−NH(CH22CHR2a2b、−NHCHR2aC(R2a
    =C(R2b2、−NHCHR2aC(R2a)=(R2b2および−NHCHR2a
    ≡C−R2bの群から選択され、 R2aが、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3の群
    から選択され、 R2bがHまたはR2cであり、 R2cが、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜6 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜5アルケニル、0〜1個のR4
    置換されたC2〜5アルキニル、0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロアルキ
    ル、0〜2個のR3dで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSから選択さ
    れた1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3dで置換された複素3〜6員環系
    の群から選択され、 あるいは、基−NR2a2cが、0〜1個の炭素原子がOまたはNR5によって
    置き換えられた4〜7員環状アミンを表し、 R3が、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、Cl
    、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O)
    7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210、−SO2NR55a、ならび
    にO、NおよびSの群から選択された1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5〜
    6員環の群から選択され、 R3aが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
    l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
    )R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210、−SO2NR55a、なら
    びにO、NおよびSの群から選択された1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5
    〜6員環から選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 R3bが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
    l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
    )R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−SO2NR55a
    群から選択され、 あるいは、R3aとR3bが一体として−OCH2O−を形成し、 R3cが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ、OCF3、F、C
    l、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)R6、−NHC(O
    )R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−SO2NR55a
    群から選択され、 あるいは、R3bとR3cが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3dが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
    、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
    6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
    SO2NR55aの群から独立に選択され、 それぞれの事象で、R3eが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
    、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
    6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
    SO2NR55aの群から独立に選択され、 R3fが、H、F、Cl、Br、I、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置
    換された−O−C3〜10炭素環、−O(CO)−R13、−OS(O)21〜4アル
    キル、−NR1212a、−C(O)R13、−NHC(O)R13、−NHSO210 および−SO2NR1212aの群から選択され、 R4が、H、F、Cl、Br、I、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置
    換された−O−C3〜10炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
    、0〜2個のR3eで置換されたC1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC 3〜10 炭素環、0〜5個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびS
    から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3eで置換された複素5
    〜10員環系の群から選択され、 R5およびR5aが、HおよびC1〜4アルキルの群から独立に選択され、 あるいは、R5とR5aが、それらが結合した窒素とともに、0〜1個のOまた
    はN原子を含む5〜6員環を形成し、 R6が、H、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシおよびNR55aの群か
    ら選択され、 R7が、H、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシの群から選択され、 R8が、H、(C1〜6アルキル)カルボニル、C1〜6アルコキシアルキル、(
    1〜4アルコキシ)カルボニル、C6〜10アリールオキシアルキル、(C6〜10
    リール)オキシカルボニル、(C6〜10アリール)メチルカルボニル、(C1〜4
    アルキル)カルボニルオキシ(C1〜4アルコキシ)カルボニル、C6〜10アリー
    ルカルボニルオキシ(C1〜4アルコキシ)カルボニル、C1〜6アルキルアミノカ
    ルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニル(C1〜4アルコキシ)カルボニ
    ル、および(NR55a置換C1〜6アルキル)カルボニルの群から選択され、 R10が、C1〜4アルキルおよびフェニルの群から選択され、 R11が、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキルで置換
    されたC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロア
    ルキルから選択され、 R12およびR12aが、H、C1〜6アルキルおよびC3〜6シクロアルキルから独
    立に選択され、 あるいは、R12とR12aが合体して4〜7員環を形成することができ、 R13が、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C2
    〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−O−C2〜6アルケニル、−O−C2〜6
    ルキニル、NR1212a、C3〜6炭素環および−O−C3〜6炭素環の群から選択
    される ことを特徴とする化合物、その立体異性体、立体異性体の混合物、または薬剤と
    して許容される塩。
  2. 【請求項2】 R1が、1〜7個のハロゲンで置換されたC1〜3アルキルお
    よびシクロプロピルの群から選択され、 R2が、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
    HR2a2b、−O(CH22CHR2a2b、−OCHR2aCH=CHR2b、−O
    CHR2aCH=CHR2c、−OCHR2aC≡CR2b、−NR2a2c、−SR2c
    −SCHR2a2b、−SCH2CHR2a2b、−SCHR2aCH=CHR2b、−
    SCHR2aCH=CHR2cおよび−SCHR2aC≡CR2bの群から選択され、 R2aが、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3の群
    から選択され、 R2bがHまたはR2cであり、 R2cが、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜5 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜5アルケニル、0〜1個のR4
    置換されたC2〜5アルキニル、0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロアルキ
    ル、および0〜2個のR3dで置換されたフェニルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3およびR3aが、H、C1〜4アルキル、OH、C1〜4
    ルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6、N
    HC(O)R7、NHC(O)NR55a、ならびにO、NおよびSから選択され
    た1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香5〜6員環の群から独立に選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3bおよびR3cが、H、C1〜4アルキル、OH、C1〜4
    ルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6、N
    HC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され、 あるいは、R3aとR3bが一体として−OCH2O−を形成し、 R4が、H、Cl、F、−OH、−O−C1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置
    換された−O−C3〜5炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
    0〜2個のR3eで置換されたC1〜4アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC3
    〜5炭素環、0〜5個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSか
    ら選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜2個のR3eで置換された複素5〜
    6員環系の群から選択され、 R5およびR5aが、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6が、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
    ら選択され、 R7が、CH3、C25、CH(CH32、OCH3、OC25およびOCH(
    CH32の群から選択される ことを特徴とする請求項1に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。
  3. 【請求項3】 環Aが、 【化3】 から選択され、 R1が、CF3、C25、CHF2、CF2CH3およびシクロプロピルの群から
    選択され、 R2が、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCHR2a2b、−OCH2
    HR2a2b、−OCHR2aCH=CHR2b、−OCHR2aCH=CHR2c、−O
    CHR2aC≡CR2bおよび−NR2a2cの群から選択され、 R2aが、H、CH3、CH2CH3、CH(CH32およびCH2CH2CH3の群
    から選択され、 R2bがHまたはR2cであり、 R2cが、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜3 アルキル、0〜2個のR4で置換されたC2〜3アルケニル、0〜1個のR4
    置換されたC2〜3アルキニル、および0〜2個のR3dで置換されたC3〜6シクロ
    アルキルの群から選択され、 それぞれの事象で、R3、R3a、R3bおよびR3cが、H、C1〜3アルキル、O
    H、C1〜3アルコキシ、F、Cl、Br、I、NR55a、NO2、CN、C(O
    )R6、NHC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され
    、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3eが、H、C1〜4アルキル、−OH、C1〜4アルコキシ
    、OCF3、F、Cl、−NR55a、−C(O)R6および−SO2NR55a
    群から独立に選択され、 R3fが、H、F、Cl、Br、−OH、−O−R11、0〜2個のR3eで置換さ
    れた−O−シクロプロピル、0〜2個のR3eで置換された−O−シクロブチル、
    0〜2個のR3eで置換された−O−フェニル、−O(CO)−R13、−OS(O
    21〜4アルキル、−NR1212a、−C(O)R13、−NHC(O)R13、−
    NHSO210および−SO2NR1212aの群から選択され、 R4が、H、Cl、F、−OH、−O−C1〜6アルキル、0〜2個のR3eで置
    換された−O−C3〜10炭素環、−OS(O)21〜4アルキル、−NR1212a
    、0〜1個のR3eで置換されたC1〜4アルキル、0〜2個のR3eで置換されたC 3〜5 炭素環、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、ならびにO、NおよびSの
    群から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個のR3eで置換された複素
    5〜6員環系の群から選択され、 R5およびR5aが、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6が、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
    ら選択され、 R7が、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択され、 R11が、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
    シル、CF3、CH2CF3、CH2CH2CF3、−CH2−シクロプロピルおよび
    シクロプロピルから選択され、 R12およびR12aが、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル
    、ペンチルおよびシクロプロピルから独立に選択され、 R13が、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、ペンチル、
    ヘキシル、C1〜6ハロアルキル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポ
    キシ、ブトキシ、NR1212a、シクロプロピル、シクロブチル、シクロプロポ
    キシおよびシクロブトキシの群から選択される ことを特徴とする請求項2に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。
  4. 【請求項4】 R1が、CF3、CF2CH3またはCHF2であり、 R2が、−R2C、−OH、−CN、−OCH22b、−OCH2CH22b、−O
    CH2CH=CHR2b、−OCH2C≡CR2bおよびNR2a2cの群から選択され
    、 R2bがHまたはR2cであり、 R2cが、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたC1 〜3 アルキル、1つのR4で置換されたC2〜3アルケニル、および1つのR4で置
    換されたC2〜3アルキニルから選択され、 それぞれの事象で、R3、R3a、R3bおよびR3cが、H、C1〜3アルキル、O
    H、C1〜3アルコキシ、F、Cl、NR55a、NO2、−CN、C(O)R6
    NHC(O)R7およびNHC(O)NR55aの群から独立に選択され、 あるいは、R3とR3aが一体として−OCH2O−を形成し、 それぞれの事象で、R3eが、CH3、−OH、OCH3、OCF3、F、Clお
    よび−NR55aの群から独立に選択され、 R3fが、H、F、Cl、−OH、−O−R11、−O(CO)−R13、−OS(
    O)21〜4アルキル、−NR1212aおよび−NHC(O)NR1212aの群か
    ら選択され、 R4が、H、Cl、F、CH3、CH2CH3、0〜1個のR3eで置換されたシク
    ロプロピル、0〜1個のR3eで置換された1−メチル−シクロプロピル、0〜1
    個のR3eで置換されたシクロブチル、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、な
    らびにO、NおよびSの群から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個
    のR3eで置換された複素5〜6員環系の群から選択され、複素環系が、2−ピリ
    ジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニ
    ル、3−チエニル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−イソオキサゾリル
    、2−イミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびピペラ
    ジニルの群から選択され、 R5およびR5aが、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6が、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
    ら選択され、 R7が、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択される ことを特徴とする請求項3に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。
  5. 【請求項5】 nが0または1であり、 環Aが、任意選択でN−酸化物であり、 R1が、CF3、CHF2またはCF2CH3であり、 R2が、−R2c、−OR2c、−OH、−CN、−OCH22b、−OCH2CH22b、−OCH2C=C−R2b、−OCH2C≡C−R2b、−NR2a2c、−SR 2C 、−SCH22b、−SCH2CH22b、−SCH2CH=CHR2bおよび−S
    CH2C≡CR2bから選択され、 R2bがHまたはR2cであり、 R2cが、0〜2個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたエ
    チル、0〜2個のR4で置換されたプロピル、0〜2個のR4で置換されたエテニ
    ル、0〜2個のR4で置換された1−プロペニル、0〜2個のR4で置換された2
    −プロペニル、0〜2個のR4で置換されたエチニル、0〜2個のR4で置換され
    た1−プロピニル、0〜2個のR4で置換された2−プロピニル、および0〜1
    個のR3dで置換されたシクロプロピルから選択され、 それぞれの事象で、R3eが、CH3、−OH、OCH3、OCF3、F、Clお
    よび−NR55aの群から独立に選択され、 R3fが、H、F、Cl、−OH、−O−R11、−O(CO)−R13、−OS(
    O)21〜4アルキル、−NR1212aおよび−NHC(O)NR1212aの群か
    ら選択され、 R4が、H、Cl、F、CH3、CH2CH3、0〜1個のR3eで置換されたシク
    ロプロピル、0〜1個のR3eで置換された1−メチル−シクロプロピル、0〜1
    個のR3eで置換されたシクロブチル、0〜2個のR3eで置換されたフェニル、な
    らびにO、NおよびSの群から選択された1〜3個のヘテロ原子を含み0〜1個
    のR3eで置換された複素5〜6員環系から選択され、複素環系が、2−ピリジル
    、3−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、
    3−チエニル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−イソオキサゾリル、2
    −イミダゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびピペラジニ
    ルの群から選択され、 R5およびR5aが、H、CH3およびC25の群から独立に選択され、 R6が、H、OH、CH3、C25、OCH3、OC25およびNR55aの群か
    ら選択され、 R7が、CH3、C25、OCH3およびOC25の群から選択され、 R8がHである ことを特徴とする請求項1に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。
  6. 【請求項6】 nが0または1から選択され、 Aが、 【化4】 から選択され、 Bが、メチル、エチル、プロピル、−OH、Cl、Br、−S−CH3から選
    択され、 WがCR3、 XがCR3a、 YがCR3a、 ZがNまたはCR3aであり、 R1が、CF3、CHF2およびCF2CH3から選択され、 R2が、−R2c、−OH、−CN、−OR2c、−OCH2C=C−R2b、−OC
    2C≡C−R2bおよび−NR2a2cから選択され、 R2aがH、 R2bがHであり、 R2cが、0〜3個のR3fで置換されたメチル、0〜3個のR4で置換されたエ
    チル、0〜3個のR4で置換されたプロピル、0〜3個のR4で置換されたi−プ
    ロピル、0〜3個のR4で置換されたブチル、0〜2個のR4で置換された1−プ
    ロペニル、0〜2個のR4で置換された2−プロペニル、0〜2個のR4で置換さ
    れた1−プロピニル、0〜2個のR4で置換された2−プロピニルから選択され
    、 R3がH、 R3aが、H、F、ClまたはBr、 R3bがH、 R3cがHであり、 それぞれの事象で、R3eが、H、メチル、エチル、−OH、C1〜4アルコキシ
    、OCF3、F、Cl、Br、I、−NR55a、−NO2、−CN、−C(O)
    6、−NHC(O)R7、−NHC(O)NR55a、−NHSO210および−
    SO2NR55aから独立に選択され、 R3fが、H、F、Cl、OH、−OR11、−OSO2メチル、NR1212aおよ
    び−NHC(O)NR55aから選択され、 R4が、H、F、−OH、−O−i−プロピル、−OS(O)2CH3、0〜1
    個のR3eで置換されたシクロプロピル、0〜1個のR3eで置換されたシクロブチ
    ル、フェニル、N−モルホリニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジニ
    ル、N2−メチル−N1−ピペリジニル、N−ピペリジニル、N−ピロリジニル
    およびNピペラジニルから選択され、 R8がHであり、 R11が、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、CH2シクロプロピ
    ルおよびシクロプロピルから選択され、 R12およびR12aが、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピルおよびシ
    クロプロピルから独立に選択される ことを特徴とする請求項4に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。
  7. 【請求項7】 前記化合物が、式(Ic)の化合物であることを特徴とする
    請求項1に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。 【化5】
  8. 【請求項8】 前記化合物が、式(Id)の化合物であることを特徴とする
    請求項1に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩。 【化6】
  9. 【請求項9】 式(I)の化合物が、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(
    トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロブチルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
    リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
    チル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ヒドロキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロ
    メチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−プロポキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(i−プロポキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(ブチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチ
    ル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(メトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
    チル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5(S)−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5(R)−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−5−
    (トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5,10−ジヒド
    ロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(プロパルゴキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エチル)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチ
    ル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5,10−ジヒ
    ドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−ブチル)−2−メチル−5,10−ジヒドロ−5−(
    トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピルエチル)−2−メチル−5,10−ジ
    ヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(
    メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(i−ブトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メチルチオ
    )−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メチルチ
    オ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(2−ピリジルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−2−(メ
    チルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(
    トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
    リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(i−プロピルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリ
    フルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)−5,10−ジヒドロ
    −5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(N−モルホリニルエチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−((1−メチルシクロプロピル)メトキシ)−5,10−ジ
    ヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−オキシ)−5,1
    0−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジ
    ン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5
    −(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(メチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
    ロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(エチルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
    ロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 (S)−7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 (R)−7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
    (トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(シクロプロピルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
    (トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−(アリルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(フェニルアミノ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−5,10−ジヒ
    ドロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(n−ブチル)−2−メチル−5,10−ジヒドロ−5−(
    トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロプロピルエチル)−2−メチル−5,10−ジヒド
    ロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(シクロブチルメトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
    リフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(メトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメ
    チル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 (S)−7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ
    −5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 (R)−7−クロロ−5−(シクロプロピルメトキシ)−5,10−ジヒドロ
    −5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N−ピペリジニルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
    (トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N−ピロリジニルエトキシ)−5,10−ジヒドロ−5−
    (トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)プロプ−1−オキシ
    )−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]
    キノリン、 7−クロロ−5−(プロプ−1−オキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリ
    フルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノプロプ−1−イル)−5,10−
    ジヒドロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(ベンジルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(3−ピリジニルメチル)−5,10−ジヒドロ−5−(ト
    リフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(アリルオキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフルオ
    ロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(プロパルゴキシ)−5,10−ジヒドロ−5−(トリフル
    オロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−(N,N−ジメチルアミノエチル)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−アリールオキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジ
    ヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−カルボニトリル、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−オール、 5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−プロプ−2−イニルオキシ−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−(1−メチル−シクロプロピルメトキシ)−5−トリフルオ
    ロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキ
    シド、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エトキシ)−5−トリフルオロメチ
    ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−イル)−イソプロピル−アミン、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−イル)−シクロブチルメチル−アミン、 7−クロロ−5−(2−シクロプロピル−エチル)−5−トリフルオロメチル
    −5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−シクロブチルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−フルオロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
    −ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−イソプロピル−アミン、 5−シクロブチルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−2−オール、 7−クロロ−5−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5−トリフルオロメチル
    −5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−ブチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−
    ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベ
    ンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−オール、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−フルオロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5
    ,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−ピリジン−2−イルメチル−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
    5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
    5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3,7−ジクロロ−5−ペンチル−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
    ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
    ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
    ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3,7−ジクロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−
    5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−(2−シクロプロピル−エチル)−7−フルオロ−5−トリフルオロメチ
    ル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
    メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
    メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
    ド、 7−クロロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒド
    ロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−ブチル−7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベ
    ンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (S)3−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフ
    ルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−
    オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−イル)−メタノール、 7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
    ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−フルオロ−5−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジ
    ヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 メタンスルホン酸7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
    −ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イルメチルエステル、 7−クロロ−5−イソプロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒ
    ドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
    ][1,8]ナフチリジン−5−イル)−アセトニトリル、 7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−カルバルデヒド、 3−ブロモ−5−シクロプロピルメトキシ−7−フルオロ−5−トリフルオロ
    メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
    ド、 5−ブチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−
    ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 5−ジイソプロポキシメチル−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−フルオロ−5−イソプロポキシメチル−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−イソブチル−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
    −ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−5−プロポキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
    −ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (S)7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10
    −ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−フルオロ−5−イソブトキシ−5−トリフルオロメチル−5,10
    −ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b]
    [1,8]ナフチリジン−5−イル)−アセトアルデヒド、 7−クロロ−5−(2,2−ジイソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロ
    メチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル
    −5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 2−(7−クロロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[
    b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−エタノール、 7−クロロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル
    −5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−フルオロ−5−(2−イソプロポキシ−エチル)−5−トリフルオ
    ロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキ
    シド、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
    ][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸tert−ブチルエステル、 (7−フルオロ−1−オキシ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ
    −ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸tert−ブチルエ
    ステル、 (7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b
    ][1,8]ナフチリジン−5−イル)−酢酸、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−2−メチルスルファニル−5−ト
    リフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン1−
    オキシド、 7−クロロ−5−イソブトキシ−2−メチルスルファニル−5−トリフルオロ
    メチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 5−ベンジルオキシ−7−クロロ−2−メチルスルファニル−5−トリフルオ
    ロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン、 7−クロロ−2−メチルスルファニル−5−(ピリジン−2−イルメトキシ)
    −5−トリフルオロメチル−5,10−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノ
    リン、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−トリフルオロメチル−5,1
    0−ジヒドロ−ピリミド[4,5−b]キノリン1−オキシド、 7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチ
    ル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド
    、 5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−7−フ
    ルオロ−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−7−フ
    ルオロ−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシ
    ド、 7−クロロ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−イソブトキシ−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−(1,1−ジフルオロ−エチル)−5−イソブトキシ−5,
    10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 (R)7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ
    −エチル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オ
    キシド、 (S)7−クロロ−5−シクロプロピルメトキシ−5−(1,1−ジフルオロ
    −エチル)−5,10−ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オ
    キシド、 3−クロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチル−9
    ,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチル−9
    ,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン8−オキシド、 3,6−ジクロロ−10−シクロプロピルメトキシ−10−トリフルオロメチ
    ル−9,10−ジヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−イソブトキシ−10−トリフルオロメチル−9,10−ジ
    ヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン、 3−クロロ−10−イソブトキシ−10−トリフルオロメチル−9,10−ジ
    ヒドロ−1,8,9−トリアザ−アントラセン8−オキシド、 7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5−イソプロポキシメチル−5,10−
    ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5−ジフルオロメチル−5−イソプロポキシメチル−5,10−
    ジヒドロ−ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン1−オキシド、 7−クロロ−1,5−ジヒドロ−5−(N−エチルアミノメチル)−5−(ト
    リフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピル−N−エチルアミ
    ノメチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン
    、 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b][1,8]ナフチリジン、 5−(アセトアミドメチル)7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(トリフ
    ルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−メチルスルフォニルメチル)
    −5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルアミドメチル)−5
    −(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 5,10−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(イソプロピルグアナジノメチル)
    −5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン、 1,5−ジヒドロ−7−フルオロ−5−(N−イソプロピルメチル)−5−(
    トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシド)、 5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−7−フルオロ
    −5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
    シド)、 5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−7−フルオロ
    −5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキ
    シド)、 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N−イソプロピルアミノメチル)−
    5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
    ド)、 7−クロロ−5−(N,N−ジエチルアミノメチル)−5,10−ジヒドロ−
    5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
    ド)、および 7−クロロ−5,10−ジヒドロ−5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−
    5−(トリフルオロメチル)[b][1,8]ナフチリジン−1−(N−オキシ
    ド) から選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物、あるいは薬剤として
    許容されるその塩またはN−酸化物。
  10. 【請求項10】 薬剤として許容される担体と、治療上有効な量の請求項1
    から9に記載の化合物または薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とす
    る薬剤組成物。
  11. 【請求項11】 HIV感染症の治療方法であって、このような治療を必要
    としている宿主に、治療上有効な量の請求項1から9に記載の化合物または薬剤
    として許容されるその塩を投与することを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 HIV感染症の治療方法であって、治療を必要としている
    宿主に、治療上有効な量の (a)請求項1から9に記載の化合物、および (b)HIV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤から成る群か
    ら選択された少なくとも1種の化合物 を組み合わせて投与することを含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 逆転写酵素阻害剤が、AZT、ddC、ddI、d4T、
    3TC、delavirdine、efavirenz、nevirapine
    、Ro18,893、trovirdine、MKC−442、HBY097、
    HBY1293、GW867、ACT、UC−781、UC−782、RD4−
    2025、MEN10979およびAG1549(S1153)から選択され、
    プロテアーゼ阻害剤が、saquinavir、ritonavir、indi
    navir、amprenavir、nelfinavir、palinavi
    r、BMS−232623、GS3333、KNI−413、KNI−272、
    LG−71350、CGP−61755、PD173606、PD177298
    、PD178390、PD178392、U−140690およびABT−37
    8から選択されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 逆転写酵素阻害剤が、AZT、efavirenzおよび
    3TCから選択され、プロテアーゼ阻害剤が、saquinavir、rito
    navir、nelfinavirおよびindinavirから選択されるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 逆転写酵素阻害剤がAZTであることを特徴とする請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 プロテアーゼ阻害剤がindinavirであることを特
    徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 HIV感染症の治療に有用な薬剤キットであって、治療上
    有効な量の (a)請求項1から8に記載の化合物、および (b)HIV逆転写酵素阻害剤およびHIVプロテアーゼ阻害剤から成る群か
    ら選択された少なくとも1種の化合物 を1つまたは複数の滅菌容器内に含むことを特徴とする薬剤キット。
  18. 【請求項18】 治療に使用することを特徴とする請求項1から9に記載の
    化合物。
  19. 【請求項19】 HIV感染症を治療するための薬剤の製造に使用すること
    を特徴とする請求項1から9に記載の化合物の使用。
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