JP2003506512A - アルミノシリケート安定化ハロゲン化ポリマー - Google Patents

アルミノシリケート安定化ハロゲン化ポリマー

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1以上の共安定剤を含むハロゲン化ポリマー樹脂を記載し、少なくとも1つの共安定剤は、式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2Oの合成結晶性アルミノシリケートを含む。ここで、Mは、電荷均衡カチオンであり、nは、Mの原子価でありかつ1または2であり、yは、1モルのAl23あたりのSiO2のモル数でありかつ1.85〜15(好ましい範囲は、約2〜5)であり、そしてwは、1分子のこのアルミノシリケートあたりの水和水のモル数であり、ここで、このアルミノシリケートは、約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズおよび約0.5μm〜約3μmの範囲の粒径を有する。ハロゲン化ポリマーを安定化する方法もまた記載され、これは、この処方物に上記アルミノシリケートを組み込むことによる。実質的に再水和しない脱水ゼオライトを作製するためのゼオライトプロセスの改良法もまた記載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、ハロゲン化ポリマーを安定化すること、およびその安定化のための
改善された方法に関する。より詳細には、本発明は、通常高温で成形品に加工さ
れるハロゲン化ポリマー樹脂の熱安定化に関する。特に、本発明は、特にこの目
的のために調製された特定の合成結晶性アルミノシリケートまたはゼオライトモ
レキュラーシーブでの、このような樹脂の熱安定化に関する。
【0002】 ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)および約15
0℃以上で形成される、他の塩素、フッ素または臭素含有ポリマーのような、ハ
ロゲン含有ポリマーは、たとえ加工に必要とされる比較的短い時間にこれらの温
度で維持される場合でも、安定化されていない限り、分解および脱色する傾向が
ある。このことが生じる場合、このポリマーは、利用可能でないかまたは製品結
果についての不良率が高いかのいずれかであり、そして形成プロセスからのスク
ラップ材料の再利用能力は、非常に損なわれる。
【0003】 このような樹脂の加工後、このようなハロゲン化ポリマーから作製された製品
はまた、安定化されそして適切に着色されない場合、劣化する傾向があり、日光
または他の紫外線への長期の曝露に対して脆化および亀裂または粉砕し、それに
よって、それらの意図される目的に使用されなくなる。
【0004】 非安定化形態のこれらの樹脂はまた、その材料が最終製品に形成されている際
に、加工機器(例えば、ダイおよびミルまたはカレンダーロール)上にプレート
する傾向がある。これは、このような樹脂から作製される製品の不完全性を生じ
、そしてこのような材料を扱うために使用される加工機器の頻繁なクリーニング
を必要とする傾向があり、これらはまた、製造の非効率性を生じる。例えば、高
温での非安定化PVCの加工はすぐに分解を生じ、この徴候は、変色、塩化水素
の脱離、および加工機器表面への不可逆性の接着である。
【0005】 これらの不安定性についての全ての機構については正確に知られていないが、
ハロゲン化ポリマー(特に、ポリ塩化ビニル(PVC)または塩素化ポリ塩化ビ
ニル(CPVC))の熱分解およびおそらく不安定性の他の示された形態は、H
Clの放出によって示される。HClがさらなる分解を触媒することが広範に知
られている。この分解の防止は、非常に低い濃度でのHClの維持および/また
は加工中のHClの中和を必要とする。
【0006】 ハロゲン化ポリマー(例えば、PVC)を安定化するための従来の方法は、種
々の無機安定剤、有機金属安定剤および有機安定剤の使用に焦点を当てていた。
使用されている無機安定剤としては、例えば、硫酸鉛(二塩基)、硫酸鉛(三塩
基)および硫酸鉛(四塩基);亜リン酸鉛(二塩基);および白鉛が挙げられる
。通常使用される有機金属安定剤としては、バリウム、カドミウム、鉛、スズ、
マグネシウム、アンチモンまたは亜鉛のような重金属の有機付加物が挙げられ、
これらは、しばしば、他の共安定剤および他の従来の添加剤との混合物である。
使用されている有機安定剤としては、例えば、単独またはこのような樹脂のため
の安定剤としての有機金属化合物との組み合わせでの、カルシウムセッケン、種
々の脂肪酸の多価エステル、ホスファイト、チオエステル、β−ジケトンなどが
挙げられる。
【0007】 アルミノシリケートまたはゼオライトモレキュラーシーブはまた、PVCのた
めの安定剤としての使用について示唆されている。例えば、米国特許第3,24
5,946号は、PVC樹脂の安定剤として活性化ゼオライトA(Zeolit
e A)の使用を開示する。そして、米国特許第4,000,100号は、従来
の有機金属安定剤または有機安定剤の混合物との組み合せでの、非活性化ゼオラ
イト3A、4Aまたは5Aモレキュラーシーブの使用を開示する。一次安定剤お
よび二次安定剤の複合系を利用することもまた公知であり、安定化系の1つの成
分として、米国特許第4,590,233号に開示されるような、水和水として
13%〜25%の範囲の水含量を有する粉末化した結晶性の合成水和アルミノシ
リケートが挙げられる。
【0008】 PVC樹脂についての安定化システムの一部としてゼオライトまたはアルミノ
シリケートを利用する先行技術の中では、結晶水のレベルのような因子および/
またはアルミノシリケートの孔径に焦点があてられていた。ゼオライトの好まし
い粒径範囲もまた記載される。おそらく、特定のサイズ範囲は、最適の分散およ
び向上した物理的特性(例えば、引張り強さおよび他の固形ポリマー添加物(例
えば、炭酸カルシウム)について公知のようなモジュール)を与える。
【0009】 しかし、本発明者らは、粒径の減少と熱安定性の増強との間の直接的な相関を
確立または示唆する先行技術の開示を全く知らない。粒径と微結晶サイズとの間
の本発明に関して行われた識別に対する先行技術の開示に付随して得られた重要
性についても全く知らない。従来のゼオライトは、粒子へと塊状化する、小さな
立方晶系または角柱系微結晶および/または他の幾何学的形状(例えば、斜方晶
系、十二面体、球顆状、八面体など)ならびにそれらの組み合わせおよび連晶か
らなる。塊状化および/または連晶の程度は、光散乱または他の分光学的技術に
よって代表的に決定される粒径分布を決定するのに対して、微結晶サイズは事実
上、粒径には依存せず、そして代表的に走査電子顕微鏡法画像によって決定され
る。この識別の一例として、現在市場で売られるゼオライト4Aおよびファージ
ャサイト型ゼオライトは代表的に、約1.0ミクロン〜5.0ミクロンの微結晶
サイズを有し、この平均粒径は約3.0ミクロン〜10.0ミクロン以上である
。さらに、先行技術では粒径を減少させるための方法を認識しているが、先行技
術では、本出願において請求したような小さな微結晶ゼオライトについての調製
手順を考察していない。
【0010】 因子(例えば、錯体安定化システムおよびゼオライトの活性化)の使用はアル
ミノシリケートがPVC樹脂を安定化する能力においてかなりの改善をもたらし
たとはいえ、特に、PVC、CPVCおよび他のハロゲン化ポリマーについての
熱安定化のレベルにおけるなおさらなる改善が必要とされている。
【0011】 従って、本発明の主な目的は、ハロゲン化ポリマー成形樹脂(例えば、PVC
、CPVCおよび高温で物品を形成するために利用される他のハロゲン化ポリマ
ー)の熱安定性における改善を提供することである。
【0012】 (発明の簡単な要旨) ハロゲン化ポリマー樹脂の安定性におけるこれらおよび他の改善が、このよう
なハロゲン化ポリマーの安定化成分として、個々の結晶が約0.01μm〜約1
.0μmの範囲の微細な微結晶サイズを有するアルミノシリケートを利用するこ
とによって、本発明によって得られることが今や見出された。驚くべきことに、
粒径はハロゲン化ポリマーシステムの物理的特性の維持において重要であるが、
微細な微結晶サイズを有するアルミノシリケートの利用は、これらのポリマーの
熱安定化におけるさらなる改善を得るために重要であることが今や見出された。
このような微細な微結晶粒径安定剤は通常、従来の無機の、有機金属の、または
有機の共安定剤(co−stabilizer)と共に用いられる。
【0013】 さらに、例えば、可撓性PVCの適用についてよりも比較的高濃度のアルミノ
シリケートが必要とされるCPVC処方物および剛直なPVC処方物においては
、約0.5μm〜約3μmの範囲の粒径が好ましいことが見出された。さらに、
アルミノシリケートの比較的低い程度の水和を維持することは、水泡が生じるの
を防ぐために重要である。アルミノシリケートの約8重量%水未満の水含有量ま
でのアルミノシリケートのスチームか焼脱水は、10%の水含有量を超えるアル
ミノシリケートの再水和を防ぐ。このようなスチームか焼脱水ゼオライトは、比
較的高濃度のゼオライトを有する処方物において使用する場合に水泡を防止する
ためまたは最少にするために特に充分に適切である。 (発明の詳細な説明) 一般に、本発明は、ハロゲン化ポリマー樹脂および約0.01μm〜約1.0
μmの範囲の、好ましくは、約0.2μm〜1μmの範囲の平均微結晶サイズ、
そして最も好ましくは、約0.2μm〜約0.85μmの範囲の微細な平均微結
晶サイズを有する安定化量の合成結晶性アルミノシリケートを含む、安定化ハロ
ゲン化ポリマー組成物を含む。微結晶サイズは本発明に重要であるとはいえ、粒
径は、一般に広範囲に変動し得るが、約0.1μm〜約5.0μmの範囲の、よ
り好ましくは特にCPVCおよび剛直なPVC処方物においては、約0.1μm
〜約3μmの平均粒径を有する粒子を用いることが好ましい。本発明にまた含ま
れるのは、ハロゲン化ポリマーを、単独で、または従来の無機の、有機金属の、
および/もしくは有機の共安定剤と組み合わせて、上記のアルミノシリケートと
混合することによって、このような化合物を安定化するための方法である。
【0014】 本発明における使用のために適切なポリマー樹脂は、以下を含むがこれらに限
定されないハロゲン化ポリマー樹脂である:ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化
ポリ塩化ビニル(CPVC)、ポリクロロプレン(Neoprene)、アクリ
ロニトリル−塩化ビニルコポリマー(Dynel)、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン−塩化ビニル
コポリマー、またはポリフルオロ−塩素化エチレンポリマー、最も好ましくは、
ハロゲン化ビニルポリマー樹脂。ポリ塩化ビニルおよびクロロ化ポリ塩化ビニル
は、本発明における使用のために特に好ましい樹脂である。本発明は、剛直なP
VC処方物および可撓性PVC処方物の両方において用いられ得る。本明細書中
で使用する場合、「剛直な」処方物は、可塑剤または可塑剤および/もしくはエ
ラストマーの組み合わせを、樹脂100部あたり(phr)0〜約5部未満の濃
度で有すると定義される。「可撓性」処方物は代表的に、約5phrより多くか
ら約150phr程度までの可塑剤を有する。CPVC処方物は代表的には剛直
のみである。
【0015】 本発明のために使用されるPVCは、いくつかの型のうちの1つであり得る;
その特性は、重合方法および重合温度に依存して変動し得る。重合温度が高いほ
ど、生成されるPVCの分子量が小さくなる。代表的なPVC樹脂は、約20,
000〜約100,000の範囲の数平均分子量、および約41〜約98の範囲
のフィッケンチャー(Fikentscher) K値を有する。特定の分子量
のPVC樹脂は、特定の適用のための最適な物理的特性およびプロセス性能を示
す。一般的に、懸濁PVC樹脂は、大量(mass)重合または乳化重合によっ
て生成されるPVC樹脂よりも熱的により安定である。重合方法および製造条件
に依存して、PVCは、樹脂粒径および多孔度が変動し得、そして同じ処方物に
おいて異なって機能し得る。
【0016】 本発明において使用されるアルミノシリケートは、「ゼオライト」と通常呼ば
れる、合成結晶性アルミノシリケートである。ゼオライトは、その結晶構造内お
よびその結晶構造外への低分子の分散を可能にする別々の(discreet)
チャネルおよびかごを有する材料である。これらの材料の有用性は、大きな内表
面積への接近を可能にし、そして吸着能力およびイオン交換能力を増加させる、
それらの微細構造にある。
【0017】 本発明において有用なアルミノシリケートまたはゼオライトは、一般的に、化
学式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2Oによって示され得、ここで、Mは
、電荷均衡(charge balancing)カチオンであり、nは、Mの
価数であり、1または2であり、yは、SiO2のモル数であり、約1.8〜約
15であり、そしてwは、アルミノシリケート1分子あたりの水和水のモル数で
ある。
【0018】 この式中のMによって表される適切な電荷均衡カチオンとしては、ナトリウム
、カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、テトラ−アルキルおよび/また
は−アリールアンモニウム、リチウム、NH4、Ag、Cd、Ba、Cu、Co
、Sr、Ni、Feおよびそれらの混合物のようなカチオンが挙げられる。好ま
しいカチオンは、アルカリ金属カチオンおよび/またはアルカリ土類金属カチオ
ンであるが、但し、Mが、ナトリウムおよびカリウムおよび/またはカルシウム
を含むアルカリ金属またはアルカリ土類金属の混合物である場合、好ましいカリ
ウムおよび/またはカルシウム含有量は、総アルカリ金属含有量または総アルカ
リ土類金属含有量の約35重量%未満である。
【0019】 yによってこの式において表されるアルミノシリケート1分子あたりのSiO 2 のモル数は、約1.8以上の範囲にあり得るとはいえ、これは、適切には約1
.85〜約15、より適切には約1.85〜約10、好ましくは約2〜約5の範
囲にあり、そして以下に記載の特定の実施形態に関しては約1.8〜約3.5の
範囲にある。
【0020】 wによってこの式において表される水和水としてのゼオライト中の水のモル数
は、適切には約0.1より大きく、より適切には約0.1〜約10の範囲にある
【0021】 ゼオライト骨格は、共有された酸素原子によって連結されたSiO4四面体(
tetrahedra)から構成される。アルミニウムによるケイ素の置換は、
電荷の不均衡を生じ、これは、この電荷を均衡化するために非骨格カチオンを必
要とする。これらのカチオンは、これらの材料のチャネルおよびかごの内側に含
まれ、他のカチオンによって置換されて、イオン交換特性を生じ得る。これらの
材料における水は代表的に、ホスト構造をインタクトなままにして可逆的に除去
され得るが、いくつかの骨格のひずみが生じ得る。さらに、これらの材料は代表
的にアルカリ性である。水中への低SiO2/Al23比の材料の懸濁はしばし
ば、9よりも大きなpHを生じる。高アルカリ度とこれらの化合物の孔構造との
この組み合わせは、処理の間に放出された酸を中和し、そして不活性な塩を形成
することによって、および/または過剰なカチオン性金属をスカベンジングする
ことによって、これらのゼオライトがハロゲン化ポリマーを安定化する能力を主
として担うと考えられる。
【0022】 ゼオライトは頻繁に、それらの結晶単位格子構造によって分類される(W.M
.Meier,D.H.Olson,およびCh.Baerlocher,At
las of Zeolite Structure Types,Elsev
ier Press(1996)第4版を参照のこと)。本発明において安定剤
としての用途に適切なゼオライトとしては、ゼオライトA、ゼオライトP、ゼオ
ライトXおよびゼオライトYとして特徴付けられる化合物が挙げられる。他のゼ
オライトもまた本発明において有用であり得るとはいえ、好ましいアルミノシリ
ケートはゼオライトAである。
【0023】 好ましくは、実質的に無水であるゼオライトが用いられる;すなわち、水和物
水の多くが、ハロゲン化ポリマー処方物への組込みの前に脱水によって除去され
たアルミノシリケート。このような生成物は頻繁に、当業者によって「活性化さ
れたゼオライト」と呼ばれる。本発明において特に有用な、適切な活性化された
ゼオライトは、その水含有量が、アルミノシリケートの約0.1重量%〜約20
重量%の範囲、有利には約0.5重量%〜約18重量%の範囲、そして最も便利
には約1重量%と約15重量%との間にあるレベルまで脱水されたゼオライトで
ある。以下に記載の好ましい実施形態では、ゼオライトは、ゼオライトの約8重
量%未満の水含有量までスチームか焼される。 アルミノシリケートが約0.1ミクロン〜約10ミクロンの範囲の平均粒径を
有することもまた望ましく、適切には、ここで、粒子の少なくとも約90%は、
約50μm未満であり、有利には約25μm未満であり、そして最も適切には約
10μm未満である。アルミノシリケートが約2.8オングストローム〜約8オ
ングストロームの範囲にある平均マイクロポア直径、および/または約3m2
g〜約300m2/gの範囲にある外表面積を有することもまた望ましい。
【0024】 以前に示したように、上記で同定されたアルミノシリケートは、ハロゲン化ポ
リマーおよびPVC樹脂の安定化のために従来用いられる共安定剤を用いて適切
に処方され得る。適切な安定剤としては、有機金属錯体(例えば、マグネシウム
、アンチモン、カドミウム、バリウム、スズ、カルシウム、亜鉛および/もしく
は鉛)、有機錯体(例えば、種々の脂肪酸の多価エステル、β−ジケトン、有機
ホスファイト、ヒンダードアミン、有機メルカプタン、エポキシド化油、エポキ
シ化合物および/もしくはフェノール)、無機錯体(例えば、二塩基性、三塩基
性および/もしくは四塩基性の硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛および/もしくは白
鉛)、ならびに/またはこのような有機金属錯体、有機錯体および無機錯体の種
々の組み合わせが挙げられる。
【0025】 本発明の方法の局面によれば、ハロゲン化ポリマー樹脂の安定化のための方法
が提供され、この方法は、樹脂を、式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2
の合成結晶性アルミノシリケートを含む安定剤と化合させる工程を包含し、ここ
で、M、n、yおよびwは上記に定義した通りであり、ここで、このアルミノシ
リケートは、約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズを有する。本
発明のプロセスの局面を実施する際に、アルミノシリケートは、重合の前、重合
の間または重合後にアルミノシリケートを樹脂のモノマーと混合することによっ
て、生成の間にポリマーと混合され得る。本発明の組成物の局面については、ア
ルミノシリケートが約0.1μm〜約10μmの範囲の平均粒径を有することも
また好ましい。
【0026】 添加されるゼオライトの量は、用途、用いられる樹脂の種類および処方物に依
存する。例えば、比較的多量の可塑剤を有する大部分の可撓性PVC処方物では
、有効量のゼオライトは代表的に、約1phr以下の範囲にあり得るが、所望の
場合、より多くもまた用いられ得る。可塑剤がほとんどまたは全く存在しない剛
直なPVCおよびCPVC処方物では、有効量のゼオライトは代表的に、約0.
05phr〜約10phrの範囲にわたる。上記の通り、ゼオライトの量が増加
するにつれて、プラスチックの物理的特性に対する潜在的影響に起因して、ゼオ
ライトの粒径はより重要になる。例えば、より大きな粒径のゼオライトは、衝撃
抵抗性ならびに引張り強さおよび曲げ強さに負に影響を与え得る。それゆえ、剛
直なPVC適用およびCPVC適用では、ポリマー処方物中に容易に分散する、
より小さな粒径のゼオライトを使用することが望ましい。ゼオライトの微結晶構
造を破断させることなく粒径を減らすことが望ましいので、受容可能な粒径の下
限は、晶化(crystallize)サイズによって制限される。従って、よ
り小さな粒径のゼオライトが所望される場合、比較的小さな結晶サイズを有する
ゼオライトを使用することもまた好ましい。
【0027】 水和の程度、交換可能なカチオンの性質、共安定剤の選択および孔の直径は、
アルミノシリケートがハロゲン化ポリマーに対して熱安定性を付与する能力にお
いて重要な考慮すべき事項であることが公知であるとはいえ、微結晶サイズは一
般に、アルミノシリケートがさらなる熱安定性を付与する能力においてさらなる
改善を得る際に最も重要な因子であることが見出された。しかし、上記のように
、上昇した濃度のゼオライトが用いられる適用において、粒径もまた重要である
。さらに、このような適用において、水和の程度もまたより重要になる。例えば
、押出し操作において、約1.2phrよりも高い濃度のゼオライトは、押出し
物中の水泡を放出させることが見出された。
【0028】 多数のプロセスによってゼオライトを脱水して、水和の程度を減らすことが公
知である。しかし、本発明者らは、得られる脱水ゼオライトが、このような脱水
後に実質的に再水和しないので、特定の条件下でのスチームか焼が好ましいこと
を見出した。スチームか焼プロセスの厳しさは、時間、温度、蒸気含有量および
圧力に依存することが当該分野で周知である。充分に厳しいスチームか焼または
空気か焼がゼオライトの結晶構造を破壊することもまた公知である。一方、比較
的穏やかなスチームか焼条件は、ゼオライト構造が脱アルミン酸化(de−al
uminate)されるのを可能にし、そしてなおゼオライトの結晶性を維持す
るが、また、ゼオライトは再水和する能力を有したままである。本発明者らは、
シリカ:アルミナの比が低いゼオライトを穏やかなスチームか焼条件に供するこ
とが、ゼオライトの結晶構造の悪化を最少にし、そして有意には再水和しない脱
水ゼオライトを提供することを見出した。このようなスチームか焼脱水ゼオライ
トは、ハロゲン化ポリマーについての共安定剤として理想的である。ゼオライト
の少なくとも50%の結晶化度を維持しながらゼオライトの約8重量%以下の水
含有量までゼオライトを脱水するために充分な時間および圧力での、約20%〜
約100%蒸気の蒸気百分率を用いる約400℃〜約700℃のか焼温度は、脱
水ゼオライトが、ゼオライトの約10重量%を超えた水含有量まで再水和するこ
とを妨げることが示された。例えば、大気圧での650℃にて1時間での50%
蒸気は、有効であることが見出された。400℃にて約1〜5時間の100%蒸
気、または逆に700℃にて15分間〜1時間の20%〜80%の蒸気もまた、
有効であり得ることもまた意図される。 驚くべきことに、より大きな粒径材料をより細かい粒径へと単に粉砕すること
は単独では、熱安定性を改善することにはそれほど寄与しない。むしろ、微結晶
の凝集した粒子とは逆に、微結晶自体のサイズが、安定性においてこれらの改善
を得るために上記で述べた範囲内に減らされなければならない。ゼオライトの結
晶サイズ単独は安定性要件が代表的により低い可撓性PVC適用において重要で
あるとはいえ、安定性がより重要である適用(例えば、より高い濃度のゼオライ
トが所望される剛直なPVC適用およびCPVC適用)については、より小さな
平均ゼオライト粒径もまた、上記のように、改善された性能に対して寄与する。
従って、比較的高濃度のゼオライトについて、粒径および微結晶サイズの両方が
重要であり、そしてより大きな粒径材料をより小さな粒径へと粉砕することは、
小さな結晶化度と共に、所望の改善された性能を提供する。しかし、本発明に従
って得られる微細な微結晶の破断を妨げるかまたは最少にするように粒径低下工
程を慎重に実施することが望ましい。
【0029】 微結晶サイズにおける減少は、以下に示す詳細な調製実施例に示すように、結
晶成長を制御する核含有溶液(溶液A)をアルミノシリケートの生成の間に利用
することによって、アルミノシリケートを製造するプロセスにおいて達成され得
る。
【0030】 (実施例1) (溶液Aの合成) 試薬等級の水酸化ナトリウムペレット(316.3g)を、脱イオン水(31
6.3g)に添加し、そしてこの溶液が透明になるまで攪拌した。次いで、この
溶液を沸騰するまで加熱し、そして酸化アルミニウム三水和物(63.1g)を
、これが溶解するまで攪拌溶液にゆっくりと添加した。次いで、この溶液を10
0℃未満まで冷却し、そして脱イオン水(1090.4g)を添加した。2.0
の比のナトリウムシリケート(1,237.5g,SiO2/Na2O=2.0,
56重量%の水)溶液を、この攪拌アルミネートにゆっくりと添加し、そして使
用の前に少なくとも12時間寝かせた。
【0031】 (微細な微結晶の4Aゼオライトの合成−実施例1B) 試薬等級の水酸化ナトリウムペレット(203.5g)を、脱イオン水(20
3.5g)に添加し、そしてこの溶液が透明になるまで攪拌した。次いで、この
溶液を沸騰するまで加熱し、そして酸化アルミニウム三水和物(162.0g)
を、これが溶解するまで加熱攪拌溶液にゆっくりと添加した。次いで、この溶液
を100℃未満に冷却し、脱イオン水(180g)で希釈し、さらに60℃まで
冷却した。
【0032】 別々に、2.0の比のナトリウムシリケート(395g,SiO2/Na2O=
2.0,56重量%の水)溶液を、脱イオン水(1,615g)で希釈し、そし
て均質化するまで攪拌した。15分間かけて、前の段落のアルミネート溶液をこ
の溶液に低速攪拌を用いて添加した。次いで、上記の溶液A(38.7g)を攪
拌し、この溶液に添加した。この混合物を、水浴中に配置し、94℃まで加熱し
、そしてその温度で約1時間攪拌した。
【0033】 得られたスラリーを濾過し、そして周囲温度の脱イオン水(1.0リットル、
NaOHを使用してpHを10.5に調整した)中で再度スラリーにし、そして
濾過した。この洗浄プロセスをもう1度繰り返し、そしてこの粉末を100℃で
約12時間乾燥した。
【0034】 実施例1Bを、表1に示される試薬の量を置き換えて同様の手順を用いて調製
したさらなるサンプル(実施例1Aおよび1C)と一緒に、以下の表1に要約す
る。
【0035】 表1. 小さな微結晶の4Aゼオライトの合成
【0036】
【表1】 以下の実施例2A、2Bおよび3は、Zeolite Molecular
Sieves,D.Breck,Krieger Publishing Co
mpany,Malabar,Florida,Chapter 4,pp.2
60−274に記載の手順の適応によって一般に調製した研究室調製物である。
【0037】 (実施例2A) (4Aゼオライトの合成) 試薬等級の水酸化ナトリウムペレット(207g)を、脱イオン水(207g
)に添加し、そしてこの溶液が透明になるまで攪拌した。次いで、この溶液を沸
騰するまで加熱し、そして酸化アルミニウム三水和物(162.0g)を、これ
が溶解するまで攪拌溶液にゆっくりと添加した。次いで、この溶液を100℃未
満まで冷却させ、脱イオン水(240g)を添加し、そしてこれを60℃まで冷
却させた。
【0038】 次いで、2.0の比のナトリウムシリケート(408g,SiO2/Na2O=
2.0,56重量%の水)溶液を、脱イオン水(1,130g)で希釈し、そし
て均質化するまで攪拌した。15分間かけて、この溶液を低速攪拌を用いてアル
ミネートに添加した。次いで、この混合物を水浴中に配置し、94℃まで加熱し
、そしてその温度で約1時間攪拌した。
【0039】 得られたスラリーを濾過し、そして周囲温度の脱イオン水(1.0リットル、
NaOHを使用してpHを10.5に調整した)中で再度スラリーにし、そして
濾過した。この洗浄プロセスをもう1度繰り返し、そしてこの粉末を100℃で
約12時間乾燥した。
【0040】 得られたゼオライト結晶は、3.0μmの平均微結晶サイズおよび6.53μ
mの平均粒径を有した。
【0041】 (実施例2B) (4Aゼオライトの合成) 試薬等級の水酸化ナトリウムペレット(207g)を、脱イオン水(207g
)に添加し、そしてこの溶液が透明になるまで攪拌した。次いで、この溶液を沸
騰するまで加熱し、そして酸化アルミニウム三水和物(162.0g)を、これ
が溶解するまで攪拌溶液にゆっくりと添加した。次いで、この溶液を100℃未
満まで冷却させ、脱イオン水(240g)を添加し、そしてこれを60℃まで冷
却させた。
【0042】 次いで、2.0の比のナトリウムシリケート(408g,SiO2/Na2O=
2.0,56重量%の水)溶液を、脱イオン水(1,130g)で希釈し、そし
て均質化するまで攪拌した。アルミネートを、15分間かけて低速攪拌を用いて
この溶液に添加した。次いで、この混合物を水浴中に配置し、94℃まで加熱し
、そしてその温度で約1時間攪拌した。
【0043】 得られたスラリーを濾過し、そして周囲温度の脱イオン水(1.0リットル、
NaOHを使用してpHを10.5に調整した)中で再度スラリーにし、そして
濾過した。この洗浄プロセスをもう1度繰り返し、そしてこの粉末を100℃で
約12時間乾燥した。
【0044】 得られた生成物は、1.25μmの平均微結晶サイズおよび3.07μmの平
均粒径を有した。
【0045】 表2. 4Aゼオライトの合成
【0046】
【表2】 (実施例3) (小さな結晶の13Xゼオライトの合成) 50重量%のNaOHの溶液(141g)を、沸騰するまで加熱し、そして酸
化アルミニウム三水和物(81g)を、これが溶解するまで攪拌溶液にゆっくり
と添加した。次いで、この溶液を100℃未満まで冷却させ、脱イオン水(55
g)を添加し、そしてこれを周囲温度まで冷却させた。
【0047】 次いで、3.2の比のナトリウムシリケート(194g,SiO2/Na2O=
3.2,62重量%の水)溶液を、脱イオン水(901g)で希釈し、そして均
質化するまで攪拌した。この溶液に、15分間かけて低速攪拌を用いてアルミネ
ートを添加した。次いで、上記の溶液A(387.5g)をこの溶液に添加した
。次いで、この混合物を水浴中に配置し、94℃まで加熱し、そしてその温度で
約6時間放置した。
【0048】 得られたスラリーを濾過し、そして周囲温度の脱イオン水(2.0リットル、
NaOHを使用してpHを10.5に調整した)中で再度スラリーにし、そして
濾過した。この洗浄プロセスをもう1度繰り返し、そしてこの粉末を100℃で
約12時間乾燥した。これは以下の実施例3Dである。
【0049】 さらなる実施例3A〜3Cを、種々の量の溶液Aを用いて同様の手順を使用し
て調製した。結晶サイズを、表3に要約する。
【0050】 表3. 小さな結晶の13Xゼオライトの合成
【0051】
【表3】 (実施例4) 微結晶サイズの異なる4Aゼオライトのサンプルを、表4に示されるように可
塑化PVC処方物に配合した。試験の各セットのための処方物を、共通のマスタ
ーバッチから調製し、次いで示される量のゼオライトを添加した。このマスター
バッチを、以下のように調製した:Henschel高強度実験ミキサーを、約
77℃まで予熱した。次いで、PVC樹脂(1,200g)およびエポキシド化
ダイズ油(ESO)を充填し、この混合物を3000RPMで攪拌した。このブ
レンドが70℃に達したときに、ジ−オクチルフタレート(DOP)可塑剤をゆ
っくりと添加した。75℃で、ステアリン酸亜鉛および酸化ポリエチレンワック
スを添加し、そして80℃で、このブレンドを冷却し、そして攪拌を約1900
RPMまで低下させた。温度が45℃未満まで低下したとき、このミキサーを空
にした。
【0052】 次いで、このゼオライトを、以下のように各処方物に添加した:PVCマスタ
ーバッチ(300g)およびゼオライト(0.59g)を、食品加工ミキサーに
添加した。この粉末ブレンドを15分間混合した。
【0053】 この粉末PVC化合物の熱安定性試験を、動的熱安定性(DTS)試験を使用
して行った。(ASTM方法D 2538−95)DTSを、平衡状態のトルク
が確立した後に、トルクの20%の増加に達するために必要とされる時間として
、以下の実施例において規定する。DTS試験は、以下の条件でHaakeトル
クレオメーターを使用して行った:190℃、100RPMおよび63gのサン
プル。
【0054】 表4. 処方物および特性
【0055】
【表4】 *樹脂100部当たりの部。** ゼオライトを含まないコントロール。
【0056】 表4のデータから観察されるように、安定剤としての4Aゼオライトの性能は
、微結晶のサイズが3μmから0.4μmに減少した場合に有意に改善される。
結晶サイズのさらなる減少は、外部表面積を増加させるが、安定剤としての性能
は改善しない。粒径との直接的な関連は観察されない。
【0057】 (実施例5) この実施例は、大きな微結晶の4Aゼオライトおよび小さな微結晶の4Aゼオ
ライトを使用して、PVCの安定剤としての性能についての粒径の減少の相対的
効果を実証する。実施例2に記載の4Aゼオライトを、その粒径を減少させるた
めに120psiでmicronizerTMジェットミルを使用して粉砕した。
次いで、このゼオライトを実施例4の可塑化PVC処方物に配合し、そして同じ
条件で試験した。実施例5の処方物および試験した結果を、以下の表5に示す。
【0058】 表5. 処方物および特性
【0059】
【表5】 *比較の目的のために、AdveraTM401P(市販の4Aアルミノシリケー
トゼオライト)を使用した。AdveraTMは、PQ Corporation
の商標である。
【0060】 表5のデータから観察されるように、粒径の減少は、小さな微結晶または大き
な微結晶のいずれのゼオライトに対しても、PVC安定剤としての4Aゼオライ
トの性能を改善しない。しかし、この実施例は、比較的低濃度のゼオライトが使
用された可撓性PVC処方物を扱っていることに注意すべきである。実施例12
について以下で記載するように、粒径の減少は、より高いゼオライトローディン
グでの、CPVCおよび堅いPVC処方物における性能を改善しない。
【0061】 (実施例6) 実施例6は、PVCのための安定剤としての性能についての、フォージャサイ
ト構造のゼオライト13Xの微結晶サイズの減少の効果を実証する。Xゼオライ
トを、可撓性PVC処方物と配合し、そして実施例4のように試験した。Met
rastatTM静的熱安定試験を、DIN 5381FおよびAFNOR T5
1−224に従って、MetrastatTMオーブンを使用して190℃で2時
間行った。この処方物を、HaakeTM二軸スクリューエクストルーダーを使用
して175℃のストック温度で押出し、試験のための1×0.04インチのスト
リップを作製した。以下の実施例についてのMetrastatTMの初期カラー
は、色の変化が観察可能になるまでの時間として規定され、そしてMetras
tatTMの安定性は、暗褐色または黒への色の変化として観察される完全な分解
までの時間として規定される。表6は、処方物および試験の結果を示す。
【0062】 表6. 処方物および特性
【0063】
【表6】 *比較の目的のために、AdveraTM201(市販の13Xアルミノシリケー
トゼオライト)を使用した。AdveraTMは、PQ Corporation
の商標である。
【0064】 表6からの結果の分析は、Xゼオライトの微結晶サイズの減少が、PVC安定
剤としての性能を改善することを実証する。しかし、粒径との直接的な関連は観
察されない。しかし、ここで、粒径がより高いゼオライトローディングでの要因
であり得ることもまた注意されるべきである。
【0065】 (実施例7) 実施例7は、より高い安定剤ローディングでの、小さな微結晶のゼオライトA
および13Xの性能を示す。可塑化PVC化合物を、実施例4に示した条件で、
調製および試験した。表7を以下に示し、これは調製したPVC処方物およびそ
の特性を列挙する。
【0066】 表7. 処方物および特性
【0067】
【表7】 表7に示されるように、ゼオライトAおよびXの増加したレベルは、PVC処
方物のDTSを改善する。しかし、ゼオライトAが好ましい。
【0068】 (実施例8) 実施例8は、PVCのための安定剤としての他のゼオライトの性能を比較する
。PVC処方物を、実施例4に記載するように調製し、そして試験した。その評
価を、以下の表8に記載する。
【0069】 表8. 処方物および特性
【0070】
【表8】 *ZeolystTMは、Zeolyst Internationalの商標で
ある。
【0071】 表8の結果は、全てのゼオライトが、PVCのための安定剤として同様に機能
するわけではないことを実証する。ゼオライトAは、好ましいゼオライトである
【0072】 (実施例9) 実施例9は、熱的に活性化されたゼオライト4Aの効果を示す。1.5μmお
よび0.4μmの結晶サイズを有するゼオライトを、以下に示される温度で4時
間加熱した。ゼオライトAサンプル中の水分レベルを、1000℃での強熱減量
(LOI)によって試験した。PVC処方物を、実施例4に記載されるように調
製し、そして試験した。表9は、PVC処方物およびその特性を列挙する。
【0073】 表9. 処方物および特性
【0074】
【表9】 *比較目的のために、AdveraTM401P(市販の4Aアルミノシリケート
ゼオライト)を使用した。AdveraTMは、PQコーポレイションの商標であ
る。
【0075】 表9の結果によって、4Aゼオライトの水和レベルは、PVC安定剤としての
その性能に影響を及ぼすことが示される。最適な範囲は、約4%〜22%である
。しかし、本実施例が、相対的に低いゼオライトローディングを有する可撓性P
VC処方物に関することに注意すべきである。
【0076】 (実施例10) 実施例10は、実施例1Bの性能を示す(ここで、交換可能なナトリウムカチ
オンの一部が、カリウムで置換されている)。これらのサンプルを、従来のイオ
ン交換方法を用いて調製した。(Zeolite Molecular Sie
ves,D.Breck,Krieger Publishing Compa
ny,Malabar,Florida 第7章、537〜549頁)。カリウ
ム交換されたAゼオライトを、可撓性PVC処方物に配合し、実施例4のように
試験し、そして以下の表10に示す。
【0077】 表10. 処方物および特性
【0078】
【表10】 *比較目的のために、AdveraTM401P(市販の4Aアルミノシリケート
ゼオライト)を使用した。AdveraTMは、PQコーポレイションの商標であ
る。
【0079】 (実施例11) 実施例11は、Advera 401Pおよび実施例1B(ここで、交換可能
なナトリウムカチオンの一部が、カルシウムで置換されている)の性能を示す。
これらのサンプルを、従来のイオン交換方法を用いて調製した。(Zeolit
e Molecular Sieves,D.Breck,第7章、537〜5
49頁)。カルシウム交換されたAゼオライトを、可撓性PVC処方物に配合し
、実施例4のように試験し、そして以下の表11に示す。
【0080】 表11. 処方物および特性
【0081】
【表11】 *比較目的のために、AdveraTM401P(市販の4Aアルミノシリケート
ゼオライト)を使用した。AdveraTMは、PQコーポレイションの商標であ
る。
【0082】 (実施例12) 以下の実施例は、CPVCパイプ処方物における動的熱安定性(dynami
c thermal stability)の性能に対する、ゼオライトの微結
晶サイズおよび粒径の両方の減少に関する、正の効果を示す。
【0083】 表12. 処方物および特性
【0084】
【表12】 a80/20の大きい結晶に対する小さい結晶の比を有する双峰分布。b X線回折によって測定された、開始結晶性と比較した結晶性。c TempRite(登録商標)3114は、BF Goodrich Com
panyにより販売される、粉末のCPVCパイプ化合物である。d 異例な結果。
【0085】 実施例12Aを、実施例1Bと同じ比で調製した。実施例12Bを、実施例1
2Aの材料をロタジェットミリング(rota−jet millimg)によ
って調製した。
【0086】 (実施例12Cの合成) 実施例12Cを、まず、試薬グレードの水酸化ナトリウムペレット(298.
0g)を(298.0g)脱イオン水に溶解することによってアルミン酸ナトリ
ウム溶液を調製することによって、調製した。この溶液を100℃まで加熱し、
そして酸化アルミニウム三水和物(324g)を、溶解するまで攪拌しながらゆ
っくりと添加した。次いで、生じたアルミン酸ナトリウム溶液を75℃より下に
冷却し、次いで、さらに(1212.5gの)脱イオン水を添加した。次いで、
この溶液を室温に冷却した。1.5の比のケイ酸ナトリウム(903.0g、S
iO2/Na2O=1.5、57重量%の水)溶液を、(1510.5g)脱イオ
ン水を用いて希釈した。この溶液に対して、アルミン酸ナトリウム溶液を、30
分間にわたって強く攪拌しながら添加し、次いで、さらに15分間均質化した。
この反応混合物を、1時間65.5℃で寝かせた。次いで、この反応混合物を、
3時間93.3℃に加熱した。次いで、この内容物を濾別し、脱イオン水で洗浄
し、そして分析した。この生成物は、X線回折によって決定されたように純粋な
ゼオライトAから成り、そして1.0 Na2O:1 Al23:2.00 S
iO2の化学組成を有した。
【0087】 (実施例12Dの合成) 実施例12Dを、まず、(1290.0g)脱イオン水中、試薬グレードの水
酸化ナトリウムペレット(307.6g)、酸化アルミニウム三水和物(280
.0g)を用いて、実施例12Cの上記のような手順によって、アルミン酸ナト
リウム溶液を調製し、次いで、室温に冷却することによって調製した。1.5の
比のケイ酸ナトリウム(792.0g、SiO2/Na2O=1.5、57重量%
の水)溶液を、(1290.0g)脱イオン水を用いて希釈した。この溶液に対
して、アルミン酸ナトリウム溶液を、60分間にわたって強く攪拌しながら添加
した。次いで、溶液A(31.2g)を、この反応混合物に添加し、15分間十
分に混合した。次いで、この反応混合物を、1.5時間93.3℃に加熱した。
次いで、この内容物を濾別し、脱イオン水で洗浄し、そして分析した。この生成
物は、X線回折によって決定されたように純粋なゼオライトAから成った。
【0088】 実施例12Eを、実施例12Dと同じ比で調製し、次いで、ロールミリング(
roll−milling)プロセスを用いて機械的に粉砕した。
【0089】 (実施例12Fの合成) 実施例12Fを、まず、(1100.0g)脱イオン水中、試薬グレードの水
酸化ナトリウムペレット(335.0g)、酸化アルミニウム三水和物(324
.0g)を用いて、実施例12Cの上記のように、アルミン酸ナトリウム溶液を
調製し、次いで、室温に冷却することによって調製した。3.2の比のケイ酸ナ
トリウム(820.0g、SiO2/Na2O=3.2、62重量%の水)溶液を
、(1100.0g)脱イオン水を用いて希釈した。次いで、溶液A(2.4g
)を、このシリケート溶液に添加し、15分間十分に混合した。この溶液に対し
て、アルミン酸ナトリウム溶液を、30分間以上強く攪拌しながら添加し、次い
で、さらに15分均質化させた。次いで、この反応混合物を、3時間93.3℃
に加熱した。次いで、この内容物を濾別し、脱イオン水で洗浄し、12時間10
0℃で乾燥させ、そして分析した。この生成物は、X線回折によって決定された
ように純粋なゼオライトAから成り、そして1.0 Na2O:1 Al23
2.00 SiO2の化学組成を有した。
【0090】 (実施例12Fの合成) 実施例12Gを以下のように調製した。アルミン酸ナトリウム溶液を、(11
00.0g)脱イオン水中、試薬グレードの水酸化ナトリウムペレット(334
.0g)、酸化アルミニウム三水和物(324.0g)を用いて、実施例12C
の上記のように調製し、次いで、室温に冷却した。3.2の比のケイ酸ナトリウ
ム(814.0g、SiO2/Na2O=3.2、62重量%の水)溶液を、(1
100.0g)脱イオン水を用いて希釈した。次いで、溶液A(16.0g)を
、このシリケート溶液に添加し、15分間十分に混合した。この溶液に対して、
アルミン酸ナトリウム溶液を、30分間にわたって強く攪拌しながら添加し、次
いで、さらに15分均質化させた。次いで、この反応混合物を、3時間93.3
℃に加熱した。次いで、この内容物を濾別し、脱イオン水で洗浄し、12時間1
00℃で乾燥させ、そして分析した。この生成物は、X線回折によって決定され
たように純粋なゼオライトAから成り、そして1.0 Na2O:1 Al23
:2.00 SiO2の化学組成を有した。
【0091】 上記のサンプル全てを、400℃で4時間か焼させた。表12に示されるよう
に、性能のピークは、小さい粒径および小さい結晶サイズの組み合わせを有する
サンプルによって得られた。実施例5(ここで、実施例5は、相対的に低い濃度
のゼオライトおよび相対的に高い濃度の可塑剤を有する可撓性PVC処方物に関
し、そして、ゼオライト粒径は、安定性と明らかな相関を有さない)とは異なり
、本実施例は、CPVC処方物に関する。本実施例のCPVC処方物において、
添加されたゼオライトの量は、有意に大きく、そして可塑剤は存在しない。 (実施例13) 以下の実施例は、PVCカレンダー処方物(calendering for
mulation)に対するゼオライトの量の影響を示す。
【0092】 表13A. 非ゼオライト成分の処方
【0093】
【表13A】 表13Aに与えられた処方に対して、表13Bに示された量のゼオライトAを
、添加した。
【0094】 表13B. ゼオライト処方物および特性
【0095】
【表13B】 a3.8%LOIまで300℃で4時間乾燥させた。b 平衡より20%増加のトルクにおける概算された分解時間。c 平衡より25%増加のトルクにおける概算された分解時間。d DTS試験を、60gのサンプルを使用して、190℃かつ50RPMでHa
akeトルクレオメーターを用いて実施した。
【0096】 ゼオライトを乾燥させる必要があることが見出された。なぜなら、そのような
乾燥を伴わないと、例えば処方物が押し出し成形される場合、水の蒸発から生じ
る所望しない水分の泡が、1.2phrまたはそれより上のゼオライト濃度にお
いて押し出し成形された生成物に観察されたからである。
【0097】 (実施例14) 本実施例は、塩素化されたポリ塩化ビニル(CPVC)粉末化合物の動的熱安
定性の試験を示す。各試験について、3.44gのゼオライトサンプルを、20
0gのTempRite(登録商標)3114粉末CPVCパイプ押し出し成形
化合物に添加し、そして、食品加工ミキサーで15分間混合した。以前の実施例
のように、粉末CPVC化合物の熱安定性試験を、ASTM方法D2538−9
5に従う、動的熱安定性(DTS)の試験を用いて実施した。ここで、DTSの
性能を、平衡トルクが確立された後の迅速なCPVC分解およびトルク増加の点
に到達するのに必要とされる時間として規定する。本実施例についての動的熱安
定性の試験を、3分間事前に加熱した(1分間は10RPM、2分間は5RPM
)後に、70.5gのサンプルに対して195℃または205℃および35RP
MでHaakeレオメーターを用いて実施した。各試験を繰返し、そして報告さ
れる結果は、各化合物についての2回または3回の試験の平均である。
【0098】 表14. 処方物および特性
【0099】
【表14】 a50%蒸気の雰囲気下、1時間650℃でスチームか熱した。b 4.6Torrにおいて平衡水吸着。c X線回折によって測定された、開始結晶性と比較した結晶性。d 異例な結果 当該分野で周知のように、McBain−Bakr試験は、所定の圧力におけ
る蒸気の制御された雰囲気下、サンプルの平衡な重量増加を測定する工程を包含
する。本発明に関する試験について、4.6Torrの水蒸気圧を使用した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 コーマイアー, ウィリアム エドワード アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19446, ランスデイル, ホリス ロード 2044 (72)発明者 ロックレッジ, スコット ポッター アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19422, ブルー ベル, サンセット ドライブ 1077 (72)発明者 ワイパート, ロマン アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19403, イースト ノーリトン, ヘイズ ロー ド 3240 Fターム(参考) 4J002 AC091 BD041 BD051 BD081 BD151 BD181 DG047 DH037 DJ006 EE047 EH047 EJ017 EU077 EV027 EW067 EZ007 EZ017 FD036 FD037

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定化されたハロゲン化ポリマー組成物であって、該組成物
    は、ハロゲン化ポリマー樹脂および安定剤を含み、該安定剤は、式M2/nO.A
    23.ySiO2.wH2Oの合成結晶性アルミノシリケートを含み、ここで、
    Mは、電荷均衡カチオンであり、nは、Mの原子価でありかつ1または2であり
    、yは、SiO2のモル数でありかつ約1.8〜約15であり、そしてwは、1
    分子の該アルミノシリケートあたりの水和水のモル数であり、ここで、該アルミ
    ノシリケートは、約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズを有する
    、組成物。
  2. 【請求項2】 Mが、ナトリウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシ
    ウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラアリールアンモニウム、リチウム、
    NH4、Ag、Cd、Ba、Cu、Co、Sr、Ni、Fe、およびそれらの混
    合物からなる群より選択される、電荷均衡カチオンである、請求項1に記載の安
    定化されたハロゲン化ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 Mが、アルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群より
    選択される電荷均衡カチオンであり、ただし、Mが、ナトリウムおよびカリウム
    またはカルシウムを含むアルカリ金属およびアルカリ土類金属の混合物である場
    合、該カリウムおよびカルシウムの含量は、総アルカリ金属およびアルカリ土類
    金属含量の約35%未満である、請求項1に記載の安定化されたハロゲン化ポリ
    マー組成物。
  4. 【請求項4】 yが、約2〜約5の範囲であり、前記アルミノシリケートが
    、約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズおよび約0.1μm〜約
    10μmの範囲の平均粒径を有する、請求項1に記載の安定化されたハロゲン化
    ポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 前記アルミノシリケートが、約0.1μm〜約3μmの範囲
    の平均粒径を有する、請求項4に記載の安定化されたハロゲン化ポリマー組成物
  6. 【請求項6】 前記組成物が、CPVC処方物または硬質PVC処方物を含
    む、請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ハロゲン化ポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニル(PVC)
    、塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)、ポリクロロプレン(Neoprene)
    、アクリロニトリル−塩化ビニルコポリマー(Dynel)、ポリ塩化ビニル−
    酢酸ビニルコポリマー、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン−塩
    化ビニルコポリマー、およびポリフルオロ−クロロエチレンポリマーからなる群
    より選択される、請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記ハロゲン化ポリマー樹脂が、ハロゲン化ビニルポリマー
    樹脂を含む、請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記ハロゲン化ビニルポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニルまた
    は塩素化ポリ塩化ビニルから選択される、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記ポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニルである、請求項9に
    記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記ポリ塩化ビニルが、任意の従来の重合方法によって作
    製されて、20,000〜100,000の範囲の数平均分子量および41〜9
    8の範囲のフィッケンチャー K値を有する、請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記アルミノシリケートが、ゼオライトA、ゼオライトP
    、ゼオライトX、ゼオライトY、およびそれらの混合物からなる群より選択され
    るゼオライトである、請求項1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記アルミノシリケートが、ゼオライトAである、請求項
    12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記ゼオライトが、前記アルミノシリケートの約0.1重
    量%と約20重量%との間の水含量に脱水されている、請求項12に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 前記ゼオライトが、前記アルミノシリケートの約0.1重
    量%と約8重量%との間の水含量に脱水された、スチームか焼脱水ゼオライトを
    含む、請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記ゼオライトが、前記アルミノシリケートの約10重量
    %よりも大きい水含量に再水和しない、請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記ゼオライトが、約2.8〜約8オングストロームの範
    囲の平均孔直径を有する、請求項12に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記ゼオライトが、約3〜約300m2/gの範囲の外表
    面積を有する、請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記安定剤が、前記アルミノシリケートおよび1以上の共
    安定剤との組み合わせである、請求項1に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の組成物であって、前記共安定剤が、マ
    グネシウム、アンチモン、カドミウム、バリウム、スズ、カルシウム、亜鉛およ
    び鉛からなる群より選択される従来の有機金属錯体安定剤、種々の脂肪酸の多価
    エステル、β−ジケトン、有機ホスファイト、ヒンダードアミン、有機メルカプ
    タン、エポキシド化油、エポキシ化合物およびフェノールからなる群より選択さ
    れる従来の有機錯体安定剤、硫酸鉛(二塩基)、硫酸鉛(三塩基)および硫酸鉛
    (四塩基);亜リン酸鉛(二塩基);白鉛、ならびにそれらの混合物からなる群
    より選択される従来の無機錯体安定剤である、組成物。
  21. 【請求項21】 ハロゲン化ポリマー樹脂を安定化するための方法であって
    、該樹脂を、式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2Oの合成結晶性アルミノ
    シリケートを含む安定剤と混合する工程を包含し、ここで、Mは、ナトリウム、
    カリウム、マグネシウム、リチウム、亜鉛、カルシウム、テトラアルキルアンモ
    ニウム、テトラアリールアンモニウムおよびそれらの混合物から選択される電荷
    均衡カチオンであり、nは、Mの原子価でありかつ1または2であり、yは、S
    iO2のモル数でありかつ約1.85〜約10であり、そしてwは、1分子の該
    アルミノシリケートあたりの水和水のモル数であり、ただし、Mが、ナトリウム
    およびカリウムまたはカルシウムを含むアルカリ金属およびアルカリ土類金属の
    混合物である場合、該カリウムおよびカルシウムの含量は、総アルカリ金属およ
    びアルカリ土類金属含量の約35%よりも多くなく、ここで、該アルミノシリケ
    ートは、約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズを有する、方法。
  22. 【請求項22】 前記アルミノシリケートが、約0.1μm〜約10μmの
    範囲の平均粒径を有する、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 yが、約2〜約5の範囲である、請求項21に記載の方法
  24. 【請求項24】 前記ハロゲン化ポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニル(PVC
    )、塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)、ポリクロロプレン(Neoprene
    )、アクリロニトリル−塩化ビニルコポリマー(Dynel)、ポリ塩化ビニル
    −酢酸ビニルコポリマー、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン−
    塩化ビニルコポリマー、ポリフルオロ−クロロエチレンポリマー、およびそれら
    の組み合わせからなる群より選択されるメンバーを含む、請求項21に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 前記ハロゲン化ポリマー樹脂が、ハロゲン化ビニルポリマ
    ー樹脂である、請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ハロゲン化ビニルポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニルま
    たは塩素化ポリ塩化ビニルから選択される、請求項21に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ポリマー樹脂が、ポリ塩化ビニルである、請求項21
    に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ポリ塩化ビニルが、任意の従来の重合方法によって作
    製されて、約20,000〜約100,000の範囲の数平均分子量および約4
    1〜約98の範囲のフィッケンチャー K値を有する、請求項27に記載の方法
  29. 【請求項29】 前記アルミノシリケートが、ゼオライトA、ゼオライトP
    、ゼオライトX、ゼオライトY、およびそれらの混合物からなる群より選択され
    るゼオライトである、請求項21に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記アルミノシリケートが、ゼオライトAである、請求項
    29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記ゼオライトが、前記アルミノシリケートの約0.1重
    量%〜約20重量%の範囲内の水含量に脱水されている、請求項29に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 前記ゼオライトが、約2.8〜約8オングストロームの範
    囲の平均孔直径を有する、請求項29に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記ゼオライトが、約3〜約300m2/gの範囲の外表
    面積を有する、請求項29に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記安定剤が、前記アルミノシリケートおよび少なくとも
    1つの共安定剤との組み合わせである、請求項21に記載の方法。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の方法であって、前記共安定剤が、カド
    ミウム、マグネシウム、アンチモン、バリウム、スズ、カルシウム、亜鉛、鉛お
    よびそれらの混合物からなる群より選択される従来の有機金属錯体、種々の脂肪
    酸の多価エステル、β−ジケトン、有機ホスファイト、ヒンダードアミン、有機
    メルカプタン、およびフェノールからなる群より選択される従来の有機錯体、硫
    酸鉛(二塩基)、硫酸鉛(三塩基)および硫酸鉛(四塩基);亜リン酸鉛(二塩
    基)、および白鉛、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される従来の無
    機錯体である、方法。
  36. 【請求項36】 前記混合する工程が、前記樹脂の重合前、重合の間または
    重合後に行う、請求項21に記載の方法。
  37. 【請求項37】 式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2Oを有する合成
    結晶性アルミノシリケートであって、Mは、電荷均衡カチオンであり、nは、M
    の原子価でありかつ1または2であり、yは、SiO2のモル数でありかつ約1
    .8〜約3.5であり、そしてwは、1分子の該アルミノシリケートあたりの水
    和水のモル数であり、ここで、該アルミノシリケートは、約0.01μm〜約1
    μmの範囲の平均微結晶サイズおよび約0.5μm〜約3μmの範囲の粒径を有
    する、合成結晶性アルミノシリケート。
  38. 【請求項38】 ゼオライトAを含む、請求項37に記載のアルミノシリケ
    ート。
  39. 【請求項39】 前記アルミノシリケートの約0.1重量%と約20重量%
    との間の水含量をさらに含む、請求項37に記載のアルミノシリケート。
  40. 【請求項40】 前記アルミノシリケートが、該アルミノシリケートの約0
    .1重量%と約8重量%との間の水含量に脱水された、スチームか焼脱水アルミ
    ノシリケートである、請求項39に記載のアルミノシリケート。
  41. 【請求項41】 前記スチームか焼脱水アルミノシリケートが、前記アルミ
    ノシリケートの約10重量%よりも大きい水含量に再水和しない、請求項40に
    記載のアルミノシリケート。
  42. 【請求項42】 前記スチームか焼脱水アルミノシリケートが、スチームか
    焼前のアルミノシリケートの開始結晶化度の少なくとも約50%の結晶化度を有
    する、請求項40に記載のアルミノシリケート。
  43. 【請求項43】 式M2/nO.Al23.ySiO2.wH2Oの合成結晶性
    アルミノシリケートを作製するためのプロセスであって、Mは、電荷均衡カチオ
    ンであり、nは、Mの原子価でありかつ1または2であり、yは、SiO2のモ
    ル数でありかつ1.8〜3.5であり、そしてwは、1分子の該アルミノシリケ
    ートあたりの水和水のモル数であり、改良点として、以下: (a)約0.01μm〜約1μmの範囲の平均微結晶サイズおよび約0.5ミ
    クロン〜約3ミクロンの範囲の粒径を有する、該合成結晶性アルミノシリケート
    を形成する工程;および (b)少なくとも50%の開始結晶化度を維持しながら、該アルミノシリケー
    トの0.1重量%と約8重量%との間の水含量に該アルミノシリケートをスチー
    ムか焼する工程であって、その結果、生じる脱水アルミノシリケートが、該アル
    ミノシリケートの約10重量%より大きい水含量に再水和しない、工程 を包含する、プロセス。
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